JP6648747B2 - 異常原因特定方法および異常原因特定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラント設備等の監視対象から得られる時系列データをもとに、監視対象の異常の原因を特定する異常原因特定方法および異常原因特定装置に関する。
例えば鉄鋼業等のプラント設備で異常が発生した場合、一般的には異常ごとに個別に原因を探し、その都度異常の解決方法を探している。そのため、異常の原因を特定するまでに多大な時間を要し、生産減が拡大する場合がある。
そこで、例えば特許文献1では、多変量解析を利用した状態監視の手法により異常の原因を特定する手法が提案されている。同文献では、例えば監視対象のプラント設備から収集した複数のプロセス量に対して主成分分析を実施し、主成分スコアといわれる特徴量を、過去に発生したプラント異常時の主成分スコアと比較することにより異常の原因を特定している。
また、特許文献2では、別の視点からのアプローチとして、プラント設備で想定される故障を網羅的に想定およびTree展開し、その各々に確率論的寿命評価手段を用いることによりプラント設備の故障を予測する手法が提案されている。
特開2001−75642号公報 特開2003−303243号公報
しかしながら、前記した特許文献1の手法では、時間方向に連続的に取得したデータに対して解析を行うのではなく、時間方向で1点のデータに対してのみ解析を行う。従って、時間方向の情報を活かせないため、所定の動作時パターンを有する設備の状態監視では、異常原因特定の精度が低下する場合がある。
また、前記した特許文献2の手法では、設備ごとに個別に故障の原因を想定するため、電動機、油圧機器、センサ等の多種多様な設備が存在する鉄鋼設備等に適用するには、マンパワーおよび時間の面で困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、監視対象となる設備で異常が発生した際に、設備の種類等を意識せずに汎用的に適用でき、かつ設備の異常の原因を高精度に特定することができる異常原因特定方法および異常原因特定装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る異常原因特定方法は、コンピュータによって構築された異常原因特定装置において、監視対象となる設備から得られるプロセス量の時系列データに基づいて、前記設備の異常発生時における異常の原因を特定する異常原因特定方法であって、前記コンピュータが、前記設備の過去の異常発生時における前記時系列データと、前記設備の動作時における前記時系列データとを、それぞれ変数としてL次元空間に埋め込み、前記L次元空間における両者の距離に基づいて、前記設備の動作時における異常の原因が前記過去の異常発生時における異常の原因と同じであるか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明に係る異常原因特定方法は、上記発明において、前記設備の動作前に、前記コンピュータが備えるL次元空間埋め込み部が、前記設備の過去の異常発生時における前記時系列データがL点サンプリングされたサンプリングデータをL種の変数として取得し、前記L種の変数をL次元以下のユークリッド空間に埋め込んで過去異常時パターンを生成する過去異常時パターン生成工程と、前記コンピュータが備えるモデル構成部が、前記過去異常時パターンに対して主成分分析を行い、累積寄与率が所定の閾値を超えるまでの主成分に基づいて、前記L次元以下のユークリッド空間内で張られる部分空間を決定する部分空間決定工程と、前記設備の動作時に、前記コンピュータが備える時系列データサンプリング部が、前記設備の動作時における前記時系列データをL点サンプリングしてサンプリングデータを生成するサンプリング工程と、前記L次元空間埋め込み部が、前記サンプリングデータをL種の変数として取得し、前記L種の変数を前記L次元以下のユークリッド空間に埋め込んで動作時パターンを生成する動作時パターン生成工程と、前記コンピュータが備える外れ度算出部が、前記部分空間に対する前記動作時パターンの外れ度を算出する外れ度算出工程と、前記コンピュータが備える判定部が、前記外れ度に基づいて、前記設備の動作時における異常の原因が前記過去の異常発生時における異常の原因と同じであるか否かを判定する判定工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る異常原因特定方法は、上記発明において、前記外れ度算出工程において、前記外れ度算出部は、前記L次元以下のユークリッド空間において、前記部分空間から前記動作時パターンまでの、前記部分空間における主成分と直交する方向のユークリッド距離を、前記外れ度として算出することを特徴とする。
また、本発明に係る異常原因特定方法は、上記発明において、前記判定工程において、前記設備の動作時における異常の原因が前記過去の異常発生時における異常の原因と同じではないと判定された場合に、前記時系列データサンプリング部が、判定対象となった前記動作時パターンを構成する前記時系列データのサンプリングデータを、前記過去異常時パターンを構成する前記時系列データのサンプリングデータを蓄積する過去異常データベースに保存する保存工程をさらに含むことを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る異常原因特定装置は、監視対象となる設備から得られるプロセス量の時系列データに基づいて、前記設備の異常発生時における異常の原因を特定する異常原因特定装置であって、前記設備の過去の異常発生時における前記時系列データと、前記設備の動作時における前記時系列データとを、それぞれ変数としてL次元空間に埋め込み、前記L次元空間における両者の距離に基づいて、前記設備の動作時における異常の原因が前記過去の異常発生時における異常の原因と同じであるか否かを判定する制御部を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る異常原因特定装置は、上記発明において、前記制御部は、前記設備の動作時に、前記設備の動作時における前記時系列データをL点サンプリングしてサンプリングデータを生成する時系列データサンプリング部と、前記設備の動作前に、前記設備の過去の異常発生時における前記時系列データがL点サンプリングされたサンプリングデータをL種の変数として取得し、前記L種の変数をL次元以下のユークリッド空間に埋め込んで過去異常時パターンを生成し、かつ、前記設備の動作時に、前記時系列データサンプリング部によって生成された前記サンプリングデータをL種の変数として取得し、前記L種の変数を前記L次元以下のユークリッド空間に埋め込んで動作時パターンを生成するL次元空間埋め込み部と、前記過去異常時パターンに対して主成分分析を行い、累積寄与率が所定の閾値を超えるまでの主成分に基づいて、前記L次元以下のユークリッド空間内で張られる部分空間を決定するモデル構成部と、前記部分空間に対する前記動作時パターンの外れ度を算出する外れ度算出部と、前記外れ度に基づいて、前記設備の動作時における異常の原因が前記過去の異常発生時における異常の原因と同じであるか否かを判定する判定部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、設備の過去の異常発生時および動作時のデータをそれぞれL次元空間に埋め込み、L次元空間における両者の距離に基づいて異常の原因を特定するため、監視対象となる設備で異常が発生した際に、設備の種類等を意識せずに汎用的に適用でき、かつ設備の異常の原因を高精度に特定することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る異常原因特定装置の全体構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る異常原因特定装置を利用した異常原因特定方法の処理手順を示すフローチャートである。 図3は、本発明の実施形態に係る異常原因特定方法において、定動作設備の過去の異常発生時におけるプロセス量の時系列データの一例を示すグラフである。 図4は、本発明の実施形態に係る異常原因特定方法において、L次元以下のユークリッド空間における過去異常時パターンと、過去異常時パターンの主成分と、過去異常時パターンの主成分によって決定された部分空間の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る異常原因特定方法において、L次元以下のユークリッド空間における複数の過去異常時パターンと、複数の過去異常時パターンの主成分と、複数の過去異常時パターンの主成分によって決定された複数の部分空間と、動作時パターンと、外れ度の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施例において、油圧によって径が拡縮する設備におけるプロセス量の時系列データであって、軸最小径からの拡大タイミングを示すグラフである。 図7は、本発明の実施例において、図6の時系列データから人工的に作成されたプロセス量の時系列データであって、チャタリング異常を示すグラフである。 図8は、本発明の実施例において、図6の時系列データから人工的に作成されたプロセス量の時系列データであって、反応遅れ異常を示すグラフである。 図9は、本発明の実施例において、図6の時系列データから人工的に作成されたプロセス量の時系列データであって、過渡状態チャタリング異常を示すグラフである。 図10は、本発明の実施例において、図7の時系列データから生成された過去異常時パターンに対する、図9の時系列データから生成された動作時パターンの乖離量の推移を示すグラフである。 図11は、本発明の実施例において、図8の時系列データから生成された過去異常時パターンに対する、図9の時系列データから生成された動作時パターンの乖離量の推移を示すグラフである。
以下、本発明に係る異常原因特定方法および異常原因特定装置について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、以下の実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[異常原因特定装置]
本実施形態に係る異常原因特定装置の構成について、図1を参照しながら説明する。異常原因特定装置1は、監視対象となる定動作設備10から得られるプロセス量の時系列データに基づいて、当該定動作設備10の異常発生時における異常の原因を特定するものである。異常原因特定装置1は、制御部20と、過去異常データベース(以下、「過去異常DB」という)30と、表示部40と、記憶部50と、を備えている。
定動作設備(以下、単に「設備」という)10は、製造プロセスにおいて、正常時に決まった一定の動作を繰り返す設備のことであり、例えば電動機、油圧機器、センサ等を始めとする鉄鋼設備等が一例として挙げられる。設備10は、動作中(例えばプラント操業時)におけるプロセス量の時系列データ(以下、単に「時系列データ」という)を制御部20の時系列データサンプリング部21に出力する。なお、前記したプロセス量は、例えば設備10が電動機であればトルク電流等であり、油圧機器であれば油圧等であり、センサであればセンサ指示値等である。
制御部20は、CPU等で実現され、設備10や過去異常DB30から入力されるデータ、記憶部50に保存されるプログラムやデータ等をもとに、異常原因特定装置1を構成する各部への指示やデータの転送等を行って異常原因特定装置1の動作を制御する。
制御部20は、設備10の過去の異常発生時における時系列データと、設備10の動作時における時系列データとを、それぞれ変数としてL次元空間に埋め込み、当該L次元空間における両者の距離に基づいて、設備10の動作時における異常の原因が過去の異常発生時における異常の原因と同じであるか否かを判定する。すなわち、制御部20は、設備10の動作中になんらかの異常が発生した際に、当該動作中におけるデータと、過去の異常発生時におけるデータとを比較することにより、設備10の動作中における異常の原因を特定する。制御部20は、時系列データサンプリング部21と、L次元空間埋め込み部22と、モデル構成部23と、外れ度算出部24と、判定部25と、を備えている。
時系列データサンプリング部21は、設備10の時系列データをサンプリングする。時系列データサンプリング部21は、具体的には、設備10の動作時において、当該設備10が正常であれば一定動作をする区間の時系列データを取得する。そして、時系列データサンプリング部21は、取得した時系列データから、例えばL点のサンプリングを行い、そのサンプリングデータをL次元空間埋め込み部22に出力する。なお、「サンプリングデータ」とは、時系列データにおけるL点を含む1個のデータを示している。また、L次元空間およびL点における「L」とは、具体的には2以上の整数である。
なお、時系列データサンプリング部21は、後記するように、判定部25によって、設備10の動作時における異常の原因が過去の異常発生時における異常の原因と同じではないと判定された際に、判定対象となった動作時パターンを構成する時系列データのサンプリングデータを過去異常DB30に保存する。
L次元空間埋め込み部22は、設備10の動作前および動作時において、時系列データサンプリング部21から入力されたサンプリングデータを、変数としてL次元空間に埋め込む。
L次元空間埋め込み部22は、具体的には、設備10の動作前において、過去異常DB30から、過去の異常発生時における時系列データがL点サンプリングされたサンプリングデータをL種の変数として取得する。そして、L次元空間埋め込み部22は、当該L種の変数をL次元以下のユークリッド空間に埋め込んで過去異常時パターンを生成する。なお、「過去異常時パターン」の詳細は後記する(図4および図5参照)。
また、L次元空間埋め込み部22は、設備10の動作時において、時系列データサンプリング部21から、設備10の動作時における時系列データがL点サンプリングされたサンプリングデータをL種の変数として取得する。そして、L次元空間埋め込み部22は、当該L種の変数をL次元以下のユークリッド空間に埋め込んで動作時パターンを生成する。なお、「動作時パターン」の詳細は後記する(図5参照)。
モデル構成部23は、L次元空間埋め込み部22によって生成された過去異常時パターンに対して主成分分析を行うことにより、L次元以下のユークリッド空間内で張られる部分空間を決定する。なお、主成分分析および「部分空間」の詳細は後記する(図4および図5参照)。
外れ度算出部24は、所定の閾値処理を行うことにより、モデル構成部23によって決定された部分空間に対する、動作時パターンの外れ度を算出する。すなわち、外れ度算出部24は、過去の異常発生時における設備10のデータ(過去異常時パターン)に対して、現在動作中の設備10のデータ(動作時パターン)がどの程度乖離しているのかを外れ度として算出する。外れ度算出部24は、具体的には、部分空間に対する動作時パターンのユークリッド距離を外れ度として算出する。
判定部25は、外れ度算出部24によって算出された外れ度に基づいて、設備10の動作時における異常の原因が過去の異常発生時における異常の原因と同じであるか否かを判定する。判定部25は、具体的には、外れ度が所定の閾値よりも小さい場合に、設備10の動作時における異常の原因が過去の異常発生時における異常の原因と同じであると判定する。すなわち、現在動作中の設備10に発生している異常が、過去に発生した異常と同じ原因によるものであると判定する。
過去異常DB30は、過去の異常発生時における設備10のデータを蓄積する。過去異常DB30は、具体的には、過去の異常発生時における設備10の時系列データのサンプリングデータ、すなわち前記した過去異常時パターンを構成する時系列データのサンプリングデータを蓄積する。
過去異常DB30には、設備10の動作中に、時系列データサンプリング部21から時系列データのサンプリングデータが入力される。また、過去異常DB30は、設備10の動作前に、L次元空間埋め込み部22に時系列データのサンプリングデータを出力する。
表示部40は、例えばLCD、ELディスプレイ、CRTディスプレイ等の表示装置によって実現されるものであり、制御部20から入力される表示信号をもとに各種画面を表示する。表示部40は、例えば前記した判定部25の判定結果等を設備10のオペレータ等に提示する。
記憶部50は、更新記憶可能なフラッシュメモリ等のROMやRAMといった各種ICメモリ、内蔵あるいはデータ通信端子で接続されたハードディスク、CD−ROM等の情報記憶媒体およびその読取装置等によって実現されるものである。この記憶部50には、異常原因特定装置1を動作させ、この異常原因特定装置1が備える種々の機能を実現するためのプログラムや、このプログラムの実行中に使用されるデータ等が予め保存され、あるいは、処理の都度一時的に保存される。
[異常原因特定方法]
本実施形態に係る異常原因特定方法について、図2〜図5を参照しながら説明する。異常原因特定方法は、図2に示すように、設備10の動作前に、過去異常時パターン生成工程(ステップS1)と、部分空間決定工程(ステップS2)とを行い、設備10の動作時(動作中)に、サンプリング工程(ステップS3)と、動作時パターン生成工程(ステップS4)と、外れ度算出工程(ステップS5)と、判定工程(ステップS6,S7)と、保存工程(ステップS8)とを行う。なお、以下では、設備10の動作中になんらかの異常が発生していることを前提に説明を行う。
過去異常時パターン生成工程では、L次元空間埋め込み部22が、過去異常時パターンを生成する(ステップS1)。L次元空間埋め込み部22は、具体的には、過去異常DB30から、過去の異常発生時における時系列データが例えばL点サンプリングされたサンプリングデータをL種の変数として取得する。
ここで、図3は、過去の異常発生時における設備10の時系列データDt1,Dt2,Dt3の一例を示しており、グラフの横軸は時間を、縦軸はプロセス量を示している。同図に示した3つの時系列データDt1,Dt2,Dt3は、それぞれ同じ異常が発生した際の設備10の時系列データである。L次元空間埋め込み部22は、同図に示すような複数(合計L点)のサンプリング点Spをそれぞれ含む、複数(合計M個)の時系列データDt1,Dt2,Dt3のサンプリングデータを変数として取得する。
そして、L次元空間埋め込み部22は図4に示すように、M×L種の変数をL次元以下のユークリッド空間に埋め込み、当該M×L種の変数によって定まるユークリッド空間内のM個の点を、過去異常時パターンPa1として生成する。
なお、図4において楕円で囲った黒点のそれぞれが過去異常時パターンPa1であり、この過去異常時パターンPa1はM個存在する。そして、個々の過去異常時パターンPa1は、例えば図3で例示した個々の時系列データDt1,Dt2,Dt3に対応している。すなわち、L次元空間埋め込み部22は、過去異常DB30から取得したM個のサンプリングデータからM個の過去異常時パターンPa1を生成する。なお、過去異常時パターンPa1の個数である「M」は、具体的には後段の部分空間決定工程で部分空間を構築可能な過去異常時パターンPa1の数を示している。
部分空間決定工程では、モデル構成部23が、過去異常時パターンPa1に対して主成分分析を行って部分空間を決定する(ステップS2)。モデル構成部23は、具体的には、過去異常時パターンPa1に対して主成分分析を行い、図4に示すように、累積寄与率が所定の閾値(例えば0.8)を超えるまでの主成分M11,M12に基づいて、L次元以下のユークリッド空間内で張られる部分空間Ss1、すなわち主成分M11,M12が基底となる部分空間Ss1を決定する。この部分空間Ss1は、より具体的には、同図に示すように、L次元以下のユークリッド空間内における超平面である。
サンプリング工程では、時系列データサンプリング部21が、動作中の設備10から時系列データを取得し、当該時系列データを例えばL点サンプリングしてサンプリングデータを生成する(ステップS3)。
動作時パターン生成工程では、L次元空間埋め込み部22が、動作時パターンを生成する(ステップS4)。L次元空間埋め込み部22は、具体的には、時系列データサンプリング部21から、動作中の設備10における時系列データがL点サンプリングされたサンプリングデータをL種の変数として取得する。そして、図4に示すように、L種の変数をL次元以下のユークリッド空間に埋め込み、当該L種の変数によって定まるユークリッド空間内の点を、動作時パターンPoとして生成する。なお、同図に示すように、動作時パターンPoは、M個生成される過去異常時パターンPa1とは異なり、L次元空間埋め込み部22によって1個のみ生成される。
外れ度算出工程では、外れ度算出部24が、部分空間Ss1に対する動作時パターンPoの外れ度を算出する(ステップS5)。外れ度算出部24は、具体的には図4に示すように、L次元以下のユークリッド空間において、部分空間Ss1から動作時パターンPoまでの、部分空間Ss1における主成分M11,M12と直交する方向のユークリッド距離De1を外れ度として算出する。
判定工程では、判定部25が、外れ度算出部24によって算出された外れ度が所定の閾値よりも小さいか否かを判定する(ステップS6)。そして、判定部25は、外れ度が所定の閾値よりも小さい場合(ステップS6でYes)、設備10の動作時における異常の原因が過去の異常発生時における異常の原因と同じであると判定する(ステップS7)。一方、外れ度が所定の閾値以上である場合(ステップS6でNo)、ステップS8の保存工程に進む。
保存工程では、時系列データサンプリング部21が、判定部25からの指示に基づいて、判定対象となった動作時パターンPoを構成する時系列データのサンプリングデータを過去異常DB30に保存する(ステップS8)。
時系列データサンプリング部21は、具体的には、動作中の設備10から、判定対象となった動作時パターンPoを構成する時系列データを、設備10の定動作の周期ごとに、例えばM回分取得する。そして、時系列データサンプリング部21は、M個の時系列データをそれぞれL点サンプリングし、そのM個のサンプリングデータを過去異常DB30に出力する。このようにM個のサンプリングデータを過去異常DB30に保存するのは、今回の処理とは別に、後に実施される異常原因特定方法の部分空間決定工程において、部分空間Ss1を構築できる数の過去異常時パターンPa1を確保するためである。
なお、前記した図4では、M個の過去異常時パターンPa1から過去のある1種類の異常に対応する1つの部分空間Ss1を構築し、当該1つの部分空間Ss1に対する動作時パターンPoの外れ度を判定していたが、例えば図5に示すように、過去の複数種類の異常に対応する複数の部分空間Ss1,Ss2を構築し、当該複数の部分空間Ss1,Ss2に対する動作時パターンの外れ度を判定してもよい。
この場合、前記した過去異常時パターン生成工程では、L次元空間埋め込み部22により、複数種類(図5では2種類)の異常に対応する複数種類の過去異常時パターンPa1,Pa2を生成する。続いて、部分空間決定工程では、モデル構成部23により、複数種類の過去異常時パターンPa1,Pa2に対して主成分分析を行い、累積寄与率が所定の閾値を超えるまでの主成分M11,M12,M21,M22に基づいて、L次元以下のユークリッド空間内で張られる複数の部分空間Ss1,Ss2を決定する。
続いて、外れ度算出工程では、外れ度算出部24によって、ユークリッド距離De1,De2に基づいて、複数の部分空間Ss1,Ss2に対する動作時パターンPoの外れ度をそれぞれ算出する。そして、判定工程では、判定部25により、外れ度算出部24によって算出された複数の外れ度が所定の閾値よりも小さいか否かをそれぞれ判定し、設備10の異常の原因を特定する。
以上のような本実施形態に係る異常原因特定方法によれば、設備10の過去の異常発生時および動作時のデータをそれぞれL次元空間に埋め込み、L次元空間における両者の距離に基づいて異常の原因を特定するため、監視対象となる設備10で異常が発生した際に、設備10の種類等を意識せずに汎用的に適用でき、かつ設備10の異常の原因を高精度に特定することができる。
また、本実施形態に係る異常原因特定方法によれば、決まった動作を繰り返す設備10であれば、その設備10の種類等に関わらず汎用的に適用が可能であるため、例えば対象となる設備10の種類や特性等に応じてパラメータを変更したり、あるいは操業条件等に応じてパラメータを再設定する必要がない。そのため、例えば鉄鋼製品の製造プラントのように、プラント設備の数が多い大規模なプラントにおける状態監視の単純化が図れ、状態監視に要するマンパワーやコストの低減が実現できる。
以下、本発明の効果を確認するための実施例について説明する。ここで、図6は、油圧によって径が拡縮する設備におけるプロセス量の時系列データであって、軸最小径からの拡大タイミングを示しており、横軸は時間、縦軸は軸径である。このような油圧によって径が拡縮する設備としては、鉄鋼設備である巻取機(マンドレル)等が挙げられる。
図7〜図9は、図6の時系列データから人工的に作成したプロセス量の時系列データであり、図7はチャタリング異常(A部参照)を示す時系列データ、図8は反応遅れ異常(B部参照)を示す時系列データ、図9は過渡状態チャタリング異常(C部参照)を示す時系列データである。なお、図9は、正常な状態から異常な状態(チャタリング異常)へと遷移していく時系列データを示している。
本実施例では、チャタリング異常を示す時系列データ(図7参照)および反応遅れ異常を示す時系列データ(図8参照)のそれぞれに対して、サンプリングデータを生成し、過去異常時パターン生成工程(図2のステップS1参照)を実施して過去異常時パターンを生成し、部分空間決定工程(同図のステップS2参照)を実施して部分空間を構築した。
また、過渡状態チャタリング異常を示す時系列データ(図9参照)に対して、サンプリング工程(図2のステップS3参照)を実施してサンプリングデータを生成し、動作時パターン生成工程(同図のステップS4参照)を実施して動作時パターンを生成した。そして、外れ度算出工程(同図のステップS5参照)を実施し、チャタリング異常を示す部分空間および反応遅れ異常を示す部分空間に対する、過渡状態チャタリング異常を示す動作時パターンの乖離量を算出した。なお、この「乖離量」は、前記した実施形態における外れ度に相当する。
図10は、チャタリング異常を示す過去異常時パターンに対する、過渡状態チャタリング異常を示す動作時パターンの乖離量の推移を示しており、横軸は時系列データ(図7および図9参照)の時間軸方向における乖離量の算出数を示すイベント数、縦軸は乖離量である。同図に示すように、正常時は、過渡状態チャタリング異常時よりも乖離量が大きく、かつ過渡状態チャタリング異常時は、乖離量が概ね単調に減少している。このことから、過渡状態チャタリング異常は、過去異常時パターンであるチャタリング異常と同じ原因によるものであると判断することができる。
一方、図11は、反応遅れ異常を示す過去異常時パターンに対する、過渡状態チャタリング異常を示す動作時パターンの乖離量の推移を示しており、横軸および縦軸は図10と同様である。同図に示すように、過渡状態チャタリング異常時は、正常時よりも乖離量が大きく、かつ過渡状態チャタリング異常時は、乖離量が概ね単調に増加している。このことから、過渡状態チャタリング異常は、過去異常時パターンである反応遅れ異常とは異なる原因によるものであると判断することができる。
以上、本発明に係る異常原因特定方法および異常原因特定装置について、発明を実施するための形態および実施例により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変等したものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
例えば、前記した図2では、設備10の動作中になんらかの異常が発生していることを前提に説明を行ったが、設備10の動作中における異常の発生の有無を判定する工程を設けてもよい。この場合、異常原因特定装置1の制御部20に別途異常判定部を設け、前記した異常原因特定方法(図2参照)において、サンプリング工程(ステップS3)の直前に異常判定部による異常判定工程を行う。その際、異常判定部は、動作中の設備10から時系列データを取得し、例えば正常時の時系列データと比較する等により、設備10で異常が発生しているか否かを判定する。そして、設備10で異常が発生している場合は、サンプリング工程以降の工程を実施し、設備10で異常が発生していない場合は、サンプリング工程以降の工程を実施しない。
1 異常原因特定装置
10 定動作設備(設備)
20 制御部
21 時系列データサンプリング部
22 L次元空間埋め込み部
23 モデル構成部
24 外れ度算出部
25 判定部
30 過去異常データベース(過去異常DB)
40 表示部
50 記憶部
De1,De2 ユークリッド距離
Dt1,Dt2,Dt3 時系列データ
M11,M12,M21,M22 主成分
Pa1,Pa2 過去異常時パターン
Po 動作時パターン
Sp サンプリング点
Ss1,Ss2 部分空間

Claims (4)

  1. コンピュータによって構築された異常原因特定装置において、監視対象となる設備から得られるプロセス量の時系列データに基づいて、前記設備の異常発生時における異常の原因を特定する異常原因特定方法であって
    記設備の動作前に、前記コンピュータが備えるL次元空間埋め込み部が、前記設備の過去の異常発生時における前記時系列データがL点サンプリングされたサンプリングデータをL種の変数として取得し、前記L種の変数をL次元以下のユークリッド空間に埋め込んで過去異常時パターンを生成する過去異常時パターン生成工程と、
    前記コンピュータが備えるモデル構成部が、前記過去異常時パターンに対して主成分分析を行い、累積寄与率が所定の閾値を超えるまでの主成分に基づいて、前記L次元以下のユークリッド空間内で張られる部分空間を決定する部分空間決定工程と、
    前記設備の動作時に、前記コンピュータが備える時系列データサンプリング部が、前記設備の動作時における前記時系列データをL点サンプリングしてサンプリングデータを生成するサンプリング工程と、
    前記L次元空間埋め込み部が、前記サンプリングデータをL種の変数として取得し、前記L種の変数を前記L次元以下のユークリッド空間に埋め込んで動作時パターンを生成する動作時パターン生成工程と、
    前記コンピュータが備える外れ度算出部が、前記部分空間に対する前記動作時パターンの外れ度を算出する外れ度算出工程と、
    前記コンピュータが備える判定部が、前記外れ度に基づいて、前記設備の動作時における異常の原因が前記過去の異常発生時における異常の原因と同じであるか否かを判定する判定工程と、
    を含み
    前記過去異常時パターン生成工程において、前記L次元空間埋め込み部が、複数種類の異常に対応する複数種類の過去異常時パターンを生成し、
    前記部分空間決定工程において、前記モデル構成部が、前記複数種類の過去異常時パターンに対して主成分分析を行い、累積寄与率が所定の閾値を超えるまでの主成分に基づいて、前記L次元以下のユークリッド空間内で張られる複数の部分空間を決定し、
    前記外れ度算出工程において、前記外れ度算出部が、前記複数の部分空間に対する前記動作時パターンの外れ度をそれぞれ算出し、
    前記判定工程において、前記判定部が、複数の外れ度に基づいて、前記設備の動作時における異常の原因が前記過去の異常発生時における異常の原因と同じであるか否かを判定することを特徴とする異常原因特定方法。
  2. 前記外れ度算出工程において、前記外れ度算出部は、前記L次元以下のユークリッド空間において、前記部分空間から前記動作時パターンまでの、前記部分空間における主成分と直交する方向のユークリッド距離を、前記外れ度として算出することを特徴とする請求項に記載の異常原因特定方法。
  3. 前記判定工程において、前記設備の動作時における異常の原因が前記過去の異常発生時における異常の原因と同じではないと判定された場合に、前記時系列データサンプリング部が、判定対象となった前記動作時パターンを構成する前記時系列データのサンプリングデータを、前記過去異常時パターンを構成する前記時系列データのサンプリングデータを蓄積する過去異常データベースに保存する保存工程をさらに含むことを特徴とする請求項または請求項に記載の異常原因特定方法。
  4. 監視対象となる設備から得られるプロセス量の時系列データに基づいて、前記設備の異常発生時における異常の原因を特定する異常原因特定装置であって
    記設備の動作時に、前記設備の動作時における前記時系列データをL点サンプリングしてサンプリングデータを生成する時系列データサンプリング部と、
    前記設備の動作前に、前記設備の過去の異常発生時における前記時系列データがL点サンプリングされたサンプリングデータをL種の変数として取得し、前記L種の変数をL次元以下のユークリッド空間に埋め込んで過去異常時パターンを生成し、かつ、前記設備の動作時に、前記時系列データサンプリング部によって生成された前記サンプリングデータをL種の変数として取得し、前記L種の変数を前記L次元以下のユークリッド空間に埋め込んで動作時パターンを生成するL次元空間埋め込み部と、
    前記過去異常時パターンに対して主成分分析を行い、累積寄与率が所定の閾値を超えるまでの主成分に基づいて、前記L次元以下のユークリッド空間内で張られる部分空間を決定するモデル構成部と、
    前記部分空間に対する前記動作時パターンの外れ度を算出する外れ度算出部と、
    前記外れ度に基づいて、前記設備の動作時における異常の原因が前記過去の異常発生時における異常の原因と同じであるか否かを判定する判定部と、
    を備え
    前記L次元空間埋め込み部は、複数種類の異常に対応する複数種類の過去異常時パターンを生成し、
    前記モデル構成部は、前記複数種類の過去異常時パターンに対して主成分分析を行い、累積寄与率が所定の閾値を超えるまでの主成分に基づいて、前記L次元以下のユークリッド空間内で張られる複数の部分空間を決定し、
    前記外れ度算出部は、前記複数の部分空間に対する前記動作時パターンの外れ度をそれぞれ算出し、
    前記判定部は、複数の外れ度に基づいて、前記設備の動作時における異常の原因が前記過去の異常発生時における異常の原因と同じであるか否かを判定することを特徴とする異常原因特定装置。
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