JP6655657B2 - 車両用充電装置、駐車場及び充電方法 - Google Patents

車両用充電装置、駐車場及び充電方法 Download PDF

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Description

本発明は、電池を備える車両に対して充電を行う車両用充電装置、車両用充電装置を備えた駐車場、及び充電方法に関する。
変電所から電力を各地へ供給するための配電線は、地下に配設されていることがある。地下に配電線が配設されている場合、地上には地上設置型変圧装置が設置されている。地上設置型変圧装置は、地下に配設された配電線に接続されており、高電圧を、家庭又は事業所等の需要家が利用可能な低電圧へ変圧する。特許文献1には、地上設置型変圧装置の例が開示されている。
特開2012−39764号公報
電気自動車又はプラグインハイブリット車等、充電が必要な電池を備える車両が普及するのに応じて、車両に対して充電を行う車両用充電装置の増設が必要である。そこで、地上設置型変圧装置から車両用の充電器へ電力を供給することによって車両用充電装置を実現することが考えられる。しかし、車両への急速充電を行うには数十kWの電力が必要であるので、複数台への急速充電が同時に行われた場合には、地上設置型変圧装置及び配電線を含む配電設備が過負荷状態になる虞がある。一方で、配電設備を増強した場合には、機器のサイズの増大、設置場所の不足、及びコストの上昇等の問題が発生する。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、過負荷状態を避けることができる車両用充電装置、車両用充電装置を備えた駐車場、及び充電方法を提供することにある。
本発明に係る車両用充電装置は、変圧器を有し、外部の配電線に接続され、該配電線から供給される電圧を前記変圧器により変圧し、変圧後の電力を外部へ供給する地上設置型変圧装置と、蓄電池を有し、前記変圧器による変圧後の電力を用いて前記蓄電池を充電する蓄電部と、前記変圧後の電力を用いて、又は前記蓄電池に充電されていた電力を用いて、車両に対して充電を行う充電器と、電力需要に応じて、前記充電器が前記変圧後の電力を用いて充電を行うか、又は前記蓄電池に充電されていた電力を用いて充電を行うかを切り替える制御部とを備え、前記制御部は、前記充電器が必要とする電力を含む電力需要が所定の第1の需要量未満である場合に、前記蓄電部に充電を行わせ、前記充電器に、前記変圧後の電力を用いて充電を行わせ、前記電力需要が前記第1の需要量以上であり、前記蓄電池の充電量が所定の閾値以上であり、前記電力需要が、前記第1の需要量を超過する所定の第2の需要量未満である場合に、前記充電器に、前記変圧後の電力及び前記蓄電池に充電されていた電力の両方を用いて充電を行わせ、前記蓄電池の充電量が所定の閾値以上であり、前記電力需要が前記第2の需要量以上である場合に、前記充電器に、前記変圧後の電力を用いずに、前記蓄電池に充電されていた電力を用いて充電を行わせることを特徴とする。
本発明に係る車両用充電装置は、前記第1の需要量は、前記変圧器を過負荷状態にせずに前記地上設置型変圧装置から供給することができる電力の範囲内に含まれる値であり、前記第2の需要量は、前記変圧器を過負荷状態にせずに前記地上設置型変圧装置から供給することができる電力の上限に、前記車両を充電するために必要な電力を加算した値であることを特徴とする。
本発明においては、車両用充電装置は、地上設置型変圧装置と、蓄電部と、充電器とを備える。蓄電部は、地上設置型変圧装置が変圧した後の電力を利用して蓄電池を充電する。充電器は、変圧器による変圧後の電力を用いて、又は蓄電池に充電されていた電力を用いて、車両に対して充電を行う。電力需要に応じて、充電部が変圧後の電力を用いた充電を行うか、蓄電池に充電されていた電力を用いて充電を行うかが切り替えられる。これにより、車両を充電する際の地上設置型変圧装置の負荷が調整される。
本発明においては、車両用充電装置は、変圧器による変圧後の電力及び蓄電池に充電されていた電力の両方を用いて車両の充電を行うことにより、地上設置型変圧装置の負荷の上昇を抑制しながら、車両の充電を行うことができる。
本発明においては、電力需要が多い場合に、充電器は、蓄電池に充電されていた電力を用いて車両を充電する。これにより、地上設置型変圧装置の負荷の上昇を抑制しながら、車両の充電を行うことができる。
本発明においては、電力需要が少ない場合に、蓄電部は蓄電池を充電し、充電器は変圧器による変圧後の電力を用いて車両を充電する。これにより、地上設置型変圧装置の負荷が平準化される。
本発明に係る車両用充電装置は、他の車両用充電装置へ電力を供給する送電部と、他の車両用充電装置から電力を供給される受電部と、他の車両用充電装置と通信を行う通信部とを更に備え、前記制御部は、電力需要に応じて、前記通信部に他の車両用充電装置へ電力の供給の要求を送信させ、前記通信部が電力の供給の要求を他の車両用充電装置から受信した場合に、前記送電部に前記他の車両用充電装置へ電力を供給させ、前記充電器は、前記受電部に供給された電力を用いて充電を行うことを特徴とする。
本発明においては、車両用充電装置は、他の車両用充電装置へ電力を供給することができ、他の車両用充電装置から供給された電力を利用して、車両の充電を行うことができる。このため、車両用充電装置は、蓄電池の充電量が不十分な場合であっても、地上設置型変圧装置が過負荷状態になることを避けながら、車両の充電を行うことができる。
本発明に係る車両用充電装置は、前記車両に対する急速充電が可能であることを報知する報知部を更に備え、前記制御部は、前記蓄電池の充電量に基づいて、前記急速充電が可能であるか否かを判定し、前記急速充電が可能である場合に、前記報知部に前記急速充電が可能であることを報知させ、前記急速充電が可能ではない場合に、前記報知部に前記急速充電が可能であることを報知させないことを特徴とする。
本発明においては、車両用充電装置は、蓄電池の充電量に基づいて、車両の急速充電が可能であるか否かを判定し、急速充電が可能である場合に、急速充電が可能であることを報知する。使用者は、急速充電が可能であるか否かを確認し、車両の充電を行うか否かを判断することができる。
本発明に係る車両用充電装置は、前記蓄電部は、前記地上設置型変圧装置に隣接して設置されていることを特徴とする。
本発明においては、蓄電部は地上設置型変圧装置に隣接して設置される。既存の地上設置型変圧装置に隣接して蓄電部を設置することにより、容易に車両用充電装置を実現することができる。
本発明に係る車両用充電装置は、複数の前記充電器を備えることを特徴とする。
本発明においては、車両用充電装置は、複数の充電器を備える。複数の車両の充電が容易となる。
本発明に係る駐車場は、車両の駐車が可能であり、駐車時間に応じて課金が行われる駐車場において、本発明に係る車両用充電装置を備えることを特徴とする。
本発明においては、車両用充電装置は駐車場に設置されている。駐車場に駐車した車両は、車両用充電装置を用いて充電を受けることが可能である。
本発明に係る充電方法は、変圧器を有し、外部の配電線に接続され、該配電線から供給される電圧を前記変圧器により変圧し、変圧後の電力を外部へ供給する地上設置型変圧装置と、前記変圧器による変圧後の電力を用いて充電される蓄電池と、車両に対して充電を行う充電器とを用い、前記充電器が必要とする電力を含む電力需要が所定の第1の需要量未満である場合に、前記変圧後の電力を用いて前記蓄電池を充電し、前記充電器により、前記変圧後の電力を用いて前記車両に対して充電を行い、前記電力需要が前記第1の需要量以上であり、前記蓄電池の充電量が所定の閾値以上であり、前記電力需要が、前記第1の需要量を超過する所定の第2の需要量未満である場合に、前記充電器により、前記変圧後の電力及び前記蓄電池に充電されていた電力の両方を用いて前記車両に対して充電を行い、前記蓄電池の充電量が所定の閾値以上であり、前記電力需要が前記第2の需要量以上である場合に、前記充電器により、前記変圧後の電力を用いずに、前記蓄電池に充電されていた電力を用いて前記車両に対して充電を行うことを特徴とする。
本発明においては、地上設置型変圧装置による変圧後の電力を用いて、又は蓄電池に充電されていた電力を用いて、車両に対して充電を行う。電力需要に応じて、変圧後の電力を用いた充電を行うか、蓄電池に充電されていた電力を用いて充電を行うかを切り替えることにより、車両を充電する際の地上設置型変圧装置の負荷が調整される。
地上設置型変圧装置を含む配電設備が過負荷状態になることを避けながら、車両の充電を行うことができる等、本発明は優れた効果を奏する。
実施形態1に係る車両用充電装置を模式的に示す斜視図である。 実施形態1に係る車両用充電装置の内部の構成例を示すブロック図である。 実施形態1に係る車両用充電装置により車両が充電される形態を示す模式図である。 実施形態1に係る車両用充電装置が車両の充電を行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2に係る車両用充電装置の外観を模式的に示す斜視図である。 実施形態2に係る車両用充電装置の内部の構成例を示すブロック図である。 実施形態2に係る車両用充電装置が車両の充電を行う処理の手順を示すフローチャートである。 電力供給を要求される車両用充電装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態3に係る車両用充電装置を備えた駐車場の例を示す模式図である。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る車両用充電装置4を模式的に示す斜視図である。車両用充電装置4は、地上設置型変圧装置1と、車両に対して充電を行う充電器2と、蓄電池を有する蓄電部3とを備えている。地上設置型変圧装置1は、例えば、駐車場、又は歩道の車道寄りの部分に設置されている。地上設置型変圧装置1は、変電所から電力を各地へ供給するための電線である配電線5に接続されている。配電線5は、地下に配設されている。地上設置型変圧装置1は、配電線5から供給された電圧を、家庭又は事業所等の需要家が利用可能な電圧へ変圧する。地上設置型変圧装置1は、更に、需要家へ電力を供給するための電線である引込線6に接続されている。引込線6は、地下に配設されており、需要家の有する電気機器に接続されている。地上設置型変圧装置1は、変圧後の電力を、引込線6を通じて需要家へ供給する。
蓄電部3は、地上設置型変圧装置1に隣接して設置されている。充電器2は、地上設置型変圧装置1及び蓄電部3の近傍に設置されている。既存の地上設置型変圧装置1に隣接して蓄電部3を設置し、既存の地上設置型変圧装置1の近傍に充電器2を設置することにより、車両用充電装置4を構成することができる。即ち、既存の地上設置型変圧装置1を利用して容易に車両用充電装置4を実現することができる。なお、蓄電部3は、地上設置型変圧装置1に隣接しない位置に配置されていてもよい。
蓄電部3は地上設置型変圧装置1に接続されており、充電器2は電力線231を通じて蓄電部3に接続されている。図1中では、配電線5及び電力線231を破線で示し、引込線6を一点鎖線で示している。図1には、電力線231が地下に配置された例を示している。電力線231は地上に配置されていてもよい。充電器2は、地上設置型変圧装置1と蓄電部3とに並列に接続されていてもよい。
車両用充電装置4は、複数の充電器2を備えている。複数の充電器2が備えられていることにより、複数の車両の充電が可能となる。図1には、車両用充電装置4が二個の充電器2を備えた例を示している。車両用充電装置4は三個以上の充電器2を備えていてもよい。なお、車両用充電装置4は、単数の充電器2を備えた形態であってもよい。
図2は、実施形態1に係る車両用充電装置4の内部の構成例を示すブロック図である。なお、図2は、車両用充電装置4の各部分の位置を限定するものではない。地上設置型変圧装置1は、直方体状の筐体12を有している。例えば、筐体12は鋼板を組み合わせて構成されている。地上設置型変圧装置1のその他の部分は、筐体12内に配置されている。筐体12には、筐体12の内部の空気を外部へ放出するための放出口121が設けられている。また、空気を筐体12の内部へ取り入れるための吸入口(図示せず)も筐体12に設けられている。放出口121及び吸入口には、ガラリが取り付けられている。ガラリは、複数のブラインド状の羽根板を間に隙間を空けて並べたパネルであり、通風を可能としながら放出口121及び吸入口を覆うものである。
筐体12の内部には、変圧器11が配置されている。変圧器11は、直方体状の変圧器タンク112と、変圧器タンク112内に絶縁油とともに収容された変圧器本体111とを含んで構成されている。変圧器タンク112には、放熱器15が取り付けられている。放熱器15は、熱を運ぶ流体が通流する通流路と、通流路を流れる流体の熱を放熱させる放熱板とを含んでいる。放熱器15と変圧器タンク112の内部との間で、熱を運ぶ流体が循環するようになっている。流体は、例えば、変圧器タンク112内の絶縁油である。
地上設置型変圧装置1は、一次側開閉器13を備えている。変圧器タンク112には、変圧器タンク112の側壁を貫通した高圧ブッシング(図示せず)が取り付けられている。高圧ブッシングの変圧器タンク112内にある一端は変圧器本体111の一次側に接続されており、高圧ブッシングの他端は一次側開閉器13に接続されている。一次側開閉器13は、電線が接続される一次側端子131を有している。一次側端子131は、一次側開閉器13及び高圧ブッシングを介して変圧器本体111の一次側に接続されている。一次側端子131には、配電線5に接続された電線である高圧ケーブル51が接続される。高圧ケーブル51、一次側端子131、一次側開閉器13及び高圧ブッシングを通じて、配電線5からの電圧が変圧器本体111の一次側へ供給される。
地上設置型変圧装置1は、二次側開閉器14を備えている。変圧器タンク112には、変圧器タンク112の側壁を貫通した低圧ブッシング(図示せず)が取り付けられている。低圧ブッシングの変圧器タンク112内にある一端は変圧器本体111の二次側に接続されており、低圧ブッシングの他端は二次側開閉器14に接続されている。二次側開閉器14は、電線が接続される複数の二次側端子141を有している。二次側端子141は、二次側開閉器14及び低圧ブッシングを介して変圧器本体111の二次側に接続されている。二次側端子141には、引込線6に接続された電線である低圧ケーブル61が接続されている。
変圧器本体111は、一次側へ供給された電圧を変圧し、変圧後の電力を二次側から低圧ブッシング、二次側開閉器14及び二次側端子141を通じて低圧ケーブル61へ供給する。変圧器本体111は、一次側へ供給された電圧を降圧する。例えば、三相200V又は100Vの電圧が生成される。変圧後の電力は、低圧ケーブル61及び引込線6を通じて需要家へ供給される。二次側端子141には、更に、蓄電部3に接続された電力線34が接続される。
蓄電部3は、制御部31と、蓄電池32と、パワーコンディショナ(PCS:Power Conditioning System )33とを備えている。蓄電池32は、例えばリチウムイオン二次電池である。蓄電池32はPCS33に接続されている。PCS33は、電力線34と、充電器2に接続された電力線231に接続されている。PCS33は、直流と交流との変換を行う。PCS33は、電力線34を通じて地上設置型変圧装置1から供給される変圧後の電圧を直流電圧へ変換し、蓄電池32の充電を行う。また、PCS33は、蓄電池32の放電を行い、放電により発生した電圧を交流電圧へ変換し、放電により発生した電力を電力線231を通じて充電器2へ供給する。
制御部31は、演算を行う演算部と、情報処理に必要な各種の情報及びデータを記憶する記憶部とを含んで構成されている。制御部31は、二次側開閉器14及びPCS33に接続されている。制御部31は、二次側開閉器14を通じて供給される電圧及び電流の測定値を取得し、供給される電力を計測する。制御部31は、計測した電力に基づいて、二次側開閉器14及びPCS33の動作を制御する。なお、制御部31は、地上設置型変圧装置1の内部に設けられていてもよい。
充電器2は、充電プラグ21と、充電制御部22と、充電を行う充電部23とを備えている。充電プラグ21は、充電時に車両に接続される。充電プラグ21は、充電ケーブル211を介して充電部23に接続されている。充電部23は、電力線231が接続されている。電力線231は、電力線34及びPCS33に接続されている。充電部23は、電力線231を通じて、変圧器本体111による変圧後の電力、又は蓄電池32に充電された電力を供給される。充電部23は、変圧器本体111による変圧後の電力、又は蓄電池32に充電されていた電力を利用して、充電ケーブル211を通じて充電プラグ21へ電力を供給する。充電部23は、変圧、交流−直流変換及び蓄電量の測定等、充電に必要な動作を実行する。
図3は、実施形態1に係る車両用充電装置4により車両7が充電される形態を示す模式図である。車両用充電装置4の近傍に車両7が停車し、車両7に充電プラグ21が接続される。充電プラグ21には充電ケーブル211が繋がっている。充電部23は、充電ケーブル211を通じて充電プラグ21へ電力を供給することにより、充電プラグ21が接続された車両7を充電する。車両用充電装置4は、複数の充電器2を用いて、複数の車両7を同時に充電することも可能である。なお、充電器2は、充電プラグ21を用いずに、非接触で車両7を充電する形態であってもよい。
また、充電器2は、表示部24、入力部25、課金部26及び報知部27を備える。表示部24は、充電に関する情報、又は充電のための課金に必要な情報を表示する。表示部24は、液晶パネル又はEL(Electroluminescence )パネル等を用いて構成されている。入力部25は、充電に関する情報、又は充電のための課金に必要な情報を使用者から入力される。入力部25は、テンキー又はタッチパネル等を用いて構成されている。また、入力部25は、使用者が使用するスマートフォン又はタブレット端末等の携帯端末装置との間で通信を行い、情報を入力される機能を有していてもよい。
課金部26は、充電のための課金の処理を行う。例えば、課金部26は、充電時間又は充電された電力量を計測し、計測結果に応じて課金すべき金額を決定し、決定した金額を課金する処理を行う。課金部26は、プリペイドカード、クレジットカード、電子マネーカード又はスマートフォン等の記録媒体から接触式で又は非接触式で情報を読み取り、読み取った情報に基づいて課金の処理を行う。例えば、課金部26は、記録媒体に記録された情報を示す金額から課金すべき金額を減額する処理を行う。例えば、課金部26は、有線通信又は無線通信により、車両用充電装置4の外部にある決済用のサーバ装置(図示せず)とインターネット等の通信ネットワークを介して通信し、サーバ装置に決済を実行させる。
課金部26は、課金の結果を記録したレシートを発行する機能を有していてもよい。また、課金部26は、使用者が使用する携帯端末装置との間で通信を行い、課金の結果を示す情報を携帯端末装置へ送信する機能を有していてもよい。また、課金部26は、現金を投入され、課金すべき金額に応じた現金を収納し、釣銭を返却する機能を有していてもよい。また、課金部26は、仮想通過を利用して課金の処理を行ってもよい。また、課金部26は、使用者から指定された充電時間又は電力量に応じて、課金すべき金額を決定してもよい。また、課金部26は、使用者から指定された金額に応じて、充電時間又は充電すべき電力量を決定してもよい。課金部26の処理によって、車両充電用の電力を販売することができる。車両用充電装置4は、更に、近傍に車両7が停車したことを検出する機能を有していてもよい。
報知部27は、充電可能又は充電中等の車両用充電装置4の状態を報知する。例えば、報知部27は、緑、黄及び赤の三色のライトを含んでいる。例えば、急速充電が可能な場合は緑のライトが点灯し、充電は可能であるものの急速充電ができない場合は黄のライトが点灯し、充電中には赤のライトが点灯する。また、例えば、報知部27は、車両用充電装置4の状態を表した文字列を表示するディスプレイを含んでいる。例えば、報知部27は、急速充電が可能な場合に「急速充電可能」の文字列を表示し、充電中には「充電中」の文字列を表示する。報知部27は、地上設置型変圧装置1に備えられていてもよい。報知部27は、車両用充電装置4の近辺を通過する車両7の搭乗者から目視可能な位置に配置されていることが望ましい。搭乗者は、報知部27を視認して、急速充電が可能であるか否か等の車両用充電装置4の状態を確認し、車両7の充電を行うか否かを判断することができる。
なお、報知部27は、車両用充電装置4の状態を示す情報を外部へ送信することによって車両用充電装置4の状態を報知する形態であってもよい。例えば、報知部27は、有線又は無線を用いた通信機能を有し、インターネット等の図示しない通信ネットワークを介して、図示しない外部のサーバ装置へ車両用充電装置4の状態を示す情報を送信する。サーバ装置は、車両用充電装置4の位置及び状態を示す情報を記憶する。使用者は、携帯端末装置等を用いてサーバ装置へアクセスし、車両用充電装置4の位置及び状態を示す情報を取得する。使用者は、車両用充電装置4の位置と、急速充電が可能であるか否か等の車両用充電装置4の状態とを確認し、車両7の充電を行うか否かを判断することができる。
充電制御部22は、演算を行う演算部と、情報処理に必要な各種の情報及びデータを記憶する記憶部とを含んで構成されている。充電部23、表示部24、入力部25、課金部26及び報知部27は充電制御部22に接続されており、充電制御部22は各部の動作を制御する。また、充電制御部22は、制御部31に接続されている。充電制御部22は、制御部31からの制御に従って、各部の動作を制御する。なお、制御部31は、充電器2内部に設けられていてもよい。また、制御部31と充電制御部22とは一体であってもよい。
次に、車両用充電装置4が実行する処理を説明する。制御部31は、二次側開閉器14を通じて供給される電力を計測し、計測した電力に基づいて電力需要を判定し、電力需要が所定の需要量未満である場合に、PCS33に蓄電池32を充電させる。電力需要は、地上設置型変圧装置1が供給すべき電力に対応し、引込線6を通じて需要家へ供給される電力と、充電器2による車両7の充電に必要な電力とが含まれる。PCS33は、電力線34を通じて地上設置型変圧装置1から供給される変圧後の電圧を直流電圧へ変換し、蓄電池32の充電を行う。制御部31は、電力需要が所定の需要量以下である場合にPCS33に蓄電池32を充電させてもよい。
また、制御部31は、PCS33を通じて、蓄電池32の充電量を判定する。充電量は、残存電荷、充電率又は放電可能電力の何れで表されてもよい。制御部31は、電力需要及び蓄電池32の充電量に基づいて、車両7の急速充電が可能であるか否かを判定する。例えば、電力需要が比較的多く、充電量が比較的少ない場合に、制御部31は、急速充電ができないと判定する。制御部31は、判定結果に応じて、充電制御部22に報知部27を制御させる。例えば、制御部31は、急速充電が可能である場合に、急速充電が可能であることを報知部27に報知させるべく充電制御部22を制御する。また、制御部31は、急速充電が可能ではない場合に、急速充電が可能ではないことを報知部27に報知させるべく充電制御部22を制御する。
図4は、実施形態1に係る車両用充電装置4が車両7の充電を行う処理の手順を示すフローチャートである。以下、ステップをSと略す。車両用充電装置4の近傍に車両7が停車し、車両7の搭乗者等の使用者が充電プラグ21を車両7に接続する(S101)。使用者が入力部25を操作することにより、又は使用者が操作する携帯端末装置から送信された情報を入力部25で受信することにより、入力部25は、充電の指示の入力を受け付ける(S102)。例えば、S102では、入力部25は、満充電までの充電の指示、充電される電力量を指定した充電の指示、充電時間を指定した充電の指示、課金額を指定した充電の指示、又は普通充電若しくは急速充電の指示等を受け付ける。充電制御部22は、入力部25で受け付けた指示の内容を表示部24に表示させる。また、充電制御部22は、受け付けた指示に従って車両7を充電するために必要な電力を計算し、必要な電力を示す情報を制御部31へ入力する。S102の処理は、S101での接続の前に行われてもよい。
制御部31は、電力需要を判定する(S103)。S103では、制御部31は、充電制御部22から入力された情報が示す充電器2で必要な電力、及び二次側開閉器14を通じて供給される電力の計測結果に基づいて、電力需要を判定する。制御部31は、二次側開閉器14を通じて供給される電圧及び電流の測定値を取得し、供給される電力を計測する。制御部31は、所定のアルゴリズムを利用して電力需要の予測を行ってもよい。
制御部31は、次に、電力需要が所定の第1の需要量以上であるか否かを判定する(S104)。例えば、第1の需要量は、変圧器11を過負荷状態にせずに地上設置型変圧装置1が供給できる電力の範囲に含まれる値に対応する。第1の需要量は予め制御部31に記憶されている。S104では、制御部31は、電力需要が所定の第1の需要量を超過しているか否かを判定してもよい。
電力需要が第1の需要量未満である場合は(S104:NO)、制御部31は、蓄電池32に充電されていた電力を用いずに、変圧器本体111による変圧後の電力を用いて充電器2に車両7を充電させる(S105)。S105では、制御部31は、二次側開閉器14に、二次側端子141を通じて電力線34へ電力を供給させる。また、制御部31は、PCS33に蓄電池32を放電させない。このとき、制御部31は、PCS33に蓄電池32を充電させてもよい。電力線34及び231を通じて地上設置型変圧装置1から充電部23へ変圧後の電力が供給され、充電部23は、供給された電力を利用して車両7を充電する。
電力需要が第1の需要量以上である場合は(S104:YES)、制御部31は、PCS33を通じて蓄電池32の充電量を判定し、充電量が所定の閾値以上であるか否かを判定する(S106)。例えば、閾値は、一台の車両7を充電するために必要な電力量に対応する。閾値は予め制御部31に記憶されている。S106では、制御部31は、充電量が所定の閾値を超過しているか否かを判定してもよい。
充電量が所定の閾値未満である場合は(S106:NO)、制御部31は、車両7の充電を行わずに、処理を終了する。このとき、制御部31は、充電制御部22を制御し、表示部24に、充電ができないことを表示させる。制御部31は、充電制御部22を制御し、報知部27に、充電ができないことを報知させてもよい。また、制御部31は、電力需要を判定する処理及び蓄電池32の充電量を判定する処理を随時行い、充電可能な状態であるか否かを報知部27に随時報知させる処理を行ってもよい。この処理により、車両7の搭乗者等の使用者は、車両用充電装置4を使用する前に充電可能であるか否かを把握することができるようになる。なお、制御部31は、充電量が所定の閾値未満である場合であっても、変圧器11を過負荷状態にしない範囲で地上設置型変圧装置1に充電部23へ変圧後の電力を供給させることにより、車両7の充電を可能にする処理を行ってもよい。
充電量が所定の閾値以上である場合は(S106:YES)、制御部31は、電力需要が所定の第2の需要量以上であるか否かを判定する(S107)。第2の需要量は第1の需要量を超過している。例えば、第2の需要量は、変圧器11を過負荷状態にせずに地上設置型変圧装置1が供給できる電力の上限に、一台の車両7を充電するために必要な電力を加算した値に対応する。第2の需要量は予め制御部31に記憶されている。S107では、制御部31は、電力需要が所定の第2の需要量を超過しているか否かを判定してもよい。
電力需要が第2の需要量以上である場合は(S107:YES)、制御部31は、変圧器本体111による変圧後の電力を用いずに、蓄電池32に充電されていた電力を用いて充電器2に車両7を充電させる(S108)。S108では、制御部31は、PCS33に、蓄電池32を放電させ、放電により発生した電力を、電力線231を通じて充電器2へ供給させる。また、制御部31は、二次側開閉器14に、電力線34へは電力を供給させない。このようにして、蓄電池32に充電されていた電力が電力線231を通じて充電部23へ供給され、充電部23は、供給された電力を利用して車両7を充電する。
電力需要が第2の需要量未満である場合は(S107:NO)、制御部31は、変圧器本体111による変圧後の電力と、蓄電池32に充電されていた電力との両方を用いて、充電器2に車両7を充電させる(S109)。S109では、制御部31は、PCS33に、蓄電池32を放電させ、電力線231を通じて充電器2へ電力を供給させる。また、制御部31は、二次側開閉器14に、二次側端子141を通じて電力線34へ変圧後の電力を供給させる。充電部23は、蓄電池32の放電により蓄電部3から供給された電力、及び地上設置型変圧装置1から供給された電力を利用して、車両7を充電する。
S105、S108及びS109では、充電部23は、S102で受け付けた充電の指示に従って充電を行う。例えば、充電部23は、急速充電を実行する。充電制御部22は、充電中であることを報知部27に報知させる。また、充電制御部22は、充電の状況を示す情報を表示部24に表示させる。例えば、これまでに充電された電力量、充電時間、又は充電された電力量若しくは充電時間に応じた課金額が表示される。また、充電制御部22は、充電終了までの予想時間を計算し、計算した予想時間を表示部24に表示させてもよい。使用者は、表示部24に表示された情報を確認することにより、充電の状況を把握する。
S105、S108及びS109で充電を開始した後、充電制御部22は、充電を続行すべきか否かを判定する(S110)。例えば、充電制御部22は、充電部23の動作に応じて、満充電まで充電されたか否か、指定された電力量が充電されたか否か、又は指定された課金額に応じた電力量が充電されたか否かを判定する。また、例えば、充電制御部22は、充電開始からの経過時間を測定し、指定された充電時間が経過したか否かを判定する。満充電までの充電、指定された電力量の充電、指定された課金額に応じた電力量の充電、又は指定された充電時間の経過等、充電を終了するための条件が満たされた場合に、充電制御部22は、充電を終了すべきと判定する。充電を終了するための条件が満たされていない場合は、充電制御部22は、充電を続行すべきと判定する。
充電制御部22が充電を続行すべきと判定した場合は(S110:YES)、充電部23は充電を続行し、充電制御部22はS110の処理を繰り返す。充電を終了すべきと判定した場合は(S110:NO)、充電制御部22は、充電部23に充電を停止させる(S111)。充電制御部22は、充電終了時点での充電された電力量、充電時間、又は課金額等の情報を表示部24に表示させる。使用者は、表示部24に表示された情報を確認することにより、充電の結果を把握する。蓄電池32に充電されていた電力を利用した充電を行った場合は、充電制御部22は、車両7の充電を停止するための制御信号を制御部31へ入力し、制御部31は、PCS33に、蓄電池32の放電を停止させ、蓄電池32を充電させる。
課金部26は、次に、充電された電力量に応じた課金を行う(S112)。例えば、課金部26は、前述したように、プリペイドカード、クレジットカード又は現金等を利用した課金の処理を行う。また、例えば、課金部26は、前述したように、レシートの発行、又は使用者が使用する携帯端末装置へ課金の結果を示す情報を送信する処理を行ってもよい。充電制御部22は、充電プラグ21に接続をロックさせ、課金が終了した場合に充電プラグ21にロックを解除させる処理を行ってもよい。S112の課金の処理は、充電前に実行されてもよい車両用充電装置4は、以上で車両7の充電を行う処理を終了する。
以上詳述した如く、本実施形態においては、車両用充電装置4は、地上設置型変圧装置1と、地上設置型変圧装置1に隣接した蓄電部3と、充電器2とを備えている。蓄電部3は、地上設置型変圧装置1が変圧した電圧を利用して蓄電池32を充電する。電力需要が少ない場合、充電器2は、地上設置型変圧装置1が変圧した後の電力を利用して車両7を充電し、蓄電部3は蓄電池32を充電する。電力需要が多い場合、蓄電部3は蓄電池32を放電し、充電器2は、蓄電池32に充電されていた電力を用いて車両7を充電する。充電器2は、地上設置型変圧装置1が変圧した後の電力及び蓄電池32に充電されていた電力の両方を用いて車両7を充電することもできる。蓄電池32に充電されていた電力を利用することにより、車両7を充電する際の地上設置型変圧装置1の負荷の上昇が抑制される。
従って、本実施形態では、地上設置型変圧装置1及び配電線5が過負荷状態になることを避けながら、車両7の充電を行うことができる。例えば、複数の車両7を同時に充電する場合であっても、過負荷状態を避けながら充電を行うことが可能となる。また、電力需要が少ない場合に蓄電池32が充電され、電力需要が多い場合に蓄電池32に充電されていた電力が利用されることにより、地上設置型変圧装置1の負荷が平準化される。従って、地上設置型変圧装置1及び配電線5を含む配電設備の負荷の変動が低減される。
(実施形態2)
図5は、実施形態2に係る車両用充電装置4の外観を模式的に示す斜視図である。実施形態1と同様に、車両用充電装置4は、地上設置型変圧装置1と、充電器2と、蓄電部3とを備えている。地上設置型変圧装置1は、配電線5及び引込線6に接続されている。図5中では、配電線5及び引込線6は省略している。複数の車両用充電装置4は、電力線41を介して互いに接続されている。図5中には、電力線41を一点鎖線で示している。互いに接続された複数の車両用充電装置4から車両用充電システムが構成されている。図5には二個の車両用充電装置4を示しているものの、車両用充電システムは、三個以上の車両用充電装置4を含んでいてもよい。
図6は、実施形態2に係る車両用充電装置4の内部の構成例を示すブロック図である。なお、図6は、車両用充電装置4の各部分の位置を限定するものではない。蓄電部3は、電力を入出力する入出力部35を備えている。入出力部35には、電力線34及び231が接続されており、更に電力線41が接続されている。入出力部35は、制御部31に接続されている。入出力部35は、送電部及び受電部に対応する。送電部と受電部とは個別に構成されていてもよい。
また、蓄電部3は、他の車両用充電装置4と通信を行う通信部36を備えている。通信部36は制御部31に接続されている。例えば、複数の車両用充電装置4は通信線を介して互いに接続されており、通信部36は、通信線を通じて他の車両用充電装置4と通信を行う。また、例えば、通信部36は、有線通信又は無線通信を利用してインターネット等の図示しない通信ネットワークを介して他の車両用充電装置4と通信を行ってもよい。車両用充電装置4のその他の部分の構成は、実施形態1と同様である。
図7は、実施形態2に係る車両用充電装置4が車両7の充電を行う処理の手順を示すフローチャートである。使用者が充電プラグ21を車両7に接続し(S201)、入力部25は、使用者からの充電の指示の入力を受け付ける(S202)。制御部31は、次に、電力需要を判定し(S203)、電力需要が所定の第1の需要量以上であるか否かを判定する(S204)。電力需要が第1の需要量未満である場合は(S204:NO)、制御部31は、蓄電池32に充電されていた電力を用いずに、変圧器本体111による変圧後の電力を用いて充電器2に車両7を充電させる(S205)。
電力需要が第1の需要量以上である場合は(S204:YES)、制御部31は、蓄電池32の充電量を判定し、充電量が所定の閾値以上であるか否かを判定する(S206)。充電量が所定の閾値未満である場合は(S206:NO)、制御部31は、処理を後述するS211へ進める。充電量が所定の閾値以上である場合は(S206:YES)、制御部31は、電力需要が所定の第2の需要量以上であるか否かを判定する(S207)。
電力需要が第2の需要量未満である場合は(S207:NO)、制御部31は、変圧器本体111による変圧後の電力と、蓄電池32に充電されていた電力との両方を用いて、充電器2に車両7を充電させる(S208)。S208では、制御部31は、PCS33に、蓄電池32を放電させ、電力線231を通じて充電器2へ電力を供給させる。また、制御部31は、二次側開閉器14に、二次側端子141を通じて電力線34へ変圧後の電力を供給させる。充電部23は、蓄電池32の放電により蓄電部3から供給された電力、及び地上設置型変圧装置1から供給された電力を利用して、車両7を充電する。
電力需要が第2の需要量以上である場合は(S207:YES)、制御部31は、電力需要が所定の第3の需要量以上であるか否かを判定する(S209)。第3の需要量は第2の需要量を超過している。例えば、第3の需要量は、変圧器11を過負荷状態にせずに地上設置型変圧装置1が供給できる電力の上限に、蓄電池32から供給可能な電力の上限を加算した値に対応する。第3の需要量は予め制御部31に記憶されている。S209では、制御部31は、電力需要が所定の第3の需要量を超過しているか否かを判定してもよい。
電力需要が第3の需要量未満である場合は(S209:NO)、制御部31は、変圧器本体111による変圧後の電力を用いずに、蓄電池32に充電されていた電力を用いて充電器2に車両7を充電させる(S210)。電力需要が第3の需要量以上である場合は(S209:YES)、制御部31は、通信部36に、他の車両用充電装置4へ電力供給の要求を送信する(S211)。
図8は、電力供給を要求される車両用充電装置4が実行する処理の手順を示すフローチャートである。車両用充電装置4は、他の車両用充電装置4から送信された電力供給の要求を通信部36で受信する(S31)。制御部31は、入出力部35に、要求の送信元の他の車両用充電装置4へ電力線41を通じて電力を供給させる(S32)。このとき、制御部31は、PCS33に蓄電池32を放電させ、放電により発生した電力を入出力部35に他の車両用充電装置4へ供給させる。入出力部35は、変圧器本体111による変圧後の電力を他の車両用充電装置4へ供給してもよい。入出力部35は、無効電力を出力可能である。入出力部35は、無効電力を利用して、出力電圧を調整する。
また、制御部31は、他の車両用充電装置4への電力の供給が可能であるか否かを判定し、電力の供給ができないと判定した場合に、電力の供給ができないことを示す情報を要求の送信元の他の車両用充電装置4へ通信部36に送信させる処理を行ってもよい。例えば、制御部31は、蓄電池32の充電量が少ない場合、又は地上設置型変圧装置1の負荷が既に高い場合に、電力の供給ができないと判定する。電力の供給ができないことを示す情報を通信部36で受信した場合は、制御部31は、通信部36に、更に他の車両用充電装置4へ電力供給の要求を送信する。
S211の処理の後、車両用充電装置4は、電力線41を通じて他の車両用充電装置4から電力を供給され、制御部31は、他の車両用充電装置4から供給された電力を利用して、充電器2に車両7を充電させる(S212)。S212では、制御部31は、入出力部35に、他の車両用充電装置4から供給された電力を、電力線231を通じて充電器2へ供給させる。電力線231を通じて電力が充電部23へ供給され、充電部23は、供給された電力を利用して車両7を充電する。入出力部35は、地上設置型変圧装置1が過負荷状態にならない範囲で、他の車両用充電装置4から供給された電力と共に、変圧器本体111による変圧後の電力を充電器2へ供給してもよい。また、入出力部35は、他の車両用充電装置4から供給された電力と共に、蓄電池32に充電されていた電力を充電器2へ供給してもよい。
S205、S208、S210及びS212で充電を開始した後、充電制御部22は、充電を続行すべきか否かを判定する(S213)。充電制御部22が充電を続行すべきと判定した場合は(S213:YES)、充電部23は充電を続行し、充電制御部22はS213の処理を繰り返す。
充電を終了すべきと判定した場合は(S213:NO)、充電制御部22は、充電部23に充電を停止させる(S214)。他の車両用充電装置4から電力を供給されていた場合、S214で、制御部31は、通信部36に、電力供給の停止の指示を他の車両用充電装置4へ送信させる。通信部36で電力供給の停止の指示を受信した場合は、制御部31は、入出力部35に他の車両用充電装置4への電力供給を停止させる。課金部26は、次に、充電された電力量に応じた課金を行う(S215)。車両用充電装置4は、以上で車両7の充電を行う処理を終了する。
以上詳述した如く、本実施形態においては、車両用充電装置4は、電力需要が特に多い場合に、他の車両用充電装置4から供給された電力を利用して車両7を充電する。これにより、蓄電池32の充電量が不十分な場合であっても、地上設置型変圧装置1及び配電線5が過負荷状態になることを避けながら、車両7の充電を行うことができる。また、必要に応じて複数の車両用充電装置4の間で互いに電力を供給することにより、複数の地上設置型変圧装置1の負荷が平準化される。従って、複数の地上設置型変圧装置1及び複数の配電線5を含む配電設備の負荷の変動が低減される。
(実施形態3)
図9は、実施形態3に係る車両用充電装置4を備えた駐車場の例を示す模式図である。図9に示す駐車場は、駐車時間に応じて課金が行われる所謂コインパーキングである。車両用充電装置4は、実施形態1及び2と同様に、地上設置型変圧装置1と、蓄電部3と、複数の充電器2とを含んでいる。地上設置型変圧装置1及び蓄電部3は駐車場内に設置されており、複数の駐車用スペースの夫々の近傍には、充電器2が設置されている。車両用充電装置4の構成及び機能は実施形態1又は2と同様である。夫々の充電器2は、変圧器本体111による変圧後の電力、又は蓄電池32に充電されていた電力を供給され、車両7に対して充電を行うことができる。
図9には三個の充電器2を示しているものの、車両用充電装置4は、一個若しくは二個又は四個以上の充電器2を備えていてもよい。駐車場の一部の駐車用スペースの近傍のみに充電器2が設置されていてもよい。また、駐車場に複数の車両用充電装置4が設置されていてもよい。
本実施形態においては、駐車場に車両用充電装置4が設置されている。駐車場に駐車した車両7は、車両用充電装置4を用いて充電を受けることが可能である。駐車中に充電が可能であるので、効率的に車両の充電を行うことが可能である。本実施形態においても、蓄電部3を用いることによって、地上設置型変圧装置1及び配電線5が過負荷状態になることを避けながら、車両7の充電を行うことができる。
本発明は上述した実施の形態の内容に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。即ち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
1 地上設置型変圧装置
11 変圧器
111 変圧器本体
12 筐体
121 放出口
13 一次側開閉器
131 一次側端子
14 二次側開閉器
141 二次側端子
2 充電器
21 充電プラグ
211 充電ケーブル
22 充電制御部
23 充電部
231 電力線
27 報知部
3 蓄電部
31 制御部
32 蓄電池
33 PCS
34 電力線
35 入出力部
4 車両用充電装置
41 電力線
5 配電線
6 引込線
7 車両

Claims (8)

  1. 変圧器を有し、外部の配電線に接続され、該配電線から供給される電圧を前記変圧器により変圧し、変圧後の電力を外部へ供給する地上設置型変圧装置と、
    蓄電池を有し、前記変圧器による変圧後の電力を用いて前記蓄電池を充電する蓄電部と、
    前記変圧後の電力を用いて、又は前記蓄電池に充電されていた電力を用いて、車両に対して充電を行う充電器と、
    電力需要に応じて、前記充電器が前記変圧後の電力を用いて充電を行うか、又は前記蓄電池に充電されていた電力を用いて充電を行うかを切り替える制御部とを備え
    前記制御部は、
    前記充電器が必要とする電力を含む電力需要が所定の第1の需要量未満である場合に、前記蓄電部に充電を行わせ、前記充電器に、前記変圧後の電力を用いて充電を行わせ、
    前記電力需要が前記第1の需要量以上であり、前記蓄電池の充電量が所定の閾値以上であり、前記電力需要が、前記第1の需要量を超過する所定の第2の需要量未満である場合に、前記充電器に、前記変圧後の電力及び前記蓄電池に充電されていた電力の両方を用いて充電を行わせ、
    前記蓄電池の充電量が所定の閾値以上であり、前記電力需要が前記第2の需要量以上である場合に、前記充電器に、前記変圧後の電力を用いずに、前記蓄電池に充電されていた電力を用いて充電を行わせること
    を特徴とする車両用充電装置。
  2. 前記第1の需要量は、前記変圧器を過負荷状態にせずに前記地上設置型変圧装置から供給することができる電力の範囲内に含まれる値であり、
    前記第2の需要量は、前記変圧器を過負荷状態にせずに前記地上設置型変圧装置から供給することができる電力の上限に、前記車両を充電するために必要な電力を加算した値であること
    を特徴とする請求項1に記載の車両用充電装置。
  3. 他の車両用充電装置へ電力を供給する送電部と、
    他の車両用充電装置から電力を供給される受電部と、
    他の車両用充電装置と通信を行う通信部とを更に備え、
    前記制御部は、
    電力需要に応じて、前記通信部に他の車両用充電装置へ電力の供給の要求を送信させ、
    前記通信部が電力の供給の要求を他の車両用充電装置から受信した場合に、前記送電部に前記他の車両用充電装置へ電力を供給させ、
    前記充電器は、前記受電部に供給された電力を用いて充電を行うこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の車両用充電装置。
  4. 前記車両に対する急速充電が可能であることを報知する報知部を更に備え、
    前記制御部は、
    前記蓄電池の充電量に基づいて、前記急速充電が可能であるか否かを判定し、前記急速充電が可能である場合に、前記報知部に前記急速充電が可能であることを報知させ、前記急速充電が可能ではない場合に、前記報知部に前記急速充電が可能であることを報知させないこと
    を特徴とする請求項1乃至のいずれか一つに記載の車両用充電装置。
  5. 前記蓄電部は、前記地上設置型変圧装置に隣接して設置されていること
    を特徴とする請求項1乃至のいずれか一つに記載の車両用充電装置。
  6. 複数の前記充電器を備えること
    を特徴とする請求項1乃至のいずれか一つに記載の車両用充電装置。
  7. 車両の駐車が可能であり、駐車時間に応じて課金が行われる駐車場において、
    請求項1乃至のいずれか一つに記載の車両用充電装置を備えること
    を特徴とする駐車場。
  8. 変圧器を有し、外部の配電線に接続され、該配電線から供給される電圧を前記変圧器により変圧し、変圧後の電力を外部へ供給する地上設置型変圧装置と、
    前記変圧器による変圧後の電力を用いて充電される蓄電池と、
    車両に対して充電を行う充電器とを用い、
    前記充電器が必要とする電力を含む電力需要が所定の第1の需要量未満である場合に、前記変圧後の電力を用いて前記蓄電池を充電し、前記充電器により、前記変圧後の電力を用いて前記車両に対して充電を行い、
    前記電力需要が前記第1の需要量以上であり、前記蓄電池の充電量が所定の閾値以上であり、前記電力需要が、前記第1の需要量を超過する所定の第2の需要量未満である場合に、前記充電器により、前記変圧後の電力及び前記蓄電池に充電されていた電力の両方を用いて前記車両に対して充電を行い、
    前記蓄電池の充電量が所定の閾値以上であり、前記電力需要が前記第2の需要量以上である場合に、前記充電器により、前記変圧後の電力を用いずに、前記蓄電池に充電されていた電力を用いて前記車両に対して充電を行うこと
    を特徴とする充電方法。
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