JP6702838B2 - 樹脂製管継手 - Google Patents

樹脂製管継手 Download PDF

Info

Publication number
JP6702838B2
JP6702838B2 JP2016195426A JP2016195426A JP6702838B2 JP 6702838 B2 JP6702838 B2 JP 6702838B2 JP 2016195426 A JP2016195426 A JP 2016195426A JP 2016195426 A JP2016195426 A JP 2016195426A JP 6702838 B2 JP6702838 B2 JP 6702838B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
press
fitting
union nut
inner ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016195426A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018059542A (ja
Inventor
睦 藤井
睦 藤井
宮本 正樹
正樹 宮本
藤井 達也
達也 藤井
俊英 飯田
俊英 飯田
智幸 小池
智幸 小池
慎太郎 巻幡
慎太郎 巻幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2016195426A priority Critical patent/JP6702838B2/ja
Application filed by Nippon Pillar Packing Co Ltd filed Critical Nippon Pillar Packing Co Ltd
Priority to US16/330,966 priority patent/US11441717B2/en
Priority to KR1020197006614A priority patent/KR102193779B1/ko
Priority to PCT/JP2017/022142 priority patent/WO2018066178A1/ja
Priority to KR1020207002767A priority patent/KR20200013107A/ko
Priority to KR1020207035456A priority patent/KR102263288B1/ko
Priority to CN201780054123.5A priority patent/CN109661533B/zh
Priority to EP17858018.9A priority patent/EP3521678B1/en
Priority to KR1020207002768A priority patent/KR20200013108A/ko
Priority to TW109141396A priority patent/TWI759977B/zh
Priority to TW106124367A priority patent/TWI713767B/zh
Publication of JP2018059542A publication Critical patent/JP2018059542A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6702838B2 publication Critical patent/JP6702838B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、樹脂製管継手に関する。
従来、半導体製造、医療・医薬品製造、食品加工および化学工業等の技術分野の製造装置において使用され得る樹脂製管継手が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の樹脂製管継手は、超純水又は薬液等の流体を流通させるためのチューブを別のチューブまたは流体機器と連結するためのものであり、前記チューブの長手方向一端部に接合可能に構成されている。
前記樹脂製管継手は、前記チューブの長手方向一端部の接合のために、継手本体と、インナーリングと、ユニオンナットとを備え、前記インナーリングとこれを圧入した前記チューブの長手方向一端部とを前記継手本体に挿入し、前記チューブの長手方向一端部が前記継手本体から引き抜かれないように当該チューブの長手方向一端部を前記ユニオンナットにより保持するようになっている。
前記樹脂製管継手は、その使用時にしばしば熱サイクル(具体例:常温(25℃程度)→高温(200℃程度)→常温)を負荷される。熱サイクル負荷後に前記樹脂製管継手に接合された前記チューブに対して予期せぬ引抜力が加わった場合、前記チューブが前記樹脂製管継手から離間するように前記継手本体から引き抜かれてしまうことがあった。そのため、前記樹脂製管継手における前記チューブの耐引抜性能の向上が望まれていた。
特開平10−054489号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、接合したチューブの長手方向一端部の耐引抜性能を向上させることができる樹脂製管継手の提供を目的とする。
本発明は、
チューブの長手方向一端部を内部に挿入した状態で前記チューブと接合可能な樹脂製管継手において、
前記チューブの長手方向一端部を挿入可能な筒部を有する継手本体と、
前記チューブの長手方向一端部側に圧入され得る圧入部であって、前記チューブの長手方向一端部側に圧入された状態で前記チューブの長手方向一端部と共に前記筒部に挿入され得る圧入部を有するインナーリングと、
前記チューブの長手方向一端部側を前記継手本体に連結すべく、前記圧入部が前記チューブの長手方向一端部と共に前記筒部に挿入された状態で、径方向に関して前記圧入部との間に前記チューブの長手方向一端部を挟むように前記継手本体の外周部に螺合され得る連結部を有するユニオンナットとを備え、
前記インナーリングと前記ユニオンナットとが、同一の樹脂材料を用いて構成されて、それぞれ雰囲気温度の変化に伴って収縮する性質を有し、
前記ユニオンナットの連結部における径方向の収縮率が、前記インナーリングの圧入部における径方向の収縮率よりも0.05%以上大きく設定されているものである。
この構成によれば、前記チューブを前記樹脂製管継手に接合した状態で、前記インナーリングおよび前記ユニオンナットが流体からの熱伝達等により加熱された後に冷却された場合(熱サイクルを負荷された場合)に、前記ユニオンナットの連結部を前記インナーリングの圧入部に比べて大きく径方向に収縮させることが可能となる。
したがって、前記樹脂製管継手が前記チューブと接合した場合に、前記ユニオンナットの連結部の内径の収縮量が前記インナーリングの圧入部の外径の収縮量よりも大きくなるため、前記圧入部により径方向内側から支持された前記チューブを、径方向に前記継手本体の筒部を介して重ねられた前記連結部により径方向外側から保持する力を強めることができる。
よって、前記樹脂製管継手から前記チューブを引き抜くように前記チューブに対して引抜力が加わった際に、前記ユニオンナットの連結部により径方向内側へ押される前記継手本体の筒部と前記チューブとの間に発生する摩擦力を上昇させることができる。結果、前記樹脂製管継手における前記チューブの耐引抜性能を向上させることができる。
本発明の別の態様によれば、
前記ユニオンナットは、
前記圧入部が前記チューブの長手方向一端部と共に前記筒部に挿入された状態で、前記連結部が前記筒部の外周部に対して螺進させられるのに伴って、前記チューブの長手方向一端部側をその径方向外側から前記圧入部に向かって押圧可能な押圧部を有し、
前記ユニオンナットの押圧部における径方向の収縮率が、前記インナーリングの圧入部における径方向の収縮率よりも大きく設定されている。
この構成によれば、前記インナーリングおよび前記ユニオンナットが流体からの熱伝達等により加熱された後に冷却された場合、前記ユニオンナットの押圧部を、前記連結部と同様に、前記インナーリングの圧入部に比べて大きく径方向に収縮させることが可能となる。
したがって、前記樹脂製管継手が前記チューブと接合した場合に、前記ユニオンナットの押圧部の内径の収縮量が前記インナーリングの圧入部の外径の収縮量よりも大きくなるため、前記圧入部により径方向内側から支持された前記チューブの長手方向一端部側を、径方向に重ねられた前記押圧部により径方向外側から保持する力を強めることができる。
よって、前記樹脂製管継手から前記チューブを引き抜くために、前記チューブに対して引抜力が加わった際に、前記継手本体外において前記ユニオンナットの押圧部と前記チューブとの間に発生する摩擦力を上昇させることができる。結果、前記樹脂製管継手における前記チューブの耐引抜性能を更に向上させることができる。
本発明によれば、接合したチューブの長手方向一端部の耐引抜性能を向上させることができる樹脂製管継手を提供できる。
本発明の一実施形態に係る樹脂製管継手とチューブの長手方向一端部との接合構造を示す断面図である。 本発明の実施例1および実施例2の各々におけるインナーリングおよびユニオンナットの一部寸法を示す図である。 比較例1、比較例2、比較例3、および、比較例4の各々におけるインナーリングおよびユニオンナットの一部寸法を示す図である。 図2または図3の記載に基づき、実施例1、実施例2、比較例1、比較例2、比較例3、および、比較例4の各々におけるインナーリングおよびユニオンナットの収縮率を示す図である。 実施例1、実施例2、比較例1、比較例2、比較例3、および、比較例4の各々におけるチューブの耐引抜性能を示す図である。
本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本発明の一実施形態に係る樹脂製管継手1は、半導体、液晶又は有機ELの製造装置等において使用され得るものである。前記樹脂製管継手1は、前記製造装置等において使用される際、チューブ2を図示しない別のチューブ、または、バルブ又はポンプ等の流体機器と連結させるため、図1に示すように、チューブ2と接合可能に構成されている。
前記樹脂製管継手1は、前記チューブ2の長手方向一端部5を当該樹脂製管継手1の内部に挿入した状態で前記チューブ2と接合可能なものであり、継手本体11と、インナーリング12と、ユニオンナット13とを備えている。本実施形態において、前記チューブ2は、可撓性を有する略一定内径の円筒状のものであり、フッ素樹脂材料等の樹脂材料を用いて構成されている。
以下の説明において、軸方向一方側とは、図1中の樹脂製管継手1におけるチューブ2側を指し、軸方向他方側とは、図1中の樹脂製管継手1における継手本体11側を指す。
前記継手本体11は、前記チューブ2の長手方向一端部5を挿入可能な筒部(後述の外筒部22)を有している。前記継手本体11は、また、流体用流路16を有している。前記流体用流路16は、前記チューブ2の長手方向一端部5が前記外筒部22(その受口部15)に挿入された場合に、前記チューブ2の流体用流路7と連通するように前記継手本体11の内部に設けられている。
前記継手本体11は、所定の樹脂材料から構成されている。好ましくは、前記継手本体11は、本実施形態のようにフッ素樹脂材料を用いて構成される。このフッ素樹脂材料としては、具体的には例えば、PFA(ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、または、ETFE(エチレン・四フッ化エチレン共重合体)を挙げることができる。
本実施形態において、前記継手本体11は、本体筒部21と、前記外筒部22と、内筒部23とを備えている。前記本体筒部21は、円筒状部分を有し、前記チューブ2の流体用流路7と連通可能な第1流体用流路24を有している。前記第1流体用流路24は、略円形断面を有し、前記流体用流路16の一部をなすように前記本体筒部21の内部に軸方向に沿って設けられている。
前記外筒部22は、前記ユニオンナット13と螺合可能な螺合部分を有し、前記受口部15を形成するように前記本体筒部21の軸方向一方側端部からその軸方向一方へ同軸的に突設されている。前記外筒部22は、円筒状に形成され、前記受口部15を内部に備えている。前記螺合部分は、雄ねじ部25として、前記外筒部22の外周部に軸方向に沿って設けられている。
前記内筒部23は、前記外筒部22の径方向内方に配置されている。前記内筒部23は、突出端部26を有しており、この突出端部26が前記外筒部22に備えられた突出端部27よりも前記本体筒部21側に位置するように、前記本体筒部21の軸方向一方側端部から前記外筒部22と同方向(前記本体筒部21の軸方向一方)へ同軸的に突設されている。
前記内筒部23は、前記本体筒部21の内径と略同一寸法の内径を有し、かつ、前記外筒部22の内径よりも小さい外径を有する円筒状に形成され、前記チューブ2の流体用流路7と連通可能な第2流体用流路28を有している。前記第2流体用流路28は、略円形断面を有し、前記第1流体用流路24と共に前記流体用流路16をなすように当該第1流体用流路24に同軸的に連設されている。
前記継手本体11は、さらに、軸方向一方へ開口するように前記本体筒部21と前記外筒部22と前記内筒部23とに囲まれて形成された溝部29を備えている。前記溝部29は、前記インナーリング12の軸方向他方側端部(後述の差込部36)を圧入可能なように、前記内筒部23の外周面の全周に沿って延びる環状に形成されている。
また、前記インナーリング12は、前記チューブ2の長手方向一端部5側に圧入され得る圧入部31を有している。前記圧入部31は、前記チューブ2の長手方向一端部5側にその開口部分8から圧入された状態で、前記チューブ2の長手方向一端部5と共に前記外筒部22の受口部15(前記継手本体11の内部)に挿入され得るように構成されている。
本実施形態において、前記インナーリング12は、前記圧入部31に加えて、前記継手本体11の受口部15に挿入され得る挿入部32を有している。前記挿入部32は、嵌合部35と、前記差込部36と、接触部37を含んでいる。前記インナーリング12は、また、前記チューブ2の流体用流路7と前記継手本体11の流体用流路16とを連通させ得る流体用流路38を有している。
詳しくは、前記圧入部31は、その外周形状が前記チューブ2の長手方向一端部5(前記圧入部31が圧入されることにより拡径された部分)の内周形状と同一形状(円筒状)のものであり、前記インナーリング12の軸方向一方側に配置されている。前記圧入部31は、前記チューブ2の内径(拡径されていない状態での内径であり、以下同じ。)と略同一寸法の内径を有し、前記流体用流路38の軸方向一方側部分を内部に含むように設けられている。ここで、前記流体用流路38は、略円形断面を有している。
前記圧入部31は、また、前記チューブ2の内径よりも大きい外径を有し、前記チューブ2の長手方向一端部5側を拡径させるように前記チューブ2の長手方向一端部5側の内周面と全周にわたって圧接しつつ、前記チューブ2の長手方向一端部5側に前記開口部分8から圧入され、前記チューブ2の長手方向一端部に対して所定の圧入位置で保持され得るように構成されている。
そして、前記圧入部31は、前記チューブ2の長手方向一端部5側に圧入された状態において、前記チューブ2の長手方向一端部に対する圧入位置が変わらないように、このチューブ2の長手方向一端部5と共に当該圧入部31の軸方向他方側から前記外筒部22の受口部15(前記継手本体11の内部)に挿入可能な構成とされている。
前記圧入部31は、前記外筒部22の受口部15に挿入されたとき、前記チューブ2の長手方向一端部5を前記外筒部22との間に挟む。すなわち、前記圧入部31が前記チューブ2の長手方向一端部5に径方向内側から全周および軸方向全長にわたって圧接するとともに、前記外筒部22が前記チューブ2の長手方向一端部5にその全周および軸方向全長にわたって径方向外側から接する。
前記圧入部31は、更に膨出部分39を有している。前記膨出部分39は、前記圧入部31が前記チューブ2の長手方向一端部5側へ圧入された場合に、これら両者の間におけるシール性能の向上を図り、かつ、前記チューブ2の抜け止めを図るための環状凸部であり、前記圧入部31の軸方向一方側において前記インナーリング12の径方向外方へ膨出するように形成されている。
前記膨出部分39は、その頂部(径方向外側の最端部)を挟んで軸方向一方および他方の各々に面するように配置されたテーパ状の第1外周面および第2外周面を含む断面凸形状を有している。前記膨出部分39の第2外周面は、前記外筒部22への前記圧入部31の挿入時に前記チューブ2の長手方向一端部5のうちの軸方向一方側部分を前記外筒部22との間に挟み得るようになっている。
前記挿入部32は、前記圧入部31が前記チューブ2の長手方向一端部5側に圧入された場合に、前記チューブ2外に配置されるものである。前記挿入部32は、筒状のものであり、前記インナーリング12の軸方向他方側に配置されている。前記挿入部32は、前記圧入部31の内径と略同一寸法の内径を有し、前記流体用流路38の軸方向他方側部分を内部に含むように設けられている。
前記挿入部32は、概ね前記圧入部31の外径よりも大きい外径を有し、前記圧入部31が前記チューブ2の長手方向一端部5と共に前記外筒部22の受口部15に挿入される際、前記外筒部22にその径方向内側から全周および軸方向全長にわたって接するように、前記圧入部31よりも先に前記外筒部22の受口部15に挿入される構成とされている。
前記挿入部32において、前記嵌合部35は、筒状のものであり、前記圧入部31の軸方向他方側端部に同軸的に連設されている。前記嵌合部35は、前記圧入部31の内径および前記チューブ2の内径の各々と略同一寸法の内径を有する円筒状に形成され、前記流体用流路38の軸方向他方側部分の一部をなす流体流路を有している。
前記嵌合部35は、前記圧入部31(前記膨出部分39の頂部付近を除く)の外径よりも大きい外径を有し、前記挿入部32が前記外筒部22の受口部15に挿入されたとき、前記外筒部22にその径方向内側から近接、当接または圧接するようになっている。ここで、前記嵌合部35は、その全周および軸方向全長にわたって前記外筒部22と近接、当接または圧接するようになっている。
前記差込部36は、前記継手本体11の溝部29に圧入可能な筒状のものであり、前記嵌合部35から軸方向他方へ同軸的に突設されている。前記差込部36は、前記継手本体11の内筒部23の外径よりも若干小さい内径を有し、かつ、前記嵌合部35に対して略同一または若干大きい外径を有する円筒状に形成されている。
前記差込部36は、前記挿入部32が前記外筒部22の受口部15に挿入されたとき、前記溝部29に圧入されて、前記内筒部23との間に第1シール領域41を形成すべく、前記内筒部23にその径方向外側から圧接するようになっている。ここで、前記差込部36は、その全周および軸方向全長にわたって前記内筒部23と接するようになっている。
この際、前記差込部36は、前記外筒部22にその径方向内側から当接または圧接するようになっている。ここでも、前記差込部36は、その全周および軸方向全長にわたって前記外筒部22と接するようになっている。
前記接触部37は、筒状のものであり、前記差込部36の径方向内方に配置されている。前記接触部37は、前記インナーリング12の軸方向に関して、当該接触部37の突出端部43が前記差込部36の突出端部44よりも前記嵌合部35側に位置するように、前記嵌合部35から前記差込部36と同方向(前記嵌合部35の軸方向他方)へ同軸的に突設されている。
前記接触部37は、前記嵌合部35の内径および前記継手本体11の内筒部23の各々の内径と略同一寸法の内径を有する円筒状に形成されている。前記接触部37は、前記差込部36の軸方向一方側部分との間に前記内筒部23の突出端部26側を挟むことができるように、前記差込部36の内径よりも小さい外径を有している。
そして、前記接触部37は、前記差込部36が前記溝部29に圧入されたとき、その圧入による前記内筒部23の径方向内方への変形移動を規制しつつ、前記内筒部23との間に第2シール領域42を形成すべく、前記内筒部23にその軸方向一方側から圧接するようになっている。ここで、前記接触部37は、その全周にわたって前記内筒部23と接するようになっている。
また、前記ユニオンナット13は、連結部46を有している。前記連結部46は、前記チューブ2の長手方向一端部5側を前記継手本体11に連結すべく、前記圧入部31が前記チューブ2の長手方向一端部5と共に前記受口部15に挿入された状態で、径方向に関して前記圧入部31との間に前記チューブ2の長手方向一端部5を挟むように前記継手本体11の外周部に螺合され得るように構成されている。
本実施形態において、前記ユニオンナット13は、連結部46に加えて、押圧部47を備えている。前記ユニオンナット13は、また、前記チューブ2を通過させ得る貫通孔を軸部に有し、前記貫通孔に前記チューブ2を通した状態で前記チューブ2に対してその長手方向に相対移動できるように、前記チューブ2に遊嵌され得るように構成されている。
前記連結部46は、前記貫通孔の一部を備えるとともに、前記継手本体11の外筒部22の螺合部分(前記雄ねじ部25)と螺合可能な螺合部分を備えている。前記連結部46は、筒状のものであり、前記ユニオンナット13の軸方向他方側に配置されている。前記連結部46の螺合部分は、雌ねじ部49として、前記継手本体11の外筒部22の螺合部分と対応するように、前記連結部46の内周部に軸方向に沿って設けられている。
前記連結部46は、前記雌ねじ部49が前記継手本体11の外筒部22における前記雄ねじ部25に対して螺合された後に軸方向他方へ螺進されたとき、前記外筒部22を径方向外側から包囲して、前記外筒部22およびこれに前記インナーリング12の圧入部31と共に挿入された前記チューブ2の長手方向一端部5を前記圧入部31との間に挟む。
この際、前記連結部46は、前記外筒部22に対し前記雌ねじ部49が前記外筒部22における前記雄ねじ部25に径方向外側から螺合した螺合領域の全周にわたって接し、前記外筒部22の受口部15に挿入された前記チューブ2の長手方向一端部5に対し前記螺合領域の全周にわたって前記外筒部22を介して間接的に接する。
前記押圧部47は、前記圧入部31が前記チューブ2の長手方向一端部5と共に前記受口部15に挿入された状態で、前記連結部46が前記外筒部22における前記雄ねじ部25に対して螺進させられるのに伴って、前記チューブ2の長手方向一端部5側を、その軸方向一方側から前記継手本体11に向かって押圧するとともに、その径方向外側から前記圧入部31に向かって押圧できるように構成されている。
前記押圧部47は、筒状のものであり、前記ユニオンナット13の軸方向一方側に配置されている。前記押圧部47は、その内周部が前記連結部46の内周部よりも径方向内側に位置するように、前記連結部46に同軸的に連設されている。
前記押圧部47は、前記連結部46の内径よりも小さくかつ前記チューブ2の外径に対して若干大きい内径を有し、前記貫通孔の残部を備えている。
前記押圧部47は、前記連結部46が前記外筒部22およびこれに前記インナーリング12の圧入部31と共に挿入された前記チューブ2の長手方向一端部5を前記圧入部31との間に挟むとき、前記外筒部22外でその軸方向一方に配置され、前記チューブ2の長手方向一端部5側を前記圧入部31との間に挟み得る。
詳しくは、前記押圧部47は、その内周部の軸方向他方側に設けられた角部48を有し、前記連結部46が前記外筒部22における前記雄ねじ部25に対して螺進されたとき、前記チューブ2の長手方向一端部5側を、その軸方向一方側から前記角部48により前記継手本体11に向かって押圧するとともに、その径方向外側から前記角部48により前記圧入部31に向かって押圧して、言い換えれば前記圧入部31との間に挟んで保持(挟持)できるようになっている。
ここで、前記角部48は、前記連結部46が前記外筒部22における前記雄ねじ部25に対して螺進されることにより、即ち前記継手本体11に対する前記ユニオンナット13の締め付けが進められることにより軸方向に移動し、前記膨出部分39による前記チューブ2の拡径部分(前記第1外周面に沿う部分)にその全周にわたって楔を打ち込むように当該チューブ2の拡径部分を押圧する。
このように構成される前記樹脂製管継手1に前記チューブ2を接合する場合には、例えば、まず、前記ユニオンナット13を前記チューブ2に遊嵌する。次に、前記インナーリング12を前記チューブ2と連結させるべく、その長手方向一端部5に前記開口部分8から前記圧入部31を、前記膨出部分39による前記チューブ2の拡径を行いつつ同軸的に圧入する。
そして、前記外筒部22の受口部15(前記樹脂製管継手1の内部)に、前記チューブ2外にある前記インナーリング12の挿入部32を挿入し、続いて前記圧入部31およびこれを圧入した前記チューブの長手方向一端部5を挿入する。最後に、前記ユニオンナット13の連結部46を前記外筒部22における前記雄ねじ部25に螺合させて、前記継手本体11に向かって所定位置まで螺進させる。
この螺進時、本実施形態においては、シール力が径方向に作用する前記第1シール領域41が形成されるように前記差込部36を前記溝部29に圧入することができ、かつ、シール力が軸方向に作用する前記第2シール領域42が形成されるように前記接触部37を前記内筒部23に圧接させることができるように、前記ユニオンナット13の締付けを行う。
そのうえで、前記樹脂製管継手1においては、前記インナーリング12と前記ユニオンナット13とが、同一の樹脂材料を用いて構成されて、それぞれ雰囲気温度の変化に伴って収縮する性質を有している。そして、前記ユニオンナット13の連結部46における径方向の収縮率が、前記インナーリング12の圧入部31における径方向の収縮率よりも0.05%以上大きく設定されている。
前記インナーリング12および前記ユニオンナット13は、それぞれ所定の樹脂材料から構成されている。好ましくは、前記インナーリング12および前記ユニオンナット13は、それぞれ本実施形態のようにフッ素樹脂材料を用いて構成される。このフッ素樹脂材料としては、具体的には例えば、PFA、または、PTFEを挙げることができる。
前記インナーリング12は、雰囲気温度(前記樹脂製管継手1の内部を流れる流体温度を含む)が常温(約25℃)付近から所定値上昇することにより加熱され、その状態から雰囲気温度が前記常温付近まで下降することにより冷却されるものであり、このような温度変動が初めて発生した場合に前記圧入部31を当初に比べて径方向に収縮させ得るようになっている。
前記ユニオンナット13は、雰囲気温度(前記樹脂製管継手1の内部を流れる流体温度を含む)が常温付近から所定値上昇することにより加熱され、その状態から雰囲気温度が前記常温付近まで下降することにより冷却されるものであり、このような温度変動が初めて発生した場合に前記連結部46を当初に比べて径方向に収縮させ得るようになっている。
そしてその収縮に際し、前記ユニオンナット13の連結部46が、前記インナーリング12の圧入部31よりも大きく径方向に収縮するように設定されている。なお、後述のとおり、前記押圧部47も、温度変動が発生した場合に、当初に比べて径方向に収縮させるようになっている。
前記インナーリング12と前記ユニオンナット13とにおいては、例えば、前記ユニオンナット13および前記インナーリング12の各々の作製時における熱処理の有無によって、前記インナーリング12の圧入部31における径方向の収縮率と前記ユニオンナット13の連結部46における径方向の収縮率との間に所定範囲の差をもたらすことができる。
ここでの熱処理とは、例えば、前記インナーリング12または前記ユニオンナット13の作製時に成形された成形物から内部歪みを取り除くことを目的として、その成形物に対して所定温度で所定時間(例えば、材質がPFAまたはPTFEの場合は約200℃から約250℃の範囲内で約180分間、材質がETFEの場合は約120℃から約140℃の範囲内で約180分間)加熱を施す処理(アニール処理)である。
したがって、本実施形態においては、前記インナーリング12の圧入部31に対しては、温度変動後の収縮率が略ゼロとなるように(殆ど収縮しないように)熱処理を施している。一方、前記ユニオンナット13の連結部46(更には前記押圧部47)に対しては、温度変動後の収縮率が前記インナーリング12の圧入部31に比べて大きくなるように熱処理を施していない。
なお、前記インナーリング12の圧入部31における径方向の収縮率と前記ユニオンナット13の連結部46における径方向の収縮率との間に所定範囲の差をもたらす手段としては、前記熱処理の有無に限定するものではなく、例えば、前記インナーリング12および前記ユニオンナット13の各々の成形条件を適宜調整する手段を採用してもよい。具体的には、射出成形の場合、成形時の射出圧力、保持圧力、射出速度、金型温度等の成形条件が異なると、成形品の特性(残留応力、密度等)が異なることがあり、成形品の収縮率にも差が生じることがある。そのため、前記インナーリング12と前記ユニオンナット13との間で、成形条件を変化させることによっても、両者の収縮率に有意な差(0.05%以上の差)を生じさせることができる場合がある。後述する、前記インナーリング12の圧入部31における径方向の収縮率と前記ユニオンナット13の押圧部47における径方向の収縮率との間に所定範囲の差をもたらす手段についても、同様である。
また、本実施形態において、前記ユニオンナット13の連結部46における径方向の収縮率と前記インナーリング12の圧入部31における径方向の収縮率との差は、約0.05%から約10%の範囲内の値に設定されている。好ましくは、これら両者の収縮率の差は、約0.05%から約5%の範囲内の値に設定される。後述する、前記インナーリング12の圧入部31における径方向の収縮率と前記ユニオンナット13の押圧部47における径方向の収縮率との差についても、同様である。
このような構成により、前記チューブ2を前記樹脂製管継手1に接合した状態で、前記インナーリング12および前記ユニオンナット13が流体からの熱伝達等により加熱された後に冷却された場合(熱サイクルを負荷された場合)に、前記ユニオンナット13の連結部46を前記インナーリング12の圧入部31に比べて大きく径方向に収縮させることが可能となる。
したがって、前記樹脂製管継手1が前記チューブ2と接合した場合に、前記ユニオンナット13の連結部46の内径の収縮量が前記インナーリング12の圧入部31の外径の収縮量よりも大きくなるため、前記圧入部31により径方向内側から支持された前記チューブ2の長手方向一端部5を、径方向に前記外筒部22を介して重ねられた前記連結部46により径方向外側から保持(挟持)する力を強めることができる。
よって、前記樹脂製管継手1から前記チューブ2を引き抜くように前記チューブ2に対して引抜力が加わった際に、前記ユニオンナット13の連結部46により径方向内側へ押される前記外筒部22と前記チューブ2との間に発生する摩擦力を上昇させることができる。結果、前記樹脂製管継手1における前記チューブ2の耐引抜性能を向上させることができる。
また、本実施形態においては、前記ユニオンナット13が前記押圧部47を有し、前記ユニオンナット13の押圧部47における径方向の収縮率が、前記インナーリング12の圧入部31における径方向の収縮率よりも大きく設定されているので、前記連結部46と同様に、前記ユニオンナット13の前記押圧部47の内径の縮径量が前記インナーリング12の圧入部31の外径の縮径量よりも大きくなるため、前記チューブ2の長手方向一端部5側を前記押圧部47(より具体的には、角部48)により径方向外側から保持(挟持)する力を強めることができる。
よって、前記樹脂製管継手1から前記チューブ2を引き抜くために、前記チューブに対して引抜力が加わった際に、前記継手本体11外において前記ユニオンナット13の押圧部47と前記チューブ2との間に発生する摩擦力を上昇させることができる。結果、前記樹脂製管継手1における前記チューブ2の耐引抜性能を更に向上させることができる。
以上のような作用効果は、チューブの耐引抜性能についての比較実験を行うことで確認できた。この比較実験においては、まず、本発明の実施例1および実施例2を準備するとともに、前記樹脂製管継手1と同じ構造を有しかつインナーリングおよびユニオンナットに関して本発明とは異なる収縮率の差をもつ比較例1、比較例2、比較例3、および、比較例4を準備した。
次に、実施例1、実施例2、比較例1、比較例2、比較例3、および、比較例4の雰囲気温度を常温から約200℃まで上昇させることにより、各々を約200℃で1時間加熱した。その後、雰囲気温度を約200℃から常温まで下降させることにより、実施例1、実施例2、比較例1、比較例2、比較例3、および、比較例4をそれぞれ自然冷却した。
なお、この加熱および自然冷却は、実施例1、実施例2、比較例1、比較例2、比較例3、および、比較例4がそれぞれチューブと接合される前の状態(各々のインナーリングおよびユニオンナットが互いに分離しかつ継手本体からも分離した状態)で、実施例1、実施例2、比較例1、比較例2、比較例3、および、比較例4の各々に対して実施した。
図2、図3に示すように、実施例1、実施例2、比較例1、比較例2、比較例3、および、比較例4に関して、それぞれ、温度変動(加熱)の前後で、インナーリングの圧入部の外径寸法とユニオンナットの連結部の内径寸法および押圧部の内径寸法とを測定し、圧入部の径方向の収縮率、連結部の径方向の収縮率、および、押圧部の径方向の収縮率を算出した。
そして、図4に示すように、ユニオンナットの連結部における径方向の収縮率が、インナーリングの圧入部における径方向の収縮率に対して有する収縮率の差を算出した。また、ユニオンナットの押圧部における径方向の収縮率がインナーリングの圧入部における径方向の収縮率に対して有する収縮率の差を算出した。
ここで、実施例1は、PFA製のインナーリングとPFA製のユニオンナットとを備えものである。実施例1において、インナーリングは、加熱の前後で、圧入部が収縮しないように作製している。ユニオンナットは、加熱の前後で、連結部の径方向が収縮し、かつ、押圧部が収縮するように作製している。
こうして、ユニオンナットの連結部における径方向の収縮率に、インナーリングの圧入部における径方向の収縮率に対して、0.50%上回る差をもたせている。また、ユニオンナットの押圧部における径方向の収縮率に、インナーリングの圧入部における径方向の収縮率に対して、0.11%上回る差をもたせている。
実施例2は、PTFE製のインナーリングとPTFE製のユニオンナットとを備えるものである。実施例2において、インナーリングは、加熱の前後で、圧入部が収縮しないように作製している。ユニオンナットは、熱加熱の前後で、連結部が収縮し、かつ、押圧部が収縮するように作製している。
こうして、前記ユニオンナットの連結部における径方向の収縮率に、前記インナーリングの圧入部における径方向の収縮率に対して、0.07%上回る差をもたせている。前記ユニオンナットの押圧部における径方向の収縮率に、前記インナーリングの圧入部における径方向の収縮率に対して、0.05%上回る差をもたせている。
比較例1は、PFA製のインナーリングとPFA製のユニオンナットとを備えるものである。比較例1において、インナーリングは、加熱の前後で、圧入部が収縮しないように作製している。ユニオンナットは、熱加熱の前後で、連結部が収縮せずかつ、押圧部が収縮しないように作製している。
こうして、前記ユニオンナットの連結部における径方向の収縮率を、前記インナーリングの圧入部における径方向の収縮率に対して同一にしている。前記ユニオンナットの押圧部における径方向の収縮率を、前記インナーリングの圧入部における径方向の収縮率に対して同一にしている。
比較例2は、PFA製のインナーリングとPFA製のユニオンナットとを備えるものである。比較例2において、インナーリングは、加熱の前後で、圧入部が収縮するように作製している。ユニオンナットは、加熱の前後で、連結部が収縮しかつ、押圧部が収縮するように作製している。
こうして、前記ユニオンナットの連結部における径方向の収縮率に、前記インナーリングの圧入部における径方向の収縮率に対して、0.04%下回る差をもたせている。前記ユニオンナットの押圧部における径方向の収縮率に、前記インナーリングの圧入部における径方向の収縮率に対して、0.43%下回る差をもたせている。
比較例3は、PTFE製のインナーリングとPTFE製のユニオンナットとを備えるものである。比較例3において、インナーリングは、加熱の前後で、圧入部が収縮しないように作製している。ユニオンナットは、加熱の前後で、連結部が収縮せずかつ、押圧部が収縮しないように作製している。
こうして、前記ユニオンナットの連結部における径方向の収縮率を、前記インナーリングの圧入部における径方向の収縮率に対して同一にしている。前記ユニオンナットの押圧部における径方向の収縮率を、前記インナーリングの圧入部における径方向の収縮率に対して同一にしている。
比較例4は、PTFE製のインナーリングとPTFE製のユニオンナットとを備える。比較例4において、インナーリングは、加熱の前後で、圧入部が収縮するように作製している。ユニオンナットは、インナーリングと同様に、加熱の前後で、連結部が収縮しかつ、押圧部が収縮するように作製している。
こうして、前記ユニオンナットの連結部における径方向の収縮率に、前記インナーリングの圧入部における径方向の収縮率に対して、0.02%上回る差をもたせている。前記ユニオンナットの押圧部における径方向の収縮率を、前記インナーリングの圧入部における径方向の収縮率に対して同一にしている。
そして、実施例1、実施例2、比較例1、比較例2、比較例3、および、比較例4の各々に対して、インナーリングおよびユニオンナットを対応する継手本体に組み付けるようにPFA製のチューブを接合したうえで、熱サイクル(常温→高温(約200℃)→常温)を負荷した。そして、熱サイクルを負荷する前後で、チューブの耐引抜き抵抗比を測定した。
ここでのチューブの耐引抜き抵抗比とは、0回から5回の熱サイクル後ごとのチューブの耐引き抜き抵抗値を測定し、熱サイクル前(即ち、熱サイクル回数がO回である場合)の耐引抜き抵抗値と比較したものであり、具体的には、熱サイクル後のチューブの耐引抜き抵抗を熱サイクル前のチューブの耐引抜き抵抗で割ったものである。
図5に示す測定結果より、実施例1および実施例2については、チューブの耐引抜き抵抗比が、比較例1、比較例2、比較例3、および、比較例4に比べて大きくなることがわかった。つまり、本発明によれば、熱サイクルを繰り返し負荷された場合でも、チューブの耐引抜性能を向上させる効果があることが明らかになった。
なお、上述の教示を考慮すれば、本発明が多くの変更形態および変形形態をとり得ることは明らかである。したがって、本発明が、添付の特許請求の範囲内において、本明細書に記載された以外の方法で実施され得ることを理解されたい。
1 樹脂製管継手
2 チューブ
5 チューブの長手方向一端部
11 継手本体
12 インナーリング
13 ユニオンナット
22 外筒部(筒部)
31 圧入部
46 連結部
47 押圧部

Claims (2)

  1. チューブの長手方向一端部を内部に挿入した状態で前記チューブと接合可能な樹脂製管継手において、
    前記チューブの長手方向一端部を挿入可能な筒部を有する継手本体と、
    前記チューブの長手方向一端部側に圧入され得る圧入部であって、前記チューブの長手方向一端部側に圧入された状態で前記チューブの長手方向一端部と共に前記筒部に挿入され得る圧入部を有するインナーリングと、
    前記チューブの長手方向一端部側を前記継手本体に連結すべく、前記圧入部が前記チューブの長手方向一端部と共に前記筒部に挿入された状態で、径方向に関して前記圧入部との間に前記チューブの長手方向一端部を挟むように前記継手本体の外周部に螺合され得る連結部を有するユニオンナットとを備え、
    前記インナーリングと前記ユニオンナットとが、同一の樹脂材料を用いて構成されて、それぞれ雰囲気温度の変化に伴って収縮する性質を有し、
    前記ユニオンナットの連結部における径方向の収縮率が、前記インナーリングの圧入部における径方向の収縮率よりも0.05%以上大きく設定されている樹脂製管継手。
  2. 前記ユニオンナットは、
    前記圧入部が前記チューブの長手方向一端部と共に前記筒部に挿入された状態で、前記連結部が前記筒部の外周部に対して螺進させられるのに伴って、前記チューブの長手方向一端部側をその径方向外側から前記圧入部に向かって押圧可能な押圧部を有し、
    前記ユニオンナットの押圧部における径方向の収縮率が、前記インナーリングの圧入部における径方向の収縮率よりも大きく設定されている、請求項1に記載の樹脂製管継手。
JP2016195426A 2016-10-03 2016-10-03 樹脂製管継手 Active JP6702838B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016195426A JP6702838B2 (ja) 2016-10-03 2016-10-03 樹脂製管継手
KR1020207002768A KR20200013108A (ko) 2016-10-03 2017-06-15 수지제관 이음매
PCT/JP2017/022142 WO2018066178A1 (ja) 2016-10-03 2017-06-15 樹脂製管継手
KR1020207002767A KR20200013107A (ko) 2016-10-03 2017-06-15 수지제관 이음매
KR1020207035456A KR102263288B1 (ko) 2016-10-03 2017-06-15 수지제관 이음매
CN201780054123.5A CN109661533B (zh) 2016-10-03 2017-06-15 树脂制管接头
US16/330,966 US11441717B2 (en) 2016-10-03 2017-06-15 Resin pipe fitting
KR1020197006614A KR102193779B1 (ko) 2016-10-03 2017-06-15 수지제관 이음매
EP17858018.9A EP3521678B1 (en) 2016-10-03 2017-06-15 Resin pipe fitting
TW109141396A TWI759977B (zh) 2016-10-03 2017-07-20 接合樹脂製管接頭與管的方法,以及製造樹脂製管接頭的方法
TW106124367A TWI713767B (zh) 2016-10-03 2017-07-20 樹脂製管接頭

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016195426A JP6702838B2 (ja) 2016-10-03 2016-10-03 樹脂製管継手

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019113545A Division JP6715996B2 (ja) 2019-06-19 2019-06-19 樹脂製管継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018059542A JP2018059542A (ja) 2018-04-12
JP6702838B2 true JP6702838B2 (ja) 2020-06-03

Family

ID=61909848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016195426A Active JP6702838B2 (ja) 2016-10-03 2016-10-03 樹脂製管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6702838B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018059542A (ja) 2018-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018066178A1 (ja) 樹脂製管継手
WO2018066179A1 (ja) 樹脂製管継手
JP6715996B2 (ja) 樹脂製管継手
JP6702838B2 (ja) 樹脂製管継手
JP6719623B2 (ja) 樹脂製管継手
JP6711732B2 (ja) 樹脂製管継手
JP6696874B2 (ja) 樹脂製管継手
JP6755365B2 (ja) 樹脂製管継手
JP6702839B2 (ja) 樹脂製管継手
JP6755366B2 (ja) 樹脂製管継手

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6702838

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150