JP6666003B2 - 歩行指導方法及び歩行指導装置 - Google Patents
歩行指導方法及び歩行指導装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6666003B2 JP6666003B2 JP2016035131A JP2016035131A JP6666003B2 JP 6666003 B2 JP6666003 B2 JP 6666003B2 JP 2016035131 A JP2016035131 A JP 2016035131A JP 2016035131 A JP2016035131 A JP 2016035131A JP 6666003 B2 JP6666003 B2 JP 6666003B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waist
- sway
- locus
- plane
- frontal plane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 25
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 claims description 50
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 41
- 210000003489 abdominal muscle Anatomy 0.000 claims description 7
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 claims description 4
- 210000001061 forehead Anatomy 0.000 claims description 4
- 208000005123 swayback Diseases 0.000 claims description 3
- 210000001624 hip Anatomy 0.000 description 90
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 47
- 210000000038 chest Anatomy 0.000 description 29
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 13
- 210000000115 thoracic cavity Anatomy 0.000 description 13
- 210000002683 foot Anatomy 0.000 description 10
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 8
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 8
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 7
- 230000003137 locomotive effect Effects 0.000 description 7
- 208000011580 syndromic disease Diseases 0.000 description 7
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 6
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 6
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 5
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 5
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 210000004197 pelvis Anatomy 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 210000002414 leg Anatomy 0.000 description 3
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 3
- 206010023509 Kyphosis Diseases 0.000 description 2
- 210000003423 ankle Anatomy 0.000 description 2
- 210000000988 bone and bone Anatomy 0.000 description 2
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 2
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 230000005021 gait Effects 0.000 description 2
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 2
- 210000000544 articulatio talocruralis Anatomy 0.000 description 1
- 210000000845 cartilage Anatomy 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 description 1
- 238000002405 diagnostic procedure Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 210000004394 hip joint Anatomy 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 210000001503 joint Anatomy 0.000 description 1
- 210000000629 knee joint Anatomy 0.000 description 1
- 210000003141 lower extremity Anatomy 0.000 description 1
- 210000004705 lumbosacral region Anatomy 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 210000003205 muscle Anatomy 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 210000001991 scapula Anatomy 0.000 description 1
- 238000010183 spectrum analysis Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Rehabilitation Tools (AREA)
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Description
しかしながら、高速度カメラなどの装置が高価であること、また測定範囲が数m四方の限定された範囲でしか行えないこと、動画の解析における解析手法が複雑であることが課題として挙がっている。
例えば、特許文献1に開示されている歩行状態の解析方法によれば、複数のセンサを被検者の両足の股関節、膝関節及び足関節を挟むように取り付け、被検者が歩行した際に、取り付けたセンサからのデータに基づいて被験者の関節角度やその他の情報を求めている。
したがって、実際のリハビリテーションの現場において、理学療法士は患者の歩行状態を目視で観測し、歩行状態を判断した結果に基づいて患者に指導を行っている。
しかしながら、歩行状態の評価は多くの経験を積んだ理学療法士の主観に頼らざるをえず、このため歩行状態を診断して被験者に指導を行うことは容易ではない。
この方法によれば、理学療法士の主観に頼ることなく適切な歩行指導を容易に行うことができる。
この構成を採用することによって、理学療法士の主観に頼ることなく適切な歩行指導を容易に行うことができる。
この構成によれば被験者の歩行の特徴を相対的にわかりやすく表示できるので、被験者に対する指導を円滑に行うことができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1に、本実施形態の歩行指導方法において、歩行状態を検出する対象の被験者を示す。図2は、本実施形態の歩行指導方法において用いられる動揺軌跡を作成・表示するための歩行状態検出装置の概略説明図である。
本実施形態では、歩行状態の検出対象となる被検者10の腰部12と胸背部14の2か所で動作状況を計測する。腰部12の具体的位置としては、被検者の下位腰椎から仙骨付近とするとよい。仙骨は、脊椎の下部に位置しており骨盤を構成する部位である。また、胸背部14としては、胸椎の後弯の頂点付近にするとよい。胸椎は、脊椎を構成する部位の1つであり肩甲骨付近に位置する。
第7頸椎は、首を前に倒すともっとも飛び出す骨であって見つけやすいため、動作計測位置として好適である。
3軸加速度センサ18、20によって水平面内の左右方向をx軸方向とし、水平面内の歩行方向をy軸方向とし、鉛直方向をz軸方向とした場合における装着個所の各軸方向の加速度が計測できる。
3軸加速度センサ18、20にはそれぞれデータ送信部22、24が設けられており、検出された加速度データを無線通信で送信可能としている。また、装置本体31にはデータ受信部29が設けられており、各データ送信部22、24から送信されてきた加速度データを受信することができる。
無線通信機能としては、Bluetooth(登録商標)などを採用することができる。
装置本体31としては、一般的なコンピュータを採用することができる。
コンピュータ(装置本体)31は、制御プログラムに基づいて動作する制御部42を具備している。制御部42は、図示しないCPU、ROMおよびRAM等から構成されている。制御部42は、内部バス43を介して、ハードディスクドライブ等の記憶装置44と接続されている。ただし、記憶装置44としては、ハードディスクドライブに限定するものではない。
さらに、制御部42は、算出手段34で算出された2か所の動作状況を重ね合わせてモニタ32に表示させる表示画面作成手段36を実現する。
算出手段34は、2か所で計測された加速度データをフィルタリング処理するハイパスフィルタ35を備えている。ハイパスフィルタ35によって、加速度データのうちの低周波成分を除去し、高周波成分のみを残している。
なお、算出手段34において低周波ノイズを除去するのはハイパスフィルタに限定するものではなく、角速度および/または磁気センサからの信号を併用したカルマンフィルタなど他のフィルタリング手段であってもよい。
なお、以下の説明では、加速度データの振動成分(積分処理しないもの)を動揺加速度、加速度データの振動成分を1階積分処理したものを動揺速度、加速度データの振動成分を2階積分処理したものを動揺量とする。
図3では、各モーションセンサ18、20により算出された仙骨付近と胸椎6番付近の変位による2つの動揺軌跡を、Y−Z平面(矢伏面)100、X−Y平面(前額面)102、X−Z平面(水平面)104の3つの平面上で表示している。
接続線82の表示は、操作者が画面右側のフェーズボタン89を押下することにより、表示画面作成手段36が行う。また、フェーズボタン89の下方には、再生ボタン92が設けられている。再生ボタン92が押下されると、表示画面作成手段36は、時間経過に合わせて接続線82を移動させながら再生表示させる。また、接続線82の再生表示は、倍速表示欄93内の数字を変更することにより、再生速度を変更できる。倍速表示欄93内の数字が1.0の場合、実時間での再生となり、数字が0.5の場合、実時間の半分の早さでの再生となる。
表示欄105において、Y−Z平面(矢伏面)100に対しては、表示画面作成手段36が前後幅(mm)と上下幅(mm)と軌跡長(mm)を算出して表示する。
表示欄105において、X−Y平面(前額面)102に対しては、表示画面作成手段36が左右幅(mm)と上下幅(mm)と軌跡長(mm)を算出して表示する。
表示欄105において、X−Z平面(水平面)104に対しては、表示画面作成手段36が左右幅(mm)と前後幅(mm)と軌跡長(mm)を算出して表示する。
なお、指示バー87a、87bの位置と歩行フェーズについては、モーションセンサ18におけるX−Y平面(前額面)の動揺軌跡の横8の字(無限大印)が左側最下部になるタイミングを指示バー87aのかかと部、右側最下部になるタイミングを指示バー87bのかかと部に割り当てることによって、把握することができる。
また、図3の各動揺軌跡のスケールは、スケール表示欄97の数字を変更することによって変更可能である。
図4は、指導の際に用いられる矢状面、前額面、水平面における各動揺軌跡を示す表示画面の一例である。図5〜図7は、指導方法のフローである。
本実施形態における指導者としては、理学療法士であることを前提として説明するが、指導者としては理学療法士に限定するものではない。
指導者が動揺軌跡の二重化が顕著ではないと判断した場合、その動揺軌跡の前後幅について狭いかどうかを観察する(ステップS102)。指導者が、矢状面の仙骨付近の動揺軌跡の前後幅が広いと判断した場合、指導不要(ステップS104)であるとして被験者には何も指導しない。
すなわち、この場合は矢状面の仙骨付近の動揺軌跡の左右バランスが良く、且つ前後の幅も広いので、体幹をしっかり使って歩行しており、特に指導すべきことはないと判断がされた場合である。
ステップS106で、左側が弱いと判断した場合、指導者は、右上腕外旋及びへそを2mm凹ませるよう指導をする(ステップS108)。
ステップS106で、右側が弱いと判断した場合、指導者は、左上腕外旋及びへそを2mm凹ませるよう指導をする(ステップS110)。
また、矢状面の仙骨付近の動揺軌跡において、左右バランスはよいが、前後幅が狭い場合であって、身体の右側が弱い場合には左上腕外旋によって左肩を開き、且つ腹横筋をうまく使えるようにできる。
ステップS112において、前額面の仙骨付近の動揺軌跡の左右幅の小ささ又は左右差の大きさが顕著であると判断した場合には、図6のステップS200に移行する。
ステップS112において、水平面の胸椎付近の動揺軌跡の前後幅の小ささ又は左右差の大きさが顕著であると判断した場合には、図7のステップS300に移行する。
指導者が動揺軌跡の左右幅が小さいと判断した場合、指導者は、右上腕外旋及び左上腕外旋を行うよう指導をする(ステップS202)。
すなわち、矢状面の仙骨付近の動揺軌跡において左右バランスが悪く、前額面の仙骨付近の動揺軌跡の左右幅が小さいということは、被験者は腰を動かさずに歩行していると考えられる。腰を動かすためには、肩を柔らかくすることが必要である。そこで、左右の上腕外旋を行うことにより、肩が開き、腰を動かすように誘導することができる。
ステップS204において、前額面の仙骨付近の動揺軌跡が8の字になっていないと判断した場合に、指導者は右上腕外旋及び左上腕外旋を行うよう指導をする(ステップS206)。
すなわち、矢状面の仙骨付近の動揺軌跡において左右バランスが悪く、前額面の仙骨付近の動揺軌跡の左右幅は小さくなく、且つ8の字になっていないということは、左右バランスが完全に崩れていると考えられる。そこで、左右の上腕外旋を行うことにより、肩が開き、左右バランスよく歩行できるように指導できる。
ステップS208で、左側が小さいと判断した場合、指導者は、右上腕外旋及び左選択的運動を行うよう指導をする(ステップS210)。
ステップS208で、右側が小さいと判断した場合、指導者は、左上腕外旋及び右選択的運動を行うよう指導をする(ステップS212)。
右選択的運動とは、右足で片足立ちをし、左足を上げて左足と身体を左に向ける運動のことを指す。この右選択的運動により、歩行時の身体の使い方の左右差を軽減させることができる。
図7のステップS300では、まず指導者は、水平面の胸椎付近の動揺軌跡を観察する。このとき、胸椎付近の動揺軌跡の前後幅が小さいかどうかを判断する(ステップS300)。
指導者が動揺軌跡の前後幅が小さいと判断した場合、指導者は、右上腕外旋及び左上腕外旋を行うよう指導をする(ステップS302)。
ステップS304で、左側が小さいと判断した場合、指導者は、左上腕外旋及び右選択的運動を行うよう指導をする(ステップS306)。
ステップS304で、右側が小さいと判断した場合、指導者は、右上腕外旋及び左選択的運動を行うよう指導をする(ステップS308)。
また、水平面の胸椎の動揺軌跡の前後幅が小さくなく、上記のステップS304のように動揺軌跡の右側が小さい場合は、被験者の身体の左側が弱いと判断できる。そこで、右上腕外旋及び左選択的運動を行うよう指導をすることで、動作の左右バランスを整えることができる。
異なる色としては、赤と青などを採用することで、相違が容易に把握しやすい。
次に第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する場合もある。図8に、第2の実施形態で用いられる歩行指導装置のブロック図を示す。
第1の実施形態では、歩行指導するのは指導者が行っていたので、歩行状態検出装置と称しているが、第2の実施形態では歩行指導を装置で自動的に行うようにしているので歩行指導装置と称する。
記憶装置44には、予め被験者への指導内容が記憶されており、また後述する各パラメータの閾値が記憶されている。
さらに、制御部42は、算出手段34で算出された2か所の動作状況を重ね合わせてモニタ32に表示させる表示画面作成手段36を実現する。
算出手段34は、2か所で計測された加速度データをフィルタリング処理するハイパスフィルタ35を備えている。ハイパスフィルタ35によって、加速度データのうちの低周波成分を除去し、高周波成分のみを残している。
なお、算出手段34において低周波ノイズを除去するのはハイパスフィルタに限定するものではなく、角速度および/または磁気センサからの信号を併用したカルマンフィルタなど他のフィルタリング手段であってもよい。
なお、以下の説明では、加速度データの振動成分(積分処理しないもの)を動揺加速度、加速度データの振動成分を1階積分処理したものを動揺速度、加速度データの振動成分を2階積分処理したものを動揺量とする。
表示画面作成手段36は、2つの動揺軌跡を、Y−Z平面(矢伏面)、X−Y平面(前額面)、X−Z平面(水平面)の3つの平面上で表示する。
判断手段50の判断動作のフローを、図9〜図10に示す。
なお、指導内容としての上腕外旋、へそ2mm、選択的運動の具体的内容については第1の実施形態と同様であるので説明は省略する。
判断手段50は、予めCOS類似度の閾値を設定しておき、閾値以上の場合は類似すなわち左右対称、閾値未満の場合は非類似すなわち左右非対称と判断する。
判断手段50は、予め矢状面における腰部の動揺軌跡の近似楕円の長軸方向の上下方向に対する傾斜角の閾値を設定しておき、傾斜角が閾値以上の場合は特に問題なし、すなわち指導不要(ステップS404)であると判断する。この場合、判断手段50は、指導不要である旨の指導内容を記憶装置44から抽出してモニタ32に表示させる。
このように矢状面の腰部の前後傾斜角を見ることにより、歩行中の骨盤の前後傾斜の切り替えが円滑であるか否かが分かる。正常な歩行の場合、骨盤の前後傾斜の切り替えが円滑である方が好ましい。
ステップS406では、判断手段50は、図13に示すように、前額面の腰部の動揺軌跡の2つの下端部を結ぶ直線が右下がりか、左下がりかを判断する。
前額面の腰部の動揺軌跡の2つの下端部を結ぶ直線が右下がりか、左下がりかを判断することで、身体の左右のいずれが弱いかが分かる。
また、判断手段50は、前額面の腰部の動揺軌跡の2つの下端部を結ぶ直線が左下がりであると判断した場合、右上腕外旋及びへそを2mm凹ませる旨の指導内容を記憶装置44から抽出してモニタ32に表示させる(ステップS408)。
ステップS412では、判断手段50は、図14に示すように、前額面の胸背部の動揺軌跡の左右幅と、腰部の動揺軌跡の左右幅を比較し、両左右幅の比を算出する。良い歩行ができているときは、腰部の動揺軌跡の左右幅が大きくなるので前額面の胸背部の動揺軌跡の左右幅に対する腰部の動揺軌跡の左右幅の比が大きいほど良い歩行ができていると判断できる。
判断手段50は、前額面の胸背部の動揺軌跡の左右幅に対する腰部の動揺軌跡の左右幅の比を算出し、予め設定された閾値以上であると判断した場合、図10のステップS500に移行する。
また、判断手段50は、前額面の腰部の動揺軌跡の局所的な曲率半径の最小値が予め設定された閾値以上であると判断した場合、ステップS504へ移行する。
判断手段50は、前額面の腰部の動揺軌跡の2つの下端部を結ぶ直線が右下がりであると判断した場合、左上腕外旋及び右選択的運動を行う旨の指導内容を記憶装置44から抽出してモニタ32に表示させる(ステップS508)。
また、判断手段50は、前額面の腰部の動揺軌跡の2つの下端部を結ぶ直線が左下がりであると判断した場合、右上腕外旋及び左選択的運動を行う旨の指導内容を記憶装置44から抽出してモニタ32に表示させる(ステップS506)。
歩行指導装置30の制御部42は、レーダーチャート作成手段52を備えている。レーダーチャート作成手段52は、前額面における胸背部の動揺軌跡の左右幅に対する腰部の動揺軌跡の左右幅の比を第1評価値(図14参照)、前額面及び水平面における腰部の動揺軌跡の局所的な曲率半径の最小値を第2評価値(図15参照)、前額面の腰部の動揺軌跡の2つの下端部を結ぶ直線の傾斜角を第3評価値(図13参照)、前額面及び水平面における、腰部の動揺軌跡の左右対称性を第4評価値(図11参照)、前額面及び水平面における、胸背部の動揺軌跡の左右対称性を第5評価値(図11参照)、矢状面における腰部の動揺軌跡と胸背部の動揺軌跡の前後方向の傾斜角の差を第6評価値(図12参照)として、これら6つの評価値の相対評価値をレーダーチャートとして作成し、モニタ32に表示させる。
レーダーチャート作成手段52は、ある特定人の第1評価値〜第6評価値を算出した後、複数人の第1評価値〜第6評価値に対しての相対評価値を算出し、この相対評価値をレーダーチャートにプロットする。
また、レーザチャートには、表示されているレーダーチャートの波形に合わせて歩行の特徴とアドバイスが表示される。歩行の特徴とアドバイスは、予め記憶装置44に記憶させており、レーザチャート作成手段52が該当する歩行の特徴とアドバイスを記憶装置44から抽出してモニタ32に表示させる。また、アドバイスについては、図16に示すように、アドバイス内容の具体的な身体の動かし方の図を表示することにより、被験者はそのアドバイスの実行をしやすくなる。
クラウドサーバでは、入力された第1評価値〜第6評価値に対して、性別、年代別、国別など様々な項目別に検索、抽出可能にデータベース化されている。
このような構成を採用することで、相対的評価の正確性が増すため、被験者への診断を正確に実施できる。
ロコモティブシンドロームとは、運動器症候群のことであり、人体を構成する骨、関節、軟骨、椎間板、筋肉といった運動器に障害がおこり、歩行などの機能が低下する状態をいう。
ロコモティブシンドロームを提唱している団体では、すでにロコモ度テストや、ロコモティブシンドロームにならないための運動や体操を提案している。
本発明における歩行指導方法も、ロコモティブシンドロームか否かのテストや、ロコモティブシンドロームにならないための歩行指導という形で応用することが可能である。
12 腰部
14 胸背部
18,20 モーションセンサ(3軸加速度センサ)
22,24 データ送信部
29 データ受信部
30 歩行状態検出装置
31 装置本体(コンピュータ)
32 モニタ
34 算出手段
35 ハイパスフィルタ
36 表示画面作成手段
37 積分器
42 制御部
43 内部バス
44 記憶装置
46 キーボード
48 マウス
50 判断手段
52 レーダーチャート作成手段
56 モーションセンサ
82 接続線
84a,84b 足裏図
86a,86b 表示欄
87a ,87b 指示バー
89 フェーズボタン
92 再生ボタン
93 倍速表示欄
95 保存ボタン
97 スケール表示欄
100 Y−Z平面(矢伏面)
102 X−Y平面(前額面)
104 X−Z平面(水平面)
105 表示欄
Claims (3)
- 予め歩行に関する指導内容が記憶されている記憶部と、モニタとを備えるコンピュータを用い、被検者の腰部及び胸背部の少なくとも2か所にモーションセンサを取り付けて、モーションセンサによって計測されたデータがコンピュータに入力され、
前記コンピュータは、
2か所のモーションセンサによって計測されたデータに基づいて、前記2か所の動作状況を算出し、
算出された前記2か所の動作状況に基づいて、被験者の矢状面、前額面、水平面のそれぞれにおいて、前記2か所の動揺軌跡を重ね合わせて前記モニタに表示し、
前額面又は水平面の腰部及び胸背部の動揺軌跡の左右対称性を、動揺軌跡の左右形状の類似度に基づいて自動的に判断し、
前額面又は水平面の腰部及び胸背部の動揺軌跡の左右対称性が、予め設定された類似度以上で左右対称であると判断した場合には、矢状面の腰部の動揺軌跡の前後傾斜角が予め設定された閾値以上か否かを自動的に判断し、
矢状面の腰部の動揺軌跡の前後傾斜角が予め設定された閾値以上の場合には、前記記憶部から指導不要である旨の指導内容を抽出して前記モニタに表示し、矢状面の腰部の動揺軌跡の前後傾斜角が予め設定された閾値未満の場合には、前額面の腰部の動揺軌跡の2つの下端部を結ぶ直線が左右いずれかに傾斜しているかを自動的に判断し、
前額面の腰部の動揺軌跡の2つの下端部を結ぶ直線が左下がりの場合には、左上腕外旋及び腹横筋の使用を行う旨の指導内容を抽出して前記モニタに表示し、前額面の腰部の動揺軌跡の2つの下端部を結ぶ直線が右下がりの場合には、右上腕外旋及び腹横筋の使用を行う旨の指導内容を抽出して前記モニタに表示し、
前額面又は水平面の腰部及び胸背部の動揺軌跡の左右対称性が、予め設定された類似度未満で左右非対称であると判断した場合には、前額面の胸背部の動揺軌跡の左右幅と腰部の動揺軌跡の左右幅の比を自動的に算出し、
前額面の胸背部の動揺軌跡の左右幅に対する腰部の動揺軌跡の左右幅の比が予め設定された閾値未満の場合には、右上腕外旋及び左上腕外旋を行う旨の指導内容を抽出して前記モニタに表示し、前額面の胸背部の動揺軌跡の左右幅と腰部の動揺軌跡の左右幅の比が予め設定された閾値以上の場合には、前額面の腰部の動揺軌跡の局所的な曲率半径の最小値を自動的に算出し、
前額面の腰部の動揺軌跡の局所的な曲率半径の最小値が予め設定された閾値未満の場合には、右上腕外旋及び左上腕外旋を行う旨の指導内容を抽出して前記モニタに表示し、前額面の腰部の動揺軌跡の局所的な曲率半径の最小値が予め設定された閾値以上の場合には、前額面の腰部の動揺軌跡の2つの下端部を結ぶ直線が左右いずれかに傾斜しているかを自動的に判断し、
前額面の腰部の動揺軌跡の2つの下端部を結ぶ直線が左下がりの場合には、右上腕外旋及び左選択的運動を行う旨の指導内容を抽出して前記モニタに表示し、前額面の腰部の動揺軌跡の2つの下端部を結ぶ直線が右下がりの場合には、左上腕外旋及び右選択的運動を行う旨の指導内容を抽出して前記モニタに表示することを特徴とする歩行指導方法。 - 予め歩行に関する指導内容が記憶されている記憶部と、モニタとを備え、被験者の腰部及び胸背部の少なくとも2か所に取り付けられたモーションセンサによって計測されたデータが入力され、該入力されたデータに基づいて歩行指導を実行する歩行指導装置であって、
前記2か所の動作状況に基づいて、被験者の矢状面、前額面、水平面のそれぞれにおいて、前記2か所の動揺軌跡を作成する表示画面作成手段と、
該表示画面作成手段によって作成された動揺軌跡に基づいて被験者の状態を判断する判断手段と、を具備し、
該判断手段は、
前額面又は水平面の腰部及び胸背部の動揺軌跡の左右対称性を、動揺軌跡の左右形状の類似度に基づいて自動的に判断し、
前額面又は水平面の腰部及び胸背部の動揺軌跡の左右対称性が、予め設定された類似度以上で左右対称であると判断した場合には、矢状面の腰部の動揺軌跡の前後傾斜角が予め設定された閾値以上か否かを自動的に判断し、
矢状面の腰部の動揺軌跡の前後傾斜角が予め設定された閾値以上の場合には、前記記憶部から指導不要である旨の指導内容を抽出して前記モニタに表示し、矢状面の腰部の動揺軌跡の前後傾斜角が予め設定された閾値未満の場合には、前額面の腰部の動揺軌跡の2つの下端部を結ぶ直線が左右いずれかに傾斜しているかを自動的に判断し、
前額面の腰部の動揺軌跡の2つの下端部を結ぶ直線が左下がりの場合には、右上腕外旋及び腹横筋の使用を行う旨の指導内容を抽出して前記モニタに表示し、前額面の腰部の動揺軌跡の2つの下端部を結ぶ直線が右下がりの場合には、左上腕外旋及び腹横筋の使用を行う旨の指導内容を抽出して前記モニタに表示し、
前額面又は水平面の腰部及び胸背部の動揺軌跡の左右対称性が、予め設定された類似度未満で左右非対称であると判断した場合には、前額面の胸背部の動揺軌跡の左右幅に対する腰部の動揺軌跡の左右幅の比を自動的に算出し、
前額面の胸背部の動揺軌跡の左右幅に対する腰部の動揺軌跡の左右幅の比が予め設定された閾値未満の場合には、右上腕外旋及び左上腕外旋を行う旨の指導内容を抽出して前記モニタに表示し、前額面の胸背部の動揺軌跡の左右幅に対する腰部の動揺軌跡の左右幅の比が予め設定された閾値以上の場合には、前額面の腰部の動揺軌跡の局所的な曲率半径の最小値を自動的に算出し、
前額面の腰部の動揺軌跡の局所的な曲率半径の最小値が予め設定された閾値未満の場合には、右上腕外旋及び左上腕外旋を行う旨の指導内容を抽出して前記モニタに表示し、前額面の腰部の動揺軌跡の局所的な曲率半径の最小値が予め設定された閾値以上の場合には、前額面の腰部の動揺軌跡の2つの下端部を結ぶ直線が左右いずれかに傾斜しているかを自動的に判断し、
前額面の腰部の動揺軌跡の2つの下端部を結ぶ直線が左下がりの場合には、右上腕外旋及び左選択的運動を行う旨の指導内容を抽出して前記モニタに表示し、前額面の腰部の動揺軌跡の2つの下端部を結ぶ直線が右下がりの場合には、左上腕外旋及び右選択的運動を行う旨の指導内容を抽出して前記モニタに表示することを特徴とする歩行指導装置。 - 前記判断手段は、前額面における胸背部の動揺軌跡の左右幅に対する腰部の動揺軌跡の左右幅の比を第1評価値として前記記憶部に記憶し、
前額面における、腰部の局所的な曲率半径の最小値を第2評価値として前記記憶部に記憶し、
前額面の腰部の動揺軌跡の2つの下端部を結ぶ直線の傾斜角を第3評価値として前記記憶部に記憶し、
前額面及び水平面における、腰部の動揺軌跡の左右対称性を第4評価値として前記記憶部に記憶し、
前額面及び水平面における、胸背部の動揺軌跡の左右対称性を第5評価値として前記記憶部に記憶し、
矢状面における胸背部の動揺軌跡の前後方向の傾斜角と腰部の動揺軌跡の前後方向の傾斜角との差を第6評価値として前記記憶部に記憶し、
前記記憶部には、複数人の前記第1評価値〜第6評価値が記憶され、
複数人の前記第1評価値〜第6評価値に対して、特定人の前記第1評価値〜第6評価値の相対評価値をレーダーチャートとして前記モニタに表示させるレーダーチャート作成手段を備えることを特徴とする請求項2記載の歩行指導装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015159119 | 2015-08-11 | ||
JP2015159119 | 2015-08-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017035449A JP2017035449A (ja) | 2017-02-16 |
JP6666003B2 true JP6666003B2 (ja) | 2020-03-13 |
Family
ID=58047171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016035131A Active JP6666003B2 (ja) | 2015-08-11 | 2016-02-26 | 歩行指導方法及び歩行指導装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6666003B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023066240A (ja) * | 2021-10-28 | 2023-05-15 | 株式会社日立ハイテク | 歩行態様可視化方法、プログラム、および装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006177749A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Ritsumeikan | 周期運動体の移動軌跡算出方法及び装置 |
JP2009106390A (ja) * | 2007-10-26 | 2009-05-21 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 歩容検出支援システム |
JP5586050B2 (ja) * | 2010-06-18 | 2014-09-10 | 国立大学法人東北大学 | 歩行解析システム |
-
2016
- 2016-02-26 JP JP2016035131A patent/JP6666003B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017035449A (ja) | 2017-02-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101959079B1 (ko) | 신체 측정 및 평가 방법 | |
US9656121B2 (en) | Methods for analyzing and providing feedback for improved power generation in a golf swing | |
JP5641222B2 (ja) | 演算処理装置、運動解析装置、表示方法及びプログラム | |
JP6057270B2 (ja) | 歩行状態検出方法及び歩行状態検出装置 | |
JP5756230B2 (ja) | トレーニング装置 | |
JP2017520336A (ja) | 人体および物体運動への生体力学フィードバックを送達するための方法およびシステム | |
JP6369811B2 (ja) | 歩行解析システムおよび歩行解析プログラム | |
JP5804553B2 (ja) | 姿勢バランス測定装置 | |
KR101578200B1 (ko) | 균형 능력의 향상 및 정량적 평가를 위한 기능성 게임 시스템 | |
WO2015162158A1 (en) | Human motion tracking | |
KR101521025B1 (ko) | 승마자의 3차원 모션분석기반 실시간 코칭시스템 | |
KR101651429B1 (ko) | 피트니스 모니터링 시스템 | |
JP2015509751A (ja) | 双方向型セッティング・システムを用いた神経運動のリハビリテーションの方法および装置 | |
JP2008173365A (ja) | 歩行分析システム | |
JP6243731B2 (ja) | 移動運動状態表示装置、方法及びシステム並びにプログラム | |
WO2009128498A1 (ja) | 運動システム | |
KR102153781B1 (ko) | 모션 인식 밴드를 이용한 재활치료환자의 신체 운동능력 측정 방법 | |
JP6678492B2 (ja) | 動的バランス評価装置 | |
JP2008161228A (ja) | 歩行解析システム | |
JP6666003B2 (ja) | 歩行指導方法及び歩行指導装置 | |
WO2021186709A1 (ja) | 運動支援装置、運動支援システム、運動支援方法および運動支援プログラム | |
JP2006262917A (ja) | 身体動揺を測定する装置、方法及びプログラム | |
JP2021090779A (ja) | 筋の状態を評価するためのプログラム、コンピュータ装置、及びシステム、並びに筋の状態の評価方法 | |
JP6243732B2 (ja) | 移動運動状態表示装置、方法及びシステム並びにプログラム | |
JP6552875B2 (ja) | 移動運動解析装置、方法及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191029 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191025 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200121 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200213 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6666003 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |