JP6662246B2 - 診断支援装置、及び診断支援装置における画像処理方法、並びにプログラム - Google Patents

診断支援装置、及び診断支援装置における画像処理方法、並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6662246B2
JP6662246B2 JP2016170487A JP2016170487A JP6662246B2 JP 6662246 B2 JP6662246 B2 JP 6662246B2 JP 2016170487 A JP2016170487 A JP 2016170487A JP 2016170487 A JP2016170487 A JP 2016170487A JP 6662246 B2 JP6662246 B2 JP 6662246B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blood vessel
image
lesion
captured image
codebook
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016170487A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018036929A (ja
Inventor
松永 和久
和久 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2016170487A priority Critical patent/JP6662246B2/ja
Publication of JP2018036929A publication Critical patent/JP2018036929A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6662246B2 publication Critical patent/JP6662246B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Analysis (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Description

本発明は、診断支援装置、及び診断支援装置における画像処理方法、並びにプログラムに関する。
皮膚病変の診断として視診は必ず行われ、多くの情報を得ることができる。しかしながら、肉眼やルーペだけでは、ホクロとしみの判別さえ難しく、良性腫瘍と悪性腫瘍の鑑別も難しい。そこで、ダーモスコープ付きカメラを用いて病変を撮影するダーモスコピー診断が行われているが、画像の観察による症例の識別は医師のスキルに依存しているのが現状である。
このため、例えば、特許文献1に、撮影され保存された患者の撮影画像からHDR(High Dynamic Range Imaging)変換したハイダイナミックレンジ合成画像を生成して比較可能な医用撮影装置の技術が記載されている。特許文献1に記載された技術によれば、診断スキルの有無に依存することなく容易にダーモスコピー画像の所見を得ることができる。
特開2015−164512号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術によれば、RGB等の色空間を利用した画像分類において、薄い血の色と薄いメラニン色とは近接しているため、RGB画素値を用いた画像分類では、血管領域とメラニン色素領域との区別が困難である。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、血管画像の弁別性を高め、血管領域とメラニン色素領域との区別が容易な、診断支援装置、及び診断支援装置における画像処理方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明の一態様は、撮影画像から病変を診断するための診断支援装置であって、病変に係る既知の第1撮影画像に対応するリファレンス画像について血管強調情報を付加されたコードブックを備え、病変に係る未知の第2撮影画像に対応するクエリ画像について、前処理として血管強調を行い、血管相当領域について、前記コードブックに付加された血管強調情報を割り当てることを特徴とする診断支援装置を提供する。
また、本発明の他の態様は、撮影画像から病変を診断するための診断支援装置であって、病変に係る既知の第1撮影画像に基づいて形成されるリファレンス画像において前処理として血管強調された血管強調部に対応するビジュアルワードが付加されたコードブックと、病変に係る未知の第2撮影画像に基づいて形成されるクエリ画像について、局所特徴ベクトルを抽出してベクトル量子化する処理部と、を備え、前記処理部が、前記クエリ画像において前処理として血管強調を行い、ベクトル量子化時、血管領域について、前記コードブックに付加された前記ビジュアルワードを割り当てることにより、血管画像の弁別性を高めることを特徴とする。
本発明の他の特徴は、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、血管画像の弁別性を高め、血管領域とメラニン色素領域との区別が容易な、診断支援装置、及び診断支援装置における画像処理方法、並びにプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る診断支援装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る診断支援装置によるコードブック生成の処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る診断支援装置によるBoF特徴ベクトル抽出の処理動作を示すフローチャートである。 ダーモスコピー画像の一例を示す図である。 Visual Word辞書のデータ構造の一例を示す図である。 血管強調画像の一例を示す図である。 Visual Wordヒストグラムの一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
(実施形態の構成)
図1は、本実施形態に係る診断支援装置1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る診断支援装置1(装置本体10)には、ダーモスコープ付撮影装置20が接続されている。
ダーモスコープ付撮影装置20は、装置本体10からの指示により撮影を行い、撮影画像であるダーモスコピー画像を画像記憶部15に記憶すると共に表示装置40上に表示する。また、撮影画像は、装置本体10により画像処理が施されて画像記憶部15に記憶すると共に表示装置40上に表示される。
入力装置30は、ダーモスコピー画像の撮影開始指示や、後述するダーモスコピー画像中の部位選択操作等を行う。なお、表示装置40は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)モニタ等により構成され、入力装置30は、マウス等により構成されている。
装置本体10は、撮影画像取得部11と、コードブック生成部12と、処理部13と、検索手段14と、画像記憶部15と、辞書記憶部16と、を含む。本実施形態は、病変に係る既知の第1撮影画像に対応するリファレンス画像について血管強調情報を付加されたコードブックを備え、病変に係る未知の第2撮影画像に対応するクエリ画像について、前処理として血管強調を行い、血管相当領域についてコードブックに付加された血管強調情報を割り当てるものである。以下、詳しく説明する。
撮影画像取得部11は、ダーモスコープ付撮影装置20により撮影された撮影画像を取り込んでコードブック生成部12、及び処理部13へ出力する。コードブック生成部12は、病変に係る既知の撮影画像(第1撮影画像)に基づいて形成されるリファレンス画像において前処理として血管強調の画素値が付加された、すなわち血管強調された血管強調部に対応するVisual Wordが付加されたコードブックを生成し、辞書記憶部16の一部領域に割り当てられ記憶されるVisual Word辞書160に登録する。なお、Visual Word(ビジュアルワード)とは、撮影画像から局所特徴を抽出して全ての局所特徴をクラスタリングしたときの、それぞれのクラスタの重心となるベクトルを指す。
このため、コードブック生成部12は、RGB画素値取得部121と、クラスタリング処理部122と、コードブック登録部123と、を含む。なお、本実施形態では色空間としてRGB色空間を取り上げて説明するが、本実施形態の適用にあたっては、そのほかにも、例えばYUV色空間やHSV色空間であってもよい。
RGB画素値取得部121は、入力された撮影画像をRGB画素データに展開してクラスタリング処理部122へ出力する。クラスタリング処理部122は、撮影画像の全画面領域から一定間隔で画素値をサンプリングしてクラスタリング対象のデータ群に登録し、RGB画素の画素値の登録を対象の撮影画像に対して完了するまで処理を繰り返し、登録されたサンプリングデータの少なくとも一部についてクラスタリングを行う。
コードブック登録部123は、クラスタリング処理部122により得られた各クラスタの中心値を辞書記憶部16のVisual Word辞書160に登録する。このとき、後述する処理部13により新たに血管強調で強調される箇所の画素値が追加登録される、すなわち新たに血管強調された血管強調部に対応するVisual Wordが付加される。
処理部13は、病変に係る未知の撮影画像(第2撮影画像)に基づいて形成されるクエリ画像について、局所特徴ベクトルを抽出してベクトル量子化する。このため、処理部13は、前処理部131と、BoF(Bag of Feature)特徴ベクトル抽出部132とを含む。
前処理部131は、クエリ画像において前処理として血管強調を行い、ベクトル量子化時、血管領域について、Visual Word辞書160に付加された血管強調の画素値すなわち血管強調部に対応するビジュアルワードを割り当てることにより、血管画像の弁別性を高める。
なお、血管強調は、例えば、入力画像にエッジ保存型平滑フィルタを施した結果をベース画像とし、入力画像からそのベース画像を減算したものをディテール画像とし、ベース画像のゲインを下げ、ディテール画像のゲインを上げて再合成することにより生成することができる。図6に血管強調画像の一例が示されている。
BoF特徴ベクトル抽出部132は、クエリ画像について局所特徴ベクトル群を抽出し、コードブックにしたがい抽出した局所特徴ベクトル群をベクトル数分量子化後、ベクトル量子化された複数の値を統計処理する。ここで、BoFとは、画像を局所特徴の集合として捉えた画像の表現方法であり、基本的な考え方は、bag−of−wordと称されるテキスト検索のモデルであり、文章中に出現する単語のコードブックをもとに語順に関係なく文章を単語の出現頻度で表現する方法である。
BoFは、単語の代わりにベクトル量子化された局所特徴を用いることで画像を局所特徴の集合として捉える。このため、撮影画像から局所特徴を抽出し、全ての局所特徴をクラスタリングすることでVisual Wordと称される複数の類似画像を作成する。これら特徴ベクトルをまとめたものをコードブックと称している。BoFは、撮影画像ごとに得られる局所特徴を、コードブックの特徴ベクトルのうち最も近い特徴ベクトルに投票することで出現回数のヒストグラムで表現することができる。その画像の局所特徴の総数でヒストグラムのbinを割ることで作成される、正規化されたヒストグラムがその画像に対するBoF表現になる。
検索手段14は、生成されたvisual Word辞書160を用いてBoF特徴ベクトル抽出による類似画像検索を行いその結果を表示装置40へ出力する。
画像記憶部15は、ダーモスコープ付撮影装置20により撮影される患部のダーモスコピー画像を記憶する他に、本実施形態に係るプログラムの実行途中で生成される画像他、各種データを記憶する。辞書記憶部16は、コードブック生成部12により生成されるVisual Word辞書160を記憶する。画像記憶部15,辞書記憶部16共に、半導体、磁気、光等のうち、いずれかの記憶素子が実装されている。
(実施形態の動作)
以下、図2,図3のフローチャートを参照して図1に示す本実施形態に係る診断支援装置1の処理動作について詳細に説明する。
まず、図2のフローチャートを参照しながら本実施形態に係る診断支援装置1のコードブック生成処理から説明する。
まず、医師が入力装置30を操作することによる指示の下、ダーモスコープ付撮影装置20により患部の撮影を行うと、装置本体10は、撮影画像取得部11が撮影後のダーモスコピー画像を取り込み、コードブック生成部12へ出力する(ステップS201)。図4にダーモスコピー画像の一例が示されている。
コードブック生成部12は、まず、RGB画素値取得部121が、撮影画像取得部11により取得されたダーモスコピー画像をRGB画素データに展開し、その全画面領域から一定間隔で画素値をサンプリングし、クラスタリング対象のデータ群に登録する(ステップS202)。この処理は、辞書記憶部16に記憶されるVisual Word辞書160の作成対象となる全ての画像が終了するまで繰り返し実行され、全画像分RGB画素値を指定間隔でサンプリングしクラスタリング対象のデータ群に登録する処理が終了すると(ステップS203“YES”)、クラスタリング処理部122に制御を移す。
クラスタリング処理部122は、クラスタリング対象データ群に登録された全サンプリング点(サンプリングデータ)をk−means法等、分割最適化手法によるクラスタリングを実行し(ステップS204)、各クラスタ中心値をVisual Wordとしてコードブック登録部123に出力する(ステップS205)。コードブック登録部123は、生成されたVisual Wordを辞書記憶部16のVisual Word辞書160に登録する。このとき、例えば、図5にそのデータ構造の一例が示されているように、血管強調により強調される箇所の画素値(R,G,B)=(255,0,0)が追加Visual Wordとして追加登録される。
次に、図3のフローチャートを参照しながら本実施形態に係る診断支援装置1のBoF特徴ベクトル抽出処理ついて説明する。
ここでは、処理部13が、コードブック生成部12により生成されるVisual Word辞書160を用いて、BoF特徴ベクトル抽出を行う。このため、まず、医師が入力装置30を操作することによる指示の下、ダーモスコープ付撮影装置20により患部の撮影を行うと、装置本体10は、撮影画像取得部11が撮影後のダーモスコピー画像を取り込み、処理部13へ出力する(ステップS301)。
続いて、処理部13は、前処理部131が、撮影画像取得部11により取得されたダーモスコピー画像を所定のアルゴリズムにしたがい血管強調する(ステップS302)。図6に血管強調画像の一例が示されている。ただし、血管強調部には、Visual Word辞書160を作成する際に追加した画素値(R,G,B)=(255,0,0)を用いる。
次に、前処理部131は、Visual Word辞書160の作成時と同様に、ダーモスコピー画像をRGB画素データに展開し、全画面領域から、一定間隔で画素値をサンプリングしてBoF特徴ベクトル抽出部132へ出力する(ステップS303)。
BoF特徴ベクトル抽出部132は、各サンプリング値をVisual Word辞書160に基づきベクトル量子化することによりVisual Wordヒストグラム(BoF特徴ベクトル)を作成する(ステップS304)。図7に、縦軸に血管色Visual Word、横軸に出現頻度をとったVisual Wordヒストグラムの一例が示されている。図中、右端のbinが血管強調部に追加されるVisual Wordである。
BoF特徴ベクトル抽出部132は、血管色Visual Wordの重みが全体のVisual Word数に影響されるため、血管色Visual Wordのbin値を明示的に定数倍することによって重みを変更する(ステップS305)。この場合、同じ値の血管色Visual Wordを複数個加えてもよい。
続いて、BoF特徴ベクトル抽出部132は、得られるVisual Wordヒストグラム(BoF特徴ベクトル)の大きさを揃えるために、L2ノルム正規化を行うことにより一連のBoF特徴ベクトル抽出処理を終了する(ステップS306)。
なお、検索手段14は、生成されたvisual Word辞書160を用いてBoF特徴ベクトル抽出による類似画像検索を行い表示装置40へ出力する。このとき、血管を伴う画像のBoFの特徴量表現で前処理として血管強調を行い、ベクトル量子化時に、血管領域について特定のVisual Wordを割り当てることにより、血管画像の弁別性を高めることができる。
(実施形態の効果)
以上説明のように本実施形態に係る診断支援装置1によれば、装置本体10は、病変に係る既知の第1撮影画像に基づいて形成されるリファレンス画像について血管強調の画素値が付加されたコードブック(Visual Word辞書160)を生成するコードブック生成部12と、病変に係る未知の第2撮影画像に基づいて形成されるクエリ画像について、局所特徴ベクトルを抽出してベクトル量子化する処理部13と、により構成され、処理部13が、クエリ画像において前処理として血管強調を行い、ベクトル量子化時、血管領域について、Visual Word辞書160に付加された血管強調の画素値を割り当てることにより血管画像の弁別性を高めることができる。このため、RGB色空間では、比較的近接している薄茶色いメラニンと血腫の分離性が良くなり、画像の選別に有効な特徴量が得られることから血管領域とメラニン色素領域との区別が容易になる。
なお、上記した本実施形態に係る診断支援装置1は、局所特徴ベクトルはBoF特徴ベクトルであるとして説明したが、他に、量子化残差の和を用いるVLAD(Vector of Locally Aggregated Description)としてもよい。
また、本実施形態に係る診断支援装置1は、図1に示すスタンドアロン構成で説明したが、例えば、装置本体10をサーバで実現し、入力装置30と表示装置40をサーバにIP(Internet Protocol)網等のネットワーク経由で接続される端末で実現し、サーバが、端末から検索クエリを受信することによりコードブックを参照して局所特徴ベクトルを抽出し、クエリ画像に類似する候補を検索して要求のあった端末に出力するクライアントサーバシステムで実現してもよい。
なお、本実施形態に係る画像処理方法は、例えば、図1に示すように、撮影画像から病変を診断するための診断支援装置1における画像処理方法である。そして、その画像処理方法は、病変に係る既知の第1撮影画像に基づいて形成されるリファレンス画像について血管強調の画素値を付加されたコードブックを生成するステップ(A)と、病変に係る未知の第2撮影画像に基づいて形成されるクエリ画像について、局所特徴ベクトルを抽出してベクトル量子化するステップ(B)と、を備え、前記ステップ(B)が、前記クエリ画像において前処理として血管強調を行い、ベクトル量子化時、血管領域について、前記コードブックに付加された血管強調の前記画素値を割り当てることにより、血管画像の弁別性を高めることを特徴とする。
ここで、ステップ(A)とは、例えは、図2のフローチャートに示すにステップS201〜S206をいい、ステップ(B)とは、例えば、図3のフローチャートのステップS301〜S306をいう。
また、本実施形態に係る画像処理方法において、前記ステップ(A)が、入力された前記第1撮影画像をRGB画素データに展開するステップ(A1)と、全画面領域から一定間隔で画素値をサンプリングしてクラスタリング対象のデータ群に登録するするステップ(A2)と、RGB画素の画素値の登録を対象の前記第1撮影画像に対して完了するまで処理を繰り返すステップ(A3)と、登録されたサンプリングデータの少なくとも一部についてクラスタリングを行うステップ(A4)と、得られた各クラスタの中心値を前記コードブックに登録するステップ(A5)と、前記コードブックに新たに血管強調で強調される箇所の画素値を追加登録するステップ(A6)と、を備えることを特徴とする。
ここで、(A1)は、図2のフローチャートのステップS201、(A2)は、図2のフローチャートのステップS202、(A3)は、図2のフローチャートのステップS201〜S203、(A4)は図2のフローチャートのステップS204、(A5)は図2のフローチャートのステップS205、(A6)は図2のフローチャートのステップS206、のそれぞれをいう。
また、本実施形態に係る画像処理方法におけるステップ(B)において、前記局所特徴ベクトルが、局所特徴ベクトル群を抽出するステップ(B1)と、前記コードブックにしたがい抽出した前記局所特徴ベクトル群をベクトル数分量子化するステップ(B2)と、量子化して得られる複数の値を統計処理するステップ(B3)と、を備えることを特徴とする。ここで、(B1)〜(B3)は、図3のフローチャートのステップS304をいう。
本実施形態に係る画像処理方法によれば、血管画像の弁別性を高め、血管領域とメラニン色素領域との区別が容易になり、その結果、精度の高い診断支援を行うことができる。
なお、本実施形態に係るプログラムは、例えば、図1に示すように、撮影画像から病変を診断するための診断支援装置1における画像処理方法のプログラムである。そしてそのプログラムは、コンピュータ(装置本体10)に、上記した本実施形態に係る画像処理方法における各ステップと同様の処理を実行させるものであり、重複を回避する意味で各処理の説明を省略する。
本実施形態に係るプログラムによれば、装置本体10が、上記した本実施形態に係るプログラムを読み出し実行することにより、血管画像の弁別性を高め、血管領域とメラニン色素領域との区別が容易になり、その結果、精度の高い診断支援を行うことができる。なお、本実施形態に係るプログラムは、装置本体10内の図示省略したプログラムメモリに記憶される。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことはいうまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[請求項1]
撮影画像から病変を診断するための診断支援装置であって、
病変に係る既知の第1撮影画像に対応するリファレンス画像について血管強調情報を付加されたコードブックを備え、
病変に係る未知の第2撮影画像に対応するクエリ画像について、前処理として血管強調を行い、血管相当領域について、前記コードブックに付加された血管強調情報を割り当てることを特徴とする診断支援装置。
[請求項2]
撮影画像から病変を診断するための診断支援装置であって、
病変に係る既知の第1撮影画像に基づいて形成されるリファレンス画像において前処理として血管強調された血管強調部に対応するビジュアルワードが付加されたコードブックと、
病変に係る未知の第2撮影画像に基づいて形成されるクエリ画像について、局所特徴ベクトルを抽出してベクトル量子化する処理部と、を備え、
前記処理部が、前記クエリ画像において前処理として血管強調を行い、ベクトル量子化時、血管領域について、前記コードブックに付加された前記ビジュアルワードを割り当てることにより、血管画像の弁別性を高めることを特徴とする診断支援装置。
[請求項3]
前記コードブックが、
入力された前記第1撮影画像を色空間画素データに展開し、
全画面領域から一定間隔で画素値をサンプリングしてクラスタリング対象のデータ群に登録し、
色空間画素の画素値の登録を対象の前記第1撮影画像に対して完了するまで処理を繰り返し、
登録されたサンプリングデータの少なくとも一部についてクラスタリングを行い、
得られた各クラスタの中心値を前記コードブックに登録し、
前記コードブックに新たに血管強調された血管強調部に対応するビジュアルワードを追加登録することによって得られることを特徴とする請求項2に記載の診断支援装置。
[請求項4]
前記局所特徴ベクトルが、局所特徴ベクトル群を抽出し、前記コードブックにしたがい抽出した前記局所特徴ベクトル群をベクトル数分量子化後、量子化した複数の値を統計処理したものであることを特徴とする請求項2又は3に記載の診断支援装置。
[請求項5]
撮影画像から病変を診断するための診断支援装置における画像処理方法であって、
病変に係る既知の第1撮影画像に基づいて形成されるリファレンス画像において前処理として血管強調された血管強調部に対応するビジュアルワードが付加されたコードブックを生成するステップ(A)と、
病変に係る未知の第2撮影画像に基づいて形成されるクエリ画像について、局所特徴ベクトルを抽出してベクトル量子化するステップ(B)と、を備え、
前記ステップ(B)が、前記クエリ画像において前処理として血管強調を行い、ベクトル量子化時、血管領域について、前記コードブックに付加された前記ビジュアルワードを割り当てることにより、血管画像の弁別性を高めることを特徴とする画像処理方法。
[請求項6]
撮影画像から病変を診断するための診断支援装置における画像処理方法のプログラムであって、
コンピュータに、
病変に係る既知の第1撮影画像に基づいて形成されるリファレンス画像において前処理として血管強調された血管強調部に対応するビジュアルワードが付加されたコードブックを生成する処理(A)と、
病変に係る未知の第2撮影画像に基づいて形成されるクエリ画像について、局所特徴ベクトルを抽出してベクトル量子化する処理(B)と、を実行させ、
前記処理(B)が、前記クエリ画像において前処理として血管強調を行い、ベクトル量子化時、血管領域について、前記コードブックに付加された前記ビジュアルワードを割り当てることにより、血管画像の弁別性を高めることを特徴とするプログラム。
1…診断支援装置、10…装置本体、11…撮影画像取得部、12…コードブック生成部、13…処理部、14…検索手段、15…画像記憶部、16…辞書記憶部、20…ダーモスコープ付撮影装置、30…入力装置、40…表示装置、121…RGB画素値取得部、122…クラスタリング処理部、123…コードブック登録部、131…前処理部、132…BoF特徴ベクトル抽出部、151…ベクトル間距離算出部、160…Visual Word辞書

Claims (6)

  1. 撮影画像から病変を診断するための診断支援装置であって、
    病変に係る既知の第1撮影画像に対応するリファレンス画像について血管強調情報を付加されたコードブックを備え、
    病変に係る未知の第2撮影画像に対応するクエリ画像について、前処理として血管強調を行い、血管相当領域について、前記コードブックに付加された血管強調情報を割り当てることを特徴とする診断支援装置。
  2. 撮影画像から病変を診断するための診断支援装置であって、
    病変に係る既知の第1撮影画像に基づいて形成されるリファレンス画像において前処理として血管強調された血管強調部に対応するビジュアルワードが付加されたコードブックと、
    病変に係る未知の第2撮影画像に基づいて形成されるクエリ画像について、局所特徴ベクトルを抽出してベクトル量子化する処理部と、を備え、
    前記処理部が、前記クエリ画像において前処理として血管強調を行い、ベクトル量子化時、血管領域について、前記コードブックに付加された前記ビジュアルワードを割り当てることにより、血管画像の弁別性を高めることを特徴とする診断支援装置。
  3. 前記コードブックが、
    入力された前記第1撮影画像を色空間画素データに展開し、
    全画面領域から一定間隔で画素値をサンプリングしてクラスタリング対象のデータ群に登録し、
    色空間画素の画素値の登録を対象の前記第1撮影画像に対して完了するまで処理を繰り返し、
    登録されたサンプリングデータの少なくとも一部についてクラスタリングを行い、
    得られた各クラスタの中心値を前記コードブックに登録し、
    前記コードブックに新たに血管強調された血管強調部に対応するビジュアルワードを追加登録することによって得られることを特徴とする請求項2に記載の診断支援装置。
  4. 前記局所特徴ベクトルが、局所特徴ベクトル群を抽出し、前記コードブックにしたがい抽出した前記局所特徴ベクトル群をベクトル数分量子化後、量子化した複数の値を統計処理したものであることを特徴とする請求項2又は3に記載の診断支援装置。
  5. 撮影画像から病変を診断するための診断支援装置における画像処理方法であって、
    病変に係る既知の第1撮影画像に基づいて形成されるリファレンス画像において前処理として血管強調された血管強調部に対応するビジュアルワードが付加されたコードブックを生成するステップ(A)と、
    病変に係る未知の第2撮影画像に基づいて形成されるクエリ画像について、局所特徴ベクトルを抽出してベクトル量子化するステップ(B)と、を備え、
    前記ステップ(B)が、前記クエリ画像において前処理として血管強調を行い、ベクトル量子化時、血管領域について、前記コードブックに付加された前記ビジュアルワードを割り当てることにより、血管画像の弁別性を高めることを特徴とする画像処理方法
  6. 撮影画像から病変を診断するための診断支援装置における画像処理方法のプログラムであって、
    コンピュータに、
    病変に係る既知の第1撮影画像に基づいて形成されるリファレンス画像において前処理として血管強調された血管強調部に対応するビジュアルワードが付加されたコードブックを生成する処理(A)と、
    病変に係る未知の第2撮影画像に基づいて形成されるクエリ画像について、局所特徴ベクトルを抽出してベクトル量子化する処理(B)と、を実行させ、
    前記処理(B)が、前記クエリ画像において前処理として血管強調を行い、ベクトル量子化時、血管領域について、前記コードブックに付加された前記ビジュアルワードを割り当てることにより、血管画像の弁別性を高めることを特徴とするプログラム。
JP2016170487A 2016-09-01 2016-09-01 診断支援装置、及び診断支援装置における画像処理方法、並びにプログラム Active JP6662246B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016170487A JP6662246B2 (ja) 2016-09-01 2016-09-01 診断支援装置、及び診断支援装置における画像処理方法、並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016170487A JP6662246B2 (ja) 2016-09-01 2016-09-01 診断支援装置、及び診断支援装置における画像処理方法、並びにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018036929A JP2018036929A (ja) 2018-03-08
JP6662246B2 true JP6662246B2 (ja) 2020-03-11

Family

ID=61566353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016170487A Active JP6662246B2 (ja) 2016-09-01 2016-09-01 診断支援装置、及び診断支援装置における画像処理方法、並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6662246B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013184070A1 (en) * 2012-06-05 2013-12-12 Agency For Science, Technology And Research A drusen lesion image detection system
JP6361501B2 (ja) * 2014-12-26 2018-07-25 カシオ計算機株式会社 診断装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018036929A (ja) 2018-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6528608B2 (ja) 診断装置、及び診断装置における学習処理方法、並びにプログラム
US11790523B2 (en) Autonomous diagnosis of a disorder in a patient from image analysis
Fernandes et al. Predicting heart rate variations of deepfake videos using neural ode
CN110288597B (zh) 基于注意力机制的无线胶囊内窥镜视频显著性检测方法
JP4947589B2 (ja) 類似画像検索装置
Giancardo et al. Microaneurysm detection with radon transform-based classification on retina images
Tennakoon et al. Image quality classification for DR screening using convolutional neural networks
US20210133473A1 (en) Learning apparatus and learning method
KR102103280B1 (ko) 딥러닝 기반의 대장 질환 보조 진단 방법
US20140270447A1 (en) Systems, methods and computer readable storage media storing instructions for automatically segmenting images of a region of interest
CN110751605A (zh) 一种图像处理方法、装置和电子设备及可读存储介质
KR20190087681A (ko) 자궁경부암에 대한 피검체의 발병 여부를 판정하는 방법
CN115359066A (zh) 用于内窥镜的病灶检测方法、装置、电子设备及存储介质
JP6041781B2 (ja) 医用画像処理装置およびその作動方法並びに医用画像処理プログラム
KR20220096453A (ko) 딥러닝 모델을 이용한 내시경 영상으로부터의 병변 검출 방법, 장치 및 프로그램
JP6662246B2 (ja) 診断支援装置、及び診断支援装置における画像処理方法、並びにプログラム
JP2016123420A (ja) 診断装置並びに当該診断装置における画像処理方法及びそのプログラム
JP6702118B2 (ja) 診断支援装置、及び診断支援装置における画像処理方法、並びにプログラム
US11880987B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
JP2012234500A (ja) パターン識別装置、パターン識別方法およびプログラム
JP2019118670A (ja) 診断支援装置、画像処理方法及びプログラム
Zulfikar et al. Android application: skin abnormality analysis based on edge detection technique
JPH1119077A (ja) 放射線画像における腫瘤影の検出方法及び装置
Gao et al. Multiscale phase congruency analysis for image edge visual saliency detection
Prakash et al. An identification of abnormalities in dental with support vector machine using image processing

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181207

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20181207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191008

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6662246

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150