JP6696683B2 - 方法、コンピュータプログラム、取引端末システム、モバイル通信デバイス及びモバイルアプリケーション - Google Patents

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Description

背景
本発明は、取引(transaction:トランザクション)を行うシステム及び方法に関する。
通常、取引は、現金、例えば取引端末システムによって読み取られるクレジットカードなどの磁気ストライプ及び/又はチップを備える決済カードを使用して行うことができる。また、例えば近距離場通信(NFC)デバイスを使用する非接触型システムを使用して決済(payment:ペイメント)を行うことも既知である。このようなデバイスの例としては、NFCインタフェースモジュールを含む支払カード、前払いカード及びモバイル通信デバイスが挙げられる。
例えば販売時点情報管理(POS)システム、現金自動預払機(ATM)ワークステーションなど、代表的な取引端末システムは、その取引端末システムがある現地の通貨での取引を提供する。しかし、ユーザが別の通貨での取引を行うことを望むこともある。当技術分野では、取引端末システムがある現地の通貨以外の通貨で決済を行うことをユーザが望む場合に決済を行うための様々な技法が既知である。
例えば、EP1018711は、決済カード番号から識別コードを識別するステップと、この識別コードを発行者コード及び対応する通貨コードを含むテーブルのエントリと比較して、カード取引と関連付けるオペレーティング通貨を決定するステップとを含む手法を開示している。
国際公開第2006/009816号は、顧客が金融機関に保持している金融機関と関連付けられた金融口座番号を受け取り、その金融口座と関連付けられた外国通貨の種類を決定し、選択肢をユーザに対して提示して、その後に顧客による通貨の選択に応じて通貨取引を行う手法を開示している。
代替通貨を提案する従来のPOSシステムは、POSシステムのところの加盟店が、顧客がそのPOSシステムがある現地の通貨を使用して決済を行うことを望むか、それともユーザのクレジットカードと関連付けられた請求通貨を使用して決済を行うことを望むかをユーザに質問することを必要とする。代替通貨を提案する従来のATMシステムは、ATMが代替通貨の提案を表示し、ユーザが提案された代替通貨のうちの1つをATMのキーボードを使用して選択することを必要とする。
ユーザが決済のための通貨を選択できるような取引を行う改善された方法を提供することが必要とされている。
概要
本願で特許請求する主題は、特許請求の範囲で定義される。
取引のための通貨の選択を容易にする方法は、近距離場通信(NFC)用に構成されたモバイル通信デバイスの、取引端末システムのNFCインタフェースモジュールとのインタフェース接続に応答して、モバイル通信デバイスのモバイルアプリケーションと取引端末システムとの間で情報を交換するステップであって、交換される情報が、取引端末システムの端末システム通貨を示す取引端末システムによって保持される情報、及びユーザ通貨を示すモバイル通信デバイスに保持される情報のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、取引端末システム又はモバイルアプリケーションが、端末システム通貨をユーザ通貨と比較し、差異がある場合には、通貨選択肢提案をモバイル通信デバイスのディスプレイに表示させるステップと、ユーザ通貨のユーザ選択に応答して、ユーザ通貨で取引を実行させるステップと、を含む。
情報の交換は、例えば、モバイル通信デバイスによる取引端末システムのNFCインタフェースモジュールに対する少なくとも最初のタップに応答して実行することができる。取引を実行させるステップは、例えば、モバイル通信デバイスによる取引端末システムのNFCインタフェースの2回目のタップを例えば使用するなど、モバイル通信デバイスを使用したユーザアクションに応答して達成することができる。
通貨選択肢提案をモバイル通信デバイスのディスプレイに表示させるステップは、例えば、取引の量を、端末システム通貨及びユーザ通貨のうちの少なくとも1つを含む、少なくとも1つの通貨で表示するステップを含む。
通貨選択肢提案をモバイル通信デバイスのディスプレイに表示させるステップは、例えば取引の量を、ユーザ通貨を含む少なくとも1つの通貨で表示するステップと、端末システム通貨とユーザ通貨との間の通貨変換レート及び通貨変換手数料のうちの少なくとも1つを表示するステップと、を含む。
取引の量は、例えば、購入されるべき商品又はサービスについての情報の入力の結果として、取引端末システムによって決定することができる。
モバイル通信デバイスの、取引端末システムのNFCインタフェースモジュールとのインタフェース接続に応答して、モバイルアプリケーションは、情報を交換するために例えば起動することができる。
取引端末システム又はモバイルアプリケーションのうちの少なくとも1つは、例えば、通貨間の取引量を変換する通貨変換値を保持することができる。通貨変換値は、例えば、第1の通貨と第2の通貨との間の通貨変換レート、及び通貨変換レートの有効性の満了を特定することができる。取引端末システム又はモバイルアプリケーションのうちの1つが、通貨変換レートの有効性が満了した通貨変換値にアクセスする場合に、取引端末システム又はモバイルアプリケーションのうちの上記の1つは、例えば、遠隔サーバにアクセスして現在の通貨変換値を取得することができる。モバイル通信デバイスの位置は、例えば、ジオロケーション、モバイル通信デバイスが接続されているモバイル電気通信セルの位置、又はモバイル通信デバイスが接続されている取引端末システムの位置を使用して決定することができ、通貨変換値は、例えば、モバイル通信デバイスの決定された位置に基づいて、遠隔サーバからモバイルアプリケーションにダウンロードすることができる。
端末システム通貨をユーザ通貨と比較した結果として端末システム通貨及びユーザ通貨の決定に応答して、取引通貨からユーザ通貨への現在の通貨変換値を、例えば、遠隔サーバから取引端末システム又はモバイルアプリケーションのうちの1つにダウンロードすることができる。
近距離場通信(NFC)インタフェースモジュールを備えるモバイル通信デバイスのモバイルアプリケーションが提供され、このモバイル通信デバイスは、モバイル通信デバイスの、取引端末システムのNFCインタフェースモジュールとのインタフェース接続に応答して、モバイル通信デバイスのモバイルアプリケーションと取引端末システムとの間で情報を交換するように構成されており、交換される情報は、取引端末システムからモバイル通信デバイスのモバイルアプリケーションが受けた取引情報を少なくとも含む。このモバイルアプリケーションは、モバイル通信デバイスに対して、ユーザ通貨選択肢選好パラメータを記憶するステップと、変換レート及び量を決定するステップと、通貨提案が記憶したユーザ通貨選択肢選好パラメータと一致するとの決定に応答して、モバイル通信デバイスのディスプレイに通貨選択肢提案を表示し、それ以外の場合には、自動的に、記憶したユーザ通貨選択肢選好パラメータに従って取引を行うステップと、を実行させるように動作可能である。
このモバイルアプリケーションは、モバイル通信デバイスに対して、モバイル通信デバイスのディスプレイに取引のレコードを表示するステップ、及びモバイル通信デバイスの記憶装置に取引のレコードを記憶するステップ、のうちの少なくとも1つを実行させるようにさらに動作可能にすることができる。
このモバイルアプリケーションは、モバイル通信デバイスに対して、モバイル通信デバイスがモバイル通信デバイスの自国(home country:ホームカントリー)以外の国にあると決定するステップと、ユーザにユーザ通貨選択肢選好パラメータを選択するように促すステップと、ユーザが選択した通貨選択肢選好パラメータを記憶するステップと、を実行させるように動作可能にすることができる。
本発明の様々な態様を添付の特許請求の範囲に記載するが、本発明のその他の態様は、添付の特許請求の範囲に明示的に記載する組合せだけでなく、記載する実施形態及び/又は添付の従属請求項の特徴と、独立請求項の特徴の任意の組合せを含む。
添付の図面を参照して、例示のみを目的として、実施形態について説明する。
動的通貨変換を実現するカード決済システムの構成の例を示す概略ブロック図である。 取引端末システムの例を示すブロック図である。 動的通貨変換ホストシステムの例を示すブロック図である。 モバイル通信デバイスの機能構成要素の例を示す概略ブロック図である。 モバイルアプリケーションの機能構成要素を示す概略ブロック図である。 動作方法の例を示す流れ図である。 動作方法の例を示す流れ図である。 例示的な動作方法の態様を示す流れ図である。 例示的な動作方法の態様を示す流れ図である。
詳細な説明
図1は、例示的な決済カードシステム100を示す概略ブロック図である。
図1は、カード決済機能を含み、加えて動的通貨変換(DCC)システム機能も含む、取引端末システム(又は取引ステーションシステム)10を示している。この取引端末システム10は、例えば小売業者の敷地内に位置する販売時点情報管理端末として構成することもできるし、或いは例えば現金自動預払機であってもよい。
取引端末システム10は、図2を参照して説明するように、カード決済及び購入の詳細を受け付ける1つ又は複数のインタフェースモジュールを含むことができる。取引端末システム10は、通信ネットワークを介して(例えばインターネット、電話回線網、又は別のネットワークを介して)、以下では加盟店銀行システム12と呼ぶ、小売業者に銀行業務サービスを提供する銀行のコンピュータシステム12と通信している。カード決済の処理の一部として、取引端末システム10は、決済認可要求メッセージ20を生成する。
加盟店銀行システム12は、1つ又は複数のコンピュータを含むことができる。加盟店銀行システム12は、取引端末システム10から決済認可要求メッセージ20を受け取り、やがて認可応答メッセージ30を取引端末システム10に返送するように動作可能にすることができる。加盟店銀行システム12は、さらに、通信ネットワークを介して(例えばインターネット、電話回線網、又は別のネットワークを介して)、決済カード事業者のコンピュータシステムのネットワーク14(以下ではスキームネットワーク(scheme network)システム14と呼ぶ)と通信している。図1にはスキームネットワークシステム14を1つしか示していないが、加盟店銀行システム12は、各決済カード事業者それぞれのスキームネットワークシステムと通信することになる。
加盟店銀行システム12は、取引端末システム10から受け取った決済認可要求メッセージ20を分析して、当該のカードの適当なスキームネットワークシステム14を決定し、決済認可要求メッセージ22をその適当なスキームネットワークシステム14に転送するように動作可能である。
スキームネットワークシステム14は、加盟店銀行システム12から決済認可要求メッセージ22を受け取り、やがて加盟店銀行システム12に認可応答メッセージ28を返送するように動作可能にすることができる。スキームネットワークシステム14は、さらに、通信ネットワークを介して(例えばインターネット、電話回線網、又は別のネットワークを介して)、決済カードを発行した金融機関のコンピュータシステム16(以下、発行側金融機関システムと呼ぶ)と通信している。図1には発行側金融機関システム16を1つしか示していないが、スキームネットワークシステム14は、各発行側金融機関それぞれの発行側金融機関システム16と通信している可能性がある。
スキームネットワークシステム14は、受け取った決済認可要求メッセージ22を分析して、決済カードを発行した発行側金融機関を識別するように動作可能にすることができる。スキームネットワークシステム14は、次いで、決済認可要求メッセージ24を当該の発行側金融機関システム16に転送し、発行側金融機関システム16から応答メッセージ26を受け取るように動作可能である。
発行側金融機関システム16は、決済認可要求メッセージ24を受け取り、決済要求の詳細を当該の決済カードについて保持されている記録と比較することによってこの認可要求を処理し、次いで適当な認可応答メッセージ26をスキームネットワークシステム14に伝送するように動作可能にすることができる。認可応答メッセージは、決済が認可されたか否かについての確認など、様々な詳細を含む。認可応答メッセージ26は、次いで、スキームネットワークシステム14及び加盟店銀行システム12を介して取引端末システム10に転送される。
以下、取引端末システム10とDCCホストシステム18の間で遣り取りされるレート要求及びレート応答メッセージについてのさらなる詳細を与える。
取引の通貨を確認すると、取引端末システム10は、認可要求メッセージ又は金融提示要求メッセージ又は金融提示助言メッセージ又は清算メッセージ(例えばカード保有者の自国又は請求通貨)を、加盟店銀行システム12及びスキームネットワークシステム14を介して発行側金融機関システム16に伝送するように動作可能にすることができる。
図2は、例示的な取引端末システム10を示す概略ブロック図である。図2に示す例示的な取引端末システム10は、1つ又は複数のプロセッサ40と、プログラム及びデータを記憶する記憶装置42(揮発性及び不揮発性のメモリ及び記憶装置を含む可能性がある)と、いくつかの周辺構成要素とを含むPOSシステムである。
図2は、記憶装置42が、取引処理(TP)アプリケーションモジュール44を形成するカード処理アプリケーション、DCCモジュール46及び参照国名及び/又は通貨情報48を形成するDCCアプリケーション、端末がある現地の通貨で発行されているカードを識別する現地通貨カードファイル49(このファイルは、例えば発行者識別番号/銀行識別番号(IIN/BIN)テーブル49など様々な形態を取り得る)、並びに外国通貨テーブル47を含むことを示している。なお、記憶装置42は、他のアプリケーション及びデータを含むこともできることに留意されたい。
参照国名及び/又は通貨情報48は、例えばISO国名コード並びにアルファ通貨コード及び/又は数字通貨コードとして、記憶装置42のファイル又はレジスタに保持することができる。
現地通貨カードファイルが現地IIN/BINテーブル49として実装される場合には、これは、決済カードが取引端末の現地通貨をその決済カードの請求通貨として有している現地銀行及びその他の金融機関を識別することができ、これにより、その決済カードのユーザ(カード保有者)は、動的通貨変換に適格にならない。現地IIN/BINテーブルの個々のエントリは、例えば以下についてのフィールドのうちの1つ又は複数など、様々なフィールドを含むことができる。すなわち、
IIN/BIN、
アルファ請求通貨コード(例えばアルファISO通貨コード)、
数字請求通貨コード(例えば数字ISO通貨コード)、
国名コード(例えばISO国名コード)。
外国通貨テーブル47は、取引端末システム10が動的通貨変換で対応する外国通貨を示す指示を含むことができる。外国通貨テーブル47の個々のエントリは、例えば以下についてのフィールドのうちの1つ又は複数など、様々なフィールドを含むことができる。すなわち、
アルファ外国通貨コード(例えばアルファISO通貨コード)、
数字外国通貨コード(例えば数字ISO通貨コード)。
図2は、キーボード/キーパッド50、スキャナ52、カードインタフェースモジュール54、及び近距離場通信(NFC)インタフェースモジュール55も概略的に表している。キーボード/キーパッド50は、分離したキーを備えたキーボード/キーパッドであってもよいし、又はタッチスクリーン型キーボード/キーパッドとして構成されてもよく、数字及び/又はその他の文字の入力に適宜使用することができる。スキャナ52は、例えば、バーコードスキャナ又はQRコード[登録商標]スキャナなどとすることができる。カードインタフェースモジュール54は、決済カードからデータを読み取るように構成することができる。カードインタフェースモジュール54は、適宜、磁気ストライプ読取り装置、接触型チップカード読取り装置、非接触型チップカード読取り装置などとすることができる。また、適当である場合には、カードインタフェースモジュール54は、適当に構成された決済カードに情報を書き込むように動作可能にすることもできる。NFCインタフェースモジュール55は、ユーザの例えば携帯電話などのモバイル通信デバイス100と通信するために使用することができる。NFCインタフェースモジュール55は、カードインタフェースモジュール54の一部とすることができ、また、非接触型カードインタフェースモジュールを形成するために使用することもできる。
図2は、さらに、ディスプレイ56、プリンタ58及び通信インタフェースモジュール60も概略的に表している。ディスプレイ56は、取引端末システム10を操作している小売業者/加盟店及び/又はユーザを支援するために入力データ及び/又はメッセージを表示するのに適した数字ディスプレイ、英数字ディスプレイ、画像ディスプレイなどとすることができる。プリンタは、購入受領証及び/又はその他の情報を印刷するために使用することができる。通信インタフェースモジュール60は、直接の、又は中間ネットワーク(図示せず)を介した、取引端末システム10からDCCホストシステム18への1つ又は複数の通信チャネル62を介した通信を可能にする。
上述の例では、取引端末システム10は、決済引受デバイス又は現金自動預払機又は販売時点情報管理システムである。ただし、取引端末システム10は、インターネットに接続されたワークステーションの形態であってもよいことを理解されたい。取引端末システムは、ホテル、劇場、小売事業所などの取引システムに、完全に、又は部分的に一体化することもできる。
図3は、DCCホストシステム18の例を示す概略ブロック図である。図3に示す例示的なDCCホストシステム18は、1つ又は複数のプロセッサ70、並びにプログラム及びデータを記憶する記憶装置72(揮発性メモリ及び不揮発性メモリを含み得る)を含む。図3は、記憶装置72が、DCCモジュール76と、自国通貨ファイル75、通貨変換又は交換レートテーブル74、国名/通貨テーブル77、及びデフォルト通貨テーブル73を含む1つ又は複数のデータテーブルを形成する1つ又は複数のDCCプログラムとを含むことを示す。なお、記憶装置72は、他のアプリケーション及びデータを含むこともできることに留意されたい。
自国通貨ファイル75は、例えば、以下についてのフィールドを含む様々なフィールドを含むことができるエントリを有することができる、例えば請求通貨ファイル(BCF75)の形態をとることができる。すなわち、
口座請求ファイル識別子、
カード口座番号範囲の下側値、
カード口座番号範囲の上側値、
アルファ請求通貨コード(例えば2〜3文字のアルファISO通貨コード)、
数字請求通貨コード(例えば3桁の数字ISO通貨コード)。
通貨変換レートテーブル74は、現在の通貨変換データを抽出することができる情報を含むことができる。通貨変換テーブルのヘッダエントリは、例えば以下についてのフィールドのうちの1つ又は複数など、様々なフィールドを含むことができる。すなわち、
アウトゴーイングファイルプレフィックス(outgoing file prefix)、
ファイル識別子、
開始発効日、
開始発効時刻、
基本通貨コード(例えばISO通貨コードを使用する)、
国名コード(例えばISO国名コードを使用する)、
ファイルシーケンス番号(例えば、当該日に複数のファイルがなければ001など)、
ファイル拡張(例えばDAT)。
通貨変換テーブル74のボリュームは、例えば以下についてのフィールドのうちの1つ又は複数など、様々なフィールドを含むことができる。すなわち、
ボリュームヘッダ、
開始発効日、
開始発効時刻、
レートID。
通貨変換テーブル74の個々の通貨変換エントリは、例えば以下についてのフィールドのうちの1つ又は複数など、様々なフィールドを含むことができる。すなわち、
アルファ通貨コード(例えばISO規格の3文字のアルファコード)、
数字通貨コード(例えばISO規格の2〜3文字の数字コード)、
ユーロ債指標(例えば通貨がユーロ債通貨であるかどうかを示すフラグ)、
通貨変換レート(例えば小数第4位まで丸めた交換レート)、
加盟店FXレートカテゴリ、
有効開始日(例えば通貨変換レートが有効になる日付)、
有効開始時刻(例えば通貨変換レートが有効になる日の時刻)、
有効終了日(例えばその日以降通貨変換レートが無効になる日付)、
有効終了時刻(例えばその日のその時刻以降通貨変換レートが無効になる時刻)、
マークアップ率値、
マークアップ精度値(例えばマークアップの小数位精度を示す)。
通貨変換テーブル74の最後のフィールドは、例えば以下についてのフィールドのうちの1つ又は複数など、様々なフィールドを含むことができる。すなわち、
トレイラライン(trailer line)、
通貨コードフィールドのチェックサム、
通貨変換レートフィールドのチェックサム、
レコード数。
国名/通貨テーブル77は、国名とその国の公的な自国通貨とをマッピングするために使用される。通常は、1つの公的な自国通貨は1つの国名と関連付けられるが、例えばユーロのように、1つの公的な自国通貨と関連付けられる国名が複数あることもある。1つの例では、国名/通貨テーブルは国ごとに配列され、国についての各エントリが、それと関連付けられる公的な自国通貨を識別する。この例では、各エントリは、例えば以下のフィールドのうちの1つ又は複数など、1つ又は複数のフィールドを含むことができる。すなわち、
国名コード(例えばISO国名コード)、
アルファ通貨コード(例えばISO規格の3文字のアルファコード)、
数字通貨コード(例えばISO規格の2〜3文字の数字コード)。
デフォルト通貨テーブル73は、取引に使用されるデフォルト通貨を識別するために使用することができる。デフォルト通貨テーブル73は、例えば、非対応のDCC通貨とデフォルト対応のDCC通貨の間のマッピングを含むことができ、特定の状況では、取引端末システム10及び/又は直接通貨変換ホストシステム18が対応していない通貨用に発行された決済カードが使用されたときに使用されるデフォルトDCC通貨を識別するために使用することができる。デフォルト通貨テーブル73は、また、特定の状況では、取引端末システム10の現地通貨では発行されていない決済カードに対して使用されるデフォルトDCC通貨を識別するために使用することもできる。1つの例では、デフォルト通貨テーブル73は、投入通貨(例えば端末決済システムがある現地の通貨及び/又は非対応の通貨など)ごとに配列され、投入通貨についての各エントリが、それと関連付けられる対応するデフォルト通貨を識別する。この例では、各エントリは、例えば以下のフィールドのうちの1つ又は複数など、1つ又は複数のフィールドを含むことができる。すなわち、
アルファ投入通貨コード(例えばISO規格の3文字のアルファコード)、
数字投入通貨コード(例えばISO規格の2〜3文字の数字コード)、
アルファデフォルト通貨コード(例えばISO規格の3文字のアルファコード)、
数字デフォルト通貨コード(例えばISO規格の2〜3文字の数字コード)。
図3は、キーボード78及びディスプレイ80も概略的に表している。キーボード78は、分離したキーを備えたキーボードであってもよいし、又はタッチスクリーン型キーボードとして構成されてもよく、数字及び/又はその他の文字の入力に適宜使用することができる。ディスプレイ80は、オペレータがシステムデータを見ることができるようにするのに適した数字ディスプレイ、英数字ディスプレイ、画像ディスプレイなどとすることができる。
図3は、さらに、プリンタ82及び通信インタフェースモジュール84も示している。プリンタは、システムデータを印刷するために使用することができる。通信インタフェースモジュール84は、直接の、又は中間ネットワーク(図示せず)を介した、取引端末システム10及び加盟店銀行システム12との1つ又は複数の通信チャネル86を介した通信を可能にする。
図4は、例えばスマートフォンなどの携帯電話又はタブレットデバイスなどのモバイル通信デバイス40の機能構成要素を示す概略ブロック図である。この例示的なモバイル通信デバイス40は、1つ又は複数のプロセッサ170と、プログラム及びデータを記憶するメモリ172とを含む。音声入力及び出力176(例えばスピーカ及びマイクロフォン)、振動警報を出力する振動機構178、ディスプレイ174に重なるように構成されたユーザ入力用のタッチセンサ機構180、並びに1つ又は複数のキー182など、様々な入力及び出力が設けられる。セルラネットワークと無線通信するための無線モジュール184、近距離場通信技術と対話するためのNFCインタフェースモジュール186、WiFi基地局と通信するためのWiFiモジュール188、Bluetooth[登録商標]技術を使用して通信するためのBluetoothモジュール190、及びモバイル通信デバイスの位置特定を行うためのGPSモジュール192など、様々な通信インタフェースモジュールを設けることができる。例えばSIMカード内のセキュア記憶装置198に保持されるモバイルネットワークアカウントデータ及び決済カードアカウントデータなどのユーザ特定データを含むSIMカード196との接続のために、加入者識別モジュール(SIM)カード読取り装置194も設けることができる。図4に示す様々な機能構成要素の相互作用は単に概略的にのみ示されていること、及びこのモバイル通信デバイス内では個々の構成要素の任意の適当な従来の構成が可能であることは、理解されるであろう。
図5は、モバイルアプリケーション720の機能構成要素を示す概略ブロック図である。モバイルアプリケーション720は、モバイル通信デバイス40の記憶装置172に保持することができ、モバイルデバイスの1つ又は複数のプロセッサ170を制御して様々な機能を実現するように動作可能にすることができる。これらの機能は、特許請求する主題の理解に関係がないという理由で本明細書では説明しない機能も含み得る。例えば、モバイルアプリケーションは、ユーザとしての旅行者に対応し、旅行をしているそのユーザを支援するための様々な機能を提供することができる。例えば、機能モジュールは、旅行の推薦及び情報を提供することができ、例えば税金還付プロセスで旅行者を支援する機能に対応することができる。
図5は、モバイルアプリケーション720がモバイル通信デバイス40の記憶装置172に記憶することができるセッション識別子722を示している。セッション識別子処理論理724は、取引端末の取引端末ソフトウェアと組み合わさって、モバイル通信デバイス40と取引端末システム10の間の取引セッションを識別するセッション識別子722を管理するように動作可能にすることができる。図5は、また、モバイルアプリケーション720がモバイル通信デバイス40の記憶装置172に記憶することができる通貨選択肢選好726も示している。通貨選択肢選好論理728は、通貨選択肢のユーザによる選択に応答して通貨選択肢選好726を記憶装置172に記憶するように動作可能にすることができる。例えば、通貨選択肢選好論理728は、例えばセットアッププロセスの一部として、可能であればユーザに対して提案された通貨群からユーザが選択した通貨、例えばユーザの決済口座に関連付けられた1つ又は複数の通貨を使用して、全ての取引或いは1つ又は複数のクラスの取引が実行されることを選択するオプションをユーザに提供することができる。
図6Aは、取引端末システム10などの取引端末システムと対話するための、例えば近距離場通信(NFC)などの無線周波識別(RFID)機能を備えた、例えば携帯電話、タブレット、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスなどのユーザの通信デバイスの使用を示すプロセスフロー200の例を示す図である。例示的な実施形態では、モバイル通信デバイス40は、携帯電話10のNFCインタフェースモジュール186及び取引端末システム10のNFCインタフェースモジュール55を介して取引端末システム10と対話することができる、モバイルアプリケーション720を備えた携帯電話である。
取引端末システム10は、例えば、ユーザに商品及び/又はサービスを販売している加盟店の販売時点情報管理端末とすることができる。ステップ202で、取引端末システムは、例えば、ユーザが購入したいと思う1つ又は複数の商品又はサービスに関するコスト情報を含む情報を収集するように動作可能にすることができる。取引端末システムは、例えば、例えばキーボードを使用した各品目の詳細又はコスト(品目値)の手作業による入力の結果として、或いはスキャンによって、非接触読取りによって、又は機械可読デバイスが値を示すことによって、品目の価格又はコストなど購入されるいくつかの品目の詳細を記録するように構成することができる。例えば、品目の値は、例えば機械可読製品コードの手作業による入力或いはスキャン又は非接触読取りなどによるその品目の製品コードなどの入力に基づいて、取引端末システムの記憶装置から取り出す、又はサーバからの遠隔参照によって取り出すことができる。品目値は、通常は、端末の主要通貨で表され、それにちなんで端末の主要通貨は端末通貨と呼ばれる。各品目が入力されるにつれて、その品目値、品目識別子、及び場合によってはさらなるデータが、取引端末システム及び/又は取引端末システムに関連付けられたサーバの記憶装置に記憶される。
2次通貨又はさらなる通貨での代替のコスト又は価格も、取引端末システムに記憶することができる。主要通貨と代替通貨の間の変換は、例えば通貨間の変換レートを特定する変換データ構造(例えばテーブル)を使用して実行することができる。変換データ構造は、間隔をおいて更新することができ、各通貨間の変換値がそれらの値が有効である有効期間と関連付けられるようにし、それにより、有効期間の終了時に、現在の変換レート及び満了日を遠隔サーバからダウンロードすることによって変換レートが更新される。
この例では、変換データ構造を取引端末システムにローカルに保持するのではなく、取引端末システムが、取引が行われるのに応答して通貨変換レートを要求するように動作可能にすることもできる。
ステップ204で、ステップ202でユーザが購入したいと思う1つ又は複数の商品又はサービスに関する情報を収集したのに応答して、ユーザに対し、取引端末システム10のNFCインタフェースモジュール55をモバイル通信デバイス40でタップしてモバイル通信デバイス40と取引端末システム10のインタフェース接続を行うように、(自動的に取引端末システムからの音声出力又は視覚出力のうちの少なくとも1つによって)促すことができる。
ステップ206及び208で、取引端末システム10とモバイル通信デバイス40の間でハンドシェークプロセスが行われる。ステップ204で取引端末システム10のNFCインタフェースモジュール55をモバイル通信デバイス40でタップした結果として、取引端末システムは、NFCインタフェースモジュール186及び55を介してウェイクアップコールをモバイル通信デバイスに送信して、モバイルアプリケーション720が休眠状態(非活動又はスリープモード)である場合にはモバイルアプリケーション720を起動し、活動状態にする。
ハンドシェークプロセスは、取引端末システム10の取引処理モジュール44が、モバイル通信デバイス40のタップが取引端末システム10との新たなセッションを表しているのか以前のセッションの継続を表しているのかを判定することも含むことができる。それが新たなセッションであるか否かは、取引処理モジュール44がモバイルアプリケーション720に問い合わせて、モバイルアプリケーション720が、取引処理モジュール44が依然として活動状態として識別するセッション識別子722を記録したかどうかを判定することによって判定することができる。取引端末システム(及び/又はモバイルアプリケーション)は、セッション識別子及び関連するセッションの状態のレコード45を割当て、保持することができる。本明細書で述べる1つの例では、取引端末システムの取引処理モジュール44は、モバイル通信デバイス40との取引セッションを求める最初のタップでセッション識別子を割り当て、そのセッション識別子を、到達した処理段階を識別する補足識別子とともに維持する。モバイルアプリケーション720のセッション処理論理724は、取引処理論理44によってセッション識別子722として割り当てられたセッション識別子をモバイル通信アプリケーション記憶装置に記憶し、次いで、到達した処理段階を識別する補足識別子も維持する。例えば、セッション識別子は、セッションレコードのセッション識別子フィールドのセッションに割り当てられた番号とすることができ、補足識別子は、補足ビットフィールドのビットとすることができ、この各ビットは、最初は第1の値に設定され、その後、その処理段階に到達したときに第2の値に変更される。
取引端末システムは、モバイルアプリケーションが保持する任意のセッション識別子を比較するように動作可能であり、セッション識別子が第2の値に設定された1つ又は複数の補足識別子と同一と識別された場合には、取引端末システムは、モバイル通信デバイスによる取引端末システムのNFCインタフェースモジュールのタップが以前のセッションの継続であると識別することができ、この継続は、第2の値に設定された補足識別子によって識別される処理段階からの継続である。モバイル通信デバイスによるタップがモバイル通信デバイス40と取引端末システム10の間の新たな取引セッションを表している場合には、取引処理モジュール44は、新たなセッション識別子をこのセッションに割り当て、上述のように、この識別したセッションを、取引端末システム10の記憶装置に記録させ、モバイルアプリケーション720のセッション処理論理724にモバイル通信デバイス40の記憶装置に記録させる。
ステップ210で、取引処理モジュール44は、モバイル通信デバイス40と取引端末システム10の間で情報を交換させる。
これは、取引処理モジュール44がNFCインタフェースモジュール186及び55を介してモバイル通信デバイス40に問い合わせて、取引端末システムに転送して、取引端末システムによって保持されている取引端末システムの端末システム通貨(又は国名)を示す情報と比較することができるユーザの通貨及び/又はユーザの国名を示す情報がモバイル通信デバイス40に保持されているかどうかを判定することを含むことができる。
上で論じたように、モバイル通信は、セキュア要素198を含むことができる加入者識別モジュール(SIM)196を含むことができる。セキュア要素198は、決済情報(例えばクレジットカード又はその他の決済カードの情報)及び/或いはユーザの口座に関連する決済通貨又は国名を識別する情報(例えばクレジットカード又はその他の決済カードの情報)を含むことができる。これに関連して、クレジットカード又はその他の決済カードに言及していても、決済トークンはSIMのセキュア要素に保持される情報又はそうでなければモバイル通信デバイスのセキュア記憶装置に保持される情報によって規定される仮想カードを含むことができるので、物理的なカードが必要であることを意味しているわけではないことに留意されたい。
端末システム通貨は、通常は、取引端末システムが取引を行うデフォルト通貨を形成する、取引端末システムの主要通貨である。例えば、取引端末システムがドイツに位置している場合には、主要通貨は、通常はユーロである。ただし、例えば取引端末システムが複数の通貨での取引を可能にするように構成される場合には、複数の端末システム通貨を設けることもできることに留意されたい。この1つ又は複数の端末システム通貨は、それぞれ、取引端末システムの記憶装置に保持される通貨コードによって識別することができる。端末が位置している国の端末国名コードも、取引端末システム10の記憶装置に保持することができる。取引端末システム10は、国名情報と通貨情報の間で変換を行う国名/通貨変換テーブル48を含むことができる。
ユーザ通貨は、モバイル通信デバイス40に記憶された通貨である。例えば、取引端末システム10によって読み取られるユーザ通貨を示すモバイル通信デバイス40に保持される情報は、SIM196のセキュア要素198又はモバイル通信デバイス40内の別のセキュア要素に保持することができる。これは、例えば、モバイル通信デバイスのユーザの口座(例えばクレジット又はデビット口座)の通貨、或いはユーザがモバイルアプリケーションを構成するときに選択する通貨とすることができる。例示的な適用業務では、例えばユーザの口座ごとに、複数のユーザ通貨を指定することができる。この1つ又は複数のユーザ通貨は、それぞれ、SIM196のセキュア要素198又はモバイル通信デバイス40内の別のセキュア要素に保持された各通貨コードによって識別することができる。加えて、ユーザ国名は、SIM196のセキュア要素198又はモバイル通信デバイス40内の別のセキュア要素に保持された国名コードによって識別することができる。ユーザ国名は、モバイル通信デバイスのユーザの口座(例えばクレジット又はデビット口座)の発行国名とすることができる。
例示的な実施形態では、ステップ212で、SIMのセキュア要素がユーザ通貨を示す指示を含むユーザの決済詳細を含む場合には、これらの詳細は、NFCインタフェースモジュール186及び55を介してモバイル通信デバイス40から取引端末システム10に提供される。この段階で、モバイルアプリケーション720のセッション処理論理724が第1の補足識別子を第2の値に設定して、必要な情報が取引端末システムに伝送されたことを示すことができ、取引処理モジュール44が第2の補足識別子を第2の値に設定して、必要な情報を取引端末システムが受け取ったことを示すことができる。
ステップ214で、取引端末システムは、1つ又は複数の端末システム通貨を1つ又は複数のユーザ通貨と比較する。
差異が検出された場合には、次いでステップ216で、取引端末システムは、購入しようとする商品の基本通貨に関係する端末通貨と1つ又は複数のユーザ通貨との間の通貨変換レートを決定し、この通貨変換レートに基づいて、異なる通貨で1つ又は複数の購入のコストを決定するように動作可能にすることができる。
例えば、上で論じたように、取引端末システムにローカルに保持される変換データ構造に問い合わせることができる場合、及び所与の通貨変換の満了日が期限切れになっている場合には、取引端末システムは、レート要求メッセージを遠隔サーバに送信して、遠隔サーバから現在の変換レートのダウンロードを得るように動作可能にすることができる。変換データ構造が取引端末システムにローカルに保持されていない場合には、各取引ごとに、取引端末システムは、レート要求メッセージを遠隔サーバに送信して、遠隔サーバから現在の変換レートのダウンロードを得るように動作可能にすることができる。この処理中に取引処理モジュール44がさらに別の補足識別子を第2の値に設定して、到達した処理段階を記録することができる。
ステップ218で、取引端末システムは、得られた変換レートに基づいて、端末通貨及び1つ又は複数のユーザ通貨で代替価格を計算し、価格及び変換レート情報を含む購入提案を生成するように動作可能である。この購入提案は、例えば、端末システム通貨及びユーザ通貨での取引量、これらの通貨の通貨コード、並びに適用される通貨変換レート及び/又は手数料を含むことができる。任意選択で、購入しようとする各商品の説明及び/又は製品コードを、購入提案に含めることができる。取引端末システムは、次いで、購入提案をモバイル通信デバイスに送信するように動作可能にすることができる。さらなる補足識別子を、この処理中に取引処理モジュール44が第2の値に設定して、到達した処理段階を記録することができ、モバイルアプリケーション720のセッション処理論理724が、購入提案が受け取られたことを示すことができる。
ステップ214で、端末システム通貨とユーザ通貨の間の差異が判定されない場合には、ステップ218で提供される購入提案は、端末システム通貨での取引量及びその通貨の通貨コードと、任意選択でそれらの購入の詳細とを含み、これがモバイル通信デバイスに転送される。
ユーザが取引端末システム10のNFCインタフェースモジュール55からモバイル通信デバイス40を取り除く前に計算が完了した場合には、通貨選択肢提案を、取引端末システム10及びモバイル通信デバイス40のNFCインタフェースモジュール55及び186を介して、取引端末システム10からモバイルアプリケーション720に直接転送することができる。通常は、最初のタップの瞬間からの処理は、200ms程度未満の時間しか要しないので、ほとんどの場合に、通貨選択肢提案は、ユーザが取引端末システム10のNFCインタフェースモジュール55からモバイル通信デバイス40を持ち上げる前に、モバイル通信デバイス40に転送されることになる。
購入提案を受け取ると、さらなる補足識別子を、モバイルアプリケーション720のセッション処理論理724によって第2の値に設定して、購入提案が受け取られたことを示すことができる。モバイルアプリケーションのセッション処理論理724は、次いで、ステップ220で、ユーザインタフェース(UI)論理730を使用して購入提案を表示し、提案される取引量及び通貨又は通貨選択肢(利用可能な選択肢がある場合)を選択するようにユーザに促すように動作可能にすることができる。購入提案をモバイル通信デバイスのディスプレイに表示することは、取引の量を、端末システム通貨、及び通貨選択肢がある場合には少なくとも1つのユーザ通貨など、少なくとも1つの通貨で表示することを含む可能性がある。例えば、通貨選択肢提案をモバイル通信デバイスのディスプレイに表示することは、取引の量をユーザ通貨などの少なくとも1つの通貨で表示することと、端末システム通貨とユーザ通貨の間の通貨変換レート及び通貨変換手数料のうちの少なくとも1つを表示することとを含む可能性がある。さらなる補足識別子を、モバイルアプリケーション720のセッション処理論理724によって第2の値に設定して、到達した処理の段階を示すことができる。
ディスプレイは、ユーザが購入提案を選択すること、及び/又は通貨選択肢がある場合には取引用の通貨を選択することを可能にするように構成することができる。例えば、ユーザが選択可能なボタンを通貨オプションに隣接して表示する、又は通貨選択肢提案をユーザが選択可能な表示されるボタン内に表示することができる。受入れの検証を入力するようにユーザに促すことができる。例えば、モバイル通信デバイスは、例えば指紋センサなどの生体センサを備えることができる。モバイル通信デバイスが例えば指紋センサなどの生体センサを備え、通貨選択肢が選択可能な(現実又は仮想の)ボタンの選択によって示される、或いはモバイル通信デバイスに保持される通貨選択肢選好726によって予め選択されている場合には、指紋センサによってユーザの検証済みの指紋を感知することを利用して、1つのアクションで通貨選択肢を確認し、検証することもできる。或いは、モバイル通信デバイスが生体センサを備えない場合には、購入提案の受入れを検証するためにPIN又はその他の検証コードの入力が必要になることもある。
購入提案、及び/又は通貨選択肢がある場合には通貨の受入れを検証したのに応答して、またユーザが取引端末システム10のNFCインタフェースモジュール55からモバイル通信デバイス40を取り除く前にこれが検証された場合には、セッション処理論理は、ステップ222で、購入提案及び/又は通貨選択肢の選択の受入れを、モバイル通信デバイス40及び取引端末システム10のNFCインタフェースモジュール186及び55を介して取引端末システムに転送するように動作可能にすることができる。さらなる補足識別子を、モバイルアプリケーション720のセッション処理論理724及び取引端末システム10の取引処理モジュール44が第2の値に設定して、到達した処理段階を示すことができる。
ステップ224で、取引が上手く完了した場合には、ステップ226で、取引処理モジュール44は、取引端末システム10及びモバイル通信デバイス40のNFCインタフェースモジュール55及び186を介して取引端末システム10からモバイルアプリケーション720に確認を送信して、取引が完了したことを確認するように動作可能にすることができ、次いで、セッション処理論理が、例えばステップ228でモバイル通信デバイスのディスプレイに確認を表示することによってこのことをユーザに対して示すことができる。さらなる補足識別子を、モバイルアプリケーション720のセッション処理論理724及び取引端末システム10の取引処理モジュール44が第2の値に設定して、到達した処理段階を示すことができる。
ステップ224で、例えば発行側銀行によって決済が拒否されたなどの理由で取引が完了しなかった場合には、ステップ226で、取引処理モジュール44は、取引端末システム10及びモバイル通信デバイス40のNFCインタフェースモジュール55及び186を介して取引端末システム10からモバイルアプリケーション720に適当なメッセージを送信するように動作可能にすることができ、次いで、セッション処理論理が、例えばステップ228でモバイル通信デバイスのディスプレイに確認を表示することによってこのことをユーザに対して示すことができる。例えば複数の決済口座がモバイル通信デバイスに保持されている場合には、ユーザは、例えば異なる決済口座を使用してこのプロセスを再度開始するように促される可能性がある。さらなる補足識別子を、モバイルアプリケーション720のセッション処理論理724及び取引端末システム10の取引処理モジュール44が第2の値に設定して、到達した処理段階を示すことができる。
ステップ222及び224では、ユーザがモバイル通信デバイスをNFC読取り装置から取り除いていないものと仮定している。ただし、例えばモバイル通信デバイスのディスプレイの情報を読み取るため、及び/或いはモバイル通信デバイスのボタン又はモバイル通信デバイスに表示されるボタンを操作するために、ユーザが取引端末システム10のNFCインタフェースモジュール55からモバイル通信デバイスを取り除くことがある可能性もある。取引端末システムの間のハンドシェークプロトコルは、(例えばハートビート信号を使用して)NFC接続が切断されたかどうかを監視するように構成することができる。
例えば上述の処理が完了する前にユーザがモバイル通信デバイスをNFC読取り装置55から取り除いた結果としてNFC接続が切断された場合には、モバイル通信デバイスのセッション処理論理及び/又は取引端末システムの取引処理モジュールは、処理を継続することができるようにモバイル通信デバイスで取引端末システムのNFCインタフェースモジュール55を再度タップするようにユーザに促すように動作可能にすることができる。取引端末システム10の取引処理モジュール44及びモバイルアプリケーションのセッション処理論理724が、補足識別子を使用して到達した処理段階のレコード又はログを保持しているので、NFCインタフェースモジュールが中断された場合にも、モバイル通信デバイスでもう一度取引端末システム10のNFCインタフェースモジュール55をタップしたときに、モバイルアプリケーション720のセッション処理論理724及び取引端末システム10の取引処理モジュール44が補足識別子に問い合わせて到達した処理段階を決定することによって、適当な点から処理を再開することができる。
例えば、モバイル通信デバイス40がステップ220で通貨選択肢提案を受け取る前に取引端末システム10のNFCインタフェースモジュール55から取り除かれている場合には、セッション処理論理724は、例えばモバイル通信デバイスの音声、振動又は視覚プロンプトの少なくとも1つによってモバイル通信デバイスで取引端末システムのNFCインタフェースモジュールを再度タップして購入提案を受け取るように、ユーザがUI論理730によって促されるようにすることができる。このタップがあると、取引端末システムは、モバイルアプリケーションに保持されるセッション識別子722と取引端末システムに保持される現在のセッションのセッション識別子45とを比較し、取引処理の段階を記録する取引ログをとり、そのセッションの続きとして通貨選択肢提案をモバイルアプリケーションに転送する必要があることを認識する。
図6Bは、図6Aのステップ214、216及び218の動作の例をさらに詳細に示す図である。
図6Bに示す例では、ステップ214−1で、取引端末システムは、端末システム通貨をユーザ通貨と比較する。
端末システム通貨がユーザ通貨と同じである場合には、ステップ214−2で、処理はステップ218に進む。
端末システム通貨がユーザ通貨と同じでない場合には、ステップ214−2で、処理はステップ216に進む。
ステップ216−1で、取引処理モジュール44は、レート要求メッセージを遠隔サーバに送信して、遠隔サーバからの現在の変換レートのダウンロードを得る。レート要求メッセージは、適当な通貨コードを使用して、取引識別子並びに端末システム通貨及びユーザ通貨を指定することができる。
ステップ216−2で、取引処理モジュール44は、遠隔サーバから通貨変換レート応答を受け取る。変換通貨応答は、取引識別子、端末システム通貨コード及びユーザ通貨コード、並びに変換レートを含むことができる。
ステップ216−3で、取引処理モジュール44は、端末通貨での取引量及び得られた変換レートに基づいて、ユーザ通貨での代替の価格を計算する。
ステップ218−1で、取引処理モジュール44は、価格及び変換レートの情報を含む購入提案を生成する。ステップ214−1で端末システム通貨及びユーザ通貨が同じであると決定された場合には、購入提案は、例えば、端末システム通貨での取引量を含む可能性がある。任意選択で、購入しようとする各商品の説明及び/又は製品コードを購入提案に含めることもできる。ステップ214−1で端末システム通貨とユーザ通貨が異なると決定された場合には、購入提案は、例えば、端末システム通貨及びユーザ通貨での取引量、端末システム通貨及びユーザ通貨の通貨コード、並びに適用される通貨変換レート及び/又は手数料を含む可能性がある。任意選択で、購入しようとする各商品の説明及び/又は製品コードを購入提案に含めることもできる。
次いで、ステップ218−2で、取引処理モジュールは、取引端末システム10及びモバイル通信デバイス40のNFCインタフェースモジュール55及び186を介して購入提案をモバイル通信デバイス40に送信するように動作可能にすることができる。
図6Aを参照して論じたように、補足識別子を、ステップ214、216及び218の処理中に取引処理モジュール44によって第2の値に設定して到達した処理段階を記録し、またセッション処理論理724によって第2の値に設定することができる。
図6A及び図6Bを参照して述べたプロセスでは、通貨選択肢オプションの計算を取引端末システムによって実行し、次いでモバイルアプリケーションに転送する。代替の例では、モバイル通信デバイスによる取引端末システムのNFCインタフェースモジュールの最初のタップに応答して、取引端末システムに、端末システム通貨コード及び(1つ又は複数の)購入の詳細をモバイルアプリケーションに転送させることができる。この代替の例では、取引端末システムではなくモバイルアプリケーションに、1つ又は複数の端末システム通貨を1つ又は複数のユーザ通貨と比較させることができる。差異が検出された場合には、モバイルアプリケーションに、通貨選択肢を計算させ、モバイル通信デバイスのディスプレイに通貨選択肢を提示させることができる。この場合には、通貨選択は、モバイルアプリケーションに保持される通貨変換レートに基づいて行うことができる。例えば、モバイル通信デバイスにローカルに又は遠隔に保持される変換データ構造に問い合わせることができ、所与の通貨変換の満了日が期限切れになっている場合には、現在の変換レートを遠隔サーバからダウンロードすることができる。ユーザが通貨選択肢の選択を行った後で、取引端末システムのNFCインタフェースモジュールを通信デバイスでタップして通貨選択肢の選択を取引端末システムに転送するようにユーザに促すことができ、次いで、取引端末システムが、例えばユーザのクレジットカード口座を使用して、選択された通貨で従来の方法で取引を行うことができる。変換レートがモバイル通信デバイスに保持されている場合には、これらの変換レートを特定の間隔で(例えばユーザがローミング変化の可能性を回避するためにWi−Fiを介して接続したときなどに)ダウンロードすることもでき、上で論じたように、これらのレートには、特定の時間間隔後にそれらのレートが「タイムアウト」するようにタイムスタンプを与えることができる。変換レートに必要な記憶容量を最小限に抑えるために、モバイル通信にダウンロードされて記憶されるレートは、モバイル通信デバイスの現在位置に特有のレート、又はモバイル通信デバイスの現在位置に関係するレートとすることができる。モバイル通信デバイスの現在位置は、例えば従来のジオロケーション技法、モバイル通信デバイスが現在接続されている、又は最近接続されたことがあるモバイル電子通信セルの位置、或いはモバイル通信デバイスが現在接続されている、又は最近接続されたことがある取引端末システムの位置から決定することができる。
例えば、図7及び図8は、代替の例示的な実施形態を示す図である。この実施形態では、モバイルデバイス40のモバイルアプリケーション720は、モバイル通信デバイスがモバイル通信の自国以外の国で接続したときを検出するように動作可能であり、次いで、自動通貨変換のための所定の選択肢を提案することができる。例えば、モバイルアプリケーション720は、ユーザ通貨選択肢選好パラメータを保持し、変換レート及び量を決定し、通貨提案が記憶されたユーザ通貨選択肢選好パラメータと一致すると判定したのにのみ応答してモバイル通信デバイスのディスプレイに通貨選択肢提案を表示させることができる。そうではなく通貨選択肢提案が記憶されたユーザ選好パラメータに対応する場合には、モバイルアプリケーション720は、記憶されたユーザ選好パラメータによって決定される取引端末システム通貨又はユーザ通貨で取引を行わせるように動作可能にすることができる。
図7は、モバイルアプリケーションが所定のパラメータをユーザに提供するために実行するステップを示している。
ステップ302で、モバイルアプリケーション720が起動される。1つの例では、これは、手動起動とすることができる。別の例では、モバイルアプリケーション720は、モバイル通信デバイス40が新たなセルラ又はWiFiネットワークに接続したときに自動的に起動されるように動作可能にすることができる。
ステップ304で、モバイルアプリケーション720は、モバイル通信デバイス40がユーザの自国(ユーザの自国)にあるか別の国にあるかを判定するように動作可能である。モバイルアプリケーション720は、従来のジオロケーション技法、又は例えばモバイル通信デバイス40が接続されているモバイル通信ネットワークの通信ネットワーク識別子に応答することができる。
ステップ304で、モバイルアプリケーション720が、モバイル通信デバイス40がモバイル通信デバイス40の自国にあると決定した場合には、プロセスは306で終了する。
ステップ304で、モバイルアプリケーション720が、モバイル通信デバイス40がモバイル通信デバイス40の自国以外の国にあると決定した場合には、次いでステップ308で、モバイルアプリケーション720は、通貨オプションを事前選択するように促す1つ又は複数のプロンプトをユーザに対して提示するように動作可能にすることができる。
例えば、ステップ308で、モバイルアプリケーション720は、以下のユーザ選好パラメータ設定のうちの1つ又は複数をユーザが選択又は入力するオプションを(表示ボタン、ドロップダウンリストなどのうちの1つ又は複数を使用して)モバイル通信デバイス40のディスプレイ174に提示するように動作可能にすることができる。すなわち、
・複数のクレジットカード情報が携帯電話に記憶されている場合に使用するのに好ましい決済カード(例えばクレジットカード)を特定する決済カード選好パラメータ382、
・モバイル通信デバイスが位置する国の現地通貨とユーザの自国(自国)のユーザ通貨の間の基本変換レートパラメータ384、
・その範囲内であればユーザが取引の度に変換レートを承認するかどうか尋ねられなくても変換レートを受け入れる、基本変換レートに対するしきい値パラメータ386(例えば2%などのパーセンテージ)、
・変換レートがしきい値パラメータより高い場合に、ユーザが
交換レートがしきい値パラメータより高いかどうか判断するように促されることを希望するか、
促されることなく変換を自動的に拒絶し、現地通貨を使用することを希望するか
を規定するプロンプトパラメータ388。
ユーザは、ステップ308で、モバイル通信デバイス40のディスプレイ174を介して提供されるオプションを使用してパラメータ382〜388の適当なユーザ選好パラメータ値を入力するように動作可能であることがあり、次いでステップ310で、これらのパラメータ値を、モバイル通信デバイス40のパラメータ記憶装置382〜388に記憶することができる。モバイル通信デバイスのモバイルアプリケーション720は、モバイル通信デバイスが位置している国の通貨変換データ構造を保持している遠隔ホストサーバにWiFi又はモバイル通信ネットワーク接続を介してアクセスすることによって、その通貨変換データ構造の情報を記憶するように動作可能にすることもできる。
図7に示すプロセスでは、ユーザパラメータ選好パラメータ値の入力は、モバイル通信がユーザの自国にないとモバイルアプリケーションが決定したのに応答して実行されるが、例示的な実施態様では、モバイルアプリケーションは、その代わりに、又はそれに加えて、ユーザ選好パラメータ値をいつでも(例えば所期の行き先国に移動する前にユーザの自国で)入力できるオプションをユーザに提供することもできる。
図8は、例えば店頭で取引を行うときに実行される例示的なステップを示す図である。
ステップ402は、モバイル通信デバイス(MCD)40が取引端末システム(TTS)10のNFCインタフェースモジュール55に対して提示されたときのステップ202〜212に相当する動作を含むことができる。ただし、この例では、取引端末システム10は、モバイル通信デバイスで取引端末システムのNFCインタフェースモジュールに最初にタップしたのに応答して、端末システム通貨コード及び(1つ又は複数の)購入の詳細をモバイルアプリケーションに転送する。
次いでステップ404で、モバイル通信デバイス40のモバイルアプリケーション720は、モバイル通信デバイスが自国以外に国にある場合には、変換レート及び値を自動的に決定するように動作可能にすることができる。例えば、上で論じたように、通貨選択は、取引端末システムから受信する情報及び事前に設定され記憶されたパラメータ382〜388に応じたモバイルアプリケーション720に保持される通貨変換レートに基づいて行うことができる。例えば、モバイル通信デバイスが位置している国(及び可能な他の国)の変換データ構造は、モバイル通信デバイスにローカルに又は遠隔に保持することができ、またこれに問い合わせることができ、所与の通貨変換の満了日が期限切れになっている場合には、現在の変換レートを遠隔ホストサーバからダウンロードすることができる。
モバイルアプリケーション720は、ステップ406で、提案された変換レートと基本変換レートパラメータ384の間の差がしきい値パラメータ386内であるかどうか(すなわち、提案される変換レートが、パラメータ384の基本変換レート値に対するパラメータ386のしきい値に対応するレートより良いかどうか)を判定するように動作可能にすることができる。
ステップ406で、モバイルアプリケーション720が、提案される変換レートがパラメータ384の基本変換レート値に対するパラメータ386のしきい値に対応するレートより良い、又はそのレートに等しい(例えば、基本変換レートより2%高いレート以下である)と判定した場合には、モバイルアプリケーション720は、ステップ412で、自動的に自国通貨を取引通貨として使用するように動作可能である。
ステップ406で、モバイルアプリケーション720が、提案される変換レートがパラメータ384によって示される基本変換レートに対するパラメータ386によって示されるしきい値によって示されるレートより悪い(例えば、基本変換レートより2%高いレートより高い)と判定した場合には、モバイルアプリケーション720は、ステップ408で、プロンプトパラメータ388が、ユーザが高い方の変換レートを受け入れるかどうかを促されることを示すかどうかを判定するように動作可能である。
ステップ408で、モバイルアプリケーション720が、ユーザが促されるべきと決定した場合には、ステップ410で、モバイルアプリケーション720は、モバイル通信デバイス40のディスプレイ174を使用して、提案される変換レートとパラメータ304の基本変換レートの差をユーザに通知し、この時点での交換レートを受け入れるか否かを決定する応答を入力するようにユーザに促す。ステップ410で、ユーザがプロンプトに対して、(例えばモバイル通信デバイス40のソフトウェア又はハードウェアのボタンに触れることによって)提案された変換レートを受け入れることを示す応答をした場合には、モバイルアプリケーション720は、ステップ412で、自国通貨を取引に使用するようになる。ステップ410で、ユーザがプロンプトに対して、(例えばモバイル通信デバイス40のソフトウェア又はハードウェアのボタンに触れることによって)提案された変換レートを受け入れないことを示す応答をした場合には、モバイルアプリケーション720は、ステップ414で、現地通貨を取引に使用するようになる。
ステップ408で、モバイルアプリケーション720が、ユーザに促さないと決定した場合には、モバイルアプリケーション720は、ステップ414で、現地通貨を取引に使用するようになる。
ステップ412又はステップ414の後で、モバイルアプリケーションは、ステップ416で、決済認可が実行された後で、適用可能である場合には、例えばモバイル通信デバイス40のディスプレイ174を介して、選択された通貨及び変換量をユーザに通知するように動作可能である。さらに、ステップ416で、モバイルアプリケーション720は、モバイル通信デバイス40の記憶装置に取引レコード420を記憶するように動作可能である。
上述のように、モバイル通信デバイスは、決済カード詳細をセキュア要素(例えばSIM)に含むことができ、その場合には、モバイルアプリケーション及び/又は取引端末システムは、携帯電話が決済カード詳細を有することを検出し、決済カード詳細の決済口座を使用して取引を行うように動作可能にすることができる。ただし、別の例では、取引に使用される決済カードは、モバイル通信デバイスから分離していてもよく、その場合には、モバイル通信デバイスは、ユーザ通貨又は国名を示す指示は含むが、ユーザの決済口座を示す情報は含まず、分離した決済カードを使用して取引を行う。
上述のように、モバイルアプリケーション720は、ユーザが通貨の選択肢を予め規定できるようにする、又はユーザが各取引ごとに別個に通貨の選択を行うことができるようにするように構成することができる。
アプリケーションは、ユーザが好みの通貨を設定できるようにするように構成することができる。
例示的な動作は、取引端末システムがモバイルアプリケーションを検出するステップと、取引端末システムが電話のチップではなくアプリケーションに問い合わせるステップと、既定の通貨がそのアプリケーションで特定されるかどうかに注意する、又はどこから発呼があったかを特定するステップと、これらの決定に基づいて通貨の選択肢を提案するステップとを含むことができる。
モバイル通信デバイスのモバイルアプリケーションは、遠隔の通貨選択肢サーバとリアルタイムで接続するように構成することができる、或いは、レートは、モバイル通信デバイスに事前にロードしておくことができる。
各プログラムモジュールは、プロセッサ40及び170をそれぞれ動作させる1つ又は複数のコンピュータプログラム製品として具現化することができる。取引端末システム及び/又はモバイル通信デバイスの(1つ又は複数の)プロセッサ40/170を制御するように動作可能な1つ又は複数のコンピュータプログラム製品は、図6A及び図6Bを参照して説明したプロセス及びモジュールを実装することができる。各コンピュータプログラム製品は、例えばコンピュータ可読媒体を構成する搬送媒体に設けられる1つ又は複数のコンピュータプログラムの形態とすることができる。搬送媒体は、固体状態記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、磁気光学的記憶媒体、又はその他の記憶媒体などの記憶媒体とすることができる。搬送媒体は、放送媒体、電話媒体、コンピュータネットワーク媒体、有線媒体、ワイヤレス媒体、電気媒体、電磁気学的媒体、光媒体、又は任意のその他の伝送媒体とすることができる。
本明細書で使用される場合「決済カード」という用語は、関連付けられた口座に基づいて取引を行うために使用することができるトークン、デバイス又は担体を指すものとして総称的に使用されていることに留意されたい。「決済カード」は、一体型チップが内蔵されていることもある従来の長方形のプラスチックのクレジットカードなどの形態をとる必要はなく、本明細書で適用される意味の範囲内で、クレジット、デビット、又はその他の形態の決済トークン、デバイス又は担体として機能可能である可能性があるその他の任意の形態をとることができることに留意されたい。例えば、本明細書で使用される場合「決済カード」という用語の意味の範囲内で、決済システムは、携帯電話、携帯情報端末(PDA)又はその他の情報担体を「決済カード」として使用することに基づく、又はそのように使用することを可能にすることができる。このような場合、携帯電話は、通常は、EMVカードのチップの機能と等価な機能を有するチップ又はソフトウェアを備える。したがって、本明細書で決済カードに言及するときには、その「決済カード」は、関連付けられた口座に基づいて取引を行うように構成された決済トークン、デバイス又は担体として、例えば(例えば接触的又は非接触的方法で)決済端末システムとの間で情報を遣り取りする適当なソフトウェア及び手段又は機構として動作可能な任意の適当な形態を取り得ることを理解されたい。
モバイル通信デバイスで取引端末システムのNFCインタフェースモジュールを「タップする」と述べているが、これは、モバイル通信デバイス及び取引端末システムのNFCインタフェースモジュールのインタフェース接続を行う一例として述べたものであることを理解されたい。モバイル通信デバイス及び取引端末システムのNFCインタフェースモジュールの間の物理的接触は必ずしも必要ではないこともあり、実際に、例示的な実施形態では、モバイル通信デバイス及び取引端末システムのNFCインタフェースモジュールを、モバイル通信デバイスのNFCインタフェースモジュールが取引端末システムのNFCインタフェースモジュールの有効範囲内に入るのに十分な程度に近接させるだけでよいこともある。したがって、本明細書で使用される場合「タップ」又は「タッピング」という表現は、モバイル通信デバイスのNFCインタフェースモジュールが取引端末システムのNFCインタフェースモジュールの有効範囲に入るように、モバイル通信デバイスのNFCインタフェースモジュールを取引端末システムのNFCインタフェースモジュールに十分に近接させるという意味であると理解されたい。
上述の実施形態について詳細に説明したが、上記の開示が完全に理解されれば、多数の変形形態及び修正形態が当業者には明らかになるであろう。以下の特許請求の範囲は、このような変形形態及び修正形態並びにそれらの均等物の全てを含むものとして解釈されるものとする。
[発明の項目]
[項目1]
方法であって、
近距離場通信(NFC)用に構成されたモバイル通信デバイスの、取引端末システムのNFCインタフェースモジュールとのインタフェース接続に応答して、前記モバイル通信デバイスのモバイルアプリケーションと前記取引端末システムとの間で情報を交換するステップであって、交換される前記情報が、
前記取引端末システムの端末システム通貨を示す前記取引端末システムによって保持される情報、及び
ユーザ通貨を示す前記モバイル通信デバイスに保持される情報
のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
前記取引端末システム又は前記モバイルアプリケーションが、前記端末システム通貨を前記ユーザ通貨と比較し、差異がある場合には、通貨選択肢提案を前記モバイル通信デバイスのディスプレイに表示させるステップと、
前記ユーザ通貨のユーザ選択に応答して、前記ユーザ通貨で取引を実行させるステップと、
を含む方法。
[項目2]
前記モバイル通信デバイスの前記ディスプレイが、ユーザが通貨選択肢提案を選択することを可能にするように構成され、前記モバイル通信デバイスの前記ディスプレイを使用した通貨選択肢提案のユーザ選択に応答して、前記取引が前記ユーザ通貨で実行される、項目1に記載の方法。
[項目3]
情報の前記交換が、前記モバイル通信デバイスによる前記取引端末システムの前記NFCインタフェースモジュールに対する少なくとも最初のタップに応答して実行される、項目1又は2に記載の方法。
[項目4]
通貨選択肢提案を前記モバイル通信デバイスのディスプレイに表示させるステップが、取引の量を、前記端末システム通貨及び前記ユーザ通貨のうちの少なくとも1つを含む、少なくとも1つの通貨で表示するステップを含む、項目1〜3のいずれか一項に記載の方法。
[項目5]
通貨選択肢提案を前記モバイル通信デバイスのディスプレイに表示させるステップが、 取引の量を、ユーザ通貨を含む少なくとも1つの通貨で表示するステップと、
前記端末システム通貨と前記ユーザ通貨との間の通貨変換レート及び通貨変換手数料のうちの少なくとも1つを表示するステップと、を含む、項目1〜4のいずれか一項に記載の方法。
[項目6]
前記取引の前記量が、購入されるべき商品又はサービスについての情報の入力の結果として、前記取引端末システムによって決定される、項目4又は5に記載の方法。
[項目7]
前記モバイル通信デバイスの、前記取引端末システムの前記NFCインタフェースモジュールとのインタフェース接続に応答して、前記モバイルアプリケーションが、情報を交換するために起動される、項目1〜6のいずれか一項に記載の方法。
[項目8]
前記取引端末システム又は前記モバイルアプリケーションのうちの少なくとも1つが、通貨間の取引量を変換する通貨変換値を保持するステップを含む、項目1〜7のいずれか一項に記載の方法。
[項目9]
通貨変換値が、第1の通貨と第2の通貨との間の通貨変換レートを特定し、前記通貨変換レートの有効性の満了を示す、項目8に記載の方法。
[項目10]
前記取引端末システム又は前記モバイルアプリケーションのうちの1つが、前記通貨変換レートの有効性が満了した通貨変換値にアクセスし、前記取引端末システム又は前記モバイルアプリケーションのうちの前記1つが、遠隔サーバにアクセスして現在の通貨変換値を取得する、項目9に記載の方法。
[項目11]
ジオロケーション、前記モバイル通信デバイスが接続されているモバイル電気通信セルの位置、又は前記モバイル通信デバイスが接続されている取引端末システムの位置を使用して前記モバイル通信デバイスの位置を決定するステップと、
前記モバイル通信デバイスの前記決定された位置に基づいて、通貨変換値を遠隔サーバから前記モバイルアプリケーションにダウンロードさせるステップと、
を含む、項目1〜10のいずれか一項に記載の方法。
[項目12]
前記取引端末システム又は前記モバイルアプリケーションによる前記端末システム通貨及び前記ユーザ通貨の前記比較の結果として前記端末システム通貨及び前記ユーザ通貨の決定に応答して、前記取引通貨から前記ユーザ通貨への現在の通貨変換値を遠隔サーバから前記取引端末システム又は前記モバイルアプリケーションのうちの1つにダウンロードさせるステップを含む、項目1〜11のいずれか一項に記載の方法。
[項目13]
前記取引端末システム及び前記モバイル通信デバイスのうちの少なくとも1つが、取引セッションを識別するセッション識別子を保持するステップを含み、前記セッション識別子が、セッションの処理段階を特定し、それにより、NFC通信の切断によってセッションが中断された場合に、前記セッションを前記NFCセッションの再開時に再開することができる、項目1〜12のいずれか一項に記載の方法。
[項目14]
前記取引端末システム及び前記モバイル通信デバイスのうちの少なくとも1つが、NFC通信の切断を識別し、前記モバイル通信デバイスと前記取引端末システムとの間のインタフェースを再確立するようにユーザに促すように動作可能である、項目1〜13のいずれか一項に記載の方法。
[項目15]
前記取引端末システム又は前記モバイルアプリケーションが前記端末システム通貨を前記ユーザ通貨と比較し、差異がある場合には、通貨選択肢提案を前記モバイル通信デバイスのディスプレイに表示させるステップが、
モバイル通信デバイスのモバイルアプリケーションが、ユーザ通貨選択肢選好パラメータを記憶し、変換レート及び量を決定し、通貨提案が前記記憶したユーザ通貨選択肢選好パラメータと一致するとの判定に応答して、前記モバイル通信デバイスの前記ディスプレイに通貨選択肢提案の前記表示を引き起こすステップを含む、項目1〜14のいずれか一項に記載の方法。
[項目16]
前記モバイルアプリケーションが、前記モバイル通信デバイスが前記モバイル通信デバイスの自国以外の国にあると決定するステップと、ユーザにユーザ通貨選択肢選好パラメータを選択するように促すステップと、前記ユーザが選択した通貨選択肢選好パラメータを記憶するステップと、を含む、項目15に記載の方法。
[項目17]
プログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータプログラムであり、該プログラムコードが項目1〜16のいずれか一項に記載の方法を実行するように動作可能である、コンピュータプログラム。
[項目18]
近距離場通信(NFC)インタフェースモジュールを備える取引端末システムであって、前記取引端末システムは、NFC用に構成されたモバイル通信デバイスの、前記取引端末システムの前記NFCインタフェースモジュールとのインタフェース接続に応答して、
前記モバイル通信デバイスのモバイルアプリケーションと前記取引端末システムとの間で情報の交換を引き起こすステップであって、交換される前記情報が、
前記取引端末システムの端末システム通貨を示す前記取引端末システムによって保持される情報、及び
ユーザ通貨を示す前記モバイル通信デバイスに保持される情報
のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
前記端末システム通貨を前記ユーザ通貨と比較し、差異がある場合には、通貨選択肢提案を前記モバイル通信デバイスのディスプレイに表示させるステップと、
前記ユーザ通貨のユーザ選択に応答して、前記ユーザ通貨で取引を実行させるステップと、
を実行するように構成されている取引端末システム。
[項目19]
前記モバイル通信デバイスの前記ディスプレイが、ユーザが通貨選択肢提案を選択することを可能にするように構成され、前記モバイル通信デバイスの前記ディスプレイを使用した通貨選択肢提案のユーザ選択に応答して、前記取引が前記ユーザ通貨で実行される、項目18に記載の取引端末システム。
[項目20]
情報の前記交換を、前記モバイル通信デバイスによる前記取引端末システムの前記NFCインタフェースモジュールに対する少なくとも最初のタップに応答して実行するようにさらに構成されている、項目18又は19に記載の取引端末システム。
[項目21]
購入されるべき商品又はサービスについての情報の入力の結果として、前記取引の前記量を決定するように構成されている、項目18〜20のいずれか一項に記載の取引端末システム。
[項目22]
前記端末システム通貨と前記ユーザ通貨が異なるとの決定に応答して、前記取引通貨から前記ユーザ通貨への現在の通貨変換値を遠隔サーバから前記取引端末システムにダウンロードさせるように構成されている、項目18〜22のいずれか一項に記載の取引端末システム。
[項目23]
取引セッションを識別するセッション識別子を保持するように構成されており、前記セッション識別子が、セッションの処理段階を特定し、それにより、NFC通信の切断によってセッションが中断された場合に、前記セッションが前記NFCセッションの再開時に再開される、項目18〜23のいずれか一項に記載の取引端末システム。
[項目24]
NFC通信の切断を識別し、前記モバイル通信デバイスと前記取引端末システムとの間のインタフェースを再確立するようにユーザに促すように構成されている、項目18〜23のいずれか一項に記載の取引端末システム。
[項目25]
近距離場通信(NFC)インタフェースモジュールを備えるモバイル通信デバイスであって、前記モバイル通信デバイスは、前記モバイル通信デバイスの、取引端末システムのNFCインタフェースモジュールとのインタフェース接続に応答して、
前記モバイル通信デバイスのモバイルアプリケーションと前記取引端末システムとの間で情報を交換するステップであって、交換される前記情報が、
前記取引端末システムの端末システム通貨を示す前記取引端末システムによって保持される情報、及び
ユーザ通貨を示す前記モバイル通信デバイスに保持される情報
のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
前記取引端末システムからの通貨選択肢提案の受けとりに応答して、前記通貨選択肢提案を前記モバイル通信デバイスのディスプレイに表示するステップと、
前記ユーザ通貨のユーザ選択に応答して、前記ユーザ通貨で取引を実行するために前記ユーザ選択を前記取引端末システムに伝送するステップと、
を実行するように構成されているモバイル通信デバイス。
[項目26]
前記モバイル通信デバイスの前記ディスプレイが、ユーザが通貨選択肢提案を選択することを可能にするように構成され、前記モバイル通信デバイスの前記ディスプレイを使用した通貨選択肢提案のユーザ選択に応答して、前記取引が前記ユーザ通貨で実行される、項目25に記載のモバイル通信デバイス。
[項目27]
情報の前記交換を、前記モバイル通信デバイスによる前記取引端末システムの前記NFCインタフェースモジュールに対する少なくとも最初のタップに応答して実行するように構成されている、項目25又は26に記載のモバイル通信デバイス。
[項目28]
取引の量を、前記端末システム通貨及びユーザ通貨のうちの少なくとも1つを含む、少なくとも1つの通貨で表示するように構成されている、項目25〜27のいずれか一項に記載のモバイル通信デバイス。
[項目29]
取引の量を、前記ユーザ通貨を含む少なくとも1つの通貨で表示し、
前記端末システム通貨と前記ユーザ通貨との間の通貨変換レート及び通貨変換手数料のうちの少なくとも1つを表示するように構成されている、項目25〜28のいずれか一項に記載のモバイル通信デバイス。
[項目30]
前記モバイル通信デバイスの、前記取引端末システムの前記NFCインタフェースモジュールとのインタフェース接続に応答して、前記モバイルアプリケーションを、情報を交換するために起動させるように構成されている、項目25〜29のいずれか一項に記載のモバイル通信デバイス。
[項目31]
取引セッションを識別するセッション識別子を保持するように構成され、前記セッション識別子が、セッションの処理段階を特定し、それにより、NFC通信の切断によってセッションが中断された場合に、前記セッションを前記NFCセッションの再開時に再開することができる、項目25〜30のいずれか一項に記載のモバイル通信デバイス。
[項目32]
NFC通信の切断を識別し、前記モバイル通信デバイスと前記取引端末システムとの間のインタフェースを再確立するようにユーザに促すように構成されている、項目25〜30のいずれか一項に記載のモバイル通信デバイス。
[項目33]
近距離場通信(NFC)インタフェースモジュールを備えるモバイル通信デバイスのモバイルアプリケーションであって、前記モバイル通信デバイスは、前記モバイル通信デバイスの、取引端末システムのNFCインタフェースモジュールとのインタフェース接続に応答して、前記モバイル通信デバイスのモバイルアプリケーションと前記取引端末システムとの間で情報を交換するように構成されており、
交換される前記情報は、前記取引端末システムから前記モバイル通信デバイスの前記モバイルアプリケーションが受けた取引情報を少なくとも含み、
前記モバイルアプリケーションは、前記モバイル通信デバイスに対して、
ユーザ通貨選択肢選好パラメータを記憶するステップと、
変換レート及び量を決定するステップと、
通貨提案が前記記憶したユーザ通貨選択肢選好パラメータと一致するとの決定に応答して、前記モバイル通信デバイスの前記ディスプレイに通貨選択肢提案を表示し、それ以外の場合には、自動的に、前記記憶したユーザ通貨選択肢選好パラメータに従って取引を行うステップと、
を実行させるように動作可能である、モバイルアプリケーション。
[項目34]
前記モバイル通信デバイスに対して、
前記モバイル通信デバイスのディスプレイに取引のレコードを表示するステップ、及び
前記モバイル通信デバイスの記憶装置に取引のレコードを記憶するステップ
のうちの少なくとも1つを実行させるようにさらに動作可能である、項目33に記載のモバイルアプリケーション。
[項目35]
前記モバイル通信デバイスに対して、
前記モバイル通信デバイスが前記モバイル通信デバイスの自国以外の国にあると決定するステップと、
ユーザにユーザ通貨選択肢選好パラメータを選択するように促すステップと、
前記ユーザが選択した通貨選択肢選好パラメータを記憶するステップと、
を実行させるようにさらに動作可能である、項目33又は34に記載のモバイルアプリケーション。

Claims (35)

  1. 方法であって、
    近距離場通信(NFC)用に構成されたモバイル通信デバイスの、取引端末システムのNFCインタフェースモジュールとのインタフェース接続に応答して、前記モバイル通信デバイスのモバイルアプリケーションと前記取引端末システムとの間で情報を交換するステップであって、交換される前記情報が、
    前記取引端末システムの端末システム通貨を示す前記取引端末システムによって保持される情報、及び
    ユーザ通貨を示す前記モバイル通信デバイスに保持される情報
    のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
    前記取引端末システム又は前記モバイルアプリケーションが、前記端末システム通貨を前記ユーザ通貨と比較し、差異がある場合には、通貨選択肢提案を前記モバイル通信デバイスのディスプレイに表示させるステップと、
    前記ユーザ通貨のユーザ選択に応答して、前記ユーザ通貨で取引を実行させるステップと、
    を含み、前記モバイル通信デバイスの前記ディスプレイが、ユーザが通貨選択肢提案を選択することを可能にするように構成されている、方法。
  2. 記モバイル通信デバイスの前記ディスプレイを使用した通貨選択肢提案のユーザ選択に応答して、前記取引が前記ユーザ通貨で実行される、請求項1に記載の方法。
  3. 情報の前記交換が、前記モバイル通信デバイスによる前記取引端末システムの前記NFCインタフェースモジュールに対する少なくとも最初のタップに応答して実行される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 通貨選択肢提案を前記モバイル通信デバイスのディスプレイに表示させるステップが、取引の量を、前記端末システム通貨及び前記ユーザ通貨のうちの少なくとも1つを含む、少なくとも1つの通貨で表示するステップを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 通貨選択肢提案を前記モバイル通信デバイスのディスプレイに表示させるステップが、 取引の量を、ユーザ通貨を含む少なくとも1つの通貨で表示するステップと、
    前記端末システム通貨と前記ユーザ通貨との間の通貨変換レート及び通貨変換手数料のうちの少なくとも1つを表示するステップと、を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記取引の前記量が、購入されるべき商品又はサービスについての情報の入力の結果として、前記取引端末システムによって決定される、請求項4又は5に記載の方法。
  7. 前記モバイル通信デバイスの、前記取引端末システムの前記NFCインタフェースモジュールとのインタフェース接続に応答して、前記モバイルアプリケーションが、情報を交換するために起動される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記取引端末システム又は前記モバイルアプリケーションのうちの少なくとも1つが、通貨間の取引量を変換する通貨変換値を保持するステップを含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 通貨変換値が、第1の通貨と第2の通貨との間の通貨変換レートを特定し、前記通貨変換レートの有効性の満了を示す、請求項8に記載の方法。
  10. 前記取引端末システム又は前記モバイルアプリケーションのうちの1つが、前記通貨変換レートの有効性が満了した通貨変換値にアクセスし、前記取引端末システム又は前記モバイルアプリケーションのうちの前記1つが、遠隔サーバにアクセスして現在の通貨変換値を取得する、請求項9に記載の方法。
  11. ジオロケーション、前記モバイル通信デバイスが接続されているモバイル電気通信セルの位置、又は前記モバイル通信デバイスが接続されている取引端末システムの位置を使用して前記モバイル通信デバイスの位置を決定するステップと、
    前記モバイル通信デバイスの前記決定された位置に基づいて、通貨変換値を遠隔サーバから前記モバイルアプリケーションにダウンロードさせるステップと、
    を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 記端末システム通貨及び前記ユーザ通貨が異なるとの決定に応答して、前記端末システム通貨から前記ユーザ通貨への現在の通貨変換値を遠隔サーバから前記取引端末システム又は前記モバイルアプリケーションのうちの1つにダウンロードさせるステップを含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記取引端末システム及び前記モバイル通信デバイスのうちの少なくとも1つが、取引セッションを識別するセッション識別子を保持するステップを含み、前記セッション識別子が、セッションの処理段階を特定し、それにより、NFC通信の切断によってセッションが中断された場合に、前記セッションを前記NFCセッションの再開時に再開することができる、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記取引端末システム及び前記モバイル通信デバイスのうちの少なくとも1つが、NFC通信の切断を識別し、前記モバイル通信デバイスと前記取引端末システムとの間のインタフェースを再確立するようにユーザに促すように動作可能である、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記取引端末システム又は前記モバイルアプリケーションが前記端末システム通貨を前記ユーザ通貨と比較し、差異がある場合には、通貨選択肢提案を前記モバイル通信デバイスのディスプレイに表示させるステップが、
    モバイル通信デバイスのモバイルアプリケーションが、ユーザ通貨選択肢選好パラメータを記憶し、変換レート及び量を決定し、通貨提案が前記記憶したユーザ通貨選択肢選好パラメータと一致するとの判定に応答して、前記モバイル通信デバイスの前記ディスプレイに通貨選択肢提案の前記表示を引き起こすステップを含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記モバイルアプリケーションが、前記モバイル通信デバイスが前記モバイル通信デバイスの自国以外の国にあると決定するステップと、ユーザにユーザ通貨選択肢選好パラメータを選択するように促すステップと、前記ユーザが選択した通貨選択肢選好パラメータを記憶するステップと、を含む、請求項15に記載の方法。
  17. プログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータプログラムであり、該プログラムコードが1つ又は複数のプロセッサに請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法を実行させるように動作可能である、コンピュータプログラム。
  18. 近距離場通信(NFC)インタフェースモジュールを備える取引端末システムであって、前記取引端末システムは、NFC用に構成されたモバイル通信デバイスの、前記取引端末システムの前記NFCインタフェースモジュールとのインタフェース接続に応答して、
    前記モバイル通信デバイスのモバイルアプリケーションと前記取引端末システムとの間で情報の交換を引き起こすステップであって、交換される前記情報が、
    前記取引端末システムの端末システム通貨を示す前記取引端末システムによって保持される情報、及び
    ユーザ通貨を示す前記モバイル通信デバイスに保持される情報
    のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
    前記端末システム通貨を前記ユーザ通貨と比較し、差異がある場合には、通貨選択肢提案を前記モバイル通信デバイスのディスプレイに表示させるステップと、
    前記ユーザ通貨のユーザ選択に応答して、前記ユーザ通貨で取引を実行させるステップと、
    を実行するように構成されており、前記モバイル通信デバイスの前記ディスプレイが、ユーザが通貨選択肢提案を選択することを可能にするように構成されている、取引端末システム。
  19. 記モバイル通信デバイスの前記ディスプレイを使用した通貨選択肢提案のユーザ選択に応答して、前記取引が前記ユーザ通貨で実行される、請求項18に記載の取引端末システム。
  20. 情報の前記交換を、前記モバイル通信デバイスによる前記取引端末システムの前記NFCインタフェースモジュールに対する少なくとも最初のタップに応答して実行するようにさらに構成されている、請求項18又は19に記載の取引端末システム。
  21. 購入されるべき商品又はサービスについての情報の入力の結果として、前記取引の量を決定するように構成されている、請求項18〜20のいずれか一項に記載の取引端末システム。
  22. 前記端末システム通貨と前記ユーザ通貨が異なるとの決定に応答して、前記端末システム通貨から前記ユーザ通貨への現在の通貨変換値を遠隔サーバから前記取引端末システムにダウンロードさせるように構成されている、請求項18〜21のいずれか一項に記載の取引端末システム。
  23. 取引セッションを識別するセッション識別子を保持するように構成されており、前記セッション識別子が、セッションの処理段階を特定し、それにより、NFC通信の切断によってセッションが中断された場合に、前記セッションが前記NFCセッションの再開時に再開される、請求項18〜22のいずれか一項に記載の取引端末システム。
  24. NFC通信の切断を識別し、前記モバイル通信デバイスと前記取引端末システムとの間のインタフェースを再確立するようにユーザに促すように構成されている、請求項18〜23のいずれか一項に記載の取引端末システム。
  25. 近距離場通信(NFC)インタフェースモジュールを備えるモバイル通信デバイスであって、前記モバイル通信デバイスは、前記モバイル通信デバイスの、取引端末システムのNFCインタフェースモジュールとのインタフェース接続に応答して、
    前記モバイル通信デバイスのモバイルアプリケーションと前記取引端末システムとの間で情報を交換するステップであって、交換される前記情報が、
    前記取引端末システムの端末システム通貨を示す前記取引端末システムによって保持される情報、及び
    ユーザ通貨を示す前記モバイル通信デバイスに保持される情報
    のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
    前記取引端末システムからの通貨選択肢提案の受けとりに応答して、前記通貨選択肢提案を前記モバイル通信デバイスのディスプレイに表示するステップと、
    前記ユーザ通貨のユーザ選択に応答して、前記ユーザ通貨で取引を実行するために前記ユーザ選択を前記取引端末システムに伝送するステップと、
    を実行するように構成されており、
    前記モバイル通信デバイスの前記ディスプレイが、ユーザが通貨選択肢提案を選択することを可能にするように構成されている、モバイル通信デバイス。
  26. 記モバイル通信デバイスの前記ディスプレイを使用した通貨選択肢提案のユーザ選択に応答して、前記取引が前記ユーザ通貨で実行される、請求項25に記載のモバイル通信デバイス。
  27. 情報の前記交換を、前記モバイル通信デバイスによる前記取引端末システムの前記NFCインタフェースモジュールに対する少なくとも最初のタップに応答して実行するように構成されている、請求項25又は26に記載のモバイル通信デバイス。
  28. 取引の量を、前記端末システム通貨及びユーザ通貨のうちの少なくとも1つを含む、少なくとも1つの通貨で表示するように構成されている、請求項25〜27のいずれか一項に記載のモバイル通信デバイス。
  29. 取引の量を、前記ユーザ通貨を含む少なくとも1つの通貨で表示し、
    前記端末システム通貨と前記ユーザ通貨との間の通貨変換レート及び通貨変換手数料のうちの少なくとも1つを表示するように構成されている、請求項25〜28のいずれか一項に記載のモバイル通信デバイス。
  30. 前記モバイル通信デバイスの、前記取引端末システムの前記NFCインタフェースモジュールとのインタフェース接続に応答して、前記モバイルアプリケーションを、情報を交換するために起動させるように構成されている、請求項25〜29のいずれか一項に記載のモバイル通信デバイス。
  31. 取引セッションを識別するセッション識別子を保持するように構成され、前記セッション識別子が、セッションの処理段階を特定し、それにより、NFC通信の切断によってセッションが中断された場合に、前記セッションを前記NFCセッションの再開時に再開することができる、請求項25〜30のいずれか一項に記載のモバイル通信デバイス。
  32. NFC通信の切断を識別し、前記モバイル通信デバイスと前記取引端末システムとの間のインタフェースを再確立するようにユーザに促すように構成されている、請求項25〜30のいずれか一項に記載のモバイル通信デバイス。
  33. 近距離場通信(NFC)インタフェースモジュールを備えるモバイル通信デバイスのモバイルアプリケーションであって、前記モバイル通信デバイスは、前記モバイル通信デバイスの、取引端末システムのNFCインタフェースモジュールとのインタフェース接続に応答して、前記モバイル通信デバイスのモバイルアプリケーションと前記取引端末システムとの間で情報を交換するように構成されており、
    交換される前記情報は、前記取引端末システムから前記モバイル通信デバイスの前記モバイルアプリケーションが受けた取引情報を少なくとも含み、
    前記モバイルアプリケーションは、前記モバイル通信デバイスに対して、
    ユーザ通貨選択肢選好パラメータを記憶するステップと、
    変換レート及び量を決定するステップと、
    通貨提案が前記記憶したユーザ通貨選択肢選好パラメータと一致するとの決定に応答して、前記モバイル通信デバイスのディスプレイに通貨選択肢提案を表示し、それ以外の場合には、自動的に、前記記憶したユーザ通貨選択肢選好パラメータに従って取引を行うステップと、
    を実行させるように動作可能であり、
    前記モバイル通信デバイスの前記ディスプレイが、ユーザが通貨選択肢提案を選択することを可能にするように構成されている、モバイルアプリケーション。
  34. 前記モバイル通信デバイスに対して、
    前記モバイル通信デバイスのディスプレイに取引のレコードを表示するステップ、及び
    前記モバイル通信デバイスの記憶装置に取引のレコードを記憶するステップ
    のうちの少なくとも1つを実行させるようにさらに動作可能である、請求項33に記載のモバイルアプリケーション。
  35. 前記モバイル通信デバイスに対して、
    前記モバイル通信デバイスが前記モバイル通信デバイスの自国以外の国にあると決定するステップと、
    ユーザにユーザ通貨選択肢選好パラメータを選択するように促すステップと、
    前記ユーザが選択した通貨選択肢選好パラメータを記憶するステップと、
    を実行させるようにさらに動作可能である、請求項33又は34に記載のモバイルアプリケーション。
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