JP6665277B2 - 画像を別の画像でデジタル式にオーバーレイするシステム及び方法 - Google Patents

画像を別の画像でデジタル式にオーバーレイするシステム及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、取得画像のデジタルオーバーレイに関する。
サイネージ(signage)は、公共空間、詳細には空港、ショッピングモール、鉄道駅、スポーツアリーナなどの注目度の高い場所に配置されることが多い。看板には、印刷や塗装などによる固定画像が提供された木板などのスタティックボードが含まれる。最近の表示技術の進歩は、LEDボードなどの表示装置が提供されたアクティブボードの導入をもたらした。1つの典型的用途では、アクティブ又はスタティックボードは、広告や他の告知を表示するために運動場の脇に沿って延在しうる。アクティブスクリーンによって表示されるメッセージは、テレビカメラによって取り込まれ、実際のスポーツ競技と共に放送又は記録され、それにより、多数の観客にメッセージが届けられうる。同時に、イベント自体の場所にいる観客は、そこに表示される表示と画像を見ることが可能となる。
スタティックボードに関連して、特許文献1は、テレビカメラによって撮影された目に見えるオブジェクトを修正する方法を開示している。オブジェクトは、オブジェクトの領域又はその近くに配置された1つ以上のマーキング面によってマークされる。特許文献1は、全ての角が基準オブジェクト(例えば、所定色の円)によってマークされ、それによりテレビ画像内のオブジェクトの位置が正確に定義されうる矩形広告を開示している。マーキング面は、撮影されている領域内で放射が他の放射と異なることに基づいて識別でき、前記マーキング面の少なくとも1つは、可視光の色以外の特性に基づいて環境からの放射が異なる。マーキング面は、テレビカメラのディテクタとは別の少なくとも1つの識別ディテクタを使用して識別され、それにより、オブジェクトは、テレビカメラによって実質的に同じ撮影方向から撮影される。テレビカメラの映像座標と識別ディテクタの座標との関係が決定され、テレビ映像内に見えるオブジェクトの領域が、検出されたマーキング面よって決定され、オブジェクトに対応する領域のテレビ映像のビデオ信号が、所定の方式で修正され、修正ビデオ信号が送信される。
国際公開第01/58147号明細書
取得画像にデジタルオーバーレイを提供可能な改善されたサイネージシステムを有すると好都合である。
本開示の一態様によれば、画像を別の画像でデジタル式にオーバーレイするためのシステムにおいて、
実世界空間のモデルを記憶するための記憶装置であって、モデルが、オーバーレイ画像でオーバーレイされるオーバーレイ面を含む記憶装置と、
カメラパラメータを受け取るためのカメラパラメータインタフェースであって、少なくとも1台のカメラをモデルの座標に対して較正するカメラパラメータインタフェースと、
それぞれ前記少なくとも1台のカメラによって実質的に同時に取得された少なくとも1つの取得画像を受け取るためのカメラインタフェースと、
前記少なくとも1つの取得画像内のオーバーレイ面の位置を、モデルとカメラパラメータに基づいて決定するためのポジショナと、
前記少なくとも1つの取得画像の選択取得画像内のオーバーレイ面を少なくとも部分的に遮る遮蔽オブジェクトを、遮蔽オブジェクトの画像特性と、前記少なくとも1つの取得画像の画像である検出画像とに基づいて検出するためのディテクタと、
選択取得画像内のオーバーレイ面の非遮蔽部分をオーバーレイ画像でオーバーレイして出力画像を得るオーバーレイヤと、
出力画像を出力するための出力インタフェースとを含むシステムが提供される。
実世界空間の三次元モデルと、三次元モデルの座標に対するカメラ較正とによって、オーバーレイされるオブジェクトの全ての角にマーカを提供する必要がなくなる。また、広告板にマーキング面を適用する必要がない。代わりに、遮蔽オブジェクトは、遮蔽オブジェクト自体の画像特性に基づいて検出される。
本開示の別の態様によれば、方法は、画像を別の画像でデジタル式にオーバーレイするための方法であって、
実世界空間のモデルを作成するステップであって、モデルが、オーバーレイ画像でオーバーレイされるオーバーレイ面を含むステップと、
少なくとも1台のカメラをモデルの座標に対して較正するカメラパラメータを識別するステップと、
少なくとも1つの画像をそれぞれ前記少なくとも1台のカメラによって実質的に同時に取得するステップと、
前記少なくとも1つの取得画像内のオーバーレイ面をモデルとカメラパラメータに基づいて位置決めするステップと、
前記少なくとも1つの取得画像の選択取得画像内のオーバーレイ面を少なくとも部分的に遮る遮蔽オブジェクトを、遮蔽オブジェクトの画像特性と、前記少なくとも1つの取得画像の画像である検出画像とに基づいて検出するステップと、
選択取得画像内のオーバーレイ面の非遮蔽部分をオーバーレイ画像でオーバーレイするステップとを含む方法が提供される。
本開示の別の態様によれば、コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、
実世界空間のモデルを記憶するステップであって、モデルが、オーバーレイ画像でオーバーレイされるオーバーレイ面を含むステップと、
少なくとも1台のカメラをモデルの座標に対して較正するカメラパラメータを受け取るステップと、
それぞれ前記少なくとも1台のカメラによって実質的に同時に取得された少なくとも1つの画像を受け取るステップと、
前記少なくとも1つの取得画像内のオーバーレイ面の位置をモデルとカメラパラメータに基づいて決定するステップと、
前記少なくとも1つの取得画像の選択取得画像内のオーバーレイ面を少なくとも部分的に遮る遮蔽オブジェクトを、遮蔽オブジェクトの画像特性と、前記少なくとも1つの取得画像の画像である検出画像とに基づいて検出するステップと、
選択取得画像内のオーバーレイ面の非遮蔽部分をオーバーレイ画像でオーバーレイして出力画像を得るステップと、
出力画像を出力するステップとを実行させるための命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。
当業者は、前述の特徴が有効と思われる任意の仕方で組み合わせられうることを理解するであろう。更に、システムに関して記述された修正及び変更が、方法及びコンピュータプログラム製品に同様に適用され、また方法に関して記述された修正及び変更が、システム及びコンピュータプログラム製品に同様に適用されうる。
以下では、本発明の態様は、図面を参照して例として説明される。図は概略的であり、一律の縮尺で描かれないことがある。
画像を別の画像でデジタル式にオーバーレイするためのシステムのブロック図である。 画像を別の画像でデジタル式にオーバーレイする方法のフローチャートである。 スポーツスタジアムとカメラの概略図である。 画像を別の画像でデジタル式にオーバーレイする方法の別のフローチャートである。 表示スクリーンの周波数応答の概略図である。 表示スクリーンの周波数応答とフィルタの周波数応答の概略図である。
以下の記述では、幾つかの例示的実施形態がより詳細に記述される。しかしながら、これらの実施形態の記述は、保護範囲を限定するものではない。また、以下でシステムの特定の構成要素の例が記述される。しかしながら、本開示を考慮して、その例に関して記述される技術が、代替又は修正構成要素を使用して類似の方法で適用されうることに注意されたい。また、システムに関して記述される特徴は、方法及びコンピュータプログラムにも同様に適用され、方法に関して記述される特徴は、システム及びコンピュータプログラムによっても同様に実現されうる。
図1は、画像を別の画像でデジタル式にオーバーレイするためのシステムを示す。システムの幾つかの構成要素は、単一のデジタルオーバーレイ装置1に実装されうる。しかしながら、これは限定ではない。構成要素と各構成要素によって実行される機能は、複数の装置に分散されうる。
画像を取得するための少なくとも1台のカメラ14,15が提供される。2つのカメラが例として示されている。取得された画像は、カメラインタフェース3によって受け取られる。このカメラインタフェース3は、例えばHDMIポートなどの1つ以上のデータ通信ポートを備えうる。更に、カメラ14,15それぞれのカメラパラメータが、本質的に当該技術分野で知られ、本文書の他の箇所で記述されたディテクタによって検出される。カメラパラメータは、カメラパラメータインタフェース2によって受け取られる。これは、USBインタフェースなどの1つ以上の更に他のデータ通信ポートを含みうる。インタフェース14,15が、単一のデータ通信ポートに組み合わされてもよく、異なるカメラのデータを個別に受け取るために幾つかのデータ通信ポートを備えてもよいことを理解されよう。システムは、ランダムアクセスメモリ、及び/又はフラッシュ及び/又は磁気ディスクなどの不揮発性メモリを含みうるメモリ又は記憶装置4を備えうる。記憶装置4は、実世界空間のモデル5、1つ以上の取得画像6、オーバーレイ画像7及び他のデータのための記憶空間を含む。
システムは、ポジショナ8、ディテクタ9及びオーバーレイヤ10を含む。これらの構成要素は、例えば、例えば記憶装置4に記憶されうるソフトウェアモジュールによって実現されうる。あるいは、これらのモジュールは、専用電子回路又は例えばFPGAによって実現されうる。システムは、システムの構成要素の動作を制御しプログラムコードを実行可能なコントローラ12を備えうる。システムは、更に、得られた画像を出力する出力インタフェース11を備える。この出力インタフェースは、HDMIインタフェース又は他のデジタル通信インタフェースなどの通信インタフェースを含みうる。本明細書で言及されるインタフェースは、例えばネットワーク接続によって実現されうることに注意されたい。
図3は、例示的な実世界シーン(具体的には、運動場又はサッカー場402)をボード405,407と共に示している。更に、カメラ400が示されている。
図1と図3を参照すると、実世界空間のモデル5は、実世界内の1つ以上のオブジェクトの表現を、形状モデルによって、又は実世界内に存在するある特定のマーカを識別する座標によって含みうる。例えば、競技場402の角406、及び/又は1つ以上のオーバーレイ面405,407(例えば、アクティブスクリーンの広告板でよい)の位置、向き、形状及び寸法が、実世界モデル5内に表わされうる。
動作において、カメラ400は、一連の画像を取得し、それらをカメラ画像インタフェース3に送り、カメラ画像インタフェース3は、それらの画像を受け取って(少なくとも一時的に)記憶装置4に記憶する。カメラ400、及び/又はカメラ400と連携する付加装置が、カメラのX、Y及びZ座標、向きパラメータ、ズームパラメータなどのカメラパラメータを生成し、それらのパラメータをカメラパラメータインタフェース2に送り、カメラパラメータインタフェース2は、受け取ったカメラパラメータを、場合によっては記憶装置4を介してポジショナ8に転送する。ポジショナ8は、取得画像内のオーバーレイ面を位置決めする。即ち、オーバーレイ面407が、カメラ400の視界401内にあるとき、オーバーレイ面は、取得画像内に取得され、ポジショナは、実世界モデル5内のオーバーレイ面の座標とカメラパラメータに基づいて、取得画像内のどこにオーバーレイ面があるかを決定する。ディテクタ9は、カメラ400によって取得されたオブジェクト408がオーバーレイ面407を遮るかどうか検出する。したがって、画像解析技術が使用されうる。例えば、視覚モデル17は、実世界内に現われうる遮蔽オブジェクトのディスクリプタを含みうる。即ち、遮蔽オブジェクトの位置は演繹的に決定されえないが、潜在的遮蔽オブジェクトの画像特徴が事前に決定され、その表現が視覚モデル17に記憶されうる。例えば、プレーヤ及び/又はボールや他のオブジェクトの形状、色及びテクスチャ特徴が事前に決定され、視覚モデル17内に記憶されうる。オーバーレイヤ10は、ポジショナ8とディテクタ9の出力を組み合わせることによって、取得画像内のオーバーレイ面の非遮蔽部分を決定する。オーバーレイヤ10は、オーバーレイ面の非遮蔽部分をオーバーレイ画像7によって置き換え、オーバーレイ画像7は、記憶装置4に事前に記憶されてもよく、別のビデオインタフェース(図示せず)を介して受け取られてもよい。
オーバーレイヤ10は、画像をオーバーレイと共に出力し、それを出力インタフェース11に転送する。処理された画像は、出力インタフェース11から、例えば放送事業者(broadcaster)13に送られるか後で使用するために記憶されうる。
システムの動作を単一画像に関して説明してきたが、システムは、典型的には、一連の画像(例えば、ビデオデータ)を処理するように構成されうる。更に、カメラパラメータインタフェース2とカメラ画像インタフェース3が、2台以上のカメラ14,15のデータを受け取ってもよい。これらの異なるカメラから受け取った画像のパラメータデータと画像データを組み合わせて、例えばディテクタ9による遮蔽オブジェクトの検出を改善できる。例えば、カメラ15から受け取った画像(検出画像と呼ばれる)の1つを使用して遮蔽オブジェクトを検出でき、カメラ14から受け取った他の画像(選択画像と呼ばれる)を使用して、カメラ15からの画像内に検出された遮蔽オブジェクトをオーバーレイすることなく、オーバーレイ面をオーバーレイできる。
遮蔽オブジェクトの画像特性は、画素の近傍のディスクリプタに関連し、ディスクリプタは空間周波数を含み、ディテクタは、検出画像の画素のディスクリプタを遮蔽オブジェクトのディスクリプタと比較するように構成される。
潜在的遮蔽オブジェクトのモデルに加えて、視覚モデル17は、バックグラウンドの視覚モデルも含みうる。バックグラウンドモデルは、検出画像内に現われるときのバックグラウンドのモデルである。バックグラウンドのモデルは、バックグラウンドのテクスチャの特徴のモデルを含みうる。本開示内の他の場所で検討されるように、検出画像は、例えば、カラービデオ画像又は赤外線画像でよい。ディテクタ9は、バックグラウンドのモデルに基づいて、更に遮蔽オブジェクトを検出するように構成されうる。例えば、新しく受け取った検出画像内の画像特徴が、バックグラウンドモデルに記憶された画像特徴と比較される。
バックグラウンドモデルは、現在受け取っている画像内のバックグラウンドに従って更新されうる。その目的のため、システムは、検出画像に基づいてバックグラウンドのモデルを更新するためのモデルアップデータ16を含みうる。モデルアップデータ16は、画素のまわりのテクスチャの特徴のモデルを検出画像に基づいて調整するように構成されうる。これは、更に、この開示内の他の場所で記述される。
ディテクタ9は、以前に取得された検出画像と比較した現在の検出画像の変化を検出することによって、遮蔽オブジェクトを検出するように構成されうる。この変化は、移動オブジェクトを表し、即ち、遮蔽オブジェクトは、多くの場合、バックグラウンドに対する移動オブジェクトである。画像シーケンスにおける移動オブジェクトの検出自体は、当該技術分野で知られている。
検出画像は、選択された取得画像と異なってもよく、カメラインタフェース3は、異なるカメラ14,15から検出画像と選択取得画像を受け取るように構成されうる。同様に、カメラパラメータインタフェース2は、2台の異なるカメラ14,15のカメラパラメータを受け取るように構成されうる。
検出画像を取得するために使用されるカメラ15と、選択取得画像を取得するために使用されるカメラ14は、選択取得画像と検出画像が1対のステレオ画像を構成するように互いから離れて取り付けられてもよく、遮蔽オブジェクトの画像特性は、2つのステレオ画像の差異に関連する。バックグラウンド及び任意の遮蔽オブジェクトは、本質的に、カメラから異なる距離を有しており、従って1対のステレオ画像の差異は異なる。差異の違いを解析することによって、ディテクタ9は、バックグラウンド/オーバーレイ面を遮蔽オブジェクトと区別できる。
検出画像を取得するために使用されるカメラ15は、可視光以外の放射(例えば、近赤外線、赤外線、紫外線)を検出するように構成されうる。
検出画像を取得するために使用されるカメラ15と、選択取得画像を取得するために使用されるカメラ14は、同じ対物レンズ又は2つの異なる対物レンズを介して放射を受け取るように構成されうる。同じ対物レンズが使用される場合は、ビームスプリッタを使用して光を両方のカメラ14,15に導くことが可能である。
モデル内のオーバーレイ面407は、実世界内の表示装置に対応できる。これは、表示装置によって表示される画像を、例えばテレビ放送内の別の画像でオーバーレイすることを可能にする。
表示装置は、移動画像を実世界内の表示装置上に表示するように構成されてもよく、オーバーレイヤ10は、移動画像を選択取得画像内のオーバーレイ画像でオーバーレイするように構成される。これにより、ひとつの移動画像を別の移動画像又は静止画像と置き換え可能である。あるいは、表示装置は、実世界内の表示装置に静止画像を表示するように構成されてもよく、オーバーレイヤは、静止画像を選択取得画像内のオーバーレイ画像でオーバーレイするように構成されてもよい。使用される検出技術により、ディテクタ9にとっては、表示装置によってどんな可視画像が表示されているか、又は可視画像が移動画像かどうかは重要でない。ディテクタ9が、近赤外線画像などの非可視光の検出画像を使用する場合、表示画像は、検出画像に大きな影響を及ぼさない。
表示装置は、1つ以上の所定の周波数範囲内の放射を放射するように構成される。例えば、LED表示装置は、狭い周波数帯幅を有する赤、緑及び青色LEDを備えうる。これらの異なる周波数帯幅の間にはギャップがありうる。検出画像を取得するために使用されるカメラ15は、1つ以上の所定の周波数範囲全ての外側にある放射を検出し、1つ以上の所定の周波数範囲全ての外側にある検出放射を、1つ以上の所定の周波数範囲の内側にある放射と区別するように構成されうる。例えば、赤色LED周波数範囲より低い周波数、又は青色LED周波数範囲より高い周波数、又は赤色LEDと緑色LED周波数範囲の間の周波数、又は緑色LED周波数範囲と青色LED周波数範囲の間の周波数が検出されうる。本明細書では、LEDは、表示装置の任意の発光画素(又は、光反射画素)と置き換えられうる。更に、検出画像内の検出周波数は、可視光範囲内でも可視光範囲外でもよい。フィルタを使用して光をフィルタリングして、前述の周波数のうちの1つ以上の周波数の光だけを、検出画像を取得するカメラ15に選択的に導きうる。
ボード自体が、選択画像又は検出画像内のオーバーレイ面を位置決めしたり、遮蔽オブジェクトを検出したりしなくもよいので、実世界内にどんな物理面としても存在しない実世界空間のモデル5内の1つ以上のオーバーレイ面を定義できる。そのようなオーバーレイ面は、仮想面と呼ばれうる。
既に述べたように、オーバーレイ面は、モデル内に、実世界空間内のオーバーレイ面の少なくとも形状、位置及び向きの指示によって表されうる。
図4は、画像をオーバーレイする方法を示す。この方法は、実世界空間のモデルを記憶するステップ500であって、モデルが、オーバーレイ画像でオーバーレイされるオーバーレイ面を含むステップ500と、少なくとも1台のカメラをモデルの座標に対して較正するカメラパラメータを受け取るステップ501と、それぞれの前記少なくとも1台のカメラで実質的に同時に取得された少なくとも1つの画像を受け取るステップ502と、前記少なくとも1つの取得画像内のオーバーレイ面の位置をモデルとカメラパラメータに基づいて決定するステップ503と、前記少なくとも1つの取得画像の選択取得画像内のオーバーレイ面を少なくとも部分的に遮る遮蔽オブジェクトを、遮蔽オブジェクトの画像特性と前記少なくとも1つの取得画像の画像である検出画像とに基づいて検出するステップ504と、選択取得画像内のオーバーレイ面の非遮蔽部分をオーバーレイ画像でオーバーレイして出力画像を得るステップ505と、出力画像を出力するステップ506とを含む。方法は、説明されたステップをコンピュータに実行させるための命令を含むコンピュータプログラム製品として、ソフトウェアで実現されうる。コンピュータプログラムは、非有形媒体に記憶されうる。
以下に、システム及び方法の幾つかのより具体的な例を提供する。しかしながら、これらの例が、開示をよりよく理解するためのものであり、保護の範囲を限定するためのものではないことに注意されたい。
<実世界のモデルの使用>
デジタルオーバーレイアプリケーションでは、実世界を表わす数学的モデルが使用される。この数学的モデルは、三次元世界内の点の集合とそれらの相互接続性によって構成されうる。多数の接続された三次元点が、三次元世界内の面を記述できる。デジタルオーバーレイアプリケーションは、そのような三次元モデルを使用して実世界を表す。この文書全体にわたって、この技術をどのように使用できるかを説明する例は、サッカー競技の文脈になる。典型的な高度なサッカー競技では、例えばLEDスクリーン上で観客に提供されるピッチサイド広告がある。特定の実施態様では、実世界内のそのようなLEDスクリーンだけが、デジタルオーバーレイアプリケーションによって置き換えられる。三次元モデルが実世界モデルにできるだけ密に対応することが重要である。例えば、個々のスクリーンの位置は、X、Y及びZに関してレーザ測定装置によって測定されうる。測定前に原点を選択することが重要である。サッカー競技の場合、適切な選択は、4つの角のうちの1つである。ボードの手動測定に加えて、スクリーン上に一連のバイナリパターンを投影し、これらの変化を1台の較正済みカメラ又は水平方向にずらされた1組の較正済みカメラによって識別することにより、LEDスクリーンを活用してボードの実際の位置を計算できる。
数学的モデルと実世界の間のマッピングを定義するために、カメラが必要である。マッピングは、実世界からカメラ空間に行われ、そして逆に実世界に行われる。カメラは、カメラの状態を数学的に表す幾つかのパラメータを有する。これらのパラメータには、方向、視程方向、画像サイズ及び幾つかのレンズパラメータが含まれる。これらのパラメータを、内部パラメータ(intrinsic parameter)と外部パラメータ(extrinsic parameter)の2つのグループに分けることができ、外部パラメータは、カメラの位置と回転を表し、内部パラメータは、非線形レンズ及びセンサ属性を表す。例えば、外部パラメータを測定でき、例えば、レーザ測定ツールによって位置を測定でき、両方の軸内のカメラの回転を位置合わせするカメラの三脚に組み込まれたセンサによって回転を測定できる。しかしながら、内部パラメータは、使用目的に応じてモデル化されなければならない。様々な方法を使用して、使用レンズシステムの内部パラメータをシミュレートする発見的モデルを構築できる。幾つかのレンズは、ズーム、焦点及び絞りのような内部パラメータの幾つかを読み取ることを可能にする。そのようなパラメータは、例えば周知のチェッカボードパターンを使用する画像ベースのレンズ較正技術によっても決定されうる。内部パラメータは、主に樽又は糸巻形歪みとして知られる非線形レンズ歪みと関連付けられる。この歪みは、投影画像内で直線を直線でなくし、魚眼レンズとして最もよく知られる。歪みは、内部パラメータセットごとに、レンズが位置を変化させるときに歪みが変化するようにモデル化されうる。歪みは、歪みが加えられる曲率と衝撃中心によって定義されうる。回転レンズを備えたレンズシステムを使用するとき、この衝撃中心は、レンズが回転するときに回転しうる。移動カメラ及び様々なレンズ設定に関して、様々な内部及び外部パラメータを計算できる。これは、特に、典型的なカメラの動きが、カメラの向き(外部)を、ズーム、焦点及び絞り動作(内部)と共に変化させることによって定義されるサッカー競技の例に当てはまる。
内部及び外部パラメータが分かれば、例えばRichard HartleyとAndrew Zissermanによる文献「Multiple View Geometry in Computer Vision」に記載されたような最新技術の方法によって較正行列が構築されうる。較正行列を使用することによって、共通空間(カメラ空間)内で計算を行える。投影演算によって、数学的にモデル化された世界が、実カメラと同じカメラ空間にマッピングされる。即ち、数学的にモデル化された世界の数学的にモデル化された要素が、実世界特徴と正確に一致する。サッカー競技の例に適用されるとき、数学的にモデル化された広告板が、実世界広告板上に完全にマッピングし、数学的にモデル化されたピッチ線が、実世界ピッチ線上に完全にマッピングする。強力で顕著な実世界特徴を使用して、マッピングの品質を制御できる。例えば、ピッチ線、スタジアム構造などである。
<遮蔽オブジェクトの検出:ステレオ画像>
実世界の数学的モデルが分かっているとき(又は、少なくとも部分的に)、この情報を使用して遮蔽オブジェクトを識別できる。数学的モデルは、実世界の既知形状を表す。実世界の実形状を実時間で計算できる場合は、アルゴリズムを実施して、予想三次元数学的モデルを計算済み数学的モデルと突き合わせできる。2つの数学的モデルに大きい差がある場合は、既知の数学的モデルの前に遮蔽オブジェクトがある。この位置は、数学的三次元モデルで分かっているので、この位置は、カメラ空間内の実世界に再投影され、カメラ画像内の個々の画素と突き合わせされうる。このアルゴリズムには実時間デプスマップが使用される。これは、高速平面掃引法(fast plane sweep method)又は差異照合アルゴリズムを使用して、1対の較正済みステレオカメラによって計算されうる。2つの数学的モデルを突き合わせるアルゴリズムは、入力として2つの数学的モデルを取得し、それを個々のデプスマップにラスタライズする。典型的には、ラスタ要素サイズは、画素サイズと同じ大きさになる。これらのデプスマップを計算した後で、十分に大きい差をマークするしきい値演算を使用して、ラスタ要素ごとの比較を行える。それらの結果は、ラスタ要素ごとに、画像に容易に変換できる中間データオブジェクトに記憶される。この画像は、更に、形状を開くか閉じるために、例えばメジアンフィルタ又は幾つかの形態論的演算によって間違った応答をフィルタリングするために改良されうる。中間画像の各画素が、デプスマップのラスタ要素に対応するので、画像をカメラ空間に再投影し、遮蔽オブジェクトマスクとして使用できる。
<アクティブボードを使用する遮蔽オブジェクトの検出>
サッカーのような多くの高価なスポーツ競技では、典型的には、スタティック又は木製広告ボードを使用することを望まず、広告収入を増やすために多数の広告をある期間にわたって表示できる動的なアクティブボードを使用することを望む。そのようなボード(典型的にはLEDボード)は、静止画像並びにビデオ画像を表示できる。これらのボードは、更に、実際の等身大のサッカー選手のビデオも表示できる。LEDボードは、少なくとも3つの個別の色を混合することによって色を生成する。したがって、LEDボードの各画素は、少なくとも3つの個別のLEDからなりうる。それらのLEDは、表面実装素子(SMD)内にまとめられうる。画素の各LEDは、固有色(例えば、最も知られた構成では、赤、緑及び青になる)を有しうる。これらは、基本色と呼ばれる。これらの基本色を混合することによって、これらのボードは、任意の他の色を生成できる視覚知覚を、作成できる。LEDは、それぞれの基本色の個々の周波数応答が、きわめて狭く、スペクトル内の近傍又は非近傍領域への漏れが実質的にないように選択されうる。LEDボードは、図5aに示されたものと類似の周波数応答を有する。LEDボードによって放射される光は、赤色周波数範囲ではピーク601、緑色周波数範囲ではピーク602、及び青色周波数範囲ではピーク603として見える、3つの別個の周波数帯を有する。特殊なスペクトルフィルタ(例えば、制御された小さい周波数スペクトルの光だけを通す帯域フィルタ)を備えたカメラによってLEDボードを取得する場合、このスペクトル帯域フィルタを、可視光内のLEDボードのスペクトル応答の間になるように選択できる。これは図5bに示される。フィルタは、赤色周波数帯と緑色周波数帯の間の周波数応答604、又は緑色周波数帯と青色周波数帯の間の周波数応答605を有しうる。この装置によって取得された画像は、LEDスクリーンに表示される変化による影響を受けず、したがって、スクリーンの性質により、LEDスクリーンは、取得された検出画像上でアクティブでないかのように均一な単調分布を有する。遮蔽オブジェクトが、典型的には、実世界オブジェクトであり、きわめて複雑な周波数応答曲線を有するので、これらのオブジェクトは、取得された検出画像内でまだ目に見える。静的バックグラウンドと移動フォアグラウンドの間の変化は、アルゴリズムのうちの1つに送られ、遮蔽オブジェクトの特性及び/又はバックグラウンドモデルに基づいて、遮蔽オブジェクトが計算されうる。
この方法を容易に拡張し、特殊なスペクトル帯域フィルタを非可視光範囲内で適用できる。また、この場合、取得画像は、アクティブスクリーン上に再生されるビデオの表示を示さない。
<空間周波数差を使用する遮蔽オブジェクトの検出>
仮説は、実世界の数学的モデルが分かっており、かつ少なくとも1台のカメラが較正されている場合に、組み合わせた情報を使用して、デジタルオーバーレイアプリケーションによって置き換えられるべき面の位置を識別できるというものでよい。前節で述べたように、この面(実世界内にあるか実世界内にないアクティブな面又はアクティブでない面)は、面上のテクスチャが、取得画像内で静的に見えると同時に人間の目で見ているときに移動又は静的内容を有するように、センサによって取得されうる。
この節では、遮蔽オブジェクトの画像特性に基づいて遮蔽オブジェクトを検出するために使用できる3つのアルゴリズムについて述べる。
アルゴリズム1:局所的領域空間差ディスクリプタ(local Regional Spatial difference descriptor)に基づく遮蔽オブジェクト検出。
ディスクリプタは、局所的近傍を表す情報を含む多次元ベクトルである。ディスクリプタは、例えば、縁、角、ファーストオーダグラジェント(first order gradient)、形状、色、テクスチャ、モーション情報を含みうる。ディスクリプタの適切な選択は、局所的テクスチャ情報及び領域均一性を記述可能なスケール及び回転不変量ディスクリプタである。これらのディスクリプタの典型的な例は、均一テクスチャディスクリプタ、エッジヒストグラムディスクリプタ、SIFT/SURFディスクリプタ、領域ベースディスクリプタ、時空的ロケータディスクリプタであり、他が存在する。ディスクリプタは、典型的には、検出画像の入力画像内の画素ごとに計算される。この計算から、画素のまわりの局所的テクスチャ情報のディスクリプタを含むパー画素バックグラウンドモデルを、画素ごとに計算できる。このバックグラウンドモデルは、過去を表し、したがって(この節の最初での仮説に基づいて)期待値も表わす。次に、後に続く各入力検出画像とこの画像の各画素について、局所的テクスチャディスクリプタが再び計算される。この局所的テクスチャディスクリプタが、バックグラウンドモデルの対応ディスクリプタと比較される。この比較に基づいて、この画素がバックグラウンドに属する可能性が計算される。モデル内のそれぞれの画素は、同じ可能性関数に基づいて更新される。画素がバックグラウンドに属する可能性が高い場合は、バックグラウンドモデルが、変化したバックグラウンドを考慮するために早く更新され、高くない場合は、バックグラウンドモデルは、更新されるとしても、ゆっくりと更新される。
最後のステップで、可能性関数が、過去時間情報と組み合わされうる。過去時間情報は、以前の検出入力画像のメモリ保存された可能性関数応答の形でよい。過去時間情報の組み合わせは、画素が遮蔽オブジェクトに属するかどうかの最終決定により多くの情報を提供し、この情報を使用してマスキング画像を生成できる。
アルゴリズム2:空間周波数に基づく遮蔽オブジェクト検出。
空間周波数は、FFT関数を使用するか、画素のまわりの小領域の解析しその領域に多帯域畳み込みフィルタを適用することによって、計算されうる。多帯域畳み込みフィルタは、空間周波数を選択的にサンプリングすることによって構成されうる。例えば、近傍画素だけが使用される場合、できるだけ高い空間周波数を表わす。特定距離(例えば、5画素離れた)にある画素が使用される場合は、より低い周波数を表わす。様々な畳み込みサイズを有する複数の畳み込みフィルタを組み合わせることによって、多帯域畳み込みフィルタが生成される。例えば、多帯域畳み込みフィルタは、最高周波数では、より低い空間周波数帯域ごとに高いサンプル領域を有する単純なラプラシアンフィルタから構成されうる。
バックグラウンドは、既知の画素ごとの静的空間周波数分布を有する可能性がある。これは、多帯域畳み込みフィルタによって計算されうる。このフィルタは、個別帯域ごとに応答を提供する。他方、遮蔽オブジェクトには、画素ごとの静的空間周波数がない。遮蔽オブジェクトは、典型的には、高空間周波数によって識別される。遮蔽オブジェクトは、移動していることもあり、多数の縁と角を含む。縁と角は、高空間周波数として理解されうる。したがって、高周波数に多数の変化を有する領域は、遮蔽オブジェクトである可能性が高いとマークされる。
アルゴリズム3:ガウス混合(Mixture of Gaussians)に基づく遮蔽オブジェクト検出。
各画素と各カラーチャネルに関して、バックグラウンドモデルは、ガウス混合アルゴリズムに基づいて作成される。新しく入って来る取得検出画像の画素を対応するモデルの画素と比較することによって、画素がバックグラウンドモデルに属する可能性を表わす関数が生成される。統計解析に基づいて、モデルを画素の新しい情報によって更新できる。このようにして、モデルは、新しい状況を学習できる。
前述の全てのアルゴリズムの結果は、メジアンフィルタや低域フィルタのような幾つかのノイズ低減フィルタによって改善されうる。出力マスクは、収縮(erosion)や膨張(dilation)のような形態学的演算と、高品質な結果を生成するマッティング専用の非形態学的演算によって改善されうる。これらの技術の例は、グラフカット、グラブカット、三段階アルファマッティングであり、これらの個別アルゴリズムへの入力は、可能性関数と実カメラ画像を含みうる。
<システムの構成>
サッカー競技の際に、デジタルオーバーレイアプリケーションは、典型的には、ホスト放送業者の機器と組み合わせて使用される。ホスト放送業者は、画質、機器の構成及び送出ストリームに責任を負う。したがって、デジタルオーバーレイアプリケーションは、ホスト放送業者の構成のワークフローの妨害を制限するように実施されうる。
放送業者のレンズとカメラの間に配置されたビームスプリッタを使用する選択ができる。ビームスプリッタは、独立センサを取り付ける実現性を提供する。このセンサは、放送業者のイメージセンサと同じ情報を大雑把に取得する。しかしながら、このセンサは、放送業者のセンサの画像及び品質設定を妨げることなくアプリケーションによって完全に制御されうる。ビームスプリッタを使用して放送カメラと同じ透視画像を取得することに加えて、高分解能センサと、放送カメラの全範囲をカバーする魚眼レンズとを備えた1台の較正済み静止カメラ、又は放送カメラの全範囲をカバーする1組の較正済みカメラも選択できる。全てのカメラが較正されるので、1台の較正済みカメラからカメラ空間を表現する放送業者の較正済みカメラに画像を容易にワープできる。
選択された手法に基づき、予備センサに入って来る光は(ビームスプリッタ又はセンサ自体の光学素子を通る)、可視又は不可視光からの特定スペクトルでよい。例えば、前述されたような可視光における特定スペクトル帯域フィルタでよい。
以下の節に、本開示の幾つかの態様を図2に関して記述する。
節1。画像を別の画像でデジタル式にオーバーレイする方法において、
実世界空間のモデルを作成するステップ200であって、モデルが、オーバーレイ画像でオーバーレイされるオーバーレイ面を含むステップ200と、
少なくとも1台のカメラをモデルの座標に対して較正するカメラパラメータを識別するステップ201と、
少なくとも1つの画像を、それぞれ前記少なくとも1台のカメラで実質的に同時に取得するステップ202と、
モデルとカメラパラメータに基づいて、前記少なくとも1つの取得画像内のオーバーレイ面を位置決めするステップ203と、
前記少なくとも1つの取得画像の選択取得画像内のオーバーレイ面を少なくとも部分的に遮る遮蔽オブジェクトを、遮蔽オブジェクトの画像特性と、前記少なくとも1つの取得画像の画像である検出画像とに基づいて検出するステップ204と、
選択取得画像内のオーバーレイ面の非遮蔽部分をオーバーレイ画像でオーバーレイするステップ205とを含む方法。
必要に応じて、選択取得画像をオーバーレイした後で、その画像が出力されうる206。
節2。遮蔽オブジェクトの画像特性が、バックグラウンドの空間周波数より遮蔽オブジェクトの空間周波数に関連する節1の方法。
節3。検出画像に基づいてバックグラウンドのモデルを更新するステップを更に含み、
遮蔽オブジェクトの検出が、更に、バックグラウンドのモデルに基づく、節1の方法。
節4。バックグラウンドのモデルが、検出画像のバックグラウンド部分内の画素のまわりのテクスチャの特徴を含み、
バックグラウンドのモデルを更新するステップが、検出画像に基づいて画素のまわりのテクスチャの特徴を調整するステップを含む、節3の方法。
節5。以前に取得された検出画像と比較した現在の検出画像の変化を検出することによって遮蔽オブジェクトを検出するステップを更に含む、節1の方法。
節6。検出画像が、選択取得画像とは異なり、検出画像を取得するために使用されるカメラと、選択取得画像を取得するために使用されるカメラが、互いから離れて取り付けられ、それにより、選択取得画像と検出画像が1対のステレオ画像を構成し、遮蔽オブジェクトの画像特性が、2つのステレオ画像の間の差異に関連する、節1の方法。
節7。モデル内のオーバーレイ面が、実世界内の表示装置を表わす、節1の方法。
節8。実世界内の表示装置に移動画像を表示するステップと、移動画像を選択取得画像内のオーバーレイ画像でオーバーレイするステップとを含む、節7の方法。
節9。実世界内の表示装置に静止画像を表示するステップと、静止画像を選択取得画像内でオーバーレイ画像でオーバーレイするステップとを含む、節7の方法。
節10。表示装置は、1つ以上の所定の周波数範囲内の放射を放射し、検出画像を取得するために使用されるカメラが、1つ以上の所定の周波数範囲全ての外側の放射を検出し、1つ以上の所定の周波数範囲全ての外側の検出放射を、1つ以上の所定の周波数範囲の内側の放射から区別する、節7の方法。
節11。検出画像を取得するために使用されるカメラが、1つ以上の所定の周波数範囲全ての外側の可視光を検出し、1つ以上の所定の周波数範囲全ての外側の検出可視光を、1つ以上の所定の周波数範囲の内側の可視光から区別する、節10の方法。
節12。オーバーレイ面が、実世界に実在しない仮想面を表わす、節1の方法。
節13。検出画像が、選択取得画像とは異なる、節1の方法。
節14。少なくとも1つの画像を取得するステップが、可視光以外の放射を検出するように構成されたカメラによって検出画像を取得することを含む、節1の方法。
節15。検出画像を取得するために使用されるカメラと、選択取得画像を取得するために使用されるカメラが、同じ対物レンズ又は2つの異なる対物レンズを通して放射を受け取るように構成された、節1の方法。
節16。オーバーレイ面が、モデル内に、実世界空間内のオーバーレイ面の少なくとも形状、位置及び向きの指示によって表わされる、節1の方法。
本明細書に開示された技術が、1台以上のカメラに適用されうることに注意されたい。例えば、スポーツ競技を取り扱い、スポーツ放送を作成するために複数台のカメラが使用されうる。本明細書に記載された方法及びシステムは、各カメラに適用されうる。例えば、オーバーレイは、現在放送中の取得カメラ画像に適用される。
デジタルオーバーレイは、例えば、標識言語の変更、広告された製品又は製品モデルの変更、色やフォント、文字サイズ、アニメーションなどの外観の変更、様々なスポンサによる広告、静止コンテンツ、動画コンテンツ、カメラの動きと相互作用するアニメーションなどの用途に使用されうる。後者の場合、オーバーレイ画像は、カメラパラメータに応じて生成されうる。
システムは、様々な位置に分散されうる。例えば、カメラが、第1の場所に配置され、画像をデジタル式にオーバーレイするシステムが、異なる場所に配置されてもよい。そのような場合、カメラパラメータと、選択取得画像及び検出画像を含むカメラ画像とは、カメラが配置された場所から、画像をデジタル式にオーバーレイするためのシステムが配置された場所に送信される。例えば、システムを国立放送機関が配置しかつ/又は操作し、それにより各放送機関が、自分のオーバーレイを放送ビデオに追加できる。更に、オーバーレイは、様々な加入者/視聴者が様々なオーバーレイを受け取るように個別化されうる。
本発明の幾つか又は全ての態様が、ソフトウェア、詳細にはコンピュータプログラム製品の形で実施されるように適合されうる。そのようなコンピュータプログラム製品は、ソフトウェアが記憶される記憶媒体(メモリなど)を含みうる。また、コンピュータプログラムは、光ファイバケーブルや空気などの伝送媒体によって伝えられる信号(光信号又は電気磁気信号など)によって表現されうる。コンピュータプログラムは、部分的又は完全に、コンピュータシステムによって実行されるのに適したソースコード、オブジェクトコード又は擬似コードの形態を有しうる。例えば、コードは、1つ以上のプロセッサによって実行されうる。
本明細書に記載された例及び実施形態は、本発明を限定するものではなく例示するものである。当業者は、特許請求の範囲から逸脱せずに代替実施形態を設計できる。特許請求の範囲で括弧に入れられた参照符号は、特許請求の範囲を限定すると解釈されるべきでない。特許請求の範囲又は説明において別個の存在として示された要素は、示した要素の特徴を組み合わせる単一ハードウェア又はソフトウェア要素として実現されうる。
1:デジタルオーバーレイ装置、2:カメラパラメータインタフェース、3:カメラ画像インタフェース、4:記憶装置、5:実世界空間のモデル、6:取得画像、7:オーバーレイ画像、8:ポジショナ、9:ディテクタ、10:オーバーレイヤ、11:出力インタフェース、12:コントローラ、13:放送事業者、14:カメラ1、15:カメラ2、16:モデルアップデータ、17:視覚モデル

Claims (15)

  1. 画像を別の画像でデジタル式にオーバーレイするためのシステムであって、
    実世界空間のモデルを記憶するための記憶装置であって、前記モデルが、オーバーレイ画像でオーバーレイされるオーバーレイ面を含み、前記モデル内の前記オーバーレイ面が、前記実世界空間内の表示装置を表し、前記表示装置が、1つ以上の所定の周波数範囲内の放射を放射することによって、前記実世界空間内の前記表示装置に移動画像を表示するように構成された記憶装置と、
    少なくとも1台のカメラを前記モデルの座標に対して較正するカメラパラメータを受け取るためのカメラパラメータインタフェースと、
    それぞれ前記少なくとも1台のカメラによって実質的に同時に取得された少なくとも1つの取得画像を受け取るためのカメラ画像インタフェースであって、前記少なくとも1つの取得画像が検出画像を含み、前記検出画像を取得するために使用されるカメラが、前記1つ以上の所定の周波数範囲全ての外側の周波数を有する放射を検出し、前記1つ以上の所定の周波数範囲全ての外側の検出放射を、前記1つ以上の所定の周波数範囲の内側の放射から区別するように構成された、カメラ画像インタフェースと、
    前記少なくとも1つの取得画像内の前記オーバーレイ面の位置を、前記モデルと前記カメラパラメータとに基づいて決定するためのポジショナと、
    前記少なくとも1つの取得画像の選択取得画像内の前記オーバーレイ面を少なくとも部分的に遮る遮蔽オブジェクトを、前記遮蔽オブジェクトの画像特性と前記検出画像とに基づいて検出するためのディテクタと、
    前記選択取得画像内の前記オーバーレイ面の非遮蔽部分を前記オーバーレイ画像でオーバーレイして出力画像を得るためのオーバーレイヤであって、前記実世界空間内の前記表示装置に表示された前記移動画像を、前記選択取得画像内の前記オーバーレイ画像でオーバーレイするように構成されたオーバーレイヤと、
    前記出力画像を出力するための出力インタフェースとを含むシステム。
  2. 前記遮蔽オブジェクトの前記画像特性が、画素の近傍のディスクリプタに関連し、前記ディスクリプタが、空間周波数を含み、前記ディテクタが、前記検出画像の画素のディスクリプタを前記遮蔽オブジェクトのディスクリプタと比較するように構成された、請求項1に記載のシステム。
  3. バックグラウンドのモデルを前記検出画像に基づいて更新するためのモデルアップデータを更に含み、
    前記ディテクタが、前記バックグラウンドの前記モデルに基づいて前記遮蔽オブジェクトを更に検出するように構成された、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記バックグラウンドの前記モデルが、前記バックグラウンドのテクスチャの特徴のモデルを含み、
    前記モデルアップデータが、画素のまわりの前記テクスチャの特徴のモデルを前記検出画像に基づいて調整するように構成された、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記ディテクタは、以前に取得された検出画像と比較した現在の検出画像の変化を検出することによって前記遮蔽オブジェクトを検出するように構成された、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記検出画像が、前記選択取得画像と異なり、カメラインタフェースが、異なるカメラから前記検出画像と前記選択取得画像を受け取るように構成された、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記検出画像を取得するために使用されるカメラと、前記選択取得画像を取得するために使用されるカメラとが、互いから離れて取り付けられ、それにより、前記選択取得画像と前記検出画像が、1対のステレオ画像を構成し、前記遮蔽オブジェクトの前記画像特性が、2つのステレオ画像の間の差異に関係する、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記検出画像を取得するために使用されるカメラが、可視光以外の放射を検出するように構成された、請求項6に記載のシステム。
  9. 前記検出画像を取得するために使用されるカメラと、前記選択取得画像を取得するために使用されるカメラが、同じ対物レンズ又は2つの異なる対物レンズを通して放射を受け取るように構成された、請求項6に記載のシステム。
  10. 前記表示装置が、前記実世界空間内の前記表示装置に静止画像を表示するように構成され、前記オーバーレイヤが、前記静止画像を前記選択取得画像内の前記オーバーレイ画像でオーバーレイするように構成された、請求項1に記載のシステム。
  11. 前記検出画像を取得するために使用されるカメラが、前記1つ以上の所定の周波数範囲全ての外側の可視光を検出し、前記1つ以上の所定の周波数範囲全ての外側の検出可視光を、前記1つ以上の所定の周波数範囲の内側の可視光と区別するように構成された、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記オーバーレイ面が、前記実世界空間内に実在しない仮想面を表す、請求項1に記載のシステム。
  13. 前記オーバーレイ面が、前記実世界空間内の前記オーバーレイ面の少なくとも形状、位置及び向きの指示によってモデル内に表わされる、請求項1に記載のシステム。
  14. 画像を別の画像でデジタル式にオーバーレイする方法であって、
    実世界空間のモデルを作成するステップであって、前記モデルが、オーバーレイ画像でオーバーレイされるオーバーレイ面を含み、前記モデル内の前記オーバーレイ面が、前記実世界空間内の表示装置を表し、前記表示装置が、1つ以上の所定の周波数範囲内の放射を放射することによって、前記実世界空間内の前記表示装置に移動画像を表示するように構成されたステップと、
    少なくとも1台のカメラを前記モデルの座標に対して較正するカメラパラメータを識別するステップと、
    それぞれ前記少なくとも1台のカメラによって実質的に同時に少なくとも1つの画像を取得するステップであって、前記少なくとも1つの取得画像が検出画像を含み、前記検出画像を取得するために使用されるカメラが、前記1つ以上の所定の周波数範囲全ての外側の周波数を有する放射を検出し、前記1つ以上の所定の周波数範囲全ての外側の検出放射を、前記1つ以上の所定の周波数範囲の内側の放射と区別するように構成されたステップと、
    前記少なくとも1つの取得画像内のオーバーレイ面を、前記モデルと前記カメラパラメータとに基づいて位置決めするステップと、
    前記少なくとも1つの取得画像の選択取得画像内の前記オーバーレイ面を少なくとも部分的に遮る遮蔽オブジェクトを、前記遮蔽オブジェクトの画像特性と前記検出画像とに基づいて検出するステップと、
    前記実世界空間内の前記表示装置に表示された移動画像を前記選択取得画像内の前記オーバーレイ面でオーバーレイすることによって、前記選択取得画像内の前記オーバーレイ画像の非遮蔽部分を前記オーバーレイ画像でオーバーレイするステップとを含む方法。
  15. コンピュータプログラムであって、コンピュータに、
    実世界空間のモデルを記憶するステップであって、前記モデルが、オーバーレイ画像でオーバーレイされるオーバーレイ面を含み、前記モデル内の前記オーバーレイ面が、前記実世界空間内の表示装置を表し、前記表示装置が、1つ以上の所定の周波数範囲内の放射を放射することによって前記実世界空間内の前記表示装置に移動画像を表示するように構成されたステップと、
    少なくとも1台のカメラを前記モデルの座標に対して較正するカメラパラメータを受け取るステップと、
    それぞれ前記少なくとも1台のカメラによって実質的に同時に取得された少なくとも1つの画像を受け取るステップであって、少なくとも1つの取得画像が検出画像を含み、前記検出画像を取得するために使用されるカメラが、前記1つ以上の所定の周波数範囲全ての外側の周波数を有する放射を検出し、前記1つ以上の所定の周波数範囲全ての外側の検出放射を、前記1つ以上の所定の周波数範囲の内側の放射から区別するように構成されたステップと、
    前記少なくとも1つの取得画像内の前記オーバーレイ面の位置を、前記モデルと前記カメラパラメータに基づいて決定するステップと、
    前記少なくとも1つの取得画像の選択取得画像内の前記オーバーレイ面を少なくとも部分的に遮る遮蔽オブジェクトを、前記遮蔽オブジェクトの画像特性と前記検出画像とに基づいて検出するステップと、
    前記実世界空間内の前記表示装置に表示された前記移動画像を、前記選択取得画像内の前記オーバーレイ画像でオーバーレイすることによって、前記選択取得画像内の前記オーバーレイ面の非遮蔽部分を前記オーバーレイ画像でオーバーレイして出力画像を得るステップと、
    前記出力画像を出力するステップとを実行させる命令を含むコンピュータプログラム。
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