JP6650138B2 - 分子性金属酸化物クラスター、分子性金属酸化物クラスター結晶、分子性金属酸化物クラスター結晶凝集体、分子メモリ、結晶メモリ及び分子性金属酸化物クラスターへの分子分極形成方法 - Google Patents
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M1,H2O−P5W30O110・・・(1)
M2,(H2O)n[M1,H2O−P5W30O110]・mH2O・・・(2)
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態である分子性金属酸化物クラスター、分子性金属酸化物クラスター結晶、分子性金属酸化物クラスター結晶凝集体、分子メモリ、結晶メモリ及び分子性金属酸化物クラスターへの分子分極形成方法について説明する。
図1は、本発明の実施形態の分子性金属酸化物クラスター結晶凝集体の一例を示す図であって、平面図(a)及びA−A’線における断面図(b)である。図1に示すように、本発明の実施形態の分子性金属酸化物クラスター結晶凝集体10は略円盤状ペレットに成型されている。しかしにこれに限られるものではなく、板状、立方体状ペレット等でもよい。
図3は、図2(b)のC部拡大図であり、分子性金属酸化物クラスター結晶の結晶構造である。分子性金属酸化物クラスター結晶11は、分子性金属酸化物クラスター31と、カウンターカチオンと、水分子を有する単結晶である。前記水分子として、カウンターカチオンに配位した配位結晶水と、カウンターカチオンに配位しない非配位結晶水とを有する。
図5は、本発明の実施形態の分子性金属酸化物クラスターの一例を示す図であって、平面図(a)及び側面図(b)である。分子性金属酸化物クラスター31は、クラスター骨格と、金属イオンM1と、水分子とを有する。
図6は、本発明の実施形態の分子性金属酸化物クラスターに形成された分子分極の一例を説明する図である。分子性金属酸化物クラスターは、2つの金属イオンの安定サイトを有する。この2つの安定サイト間にはエネルギー障壁Uが存在しているため、単一分子で二つの分極方向を示す状態を取り得る。いずれか一方のサイトに金属イオンが包接されると、分子性金属酸化物クラスター内の金属イオンM1の偏りにより分子分極が形成される。
図7は、本発明の実施形態の分子性金属酸化物クラスターへの分子分極形成方法の一例を説明する工程図である。本発明の実施形態の分子性金属酸化物クラスターへの分子分極形成方法は、水分子を包接しない分子性金属酸化物クラスターを形成する工程S1と、外部電場を印加する工程S2と、を有して概略構成される。
この工程では、分子性金属酸化物クラスターを真空加熱して、分子性金属酸化物クラスターから包接水分子を外部に取り出して、水分子を包接しない分子性金属酸化物クラスターを形成する。水分子を取り出すことにより、金属イオンを一方の包接部から他方の包接部に移動させることを可能とする。つまり、金属イオン移動可能化工程である。
この工程は、水分子を包接しない分子性金属酸化物クラスターに外部電場を印加して、分子分極を形成する分子分極形成工程である。
しかし、図8(b)に示すように、サイト間に存在するエネルギー障壁Uを容易に越えられる温度(T>TC)に昇温すると、金属イオンのサイト間揺らぎが活発となる。この状態であれば、印加する外部電場が小さくても、所望の分子分極を容易に形成できる。
図9は、分子性金属酸化物クラスターへの分子分極固定方法の一例を説明する工程図である。図9(a)に示すように、分子分極形成後、水分子を包接しない分子性金属酸化物クラスターを水蒸気ガスに曝露して、水分子を包接させる工程を有していてもよい。水分子を包接させることにより、金属イオンの移動を不可として、分子分極を安定保持できる。
分子性金属酸化物クラスターからの分子分極の読出し方法は、分子性金属酸化物クラスターが発する電場又は磁場のいずれか又は双方を感受するものを近づけることで、分子性金属酸化物クラスターの分子分極の大きさと方向を読出す。電場又は磁場のいずれか又は双方を感受するものとして、強誘電体、強磁性体、マルチフェロイックス、電磁コイルなどが挙げられ、これらを金属酸化物クラスターに近づけることで生じる力学的、あるいは電磁気学的な作用によって読出しを可能とする。
図10は、本発明の実施形態の分子性金属酸化物クラスター結晶に形成された結晶分極の一例を説明する図である。金属イオンM1の偏りにより形成された分子分極(Molecular Dipole moment)からなる分子性金属酸化物クラスターが形成する斜方晶結晶構造(Pnma)を形成する結晶11は、各分子性金属酸化物クラスターにより、一方向かその逆方向かのいずれかの方向の分子分極を有する。一定の質量当たりの分極の合計の大きさと方向により、結晶の分極が形成される。結晶の分極の合計の大きさと方向を外部電場によって制御することによって、結晶メモリを形成できる。
<単結晶作製>
まず、すでに報告されている方法でナトリウムイオンを内包したPreyssler型POMである[K12.5Na1.5[NaP5W30O110]・15H2O]を合成した。次に、61.0mg(0.140mmol)のCe(NO3)3・6H2Oに、H2Oを3ml加えて、第1の溶液を調製した。 次に、1.00g(0.121mmol)のK12.5Na1.5[NaP5W30O110]・15H2Oに、H2Oを12ml加えて、溶液Bを調製し、第2の溶液を60℃に加熱した。 次に、第2の溶液を第1の溶液に滴下し、第1の混合溶液を調製した。 次に、第1の混合溶液を160℃で24時間保持した。以上により、結晶粉末を得た。
X線構造解析装置(装置名:Bruker社製SMART APEX II ULTRA diffractometer)により、構造解析を行った。この装置はTXS rotating anodeを有し、TXS rotating anodeは、Mo Kα radiation,λ=0.71073Åであり、multilayer opticsを備えたものである。データ採取は、Japan Thermal Engineering DX-CS190LD N2-gas-flow cryostatを用いて、液体窒素フロー下の173Kで行った。
真空加熱処理は、得られた結晶を80℃、2時間真空加熱又は120℃、4時間真空加熱とした。これにより、分子内の一つのイオンサイトを占めている水分子の一部又は全部を除去した。なお、本明細書において、真空状態は10-6Torr以下に真空した状態を意味する。
次に、IRスペクトルの温度依存測定を行った。なお、測定サンプルは、得られた結晶そのまま(Ce−NaPOM(真空加熱処理なし)と表記)と、得られた結晶を真空状態(10-6Torr)で80℃、2時間保持した処理をしたもの(Ce−NaPOM(真空80℃、2h処理)と表記)を用いた。
(実施例1−1−1)
図18は、誘電率測定の装置構成図である。まず、得られた結晶(Ce−NaPOM(真空加熱処理なし)サンプル)の粉末からペレット(厚さ75μm、面積0.84mm2)を作製した。次に、ペレットの両面に金ペーストを塗布して、電極を形成した。次に、電極に配線して、Agilent社製LCRメータ(E4980A)に接続した。次に、電圧−電流を印加して、4端子法で、Ce−NaPOM(真空加熱処理なし)サンプルの誘電率を測定した。測定周波数は3kHz〜2MHzとし、印加電圧を2Vとした。
次に、得られた結晶(Ce−NaPOM(真空加熱処理なし)サンプル)の粉末の代わりにCe−NaPOM(真空80℃2h処理)サンプルの粉末を用いた他は試験例1−1と同様にして、ペレットを作製し、誘電率測定を行った。
(実施例1−2−1)
分極測定を行った。焦電電流は非常に小さく、焦電電流ピークは観測されなかった。
次に、得られた結晶(Ce−NaPOM(真空加熱処理なし)サンプル)の粉末の代わりにCe−NaPOM(真空80℃2h処理)サンプルの粉末を用いた他は試験例2−1と同様にして、ペレットを作製し、PT測定、PE測定を行った。
次に、得られた結晶(Ce−NaPOM(真空加熱処理なし)サンプル)の粉末の代わりにCe−NaPOM(真空120℃4h処理)サンプルの粉末を用いた他は試験例2−1と同様にして、ペレットを作製し、PE測定を行った。
<単結晶作製>
まず、すでに報告されている方法でナトリウムイオンを内包したPreyssler型POMである[K12.5Na1.5[NaP5W30O110]・15H2O]を合成した。次に、36.6mg(0.1mmol)のTb(NO3)3・6H2Oに、H2Oを3ml加えて、第1の溶液を調製した。次に、1.00g(0.121mmol)のK12.5Na1.5[NaP5W30O110]・15H2Oに、H2Oを12ml加えて、溶液Bを調製し、第2の溶液を60℃に加熱した。次に、第2の溶液を第1の溶液に滴下し、第1の混合溶液を調製した。
X線構造解析により、得られた結晶は、K6Na6(H2O)n[Tb3+−P5W30O110]・mH2O(K、Na−TbPOMと略記する。)であることが判明した。この結晶のn、mは特定できなかった。
次に、得られた結晶(Ce−NaPOM(真空加熱処理なし)サンプル)の粉末の代わりにK、Na−TbPOMサンプルの粉末を用いた他は実施例1−1−1と同様にして、ペレットを作製し、誘電率測定を行った。
エレクトロメータ(Keithley 6517A)を用いて、K、Na−TbPOMサンプルのPT測定を行った。まず、K、Na−TbPOMサンプルを冷却し、±540V/cmの電場を印加してポーリング処理を行った。次に、ゼロ電場下で0.5K/minのレートで温めながら焦電電流を測定した。その結果、250Kに明確な焦電電流ピークを得た。
Radient社製Precision LCを用いて、K、Na−TbPOMサンプルのPE測定を行った。図29は、K、Na−TbPOMサンプルの誘電ヒステリシスループである。220K、250K、280Kと昇温するに従い、誘電ヒステリシスは大きくなり、280Kで最大印加電圧350V/cmとしたとき、強誘電的なヒステリシスループが観測された。この温度はPT測定で観測された焦電電流ピークの温度と一致した。これから、自発分極の起源はPOM分子内のテルビウムイオンの偏りによるものと考察した。
<単結晶作製>
まず、K12.5Na1.5[NaP5W30O110]を乾燥させて白色粉末にした。次に、100mg(1.25×10-5mol)のK12.5Na1.5[NaP5W30O110]に、H2Oを1ml加えて、第4の溶液を調製した。次に、2.9mg(1.2×10-5mol)のNiCl2・6H2Oに、H2Oを数滴加えて、第5の溶液を調製した。次に、第4の溶液と第5の溶液を混ぜて、第6の混合溶液を調製した。次に、第6の混合溶液を加熱して液量を約半量にした後、放置して、結晶を析出させた。以上により、結晶粉末が得られた。
X線構造解析により、得られた結晶は、NiCl2(H2O)n−[Na(H2O)P5W30O110]・mH2O((NiCl2−NaPOMと略記する。)であることが判明した。
<単結晶作製>
2.9mg(1.2×10-5mol)のNiCl2・6H2Oの代わりに、CrCl3・6H2Oを3.3mg(1.2×10-5mol)用いた他は比較例1と同様にして、結晶粉末を得た。
X線構造解析により、得られた結晶は、CrCl3(H2O)n−[Na(H2O)P5W30O110]・mH2O((CrCl3−NaPOMと略記する。)であることが判明した。
<単結晶作製>
2.9mg(1.2×10-5mol)のNiCl2・6H2Oの代わりに、CoCl2を2.0mg(1.5×10-5mol)用いた他は比較例1と同様にして、結晶粉末を得た。
X線構造解析により、得られた結晶は、CoCl2(H2O)n−[Na(H2O)P5W30O110]・mH2O((CoCl2−NaPOMと略記する。)であることが判明した。
<単結晶作製>
2.9mg(1.2×10-5mol)のNiCl2・6H2Oの代わりに、CuCl2・2H2Oを2.1mg(1.2×10-5mol)用いた他は比較例1と同様にして、結晶粉末を得た。
X線構造解析により、得られた結晶は、1CuCl2(H2O)n−[Na(H2O)P5W30O110]・mH2O((1CuCl2−NaPOMと略記する。)であることが判明した。
<単結晶作製>
2.9mg(1.2×10-5mol)のNiCl2・6H2Oの代わりに、CuCl2・2H2Oを11.1mg(6.5×10-5mol)用いた他は比較例1と同様にして、結晶粉末を得た。
X線構造解析により、得られた結晶は、5CuCl2(H2O)n−[Na(H2O)P5W30O110]・mH2O((5CuCl2−NaPOMと略記する。)であることが判明した。
<単結晶作製>
2.9mg(1.2×10-5mol)のNiCl2・6H2Oの代わりに、MnCl2・4H2Oを2.46mg(1.24×10-5mol)用いた他は比較例1と同様にして、結晶粉末を得た。
X線構造解析により、得られた結晶は、MnCl2(H2O)n−[Na(H2O)P5W30O110]・mH2O((MnCl2−NaPOMと略記する。)であることが判明した。
<単結晶作製>
2.9mg(1.2×10-5mol)のNiCl2・6H2Oの代わりに、CrCl3を2.00mg(1.27×10-5mol)用いた他は比較例1と同様にして、結晶粉末を得た。
X線構造解析により、得られた結晶は、VCl3(H2O)n−[Na(H2O)P5W30O110]・mH2O((VCl3−NaPOMと略記する。)であることが判明した。
<単結晶作製>
2.9mg(1.2×10-5mol)のNiCl2・6H2Oの代わりに、FeCl2・4H2Oを2.35mg(1.18×10-5mol)用いた他は比較例1と同様にして、結晶粉末を得た。
X線構造解析により、得られた結晶は、FeCl2(H2O)n−[Na(H2O)P5W30O110]・mH2O((FeCl2−NaPOMと略記する。)であることが判明した。
<単結晶作製>
2.9mg(1.2×10-5mol)のNiCl2・6H2Oの代わりに、FeCl3・6H2Oを2.66mg(1.28×10-5mol)用いた他は比較例1と同様にして、結晶粉末を得た。
X線構造解析により、得られた結晶は、FeCl3(H2O)n−[Na(H2O)P5W30O110]・mH2O((FeCl3−NaPOMと略記する。)であることが判明した。
Claims (12)
- 分子性金属酸化物クラスターと、
カウンターカチオンと、
水分子とを備え、
前記分子性金属酸化物クラスターは、
連通孔及び前記連通孔内の一方の開放端側と他方の開放端側とにそれぞれ設けられ、金属イオン及び水分子を包接可能な包接部を有するクラスター骨格と、前記包接部の一方に包接された金属イオンと、前記包接部の他方に包接された水分子を備え、
前記クラスター骨格が化学式P 5 W 30 O 110 で表されるポリオキソメタレートであり、
前記金属イオンがアルカリ金属であり、
斜方晶結晶構造を形成し、
前記金属イオンの偏りにより分子分極を有することを特徴とする分子性金属酸化物クラスター結晶。 - 前記クラスター骨格が略扁平回転楕円体状であり、前記連通孔が回転軸に沿って設けられていることを特徴とする請求項1に記載の分子性金属酸化物クラスター結晶。
- 前記水分子として、カウンターカチオンに配位した配位結晶水と、カウンターカチオンに配位しない非配位結晶水とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の分子性金属酸化物クラスター結晶。
- 前記斜方晶結晶構造の格子間に、配位結晶水で配位されたカウンターカチオンと、非配位結晶水とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の分子性金属酸化物クラスター結晶。
- 下記化学式(2)で表され、化学式(2)においてM1がNa+の金属イオンであり、M2がNa+、K+、Ca2+、Ce4+又はNH4 +の群から選択される一又は二種以上のカチオンであり、nが1以上10以下の自然数であり、mが1以上40以下の自然数であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の分子性金属酸化物クラスター結晶。
M2,(H2O)n[M1,H2O−P5W30O110]・mH2O・・・(2) - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の分子性金属酸化物クラスター結晶が凝集されていることを特徴とする分子性金属酸化物クラスター結晶凝集体。
- ペレットであることを特徴とする請求項6に記載の分子性金属酸化物クラスター結晶凝集体。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の分子性金属酸化物クラスター結晶を備え、外部電場0における一定の質量当たりの分極の合計の大きさと方向を記録単位とすることを特徴とする結晶メモリ。
- 分子性金属酸化物クラスターを真空加熱して、分子性金属酸化物クラスターから包接水分子を外部に取り出して、水分子を包接しない分子性金属酸化物クラスターを形成する工程と、
前記水分子を包接しない分子性金属酸化物クラスターに電場を印加して、分極を形成する工程と、を有し、
前記分子性金属酸化物クラスターは、連通孔及び前記連通孔内の一方の開放端側と他方の開放端側とにそれぞれ設けられ、金属イオン及び水分子を包接可能な包接部を有するクラスター骨格と、前記包接部の一方に包接された金属イオンと、前記包接部の他方に包接された前記包接水分子を備え、
前記クラスター骨格が化学式P 5 W 30 O 110 で表されるポリオキソメタレートであり、
前記金属イオンがアルカリ金属であることを特徴とする分子性金属酸化物クラスターへの分子分極形成方法。 - 前記真空加熱は、80℃以上140℃以下に加熱することを特徴とする請求項9に記載の分子性金属酸化物クラスターへの分子分極形成方法。
- 前記真空加熱は、120℃以上に加熱することを特徴とする請求項10に記載の分子性金属酸化物クラスターへの分子分極形成方法。
- 前記電場を印加する際、強誘電発現温度Tc付近まで昇温することを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の分子性金属酸化物クラスターへの分子分極形成方法。
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