JP6658191B2 - 符号化装置、符号化方法、及びプログラム - Google Patents

符号化装置、符号化方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、符号化装置、符号化方法、及びプログラムに関する。
各医療機関が撮影する医療画像を、データセンターに格納し、格納した医療画像について、データセンターにアクセスして各医療機関の間で共有するシステムがある。医療機関に配置された端末からインターネット等のネットワークを経由してサーバとリアルタイムに通信し、通信により取得した医療画像を医療機関に配置された端末に表示させて診察することができる。このように、当該医療画像にアクセスする権限を有するどの医療機関からも医療画像を利用することができる。つまり、医療画像を各医療機関で共有できるシステムである。
医療画像の各画素の画素値は、その値がX線の吸収係数を表す。水、脂肪組織、軟組織、骨等の生体組織によりX線の吸収係数の範囲が異なり、医療画像の読影対象となる脳、心臓、肺等を構成する水、脂肪組織、軟組織、骨等の生体組織の割合により、それぞれの読影対象に対応するX線の吸収係数の範囲が定まるため、定めたX線の吸収係数の範囲から、読影対象に対応する画素値範囲が定まる。
図1は、読影対象に対応する画素値範囲例を示す図である。部位A〜Dは、読影対象を表している。各画素値範囲の絶対値や、各々の範囲の相対的な関係はあくまでも例示であるが、部位Aは、例えば脳の画素値範囲の例であり、部位Bは、例えば心臓の画素値範囲の例であり、部位Cは、例えば肺の画素値範囲の例であり、部位Dは、例えば肝臓の画素値範囲の例である。
ところで、医療画像のデータ量は一般に非常に大きい。例えば、医療画像は縦横それぞれ約9,000画素を有する。近年、医療画像は、12〜16ビットの色深度で表示され、縦横それぞれ約9,000の各々の画素が色深度に対応するデータを有するため、医療画像1枚あたりのデータ量が非常に大きくなる。
このように、医療画像はデータ量が大きいため、医療画像のデータを圧縮して端末に送信する。圧縮に用いられる画像符号化方式には、例えば、JPEG、MPEG−2、H.264/AVC、H.265/HEVC等がある。
また、医療画像について、画素値範囲を指定して端末に表示させる場合がある。医療画像の色深度は、12〜16ビットであるが、一般的なディスプレイに表示できる色深度は、8ビットであるため、医療画像の全ての画素値範囲をそのまま端末のディスプレイに表示させることはできない。そこで、この場合、医療画像の画素値範囲のうち一定の範囲の画素値範囲を、ディスプレイの色深度に合うようにマッピングを行い、表示させる。一定の範囲の画素値範囲とは、例えば読影対象に対応する画素値範囲である。
ここで、マッピングとは、医療画像の色深度に対応する画素値を、ディスプレイの色深度に対応する画素値に対応付ける処理であり、マッピングの方式としては、例えば、医用画像機器間の通信プロトコルを定義した標準規格であるDICOM(Digital Imaging and COmmunication in Medicine)で規定される方式がある。
このような画素値範囲の指定は読影対象が変更される度に行われる。また、同じ読影対象であっても、より見易くするために画素値範囲を指定する指示があれば、その都度、画素値範囲の変更が行われる。つまり、画素値範囲の変更の度に、変更後の画素値範囲に基づく画像を端末に送ることとなる。
画像データの各画素に対して画素値がある範囲内に存在するかどうかを判定し、該範囲内の画素に対してのみ高精度の符号化を行い、範囲外の画素に対しては低い精度の符号化を行うことが、特開2005−252556号公報に開示されている。また、指定領域とそれ以外の領域とで異なる符号化条件で、画像を符号化することが、特開平8−205144号公報に開示されている。
特開2005−252556号公報 特開平8−205144号公報
1枚の画像について、画素値範囲を変更しながら端末に表示させる場合がある。このように、画素値範囲が変更された場合に、変更後の画素値範囲内の画素データを含む画像の所定部分の画像情報が、画素値範囲の変更前に高圧縮率で符号化されていた場合に、当該画像の所定部分が高精細に表されるためには、あらためて、当該画素データを含む画像情報をロスレス又は低圧縮率で符号化し直して送り届けることとなってしまう。
本発明は、1つの側面では、復号装置に送信するデータ量を削減する符号化装置、符号化方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る符号化装置は、画像の所定部分に第1画素値範囲内の画素データが含まれる場合には前記所定部分の画像情報を第1圧縮率で符号化し、前記所定部分に前記第1画素値範囲内の前記画素データが含まれない場合には前記第1圧縮率よりも圧縮率が高い第2圧縮率で前記画素情報を符号化する規則に基づいて、前記画像を符号化して、符号化された前記画像を第1装置に送り、前記第1画素値範囲から第2画素値範囲への変更指示を受け付けた場合に、符号化された前記画像を復号することで得られる復号画像の第1画像情報と、符号化されていない前記画像の第2画像情報との差分を示す差分情報を、前記第1装置に送ることを特徴とする。
開示のシステムによれば、画素値範囲を変更する場合において、復号装置に送信するデータ量を削減することができる。
読影対象に対応する画素値範囲の一例を説明するための図である。 第1の実施の形態におけるシステムの一例を説明するための図である。 情報処理装置のハードウェアの一例を説明するための図である。 第1の実施の形態におけるサーバの構成の一例を説明するための図である。 第1の実施の形態における端末の構成の一例を説明するための図である。 第1の実施の形態における画像を符号化する時の手順例を説明するためのフローチャートである。 第1の実施の形態における圧縮率を決定する手順例を説明するためのフローチャートである。 第1の実施の形態における符号化の手順例を説明するためのフローチャートである。 第1の実施の形態における読影対象変更時の画像を符号化する時の手順例を説明するためのフローチャートである。 第1の実施の形態における読影対象変更時の圧縮率を決定する手順例を説明するためのフローチャートである。 医療画像の各々の画素値と表示画像から取得される画素値から差分情報を取得する一例を説明するための図である。 第1の実施の形態における読影対象変更時の符号化の手順例を説明するためのフローチャートである。 第1の実施の形態における画像を復号する時の手順例を説明するためのフローチャートである。 第1の実施の形態における読影対象変更時の画像を復号する時の手順例を説明するためのフローチャートである。 高画質画素値範囲の一例を説明するための図である。 高画質画素値範囲の更新後の一例を説明するための図である。 第2の実施の形態におけるサーバの構成の一例を説明するための図である。 第2の実施の形態における読影対象変更時の画像を符号化する時の手順例を説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態における読影対象変更時の圧縮率を決定する手順例を説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態における読影対象変更時の符号化の手順例を説明するためのフローチャートである。 第3の実施の形態における医療画像を符号化して記憶部に格納する手順例を説明するためのフローチャートである。 第3の実施の形態における読影対象変更時の圧縮率の決定の手順例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参酌して説明する。
[第1の実施の形態]
図2は、第1の実施の形態におけるシステムの一例を説明するための図である。第1の実施の形態におけるシステムは、サーバ10、端末20a、端末20b、端末20c、ネットワーク30を含むシステムである。サーバ10は医療画像を格納している。端末20a、端末20b、端末20cはサーバ10が格納している医療画像の読影対象を指定すると、医療画像のうち読影対象により定まる画素値範囲内の画素値データは、ロスレス、または低圧縮率の符号化を行い、読影対象により定まる画素値範囲外の画素値データは、高圧縮率の符号化を行いそれぞれの端末に送信される。サーバ10、端末20a、端末20b、端末20cは同一のハードウェア構成であってもよい。以下、単に端末を指して説明するときは、端末20と記載する。
サーバ10、端末20a、端末20b、端末20cは、情報処理装置の例であり、例えば図3に示す情報処理装置50のようなハードウェアを備える。図3は、情報処理装置50のハードウェアの一例を説明するための図である。
情報処理装置50は、ハードウェアとして、CPU51、メモリ53、ストレージ55、ネットワークIF57、出力装置59、入力装置61、ディスクドライブ63を備える。
CPU51は、プログラムが指定する様々な処理を実行するプロセッサである。尚、CPU51は、複数個備えていてもよい。
メモリ53は、データや、CPU51が実行するプログラムを一時的に記憶する主記憶装置である。尚、メモリ53は、揮発性でも不揮発性でもよく、また、複数個備えていてもよい。
ストレージ55は、CPU51が実行するプログラム、およびデータを記憶する補助記憶装置である。尚、ストレージ55は、複数個備えていてもよい。
ネットワークIF57は、ネットワークを介して他の情報処理装置と通信するために使用されるインタフェースである。例えば有線LANインタフェースや、無線LANインタフェースである。
情報処理装置50は、出力装置59、入力装置61、ディスクドライブ63を備えていてもよい。出力装置59は、例えば、ディスプレイやプリンタである。入力装置61は、例えば、キーボードやマウスである。ディスクドライブ63は、例えば、光学ドライブや磁気ドライブである。
図4は、第1の実施の形態におけるサーバ10の構成の一例を説明するための図である。サーバ10は、画素値範囲取得部11、圧縮率決定部13、符号化部15、復号部17、記憶部19を備える。画素値範囲取得部11は、端末が指定する読影対象によって定まる画素値範囲を取得する。端末20が読影対象によって定まる画素値範囲を算出してその値をサーバ10に送信し、端末20が送信した値を受信して画素値範囲を取得してもよいし、端末20が読影対象を示す情報をサーバ10に送信し、受信した読影対象を示す情報からサーバ10が画素値範囲を算出して画素値範囲を取得しても良い。
圧縮率決定部13は、サーバ10が符号化する画像の圧縮率をブロック単位で決定する。ブロックとは、符号化処理の単位である。画像は、所定の画素に分割して、ブロック単位で符号化を行う。例えばJPEGにおいては、画像は(8 x 8画素)の複数のブロックに分割されてブロック単位で符号化され、MPEG―2においては、動画像は(16 x 16画素)の複数のブロックに分割されてブロック単位で符号化される。
符号化部15は、圧縮率決定部13によって決定された圧縮率に従って、画像を符号化する。符号化部15の詳細は後述する。復号部17は、符号化部15によって符号化された情報を復号する。
記憶部19は、復号部17によって復号された情報を記憶する。
画素値範囲取得部11、圧縮率決定部13、符号化部15、復号部17は、専用のハードウェアにより実現してもよいし、プログラムによりCPU51で実行することにより実現してもよい。記憶部19は、メモリ53で実現してもよいし、ストレージ55で実現してもよいし、その他の記憶手段で実現してもよい。
図5は、第1の実施の形態における端末20の構成の一例を説明するための図である。端末20は、復号部21、表示画像生成部23、記憶部25を有する。復号部21は、サーバ10の符号化部15によって符号化された情報を復号する。
表示画像生成部23は、復号部21によって復号された情報に従い表示画像を生成する。記憶部25は、表示画像生成部23により生成された表示画像を記憶する。
復号部21、表示画像生成部23は、専用のハードウェアで実現してもよいし、プログラムによりCPU51で実行することにより実現してもよい。記憶部25は、メモリ53で実現してもよいし、ストレージ55で実現してもよいし、その他の記憶手段で実現してもよい。端末20が実行する表示画像を生成する動作については、図13、及び図14を使用して後述する。
次に、図6を使用して、サーバ10における画像を符号化する時の動作について説明する。図6は、第1の実施の形態における画像を符号化する時の手順例を説明するためのフローチャートである。
端末20が読影対象を指定することにより処理を開始する(100)。サーバ10は、端末20から読影対象を示す情報を受信すると、読影対象によって定まる画素値範囲を算出して取得する(102)。画素値範囲は、水、脂肪組織、軟組織、骨等の生体組織によりX線の吸収係数の範囲が異なり、医療画像の読影対象となる脳、心臓、肺等を構成する水、脂肪組織、軟組織、骨等の生体組織の割合により、それぞれの読影対象に対応するX線の吸収係数の範囲が定まるため、定めたX線の吸収係数の範囲から、読影対象に対応する画素値範囲が定まる。端末20が、読影対象によって定まる画素値範囲を算出し、端末20が算出した情報を受信することで画素値範囲を取得してもよい。次に、サーバ10は、複数のブロックの中から1のブロックを選択し圧縮率を決定する(104)。詳細は、図7を使用して説明する。
図7は、第1の実施の形態における圧縮率を決定する手順例を説明するためのフローチャートである。画素値範囲を取得すると処理を開始する(200)。圧縮率決定部13は、ブロックを構成する画素の画素値を取得する(202)。画素値は、あらかじめ記憶部19に記憶させ、記憶部19から取得してもよい。
次に、取得したブロックを構成する画素の画素値から1の画素の画素値を選択し、選択した画素値が、画素値範囲内の値にあるかを判定する(204)。画素値が画素値範囲内にあれば(204 Yes)、ブロックをロスレス、または低圧縮率で符号化すると決定する(212)。例えば、画素値範囲が100〜150であって、画素値が110であれば、画素値範囲内にあると判定し、該画素を有するブロックをロスレス、または低圧縮率で符号化すると決定する。そして、処理を終了する(214)。
ロスレスでの符号化とは、符号化前の情報と復号後の情報が完全に等しくなるように、ロスが生じないように符号化するいわゆる可逆符号化方式での符号化である。低圧縮率とは、端末20で復号するときに、誤診を防止するために足るデータの欠落で符号化される圧縮率であればよく、特定の圧縮率である必要はない。読影対象や診断内容によって種々解釈されるべきである。例えば、癌等の生命に重大な影響をもたらす病巣の診断を目的に読影する場合は、符号化された情報を復号したときに、データの欠落が出来るだけ少なくなる圧縮率であるのが望ましい。
説明を204の処理に戻し、画素値が、画素値範囲内になければ(204 No)、ブロック内の全ての画素に対して画素値が画素値範囲内にあるか判定したか判定する(208)。例えば、JPEG方式による符号化を行う場合は、ブロックを構成する(8 x 8画素)が画素値範囲内にあるかを判定する。
ブロック内の全ての画素に対して画素値が画素値範囲内にあるか判定していれば(208 Yes)、ブロックを高圧縮率で符号化すると決定し(210)、処理を終了する(214)。高圧縮率とは、低圧縮率よりも圧縮率が高い圧縮率とする。ブロック内の全ての画素に対して画素値が画素値範囲内にあるか判定していなければ(208 No)、画素値が画素値範囲内にあるか判定していないブロック内の他の画素に変更し(206)、204からの処理を繰り返す。
図6に説明を戻し、圧縮率を決定した後に、サーバは圧縮率を決定したブロックの符号化を行う(106)。符号化の詳細は、図8を使用して説明する。
図8は、第1の実施の形態における符号化の手順例を説明するためのフローチャートである。圧縮率決定部13が、図7に示す手順例によって圧縮率を決定した後に処理を開始する(300)。ブロックをロスレス、又は低圧縮率で符号化すると決定した場合は(302 Yes)、ブロックをロスレス、又は低圧縮率で符号化し(304)、処理を終了する(308)。
ブロックをロスレス、又は低圧縮率で符号化すると決定していない場合、すなわち高圧縮率で符号化すると決定した場合は(302 No)、ブロックを高圧縮率で符号化し(306)、処理を終了する(308)。
図6に説明を戻し、圧縮率を決定したブロックの符号化をした後に、全てのブロックについて104、及び106の処理を行ったか判定する(110)。全てのブロックについて104、及び106の処理を行っていない場合は(110 No)、104、及び106の処理を行っていない他のブロックに変更し(108)、104からの処理を繰り返す。全てのブロックについて104、及び106の処理を行っている場合は(110 Yes)、各々のブロックの符号化した情報を復号し(112)、復号した情報を表示画像として記憶部19に格納する(114)。
次に、102において取得した画素値範囲を高画質画素値範囲として記憶部19に格納する(116)。図15は、高画質画素値範囲の一例を説明するための図である。例えば、102において取得した画素値範囲が100〜150であれば、図15に示す情報を記憶部19に格納する。次に、符号化した情報を端末20に送信して(118)処理を終了する(120)。
次に、読影対象を変更したときの画像を符号化するときの動作について図9を使用して説明する。図9は、第1の実施の形態における読影対象変更時の画像を符号化する時の手順例を説明するためのフローチャートである。
端末20が変更後の読影対象を指定することにより処理を開始する(400)。サーバ10は、端末20から読影対象を示す情報を受信すると、読影対象によって定まる画素値範囲を算出して取得する(402)。画素値範囲は、水、脂肪組織、軟組織、骨等の生体組織によりX線の吸収係数の範囲が異なり、医療画像の読影対象となる脳、心臓、肺等を構成する水、脂肪組織、軟組織、骨等の生体組織の割合により、それぞれの読影対象に対応するX線の吸収係数の範囲が定まるため、定めたX線の吸収係数の範囲から、読影対象に対応する画素値範囲が定まる。端末20が、読影対象によって定まる画素値範囲を算出し、端末20が算出した情報を受信することで画素値範囲を取得してもよい。
次に、サーバ10は、複数のブロックの中から1のブロックを選択し、画像の圧縮率を決定する(404)。詳細は、図10を使用して説明する。
図10は、第1の実施の形態における読影対象変更時の圧縮率を決定する手順例を説明するためのフローチャートである。画素値範囲を取得すると処理を開始する(500)。圧縮率決定部13は、ブロックを構成する画素の画素値を取得する(502)。画素値は、あらかじめ記憶部19に記憶させ、記憶部19から取得してもよい。
次に、取得したブロックを構成する画素の画素値から1の画素の画素値を選択し、選択した画素値が、画素値範囲内の値であるかを判定する(504)。画素値が画素値範囲内にあれば(504 Yes)、画素値が高画質画素値範囲内にあるかを判定する(508)。画素値が高画質画素値範囲内になければ(508 No)、医療画像と表示画像から差分情報を取得する(510)。
例えば、高画質画素値範囲が200〜220であって、画素値が210であれば、画素値が高画質画素値範囲内にあると判定する。高画質画素値範囲が100〜150であって、画素値が210であれば、画素値が高画質画素値範囲内にないと判定し、医療画像において符号化処理の対象となっているブロックに含まれる各々の画素の画素値から、表示画像において符号化処理の対象となっているブロックに含まれる各々の画素の画素値を減算して差分情報を取得する。
図11は、医療画像において符号化処理の対象となっているブロックに含まれる各々の画素の画素値と表示画像において符号化処理の対象となっているブロックに含まれる各々の画素の画素値から差分情報を取得する一例を説明するための図である。図11のように、各々の画素の画素値を減算して((A)−(B))、差分情報(C)を求めることができる。次に、圧縮率決定部13は取得した差分情報をロスレス、又は低圧縮率で符号化すると決定する(512)。
508の処理に説明を戻し、画素値が高画質画素値範囲内にあれば(508 Yes)、506の処理に進む。506では、ブロック内の全ての画素に対して画素値が画素値範囲内にあるか判定したか判定する(506)。ブロック内の全ての画素に対して画素値が画素値範囲内にあるか判定していれば(506 Yes)、処理を終了する(516)。ブロック内の全ての画素に対して画素値が画素値範囲内にあるか判定してなければ(506 No)、画素値が画素値範囲内にあるか判定していない他の画素に変更し(514)、504からの処理を繰り返す。
図9に説明を戻し、圧縮率を決定した後、サーバ10は圧縮率を決定したブロックの符号化を行う(406)。符号化の詳細は、図12を使用して説明する。
図12は、第1の実施の形態における読影対象変更時の符号化の手順例を説明するためのフローチャートである。圧縮率決定部13が、上記図9に示す手順例によって圧縮率を決定した後に処理を開始する(600)。ブロックをロスレス、又は低圧縮率で符号化すると決定した場合は(602 Yes)、ブロックをロスレス、又は低圧縮率で符号化し(604)、処理を終了する(608)。ブロックをロスレス、又は低圧縮率で符号化すると決定していない場合は(602 No)、符号化の処理をスキップすると決定し(606)、処理を終了する(608)。
図9に説明を戻し、符号化した後に、全てのブロックについて404、及び406の処理を行ったか判定する(410)。全てのブロックについて404、及び406の処理を行っていない場合は(410 No)、404、及び406の処理を行っていない他のブロックに変更し(408)、404からの処理を繰り返す。
全てのブロックについて404、及び406の処理を行っている場合は(410 Yes)、各々のブロックの符号化した差分情報を復号し(412)、復号した情報と記憶部19に格納されている表示画像を加算し、表示画像を更新して記憶部19に格納する(414)。具体的には、復号した情報から取得される画素値と表示画像から取得される画素値を加算した情報を表示画像として、表示画像を更新する。
次に、402において取得した画素値範囲と記憶部19に格納されている高画質画素値範囲を比較し、取得した画素値範囲が高画質画素値範囲内になければ、高画質画素値範囲を更新する(416)。
例えば、高画質画素値範囲が、100〜150であり、取得した画素値範囲が120〜160である場合は、取得した画素値範囲のうち151〜160が高画質画素値範囲内にないので、高画質画素値範囲を100〜160に更新する。また、高画質画素値範囲が、100〜150であり、取得した画素値範囲が200〜220である場合は、取得した画素値範囲200〜220が高画質画素値範囲内にないので、高画質画素値範囲を100〜150、200〜220に更新する。また、高画質画素値範囲が、100〜150であり、取得した画素値範囲が110〜120である場合は、取得した画素値範囲110〜120が高画質画素値範囲内にあるので、高画質画素値範囲は更新しない。
図16は、高画質画素値範囲が、100〜150であり、取得した画素値範囲が200〜220である場合に、高画質画素値範囲に格納される画素値範囲を示した図である。取得した画素値範囲200〜220が高画質画素値範囲内にないので、100〜150、200〜220が高画質画素値範囲に格納される。
図9に説明を戻し、高画質画素値範囲を更新すると、符号化した差分情報を端末20に送信し(418)処理を終了する(420)。
尚、さらに読影対象を変更する場合は、読影対象を変更する度に図9に示す手順例の処理を行えばよい。
次に、図13を使用して、端末20における画像を復号する時の動作について説明する。図13は、第1の実施の形態における画像を復号する時の手順例を説明するためのフローチャートである。
サーバ20から符号化された情報を受信したときに処理を開始する(700)。端末20は、符号化された情報をブロック単位に復号する(702)。次に、端末20は、復号した情報から、表示画像を生成する(704)。次に、端末20は、生成した表示画像を記憶部25に格納して(706)、処理を終了する(708)。
次に、図14を使用して、読影対象変更時の端末20における画像を復号する時の動作について説明する。図14は、第1の実施の形態における読影対象変更時の画像を復号する時の手順例を説明するためのフローチャートである。
サーバ20から符号化された差分情報を受信したときに処理を開始する(800)。端末20は、符号化された差分情報をブロック単位に復号する(802)。次に、端末20は、706において記憶部25に格納した表示画像と復号した情報を加算して読影対象変更後の表示画像を生成する(804)。
ここで、記憶部25に格納している表示画像、つまり読影対象変更前の表示画像と復号した情報を加算しているのは、サーバ10から送信される差分情報は、画像のうち、読影対象変更によって、ロスレス、または低圧縮率に符号化する必要が生じた読影対象変更前の表示画像との差分の情報であるので、読影対象変更前の表示画像と、差分情報を加算して読影対象変更後の表示画像を生成するために行うものである。
次に、端末20は、生成した表示画像を記憶部25に格納して(806)、処理を終了する(808)。
第1の実施の形態の情報処理装置によれば、読影対象を変更するときにおいて、ロスレス、又は低圧縮率で符号化していないブロックを取得し、取得したブロックについてのみロスレス、又は低圧縮率で符号化することによって、端末に送信するデータ量を削減することができる。
また、読影対象を変更するときにおいて、医療画像をそのまま符号化するのではなく、医療画像と表示画像から差分情報を生成し、差分情報を符号化し、差分情報のみを送信することによって、端末に送信するデータ量を削減することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態との違いは、差分情報について2種以上の圧縮率で符号化する点である。
図17は、第2の実施の形態におけるサーバ10の構成の一例を説明するための図である。圧縮率決定部22は、サーバ10が符号化する画像の圧縮率をブロック単位で決定する。第1の実施形態の圧縮率決定部13との違いは、読影対象変更時において、差分情報を低圧縮率1、低圧縮率2で符号化すると決定する点である。
符号化部24は、圧縮率決定部22によって決定された圧縮率に従って、画像を符号化する。第1の実施形態の符号化部15との違いは、差分情報について、低圧縮率1、低圧縮率2の異なる圧縮率で符号化する点である。
選択部26は、符号化部24によって低圧縮率1、低圧縮率2で符号化された情報のどちらか一方を選択する。特に説明しない限り、他の構成の機能は第1の実施の形態と同様である。
次に、第2の実施の形態における読影対象を変更したときの画像を符号化するときの動作について図18を使用して説明する。読影対象を変更前の画像を符号化するときの動作は第1の実施の形態と同一であってよいので、説明を省略する。図18は、第2の実施の形態における読影対象変更時の画像を符号化する時の手順例を説明するためのフローチャートである。
端末20が変更後の読影対象を指定することにより処理を開始する(900)。サーバ10は、端末20から読影対象を示す情報を受信すると、読影対象によって定まる画素値範囲を算出して取得する(902)。画素値範囲は、水、脂肪組織、軟組織、骨等の生体組織によりX線の吸収係数の範囲が異なり、医療画像の読影対象となる脳、心臓、肺等を構成する水、脂肪組織、軟組織、骨等の生体組織の割合により、それぞれの読影対象に対応するX線の吸収係数の範囲が定まるため、定めたX線の吸収係数の範囲から、読影対象に対応する画素値範囲が定まる。端末20が、読影対象によって定まる画素値範囲を算出し、端末20が算出した情報を受信することで画素値範囲を取得してもよい。
次に、サーバ10は、画像の圧縮率を決定する(904)。詳細は、図19を使用して説明する。
図19は、2の実施の形態における読影対象変更時の圧縮率を決定する手順例を説明するためのフローチャートである。画素値範囲を取得すると処理を開始する(1000)。圧縮率決定部22は、ブロックを構成する画素の画素値を取得する(1002)。画素値は、あらかじめ記憶部19に記憶させ、記憶部19から取得してもよい。
次に、取得したブロックを構成する画素の画素値から1の画素の画素値を選択し、選択した画素値が、画素値範囲内の値であるかを判定する(1004)。画素値が画素値範囲内にあれば(1004 Yes)、画素値が高画質画素値範囲内にあるかを判定する(1008)。
画素値が高画質画素値範囲内になければ(1008 No)、医療画像と表示画像から差分情報を取得する(1010)。具体的には、医療画像において符号化処理の対象となっているブロックに含まれる各々の画素の画素値から、表示画像において符号化処理の対象となっているブロックに含まれる各々の画素の画素値を減算して差分情報を取得する。次に、圧縮率決定部22は取得した差分情報を低圧縮率1、および低圧縮率2で符号化すると決定する(1012)。
1008の処理に説明を戻し、画素値が高画質画素値範囲内にあれば(1008 Yes)、1006の処理に進む。1006では、ブロック内の全ての画素に対して画素値が画素値範囲内にあるか判定したか判定する(1006)。ブロック内の全ての画素に対して画素値が画素値範囲内にあるか判定していれば(1006 Yes)、処理を終了する(1016)。ブロック内の全ての画素に対して画素値が画素値範囲内にあるか判定してなければ(1006 No)、画素値が画素値範囲内にあるか判定していない他の画素に変更し(1014)、1004からの処理を繰り返す。
図18に説明を戻し、画像の圧縮率を決定した後、サーバ10は圧縮率を決定したブロックの符号化を行う(906)。符号化の詳細は、図20を使用して説明する。
図20は、第2の実施の形態における読影対象変更時の符号化の手順例を説明するためのフローチャートである。圧縮率決定部22が、上記図19に示す手順例によって圧縮率を決定した後に処理を開始する(1100)。ブロックを低圧縮率1、および低圧縮率2で符号化すると決定した場合は(1102 Yes)、ブロックを低圧縮率1、および低圧縮率2で符号化し(1104)、処理を終了する(1108)。
低圧縮率1、低圧縮率2とは、端末20で復号するときに、誤診を防止するために足るデータの欠落で符号化される圧縮率とする。例えば、低圧縮率1をロスレスでの符号化と同一の圧縮率とし、低圧縮率2を、第1の実施形態における低圧縮率と同一の圧縮率としてもよい。また、低圧縮率1、低圧縮率2を第1の実施形態における低圧縮率と異なる圧縮率としてもよい。
ブロックを低圧縮率1、および低圧縮率2で符号化すると決定していない場合は(1102 No)、符号化の処理をスキップすると決定し(1106)、処理を終了する(1108)。
図18に説明を戻し、符号化した後に、低圧縮率1、低圧縮率2のどちらの圧縮率で符号化した情報を使用するか選択する(907)。例えば、低圧縮率1で符号化した情報、低圧縮率2で符号化した情報のうち、符号化効率のよい情報を選択する。全てのブロックを低圧縮率1、または低圧縮率2の圧縮率で符号化した情報を使用すると選択してもよいし、ブロック毎に、圧縮率が異なるように低圧縮率1、または低圧縮率2の圧縮率で符号化した情報を使用すると選択してもよい。
次に、全てのブロックについて904〜907の処理を行ったか判定する(910)。全てのブロックについて904〜907の処理を行っていない場合は(910 No)、904〜907の処理を行っていない他のブロックに変更し(908)、904からの処理を繰り返す。
全てのブロックについて904〜907の処理を行っている場合は(910 Yes)、各々のブロックの符号化した差分情報を復号し(912)、復号した情報と記憶部19に格納されている表示画像を加算し、表示画像を更新して記憶部19に格納する(914)。具体的には、復号した情報から取得される画素値と表示画像から取得できる画素値を加算した情報を表示画像として、表示画像を更新する。
次に、902において取得した画素値範囲と記憶部19に格納されている高画質画素値範囲を比較し、取得した画素値範囲が、高画質画素値範囲内になければ、高画質画素値範囲を更新する(916)。高画質画素値範囲を更新すると、処理を終了する(918)。尚、説明では低圧縮率1と低圧縮率2の2種の圧縮率を使用して説明したが、3種以上の圧縮率を使用してもよい。
端末20において復号するときの動作は、第1の実施の形態と同一であってよいので、説明を省略する。
以上のように、第2の実施の形態の情報処理装置によれば、低圧縮率で符号化する際に、1種の圧縮率で符号化するのではなく、ブロック単位に2種以上の圧縮率で符号化した情報から、符号化効率の良い適切な圧縮率を選択して送信することができるため、端末に送信するデータ量を削減することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。第1の実施の形態との違いは、サーバ10は、読影対象変更時において、医療画像を低圧縮率で符号化した情報から差分情報を生成する点である。特に説明しない限り、他の構成の機能は第1の実施の形態と同様である。
図21は、第3の実施の形態における医療画像を符号化して記憶部に格納する手順例を説明するためのフローチャートである。サーバ10が医療画像を取得した後であって、少なくとも、端末20が変更後の読影対象を指定する前に処理を開始する(1200)。サーバ10は、医療画像を低圧縮率で符号化する(1202)。低圧縮率とは、端末20で復号するときに、誤診を防止するために足るデータの欠落で符号化される圧縮率とする。次に、サーバ10は、符号化した情報を記憶部に格納し(1204)、処理を終了する(1206)。
図22は、第3の実施の形態における読影対象変更時の圧縮率の決定の手順例を説明するためのフローチャートである。画素値範囲を取得すると処理を開始する(1300)。圧縮率決定部13は、ブロック単位に分割された医療画像の画素から、画素値を取得する(1302)。画素値は、あらかじめ記憶部19に記憶させ、記憶部19から取得してもよい。
次に、取得したブロックを構成する画素の画素値から1の画素の画素値を選択し、選択した画素値が、画素値範囲内の値であるかを判定する(1304)。画素値が画素値範囲内にあれば(1304 Yes)、画素値が高画質画素値範囲内にあるかを判定する(1308)。画素値が高画質画素値範囲内になければ(1308 No)、記憶部に格納した符号化した情報を復号する(1309)。
次に、1309において復号した情報と表示画像から差分情報を取得する(1310)。具体的には、ブロックに対応する1309において復号した情報から取得される画素値から表示画像において符号化処理の対象となっているブロックに含まれる各々の画素の画素値を減算して差分情報を取得する。次に、圧縮率決定部13は取得した差分情報をロスレス、又は低圧縮率で符号化すると決定する(1312)。
1308の処理に説明を戻し、画素値が高画質画素値範囲内にあれば(1308 Yes)、1306の処理に進む。1306では、ブロック内の全ての画素に対して画素値が画素値範囲内にあるか判定する(1306)。ブロック内の全ての画素に対して画素値が画素値範囲内にあるか判定していれば(1306 Yes)、処理を終了する(1316)。ブロック内の全ての画素に対して画素値が画素値範囲内にあるか判定してなければ(1306 No)、画素値が画素値範囲内にあるか判定していない他の画素に変更し(1314)、1304からの処理を繰り返す。
端末20において復号するときの動作は、第1の実施の形態と同一であってよいので、説明を省略する。
以上のように、第3の実施の形態の情報処理装置によれば、サーバ10は、医療画像を低圧縮率で符号化して記憶部に格納しておき、読影対象を変更するときにおいて、ロスレス、又は低圧縮率で符号化していないブロックを取得し、取得したブロックについてのみロスレス、又は低圧縮率で符号化することによって、端末に送信するデータ量を削減することができる。
また、読影対象を変更するときにおいて、医療画像をそのまま符号化するのではなく、医療画像と表示画像、つまり読影対象変更前に送信した情報から差分情報を生成し、差分情報を符号化し差分情報のみを送信することによって、端末に送信するデータ量を削減することができる。
また、サーバ10において、医療画像を低圧縮率に符号化して格納しておけるので、医療画像を圧縮して情報量を削減して記憶することができる。
本発明は、かかる特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更、各実施例の処理を組み合わせて実施することができる。
例えば、図6、図9の処理において、ブロックを(1 x 1画素)の大きさとしてもよい。すなわち、ブロック単位ではなく、画素単位で処理を行ってもよい。
また、ブロックの大きさが固定ではない符号化方式に適用してもよい。例えば、(4 x 4画素)、(8 x 8画素)、(16 x 16画素)、(32 x 32画素)等の中からブロックの大きさを選択する符号化方式に適用してもよい。
また、図6、図9の処理において、ブロック単位の圧縮率を決定した後に符号化をしているが(図6 106、図9 406)、全てのブロックの圧縮率を決定した後に符号化してもよい。
また、各実施形態において、高圧縮率での符号化を、低圧縮率と同一の圧縮率で符号化してもよい。
また、図18の処理において、差分情報を低圧縮率1、低圧縮率2のどちらの圧縮率で符号化するかを先に選択し、符号化部24において、選択した圧縮率でのみ符号化してもよい。
また、第2の実施形態において、読影対象を変更前の画像を符号化するときにおいて、取得した画素値が画素値範囲内にある場合に、低圧縮率1、および低圧縮率2で符号化し、符号化された情報のどちらか一方を選択して端末に送信してもよい。
また、第1の実施例、第2の実施例、第3の実施例において、読影対象の変更時に画素値範囲が変更される場合について説明したが、同一の読影対象で画素値範囲を変更する場合においても適用できるのは言うまでもない。この場合、端末20が変更後の画素値範囲を示す値をサーバ10に送信し、端末20が送信した値を受信して、変更後の画素値範囲を取得すればよい。
10 サーバ
11 画素値範囲取得部
13、22 圧縮率決定部
15、24 符号化部
17、21 復号部
19、25 記憶部
20a〜20c 端末
23 表示画像生成部
26 選択部
30 ネットワーク
50 情報処理装置
51 CPU
53 メモリ
55 ストレージ
57 ネットワークIF
59 出力装置
61 入力装置
63 ディスクドライブ

Claims (8)

  1. 画像の所定部分に第1画素値範囲内の画素データが含まれる場合には前記所定部分の画像情報を第1圧縮率で符号化し、前記所定部分に前記第1画素値範囲内の前記画素データが含まれない場合には前記第1圧縮率よりも圧縮率が高い第2圧縮率で前記画情報を符号化する規則に基づいて、前記画像を符号化して、符号化された前記画像を第1装置に送り、前記第1画素値範囲から第2画素値範囲への変更指示を受け付けた場合に、符号化された前記画像を復号することで得られる復号画像の第1画像情報と、符号化されていない前記画像の第2画像情報との差分を示す差分情報を、前記第1装置に送る
    ことを特徴とする符号化装置。
  2. 前記差分情報を前記第1圧縮率で符号化して前記第1装置に送る
    ことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  3. 第3圧縮率、および第4圧縮率の何れか一方で符号化された前記差分情報を前記第1装置に送る
    ことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  4. 前記第1画像情報は、前記画像の所定部分に前記第2画素値範囲内、かつ前記第1画素値範囲外の画素データが含まれる場合に、前記第2圧縮率で符号化された前記所定部分の前記画像を復号することで得られる前記復号画像の画像情報である
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の符号化装置。
  5. 前記差分情報は、前記第1画像情報に対応する画素値と前記第2画像情報に対応する画素値との差分を示す情報である
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項記載の符号化装置。
  6. 前記第2画像情報は、前記画像の画像情報が前記第2圧縮率よりも低い圧縮率で符号化された情報を復号した画像情報である
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の符号化装置。
  7. 画像の所定部分に第1画素値範囲内の画素データが含まれる場合には前記所定部分の画像情報を第1圧縮率で符号化し、前記所定部分に前記第1画素値範囲内の前記画素データが含まれない場合には前記第1圧縮率よりも圧縮率が高い第2圧縮率で前記画情報を符号化する規則に基づいて、前記画像を符号化して、符号化された前記画像を第1装置に送る工程と、
    前記第1画素値範囲から第2画素値範囲への変更指示を受け付けた場合に、符号化された前記画像を復号することで得られる復号画像の第1画像情報と、符号化されていない前記画像の第2画像情報との差分を示す差分情報を、前記第1装置に送る工程と、
    を有することを特徴とする符号化方法。
  8. コンピュータに、
    画像の所定部分に第1画素値範囲内の画素データが含まれる場合には前記所定部分の画像情報を第1圧縮率で符号化し、前記所定部分に前記第1画素値範囲内の前記画素データが含まれない場合には前記第1圧縮率よりも圧縮率が高い第2圧縮率で前記画情報を符号化する規則に基づいて、前記画像を符号化し、符号化された前記画像を第1装置に送る処理と、
    前記第1画素値範囲から第2画素値範囲への変更指示を受け付けた場合に、符号化された前記画像を復号することで得られる復号画像の第1画像情報と、符号化されていない前記画像の第2画像情報との差分を示す差分情報を、前記第1装置に送る処理と
    を実行させるためのプログラム。
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