JP6659965B2 - 端末装置、変換アダプタ、端末システム及び端末装置の制御方法 - Google Patents

端末装置、変換アダプタ、端末システム及び端末装置の制御方法 Download PDF

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本発明は、端末装置、変換アダプタ、端末システム及び端末装置の制御方法に関する。
近年、ディスプレイポートと呼ばれる規格に準拠した画面出力端子が搭載されたパーソナルコンピュータなどの端末装置が増えてきている。ディスプレイポートとは、液晶ディスプレイなどのデジタルディスプレイ装置のために設計された映像の入出力インタフェースの規格である。
一方、従来主流であったDVI(Digital Visual Interface)やHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia interface)で用いられるTMDS(Transmission Minimized Signaling)転送に対応した入力端子を有するディスプレイ装置はまだ多数存在する。そのため、ディスプレイポートの出力端子を有する端末装置にDVIやHDMIの入力端子を有するディスプレイ装置を接続したいという要望は根強く残っている。以下では、ディスプレイポートの出力ポートを、単に「ディスプレイポート」といい、TMDS転送に対応した入力ポートを、「DVI/HDMIポート」という。
そこで、ディスプレイポートと、DVI/HDMIポートとを接続するために、端末装置のディスプレイポートから出力された信号をディスプレイ装置のDVI/HDMIポートへ入力するアダプタが用いられる。ここで、ディスプレイポートが搭載された端末装置には、シングルモードに対応した端末装置とデュアルモードに対応した端末装置とがある。ここでは、シングルモードに対応した端末装置のディスプレイポートを「シングルモードのディスプレイポート」といい、デュアルモードに対応した端末装置のディスプレイポートを「デュアルモードのディスプレイポート」という。
シングルモードのディスプレイポートは、TMDS転送に対応していない。そこで、シングルモードのディスプレイポートからDVI/HDMIポートへ信号を出力するには、コネクタ形状の物理的な変換とともに、ディスプレイポートに準拠した信号をDVI又はHDMIに準拠した信号に変換する信号変換するアダプタが用いられる。ディスプレイポートに」準拠した信号をDVI又はHDMIに準拠した信号に変換するプロ語コルコンバータとクロックジェネレータを有し、ディスプレイポートに準拠した信号をDVI又はHDMIに準拠した信号に変換するチップが内蔵されているアダプタは、アクティブアダプタと呼ばれる。
これに対して、デュアルポートのディスプレイポートは、TMDS転送に対応しているので、単にコネクタ形状の物理的な変換を行うアダプタが用いられる。このように、端末装置がディスプレイポートに準拠した信号をDVI又はHDMIに準拠した信号に変換する機能を有する場合に用いられるアダプタは、パッシブアダプタと呼ばれる。パッシブアダプタは、クロックジェネレータを有さない。
パッシブアダプタは、一端にディスプレイポートのコネクタ形状を有するポートを有し、他端にDVI/HDMIポートのコネクタ形状を有するポートを有する。そして、パッシブアダプタは、ディスプレイポートのコネクタ形状を有するポートに入力された信号の利得率を変換し、バッファに蓄積して出力する。デュアルモードに対応した端末装置は、パッシブアダプタの接続を検出した場合、出力する信号をDVI又はHDMIの規格に準拠した信号に切り替える。
なお、電子機器の接続に関する技術として、受電側の機器に、正規の電圧を有する電気を供給する前に低電圧を印加して過電流が発生しないことを確認する従来技術がある。また、接続された一方の機器の入力端子を出力端子として動作させることで正常な反応が返ってきた場合に、入力端子同士が接続されていることを検出する従来技術がある。
特開2014−110550号公報 特開2010−97288号公報
しかしながら、パッシブアダプタは誤接続を検知したり入力された信号を識別したりする機能を有さない。デュアルモードに対応した端末装置には、デュアルモードに対応することを示すマークが付加されているが、そのマークの意味を利用者が把握していないおそれがある。そのような利用者は、シングルモードのディスプレイポートにパッシブアダプタを接続してしまうことが考えられる。
シングルモードのディスプレイポートにパッシブアダプタが誤接続された場合、パッシブアダプタはディスプレイポートに準拠した信号をそのままディスプレイ装置へ出力する。この場合、DVI/HDMIポートにはディスプレイポートに準拠した信号が入力されるため、ディスプレイ装置は映像を出力しない。そのため、利用者は、画面が出力されないためどのような問題が発生しているのか分からず、誤接続が原因であることを把握することは困難である。
この点、事前に低電圧を印加して過電流が発生しないことを確認する従来技術では、利用者に誤接続を把握させることは困難である。また、入力端子同士の接続を検出する従来技術を用いても、シングルモードのディスプレイポートにパッシブアダプタが誤接続されたことを利用者に把握させることは困難である。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、誤接続の検出を容易にする端末装置、変換アダプタ、端末システム及び端末装置の制御方法を提供することを目的とする。
本願の開示する端末装置、変換アダプタ、端末システム及び端末装置の制御方法の一つの態様において、端末装置は、情報処理装置及び前記情報処理装置に接続される変換アダプタを有する。前記情報処理装置は、以下の各部を有する。映像出力部は、ディスプレイポートを示した第1規格又はDVI(Digital Visual Interface)またはHDMI(High-Definition Multimedia Interface)を示した第2規格に準拠した映像信号のいずれか一方を選択して出力する、又はいずれかを固定的に出力する。制御信号出力部は、前記映像信号に関する制御信号を出力する。電圧出力部は、前記映像信号の表示に用いる電力を出力する。変換アダプタは、以下の各部を有する。第1ポートは、前記第1規格に準拠し、前記情報処理装置に接続され前記映像信号、前記制御信号及び前記電力の入力を受ける。第2ポートは、前記第2規格に準拠し、前記第1ポートへ入力された前記映像信号、前記制御信号及び前記電力を他の装置へ出力する。判定部は、前記第1ポートへ入力された第1電力、前記第2ポートへ入力された第2電力、及び前記第1ポートから、前記第1ポートと前記第2ポートとの経路上に設けられたバッファに入力される電圧が所定電圧であるか否かを基に、前記第1ポート及び前記第2ポートに対する接続が誤接続であるか否かを判定する。報知部は、前記誤接続を報知する。
1つの側面では、本発明は、誤接続の検出を容易にすることができる。
図1は、パッシブアダプタがデュアルモードに対応したディスプレイポートに接続された場合のブロック図である。 図2は、DDC信号通信部及びAUX信号通信部とDPコネクタとの接続の詳細を表す回路図である。 図3は、判定テーブルの一例の図である。 図4は、パッシブアダプタがデュアルモード非対応のディスプレイポートに接続された場合のブロック図である。 図5は、パッシブアダプタが逆接続された場合のブロック図である。 図6は、判定部による昇圧器の制御のフローチャートである。 図7は、実施例1に係る判定回路によるLEDの点灯制御のフローチャートである。 図8は、デュアルモードに対応したディスプレイポートを有するPCにおいてDVI/HDMIの出力への切替が困難な状態を表したブロック図である。 図9は、実施例2に係る判定回路によるLEDの点灯制御のフローチャートである。
以下に、本願の開示する端末装置、変換アダプタ、端末システム及び端末装置の制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する端末装置、変換アダプタ、端末システム及び端末装置の制御方法が限定されるものではない。
図1は、パッシブアダプタをデュアルモードに対応したPCに正常に接続された場合のブロック図である。パッシブアダプタ1は、PC2とディスプレイ装置3が接続される。パッシブアダプタ1は、正常な動作をする場合、PC2から出力されたディスプレイポートに準拠した信号をDVI/HDMIポートに準拠した信号に変換してDVI/HDMIポートを有するディスプレイ装置3へ出力する。ここでは、図1を参照して、パッシブアダプタ1が正常に接続された場合の構成について説明する。ここで、ディスプレイポートの規格が、「第1規格」の一例にあたる。また、DVI/HDMIの規格が、「第2規格」にあたる。
この場合、PC2は、デュアルモード出力部201、スイッチ202、AUX(Auxiliary)信号通信部203、DDC(Display Data Channel)信号通信部204、スイッチ205、検出回路206及びDP用電圧207を有する。PC2は、デュアルモードに対応した情報処理装置である。
デュアルモード出力部201は、DP(Display Port)出力部211及びDVI/HDMI出力部212を有する。このデュアルモード出力部201が、「映像出力部」の一例にあたる。
DP出力部211は、ディスプレイポートに準拠した映像信号を出力する。DP出力部211は、差動の電圧を有する信号を出力する。以下では、ディスプレイポートに準拠した映像信号を「DP信号」という場合がある。
DVI/HDMI出力部212は、DVI/HDMIポートのプロトコルに準拠した映像信号を出力する。DVI/HDMI出力部212は、差動の電圧を有する信号を出力する。以下では、DVI/HDMIポートに準拠した映像信号を「DVI/HDMI信号」という場合がある。このDP出力部211及びDVI/HDMI出力部212が、「映像出力部」の一例にあたる。
スイッチ202は、DPコネクタ41を介してパッシブアダプタ1のレベルシフタ101に繋がる信号経路に接続される。さらに、スイッチ202は、検出回路206からの制御を受けて、レベルシフタ101へ繋がる経路の接続元をDP出力部211又はDVI/HDMI出力部212のいずれかに切り替える。
AUX信号通信部203は、ディスプレイポートの信号に関する制御信号などを含むDP信号の補助信号であるAUX信号の送受信をディスプレイ装置3との間で行う。AUX信号は、送信側の情報によるリンク管理、ステータス及びコンフィグレーション制御のための通信に用いられる。AUX信号通信部203は、例えば、AUX信号通信部203は、ディスプレイ装置3に関する情報の取得やPC2に関する情報のディスプレイ装置3への送信といった、ディスプレイ装置3との接続に用いる情報の送受信などを行う。AUX信号通信部203は、後述するDDC信号通信部302と異なり、電圧がプルアップされたクロック信号の出力は行わない。
DDC信号通信部204は、DVI/HDMIポートの信号に関する制御信号などを含むDVI/HDMI信号の補助信号であるDDC信号の送受信をディスプレイ装置3との間で行う。また、DDC信号通信部204は、電圧が3.3Vにプルアップされたクロック信号を出力する。
図2は、DDC信号通信部及びAUX信号通信部とDPコネクタとの接続の詳細を表す回路図である。経路411は、図1におけるDPコネクタ41からスイッチ205へ延びる経路にあたる。また、経路412は、図1におけるDPコネクタ41から検出回路206へ延びるPin13の経路にあたる。
DDC信号通信部204とDPコネクタ41とを結ぶ経路412にはFET(Field Effect Transistor)スイッチ244が配置される。さらに、FETスイッチ244とDDC信号通信部204とを結ぶ経路411は途中で分岐して、プルアップ電源242及びプルアップ抵抗243が配置される。
AUX信号通信部203とDPコネクタ41とを結ぶ経路411にはFETスイッチ232が配置される。また、FETスイッチ232とDPコネクタ41との間には、インバータ233が配置される。さらに、AUX信号通信部203とFETスイッチ232との間には、キャパシタ231が配置される。
回路250は、スイッチ205及び検出回路206の一例にあたる。経路412の電圧レベルがHighになると、FETスイッチ244がオンになり、DDC信号通信部204とDPコネクタ41とが接続される。また、経路412の電圧レベルがLowになると、インバータ233で電圧レベルが反転され、FETスイッチ232がオンになる。
DDC信号通信部204が出力するクロック信号はプルアップ電源242により3.3Vに電位が固定される。そのため、DDC信号通信部204が出力するクロック信号は、プルアップスイッチ110がオフとなりプルアップ電源111による電位の固定が行われなくても、電圧が3.3Vの信号としてDDCバッファ102へ送られる。
AUX信号通信部203が出力する信号は、キャパシタ231により交流の信号となる。そこで、AUX信号通信部203は、プルアップされたクロック信号を出力しない。
スイッチ205は、DPコネクタ41を介してパッシブアダプタ1のDDCバッファ102に繋がる信号経路に接続される。さらに、スイッチ205は、検出回路206からの制御を受けて、DDCバッファ102へ繋がる経路の接続元をAUX信号通信部203又はDDC信号通信部204のいずれかに切り替える。
検出回路206は、DPコネクタ41を介して接続された接続先から入力される電圧によってパッシブアダプタ1の検出を行う。例えば、検出回路206は、PC2の起動時にはAUX信号通信部203及びDDC信号通信部204のいずれも選択しない状態にスイッチ205を設定する。その後、検出回路206は、DPコネクタ41を介した接続先から電圧が入力されたか否かにより、パッシブアダプタ1が接続されたか否かを検出する。
そして、検出回路206は、電圧の入力を受けない場合、スイッチ202をDP出力部211に切り替え、スイッチ205をAUX信号通信部203に切り替える。これにより、検出回路206は、AUX信号を有効にし、且つ、DDC信号を無効にして、DP信号を出力するようにPC2を構成する。
これに対して、電圧の入力を受けた場合、検出回路206は、スイッチ202をDVI/HDMI出力部212に切り替え、スイッチ205をDDC信号通信部204に切り替える。これにより、検出回路206は、AUX信号を無効にし、且つ、DDC信号を有効にして、DVI/HDMI信号を出力するようにPC2を構成する。
正常に接続された場合、検出回路206は、図1に示すようにパッシブアダプタ1が有するパッシブアダプタ1が接続されたことを検出するための端子にDPコネクタ41を介して接続される。パッシブアダプタ1が接続されたことを検出するための端子は、「Pin13」と呼ばれる場合がある。検出回路206は、接続先からDPコネクタ41を介してパッシブアダプタ1に入力された電圧の入力を受ける。この場合、検出回路206は、スイッチ202をDVI/HDMI出力部212に切り替え、スイッチ205をDDC信号通信部204に切り替える。
DP用電圧207は、3.3Vの電圧の電気を出力する。正常に接続された場合、DP用電圧207は、DPコネクタ41を介してパッシブアダプタ1の昇圧器104に繋がる経路に接続される。そして、DP用電圧207は、3.3Vの電圧の電気を昇圧器104へ出力する。このDP用電圧207が、「電圧出力部」の一例にあたる。
DVI/HDMI接続ケーブル50は、ディスプレイ装置3とパッシブアダプタ1とを接続するケーブルである。DVI/HDMI接続ケーブル50は、DVI/HDMIコネクタ51及び53、並びに、ケーブル52を有する。
ディスプレイ装置3は、DVI/HDMIポートを有する。ディスプレイ装置3は、DVI/HDMI受信部301、DDC信号通信部302及び電源電圧303を有する。このディスプレイ装置3が、「画像表示装置」の一例にあたる。
DVI/HDMI受信部301は、DVI/HDMI接続ケーブル50を介してDVI/HDMI信号の入力を受ける。そして、DVI/HDMI受信部301は、液晶画面などの表示画面に映像を表示させる。
また、DVI/HDMI受信部301は、DVI/HDMI接続ケーブル50を介してDP信号の入力を受けた場合、映像を処理することが困難である。この場合、ディスプレイ装置3の表示画面は、受信したDP信号をもちいた映像の表示は行わず、映像を何も表示しない。
正常に接続された場合、DVI/HDMI受信部301は、図1に示すようにDVI/HDMI接続ケーブル50を介してパッシブアダプタ1のレベルシフタ101に繋がる経路に接続される。そして、DVI/HDMI受信部301は、レベルシフタ101からDVI/HDMI信号の入力を受け表示画面に映像を出力させる。このDVI/HDMI受信部301が、「映像処理部」の一例にあたる。
DDC信号通信部302は、DDC信号の送受信を行う。また、DDC信号通信部302は、AUX信号の入力を受けた場合、AUX信号の処理は行わない。
正常に接続された場合、DDC信号通信部302は、図1に示すようにDVI/HDMI接続ケーブル50を介してパッシブアダプタ1のDDCバッファ102に繋がる経路に接続される。そして、DDC信号通信部302は、DDCバッファ102を介してPC2のDDC信号通信部204との間でDDC信号の送受信を行い、DVI/HDMI信号の送受信に関する制御を行う。このDDC信号通信部302が、「制御処理部」の一例にあたる。
電源電圧303は、ディスプレイ装置3を動作させるための電源となる。電源電圧303は、DVI/HDMI接続ケーブル50を介して5.0Vの電圧の電気の入力を受ける。そして、電源電圧303は、供給された電気をディスプレイ装置3の各部に供給する。
パッシブアダプタ1は、レベルシフタ101、DDCバッファ102、判定回路103、昇圧器104、判定部105及びDPコネクタ41を有する。さらに、パッシブアダプタ1は、抵抗106、ダイオード107、可変ダイオード108、プルアップ抵抗109、プルアップスイッチ110、プルアップ電源111及びLED(Light Emitting Diode)112を有する。このパッシブアダプタ1が、「変換アダプタ」の一例にあたる。また、DPコネクタ41が、「第1ポート」の一例にあたる。
レベルシフタ101は、入力された信号の利得率を調整して出力する。レベルシフタ101は、DVI/HDMI信号が入力された場合、利得率を調整してDVI/HDMI信号を出力する。
正常に接続された場合、レベルシフタ101は、図1に示すように、入力側端子がDPコネクタ41を介してPC2のDVI/HDMI出力部212に接続される。また、レベルシフタ101は、出力端子がDVI/HDMI接続ケーブル50を介してディスプレイ装置3のDVI/HDMI受信部301に接続される。この場合、レベルシフタ101は、DVI/HDMI信号の入力をDVI/HDMI出力部212から受ける。そして、レベルシフタ101は、入力されたDVI/HDMI信号の利得率を変更し、DVI/HDMI接続ケーブル50を介してDVI/HDMI受信部301へ出力する。
DDCバッファ102は、DPコネクタ41に繋がる経路とDVI/HDMIコネクタ51に繋がる経路とを有する。ここで、パッシブアダプタ1が有する図1には図示しないDVI/HDMIポートにDVI/HDMIコネクタ51が接続されるが、以下の説明では、パッシブアダプタ1のDVI/HDMIポートとDVI/HDMIコネクタ51とを同一視して説明する。このDVI/HDMIコネクタ51で表されるDVI/HDMIポートが、「第2ポート」の一例にあたる。
DDCバッファ102とDPコネクタ41とを繋ぐ経路は、途中で分岐しプルアップ抵抗109が接続される。また、DDCバッファ102とDPコネクタ41とを繋ぐ経路は、DPコネクタ41とDDCバッファ102の間でプルアップ抵抗109とは異なる場所でさらに分岐し判定回路103が接続される。DDCバッファ102は、DDC信号の送受信の中継を行う。具体的には、DDCバッファ102は、入力されたDDC信号を蓄え、タイミングを調整して送信先に出力する。
正常に接続された場合、DDCバッファ102は、図1に示すようにDPコネクタ41を介してPC2のDDC信号通信部204に接続される。また、DDCバッファ102は、DVI/HDMI接続ケーブル50を介してディスプレイ装置3のDDC信号通信部302に接続される。そして、DDCバッファ102は、DDC信号通信部204から出力されたDDC信号を蓄えてタイミングを調整してDDC信号通信部302へ出力する。また、DDCバッファ102は、DDC信号通信部302から出力されたDDC信号を蓄えてタイミングを調整してDDC信号通信部204へ出力する。
プルアップ電源111は、DDCバッファ102とDPコネクタ41とを繋ぐ経路上にプルアップ抵抗109及びプルアップスイッチ110を介して接続される。プルアップ電源111は、3.3Vの電源である。
プルアップ抵抗109は、一端がDDCバッファ102とDPコネクタ41とを繋ぐ経路に接続され、他端がプルアップスイッチ110に接続される。
プルアップスイッチ110は、プルアップ電源111とプルアップ抵抗109の間に配置される。プルアップスイッチ110は、判定回路103からの制御を受けて、プルアップ電源111とプルアップ抵抗109とを結ぶ経路の接続と切断とを切り替える。以下では、プルアップスイッチ110がプルアップ電源111とプルアップ抵抗109とを結ぶ経路を接続する場合、プルアップスイッチ110がオンであるという。また、プルアップスイッチ110がプルアップ電源111とプルアップ抵抗109とを結ぶ経路を切断する場合、プルアップスイッチ110がオフであるという。
プルアップスイッチ110がオンの場合、DDCバッファ102に入力される電位は、プルアップ電源111及びプルアップ抵抗109により3.3Vに固定する。また、プルアップスイッチ110がオフの場合、プルアップ電源111及びプルアップ抵抗109による3.3Vの電位の固定は行われない。
昇圧器104は、DPコネクタ41に繋がる経路とDVI/HDMIコネクタ51に繋がる経路とを有する。昇圧器104とDPコネクタ41とを繋ぐ経路は、途中で分岐して抵抗106が接続される。さらに、昇圧器104とDPコネクタ41とを繋ぐ経路は、抵抗106が接続される位置とは異なる位置で分岐して判定部105に接続される。また、昇圧器104とDVI/HDMIコネクタ51とを繋ぐ経路は、途中に昇圧器104からDVI/HDMIコネクタ51に向けて電気を流すダイオード107が配置される。さらに、昇圧器104とDVI/HDMIコネクタ51とを繋ぐ経路はダイオード107の出力側で分岐して判定部105に接続される。加えて、昇圧器104とDVI/HDMIコネクタ51とを繋ぐ経路は、ダイオード107の入力側及び出力側の双方の位置で分岐して判定回路103に接続される。
昇圧器104は、判定部105の制御を受けて、オンオフが切り替わる。昇圧器104は、オンの場合、DPコネクタ41を介して入力された電圧を昇圧しダイオード107へ向けて出力する。また、オフの場合、昇圧器104は、DPコネクタ41を介して入力された電圧を昇圧を出力しない。
判定部105は、図3に示す判定テーブル150を予め有する。図3は、判定テーブルの一例の図である。この判定部105が、「第1判定部」の一例にあたる。
判定テーブル150におけるAは、昇圧器104とDPコネクタ41とを結ぶ経路の電圧レベルを表す。昇圧器104とDPコネクタ41とを結ぶ経路の電圧レベルがHighであればAは1であり、昇圧器104とDPコネクタ41とを結ぶ経路の電圧レベルがLowであればAは0である。また、判定テーブル150におけるBは、ダイオード107とDVI/HDMIコネクタ51とを結ぶ経路の電圧レベルを表す。ダイオード107とDVI/HDMIコネクタ51とを結ぶ経路の電圧レベルがHighであればBは1であり、ダイオード107とDVI/HDMIコネクタ51とを結ぶ経路の電圧レベルがLowであればBは0である。さらに判定テーブル150におけるXは、判定部105による昇圧器104の制御を表す。Xが0の場合、判定部105は、昇圧器104をオフにする。Xが1の場合、判定部105は、昇圧器104をオンにする。さらに、Xが「X」の場合、判定部105は、昇圧器104の状態を維持する。
判定部105は、起動時に昇圧器104をオフに設定する。次に、判定部105は、昇圧器104とDPコネクタ41とを結ぶ経路の電圧の入力を受ける。そして、判定部105は、昇圧器104とDPコネクタ41とを結ぶ経路の電圧レベルがハイレベル、すなわち0より大きい電圧がかかっていれば、Aを1とする。これに対して、昇圧器104とDPコネクタ41とを結ぶ経路の電圧レベルがLow、すなわち電圧が0であれば、判定部105は、Aを0とする。
また、判定部105は、ダイオード107とDVI/HDMIコネクタ51とを結ぶ経路の電圧の入力を受ける。そして、判定部105は、ダイオード107とDVI/HDMIコネクタ51とを結ぶ経路の電圧レベルがハイレベル、すなわち0より大きい電圧がかかっていれば、Bを1とする。これに対して、ダイオード107とDVI/HDMIコネクタ51とを結ぶ経路の電圧レベルがLow、すなわち電圧が0であれば、判定部105は、Bを0とする。
そして、判定部105は、取得したA及びBの値に対応するXの値を判定テーブル150から取得する。例えば、昇圧器104とDPコネクタ41とを結ぶ経路の電圧及びダイオード107とDVI/HDMIコネクタ51とを結ぶ経路の電圧レベルがいずれもLowであれば、判定部105は、A及びBをいずれも0とする。この場合、判定部105は、判定テーブル150からXの値として0を取得する。そして、判定部105は、昇圧器104をオフにする。
また、例えば、昇圧器104とDPコネクタ41とを結ぶ経路の電圧レベルがLowであり、ダイオード107とDVI/HDMIコネクタ51とを結ぶ経路の電圧レベルがHighであれば、判定部105は、Aを0としBを1とする。この場合、判定部105は、判定テーブル150からXの値として0を取得する。そして、判定部105は、昇圧器104をオフにする。
また、例えば、昇圧器104とDPコネクタ41とを結ぶ経路の電圧レベルがHighであり、ダイオード107とDVI/HDMIコネクタ51とを結ぶ経路の電圧レベルがLowであれば、判定部105は、Aを1としBを0とする。この場合、判定部105は、判定テーブル150からXの値として1を取得する。そして、判定部105は、昇圧器104をオンにする。
また、例えば、昇圧器104とDPコネクタ41とを結ぶ経路の電圧レベル及びダイオード107とDVI/HDMIコネクタ51とを結ぶ経路の電圧レベルがいずれもHighであれば、判定部105は、A及びBをいずれも1とする。この場合、判定部105は、判定テーブル150からXの値としてXを取得する。そして、判定部105は、昇圧器104をそのままの状態で維持する。
図1に示すように正常に接続された場合、PC2のDP用電圧207から出力された3.3Vの電圧の電気が昇圧器104へ入力されるので、判定部105は、DPコネクタ41と昇圧器104とを結ぶ経路の電圧を3.3Vと測定する。この場合、判定部105は、Aを1とする。また、昇圧器104はオフでありダイオード107には電気が流れないので、判定部105は、ダイオード107とDVI/HDMIコネクタ51とを結ぶ経路の電圧を0Vと測定する。この場合、判定部105は、Bを0とする。そこで、判定部105は、判定テーブル150からXの値として1を取得する。すなわち、判定部105は、昇圧器104をオンにする。昇圧器104がオンにされると、昇圧器104とダイオード107との間の電圧レベルはHighとなる。
LED112は、接続状態を表す表示装置である。LED112は、緑及び青の2色に点灯する。LED112が緑の場合、DPコネクタ41にディスプレイポートに非対応の装置が接続されたことを示す。LED112が青の場合、パッシブアダプタ1が逆向きに接続されていることを示す。ここで、パッシブアダプタ1が逆向きに接続されているとは、DPコネクタ41側にディスプレイポートを有する表示装置が接続され、DVI/HDMIコネクタ51側にDVI/HDMIポートを有する情報処理装置が接続された状態を指す。以下では、逆向きの接続を「逆接続」という。また、正しい向きの接続、すなわち、DPコネクタ41側にディスプレイポートを有する情報処理装置が接続され、DVI/HDMIコネクタ51側にDVI/HDMIポートを有する表示装置が接続された接続を「順接続」という。このLED112が、「報知部」の一例にあたる。
判定回路103は、可変ダイオード108を介してグランドに接続される。判定回路103は、DDCバッファ102に入力される電圧の入力を受ける。また、判定回路103は、昇圧器104とダイオード107とを結ぶ経路の電圧の入力を受ける。さらに、判定回路103は、ダイオード107とDVI/HDMIコネクタ51とを結ぶ経路の電圧の入力を受ける。
判定回路103は、昇圧器104とダイオード107とを結ぶ経路から電圧レベルがHighの場合、すなわち0Vより大きい電圧の場合、昇圧器104がオンであると判定する。また、昇圧器104とダイオード107とを結ぶ経路から電圧レベルがLowの場合、すなわち0Vの電位の場合、判定回路103は、昇圧器104がオフであると判定する。
そして、判定回路103は、昇圧器104がオンであれば、一度プルアップスイッチ110をオフにする。そして、判定回路103は、DDCバッファ102へ入力される電圧を測定する。測定した電圧が3.3Vであれば、デュアルモード対応の装置に正常に接続されていると判定する。この場合、判定回路103は、LED112を点灯させない。
これに対して、電圧が検出されない場合、判定回路103は、DPコネクタ41にデュアルモード非対応の装置が接続されていると判定する。そして、判定回路103は、LED112を緑色に点灯させる。
一方、昇圧器104がオフであれば、判定回路103は、パッシブアダプタ1が逆接続であると判定する。そして、判定回路103は、LED112を緑色に点灯させる。
図1に示すように正常に接続された場合、昇圧器104は、判定部105によりオンにされるので、昇圧器104とダイオード107との間の電圧レベルはHighとなる。判定回路103は、昇圧器104とダイオード107との間の電圧レベルはHighであることを検出し、昇圧器104がオンであると判定する。そして、判定回路103は、昇圧器104がオンであることからパッシブアダプタ1が順接続に接続されていると判定する。次に、判定回路103は、プルアップスイッチ110をオフにする。そして、判定回路103は、DPコネクタ41とDDCバッファ102とを繋ぐ経路の電圧を測定する。この場合、DDC信号通信部204から出力されたクロック信号の3.3Vの電圧が入力される。そのため、判定回路103は、DDCバッファ102に入力される電圧として3.3Vの電圧を測定する。そこで、判定回路103は、パッシブアダプタ1は、デュアルモードに対応したPC2に正常に接続されていると判定する。この場合、判定回路103は、LED112を点灯しない。この時、LED112が点灯しておらず情報提供をしていないが、利用者は、ディスプレイ装置3の表示画面に映像が映し出されているので、パッシブアダプタ1が正常に接続されていることを確認することができる。この判定回路103が、「第2判定部」の一例にあたる。
ここまでは、主にパッシブアダプタ1が順接続でデュアルモードに対応したPC2に接続された場合の動作を説明したが、次に、図4を参照して、デュアルモード非対応のディスプレイポートに接続された場合の動作についてまとめて説明する。図4は、デュアルモード非対応のディスプレイポートに接続された場合のブロック図である。
デュアルモード非対応のPC2は、DP出力部211、AUX信号通信部203及びDP用電圧207を有する。
PC2にDPコネクタ41が接続されると、DP出力部211は、レベルシフタ101に接続される。この場合、DP出力部211は、DPコネクタ41を介してDP信号をレベルシフタ101へ出力する。
また、PC2にDPコネクタ41が接続されると、AUX信号通信部203は、DDCバッファ102に接続される。この場合、AUX信号通信部203は、DPコネクタ41を介してAUX信号をDDCバッファ102へ出力する。
また、DP用電圧207は、DPコネクタ41を介して昇圧器104へ3.3Vの電圧の電気を供給する。
ディスプレイ装置3は、DVI/HDMIポートを有する。そして、ディスプレイ装置3は、DVI/HDMI受信部301、DDC信号通信部302及び電源電圧303を有する。
DVI/HDMI受信部301は、DP信号の入力を受けた場合、信号の処理を行わない。その場合、ディスプレイ装置3の表示画面には映像が映し出されない。DDC信号通信部302は、AUX信号を用いた通信は行わない。
レベルシフタ101は、DPコネクタ41を介してDP信号の入力をDP出力部211から受ける。そして、レベルシフタ101は、DVI/HDMI接続ケーブル50を介してDP信号をDVI/HDMI受信部301へ出力する。
DDCバッファ102は、DPコネクタ41を介してAUX信号の入力をAUX信号通信部203から受ける。そして、DDCバッファ102は、AUX信号を蓄え、タイミングを調整してDVI/HDMI接続ケーブル50を介してDDC信号通信部302へ出力する。
判定部105は、起動時に昇圧器104をオフにする。そして、判定部105は、PC2のDP用電圧207から出力された3.3Vの電圧の電気が昇圧器104へ入力されるので、DPコネクタ41と昇圧器104とを結ぶ経路の電圧を3.3Vと測定する。この場合、判定部105は、Aを1とする。また、昇圧器104はオフでありダイオード107には電気が流れないので、判定部105は、ダイオード107とDVI/HDMIコネクタ51とを結ぶ経路の電圧を0Vと測定する。この場合、判定部105は、Bを0とする。そこで、判定部105は、判定テーブル150からXの値として1を取得する。そして、判定部105は、昇圧器104をオンにする。昇圧器104がオンにされると、昇圧器104とダイオード107との間の電圧レベルはHighとなる。
判定回路103は、昇圧器104とダイオード107との間の電圧レベルをHighと判定する。これにより、判定回路103は、パッシブアダプタ1が順接続であると判定する。
次に、判定回路103は、プルアップスイッチ110をオフにする。そして、判定回路103は、DDCバッファ102へ入力される電圧を測定する。AUX信号通信部203は、プルアップされた電圧を有するクロック信号の入力は行わないため、判定回路103は、DDCバッファ102へ3.3Vにプルアップされた信号を検出しない。そこで、判定回路103は、PC2においてプルアップ電源242が存在しないと判定する。これにより、判定回路103は、PC2が有するディスプレイポートがデュアルモード非対応であると判定する。そして、判定回路103は、LED112を緑色に点灯させる。その後、判定回路103は、プルアップスイッチ110をオンにする。
この場合、ディスプレイ装置3のDVI/HDMI受信部301は、DVI/HDMI接続ケーブル50を介してレベルシフタ101からDP信号を受信する。DVI/HDMI受信部301は、DP信号の処理は行わないため、ディスプレイ装置3の表示画面には映像が映し出されない。
利用者はディスプレイ装置3の表示画面を見ただけでは、何が起こっているのか確認することが困難である。そこで、利用者は、パッシブアダプタ1に搭載されたLED112が緑色に点灯していることを確認することで、パッシブアダプタ1がデュアルモードに非対応のPC2に接続されたことを把握できる。
次に、図5を参照して、パッシブアダプタ1が逆接続された場合の動作についてまとめて説明する。図5は、パッシブアダプタが逆接続された場合のブロック図である。
この場合、PC2は、DVI/HDMIポートを有する。そして、PC2は、DVI/HDMI出力部212、DDC信号通信部204及びDVI/HDMI用電圧208を有する。
PC2のDVI/HDMI出力部212は、DVI/HDMI接続ケーブル50を介してレベルシフタ101に接続される。この場合、DVI/HDMI出力部212は、DVI/HDMI信号をレベルシフタ101へ出力する。
また、DDC信号通信部204は、DVI/HDMI接続ケーブル50を介してDDCバッファ102に接続される。この場合、DDC信号通信部204は、DDC信号をDDCバッファ102へ出力する。
また、DVI/HDMI用電圧208は、DVI/HDMI接続ケーブル50を介してダイオード107の出力側へ5.0Vの電圧の電気を供給する。
レベルシフタ101は、DVI/HDMI接続ケーブル50を介してDVI/HDMI信号の入力をDVI/HDMI出力部212から受ける。
DDCバッファ102は、DVI/HDMI接続ケーブル50を介してDVI/HDMI信号の入力をDDC信号通信部204から受ける。そして、DDCバッファ102は、DVI/HDMI信号を蓄え、タイミングを調整してDPコネクタ41を介してAUX信号通信部305へ出力する。
ディスプレイ装置3は、ディスプレイポートを有する。そして、ディスプレイ装置3は、DP受信部304、AUX信号通信部305及びDP用電圧306を有する。
DP用電圧306は、電圧が3.3Vである電気を供給する。例えば、DP用電圧306は、ディスプレイ装置3の拡張アダプタが接続された場合、接続された拡張アダプタへ電力供給を行う電源となる。
DP受信部304は、DVI/HDMI信号の入力を受けた場合、信号の処理を行わない。その場合、ディスプレイ装置3の表示画面には映像が映し出されない。AUX信号通信部305は、DDC信号を用いた通信は行わない。
判定部105は、起動時に昇圧器104をオフにする。そして、昇圧器104にはディスプレイ装置3のDP用電圧306から電圧が3.3Vの電気が供給されるので、判定部105は、DPコネクタ41と昇圧器104とを結ぶ経路の電圧を3.3Vと測定する。この場合、判定部105は、Aを1とする。また、判定部105は、PC2のDVI/HDMI用電圧208から出力された5.0Vの電圧の電気が昇圧器104へ入力されるので、ダイオード107とDVI/HDMIコネクタ51とを結ぶ経路の電圧を5.0Vと測定する。この場合、判定部105は、Bを1とする。そこで、判定部105は、判定テーブル150からXの値としてXを取得する。この場合、判定部105は、昇圧器104の状態を維持する。すなわち、昇圧器104はオフのままとされる。昇圧器104がオフの場合、昇圧器104とダイオード107との間の電圧レベルはLowとなる。
判定回路103は、昇圧器104とダイオード107との間の電圧レベルをLowと判定する。これにより、判定回路103は、パッシブアダプタ1が逆接続であると判定する。そして、判定回路103は、LED112を青色に点灯させる。
この場合、ディスプレイ装置3のDP受信部304は、DPコネクタ41を介してレベルシフタ101からDVI/HDMI信号を受信する。DP受信部304は、DVI/HDMI信号の処理は行わないため、ディスプレイ装置3の表示画面には何も表示されない。
利用者はディスプレイ装置3の表示画面を見ただけでは、何が起こっているのか確認することが困難である。そこで、利用者は、パッシブアダプタ1に搭載されたLED112が緑色に点灯していることを確認することで、パッシブアダプタ1が逆接続であることを把握できる。
次に、図6を参照して、判定部105による昇圧器104の制御の流れについて説明する。図6は、判定部による昇圧器の制御のフローチャートである。
判定部105は、起動時にXを0として昇圧器104をオフに設定する(ステップS11)。
次に、判定部105は、DPコネクタ41と昇圧器104とを結ぶ経路の電圧レベルがLowであるか否かによりAが0か否かを判定する(ステップS12)。電圧レベルがLow、すなわちAが0の場合(ステップS12:肯定)、判定部105は、PC2が未接続と判定し(ステップS13)、ステップS12へ戻る。
これに対して、電圧レベルがHigh、すなわちAが1の場合(ステップS12:否定)、判定部105は、ダイオード107とDVI/HDMIコネクタ51とを結ぶ経路の電圧レベルがLowであるか否かによりBが0か否かを判定する(ステップS14)。
電圧レベルがLow、すなわちBが0の場合(ステップS14:肯定)、判定部105は、判定テーブル150からXの値として1を取得し、昇圧器104をオンにする(ステップS15)。この場合、パッシブアダプタ1は、順接続の状態である。
これに対して、電圧レベルがHigh、すなわちBが1の場合(ステップS14:否定)、判定部105は、判定テーブル150からXの値としてXを取得し、昇圧器104の状態をオフの状態に維持する(ステップS16)。この場合、パッシブアダプタ1は、逆接続の状態である。
次に、図7を参照して、本実施例に係る判定回路103によるLED112の点灯制御の流れについて説明する。図7は、実施例1に係る判定回路によるLEDの点灯制御のフローチャートである。
判定回路103は、昇圧器104とダイオード107とを結ぶ経路の電位により、昇圧器104がオンであるか否かを判定する(ステップS101)。
昇圧器104がオンの場合(ステップS101:肯定)、判定回路103は、プルアップスイッチ110をオフにする(ステップS102)。
次に、判定回路103は、DDCバッファ102に供給される信号の中でPC2側のプルアップ電源242が検出されるか否かを判定する(ステップS103)。DDC信号通信部204に接続されていれば、DDC信号のクロック信号として3.3Vに電位が固定された信号が検出されるので、判定回路103は、PC2側のプルアップ電源242が検出されると判定する。また、AUX信号通信部203に接続されていれば、プルアップされた信号が検出されないので、判定回路103は、PC2側のプルアップ電源242が検出されないと判定する。
プルアップ電源242が検出される場合(ステップS103:肯定)、判定回路103は、パッシブアダプタ1が順接続の状態でデュアルモードに対応したディスプレイポートに接続したと判定し(ステップS104)、ステップS107へ進む。
これに対して、プルアップ電源242が検出されない場合(ステップS103:否定)、判定回路103は、パッシブアダプタ1が順接続の状態でデュアルモードに非対応のディスプレイポートに接続したと判定する(ステップS105)。
そして、判定回路103は、LED112を緑色に点灯させ(ステップS106)、ステップS107へ進む。
その後、判定回路103は、プルアップスイッチ110をオンにする(ステップS107)。
一方、昇圧器104がオフの場合(ステップS101:否定)、判定回路103は、パッシブアダプタ1が逆接続の状態と判定する(ステップS108)。
そして、判定回路103は、LED112を青色に点灯させる(ステップS109)。
ここで、本実施例ではLED112を用いて誤接続の状態の報知を行ったが、PC2やディスプレイ装置3に依存しない報知方法であれば、他の報知方法を用いてもよい。
以上に説明したように、本実施例に係るパッシブアダプタは、順接続か逆接続かを判定し、さらに順接続の場合にデュアルモードに対応するディスプレイポートに接続されたか否かを判定し、それぞれの状態をLEDを用いて報知する。これにより、利用者は、誤接続によりディスプレイ装置の表示画面に映像が表示されない状態でも、パッシブアダプタのLEDを確認することで誤接続の状態を容易に把握することができる。そして、利用者は、取得した情報を基に、パッシブアダプタの接続を適切な状態に変更することができる。
また、本実施例に係るパッシブアダプタは、PC及びディスプレイ装置のインタフェースの仕様を変更することなく実現できるので、製造及び導入を容易に低コストで行うことができる。
次に、実施例2について説明する。本実施例に係るパッシブアダプタ1は、デュアルモードに対応したディスプレイポートを有するPCにおいてDVI/HDMIの出力への切替が困難な場合に、報知を行うことが実施例1と異なる。
図8は、デュアルモードに対応したディスプレイポートを有するPCにおいてDVI/HDMIの出力への切替が困難な状態を表したブロック図である。以下の説明では、実施例1と同様の各部の機能については説明を省略する。図8では、PC2においてDVI/HDMIの出力への切替が困難となったデュアルモード出力部201、並びに、そのデュアルモード出力部201に対応するAUX信号通信部203及びDDC信号通信部204を一例として記載した。実際には、PC2は、他にもデュアルモード出力部201、AUX信号通信部203及びDDC信号通信部204を有する。
デュアルモードに対応したディスプレイポートを有するPC2であっても、ディスプレイポートが複数ある場合、DVI/HDMIの出力へ切り替えることが可能なポート数が決まっている場合がある。その場合、検出回路206は、切替可能な数のディスプレイポートを既にDVI/HDMIの出力に切り替えてしまっていると、パッシブアダプタ1が接続されてもDVI/HDMI出力部212に接続するようにスイッチ205を切り替えない。すなわち、検出回路206は、ディスプレイポートからのDVI/HDMIの出力への切り替えを制限する。この検出回路206が、「制限部」の一例にあたる。
ただし、検出回路206は、スイッチ205をDDC信号通信部204に接続するように切り替えることはできる。そこで、DVI/HDMIの出力へ切り替えることが可能なポート数を超えるパッシブアダプタ1及びディスプレイ装置3がPC2に接続された場合、図8に示す状態となる。
判定部105は、起動時に昇圧器104をオフにした後、DPコネクタ41と昇圧器104とを結ぶ経路の電圧レベルがHighであり、ダイオード107とDVI/HDMIコネクタ51とを接続する経路の電圧レベルがLowであることを検出する。そして、判定部105は、昇圧器104をオンにする。
判定回路103は、昇圧器104とダイオード107との間の電圧レベルはHighであることを検出し、昇圧器104がオンであると判定する。そして、判定回路103は、昇圧器104がオンであることからパッシブアダプタ1が順接続に接続されていると判定する。
次に、判定回路103は、プルアップスイッチ110をオフにする。そして、判定回路103は、DPコネクタ41とDDCバッファ102とを繋ぐ経路の電圧を測定する。この場合も、DDC信号通信部204側にスイッチ205は切り替わっているため、図2に示すように、3.3Vに電位が固定されたクロック信号がDDCバッファ102へ供給される。そのため、判定回路103は、DDCバッファ102に入力される電圧として3.3Vの電圧を測定する。そこで、判定回路103は、パッシブアダプタ1は、順接続でデュアルモードに対応したディスプレイポートに接続されていると判定する。ただし、この場合、DVI/HDMIの出力への切り替えが行われなかった可能性があるため、判定回路103は、LED112を赤色に点灯する。
この場合、パッシブアダプタ1は、順接続でデュアルモードに対応したディスプレイポートに接続されているが、ディスプレイ装置3の表示画面には映像が映し出されていない。そこで、利用者は、パッシブアダプタ1のLED112が赤色に点灯していることを確認することで、デュアルモードに対応したディスプレイポートのDVI/HDMIの出力への切り替えが行われなかったことを確認できる。
また、本実施例に係るパッシブアダプタ1では、デュアルモードに対応したディスプレイポートのDVI/HDMIの出力への切り替えが行われた場合にもLED112が赤色に点灯する。しかし、ディスプレイ装置3の表示画面に映像が映し出されているので、利用者は、パッシブアダプタ1が正常に接続されていることを確認することができ、DVI/HDMIの出力への切り替えが行われなかった場合と区別できる。
次に、図9を参照して、本実施例に係る判定回路103によるLED112の点灯制御の流れについて説明する。図9は、実施例2に係る判定回路によるLEDの点灯制御のフローチャートである。
判定回路103は、昇圧器104とダイオード107とを結ぶ経路の電位により、昇圧器104がオンであるか否かを判定する(ステップS201)。
昇圧器104がオンの場合(ステップS201:肯定)、判定回路103は、プルアップスイッチ110をオフにする(ステップS202)。
次に、判定回路103は、DDCバッファ102に供給される信号の中でPC2側のプルアップ電源242が検出されるか否かを判定する(ステップS203)。
プルアップ電源242が検出される場合(ステップS203:肯定)、判定回路103は、パッシブアダプタ1が順接続の状態でデュアルモードに対応したディスプレイポートに接続したと判定する。さらに、判定回路103は、DVI/HDMIの出力への切り替えが行われなかった可能性があると判定する(ステップS204)。
そして、判定回路103は、LED112を赤色に点灯させ(ステップS205)、ステップS208へ進む。
これに対して、プルアップ電源242が検出されない場合(ステップS203:否定)、判定回路103は、パッシブアダプタ1が順接続の状態でデュアルモードに非対応のディスプレイポートに接続したと判定する(ステップS206)。
そして、判定回路103は、LED112を緑色に点灯させ(ステップS207)、ステップS208へ進む。
その後、判定回路103は、プルアップスイッチ110をオンにする(ステップS208)。
一方、昇圧器104がオフの場合(ステップS201:否定)、判定回路103は、パッシブアダプタ1が逆接続の状態と判定する(ステップS209)。
そして、判定回路103は、LED112を青色に点灯させる(ステップS210)。
以上に説明したように、本実施例に係るパッシブアダプタは、デュアルモードに対応したディスプレイポートがDVI/HDMIの出力に切り替わらなかった場合に、LEDを赤色に点灯させる。これにより、操作者は、順接続でデュアルモードに対応したディスプレイポートに接続しているのに、映像がディスプレイ装置の表示画面に映らない場合に、DVI/HDMIの出力に切り替わらなかったことを容易に把握することができる。そして、利用者は、取得した情報を基に、パッシブアダプタの接続を適切な状態に変更することができる。
1 パッシブアダプタ
2 パーソナルコンピュータ(PC)
3 ディスプレイ装置
41 DPコネクタ
50 DVI/HDMI接続ケーブル
51,53 DVI/HDMIコネクタ
52 ケーブル
101 レベルシフタ
102 DDCバッファ
103 判定回路
104 昇圧器
105 判定部
106 抵抗
107 ダイオード
108 可変ダイオード
109 プルアップ抵抗
110 プルアップスイッチ
111 プルアップ電源
112 LED
150 判定テーブル
201 デュアルモード出力部
202 スイッチ
203 AUX信号通信部
204 DDC信号通信部
205 スイッチ
206 検出回路
207 DP用電圧
208 DVI/HDMI用電圧
211 DP出力部
212 DVI/HDMI出力部
231 キャパシタ
232 FETスイッチ
233 インバータ
242 プルアップ電源
243 プルアップ抵抗
244 FETスイッチ
250 回路
301 DVI/HDMI受信部
302 DDC信号通信部
303 電源電圧
304 DP受信部
305 AUX信号通信部
306 DP用電圧
411,412 経路

Claims (8)

  1. 情報処理装置及び前記情報処理装置に接続される変換アダプタを有する端末装置であって、
    前記情報処理装置は、
    ディスプレイポートを示した第1規格又はDVI(Digital Visual Interface)またはHDMI(High-Definition Multimedia Interface)を示した第2規格に準拠した映像信号のいずれか一方を選択して出力する、又はいずれかを固定的に出力する映像出力部と、
    前記映像信号に関する制御信号を出力する制御信号出力部と、
    前記映像信号の表示に用いる電力を出力する電圧出力部とを備え、
    前記変換アダプタは、
    前記情報処理装置に接続され前記映像信号、前記制御信号及び前記電力の入力を受ける前記第1規格に準拠した第1ポートと、
    前記第1ポートへ入力された前記映像信号、前記制御信号及び前記電力を他の装置へ出力する前記第2規格に準拠した第2ポートと、
    前記第1ポートへ入力された第1電力、前記第2ポートへ入力された第2電力、及び前記第1ポートから、前記第1ポートと前記第2ポートとの経路上に設けられたバッファに入力される電圧が所定電圧であるか否かを基に、前記第1ポート及び前記第2ポートに対する接続が誤接続であるか否かを判定する判定部と、
    前記誤接続を報知する報知部とを備えた
    ことを特徴とする端末装置。
  2. 前記判定部は、
    前記第1電力及び前記第2電力を基に、前記第2ポートに前記情報処理装置が接続されたか否かを判定する第1判定部と、
    前記第1判定部により前記第2ポートに前記情報処理装置が接続されていないと判定された場合、前記第1ポートから、前記第1ポートと前記第2ポートとの経路上に設けられたバッファに入力される電圧が所定電圧であるか否かを基に、前記第1ポートに前記第2規格に準拠した映像信号のみを固定的に出力する映像出力部が接続されたか否かを判定する第2判定部と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記第1判定部は、前記第1電力の電圧レベルがHighであり、前記第2電力の電圧レベルがHighの場合に、前記第2ポートに前記情報処理装置が接続されたと判定することを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記第2判定部は、前記第1ポートから、前記第1ポートと前記第2ポートとの経路上に設けられたバッファに入力される電圧が所定電圧ではない場合に、前記第1ポートに前記第2規格に準拠した映像信号のみを固定的に出力する前記映像出力部が接続されたと判定することを特徴とする請求項2又は3に記載の端末装置。
  5. 前記映像出力部は、前記第1規格又は前記第2規格に準拠した映像信号のいずれか一方を選択して出力し、
    前記情報処理装置は、所定条件の場合に、前記映像出力部による前記第2規格に準拠した映像信号の出力を制限する出力制限部をさらに備え、
    前記判定部は、前記第1電力、前記第2電力、及び前記第1ポートから、前記第1ポートと前記第2ポートとの経路上に設けられたバッファに入力される電圧が所定電圧であるか否かを基に、前記映像出力部による前記第2規格に準拠した映像信号の出力が制限されているか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の端末装置。
  6. 映像信号、制御信号及び電力の入力を受ける、ディスプレイポートを示した第1規格に準拠した第1ポートと、
    前記第1ポートへ入力された前記映像信号、前記制御信号及び前記電力を他の装置へ出力する、DVI(Digital Visual Interface)またはHDMI(High-Definition Multimedia Interface)を示した第2規格に準拠した第2ポートと、
    前記第1ポートへ入力された第1電力、前記第2ポートへ入力された第2電力、及前記第1ポートから、前記第1ポートと前記第2ポートとの経路上に設けられたバッファに入力される電圧が所定電圧であるか否かを基に、前記第1ポート及び前記第2ポートに対する接続が誤接続であるか否かを判定する判定部と、
    前記誤接続を報知する報知部と
    を備えたことを特徴とする変換アダプタ。
  7. 情報処理装置、画像表示装置及び前記情報処理装置と前記画像表示装置とを接続する変換アダプタとを有する端末システムであって、
    前記情報処理装置は、
    ディスプレイポートを示した第1規格又はDVI(Digital Visual Interface)またはHDMI(High-Definition Multimedia Interface)を示した第2規格に準拠した映像信号のいずれか一方を選択して出力する、又はいずれかを固定的に出力する映像出力部と、
    前記映像信号に関する制御信号を出力する制御信号出力部と、
    前記映像信号の表示に用いる電力を出力する電圧出力部とを備え、
    前記変換アダプタは、
    前記情報処理装置に接続され、前記映像信号、前記制御信号及び前記電力の入力を受ける、前記第1規格に準拠した第1ポートと、
    前記画像表示装置に接続され、前記第1ポートへ入力された前記映像信号、前記制御信号及び前記電力を前記画像表示装置へ出力する前記第2規格に準拠した第2ポートと、
    前記第1ポートへ入力された第1電力、前記第2ポートへ入力された第2電力、及び前記第1ポートから、前記第1ポートと前記第2ポートとの経路上に設けられたバッファに入力される電圧が所定電圧であるか否かを基に、前記第1ポート及び前記第2ポートに対する接続が誤接続であるか否かを判定する判定部と、
    前記誤接続を報知する報知部とを備え、
    前記画像表示装置は、
    前記第2ポートから出力された映像信号を取得して表示させる映像処理部と、
    前記第2ポートから出力された制御信号を処理する制御処理部とを備えた
    ことを特徴とする端末システム。
  8. 情報処理装置及び前記情報処理装置に接続される変換アダプタを有する端末装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置に、
    ディスプレイポートを示した第1規格又はDVI(Digital Visual Interface)またはHDMI(High-Definition Multimedia Interface)を示した第2規格に準拠した映像信号のいずれか一方を選択して出力させ、又はいずれかを固定的に出力させ、
    前記映像信号に関する制御信号を出力させ、
    前記映像信号の表示に用いる電力を出力させ、
    前記変換アダプタに、
    前記情報処理装置に接続され、前記映像信号、前記制御信号及び前記電力の入力を受ける、前記第1規格に準拠した第1ポートへ入力された第1電力、前記第1ポートへ入力された前記映像信号、前記制御信号及び前記電力を他の装置へ転送する、前記第2規格に準拠した第2ポートへ入力された第2電力、及び前記第1ポートから、前記第1ポートと前記第2ポートとの経路上に設けられたバッファに入力される電圧が所定電圧であるか否かを基に、前記第1ポート及び前記第2ポートに対する接続が誤接続であるか否かを判定させ、
    前記誤接続を報知させる
    ことを特徴とする端末装置の制御方法。
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