JP6670533B1 - 撮像光学レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、光学レンズの分野に関し、撮像光学レンズを提供する。【解決手段】撮像光学レンズは、物体側から像側に向かって、順に、絞り、正の屈折力を有する第1レンズ、負の屈折力を有する第2レンズ、負の屈折力を有する第3レンズ、正の屈折力を有する第4レンズ、負の屈折力を有する第5レンズを備え、前記撮像光学レンズの焦点距離をf、焦点距離の単位をmm、前記第1レンズの焦点距離をf1、前記第4レンズの焦点距離をf4、前記第5レンズの物体側の面の曲率半径をR9、前記第5レンズの像側の面の曲率半径をR10にしたときに、1.00≦f1/f≦1.10、0.40≦f4/f≦0.60、11.00≦R9/R10≦12.00の関係式を満たす。当該撮像光学レンズは、良好な光学性能を有するとともに、大絞り、極薄化及び広角化の設計要求を満たす。【選択図】図1

Description

本発明は、光学レンズの分野に関し、特に、スマートフォン、デジタルカメラなどの携帯端末装置、モニター、PCレンズなどの撮像装置に適用される撮像光学レンズに関する。
近年、スマートフォンの登場に伴い、小型化の撮像レンズに対するニーズがますます高まっているが、撮像レンズの感光素子は、通常、感光結合素子(Charge Coupled Device、CCD)又は相補型金属酸化物半導体素子(Complementary Metal−OxideSemicondctor Sensor、CMOS Sensor)の2種類程度しかなく、また、半導体製造工程技術の向上により、感光素子の画素サイズが縮小され、さらに、現在の電子製品は、優れた機能および軽量化・薄型化・小型化の外観への要求が高まっているので、良好な結像品質を有する小型化の撮像レンズは、現在の市場において既に主流となっている。
優れた結像品質を得るために、携帯電話のカメラに搭載されるレンズは、3枚式又は4枚式のレンズ構造を用いることが多い。また、技術の進化及びユーザの多様化ニーズの増加に伴い、感光素子の画素面積が縮小しつつあり、システムが結像品質に対する要求が高くなってきているなか、5枚式のレンズ構造も徐々にレンズの設計に現れている。普通の5枚式のレンズはすでに良好な光学性能を持っているが、しかし、その屈折力、レンズの間隔とレンズ形状の設置は依然として一定の不合理性を持って、レンズの構造は大絞り、超薄化、広角化の設計要求に満足できない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、良好な光学性能を有するとともに、大絞り、極薄化及び広角化の設計要求を満たすことができる撮像光学レンズを提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明の実施形態は、撮像光学レンズを提供する。
前記撮像光学レンズは、物体側から像側に向かって、順に、絞り、正の屈折力を有する第1レンズ、負の屈折力を有する第2レンズ、負の屈折力を有する第3レンズ、正の屈折力を有する第4レンズ、負の屈折力を有する第5レンズを備え、前記撮像光学レンズの焦点距離をf、焦点距離の単位をmm、前記第1レンズの焦点距離をf1、前記第4レンズの焦点距離をf4、前記第5レンズの物体側の面の曲率半径をR9、前記第5レンズの像側の面の曲率半径をR10にしたときに、以下の関係式を満たす。
1.00≦f1/f≦1.10
0.40≦f4/f≦0.60
11.00≦R9/R10≦12.00
従来技術に比べて、本発明の実施形態では、上記のレンズの配置に基づいて、異なる屈折力を有するレンズ、焦点距離において全体光学レンズと特定の配合関係を有する第1レンズ、焦点距離において全体光学レンズと特定の配合関係を有する第4レンズ、および特定な形状を有する第5レンズにより、第1レンズ、第4レンズ及び第5レンズの屈折力を合理的に分配することにより、光学システムの収差を補正することに有利であり、光学システムが良好な光学性能を有するとともに、大絞り、極薄化及び広角化の設計要求を満たすことができる。
また、前記第2レンズの物体側の面の曲率半径をR3、前記第2レンズの像側の面の曲率半径をR4にしたときに、以下の関係式を満たすことが好ましい。
1.55≦R3/R4≦1.70
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像光学レンズの構造を示す図である。 図2は、図1に示す撮像光学レンズの球面収差を示す図である。 図3は、図1に示す撮像光学レンズの倍率色収差を示す図である。 図4は、図1に示す撮像光学レンズの像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 図5は、本発明の第2実施形態に係る撮像光学レンズの構造を示す図である。 図6は、図5に示す撮像光学レンズの球面収差を示す図である。 図7は、図5に示す撮像光学レンズの倍率色収差を示す図である。 図8は、図5に示す撮像光学レンズの像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 図9は、本発明の第3実施形態に係る撮像光学レンズの構造を示す図である。 図10は、図9に示す撮像光学レンズの球面収差を示す図である。 図11は、図9に示す撮像光学レンズの倍率色収差を示す図である。 図12は、図9に示す撮像光学レンズの像面湾曲および歪曲収差を示す図である。 図13は、本発明の第4実施形態に係る撮像光学レンズの構造を示す図である。 図14は、図13に示す撮像光学レンズの球面収差を示す図である。 図15は、図13に示す撮像光学レンズの倍率色収差を示す図である。 図16は、図13に示す撮像光学レンズの像面湾曲および歪曲収差を示す図である。
本発明の目的、技術方案及び利点をより明確にするために、以下に、図面を参照しながら本発明の各実施形態を詳しく説明する。ただ、本発明の各実施形態において、本発明に対する理解を便宜にするために、多くの技術的細部まで記載されているが、これらの技術的細部および以下の各実施形態に基づく各種の変化及び修正がなくても、本発明が保護しようとする技術方案を実現可能であることは、当業者にとっては自明なことである。
(第1実施形態)
図面を参照すれば分かるように、本発明は、撮像光学レンズ10を提供する。図1には、本発明の第1実施形態の撮像光学レンズ10を示しており、当該撮像光学レンズ10は、5枚のレンズを備えており、具体的には、前記撮像光学レンズ10は、物体側から像側に向かって、順に、絞りS1、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、第5レンズL5を備える。本実施方式において、好ましくは、第5レンズL5と像面Siとの間には、ガラスプレートGFなどの光学素子が設けられている。ここで、ガラスプレートGFは、ガラスカバープレートにしてもよく、光学フィルター(filter)にしてもよい。当然、ほかの実施形態において、ガラスプレートGFがほかの位置に設けられてもよい。
本実施形態において、第1レンズL1は、正の屈折力を有し、それはシステムの長さを有効的に減少することができ、その物体側の面が外に向かって突出するような凸面であり、像側の面が凹面であり、第2レンズL2は、負の屈折力を有し、その物体側の面が凸面であり、像側の面が凹面であり、第3レンズL3は、負の屈折力を有し、その物体側の面が凸面であり、像側の面が凹面であり、第4レンズL4は、正の屈折力を有し、その物体側の面が凹面であり、像側の面が凸面であり、第5レンズL5は、負の屈折力を有し、その物体側の面が凸面であり、像側の面が凹面である。
本実施形態において、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズの材質が全部プラスチックで、コストを有効的に減少することができる。
また、収差を削減して、さらにレンズの使用数を減少させるように、レンズの表面は非球面に設定することができ、非球面は球面以外の形状を容易に製造することができ、多くの制御変数を得ることができる。これによって、本発明の撮像光学レンズの全長を有効的に低減させることができる。本発明の実施例において、各レンズの物体側面及び像側面はいずれも非球面である。
ここで、前記撮像光学レンズの焦点距離をf、焦点距離の単位をmm、前記第1レンズの焦点距離をf1、前記第4レンズの焦点距離をf4、前記第5レンズの物体側の面の曲率半径をR9、前記第5レンズの像側の面の曲率半径をR10にしたときに、前記f、f1、f4、R9及びR10は以下の関係式を満たす。
1.00≦f1/f≦1.10 (1)
0.40≦f4/f≦0.60 (2)
11.00≦R9/R10≦12.00 (3)
その中で、条件式(1)は第1レンズL1と全体撮像光学レンズ10との焦点距離の比値を限定する。このように設定することで、第1レンズL1の屈折度を有効的に分配することができ、光学システムの収差に対して補正し、結像品質を向上させる。
条件式(2)は第4レンズL4と全体撮像光学レンズ10との焦点距離の比値を限定する。このように設定することで、この関係式の範囲以内で、光学システムの性能を向上させることに有利である。
条件式(3)は第5レンズL5の形状を限定する。このように設定することで、光学システム第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3と第4レンズL4より生じる収差を有効的に補正することができる。
本実施形態において、上記レンズの配置に基づいて、異なる屈折力を有する各レンズ(L1、L2、L3、L4、L5)、焦点距離において特定な配合関係を有する第1レンズL1と全体撮像光学レンズ10、焦点距離において全体撮像光学レンズ10と特定な配合関係を有する第4レンズL4及び特定な形状を有する第5レンズL5によって、第1レンズL1、第4レンズL4及び第5レンズL5の屈折力を合理的に分配することにより、光学システムの収差を補正することに有利であり、光学システムが良好な光学性能を有するとともに、大絞り、極薄化及び広角化の設計要求を満たすことができる。
具体的には、本実施形態において、第2レンズL2は負の屈折力を有し、第2レンズL2の物体側の面の曲率半径をR3、第2レンズL2の像側の面の曲率半径をR4にしたときに、R3とR4は下記の関係式を満たす。
1.55≦R3/R4≦1.70 (4)
関係式(4)は第2レンズL2の形状を限定する。このように設定することで、R3とR4は関係式の範囲以内であると、レンズを通過する光線のずれの程度を緩和することができ、収差を有効的に減少させることができる。
本実施形態の撮像光学レンズ10を構成する第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、第5レンズL5は前記の構成とパラメータ関係を有するので、撮像光学レンズ10は、各レンズの屈折力、面型、材料及び各レンズの軸上厚みなどを合理的に分配し、各類の収差を校正することができる。本発明における撮像光学レンズ10の光学結像システムはFno≦2.2であり、撮像光学レンズ10の光学全長TTLと撮像光学レンズ10の像高IHとは、TTL/IH≦1.65の関係式を満たす。撮像光学レンズ10の画角FOVは、FOV≧76°の関係式を満たす。良好な光学結像性能を有するとともに、大絞り、超薄化、広角化の設計要件を満たすことが実現される。
図1は、第1実施形態に係る撮像光学レンズ10の構造を示す図である。以下、本発明の第1実施形態に係る撮像光学レンズ10の設定データを示す。
表1に、本発明の第1実施形態における撮像光学レンズ10を構成する第1レンズL1〜第5レンズL5の物体側及び像側の曲率半径R、レンズの軸上厚み又はレンズ間の軸上距離d、屈折率nd及びアッベ数νdを一覧にして示す。表2に、撮像光学レンズ10の円錐係数kと非球面係数を示している。なお、本実施形態において、距離、半径と中心厚みの単位はミリメートル(mm)である。
上表で、各符号の意味は、以下の通りである。
R :光学面の曲率半径
S1 :絞り
R1 :第1レンズL1の物体側の面の曲率半径
R2 :第1レンズL1の像側の面の曲率半径
R3 :第2レンズL2の物体側の面の曲率半径
R4 :第2レンズL2の像側の面の曲率半径
R5 :第3レンズL3の物体側の面の曲率半径
R6 :第3レンズL3の像側の面の曲率半径
R7 :第4レンズL4の物体側の面の曲率半径
R8 :第4レンズL4の像側の面の曲率半径
R9 :第5レンズL5の物体側の面の曲率半径
R10 :第5レンズL5の像側の面の曲率半径
R11 :ガラスプレートGFの物体側の面の曲率半径
R12 :ガラスプレートGFの像側の面の曲率半径
d :レンズの軸上厚み、又は、隣接するレンズ間の軸上距離
d0 :絞りS1から第1レンズL1の物体側の面までの軸上距離
d1 :第1レンズL1の軸上厚み
d2 :第1レンズL1の像側の面から第2レンズL2の物体側の面までの軸上距離
d3 :第2レンズL2の軸上厚み
d4 :第2レンズL2の像側の面から第3レンズL3の物体側の面までの軸上距離
d5 :第3レンズL3の軸上厚み
d6 :第3レンズL3の像側の面から第4レンズL4の物体側の面までの軸上距離
d7 :第4レンズL4の軸上厚み
d8 :第4レンズL4の像側の面から第5レンズL5の物体側の面までの軸上距離
d9 :第5レンズL5の軸上厚み
d10 :第5レンズL5の像側の面からガラスプレートGFの物体側の面までの軸上距離
d11 :ガラスプレートGFの軸上厚み
d12 :ガラスプレートGFの像側の面から像面Siまでの軸上距離
nd :d線の屈折率
nd1 :第1レンズL1の屈折率
nd2 :第2レンズL2の屈折率
nd3 :第3レンズL3の屈折率
nd4 :第4レンズL4の屈折率
nd5 :第5レンズL5の屈折率
ndg :ガラスプレートGFの屈折率
vd :アッベ数
v1 :第1レンズL1のアッベ数
v2 :第2レンズL2のアッベ数
v3 :第3レンズL3のアッベ数
v4 :第4レンズL4のアッベ数
v5 :第5レンズL5のアッベ数
vg :ガラスプレートGFのアッベ数
表2において、kは円錐係数であり、A、A、A、A10、A12、A14、A16は非球面係数である。
なお、本実施形態における各レンズの非球面は、下記条件式(5)で示される非球面を用いることが好ましいが、下記条件式(5)の具体的な形態は一例であり、実際には、条件式(5)で表される非球面多項式形式に限らない。
Y=(x/R)/{1+[1−(1+k)(x/R)]1/2}+A+A+A+A1010+A1212+A1414+A1616 (5)
表3、表4は、本発明の実施形態に係る撮像光学レンズ10における各レンズの変曲点及び停留点の設定データを示す。ここで、P1R1、P1R2は、それぞれ第1レンズL1の物体側の面と像側の面を示し、P2R1、P2R2は、それぞれ第2レンズL2の物体側の面と像側の面を示し、P3R1、P3R2は、それぞれ第3レンズL3の物体側の面と像側の面を示し、P4R1、P4R2は、それぞれ第4レンズL4の物体側の面と像側の面を示し、P5R1、P5R2は、それぞれ第5レンズL5の物体側の面と像側の面を示す。また、「変曲点位置」欄の対応するデータは、各レンズの表面に設けられた変曲点から撮像光学レンズ10の光軸までの垂直距離であり、「停留点位置」欄の対応するデータは、各レンズの表面に設けられた停留点から撮像光学レンズ10の光軸までの垂直距離である。
後記の表17には、第1実施形態の諸数値及び関係式で規定されたパラメーターに対応する値を示す。
図2、図3は、それぞれ波長486nm、588nm及び656nmの光が第1実施形態に係る撮像光学レンズ10を通った後の球面収差及び倍率色収差を示す図である。図4は、波長588nmの光が第1実施形態に係る撮像光学レンズ10を通った後の像面湾曲及び歪曲収差を示す図であり、図4の像面湾曲Sは、サジタル方向の像面湾曲であり、Tは、子午方向の像面湾曲である。
本実施形態において、前記撮像光学レンズ10の全画角が2wであり、F値がFnoである。ここで、2w=76.0°、Fno=2.2である。このように、撮像光学レンズ10は大絞り、超薄、広角を有するとともに、優れた結像性能を有する。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態に係る撮像光学レンズ20の構造を示す図である。第2実施形態は、第1実施形態とほぼ同じであり、符号の意味も第1実施形態と同様であるため、異なる点のみを以下に示す。
表5、表6は、本発明の第2実施形態に係る撮像光学レンズ20の設定データを示す。本実施形態において、距離、半径と中心厚みの単位はミリメートル(mm)である。
表7、表8は、本発明の実施形態に係る撮像光学レンズ20における各レンズの変曲点及び停留点の設定データを示す。
後記の表17には、第2実施形態の諸数値及び関係式で規定されたパラメーターに対応する値を示す。
図6、図7は、それぞれ波長486nm、588nm及び656nmの光が第2実施形態に係る撮像光学レンズ20を通った後の球面収差及び倍率色収差を示す図である。図8は、波長588nmの光が第2実施形態に係る撮像光学レンズ20を通った後の像面湾曲及び歪曲収差を示す図であり、図8の像面湾曲Sは、サジタル方向の像面湾曲であり、Tは、子午方向の像面湾曲である。
本実施形態における撮像光学レンズ20において、2w=76.0°、Fno=2.2である。このように、撮像光学レンズ20は大絞り、超薄、広角を有するとともに、優れた結像性能を有する。
(第3実施形態)
図9は、本発明の第3実施形態に係る撮像光学レンズ30の構造を示す図である。第3実施形態は、第1実施形態とほぼ同じであり、符号の意味も第1実施形態と同様であるため、異なる点のみを以下に示す。
表9、表10は、本発明の第3実施形態に係る撮像光学レンズ30の設定データを示す。本実施形態において、距離、半径と中心厚みの単位はミリメートル(mm)である。
表11、表12は、本発明の実施形態に係る撮像光学レンズ30における各レンズの変曲点及び停留点の設定データを示す。
後記の表17には、第3実施形態の諸数値及び関係式で規定されたパラメーターに対応する値を示す。
図10、図11は、それぞれ波長486nm、588nm及び656nmの光が第3実施形態に係る撮像光学レンズ30を通った後の球面収差及び倍率色収差を示す図である。図12は、波長588nmの光が第3実施形態に係る撮像光学レンズ30を通った後の像面湾曲及び歪曲収差を示す図であり、図12の像面湾曲Sは、サジタル方向の像面湾曲であり、Tは、子午方向の像面湾曲である。
本実施形態における撮像光学レンズ30において、2w=76.0°、Fno=2.2である。このように、撮像光学レンズ30は大絞り、超薄、広角を有するとともに、優れた結像性能を有する。
(第4実施形態)
図13は、本発明の第4実施形態に係る撮像光学レンズ40の構造を示す図である。第4実施形態は、第1実施形態とほぼ同じであり、符号の意味も第1実施形態と同様であるため、異なる点のみを以下に示す。
表13、表14は、本発明の第4実施形態に係る撮像光学レンズ40の設定データを示す。本実施形態において、距離、半径と中心厚みの単位はミリメートル(mm)である。
表15、表16は、本発明の実施形態に係る撮像光学レンズ40における各レンズの変曲点及び停留点の設定データを示す。
後記の表17には、第4実施形態の諸数値及び関係式で規定されたパラメーターに対応する値を示す。
図14、図15は、それぞれ波長486nm、588nm及び656nmの光が第4実施形態に係る撮像光学レンズ40を通った後の球面収差及び倍率色収差を示す図である。図16は、波長588nmの光が第4実施形態に係る撮像光学レンズ40を通った後の像面湾曲及び歪曲収差を示す図であり、図16の像面湾曲Sは、サジタル方向の像面湾曲であり、Tは、子午方向の像面湾曲である。
本実施形態における撮像光学レンズ40において、2w=76.0°、Fno=2.2である。このように、撮像光学レンズ40は大絞り、超薄、広角を有するとともに、優れた結像性能を有する。
以下の表17は、上記条件式に従って第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態、第4実施形態における各条件式(1)、(2)、(3)、(4)に対応する数値、及びその他の関連パラメータの値を列挙したものである。
上記の各実施形態は本発明を実現するための具体的な実施形態であるが、実際の応用において、本発明の主旨及び範囲から逸脱しない範囲での形式及び細部に対する各種の変更は、いずれも本発明の保護範囲に属することは、当業者であれば理解できるはずである。

Claims (2)

  1. 撮像光学レンズであって、
    物体側から像側に向かって、順に、絞り、正の屈折力を有する第1レンズ、負の屈折力を有する第2レンズ、負の屈折力を有する第3レンズ、正の屈折力を有する第4レンズ、負の屈折力を有する第5レンズから構成され
    前記撮像光学レンズの焦点距離をf、前記焦点距離の単位をmm、前記第1レンズの焦点距離をf1、前記第4レンズの焦点距離をf4、前記第5レンズの物体側の面の曲率半径をR9、前記第5レンズの像側の面の曲率半径をR10にしたときに、以下の関係式を満たすことを特徴とする撮像光学レンズ。
    1.00≦f1/f≦1.10
    0.40≦f4/f≦0.60
    11.00≦R9/R10≦12.00
  2. 前記第2レンズの物体側の面の曲率半径をR3、前記第2レンズの像側の面の曲率半径をR4にしたときに、以下の関係式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の撮像光学レンズ。
    1.55≦R3/R4≦1.70
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