JP6698932B1 - サージカウンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】取り扱いや接地線への取り付けが容易であり、高感度で、且つ低消費電力のサージカウンタを提供する。【解決手段】サージカウンタ1は、カウンタ本体2の裏面に変流器3が回転自在に取り付けられ、これらが一体となっている。サージカウンタ1には、変流器3に2次コイル37が設けられ、カウンタ本体2には、整流器41、FET42、LCDカウンタ21、出力端子23、LED光出力24等を備える。整流器41とFET42との間には、並列にコンデンサ43、抵抗44を備える。サージカウンタ1は、電圧動作方式であり、消費電力が少なく高感度であり、コンデンサ43と抵抗44の時定数によりLCDカウンタ21と出力端子23及びLED光出力24のON時間の調整が可能である。【選択図】図3

Description

本発明は、避雷器の動作を検出するサージカウンタに関し、特に、避雷器の動作を高感度に検出でき、かつ動作の出力機能を備えた一体形サージカウンタの技術に関する。
現在社会においては、IoT(物のインターネット)によって、いろいろな物をインターネットに接続し、遠隔地であっても高度な管理ができるように求められている。例えば、雷サージカウンタにおいても、このIoTに最適でかつ高度に管理可能なものが望まれている。
雷防護機器としては、避雷器(JISでは低圧用はSPDという)は無人設備や重要設備に多く採用されており、避雷器が雷サージ動作したことの確認のため、カウンタで回数を表示(積算)し、また、動作した際に外部出力(通報)する機能を有するものもある。
サージカウンタとしては、無電源式として例えば特許文献1に記載されたものが知られており、電池を使用するものとしては例えば特許文献2や特許文献3に記載されたものが知られている。
特許第5499269号公報 特開2004−146148号公報 実用新案登録第3191295号公報
これらの特許文献に記載されたサージカウンタは、カウンタ本体と電流センサが別体であり、相互にリード線で接続されたものとなっている。このため、当該電流センサ及びサージカウンタの設置が面倒であると共に、カウンタ本体と電流センサの設置前の取り扱いも面倒である。
また、特許文献1のサージカウンタでは、特殊専用変流器で24Vの高い電圧と電流を発生させて電磁カウンタと接点出力用電磁リレーを無電源で稼働させるものとなっている。この特許文献1のサージカウンタは、機械式リレーによる動作が必要となるので、動作に大きなエネルギーが必要となる。
特許文献1に対応する製品の資料によれば、検出電流が200A(8/20μS)となっており、高感度な検出はできない。また接点出力リレー動作時間はわずか5m秒ほどであり、非常に短くなっている。さらにテスト端子からできるとされる動作確認試験は、装置内の限られた部品のみの確認となっており、効果的な試験はできないという不都合がある。
また、特許文献2の雷サージカウンタは、電子カウンタの起動電源を回路のコンデンサから供給し、電子カウンタに定電圧化した電圧を印加してカウントするものとなっている。当該特許文献2において使用されている汎用カウンタの場合、5V程度の安定した電圧電流入力が必要となる。また、同文献におけるツェナーダイオード(ZD)を定電圧動作させるためには、制限抵抗(R2)でツェナー電流をツェナー自体に安定して流さなければならないので、コンデンサ(C1)は大容量でかつ高い供給電圧が必要となる。
この特許文献2におけるカウンタは、特許文献1における電磁式カウンタほどではないが、大きなエネルギーが必要となり、かつ変流器(12)から取り込んだエネルギーは定電圧化に消費されてしまうため、エネルギーの利用率は低い。また、特許文献2に対応する製品の資料によれば、検出電流が300A(8/20μS)となっており、高感度な検出はできない。また、特許文献2の図1に記載されている起動電源回路構成の雷サージカウンタでは、動作の出力機能は有してない、という課題が残る。
特許文献3においては、検出されたカウント信号は、電流センサ本体でON/OFF信号に変換して外部に送信することができ、電池式汎用カウンタやその他の機器が接続できるとしている。また、特許文献3では、カウンタにフォトカプラ(15)を使用することで、接地線に流れる電流を5Aから検出できるとしている。一般に、フォトカプラ素子は、発光側LEDに5mA程度の電流を流すと出力側トランジスタがONとなる。
しかしながら、仮に発光側LEDに0.5mA程度電流を流して出力トランジスタをONさせた場合、このフォトカプラを実用的なONの状態にするためには、コンデンサ(C)がある程度大きな静電容量を有することが必要となる。
また、特許文献3では、5Aの高感度な検出ができるとしているが、LEDの発光時間が一瞬なので出力側トランジスタのON時間も非常に短い一瞬ということになる。よって外部カウンタと組み合わせるためにはカウンタは高速型でなければカウントできないという制約が生じる。
さらに、従来のサージカウンタの動作出力は、2芯の電線を使用するので、電線が長ければ長いほどこの電線は雷サージにさらされてしまう。即ち、カウントデータに雷の侵入が生じやすいといえる。監視システムの警報線や信号線回路は通常DC12Vや24Vであり、加えて動作検知は半導体による検知なので、雷サージがこの回路へ侵入すると回路のサージ耐量が非常に低いため、最悪システムの重大なる障害や全機能停止等のおそれがある。このように、従来のサージカウンタの接点による出力仕様では、IoT時代の要求に答えられない、という課題が残る。
そこで、本発明は、電流を検出する変流器とカウンタ本体の取り扱いが容易なサージカウンタを提供することを目的とする。また、本発明は、変流器からの取り込みエネルギーを必要最小限として避雷器の動作を高感度に検出でき、さらにカウンタの出力がONとなっている状態を一定時間保持ができるサージカウンタを提供することを目的とする。さらに、本発明は、動作確認試験が容易でかつ効果的であり、また出力回路への雷サージの脅威がない高性能かつ高機能な電池内蔵式サージカウンタを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明のサージカウンタは、接地線に装着されて前記接地線の通電をカウントするサージカウンタであって、前記接地線の通電を検出する変流部と、前記変流部により検出された前記通電の回数をカウントするカウンタ部とを備え、前記変流部は、前記接地線に着脱自在に取り付け可能な装着部と、前記装着部に設けられ、前記接地線への通電により2次電圧を生じさせる2次コイルとを備え、前記カウンタ部は、前記2次コイルの電圧を整流する整流器と、前記整流器により整流された電圧で作動される電界効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタのスイッチングによりカウントされるカウンタとを備え、前記変流部と前記カウンタ部とが一体に接続されていることを特徴とする。
本発明のサージカウンタによれば、変流部とカウンタ部とが一体に接続されているため、従来のように変流部がカウンタ部と離れているものに比べて取り扱いが容易であり、接地線に装着することも容易となる。また、本発明のサージカウンタは、2次コイルと電界効果トランジスタによってカウンタのカウントを行う電圧動作方式を採用しているため、消費電力が少なく、小型化が可能であるため、装置を一体型にしても取り扱いが容易となる。
また、本発明のサージカウンタにおいて、前記カウンタ部と前記変流部は、接続角度が変更可能に形成されていることが好ましい。本発明のサージカウンタは、変流部とカウンタ部とが一体であるが、両者の接続角度が変更可能であるため、接地線の方向に応じてカウンタ部の向きを変更することができ、カウンタ部の見やすさを担保することができる。
また、本発明のサージカウンタにおいて、前記変流部は、前記2次電圧を外部に出力する出力端子を備え、前記カウンタ部は、前記出力端子に接続される入力端子を備え、前記変流部と前記カウンタ部が着脱自在に形成され、前記変流部と前記カウンタ部が装着された際に前記出力端子と前記入力端子とが接続されるようにしてもよい。
接地線の太さは、法的な種別や目的によって異なるが、当該構成によれば、接地線の太さに合わせて変流部を交換することが可能となる。
また、本発明のサージカウンタにおいて、前記整流器のプラス側に前記電界効果トランジスタのゲート電極を接続し、前記整流器のマイナス側に前記電界効果トランジスタのソース電極を接続し、前記電界効果トランジスタのドレイン電極に内蔵電池及び前記カウンタを接続し、前記整流器の前記プラス側と前記マイナス側との間、及び前記電界効果トランジスタの前記ゲート電極と前記ソース電極との間に、コンデンサ及び抵抗をそれぞれ並列に接続し、前記コンデンサ及び前記抵抗の時定数により前記電界効果トランジスタのON時間を調整することが好ましい。
当該構成によれば、カウンタによるカウントを確実に行うために電界効果トランジスタのON時間の調整を行う必要がある場合、コンデンサと抵抗の時定数を調整することによって行うことができる。この場合、コンデンサ又は抵抗のいずれか一方の調整でもよく、双方の調整を行ってもよい。
また、本発明のサージカウンタにおいて、前記カウンタ部は、前記電界効果トランジスタによるカウントを光に変換するLEDを備え、前記LEDの光を外部に出力可能とすることが好ましい。当該構成によれば、LEDの光信号によって外部の機器でカウントが可能となるため、警報線や信号線回路に乗りやすいノイズや、雷サージによるノイズを防止して、正確なカウントの出力が可能となる。
本発明の実施形態の一例であるサージカウンタの外観を示す説明図。 (A)は本実施形態のサージカウンタを裏面から見た状態を示す説明図、(B)は変流器をカウンタ本体に対して回転させた状態を示す説明図。 本実施形態のサージカウンタの内部の回路構成を示す説明図。
次に、図1乃至図3を参照して、本発明の実施形態の一例であるサージカウンタ1について説明する。本実施形態のサージカウンタ1は、図1に示すように、カウンタ本体2の裏面に変流器3が取り付けられた状態となっている。本実施形態においては、カウンタ本体2が本発明のカウンタ部に相当し、変流器3が本発明の変流部に相当する。
カウンタ本体2は、落雷の回数を表示させるLCDカウンタ21と、LCDカウンタ21のリセットを行うリセットスイッチ22と、落雷の回数を電気信号として出力する出力端子23と、落雷の回数を光信号として出力可能なLED光出力24とを備えている。
変流器3は、図2(A)及び(B)に示すように、カウンタ本体2に対して所定角度回転が可能であり、接続角度が変更可能に取り付けられている。本実施形態では、変流器3は、カウンタ本体2に対して90°回転可能となっている。変流器3は、胴部31と装着部32と端子ケース33を有している。装着部32は胴部31に対して開閉自在であり、落雷を接地するための接地線E(図3参照)をクランプできるように着脱自在に形成されている。また、装着部32及び胴部31は、端子ケース33から取り外すことができるようになっている。
装着部32に設けられた貫通用通路34には、バネ状の接地線ストッパ35が上下に2箇所設けられており、貫通用通路34内に挿通された接地線Eを弾性力で押圧することができる。当該接地線ストッパ35により、本実施形態のサージカウンタ1は、装着部32による接地線Eのクランプによって、接地線Eの任意の位置で固定することができる。また、貫通用通路34の近傍には、結束バンド等を利用して接地線Eに固定可能な固定用突起36が表裏2箇所に設けられている。
次に、図3を参照して、本実施形態のサージカウンタ1の回路構成について説明する。まず、変流器3は、装着部32に2次コイル37が設けられている。この2次コイル37は、接地線Eの近傍に設置され、リード線を介して胴部31の端部に設けられた2次出力端子38に接続されている。また、胴部31の内部には、2次コイル37と並列に過電圧防止素子39が接続されている。なお、図3においては、接地線Eは大地に接地されている。
端子ケース33の内部には、入力端子として、2次出力端子38と接触する接点バネ40が設けられている。この接点バネ40によって、変流器3を交換した際に、新たな変流器3の2次出力端子との接続が行われる。
カウンタ本体2の内部には、サージ検出・出力回路25及びカウンタ回路26が設けられている。サージ検出・出力回路25は、2個の接点バネ40に接続される整流器41と、電界効果トランジスタであるFET42と、プラス側とマイナス側に渡って並列に設けられたコンデンサ43及び抵抗44を備えている。
整流器41は、2個の接点バネ40に印加される2次電圧をプラス側とマイナス側に整流するものである。FET42は、ゲート電極Gと、ソース電極Sと、ドレイン電極Dを有している。ゲート電極Gは整流器41のプラス側に接続され、ドレイン電極Dはカウンタ回路26に接続され、ソース電極Sは、整流器41のマイナス側及びアースに接続されている。
カウンタ回路26は、LCDカウンタ21(本発明におけるカウンタ)と、内蔵電池45と、LED光出力24と、出力端子23を備えている。FET42のドレイン電極Dと、LCDカウンタ21、LED光出力24、及び出力端子23との間にはそれぞれダイオード46、47、及び48が設けられている。このように、本実施形態のサージカウンタ1は、カウンタ回路26が、電圧で動作する電圧動作方式となっている。
LCDカウンタ21には、カウントをリセットするリセットスイッチ22が設けられている。また、内蔵電池45とLED光出力24との間には、抵抗49が設けられ、出力端子23のプラス側とマイナス側の間には、過電圧防止素子のバリスタ50が設けられている。
次に、本実施形態のサージカウンタ1の作動について説明する。本実施形態のサージカウンタ1は、変流器3に装着部32が設けられているため、既に設置されている接地線Eにも容易に装着することができる。その際、接地線ストッパ35によって、サージカウンタ1が接地線Eに安定して固定される。さらに、固定用突起36を利用して結束バンド等を用いることにより、より安定してサージカウンタ1が接地線Eに固定することができる。
また、変流器3とカウンタ本体2は、相対的に回転可能に形成されているため、接地線Eが設置されている状態に応じてカウンタ本体2の向きを変更することができる。従って、接地線Eの設置角度等にかかわらず、カウンタ本体2をLCDカウンタ21が見やすい方向に設置することができる。
サージカウンタ1を接地線Eに固定する際、或いは固定した後に、外部の記録機器に接続するために、出力端子23にリード線を接続するか、或いはLED光出力24に光ファイバを接続することができる。LED光出力24に光ファイバを接続して外部機器に接続する場合は、金属製のリード線を用いる場合に比べて、雷サージの影響を排除することができる。
上記手順により接地線Eに設置されたサージカウンタ1の内部の動作は以下の通りとなる。雷が発生し、図示しない避雷器に接続された接地線Eに通電があった場合、変流器3に設けられている2次コイル37に2次電圧が発生する。この2次電圧は、整流器41によってプラス側とマイナス側の回路に加わる。即ち、FET42のゲート電極Gにプラスの電圧が加わる。
FET42は、電界効果トランジスタであって、ゲート電極Gに1.5V〜2.5V程度の電圧を加えることでスイッチングが行われ、ソース電極Sとドレイン電極Dとの間をONとすることができる。
ソース電極Sとドレイン電極Dとの間がONになると、カウンタ回路26において、内蔵電池45によってLCDカウンタ21が駆動され、カウント数に1が加えられる。また、内蔵電池45によって抵抗49を介してLED光出力24が駆動され、LED光出力24におけるLEDが点灯し、当該光が光信号となって送信される。また、出力端子23にカウント装置等が接続されている場合、当該カウント装置においてもカウントが行われる。
ここで、当該動作により、内蔵電池45によりLCDカウンタ21が駆動されるが、LCDカウンタ21の作動は数μA程度の電流で行われる。また、LED光出力24におけるLEDの発光もわずかな電力で可能である。本実施形態において動作電流を約1mAとした場合であっても、約15mの光ケーブルを用いてフォトトランジスタで受光して変換し、回数としてカウント可能であることが検証により確認できた。
また、本実施形態において、FET42のゲート電極Gに1.5V〜2.5V程度の電圧を加え、ソース電極Sとドレイン電極Dとの間をONとする際には、コンデンサ43及び抵抗44にも同時に電圧が加わる。コンデンサ43と抵抗44は、FET42の動作時間を制御する放電時定数により自由に決定することができる。例えば、FET42を1秒間ONにする場合、数MΩの抵抗値と、1μF以下の小容量コンデンサを用いることで実現することができる。
さらに詳しくは、FET42を用いる回路では、ON動作の時間をコンデンサ43の容量Cと、抵抗44の抵抗値Rで制御できる。具体的には、放電時定数T(秒)は、T=C×Rで求められる。仮に、Cが0.56μFであり、Rが1.0MΩでは0.56秒となる。
消費電力の面から見ると、サージ検出・出力回路25の動作に必要なエネルギーは、変換損失等を除いてコンデンサ43と抵抗44に必要となる。ここで、抵抗44は実際には数MΩと抵抗値が高いため、抵抗44によるエネルギー消費は無視できる。即ち、エネルギー消費は、コンデンサ43の充電時に必要となるが、実際には1μF以下の小容量コンデンサを用いることができる。このため、本実施形態のサージ検出・出力回路25によれば、コンデンサ43におけるエネルギー消費も低く抑えることができる。
このように、本実施形態のサージ検出・出力回路25によれば、最小限のエネルギーで、FET42のONの状態を比較的長時間(例えば1秒間)保持することができる。従って、サージ検出・出力回路25を駆動するためのエネルギーを低く抑えることができるため、サージカウンタ1の感度を高感度とすることができる。
また、その感度は、2個の接点バネ40の間に抵抗を付加することにより変更することも可能となる。本実施形態のサージカウンタ1によれば、図3の回路構成において、約220mA/rmsで動作可能であることが確認できた。また、実際に接地線Eに実験的に電流を流したところ、1.5Vの乾電池で一瞬電流を流した場合であっても、当該通電を検出することができた。また、その際にFET42を1秒間ONとすることが可能であった。
なお、動作原理が電流動作方式の回路構成において、感度を高くした場合、誤カウントが生じることが確認されている。しかしながら、本実施形態においては、動作原理が電圧動作方式であるため、FET42の動作に必要な動作電圧が発生しなければ、確実にFET42はOFFとなり、誤カウントは生じない。従って、本実施形態の回路構成によれば、感度を高くした場合であっても、誤カウントを防止することができるため、雷電流を正しく検出することができる。
一例として、避雷器に接続された接地線Eに1A/rmsの電流を0.02秒間だけ印加したところ、本実施形態のサージカウンタ1によって当該通電を検出することが確認できた。このように、本実施形態のサージカウンタ1は、省電力で高感度であることを確認することができた。
本実施形態のサージカウンタ1は、変流器3とカウンタ本体2とが一体となっているため取り扱いが容易である。また、本実施形態のサージカウンタ1は、避雷器の動作を高感度に検出でき、さらに出力ON状態を一定時間保持することができる。加えて、本実施形態のサージカウンタ1は、動作確認試験が容易でかつ効果的であり、また出力回路への雷サージの脅威がないことなどを具備した、全て一体形の高性能かつ高機能な電池内蔵式サージカウンタを提供できる。
なお、変流器3は、端子ケース33から取り外して交換することが可能である。端子ケース33及び接点バネ40に適合する変流器3であれば、例えば、設置される接地線Eの太さに応じて、貫通用通路34の径の異なる変流器3に交換することも可能となる。また、接点バネ40により、変流器3の交換が容易で確実となる。
1…サージカウンタ、2…カウンタ本体、3…変流器、21…LCDカウンタ、22…リセットスイッチ、23…出力端子、24…LED光出力、25…サージ検出・出力回路、26…カウンタ回路、31…胴部、32…装着部、33…端子ケース、34…貫通用通路、35…接地線ストッパ、36…固定用突起、39…過電圧防止素子、40…接点バネ、41…整流器、42…FET(電界効果トランジスタ)、43…コンデンサ、44…抵抗、45…内蔵電池、46〜48…ダイオード、49…抵抗、50…バリスタ。

Claims (5)

  1. 接地線に装着されて前記接地線の通電をカウントするサージカウンタであって、
    前記接地線の通電を検出する変流部と、前記変流部により検出された前記通電の回数をカウントするカウンタ部とを備え、
    前記変流部は、前記接地線に着脱自在に取り付け可能な装着部と、前記装着部に設けられ、前記接地線への通電により2次電圧を生じさせる2次コイルとを備え、
    前記カウンタ部は、前記2次コイルの電圧を整流する整流器と、前記整流器により整流された電圧で作動される電界効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタのスイッチングによりカウントされるカウンタとを備え、
    前記変流部と前記カウンタ部とが一体に接続されていることを特徴とするサージカウンタ。
  2. 請求項1に記載のサージカウンタであって、
    前記カウンタ部と前記変流部は、接続角度が変更可能に形成されていることを特徴とするサージカウンタ。
  3. 請求項1又は2に記載のサージカウンタであって、
    前記変流部は、前記2次電圧を外部に出力する出力端子を備え、
    前記カウンタ部は、前記出力端子に接続される入力端子を備え、
    前記変流部と前記カウンタ部が着脱自在に形成され、前記変流部と前記カウンタ部が装着された際に前記出力端子と前記入力端子とが接続されることを特徴とするサージカウンタ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のサージカウンタであって、
    前記整流器のプラス側に前記電界効果トランジスタのゲート電極を接続し、
    前記整流器のマイナス側に前記電界効果トランジスタのソース電極を接続し、
    前記電界効果トランジスタのドレイン電極に内蔵電池及び前記カウンタを接続し、
    前記整流器の前記プラス側と前記マイナス側との間、及び前記電界効果トランジスタの前記ゲート電極と前記ソース電極との間に、コンデンサ及び抵抗をそれぞれ並列に接続し、前記コンデンサ及び前記抵抗の時定数により前記電界効果トランジスタのON時間を調整したことを特徴とするサージカウンタ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のサージカウンタであって、
    前記カウンタ部は、前記電界効果トランジスタによるカウントを光に変換するLEDを備え、前記LEDの光を外部に出力可能としたことを特徴とするサージカウンタ。
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