JP6699543B2 - カラオケ用リモコン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、楽曲を演奏するカラオケ装置に対して選曲等を行うことのできるカラオケ用リモコン装置に関する。
現在、カラオケボックスやスナック等のナイト店で利用されるカラオケ装置は、選曲等、ユーザの手元で操作する手段としてリモコン装置が使用されることが一般的である。カラオケ装置とリモコン装置は、無線環境下でお互いに対応付けられることで、カラオケボックスのように複数のカラオケ装置が利用される環境下においても適切に利用することが可能である。
特許文献1には、カラオケボックス等において、任意のカラオケ装置と適宜対応付けが可能な電子早見本装置(以下、リモコン装置という。)が開示されている。この特許文献1に開示されるリモコン装置では、所定の接続通知を赤外線によりカラオケ装置へ送信し、接続通知に応じて電波によりカラオケ装置から返信される識別通知に基づいてカラオケ装置との対応付けが行われている。対応付けられたリモコン装置とカラオケ装置との間では、無線LANにより、選曲指令の送受信など、各種通信が行われることになる。
特開2006−78759号公報
ところで、スマートホン、タブレット端末等、ユーザが携行できる各種情報処理装置は、ユーザが情報処理装置を所持する状態によって、情報処理装置に表示される表示映像の向きを変更し、ユーザの所持状態によらず、見やすい表示映像を提供することが行われている。このような機能は、情報処理装置に設けられた重力センサ、あるいは、加速度センサを使用して、情報処理装置の状態検出を行うことで実行可能である。
特許文献1に開示されるリモコン装置についても、このような向き変更機能を設け、ユーザにとって見やすい表示映像を提供することが考えられる。特許文献1に開示されるリモコン装置では、カラオケ装置との対応付けを行うためのリモコン送信部は、赤外線を使用した通信手段である。赤外線を使用した通信手段は、広範な指向性を有していないこと、障害物の影響を受けやすいことを理由として、適切な方向、すなわち、送信対象となるカラオケ装置の方向を向ける必要がある。しかしながら、スマートホン等のような向き変更機能を設けた場合、表示映像の向きは所持状態によって変化するため、リモコン送信部の方向は必ずしも適切な方向を向くとは限らない。したがって、赤外線を使用したリモコン送信部をカラオケ装置に向けた適切な状態で、対応付けを行うことができない場合が考えられる。
このような特許文献1に開示されるカラオケ装置とリモコン装置の対応付けのみならず、赤外線を使用した通信手段は、例えば、無線LAN等、電波を使用する無線通信に不具合が生じた場合、緊急措置として、カラオケ装置との通信に使用される場合がある。したがって、選曲指示など、カラオケを行うにあたって最低限必要な機能を、この赤外線を使用する通信手段で代用することが可能である。その場合においても、表示映像の向き変更機能を採用した場合、赤外線を使用する通信手段を適切にカラオケ装置に向けられない状況が発生することが考えられる。
そのため、本発明に係るカラオケ用リモコン装置は以下の構成を採用するものである。筐体の前面に備えられ、制御部の制御に基づいて映像を表示する表示部と、前記筐体の背面に備えられ、前記表示部と交差する方向に赤外線を送信する赤外線通信部と、前記筐体の姿勢を検知する検知部と、を備え、前記制御部は、前記検知部が検知した前記筐体の姿勢に従って、前記映像の上下方向を決定して表示させる指示を前記表示部に送る表示方向変更処理と、前記筐体または前記表示部の予め定められた上下方向に従って、前記映像の上下方向を決定して表示させる指示を送る表示方向規制処理と、を実行し、前記赤外線通信部による通信を実行する所定の処理の実行が指示された場合、前記表示方向規制処理が実行されることを特徴とする。
さらに本発明に係るカラオケ用リモコン装置において、前記所定の処理は、前記赤外線通信部を介して、前記カラオケ用リモコン装置の識別情報を前記カラオケ装置に送信する対応付け処理であることを特徴とする。
前記所定の処理は、前記赤外線通信部を介して、楽曲の識別情報を前記カラオケ装置に送信する選曲処理であることを特徴とする。
さらに本発明に係るカラオケ用リモコン装置は、LANネットワーク通信により前記カラオケ装置と通信するネットワーク通信部を備え、前記赤外線通信部を介して、前記カラオケ用リモコン装置の識別情報を前記カラオケ装置に送信する対応付け処理が実行された後、楽曲の識別情報を前記カラオケ装置に送信する第2選曲処理が実行される場合、前記第2選曲処理は前記ネットワーク通信部を介して実行され、かつ、前記表示方向変更処理が実行されることを特徴とする。
さらに本発明に係るカラオケ用リモコン装置は、前記検知部が検知した前記筐体の姿勢と、前記映像の上下方向とが一致したと判断した場合、前記赤外線通信部による通信を開始することを特徴とする。
本発明に係るカラオケ用リモコン装置によれば、検知部が検知した筐体の姿勢に従って、映像の上下方向を決定して表示させる指示を表示部に送る表示方向変更処理を行うことで、筐体に向かうユーザに対して適切な方向で表示部に映像を表示させることが可能となる。その際、赤外線通信部による所定の処理を実行する場合、筐体または表示部の予め定められた上下方向に従って、映像の上下方向を決定して表示させる指示を送る表示方向規制処理を実行することで、筐体を適切な方向に向けた赤外線通信を行うことが可能となる。
さらに本発明に係るカラオケ用リモコン装置では、所定の処理は、カラオケ用リモコン装置とカラオケ装置とを対応付ける対応付け処理としている。このように対応付け処理が実行される際、表示方向制御処理で、表示映像の向きを切り替えることで、赤外線通信部をカラオケ装置に対して適切な方向に向けさせ、赤外線を使用する対応付け処理を適切に行うことが可能となる。
さらに本発明に係るカラオケ用リモコン装置では、赤外線通信部を使用する所定の処理は、楽曲の識別情報をカラオケ装置に送信する選曲処理としている。このように選曲処理が実行される際、表示方向変更処理で、表示映像の向きを切り替えることで、赤外線通信部をカラオケ装置に対して適切な方向に向けさせ、赤外線を使用する選曲処理を適切に行わせることが可能となる。
さらに本発明に係るカラオケ用リモコン装置において、検知部が検知した筐体の姿勢と、映像の上下方向が一致した場合、赤外線通信部による通信を開始することとしている。このような構成により、所定の処理を行う際、より的確に、赤外線通信部をカラオケ装置に対して適切な方向に向けさせ、赤外線通信を適切に行わせることが可能となる。
本実施形態のカラオケシステムを示す図 本実施形態のリモコン装置の正面斜視図 本実施形態のリモコン装置の背面斜視図 本実施形態のカラオケシステムにおける対応付け処理を示すフロー図 本実施形態のリモコン装置の載置形態を示す側面図 本実施形態のリモコン装置における対応付け処理を示すフロー図 対応付け処理時におけるタッチパネルの表示を示す図 本実施形態のリモコン装置の選曲処理を示すフロー図 他の実施形態のリモコン装置の載置形態を示す側面図
図1は、本実施形態のカラオケシステムの構成を示す図である。本実施形態におけるカラオケシステムは、カラオケ装置2(コマンダ)と、リモコン装置1を含んで構成されている。カラオケ装置2とリモコン装置1は、LAN100及びアクセスポイント130を利用してネットワークを形成するように接続されている。
カラオケボックスなどの店舗に設置されるカラオケ装置2は、楽曲を演奏するための演奏部として音響制御部25を備えている。また、カラオケ装置2は、ユーザからの各種入力を受け付ける操作部21を備える。カラオケ装置2は、操作部21からの入力を解釈してCPU30に伝達する操作処理部22を備える。また、カラオケ装置2は、各種情報を記憶する記憶部としてのハードディスク32を備える。カラオケ装置2は、LAN100に接続してネットワークに加入する通信手段としてのLAN通信部24を備えている。
また、カラオケ装置2は、モニター41に対して歌詞映像、背景映像を表示させる映像再生手段を備える。この映像再生手段は、映像情報に基づいて映像を再生する映像再生部29、再生する映像を一時的に蓄積するビデオRAM28、再生された映像に対する歌詞テロップの重畳、映像効果の付与等を行う映像制御部31を備えて構成される。
さらに、このカラオケ装置2では、外部に接続されるモニター41以外に、タッチパネルモニター33に対して各種情報を表示することを可能としている。タッチパネルモニター33は映像制御部31から入力された映像情報を表示する表示部35と、タッチ入力された位置を操作処理部22に出力するタッチパネル34が重畳されて構成されている。このタッチパネルモニター33は、カラオケ装置2の操作部21、あるいは、リモコン装置1のタッチパネルモニター11などと同様、入力部として機能する。ユーザは、タッチパネルモニター33にて楽曲を選択することで、直接カラオケ装置2に予約させる等、カラオケ装置2に対する各種操作を行うことが可能である。
さらに、カラオケ装置2は、各構成を統括して制御するためのCPU30、各種プログラムを実行するにあたって必要となる情報を一時記憶するためのRAM27を含んだ制御部を備えて構成されている。
このような構成にてカラオケ装置2は、各種処理を実行することとなるが、カラオケ装置2の主な機能として、楽曲予約処理、楽曲再生処理などを実行可能としている。楽曲予約処理は、ユーザからの指定に基づいて楽曲を指定、予約するための処理であってリモコン装置1と連携して実行される。リモコン装置1の選曲処理で形成された予約情報は、カラオケ装置2に送信される。カラオケ装置2は、受信した予約情報をRAM27中の予約テーブルに登録する。楽曲再生処理は、予約された楽曲を再生させる処理であって、楽曲演奏処理と歌詞表示処理とが同期して実行される処理である。
楽曲演奏処理は、楽曲情報に含まれる演奏情報に基づき、音響制御部25に演奏を実行させる処理である。音響制御部25にて演奏された楽曲は、マイクロホン43a、43bから入力される歌唱音声と一緒にスピーカー42から放音される。歌詞表示処理は、楽曲情報に含まれる歌詞情報をモニター41に表示させることで歌唱補助を行う処理である。
一方、リモコン装置1は、ユーザからの指示に基づいて楽曲を検索する検索処理と、再生指示のあった楽曲について予約情報をカラオケ装置2に送信する選曲処理を実行可能としている。また、リモコン装置1は、カラオケ装置2あるいはインターネット上に接続されたサーバー装置5から各種情報を受信し、各種処理を実行することが可能である。本実施形態では、ユーザから各種指示を受け付けるユーザインターフェイスとして、操作部17と、タッチパネルモニター11を備えている。タッチパネルモニター11は、表示部11aとタッチパネル11bを有して構成され、表示部11aに各種インターフェイスを表示するとともに、ユーザからのタッチ入力を受付可能としている。
さらにリモコン装置1は、選曲処理に必要とされるデータベース、各種プログラム等を記憶する不揮発性の記憶部としてのNAND型記憶部14aを備えている。そして、各種構成を統括して制御するためのリモコン側制御部を備えて構成される。リモコン側制御部には、CPU15、プログラム実行に伴って発生する各種情報を記憶するRAM14b、タッチパネルモニター11に対して表示する映像を形成する映像制御部13、表示する映像情報を一時的に蓄えるビデオRAM12、タッチパネルモニター11あるいは操作部17からの入力を解釈してCPU15に伝える操作処理部18などが含まれている。
リモコン装置1は、ネットワーク通信部16によって、アクセスポイント130と無線接続されることで、LAN100によって構成されるネットワークに接続される。なお、各リモコン装置1は、対応付け処理を実行することで特定のカラオケ装置2に対して事前に対応付けされている。リモコン装置1から出力される各種命令は、対応付けされたカラオケ装置2にて受信されることとなる。また、リモコン装置1は、赤外線通信部19を備え、カラオケ装置2側に設けられた赤外線通信部23と赤外線による無線通信を行うことが可能である。
また、リモコン装置1は、リモコン装置1の筐体の向く方向を検出するための加速度センサ20(本発明の「検知部」に相当)を有している。本実施形態では、この加速度センサ20を使用して重力方向を検出し、タッチパネルモニター11に表示させる映像がユーザに対して適切な向きを向くように制御する表示方向変更処理を行うこととしている。なお、重力方向等、リモコン装置1の筐体の向く方向を検知する検知部としては、加速度センサ20のみならず、各種センサを使用することが可能である。
このようなリモコン装置1の構成により、ユーザからの各種入力をタッチパネルモニター11、あるいは、操作部17から受付けるとともに、映像情報をタッチパネルモニター11の表示により各種情報を提供することで、カラオケ装置2に対して出力する予約情報を送信する選曲処理など、各種処理を行うことが可能となっている。
図2は、本実施形態のリモコン装置1の正面斜視図であり、図3は、本実施形態のリモコン装置1の背面斜視図である。図2、図3は、水平面である載置面に載置したとき(第1載置状態)の様子であって、水平面をZX平面、鉛直方向をY軸に取る座標系を設定し、リモコン装置1の横方向をX軸、奥行き方向をZ軸に設定している。筐体61の正面には、タッチパネルモニター11が設けられている。また、筐体61上部には、バッテリ状態等を表示するためのLED65が設けられている。また、筐体61の背面には、赤外線通信部19の赤外線を発射するための赤外線窓19aが設けられている。赤外線通信部19から発射された赤外線は、この赤外線窓19aを通じて筐体61の外部に発射される。赤外線窓19aは、赤外線を通過させる必要があるため、赤外線の周波数帯域を通過させる透明アクリル板等の素材が使用される。通常、赤外線窓19aの素材は筐体61と異なるため、筐体61上、ユーザの目の付き易い箇所に配置すると美観上の妨げとなることが考えられる。本実施形態では、筐体61の背面に配置したことで、リモコン装置1の筐体61の美観向上が図られている。
筐体61は、その裏面に第1支持部62R、62L、第2支持部63R、63Lを有している。これら第1支持部62R、62L、第2支持部63R、63Lは、リモコン装置1を載置するための部材であって、本実施形態では、図2、図3のように第1支持部62R、62Lを使用してリモコン装置1を載置する第1載置状態、あるいは、第1支持部62R、62L、第2支持部63R、63Lの両方を使用してリモコン装置1を載置する第2載置状態で載置面に載置可能となっている。第1載置状態と第2載置状態では、タッチパネルモニター11の角度が異なるため、ユーザは自分の好みの角度となるように何れかの載置状態を選択して使用することが可能となっている。
また、第1載置状態と第2載置状態では、タッチパネルモニター11が反転するため、載置状態に応じてタッチパネルモニター11に表示される映像を反転させることで、載置状態に応じた適切な映像をユーザに視認させることが可能となっている。本実施形態では、リモコン装置1に設けられた加速度センサ20を使用して筐体61の姿勢を検知し、載置状態に応じてタッチパネルモニター11に表示される映像の上方向が、Y軸正の方向となるように表示方向を変更する表示方向変更処理が実行することで、ユーザに対して適切な方向で表示された映像を視認させることとしている。
図4は、本実施形態のカラオケシステムにおける対応付け処理を示すフロー図である。前述したように、リモコン装置1はカラオケ装置2と通信上の対応付けを行う必要がある。例えば、カラオケボックス等の店舗では、来店した顧客は、店舗カウンターでリモコン装置1を受け取り、指示された部屋に入室する。入室の際、顧客あるいは従業員により対応付け処理が実行されることで、リモコン装置1と部屋に設置されたカラオケ装置2間で通信可能となり、リモコン装置1からカラオケ装置2に対する選曲等を行うことが可能となる。
本実施形態では、リモコン装置1は、ネットワーク通信部16を使用した無線LANによる通信で店舗内のLANに参加していることが前提となる。そのため、リモコン装置1は、ネットワーク通信部16とアクセスポイント130間で無線LANによる通信接続が確立した状態となっている。無線LANによる通信接続は、図4に示すようにリモコン装置1からの接続要求に応じて、アクセスポイント130から接続許可が得られることで確立する。
対応付け処理では、まず、リモコン装置1の赤外線通信部19からカラオケ装置2に対して、対応付け要求が送信される。なお、赤外線通信部19から送信される赤外線は指向性を有するため、リモコン装置1の赤外線窓19aを、カラオケ装置2に向けておく必要がある。リモコン装置1から対応付け要求を受信したカラオケ装置2は、カラオケ装置2の識別情報を、アクセスポイント130を介してブロードキャストする。対応付け処理を実行中のリモコン装置1は、ブロードキャストされた識別情報を受信してRAM14b等の記憶部に記憶する。以後、リモコン装置1からカラオケ装置2に対して送信される選曲情報等、各種情報には、このカラオケ装置2の識別情報が含まれるため、ネットワーク内のカラオケ装置2は、自己の識別情報を含んだ情報を識別して受信することが可能となる。
以上が、カラオケシステムで実行される対応付け処理について説明したが、リモコン装置1から送信される対応付け要求は、赤外線を使用して行われるため、リモコン装置1の筐体を赤外線窓19aが適切な方向、すなわち、カラオケ装置2の方向に向ける必要がある。本実施形態のリモコン装置1は、第1支持部62R、62Lを使用してリモコン装置1を載置する第1載置状態、あるいは、第1支持部62R、62L、第2支持部63R、63Lの両方を使用してリモコン装置1を載置する第2載置状態で載置面に載置可能となっている。特に、第2載置状態では、赤外線窓19aが載置面を向くため、適切に対応付け要求をカラオケ装置2に送信できない可能性がある。
図5は、本実施形態のリモコン装置1の載置形態を示す側面図である。図に示す座標系は、図2、図3で使用した座標系と同様である。図5に示す側面図は、リモコン装置1をX軸正の方向から眺めた側面図であって、図5(A)は、図2、図3と同様、第1支持部62R、62Lを使用して載置面A上に起立する第1載置状態である。また、図5(B)は、第1支持部62R、62L、第2支持部63R、63Lの両方を使用して載置面A上に起立する第2載置状態である。第1載置状態と第2載置状態では、載置面Aに対するタッチパネルモニター11の角度が異なることが分かる。第1載置状態では、タッチパネルモニター11は載置面Aに対して急峻な角度を有するのに対し、第2載置状態では載置面Aに対して緩やかな角度となっている。ユーザはタッチパネルモニター11が好みの角度となるように、第1載置状態あるいは第2載置状態を選択して使用することが可能である。その際、第1載置状態と第2載置状態では、タッチパネルモニター11の上下方向は、ユーザに対して反転することになる。そのため、本実施形態では、加速度センサ20を使用して、筐体61の重力方向に対する姿勢を検知し、載置状態に応じてタッチパネルモニター11に表示される映像がユーザに対して適切な向きとなるように表示させる表示方向変更処理を行うこととしている。
一方、第1載置状態と第2載置状態では、赤外線窓19aの向く方向が異なることになる。本実施形態のように筐体61の裏面に赤外線窓19aを設けた場合、図5(A)に示す第1載置状態では、赤外線照射方向IRは、載置面Aにほぼ平行な状態となり、カラオケ装置2に向けて適切に送信されると考えられる。しかし、図5(B)に示す第2載置状態では、赤外線照射方向IRは、載置面Aを向いた状態となり、カラオケ装置2に適切に送信されないことが考えられる。このように、第1載置状態では、特に第1支持部62の設置角度が筐体61と載置面Aとの角度を規制し、赤外線照射方向IRを決定する。また、第2載置状態では、特に第1支持部62の長さが筐体61と載置面Aとの角度を規制し、赤外線照射方向IRを決定する。
本実施形態では、このような事情を鑑みたものであって、対応付け処理において、赤外線照射方向IRがカラオケ装置2を向くようにさせるものである。図6は、本実施形態のリモコン装置で実行される対応付け処理を示すフロー図である。リモコン装置1では、加速度センサ20を使用した表示方向変更処理により、筐体61の向く方向でタッチパネルモニター11に表示される映像が正位置もしくは反転位置に変更される。リモコン装置1で対応付け処理が実行されると、タッチパネルモニター11に表示される映像を正位置に規制し(S101)、表示方向変更禁止に設定、すなわち、表示方向規制処理を実行し表示方向変更処理が機能しない状態に設定する(S102)。
図7は、対応付け処理時におけるタッチパネルモニター11の表示を示す図である。図7(A)、図7(B)は、どちらもタッチパネルモニター11に表示される映像が正位置となった状態であるが、図7(A)は、第1載置状態においてユーザから見た画面の様子であり、図7(B)は、第2載置状態においてユーザから見た画面の様子である。第1載置状態では、ユーザに対して適切な方向の映像となっているが、第2載置状態では、ユーザに対して反転した映像となっていることが分かる。第2載置状態では、ユーザは使用し易いように、第1載置状態となるように筐体61の向きを変更し、映像が適切な方向となるように使用することになる。特に、第1載置状態では、図5(A)に示すように赤外線窓19aは、カラオケ装置2に対して適切な方向に向けられることが可能となる。
さらに本実施形態では、赤外線送信による対応付け要求を送信する際(S104)、加速度センサ20で検知した重力方向が、タッチパネルモニター11の下方向に一致していることを条件としている(S103:Yes)。このような条件を加えたことで、ユーザが筐体61の赤外線窓19aを適切な方向に向けていることを確認し、赤外線送信を行うことを可能としている。対応付け要求についての赤外線送信(104)を終えると、表示方向変更禁止を解除し、加速度センサ20の検知した筐体61の姿勢により映像の向きを変更可能とする(S105)。そして、リモコン装置1は、ブロードキャストされたカラオケ装置2の識別情報を、ネットワーク通信部16を使用して受信し(S106)、RAM14b等の記憶部に記憶させる(S107)ことで、対応付け処理が完了する。
以上、説明したように本実施形態のリモコン装置1は、赤外線による通信を行う対応付け処理において、タッチパネルモニター11に表示される映像の表示方向を規制することで、ユーザに特段意識させることなく赤外線窓19aが適切な方向を向くように促し、適切にカラオケ装置2との赤外線通信を行わせることを可能としている。
なお、リモコン装置1では、タッチパネルモニター11に表示される映像の方向を規制する表示方向規制処理を、対応付け処理時に行うこととしたが、表示方向規制処理は、対応付け処理時に限られるものではなく、赤外線通信部19を使用して通信を行う処理であれば他の処理についても行うことが可能である。例えば、リモコン装置1からカラオケ装置2に対して楽曲の予約情報を送信する選曲処理において行うこととしてもよい。
通常、選曲処理は、対応付けられているカラオケ装置2に対してネットワーク通信部16を介して予約情報を送信する。しかしながら、何らかの事情により、リモコン装置1がネットワークと通信できない場合、赤外線通信部19を介して予約情報を送信することで、万が一のときも楽曲を予約することを可能としている。
図8は、本実施形態のリモコン装置1で実行される選曲処理を示すフロー図である。リモコン装置1で実行される選曲処理では、歌手名、楽曲名に基づいて楽曲を検索し、歌唱する楽曲を選択することが可能である。楽曲が選択された場合(S201:Yes)、楽曲の詳細(楽曲名、歌手名、歌い出し等)を表示する楽曲確認画面が表示される(S202)。この楽曲確認画面には、予約ボタンが設けられており、ユーザがこの予約ボタンを操作した場合(S203:Yes)、リモコン装置1は、カラオケ装置2に対して、選択されている楽曲の楽曲識別情報を含んだ予約情報を送信する。
その場合、リモコン装置1は、ネットワーク通信部16によるカラオケ装置2との通信を行うことができるかを確認する(S204)。ネットワーク通信部による通信接続が可能な場合(S204:Yes)つまり、対応付け処理が正常に実行された後である場合、リモコン装置1は、ネットワーク通信部16を介してカラオケ装置2に予約情報を送信する(S205)。一方、ネットワーク通信部による通信接続ができない場合(S204:No)、リモコン装置1は、まず、タッチパネルモニター11に表示される映像を正位置、すなわち、図5(A)に示すような状態でタッチパネルモニター11に表示される映像の方向が上となるように規制し(S206)、表示方向変更禁止に設定、すなわち、表示方向規制処理を実行し、表示方向変更処理が機能しない状態に設定する(S207)。
さらに本実施形態では、より的確に赤外線通信を実現するため、予約情報を送信する際、加速度センサ20で検知した重力方向が、タッチパネルモニター11の下方向に一致していることを条件としている(S208:Yes)。このような条件を加えたことで、ユーザが筐体61の赤外線窓19aを適切な方向に向けている状態で、赤外線送信を行うことを可能としている。赤外線通信部19を介した予約情報の送信(S209)を終えると、表示方向変更禁止を解除し、加速度センサ20の検知した筐体61の姿勢により映像の向きを変更可能とする表示方向変更処理が機能する状態とする(S210)。
このように、本実施形態では、カラオケ装置2に対して予約情報を送信する選曲処理時において、ネットワーク通信部16によるカラオケ装置2との通信ができない場合、赤外線通信部19を介して予約情報を送信することが可能となっている。特に、この赤外線通信部19を使用して予約情報を送信する場合、表示方向規制処理を機能させることで、リモコン装置1の赤外線窓16aを適切な方向に向けさせた状態で赤外線通信を行うことを可能としている。
図2、図3、図5で説明した実施形態では、赤外線窓19aは、筐体61の裏面、すなわち、タッチパネルモニター11と反対側に設けることとしたが、赤外線窓19aは筐体61の裏面のみならず、適宜箇所に設けることが可能である。図9は、他の実施形態のリモコン装置1の載置形態を示す側面図である。図5の実施形態では、筐体61の裏面に赤外線窓19aを設けた形態を説明したが、本実施形態では筐体61の側面であって、第1支持部62R、62Lに近い位置に設けた形態となっている。このような場合、図9(A)に示す第1支持部62R、62L、第2支持部63R、63Lを使用して載置する場合が第1載置状態となり、表示位置規制処理では、この状態で表示される映像が上となる、すなわち、第1支持部62R、62Lに近い方が映像の上となるように、映像の方向が規制される。図9(A)に示すように第1載置状態では、赤外線照射方向IRが広い空間を向いた状態となっていることが分かる。
一方、リモコン装置1は、図9(B)に示すように、第1支持部62R、62Lを使用した起立する第2載置形態で載置することも可能である。この場合、赤外線窓19aは、載置面Aを向いた状態となり、赤外線通信が困難となることが予想される。本実施液体では、前述の実施形態と同様、対応付け処理、あるいは、選曲処理等、赤外線通信部19を使用して赤外線通信を行う所定の処理において、第1載置状態のように赤外線窓19aが広い空間を向いた状態とし、カラオケ装置2との赤外線通信を適切に行わせることを可能としている。
1:リモコン装置 23:赤外線通信部
2:カラオケ装置 24:LAN通信部
5:サーバー装置 25:音響制御部
11:タッチパネルモニター 27:RAM
11a:表示部 28:ビデオRAM
11b:タッチパネル 29:映像再生部
12:ビデオRAM 30:CPU
13:映像制御部 31:映像制御部
14a:NAND型記憶部 32:ハードディスク
14b:RAM 33:タッチパネルモニター
15:CPU 34:タッチパネル
16:ネットワーク通信部 35:表示部
16a:赤外線窓 41:モニター
17:操作部 42:スピーカー
18:操作処理部 43a、43b:マイクロホン
19:赤外線通信部 61:筐体
19a:赤外線窓 62R、62L:第1支持部
20:加速度センサ 63R、63L:第2支持部
21:操作部 65:LED
22:操作処理部 130:アクセスポイント

Claims (5)

  1. 筐体の前面に備えられ、制御部の制御に基づいて映像を表示する表示部と、
    前記筐体の背面に備えられ、前記表示部と交差する方向に赤外線を送信する赤外線通信部と、
    前記筐体の姿勢を検知する検知部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記検知部が検知した前記筐体の姿勢に従って、前記映像の上下方向を決定して表示させる指示を前記表示部に送る表示方向変更処理と、
    前記筐体または前記表示部の予め定められた上下方向に従って、前記映像の上下方向を決定して表示させる指示を送る表示方向規制処理と、を実行し、
    前記赤外線通信部による通信を実行する所定の処理の実行が指示された場合、前記表示方向規制処理が実行されることを特徴とする
    カラオケ用リモコン装置。
  2. 前記所定の処理は、前記赤外線通信部を介して、前記カラオケ用リモコン装置の識別情報を前記カラオケ装置に送信する対応付け処理であることを特徴とする
    請求項1に記載のカラオケ用リモコン装置。
  3. 前記所定の処理は、前記赤外線通信部を介して、楽曲の識別情報を前記カラオケ装置に送信する選曲処理であることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のカラオケ用リモコン装置。
  4. LANネットワーク通信により前記カラオケ装置と通信するネットワーク通信部を備え、
    前記赤外線通信部を介して、前記カラオケ用リモコン装置の識別情報を前記カラオケ装置に送信する対応付け処理が実行された後、楽曲の識別情報を前記カラオケ装置に送信する第2選曲処理が実行される場合、前記第2選曲処理は前記ネットワーク通信部を介して実行され、かつ、前記表示方向変更処理が実行されることを特徴とする
    請求項3に記載のカラオケ用リモコン装置。
  5. 前記検知部が検知した前記筐体の姿勢と、前記映像の上下方向とが一致したと判断した場合、前記赤外線通信部による通信を開始することを特徴とする
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載のカラオケ用リモコン装置。

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