JP6699136B2 - 画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置などに関する。
画像処理では、被写体の重心などを求める際に、被写体領域に対する平均値演算処理など統計的な演算を行うことがある。例えば、手のひら静脈認証の場合、手のひら静脈認証を行う画像処理装置は、被写体である手のひらの各点の座標の平均値を算出し、重心を特定する。
特開2009−238205号公報 特開2007−233981号公報
しかしながら、画像処理における被写体が傾いた場合に、被写体領域に対する統計的な演算を正確に行うことができないという問題がある。例えば、手のひら静脈認証の場合を例にすると、認証特徴である被写体領域に対する画像を処理する際に、統計的な演算を正確に行うことができないという問題について説明する。
図11は、被写体が傾いた場合の影響を説明する図である。図11に示すように、カメラが、被写体を撮像素子に投影する。被写体が傾いている場合、撮像素子の1ピクセルに投影される被写体の撮影面積は均一ではない。すなわち、ピクセルPに投影される被写体の領域Bは、ピクセルPに投影される被写体の領域Aより撮影面積が大きい。つまり、ピクセルPには、領域Aよりも長い領域Bが投影されている。ピクセルPの情報量は、ピクセルPの情報量より過小に評価されているともいえる。
このような場合に、例えば、画像処理装置が、以下の式(1)を用いて、重心座標Xを計算する。なお、Nはピクセルの総数であり、xはi番目のピクセルの座標である。つまり、重心演算においては、全てのピクセルが均等な重み1.0で演算されている。
Figure 0006699136
すると、領域Bの情報量が領域Aの情報量より過小に評価されることになる。逆に領域Aの情報量が領域Bの情報量より過大に評価されることになる。この結果、重心座標Xは、領域Aの方向に引きずられ、正確に算出されない。
なお、上記課題は、画像処理における被写体が傾いた場合に限定されず、被写体が曲がる場合にも同様に生じる課題である。
本発明は、1つの側面では、画像処理における被写体領域に対する統計的な演算を正確に行うことを目的とする。
1つの態様では、画像処理装置は、被写体の画像を複数のブロックに区分する分割部と、基準位置から各ブロックに対応する被写体までの距離を求める測定部と、前記距離に応じて各ブロックの重みを設定する設定部と、前記重みにより各ブロックに投影される被写体の大きさに関する情報を補正する補正部と、前記補正された被写体の大きさに関する情報に基づいて、前記被写体の姿勢を演算する演算部と、を有する。
1実施態様によれば、画像処理における被写体領域に対する統計的な演算を正確に行うことができる。
図1は、実施例1に係る画像処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2は、実施例1に係る重心座標の第1の計算処理を説明する図である。 図3は、実施例1に係る重心座標の第2の計算処理を説明する図である。 図4は、実施例1に係る重み付きの2次曲面フィッティング処理を説明する図である。 図5は、実施例1に係る重心計算処理のフローチャートを示す図である。 図6は、実施例2に係る画像処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図7は、ジェスチャ認証で用いられる重心座標の計算処理を説明する図である。 図8は、実施例3に係る画像処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図9は、実施例3に係る手のひら静脈認証処理のフローチャートを示す図である。 図10は、画像処理プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。 図11は、被写体が傾いた場合の影響を説明する図である。
以下に、本願の開示する画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、実施例により限定されるものではない。
図1は、実施例1に係る画像処理装置の構成を示す機能ブロック図である。図1に示す画像処理装置1は、被写体を撮影した画像から重心を求める際に、画像処理の単位(例えばピクセル)に投影される情報量を基準として重み付け処理を適用することにより重心の計算精度を高める。
画像処理装置1は、全体制御部11、撮影部12、記憶部13、3次元形状取得部14および画像演算部15を有する。
全体制御部11は、画像処理装置1の全体を制御する。
撮影部12は、被写体における画像の撮影処理を実行する。撮影部12は、光源121および撮像素子122を含む。光源121は、光を照射し、その結果、照射した光は、被写体に当たる。撮像素子122は、レンズから入ってきた光を電気信号として蓄える素子であり、複数のピクセルで表わされる。すなわち、撮像素子122は、被写体を撮影した画像を複数のピクセルに区分する。なお、撮影部12は、一例として、カメラが挙げられる。撮像素子122には、一例として、CCD(Charge-Coupled Device)素子やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)素子が挙げられる。
記憶部13は、例えば、RAM、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。記憶部13は、例えば、画像データを記憶する。
3次元形状取得部14は、被写体の3次元形状データを取得する。例えば、3次元形状取得部14は、SFS(Shape From Shading)技術を適用することで3次元形状データであるSFSデータを取得する。SFS技術とは、被写体に光を当てて撮影した画像の輝度値から物体の3次元形状を推定する技術である。推定された3次元形状データは、SFSデータと呼ばれる。一例として、手のひら静脈センサでは、近赤外照明の反射光に対してSFS技術が適用される。なお、3次元形状取得部14は、SFS技術を適用することで3次元形状データを取得すると説明したが、SFS技術以外の技術であっても3次元形状データを取得できれば、これに限定されない。
画像演算部15は、3次元形状取得部14によって取得された3次元形状データを用いて演算処理を実行する。画像演算部15は、2次曲面フィッティング部151、重み計算部152および重心計算部153を有する。
2次曲面フィッティング部151は、被写体の3次元形状データから被写体を2次曲面へフィッティングする。例えば、2次曲面フィッティング部151は、3次元形状取得部14によって取得された3次元形状データから被写体の高さを取得する。そして、2次曲面フィッティング部151は、被写体の高さに基づいて、被写体を2次曲面にフィッティングする。
重み計算部152は、被写体の3次元形状データを用いて、画像上の1ピクセルに対応する被写体上の面積を計算し、計算した面積に応じた重みを計算する。重み計算部152は、以下の式(2)を用いて、面積に応じた重みを計算する。なお、Nはピクセルの総数であり、Sはi番目のピクセルに対応する被写体上の面積である。sはi番目のピクセルに対応する被写体上の面積に応じた重みであり、Sを正規化した値である。
Figure 0006699136
重心計算部153は、被写体上の面積に応じた重みを用いて、被写体の重心座標を計算する。重心計算部153は、以下の式(3)を用いて、重心座標Xを計算する。すなわち、重心計算部153は、重みにより各ピクセルに投影される被写体の大きさに関する情報を補正する。なお、Nはピクセルの総数であり、xはi番目のピクセルの座標である。sはi番目のピクセルに対応する被写体上の面積に応じた重みであり、式(2)によって求められた値である。
Figure 0006699136
このように被写体上の面積に応じた重みを用いた重心座標の計算方法を、説明の便宜上、重心座標の第1の計算方法という。
ここで、実施例1に係る重心座標の第1の計算処理を、図2を参照して説明する。図2は、実施例1に係る重心座標の第1の計算処理を説明する図である。図2に示すように、被写体が傾いている場合、撮像素子122の1ピクセルに投影される被写体の撮影面積は均一ではない。すなわち、ピクセルPに投影される被写体の領域Bは、ピクセルPに投影される被写体の領域Aより撮影面積が大きい。つまり、ピクセルPには、領域Aよりも長い領域Bが投影されている。言い換えれば、ピクセルPの情報量は、ピクセルPの情報量より過小に評価されている。
そこで、重み計算部152は、被写体の3次元形状データを用いて、画像上の1ピクセルに対応する被写体上の面積を計算する。ここでは、ピクセルPに対応する被写体上の面積はSである。ピクセルPに対応する被写体上の面積はSである。Sは、Sより小さい。重み計算部152は、式(2)を用いて、面積に応じた重みを計算する。ここでは、Sを正規化した重みはsである。Sを正規化した重みはsである。
そして、重心計算部153は、ピクセルの座標に当該ピクセルに対応する被写体上の面積に応じた重みを乗じた値を用いて、被写体の重心座標を計算する。これは、領域Bの面積Sに対応するピクセルPの情報量を領域Aの面積Sに対応するピクセルPの情報量と均一にしたうえで、被写体の重心座標を計算するためである。これにより、重心計算部153は、被写体領域に対する重心座標を正確に演算することができる。
図1に戻って、重み計算部152は、1ピクセルに投影される被写体の撮影面積に応じた重みを計算すると説明したが、これに限定されない。重み計算部152は、基準位置から1ピクセルに投影される被写体までの距離および傾きに応じた重みを計算しても良い。すなわち、重み計算部152は、被写体の3次元形状データを用いて、基準位置から各ピクセルに対応する被写体までの距離および傾きを計算する。重み計算部152は、以下の式(4)および式(5)を用いて、距離および傾きに応じた重みを計算する。なお、基準位置とは、例えば撮影部12に含まれるレンズであるが、これに限定されない。Nはピクセルの総数であり、Zはi番目のピクセルに対応する被写体上の点の高さである。nはi番目のピクセルに対応する被写体上の点における単位法線ベクトルである。eはZ軸方向の単位法線ベクトルである。Wはi番目のピクセルに対応する被写体上の点の高さおよび傾きから決定される値である。wはi番目のピクセルに対応する被写体上の高さおよび傾きに応じた重みであり、Wを正規化した値である。
Figure 0006699136
Figure 0006699136
重み計算部152によって距離および傾きに応じた重みが計算される場合には、重心計算部153は、距離および傾きに応じた重みを用いて、被写体の重心座標を計算する。重心計算部153は、以下の式(6)を用いて、重心座標Xを計算する。すなわち、重心計算部153は、重みにより各ピクセルに投影される被写体の大きさに関する情報を補正する。なお、Nはピクセルの総数であり、xはi番目のピクセルの座標である。wはi番目のピクセルに対応する被写体上の高さおよび傾きに応じた重みであり、式(5)によって求められた値である。
Figure 0006699136
このように距離に応じた重みを用いた重心座標の計算方法を、説明の便宜上、重心座標の第2の計算方法という。
ここで、実施例1に係る重心座標の第2の計算処理を、図3を参照して説明する。図3は、実施例1に係る重心座標の第2の計算処理を説明する図である。図3に示すように、被写体が傾いている場合、基準位置(例えばレンズ)から1ピクセルに投影される被写体までの高さは均一ではない。このため、領域の高さが高い程、ピクセルに投影される撮影面積が大きくなる。ここでは、被写体の領域Bが被写体の領域Aより高い位置にあるが、ピクセルPに投影される被写体の領域BはピクセルPに投影される被写体の領域Aより撮影面積が大きくなる。つまり、ピクセルPには、領域Aよりも長い領域Bが投影されることとなる。言い換えれば、ピクセルPに含まれる領域Bの情報量は、ピクセルPに含まれる領域Aの情報量より過小に評価されている。そこで、重み計算部152は、式(4)に基づいて、1ピクセルに投影される領域の高さZが高い程Wを大きくするべく補完する。
加えて、傾きの影響は、Z軸方向の単位法線ベクトルeと注目点における単位法線ベクトルとの内積から計算される(式(4)参照)。ここでは、領域Aにおける単位法線ベクトルはnであり、領域Bにおける単位法線ベクトルはnである。かかる内積は、注目点が真下を向いている場合は1.0であるが、被写体が傾く程小さくなる。被写体が傾いている場合、カメラ上では該当領域が小さく撮影されてしまう。つまり、被写体が傾いている場合に、注目点を含む所定の領域は、被写体が傾いていない場合と比べて、1ピクセルに投影される面積が大きくなり、ピクセル単位で演算を行うと結果として過小評価されてしまう。そこで、重み計算部152は、式(4)に基づいて、被写体が傾く程Wを大きくするべく補完する。
そして、重み計算部152は、式(5)に補完したWを用いて、距離および傾きに応じた重みを計算する。そして、重心計算部153は、ピクセルの座標に、当該ピクセルに対応する重みを乗じた値を用いて、被写体の重心座標を計算する。これは、領域Bの距離および傾きに対応するピクセルPの情報量を領域Aの距離および傾きに対応するピクセルPの情報量と均一にしたうえで、被写体の重心座標を計算するためである。これにより、重心計算部153は、被写体領域に対する重心演算を正確に行うことができる。
なお、2次曲面フィッティング部151は、被写体の3次元形状データから被写体を2次曲面へフィッティングすると説明した。しかしながら、2次曲面フィッティング部151は、これに限定されず、フィッティングする際、第2の計算処理と同様な処理で被写体の物理的な長さに応じた重み付けを行っても良い。この際、2次曲面フィッティング部151は、被写体の傾きの項目、すなわち、式(4)の傾きの項目n・eを無視することができる。これは、被写体が略平面に近い場合に適用可能である。かかる場合には、2次曲面フィッティング部151は、式(4)の代わりに被写体上の点の高さZをWとし、式(5)を用いて各点xの重みを計算する。2次曲面フィッティング部151は、以下の一例のように、各点xの重みを用いて、2次曲面フィッティングする。なお、重みづけとして、W´=W×Wという係数を用いる構成としても良い。式(4)は物理的な長さに応じた重み補正であるが、W´は面積に応じた重みづけである。
一例として、2次曲面フィッティング部151は、2次曲面の方程式を式(7)のように定義する。
Figure 0006699136
2次曲面フィッティング部151は、定義した2次曲面の方程式と、3次元形状データからフィッティングされた2次曲面の測定データzと、の二乗誤差を最小にする係数Aを求める。求める係数Aは、(a,b,c,d,e,f)である。すなわち、2次曲面フィッティング部151は、以下の式(8)で示される係数Aを求める。なお、Nはピクセルの総数であり、wはk番目のピクセルに対応する被写体上の高さに応じた重みである。
Figure 0006699136
係数Aのベクトルは、以下の式(9)のように求められる。なお、行列Zは、測定データ(z,z,・・・,zである。行列Wは、各点の重みを対角に設定した対角行列であり、式(10)で示される。行列Xは、式(11)で示され、N個のピクセルの座標で表わされる。
Figure 0006699136
Figure 0006699136
Figure 0006699136
2次曲面フィッティング部151は、求められた係数Aの各項目の値を式(7)の対応する各項目に代入して、重み付きの2次曲面を計算する。ここで、実施例1に係る重み付きの2次曲面フィッティング処理を、図4を参照して説明する。図4は、実施例1に係る重み付きの2次曲面フィッティング処理を説明する図である。図4に示すように、2次曲面フィッティング部151は、被写体のSFSデータから被写体の高さZ(iは、ピクセル)を取得する。2次曲面フィッティング部151は、被写体の高さZに基づいて、被写体を2次曲面へフィッティングする。2次曲面フィッティング部151は、フィッティングする際に、高さZに応じた重みを用いて、被写体を重み付きの2次曲面へフィッティングする。これにより、2次曲面フィッティング部151は、被写体領域に対する2次曲面を正確に求めることができる。
[重心計算処理のフローチャート]
図5は、実施例1に係る重心計算処理のフローチャートを示す図である。なお、図5では、3次元形状取得部14は、被写体の3次元形状データとしてSFSデータを取得するものとする。また、重み計算部152および重心計算部153は、第2の計算処理を用いて重心座標を計算するものとする。また、Nは、ピクセルの総数であるものとする。
図5に示すように、2次曲面フィッティング部151は、3次元形状取得部14によって取得されたSFSデータから被写体の高さ(距離)Z(i=1〜N)を取得する(ステップS11)。例えば、2次曲面フィッティング部151は、被写体のSFSを用いて、基準位置から各ピクセルに対応する被写体までの高さZを計算する。
2次曲面フィッティング部151は、取得されたSFSデータを2次曲面にフィッティングする(ステップS12)。
重み計算部152は、フィッティングされた2次曲面の方程式から、i番目の点に対応する被写体上の点における単位法線ベクトルnを計算する(ステップS13)。なお、Z軸方向の単位法線ベクトルeは、(0,0,1)である。
そして、重み計算部152は、各点の重みwを計算する(ステップS14)。例えば、重み計算部152は、各ピクセルに対応する被写体の高さおよび傾きに応じた重みを計算する。重み計算部152は、式(4)および式(5)を用いて各ピクセルに対応する重みを計算する。
そして、重心計算部153は、重みwを用いて重心座標を計算する(ステップS15)。例えば、重心計算部153は、式(6)を用いて被写体の重心座標を計算する。なお、この後、重心計算部153は、計算された重心座標が撮影領域の中心から大きくずれている場合には、被写体の位置を誘導するようにしても良い。
このようにして、上記実施例1によれば、画像処理装置1は、被写体の画像を複数のピクセルに区分する。画像処理装置1は、基準位置から各ピクセルに対応する被写体までの距離を求める。画像処理装置1は、距離に応じて各ピクセルの重みを設定する。画像処理装置1は、重みにより各ピクセルに投影される被写体の大きさに関する情報を補正する。画像処理装置1は、補正された被写体の大きさに関する情報に基づいて、被写体の姿勢を演算する。かかる構成によれば、画像処理装置1は、被写体の姿勢を正確に把握することができる。
また、上記実施例1によれば、画像処理装置1は、補正された被写体の大きさに関する情報に基づいて、被写体の重心を演算する。かかる構成によれば、画像処理装置1は、被写体の重心を正確に演算することができる。
また、上記実施例1によれば、画像処理装置1は、補正された被写体の大きさに関する情報に基づいて、被写体の画像を2次曲面にフィッティングさせる。かかる構成によれば、画像処理装置1は、被写体の画像を2次曲面に正確にフィッティングさせることができる。
ところで、実施例1の画像処理装置1は、被写体の3次元形状データを用いて、画像上の1ピクセルに対応する被写体上の面積を計算し、計算した面積に応じた重みを計算する。そして、画像処理装置1は、面積に応じた重みを用いて、被写体の重心座標を計算する。すなわち、画像処理装置1は、重心座標の第1の計算方法を用いて、重心座標を計算することについて説明した。また、画像処理装置1は、基準位置から1ピクセルに投影される被写体までの距離および傾きを計算し、計算した距離および傾きに応じた重みを計算する。そして、画像処理装置1は、距離および傾きに応じた重みを用いて、被写体の重心座標を計算する。すなわち、画像処理装置1は、重心座標の第2の計算方法を用いて、重心座標を計算することについて説明した。実施例2では、かかる重心座標の計算方法を、画像処理装置1がジェスチャ認証に用いる場合について説明する。
[実施例2に係る画像処理装置の構成]
図6は、実施例2に係る画像処理装置の構成を示す機能ブロック図である。なお、図1に示す画像処理装置1と同一の構成については同一符号を付すことで、その重複する構成および動作の説明については省略する。実施例1と実施例2とが異なるところは、ジェスチャ認証部21を追加した点にある。
ジェスチャ認証部21は、画像演算部15によって算出された被写体の重心座標を用いて、ジェスチャを認証する。
[重心座標の計算処理の用途]
ここで、ジェスチャ認証で用いられる重心座標の計算処理を、図7を参照して説明する。図7は、ジェスチャ認証で用いられる重心座標の計算処理を説明する図である。なお、図7では、重心座標を第1の計算方法を用いて計算する場合を説明する。
図7に示すように、撮影部12で撮影する撮影領域が示されている。撮影領域内の中央の領域が被写体である。ここでは、被写体は指であるとする。
画像演算部15は、被写体の重心座標を以下のように計算する。ここでは、撮像素子122のピクセルPおよびピクセルPを例にとって説明する。ピクセルPには、指の中央に近く、カメラに正対している領域が投影されている。ピクセルPには、指の側面であって斜めの領域が投影されている。このため、ピクセルPに投影される領域は、ピクセルPに投影される領域より撮影面積が大きい。つまり、ピクセルPの情報量は、ピクセルPの情報量より過小に評価されている。そこで、重み計算部152は、指の3次元形状データを用いて、画像上の1ピクセルに対応する指上の面積を計算し、式(2)を用いて、面積に応じた重みを計算する。そして、重心計算部153は、式(3)を用いて、面積に応じた重みと、ピクセルの座標とを式(3)に代入して、被写体の重心座標を計算する。
なお、重み計算部152が、被写体の3次元形状データを用いて、1ピクセルに対応する被写体上の面積を計算すると説明した。しかしながら、3次元形状取得部14が、3次元形状から、1ピクセルに対応する被写体上の面積を計測しても良い。また、3次元形状取得部14は、画像処理装置1に内蔵または外付けされた3次元形状計測装置であっても良い。3次元形状取得部14が3次元形状計測装置である場合には、3次元形状取得部14は、1ピクセルに対応する被写体上の面積を高速に算出することが可能となる。
ところで、実施例1の画像処理装置1は、被写体の3次元形状データを用いて、画像上の1ピクセルに対応する被写体上の面積を計算し、計算した面積に応じた重みを計算する。そして、画像処理装置1は、面積に応じた重みを用いて、被写体の重心座標を計算する。すなわち、画像処理装置1は、重心座標の第1の計算方法を用いて、重心座標を計算することについて説明した。また、画像処理装置1は、基準位置から1ピクセルに投影される被写体までの距離および傾きを計算し、計算した距離および傾きに応じた重みを計算する。そして、画像処理装置1は、距離および傾きに応じた重みを用いて、被写体の重心座標を計算する。すなわち、画像処理装置1は、重心座標の第2の計算方法を用いて、重心座標を計算することについて説明した。実施例3は、かかる重心座標の第2の計算方法を、画像処理装置1が手のひら静脈認証に用いる場合について説明する。
[実施例3に係る画像処理装置の構成]
図8は、実施例3に係る画像処理装置の構成を示す機能ブロック図である。なお、図1に示す画像処理装置1と同一の構成については同一符号を付すことで、その重複する構成および動作の説明については省略する。実施例1と実施例3とが異なるところは、データベース部31、特徴抽出部32および照合処理部33を追加した点にある。また、実施例1と実施例3とが異なるところは、画像演算部15に曲率計算部154を追加した点にある。実施例1と実施例3とが異なるところは、重み計算部152を重み計算部152Aに変更した点にある。なお、2次曲面フィッティング部151は、重み付けの2次曲面フィッティングであっても、重み付けでない2次曲面フィッティングであっても良いが、重み付けの2次曲面フィッティングである場合を説明する。
データベース部31は、手のひら認証に用いられるデータを記憶する。一例として、データベース部31は、登録テンプレートを記憶する。登録テンプレートには、ユーザごとの手のひらの特徴データが登録されている。
特徴抽出部32は、撮影画像から手のひら認証に用いられる手のひらの特徴データを抽出する。
照合処理部33は、特徴抽出部32によって抽出された特徴データと、登録テンプレートに登録された特徴データとを照合し、類似度を出力する。
重み計算部152Aは、2次曲面フィッティング部151によってフィッティングされた2次曲面の方程式から被写体上における法線ベクトルを計算する。すなわち、重み計算部152Aは、式(4)のnを計算する。nは、i番目のピクセルに対応する被写体上の点における単位法線ベクトルである。
一例として、フィッティングされた2次曲面の方程式を式(12)で表す。
Figure 0006699136
そして、2次曲面上の点Pを2変数u,vで表すとすると、点Pにおける法線ベクトルnは、式(13)のように求められる。なお、Pは変数uによる偏微分であり、Pは変数vによる偏微分である。
Figure 0006699136
ここで、2変数u,vを曲面上のX座標、Y座標とする。すると、(X,Y,Z)は、2次曲面上の点であり、Zは式(12)で表されているので、以下の式(14)で表わされる。
Figure 0006699136
点(X,Y,Z)におけるP,Pは、式(15)のように求められる。
Figure 0006699136
重み計算部152Aは、式(13)および式(15)を用いると、2次曲面上の各点P(X,Y,Z)上の法線ベクトルnを式(16)のように計算する。
Figure 0006699136
そして、重み計算部152Aは、求められた各点P上の法線ベクトルおよび予め定められたZ軸方向の単位法線ベクトルについて、式(4)および式(5)を用いて、距離および傾きに応じた重みを計算する。
図8に戻って、曲率計算部154は、2次曲面フィッティング部151によってフィッティングされた2次曲面の方程式から被写体上における曲率を計算する。
一例として、2次曲面の方程式を式(12)で表すとする。ここで、2変数u,vを曲面上のX座標、Y座標とする。すると、(X,Y,Z)は、2次曲面上の点であることから、式(14)で表わされる。そして、3次元曲面において、点Pにごく近い点Qとの距離は、以下の式(17)で表わされる。なお、式(17)のE,F,Gは、以下の式(18)で表わされる。
Figure 0006699136
Figure 0006699136
2次元曲面近似においては、E,F,Gは、それぞれ以下の式(19)で表わされる。
Figure 0006699136
このような前提の下、曲率計算部154は、2次曲面上のガウス曲率および平均曲率を求めることとする。まず、曲率計算部154は、式(20)で示される値L,M,Nを求める。
Figure 0006699136
さらに、2次曲面上では、Puu,Puv,Pvvは、以下の式(21)で求められる。
Figure 0006699136
そこで、曲率計算部154は、求められたPuu,Puv,Pvvを式(20)に代入して、L,M,Nを以下の式(22)のように求める。
Figure 0006699136
曲率計算部154は、式(22)のL,M,Nを用いて、ガウス曲率K(=k1・k2)および平均曲率H(=(k1+k2)/2)を、以下の式(23)のように求める。なお、k1、k2は、主曲率を示す。
Figure 0006699136
すなわち、曲率計算部154は、各点におけるガウス曲率Kを求めて、以下の式(24)のようにガウス曲率の平均値Xを求める。なお、重みwは、重み計算部152Aによって求められる重みであっても良い。
Figure 0006699136
加えて、曲率計算部154は、ガウス曲率の平均値Xが所定の閾値よりも大きい場合には、誘導処理を行う。これは、手のひらが丸まっていると推定されるからである。なお、所定の閾値は、手のひらが丸まっていると推定される値であれば良い。かかる場合には、曲率計算部154は、手のひらを開くように誘導する。例えば、曲率計算部154は、「手のひらを開いてかざしてください」というメッセージを出力する。なお、曲率計算部154は、ガウス曲率の平均値Xが所定の閾値よりも小さい場合には、認証処理を行う。これは、手のひらが開いていると推定されるからである。
[手のひら静脈認証処理のフローチャート]
図9は、実施例3に係る手のひら静脈認証処理のフローチャートを示す図である。なお、図9では、3次元形状取得部14は、被写体の3次元形状データとしてSFSデータを取得するものとする。また、Nは、ピクセルの総数であるものとする。
図9に示すように、2次曲面フィッティング部151は、3次元形状取得部14によって取得されたSFSデータから被写体の高さ(距離)Z(i=1〜N)を取得する(ステップS31)。例えば、2次曲面フィッティング部151は、被写体のSFSを用いて、基準位置から各ピクセルに対応する被写体までの高さZを計算する。
2次曲面フィッティング部151は、取得されたSFSデータを2次曲面にフィッティングする(ステップS32)。例えば、2次曲面フィッティング部151は、被写体の高さを重みとした重み付けの2次曲面フィッティングを行う。
続いて、曲率計算部154は、2次曲面フィッティング部151によってフィッティングされた2次曲面の方程式から、ピクセルのi番目の点に対応する被写体上の各点における曲率Kを計算する(ステップS33)。
重み計算部152Aは、各点における重みwを計算する(ステップS34)。例えば、重み計算部152Aは、2次曲面フィッティング部151によってフィッティングされた2次曲面から2次曲面上の各点の法線ベクトルを算出する。重み計算部152Aは、算出された各点の法線ベクトルおよび予め定められたZ軸方向の単位法線ベクトルについて、式(4)および式(5)を用いて重みを計算する。
そして、重心計算部153は、各点における重みwを用いて重心座標を計算する(ステップS35)。例えば、重心計算部153は、式(6)を用いて被写体の重心座標を計算する。
続いて、曲率計算部154は、wを重みとして各点の曲率Kから曲率平均Kを計算する(ステップS36)。例えば、曲率計算部154は、wおよび曲率Kについて、式(24)を用いて、曲率平均Kを計算する。
続いて、重心計算部153は、計算された重心座標が撮影画像の中心から閾値αの範囲外であるか否かを判定する(ステップS37)。重心座標が撮影画像の中心から閾値αの範囲外であると判定した場合には(ステップS37;Yes)、重心計算部153は、誘導処理を行うべく、ステップS39に移行する。これは、撮影領域の中心から大きくずれていると判断したためである。なお、閾値αは、所定の座標と近似した座標であると推定される値であれば良い。
一方、重心座標が撮影画像の中心から閾値αの範囲内であると判定した場合には(ステップS37;No)、曲率計算部154は、曲率平均Kが閾値Thより大きいか否かを判定する(ステップS38)。曲率平均Kが閾値Thより大きいと判定した場合には(ステップS38;Yes)、曲率計算部154は、誘導処理を行うべく、ステップS39に移行する。これは、手のひらが丸まっていると判断したためである。
ステップS39において、重心計算部153または曲率計算部154は、誘導処理を行う(ステップS39)。そして、一旦、手のひら静脈認証処理は終了する。
一方、曲率平均Kが閾値Thより大きくないと判定した場合には(ステップS38;No)、曲率計算部154は、特徴抽出部32および照合処理部33に認証処理を開始させる(ステップS40)。そして認証処理が終了すると、手のひら静脈認証処理は終了する。
このようにして、上記実施例3によれば、画像処理装置1Bは、基準位置から各ピクセルに対応する手のひらまでの距離および傾きを求める。画像処理装置1Bは、距離および傾きに応じて各ピクセルの重みを設定する。さらに、画像処理装置1Bは、手のひらの3次元形状をもとに、各ピクセルに対応する手のひらの各曲率を演算する。画像処理装置1Bは、重みを用いて曲率の平均値を演算する。画像処理装置1は、重みを用いて重心座標を演算する。かかる構成によれば、画像処理装置1Bは、演算された重心座標を用いることで、手のひらを認証に適した位置に誘導することができ、手のひら静脈認証を正確に行うことができる。画像処理装置1Bは、演算された曲率の平均値を用いることで、手のひらを認証に適した姿勢に誘導することができ、さらに、手のひら静脈認証を正確に行うことができる。特に、手のひら静脈認証の場合には、撮影部12と手のひらとの間の距離が例えば5cm程度と近いので、手のひらの傾きの影響が大きくなる。すなわち、手のひらの傾きに応じて、ピクセルに撮影される手のひらの情報量に不均衡が生じる。したがって、画像処理装置1Bは、このような不均衡を補正することで、手のひら静脈認証を正確に行うことが可能となる。
なお、画像処理装置1Bは、手のひら静脈認証を用途の一例としたが、これに限定されない。画像処理装置1Bは、手のひら静脈認証以外にも虹彩認証などの生体認証を用途に適用可能である。
[その他]
なお、図示した画像処理装置1の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、画像処理装置1の分散・統合の具体的態様は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、重み計算部152と重心計算部153とを1つの部として統合しても良い。また、2次曲面フィッティング部151を、被写体を2次曲面にフィッティングする機能部と、フィッティングした2次曲面から高さを計算する機能部とに分離しても良い。また、記憶部13を画像処理装置1の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしても良い。
また、上記実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図1に示した画像処理装置1と同様の機能を実現する画像処理プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図10は、画像処理プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図10に示すように、コンピュータ200は、各種演算処理を実行するCPU203と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置215と、表示装置209を制御する表示制御部207とを有する。また、コンピュータ200は、記憶媒体からプログラムなどを読取るドライブ装置213と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受を行う通信制御部217とを有する。また、コンピュータ200は、各種情報を一時記憶するメモリ201と、HDD205を有する。そして、メモリ201、CPU203、HDD205、表示制御部207、ドライブ装置213、入力装置215、通信制御部217は、バス219で接続されている。
ドライブ装置213は、例えばリムーバブルディスク211用の装置である。HDD205は、画像処理プログラム205aおよび画像処理関連情報205bを記憶する。
CPU203は、画像処理プログラム205aを読み出して、メモリ201に展開し、プロセスとして実行する。かかるプロセスは、画像処理装置1の各機能部に対応する。画像処理関連情報205bは、記憶部13に対応する。そして、例えばリムーバブルディスク211が、画像処理プログラム205aなどの各情報を記憶する。
なお、画像処理プログラム205aについては、必ずしも最初からHDD205に記憶させておかなくても良い。例えば、コンピュータ200に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に当該プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ200がこれらから画像処理プログラム205aを読み出して実行するようにしても良い。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)被写体の画像を複数のブロックに区分する分割部と、
基準位置から各ブロックに対応する被写体までの距離を求める測定部と、
前記距離に応じて各ブロックの重みを設定する設定部と、
前記重みにより各ブロックに投影される被写体の大きさに関する情報を補正する補正部と、
前記補正された被写体の大きさに関する情報に基づいて、前記被写体に関する統計量を演算する演算部と、
を有することを特徴とする画像処理装置。
(付記2)前記ブロックはピクセルである
ことを特徴とする付記1に記載の画像処理装置。
(付記3)前記演算部は、前記統計量として重心を求める
ことを特徴とする付記1または付記2に記載の画像処理装置。
(付記4)前記演算部は、前記被写体の画像を2次曲面にフィッティングさせる
ことを特徴とする付記1から付記3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(付記5)前記演算部は、前記統計量として前記フィッティングされた2次曲面上の曲率平均を求める
ことを特徴とする付記4に記載の画像処理装置。
(付記6)前記被写体はヒトの手のひらであることを特徴とする付記1から付記5のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(付記7)コンピュータに、
被写体の画像を複数のブロックに区分し、
基準位置から各ブロックに対応する被写体までの距離を求め、
前記距離に応じて各ブロックの重みを設定し、
前記重みにより各ブロックに投影される被写体の大きさに関する情報を補正し、
前記補正された被写体の大きさに関する情報に基づいて、前記被写体に関する統計量を演算する、
処理を実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
(付記8)コンピュータが、
被写体の画像を複数のブロックに区分し、
基準位置から各ブロックに対応する被写体までの距離を求め、
前記距離に応じて各ブロックの重みを設定し、
前記重みにより各ブロックに投影される被写体の大きさに関する情報を補正し、
前記補正された被写体の大きさに関する情報に基づいて、前記被写体に関する統計量を演算する、
処理を実行することを特徴とする画像処理方法。
1 画像処理装置
11 全体制御部
12 撮影部
121 光源
122 撮像素子
13 記憶部
14 3次元形状取得部
15 画像演算部
151 2次曲面フィッティング部
152,152A 重み計算部
153 重心計算部
154 曲率計算部
21 ジェスチャ認証部
31 データベース部
32 特徴抽出部
33 照合処理部

Claims (8)

  1. 被写体の画像を複数のブロックに区分する分割部と、
    ブロック毎に、被写体の3次元データに基づいて、基準位置からブロックに対応する被写体上の領域までの距離および傾きを求める測定部と、
    ブロック毎に、前記距離および傾きに応じてブロックの重みを設定する設定部と、
    ブロック毎に、前記重みによりブロックに投影される被写体上の領域の大きさの情報を補正する補正部と、
    ブロック毎に補正されたそれぞれの大きさの情報に基づいて、前記被写体に関する統計量を演算する演算部と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記ブロックはピクセルである
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記演算部は、前記統計量として重心を求める
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記演算部は、前記被写体の画像を2次曲面にフィッティングさせる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  5. 前記被写体はヒトの手のひらであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  6. 前記分割部は、前記被写体を画像素子に投影した画像を複数のブロックに区分する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  7. コンピュータに、
    被写体の画像を複数のブロックに区分し、
    ブロック毎に、被写体の3次元データに基づいて、基準位置からブロックに対応する被写体上の領域までの距離および傾きを求め、
    ブロック毎に、前記距離および傾きに応じてブロックの重みを設定し、
    ブロック毎に、前記重みによりブロックに投影される被写体上の領域の大きさの情報を補正し、
    ブロック毎に補正されたそれぞれの大きさの情報に基づいて、前記被写体に関する統計量を演算する、
    処理を実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
  8. コンピュータが、
    被写体の画像を複数のブロックに区分し、
    ブロック毎に、被写体の3次元データに基づいて、基準位置からブロックに対応する被写体上の領域までの距離および傾きを求め、
    ブロック毎に、前記距離および傾きに応じてブロックの重みを設定し、
    ブロック毎に、前記重みによりブロックに投影される被写体上の領域の大きさの情報を補正し、
    ブロック毎に補正されたそれぞれの大きさの情報に基づいて、前記被写体に関する統計量を演算する、
    処理を実行することを特徴とする画像処理方法。
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