JP6652859B2 - 飲料特性調整装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発泡性飲料の香味等の飲料特性を調整する飲料特性調整装置及び方法に関する。
種々の飲料にエキスやフレーバーなどを事後的に添加して香味、色又は食感等の飲料特性をカスタマイズすることが行われている。ビールや炭酸飲料等の発泡性飲料の飲料特性をカスタマイズする方法として、例えば、ホップ等の浸漬物を収容した容器にビールを通液させることによって浸漬物の成分に由来する香味を発泡性飲料に付与してからディスペンサで注出する装置及び方法が知られている(非特許文献1参照)。
"Randall the Enamel Animal"、[online]、平成26年8月29日、インターネット<URL : http://www.dogfish.com/company/tangents/randall-the-enamel-animal.htm>
非特許文献1の装置及び方法は、ビールに香味を付与する際に、浸漬物を収容した容器にビールをその流量を調整することなく導入するので、導入されたビールが容器内で過剰に泡立つことがある。このような容器内でのビールの過剰な泡立ちにより、ディスペンサからのビールの注出が困難になる、あるいはビール内の炭酸ガス含有量が低下するといった種々の問題が生じ得る。これらの問題は非特許文献1の装置又は方法によってビール以外の発泡性飲料の香味を付与する場合にも同様に生じ得る。
そこで、本発明は、発泡性飲料に香味を付与する等の発泡性飲料の飲料特性を調整する際に発泡性飲料の過剰な泡立ちを抑制できる飲料特性調整装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の飲料特性調整装置は、保管容器(2)から取り出した発泡性飲料を、飲料通路(7)を介して注出口(11a)まで圧送するディスペンスシステム(1)で提供される前記発泡性飲料の飲料特性を調整する飲料特性調整装置(10)であって、前記飲料通路と連通するようにして前記飲料通路に接続され、前記発泡性飲料の前記飲料特性を調整するための浸漬物(X)を入れることが可能な飲料特性調整容器(20)を備え、前記飲料特性調整容器の内部圧力と前記発泡性飲料が圧送される圧力との差圧が0.015MPa以下に調整されているものである。
本発明の第2の飲料特性調整装置は、保管容器(2)から取り出した発泡性飲料を、飲料通路(7)を介して注出口(11a)まで圧送するディスペンスシステム(1)で提供される前記発泡性飲料の飲料特性を調整する飲料特性調整装置(10)であって、前記飲料通路と連通するようにして前記飲料通路に接続され、前記発泡性飲料の前記飲料特性を調整するための浸漬物(X)を入れることが可能な飲料特性調整容器(20)を備え、前記飲料特性調整容器内における前記発泡性飲料の泡の高さが30mm未満 となるように前記飲料特性調整容器に導入される前記発泡性飲料の流量が調整されているものである。
本発明の第3の飲料特性調整装置は、保管容器(2)から取り出した発泡性飲料を、飲料通路(7)を介して注出口(11a)まで圧送するディスペンスシステム(1)で提供される前記発泡性飲料の飲料特性を調整する飲料特性調整装置(10)であって、前記飲料通路と連通するようにして前記飲料通路に接続され、前記発泡性飲料の前記飲料特性を調整するための浸漬物(X)を入れることが可能な飲料特性調整容器(20)を備え、前記飲料特性調整容器に導入された前記発泡性飲料の導入量に対する前記発泡性飲料の泡の体積の割合が4.5%未満となるように、前記飲料特性調整容器に導入される前記発泡性飲料の流量が調整されているものである。
本発明の第1の飲料特性調整方法は、保管容器(2)から取り出した発泡性飲料を、飲料通路(7)を介して注出口(11a)まで圧送するディスペンスシステム(1)で提供される前記発泡性飲料の飲料特性を調整する飲料特性調整方法であって、前記飲料通路と連通するようにして前記飲料通路に接続された飲料特性調整容器(20)に前記発泡性飲料の前記飲料特性を調整するための浸漬物(X)を入れる工程と、前記浸漬物が入れられた前記飲料特性調整容器の内部圧力を大気圧よりも高めた状態で前記発泡性飲料を前記飲料特性調整容器に導入する工程と、を備え、前記発泡性飲料を前記飲料特性調整容器に導入する工程では、前記飲料特性調整容器の内部圧力と前記発泡性飲料が圧送される圧力との差圧を0.015MPa以下に調整するものである。
本発明の第2の飲料特性調整方法は、保管容器(2)から取り出した発泡性飲料を、飲料通路(7)を介して注出口(11a)まで圧送するディスペンスシステム(1)で提供される前記発泡性飲料の飲料特性を調整する飲料特性調整方法であって、前記飲料通路と連通するようにして前記飲料通路に接続された飲料特性調整容器(20)に前記発泡性飲料の前記飲料特性を調整するための浸漬物(X)を入れる工程と、前記浸漬物が入れられた前記飲料特性調整容器の内部圧力を大気圧よりも高めた状態で前記発泡性飲料を前記飲料特性調整容器に導入する工程と、を備え、前記飲料特性調整容器内における前記発泡性飲料の泡の高さが30mm未満となるように、前記飲料特性調整容器に導入される前記発泡性飲料の流量を調整するものである。
本発明の第3の飲料特性調整方法は、保管容器(2)から取り出した発泡性飲料を、飲料通路(7)を介して注出口(11a)まで圧送するディスペンスシステム(1)で提供される前記発泡性飲料の飲料特性を調整する飲料特性調整方法であって、前記飲料通路と連通するようにして前記飲料通路に接続された飲料特性調整容器(20)に前記発泡性飲料の前記飲料特性を調整するための浸漬物(X)を入れる工程と、前記浸漬物が入れられた前記飲料特性調整容器の内部圧力を大気圧よりも高めた状態で前記発泡性飲料を前記飲料特性調整容器に導入する工程と、を備え、前記飲料特性調整容器に導入された前記発泡性飲料の導入量に対する前記発泡性飲料の泡の体積の割合が4.5%未満となるように、前記飲料特性調整容器に導入される前記発泡性飲料の流量を調整するものである。
なお、本発明において、飲料特性を調整することには、飲料特性のうちの香味、色及び食感の少なくとも一つを調整することが含まれる。以上の説明では、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明の第1の飲料特性調整装置によれば、飲料特性調整容器の内部圧力と前記発泡性飲料が圧送される圧力との差圧が0.015MPa以下に調整されることにより、飲料特性調整容器に発泡性飲料を導入する際に発泡性飲料の過剰な泡立ちを抑制できる。本発明の第2の飲料特性調整装置によれば、飲料特性調整容器内における発泡性飲料の泡の高さが30mm未満となるように飲料特性調整容器に導入される発泡性飲料の流量が調整されているので、飲料特性調整容器に発泡性飲料を導入する際に発泡性飲料の過剰な泡立ちを抑制できる。本発明の第3の飲料特性調整装置によれば、発泡性飲料の導入量に対する発泡性飲料の泡の割合が4.5%未満となるように飲料特性調整容器に導入される発泡性飲料の流量が調整されているので、飲料特性調整容器に発泡性飲料を導入する際に発泡性飲料の過剰な泡立ちを抑制できる。
本発明の第1の飲料特性調整方法によれば、飲料特性調整容器内の内部圧力が大気圧よりも高められた状態で発泡性飲料が飲料特性調整容器に導入され、しかも飲料特性調整容器の内部圧力と前記発泡性飲料が圧送される圧力との差圧が0.015MPa以下に調整されているので、飲料特性調整容器に発泡性飲料を導入する際に発泡性飲料の過剰な泡立ちを抑制できる。本発明の第2の飲料特性調整方法によれば、飲料特性調整容器内の内部圧力が大気圧よりも高められた状態で発泡性飲料が飲料特性調整容器に導入され、しかも飲料特性調整容器内における発泡性飲料の泡の高さが30mm未満となるように飲料特性調整容器に導入される発泡性飲料の流量が調整されているので、飲料特性調整容器に発泡性飲料を導入する際に発泡性飲料の過剰な泡立ちを抑制できる。本発明の第3の飲料特性調整方法によれば、飲料特性調整容器内の内部圧力が大気圧よりも高められた状態で発泡性飲料が飲料特性調整容器に導入され、しかも発泡性飲料の導入量に対する発泡性飲料の泡の割合が4.5%未満となるように、飲料特性調整容器に導入される発泡性飲料の流量が調整されているので、飲料特性調整容器に発泡性飲料を導入する際に発泡性飲料の過剰な泡立ちを抑制できる。
本発明の一形態に係る飲料特性調整装置が組み込まれたディスペンスシステムの主要部の外観等を示した図。 図1のディスペンスシステムの配管通路等の詳細を示した構成図。 オペレータが行う前作業の工程を示した図。 コントローラが行うビール導入等作業の工程を示した図。 オペレータが行う後作業の工程を示した図。 ビール導入試験の第1の試験結果を示した図。 ビール導入試験の第2の試験結果を示した図。
図1及び図2に示すように、ディスペンスシステム1は、発泡性飲料としてのビールが充填された保管容器としてのビール樽2からビールを取り出して消費者に提供する装置として構成されている。ディスペンスシステム1は、ビール樽2に装着されるディスペンスヘッド5と、ビールを注出するディスペンサ6と、ディスペンスヘッド5を介して取り出されたビールをディスペンサ6に導くための飲料通路7とを備えている。ディスペンスヘッド5には、炭酸ガスボンベ8から供給される炭酸ガスが減圧されてからガス供給通路9を介して供給される。ディスペンスヘッド5に供給された炭酸ガスによってビール樽2からビールが押し出され、押し出されたビールは飲料通路7にて圧送される。
飲料通路7にはディスペンスシステム1で提供されるビールに香味を付与する飲料特性調整装置10が設けられている。飲料特性調整装置10を経てディスペンサ6に導かれたビールはディスペンサ6に設けられたタップ11の注出口11aから注出される。タップ11からのビールの注出はオペレータによるレバー11bの操作により実施される。飲料通路7には定置清掃等で使用される複数のドレン通路15、16が接続されており、各ドレン通路15、16にはこれらを開閉するドレンバルブ17、18が設けられている。
飲料特性調整装置10は、飲料通路7と連通するようにして飲料通路7に接続されビールに香味を付与するためのホップ等の浸漬物Xを投入可能な飲料特性調整容器20と、飲料特性調整容器20へのビールの導入及び飲料特性調整容器20からのビールの排出を行うビール給排装置21と、飲料特性調整容器20への炭酸ガスの導入及び飲料特性調整容器20からの炭酸ガスの排出を行うガス給排装置22とを備えている。
図1に示したように、飲料特性調整容器20は全体として円筒状に形成されていて、その胴部20bは例えばアクリル等の透光性材料で構成されている。そのため、飲料特性調整容器20の内部を、胴部20bを介して視認できる。飲料特性調整容器20は、その上部20aを開閉する上蓋25を閉じた状態で大気圧よりも高い所定の許容圧力を上限とした内部圧力に耐えて密封状態を保持できる。飲料特性調整容器20には、浸漬物Xを収容しかつ保持できる内容器26を着脱できる。内容器26はその周囲に複数の開口部26aが形成されており、これらの開口部26aがメッシュ27で覆われている。そのため、内容器26は飲料特性調整容器20の内部に装着した時に飲料特性調整容器20内のビールが浸入可能となる。これにより、飲料特性調整容器20内でビールに浸漬物Xが浸漬されて浸漬物Xの成分に由来する香味がビールに付与される。なお、香味の付与を促進させるため、飲料特性調整容器20には上蓋25を閉じた状態で内容器26内を撹拌できる撹拌具28が装着されている。撹拌具28は上蓋25との間で気密状態を保持しつつ上下動可能な軸部28aと、軸部28aの下端に設けられて内容器26の内径よりも若干小さい直径の円板部28bと、軸部28aの上端に設けられた球状のグリップ28cとを有する。
図2に示したように、ビール給排装置21は飲料特性調整容器20の底部20cに形成された飲料導入ポート30及び飲料排出ポート31と、飲料導入ポート30の上流側の飲料通路7に設けられた給液用バルブ32と、飲料排出ポート31の下流側の飲料通路7に設けられた注出用バルブ33とを備えている。給液用バルブ32及び注出用バルブ33のそれぞれは連続的な開度調整が可能な電磁バルブとして構成されている。注出用バルブ33が閉じられた状態で給液用バルブ32が開かれると、ビールが飲料導入ポート30を介して底部20cから飲料特性調整容器20へ導入される。一方、注出用バルブ33が閉じられた状態で給液用バルブ32が閉じられると飲料特性調整容器20へのビールの導入が制限される。したがって、給液用バルブ32及び注出用バルブ33は本発明に係る切替手段として機能する。給液用バルブ32が閉じられた状態で注出用バルブ33が開かれると、飲料特性調整容器20の飲料排出ポート31からディスペンサ6のタップ11までの飲料通路7が開通する。その状態でガス給排装置22にて飲料特性調整容器20の内部が加圧されることにより、飲料特性調整容器20で香味が付与されたビールがレバー11bの開操作によってタップ11から注出される。
ガス給排装置22は、飲料特性調整容器20の上部20aに形成されたガス導入ポート40と、ガス導入ポート40に接続されたガス供給通路42と、ガス供給通路42から分岐するスニフト通路43と、ガス供給通路42に設けられて連続的な開度調整が可能なガス供給バルブ44と、スニフト通路43に設けられて連続的な開度調整が可能なスニフトバルブ45と、スニフトバルブ45の下流側のスニフト通路43に設けられているニードルバルブ46とを備えている。
ガス供給通路42には、ビール樽2からのビールの注出と共用される圧力源としての炭酸ガスボンベ8から供給された炭酸ガスが導かれる。ガス供給通路42がガス供給バルブ44の操作によって開通すると、炭酸ガスが飲料特性調整容器20に供給されて内部圧力が大気圧よりも高められる。飲料特性調整容器20の内部圧力の調整はスニフトバルブ45の開度調整を行って炭酸ガスをスニフト通路43に逃がすことにより実施される。なお、スニフトバルブ45の開度調整に伴う内部圧力の急激な減圧を抑制するため、ニードルバルブ46の開度設定によって内部圧力の下限圧力が予め設定されている。
飲料特性調整装置10は、飲料特性調整容器20に導入されるビールの流量を、飲料特性調整容器20の内部圧力P2とビールが圧送される圧力P1との差圧を制御することによって調整する。この差圧の制御を含め、ディスペンスシステム1の各種の制御はコンピュータとして構成されたコントローラ50で実施される。コントローラ50は上述した各バルブ17、18、32、33、44、45と不図示のインタフェースを介して電気的に接続されていてこれらの動作制御を行う。また、コントローラ50にはオペレータの各種の操作を受け付ける操作ユニット51が電気的に接続されており、オペレータの操作に応じた指令がコントローラ50に入力される。また、上記の差圧制御のため、コントローラ50には圧力P1に応じた信号を出力する第1圧力センサ52A及び圧力P2に応じた信号を出力する第2圧力センサ52Bのそれぞれからの信号が入力される。コントローラ50にはディスペンスシステム1を制御するための各種のプログラムが格納されており、操作ユニット51からの指令に応答して制御に必要なプログラムが読み出されて実行される。
次に、ディスペンスシステム1が提供するビールに香味を付与するにあたってオペレータが行う前作業、コントローラ50が行うビール導入等作業、及びオペレータが行う後作業のそれぞれを図3〜図5を参照しながら説明する。
図3に示したように、オペレータが行う前作業は、まず、工程a1において、内容器26に浸漬物Xを投入する。次に、工程a2において、浸漬物Xを収容しかつ保持した状態の内容器26を、上部20aが開口した状態の飲料特性調整容器20に入れて内部に装着する。次に、工程a3において、撹拌具28が装着された状態の上蓋25を準備し、そして撹拌具28を飲料特性調整容器20に装着された内容器26に挿入しながら上蓋25を飲料特性調整容器20に装着して飲料特性調整容器20を密封する。
図4に示したように、コントローラ50が行うビール導入等作業は、まず工程b1において、図3の前作業が終了した飲料特性調整容器20にガス導入ポート40を介して炭酸ガスを導入することにより飲料特性調整容器20の内部圧力を大気圧よりも高い状態に加圧する。そのためにコントローラ50は図2のスニフトバルブ45を閉じた状態でガス供給バルブ44を開く。そして、コントローラ50は飲料特性調整容器20の内部圧力が所定の目標値に到達した段階で、ガス供給バルブ44を閉じて工程b1を終える。
次に、工程b2において、加圧された状態の飲料特性調整容器20に飲料導入ポート30を介してビールを導入する。ビール導入時の流量は上述した差圧(図2)を制御することにより一定に保たれる。具体的には、コントローラ50は、注出用バルブ33が閉じられた状態で給液用バルブ32を開きつつ、差圧の目標値と各圧力センサ52A、52Bに基づいて測定した測定値との偏差が解消するようにスニフトバルブ45の開度をフィードバック制御して炭酸ガスを飲料特性調整容器20から逃がしながら差圧を一定に保つ。差圧の目標値はビールの導入時にビールが許容範囲を超えて泡立つことを回避し得る流量を与える大きさに適宜設定される。
飲料特性調整容器20へのビールの導入量が目標量に達すると、工程b3においてビールの導入及び内部圧力の調整をそれぞれ終了させるためにコントローラ50は給液用バルブ32及びスニフトバルブ45をそれぞれ閉じる。工程b2が開始してから工程b3が終了するまでは、ビールの泡立ちを抑える流量でかつ飲料特性調整容器20の内部圧力が大気圧よりも高められてビールの発泡が抑えられた状態でビールの導入が実施される。したがって、飲料特性調整容器20内でビールの過剰な泡立ちは抑制される。なお、工程b3が終了した段階でオペレータが撹拌具28を操作してビールへの香味付与を促進させてもよい。
工程b3の終了後、所定の浸漬時間が経過すると、工程b4において飲料特性調整容器20内の炭酸ガスを排気して内部圧力を所定値まで下げる。この場合、コントローラ50はスニフトバルブ45の開度を開き側に操作して内部圧力を下げる。工程b5において、タップ11からビールを注出するために必要な内部圧力を確保するためコントローラ50は適宜ガス供給バルブ44を操作して飲料特性調整容器20に炭酸ガスを供給する。そして、コントローラ50は香味が付与されたビールをタップ11から注出できるように注出用バルブ33を開く。工程b5は飲料特性調整容器20内のビールが空になるまで継続する。
図5に示したように、オペレータが行う後作業は、まず、工程c1において、飲料特性調整容器20の上蓋25を外す。そして、工程c2において、使用済の浸漬物X′を保持している内容器26を飲料特性調整容器20から取り出す。最後に、工程c3において、内容器26から使用済の浸漬物X′を取り出す。この後、飲料特性調整容器20から取り出した内容器26等の洗浄を適宜に行って後作業が終了する。
図3に示したオペレータが行う前作業の工程a2は本発明の飲料特性調整方法における「浸漬物を入れる工程」に相当し、図4に示したコントローラ50が行うビール導入等作業の工程b2は本発明の飲料特性調整方法における「飲料特性調整容器に導入する工程」に相当する。
以上説明した飲料特性調整装置10によれば、ビールが飲料特性調整容器20に導入される際にビール給排装置21及びガス給排装置22が協調することによってビールの導入時に泡立つことを回避し得るようにビールの流量が調整される。したがって、ビールの泡立ちを抑えるために適した流量で飲料特性調整容器20にビールを導入できるので、ビールに香味を付与する際にビールの過剰な泡立ちを抑制できる。
また、飲料特性調整装置10によれば、図4の工程b1及び工程b2のように、ガス給排装置22によって飲料特性調整容器20の内部圧力が大気圧よりも高くされた状態でビールが飲料特性調整容器20に導入されるので、飲料特性調整容器20内でビールが発泡することを抑制できる。そのため、飲料特性調整容器20への導入時におけるビールの泡立ちをより一層抑制できる。しかも、ビールの導入は飲料特性調整容器20の底部20cから行われるので、ビールの導入位置から底部までの落差が存在する場合よりも泡立ちを抑えることができる。
さらに、飲料特性調整装置10は、飲料特性調整容器20に着脱でき、かつ浸漬物Xを投入及び保持可能な内容器26を有している。そのため、飲料特性調整容器20に浸漬物Xを直接投入する場合と比べて香味を付与した後の浸漬物X′の除去が容易である(図5の工程c2参照)。また、互いに異なる浸漬物が投入された複数の内容器を事前に準備しておくことにより、ビールに付与する香味の変更(浸漬物の変更)を速やかに実施できる。したがって、飲料特性調整装置10によれば、浸漬物の交換や変更に速やかに対応できるので、香味の付与に要する労力が低減されて作業効率が向上する。
また、飲料特性調整装置10は、図1に示したように、飲料特性調整容器20の内部が視認可能に構成されているので、飲料特性調整容器20内でビールに浸漬物Xが漬かった状態を観察できる。そのため、どのような浸漬物Xを用いてどのような方法で香味の付与が行われているかをビールの提供を受ける消費者にアピールできる。したがって、香味が付与されたビールの提供を受ける消費者に感動を与えることができる。
(ビール導入試験)
上述した飲料特性調整装置10を使用して発泡性飲料としてのビールを飲料特性調整容器20に導入するビール導入試験を以下の要領で実施した。
(試験目的)
ビール導入試験は、上述した差圧制御において、ビールの過剰な泡立ちを抑制しつつ飲料特性調整容器20に導入可能となる飲料特性調整容器20の内部圧力P2とビールが圧送される圧力P1との差圧の条件を特定することを目的とする。
(ビール導入条件)
ビール導入試験におけるビール導入条件は以下の通りである。
・ビール導入量:1270mL
当該ビール導入量は飲料特性調整容器20に導入するビールの分量のことである。1270mLは、試験用に準備した不図示のグラスにタップ11を使用してビールを約3杯分注ぐことができる分量に相当する。
・ビール導入圧:0.1MPa(ゲージ圧)
当該ビール導入圧はビールが圧送される圧力P1のことである。なお、0.1MPaはゲージ圧である。
・ビール温度:2℃
当該ビール温度は飲料特性調整容器20への導入時におけるビールの温度である。
(試験方法)
浸漬物の有無や種類が異なる下記の試験例1〜試験例4のそれぞれについて、上記差圧を変化させて上記ビール導入条件で飲料特性調整容器20にビールを導入する。各試験例1〜4のそれぞれについて、上記差圧の目標値を0.005、0.010、0.015、及び0.020MPaに設定して上述した差圧制御を実施する。そして、ビール導入完了後に飲料特性調整容器20内におけるビール泡の高さを測定するとともに、ビール導入量に対するビール泡の体積の割合(以下、泡比率という。)を計算する。
・試験例1:浸漬物を使用しない(ビールのみ)
・試験例2:浸漬物として25gのホップを使用
・試験例3:浸漬物として25gのシナモンを使用
・試験例4:浸漬物として135gのレモンピールを使用
(泡高さに関する試験結果)
飲料特性調整容器20内におけるビール泡の高さを測定し、その高さに関して下記のA〜Cの3段階で評価した試験結果を図6に示す。
A:10mm未満(ビールの泡立ちが十分に抑制されている)
B:30mm未満(ビールの泡立ちとして許容できる)
C:30mm以上又は測定不可(ビールの泡立ちが過剰である)
上記評価基準は飲料特性調整装置10の実際の操作経験に基づいて設定した。 なお、C評価の「測定不可」とはビール泡が飲料特性調整容器20内に充満して正確なビール泡の高さを測定できない場合を意味する。
(泡比率の計算)
例えば、ビール導入完了後に飲料特性調整容器20内に形成されたビール泡の高さを測定し以下の要領で泡比率を計算する。
(1)飲料特性調整容器20の高さ10mm分の容積[mm]から内容器26の高さ10mm分の肉厚の体積[mm]を減じ、単位換算することにより内容器26が収められた状態での10mm分の実容積[mL]を求める。
(2)式1に基づいて、ビール泡の体積[mL]を計算する。
ビール泡の体積=ビール泡の高さ[mm]×実容積[mL]/10 …1
(3)式2に基づいて、泡比率[%]を計算する。
泡比率=ビール泡の体積[mL]/ビール導入量[mL]×100 …2
実容積を計算するために使用した飲料特性調整容器20及び内容器26の各寸法は次の通りである。なお、内容器26は、円周方向に180°分のアクリル製のアクリル部と、残りの180°分の開口部26aが形成されたメッシュ部とが組み合わされて構成されていて、アクリル部とメッシュ部とは以下の通りに互いに内径が異なっている。
・飲料特性調整容器20の内径:φ100mm
・内容器26(アクリル部)の外径:φ94mm、内径:φ74mm
・内容器26(メッシュ部)の外径:φ76mm、内径:φ74mm
(泡比率に関する試験結果)
泡比率の計算結果をまとめ、その泡比率に関して下記のA〜Cの3段階で評価した試験結果を図7に示す。
A:1.5%未満(ビールの泡立ちが十分に抑制されている)
B:4.5%未満(ビールの泡立ちとして許容できる)
C:4.5%以上又は測定不可(ビールの泡立ちが過剰である)
上記評価基準は飲料特性調整装置10の実際の操作経験に基づいて設定した。なお、C評価の「測定不可」とはビール泡が飲料特性調整容器20内に充満して正確なビール泡の体積を特定できない場合を意味する。
図6及び図7から明らかなように、浸漬物の有無や種類を問わず、飲料特性調整容器20の内部圧力P2とビールが圧送される圧力P1との差圧が0.015MPa以下の場合はA又はB評価でありビールの過剰な泡立ちが抑制されることが判明した。その一方で、上記差圧が0.020MPaの場合は浸漬物の有無や種類を問わずC評価でありビールの泡立ちが過剰になることが判明した。したがって、上記差圧を0.015MPa以下に調整することによりビールの過剰な泡立ちを抑えることができる。また、上記差圧を0.010MPa以下に調整することによりビールの泡立ちをより抑えることができる。
また、図6から明らかなように、飲料特性調整容器20の内部圧力P2とビールが圧送される圧力P1との差圧を0.015MPa以下に設定することにより、ビールの泡の高さが30mm未満となるように、飲料特性調整容器20に導入されるビールの流量が調整されている。これにより、飲料特性調整容器20にビールを導入する際にビールの過剰な泡立ちを抑制できる。なお、ビールの泡の高さが10mm未満となるように飲料特性調整容器20に導入されるビールの流量が調整されることがより好ましい。
また、図7から明らかなように、飲料特性調整容器20の内部圧力P2とビールが圧送される圧力P1との差圧を0.015MPa以下に設定することにより、泡比率が4.5%未満となるように、飲料特性調整容器20に導入されるビールの流量が調整されている。これにより、飲料特性調整容器20にビールを導入する際にビールの過剰な泡立ちを抑制できる。なお、泡比率が1.5%未満となるように飲料特性調整容器20に導入されるビールの流量が調整されることがより好ましい。
本発明の飲料特性調整装置及び飲料特性調整方法は、本発明の要旨の範囲内において種々の形態にて実施できる。
上記形態では、発泡性飲料としてのビールに香味を付与しているが、例えば炭酸ガスを含む清涼飲料や発泡酒等の炭酸飲料を発泡性飲料として香味付与の対象とすることができる。また、このような炭酸飲料を提供するディスペンスシステムに組み込まれた形態で本発明の飲料特性調整装置を実施することができる。
上記形態では香味の付与に用いる浸漬物としてビールに適したホップを例示したが香味付与の対象に合わせて適宜に選択してよく、例えば果実等の植物を浸漬物としてよい。また、浸漬物は、粒状物や粉状物等の固体に限らず、蜂蜜等の高粘度の液体であってもよい。さらに、ビール系飲料への浸漬時に発泡性飲料に溶けて破壊されることが可能な又は外力によって破壊されることが可能なカプセルに種々の液体を封入したものを浸漬物として用いることも可能である。
上記形態では、飲料特性調整容器の内部圧力を大気圧よりも高めた状態で、流量を調整しつつ発泡性飲料を導入しているが内部圧力の調整は必須ではない。例えば、飲料特性調整容器に至る飲料通路の流路面積を自在に調整できる調整弁を流量調整手段として設け、その調整弁を操作して発泡性飲料が泡立つことを回避できる流量に調整しながら飲料特性調整容器を加圧せずに大気圧の状態として発泡性飲料を導入することも可能である。また、発泡性飲料の導入位置は飲料特性調整容器の底部でなくてもよい。上記形態では、バルブ32、33、44、45は連続的な開度調整可能なものであるが、これらのバルブの代わりに開位置及び閉位置の2位置で動作する電磁バルブを設け、これらの電磁バルブをコントローラ50にて制御することも可能である。
飲料特性調整容器は上記形態のものに限定されず、例えば、冷却機能を与えたもの、自動撹拌できるスクリュー等の撹拌部を内蔵したもの、発泡性飲料の導入状態に応じて容器を傾けることができる傾斜機能を与えたもの、上蓋の容易な着脱を実現する着脱機能を与えたもの等の種々の機能を有するものを飲料特性調整容器としてもよい。また、上記形態は飲料特性調整容器に着脱可能な内容器を備えているが内容器は必須ではない。例えば、飲料特性調整容器に浸漬物を直接入れる形態で本発明を実施することもできる。
上記形態では保管容器としてビール樽を用いたが、本発明はこれに限定されない。例えば、保管容器としてPETボトルを用いた形態で本発明を実施してもよい。また、上記形態では注出口を備える装置としてレバーにて開閉されるタップを用いたが、本発明はこれに限定されない。注出口を備える装置として、例えば、注出ボタンの押下に応じて注出口が開かれるように構成された装置を用いた形態で本発明を実施することもできる。
以上の説明は、発泡性飲料としてのビールに香味を付与する形態及びその変形例に関するものである。しかしながら、本発明は発泡性飲料に香味を付与することのみならず、浸漬物を発泡性飲料に浸漬することによって香味、色又は食感等の飲料特性を調整する形態として実施できる。
例えば、浸漬物としてラズベリーを選択することにより、ラズベリー由来の成分をビール系飲料に移すことにより、飲料特性の一つである色を赤色に調整することができる。なお、この場合は色の調整と同時にラズベリー由来の香味の付与も行われる。また、味や香りを変えない着色料を浸漬物として用いることにより、発泡性飲料の本来の香味を維持しながら色だけを変更することもできる。
さらに、各種果物の果肉を浸漬物として選択することにより、飲料特性の他の一つである食感を調整できる。各種果物の果肉を浸漬物として選択し、上記形態の内容器を利用してビール系飲料の食感を調整する場合には、内容器のメッシュの目数として、発泡性飲料の食感の変化が消費者に判別可能な大きさの果肉が通過できる程度のものを採用することが好ましい。
上記した飲料特性の調整は、浸漬物の成分又は浸漬物自体が発泡性飲料へ移ることにより実現されるものであるが、発泡性飲料の成分を取り込む物、例えば吸着材を浸漬物として選択することもできる。こうした吸着材等を浸漬物として選択することにより発泡性飲料の香味等の成分の少なくとも一部を浸漬物によって除去して発泡性飲料の飲料特性を調整することも可能である。なお、調整対象の飲料特性は、香味、色及び食感の少なくとも一つであってもよい。

Claims (6)

  1. 保管容器から取り出した発泡性飲料を、飲料通路を介して注出口まで圧送するディスペンスシステムで提供される前記発泡性飲料の飲料特性を調整する飲料特性調整装置であって、
    前記飲料通路と連通するようにして前記飲料通路に接続され、前記発泡性飲料の前記飲料特性を調整するための浸漬物を入れることが可能な飲料特性調整容器と、
    前記飲料特性調整容器に導入される前記発泡性飲料の流量を調整可能な流量調整手段と、
    前記流量調整手段を制御するコントローラと、
    を備え、
    前記流量調整手段として、
    前記飲料特性調整容器に供給されるガス圧を調整可能であってかつ連続的な開度調整が可能なバルブと、
    前記飲料通路から前記飲料特性調整容器に前記発泡性飲料が導入される状態とその導入が制限される状態とを切り替え可能な切替手段と、
    が設けられ、
    前記コントローラは、前記切替手段を前記前記発泡性飲料が導入される状態に切り替え、かつ前記飲料特性調整容器の内部圧力と前記発泡性飲料が圧送される圧力との差圧が0.015MPa以下に調整されるように前記バルブを制御する飲料特性調整装置。
  2. 前記流量調整手段は、前記飲料特性調整容器内における前記発泡性飲料の泡の高さが30mm未満となるように前記飲料特性調整容器に導入される前記発泡性飲料の流量調整する請求項1に記載の飲料特性調整装置。
  3. 前記流量調整手段は、前記飲料特性調整容器に導入された前記発泡性飲料の導入量に対する前記発泡性飲料の泡の体積の割合が4.5%未満となるように前記飲料特性調整容器に導入される前記発泡性飲料の流量調整する請求項1又は2に記載の飲料特性調整装置。
  4. 保管容器から取り出した発泡性飲料を、飲料通路を介して注出口まで圧送するディスペンスシステムで提供される前記発泡性飲料の飲料特性を調整する飲料特性調整方法であって、
    前記飲料通路と連通するようにして前記飲料通路に接続された飲料特性調整容器に前記発泡性飲料の前記飲料特性を調整するための浸漬物を入れる工程と、
    前記浸漬物が入れられた前記飲料特性調整容器の内部圧力を大気圧よりも高めた状態で前記発泡性飲料を前記飲料特性調整容器に導入する工程と、を備え、
    前記飲料特性調整容器に供給されるガス圧を調整可能であってかつ連続的な開度調整が可能なバルブ、及び前記飲料通路から前記飲料特性調整容器に前記発泡性飲料が導入される状態とその導入が制限される状態とを切り替え可能な切替手段を前記ディスペンスシステムに設け、
    前記発泡性飲料を前記飲料特性調整容器に導入する工程では、前記切替手段を前記前記発泡性飲料が導入される状態に切り替え、かつ前記飲料特性調整容器の内部圧力と前記発泡性飲料が圧送される圧力との差圧0.015MPa以下に調整されるように前記バルブを制御する飲料特性調整方法。
  5. 前記導入する工程では、前記飲料特性調整容器内における前記発泡性飲料の泡の高さが30mm未満となるように、前記飲料特性調整容器に導入される前記発泡性飲料の流量を前記流量調整手段により調整する請求項4に記載の飲料特性調整方法。
  6. 前記導入する工程では、前記飲料特性調整容器に導入された前記発泡性飲料の導入量に対する前記発泡性飲料の泡の体積の割合が4.5%未満となるように、前記飲料特性調整容器に導入される前記発泡性飲料の流量を前記流量調整手段により調整する請求項4又は5に記載の飲料特性調整方法。
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