JP6700858B2 - 中空糸膜モジュールを備えた水処理装置およびその運転方法 - Google Patents

中空糸膜モジュールを備えた水処理装置およびその運転方法 Download PDF

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Description

本発明は、中空糸膜モジュールを備えた水処理装置およびその運転方法に関するものである。
水を精製する方法の1つに、中空糸膜を用いた濾過がある(特許文献1参照)。中空糸膜は、中空の糸状に成形した膜である。中空糸膜の壁面には細孔があり、この細孔により濾過が行われる。
中空糸膜は、一般に複数の中空糸膜を一束にまとめて支持する支持体等と一体化された中空糸膜エレメントの形態で使用される。プラントにおいて中空糸膜エレメントは、被処理水が供給される一次側と、中空糸膜を透過した水が排出される二次側が分離されるようにしてハウジング内に収容されている(中空糸膜モジュール)。
中空糸膜モジュールでは、一次側に被処理水を供給する。被処理水は中空糸膜の細孔を透過することで濾過されて処理水となり二次側に排出される。
特開2004−58022号公報(請求項1〜4)
中空糸膜を用いて水を濾過する過程において、細孔を透過できない成分が中空糸膜の壁面に付着し、それにより濾過抵抗を上昇させる。濾過抵抗が規定値を超えると、濾過不能となる。中空糸膜は高価であるため、定期的に洗浄を行って再利用する。特許文献1には洗浄方法として、濾液による逆洗、およびアルカリ洗浄液を用いた薬液洗浄が記載されている。
濾液により逆洗すると、中空糸膜に付着した成分(付着物)が剥離する。剥離された付着物は、排泥として廃棄される。排泥中の付着物濃度は、濃い方がその後の処理が容易である。しかしながら、該排泥には濾液および二次側にあった処理水が含まれており、希釈された状態となっている。処理水は、中空糸膜を透過した後の精製された水であり、それを再度一次側に戻して廃棄するのは効率的ではない。
アルカリ洗浄液は、様々な物質を溶かす性質を有するため、頻繁に使用すると中空糸膜モジュールを劣化させる恐れがある。特許文献1では、pH9〜11の低アルカリ洗浄液で頻繁に洗浄を行うことで、pH11以上の高アルカリ洗浄液を用いた洗浄頻度を低減し、中空糸膜モジュールが破損してしまうのを回避している。
しかしながら、特許文献1に記載の方法は、pHを下げたとはいえアルカリ溶液を使用していることに変わりはなく、アルカリに耐性のない材質の膜モジュールに対する洗浄には使用できないという課題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、アルカリに耐性のない材質の中空糸膜モジュールにも適用可能であり、かつ、中空糸膜モジュールの寿命を従来よりも延ばすことのできる水処理装置の運転方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、逆洗により生じた排泥をより濃い状態で回収できる水処理装置およびその運転方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の水処理装置およびその運転方法は以下の手段を採用する。
本発明は、中空糸膜モジュールの一次側から二次側に向けて被処理水を通水し、前記処理水を濾過する濾過工程と、前記濾過工程の後、前記中空糸膜モジュールの前記二次側にガスを供給して逆洗する逆洗工程と、前記中空糸膜モジュールの前記一次側に1wt%以上5wt%以下の硫酸を15分以上循環させる酸洗浄工程と、を備え、前記逆洗工程を複数回実施する毎に、前記酸洗浄工程を実施する水処理装置の運転方法を提供する。
濾過工程において一次側に供給された被処理水は、中空糸膜により濾過されて処理水となり二次側に出る。逆洗工程において、二次側に供給されたガスは中空糸膜を透過して一次側に出る。これにより、濾過工程で中空糸膜を透過できずに一次側で中空糸膜に付着していた成分を中空糸膜から剥離させることができる。
逆洗工程ではガスを用いて物理的に中空糸膜を洗浄するが、酸洗浄工程では硫酸を用いて中空糸膜を化学的に洗浄する。本発明によれば、1wt%以上5wt%以下の硫酸を中空糸膜モジュールの一次側に15分間以上循環させることで物理的洗浄では剥離しきれていなかった付着物を剥離できる。酸洗浄工程は、逆洗工程を複数回実施する毎に行われることで頻度が低減されている。上記濃度の硫酸は中空糸膜モジュールの材質をほとんど劣化させない。これにより洗浄液による中空糸膜モジュールへの劣化を抑制しつつ、透水性能の再生を行うことができるため、中空糸膜モジュールの寿命を延ばすことが可能となる。
特許文献1のように逆洗に濾液を用いた場合、排泥が希釈される。本発明によれば、逆洗工程においてガスを用いることで、濾液により排泥が希釈されることはない。
上記発明の一態様において、前記酸洗浄工程が、第1酸洗浄工程および前記第1酸洗浄工程よりも循環時間が長い第2酸洗浄工程を含み、前記第1酸洗浄工程を複数回実施する毎に、前記第2酸洗浄工程を実施する。前記第1酸洗浄工程の循環時間は15分以上60分以下とし、前記第2酸洗浄工程の循環時間は2時間以上4時間以下とする。
第1酸洗浄工程の合間に第2酸洗浄工程を実施することで、通水時の差圧上昇を抑制し、より長期にわたり中空糸膜の透水性能を維持できる。
上記発明の一態様において、前記被処理水がメッキ排水である。
上記発明の一態様において、前記濾過工程の後であって、かつ、前記逆洗工程において前記ガスが供給される前までの期間に、前記二次側の排出口を開放して前記二次側にある処理水を前記中空糸膜モジュールの外へバイパスさせるバイパスタイムを設けるとよい。
中空糸膜モジュールの二次側に処理水が溜まっている状態で逆洗すると、処理水が1次側に戻されるため、排泥が希釈される。処理水は、中空糸膜を透過した後の精製された水であり、それを再度一次側に戻して廃棄するのは効率的ではない。上記発明の一態様によれば、二次側の排出口を開放しておくことで、処理水が一次側をバイパスし、中空糸膜モジュールの外へ押し出される。それにより一旦中空糸膜を透過して精製された水(処理水)を排泥とともに廃棄しなくてすむ。二次側の処理水を抜いた後に中空糸膜モジュールを逆洗することで、排泥の希釈を回避できる。
参考発明は、中空糸膜モジュールの一次側から二次側に向けて被処理水を通水し、前記被処理水を濾過する濾過工程と、前記濾過工程の後、前記中空糸膜モジュールの前記二次側にガスを供給して逆洗する逆洗工程と、を備え、前記逆洗工程の初期段階で、前記ガスを供給する前に、前記二次側の排出口を開放して前記二次側にある処理水を前記中空糸膜モジュールの外へバイパスさせるバイパスタイムを設け、バイパスさせた前記処理水を、前記濾過工程で濾過されて得られた処理水が収容された処理水槽へと送られる水処理装置の運転方法を提供する。
上記発明によれば、濾過工程において一次側に供給された被処理水が、中空糸膜により濾過されて処理水となり二次側に出る。逆洗工程において、二次側に供給されたガスは中空糸膜を透過して一次側に出る。これにより、濾過工程で中空糸膜を透過できずに一次側で中空糸膜に付着していた成分(付着物)を中空糸膜から剥離させることができる。
中空糸膜モジュールの二次側に処理水が溜まっている状態で逆洗すると、処理水が1次側に戻されるため、排泥濃度が希釈される。処理水は、中空糸膜を透過した後の精製された水であり、それを再度一次側に戻して廃棄するのは効率的ではない。上記発明によれば、二次側の排出口を開放しておくことで、処理水が一次側をバイパスし、中空糸膜モジュールの外へ押し出される。それにより一旦中空糸膜を透過して精製された水(処理水)を排泥とともに廃棄しなくてすむ。二次側の処理水を抜いた後に中空糸膜モジュールを逆洗することで、排泥の希釈を回避できる。
参考発明は、中空糸膜モジュールと、前記中空糸膜モジュールの二次側にガスを供給して逆洗する逆洗部と、配管を介して前記中空糸膜モジュールの前記二次側に接続された処理水槽と、一端が前記ガスの供給によって前記二次側にある処理水が前記中空糸膜モジュールの外へと押し出される位置で前記中空糸膜モジュールに接続され、他端が前記処理水槽に接続されたバイパス経路と、前記バイパス経路を開閉する開閉手段と、を備えている水処理装置を提供する。
本発明によれば、ガスによる逆洗と、硫酸による酸洗浄を併用することで、中空糸膜モジュールを劣化させずに、再生することができる。それにより、中空糸膜モジュールとして持つべき本来の寿命である5年以上を実現できる。
本発明によれば、二次側の処理水を抜いた後に逆洗を行うことで、排泥の希釈を回避できる。処理水は別途回収できるため、水処理効率が改善される。
第1実施形態に係る水処理装置の概略構成図である。 第3実施形態に係る水処理装置の概略構成図である。 試験2における硫酸洗浄による透水性回復の推移を示したグラフである。 試験3における硫酸洗浄による透水性回復の推移を示したグラフである。 試験4における中空糸膜の採取場所を示した中空糸膜エレメントの正面図である。 連続運転時の一期間における差圧上昇を示したグラフである。 中空糸膜モジュールの寿命予測を示したグラフである。
以下に、本発明に係る中空糸膜モジュールを備えた水処理装置およびその運転方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態に係る水処理装置の概略構成図である。水処理装置1は、薬液を添加することで被処理水のpHを調整できるpH調整槽2と、pH調整された被処理水を受けて膜濾過する中空糸膜モジュール3と、中空糸膜モジュール3で膜濾過されて後の処理水を受ける処理水槽4とを備えている。さらに、水処理装置1は、中空糸膜モジュール3に接続される逆洗部5および酸洗部6を備えている。
pH調整槽2、中空糸膜モジュール3、および処理水槽4は順次配管11,12で接続されている。pH調整槽2と中空糸膜モジュール3を接続する配管11の途中には、pH調整された被処理水を中空糸膜モジュール3へと送水する膜濾過送水ポンプ13および流路の開閉手段としての開閉弁Vが設けられている。中空糸膜モジュール3と処理水槽4とを接続する配管12には開閉弁Vが設けられている。開閉弁V,Vは、図示しない制御部によって制御される自動弁等である。
中空糸膜モジュール3は、中空糸膜エレメント14と、中空糸膜エレメント14を一次側(F)と二次側(S)に仕切る仕切り部材15と、中空糸膜エレメント14および仕切り部材15を収容するハウジング16とを備えている。
一次側は、中空糸膜エレメント14を透過する前の被処理水が供給される側である。二次側は、中空糸膜を透過した被処理水(処理水)が排出される側である。中空糸膜エレメント14は、ハウジング16内に複数設けられている。複数の中空糸膜エレメント14は、長手方向が略平行になるよう並べられている。
中空糸膜エレメント14は、中空糸膜と、中空糸膜の一端(図1では上端)を束ねて支持する支持体とが一体化された構成である。中空糸膜は、中空の糸状に成形した膜である。中空糸膜の壁面には細孔がある。
中空糸膜は、ガスによる逆洗が可能なものである。図1に示すように、中空糸膜は、仕切り部材15に対して上端が固定された状態で吊り下げられているため、中空糸膜の大部分は一次側に配置されている。中空糸膜の材質は、ポリビニルアルコール(PVA)コートフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等である。細孔の孔径は、分離する対象物により適宜設定される。
支持体は、接着剤を介して中空糸膜の一端側を束ねて支持する。支持体の材質は、ポリスルホン(PSF)、ポリプロピレン等である。接着剤は、ウレタン系、エポキシ系等である。
支持体の外面には、仕切り部材15に形成された挿入穴との間で液密に封止する封止部材が設けられている。封止部材は、Oリングなどである。Oリングの材質は、シリコンゴム等である。
仕切り部材15は、ハウジング16内の空間を一次側と二次側に分離するよう配置されている。仕切り部材15の材質は、SUS304シームレス、SUS316L等である。
中空糸膜エレメント14の一端側は仕切り部材15の挿入穴を介して貫通している。挿入穴の内周には上述の封止部材が介挿されており、一次側と二次側とが液密に分離されている。中空糸膜エレメント14の一端側(図1において上端側)は二次側に連通している。
ハウジング16の材質は、SS400+ゴムライニング、SUS316L等である。ハウジング16には、一次側および二次側の圧力をそれぞれ計測できるよう圧力計PIC,PICが接続されている。
逆洗部5は、中空糸膜モジュール3の二次側にガスを供給するガス供給部17と、中空糸膜モジュール3の一次側から出た排泥を受ける排泥受槽18とを備えている。ガス供給部17は、中空糸膜モジュール3の二次側にガスを供給できるように中空糸膜モジュール3の上部に接続されている。ガス供給部17は、例えば、空気を供給する空気圧縮機(コンプレッサー)等である。中空糸膜モジュール3とガス供給部17とを接続するガス供給用の配管(ガス供給配管)19、および中空糸膜モジュールと排泥受槽とを接続する配管20には、各配管を開閉する開閉弁V,Vが設けられている。開閉弁V,Vは、図示しない制御部によって制御される自動弁等である。
ガス供給配管19からはバブリング用配管19aが分岐している。バブリング用配管19aには、開閉弁V3aが設けられている。開閉弁V3aは、図示しない制御部によって制御される自動弁等である。バブリング用配管19aは、ハウジング16の底部に接続されており、中空糸膜の破損チェックを行えるようになっている。また、バブリング用配管19aは、中空糸膜モジュール3のバブリング洗浄にも使用できる。
酸洗部6は、中空糸膜モジュール洗浄用の硫酸を収容するタンク21と、中空糸膜モジュール3の一次側とタンク21とを接続する注入配管22と、硫酸を中空糸膜モジュール3の一次側に注入する注入ポンプ23と、中空糸膜モジュール3の一次側とタンク21とを接続して硫酸をタンクへと戻す返送配管24と、を備えている。注入配管22および返送配管24には、各配管を開閉する開閉弁V,Vが設けられている。開閉弁V,Vは、図示しない制御部によって制御される自動弁等である。
タンク21は、1〜5wt%の硫酸を収容している。タンク21は、1〜5wt%の硫酸の収容に耐え得る材質からなる。タンク21は、内部に収容された硫酸を撹拌する撹拌手段25を備えていることが好ましい。撹拌手段25は、モータで駆動する撹拌子などである。
注入配管22は、ハウジング16の下部側面または外周側底面に接続されている。返送配管24は、注入配管22の接続部分と対向する側面部の上部に接続されている。本実施形態において上下は、重力方向を基準とする。
返送配管24の途中位置には、分岐配管26が設けられている。分岐配管26は、開閉弁Vを介して排泥受槽18へと接続されている。開閉弁Vは、図示しない制御部によって制御される自動弁等である。分岐配管26は、逆洗時に供給されるガスを外部に排出するガスブロー管として用いられる。
開閉弁V〜Vは、上述のように図示しない制御部により開閉を制御される。制御部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等から構成されている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記憶媒体等に記憶されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROMやその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等である。
次に、水処理装置1の運転方法について説明する。本実施形態における処理対象の排水(被処理水)は、メッキ排水である。本実施形態に係る水処理装置の運転方法は、濾過工程、逆洗工程、および酸洗浄工程を備えている。
まず、原水槽から被処理水をくみ上げ、pH調整槽2に収容する。pH調整槽2にpH調整用の薬液を添加・撹拌して、被処理水のpHを9.5〜10.5に調整する。pH調整用の薬液は、被処理水の種類に応じて適宜選択すればよい。例えば、pH調整用の薬液は、水酸化ナトリウム水溶液等である。被処理水のpHを調整することで、被処理水に含まれる金属分が水酸化物となり、沈殿物が析出する。
(中空糸膜の破損チェック工程)
濾過工程に入る前、一次側、二次側両方とも空の状態で、開閉弁V3aを開放してガス供給部から一次側にエア圧をかける。この時二次側の上部の開閉弁(自動)を開放して大気圧として、一次側の圧力変動を一定時間(例えば1分)観察する。圧力低下が許容を超えなければ正常と判断して濾過工程に進む。圧力低下が許容を超えれば膜破損と判断し処理を停止する。これにより日常の膜破損による重金属成分の漏洩を予防できる。
(濾過工程)
濾過工程では、開閉弁V,Vを開放し、開閉弁V〜V7,3aを閉じる。
pH調整後の被処理水を中空糸膜モジュール3の一次側底部に送水し、中空糸膜モジュール3内(一次側および二次側)を被処理水で満たす(充水)。充水は急激に行うよりも、ある程度時間をかけて行う方が好ましい。例えば170秒程度かけて充水することで、中空糸膜間の空気を抜くことができる。
被処理水の供給を継続し、中空糸膜モジュール3の一次側から二次側に向けてpH調整後の被処理水を通水させる(通水)。被処理水は、中空糸膜の細孔を透過することで濾過される。濾過された被処理水(処理水)は、二次側へと送られる。二次側に溜まった処理水が許容量を超えると、処理水が二次側からあふれ出て処理水槽4へと送られる。
処理水槽4に送られた処理水に、pH調整用の薬液を添加して中和する。ここで用いられる薬液は、硫酸等である。
(逆洗工程)
所定時間通水させた後、被処理水の送給を停止する。逆洗工程では、開閉弁V,Vを閉じ、開閉弁Vを開放する。また、逆洗時に供給したガスを放出するため開閉弁Vを開放する。このとき開閉弁Vは閉とされる。
中空糸膜モジュール3の二次側に所定時間ガスを供給して逆洗する。ガスは、空気である。ガスの供給は、連続で行うことが好ましい。中空糸膜モジュール3の二次側に供給されたガスは、二次側に溜まった処理水を徐々に一次側に押し戻しながら一次側へと移動する。その際、中空糸膜に付着した成分(付着物)をバブリングにより物理的に中空糸膜から剥離させる。濾液ではなくガスを用いて逆洗することで、処理水により排泥を希釈することはない。
また、上述の逆洗と同時に又は別の時間帯に、開閉弁V3aを開放してハウジング16の下方から気泡を噴射してバブリング洗浄を行っても良い。
ガスの供給を停止した後、適宜静置時間を設ける(静置)。静置している間、剥離した付着物等の固形分が中空糸膜モジュール3の底部に沈殿する。静置時間は、15秒から60秒程度とするとよい。それにより沈殿した固形分を排泥として分離できるため、排泥の濃度を濃くすることが可能となる。
次に、開閉弁Vを開放して排泥(含付着物および被処理水等)を排泥受槽18へと送る(抜水)。これにより、中空糸膜モジュール3の一次側を空にする。
本実施形態では、濾過工程および逆洗工程のセットを水処理サイクルとする。45分から60分の通水に対し、約1分の逆洗を組み合わせるとよい。濾過工程の度に逆洗工程を実施すると、付着物が比較的少ないため逆洗による負荷も小さい状態で中空糸膜を再生することができる。逆洗工程は、通水時の差圧が80kPaを暫定基準として実施することが好ましい。これにより、予定の通水時間が終了する前に差圧が暫定基準に達すると強制的に洗浄工程に入ることができる。
(酸洗浄工程)
逆洗工程の後、酸洗浄工程を行う。酸洗浄工程では、開閉弁Vを閉じ、開閉弁Vおよび開閉弁Vを開放する。注入ポンプ23により1wt%以上5wt%以下の硫酸を中空糸膜モジュール3の一次側に注入するとともに、硫酸をタンク21へと戻す。この状態で注入ポンプ23の稼働を継続し、中空糸膜モジュール3とタンク21との間で硫酸を循環させる。循環時間は15分以上とする。開閉弁Vと同時に開閉弁Vを開放することで、硫酸が二次側へ流出するのを防ぐことができる。
なお、硫酸の循環は、間欠的であってもよい。また、硫酸を循環させながら、二次側にガスを供給して逆洗を実施してもよい。
酸洗浄工程は、逆洗工程を複数回実施する毎に実施する。例えば、酸洗浄工程は、水処理装置を7日〜10日稼働する毎に一回実施する。水処理サイクルを繰り返し実施すると、逆洗直後の一次側と二次側との差圧が徐々に上昇する。水処理サイクル(逆洗工程)を複数回実施した後に、酸洗浄工程を実施することで、逆洗では剥離しきれなかった付着物を中空糸膜表面から取り除くことができる。それにより、上昇してしまった一次側と二次側の差圧を、元のレベルまで下げることができる。
本実施形態の運転方法によれば、洗浄を逆洗および硫酸を用いた酸洗浄の2段階構成とすることで、中空糸膜モジュールを劣化させずに、再生させることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、酸洗浄工程が第1酸洗浄工程と第2酸洗浄工程とを備えている以外は、第1実施形態と同様である。
酸洗浄工程は、第1酸洗浄工程と第2酸洗浄工程を備えていることが好ましい。第2酸洗浄工程は、第1酸洗浄工程よりも循環時間が長い。第1酸洗浄工程の循環時間を15分以上60分以下とし、第2酸洗浄工程の循環時間を2時間以上4時間以下とするとよい。使用する硫酸の濃度は同じであってよい。第2酸洗浄工程は、第1酸洗浄工程を複数回実施する毎に実施する。例えば、第2酸洗浄工程は、30日〜40日稼働する毎に一回実施する。
酸洗浄工程は、硫酸を15分以上循環させることで、水処理サイクルを繰り返すことにより上昇した一次側と二次側の差圧を下げる効果がある。よって、酸洗浄工程は、効果が期待できる最短時間で実施することが好ましい。一方、酸洗浄を短い時間で実施した場合、洗浄直後の一次側と二次側との差圧が徐々に上昇することもある。
数回に1回の割合で酸洗浄の時間を長くすることで、洗浄直後の一次側と二次側との差圧を洗浄前よりも下げることができる。これにより、通水時の差圧上昇を抑制し、より長期にわたり中空糸膜の透水性能を維持できる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、水処理装置が、中空糸膜モジュールの二次側にバイパス経路を備え、逆洗工程においてバイパスタイムを設ける以外は、第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態と共通の構成に関しては説明を省略する。
図2は、本実施形態に係る水処理装置の概略構成図である。水処理装置31は、中空糸膜モジュール3の二次側にバイパス経路32を備えている。
バイパス経路32は、中空糸膜モジュール3の二次側にある処理水を、一次側を経由させずに中空糸膜モジュール3の外へとバイパスさせる経路である。バイパス経路32は、ガスの供給によって二次側にある処理水が中空糸膜モジュール3の外へと押し出される位置で中空糸膜モジュール3に接続される。処理水が中空糸膜モジュール3の外へと押し出される位置は、例えば、二次側の下部側面である。
バイパス経路32は、処理水の流路を開閉する開閉弁Vを備えている。開閉弁Vは、図示しない制御部によって制御される自動弁等である。
本実施形態に係る水処理装置31の運転方法では、逆洗工程の初期段階で、開閉弁Vを開くことで二次側の排出口を開放して二次側にある処理水を中空糸膜モジュール3の外へバイパスさせるバイパスタイムを設ける。
逆洗工程では、被処理水の送給を停止した後、開閉弁V,Vを閉じ、開閉弁V,Vを開放する。そして、中空糸膜モジュール3の二次側に所定時間ガスを供給して逆洗する。
開閉弁Vを開放した状態で二次側にガスを供給することで、二次側に溜まっていた処理水が中空糸膜モジュール3の外へと押し出される。押し出された処理水はバイパス経路32を経由して処理水槽4へと送られる。
二次側の処理水を略押し出した後、開閉弁Vを閉じる。二次側へのガス供給は継続する。二次側に供給されたガスは、中空糸膜エレメント14の一端部(図2において上端部)側から一次側へと移動する。その際、中空糸膜に付着した成分(付着物)をバブリングにより物理的に中空糸膜から剥離させる。
バイパスタイムを設け、二次側から処理水を抜いた後に逆洗することで、一旦中空糸膜を透過して精製された水(処理水)を排泥とともに廃棄しなくてすみ、かつ、排泥の希釈を回避できる。
複数の中空糸エレメントがハウジング内に収容されている中空糸膜モジュールで3は、それぞれの中空糸膜エレメントの二次側の空間を1つにまとめて形成することになるので二次側の空間容積が大きくなり、そこに溜まる処理水の量も多くなる。本実施形態によれば、二次側に溜まる処理水量が多い中空糸膜モジュール3であっても、希釈を抑制できるため、その後の排泥処理が容易となる。
なお、第3実施形態に第2実施形態を組み合わせてもよい。
以下に、上記実施形態の設計根拠を示す。
〈試験1〉
被処理水を通水した中空糸膜エレメントを用いて洗浄試験を実施した。
被処理水には、銅メッキ排水(pH2〜3、SS40mg/L、Cu40mg/L)を用いた。中空糸膜エレメントにはCE−330FS(株式会社クラレ製、膜銘柄:L20−125)を用いた。
通水後の中空糸膜エレメントから中空糸膜(洗浄前膜)を採取して、透水性を測定した。
採取部位は、シース部A,シース部B、シース部C、フリー部A、フリー部Bおよびフリー部Cの6か所とした。シース部は、エレメントの付け根部分である。フリー部は、エレメントの先端部分である。Aはエレメントの外表面領域である。Cは、エレメントの中心領域である。Bは、外表面領域と中心領域との間にある中間領域である。
透水性の値は、各部位より切り出した中空糸膜を3cm×20本のラボモジュールとして清水通水量を測定することで得た。対照として被処理水を通水する前の中空糸膜(新膜)の透水性も同様に測定した。新膜の透水性は106971L/hr・m・0.1MPaであった。
シース部A、シース部C、フリー部Aおよびフリー部Cの洗浄前膜を用いて、洗浄処理を実施した。洗浄処理では、いずれも洗浄前膜を洗浄液に室温で2時間浸漬した。洗浄処理した中空糸膜(洗浄後膜)の透水性を測定し、保持率および回復率を算出した。
保持率は、以下の式(1)により算出した。
保持率=洗浄後の透水性/新膜の透水性・・・(1)
回復率は、以下の式(2)により算出した。
回復率=(洗浄後の洗浄膜の透水性−洗浄前膜の浸透性)/新膜の透水性・・・(2)
表1に測定結果を示す。
Figure 0006700858
表1の結果から、1wt%硫酸は他の塩酸と同程度の洗浄力を備えていることが確認された。
被処理水に含まれているカルシウムやマグネシウムなどの成分は、硫酸と反応して固形分を析出しやすい。特に、硫酸とカルシウムの反応により生成される石膏が中空糸膜に付着すると、剥離するのが困難である。そのため、中空糸膜の洗浄に硫酸を用いることは避けられている。しかしながら、表1の結果から、硫酸を用いて中空糸膜を洗浄できるという知見が得られた。
〈試験2〉
被処理水を通水した中空糸膜エレメントを解体し、評価用のラボモジュールを作製して洗浄処理を実施した。
被処理水を通水した中空糸膜エレメントは試験1と同様のものである。ラボモジュールにおいて、中空糸膜は20本、長さ有効3cmとした。洗浄液は、1wt%硫酸とした。
ラボモジュール(新膜、No.1〜3)を室温で洗浄液に浸漬し、15分毎に透水性を測定した。洗浄条件および測定結果を表2に示す。
Figure 0006700858
図3に、試験2における硫酸洗浄による透水性回復の推移を示す。同図において、横軸が浸漬時間(min)、縦軸が透水性保持率(%)である。
表2および図3によれば、1wt%硫酸に15分間浸漬させることで、透水性が新膜と同程度以上まで回復した。浸漬時間を15分以上長くすることで、回復率は上昇傾向を示し、上昇幅は最大4.8%程度であった。
上記結果から、1wt%の硫酸であれば浸漬時間を15分以上とすることで、洗浄効果が得られることが確認された。
〈試験3〉
被処理水を通水した中空糸膜エレメントを解体し、評価用のラボモジュールを作製して洗浄処理を実施した。
被処理水を通水した中空糸膜エレメントは試験1と同様のものである。ラボモジュールにおいて、中空糸膜は20本、長さ有効3cmとした。洗浄液は、1wt%硫酸とした。
ラボモジュール(新膜、No.1〜3)を室温で洗浄液に浸漬し、所定時間後に透水性を測定した。ラボモジュール(No.4)は、室温で洗浄液に浸漬し、30分毎に1分撹拌した。ラボモジュール(No.5)は、室温で洗浄液に浸漬し、30分毎にエアー透過逆洗を10秒実施した。エアー透過逆洗条件は、エアー圧力0.2MPa、透過流量500〜2000NL/hr(目詰まりの状態による透過流量の変化を含む範囲)とした。
洗浄条件および測定結果を表3に示す。
Figure 0006700858
図4に、試験3における硫酸洗浄による透水性回復の推移を示す。同図において、横軸が新膜に対する透水性保持率である。
表3および図4によれば、浸漬時間を長くすることで、洗浄後の透水性保持率は上昇傾向を示した。一方、浸漬時間が同じ場合には、途中で撹拌またはエアー透過逆洗を行うことで、洗浄後の透水性保持率が上昇した。
〈試験4〉
上記実施形態に従い、濾過工程および逆洗工程を繰り返し、図1の水処理装置を1日9hr連続運転した。更に、10日毎に、第1酸洗浄工程を実施した。連続運転中、中空糸膜モジュールの一次側と二次側との差圧を計測した。
また試験中に、中空糸膜エレメントから中空糸膜を適宜採取し、強力、伸度およびヤング率を測定した。強力は中空糸膜1本当たりの破断点強力(引張強度)である。伸度は中空糸破断点における伸び率である。ヤング率は、縦弾性係数(弾性範囲での応力と伸び率の比)であり、硬さの指標の1つである。
中空糸膜の採取は、中空糸膜エレメント14の付け根部(X)、先端部(Y)、および付け根部と先端部の間の中央部(Z)から行った(n=9)。中空糸膜33の採取場所を図5に示す。測定条件は、中空糸長さ50mm、温度25℃(水中)、初期荷重0.1N,試験速度100mm/minとした。
被処理水には、銅メッキ排水(pH2〜3、SS40mg/L、Cu40mg/L)を用いた。中空糸モジュールは、中空糸膜エレメントCE−330FS(株式会社クラレ製、膜銘柄:L20−125)が1872本収容されたものを使用した。被処理水量は、常用7.8m/h(58.5m/日)とした。試験期間は、2014年10月14日から2015年6月5日までとした。
運転条件を表4に示す。
Figure 0006700858
図6に、連続運転時の一期間における差圧上昇値を示す。同図において、横軸が稼働日数、縦軸が中空糸膜モジュールの一次側と二次側との差圧、黒プロットが第1酸洗浄工程後の差圧である。縦軸の差圧は、中空糸膜モジュールの限界差圧を100とした場合の規格値とした。
図6には示していないが、一次側と二次側との差圧は通水開始時より通水終了時の方が高く、逆洗終了後に通水終了時より低下した。通水を繰り返し実施することで、逆洗終了後の差圧は徐々に上昇したが、使用した中空糸膜モジュールの限界差圧以下に抑えられていた。
図6によれば、第1酸洗浄を実施することで、上昇した差圧を連続運転の開始時レベルまで低下させることができた。
表5に強力、伸度およびヤング率の測定結果を示す。
Figure 0006700858
強力、伸度およびヤングは、いずれも中空糸の強度物性を表す指標である。表5では新膜の値に対する比率(保持率%)として表す。
表5によれば、約6か月以上の連続運転において、使用した中空糸膜の強力(各日平均)は、新膜に対して97%以上を維持できていた。使用した中空糸膜の伸度(各日平均)は、新膜に対して85%以上を維持できていた。さらに、使用した中空糸膜のヤング率(各日平均)は、新膜に対して102%以上を維持できていた。
図7に、中空糸膜モジュールの寿命予想ラインを示す。同図において、横軸が耐久年数(年)、縦軸が強力保持率(%)、▲プロットは表5の強力保持率(各日平均値)である。強力保持率判定ラインは、表5の強力保持率(各日平均値)に基づいて導き出した。寿命予想ラインは、強力保持率70%、伸度保持率およびヤング率保持率50%となる期間を推定したものである。図7によれば、5年後でも強力保持率が70%以上あることが確認された。
上記試験1〜4の結果から、本発明に係る水処理方法によれば、中空糸膜モジュールを劣化させずに、膜を閉塞させる物質を除去でき、寿命5年以上を実現できる。
なお、従来の中空糸膜モジュールの洗浄(通水16分 洗浄3分(うち逆洗55秒、抜水(排泥)、充水135秒))で連続運転した場合には、5日目に所定の差圧(40kPa)を超え、所定の流量を確保できなくなった。
1,31 水処理装置
2 pH調整槽
3 中空糸膜モジュール
4 処理水槽
5 逆洗部
6 酸洗部
11,12,19,20 配管
13 膜濾過送水ポンプ
14 中空糸膜エレメント
15 仕切り部材
16 ハウジング
17 ガス供給部
18 排泥受槽
21 タンク
22 注入配管
23 注入ポンプ
24 返送配管
25 撹拌手段
26 分岐配管
32 バイパス経路
33 中空糸膜

Claims (3)

  1. 中空糸膜モジュールの一次側から二次側に向けて被処理水を通水し、前記被処理水を濾過する濾過工程と、
    前記濾過工程の後、前記中空糸膜モジュールの前記二次側にガスを供給して逆洗する逆洗工程と、
    前記中空糸膜モジュールの前記一次側に1wt%以上5wt%以下の硫酸を15分以上循環させる酸洗浄工程と、
    を備え、
    前記逆洗工程を複数回実施する毎に、前記酸洗浄工程を実施し、
    前記酸洗浄工程が、第1酸洗浄工程および前記第1酸洗浄工程よりも循環時間が長い第2酸洗浄工程を含み、
    前記第1酸洗浄工程を複数回実施する毎に、前記第2酸洗浄工程を実施し、
    前記第1酸洗浄工程の循環時間を15分以上60分以下とし、
    前記第2酸洗浄工程の循環時間を2時間以上4時間以下とする水処理装置の運転方法。
  2. 前記被処理水がメッキ排水である請求項1に記載の水処理装置の運転方法。
  3. 前記濾過工程の後であって、かつ、前記逆洗工程において前記ガスが供給される前までの期間に、前記二次側の排出口を開放して前記二次側にある処理水を前記中空糸膜モジュールの外へバイパスさせるバイパスタイムを設ける請求項1または請求項2に記載の水処理装置の運転方法。
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