JP6710470B2 - Vehicle fixing system and method of assembling vehicle fixing system - Google Patents
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Description
この発明は、自動車を固定するための車両固定システムに関するものであり、例えば、シャシーダイナモメータ上に載置された車両を固定する際に使用する車両固定システムに関する。 The present invention relates to a vehicle fixing system for fixing an automobile, for example, a vehicle fixing system used when fixing a vehicle mounted on a chassis dynamometer.
シャシーダイナモメータは、自動車の走行に関する試験を行う際に用いられている。また、当該試験を行う際には、シャシーダイナモメータに対して自動車を固定すべく、自動車の車軸を保持する機構を有する車両固定システムが必要となる。従来、車両固定システムとして例えば特許文献1で開示された車両拘束装置がある。
Chassis dynamometers are used in conducting tests on the running of automobiles. Further, when carrying out the test, a vehicle fixing system having a mechanism for holding the axle of the vehicle is required to fix the vehicle to the chassis dynamometer. Conventionally, as a vehicle fixing system, there is a vehicle restraint device disclosed in
特許文献1で開示された車両拘束装置に代表される従来の車両固定システムは、自動車の車輪に固定される軸受装置と、床面に設けられる固定部と、上記軸受装置と上記固定部との間に配設される所定長のロッド部とを主要部として含み、上記ロッド部の一方端が上記軸受装置に連結され、上記ロッド部の他方端が上記固定部に連結される態様が一般的であった。
A conventional vehicle fixing system represented by the vehicle restraint device disclosed in
従来、ロッド部と軸受装置との連結、ロッド部と固定部との連結は、金属同士が接触する態様の球面軸受け等のすべり軸受けを介して行うのが一般的であった。 Conventionally, the connection between the rod portion and the bearing device, and the connection between the rod portion and the fixed portion have generally been performed through a sliding bearing such as a spherical bearing in which metals are in contact with each other.
すべり軸受けは自由度が高く、例えば、球面軸受けの場合、軸受装置及び固定部それぞれに対し、ロッド部は球面軸受けの半球形状に沿って自由に動くことが可能である。このため、従来の車両固定システムは、自動車の走行に関する試験時に自動車の加速・減速等の外力によって軸受装置が振動してしまい、シャシーダイナモメータに対して自動車を安定して固定できないという問題点があった。 The sliding bearing has a high degree of freedom. For example, in the case of a spherical bearing, the rod portion can freely move along the hemispherical shape of the spherical bearing with respect to each of the bearing device and the fixed portion. Therefore, the conventional vehicle fixing system has a problem in that the bearing device vibrates due to an external force such as acceleration/deceleration of the vehicle during a test regarding running of the vehicle, and the vehicle cannot be stably fixed to the chassis dynamometer. there were.
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、シャシーダイナモメータに対して自動車を安定して固定できる、車両固定システムを得ることを目的とする。 The present invention has been made to solve the above problems, and an object thereof is to obtain a vehicle fixing system capable of stably fixing an automobile to a chassis dynamometer.
この発明に係る請求項1記載の車両固定システムは、自動車の車輪の中心に固定される軸受装置と、床面に設けられる固定部と、前記軸受装置と前記固定部との間に配設される所定長のロッド部とを備え、前記ロッド部の一方端が前記軸受装置に連結され、前記ロッド部の他方端が前記固定部に連結され、前記軸受装置と前記ロッド部の一方端との軸受連結は軸受用ラバーブッシュ構造体を介して行われ、前記固定部と前記ロッド部の他方端との固定部連結は固定部用ラバーブッシュ構造体を介して行われ、前記軸受用ラバーブッシュ構造体及び前記固定部用ラバーブッシュ構造体はそれぞれ、内筒と、前記内筒の外周に沿って設けられる外筒と、前記内筒の外周面と前記外筒の内周面との間に設けられる弾性部材とを備え、前記軸受連結は前記ロッド部の一方端側に設けられる第1の回転軸を前記軸受用ラバーブッシュ構造体の前記内筒内に挿入して行う連結を含み、前記固定部連結は前記ロッド部の他方端側に設けられる第2の回転軸を前記固定部用ラバーブッシュ構造体の前記内筒内へ挿入して行う連結を含み、前記軸受用ラバーブッシュ構造体及び前記固定部用ラバーブッシュ構造体はそれぞれ、前記第1の回転軸を中心とした第1の回転動作、及び前記第2の回転軸を中心とした第2の回転動作を無効化する回転不能状態に設定される。
A vehicle fixing system according to
請求項1記載の本願発明の車両固定システムは、軸受装置とロッド部の一方端との軸受連結を回転不能状態の軸受用ラバーブッシュ構造体を介して行い、固定部とロッド部の他方端との固定部連結を回転不能状態の固定部用ラバーブッシュ構造体を介して行っている。
In the vehicle fixing system according to the present invention as set forth in
このため、請求項1記載の本願発明の車両固定システムは、軸受用連結及び固定部連結によって、軸受用ラバーブッシュ構造体及び固定部用ラバーブッシュ構造体それぞれの弾性部材の弾性の範囲が動作範囲として制限される安定性の高い固定状態を維持することができる。
Therefore, in the vehicle fixing system of the present invention according to
その結果、請求項1記載の本願発明は、軸受用ラバーブッシュ構造体及び固定部用ラバーブッシュ構造体によって、自動車の推力や横ぶれ、車輪の駆動等の外力による軸受装置の振動を効果的に抑制し、自動車を安定性良く固定することができる。
As a result, the present invention according to
<実施の形態>
図1は、この発明の実施の形態に係る車両固定システムにより、自動車2がシャシーダイナモメータに固定されている様子を示す説明図である。ここで、図1(a) は、自動車2が固定されている様子を示す上面図であり、図1(b) は、自動車2が固定されている様子を示す側面図である。
<Embodiment>
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a state in which a
図1に示すように、床面となるピットカバー1から、4箇所においてローラ7が露出している。そして、各ローラ7において、自動車2の車輪8が各々載置される。また、図1には、自動車2を固定する車両固定システムが図示されている。ここで、車両固定システムは、自動車2に配設されている各車輪(計4箇所)に対して、配設されている。
As shown in FIG. 1, the
車両固定システムは、軸受装置11、ロッド部12および固定部13を主要部として構成されている。より具体的には、各車輪に対して配設されている車両固定システムは、一つの軸受装置11、一対のロッド部12(第1及び第2のロッド部)、及び一対の固定部13(第1及び第2の固定部)により、構成されている。
The vehicle fixing system mainly includes a
なお、図1の構成例では、ピットカバー1において、音測定用のマイク5も配設されている。次に、本実施の形態に係る車両固定システムの構成について、具体的に説明する。
In the configuration example of FIG. 1, the
図2は、一つの車輪8と当該車輪8に配設された車両固定システムとを含む構成を、横方向から眺めた拡大側面を模式的に示す説明図である。また、図3は、図2のA−A断面における拡大断面を示す説明図である。
FIG. 2 is an explanatory diagram schematically showing an enlarged side view of a configuration including one
ここで、各車輪8に配設される車両固定システムの構成は同じである。以下では、図2,図3を参照して、一つの車輪8に着目して、車両固定システムの構成を説明する。また、図2,図3では図面簡略化のために、自動車2の本体部の図示を省略している。なお、図2では、図3において車輪8が載置されているローラ7が、視認できない。
Here, the configuration of the vehicle fixing system arranged on each
自動車2を固定するために、上述したように、一つの車輪8には、一つの軸受装置11と一対のロッド部12(第1及び第2のロッド部)と一対の固定部13(第1及び第2の固定部)により構成される車両固定システムが配設される(図2参照)。
In order to fix the
図2及び図3に示すように、自動車2の車輪8の中心部に設けられるタイヤハブには、軸受装置11が固定されている。また、床面となるピットカバー1には、固定部13が固定されている。そして、軸受装置11と固定部13との間には、ロッド部12が配設されている。ここで、一つの軸受装置11に対して、一対の固定部13及び一対のロッド部12が配設されており、図2において、車輪8の中心(タイヤハブが配設されている位置)を軸として、車両固定システムは、左右対称の構成となっている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
なお、図2及び図3は車両固定システムを構成する軸受装置11、ロッド部12及び固定部13をそれぞれ簡略化して模式的に示しており、後に詳述する軸受装置11、ロッド部12及び固定部13の構造とは必ずしも一致しない。また、図2,図3では図示を省略しているが、後に詳述するように、一つの軸受装置11には、一対のヒンジブロック30Jが配設されている。
2 and 3 schematically show the bearing
したがって、一方のヒンジブロック30Jと一方の固定部13(第1の固定部)との間に、一方のロッド部12(第1のロッド部)が接続されており、他方のヒンジブロック30Jと他方の固定部13(第2の固定部)との間に、他方のロッド部12(第2のロッド部)が接続されている。また、タイヤハブから一方の固定部13までの自動車2の前後方向の距離と、タイヤハブから他方の固定部13までの自動車2の前後方向の距離とは、同じである。また、図3において、車輪8から一方の固定部13までの自動車2の側面方向距離と、車輪8から他方の固定部13までの自動車2の側面方向の距離とは、同じである。よって、図2において、一方のロッド部12の長さと他方のロッド部12の長さとは、同じになり、それぞれ所定長を有する。
Therefore, one rod portion 12 (first rod portion) is connected between the one
図4〜図16は車輪8への車両固定システムの組立方法における取り付け処理手順を示す説明図である。以下、図4〜図16を参照して、車輪8への本実施の形態の車両固定システムの組立処理内容を説明する。
FIG. 4 to FIG. 16 are explanatory views showing an attachment processing procedure in the method of assembling the vehicle fixing system to the
図4は車輪8への延長ホイールナット82の接続処理を示す説明図である。図4にXYZ直交座標系を示している。図4に示すように、同図(a) で示す車輪8に設けられた複数のスタッドボルト81それぞれの先端領域に延長ホイールナット82を取り付け、同図(b) に示すように、スタッドボルト81及び延長ホイールナット82からなる取り付け構造を得る。この際、複数のスタッドボルト81に1対1に対応して複数の延長ホイールナット82が取り付けられる。なお、スタッドボルト81の本数としては円状に4本〜6本設けられる構成が考えられる。以下では、4本のスタッドボルト81が車輪8に設けられていると仮定して説明する。
FIG. 4 is an explanatory view showing a process of connecting the
図5は延長ホイールナット82へのアダプタ51の取り付け処理を示す説明図である。図5にXYZ直交座標系を示している。同図(a) では上面図、同図(b) はアダプタ51の斜視図を示している。同図(b) に示すように、アダプタ51は円盤状を呈しており、中央の開口部53を中心として円状に沿って離散的に4つの開口部52が設けられている。
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a process of attaching the
そして、図5(a) に示すように、アダプタ51の4つの開口部52(3つのみ図示)に4本の延長ホイールナット82(3本のみ図示)の先端部を貫通させて、延長ホイールナット82にアダプタ51を取り付ける。なお、アダプタ51は試験車となる自動車2の形態によって適宜交換可能である。
Then, as shown in FIG. 5(a), the tip ends of the four extension wheel nuts 82 (only three are shown) are passed through the four openings 52 (only three are shown) of the
図6は延長ホイールナット82へのシャフト部60の取り付け処理を示す説明図である。図6にXYZ直交座標系を示している。同図(a) では上面図、同図(b) はシャフト部60の斜視図を示している。
FIG. 6 is an explanatory diagram showing a process of attaching the
図6に示すように、シャフト部60は底板61及び軸部63を主要構成として有している。底板61は同図(b) に示すように円盤状に設けられ、円状に沿って8個の開口部62が形成されている。
As shown in FIG. 6, the
軸部63は連続的に設けられる円柱土台部63a、円錐台部63b及び主要軸部63cから構成され、円柱土台部63aは底板61の中央部上に設けられ、円錐台部63bは円柱土台部63a上に設けられ、第1端(図中+Y側の端部)から第2端(図中−Y側の端部)にかけてテーパー状に先細りする円錐状の補助軸部として機能する。円柱状の主要軸部63cは円錐台部63bの第2端(−Y側)に連結して設けられる。そして、主要軸部63cの先端領域にナット78用のねじ切り領域64が設けられる。
The shaft portion 63 is composed of a
図6(a) に示すように、シャフト部60の底板61の8つの開口部うちの4つの開口部62に対応する4本の延長ホイールナット82の先端部を貫通させて、延長ホイールナット82にアダプタ51に加えて、シャフト部60を取り付ける。その後、アダプタ51及び底板61から突出した延長ホイールナット82の先端部分をナット83で締め付け、車輪8に対するアダプタ51及びシャフト部60の取り付けを完了する。なお、シャフト部60の底板61に8個の開口部62を設けたが、他に4個兼6個用、5個用に開口部62を設ける対応も考えられる。
As shown in FIG. 6(a), the
図7はシャフト部60と軸受けユニット70との取り付け処理を示す説明図である。図7にXYZ直交座標系を示している。同図(a) では上面図、同図(b) は軸受けユニット70の斜視図を示している。
FIG. 7 is an explanatory diagram showing a mounting process of the
図7に示すように、軸受けユニット70は−Y側の底面から内部にベアリング部71が設けられ、底面においてベアリング部71を中心として3箇所に突起部72が設けられる。また、軸受けユニット70は、X方向に対向する2つの側面部70S(一方のみ図示)の中央部に取付凹部73、取付凹部73の上方(+Z方向)及び下方(−Z方向)に一対の補助凹部74,74を設けている。
As shown in FIG. 7, the bearing
そして、図7(a) に示すように、軸受けユニット70はシャフト部60の円錐台部63b及び主要軸部63cの一部(先端のねじ切り領域64を除く部分)の組み合わせ構造に合致する形状のシャフト部収納空間75を有している。したがって、ねじ切り領域64の一部を底面から突出させつつ、シャフト部60の円錐台部63b及び主要軸部63cをシャフト部収納空間75内に挿入することにより、シャフト部収納空間75内に軸受けユニット70の一部(円錐台部63b及び主要軸部63cの一部)を収納した状態でシャフト部60と軸受けユニット70とを取り付けることができる。
Then, as shown in FIG. 7(a), the bearing
その後、軸受けユニット70から突出したねじ切り領域64にナット78で締め付けることにより、軸受けユニット70のベアリング部71にて軸部63(特に主要軸部63c)を回転軸としたシャフト部60の回転動作を可能して、シャフト部60と軸受けユニット70とを固定する。
After that, by tightening the
なお、軸受けユニット70のシャフト部60への取り付け時において、補助軸部である円錐台部63bのテーパー状の外面とシャフト部収納空間75の空間形成面との間に比較的強い摩擦力が働くため、軸受けユニット70とシャフト部60とを安定性良く固定することができる。
When the bearing
また、シャフト部60の軸受けユニット70への取り付け固定後、ねじ切り領域64からナット78を外し、補助軸部である円錐台部63bと主要軸部63cの一部とをシャフト部収納空間75から取り出すことにより、軸受けユニット70からシャフト部60を取り外すことが可能となる。
Further, after the
このように、シャフト部60は、シャフト部60の円錐台部63b及び主要軸部63cの一部のシャフト部収納空間75への挿入、及び、円錐台部63b及び主要軸部63cの一部のシャフト部収納空間75からの取り出しによって、軸受けユニット70に対し着脱可能となっている。
As described above, the
図8は軸受けユニット70へのカバー79の取り付け処理を示す説明図である。図8にXYZ直交座標系を示している。同図(a) では上面図、同図(b) はカバー79の斜視図を示している。
FIG. 8 is an explanatory diagram showing a process of attaching the
カバー79の周辺に沿って等間隔に設けられた3つの周辺開口部79kに、軸受けユニット70の底面に設けられた3つの突起部72(図7(b) 参照)を貫通させ、その後、図示しないナット等で固定することにより、軸受けユニット70の底面にカバー79を取り付け、軸受けユニット70の底面から突出したねじ切り領域64及びナット78を覆うことができる。
Three protrusions 72 (see FIG. 7(b)) provided on the bottom surface of the bearing
その結果、シャフト部60、軸受けユニット70及びカバー79の組み合わせ構造による軸受装置11が完成する。
As a result, the bearing
図9及び図10はヒンジブロック30Jの軸受装置11への取り付け処理を示す説明図である。同図(a) では上面図、同図(b) 及び(c) はそれぞれヒンジブロック30の斜視図を示している。図10は側面図を示しており、図9及び図10にZYZ座標系を示している。
9 and 10 are explanatory views showing a process of attaching the
図9(a) に示すように、軸受けユニット70の両側面部70Sに軸受用の一対のヒンジブロック30Jが取り付けられる。一対のヒンジブロック30Jは完全同一形態であるため、以下では、図9(a) の右側の側面部70Sに取り付けられたヒンジブロック30Jを代表させて説明する。
As shown in FIG. 9A, a pair of
ヒンジブロック30Jは、平板部31と平板部31上に一体的に設けられた外枠体36と外枠体36内の円柱形状の収納領域内に固定した状態で収納されたラバーブッシュ構造体40Jとを主要構成部として有している。ラバーブッシュ構造体40Jは軸受用ラバーブッシュ構造体として機能する。
The
平板部31は底面の中央部に突出部33が設けられ、突出部33の上下(±Z方向)にそれぞれ所定の幅を有し、互いに対向した円弧状の一対の長穴部34が設けられる。
The
そして、図10に示すように、平板部31の突出部33が側面部70Sの取付凹部73に嵌め合わされるように、側面部70S上にヒンジブロック30Jを取り付けることにより、側面部70S上において平板部31が突出部33を中心とした略垂直方向に沿った回転動作を可能にしている。このように、ヒンジブロック30Jは略垂直方向に沿った回転動作が可能である。
Then, as shown in FIG. 10, the
なお、図10に示すように、軸受けユニット70の側面部70Sは垂直方向(Z方向)に対して少し傾きを持たせて設けられているが、側面部70Sを垂直方向に沿って設けた場合とほぼ同様に略垂直方向に沿った回転動作が可能であるため、以降、説明の都合上、側面部70Sが垂直方向に沿って設けられ、ヒンジブロック30Jが垂直方向に沿った回転動作が可能として説明する。
As shown in FIG. 10, the
また、ヒンジブロック30Jの突出部33が側面部70Sの取付凹部73に嵌め込まれると、図10に示すように、側面部70S上において一対の補助凹部74と一対の長穴部34とが重複するように位置関係となる。したがって、平板部31の上面から長穴部34を貫通して補助凹部74に固定される図示しないボルトを設けることにより、突出部33を中心とした垂直方向の回転動作を補助凹部74に固定されるボルトによって長穴部34の形成領域の範囲で規制することができる。
When the
図11はラバーブッシュ構造体40Jの断面構造を示す説明図である。同図(a) は図9のXY平面に沿った断面構造であり、同図(b)は同図(a) のB−B断面を示している。図11に示すように、ラバーブッシュ構造体40Jは、内筒41、外筒42及び弾性部材43を主要構成部として含んでいる。
FIG. 11 is an explanatory diagram showing a sectional structure of the
内筒41は内部にピン収納空間48を有し、外筒42は内筒41の外周に沿って、その内周面と内筒41の外周面との間に弾性部材43の弾性収納空間を有して設けられる。弾性部材43は内筒41の外周面と外筒42の内周面との間の上記弾性部材収納空間に設けられる。図11では弾性部材43として上記弾性部材収納空間に充填して設けられるゴムを示している。
The
なお、弾性部材43としては上述したゴムに限定されず、弾性機能を有する部材であれば良い。例えば、ゴム以外に中央に開口部を有する円盤状の板バネが考えられる。具体的には板バネの開口部に内筒41を貫通させ、かつ、板バネの外周領域が外筒42の内周面に接する態様で、上記弾性部材収納空間に板バネを収納する態様が考えられる。また、他に内筒41の外周面から外筒42の内周面にかけて複数のバネを放射状に設ける、バネの集合体を弾性部材43として設ける態様が考えられる。
The
このような構造のラバーブッシュ構造体40Jにおいて、取り付け治具のピン等の回転軸をピン収納空間48内に貫通させ、当該回転軸を介してラバーブッシュ構造体40Jと取り付け治具とを取り付けることにより、取り付け治具は回転軸を回転中心とした回転動作P1が可能となる。
In the
ラバーブッシュ構造体40Jは回転許容状態と回転不能状態との2つの状態に設定可能であり、回転動作P1は、ラバーブッシュ構造体40Jが回転許容状態であるときのみ可能であり、ラバーブッシュ構造体40Jが回転不能状態に設定されると回転動作P1は実質的に無効化され、弾性部材43の弾性範囲内に制限される。
The
図12〜図14は軸受装置11とロッド部12との取り付け処理を示す説明図である。同図(a) では上面図、同図(b) はロッド部12の構成を示す斜視図を示している。図13は図12(a) のYZ平面に沿ったヒンジブロック30J近傍の断面構造を示す断面図である。図14はヒンジブロック30Jに対するロッド部12の取り付け状態を示す斜視図である。図12(a) 、図13及び図14にはXYZ直交座標系を示している。
12 to 14 are explanatory views showing a mounting process of the bearing
図12(b) に示すように、ロッド部12は本体部12A、一方取付部12B(一方端)及び他方取付部12C(他方端)を主要構成部として有しており、一方端である一方取付部12Bから他方端の他方取付部12Cにかけて長手方向に所定長の長さで形成される。なお、ロッド部12は、ターンバックル方式(右ネジ、左ネジの組み合わせ)で構成することにより、精度良く長さ調整が行えるように構成しても良い。
As shown in FIG. 12(b), the
図12(b) に示すように、一方取付部12Bは断面視コの字状を呈し、コの字状の上下部分を構成する対向面であるヒンジ面に第1の挿入方向に沿ってピン37が挿入可能な一対のピン挿入開口部18B,18Bを設けている。同様に、他方取付部12Cは断面視コの字状を呈し、コの字状の上下部分を構成する対向面であるヒンジ面に第2の挿入方向に沿ってピン37が挿入可能な一対のピン挿入開口部18C,18Cを設けている。なお、第1の挿入方向と第2の挿入方向との位置関係は任意であるが、図12(b) に示すように互いに垂直な位置関係が望ましい。
As shown in FIG. 12(b), the one mounting
ロッド部12,ラバーブッシュ構造体40J間において、図12(a) で示すXY平面で平面視して一方取付部12Bの一対のピン挿入開口部18B,18Bとラバーブッシュ構造体40Jの内筒41のピン収納空間48とを一致させた状態で、図13及び図14に示すように、ピン挿入開口部18B,18B及びピン収納空間48を貫通させてピン37を挿入し、一方取付部12Bから突出したピン37の先端部をナット38で締め付けてピン37を固定する。
Between the
その結果、ロッド部12の一方取付部12Bがラバーブッシュ構造体40Jに取り付けられ、ラバーブッシュ構造体40Jを有するヒンジブロック30Jを介して、軸受装置11(シャフト部60+軸受けユニット70+カバー79)とロッド部12との軸受連結を行うことができる。このように、上記軸受連結はロッド部12の一方取付部12Bに設けたピン37(第1の回転軸)をラバーブッシュ構造体40Jの内筒41内を挿入して行う連結となる。
As a result, the one
この際、ナット38によるピン37の締め付け内容は、ピン37を第1の回転軸としてロッド部12の回転を許容する回転許容状態に設定される。
At this time, the content of tightening the
したがって、ロッド部12は一方取付部12Bのピン37を第1の回転軸として第1の回転方向である水平方向(XY平面上)に沿った方向で自由に第1の回転動作が可能となる。
Therefore, the
このように、ロッド部12が第1の回転動作を行える状態である回転許容状態にラバーブッシュ構造体40Jを設定して、ラバーブッシュ構造体40Jを介してロッド部12を軸受装置11に連結する処理である仮軸受連結処理が実行される。なお、仮軸受連結処理は一対のロッド部12それぞれに対して同じ内容で行われる。
In this way, the
そして、軸受装置11とロッド部12の水平方向に沿った第1の取り付け角度を目標角度に位置決めする。図12(a) で示す例では、軸受装置11の中心部からの中心水平線CLを基準として30゜を目標角度としている。このように、図12(a) の右側(+X側)の一方のロッド部12は中心水平線CLからの右へ30゜の角度が目標角度となり、図12(a) の左側(−X側)の他方のロッド部12は中心水平線CLからの左に30゜の角度が目標角度となり、一方及び他方のロッド部12それぞれにおいて、目標角度になるように第1の取り付け角度が位置決めされる。したがって、位置決め後において、一方のロッド部12と他方のロッド部12との間に60゜の角度が設けられる。なお、一対のロッド部12にそれぞれの目標角度は対応する固定部13の水平方向の位置関係に基づき設定される。なお、上述した30゜,60゜等は目標角度の一例である。
Then, the first mounting angle of the bearing
このように、ヒンジブロック30Jにおいて外筒42と外枠体36とは一体的に固定されており、ラバーブッシュ構造体40Jが回転許容状態の時、回転動作P1が許容されるため、ラバーブッシュ構造体40Jを介して軸受装置11とロッド部12とを適切な目標角度で組み立てることができる。
As described above, the
一対のロッド部12(一方及び他方のロッド部12)の第1の取り付け角度を目標角度にそれぞれ位置決めした後、一対のラバーブッシュ構造体40Jそれぞれにおいて、ナット38によるピン37の締め付け内容をより強固にし、ピン37を第1の回転軸としたロッド部12の第1の回転動作を無効化する回転不能状態に設定する。
After the first attachment angles of the pair of rod portions 12 (one and the other rod portion 12) are respectively positioned at the target angles, the content of tightening the
このように、一対のロッド部12の第1の回転動作が無効化される回転不能状態に一対のラバーブッシュ構造体40Jを設定して、一対のラバーブッシュ構造体40Jを介した軸受装置11への連結状態を固定する本軸受連結処理が実行される。この本軸受連結処理の実行によって、一対のロッド部12と軸受装置11との一対のラバーブッシュ構造体40Jを介した軸受連結が完了する。
In this way, the pair of
その結果、軸受連結の完了後、すなわち、第1の取り付け角度を目標角度に位置決めした後、一対のロッド部12の水平方向に沿った第1の回転動作が誤って行われることを確実に抑制することができる。したがって、本軸受連結処理後は、一対のロッド部12それぞれにおいて水平方向に沿った第1の取り付け角度を目標角度に位置決めした状態が確実に維持される。以下、この点を詳述する。
As a result, after the completion of the bearing coupling, that is, after the first mounting angle is positioned at the target angle, it is possible to reliably prevent the first rotation operation of the pair of
ラバーブッシュ構造体40Jを回転不能状態に設定することにより、基準位置からずれた際に弾性部材43の弾性で復元力を生じ、振動の抑制と基準位置に戻ろうとする力が生じる。したがって、ラバーブッシュ構造体40Jを回転許容状態に設定して仮軸受連結処理を行い、ラバーブッシュ構造体40Jを回転不能状態にして本軸受連結処理を行うことにより、多種多様な自動車2に対し、短時間で容易に適切な目標角度で、軸受装置11とロッド部12との軸受連結を行うことができる。
By setting the
上述した軸受連結が完了すると、突出部33を回転軸としてヒンジブロック30Jを垂直方向に回転させ、図14に示す降下方向RDに沿って一対のロッド部12を下方に向けて降下させ、他方取付部12Cがピットカバー1上に到達するようにする。
When the bearing coupling described above is completed, the
図15及び図16は固定部13側のラバーブッシュ構造体40K(固定部用ラバーブッシュ構造体)へのロッド部12の取り付け処理を示す説明図である。図15において、同図(a) では側面図、同図(b) は上面図を示している。図16はヒンジブロック30Kのロッド部12の取り付け状態を示す斜視図である。図15にはXYZ直交座標系を示している。
15 and 16 are explanatory views showing a process of attaching the
ヒンジブロック30Kはヒンジブロック30Jと同一構造であり、ラバーブッシュ構造体40Jと同一構造のラバーブッシュ構造体40Kを有している。したがって、ヒンジブロック30K及びラバーブッシュ構造体40Kそれぞれの構造についての説明は適宜省略する。
The
図15(a) に示すように、ピットカバー1に固定された固定部13の上部に設けられた水平板13H上に、ラバーブッシュ構造体40Kを有するヒンジブロック30Kが設けられる。水平板13Hは軸受けユニット70の側面部70Sと同様に、取付凹部73に相当する取付凹部93、一対の補助凹部74に相当する一対の補助凹部94が設けられている。なお、取付凹部93及び補助凹部94は図15では共に図示していない。
As shown in FIG. 15(a), a
したがって、ヒンジブロック30Kの平板部31の突出部33が水平板13Hの取付凹部93に嵌め合わされるように、水平板13H上にヒンジブロック30Kを取り付けることにより、水平板13H上においてヒンジブロック30Kの平板部31が突出部33を中心とした水平方向(XY平面)に沿った回転動作を可能にしている。このように、ヒンジブロック30Kは水平方向に沿った回転動作が可能である。
Therefore, by mounting the
また、ヒンジブロック30Kの突出部33が水平板13Hの取付凹部93に嵌め込まれると、水平板13H上において、平面視して一対の補助凹部94と一対の長穴部34とが重複するように位置関係となる。したがって、平板部31の上面から長穴部34を貫通して補助凹部94に固定される図示しないボルトを設けることにより、突出部33を中心とした垂直方向の回転動作を補助凹部94に固定されるボルトによって長穴部34の形成領域の範囲で規制することができる。
When the
上述した軸受連結によって一対のロッド部12の水平方向における第1の取付角度が目標角度を満足しているため、一対のロッド部12を下方に向けてピットカバー1上に降下させることにより、ロッド部12の他方取付部12Cと。固定部13上に設けられたヒンジブロック30Kのラバーブッシュ構造体40Kとは、固定部連結が可能な位置関係を満足する。
Since the first mounting angle of the pair of
そこで、ヒンジブロック30Kを水平方向に回転させ、ヒンジブロック30K内のラバーブッシュ構造体40Kとロッド部12の他方取付部12Cとの位置関係を最適な位置関係となるように微調整した後、ラバーブッシュ構造体40Jと一方取付部12Bとの仮軸受連結処理と同様にして、ラバーブッシュ構造体40Kと他方取付部12Cとの仮固定部連結処理を実行する。
Therefore, the
すなわち、他方取付部12Cのピン挿入開口部18C,18C及びラバーブッシュ構造体40Kのピン収納空間48を貫通させてピン37を挿入し、ピン37の先端部をナット38で締め付けてピン37を固定する。
That is, the
その結果、ロッド部12の他方取付部12Cがラバーブッシュ構造体40Kに取り付けられ、ヒンジブロック30K(ラバーブッシュ構造体40K)を介して、固定部13とロッド部12との固定部連結を行うことができる。なお、固定部連結は一対のロッド部12及び一対の固定部13との間にそれぞれ上述したように行われる。このように、上記固定部連結はロッド部12の他方取付部12Cに設けたピン37(第2の回転軸)をラバーブッシュ構造体40Kの内筒41内を挿入して行う連結となる。
As a result, the other attachment portion 12C of the
この際、ナット38によるピン37の締め付け内容は、ピン37を第2の回転軸としてロッド部12が回転可能な回転許容状態とする。
At this time, the content of tightening the
したがって、ロッド部12は他方取付部12Cのピン37を第2の回転軸として第2の回転方向である垂直方向に沿った方向での第2の回転動作が可能となる。
Therefore, the
このように、一対のロッド部12が第2の回転動作を行える状態にして、一対のラバーブッシュ構造体40Kを介して一対のロッド部12を一対の固定部13に連結する処理である仮固定部連結処理が実行される。
In this way, the pair of
その後、固定部13とロッド部12の垂直方向に沿った第2の取り付け角度(水平面となるピットカバー1と角度)が所定の設定角度に位置決めされていることを確認する。なお、所定の設定角度は一対の固定部13と軸受装置11との垂直方向における位置関係によって予め設定されている。
After that, it is confirmed that the second attachment angle (angle with the
固定部13にロッド部12の第2の取り付け角度が所定の設定角度に位置決めされていることを確認した後、ラバーブッシュ構造体40Kにおいてナット38によるピン37の締め付け内容をより強固にし、ピン37を第2の回転軸としたロッド部12の第2の回転動作を無効化する回転不能状態に設定する。
After confirming that the second mounting angle of the
このように、一対のロッド部12における第2の回転動作を無効化して、一対のラバーブッシュ構造体40Kを回転不能状態に設定することにより、一対のラバーブッシュ構造体40Kを介した一対のロッド部12の一対の固定部13への連結処理である本固定部連結処理が実行される。本固定部連結処理の実行によって、一対のロッド部12と一対の固定部13との一対のラバーブッシュ構造体40Kを介した固定部連結が完了する。
In this way, by disabling the second rotation operation of the pair of
その結果、固定部連結の完了後、すなわち、第2の取り付け角度が所定の設定角度となっていることを確認した後、一対のロッド部12の垂直方向に沿った第2の回転動作が誤って行われることを確実に抑制することができる。したがって、本固定部連結処理後は、一対のロッド部12それぞれにおいて垂直方向に沿った第2の取り付け角度が所定の設定角度を満足する状態が確実に維持される。
As a result, the second rotation operation of the pair of
なお、ピットカバー1にレールを設置し、初期状態時に当該レールに沿って固定部13がスライド(移動)できるように、ピットカバー1に対して固定させている変形態様も考えられる。この変形態様の場合、上記固定部連結が完了するまでは固定部13をスライド可能な初期状態にしておき、上記固定部連結の完了後にレールの下面側に設けた座板等により締め付けにより、レール上において固定部13を固定するようにしても良い。
It is also possible to consider a modification in which a rail is installed on the
このように、仮軸受連結処理、本軸受連結処理、仮固定部連結処理、及び本固定部連結処理は、本実施の形態の車両固定システムを組立方法における主要処理となる。 As described above, the temporary bearing connection process, the main bearing connection process, the temporary fixed part connection process, and the main fixed part connection process are the main processes in the method for assembling the vehicle fixing system of the present embodiment.
なお、一対のラバーブッシュ構造体40Jを介した軸受連結の完了によって、一対のロッド部12の水平方向に沿った第1の回転動作は既に不能とされているため、第1及び第2の回転動作が回転不能状態に設定された一対のラバーブッシュ構造体40J及び40Kによって、軸受装置と一対の固定部13との間を一対のロッド部12によって強固に固定することができる。
Note that the first rotation operation along the horizontal direction of the pair of
このように、本実施の形態の車両固定システムは、軸受装置11(シャフト部60+軸受けユニット70+カバー79)とロッド部12の一方取付部12B(一方端)との軸受連結を回転不能状態のラバーブッシュ構造体40Jを介して行い、固定部13とロッド部12の他方取付部12C(他方端)との固定部連結を回転不能状態のラバーブッシュ構造体40Kを介して行っている。
As described above, in the vehicle fixing system of the present embodiment, the bearing connection between the bearing device 11 (the
このため、本実施の形態の車両固定システムは、上述した軸受連結及び固定部連結によって、ラバーブッシュ構造体40J及び40Kそれぞれの弾性部材43の弾性の範囲が動作範囲として制限される安定性の高い固定状態を維持することができる。
Therefore, the vehicle fixing system of the present embodiment is highly stable in that the elastic range of the
以下、この点を詳述する。ナット38の締め付けにより回転不能状態に設定されると、回転動作制動力は“0”となり、回転するに伴い、ゴム等の弾性部材43の弾性で復元力が発生する。自動車2の停止時の車両固定システムによる固定状態(初期状態)から自動車2の位置や車両固定システムの姿勢が逸脱しようとする現象が生じる可能性がある。しかしながら、上記現象に対しゴム等の弾性部材43の復元力で元の位置に戻ろうとする復元力が強く働くため安定した自動車2の固定が可能となる。
Hereinafter, this point will be described in detail. When the
なお、ラバーブッシュ構造体40J及び40Kそれぞれは弾性部材43を有することにより、回転不能状態時において、上述した回転動作P1に対する振動吸収と復元能力だけでなく、ピン37の軸方向に鉛直な方向(ラジアル方向)、内筒41及び外筒42の軸方向の平行を狂わせる方向の振動(こじり)をそれぞれ吸収する力も発揮することができる。
Since each of the
その結果、本実施の形態の車両固定システムは、ラバーブッシュ構造体40J及び40Kによって、自動車2の推力や横ぶれ、車輪8の駆動等の外力による軸受装置の振動を効果的に抑制し、自動車2を安定性良く固定することができる。
As a result, in the vehicle fixing system of the present embodiment, the
また、上記軸受連結は、軸受装置と一方側のロッド部12(第1のロッド部)の一方取付部12Bとの第1の軸受連結と、軸受装置と他方側のロッド部12(第2のロッド部)の一方取付部12Bとの第2の軸受連結とを含んでいる。さらに、上記固定部連結は、一方側の固定部13(第1の固定部)と一方側のロッド部12の他方取付部12Cとの第1の固定部連結と、他方側の固定部13(第2の固定部)と他方側のロッド部12の他方取付部12Cとの第2の固定部連結とを含んでいる。
Further, the above-mentioned bearing connection includes a first bearing connection between the bearing device and the one mounting
このように、本実施の形態の車両固定システムは、一つの車輪8に対し、一対の固定部13と一対のロッド部12を設け、第1及び第2の軸受連結並びに第1及び第2の固定部連結によって、自動車2を固定することにより、自動車2に対する各種試験が実施されたとしても、自動車2をより確実に、より安定的に、床面であるピットカバー1上に固定することができる。
As described above, the vehicle fixing system according to the present embodiment is provided with the pair of fixing
加えて、軸受連結が完了すると、回転不能状態の一対のラバーブッシュ構造体40Jによって水平方向に沿った第1の回転動作が無効化され、固定部連結が完了すると、回転不能状態の一対のラバーブッシュ構造体40Kによって垂直方向に沿った第2の回転動作が無効化される。したがって、実施の形態の車両固定システムでは、互いに異なる方向に沿った第1及び第2の回転動作が共に無効化されるため、自動車をより安定性良く固定することができる。
In addition, when the bearing connection is completed, the pair of non-rotatable
さらに、本実施の形態の車両固定システムは、軸受装置11を構成するシャフト部60と軸受けユニット70とは着脱可能に構成されるため、軸受装置11に変更を要する場合、シャフト部60及び軸受けユニット70のうち一方の交換で済ますことができる。
Further, in the vehicle fixing system according to the present embodiment, the
例えば、従来、自動車2の車輪8の取り付け穴の本数等に応じて車輪8への取り受け構造を変更すべく軸受装置11全体を製作する必要があったが、この場合、軸受装置11のうち取り付け構造の変更したシャフト部60のみの交換で済ますことができる。
For example, conventionally, it was necessary to manufacture the
また、本実施の形態の車両固定システムの組立方法は連結に関する主要処理として、仮軸受連結処理、本軸受連結処理、仮固定部連結処理及び本固定部連結処理を実行している。 Further, in the vehicle fixing system assembling method of the present embodiment, the temporary bearing connecting process, the main bearing connecting process, the temporary fixed part connecting process, and the main fixing part connecting process are executed as main processes relating to the connection.
したがって、仮軸受連結処理後に第1の取り付け角度を比較的簡単に目標角度に設定した後、本軸受連結処理を実行して軸受用ラバーブッシュ構造体であるラバーブッシュ構造体40Jを回転不能状態にすることにより、本実施の形態の車両固定システムにおける上記軸受連結を高精度、かつ安定性良く行うことができる。
Therefore, after the first bearing angle is relatively easily set to the target angle after the temporary bearing coupling process, the bearing coupling process is executed to make the
同様に、仮固定部連結処理後に本固定部連結処理を実行して固定部用ラバーブッシュ構造体であるラバーブッシュ構造体40Kを回転不能状態に設定することにより、本実施の形態車両固定システムにおける上記固定部連結を安定性良く行うことができる。
Similarly, by executing the main fixing part connecting process after the temporary fixing part connecting process to set the
<その他>
なお、本実施の形態では、ラバーブッシュ構造体40Jを介した軸受連結及びラバーブッシュ構造体40Kを介した固定部連結を示したが、ラバーブッシュ構造体40(40J,40K)を他の連結に用いることもできる。
<Other>
In the present embodiment, the bearing connection via the
例えば、本実施の形態の軸受装置11とラバーブッシュ構造体40Jとの間に第3のラバーブッシュ構造体をさらに設け、第3のラバーブッシュ構造体によって軸受装置とラバーブッシュ構造体40Jとを連結する態様も考えられる。
For example, a third rubber bush structure is further provided between the bearing
この場合、第3のラバーブッシュ構造体を新たに設けることにより、第3のラバーブッシュ構造体によって、軸受装置11自体の揺れ、特に軸方向の揺れを抑制することが期待できる。
In this case, by newly providing the third rubber bush structure, it can be expected that the third rubber bush structure suppresses sway of the bearing
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。 The present invention can appropriately modify or omit the embodiments within the scope of the invention.
1 ピットカバー
2 自動車
8 車輪
11 軸受装置
12 ロッド部
13 固定部
30J,30K ヒンジブロック
40J,40K ラバーブッシュ構造体
41 内筒
42 外筒
43 弾性部材
60 シャフト部
70 軸受けユニット
1
Claims (5)
床面に設けられる固定部と、
前記軸受装置と前記固定部との間に配設される所定長のロッド部とを備え、前記ロッド部の一方端が前記軸受装置に連結され、前記ロッド部の他方端が前記固定部に連結され、
前記軸受装置と前記ロッド部の一方端との軸受連結は軸受用ラバーブッシュ構造体を介して行われ、前記固定部と前記ロッド部の他方端との固定部連結は固定部用ラバーブッシュ構造体を介して行われ、
前記軸受用ラバーブッシュ構造体及び前記固定部用ラバーブッシュ構造体はそれぞれ、
内筒と、
前記内筒の外周に沿って設けられる外筒と、
前記内筒の外周面と前記外筒の内周面との間に設けられる弾性部材とを備え、
前記軸受連結は前記ロッド部の一方端側に設けられる第1の回転軸を前記軸受用ラバーブッシュ構造体の前記内筒内に挿入して行う連結を含み、前記固定部連結は前記ロッド部の他方端側に設けられる第2の回転軸を前記固定部用ラバーブッシュ構造体の前記内筒内へ挿入して行う連結を含み、
前記軸受用ラバーブッシュ構造体及び前記固定部用ラバーブッシュ構造体はそれぞれ、前記第1の回転軸を中心とした第1の回転動作、及び前記第2の回転軸を中心とした第2の回転動作を無効化する回転不能状態に設定される、
車両固定システム。 A bearing device fixed to the center of the wheel of the automobile,
A fixed part provided on the floor,
A rod portion having a predetermined length disposed between the bearing device and the fixing portion, one end of the rod portion is connected to the bearing device, and the other end of the rod portion is connected to the fixing portion. Was
The bearing device and the one end of the rod portion are connected to each other through a bearing rubber bush structure, and the fixed portion and the other end of the rod portion are connected to the fixed portion by a fixed rubber bush structure. Done through
The rubber bush structure for the bearing and the rubber bush structure for the fixed portion,
An inner cylinder,
An outer cylinder provided along the outer periphery of the inner cylinder,
An elastic member provided between the outer peripheral surface of the inner cylinder and the inner peripheral surface of the outer cylinder,
The bearing connection includes a connection made by inserting a first rotating shaft provided on one end side of the rod portion into the inner cylinder of the bearing rubber bushing structure, and the fixed portion connection includes the rod portion of the rod portion. Including a connection made by inserting a second rotating shaft provided on the other end side into the inner cylinder of the rubber bush structure for a fixed portion,
The bearing rubber bush structure and the fixed portion rubber bush structure each have a first rotation operation about the first rotation axis and a second rotation operation about the second rotation axis. is set to you disable rotation non-state operation,
Vehicle fixing system.
一の車輪に対し、
前記固定部は第1及び第2の固定部を有し、
前記ロッド部は第1及び第2のロッド部を有し、
前記軸受連結は、前記軸受装置と前記第1のロッド部の一方端との第1の軸受連結と、前記軸受装置と前記第2のロッド部の一方端との第2の軸受連結とを含み、
前記固定部連結は、前記第1の固定部と前記第1のロッド部の他方端との第1の固定部連結と、前記第2の固定部と前記第2のロッド部の他方端との第2の固定部連結とを含む、
車両固定システム。 The vehicle fixing system according to claim 1, wherein
For one wheel,
The fixing portion has first and second fixing portions,
The rod portion has first and second rod portions,
The bearing connection includes a first bearing connection between the bearing device and one end of the first rod portion, and a second bearing connection between the bearing device and one end of the second rod portion. ,
The fixed part connection is a first fixed part connection between the first fixed part and the other end of the first rod part, and a second fixed part and the other end of the second rod part. A second fixed part connection,
Vehicle fixing system.
前記第1の回転動作は水平方向に沿った回転動作を含み、
前記第2の回転動作は垂直方向に沿った回転動作を含む、
車両固定システム。 The vehicle fixing system according to claim 1 or 2, wherein
The first rotating motion includes a rotating motion along a horizontal direction,
The second rotating motion includes a rotating motion along a vertical direction,
Vehicle fixing system.
前記軸受装置はシャフト部と軸受けユニットとを含み、
前記シャフト部は、
第1端及び第2端を有し、第1端から第2端にテーパー状に先細りする円錐状の補助軸部と、
前記補助軸部の第2端に連結して設けられる円柱状の主要軸部とを含み、
前記軸受けユニットは前記補助軸部及び前記主要軸部の一部に合致した形状のシャフト部収納空間を有し、
前記シャフト部は、前記シャフト部の前記補助軸部及び前記主要軸部の少なくとも一部の前記シャフト部収納空間への挿入、及び、前記補助軸部及び前記主要軸部の少なくとも一部の前記シャフト部収納空間からの取り出しによって、前記軸受けユニットに対し着脱可能であることを特徴とする、
車両固定システム。 The vehicle fixing system according to any one of claims 1 to 3,
The bearing device includes a shaft portion and a bearing unit,
The shaft portion is
A conical auxiliary shaft portion having a first end and a second end and tapering in a taper shape from the first end to the second end;
A columnar main shaft portion provided in connection with the second end of the auxiliary shaft portion,
The bearing unit has a shaft part storage space having a shape that matches a part of the auxiliary shaft part and the main shaft part,
The shaft portion is formed by inserting at least a part of the auxiliary shaft portion and the main shaft portion of the shaft portion into the shaft portion housing space, and the shaft of at least a portion of the auxiliary shaft portion and the main shaft portion. It is detachable from the bearing unit by being taken out from the part storage space,
Vehicle fixing system.
前記軸受用ラバーブッシュ構造体及び前記固定部用ラバーブッシュ構造体はそれぞれ、前記第1及び第2の回転動作を許容する回転許容状態に設定可能であり、
(a) 前記軸受用ラバーブッシュ構造体の前記回転許容状態時に、前記軸受装置と前記ロッド部との前記軸受連結を行うステップと、
(b) 前記軸受装置と前記ロッド部の一方端との第1の回転方向に沿った第1の取り付け角度を目標角度に位置決めした後、前記軸受用ラバーブッシュ構造体を前記回転不能状態に設定するステップと、
(c) 前記固定部用ラバーブッシュ構造体の前記回転許容状態時に、前記固定部と前記ロッド部の他方端との前記固定部連結を行うステップと、
(d) 前記ステップ(c) の実行後、前記固定部用ラバーブッシュ構造体を前記回転不能状態に設定するステップとを備える、
車両固定システムの組立方法。 A method for assembling the vehicle fixing system according to any one of claims 1 to 4, comprising:
The bearing rubber bushing structure and the fixed portion rubber bushing structure can be set to a rotation-allowed state that allows the first and second rotation operations, respectively .
(a) a step of performing the bearing connection between the bearing device and the rod portion when the rotation of the bearing rubber bushing structure is allowed,
(b) After the first mounting angle between the bearing device and the one end of the rod portion along the first rotation direction is positioned at a target angle, the bearing rubber bush structure is set to the non-rotatable state. Steps to
(c) connecting the fixing portion to the other end of the rod portion when the fixing portion rubber bushing structure is in the rotation-allowed state,
(d) a step of setting the rubber bush structure for the fixed portion to the non-rotatable state after performing the step (c),
A method for assembling a vehicle fixing system.
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