以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
<ネットワークシステム1の全体構成>
まず、図1を参照して本実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成を示すイメージ図である。
本実施の形態にかかるネットワークシステム1は、主に、サーバ100と、エアコン300A、テレビ300B、冷蔵庫300C、自走式掃除機300D、スマートフォン300Eなどの電気機器とを含む。
なお、電気機器は、エアコン300A、テレビ300B、冷蔵庫300C、自走式掃除機300D、スマートフォン300Eに限らず、洗濯機・空気清浄器・加湿器・除湿器・炊飯器・照明などの家電、テレビ・ハードディスクレコーダ・プロジェクタ・音楽プレーヤーなどのAV(オーディオ・ビジュアル)機器、パーソナルコンピュータ・タブレット・ゲーム機・電子辞書などの通信端末、組み込み照明・太陽光発電機・インターホン・給湯器・温水洗浄便座コントローラなどの住宅設備、などであってもよい。以下では、電気機器を総称して、電気機器300ともいう。
本実施の形態においては、電気機器300は、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)などのルータやインターネットなどを介してサーバ100と接続可能に構成されている。
本実施の形態にかかる電気機器300は、ディスプレイやLEDライトなどから光を発することができる。そして、サーバ100は、電気機器300の周囲の状況や電気機器300の動作などに応じた光の出力方法を記憶している。ここでの光の出力方法は、電気機器300の種類にかかわらず共通のものであって、たとえば、輝度や点滅パターンなどである。以下では、共通表現データともいう。
また、本実施の形態においては、サーバ100は、共通表現データの電気機器300毎の変換方法としての個性データも記憶している。そしてたとえば、機器の種類毎の個性データに基づいて、共通表現データに対して、オフィス関係の電気機器300は点滅パターンを早くしたり、空気調和関係の電気機器300は輝度を高めたり、照明関係の電気機器300は光の輪郭をぼかしたりする。
本実施の形態においては、電気機器300の周囲の状況や動作に応じた共通表現データを、電気機器300に対応づけられた性格としての個性データに基づいて変換したものを、電気機器300が出力する。これによって、ユーザが感じる電気機器300やネットワークシステム1の生命感を高めることができる。特に、電気機器300に応じて共通表現データを変換するため、電気機器300からの情緒の表現が多彩になり、ユーザは、電気機器300があたかも性格を有しており、電気機器300があたかも情緒を表現しているかのように感じることができる。
なお、ユーザに、電気機器300に対する信頼感を生じさせたり、電気機器300の思いやりを感じさせたりすることによってユーザを暖かい気持ちや嬉しい気持ちにできればより好ましい。
以下、このような機能を実現するためのネットワークシステム1の具体的な構成について詳述する。
<サーバ100の構成>
まず、本実施の形態にかかるネットワークシステム1を構成するサーバ100の構成の一態様について説明する。なお、図2は、本実施の形態にかかるサーバ100の構成を表わすブロック図である。
図2を参照して、サーバ100は、主たる構成要素として、CPU(Central Processing Unit)110と、メモリ120と、ディスプレイ130と、操作部140と、通信インターフェイス160とを含む。
CPU110は、メモリ120に記憶されているプログラムを実行することによって、サーバ100の各部を制御する。たとえば、CPU110は、メモリ120に格納されているプログラムを実行し、各種のデータを参照することによって、後述する各種の処理を実行する。
メモリ120は、各種のRAM(Random Access Memory)、各種のROM(Read-Only Memory)などによって実現される。メモリ120は、CPU110によって実行されるプログラムや、CPU110によるプログラムの実行により生成されたデータ、入力されたデータ、その他の本実施の形態にかかる情緒表現サービスに利用されるデータベースなどを記憶する。
たとえば、本実施の形態にかかるメモリ120は、情緒表現サービスに関して、行動データベース121、共通表現データベース122A,122B、個性データベース123、家族データベース124、ユーザデータベース125、機器データベース126などのデータを格納する。なお、本実施の形態においては、これらのデータベースなどの情報がサーバ100に格納されているが、それらの情報はサーバ100がアクセス可能な他の装置に格納されてもよい。
ディスプレイ130は、CPU110からの信号に基づいて、テキストや画像を表示する。操作部140は、サービスの管理者などの命令を受け付けて、当該命令をCPU110に入力する。
通信インターフェイス160は、CPU110からのデータを、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して、電気機器300などの他の装置に送信する。逆に、通信インターフェイス160は、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して電気機器300などの他の装置からのデータを受信して、CPU110に受け渡す。
<行動データベース121>
ここで、行動データベース121に関して説明する。図3は、本実施の形態にかかる行動データベース121を示すイメージ図である。図3を参照して、行動データベース121は、生命感を表現するための機器の動作毎に、主に、想定されるシーンが格納されている。なお、想定されるシーンは、電気機器300の動作やユーザから受け付けた操作命令や各種のセンサからの測定結果などの組み合わせから特定できるものである。これらの情報に基づいて、電気機器300またはサーバ100はユーザの行動や電気機器300の周囲の状況を予測して、当該状況に対応した電気機器300の動作を決定することができる。
つまり、CPU110は、電気機器300からの各種センサの測定結果に基づいて想定シーンを特定したり、電気機器300の周囲の状況や電気機器300の動作を特定したりすることができる。なお、本実施の形態においては、最新の行動データベース121が電気機器300に逐次ダウンロードされ、電気機器300が各種センサの測定結果に基づいて想定シーンを特定し、その結果、電気機器300の周囲の状況を特定したり電気機器300の動作を特定したりするものである。
<共通表現データベース122A,122B>
次に、共通表現データベース122A,122Bに関して説明する。図4および図5は、本実施の形態にかかる共通表現データベース122A,122Bを示すイメージ図である。図4および図5を参照して、共通表現データベース122A,122Bは、電気機器300の周囲の状況毎、またはそれに対応する電気機器300の情緒表現の動作毎に、情緒表現の種類を示す情報と、光による情緒表現の具体的な出力方法とを含む。
より詳細には、光による情緒表現の共通表現データとは、たとえば、図6に示すように、発光する素子のIDとRGBの輝度の時系列のデータとを含む。これによって、本実施の形態においては、サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、電気機器300で取得された周囲の状況に適したRGBの輝度の時系列のデータを電気機器300に提供することができる。
<共通表現データの変換方法と個性データベース123>
次に、情緒表現毎の共通表現データを、電気機器300の種類に基づいて変換する方法について詳述する。まず、図7を参照して、本実施の形態の変換方法の概要を説明する。本実施の形態においては、電気機器300の周囲の状況に応じた情緒表現に対応する共通表現データ(図4、図5の共通表現データベース122A,122Bを参照)が特定される。共通表現データは、電気機器300の種類毎に設定されている個性データに基づいて変換される。変換後の共通表現データに従って電気機器300がディスプレイやライトから光を発するものである。そして特に、この個性データが、電気機器300の種類毎の性格に対応するものである。
より詳細には、図8に示すように、本実施の形態にかかる変換方法としては、たとえば、
(1)所定の強度や輝度が割り当てられる発光の時間を縮小したり延ばしたりする時間テンポ変換、
(2)発光部分の境界をぼかしたり明確にしたりする輪郭ボカシ変換、
(3)RGBの輝度を規則的に変更する、たとえば発光開始から発光までRを40%強めてGを50%弱めてBを発光しないなど、規則輝度変換、
(4)RGBの輝度を不規則的に変更する、たとえば電気機器300の種類だけでなくさらに周囲の状況にも合わせて、RGBの各々を10%強めたり弱めたりするなど、不規則輝度変換、があげられる。
ただし、変換方法は、上記のようなものに限られない。たとえば、RGBをHSV形式に変換してから、S(Satulation)を増減する変換を利用してもよい。あるいは、予め感情と色との対応関係、たとえば喜び=黄、怒り=赤、悲しみ=青紫など、を準備しておき、感情パラメータに基づいて色を決定してもよい。あるいは、周波数帯に対応する感情を割り当てておき、ユーザや電気機器300の音声の周波数帯を検出することによって、周波数に対応する感情に対応する色を特定してもよい。
そして本実施の形態においては、電気機器300の種類毎に、このような変換方法のいずれかが設定される。換言すれば、電気機器300の性格を表すように、電気機器300に変換方法を設定する。たとえば、図9に示すように、電気機器300のデザインやコンセプトやユーザが感じるイメージが、「知識豊富」または「スマート」または「賢い」というものであった場合、時間縮小割合を90%に設定する。また、電気機器300のデザインやコンセプトやユーザが感じるイメージが、「てきぱき」または「働く」というものであった場合、時間縮小割合を50%に設定する。また、電気機器300のデザインやコンセプトやユーザが感じるイメージが、「はきはき」または「はっきり」というものであった場合、映像ぼかしを−10ptに設定する。
そして、上記のような電気機器の種類毎のイメージに基づいて、本実施の形態においては、図10に示すように、電気機器300の種類毎に個性データが設定される。図10を参照して、個性データベース123は、サーバ100またはサーバ100がアクセス可能な装置が記憶するものであって、電気機器300の種類と電気機器300の個性と変換方法としての個性データとの対応関係を記憶する。
これによって、図11に示すように、電気機器300の周囲の状況に応じた情緒表現に対応する共通表現データ(図4、図5の共通表現データベース122A,122Bを参照)を、電気機器300の種類毎に設定されている個性データベース123(図10を参照)に基づいて変換して、当該変換後の共通表現データに従って電気機器300のディスプレイやライトから電気機器300の性格を反映した光を発する。
<その他のデータ>
次に、サーバ100またはサーバ100がアクセス可能な装置が記憶するその他のデータに関して説明する。
図12は、本実施の形態にかかる家族データベース124を示すイメージ図である。図12を参照して、本実施の形態にかかる家族データベース124は、家族毎に、主に、家族IDと、家族名と、家族の住所などを含む。
図13は、本実施の形態にかかるユーザデータベース125を示すイメージ図である。図13を参照して、本実施の形態にかかるユーザデータベース125は、ユーザ毎に、主に、ユーザIDと、ユーザ名と、ユーザの家族のIDと、ユーザのメールアドレスと、ユーザの家電操作サービスや情緒表現サービスへのログインパスワード、などを含む。
図14は、本実施の形態にかかる機器データベース126を示すイメージ図である。図14を参照して、本実施の形態にかかる機器データベース126は、電気機器毎に、主に、電気機器のIDと、購入者などに設定された電気機器の名前と、電気機器の商品名と、電気機器の型番と、電気機器を所有するユーザのIDおよび/または家族のIDなどを格納する。
なお、図10に関して説明したが、本実施の形態においては、図15に示すように、個性データベース123が、商品の種類毎に、商品の名称と、商品のイメージとしてのキーワードと、個性データとを格納するものであった。すなわち、テレビに関してはテレビに設定された性格に対応する個性データが設定されており、エアコンに関してはエアコンに設定された性格に対応する個性データが設定されるものであった。さらに、個性データベース123が、サーバ100に格納され、サーバ100の管理者の操作や、ユーザがクラウドサービスへアクセスして設定することにより、キーワードを追加、または修正などをすることによって、パラメータを自動的に設定するような使い方も可能である。
しかしながら、図16に示すように、個性データベース123Bは、主に、商品の型番毎や製品の色毎に個性データを格納してもよい。すなわち、50インチの角張ったテレビに設定された性格としてのキーワードと、40インチの丸みを帯びたテレビに設定された性格としてのキーワードとが異なる場合は、50インチの角張ったテレビに対応する個性データとは別に40インチの丸みを帯びたテレビに対応する個性データが準備されることが好ましい。
<電気機器300の構成>
次に、図17を参照して、ネットワークシステム1を構成する電気機器300の構成の一態様について説明する。なお、図17は、本実施の形態にかかる電気機器300の構成を表わすブロック図である。
電気機器300は、主たる構成要素として、CPU310と、メモリ320と、ディスプレイ330と、操作部340と、通信インターフェイス360と、スピーカ370と、マイク380と、機器駆動部390と、各種センサ395とを含む。なお、ディスプレイ330は、複数色のLEDライトから構成されるライトであってもよいし、LEDライトでない1または複数のライトであってもよいし、単色の1または複数のライトであってもよい。
CPU310は、メモリ320あるいは外部の記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することによって、電気機器300の各部を制御する。
メモリ320は、各種のRAMや、各種のROMなどによって実現される。メモリ320は、CPU310によって実行される情緒表現プログラムまたは他のプログラムや、CPU310によるプログラムの実行により生成されたデータ、サーバ100から受信したデータ、操作部340を介して入力されたデータなどを記憶する。
ディスプレイ330は、CPU310からの信号に基づいて、文字や画像などを出力する。そして特に、ディスプレイ330は、CPU310からの信号に基づいて、電気機器300の周囲の状況や動作に基づいた、また電気機器300の性格に基づいた、変換後の共通表現データに基づいて光を出力する。なお、ディスプレイ330の代わりに、単にライトが、CPU310からの信号に基づいて、電気機器300の周囲の状況や動作に基づいた、また電気機器300の性格に基づいた、共通表現データによって光を出力してもよい。
操作部340は、ボタン、タッチパネルなどによって実現され、ユーザからの命令を受け付けて、当該命令をCPU310に入力する。なお、ディスプレイ330と操作部340とは、タッチパネル350を構成してもよい。
通信インターフェイス360は、無線LAN通信あるいは有線LANなどの通信モジュールによって実現される。通信インターフェイス360は、有線通信あるいは無線通信によって他の装置との間でデータをやり取りする。すなわち、CPU310は、通信インターフェイス360を介して、サーバ100などの他の装置から各種の情報を受信したり、サーバ100などの他の装置に各種の情報を送信したりする。
スピーカ370は、CPU310からの信号に基づいて、音声を出力する。マイク380は、外部からの音声に基づいて音声信号を作成し、CPU310に入力する。
機器駆動部390は、CPU310からの信号に基づいて、電気機器の各部(モータやヒータなど)を制御する。
各種センサ395は、カメラなどを構成する画像センサや、電気機器300の動きを検知するための加速度センサや、ユーザの接触を検知するための接触センサや、周囲の温度を検知するための温度センサや、周囲の音を検知するための音量センサや、周囲の人を検知するための人感センサなどを含む。
<サーバ100と電気機器300における情報処理>
次に、図18を参照しながら、本実施の形態にかかるサーバ100および電気機器300における情報処理について説明する。なお、図18は、本実施の形態にかかるサーバ100および電気機器300における情報処理方法を示すシーケンス図である。
まず、電気機器300のCPU310は、各種センサ395からの検知結果に基づいて、電気機器300の周囲の状況または電気機器300の動作または電気機器300が出力すべき情緒表現を特定する(ステップS110)。
より詳細には、たとえば「目覚める」という電気機器300の動作あるいは情緒表現に関しては、CPU310は、定期的にカメラ撮影や人の検知など、各種センサ395からの検知結果を取得する(ステップS112)。CPU310は、取得したデータに基づいて、周囲に人の存在を検知すると(ステップS114にてYESである場合)、「目覚める」という電気機器300の周囲の状況または電気機器300が出力すべき情緒表現を特定する(ステップS116)。
CPU310は、通信インターフェイス360を介して、サーバ100に「情緒表現」に対応する共通表現データを要求する(ステップS121)。より詳細には、CPU310は、通信インターフェイス360を介して、今回特定された情緒表現を特定するための情報をサーバ100に送信する。
サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、情緒表現を特定する情報を受信する。CPU110は、メモリ120の共通表現データベース122A,122Bを参照して、図6に示すような、情緒表現に対応する、発光する素子のIDとRGBの輝度の時系列のデータを読み出して、当該共通表現データを電気機器300に送信する(ステップS122)。
電気機器300のCPU310は、通信インターフェイス360を介して、サーバ100に電気機器300に対応する共通表現データの変換方法、すなわち個性データを要求する(ステップS131)。より詳細には、CPU310は、通信インターフェイス360を介して、電気機器300の種類を特定する情報を送信する。
サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、電気機器300の種類を特定する情報を受信する。CPU110は、メモリ120の個性データベース123,123Bを参照して、電気機器300に対応する個性データを読み出す。CPU110は、通信インターフェイス160を介して、当該個性データを電気機器300に送信する(ステップS132)。
CPU310は、サーバ100から取得した共通表現データを、サーバ100から取得した個性データによって変換する(ステップS140)。CPU310は、変換後のデータに基づいて、ディスプレイ(LEDライト)330に、光を出力させる(ステップS150)。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、電気機器300の種類毎または型番毎に個性データが設定されるものであった。しかしながら、このような構成には限られない。本実施の形態においては、電気機器300の種類毎だけでなく、情緒表現の種類毎にも応じて個性データが設定されるものである。
たとえば、図19、あるいはそれを具体的にパラメータ化した図20に示すように、電気機器300の種類毎に、基本的な表現方法や、複数の情緒表現毎の個性データが設定される。あるいは、複数の情緒表現の各々に、受動的な場面という属性や能動的な場面という属性などのいずれかの属性などを付与して、属性毎に個性データを異ならせる。ここで、特定の場合には、また別の特別な処理を行うようにしても良い。音声波形をFFT(Fast Fourier Transform)した結果のスペクトルに基づき色を決定するようにしたり、音声内容と共に付随されたパラメータに基づき、色を変化させるようにしたりする事も出来る(例えば、楽しい話題のニュース記事内容と、共に付随された「喜び」パラメータにより、黄色に変化させる)。
そして、サーバ100またはサーバ100がアクセス可能な装置が、図20に示すような個性データベース123Cを記憶する。これによって、図11に示すように、電気機器300の周囲の状況に応じた情緒表現に対応する共通表現データ(図4、図5の共通表現データベース122A,122Bを参照)を、電気機器300の種類毎に設定されている個性データベース123C(図20を参照)に基づいて変換して、当該変換後の共通表現データに従って電気機器300のディスプレイやライトから光を発する。
<第3の実施の形態>
なお、情緒表現サービス開始後の設計変更のしやすさのために、すなわちサービスの運営者などが後から容易に変換方法すなわち個性データを修正したり更新したりしやすいように、図21に示すように、個性データベース123Dの変換方法としてロジックが格納されてもよい。ロジックの具体的な実装方法としては、例えば、共通表現データの発光する素子のIDとRGBの輝度の時系列のデータを入力として受け取り、それらに対して何らかの演算を行って変換後の時系列のデータを出力するようなJavaScript(登録商標)等のスクリプトとすることが考えられる。
<第4の実施の形態>
第1〜第3の実施の形態においては、サーバ100が、図4および図5の共通表現データベース122A,122Bと、図10や図20などの個性データベース123とを記憶し、電気機器300がサーバ100から情緒表現の共通表現データや個性データを受信するものであった。しかしながら、本実施の形態においては、電気機器300が個性データベース123を予めいずれかのサーバからダウンロードしているものである。なお、サーバからのダウンロードに限らず、電気機器300に個性データベース123が予め格納されるものであってもよい。
なお、ネットワークシステム1の全体構成、サーバ100の構成、各種データベース、共通表現データの変換方法、電気機器300のハードウェア構成などについては、第1の実施の形態のそれらと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。以下では、図22を参照しながら、本実施の形態にかかるサーバ100および電気機器300における情報処理について説明する。なお、図22は、本実施の形態にかかるサーバ100および電気機器300における情報処理方法を示すシーケンス図である。
まず、第1の実施の形態と同様に、電気機器300のCPU310は、各種センサ395からの検知結果に基づいて、電気機器300の周囲の状況または電気機器300の動作または電気機器300が出力すべき情緒表現を特定する(ステップS110)。
CPU310は、通信インターフェイス360を介して、サーバ100に「情緒表現」に対応する共通表現データを要求する(ステップS121)。より詳細には、CPU310は、通信インターフェイス360を介して、特定された情緒表現を特定するための情報をサーバ100に送信する。
サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、情緒表現を特定するための情報を受信する。CPU110は、メモリ120の共通表現データベース122A,122Bを参照して、図6に示すような、情緒表現に対応する、発光する素子のIDとRGBの輝度の時系列のデータを読み出す。CPU110は、通信インターフェイス160を介して、当該共通表現データを電気機器300に送信する(ステップS122)。
CPU310は、メモリ320の個性データベース123から電気機器300に対応する共通表現データの変換方法、すなわち個性データを読み出す(ステップS131B)。
CPU310は、サーバ100から取得した共通表現データを、メモリ320から読み出した個性データによって変換する(ステップS140)。CPU310は、変換後のデータに基づいて、ディスプレイ(LEDライト)330に、光を出力させる(ステップS150)。
<第5の実施の形態>
第1〜第3の実施の形態においては、サーバ100が、図4および図5の共通表現データベース122A,122Bと、図10や図20などの個性データベース123とを記憶し、電気機器300がサーバ100から情緒表現の共通表現データや個性データを受信するものであった。しかしながら、本実施の形態においては、電気機器300が図4および図5の共通表現データベース122A,122Bを予めいずれかのサーバからダウンロードしているものである。
なお、ネットワークシステム1の全体構成、サーバ100の構成、各種データベース、共通表現データの変換方法、電気機器300のハードウェア構成などについては、第1の実施の形態のそれらと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。以下では、図23を参照しながら、本実施の形態にかかるサーバ100および電気機器300における情報処理について説明する。なお、図23は、本実施の形態にかかるサーバ100および電気機器300における情報処理方法を示すシーケンス図である。
まず、第1の実施の形態と同様に、電気機器300のCPU310は、各種センサ395からの検知結果に基づいて、電気機器300の周囲の状況または電気機器300の動作または電気機器300が出力すべき情緒表現を特定する(ステップS110)。
CPU310は、メモリ320の共通表現データベース122A,122Bを参照して、特定された「情緒表現」に対応する共通表現データを読み出す(ステップS121B)。
CPU310は、通信インターフェイス360を介して、サーバ100に電気機器300に対応する共通表現データの変換方法、すなわち個性データを要求する(ステップS131)。より詳細には、CPU310は、通信インターフェイス360を介して、電気機器300の商品を特定する情報をサーバ100に送信する。
サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、電気機器300の種類を特定する情報を受信する。CPU110は、メモリ120の個性データベース123を参照して、電気機器300の種類に対応する個性データを読み出す。CPU110は、通信インターフェイス160を介して、当該個性データを電気機器300に送信する(ステップS132)。
CPU310は、メモリ320から読み出した共通表現データを、サーバ100から取得した個性データによって変換する(ステップS140)。CPU310は、変換後のデータに基づいて、ディスプレイ(LEDライト)330に、光を出力させる(ステップS150)。
<第6の実施の形態>
第1〜第3の実施の形態においては、サーバ100が、図4および図5の共通表現データベース122A,122Bと、図10や図20などの個性データベース123とを記憶し、電気機器300がサーバ100から情緒表現の共通表現データや個性データを受信するものであった。しかしながら、本実施の形態においては、電気機器300が図4および図5の共通表現データベース122A,122Bと、個性データベース123とを予めいずれかのサーバからダウンロードしているものである。なお、サーバからのダウンロードに限らず、電気機器300に個性データベース123が予め格納されるものであってもよい。
なお、ネットワークシステム1の全体構成、サーバ100の構成、各種データベース、共通表現データの変換方法、電気機器300のハードウェア構成などについては、第1の実施の形態のそれらと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。以下では、図24を参照しながら、本実施の形態にかかるサーバ100および電気機器300における情報処理について説明する。なお、図24は、本実施の形態にかかる電気機器300における情報処理方法を示すフローチャートである。
まず、第1の実施の形態と同様に、電気機器300のCPU310は、各種センサ395からの検知結果に基づいて、電気機器300の周囲の状況または電気機器300の動作または電気機器300が出力すべき情緒表現を特定する(ステップS110)。
CPU310は、特定された「情緒表現」に対応する共通表現データをメモリ320から読み出す(ステップS121B)。
CPU310は、電気機器300に対応する共通表現データの変換方法、すなわち個性データを読み出す(ステップS131B)。
CPU310は、メモリ320から読み出した共通表現データを、メモリ320から読み出した個性データによって変換する(ステップS140)。CPU310は、変換後のデータに基づいて、ディスプレイ(LEDライト)330に、光を出力させる(ステップS150)。
<第7の実施の形態>
第1〜第6の実施の形態においては、電気機器300が情緒表現に基づいた共通表現データを電気機器300の種類に基づいた個性データによって変換するものであった。しかしながら、本実施の形態においては、変換処理もサーバ100が実行するものである。
なお、ネットワークシステム1の全体構成、サーバ100の構成、各種データベース、共通表現データの変換方法、電気機器300のハードウェア構成などについては、第1の実施の形態のそれらと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。以下では、図25を参照しながら、本実施の形態にかかるサーバ100および電気機器300における情報処理について説明する。なお、図25は、本実施の形態にかかるサーバ100および電気機器300における情報処理方法を示すシーケンス図である。
まず、第1の実施の形態と同様に、電気機器300のCPU310は、各種センサ395からの検知結果に基づいて、電気機器300の周囲の状況または電気機器300の動作または電気機器300が出力すべき情緒表現を特定する(ステップS110)。
CPU310は、通信インターフェイス360を介して、サーバ100に「情緒表現」を特定するための情報を送信する(ステップS121C)。
サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して情緒表現を特定する情報を受信して、共通表現データベース122A,122Bを参照して、図6に示すような、情緒表現に対応する、発光する素子のIDとRGBの輝度の時系列のデータを読み出す(ステップS122C)。
サーバ100のCPU110は、電気機器300からの電気機器300の種類を特定する情報に基づいて、メモリ120の個性データベース123を参照して、電気機器300の種類に対応する個性データを読み出す(ステップS132C)。
CPU110は、メモリ120から読み出した共通表現データを、メモリ120から読み出した個性データによって変換する(ステップS142)。CPU110は、通信インターフェイス160を介して、変更後の共通表現データ、たとえば発光する素子のIDとRGBの輝度の時系列のデータを電気機器300に送信する(ステップS143)。
電気機器300のCPU310は、サーバ100から受信した変換後の共通表現データに基づいて、ディスプレイ(LEDライト)330に、光を出力させる(ステップS150)。
<第8の実施の形態>
第1〜第7の実施の形態においては、電気機器300が各センサ395による検知結果に基づいてユーザの行動や周囲の状況や情緒表現を特定するものであった。しかしながら、本実施の形態においては、情緒表現を特定するための処理もサーバ100が実行するものである。
なお、ネットワークシステム1の全体構成、サーバ100の構成、各種データベース、共通表現データの変換方法、電気機器300のハードウェア構成などについては、第1の実施の形態のそれらと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。以下では、図26を参照しながら、本実施の形態にかかるサーバ100および電気機器300における情報処理について説明する。なお、図26は、本実施の形態にかかるサーバ100および電気機器300における情報処理方法を示すシーケンス図である。
まず、電気機器300のCPU310は、各種センサ395からの検知結果を取得する(ステップS117)。CPU310は、通信インターフェイス360を介して検知結果をサーバ100に送信する(ステップS118)。
サーバ100のCPU110は、受信した検知結果に基づいて、ユーザの行動または電気機器300が出力すべき情緒表現を特定する(ステップS119)。
サーバ100のCPU110は、特定した情緒表現に基づいて、共通表現データベース122A,122Bを参照して、図6に示すような、情緒表現に対応する、発光する素子のIDとRGBの輝度の時系列のデータを読み出す(ステップS122C)。
サーバ100のCPU110は、電気機器300からの電気機器300の種類を特定する情報に基づいて、メモリ120の個性データベース123を参照して、電気機器300の種類に対応する個性データを読み出す(ステップS132C)。
CPU110は、メモリ120から読み出した共通表現データを、メモリ120から読み出した個性データによって変換する(ステップS142)。CPU110は、通信インターフェイス160を介して、変更後の共通表現データ、たとえば発光する素子のIDとRGBの輝度の時系列のデータを電気機器300に送信する(ステップS143)。
電気機器300のCPU310は、サーバ100から受信した変換後の共通表現データに基づいて、ディスプレイ(LEDライト)330に、光を出力させる(ステップS150)。
<第9の実施の形態>
第1〜第8の実施の形態においては、電気機器300の種類や型番などに基づいて個性データが設定されるものであった。しかしながら、本実施の形態においては、電気機器300毎に個性データが設定される。例えば、ユーザが、家電操作サービスなどにログインして、電気機器300毎に図9に示すキーワードを選択してもよい。これによって、家電操作サービスのサーバ100が、電気機器300毎に個性データを記憶する。
より詳細には、サーバ100またはサーバ100がアクセス可能な装置が、電気機器300毎に設定されたキーワードに基づいて、図27に示すような個性データベース123Eを記憶する。なお、本実施の形態にかかる個性データベース123Eは、機器ID毎に、キーワードと、個性データとを格納する。
あるいは、ユーザが、家電操作サービスなどにログインして、電気機器300毎に情緒表現毎に図9に示すキーワードを選択してもよい。これによって、家電操作サービスのサーバ100が、電気機器300毎かつ情緒表現毎に個性データを記憶する。より詳細には、サーバ100またはサーバ100がアクセス可能な装置が、電気機器300毎かつ情緒表現毎に設定されたキーワードに基づいて、図28に示すような個性データベース123Fを記憶する。なお、本実施の形態にかかる個性データベース123Fは、機器ID毎かつ情緒表現毎に個性データを格納する。
なお、当然に、サーバ100またはサーバ100がアクセス可能な装置の代わりに、電気機器300のメモリ320に自分のキーワードや個性データを記憶するものであってもよい。
<第10の実施の形態>
第9の実施の形態においては、ユーザが電気機器300毎に変換方法を設定するものであった。本実施の形態においては、サーバ100が、それぞれのユーザや家族に合わせて、電気機器300毎に適した変換方法を学習していくものである。本実施の形態においても、サーバは、図27または図28に示す個性データベース123E,123F、すなわち電気機器300毎に個性データを記憶する。
そして、図29に示すように、サーバ100は、各家庭から電気機器300の各種センサ395の検知結果または検知結果から特定された情緒表現を受け付ける。サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、第1の家庭の行動履歴や他の家庭の行動履歴を受け付ける(ステップS202)。CPU110は、第1の家庭の行動履歴や他の家庭の行動履歴に基づいて、第1の家庭の個性データをより適したものに調整していく(ステップS204)。すなわち、CPU110は、1または複数の電気機器300の測定データに基づいて、図27や図28の個性データを修正・更新する(ステップS206)。
たとえば、図30に示すように、サーバ100は、各家庭から電気機器300の各種センサ395の測定結果または情緒表現を受け付ける。ここでは、サーバ100のCPU110は、第1の家庭の行動履歴として、チャンネルの変更間隔やエアコンの温度設定変更の間隔などを集計する(ステップS202)。CPU110は、第1の家庭の行動履歴を、他の家庭の集計結果と比較する(ステップS204)。具体的には、CPU110は、第1の家庭の変更間隔が他の家庭のそれと比較して、有意に短いときに「せっかち」というキーワードを特定する。これによって、CPU110は、電気機器300の種類に設定されている通常の変換方法よりも、時間縮小割合をさらに10%引き下げる(ステップS206)。
あるいは、図31に示すように、サーバ100は、各家庭から電気機器300の各種センサ395の測定結果または情緒表現を受け付ける(ステップS202)。ここでは、サーバ100のCPU110は、第1の家庭の行動履歴としての視聴した番組情報から番組のジャンルを特定する。CPU110は、視聴するジャンルの割合を計算することによって、どのようなジャンルの番組をよく視聴するかを割り出す。CPU110は、第1の家庭の行動履歴を、他の家庭の集計結果と比較する(ステップS204)。具体的には、CPU110は、第1の家庭は、比較的に「音楽が好き」とか比較的に「歴史が好き」とか比較的に「ドラマがすき」とかを判定し、たとえばその結果を「派手」あるいは「真面目」などのキーワードを特定する。
このようなユーザ宅のキーワードの特定処理によって、CPU110は、通常の個性データよりも、色の彩度を上げたり、多色に変更したりして個性データに更新する(ステップS206)。たとえば、CPU110は、「派手」というキーワードの電気機器300に関しては、色の彩度を+10%に設定する(ステップS2061)。そして、CPU110は、「真面目」というキーワードの電気機器300に関しては、色の彩度を−10%に設定する(ステップS2062)。
あるいは、図32に示すように、サーバ100は、各家庭から電気機器300の各種センサ395の測定結果または情緒表現を受け付ける。ここでは、サーバ100のCPU110は、第1の家庭の行動履歴として、行動ログデータを蓄積・集計する(ステップS202)。そして、図33に示すように、CPU110は、時間帯毎に、「忙しい」や「ゆったり」や「食事」や「就寝前後」などのようなユーザ宅の状況を特定する(ステップS204)。つまり、図34に示すように、本実施の形態においては、電気機器300毎だけではなく、時間帯によって別々の個性データが設定される個性データベース123Gを利用する。なお、個性データは、さらに曜日にも対応付けることが好ましい。このようにして、サーバ100のCPU110は、電気機器300毎の、時間帯や曜日に応じた個性データを追加・修正・更新する(ステップS206)。
<第11の実施の形態>
なお、第1〜第10の実施の形態のような、サーバ100や電気機器300の構造・機能・動作に限られず、たとえば各装置の役割が、他の1または封数のサーバやデータベースなどの複数の装置に分担されてもよい。逆に、複数の装置の役割の一部または全部が1つの装置に集約されてもよい。
<その他の応用例>
本発明の一態様は、システム或いは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。そして、本発明の一態様を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体(あるいはメモリ)を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の一態様の効果を享受することが可能となる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明の一態様を構成することになる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる他の記憶媒体に書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
<まとめ>
上記の第1〜11の実施の形態においては、光出力システム1が提供される。光出力システム1は、複数種類の状況の各々に対応した、複数の電気機器300で共通の表現データ122A,122Bを記憶するためのメモリ120(320)と、電気機器300毎の変換方法123(123B,123C,123D,123E,123F,123G)によって表現データ122A,122Bを変換するためのプロセッサ310(120)と、電気機器300に搭載され、変換後のデータに基づいて光を出力するための出力部330と、を備える。
好ましくは、出力部330は、変換後のデータに基づいて、光の色、輝度、彩度のうちの少なくともいずれかを連続的に変化させることによって光を出力する。
好ましくは、出力部330は、変換後のデータに基づいて光を出力することによって、電気機器300または光出力システム1の生命感を表現する。なお、電気機器300または光出力システム1の生命感とは、電気機器300または光出力システム1があたかも生きているように感じる感覚あるいは生命がそこにあるという印象などをいう。
好ましくは、出力部330は、変換後のデータに基づいて光を出力することによって、電気機器300または光出力システム1の情緒を表現する。なお情緒とは、周囲の状況に基づいて起こるさまざまの微妙な感情、あるいはそのような感情を起こさせる特殊な雰囲気をいう。あるいは、喜び、悲しみ、怒り、恐怖、不安などの精神的または物理的な動きをいう。
好ましくは、複数種類の状況のそれぞれが複数種類の情緒に対応付けられる。複数種類の情緒のそれぞれが複数の表現データ122A,122Bに対応付けられる。
好ましくは、複数種類の状況または複数種類の情緒は、目覚める/眠る/反応する/了解する/聞く/話す/考える/見守る/提案する/手助けする/協力する、の少なくともいずれかに対応する。
好ましくは、電気機器300毎の変換方法は、電気機器300毎に設定された性格に対応する。
好ましくは、メモリ120と通信インターフェイス160とがサーバに搭載される。通信インターフェイス160は、表現データまたは変換方法または変換後のデータを電気機器300に送信する。
好ましくは、複数種類の状況に応じて電気機器300毎の変換方法を変化させる。
好ましくは、複数種類の状況に属性が対応付けられる。属性に応じて電気機器300毎の変換方法が異なる。
好ましくは、電気機器300に関する履歴に基づいて、電気機器300に対する変換方法を学習する。
好ましくは、電気機器300毎の変換方法としてロジックを記憶する。
上記の実施の形態においては、サーバ100が提供される。サーバ100は、複数種類の状況の各々に対応した、複数の電気機器300で共通の表現データ122A,122Bを、電気機器300毎の変換方法123(123B,123C,123D,123E,123F,123G)によって変換するためのプロセッサ110と、変換後のデータを電気機器300に送信するための通信インターフェイス160と、を備える。
上記の実施の形態においては、サーバ100の処理方法が提供される。サーバ100の処理方法は、複数種類の状況の各々に対応した、複数の電気機器300で共通の表現データ122A,122Bを、電気機器300毎の変換方法123(123B,123C,123D,123E,123F,123G)によって変換するステップと、変換後のデータを電気機器300に送信するステップと、を備える。
上記の実施の形態においては、電気機器300が提供される。電気機器300は、出力部330と、複数種類の状況の各々に対応した表現データを所定の変換方法によって変換し、変換後のデータに基づいて出力部330に光を出力させるためのプロセッサ310と、を備える。
上記の実施の形態においては、プロセッサ310と出力部330とを含む電気機器300のためのプログラムが提供される。プログラムは、複数種類の状況の各々に対応した表現データを所定の変換方法によって変換するステップと、変換後のデータに基づいて出力部330に光を出力させるステップと、をプロセッサ310に実行させる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。