JP6678968B1 - Short-circuit prevention device - Google Patents
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Abstract
【課題】 電力量計に対する電線挿抜作業において電線固定用ネジまたは電線における異相間短絡を防止することができ、定格電流の異なる電力量計にも適用可能である短絡防止具を提供する。【解決手段】 電力量計の両側部を挟持する一対の挟持部材と、前記電力量計の両側部間の距離に応じて前記一対の挟持部材間の距離を調整する調整部材と、前記電力量計の隣接する異相の電線固定用ネジ間の仕切壁に対向する遮蔽部材とを備え、前記遮蔽部材は、前記電力量計の両側部間の距離方向に移動自在であることを特徴とする短絡防止具。【選択図】 図6PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a short-circuit preventive tool capable of preventing a short circuit between different phases in a screw for fixing an electric wire or an electric wire in an electric wire inserting / pulling-out operation with respect to an electric energy meter, and applicable to an electric energy meter having different rated currents. SOLUTION: A pair of sandwiching members sandwiching both sides of the watt hour meter, an adjusting member for adjusting a distance between the pair of sandwiching members according to a distance between both sides of the watt hour meter, and the power amount. A short-circuit characterized by comprising a shield member facing a partition wall between electric wire fixing screws of different phases adjacent to each other, the shield member being movable in a distance direction between both sides of the watt-hour meter. Preventive device. [Selection diagram]
Description
本発明は、電力量計に対する電線挿抜作業において電線間の短絡を防止する短絡防止具に関するものである。 The present invention relates to a short-circuit preventive tool that prevents short-circuits between electric wires during an electric wire insertion / removal operation for a watt hour meter.
電力量計の交換、点検、修理等のために電力量計に対して電線を挿入したり計器から電線を引き抜いたりする作業(以下、電線挿抜作業という)に際しては、電線固定用ネジ(以下、「ネジ」という)を締めたり緩めたりする。また、ネジは電線に直接接触しており充電状態にある。近年導入されたスマートメーターは異相端子間の仕切壁が低く、ネジを緩めていくとネジが仕切壁の高さを越えて突出してしまう恐れがあり、ネジからドライバーがずれた際のドライバーを介した異相間短絡、または電線を端子台に対し挿抜する際の電線とネジによる異相間短絡が発生する危険性があった。 When inserting, or pulling out the electric wire from or to the meter for replacement, inspection, repair, etc. of the watt-hour meter (hereinafter referred to as wire insertion / removal work), the wire fixing screw (hereinafter, Tighten or loosen the "screw"). The screw is in direct contact with the wire and is in a charged state. The smart meter introduced in recent years has a low partition wall between terminals of different phases, and there is a risk that the screw may protrude beyond the height of the partition wall as the screw is loosened. There is a risk that a short circuit between different phases or a short circuit between different phases due to electric wires and screws when inserting and removing the electric wire from the terminal block may occur.
そこで、例えば特許文献1には、端子台を側面から挟むことができる挟持部と、端子間の界壁に対向できる絶縁性の歯部とを備える短絡防止具が提案されている。
Therefore, for example,
しかしながら、上記従来の特許文献1のものは、定格電流の異なる(すなわち、端子配置あるいは計器幅の異なる)電力量計に対してはそれぞれ専用品を設計する必要があった。
However, in the above-mentioned
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電力量計に対する電線挿抜作業において電線固定用ネジまたは電線における異相間短絡を防止することができ、定格電流の異なる電力量計にも適用可能である短絡防止具を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to prevent a short circuit between different phases in an electric wire fixing screw or an electric wire in an electric wire insertion / removal work with respect to a watt hour meter, and different rated currents. It is to provide a short-circuit prevention device that can be applied to an electric energy meter.
本発明のうち請求項1に記載の短絡防止具は、電力量計の両側部を挟持する一対の挟持部材と、前記電力量計の両側部間の距離に応じて前記一対の挟持部材間の距離を調整する調整部材と、前記電力量計の隣接する異相の電線固定用ネジ間の仕切壁に対向する遮蔽部材とを備え、前記遮蔽部材は、前記電力量計の両側部間の距離方向に移動自在であり、前記調整部材には、各電力量計に対応する調整部材の位置を示す目印線が表示されてあることを特徴とする。
The short-circuit prevention tool according to
本発明のうち請求項2に記載の短絡防止具は、前記一対の挟持部材が前記電力量計の第一凹部に係合することで、短絡防止具の略鉛直方向の移動が規制されることを特徴とする。
In the short-circuit prevention tool according to
本発明のうち請求項3に記載の短絡防止具は、前記電力量計の第二凹部に係合することで短絡防止具の略鉛直方向の移動が規制される、起伏自在なずれ止め部材を備えることを特徴とする。
The short-circuit prevention tool according to
本発明のうち請求項4に記載の短絡防止具は、前記電力量計の端子台の下端部に対向する隔壁を有することを特徴とする。 The short circuit preventer according to claim 4 of the present invention is characterized in that it has a partition wall facing a lower end portion of the terminal block of the watt hour meter.
請求項1に記載の発明によれば、短絡防止具が電力量計の両側部を挟持する一対の挟持部材と、一対の挟持部材間の距離を調整する調整部材と、電力量計の隣接する異相の電線固定用ネジ間の仕切壁に対向する遮蔽部材とを備え、遮蔽部材が、電力量計の両側部間の距離方向に移動自在であるので、挟持部材は両側部間の幅の異なる電力量計を挟持でき、また、遮蔽部材は端子配置の異なる電力量計においても、隣接する異相の電線固定用ネジ間の仕切壁に対向することができる。すなわち、定格電流の異なる電力量計に対する電線挿抜作業において、それぞれ専用品を必要とせず一台の短絡防止具で電線固定用ネジまたは電線における異相間短絡を防止できる。また、挟持部材が電力量計の両側部を挟持しているので、電力量計の両側部間の距離方向及び電力量計の奥行方向の短絡防止具のずれを防止できる。
According to the invention as set forth in
請求項2に記載の発明によれば、前記一対の挟持部材が前記電力量計の第一凹部に係合することで、短絡防止具の略鉛直方向の動きが規制されるので、電力量計に対する短絡防止具の略鉛直方向のずれや脱落を防止できる。
According to the invention as set forth in
請求項3に記載の発明によれば、短絡防止具が、電力量計の第二凹部に係合することで短絡防止具の略鉛直方向の動きが規制される、起伏自在なずれ止め部材を備えていることで、電力量計に対する短絡防止具の略鉛直方向のずれや脱落を防止できる。
According to the invention as set forth in
請求項4に記載の発明によれば、短絡防止具が、電力量計の端子台の下端部に対向する隔壁を有していることで、電線を電力量計の挿通孔に下方から挿入する際に、電線が端子台の前方へ入り込むことができないので、電線の導体部が電線固定用ネジに接触することによる異相間短絡を防止できる。 According to the invention of claim 4, the short-circuit prevention tool has the partition wall facing the lower end portion of the terminal block of the watt-hour meter, so that the electric wire is inserted into the insertion hole of the watt-hour meter from below. At this time, since the electric wire cannot enter the front of the terminal block, it is possible to prevent a short circuit between different phases due to the conductor portion of the electric wire coming into contact with the screw for fixing the electric wire.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限することを意図するものではない。ここでは、本発明の短絡防止具3が電力量計1の端子台10に対し、正面から取り付けられる場合を示す。図1は、定格電流30Aの電力量計1に取付けた短絡防止具3の、(a)電力量計1から電線を取り外した状態において前側上方から見た斜視図、(b)電力量計1に対し電線が取り付けられた状態において前側下方から見た斜視図である。図2は、定格電流30Aの電力量計1に取り付けられる、ずれ止め部材312が起立した状態の短絡防止具3の、(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図である。図3は、定格電流30Aの電力量計1に取り付けられる、ずれ止め部材312が伏した状態の短絡防止具3の、(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図である。図4は、定格電流30Aの電力量計1に取り付けられる、ずれ止め部材312が起立した状態の短絡防止具3の(a)前側上方から、(b)後側上方から見た斜視図である。図5は、定格電流30Aの電力量計1に取り付けられる、ずれ止め部材312が伏した状態の短絡防止具3の(a)前側上方から、(b)後側上方から見た斜視図である。図6は、定格電流60Aの電力量計1に取り付けた短絡防止具3の、(a)電力量計1から電線を取り外した状態において前側上方から見た斜視図、(b)電力量計1に対し電線が取り付けられた状態において前側下方から見た斜視図である。図7は、定格電流60Aの電力量計1に取り付けられる、ずれ止め部材312が起立した状態の短絡防止具3の(a)前側上方から、(b)後側上方から見た斜視図である。図8は、定格電流120Aの電力量計1に取り付けた短絡防止具3の、(a)電力量計1から電線を取り外した状態において前側上方から見た斜視図、(b)電力量計1に対し電線が取り付けられた状態において前側下方から見た斜視図である。図9は、定格電流120Aの電力量計1に取り付けられる、ずれ止め部材312が起立した状態の短絡防止具3の(a)前側上方から、(b)後側上方から見た斜視図である。図10は、定格電流が(a)は120A,(b)は30A,(c)は60Aの電力量計1に取り付けた短絡防止具3を下方から見た斜視図である。図11は、定格電流が(a)及び(b)は30A,(c)及び(d)は60A,(e)及び(f)は120Aの電力量計1の概形を示す正面図及び側面図である。なお、以下の説明において前後方向及び左右方向とは、図1、図6及び図8に示す通りとする。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. The following description of the preferred embodiments is merely an example, and is not intended to limit the present invention, its application, or its use. Here, the case where the short-
図11(a),(c),(e)に示すように、電力量計1は、その下端部において端子台10を有している。定格電流30Aの電力量計1は4つの端子部11を有し、定格電流60Aの電力量計1及び定格電流120Aの電力量計1は6つの端子部11を有していて、それぞれ端子部11の配置間隔が異なっている。
定格電流30Aの場合、図1(b)に示すように、左右方向に間隔を空けて並ぶ4本の電線2a〜2dはそれぞれ、複数の導電性の線材が撚り合わされた導体部(図示しない)と、導体部を被覆する絶縁性の被覆22とを有していて、導体部の上端部は電力量計1下面の挿通孔16から端子台10内部へと挿入された後、電線固定用ネジ12によって端子部11に固定される。電線2a及び2d,2b及び2cにはそれぞれ同相の電圧が供給されている。隣接する電線固定用ネジ12の間には仕切壁13が設けられているが、仕切壁13の高さは、電線固定用ネジ12を緩めたときに電線固定用ネジ12の頭部が仕切壁13の前端面から突出する高さである。また、定格電流60Aの場合は、図6(b)に示すように、6本の電線2e〜jのうち、電線2e及び2j,2f及び2i,2g及び2hにはそれぞれ同相の電圧が供給されている。そして同様に、定格電流120Aの場合は図8(b)に示すように、6本の電線2k〜2pのうち、電線2k及び2p,2l及び2o,2m及び2nにはそれぞれ同相の電圧が供給されている。
電力量計1の形状については、定格電流30Aの場合は、端子台10の略中央部において、略直方体状の凹部(第二凹部)15を有している。定格電流60A及び120Aの場合は、端子台10の両側部に略直方体状の切欠部(第一凹部)14を有している。
As shown in FIGS. 11A, 11 </ b> C, and 11 </ b> E, the watt-
In the case of the rated current of 30 A, as shown in FIG. 1B, each of the four
Regarding the shape of the watt-
短絡防止具3は、図1乃至図10に示すように、本体部31と、電力量計1の両側部を挟持する一対の挟持部材33,33と、本体部31から引き出される量により電力量計1の幅に応じて挟持部材33,33間の距離を調整する調整部材32と、電力量計1の隣接する異相の電線固定用ネジ12間の仕切壁13に対向する、2つの遮蔽部材34,34を備えている。
As shown in FIGS. 1 to 10, the short-
本体部31は、端子台10の電線固定用ネジ12の上方、すなわち端子台の上端部付近に対向する上辺部310と、端子台10の電線固定用ネジ12の下方、すなわち端子台の下端部付近に対向する下辺部(隔壁)317と、上辺部310と下辺部317それぞれの右端を略コの字状に連結する連結部318から構成されていて、ポリカーボネイト等の絶縁性及び耐久性の高い材質で形成されていることが好ましい。上辺部310の左右方向略中央部には、定格電流30Aの電力量計1の凹部15に係合する起伏可能なずれ止め部材312が設けられている。ずれ止め部材312は、略平板状のアーム部313と係合部314がそれぞれの一端において略直角に連結された形状であり、アーム部313の他端は上辺部310の左右方向略中央部において、上下方向に起伏可能に軸支されている。ずれ止め部材312が伏した状態において、係合部314は、定格電流30Aの電力量計1の凹部15に挿入された状態となり、これにより、短絡防止具3の上下方向の移動が規制される。ずれ止め部材312が起立した状態において、下辺部317の下面には、後方へと水平に伸びて形成された凸部317aが設けられている。図10に示すように、凸部317aの後端面と端子台10下端部の前端面は略面一であり、また、下辺部317の左右両端部の後面と端子台10下端部との隙間G1の前後径は、電線2a〜2pの外径よりも狭い。上辺部310と下辺部317には、調整部材32を挿通するための、左端において開口した中空部310a,317bが長手方向に沿って設けられている。
The
調整部材32は、ポリカーボネイト等の耐久性の高い材質で形成されていることが好ましく、本体部31の上辺部310及び下辺部317の中空部310a,317bにそれぞれ摺動可能に挿通されている上アーム320及び下アーム(隔壁)321と、それらの左端部間に連結されている調整バー322とを有しており、本体部31から引き出し自在に設けられている。図10に示すように、下アーム321の後端面と端子台10下端部との隙間G2の前後径は、電線2a〜2pの外径よりも狭い。そして、本体部31の上辺部310の前面左端には調整部材固定ネジ311が設けられており、調整部材固定ネジ311を締結することで、本体部31に対する調整部材32の位置が固定される。また、図6及び図8に示すように、調整部材32,上アーム320及び下アーム321の前面には、各電力量計1に対応する調整部材32の位置を示す目印線323が表示されている。これにより、作業者が調整部材32の位置を迷いなく設定でき、作業性が向上する。
The adjusting
本体部31の連結部318及び調整バー322の背面においては、電力量計1の両側部を挟持するための挟持部材33,33が、それぞれ同じ高さに位置する軸部において回転可能に軸支されていて、電力量計1の種類に応じて回転させた状態で用いられる。挟持部材33は略直方体形状であり、ゴム等の摩擦係数の大きい材質で形成されていることが好ましい。挟持部材33の軸部を挟んで一方側の係合部331の高さh1と他方側の係合部332の高さh2、及びそれぞれの位置は、それぞれ定格電流60A,120Aの電力量計1の切欠部14に嵌まり込む寸法及び位置となっている。また、挟持部材33は、定格電流30Aの電力量計1の両側面に当接する当接面333を有する。そして、本体部31及び調整部材32の前面には、図1,図6及び図8に示すように、各電力量計1に対応する挟持部材33の上下端の位置を示す目印線319,324が表示されている。これにより、作業者が挟持部材33の向きを迷いなく設定でき、作業性が向上する。
On the back surface of the connecting
本体部31の上辺部310と下辺部317の間には、左右に摺動可能な絶縁性の遮蔽部材34,34が計2つ設けられている。遮蔽部材34は、4枚の略長方形状の板体34a〜34dによって上下左右を枠組みされた形状であり、左右の板体34b及び34cの後端は端子台10の仕切壁13の前面に略当接していて、前端は電線固定用ネジ12を緩めた際にも電線固定用ネジ12の頭が前方に突出しない程度である。上面及び下面の板体34a及び34dは、それぞれ上辺部310と下辺部317に摺動可能に連結されている。これにより、左右の板体34b及び34cは、互いの間隔を保ったまま、電力量計1の種類(つまり端子部11の配置)に応じて隣接する異相の電線固定用ネジ12の間の仕切壁13に対向する位置へと移動させた状態で用いられる。なお、上面の板体34aの略中央部には略円形の貫通孔341が設けられていて、各電力量計1の異相の電線固定用ネジ12の間の仕切壁13に対向する位置において、上辺部310の下面に設けられたボールプランジャ316に係合することで、遮蔽部材34,34の位置決めが容易になされ、かつ、遮蔽部材34,34は左右方向に一定以上の外力が働かなければ左右に動くことがない。また、図1,図6及び図8に示すように、本体部31の前面には、各電力量計1に対応する遮蔽部材34,34の位置を示す目印線315が表示されている。これにより、作業者が遮蔽部材34,34の位置を迷いなく設定でき、作業性が向上する。
Between the
次に、本発明の短絡防止具3を用いた電力量計1の交換作業の方法及び、本発明の作用効果について説明する。まずは、定格電流30Aの電力量計1の交換方法について述べる。
交換作業の準備として、まず、調整部材32を左右に摺動させることで、図1に示す本体部31から引き出されていない位置へと動かした後、調整部材固定ネジ311を締めることにより、本体部31に対する調整部材32の位置を固定する。次に、挟持部材33が図5に示す向きとなるよう回転させる。このとき、挟持部材33,33の当接面333,333間の距離は、電力量計1の両側部間の距離よりも僅かに短くなっている。これにより、短絡防止具3を電力量計1へ取り付ける際には、挟持部材33を電力量計1に対しその両側部を挟む状態まで押し込むことで、挟持部材33が、その弾性によって電力量計1の両側部を強固に挟み込み互いに固定された状態とすることができる。そして、2つの遮蔽部材34,34を目印線に従って図1に示す位置まで摺動させ、ボールプランジャ316で位置決めする。以上で準備が完了する。
次に、電線2a〜2dから取り外す対象の電力量計1に対し、前方から挟持部材33を電力量計1の両側部を挟んだ状態まで押し込むことで、挟持部材33がその弾性によって電力量計1の両側部を強固に挟み込んだ状態とする。以上で電力量計1への短絡防止具3の装着が完了し、あとはドライバーを用いて電線固定用ネジ12を緩め、電線2a〜2dを取り外せばよい。このとき、電線固定用ネジ12の頭は遮蔽部材34,34の前面よりも前側に露出することがない。そして、新しい電力量計1を電線2a〜2dに取り付ける際には、以上と同様にして短絡防止具3を取り付けた電力量計1に対し、電線2a〜2dを端子付近まで挿入し、電線固定用ネジ12で締結固定すればよい。
次いで、定格電流60Aの電力量計1の交換方法について述べる。基本的な方法は上記の定格電流30Aの電力量計1に対するものと同じであるが、以下の点で相違する。図6及び図7に示すように、ずれ止め部材312は使用しないため、交換作業の準備段階から完了まで起立した状態としておく。準備段階において、調整部材32は、60Aの目印線323まで引き出した状態で調整部材固定ネジ311により固定する。また挟持部材33は軸部330が上側となるように回転させておく。このとき、挟持部材33,33の係合部331,331間の距離は、電力量計1の切欠部14,14間の距離よりも僅かに短くなっている。これにより、短絡防止具3を電力量計1へ取り付ける際には、挟持部材33の係合部331,331を電力量計1に対しその両側部を挟んだ状態まで押し込むことで、挟持部材33が、その弾性によって電力量計1の両側部を強固に挟み込み互いに固定された状態とすることができる。
また、定格電流120Aの電力量計1については、図8及び図9に示すように、ずれ止め部材312は使用しないため、交換作業の準備段階から完了まで起立した状態としておく。準備段階において、調整部材32は、120Aの目印線323まで引き出した状態で調整部材固定ネジ311により固定する。また挟持部材33は軸が下側となるように回転させておく。このとき、挟持部材33,33の係合部332,332間の距離は、電力量計1の切欠部14,14間の距離よりも僅かに短くなっている。これにより、短絡防止具3を電力量計1へ取り付ける際には、挟持部材33の係合部332,332を電力量計1に対しその両側部を挟んだ状態まで押し込むことで、挟持部材33が、その弾性によって電力量計1の両側部を強固に挟み込み互いに固定された状態とすることができる。
Next, a method of replacing the watt-
In preparation for the replacement work, first, the
Next, the clamping
Next, a method for replacing the watt-
Further, as shown in FIGS. 8 and 9, the watt-
このように構成した短絡防止具3によれば、電力量計1の両側部を挟持する一対の挟持部材33と、一対の挟持部材33間の距離を調整する調整部材32と、電力量計1の隣接する異相の電線固定用ネジ12間の仕切壁13に対向する遮蔽部材34,34とを備え、遮蔽部材34,34が、電力量計1の両側部間の距離方向に移動自在であるので、挟持部材33は両側部間の幅の異なる電力量計1を挟持でき、また、遮蔽部材34,34は端子配置の異なる電力量計1においても、隣接する異相の電線固定用ネジ12間の仕切壁13に対向することができる。すなわち、定格電流の異なる電力量計1に対する電線挿抜作業において、それぞれ専用品を必要とせず一台の短絡防止具3で電線固定用ネジ12または電線2a〜2d、2e〜2j、2k〜2pにおける異相間短絡を防止できる。また、挟持部材33が電力量計1の両側部を挟持しているので、電力量計1の両側部間の距離方向及び電力量計1の奥行方向の短絡防止具3のずれを防止できる。
According to the short-
また、前記一対の挟持部材33が前記電力量計1の切欠部14に係合していること、または、電力量計1の凹部15に係合することで短絡防止具3の略鉛直方向の動きが規制される起伏自在なずれ止め部材312を備えていることにより、短絡防止具3の略鉛直方向の動きが規制されるので、電力量計1に対する短絡防止具3の略鉛直方向のずれや脱落を防止できる。
Further, the pair of holding
そして、凸部317aの後端面と端子台10下端部の前端面が略面一であり、また、下辺部317の左右両端部の後面と端子台10下端部との隙間G1の前後径及び、下アーム321の後端面と端子台10下端部との隙間G2の前後径が電線2a〜2pの外径よりも狭いため、電線2a〜2qを電力量計1の挿通孔16に下方から挿入する際に、電線2a〜2qが端子台10の前方の空間へと入り込むことができないので、電線の導体部が電線固定用ネジ12に接触することによる異相間短絡を防止できる。
The rear end surface of the
本発明は、上記の実施形態に限らず本発明の要旨を逸脱しない範囲で変形可能であり、短絡防止具の各部の形状、大きさ、厚さ等は適宜変更できる。例えば、遮蔽部材の形状は平板を組み合わせた形状でなくともよく、孔の開いた直方体状等、隣り合う電線の間を仕切ることのできる形状であればよい。 The present invention is not limited to the above-described embodiment and can be modified without departing from the gist of the present invention, and the shape, size, thickness, etc. of each part of the short-circuit preventive tool can be appropriately changed. For example, the shape of the shielding member does not have to be a shape obtained by combining flat plates, and may be any shape that can partition adjacent electric wires, such as a rectangular parallelepiped shape with holes.
1 電力量計
12 電線固定用ネジ
13 仕切壁
14 切欠部(第一凹部)
15 凹部(第二凹部)
312 ずれ止め部材
317 下辺部(隔壁)
32 調整部材
321 下アーム(隔壁)
33 挟持部材
34 遮蔽部材
1 electricity meter
12 Screws for fixing electric wires
13 partition walls
14 Notch (first recess)
15 recess (second recess)
312 Locking member
317 Lower side (partition wall)
32 Adjustment member
321 Lower arm (partition wall)
33 clamping member
34 Shielding member
Claims (4)
A pair of sandwiching members for sandwiching both sides of the watt hour meter, an adjusting member for adjusting the distance between the pair of sandwiching members according to the distance between both sides of the watt hour meter, and the watt hour meter adjacent to each other. A shielding member facing the partition wall between the electric wire fixing screws of different phases, the shielding member is movable in the distance direction between the both sides of the watt-hour meter, and the adjustment member has each electric power amount. A short circuit preventive tool characterized in that a mark line indicating the position of the adjusting member corresponding to the meter is displayed .
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