JP6669333B1 - Seismic isolation device - Google Patents
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Abstract
【課題】地盤に上下方向の振動が発生したときに、建物の上下方向への振動を抑制する。【解決手段】免震装置1は、次の凹状部2および凸状部3を備える。すなわち、凹状部2は、上下方向に窪む凹空間5を有し、水平方向に弾性変形可能である。また、凸状部3は、上下方向に突き出る凸部16を有する。また、凸状部3が凹状部2の上側に配置されて凹空間5に凸部16が嵌まっている。また、凹空間5を形成する内側面10は、下側に向かって窄むように傾斜している。そして、凹状部3に、上側に向かう力が作用すると、内側面10には、内側面10の傾斜に垂直かつ外側に向かう力が作用し、内側面の傾斜に垂直かつ外側に向かう力により、凹状部2が水平方向に拡大する。【選択図】図2PROBLEM TO BE SOLVED: To suppress vertical vibration of a building when vertical vibration occurs in the ground. A seismic isolation device 1 includes the following concave portion 2 and convex portion 3. That is, the recessed portion 2 has a recessed space 5 that is recessed in the vertical direction, and is elastically deformable in the horizontal direction. In addition, the convex portion 3 has a convex portion 16 protruding in the vertical direction. Further, the convex portion 3 is arranged above the concave portion 2, and the convex portion 16 is fitted in the concave space 5. Further, the inner side surface 10 forming the concave space 5 is inclined so as to be narrowed downward. When an upward force is applied to the concave portion 3, a force outward and perpendicular to the inclination of the inner side surface 10 acts on the inner side surface 10, and a force perpendicular and outward to the inclination of the inner side surface The concave portion 2 expands in the horizontal direction. [Selection diagram] FIG.
Description
本開示は、建物と地盤との間に組み入れられて地盤の振動を吸収する免震装置に関する。 The present disclosure relates to a seismic isolation device that is incorporated between a building and the ground to absorb ground vibration.
従来より、建物の免震装置の中でも、上下方向の振動を緩和する免震装置として、次のような構成が考えられている(特許文献1)。
すなわち、特許文献1では、建物と地盤との間に、コイルバネのように、上下方向の振動を自身が、直接、上下方向に撓むことで吸収する構成が開示されている。しかし、建物において、コイルバネのばね定数に応じた上下方向の振動を誘発する可能性がある。
2. Description of the Related Art Conventionally, among the seismic isolation devices for buildings, the following configuration has been considered as a seismic isolation device for reducing vertical vibration (Patent Document 1).
In other words,
本開示は、地盤に上下方向の振動が発生したときに、建物の上下方向への振動を抑制することを課題とする。 An object of the present disclosure is to suppress vertical vibration of a building when vertical vibration occurs on the ground.
本開示の免震装置は、建物と地盤との間に組み入れられて地盤の振動を吸収するものであり、次のような凹状部および凸状部を備える。すなわち、凹状部は、上下方向の一方に向かって窄むように窪む凹空間を、自身が有する内側面により形成し、水平方向に弾性変形可能である。また、凸状部は、上下方向の一方に向かって窄むように突き出る凸部を有し、凸部が凹空間に嵌まるように、凹状部の上側または下側に配置される。また、内側面は、上下方向の一方に向かって窄むように傾斜しており、凸部の外側面も、内側面と同じ方向に向かって窄むように傾斜している。 The seismic isolation device of the present disclosure is incorporated between a building and the ground to absorb the vibration of the ground, and includes the following concave portions and convex portions. That is, the concave portion forms a concave space depressed so as to narrow in one of the up and down directions by its own inner surface , and is elastically deformable in the horizontal direction. Further, the convex portion may have a convex portion which projects to Subomu towards one of the vertical direction, the convex portion is so fits concave space, is disposed above or below the recess. The inner side surface is inclined so as Subomu towards one of the vertical direction, the outer surface of the projection is also inclined so as Subomu toward the same direction as the inner surface.
そして、凹状部または凸状部の少なくとも一方に、他方に向かう上下方向の力が作用すると、内側面には、外側面から、内側面の傾斜に垂直かつ外側に向かう力が作用し、内側面の傾斜に垂直かつ外側に向かう力により、凹状部が水平方向に拡大する。
これにより、本開示の免震装置は、潜在的に、地盤に上下方向の振動が発生したときに、建物の上下方向への振動を抑制する、という効果を奏する。
Then, when a vertical force toward the other acts on at least one of the concave portion and the convex portion, a force is applied to the inner surface from the outer surface to the outer surface , perpendicular to the inclination of the inner surface, and toward the outer surface. The concave portion expands in the horizontal direction due to the force perpendicular to the inclination and outward.
Accordingly, the seismic isolation device of the present disclosure has an effect of potentially suppressing vertical vibration of a building when vertical vibration occurs on the ground.
本開示を実施するための形態を以下の実施例により詳細に説明する。 Embodiments for carrying out the present disclosure will be described in detail with reference to the following examples.
〔実施例1の構成〕
実施例1の免震装置1を図1〜図3を用いて説明する。
免震装置1は、建物Bと地盤Eとの間に組み入れられて地盤Eの振動を吸収するものであり、次の変形部1A、固定部1B、および、転動部1Cを備える(図1参照。)。なお、以下の説明では、地盤Eには、コンクリートの打設により設ける基礎等を含めるものとする。
[Configuration of Embodiment 1]
First Embodiment A
The
まず、変形部1Aは、建物Bと地盤Eとの間で複数個所に組み入れられ、自身の弾性変形により、地盤Eの上下方向への振動を吸収する。また、固定部1Bは、地盤Eに対して相対的に静止するように固定され、変形部1Aとともに、建物Bに設定された被挟持部B1を上下方向で挟んで挟持する。さらに、転動部1Cは、変形部1Aと地盤Eとの間に介挿される転動体1Caを含んで構成され、地盤Eの水平方向への振動を吸収する。
以下、変形部1A、固定部1B、および、転動部1Cを、図2および図3を用いて、順次、説明する。
First, the
Hereinafter, the
変形部1Aは、次のような、凹状部2、凸状部3および外側支持部4を備える。以下、凹状部2、凸状部3および外側支持部4を、順次、説明する。
まず、凹状部2は、下側に向かって窪む凹空間5を有し、水平方向に弾性変形可能である。そして、凹状部2は、平坦な滑り面6に載置され、滑り面6上を滑りつつ水平方向に弾性変形する。
The
First, the
まず、具体的な形状を説明すると、凹状部2は扁平な円筒体である。また、凹空間5は、上側の領域が円錐台形であり、下側が円柱形であって、上下に開口を形成する。さらに、円錐台形の上側の領域と、円柱形の下側の領域とは同軸であり、上側の領域は下側ほど径が小さく、下側の領域は、上側領域の下端の径と同じ径である(以下、円錐台形の上側の領域を上側円錐空間8と呼ぶことがある。また、円柱形の下側の領域を下側円筒空間9と呼ぶことがある。)。なお、上側円錐空間8の上端の径は凹状部2の径に等しい。
First, the specific shape will be described. The
以上により、凹空間5を形成する内側面10は、上側円錐空間8を形成する部分において、下側に向かって窄むように傾斜しており、より具体的には、下側ほど円錐状に窄んでいる。
As described above, the
また、凹状部2は、以下に説明する要素により構成されている。すなわち、凹状部2は、次の弾性リング12および弾性つなぎ13を備える。
まず、弾性リング12は、帯状の金属シートを円筒状に成形したものであり、上下に対して傾斜する斜めの合口14が形成されている。また、弾性リング12は、サイズが異なるものが複数用いられており、それぞれの弾性リング12は、上下方向の高さ、および、径が、各々、リニアな関係にある。
Further, the
First, the
そして、複数の弾性リング12は、凹状部2内において、次のように配置されている。すなわち、複数の弾性リング12は、同軸、かつ、径方向に等間隔となるように配置されている。また、複数の弾性リング12は、全ての下端が滑り面6上に存在するように、かつ、全ての上端が同一の円錐面上に存在するように配置される。
The plurality of
以上により、複数の弾性リング12の上端の並びにより上側円錐空間8の内側面10が形成され、最内周に配置された弾性リング12の内周面により下側円筒空間9の内側面10が形成される。
なお、それぞれの合口14は、周方向に関して可能な限り異なる範囲に存在するように配置され、全ての合口14により、全方位がカバーされている。
As described above, the
In addition, each
弾性つなぎ13は、径方向に隣り合う弾性リング12同士をつなぐものであり、弾性リング12間の径方向の隙間に配置され、内周側の弾性リング12の外周面と、外周側の弾性リング12の内周面とに接続されている。ここで、弾性つなぎ13は、例えば、ゴム製の扁平な円筒であり、円筒の軸が凹状部2の径方向を指向するように弾性リング12間の径方向の隙間に配置されている。また、円筒の両端がそれぞれ内周側の弾性リング12の外周面、外周側の弾性リング12の内周面に溶着されている。また、弾性つなぎ13は、1つの径方向の隙間に複数配置され、可能な限り、周方向で異なる位置に均等に配置される。
The
そして、凹状部2は、それぞれの弾性リング12が合口14を拡大または縮小することにより。自身の軸を中心として径方向に拡大または縮小することができる。また、それぞれの弾性リング12が合口14を拡大または縮小することにより、凹空間5においても、上側円錐空間8、下側円筒空間9が両方とも径を拡大または縮小するが、弾性リング12同士の径方向の隙間は、弾性つなぎ13の存在によりさほど変化しない。
The
次に、凸状部3は、下側に突き出る凸部16を有し、建物Bとは上下方向に関して相対的な配置を変えないように組み付けられている。
凸状部3の具体的な形状は、例えば、次のとおりである。すなわち、凸状部3は、上部が扁平な円筒であり、下部が扁平な円錐台であって、上部の円筒と下部の円錐台とは同軸である。
Next, the
The specific shape of the
そして、下側の円錐台の部分が凸部16をなす。つまり、凸部16の外側面は、下側に向かって窄むように傾斜しており、具体的には、下側ほど円錐状に窄んでいる(以下、上部の円筒の部分を上側円筒部17と呼ぶことがある。)。なお、凸部16の上端の径は、上側円筒部17の径に等しい。また、凸状部3には、凸状部3自身の軸と同軸の円筒形の中空18が上下に貫通している。
The lower frustoconical portion forms the
さらに、凸状部3は、凹状部2の上側に配置され、凹空間5の軸と凸部16の軸とが略一致するように、凹空間5に凸部16が嵌まっている。また、凸部16の先端は、上下方向に関して、上側円錐空間8の下端、つまり、下側円筒空間9の上端まで突き出ている。
Further, the
ここで、外側面の傾斜は、内側面10の傾斜と略一致している。つまり、凸部16の外側面19の円錐面は、弾性リング12の上端の並びが形成する円錐面と同じ傾斜を有する。このため、ほぼ全ての弾性リング12の上端が外側面19に接触した状態で凸部16が凹空間5に嵌まっている。なお、ほぼ全ての弾性リング12の下端は、上記したように滑り面6に接触している。
Here, the inclination of the outer side surface substantially matches the inclination of the
また、外側支持部4は、凹状部2を外側から支持するとともに、凹状部2の水平方向の変形、つまり、凹状部2の自身の軸を中心とする径の拡大縮小に応じて支持力を増減する。外側支持部4は、例えば、圧縮コイルバネであり、凹状部2の外周側に配置された支持座20と最外周に配置された弾性リング12との間にセットされている。
In addition, the outer supporting
このため、外側支持部4では、凹状部2が拡大して支持座20と最外周の弾性リング12との隙間が小さくなると、反力(つまり支持力)が増大し、凹状部2が縮小して支持座20と最外周の弾性リング12との隙間が大きくなると、反力が低減する。なお、支持座20は、地盤Eに対して相対移動しないように固定されている。なお、外側支持部4は、凹状部2の周囲に、複数、等角度間隔で配置されている。
Therefore, when the
以上の構成により、地震発生によって地盤Eから変形部1Aに、上側に向かう突上げ力が作用すると、外側面19から内側面10に、内側面10の傾斜に垂直かつ外側に向かう力が作用する。そして、この力により、凹状部2は、自身の軸を中心として径方向に(つまり、水平方向に)拡大する。
With the above configuration, when an upward pushing force acts on the
このとき、それぞれの弾性リング12の上端は、外側面19上を滑りながら外周側かつ上側に移動する。また、それぞれの弾性リング12の下端は、滑り面6上を滑りながら外周側に相対移動する。さらに、凸部16の先端は、下側円筒空間9まで突き出す。この結果、変形部1Aは、弾性変形して水平方向に拡大するとともに上下方向に圧縮される。なお、外側支持部4は外周側に圧縮され、内周側に向かう反力を増加させる。
At this time, the upper ends of the respective
その後、突上げ力が作用しなくなると、外側支持部4の反力により、凹状部2は、元の径まで縮小する。これにより、変形部1Aは、水平方向に縮小するとともに、上下方向に伸長して、突き上げ前の形状に復元する。
Thereafter, when the pushing-up force stops acting, the
次に、固定部1Bは、図1に示すように、例えば、建物Bを水平方向に貫通するように組み付けられ、建物Bの外部に突き出ている部分が下側に伸びて地盤Eに固定されている(以下、固定部1Bの内、建物Bの内部に存在する部分を被収容部1Baと呼ぶことがある。)。また、被挟持部B1は、例えば、建物Bの内、被収容部1Baと変形部1Aとに上下方向に挟まれる部分に設定されている。
Next, as shown in FIG. 1, for example, the fixing
さらに、建物Bにおいて、被収容部1Baが収容される収容空間B2の上下幅は、被収容部1Baの上下幅よりも大きい。このため、変形部1Aの上向きの反力により建物Bの全体が上側に付勢されているので、被収容部1Baは、収容空間B2を形成する面の内、下側の面に当接しており、上側の面から離れている。つまり、被収容部1Baは、変形部1Aから被挟持部B1に上側に作用する反力によって、被挟持部B1に下側から当接されている。そして、収容空間B2を形成する面の内、上側の面と被収容部1Baとの間には隙間が形成されている。
Furthermore, in the building B, the vertical width of the storage space B2 in which the storage unit 1Ba is stored is larger than the vertical width of the storage unit 1Ba. For this reason, since the entire building B is urged upward by the upward reaction force of the
この状態で、地震発生により地盤Eが突き上がると、地盤Eから変形部1Aおよび固定部1Bに突上げ力が作用し、変形部1Aは地盤Eと被挟持部B1とに上下方向に挟まれて上記のように圧縮される。また、被収容部1Baは、地盤Eに固定されているため、地盤Eの上昇とともに、収容空間B2において下側の面から上側に離れる。つまり、固定部1Bは被挟持部B1から上側に離れる。その後、地盤Eの突き上がりが収まると、被収容部1Baは、地盤Eとともに下側に移動し収容空間B2の下側の面に当接し、再び、変形部1Aとともに被挟持部B1を上下方向に挟持する。
In this state, when the ground E rises due to the occurrence of an earthquake, a thrusting force acts on the
さらに、転動部1Cは、複数の転動体1Caをリテーナ1Cbにより互いの相対位置を保つことで構成されている。また、それぞれの転動体1Caは、変形部1Aに対する水平方向の相対位置が固定されている。つまり、転動部1Cは、建物Bおよび変形部1Aに対する水平方向の位置が変化しないように変形部1Aの下側に組み付けられ、地盤Eの側に設定された転がり面1Cc上に載っている。これにより、地盤Eが水平方向に振動すると、転動体1Caは、変形部1Aや建物Bに対する水平方向の相対位置を変えることなく、転がり面1Cc上を転がる。このため、転動部1Cは、地盤Eの水平方向への振動を吸収することができる。
Furthermore, the rolling
〔実施例1の効果〕
実施例1の免震装置1は、建物Bと地盤Eとの間に組み入れられて地盤Eの振動を吸収するものであり、次のような変形部1Aを備える。また、変形部1Aは、以下の凹状部2および凸状部3を備える。すなわち、凹状部2は、下側に窪む凹空間5を有し、水平方向に弾性変形可能である。また、凸状部3は、下側に突き出る凸部16を有する。また、凸状部3が凹状部2の上側に配置されて凹空間5に凸部16が嵌まっている。さらに、凹空間5の上側の領域(上側円錐空間8)の内側面10は、下側に向かって窄むように傾斜している。
[Effect of Embodiment 1]
The
そして、地震発生により、凹状部2に、上側に向かう突上げ力が作用すると、内側面10には、内側面10の傾斜に垂直かつ外側に向かう力が作用し、この力により、凹状部2が水平方向に拡大する。
Then, when an upward pushing force acts on the
このとき、内側面10に垂直に作用する力は、実質的に水平方向への分力および垂直方向への分力として凹状部2に作用する。このため、突き上げによって凹状部2に加えられたエネルギーは、凹状部2の径方向への拡大に分散して費やされ、上下方向の変動に費やされる部分が大幅に低減する。このため、地震発生時の建物Bの上下方向への振動を抑制することができる。
At this time, the force vertically acting on the
また、変形部1Aは、次のような外側支持部4を備える。すなわち、外側支持部4は、凹状部2を外側から支持するとともに、凹状部2の水平方向の変形に応じて支持力を増減する。
これにより、地震発生時に、外側支持部4によって、凹状部2の水平方向への拡大に伴う衝撃を吸収することができる。一方、平常時には、外側支持部4によって、凹状部2の拡大を抑えて、建物Bの上下方向に関する位置を所望の位置に保つことができる。
In addition, the
Thus, when an earthquake occurs, the outer supporting
また、免震装置1は、次のような固定部1Bを備える。すなわち、固定部1Bは、変形部1Aとともに、建物Bに設定された被挟持部B1を上下方向で挟んで挟持し、地盤Eに対して相対的に静止するように固定されている。また、変形部1Aおよび固定部1Bは、それぞれ、被挟持部B1に下側、上側から当接することにより、被挟持部B1を挟持する。
In addition, the
そして、地盤Eから変形部1Aおよび固定部1Bに突上げ力が作用すると、変形部1Aは地盤Eと建物Bとに上下方向に挟まれて圧縮され、固定部1Bは被挟持部B1から上側に離れる。
これにより、平常時には、変形部1Aと固定部1Bとにより被挟持部B1を上下に挟んで保持することにより、建物Bの姿勢を保つことができる。また、地震が発生した時には、固定部1Bが被挟持部B1から上側に離れるので、固定部1Bから建物Bに振動が伝わるのを回避することができる。
Then, when a thrust force acts on the
Accordingly, in normal times, the posture of the building B can be maintained by holding the held portion B1 vertically by the
さらに、免震装置1は、次のような転動部1Cを備える。すなわち、転動部1Cは、変形部1Aと地盤Eとの間に介挿される転動体1Caを含んでおり、地盤Eが水平方向に動くときに転動体1Caの地盤Eに対する転がりにより、建物Bに地盤Eの水平方向への移動が伝わるのを抑制する。
これにより、地震発生時には上下方向の振動だけでなく、水平方向の振動についても、地盤Eから建物Bに伝わるのを抑制することができる。
Further, the
Thus, when an earthquake occurs, not only the vertical vibration but also the horizontal vibration can be suppressed from being transmitted from the ground E to the building B.
〔実施例2の構成〕
実施例2の免震装置1を、図4〜図6を用いて説明する。
実施例2の免震装置1によれば、変形部1Aにおいて、凸状部3は、水平方向に弾性変形可能であり、上側、下側それぞれの側に突き出る凸部16u、16dを有する。また、凹状部2は、2つ組み付けられており、それぞれ凸部16u、16dの上側、下側に配置される(以下、上側、下側の凹状部2をそれぞれ凹状部2u、2dと呼ぶことがある。)。
[Configuration of Second Embodiment]
Second Embodiment A
According to the
さらに、凹状部2uの凹空間5uは、上側に窪んでおり、凹状部2dの凹空間5dは、下側に窪んでいる。そして、凸部16uは、凹空間5uに嵌まっており、凸部16dは、凹空間5dに嵌まっている。また、外側支持部4は、凸状部3を外側から支持するとともに、凸状部3の水平方向の変形に応じて支持力を増減する。さらに、実施例2の免震装置1は、後記する転動体22を備える。
以下、実施例2の凸状部3、凹状部2、外側支持部4および転動体22について説明する。
Further, the
Hereinafter, the
まず、凸状部3は、主に、プレート23A、23Bとバネ24Aとを組み合わせて構成される弾性部25A、および、プレート23C、23Dとバネ24Bとを組み合わせて構成される弾性部25Bにより構成されている。ここで、プレート23A、23B、23C、23Dは、同一形状であり、等脚台形の厚い板材である。また、バネ24A、24Bは両方とも圧縮コイルバネである。
First, the
以下の説明では、プレート23A、23B、23C、23Dのそれぞれに関し、等脚台形の平行な2線の内、長辺の位置に対応する面を長辺面27A、27B、27C、27D、短辺の位置に対応する面を短辺面28A、28B、28C、28Dと呼ぶことがある。なお、長辺面27A、27B、27C、27D、および、短辺面28A、28B、28C、28Dは全て矩形である。
In the following description, for each of the
ここで、弾性部25Aは次のような構成である。すなわち、プレート23A、23Bは 水平方向に離れており、長辺面27A、27Bが対向している。そして、長辺面27A、27Bのそれぞれにバネ24Aの座24Asが設けられ、バネ24Aがプレート23A、23B間にセットされている。
Here, the
同様に、弾性部25Bでは、プレート23C、23Dは 水平方向に離れており、長辺面27C、27D同士が対向している。そして、長辺面27C、27Dのそれぞれにバネ24Bの座24Bsが設けられ、バネ24Bがプレート23C、23D間にセットされている。
Similarly, in the
そして、弾性部25A、25Bは、両方とも、長辺面27A、27B、27C、27Dの長い方の辺が上下方向と平行になるように組み付けられている。また、弾性部25A、25Bは、上側から視たときに互いに直交、かつ、それぞれの中点で交差して視えるように、組み付けられている。なお、バネ24A、24Bが接触しないように、バネ24Aの座24Asは、バネ24Bの座24Bsよりも上側に配置される。
The
以下の説明では、プレート23A、23B、23C、23Dのそれぞれに関し、等脚台形の脚の位置に対応する面の内、上側の面を上側脚面29A、29B、29C、29D、下側の面を下側脚面30A、30B、30C、30Dと呼ぶことがある。
In the following description, for each of the
そして、凸部16uは、プレート23A〜23Dの内、次のような部分により構成されている。すなわち、プレート23Aの内、少なくとも上側脚面29Aの下辺29Adよりも上側の部分、プレート23Bの内、少なくとも上側脚面29Bの下辺29Bdよりも上側の部分、プレート23Cの内、少なくとも上側脚面29Cの下辺29Cdよりも上側の部分、および、プレート23Dの内、少なくとも上側脚面29Dの下辺29Ddよりも上側の部分により構成されている。また、上側脚面29A、29B、29C、29Dは、凸部16uの外側面19をなす。
And the
また、凸部16dは、プレート23A〜23Dの内、次のような部分により構成されている。すなわち、プレート23Aの内、少なくとも下側脚面30Aの上辺30Auよりも下側の部分、プレート23Bの内、少なくとも下側脚面30Bの上辺30Buよりも下側の部分、プレート23Cの内、少なくとも下側脚面30Cの上辺30Cuよりも下側の部分、および、プレート23Dの内、少なくとも下側脚面30Dの上辺30Duよりも下側の部分により構成されている。また、下側脚面30A、30B、30C、30Dは、凸部16dの外側面19をなす。
The protruding
そして、凸状部3は、バネ24A、24Bの伸縮により弾性部25A、25Bそれぞれが伸縮することで、水平方向に拡大縮小することができる。
The
次に、凹状部2u、2dは、それぞれ、建物B、地盤Eとは上下方向に関して相対的な配置を変えないように組み付けられている。
また、凹状部2uは、次の4つの上側板部32A、32B、32C、32Dにより構成されている。すなわち、上側板部32A、32B、32C、32Dは、それぞれ、転動体22を挟んで上側脚面29A、29B、29C、29Dに対向する上側斜面33A、33B、33C、33Dを有する。
Next, the
The
また、上側板部32A、32Bは、それぞれ互いに対向するとともに上下方向に平行な対向面34A、34Bを有し、上側板部32C、32Dは、それぞれ互いに対向するとともに上下方向に平行な対向面34C、34Dを有する。なお、上側斜面33A、33B、33C、33Dは、それぞれ上側脚面29A、29B、29C、29Dと平行である。
The
そして、上記のような上側板部32A〜32Dの構造により、凹空間5uは、次のような態様となる。すなわち、凹空間5uの下側の領域は、上側斜面33A、33Bに挟まれるテーパ状の空間と、上側斜面33C、33Dに挟まれるテーパ状の空間とからなり、上側の領域は、対向面34A、34Bに挟まれる矩形状の空間と、対向面34C、34Dに挟まれる矩形状の空間とからなる。また、上側斜面33A〜33Dは、凹空間5uを形成する内側面10をなす。
Then, with the structure of the
また、凹状部2dは、次の4つの下側板部36A、36B、36C、36Dにより構成されている。すなわち、下側板部36A、36B、36C、36Dは、それぞれ、転動体22を挟んで下側脚面30A、30B、30C、30Dに対向する下側斜面37A、37B、37C、37Dを有する。
The
また、下側板部36A、36Bは、それぞれ互いに対向するとともに上下方向に平行な対向面38A、38Bを有し、下側板部36C、36Dは、それぞれ互いに対向するとともに上下方向に平行な対向面38C、38Dを有する。なお、下側斜面37A、37B、37C、37Dは、それぞれ下側脚面30A、30B、30C、30Dと平行である。また、対向面38A、38B、38C、38Dは、それぞれ、対向面34A、34B、34C、34Dと同一平面上に存在する。
The
そして、上記のような下側板部36A、36B、36C、36Dの構造により、凹空間5dは、次のような態様となる。すなわち、凹空間5dの上側の領域は、下側斜面37A、37Bに挟まれるテーパ状の空間と、下側斜面37C、37Dに挟まれるテーパ状の空間とからなり、下側の領域は、対向面38A、38Bに挟まれる矩形状の空間と、対向面38C、38Dに挟まれる矩形状の空間とからなる。また、下側斜面37A、37B、37C、37Dは、凹空間5dを形成する内側面10をなす。
With the structure of the
そして、凸部16u、16dは、それぞれ、次のような態様で凹空間5u、5dに嵌まっている。すなわち、長辺面27Aが対向面34A、38Aよりも外側(長辺面27Bから離れる側)、長辺面27Bが対向面34B、38Bよりも外側(長辺面27Aから離れる側)、長辺面27Cが対向面34C、38Cよりも外側(長辺面27Dから離れる側)、かつ、長辺面27Dが対向面34D、38Dよりも外側(長辺面27Cから離れる側)となるように、嵌っている。
The
次に、外側支持部4は、凸状部3を外側から支持するとともに、凸状部3の水平方向の変形に応じて、つまり、弾性部25A、25Bの伸縮に応じて支持力を増減する。外側支持部4は、例えば、引張コイルバネであり、支持座20は、4つ組み付けられ、それぞれ短辺面28A、28B、28C、28Dと対向して配置される。これにより、4つの支持座20それぞれとプレート23A、23B、23C、23Dとの間に、外側支持部4としての引張コイルバネが1個ずつセットされている。
Next, the outer supporting
このため、外側支持部4では、凸状部3が縮小して各々の支持座20とプレート23A、23B、23C、23Dとの隙間が大きくなると、反力が増加する。また、凸状部3が拡大して上記のそれぞれの隙間が小さくなると、反力(つまり支持力)が低減する。
For this reason, in the
さらに、転動体22は、例えば、金属製の球体であり、外側面19と内側面10との間に配置され、凸状部3が水平方向に変形する時に、外側面19の傾斜に沿って転がる。より具体的には、上側脚面29Aと上側斜面33Aとの間、上側脚面29Bと上側斜面33Bとの間、上側脚面29Cと上側斜面33Cとの間、および、上側脚面29Dと上側斜面33Dとの間、ならびに、下側脚面30Aと下側斜面37Aとの間、下側脚面30Bと下側斜面37Bとの間、下側脚面30Cと下側斜面37Cとの間、および、下側脚面30Dと下側斜面37Dとの間にそれぞれ複数の転動体22が配置されている。
Further, the rolling
また、それぞれの間において、複数の転動体22は、リテーナ40により互いの相対位置が保たれるとともに、内側面10に対する水平方向への移動を規制されている。例えば、上側脚面29Aと上側斜面33Aとの間に配置された複数の転動体22は、リテーナ40により、互いの相対位置が保たれるとともに、上側斜面33Aに対する水平方向への移動を規制されている。そして、凸状部3が水平方向に変形するとき、転動体22は、上側斜面33Aに対する水平方向の位置を略同一に保ちつつ、上側脚面29A上を転がる。
In addition, between the respective rolling
以上の構成により、地震発生によって凹状部2dに上側に向かう突上げ力が作用すると、凹空間5dを形成する内側面10から凸部16dの外側面19に、外側面19の傾斜に垂直かつ内側に向かう力が作用する。また、凹空間5uを形成する内側面10から凸部16uの外側面19に、外側面19の傾斜に垂直かつ内側に向かう力が作用する。
With the above-described configuration, when an upward thrust force acts on the
つまり、下側斜面37Aから下側脚面30Aに、下側脚面30Aの傾斜に垂直かつ内側に向かう力が作用し、下側斜面37Bから下側脚面30Bに、下側脚面30Bの傾斜に垂直かつ内側に向かう力が作用し、下側斜面37Cから下側脚面30Cに、下側脚面30Cの傾斜に垂直かつ内側に向かう力が作用し、下側斜面37Dから下側脚面30Dに、下側脚面30Dの傾斜に垂直かつ内側に向かう力が作用する。
That is, a force perpendicular to the inclination of the
また、上側斜面33Aから上側脚面29Aに、上側脚面29Aの傾斜に垂直かつ内側に向かう力が作用し、上側斜面33Bから上側脚面29Bに、上側脚面29Bの傾斜に垂直かつ内側に向かう力が作用し、上側斜面33Cから上側脚面29Cに、上側脚面29Cの傾斜に垂直かつ内側に向かう力が作用し、上側斜面33Dから上側脚面29Dに、上側脚面29Dの傾斜に垂直かつ内側に向かう力が作用する。
In addition, a force that is directed from the
そして、これらの力により、プレート23A〜23Dは、長辺面27A、27B間および長辺面27C、27D間の水平方向の距離を縮めるように内側に移動するので、凸状部3は、水平方向に縮小する。
このとき、上側脚面29A、29B、29C、29Dは、転動体22を挟みつつ、それぞれ上側斜面33A、33B、33C、33Dに対し相対的に内側かつ上側に移動する。また、下側脚面30A、30B、30C、30Dは、転動体22を挟みつつ、それぞれ下側斜面37A、37B、37C、37Dに対し相対的に内側かつ下側に移動する。
Then, by these forces, the
At this time, the upper leg surfaces 29A, 29B, 29C, and 29D move relatively inward and upward with respect to the
また。長辺面27A、27B、27C、27Dは、それぞれ対向面34A、38d、対向面34B、38B、対向面34C、38C、対向面34D、38Dとほぼ面一となる位置まで移動する。さらに、外側支持部4は内側に引き伸ばされ、外側に向かう反力が増加する。
その後、突上げ力が作用しなくなると、外側支持部4の反力により、凹状部2は、元の径まで拡大する。
Also. The long side surfaces 27A, 27B, 27C, and 27D move to positions substantially flush with the opposing
Thereafter, when the push-up force stops acting, the
〔実施例2の効果〕
実施例2の免震装置1によれば、変形部1Aにおいて、凸状部3は、上側に突き出る凸部16u、および、下側に突き出る凸部16dを有する。また、凸状部3の上側に、凸部16uが嵌る凹空間5uを有する凹状部2uが配置され、凸状部3の下側に、凸部16dが嵌る凹空間5dを有する凹状部2dが配置されている。さらに、凸部16u、16dそれぞれの外側面19は、上側、下側に向かって窄むように傾斜している。
[Effect of Embodiment 2]
According to the
そして、地震発生により、凹状部2dに、上側に向かう突上げ力が作用すると、凸部16u、16dそれぞれの外側面19には、それぞれの外側面19の傾斜に垂直かつ内側に向かう力が作用し、この力により、凸状部3が水平方向に縮小する。
When an upward thrust force acts on the
このとき、外側面19に垂直に作用する力は、実質的に水平方向への分力および垂直方向への分力として凸状部3に作用する。このため、突き上げによって凹状部2dに加えられたエネルギーは、凸状部3の水平方向への縮小に分散して費やされ、上下方向の変動に費やされる部分が大幅に低減する。このため、地震発生時の建物Bの上下方向への振動を抑制することができる。
At this time, the force vertically acting on the
また、実施例2の免震装置1によれば、上下方向に直列に2か所、凹凸嵌合を形成しているので、凹凸嵌合を1か所形成するものより、地盤Eから加わったエネルギーを、より多く水平方向へ分散して費やすことができる。このため、地震発生時の建物Bの上下方向への振動を、より強力に抑制することができる。
In addition, according to the
また、実施例2の免震装置1によれば、地震発生時に、外側支持部4によって、凸状部3の水平方向への縮小に伴う衝撃を吸収することができる。一方、平常時には、外側支持部4によって、凸状部3の縮小を抑えて、建物Bの上下方向に関する位置を所望の位置に保つことができる。
In addition, according to the
さらに、実施例2の免震装置1によれば、上側脚面29Aと上側斜面33Aとの間に複数の転動体22が配置されている。そして、凸状部3が水平方向に変形するとき、複数の転動体22は、上側斜面33Aに対する水平方向の位置を略同一に保ちつつ、上側脚面29A上を転がる。また、上側脚面29Bと上側斜面33Bとの間、上側脚面29Cと上側斜面33Cとの間、および、上側脚面29Dと上側斜面33Dとの間、ならびに、下側脚面30Aと下側斜面37Aとの間、下側脚面30Bと下側斜面37Bとの間、下側脚面30Cと下側斜面37Cとの間、および、下側脚面30Dと下側斜面37Dとの間についても同様である。
Further, according to the
これにより、上側脚面29Aは、上側斜面33Aに対して円滑に水平方向へ相対移動することができる。また、上側脚面29B、29C、29Dおよび下側脚面30A、30B、30C、30Dも上側脚面29Aと同様である。このため、凸状部3は、地震発生により、円滑に水平方向へ縮小することができるので、より確実に、建物Bの上下方向への振動を抑制することができる。
Accordingly, the
〔参考例〕
参考例の免震装置1を、図7および図8を用いて説明する。
参考例の免震装置1によれば、変形部1Aは、円錐バネの一種である、いわゆるタケノコバネ42である。タケノコバネ42は、帯状の金属板を同心状に、かつ、径方向に隣り合う周43同士が軸方向において部分的に重なり44を形成するように円錐状に成形されたものであり、所定の厚さ42tを有する。また、頂部の周43(つまり、径が最小である周43)、および、底部の周43(つまり、径が最大である周43)以外の周43は、略一定の幅42wを有する。そして、径方向に隣り合う周43同士は、金属板の表面に塗布された潤滑剤を介して接触することで重なり44を形成している。
( Reference example )
The
According to the
そして、タケノコバネ42は、自身の軸方向長さが上下方向に伸縮自在となるように組み付けられている。このとき、タケノコバネ42の最上部の周43aが頂部の周4となるように組み付けられ、最下部の周43bが底部の周43となるように、組み付けられている。
The
また、タケノコバネ42の最上部、最下部の周43a、43bは、それぞれ建物B、地盤Eの側の面45B、45Eに対して水平方向に移動することができるように接触している。このため、地震発生により地盤Eが突き上がると、タケノコバネ42は、地盤Eと建物Bとに上下方向に挟まれて上下方向に圧縮される。また、周43a、43bは、それぞれ、面45B、45E上を滑りながら水平方向に径を拡大する。さらに、径方向に隣り合う周43同士は、潤滑剤を介して周方向に摺接し合いながら水平方向に径を拡大する。また、重なり44は、タケノコバネ42の圧縮に伴い上下方向に幅を拡大する。
The uppermost and
その後、地盤Eの突き上げが収まると、タケノコバネ42の形状は、突き上げ前の形状に復元する。
なお、面45Eには、周43bを外側から囲う円環状の隆起46が設けられており、隆起46により、タケノコバネ42の水平方向への過剰な移動が規制される。
Thereafter, when the upward movement of the ground E is stopped, the shape of the
The
以上により、参考例の免震装置1でも、実施例1、2の免震装置1と同様に、突き上げにより変形部1Aに加えられたエネルギーを、変形部1Aの径方向への拡大に分散して費やすことができる。また、変形部1Aとしてタケノコバネ42を採用することで、より小さなスペースでも大荷重への対応が可能になるので、変形部1Aの収容スペースを削減することができる。さらに、タケノコバネ42は、復元力が強いので、外側支持部4等が不要になる。
As described above, in the
〔変形例〕
本願発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形例を考えることができる。
例えば、実施例1の免震装置1によれば、変形部1Aにおいて、凹状部2は、上下方向の高さ、および、径が異なる複数の弾性リング12を同心状に配置するとともに、径方向に隣り合う弾性リング12同士を弾性つなぎ13でつなぐことで構成されていたが、このような態様に限定されない。例えば、1つの弾性リング12を渦巻き状に、かつ、内周側ほど、上下方向の高さが小さくなるように成形することで凹状部2を設けてもよい。
(Modification)
Various modifications of the present invention can be considered without departing from the gist thereof.
For example, according to the
また、実施例2の免震装置1によれば、凸状部3において等脚台形状のプレート23A〜23Dそれぞれの長辺面27A〜27Dを内側に配置するとともに、凹状部2uにおいて上側板部32A〜32Duそれぞれの上側斜面33A〜33Dを外側ほど下側に傾斜させ、凹状部2dにおいて下側板部Ad〜Ddそれぞれの下側斜面Ad〜Ddを外側ほど上側に傾斜させることで、地震発生時に凸状部3を水平方向に縮小させていたが、このような態様に限定されない。
In addition, according to the
例えば、図9および図10に示すように、プレート23A〜23Dそれぞれの短辺面28A〜28Dを内側に配置するとともに、バネ24A、24Bとして引張コイルバネを採用することで水平方向に弾性変形可能な凹状部2を設ける。また、上側板部32A〜32Dそれぞれの上側斜面33A〜33Dを外側ほど上側に傾斜させて上側の凸状部3uを設け、下側板部36A〜36Dそれぞれの下側斜面37A〜37Dを外側ほど下側に傾斜させて下側の凸状部3dを設ける。これにより、上下方向の振動が地盤Eに発生したときに、凹状部2を水平方向に拡大させることで、上下方向の振動を抑制することができる。
For example, as shown in FIG. 9 and FIG. 10, the
また、実施例1、2の免震装置1によれば、固定部1Bに関し、建物Bに、固定部1Bの一部である被収容部1Baを収容する収容空間2Bを設け、地震発生時には収容空間2B内で固定部1Bが上側に移動するように設けていたが、固定部1Bは、このような態様に限定されない。
Further, according to the
例えば、図11に示すように、被挟持部B1の一部を建物Bから外側に突き出させ、建物Bの外部で、突き出た部分の上側に固定部1Bを当接させてもよい。この場合、固定部1Bは、地震発生時に建物Bの外部で上側に移動する。また、図12に示すように、固定部1Bを建物Bの内部に存在させ、建物Bの直下で固定部1Bを地盤Eに固定してもよい。
For example, as shown in FIG. 11, a part of the pinched portion B1 may be protruded outward from the building B, and the fixed
また、実施例1、2の免震装置1によれば、転動部1Cは、変形部1Aと地盤Eとの間に介挿されていたが、変形部1Aと建物Bとの間に介挿してもよく、変形部1Aと地盤Eとの間、および、変形部1Aと建物Bとの間の両方の間に介挿してもよい。
Further, according to the
また、実施例1の免震装置1によれば、凹状部2を水平方向に弾性変形可能とし、凸状部3に関しては、振動抑制に対して有意な変形が生じないように設けており、実施例2の免震装置1によれば、凸状部3を水平方向に弾性変形可能とし、凹状部2に関しては、振動抑制に対して有意な変形が生じないように設けていたが、凹状部2、凸状部3を両方とも弾性変形可能に設けてもよい。
Further, according to the
例えば、実施例2の免震装置1において、上側板部32A〜32Dそれぞれの上側を平面とし、上側板部32A〜32Dそれぞれの上側の平面と建物Bの側の平面との間に転動体を介挿した上で、上側板部32A、32B間、および、上側板部32C、32D間にそれぞれ引張コイルバネをセットする。これにより、凹状部2、凸状部3を両方とも弾性変形可能に設けることができる。そして、凹状部2、凸状部3を両方とも弾性変形可能に設けることで、水平方向への弾性変形量を、凹状部2、凸状部3の片方のみ弾性変形可能とする装置に比べて増やすことができる。このため、上下方向の振動抑制効果を更に高めることができる。
For example, in the
また、実施例1、2では、それぞれ、外側支持部4として圧縮コイルバネ、引張コイルバネを採用していたが、外側支持部4の態様は、このようなコイルバネに限定されない。例えば、油圧または空気圧のダンパ機構を外側支持部4として採用し、凹状部2や凸状部3を油圧や空気圧により支持するようにしてもよい。
In the first and second embodiments, the compression coil spring and the extension coil spring are used as the
さらに、実施例1では、外側支持部4として参考例のタケノコバネ42に類似するタケノコバネを採用してもよい。この場合、外側支持部4としてのタケノコバネは、軸方向が径方向に略一致するように組み付けられる。これにより、外側支持部4に関し、より小さなスペースでも大荷重への対応が可能になるので、外側支持部4の収容スペースを削減することができる。
Further, in the first embodiment, a bamboo leaf spring similar to the
また、参考例の変形部1Aとしてタケノコバネ42を採用していたが、タケノコバネ42以外の円錐バネを変形部1Aとして採用してもよく、例えば、断面が円形の金属棒を同心状に、かつ、円錐状に成形されたものを採用してもよい。
In addition, although the
さらに、参考例の免震装置1によれば、地盤Eの突き上がり時に、周43a、43bが両方とも自在に径を拡大することができたが、例えば、周43bを面45Eに対して自在に移動できるようにしておき、周43aを面45Bに固定して拡大不能にしてもよく、周43aを面45Bに対して自在に移動できるようにしておき、周43bを面45Eに固定して拡大不能にしてもよい。なお、周43bを面45Eに固定する場合、径方向に隣り合う周43同士の径方向の間隔を大きくしておく。これにより、地盤Eの突き上がり時に、周43b以外の周43の径を拡大することで、突き上げに伴うエネルギーを水平方向に分散することができる。
Further, according to the
さらに、参考例の免震装置1によれば、タケノコバネ42は、最上部の周43aが最小径の周43となるように、かつ、最下部の周43bが最大径の周43となるように、組み付けられていたが、最上部の周43aが最大径の周43となるように、かつ、最下部の周43bが最小径の周43となるように、タケノコバネ42を組み付けてもよい。
また、隆起46を面45Eに設けていたが、隆起46を、周43aを包囲するように面45Bに設けてもよい。
Furthermore, according to the
Further, although the
1 免震装置 2、2u、2d 凹状部 3、3u、3d 凸状部 4 外側支持部 5、5u、5d 凹空間 16、16u、16d 凸部 10 内側面 19 外側面 22 転動体
DESCRIPTION OF
Claims (9)
上下方向の一方に向かって窄むように窪む凹空間(5、5u、5d)を、自身が有する内側面(10)により形成し、水平方向に弾性変形可能な凹状部(2、2u、2d)と、
上下方向の一方に向かって窄むように突き出る凸部(16、16u、16d)を有し、この凸部が前記凹空間に嵌まるように、前記凹状部の上側または下側に配置される凸状部(3、3u、3d)とを備え、
前記内側面は、上下方向の一方に向かって窄むように傾斜しており、前記凸部の外側面(19)も、前記内側面と同じ方向に向かって窄むように傾斜しており、
前記凹状部または前記凸状部の少なくとも一方に、他方に向かう上下方向の力が作用すると、前記内側面には、前記外側面から、前記内側面の傾斜に垂直かつ外側に向かう力が作用し、
この内側面の傾斜に垂直かつ外側に向かう力により、前記凹状部が水平方向に拡大することを特徴とする免震装置。 In a seismic isolation device (1) incorporated between a building (B) and a ground (E) to absorb vibration of the ground,
A concave space (5, 5u, 5d) which is depressed so as to narrow toward one side in the vertical direction is formed by the inner surface (10) of the concave space (10) , and a concave portion (2, 2u, 2d ) elastically deformable in the horizontal direction. )When,
Protrusions projecting as Subomu towards one of the vertical direction (16,16u, 16d) have a, so that this convex portion fits between the concave space, convex disposed above or below the recess (3, 3u, 3d),
The inner side surface is inclined so as to narrow in one of the up and down directions, and the outer side surface (19) of the convex portion is also inclined so as to narrow in the same direction as the inner side surface.
When a vertical force toward the other acts on at least one of the concave portion or the convex portion, a force is applied to the inner surface from the outer surface and perpendicular to the inclination of the inner surface and outward. ,
The seismic isolation device is characterized in that the concave portion expands in the horizontal direction by a force directed to the outside and perpendicular to the inclination of the inner surface.
前記凹状部を外側から支持するとともに、前記凹状部の水平方向の変形に応じて支持力を増減する外側支持部(4)を備えることを特徴とする免震装置。 The seismic isolation device according to claim 1,
A seismic isolation device comprising: an outer supporting portion (4) that supports the concave portion from the outside and increases or decreases a supporting force according to horizontal deformation of the concave portion.
前記外側支持部は、水平方向に自身の軸方向長さが伸縮自在となるように組み付けられる円錐バネであり、
この円錐バネは、前記凹状部の水平方向への拡大に伴い、軸方向長さが水平方向に圧縮されるとともに、軸方向の2つの両端の一周目の内、少なくとも一方の径が拡大することを特徴とする免震装置。 The seismic isolation device according to claim 2,
The outer support portion is a conical spring that is assembled so that its own axial length can expand and contract in the horizontal direction,
The conical spring has its axial length compressed in the horizontal direction as the concave portion expands in the horizontal direction, and at least one of the diameters of the first round of the two ends in the axial direction increases. A seismic isolation device characterized by the following.
前記内側面と前記外側面との間に配置され、前記凹状部が水平方向に変形する時に、前記内側面上を転がる転動体(22)を備えることを特徴とする免震装置。 The seismic isolation device according to any one of claims 1 to 3,
A seismic isolation device is provided between the inner side surface and the outer side surface, and further includes a rolling element (22) that rolls on the inner side surface when the concave portion deforms in the horizontal direction.
上下方向の一方に向かって窄むように突き出る凸部を有し、水平方向に弾性変形可能な凸状部と、
上下方向の一方に向かって窄むように窪む凹空間を、自身が有する内側面により形成し、この凹空間に前記凸部が嵌まるように、前記凸状部の上側または下側に配置される凹状部とを備え、
前記凸部の外側面は、上下方向の一方に向かって窄むように傾斜しており、前記内側面も、前記外側面と同じ方向に向かって窄むように傾斜しており、
前記凸状部または前記凹状部の少なくとも一方に、他方に向かう上下方向の力が作用すると、前記外側面には、前記内側面から、前記外側面の傾斜に垂直かつ内側に向かう力が作用し、
この外側面の傾斜に垂直かつ内側に向かう力により、前記凸状部が水平方向に縮小することを特徴とする免震装置。 In a seismic isolation device incorporated between a building and the ground to absorb ground vibration,
A convex portion that protrudes so as to narrow toward one of the vertical directions, and a convex portion that can be elastically deformed in the horizontal direction,
A concave space that is depressed so as to narrow toward one side in the up-down direction is formed by the inner side surface of the device itself, and is arranged above or below the convex portion so that the convex portion fits into the concave space. With a concave portion ,
Outer surface of the front Kitotsu portion is inclined so Subomu toward one of the upper and lower directions, the inner surface also is inclined to Subomu toward the same direction as the outer surface,
When a vertical force toward the other is applied to at least one of the convex portion and the concave portion, a force is applied to the outer surface from the inner surface, perpendicular to the inclination of the outer surface and inward. ,
A seismic isolation device characterized in that the convex portion is reduced in the horizontal direction by a force directed inward and perpendicular to the inclination of the outer surface.
前記凸状部を外側から支持するとともに、前記凸状部の水平方向の変形に応じて支持力を増減する外側支持部を備えることを特徴とする免震装置。 The seismic isolation device according to claim 5,
A seismic isolation device comprising: an outer supporting portion that supports the convex portion from the outside and increases or decreases a supporting force according to horizontal deformation of the convex portion.
前記外側面と前記内側面との間に配置され、前記凸状部が水平方向に変形する時に、前記外側面上を転がる転動体を備えることを特徴とする免震装置。 The seismic isolation device according to claim 5 or 6,
Is disposed between the outer surface and the front Symbol inner surface, when the convex portion is deformed in the horizontal direction, the isolator characterized in that it comprises a rolling element rolling on the outer side.
前記凹状部および前記凸状部を含んで構成される変形部とともに、前記建物に設定された被挟持部を上下方向で挟んで挟持し、前記地盤に対して相対的に静止するように固定される固定部を備え、
前記変形部および前記固定部は、それぞれ、前記被挟持部に下側、上側から当接することにより、前記被挟持部を挟持し、
前記地盤から前記変形部および前記固定部に上側に向かう力が作用すると、前記変形部は前記地盤と前記建物とに上下方向に挟まれて圧縮され、前記固定部は前記被挟持部から上側に離れることを特徴とする免震装置。 The seismic isolation device according to any one of claims 1 to 7,
Along with the deformed portion including the concave portion and the convex portion, the clamped portion set in the building is vertically sandwiched and clamped, and fixed so as to be relatively stationary with respect to the ground. With a fixed part,
The deformed portion and the fixed portion respectively hold the held portion by contacting the held portion from below, from above,
When an upward force acts on the deformed portion and the fixed portion from the ground, the deformed portion is vertically sandwiched and compressed between the ground and the building, and the fixed portion is moved upward from the held portion. A seismic isolation device characterized by being separated.
前記凹状部および前記凸状部を含んで構成される変形部と前記地盤との間、および、前記変形部と前記建物との間の少なくとも一方の間に介挿される転動体を含んでおり、前記地盤が水平方向に動くときに前記転動体の転がりにより、前記建物に前記地盤の水平方向への移動が伝わるのを抑制する転動部を備えることを特徴とする免震装置。
The seismic isolation device according to any one of claims 1 to 8,
Between the deformed portion including the concave portion and the convex portion and the ground, and, including a rolling element interposed between at least one between the deformed portion and the building, A seismic isolation device comprising: a rolling unit that suppresses transmission of the horizontal movement of the ground to the building due to the rolling of the rolling element when the ground moves in the horizontal direction .
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