添付の図面に関して以下に記載する詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書に記載される概念が実施され得る唯一の構成を表すことを意図していない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解をもたらす目的で、具体的な詳細を含んでいる。しかし、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践され得ることが、当業者には明らかであろう。場合によっては、そのような概念を曖昧にするのを回避する目的で、周知の構造および構成要素がブロック図の形式で示される。
次に、電気通信システムのいくつかの態様が、様々な装置および方法を参照して提示される。これらの装置および方法は、以下の発明を実施するための形態で説明され、様々なブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなど(「要素」と総称される)によって添付の図面に示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素をハードウェアとして実装するか、またはソフトウェアとして実装するかは、具体的な適用例およびシステム全体に課された設計制約に依存する。
例として、要素、もしくは要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」で実装され得る。プロセッサの例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアがある。処理システム内の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、または他の名称で呼ばれるかどうかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するように広く解釈されるべきである。
したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、記載される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せに実装することができる。ソフトウェアに実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして、記憶または符号化することができる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用でき、コンピュータによってアクセスできる、任意の他の媒体を含み得る。本明細書で使用する場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、およびフロッピー(登録商標)ディスクを含んでおり、ディスク(disk)は、通常、磁気的にデータを再生するが、ディスク(disc)は、レーザーで光学的にデータを再生する。前述の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
図1は、LTEネットワークアーキテクチャ100を示す図である。LTEネットワークアーキテクチャ100は、発展型パケットシステム(EPS)100と呼ばれる場合がある。EPS100は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)102、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)104、発展型パケットコア(EPC)110、ホーム加入者サーバ(HSS)120、および事業者のインターネットプロトコル(IP)サービス122を含む場合がある。EPSは、他のアクセスネットワークと相互接続することができるが、簡単にするために、それらのエンティティ/インターフェースは図示されていない。図示のように、EPSはパケット交換サービスを提供するが、当業者が容易に諒解するように、本開示の全体を通して提示される様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡張され得る。
E-UTRANは、発展型ノードB(eNB)106および他のeNB108を含む。eNB106は、UE102に対してユーザプレーンプロトコル終端および制御プレーンプロトコル終端を提供する。eNB106は、バックホール(たとえば、X2インターフェース)を介して他のeNB108に接続される場合がある。eNB106は、基地局、ノードB、アクセスポイント、トランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、または他の何らかの適切な用語で呼ばれる場合もある。eNB106は、UE102にEPC110へのアクセスポイントを提供する。UE102の例には、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲームコンソール、タブレット、または同様に機能する任意の他のデバイスが含まれる。UE102は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または他の何らかの適切な用語で呼ばれることもある。
eNB106はEPC110に接続される。EPC110は、モビリティ管理エンティティ(MME)112、他のMME114、サービングゲートウェイ116、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ124、ブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BM-SC)126、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ118を含む。MME112は、UE102とEPC110との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、MME112は、ベアラおよび接続の管理を行う。すべてのユーザIPパケットは、サービングゲートウェイ116を介して転送され、サービングゲートウェイ116自体は、PDNゲートウェイ118に接続される。PDNゲートウェイ118は、UEのIPアドレス割振りおよび他の機能を実現する。PDNゲートウェイ118は、事業者のIPサービス122に接続される。事業者のIPサービス122は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、およびPSストリーミングサービス(PSS)を含む場合がある。BM-SC126は、MBMSユーザサービスのプロビジョニングおよび送達のための機能を実現することができる。BM-SC126は、コンテンツプロバイダのMBMS送信用のエントリポイントとして働くことができ、PLMN内のMBMSベアラサービスを認証し開始するために使用することができ、MBMS送信をスケジュールし送達するために使用することができる。MBMSゲートウェイ124は、特定のサービスをブロードキャストするMBSFNエリアに属するeNB(たとえば、106、108)に、MBMSトラフィックを配信するために使用することができ、セッション管理(開始/停止)およびeMBMS関連の課金情報を収集することに関与する場合がある。
図2は、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の一例を示す図である。この例では、アクセスネットワーク200は、いくつかのセルラー領域(セル)202に分割される。1つまたは複数の低電力クラスeNB208は、セル202のうちの1つまたは複数と重なるセルラー領域210を有する場合がある。低電力クラスeNB208は、フェムトセル(たとえば、ホームeNB(HeNB))、ピコセル、マイクロセル、またはリモート無線ヘッド(RRH)であり得る。マクロeNB204は、各々がそれぞれのセル202に割り当てられ、セル202内のすべてのUE206にEPC110へのアクセスポイントを提供するように構成される。アクセスネットワーク200のこの例には集中型コントローラは存在しないが、代替構成では集中型コントローラが使用される場合がある。eNB204は、無線ベアラ制御、アドミッション制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ116への接続を含む、すべての無線関連機能に関与する。eNBは、1つまたは複数(たとえば、3つ)のセル(セクタとも呼ばれる)をサポートし得る。「セル」という用語は、特定のカバレージエリアにサービスしているeNBおよび/またはeNBサブシステムの最小カバレージエリアを意味し得る。さらに、「eNB」、「基地局」、および「セル」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。
アクセスネットワーク200によって用いられる変調方式および多元接続方式は、導入されている特定の電気通信規格に応じて異なり得る。LTEの適用例では、DL上ではOFDMが使用され、UL上ではSC-FDMAが使用されて、周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方をサポートする。当業者が以下の発明を実施するための形態から容易に諒解するように、本明細書に提示される様々な概念は、LTEの適用例に好適である。しかしながら、これらの概念は、他の変調技法および多元接続技法を採用する他の電気通信規格に容易に拡張することができる。例として、これらの概念は、Evolution-Data Optimized(EV-DO)またはUltra Mobile Broadband(UMB)に拡張され得る。EV-DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、CDMAを利用してブロードバンドインターネットアクセスを移動局に提供する。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W-CDMA)およびTD-SCDMAなどのCDMAの他の変形形態を利用するユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)、TDMAを利用するモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、ならびにOFDMAを利用する発展型UTRA(E-UTRA)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、およびフラッシュOFDMに拡張することができる。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、およびGSM(登録商標)については、3GPP団体による文書に記載されている。CDMA2000およびUMBについては、3GPP2団体による文書に記載されている。採用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定の適用例およびシステムに課された全体的な設計制約に依存する。
eNB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有する場合がある。MIMO技術を使用すると、eNB204が空間領域を活用して、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートすることが可能になる。空間多重化は、同じ周波数上で同時にデータの様々なストリームを送信するために使用することができる。データストリームは、単一のUE206に送信してデータレートを増大させることができ、または、複数のUE206に送信して全体的なシステム容量を増大させることができる。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(すなわち、振幅および位相のスケーリングを適用し)、次いで、空間的にプリコーディングされた各ストリームをDL上で複数の送信アンテナを介して送信することによって実現される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともにUE206に到達し、これにより、UE206の各々が、そのUE206に向けられた1つまたは複数のデータストリームを復元することが可能になる。UL上では、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、これにより、eNB204が、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別することが可能になる。
空間多重化は、一般に、チャネル状態が良好であるときに使用される。チャネル条件があまり良好でないとき、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるために、ビームフォーミングが使用され得る。これは、複数のアンテナを介した送信のためにデータを空間的にプリコーディングすることによって達成され得る。セルの端部において良好なカバレージを達成するために、単一ストリームのビームフォーミング送信が、送信ダイバーシティと組み合わせて使用され得る。
以下の詳細な説明では、アクセスネットワークの様々な態様について、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムを参照しながら説明する。OFDMは、OFDMシンボル内でいくつかのサブキャリアにわたってデータを変調するスペクトル拡散技法である。サブキャリアは、寸分違わない周波数で間隔があけられる。間隔は、受信機がサブキャリアからのデータを復元することを可能にする「直交性」をもたらす。時間領域では、OFDMシンボル間干渉をなくすために、ガードインターバル(たとえば、サイクリックプレフィックス)を各OFDMシンボルに追加することができる。ULは、SC-FDMAをDFT拡散OFDM信号の形式で使用して、高いピーク対平均電力比(PAPR)を補償することができる。
図3は、LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図300である。フレーム(10ms)は、等しいサイズの10個のサブフレームに分割することができる。各サブフレームは、連続する2つの時間スロットを含む場合がある。リソースグリッドは、2つの時間スロットを表すために使用することができるが、各時間スロットはリソースブロックを含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素に分割される。LTEでは、リソースブロックは、周波数領域における連続する12個のサブキャリアを含み、各OFDMシンボル内の通常のサイクリックプレフィックスの場合、時間領域における連続する7個のOFDMシンボル、すなわち84個のリソース要素を含む。拡張サイクリックプレフィックスの場合、リソースブロックは、時間領域内の連続する6つのOFDMシンボルを含み、72個のリソース要素を有する。R302、R304として示されたリソース要素のうちのいくつかは、DL基準信号(DL-RS)を含む。DL-RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有RS(CRS)302、およびUE固有RS(UE-RS)304を含む。UE-RS304は、対応する物理DL共有チャネル(PDSCH)がマッピングされるリソースブロック上のみで送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式に依存する。したがって、UEが受信するリソースブロックが多いほど、かつ変調方式が高いほど、UE向けのデータレートは高くなる。
図4は、LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図400である。ULに利用可能なリソースブロックは、データセクションおよび制御セクションに区分化される場合がある。制御セクションは、システム帯域幅の2つの縁部に形成される場合があり、構成可能なサイズを有する場合がある。制御セクション内のリソースブロックは、制御情報を送信するためにUEに割り当てられる場合がある。データセクションは、制御セクションに含まれないすべてのリソースブロックを含む場合がある。このULフレーム構造により、データセクションは連続するサブキャリアを含むことになり、これにより、単一のUEが、データセクション内の連続するサブキャリアのすべてを割り当てられることが可能になり得る。
UEは、制御情報をeNBに送信するために、制御セクション内のリソースブロック410a、410bを割り当てられる場合がある。UEはまた、データをeNBに送信するために、データセクション内のリソースブロック420a、420bを割り当てられる場合がある。UEは、制御セクション内の割り当てられたリソースブロック上の物理UL制御チャネル(PUCCH)内で、制御情報を送信することができる。UEは、データセクション内の割り当てられたリソースブロック上の物理UL共有チャネル(PUSCH)内で、データのみ、またはデータと制御情報の両方を送信することができる。UL送信は、サブフレームの両方のスロットにまたがる場合があり、周波数にわたってホッピングする場合がある。
1組のリソースブロックは、初期システムアクセスを実行し、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)430内でUL同期を実現するために使用される場合がある。PRACH430は、ランダムシーケンスを搬送し、いかなるULデータ/シグナリングも搬送できない。各ランダムアクセスプリアンブルは、連続する6個のリソースブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数は、ネットワークによって指定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、ある特定の時間リソースおよび周波数リソースに制限される。PRACHの場合、周波数ホッピングは存在しない。PRACHの試行は、単一のサブフレーム(1ms)内で、または少数の隣接するサブフレームのシーケンス内で搬送され、UEは、フレーム(10ms)当たり単一のPRACHの試行しか行うことができない。
図5は、LTEにおけるユーザプレーンおよび制御プレーンの無線プロトコルアーキテクチャの例を示す図500である。UEおよびeNBの無線プロトコルアーキテクチャは、レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3という3つのレイヤで示される。レイヤ1(L1レイヤ)は最下位レイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実装する。本明細書では、L1レイヤは物理レイヤ506と呼ばれる。レイヤ2(L2レイヤ)508は物理レイヤ506の上にあり、物理レイヤ506を介したUEとeNBとの間のリンクに関与する。
ユーザプレーンでは、L2レイヤ508は、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ510、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ512、およびパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)514サブレイヤを含み、これらはネットワーク側のeNBで終端する。図示されていないが、UEは、L2レイヤ508の上にいくつかの上位レイヤを有する場合があり、これらは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ118で終端するネットワークレイヤ(たとえば、IPレイヤ)と、接続の他端(たとえば、遠端UE、サーバなど)で終端するアプリケーションレイヤとを含む。
PDCPサブレイヤ514は、様々な無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化を実現する。PDCPサブレイヤ514はまた、無線送信のオーバーヘッドを低減する上位レイヤのデータパケット用のヘッダ圧縮、データパケットを暗号化することによるセキュリティ、およびeNB間のUE用のハンドオーバのサポートを実現する。RLCサブレイヤ512は、上位レイヤのデータパケットのセグメント化および再アセンブリ、紛失したデータパケットの再送信、ならびに、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)による順序の狂った受信を補償するデータパケットの並べ替えを実現する。MACサブレイヤ510は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を実現する。MACサブレイヤ510はまた、1つのセルの中の様々な無線リソース(たとえば、リソースブロック)をUEの間で割り振ることに関与する。MACサブレイヤ510はまた、HARQ動作を受け持つ。
制御プレーンでは、UEおよびeNB用の無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーン用のヘッダ圧縮機能がないことを除き、物理レイヤ506およびL2レイヤ508について実質的に同じである。制御プレーンはまた、レイヤ3(L3レイヤ)内に無線リソース制御(RRC)サブレイヤ516を含む。RRCサブレイヤ516は、無線リソース(たとえば、無線ベアラ)を取得すること、および、eNBとUEとの間のRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することを担う。
図6は、アクセスネットワーク中でUE650と通信しているeNB610のブロック図である。DLでは、コアネットワークからの上位レイヤパケットが、コントローラ/プロセッサ675に供給される。コントローラ/プロセッサ675は、L2レイヤの機能性を実装する。DLでは、コントローラ/プロセッサ675は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットのセグメント化および並べ替え、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化、ならびに、様々な優先順位基準に基づくUE650への無線リソース割振りを実現する。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作、紛失したパケットの再送信、およびUE650へのシグナリングに関与する。
送信(TX)プロセッサ616は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のための様々な信号処理機能を実施する。信号処理機能には、UE650での順方向誤り訂正(FEC)を容易にするコーディングおよびインタリービング、ならびに様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、直交位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、M直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングが含まれる。次いで、コーディングされ変調されたシンボルは、並列ストリームに分割される。次いで、各ストリームは、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に結合されて、時間領域のOFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成する。OFDMストリームは、空間的にプリコーディングされて、複数の空間ストリームを生成する。チャネル推定器674からのチャネル推定値は、コーディング方式および変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用される場合がある。チャネル推定値は、UE650によって送信された基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出される場合がある。次いで、各空間ストリームは、別個の送信機618TXを介して異なるアンテナ620に供給され得る。各送信機618TXは、送信用のそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
UE650で、各受信機654RXは、そのそれぞれのアンテナ652を介して信号を受信する。各受信機654RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、この情報を受信(RX)プロセッサ656に供給する。RXプロセッサ656は、L1レイヤの様々な信号処理機能を実施する。RXプロセッサ656は、情報に対して空間処理を実行して、UE650に宛てられた任意の空間ストリームを復元し得る。複数の空間ストリームがUE650を宛先とする場合、これらは、RXプロセッサ656によって単一のOFDMシンボルストリームに合成することができる。次いで、RXプロセッサ656は、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別個のOFDMシンボルストリームを含む。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、eNB610によって送信された最も可能性の高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって、復元され復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器658によって計算されたチャネル推定値に基づく場合がある。次いで、軟判定は復号されデインタリーブされて、物理チャネル上でeNB610によって元々送信されたデータおよび制御信号を復元する。次いで、データおよび制御信号は、コントローラ/プロセッサ659に供給される。
コントローラ/プロセッサ659は、L2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサは、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ660に関連付けることができる。メモリ660は、コンピュータ可読媒体と呼ばれる場合がある。ULでは、コントローラ/プロセッサ659は、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケット再アセンブリ、暗号化解除、ヘッダ圧縮解除、制御信号処理を実現して、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元する。次いで、上位レイヤパケットはデータシンク662に供給され、データシンク662はL2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表す。様々な制御信号も、L3処理のためにデータシンク662に提供することができる。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作をサポートするために、確認応答(ACK)および/または否定応答(NACK)のプロトコルを使用する誤り検出に関与する。
ULでは、コントローラ/プロセッサ659に上位レイヤパケットを供給するために、データソース667が使用される。データソース667は、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを代表する。eNB610によるDL送信に関連して記載された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ659は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットのセグメント化および並べ替え、ならびに、eNB610による無線リソース割振りに基づく論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を実現することによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作、紛失したパケットの再送信、およびeNB610へのシグナリングに関与する。
適切な符号化および変調の方式を選択し、空間処理を容易にするために、eNB610によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器658によって導出されたチャネル推定値が、TXプロセッサ668によって使用され得る。TXプロセッサ668によって生成された空間ストリームは、別個の送信機654TXを介して異なるアンテナ652に供給され得る。各送信機654TXは、送信用のそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
UL送信は、UE650での受信機機能に関連して記載された方式と同様の方式で、eNB610で処理される。各受信機618RXは、それぞれのアンテナ620を通じて信号を受信する。各受信機618RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、この情報をRXプロセッサ670に供給する。RXプロセッサ670は、L1レイヤを実装することができる。
コントローラ/プロセッサ675は、L2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ675は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ676に関連付けることができる。メモリ676は、コンピュータ可読媒体と呼ばれる場合がある。ULでは、コントローラ/プロセッサ675は、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケット再アセンブリ、暗号化解除、ヘッダ圧縮解除、制御信号処理を実現して、UE650からの上位レイヤパケットを復元する。コントローラ/プロセッサ675からの上位レイヤパケットは、コアネットワークに供給される場合がある。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKのプロトコルを使用する誤り検出に関与する。
図7Aは、MBSFN内の発展型MBMS(eMBMS)チャネル構成の一例を示す図750である。セル752'内のeNB752は第1のMBSFNエリアを形成することができ、セル754'内のeNB754は第2のMBSFNエリアを形成することができる。eNB752、754は、各々他のMBSFNエリア、たとえば、合計8つまでのMBSFNエリアと関連付けることができる。MBSFNエリア内のセルは、予約セルに指定することができる。予約セルは、マルチキャスト/ブロードキャストコンテンツを供給しないが、セル752'、754'に時間同期され、MBSFNエリアへの干渉を制限するために、MBSFNリソース上の電力が規制される。MBSFNエリア内の各eNBは、同じeMBMSの制御情報およびデータを同期して送信する。各エリアは、ブロードキャストサービス、マルチキャストサービス、およびユニキャストサービスをサポートすることができる。ユニキャストサービスは、特定のユーザを対象とするサービス、たとえば、音声通話である。マルチキャストサービスは、あるグループのユーザによって受信され得るサービス、たとえば、サブスクリプションビデオサービスである。ブロードキャストサービスは、すべてのユーザによって受信され得るサービス、たとえば、ニュース放送である。図7Aを参照すると、第1のMBSFNエリアは、特定のニュース放送をUE770に供給することなどによって、第1のeMBMSブロードキャストサービスをサポートすることができる。第2のMBSFNエリアは、異なるニュース放送をUE760に供給することなどによって、第2のeMBMSブロードキャストサービスをサポートすることができる。各MBSFNエリアは、複数の物理マルチキャストチャネル(PMCH)(たとえば、15個のPMCH)をサポートする。各PMCHは、マルチキャストチャネル(MCH)に対応する。各MCHは、複数(たとえば、29個)のマルチキャスト論理チャネルを多重化することができる。各MBSFNエリアは、1つのマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を有することができる。したがって、1つのMCHは、1つのMCCHおよび複数のマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)を多重化することができ、残りのMCHは、複数のMTCHを多重化することができる。
UEは、eMBMSサービスアクセスおよび対応するアクセス層構成の利用可能性を発見するために、LTEセルにキャンプオンすることができる。第1のステップで、UEは、システム情報ブロック(SIB)13(SIB13)を取得することができる。第2のステップで、SIB13に基づいて、UEは、MCCH上でMBSFNエリア構成メッセージメッセージを取得することができる。第3のステップで、MBSFNエリア構成メッセージに基づいて、UEは、MCHスケジューリング情報(MSI)MAC制御要素を取得することができる。SIB13は、(1)セルによってサポートされる各MBSFNエリアのMBSFNエリア識別子、(2)MCCH反復期間(たとえば、32、64、…、256個のフレーム)、MCCHオフセット(たとえば、0、1、…、10個のフレーム)、MCCH変更期間(たとえば、512、1024個のフレーム)、シグナリング変調およびコーディング方式(MCS)、反復期間およびオフセットによって示される無線フレームのどのサブフレームがMCCHを送信することができるかを示すサブフレーム割振り情報など、MCCHを取得するための情報、ならびに(3)MCCH変更通知構成を示す。MBSFNエリアごとに1つのMBSFNエリア構成メッセージがある。MBSFNエリア構成メッセージは、(1)一時的モバイルグループ識別情報(TMGI)およびPMCH内の論理チャネル識別子によって識別される各MTCHのオプションのセッション識別子、(2)MBSFNエリアの各PMCHを送信するために割り振られたリソース(すなわち、無線フレームおよびサブフレーム)およびエリア内のすべてのPMCHについての割り振られたリソースの割振り期間(たとえば、4、8、…、256個のフレーム)、ならびに(3)MSI MAC制御要素が送信されるMCHスケジューリング期間(MSP)(たとえば、8、16、32、…または1024個の無線フレーム)を示す。
図7Bは、MSI MAC制御要素のフォーマットを示す図790である。MSI MAC制御要素は、MSPごとに一度送られ得る。MSI MAC制御要素は、PMCHの各スケジューリング期間の第1のサブフレームにおいて送られ得る。MSI MAC制御要素は、PMCH内の各MTCHの停止フレームおよびサブフレームを示すことができる。MBSFNエリア当たりPMCH当たり1つのMSIがあり得る。
図7Cは、MBMSサービスエリア内のMBSFNエリアにわたるMBMSを示す図780である。図7Cは、複数のMBSFNエリア734、736、738を包含するMBMSサービスエリア732を含むシステムを示し、複数のMBSFNエリアはそれら自体が、複数のセルまたは基地局740を含む。本明細書で使用される場合、「MBMSサービスエリア」は、あるMBMSサービスが利用可能であるワイヤレス送信セルのグループを指す。たとえば、特定のスポーツまたは他の番組が、特定の時間において、MBMSサービスエリア内で基地局によってブロードキャストされ得る。特定の番組がブロードキャストされるエリアが、MBMSサービスエリアを定義する。MBMSサービスエリアは、734、736、および738において示されるような1つまたは複数の「MBSFNエリア」で構成され得る。本明細書で使用される場合、MBSFNエリアは、MBSFNプロトコルを使用して同期された方式で特定の番組を現在ブロードキャストしているセルのグループ(たとえば、セル740)を指す。「MBSFN同期エリア」は、MBSFNプロトコルを使用して特定の番組をブロードキャストするように同期された方式で動作することが、現在そうしているかどうかに関係なく可能となるように、相互接続され構成されるセルのグループを指す。各eNBは、所与の周波数レイヤ上で、1つのMBSFN同期エリアだけに属し得る。MBMSサービスエリア732が1つまたは複数のMBSFN同期エリア(図示されず)を含み得ることは、留意に値する。逆に、MBSFN同期エリアは、1つまたは複数のMBSFNエリアまたはMBMSサービスエリアを含み得る。一般に、MBSFNエリアは、単一のMBSFN同期エリアのすべてまたは一部で構成され、単一のMBMSサービスエリア内に位置する。様々なMBSFNエリアの重複がサポートされ、単一のeNBはいくつかの異なるMBSFNエリアに属し得る。たとえば、異なるMBSFNエリアのメンバーシップとなることをサポートするように、最大で8個の独立したMCCHが、システム情報ブロック(SIB)13において構成され得る。MBSFNエリア予備セルまたは基地局は、MBSFN送信に寄与しないMBSFNエリア内のセル/基地局、たとえば、MBSFN同期エリアの境界の近くのセル、または、その位置が原因でMBSFN送信に必要とされないセルである。
eMBMSの普及の増加に伴い、利用可能なリソースおよびユーザ分布に基づいて、マルチキャストブロードキャストサービスエリア(たとえば、MBSFNサービスエリア、MBMSサービスエリア)、またはMBSFNエリアを適応的に構成することは有益であり得る。マルチキャストブロードキャストサービスエリア/MBSFNエリアの適応的な構成を介して、実際のニーズに従って、セルは追加または削除され得る。マルチキャストブロードキャストサービスエリア/MBSFNエリアの適応的な構成を可能にすることによって、システムリソース利用が増加し得、動作/構成のしやすさが向上され得、ティアの使用を介して干渉が低減され得、十分な数のユーザが同じサービスを望むとき、要求に応じてeMBMSが提供され得る。
図8は、マルチキャストブロードキャストサービスエリア/MBSFNエリアを適応的に構成するための例示的な方法を示すための図800である。図8に示すように、マルチキャストブロードキャストサービスエリア812は、eNB802a、802b、802c、802d、804a、804b、804c、806a、808aおよび810aに対応するセル802〜810を含み得る。マルチキャストブロードキャストサービスエリア812内のeNBのうちの1つまたは複数は、eNBによってサービスされるUEの数を示すUEカウント情報を決定し得る。次いで、eNBのうちの1つまたは複数の各々は、たとえばマルチキャスト協調エンティティ(MCE)またはBM-SCなど、ネットワークエンティティにUEカウント情報を送る。eNBのうちの1つまたは複数の各々は、対応するeNBによってサービスされるUEの各々から、信号品質情報を受信することもできる。信号品質情報は、サービング基地局および近隣基地局に関する。たとえば、eNB802bは、UE820、822、824の各々から信号品質情報を受信することができる。信号品質情報は、ユニキャスト送信および/またはマルチキャスト/ブロードキャスト送信に関し得、基準信号受信電力(RSRP)情報、参照信号受信品質(RSRQ)情報、受信強度信号インジケータ(RSSI)、または信号対干渉プラス雑音電力比(SINR)のうちの少なくとも1つを含み得る。したがって、eNB802bは、eNB802b、804b、804cからのユニキャストおよび/またはマルチキャスト/ブロードキャスト送信に基づいてUE820から、eNB802b、804c、806aからのユニキャストおよび/またはマルチキャスト/ブロードキャスト送信に基づいてUE822から、およびeNB802b、802c、802dからのユニキャストおよび/またはマルチキャスト/ブロードキャスト送信に基づいてUE824から信号品質情報を受信することができる。次いで、eNBのうちの1つまたは複数の各々は、たとえばMCEまたはBM-SCなど、ネットワークエンティティに信号品質情報を送る。
UEカウント情報に基づいて、MCEまたはBM-SCは、基地局がマルチキャストブロードキャストサービスエリア812の一部であるか、および/またはマルチキャストブロードキャストサービスエリア812内のMBSFNエリアであるかどうかを判断する。MCEまたはBM-SCは、さらに受信信号品質情報に基づいて決定を行い得る。たとえば、UEカウント情報および信号品質情報を受信すると、MCEまたはBM-SCは、eNB804cがマルチキャストブロードキャストサービスエリア812の一部である、および/またはマルチキャストブロードキャストサービスエリア812内のMBSFNエリアの一部であることを決定し得る。MCEまたはBM-SCは、たとえばUE826など、eNB804cによってサービスされる任意のUEについてのMBSFN(MBMS)サービスを提供することに基づいて、または、たとえばUE820、822など、eNB804cのセルエッジ上の任意のUEについての向上されたMBSFNサービス(たとえば、向上されたRSRP、RSRQ、RSSI、SINR)を提供することに基づいて、そのような決定を行い得る。具体的には、MCEまたはBM-SCは、たとえばUE826など、eNB804cのカバレージ内の十分な数のUEがeNB804cからMBSFNサービスを受信することを望むことを、UEカウント情報に基づいて決定することができる。さらに、MCEまたはBM-SCは、たとえばUE820、822など、十分な数のUEが、第1の品質しきい値未満のeNB802bからの信号品質、および第2の品質しきい値よりも大きいeNB804cからの信号品質を報告したことを、UEカウント情報に基づいて決定することができる。MCEまたはBM-SCは、次いで、UE820、822がeNB802b、804cの間のセルのエッジ上にあることを決定することができ、したがって、eNB804cからMBSFNサービスを受信することから利益を得ることができる。
図8に示すように、マルチキャストブロードキャストサービスエリア812内のセル802(すなわち、セルの組814)は静的に構成され、したがって、マルチキャストブロードキャストサービスエリア構成、およびセル802の各々のMBSFNエリアは、動的に適応または変更されない可能性がある。しかしながら、マルチキャストブロードキャストサービスエリア812内のセル804、806、808、810(すなわち、セルの組816)は適応的に構成され、したがって、マルチキャストブロードキャストサービスエリア構成および/またはセル804、806、808、810の各々のMBSFNエリアは、動的に適応または変更され得る。UEカウント情報および信号品質情報を受信すると、MCEまたはBM-SCは、UEカウント情報および信号品質情報に基づいて、適応的に構成されたeNB816をランク付けすることができる。たとえば、適応的に構成されたeNBがMBSFNサービスを受信することを望む十分な数のUEにサービスする、および/または適応的に構成されたeNBのセルエッジ上の十分な数のUEの信号品質を向上させる場合、MCEまたはBM-SCは、適応的に構成されたeNBをより高くランク付けし得る。一構成では、マルチキャストブロードキャストサービスエリア812内のeNBは、ランク付けを実行し、MCEまたはBM-SCにランク付けされたリスト情報を送る。ランク付けされた適応的に構成されたeNB816に基づいて、MCEまたはBM-SCは、どのeNBがマルチキャストブロードキャストサービスエリア812の一部であるか、および/または特定のMBSFNエリアの一部であるかを判断する。MCEまたはBM-SCは、次いで、eNBがマルチキャストブロードキャストサービスエリア812および/または特定のMBSFNエリアの一部であるかどうかを示す情報をeNBに送る。
MCEまたはBM-SCは、eNBがマルチキャストブロードキャストサービスエリア812および/または特定のMBSFNエリアの一部であることを決定すると、eNBのためのブロードキャストティアも決定し得る。ブロードキャストティアは、MCCHのMCCH構成を示すシステム情報ブロック(SIB)をブロードキャストするための第1のティア(ティア1)840、MCCHのMCCH構成を示すSIBをブロードキャストし、MTCH構成を示すMCCHをブロードキャストするための第2のティア(ティア2)842、またはMCCHのMCCH構成を示すSIBをブロードキャストし、MTCH構成を示すMCCHをブロードキャストし、MTCHをブロードキャストするための第3のティア(ティア3)844とすることができる。ティアによって、特定の適応的なeNBを、異なるレベルのMBSFNサービスを提供するように構成することができる。たとえば、適応的なeNBがMBSFNサービスを受信することに関心がある多くのUEにサービスする、またはMTCHのブロードキャストが他のeNBによってサービスされるセルエッジのUEを向上させる場合、適応的なeNBは、ティア3において構成され得る。しかしながら、適応的なeNBがほとんどまたはまったくUEにサービスせず、MTCHが他のeNBによってサービスされるセルエッジのUEに対する向上をまったくまたはほとんど提供しない場合、適応的なeNBは、ティア2またはティア1において構成され得る。図8に示すように、UEカウント情報および信号品質情報に基づいて、MCEまたはBM-SCは、eNB804a、804b、804cがティア3 844のMBSFNサービスを提供し、eNB806aは、ティア2 842のMBSFNサービスを提供し、eNB808aは、ティア1 840のMBSFNサービスを提供し、eNB810aは、マルチキャストブロードキャストサービスエリア812の一部ではなく、および/またはMBSFNサービスを提供しない(846)ことを決定した。eNBのためのブロードキャストティアを決定すると、MCEまたはBM-SCは、それらのMBSFNブロードキャストティアを示す情報をeNBに送る。
適応的なeNBがマルチキャストブロードキャストサービスエリア812の一部でないことをMCE/BM-SCが決定すると、マルチキャストブロードキャストサービスエリアは、サイズが減少する。適応的なeNBがマルチキャストブロードキャストサービスエリア812の一部であることをMCE/BM-SCが決定すると、マルチキャストブロードキャストサービスエリアは、サイズが増大する。したがって、適応的なeNBがマルチキャストブロードキャストサービスエリア812の一部であるかどうかの判断は、最終的に、通常マルチキャストブロードキャストサービスエリア812のエッジ上において、マルチキャストブロードキャストサービスエリア812のサイズを変更する。上述したように、各マルチキャストブロードキャストサービスエリア812は、最高8つのMBSFNエリアをサポートすることができる。適応的なeNBがマルチキャストブロードキャストサービスエリア812のMBSFNエリアの一部でないことをMCE/BM-SCが決定すると、マルチキャストブロードキャストサービスエリア812は、サイズが変わらない可能性がある。代わりに、マルチキャストブロードキャストサービスエリア812内のセルのうちの1つによって提供されるサービスが変わる。適応的なマルチキャストブロードキャストサービスエリア、および適応的なMBSFNエリアは、UEモビリティ、UEマルチキャストブロードキャストサービスの関与、マルチキャストブロードキャスト受信品質の向上などに基づいて、MBSFN/MBMSサービスに関連したエリアを変えることができる。
図9は、マルチキャストブロードキャストサービスエリア/MBSFNエリアを適応的に構成するための第1の例示的なアーキテクチャを示す図900である。UEは、サービングUEによって、測定を行い、サービングeNBおよび周囲の/近隣のeNBに関する測定報告メッセージ(MRM)を報告するよう命令される。UEは、それらがMBSFNサービスまたは特定のMBSFNサービスを受信することを望むかどうかについても報告し得る。UEは、eNBに入力I1内の情報を送る。入力I1は、MRM、およびMBSFNサービスまたは特定のMBSFNサービスに関心があるUEの数を取得するための情報(すなわち、UEカウント情報)を含む。MRMは、たとえばRSRP、RSRQ、RSSI、またはSINR測定値など、無線周波数(RF)結果を含み得る。MRMは、セルのリスト(たとえば、物理セル識別子(PCI))をさらに含み得る。eNBは、UEから入力I1を受信する。
論理関数LF1で、eNBは、RF測定値を抽出し、セルのリストを取得し、MBSFNサービスまたは特定のMBSFNサービスを受信することを望むUEの数(すなわち、UEカウント情報)を決定することができる。次いで、eNBは、セルのリストにランク付けすることができる。論理関数LF2で、eNBは、詳細な情報(elaborated information)をMCEに送信し、マルチキャストブロードキャストサービスエリアおよび/またはMBSFNエリアのための更新された構成を受信することができる。詳細な情報は、RF測定値、セルのリスト、およびUEカウント情報を含み得る。代替または追加として、詳細な情報は、ランク付けされたセルのリストを含み得る。eNBは、MCEに入力I2を送る。入力I2は、RF統計および観察された組を含めて、ネイバー候補を含む。論理関数LF3で、MCEは、リスト情報を受信し、ネットワーク負荷およびMBMSユーザ分布に適応するように目標関数を最大にするためにMBSFNエリア最適化アルゴリズムを実行し、eNBがマルチキャストブロードキャストサービスエリアの一部および/または特定のMBSFNエリアの一部であるかどうかを示す更新されたクラスタセット(すなわち、マルチキャストブロードキャストサービスエリアおよび/またはMBSFNエリア構成)をeNBに送り返す。
図10は、適応的なMBSFNのための第1の例示的なシグナリング設計を示す図1000である。図10に示すように、ステップ1002で、MMEは、セッション開始要求をMCEに送る。ステップ1004で、MCEは、セッション開始応答をMMEに送ることによって応答する。ステップ1006で、MCEは、M2インターフェースセットアップ要求をeNB1に送る。ステップ1008で、eNB1は、M2インターフェースセットアップ応答をMCEに送ることによって応答する。ステップ1010で、M2セットアップ要求を受信することに応答して、eNB1は、UE測定報告、およびMBSFNサービスおよび/または特定のMBSFNサービスを受信することに関心がある、eNB1によってサービスされるUEの数を示すUEカウント情報を取得し、UE測定報告およびUEカウント情報をMCEに送る。受信された情報に基づいて、MCEは、次いで、特定のeNBがマルチキャストブロードキャストサービスエリアの一部および/または特定のMBSFNエリアの一部であるかどうかを判断する。ステップ1012で、MCEは、MCE構成更新をeNB1に送り、eNB1からMCE構成更新応答を受信する。ステップ1014で、MCEは、MBMSスケジューリング情報をeNB1に送る。MBMSスケジューリング情報は、MBSFNエリア識別子(ID)、PMCH構成情報、および予約セル表示を含み得る。MCEは、ステップ1012でMCE構成更新内、ステップ1014でMBMSスケジューリング情報内で、マルチキャストブロードキャストサービスエリアおよび/またはMBSFNエリアに関する適応されたMBSFN構成を示す情報をeNB1に明示的または暗黙的に送ることができる。一構成では、適応的なMBSFN構成情報は、ステップ1010の測定報告およびカウンティング手順が、ステップ1006の前に実行されることを想定して、ステップ1006でM2セットアップ要求内で、明示的または暗黙的に送られ得る。別の構成では、適応的なMBSFN構成情報は、eNB構成更新肯定応答内で、明示的または暗黙的に送られ得る。ステップ1016で、eNB1は、MBMSスケジューリング情報応答をMCEに送る。ステップ1018で、MCEは、セッション開始要求をeNB1に送る。ステップ1020で、MCEは、eNB1からセッション開始応答を受信する。ステップ1022で、MCEは、eNB2に関してステップ1006〜1016を繰り返す。ステップ1024で、MCEは、UEカウント情報がMMEから受信されるバックエンドカウンティング手順で、UEカウント情報をMMEから受信し得る。MCEは、適応的なeNBの各々の適応的なMBSFN構成を決定すると、eNBおよび/またはMMEからUEカウント情報を使用することができる。
図11は、適応的なMBSFNのための第2の例示的なシグナリング設計を示す図1100である。図11に示すように、ステップ1102で、eNB1は、M2インターフェースセットアップ要求をMCEに送る。ステップ1104で、MCEは、M2インターフェースセットアップ応答をeNB1に送ることによって応答する。ステップ1106で、MCEは、MCE構成更新をeNB1に送り得る。eNB1がMCCH/MTCHを送ることをMCEが望まない場合、MCEは、MCE構成更新を空のセル情報リスト情報要素(IE)とともにeNB1に送ることができる。ステップ1108で、eNB1は、MCE構成更新応答をMCEに送る。ステップ1110で、MCEは、eNB2のためにステップ1102〜1108を繰り返し得る。ステップ1112で、MMEは、セッション開始要求をMCEに送る。ステップ1114で、MCEは、セッション開始応答をMMEに送ることによって応答する。ステップ1116で、eNB1およびeNB2は、UE測定報告、およびMBSFNサービスおよび/または特定のMBSFNサービスを受信することに関心がある、それぞれeNB1およびeNB2によってサービスされるUEの数を示すUEカウント情報を取得し、UE測定報告およびUEカウント情報をMCEに送る。受信された情報に基づいて、MCEは、次いで、特定のeNBがマルチキャストブロードキャストサービスエリアの一部および/または特定のMBSFNエリアの一部であるかどうかを判断する。ステップ1018で、MCEは、MCE構成更新をeNB1に送る。MCE構成更新は、マルチキャストブロードキャストサービスエリアおよび/またはeNB1の特定のMBSFNエリアを変更し得る。ステップ1120で、MCEは、MCE構成更新応答をeNB1から受信する。ステップ1122で、MCEは、MBMSスケジューリング情報をeNB1に送る。MBMSスケジューリング情報は、MBSFNエリアID、PMCH構成情報、および予約セル表示を含み得る。MCEは、それが予約セルであることをeNB1に知らせることによって予約セル表示を介して、eNB1がMCCH/MTCHをブロードキャストすべきではないことをeNB1にシグナリングし得る。ステップ1124で、eNB1は、MBMSスケジューリング情報応答をMCEに送る。ステップ
1126で、MCEは、セッション開始要求をeNB1に送る。ステップ1128で、eNB1は、セッション開始応答をMCEに送る。ステップ1130で、MCEは、eNB2に関してステップ1116〜1128を繰り返し得る。
図12は、マルチキャストブロードキャストサービスエリア/MBSFNエリアを適応的に構成するための第2の例示的なアーキテクチャを示す図1200である。UEは、サービングUEによって、測定を行い、サービングeNBおよび周囲の/近隣のeNBに関する測定報告をUEに送るよう命令される。UEは、それらがMBSFNサービスまたは特定のMBSFNサービスを受信することを望むかどうかについても報告し得る。UEは、eNBに入力I1内の情報を送る。入力I1は、MRMを含み、MBSFNサービスまたは特定のMBSFNサービスに関心があるUEの数を取得するための情報(すなわち、UEカウント情報)をさらに含み得る。MRMは、たとえばRSRP、RSRQ、RSSI、またはSINR測定値など、RF結果を含む。MRMは、セルのリスト(たとえば、PCI)をさらに含み得る。eNBは、UEから入力I1を受信する。
論理関数LF1で、eNBは、RF測定値を抽出し、セルのリストを取得する。eNBは、MBSFNサービスまたは特定のMBSFNサービスを受信することを望むUEの数(すなわち、UEカウント情報)も決定することができる。eNBは、セルのリストにランク付けすることもできる。論理関数LF2で、eNBは、詳細な情報をMCEに送信し、更新されたマルチキャストブロードキャストサービスエリアおよび/またはMBSFNエリアを受信する。詳細な情報は、RF測定値およびセルのリストを含み得る。詳細な情報は、UEカウント情報をさらに含み得る。代替または追加として、eNBがセルをランク付けしている場合、詳細な情報は、ランク付けされたセルのリストを含み得る。eNBは、MCEに入力I2を送る。入力I2は、RF統計および観察された組を含めて、ネイバー候補を含む。論理関数LF3で、MCEは、リスト情報を受信し、ネットワーク負荷およびMBMSユーザ分布に適応するように目標関数を最大にするためにMBSFNエリア最適化アルゴリズムを実行し、eNBがマルチキャストブロードキャストサービスエリアの一部および/または特定のMBSFNエリアの一部であるかどうかを示す更新されたクラスタセット(すなわち、マルチキャストブロードキャストサービスエリアおよび/またはMBSFNエリア構成)をeNBに送り返す。論理関数LF4で、BM-SCは、同じロケーションにおけるUEからの同じ内容(を受信するための、受信することを望むなど)についての高アタッチレートを検出する。論理関数LF5で、BM-SCは、いくつかのeNBについてのマルチキャストブロードキャストサービスエリアおよび/または特定のMBSFNエリアを決定し、MBMSゲートウェイ(MBMS-GW)およびMMEを介してMCEにMBSFN構成を示す。
図13は、適応的なMBSFNのための第3の例示的なシグナリング設計を示す図1300である。図13に示すように、ステップ1302で、BM-SCは、セッション開始要求をMMEに送る。セッション開始要求は、たとえばMCCH/MTCH構成(たとえば、変調およびコーディング方式(MCS))など、適応的なMBSFN構成およびMBSFN構成を定義するセルグローバル識別情報(CGI)のリストを含み得る。ステップ1304で、MMEは、セッション開始応答をBM-SCに送る。ステップ1306で、MMEは、セッション開始要求をMCEに送る。ステップ1308で、MCEは、セッション開始応答をMMEに送ることによって応答する。ステップ1310で、MCEは、BM-SCのためのUEカウント情報を取得し得る。ステップ1312で、MCEは、M2インターフェースセットアップ要求をeNB1に送る。ステップ1314で、eNB1は、M2インターフェースセットアップ応答をMCEに送ることによって応答する。ステップ1316で、MCEは、MBMSスケジューリング情報をeNB1に送る。MBMSスケジューリング情報は、MBSFNエリアID、PMCH構成情報、および予約セル表示を含み得る。ステップ1318で、eNB1は、MBMSスケジューリング情報応答をMCEに送る。ステップ1320で、MCEは、セッション開始要求をeNB1に送る。ステップ1322で、MCEは、eNB1からセッション開始応答を受信する。ステップ1324で、MCEは、eNB2に関してステップ1304〜1314を繰り返す。ステップ1326で、BM-SCは、UEカウント情報を取得し得る(図12のLF4を参照)。ステップ1328で、BM-SCは、UE測定報告を取得することもできる。UEカウント情報およびUE測定報告に基づいて、BM-SCは、特定のeNBをマルチキャストブロードキャストサービスエリアおよび/または特定のMBSFNエリアの一部であるように構成するための適応的なMBSFN構成を決定することができる。ステップ1330で、BM-SCは、セッション更新要求をMMEに送る。セッション更新要求は、決定された適応的なMBSFN構成およびMBSFN構成を定義するCGIのリストを含む。ステップ1332で、MMEは、セッション更新応答をBM-SCに送る。ステップ133
4で、MMEは、セッション更新要求をMCEに送る。セッション更新要求は、適応的なMBSFN構成を含む。ステップ1336で、MCEは、セッション更新応答をMMEに送る。ステップ1338で、MCEは、セッション更新要求をeNB1に送る。セッション更新要求は、適応的なMBSFN構成を含む。ステップ1340で、eNB1は、セッション開始応答をMCEに送る。
図8〜図13に関して上述した適応的なMBSFNは、PTT/PTXに適用され得る。PTT/PTXは、eMBMSを介してユニキャスト送信またはマルチキャスト/ブロードキャスト送信を介して提供され得る。ユニキャストチャネルを介してPTT/PTXを提供することは、UEの大きいターゲットグループについては効率的でない可能性がある。さらに、eMBMSは、いくつかのタイプの通信については遅すぎる可能性がある。現在、呼の待ち時間を低減するために、PTT/PTXのためのMBMSベアラエンハンスメントの必要がある。さらに、PTT/PTXがeMBMSを介して提供されるとき、サービス発見およびセキュリティエンハンスメントの必要がある。
図14は、eMBMSを介したPTT/PTXを示す図1400である。図14に示すように、PTT over cellular(PoC)サーバ1402は、eNB、P-GW/SGWを介してユニキャストチャネルから、UE1410から(PoC発信元とも呼ばれる)IPパケットを受信する。PoCサーバ1402は、IPマルチメディアサブシステム(IMS)(IPマルチメディアコアネットワークサブシステムとも呼ばれる)を介してBM-SC1404にユニキャストIPパケットを送る。IMSは、IPマルチメディアサービスを配信するためのアーキテクチャのフレームワークである。BM-SC1404は、SG-imbインターフェースを介してMBMS-GW1406にIPパケット(現在マルチキャスト/ブロードキャストIPパケットと呼ばれる)を送る。MBMS-GW1406は、M1インターフェースを介してeNB1408にマルチキャスト/ブロードキャストIPパケットを転送する。シグナリングは、SGmbインターフェースを介してBM-SCとMBMS-GWとの間、Smインターフェースを介してMBMS-GWとMMEとの間、M3インターフェースを介してMMEとMCEとの間、およびM2インターフェースを介してMCEとeNBとの間で行われる。eNB1408は、MTCHにおけるeMBMSサービスとして、UE1412(PoCターゲットとも呼ばれる)にマルチキャスト/ブロードキャストIPパケットをブロードキャストする。
図15は、MBMSベアラを使用した第1の呼のフローを示す図1500である。第1のステップで、UE1502は、eNB/MME1504に関するユニキャストトラフィックチャネル(TCH)セットアップを実行する。ユニキャストTCHセットアップにおいて、UE1502は、eNB/MME1504にRRC接続要求/サービス要求を送り、eNB/MME1504は、RRC接続セットアップ応答をUE1502に送り、UEは、eNB/MME1504にRRC接続セットアップ完了メッセージを送り、UE1502は、ユニキャストTCHセットアップが完了すると、eNB/MME1504にRRC再構成完了メッセージを送る。eNB/MME1504は、その後、ベアラ変更要求をP-GW/SGW1506に送る。P-GW/SGW1506は、ベアラ変更応答で応答する。第2のステップで、UE1502は、セッション開始プロトコル(SIP)招待要求をeNB/MME1504に送る。SIP招待要求は、P-GW/SGW1506およびSIPプロキシ1512を経由してPoCサーバ1514にルーティングされる。SIP招待要求は、グループユニフォームリソースロケータ(URL)および/またはターゲットのグループリストを含み得る。SIP招待要求は、UE能力をさらに含み得る。UE能力は、UEがMBMSベアラを介して通信を受信することをサポートするかどうかを示し得る。第3のステップで、PoCサーバ1514は、ターゲットの位置を特定し、またはホーム加入者サーバ(HSS)および/または認証、許可、およびアカウンティング(AAA)サーバに連絡して認証することができる。加えて、PoCサーバ1514は、UE1502から開始するPTT/PTX通信のためのTMGIを割り当てることができる。PoCサーバ1514は、BM-SC1510に連絡して、通信のためにTMGIおよび/またはセキュリティキー(たとえば、MBMSセッションキー(MSK))を取得することができる。PoCサーバ1514は、他のPoCサーバにSIP招待要求を転送することができる。第4のステップでは、PoCサーバ1514は、SIP招待応答(1xx応答とも呼ばれる)をUE1502に送る。SIP招待応答は、SIPプロキシ1512、P-GW/SGW1506、およびeNB/MME1504を経由してルーティングされ得る。第4のステップの後、PoCサーバ1514からSIP招待要求を受信したPoCサーバは、PoCターゲットをセットアップすることができる。第5のステップで、PoCサーバ1514は、セッション記述プロトコル(SDP)オファー(200OK応答とも呼ばれる)をUE1502に送る。PoCサーバ1514は、ターゲットUEから、またはターゲットUEに関連した別のPoCサーバからSDPオファーを受信した。SDPオファーは、SIPプロキシ1512およびP-GW/SGW1506を経由してルーティングされ得る。SDPオファーは、マルチキャストIPアドレス/ポート、TMGI、およびMBMSユーザキー(MUK)によって保護されているMSKのうちの1つまたは複数を含み得る。MSKは、MBMSトラフィックキー(MTK)を生成するために使用され得る。第1のステップの開始と第5のステップの終了との間にかかる時間は、最初のPTT待ち時間1516である。第6のステップで、UE1502は、SDP回答をeNB1504に送ることによってSDPオファーを肯定応答し、SDP回答は、P-GW/SGW1506およびSIPプロキシ1512を経由してPoCサーバ1514にルーティングされ得る。第7のステップで、PoCサーバ1514は、UE1502がeMBMSを介して提供されるPTT/PTXを介して現在データ/メディアを送ることができることを、トークバースト確認メッセージを介してUE1502に知らせることができる。第8のステップで、UE1502は、データ/メディアをeNB1504に送り、データ/メディアは、P-GW/SGW1506を経由してPoCサーバ1514にルーティングされ得る。
図16は、MBMSベアラを使用した第2の呼のフローを示す図1600である。PoCサーバ1602は、PoCサーバ1514からSIP招待要求を受信する。SIP招待要求は、SDPオファーを含む。上述したように、SDPオファーは、マルチキャストIPアドレス/ポート、割り当てられたTMGI、およびMSKのうちの1つまたは複数を含み得る。第1のステップで、PoCサーバ1602は、SIP招待要求をSIPプロキシ1604に送る。加えて、BM-SC1606は、eMBMSセッションセットアップを実行し、MBMS-GW1608にPTT/PTXデータ/メディアのために割り当てられたTMGIを提供し、MBMS-GW1608は、割り当てられたTMGIをMME/MCE1612に提供し、MME/MCE1612は、割り当てられたTMGIをeNB1614に提供する。SIPプロキシ1604は、SIP招待応答でPoCサーバ1602に応答する。第2のステップで、PoCサーバ1602は、SIP招待要求をP-GW/SGW1610に送る。SIP招待要求は、SIPプロキシ1604を経由してルーティングされる。SIP招待要求は、SDPオファーを含み得る。P-GW/SGW1610は、MME/MCE1612に、割り当てられたTMGIを含むDLデータ通知を送る。eNB1614は、ターゲットUE(PoCターゲット)1616を含むターゲットUEにページングメッセージ(グループページング信号でもよい)を送る。受信したページングメッセージに基づいて、UE1616は、eNB1614とのユニキャストTCHセットアップを実行する。MME/MCE1612は、ベアラ変更要求をP-GW/SGW1610に送る。P-GW/SGW1610は、ベアラ変更応答でMME/MCE1612に応答する。P-GW/SGW1610は、UE1616にSIP招待要求を転送する。SIP招待要求は、SDPオファーを含み、SDPオファーは、TMGIおよびMSKを含む。第3のステップで、UE1616は、ユーザサービス記述(USD)を受信し得る。第4のステップで、UE1616は、MCCHを受信し、受信されたTMGIに対応するMTCHに同調する。第5のステップで、UE1616は、SDP回答(200OK応答とも呼ばれる)をPoCサーバ1602に送る。SDP回答は、eNB1614、P-GW/SGW1610、およびSIPプロキシ1604を経由してPoCサーバ1602にルーティングされる。PoCサーバ1602は、SDP回答をPoCサーバ1514に送り、PoCサーバ1514は、UE1502にSDP回答を転送する。第6のステップで、PoCサーバ1602は、SDP回答をUE1616に送ることによって肯定応答する。SDP回答は、SIPプロキシ1604、P-GW/SGW1610、およびeNB1614を経由してルーティングされる。第7のステップで、PoCサーバ1602は、話者識別情報をUE1616に送る。話者識別情報は、UE1502のユーザの識別情報である。話者識別情報は、P-GW/SGW1610、MME/MCE1612、およびeNB1614を経由してルーティングされる。eNB1614は、eMBMSリソースを介して話者識別情報を送ることができる。第8のステップで、PoCサーバ1602は、マルチキャストされる受信されたPTT/PTXデータ/メディアを再度アドレス指定する。第9のステップで、PoCサーバ1602は、受信されたPTT/PTXデータ/メディアをUE1616に送る。PTT/PTXデータ/メディアは、BM-SC1606、MBMS-GW1608、およびeNB1614を経由してルーティングされ、eNB1614は、割り当てられたTMGIに対応するMTCH上のeMBMSを介してPTT/PTXデータメディアを送る。
サービス発見エンハンスメント
一構成では、グループまたはMBMSユーザサービスは、事前構成され得る。事前に決められたグループごとに、eMBMSシステムは、一意のマルチキャストIPアドレス/ポートおよびTMGIを事前に割り当てることができる。1つまたは複数のTMGIは、事前に割り振られ得る。PTXでは、すべてのファイルのダウンロードのために、1つのTMGIが使用され得る。スケジューリングフラグメントのファイル配信テーブル(FDT)インスタンスは、UEによってダウンロードされるファイルを決定するためにUEによって使用され得る。UEは、UEがメンバーであるグループのための他のグループ情報とともに、MBMSユーザサービス識別子(ID)またはグループアドレスに関連したTMGIに気づいている可能性がある。MBMSユーザサービスIDは、UEからトランスポート詳細を隠すために使用され得る。eMBMSミドルウェアは、サービス告知ファイルを有するトランスポート詳細を管理することができる。MBMSが事前構成されているとき、MBMSは、事実上常時オンであり、BM-SC1606は、eMBMSセッションセットアップステップを実行しない。
たとえばアドホックグループ呼などにおいて、TMGIがPTT/PTXに事前に割り振られていない(たとえば、グループまたはMBMSユーザサービスは事前構成されていない)(図15、図16を参照)場合、グループ呼設定シグナリングが使用され得る(たとえば、図15、図16に関して提供されるSIPシグナリング)。図15、図16に関して述べられるように、グループ呼設定シグナリングは、たとえばMBMSユーザサービス名、TMGI、SDP、USDなど、MBMSセッション情報を含み得る。グループ呼サーバは、大きいグループのためにMBMSベアラを使用することができ、MBMSセッションを開始するためにBM-SCとインターフェースする。UEは、グループ呼設定シグナリングを介してサービス情報を取得することができる。グループページングが使用され得る。TMGIまたはMBMSユーザサービスIDは、ページングメッセージに含まれ得る。図16を参照すると、eNB1614からUE1616へのページングメッセージは、TMGIおよび/またはMBMSユーザサービスIDを含むグループページングメッセージでもよい。
呼の待ち時間を最小限に抑える
呼の待ち時間は、MBMSベアラを介したPTT/PTXについて数秒程度であり得る。呼の待ち時間は、好ましくは、300ms未満であるものとする。一構成では、MBMSベアラは、事前セットアップされてもよく、または、MBMSセッションは、直ちに利用可能であるように事前構成されてもよい。MBMSセッションがグループ呼のために使用されていないとき、リソースは、ユニキャストトラフィックに割り振られ得る。一構成では、呼の待ち時間は、LTE無線インターフェース呼設定時間を低減することによって低減され得る。一構成では、ターゲット無線インターフェース呼設定は、発信元呼設定インターフェースと並行して実行され得る(図17、図18を参照)。この構成では、PTT呼設定シグナリング(たとえば、SIP招待要求)は、RACH、RRC接続セットアップ要求またはRRC接続セットアップ完了でピギーバックされ得る。一構成では、グループID、TMGI、またはMBMSサービスIDは、ページングメッセージに含まれ得る。一構成では、グループ呼設定シグナリング(たとえば、SIPシグナリング)は、たとえばMBMSユーザサービス名、TMGI、SDP、USDなど、MBMSセッション情報を含み得る。一構成では、呼の待ち時間は、ターゲットUEのために呼設定SIPシグナリング上にユニキャストチャネルをセットアップしないことによって低減され得る(図18を参照)。SIPシグナリングは、MBMSを介してすべてのターゲットUEに送られ得る。SIPシグナリングは、事前構成されたMBMSベアラに送られ得る。MBMSグループキー(MGK)は、UEに送られるMSKを保護するために必要とされ得る。UEは、UEがネットワークに関するあるグループに登録されているとき、MGKを得ることができる。グループサイズが十分に大きい場合、偽の200OKメッセージがPoC/グループ呼サーバから発信元UEに送られ得る。呼の待ち時間は、上述した構成のうちの1つまたは複数を使用して低減され得る。
図17は、第1の並行した呼設定を示す図1700である。図17で、呼の待ち時間は、並行した呼設定を実行することによって低減され得る。図17に示すように、呼の待ち時間を低減するために、UE1702は、ユニキャストTCHセットアップの間に、RRC接続セットアップメッセージ内にeNB/MME1704に対するSIP招待要求を含めることができる。eNB/MME1704は、ベアラ変更要求を介してP-GW/SGW1706にSIP招待要求を転送することができ、P-GW/SGW1706は、SIPプロキシ1712を介してPoCサーバ1714にSIP招待要求を転送し得る。PoCサーバ1714は、TMGIを割り当てる、またはBM-SC1710からTMGIを取得することができる。UE1702がユニキャストTCHセットアップを実行する間に、PoCサーバ1714は、SIP招待要求をPoCサーバ1716に送ることができる。SIP招待要求は、SDPオファー、割り当てられたTMGI、およびMSKを含み得る。SDPオファー自体は、割り当てられたTMGIおよびMSKを含み得る。PoCサーバ1716は、BM-SC1720とのMBMSセッションを確立し、割り当てられたTMGIおよびMSKをBM-SC1720に提供する。BM-SC1720は、eMBMSセッションセットアップを実行し、MBMS-GW1722にPTT/PTXデータ/メディアのために割り当てられたTMGIを提供し、MBMS-GW1722は、割り当てられたTMGIをMME/MCE1726に提供し、MME/MCE1726は、割り当てられたTMGIをeNB1728に提供する。PoCサーバ1716は、SIP招待要求をSIPプロキシ1718に送る。SIPプロキシ1718は、SIP招待要求をP-GW/SGW1724に送る。SIP招待要求は、SDPオファー、割り当てられたTMGI、およびMSKを含み得る。P-GW/SGW1724は、MME/MCE1726に、割り当てられたTMGIを含むDLデータ通知を送る。eNB1728は、ターゲットUE1730を含むターゲットUEにページングメッセージ(グループページング信号でもよい)を送る。受信したページングメッセージに基づいて、UE1730は、eNB1728とのユニキャストTCHセットアップを実行する。UE1730は、ユニキャストTCHセットアップの間に、RRC接続セットアップメッセージ内のSIP招待要求を受信する。SIP招待要求は、割り当てられたTMGIを含む。MME/MCE1726は、ベアラ変更要求をP-GW/SGW1724に送る。P-GW/SGW1724は、ベアラ変更応答でMME/MCE1726に応答する。UE1730は、MCCHを受信し、受信されたTMGIに対応するMTCHに同調する。その後、UE1730は、SDP回答をUE1702に送る。UE1702は、SDP回答をUE1730に送ることによって肯定応答する。PoCサーバ1714は、PTT/PTXデータ/メディアをターゲットUE1730に送るための許可をUE1702に与えるトークバースト確認メッセージを送る。PoCサーバ1714は、話者識別情報をUE1730に送る。その後、UE1702は、PTT/PTXデータ/メディアをUE1730に送る。UE1702は、ユニキャストベアラを介してネットワークにPTT/PTXデータ/メディアを送る。ネットワークは、MBMSベアラを介してUE1730にPTT/PTXデータ/メディアを送る。
図18は、第2の並行した呼設定を示す図1800である。図18で、呼の待ち時間は、並行した呼設定を実行し、ターゲットUEがユニキャストTCHセットアップを実行する必要性を取り除くことによって低減され得る。図18に示すように、呼の待ち時間を低減するために、UE1802は、ユニキャストTCHセットアップの間に、RRC接続セットアップメッセージ内にeNB/MME1804に対するSIP招待要求を含めることができる。eNB/MME1804は、ベアラ変更要求を介してP-GW/SGW1806にSIP招待要求を転送することができ、P-GW/SGW1806は、MBMS-GW1808、BM-SC1810、およびSIPプロキシ1812を介してPoCサーバ1814にSIP招待要求を転送し得る。PoCサーバ1814は、TMGIを割り当てる、またはBM-SC1810からTMGIを取得することができる。UE1802がユニキャストTCHセットアップを実行する間に、PoCサーバ1814は、SIP招待要求をPoCサーバ1816に送ることができる。SIP招待要求は、SDPオファー、割り当てられたTMGI、およびMSKを含み得る。MSKは、MBMSグループキー(MGK)によって保護され得る。SDPオファー自体は、割り当てられたTMGIおよびMSKを含み得る。PoCサーバ1816は、BM-SC1820とのMBMSセッションを確立し、割り当てられたTMGIまたは異なるTMGIおよびMSKをBM-SC1820に提供する。BM-SC1820は、eMBMSセッションセットアップを実行し、MBMS-GW1822にSIP招待要求を受信するために受信されたTMGIを提供し、MBMS-GW1822は、TMGIをMME/MCE1826に提供し、MME/MCE1826は、TMGIをeNB1828に提供する。eNB1828は、ターゲットUE1830に対するページングを行い、ページングメッセージ内にTMGIを示す情報を含める、またはターゲットUE1830がTMGIを取得できるようにする情報をページングメッセージ内に含める。PoCサーバ1816は、SIPプロキシ1818を介してBM-SC1820にSIP招待要求を送る。SIP招待要求は、割り当てられたTMGIを含む。BM-SC1820は、SIP招待要求をeNB1828に送る。SIP招待要求は、SDPオファー、割り当てられたTMGI、およびMSKを含み得る。UE1830は、MCCHを受信し、SIP招待要求を受信するために、受信されたTMGIに対応するMTCHに同調する。その後、eNB1828は、SIP招待要求をUE1830に送る。SIP招待要求は、SDPオファー、割り当てられたTMGI、およびMSKを含み得る。UE1830は、MCCHを受信し、PTT/PTXデータ/メディアを受信するために、割り当てられたTMGIに対応するMTCHに同調する。PoCサーバ1816は、偽の200OKメッセージをPoCサーバ1814に送る。PoCサーバ1814は、SDPオファーをUE1802に送る。UE1802は、SDP回答をUE1830に送ることによって肯定応答する。PoCサーバ1814は、PTT/PTXデータ/メディアをターゲットUE1830に送るための許可をUE1802に与えるトークバースト確認メッセージを送る。PoCサーバ1814は、話者識別情報をUE1830に送る。その後、UE1802は、PTT/PTXデータ/メディアをUE1830に送る。異なるMBMSベアラおよびTMGIが、呼制御シグナリング、トークバースト制御シグナリング、およびPTT/PTXデータ/メディアを送るために使用され得る。同じMBMSベアラ、および関連するTMGIが、呼制御シグナリングを送るために使用される場合、トークバースト制御シグナリング、PTT/PTXデータ/メディア、FDT、または他の帯域内シグナリングが、それらを区別するために使用され得る。
トークバースト制御シグナリング
トークバースト制御メッセージ(たとえば、図15〜図18のトークバースト確認メッセージ)は、すべての他のユーザリッスンの間に、1人のユーザのみが話す許可を与えられることを確実にするために使用され得る。トークバースト制御メッセージは、PoCサーバと発信元およびターゲットのUEとの間に送られ得る。トークバースト制御メッセージは、指定された特別なUDPポートによってユーザデータグラムプロトコル(UDP)ベースのシグナリングで運ばれ得る。トークバースト制御メッセージは、RTP over MBMSが使用される場合、リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)制御プロトコル(RTCP)メッセージで運ばれ得る。ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)を介した動的適応ストリーミング(DASH)がMBMSにわたって使用される場合、トークバースト制御メッセージは、拡張SIPシグナリング、オープンモバイルアライアンス(OMA)シグナリング、HTTP拡張、またはFDTベースのシグナリングで運ばれ得る。メッセージがすべてのリスナーに送られる場合、トークバースト制御メッセージは、MBMSまたは共有チャネルを介して送られ得る。話者識別情報および非トーク指示も、MBMSまたは共有チャネルを介して送られ得る。キューイングがサポートされる場合、PoCサーバは、フロア上のすべてのリスナーに対する許可を示し得る。許可は、キューにおける異なるUEの中で時間的に分けられ得る。
図19は、PTT/PTXのためのMBMSベアラに関するセキュリティエンハンスメントを示すための図1900である。第1の構成で、PTT/PTXデータ/メディアのために使用されるMTKは、UE(PoC話者)1902によって生成される。トークバースト制御シグナリングのために使用されるMTKは、PoCサーバ1904によって生成される。PoCサーバ1904は、MSKおよびMTK IDによって保護されているMTKを受信すると、MSKおよびMTK IDによって保護されているMTKをBM-SCに送る。第2の構成で、BM-SCは、MTKを生成し、MSKによって保護されているMTKを、帯域内シグナリングを介して発信元およびターゲットUEに送る。図19を参照すると、UE1902がPTT/PTX通信を開始したいとき、UE1902は、MTK1と呼ばれる第1のMTK、およびMTK1_IDと呼ばれるMTK1のためのIDを生成する。MTK1は、MSKおよびMTK1_IDに基づいて保護される。UE1902は、MTK1に基づいてトークバースト要求メッセージを暗号化する。第1のステップで、UE1902は、トークバースト要求をPoCサーバ1904に送る。PoCサーバ1904は、MTK2と呼ばれる第2のMTK、およびMTK2_IDと呼ばれるMTK2のためのIDを生成する。MTK2は、MSKおよびMTK2_IDに基づいて保護される。PoCサーバ1904は、MTK2に基づいてトークバースト許可メッセージ(talk burst granted message)を暗号化する。第2のステップで、PoCサーバ1904は、トークバースト許可メッセージをUE1902に送る。PoCサーバ1904は、MTK2に基づいて話者識別情報を暗号化する。第3のステップで、PoCサーバ1904は、話者識別情報をターゲットUE1906に送る。UE1902は、MTK3と呼ばれる第3のMTK、およびMTK3_IDと呼ばれるMTK3のためのIDを生成する。MTK3は、MSKおよびMTK3_IDに基づいて保護される。UE1902は、MTK3に基づいてPTT/PTXデータ/メディアを暗号化する。第4のステップで、UE1902は、MTK3によって保護されているPTT/PTXデータ/メディアをPoCサーバBM-SCを介してUE1906に送る。
図8〜図13に関して説明した適応的なSFNは、MBMSベアラを介してPTT/PTXを提供することに関して利用され得る。MBMSベアラが使用されるとき、グループID、TMGI、またはMBMSユーザサービスIDがページングのために使用され得る。UEおよび無線アクセスネットワーク(RAN)能力は、PoCサーバに報告され得る。UEがMBMSベアラエリアから出入りするとき、UEは、ネットワークに通知することができ、またはネットワークは、UEを適切なチャネルにハンドオフすることができる。
図20は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート2000である。この方法はUEによって実行され得る。UEは、MBMSを介した通信のためにPTT/PTX呼設定を実行する。ステップ2002で、UEは、eNBとのユニキャストベアラをセットアップすることによって、PTT/PTX呼設定を実行する。ステップ2004で、UEは、ユニキャストベアラをセットアップする間に、eNBに対するグループ呼設定シグナリングを含む。ユニキャストベアラをセットアップした後、ステップ2006で、UEは、MBMSベアラを介してeNBからトークバースト制御メッセージを受信することができる。その後、ステップ2008で、UEは、MBMSベアラを介して1つまたは複数のターゲットUEに送信されるべきPTT/PTXデータを送ることができる。
グループ呼設定シグナリングは、MBMSベアラのためのサービス告知および発見情報を含み得る。グループ呼設定シグナリングは、SIP招待要求でもよい。SIP招待要求は、ターゲットUEのリストを含み得る。UEは、RRC接続要求を送り、RRC接続セットアップ応答を受信し、RRC接続完了メッセージを送ることによって、ユニキャストベアラをセットアップすることができる。グループ呼設定シグナリングは、RRC接続完了メッセージで送られ得る。たとえば、図17を参照すると、ユニキャストTCHセットアップの間に、UE1702によってeNB1704に送られるRRC接続セットアップ完了メッセージは、SIP招待要求を含む。
ステップ2006で、UEは、MBMSベアラを介してトークバースト制御メッセージを受信することができる。ステップ2006で、トークバースト制御メッセージは、PTT/PTX通信を送ることができることの表示、PTT/PTX通信を送ることができないことの表示、またはPTT/PTX通信をいつ送ることができるかを示すためのスケジューリング情報のうちの少なくとも1つを含み得る。トークバースト制御メッセージは、UDP、SIP、HTTP、FDTインスタンス、またはOMAシグナリングのうちの1つを介して受信され得る。たとえば、図17を参照すると、UE1702は、フロア、すなわち、PTT/PTXデータ/メディアを送る許可をUE1702に与えるトークバースト確認メッセージを受信する。
UEは、第1の組のMTKに基づいて暗号化された第1のトークバースト制御メッセージを送ることができる。加えて、UEは、第1の組のMTKとは異なる第2の組のMTKに基づいて暗号化された第2のトークバースト制御メッセージを受信することができる。さらに、UEは、第1の組のMTKおよび第2の組のMTKとは異なる第3の組のMTKに基づいてMBMSベアラ上でPTT/PTXデータを送ることができる。たとえば、図19を参照すると、第1のステップで、UE1902は、MTK1を含む第1の組のMTKに基づいて暗号化された第1のトークバースト制御メッセージを送る。加えて、第2のステップで、UE1902は、MTK2を含む第2の組のMTKに基づいて暗号化された第2のトークバースト制御メッセージを受信する。第2の組のMTKは、第1の組のMTKとは異なる。さらに、第4のステップで、UE1902は、MTK3を含む第3の組のMTKに基づいてPTT/PTXデータを送る。第3の組のMTKは、第1の組のMTKおよび第2の組のMTKとは異なる。
ステップ2008で、UEは、MBMSベアラを介して1つまたは複数のターゲットUEに送信されるべきPTT/PTXデータを送る。たとえば、図17を参照すると、UE1702は、MBMSベアラを介してターゲットUE1730に送信されるPTT/PTXデータを送る。別の例として、図19を参照すると、UE1902は、MBMSベアラを介してターゲットUE1906に送信されるPTT/PTXデータを送る。
図21は、例示的な装置2102の中の様々なモジュール/手段/構成要素の間のデータフローを示す概念的なデータフロー図2100である。装置は、UEであり得る。UEは、MBMSを介した通信のためにPTT/PTX呼設定を実行する。UEは、eNB2150とのユニキャストベアラをセットアップするように構成されたユニキャストベアラセットアップモジュール2114を含む。ユニキャストベアラセットアップモジュール2114は、ユニキャストベアラセットアップを実行するために、受信モジュール2110および送信モジュール2116と通信する。UEは、ユニキャストベアラをセットアップする間に、グループ呼設定シグナリングをeNBに送るように構成されたグループ呼設定シグナリングモジュール2112を含む。
装置は、上記の図20のフローチャートおよび図14〜図19の図内のアルゴリズムのステップの各々を実行する追加のモジュールを含む場合がある。そのため、上述した図内の各ステップは、モジュールによって実行されてよく、装置は、これらのモジュールの1つまたは複数を含むことができる。モジュールは、指定されたプロセス/アルゴリズムを実行するように明確に構成されるか、指定されたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実施されるか、プロセッサによる実施のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せである、1つまたは複数のハードウェア構成要素であり得る。
図22は、処理システム2214を利用する装置2102'についてのハードウェア実装形態の一例を示す図2200である。処理システム2214は、バス2224によって全体的に表されるバスアーキテクチャで実装することができる。バス2224は、処理システム2214の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス2224は、プロセッサ2204、モジュール2110、2112、2114、2116、およびコンピュータ可読媒体2206によって表される、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む様々な回路を互いにリンクさせる。バス2224は、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクさせることもできるが、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがってこれ以上は記載しない。
処理システム2214は、トランシーバ2210に結合される場合がある。トランシーバ2210は、1つまたは複数のアンテナ2220に結合される。トランシーバ2210は、伝送媒体上の様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ2210は、1つまたは複数のアンテナ2220から信号を受信して、受信された信号から情報を抽出して、抽出された情報を処理システム2214に提供する。加えて、トランシーバ2210は、処理システム2214から情報を受信して、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ2220に印加される信号を生成する。処理システム2214は、コンピュータ可読媒体2206に結合されたプロセッサ2204を含む。プロセッサ2204は、コンピュータ可読媒体2206上に記憶されたソフトウェアの実行を含む全般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ2204によって実行されると、任意の特定の装置の上記で説明した様々な機能を処理システム2214に実行させる。コンピュータ可読媒体2206は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2204によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システムは、モジュール2110、2112、2114、2116のうちの少なくとも1つをさらに含む。モジュールは、コンピュータ可読媒体2206に存在する/記憶される、プロセッサ2204において動作するソフトウェアモジュール、プロセッサ2204に結合された1つもしくは複数のハードウェアモジュール、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム2214は、UE650の構成要素であり得、メモリ660、ならびに/または、TXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659のうちの少なくとも1つを含み得る。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置2102/2102'は、eNBとのユニキャストベアラをセットアップするための手段と、ユニキャストベアラをセットアップする間に、eNBにグループ呼設定シグナリングを送るための手段とを含む。装置は、MBMSベアラを介してトークバースト制御メッセージを受信するための手段をさらに含み得る。装置は、第1の組のMTKに基づいて暗号化された第1のトークバースト制御メッセージを送るための手段と、第1の組のMTKとは異なる第2の組のMTKに基づいて暗号化された第2のトークバースト制御メッセージを受信するための手段と、第1の組のMTKおよび第2の組のMTKとは異なる第3の組のMTKに基づいてPTT/PTXデータを送るための手段とをさらに含み得る。装置は、MBMSベアラを介して1つまたは複数のターゲットUEに送信されるべきPTT/PTXデータを送るための手段をさらに含み得る。上記の手段は、装置2102の上記のモジュール、および/または上記の手段によって列挙された機能を実行するように構成された装置2102'の処理システム2214のうちの1つまたは複数であり得る。上記に記載されたように、処理システム2214は、TXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659を含む場合がある。したがって、一構成では、上記の手段は、上記の手段によって列挙された機能を実行するように構成された、TXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659であり得る。
図23は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート2300である。この方法は、UEによって実行され得る。UEは、MBMSを介した通信のためにPTT/PTX呼設定を実行する。ステップ2302で、UEは、eNBとのユニキャストベアラをセットアップする。ステップ2304で、UEは、ユニキャストベアラをセットアップする間に、eNBからグループ呼設定シグナリングを受信する。ステップ2306で、UEは、MBMSベアラを介してトークバースト制御メッセージを受信することができる。ステップ2308で、UEは、MBMSベアラを介してPTT/PTXデータを受信することができる。
グループ呼設定シグナリングは、MBMSベアラのためのサービス告知および発見情報とすることができる。グループ呼設定シグナリングは、SIP招待要求を含み得る。UEは、RRC接続要求を送り、RRC接続セットアップ応答を受信し、RRC接続完了メッセージを送ることによって、ユニキャストベアラをセットアップすることができる。UEは、RRC接続セットアップ応答でグループ呼設定シグナリングを受信することができる。たとえば、図17を参照すると、UE1730は、RRC接続セットアップ応答でSIP招待要求を受信する。
ステップ2306で、UEは、MBMSベアラを介してトークバースト制御メッセージを受信する。トークバースト制御メッセージは、PTT/PTX通信を送るユーザの識別情報、またはPTT/PTX通信がいつ受信されるかを示すためのスケジューリング情報のうちの少なくとも1つとすることができる。UEは、UDP、SIP、HTTP、FDTインスタンス、またはOMAシグナリングのうちの1つを介してトークバースト制御メッセージを受信し得る。たとえば、図17を参照すると、UE1730は、トークバースト制御メッセージで話者識別情報を受信する。
一構成では、MBMSのセッションは、事前構成されたTMGIまたはMBMSユーザサービス識別子により常時オンである。図17を参照すると、そのような構成では、PoCサーバ1716によるMBMSセッション確立ステップと、BM-SC1720によるeMBMSセッションセットアップステップは実行されない。
一構成では、ステップ2306で、UEは、第1の組のMTKに基づいて暗号化されたトークバースト制御メッセージを受信する。ステップ2308で、UEは、第1の組のMTKとは異なる第2の組のMTKに基づいてMBMSベアラ上でPTT/PTXデータを受信する。たとえば、図19を参照すると、UE1906は、MTK2を含む第1の組のMTKに基づいて暗号化されたトークバースト制御メッセージを受信する。UEは、MTK3を含む第2の組のMTKに基づいて、MBMSベアラ上でPTT/PTXデータを受信する。第2の組のMTKは、第1の組のMTKとは異なる。図17を参照すると、たとえば、MTK2に基づいて暗号化されたトークバースト制御メッセージは、話者識別情報でもよい。
図24は、例示的な装置2402における異なるモジュール/手段/構成要素間のデータフローを示す概念的なデータフロー図2400である。装置は、UEであり得る。UEは、MBMSを介した通信のためにPTT/PTX呼設定を実行する。UEは、eNB2450とのユニキャストベアラをセットアップするように構成されたユニキャストベアラセットアップモジュール2414を含む。ユニキャストベアラセットアップモジュール2414は、ユニキャストベアラセットアップを実行するために、受信モジュール2410および送信モジュール2416と通信する。UEは、ユニキャストベアラをセットアップする間に、グループ呼設定シグナリングをeNBから受信するように構成されたグループ呼設定シグナリングモジュール2412を含む。
装置は、上記の図23のフローチャートおよび図14〜図19の図内のアルゴリズムのステップの各々を実行する追加のモジュールを含む場合がある。そのため、上述した図内の各ステップは、モジュールによって実行されてよく、装置は、これらのモジュールの1つまたは複数を含むことができる。モジュールは、指定されたプロセス/アルゴリズムを実行するように明確に構成されるか、指定されたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実施されるか、プロセッサによる実施のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せである、1つまたは複数のハードウェア構成要素であり得る。
図25は、処理システム2514を利用する装置2402'についてのハードウェア実装形態の一例を示す図2500である。処理システム2514は、バス2524によって全体的に表されたバスアーキテクチャで実装される場合がある。バス2524は、処理システム2514の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含む場合がある。バス2524は、プロセッサ2504、モジュール2410、2412、2414、2416、およびコンピュータ可読媒体2506によって表される、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む様々な回路を互いにリンクさせる。バス2524は、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクさせることもできるが、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがってこれ以上は記載しない。
処理システム2514は、トランシーバ2510に結合される場合がある。トランシーバ2510は、1つまたは複数のアンテナ2520に結合される。トランシーバ2510は、伝送媒体上の様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ2510は、1つまたは複数のアンテナ2520から信号を受信して、受信された信号から情報を抽出して、抽出された情報を処理システム2514に提供する。加えて、トランシーバ2510は、処理システム2514から情報を受信して、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ2520に印加される信号を生成する。処理システム2514は、コンピュータ可読媒体2506に結合されたプロセッサ2504を含む。プロセッサ2504は、コンピュータ可読媒体2506上に記憶されたソフトウェアの実行を含む全般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ2504によって実行されると、任意の特定の装置の上記で説明した様々な機能を処理システム2514に実行させる。コンピュータ可読媒体2506は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2504によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システムは、モジュール2410、2412、2414、2416のうちの少なくとも1つをさらに含む。モジュールは、コンピュータ可読媒体2506に存在する/記憶される、プロセッサ2504において動作するソフトウェアモジュール、プロセッサ2504に結合された1つもしくは複数のハードウェアモジュール、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム2514は、UE650の構成要素であり得、メモリ660、ならびに/または、TXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659のうちの少なくとも1つを含み得る。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置2402/2402'は、eNBとのユニキャストベアラをセットアップするための手段と、ユニキャストベアラをセットアップする間に、eNBからグループ呼設定シグナリングを受信するための手段とを含む。装置は、MBMSベアラを介してトークバースト制御メッセージを受信するための手段をさらに含み得る。装置は、MBMSベアラ上でPTT/PTXデータを受信するための手段をさらに含み得る。装置は、第1の組のMTKに基づいて暗号化されたトークバースト制御メッセージを受信するための手段と、第1の組のMTKとは異なる第2の組のMTKに基づいてMBMSベアラ上でPTT/PTXデータを受信するための手段とをさらに含み得る。上記の手段は、装置2402の上記のモジュール、および/または上記の手段によって列挙された機能を実行するように構成された装置2402'の処理システム2514のうちの1つまたは複数であり得る。上記に記載されたように、処理システム2514は、TXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659を含む場合がある。したがって、一構成では、上記の手段は、上記の手段によって列挙された機能を実行するように構成された、TXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659であり得る。
図26は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート2600である。この方法は、UEによって実行され得る。UEは、MBMSを介した通信のためにPTT/PTX呼設定を実行する。ステップ2602で、UEは、RRCアイドル状態である間に、グループページを受信する。ステップ2604で、UEは、グループページにおける情報に基づいてグループ呼設定シグナリングを受信する。ステップ2606で、UEは、MBMSベアラを介してトークバースト制御メッセージを受信することができる。ステップ2608で、UEは、MBMSベアラ上でPTT/PTXデータを受信することができる。
グループページは、TMGIを含み得る。グループページがTMGIを含む場合、UEは、TMGIに対応するMBMSベアラに同調し、次いで、MBMSベアラ上でグループ呼設定シグナリングを受信する。グループ呼設定シグナリングは、MBMSベアラのためのサービス告知および発見情報を含み得る。サービス告知および発見情報は、セキュリティキーを含み得る。セキュリティキーは、MGKによって保護されているMSKとすることができる。グループ呼設定シグナリングは、MBMSベアラ上で受信され得る。グループ呼設定シグナリングは、SIP招待要求を含み得る。たとえば、図18を参照すると、UE1830は、TMGIを含むグループページを受信する。UE1830は、MCCH上で制御情報を受信し、TMGIに対応するMTCHに同調する。次いで、UE1830は、MTCH上でSIPを受信する。SIPは、SDPオファー、PTT/PTXデータ/メディア通信を受信するためのTMGI、およびMSGによって保護されているMSKを含み得る。
ステップ2606で、UEは、MBMSベアラを介してトークバースト制御メッセージを受信する。トークバースト制御メッセージは、PTT/PTX通信を送るユーザの識別情報、またはPTT/PTX通信がいつ受信されるかを示すためのスケジューリング情報のうちの少なくとも1つを含み得る。たとえば、図18を参照すると、トークバースト制御メッセージは、話者識別情報を含む。トークバースト制御メッセージは、UDP、SIP、HTTP、FDTインスタンス、またはOMAシグナリングのうちの1つを介して受信され得る。
一構成では、MBMSのセッションは、事前構成されたTMGIまたはMBMSユーザサービス識別子により常時オンである。たとえば、図18を参照すると、MBMSのセッションが常時オンである場合、PoCサーバ1816は、MBMSセッション確立ステップを実行せず、BM-SC1818は、eMBMSセッションセットアップステップを実行しない。
一構成では、ステップ2606で、UEは、第1の組のMTKに基づいて暗号化されたトークバースト制御メッセージを受信することができる。ステップ2608で、UEは、第1の組のMTKとは異なる第2の組のMTKに基づいてMBMSベアラ上でPTT/PTXデータを受信し得る。たとえば、図19を参照すると、UE1906は、MTK2を含む第1の組のMTKに基づいて暗号化されたトークバースト制御メッセージを受信する。UEは、MTK3を含む第2の組のMTKに基づいて、MBMSベアラ上でPTT/PTXデータを受信する。第2の組のMTKは、第1の組のMTKとは異なる。図18を参照すると、たとえば、MTK2に基づいて暗号化されたトークバースト制御メッセージは、話者識別情報でもよい。
図27は、例示的な装置2702における異なるモジュール/手段/構成要素間のデータフローを示す概念的なデータフロー図2700である。装置は、UEであり得る。UEは、MBMSを介した通信のためにPTT/PTX呼設定を実行する。UEは、RRCアイドル状態である間にグループページを受信するように構成されたグループページ処理モジュール2714を含む。グループページ処理モジュール2714は、eNB2750からMBMSベアラを介してグループ呼設定シグナリングを受信するように受信モジュール2710を構成する。受信モジュール2710は、グループページにおける情報に基づいてグループ呼設定シグナリングを受信するように構成される。受信モジュール2710は、グループ呼設定シグナリングモジュール2712にグループ呼設定シグナリングを提供する。グループ呼設定シグナリングモジュール2712は、eNB2750と通信する送信モジュール2716とインターフェースする。
装置は、上記の図26のフローチャートおよび図14〜図19の図内のアルゴリズムのステップの各々を実行する追加のモジュールを含む場合がある。そのため、上述した図内の各ステップは、モジュールによって実行されてよく、装置は、これらのモジュールの1つまたは複数を含むことができる。モジュールは、指定されたプロセス/アルゴリズムを実行するように明確に構成されるか、指定されたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実施されるか、プロセッサによる実施のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せである、1つまたは複数のハードウェア構成要素であり得る。
図28は、処理システム2814を利用する装置2702'についてのハードウェア実装形態の一例を示す図2800である。処理システム2814は、バス2824によって全体的に表されたバスアーキテクチャで実装される場合がある。バス2824は、処理システム2814の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含む場合がある。バス2824は、プロセッサ2804、モジュール2710、2712、2714、2716、およびコンピュータ可読媒体2806によって表される、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む様々な回路を互いにリンクさせる。バス2824は、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクさせることもできるが、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがってこれ以上は記載しない。
処理システム2814は、トランシーバ2810に結合される場合がある。トランシーバ2810は、1つまたは複数のアンテナ2820に結合される。トランシーバ2810は、伝送媒体上の様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ2810は、1つまたは複数のアンテナ2820から信号を受信して、受信された信号から情報を抽出して、抽出された情報を処理システム2814に提供する。加えて、トランシーバ2810は、処理システム2814から情報を受信して、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ2820に印加される信号を生成する。処理システム2814は、コンピュータ可読媒体2806に結合されたプロセッサ2804を含む。プロセッサ2804は、コンピュータ可読媒体2806上に記憶されたソフトウェアの実行を含む全般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ2804によって実行されると、任意の特定の装置の上記で説明した様々な機能を処理システム2814に実行させる。コンピュータ可読媒体2806は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2804によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システムは、モジュール2710、2712、2714、2716のうちの少なくとも1つをさらに含む。モジュールは、コンピュータ可読媒体2806に存在する/記憶される、プロセッサ2804において動作するソフトウェアモジュール、プロセッサ2804に結合された1つもしくは複数のハードウェアモジュール、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム2814は、UE650の構成要素であり得、メモリ660、ならびに/または、TXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659のうちの少なくとも1つを含み得る。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置2702/2702'は、RRCアイドル状態である間にグループページを受信するための手段と、グループページにおける情報に基づいてグループ呼設定シグナリングを受信するための手段とを含む。装置は、グループページがTMGIを含むとき、TMGIに対応するMBMSベアラに同調するための手段をさらに含み得る。そのような構成では、グループ呼設定シグナリングは、MBMSベアラ上で受信される。装置は、MBMSベアラを介してトークバースト制御メッセージを受信するための手段をさらに含み得る。装置は、MBMSベアラ上でPTT/PTXデータを受信するための手段をさらに含み得る。装置は、第1の組のMTKに基づいて暗号化されたトークバースト制御メッセージを受信するための手段と、第1の組のMTKとは異なる第2の組のMTKに基づいてMBMSベアラ上でPTT/PTXデータを受信するための手段とをさらに含み得る。上記の手段は、装置2702の上記のモジュール、および/または上記の手段によって列挙された機能を実行するように構成された装置2702'の処理システム2814のうちの1つまたは複数であり得る。上記に記載されたように、処理システム2814は、TXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659を含む場合がある。したがって、一構成では、上記の手段は、上記の手段によって列挙された機能を実行するように構成された、TXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659であり得る。
図29は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート2900である。方法は、1つまたは複数のネットワークエンティティを含むネットワークによって実行され得る。ネットワークは、MBMSを介した通信のためにPTT/PTX呼設定を実行する。ステップ2902で、ネットワークは、1つまたは複数のユニキャストベアラをセットアップし得る。ステップ2904で、ネットワークは、発信側UEおよび2つ以上のターゲットUEのPTT/PTX通信のためのMBMSセッションをセットアップする。ステップ2906で、ネットワークは、発信側UEおよびターゲットUEにグループ呼設定シグナリングを送る。グループ呼設定シグナリングは、ユニキャストベアラまたはMBMSベアラを介して送られ得る。ステップ2908で、ネットワークは、MBMSベアラを介してトークバースト制御メッセージを送る。ステップ2910で、ネットワークは、発信側UEから受信されたPTT/PTXデータを、MBMSベアラを介してターゲットUEに送る。たとえば、図17を参照すると、ネットワークは、UE1702、1730のためにユニキャストベアラをセットアップする。加えて、ネットワークは、UE1702、1730のPTT/PTX通信のためのMBMSセッションをセットアップする(MBMSセッション確立ステップおよびeMBMSセッションセットアップステップを参照)。図17で、グループ呼設定シグナリングは、ユニキャストベアラを介してUE1730に送られる。しかしながら、図18で、グループ呼設定シグナリングは、MBMSベアラを介してUE1830に送られる。ネットワークは、MBMSベアラを介して、トークバースト確認および話者識別情報などのトークバースト制御メッセージを送る。さらに、ネットワークは、UE1702、1802から受信されたPTT/PTXデータをMBMSベアラ上でそれぞれUE1730、1830に送る。
ネットワークは、発信側UEからPTT/PTX通信のためのターゲットUEのリストを受信し得る。適応的なMBSFNに関して、ネットワークは、発信側UEおよびターゲットUEの位置に基づいて、基地局がマルチキャストブロードキャストサービスエリアまたはMBSFNエリアのうちの少なくとも1つの一部であるかどうかを決定することができる。加えて、ネットワークは、基地局がマルチキャストブロードキャストサービスエリアまたはMBSFNエリアのうちの少なくとも1つの一部であるかどうかを示す情報を基地局に送ることができる。ネットワークは、マルチキャストブロードキャストサービスエリアまたはMBSFNエリアのうちの少なくとも1つにおいてMBMSセッションをセットアップし得る。ネットワークは、ターゲットUEに関連したカウント情報に基づいて、マルチキャストブロードキャストサービスエリアまたはMBSFNエリアのうちの少なくとも1つを変更することができる。カウント情報については、図8〜図13に関して上述した。
グループ呼設定シグナリングは、MBMSベアラのためのサービス告知および発見情報を含み得る。サービス告知および発見情報は、セキュリティキーを含み得る。セキュリティキーは、MGKによって保護されているMSKとすることができる。グループ呼設定シグナリングは、SIP招待要求を含み得る。グループ呼設定シグナリングは、MBMSベアラ上で送られ得る。
ネットワークは、RRC接続要求を受信し、RRC接続セットアップ応答を送り、RRC接続完了メッセージを受信することによって、ターゲットUEとのユニキャストベアラをセットアップし得る。グループ呼設定シグナリングは、RRC接続セットアップ応答で送られ得る。ステップ2908で、ネットワークは、MBMSベアラを介してトークバースト制御メッセージを送り得る。トークバースト制御メッセージは、PTT/PTX通信を送るユーザの識別情報、またはPTT/PTX通信がいつ受信されるかを示すためのスケジューリング情報のうちの少なくとも1つを含み得る。トークバースト制御メッセージは、PTT/PTX通信を送ることができることの表示、PTT/PTX通信を送ることができないことの表示、またはPTT/PTX通信をいつ送ることができるかを示すためのスケジューリング情報のうちの少なくとも1つを含み得る。トークバースト制御メッセージは、UDP、SIP、HTTP、FDTインスタンス、またはOMAシグナリングのうちの1つを介して送られ得る。
一構成では、MBMSのセッションは、事前構成されたTMGIまたはMBMSユーザサービス識別子により常時オンである。MBMSのセッションが常時オンである場合、図16、図17、および図18のMBMSセッション確立ステップおよびMBMSセッションセットアップステップは実行されない。
ネットワークは、ターゲットUEにグループページを送ることができる。グループページは、TMGIを含み得る。ネットワークは、TMGIに対応するMBMSベアラ上でグループ呼設定シグナリングを送ることができる。たとえば、図18を参照すると、eNB1828は、UE1830にグループページを送る。グループページは、TMGIを含む。eNB1828は、TMGIに対応するMBMSベアラ上でSIPを含むグループ呼設定シグナリングをUE1830に送る。
一構成では、ネットワークは、発信側UEから第1のトークバースト制御メッセージを受信する。第1のトークバースト制御メッセージは、第1の組のMTKに基づいて暗号化される。ネットワークは、発信側UEに第2のトークバースト制御メッセージを送る。第2のトークバースト制御メッセージは、第1の組のMTKとは異なる第2の組のMTKに基づいて暗号化される。ネットワークは、ターゲットUEに第3のトークバースト制御メッセージを送る。第3のトークバースト制御メッセージは、第2の組のMTKに基づいて暗号化される。ネットワークは、第1の組のMTKおよび第2の組のMTKとは異なる第3の組のMTKに基づいて暗号化されたPTT/PTXデータを受信する。ネットワークは、MBMSベアラ上で受信されたPTT/PTXデータを送る。
図30は、例示的な装置3002における異なるモジュール/手段/構成要素間のデータフローを示す概念的なデータフロー図3000である。装置は、1つまたは複数のネットワークエンティティを含むネットワークであり得る。ネットワークは、発信側UEおよびターゲットUE3050のPTT/PTX通信のためのMBMSセッションをセットアップするように構成されたMBMSセッションセットアップモジュール3014を含む。MBMSセッションセットアップモジュールは、MBMSセッションセットアップを容易にするために、受信モジュール3010および送信モジュール3016と通信する。ネットワークは、グループ呼設定シグナリングを発信側UEおよびターゲットUEに送るように構成されたグループ呼設定シグナリングモジュール3012を含む。
装置は、上記の図29のフローチャートおよび図8〜図19の図内のアルゴリズムのステップの各々を実行する追加のモジュールを含む場合がある。そのため、上述した図内の各ステップは、モジュールによって実行されてよく、装置は、これらのモジュールの1つまたは複数を含むことができる。モジュールは、指定されたプロセス/アルゴリズムを実行するように明確に構成されるか、指定されたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実施されるか、プロセッサによる実施のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せである、1つまたは複数のハードウェア構成要素であり得る。
図31は、処理システム3114を利用する装置3002'についてのハードウェア実装形態の一例を示す図3100である。処理システム3114は、バス3124によって全体的に表されたバスアーキテクチャで実装される場合がある。バス3124は、処理システム3114の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含む場合がある。バス3124は、プロセッサ3104、モジュール3010、3012、3014、3016、およびコンピュータ可読媒体3106によって表される、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む様々な回路を互いにリンクさせる。バス3124は、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクさせることもできるが、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがってこれ以上は記載しない。
処理システム3114は、トランシーバ3110に結合される場合がある。トランシーバ3110は、1つまたは複数のアンテナ3120に結合される。トランシーバ3110は、伝送媒体上の様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ3110は、1つまたは複数のアンテナ3120から信号を受信して、受信された信号から情報を抽出して、抽出された情報を処理システム3114に提供する。加えて、トランシーバ3110は、処理システム3114から情報を受信して、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ3120に印加される信号を生成する。処理システム3114は、コンピュータ可読媒体3106に結合されたプロセッサ3104を含む。プロセッサ3104は、コンピュータ可読媒体3106上に記憶されたソフトウェアの実行を含む全般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ3104によって実行されると、任意の特定の装置の上記で説明した様々な機能を処理システム3114に実行させる。コンピュータ可読媒体3106は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ3104によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システムは、モジュール3010、3012、3014、3016のうちの少なくとも1つをさらに含む。モジュールは、コンピュータ可読媒体3106に存在する/記憶される、プロセッサ3104において動作するソフトウェアモジュール、プロセッサ3104に結合された1つもしくは複数のハードウェアモジュール、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置3002/3002'は、発信側UEおよびターゲットUEのPTT/PTX通信のためのMBMSセッションをセットアップするための手段と、発信側UEおよびターゲットUEにグループ呼設定シグナリングを送るための手段とを含む。装置は、発信側UEからPTT/PTX通信のためのターゲットUEのリストを受信するための手段をさらに含み得る。装置は、発信側UEおよびターゲットUEの位置に基づいて、基地局がマルチキャストブロードキャストサービスエリアまたはMBSFNエリアのうちの少なくとも1つの一部であるかどうかを決定するための手段をさらに含むことができる。装置は、基地局がマルチキャストブロードキャストサービスエリアまたはMBSFNエリアのうちの少なくとも1つの一部であるかどうかを示す情報を基地局に送るための手段をさらに含むことができる。マルチキャストブロードキャストサービスエリアまたはMBSFNエリアのうちの少なくとも1つにおいてMBMSセッションがセットアップされ得る。装置は、ターゲットUEに関連したカウント情報に基づいて、マルチキャストブロードキャストサービスエリアまたはMBSFNエリアのうちの少なくとも1つを変更するための手段をさらに含むことができる。装置は、RRC接続要求を受信し、RRC接続セットアップ応答を送り、RRC接続完了メッセージを受信することによって、ターゲットUEとのユニキャストベアラをセットアップするための手段をさらに含み得る。グループ呼設定シグナリングは、RRC接続セットアップ応答で送られ得る。装置は、MBMSベアラを介してトークバースト制御メッセージを送るための手段をさらに含み得る。装置は、発信側UEから受信されたPTT/PTXデータをMBMSベアラ上でターゲットUEに送るための手段をさらに含み得る。装置は、第1の組のMTKに基づいて暗号化されたトークバースト制御メッセージを送るための手段と、第1の組のMTKとは異なる第2の組のMTKに基づいてMBMSを介してPTT/PTXデータを送るための手段とをさらに含み得る。装置は、ターゲットUEにグループページを送るための手段をさらに含み得る。装置は、発信側UEから第1のトークバースト制御メッセージを受信するための手段をさらに含み得る。第1のトークバースト制御メッセージは、第1の組のMTKに基づいて暗号化され得る。装置は、発信側UEに第2のトークバースト制御メッセージを送るための手段をさらに含み得る。第2のトークバースト制御メッセージは、第1の組のMTKとは異なる第2の組のMTKに基づいて暗号化され得る。装置は、ターゲットUEに第3のトークバースト制御メッセージを送るための手段をさらに含み得る。第3のトークバースト制御メッセージは、第2の組のMTKに基づいて暗号化され得る。装置は、第1の組のMTKおよび第2の組のMTKとは異なる第3の組のMTKに基づいて暗号化されたPTT/PTXデータを受信するための手段をさらに含み得る。装置は、MBMSベアラ上で受信されたPTT/PTXデータを送るための手段をさらに含み得る。上記の手段は、装置3002の上記のモジュール、および/または上記の手段によって列挙された機能を実行するように構成された装置3002'の処理システム3114のうちの1つまたは複数であり得る。
開示されたプロセスにおけるステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセスにおけるステップの特定の順序または階層は、再構成され得ることを理解されたい。さらに、いくつかのステップは、組み合わされるか、または省略される場合がある。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されることは意図されない。
前述の説明は、本明細書に記載された様々な態様を、いかなる当業者も実践することを可能にするために提供するものである。これらの態様への様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された一般的な原理は他の態様に適用することができる。したがって、特許請求の範囲は本明細書に示された態様に限定されるものではなく、文言通りの特許請求の範囲に整合するすべての範囲を与えられるべきであり、単数の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は「1つまたは複数の」を指す。たとえば「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、ならびに「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、Aの倍数、Bの倍数、またはCの倍数を含み得る。具体的には、たとえば「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、ならびに「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCとすることができ、任意のそのような組合せは、A、B、またはCの1つまたは複数のメンバーを含み得る。当業者には既知である、または後に当業者に既知になる本開示全体にわたって説明する様々な態様の要素に対するすべての構造的および機能的等価物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、請求項によって包含されるものとする。その上、本明細書で開示された内容は、そのような開示が特許請求の範囲で明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供されるものではない。いかなるクレーム要素も、要素が「ための手段(means for)」という語句を使用して明確に記載されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。