JP6649608B2 - Mounting structure of tailgate door switch - Google Patents
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Description
本発明は、車両後方からの衝撃力が作用した際に、テールゲートが開放しないように、このテールゲートに設けられるオープンスイッチの作動を防止する構造を備えたテールゲートドア用スイッチの取付構造に関する。 The present invention relates to a tailgate door switch mounting structure including a structure for preventing the operation of an open switch provided on a tailgate so that the tailgate does not open when an impact force acts from the rear of the vehicle. .
近年、車両のドアやテールゲートには、小さな操作力でそれらの開放を行えるようにした電気式のドアハンドルが設けられている。このようなドアハンドルでは、操作されたハンドル部の変位によりドアスイッチが押圧された後、この押圧されたドアスイッチからの電気信号によって、電動式のドアラッチ装置が駆動することでドアの開放動作を可能としている。また、特に、ドアハンドルをテールゲートに設ける場合には、外観の向上や雨水の侵入防止等を図ることを目的として、ドアハンドルをガーニッシュで覆うような構成を採用している。 2. Description of the Related Art In recent years, doors and tailgates of vehicles have been provided with an electric door handle which can be opened with a small operation force. In such a door handle, after the door switch is pressed by the displacement of the operated handle portion, an electric signal from the pressed door switch drives the electric door latch device to open the door. It is possible. In particular, when the door handle is provided on the tailgate, a configuration is adopted in which the door handle is covered with garnish for the purpose of improving the appearance and preventing rainwater from entering.
従来、テールゲートドアを車体側に閉状態に保持するロック機構を電気的に開放するテールゲートドア用スイッチの取付構造として、スイッチを、スイッチ本体との間にスペーサを介してガーニッシュに装着すると共に、その操作部がガーニッシュに形成した掴み部の開口内に位置するように構成することにより、車両後方から衝撃荷重が加わった場合でもテールゲートドア用スイッチの作動(テールゲートドアの開放)を防止することができるようにしたものが公知となっている(例えば、下記特許文献1参照)。
Conventionally, as a mounting structure for a tailgate door switch that electrically opens a lock mechanism that holds the tailgate door closed on the vehicle body side, the switch is mounted on the garnish via a spacer between the switch and the switch body. , So that the operating part is located in the opening of the grip part formed in the garnish, so that even if an impact load is applied from the rear of the vehicle, the operation of the tailgate door switch (opening of the tailgate door) is prevented. What is able to do this is known (for example, see
しかしながら、上述した従来の構成では、車両後方からの衝撃荷重が大きい場合、スペーサが変形し、スイッチがガーニッシュやアウターパネルなどと干渉してスイッチが作動するおそれがあった。 However, in the above-described conventional configuration, when the impact load from the rear of the vehicle is large, the spacer may be deformed, and the switch may interfere with the garnish, the outer panel, or the like, and the switch may operate.
このようなことから本発明は、車両後方からの衝撃力が作用した場合に、テールゲートドアが開放しないように、テールゲートドアの電気式のスイッチの作動を防止することを可能としたテールゲートドア用スイッチの取付構造を提供することを目的とする。 In view of the above, the present invention provides a tailgate capable of preventing the operation of the electric switch of the tailgate door so that the tailgate door does not open when an impact force from the rear of the vehicle acts. An object of the present invention is to provide a door switch mounting structure.
上記の課題を解決するための第1の発明に係るテールゲートドア用スイッチの取付構造は、車両の後部開口部の開閉を行うテールゲートドアと、前記テールゲートドアのアウターパネルと、前記テールゲートドアに配設され前記テールゲートドアを車体側に閉状態に保持するロック機構の解除を行う電気式のスイッチと、前記テールゲートドアに装着され前記スイッチの車両後方側を覆うガーニッシュとを備え、前記ガーニッシュが、前記スイッチを固定するスイッチ取付部を有し、前記スイッチ取付部が、前記ガーニッシュ本体部の下端から車両前方方向にある前記アウターパネルに向かって延びる脚部と、前記ガーニッシュ本体部と前記脚部との間に架け渡され前記アウターパネルを介して前記スイッチを固定する固定面と、前記固定面と一体的に形成され前記ガーニッシュ本体部と前記脚部と前記固定面とによって形成される空間内に配設される補強部材とを備え、前記固定面及び前記補強部材が、前記ガーニッシュ本体部及び前記脚部との接続部分に向かって徐々に厚みが薄くなり、車両の後方から前記ガーニッシュに衝撃荷重が入力された場合に破断する薄肉部を備えることを特徴とする。 According to a first aspect of the present invention, there is provided a tailgate door switch mounting structure for opening and closing a rear opening of a vehicle, an outer panel of the tailgate door, and the tailgate. An electric switch that is disposed on the door and releases a lock mechanism that holds the tailgate door closed on the vehicle body side, and a garnish that is mounted on the tailgate door and covers the vehicle rear side of the switch, The garnish has a switch mounting portion for fixing the switch, the switch mounting portion extends from a lower end of the garnish main body toward the outer panel in a vehicle front direction, and the garnish main body. A fixing surface that is bridged between the leg portion and the fixed surface and fixes the switch via the outer panel; A reinforcing member integrally formed and disposed in a space formed by the garnish main body, the leg, and the fixing surface, wherein the fixing surface and the reinforcing member include the garnish main body and the reinforcing member. The garnish has a thin portion that gradually decreases in thickness toward a connection portion with the leg portion and breaks when an impact load is input to the garnish from behind the vehicle .
また、上記の課題を解決するための第2の発明に係るテールゲートドア用スイッチの取付構造は、前記補強部材が、前記ガーニッシュ本体部と前記脚部と前記固定面とによって形成される前記空間内に格子状に配設されるリブを有することを特徴とする。 Further, in the mounting structure for a tailgate door switch according to a second aspect of the present invention for solving the above-mentioned problems, the reinforcing member is formed by the garnish body, the legs, and the fixing surface. Characterized by having ribs arranged in a lattice pattern therein.
また、上記の課題を解決するための第3の発明に係るテールゲートドア用スイッチの取付構造は、前記スイッチ側における前記脚部と前記アウターパネルとのなす角が鋭角となっていることを特徴とする。 Further, in the mounting structure of the switch for a tailgate door according to a third aspect of the present invention for solving the above-mentioned problem, an angle between the leg portion and the outer panel on the switch side is an acute angle. And
本発明によれば、車両後方からの衝撃力が作用した場合に、テールゲートドアが開放しないように、テールゲートドアの電気式のスイッチの作動を防止することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, when the impact force from the vehicle rear acts, it can prevent operation | movement of the electric switch of a tailgate door so that a tailgate door may not open.
以下、図1から図6を用いて本発明の一実施形態に係るテールゲートドア用スイッチ取付構造について説明する。 Hereinafter, a switch mounting structure for a tailgate door according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 6.
図1に示すように、本実施形態において、車両1の後部には後部開口部11が形成されており、この後部開口部11にテールゲートドア12が開閉可能に設けられている。後部開口部11の下縁とテールゲートドア12の下端の間には図示しないドアロック機構が設けられており、図2に示すようにテールゲートドア12に、小さな操作力でこのドアロック機構を解除するための電気式のスイッチ(以下、テールゲートドア用スイッチ)13が設けられている。そしてこのテールゲートドア12には、テールゲートドア用スイッチ13を車両後方から覆うようにガーニッシュ14が装着されている。なお、図2に示す13cは上述したドアロック機構を解除操作するためのオープンスイッチ、13dは上述したドアロック機構を施錠操作するためのロックスイッチである。
As shown in FIG. 1, in the present embodiment, a
図3から図5に示すように、テールゲートドア用スイッチ13は、スイッチ本体部13aとスイッチ操作部13bとを備えている。スイッチ本体部13aの両端は、テールゲートドア12のアウターパネル15に形成された取付け穴15aを介して、ガーニッシュ14に設けられた後述するスイッチ保持部14eに固定されている。
As shown in FIGS. 3 to 5, the
ここで、取り付け穴15aは下方へ向かうにしたがって車両前方側へ傾斜するように形成されたアウターパネル15の傾斜面15bに設けられている。また、アウターパネル15の傾斜面15bの上部は上方へ向かうにしたがって車両前方側へ傾斜した傾斜面15cとなっており、傾斜面15bの下方には、ライセンスプレートを取り付けるためのライセンスプレート取付面15dが設けられている。
Here, the
また、ガーニッシュ14はガーニッシュ本体部14aとスイッチ取付部14bとを備えている。
ガーニッシュ本体部14aは下方へ向かうに従って徐々に車両後方側へ傾斜しており、その上部がアウターパネル15の傾斜面15cに固定クリップ14c(図6参照)で固定されている。
Further, the
The
スイッチ取付部14bはガーニッシュ本体部14aの車両内部側(裏面側)下部に設けられ、スイッチ本体部13aの車幅方向両端部を固定する。このスイッチ取付部14bは、ガーニッシュ本体部14aの下端から車両前方へ向かって伸びるスイッチ取付脚部14dと、ガーニッシュ本体部14aとスイッチ取付脚部14dとの間に設けられテールゲートドア用スイッチ13を保持するスイッチ保持部14eとを備えている。なお、テールゲートドア用スイッチ13の操作は図2に示すようにスイッチ取付脚部14d間から行われる。
The
スイッチ取付脚部14dはテールゲートドア12を閉鎖したときにその車両前方側の端部(以下、脚部先端と称する)14fがアウターパネル15の直近に位置するようにその長さを設定されている。また、スイッチ取付脚部14dは、テールゲートドア用スイッチ13側におけるライセンスプレート取付面15dとのなす角θ(図6(a)参照)が直角に近い鋭角となるように配設されている。
The length of the
また、スイッチ保持部14eは、スイッチ固定面14gと、側面部14hと、補強部材としてのリブ14iとを備えている。スイッチ固定面14gは、アウターパネル15の傾斜面15bと概ね平行でありガーニッシュ本体部14aとスイッチ取付脚部14dとの間に架け渡されている。側面部14hは、ガーニッシュ本体部14a、スイッチ取付脚部14d及びスイッチ固定面14gにより形成される空間を閉塞するように設けられている。リブ14iは、ガーニッシュ本体部14a、スイッチ取付脚部14d及びスイッチ固定面14gにより囲まれた空間の内部に、側面部14hから車幅方向中央側に向かって格子状に延設されている。
The
そして、本実施形態においてこれらスイッチ固定面14g、側面部14h及びリブ14iは、ガーニッシュ本体部14a及びスイッチ取付脚部14dとの接続部分にそれぞれ薄肉部14jを備えている。薄肉部14jはその肉厚が、車両1の後方からガーニッシュ14に衝撃荷重が入力された場合に破断可能な厚さに設定されている。
なお、ガーニッシュ本体部14a及びスイッチ取付部14bは一体的に形成されているものとする。
In the present embodiment, each of the
It is assumed that the
以下、図6(a)〜(c)を用いて車両1の後突が生じた場合のガーニッシュ14及びアウターパネル15の変形過程について説明する。
Hereinafter, a deformation process of the
まず、車両1の後突が発生し、図6(a)に示すようにガーニッシュ14に車両後方から衝撃荷重が入力されると、ガーニッシュ14の脚部先端14fがアウターパネル15のライセンスプレート取付面15dに当接する。
First, when a rear collision of the
ここで、上述したようにテールゲートドア用スイッチ13側におけるスイッチ取付脚部14dとライセンスプレート取付面15dとのなす角θは鋭角となっているため、脚部先端14fがライセンスプレート取付面15dに当接すると、図6(b)に示すように脚部先端14fが基点となり、スイッチ取付脚部14dの脚部先端14f側が下方へ移動する。そして脚部先端14f側が下方へ移動すると、スイッチ取付脚部14dと、スイッチ固定面14g、側面部14h及びリブ14iとの接続部分に設けられた薄肉部14jが破断して、スイッチ取付脚部14dがスイッチ保持部14eから剥離する。
Here, as described above, since the angle θ between the
その後、ガーニッシュ本体部14aが更に車両前方側へ移動すると、図6(c)に示すように、スイッチ取付脚部14dの脚部先端14f側が更に下方へ移動する一方、スイッチ保持部14eが、固定クリップ14cを中心として車両前方側へ回転する方向に、アウターパネル傾斜面15b及びライセンスプレート取付面15cを押し込む。
Thereafter, when the
これにより、ガーニッシュ14及びアウターパネル15は、スイッチ操作部13bとの間のクリアランスを確保した状態で変形することになる。具体的には、スイッチ取付脚部14dの脚部先端14f側が更に下方へ移動することにより、ガーニッシュ本体部14aの下端側がスイッチ操作部13bに近接することが回避される。また、リブ14iによって剛性が向上したスイッチ保持部14eがアウターパネル傾斜面15b及びライセンスプレート取付面15cを押し込むことにより、スイッチ保持部14eに押し込まれたアウターパネル15は、スイッチ保持部14eに対応する部分の空間を維持した状態で変形することとなり、アウターパネル15がスイッチ操作部13bに接触することが回避される。
Thereby, the
従って、本実施形態に係るテールゲートドア用スイッチの取付構造によれば、スイッチ取付部14bにリブ14iを設けると共に、スイッチ固定面14g、側面部14h及びリブ14iの、ガーニッシュ本体部14a及びスイッチ取付脚部14dとの接続部分にそれぞれ薄肉部14jを設けたことにより、車両1の後突が発生した場合、スイッチ取付脚部14dがスイッチ保持部14eから剥がれて下方へ移動してガーニッシュ本体部14aの下端側がスイッチ操作部13bに近接することを回避することができるとともに、リブ14iによって剛性が向上したスイッチ保持部14eによりアウターパネル15をスイッチ操作部13bと所定の距離を維持した状態で変形させることが可能となり、スイッチ操作部13bと周辺部のクリアランスを確保して、テールゲートドア用スイッチ13がガーニッシュ14やアウターパネル15などと干渉してテールゲートドア12が開放されることを防止することができる。
Therefore, according to the tailgate door switch mounting structure according to the present embodiment, the
本発明は、車両の後部開口部の開閉を行うテールゲートドアと、テールゲートドアを車体側に閉状態に保持するロック機構の開放を行う電気式のスイッチと、テールゲートドアに装着されスイッチを覆うガーニッシュとを備えた車両のテールゲートドア用スイッチの取付構造に適用することができる。 The present invention provides a tailgate door that opens and closes a rear opening of a vehicle, an electric switch that opens a lock mechanism that holds the tailgate door in a closed state on the vehicle body side, and a switch mounted on the tailgate door. The present invention can be applied to a mounting structure of a tailgate door switch of a vehicle having a covering garnish.
1 車両
11 後部開口部
12 テールゲートドア
13 テールゲートドア用スイッチ
13a スイッチ本体部
13b スイッチ操作部
13c オープンスイッチ(スイッチ)
13d ロックスイッチ
14 ガーニッシュ
14a ガーニッシュ本体部
14b スイッチ取付部
14c 固定クリップ
14d スイッチ取付脚部(脚部)
14e スイッチ保持部
14f 脚部先端
14g スイッチ固定面(固定面)
14h 側面部
14i リブ(補強部材)
14j 薄肉部
15 アウターパネル
15a 取付け穴
15b アウターパネル傾斜面
15c アウターパネル傾斜面
15d ライセンスプレート取付面
DESCRIPTION OF
14e
14j
Claims (3)
前記テールゲートドアのアウターパネルと、
前記テールゲートドアに配設され前記テールゲートドアを車体側に閉状態に保持するロック機構の解除を行う電気式のスイッチと、
前記テールゲートドアに装着され前記スイッチの車両後方側を覆うガーニッシュと
を備え、
前記ガーニッシュが、前記スイッチを固定するスイッチ取付部を有し、
前記スイッチ取付部が、前記ガーニッシュ本体部の下端から車両前方方向にある前記アウターパネルに向かって延びる脚部と、前記ガーニッシュ本体部と前記脚部との間に架け渡され前記アウターパネルを介して前記スイッチを固定する固定面と、前記固定面と一体的に形成され前記ガーニッシュ本体部と前記脚部と前記固定面とによって形成される空間内に配設される補強部材とを備え、
前記固定面及び前記補強部材が、前記ガーニッシュ本体部及び前記脚部との接続部分に向かって徐々に厚みが薄くなり、車両の後方から前記ガーニッシュに衝撃荷重が入力された場合に破断する薄肉部を備える
ことを特徴とするテールゲートドア用スイッチの取付構造。 A tailgate door that opens and closes the rear opening of the vehicle,
An outer panel of the tailgate door,
An electric switch that is disposed on the tailgate door and that releases a lock mechanism that holds the tailgate door closed on the vehicle body side;
A garnish attached to the tailgate door and covering the vehicle rear side of the switch,
The garnish has a switch mounting portion for fixing the switch,
The switch mounting portion is a leg extending from a lower end of the garnish main body toward the outer panel in a vehicle front direction, and is bridged between the garnish main body and the leg through the outer panel. A fixing surface for fixing the switch, and a reinforcing member formed integrally with the fixing surface and disposed in a space formed by the garnish body, the legs, and the fixing surface,
A thin portion in which the fixing surface and the reinforcing member gradually decrease in thickness toward a connection portion between the garnish body and the leg, and break when an impact load is input to the garnish from behind a vehicle. A mounting structure for a switch for a tailgate door, comprising:
ことを特徴とする請求項1記載のテールゲートドア用スイッチの取付構造。 2. The tailgate door according to claim 1, wherein the reinforcing member has ribs arranged in a lattice in the space formed by the garnish body, the leg, and the fixing surface. 3. Switch mounting structure.
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のテールゲートドア用スイッチの取付構造。 3. The mounting structure for a switch for a tailgate door according to claim 1, wherein an angle formed between the leg portion and the outer panel on the switch side is an acute angle.
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