JP6639692B2 - Gas circuit breaker - Google Patents
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Description
本発明は、ガス遮断器及び消弧方法に関する。 The present invention relates to a gas circuit breaker and an arc extinguishing method.
固定接触子及び可動接触子に消弧ガスを吹き付けることによって、可動接触子が固定接触子から離れる際に固定接触子と可動接触子との間に発生するアークを消弧するガス遮断器が知られている(特許文献1を参照)。特許文献1に開示されたガス遮断器は、消弧ガスが充填された容器内に、固定接触子と、可動接触子と、高圧室と、低圧室と、高圧室と低圧室との間の吹き出しバルブとを備えている。 A gas circuit breaker that extinguishes an arc generated between a fixed contact and a movable contact when the movable contact separates from the fixed contact by blowing arc-extinguishing gas to the fixed contact and the movable contact is known. (See Patent Document 1). The gas circuit breaker disclosed in Patent Document 1 includes a container filled with an arc-extinguishing gas, a fixed contact, a movable contact, a high-pressure chamber, a low-pressure chamber, and a high-pressure chamber and a low-pressure chamber. A blow-off valve.
特許文献1に開示されたガス遮断器では、可動接触子が固定接触子から離れると同時に吹き出しバルブが開く。アークが発生する瞬間に、可動接触子及び固定接触子の周りには消弧ガスの流れが存在しない。そのため、アークが発生する瞬間に、可動接触子及び固定接触子に消弧ガスが速やかに吹き付けられない。特許文献1に開示されたガス遮断器は、不十分な消弧性能を有している。 In the gas circuit breaker disclosed in Patent Literature 1, the blowing valve opens at the same time that the movable contact moves away from the fixed contact. At the moment the arc occurs, there is no flow of the arc-extinguishing gas around the movable and stationary contacts. Therefore, at the moment when an arc is generated, the arc-extinguishing gas is not quickly blown to the movable contact and the fixed contact. The gas circuit breaker disclosed in Patent Literature 1 has insufficient arc quenching performance.
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、高い消弧性能を有するガス遮断器及び消弧方法を提供することである。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a gas circuit breaker and an arc extinguishing method having high arc extinguishing performance.
本発明のガス遮断器は、固定接触子と、固定接触子側の第1端部を有する可動接触子と、固定接触子及び第1端部の少なくとも1つに消弧ガスを吹き付けるガス吹付部とを備える。ガス吹付部は、可動接触子が固定接触子から離れる前から可動接触子が固定接触子から離れた後までの間、固定接触子及び第1端部の少なくとも1つに消弧ガスを吹き付け続けるように構成されている。 A gas circuit breaker according to the present invention includes a fixed contact, a movable contact having a first end on the fixed contact side, and a gas blower for blowing arc-extinguishing gas to at least one of the fixed contact and the first end. And The gas blowing unit continues to blow the arc-extinguishing gas to at least one of the fixed contact and the first end from before the movable contact separates from the fixed contact until after the movable contact separates from the fixed contact. It is configured as follows.
本発明の消弧方法は、固定接触子に接触している可動接触子を、固定接触子から離すことを備える。本発明の消弧方法は、可動接触子が固定接触子から離れる前から可動接触子が固定接触子から離れた後までの間、固定接触子及び固定接触子側の可動接触子の第1端部の少なくとも1つに、消弧ガスを吹き付け続けることを備える。 The arc extinguishing method of the present invention includes separating the movable contact that is in contact with the fixed contact from the fixed contact. The arc extinguishing method according to the present invention is characterized in that the first end of the fixed contact and the movable contact on the fixed contact side are provided before the movable contact separates from the fixed contact until after the movable contact separates from the fixed contact. At least one of the parts comprises continuing to blow the arc-extinguishing gas.
本発明のガス遮断器では、ガス吹付部は、可動接触子が固定接触子から離れる前から可動接触子が固定接触子から離れた後までの間、固定接触子及び第1端部の少なくとも1つに消弧ガスを吹き付け続けるように構成されている。そのため、本発明のガス遮断器では、可動接触子が固定接触子から離れてアークが発生する瞬間に、固定接触子及び可動接触子の第1端部の少なくとも1つに消弧ガスが既に吹き付けられている。本発明のガス遮断器は、高い消弧性能を有する。 In the gas circuit breaker of the present invention, at least one of the fixed contact and the first end is provided before the movable contact separates from the fixed contact until after the movable contact separates from the fixed contact. It is configured to continuously blow the arc-extinguishing gas. Therefore, in the gas circuit breaker of the present invention, at the moment when the movable contact is separated from the fixed contact and an arc is generated, the arc-extinguishing gas is already sprayed on at least one of the first ends of the fixed contact and the movable contact. Have been. The gas circuit breaker of the present invention has high arc extinguishing performance.
本発明の消弧方法では、可動接触子が固定接触子から離れる前から可動接触子が固定接触子から離れた後までの間、固定接触子及び第1端部の少なくとも1つに、消弧ガスが吹き付け続けられている。そのため、本発明の消弧方法では、可動接触子が固定接触子から離れてアークが発生する瞬間に、固定接触子及び可動接触子の第1端部の少なくとも1つに消弧ガスが既に吹き付けられている。本発明の消弧方法は、高い消弧性能を有する。 According to the arc extinguishing method of the present invention, at least one of the fixed contact and the first end is extinguished between before the movable contact separates from the fixed contact and after the movable contact separates from the fixed contact. Gas continues to be sprayed. Therefore, in the arc extinguishing method of the present invention, at the moment when the movable contact is separated from the fixed contact and an arc is generated, the arc-extinguishing gas is already sprayed on at least one of the first ends of the fixed contact and the movable contact. Have been. The arc extinguishing method of the present invention has high arc extinguishing performance.
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、同一の構成には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described. Note that the same components are denoted by the same reference numerals, and description thereof will not be repeated.
実施の形態1.
図1から図3を参照して、実施の形態1に係るガス遮断器1を説明する。本実施の形態のガス遮断器1は、第1のガス室20と、第2のガス室22と、固定接触子25と、可動接触子30と、ガス吹付部(13,16,20,22,26,55)とを主に備える。本実施の形態のガス遮断器1は、第1のガス室23と、ガイド部材(第1ガイド部材37)と、弾性部材40と、駆動部53と、可動部材(第1可動部材50)と、ポンプ63とをさらに備えてもよい。Embodiment 1 FIG.
The gas circuit breaker 1 according to the first embodiment will be described with reference to FIGS. The gas circuit breaker 1 according to the present embodiment includes a
第1のガス室20,23は、第1の圧力を有する消弧ガスが封入されている。第2のガス室22は、第1の圧力よりも高い第2の圧力を有する消弧ガスが封入されている。消弧ガスは、例えば、六フッ化硫黄(SF6)ガス、二酸化炭素(CO2)ガス、ヨウ化トリフルオロメタン(CF3I)ガス、4フッ化メタン(CF4)、窒素(N2)ガス、アルゴン(Ar)ガスもしくは乾燥空気またはこれらの少なくとも2つを混合したガスであってもよい。第1のガス室20,23と第2のガス室22とは、ガスタンク9の内部空間を仕切ることによって形成されてもよい。具体的には、第1のガス室20,23と第2のガス室22とは、第1仕切板13と第2仕切板16とによりガスタンク9の内部空間を仕切ることによって形成されてもよい。第1仕切板13及び第2仕切板16は、ガスタンク9に固定されている。The
ガスタンク9の外壁(10,11)は、第1の外壁10と第2の外壁11とを含んでいる。第1の外壁10は、第1仕切板13側の第1のガス室23と、第2仕切板16側の第1のガス室20とに接している。第2の外壁11は、第2のガス室22に接している。第2の外壁11は、第1仕切板13側の第1のガス室23に接する第1の外壁10と、第2仕切板16側の第1のガス室20に接する第1の外壁10とを接続してもよい。
The outer walls (10, 11) of the
第2のガス室22に接するガスタンク9の第2の外壁11は、第1のガス室20,23に接するガスタンク9の第1の外壁10よりも厚くてもよい。第2の外壁11は第1の外壁10よりも厚いため、ガスタンク9は、第2のガス室22に封入された消弧ガスの第2の圧力に耐えることができる。第1の外壁10は、第2の外壁11と同じ厚さを有してもよい。
The second
第1仕切板13は、導電性を有する第1端子板14と、第1絶縁スペーサ15とを含んでもよい。第1絶縁スペーサ15は、第1端子板14の外周に配置されてもよい。第1仕切板13(第1絶縁スペーサ15)は、第1の外壁10に接してもよい。第1仕切板13(第1絶縁スペーサ15)は、第2の外壁11に接してもよい。
The
第2仕切板16は、導電性を有する第2端子板17と、第2絶縁スペーサ18とを有してもよい。第2絶縁スペーサ18は、第2端子板17の外周に配置されてもよい。第2仕切板16(第2絶縁スペーサ18)は、第1の外壁10に接してもよい。第2仕切板16(第2絶縁スペーサ18)は、第2の外壁11に接してもよい。
The
第2仕切板16は、第1貫通孔19を有してもよい。特定的には、第2端子板17は、第1貫通孔19を有してもよい。第2仕切板16は、第2仕切板16側の第1のガス室20に接する第2仕切板16の表面に、Oリングのような封止部材57を含んでもよい。図1に示されるように、弁55が第2のガス室22を第1のガス室20から流体的に遮断する閉状態にあるときに、封止部材57は、弁55と第2仕切板16(第2端子板17)との間から消弧ガスが漏れることを防ぐ。封止部材57は、第1のガス室20に面する第2仕切板16の表面に設けられた凹部内に配置されてもよい。
The
固定接触子25は、ガスタンク9に固定されている。特定的には、固定接触子25は、第1仕切板13に固定されている。さらに特定的には、固定接触子25は、第1仕切板13の第1端子板14に固定されている。第1仕切板13側の第1のガス室23には、第1導体5が配置されている。ガス遮断器1の外部から供給される電流が第1導体5を流れる。固定接触子25は、第1導体5に電気的に接続されている。具体的には、固定接触子25は、第1導電部材7及び第1端子板14を介して、第1導体5に電気的に接続されている。第1導体5は、第1ブッシング3内を延在している。第1ブッシング3は、第1仕切板13側の第1のガス室23に接する第1の外壁10に接続されている。
The fixed
可動接触子30は、固定接触子25側の第1端部31と、第1端部31とは反対側の第2端部32とを有する。可動接触子30は、固定接触子25に対して移動し得る。図1及び図2に示されるように可動接触子30が固定接触子25に接触しているとき、可動接触子30の第1端部31が固定接触子25に接触してもよい。可動接触子30は、第2仕切板16を介してガスタンク9に固定された第1ガイド部材37を摺動してもよい。特定的には、可動接触子30は、第1ガイド部材37の第2内周部39を摺動してもよい。
The
第2仕切板16側の第1のガス室20には、第2導体6が配置されている。ガス遮断器1の外部から供給される電流が第2導体6を流れる。可動接触子30は、第2導体6に電気的に接続されている。具体的には、可動接触子30は、第2導電部材8、第2端子板17及び第1ガイド部材37を介して、第2導体6に電気的に接続されている。第2導体6は、第2ブッシング4内を延在している。第2ブッシング4は、第2仕切板16側の第1のガス室20に接する第1の外壁10に接続されている。
The
可動接触子30は、第1内周部38を有する筒状導電部材であってもよい。可動接触子30及び固定接触子25の少なくとも1つは、可動接触子30が固定接触子25に接触していても、可動接触子30の第1内周部38が可動接触子30の第1端部31の外側の第2のガス室22に流体的に連通するように構成されている。可動接触子30は、第1端部31に開口部31pを有してもよい。可動接触子30は、第2端部32に第2貫通孔36を有してもよい。第2貫通孔36は、可動接触子30の第1内周部38と第1ガイド部材37の第2内周部39とを流体的に連通させる。
The
ガス吹付部(13,16,20,22,26,55)は、第1の圧力を有する消弧ガスが封入される第1のガス室20と、第1の圧力よりも高い第2の圧力を有する消弧ガスが封入される第2のガス室22と、弁55とを含む。ガス吹付部(13,16,20,22,26,55)は、第1のガス室20と第2のガス室22とを仕切る第2仕切板16と、ノズル26とを含んでもよい。
The gas blowing section (13, 16, 20, 22, 26, 55) includes a
弁55は、弁55が第2のガス室22を第1のガス室20から流体的に遮断する閉状態(図1)と、弁55が第2のガス室22を第1のガス室20に流体的に連通させる開状態(図2及び図3)との間で移動可能に構成されている。弁55は、弁55の閉状態において、第1貫通孔19を閉塞する。具体的には、弁55は、弁55の閉状態において、封止部材57を介して第2仕切板16(第2端子板17)に密着して、第1貫通孔19を閉塞する。
The
弁55は、弁55の開状態において、第1貫通孔19を開放する。具体的には、弁55は、弁55の開状態において、第2仕切板16(第2端子板17)から離れて、第1貫通孔19を開放する。第2のガス室22は、第1のガス室20よりも高い消弧ガスの圧力を有している。弁55の開状態において、消弧ガスは第2のガス室22から第1のガス室20に流れる。固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つは、弁55の開状態において形成される消弧ガスの流路内に配置されている。
The
ガス吹付部(13,16,20,22,26,55)は、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスを吹き付ける。ガス吹付部(13,16,20,22,26,55)は、可動接触子30が固定接触子25から離れる前から可動接触子30が固定接触子25から離れた後までの間、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスを吹き付け続けるように構成されている。弁55は、可動接触子30が固定接触子25から離れる前に、閉状態から開状態に切り換わるように構成されている。
The gas blowing unit (13, 16, 20, 22, 26, 55) blows an arc-extinguishing gas to at least one of the fixed
具体的には、弾性部材40は、可動接触子30と弁55とを接続する。弾性部材40の可動接触子30側の端部は、可動接触子30の第2端部32に接続されている。弾性部材40は、例えば、コイルばねのようなばね、または、柱状ゴム部材のようなゴム部材であってもよい。ガス遮断器1の閉路状態(図1)及び開路過程(図2)において、弾性部材40は圧縮されている。弾性部材40が圧縮されていることは、弾性部材40が弾性部材40の自然長よりも短い長さを有していることを意味する。弾性部材40の自然長は、弾性部材40に力が印加されていないときの弾性部材40の長さとして定義される。ガス遮断器1の閉路状態(図1)及び開路過程(図2)において、弾性部材40は圧縮されており、弾性部材40は、可動接触子30を固定接触子25に向けて付勢し続ける。ガス遮断器1の閉路状態(図1)及び開路過程(図2)において、可動接触子30は固定接触子25に接触し続ける。
Specifically, the
可動接触子30及び固定接触子25の少なくとも1つは、可動接触子30が固定接触子25に接触していても、可動接触子30の第1内周部38が可動接触子30の可動接触子30の第1端部31の外側の第2のガス室22に流体的に連通するように構成されている。第2のガス室22は、第1のガス室20よりも高い消弧ガス圧力を有している。可動接触子30が固定接触子25から離れる前から、すなわち、可動接触子30が固定接触子25に接触している時から、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが吹き付けられる。
At least one of the
図3に示されるように、駆動部53が第1可動部材50をさらに駆動して弁55がさらに移動すると、弾性部材40は、弾性部材40の自然長よりも長くなる。可動接触子30は、弾性部材40に引っ張られて、移動を開始する。可動接触子30は固定接触子25から離れて、ガス遮断器1は開路状態(図3)になる。第2のガス室22は、第1のガス室20よりも高い消弧ガス圧力を有している。可動接触子30が固定接触子25から離れた後も、固定接触子25及び第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが吹き付けられる。こうして、可動接触子30が固定接触子25から離れる前から可動接触子30が固定接触子25から離れた後まで、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが吹き付け続けられる。
As shown in FIG. 3, when the
ノズル26は、消弧ガスを、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに向けてガイドする。ノズル26は、第2のガス室22から第1のガス室20に向けて流れる消弧ガスを、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに集中させる。ノズル26は、電気的絶縁性を有してもよい。
The
ノズル26は、基部27と、基部27から可動接触子30側に突出する突出部28とを含んでもよい。ノズル26は、固定接触子25の側面に取り付けられてもよい。特定的には、ノズル26の基部27は、固定接触子25の側面に取り付けられてもよい。突出部28は、固定接触子25の可動接触子30側の端部を囲んでもよい。ガス遮断器1の閉路状態(図1)及び開路過程(図2)において、突出部28は、可動接触子30の第1端部31を囲んでもよい。ガス遮断器1の閉路状態(図1)及び開路過程(図2)において、突出部28は、固定接触子25と可動接触子30との接触部を囲んでもよい。突出部28は、第1ガイド部材37の可動接触子30側の端部を囲んでもよい。
The
突出部28は、第1ガイド部材37から隙間を空けて配置されている。弁55の開状態(図2及び図3)において、消弧ガスは、突出部28と第1ガイド部材37との間の隙間を、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに向けて流れる。
The
第1ガイド部材37は、可動接触子30をガイドする。第1ガイド部材37は、第2内周部39を有する筒状導電部材であってもよい。可動接触子30は、第1ガイド部材37の第2内周部39内に配置されてもよい。第1ガイド部材37は、消弧ガスの流路の少なくとも一部を規定してもよい。第1ガイド部材37は、第2のガス室22から第1のガス室20に向けて流れる消弧ガスを、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに集中させることができる。弁55の閉状態(図1)において、弾性部材40は第1ガイド部材37の第2内周部39内に配置されてもよい。
The
駆動部53は、第1可動部材50を駆動する。第1可動部材50は、絶縁性ロッドであってもよい。弁55は、第1可動部材50に取り付けられている。弁55は、第1可動部材50と一体的に動く。駆動部53側の弾性部材40の端部は、第1可動部材50に接続されている。可動接触子30は、弾性部材40を介して、第1可動部材50に接続されている。弁55の閉状態(図1)において、第1可動部材50の一部は、第1貫通孔19及び第1ガイド部材37の第2内周部39内に延在してもよい。
The
ガス遮断器1が開路状態(図3)から閉路状態(図1)に遷移するガス遮断器1の閉路過程において、ポンプ63は、第1のガス室20内に封入されている消弧ガスを第2のガス室22に送る。ポンプ63は、第1のガス室20内の消弧ガスの圧力を減少させるとともに、第2のガス室22内の消弧ガスの圧力を増加させる。ポンプ63は、第1配管64を介して、第1のガス室20に接続されてもよい。ポンプ63は、第2配管65を介して、第2のガス室22に接続されてもよい。
In the closing process of the gas circuit breaker 1 in which the gas circuit breaker 1 changes from the open circuit state (FIG. 3) to the closed state (FIG. 1), the
本実施の形態のガス遮断器1の動作及び本実施の形態の消弧方法を説明する。
ガス遮断器1の閉路状態(図1)において、可動接触子30は、可動接触子30が固定接触子25に接触しており、弁55は、弁55が第2のガス室22を第1のガス室20から流体的に遮断する閉状態にある。弁55の閉状態において、弾性部材40は圧縮されており、可動接触子30を固定接触子25に向けて付勢する。固定接触子25は、可動接触子30の第1端部31に接触してもよい。弁55は、第2仕切板16(第2端子板17)に密着している。弁55は、第2のガス室22から第1のガス室20へ消弧ガスが流れることを阻止する。The operation of the gas circuit breaker 1 according to the present embodiment and the arc extinguishing method according to the present embodiment will be described.
In the closed state (FIG. 1) of the gas circuit breaker 1, the
ガス遮断器1の開路過程(図2)において、駆動部53は第1可動部材50を駆動して、弁55は閉状態から開状態に切り換わる。弁55は、第2仕切板16(第2端子板17)から離れる。ガス遮断器1の開路過程においても、弾性部材40は圧縮されており、弾性部材40は可動接触子30を固定接触子25に向けて付勢し続ける。ガス遮断器1の開路過程においても、可動接触子30は固定接触子25に接触し続ける。
In the course of opening the gas circuit breaker 1 (FIG. 2), the
第2のガス室22は、第1のガス室20よりも高い消弧ガス圧力を有している。可動接触子30及び固定接触子25の少なくとも1つは、可動接触子30が固定接触子25に接触していても、可動接触子30の第1内周部38が可動接触子30の第1端部31の外側の第2のガス室22に流体的に連通するように構成されている。弁55が閉状態から開状態に切り換わると、消弧ガスは第2のガス室22から第1のガス室20に流れる。固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つは、弁55の開状態において形成される消弧ガスの流路内に配置されている。可動接触子30が固定接触子25から離れる前から、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが吹き付けられる。
The
図3に示されるように、駆動部53が第1可動部材50をさらに駆動して弁55がさらに移動すると、弾性部材40は、弾性部材40の自然長よりも長くなる。可動接触子30は、弾性部材40に引っ張られて、移動を開始する。可動接触子30は固定接触子25から離れて、ガス遮断器1は開路状態になる。第2のガス室22は、第1のガス室20よりも高い消弧ガス圧力を有しているため、ガス遮断器1の開路状態(図3)においても、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが依然として吹き付けられる。
As shown in FIG. 3, when the
このように、可動接触子30が固定接触子25から離れる前から可動接触子30が固定接触子25から離れた後までの間、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが吹き付け続けられる。本実施の形態のガス遮断器1は、可動接触子30が固定接触子25から離れてアーク60が発生する瞬間に、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが既に吹き付けられているように構成されている。本実施の形態のガス遮断器1は、アーク60を速やかに消すことができる。
As described above, from the time before the
ガス遮断器1が図3に示される開路状態から図1に示される閉路状態に遷移するガス遮断器1の閉路過程では、まず、可動接触子30は固定接触子25に接触する。次に、弁55は開状態から閉状態に切り換わって、第2のガス室22を第1のガス室20から流体的に遮断する。それから、ポンプ63は、第1のガス室20に封入されている消弧ガスを第2のガス室22に送る。ガス遮断器1が図1に示される閉路状態から図3に示される開路状態に遷移するときに第2のガス室22から第1のガス室20に向けて流出した消弧ガスを、ポンプ63は第2のガス室22へ戻す。ポンプ63は、第1のガス室20の消弧ガスの圧力を減少させるとともに、第2のガス室22の消弧ガスの圧力を増加させる。
In the closing process of the gas circuit breaker 1 in which the gas circuit breaker 1 transitions from the open circuit state shown in FIG. 3 to the closed circuit state shown in FIG. 1, the
図1から図3に示されるように、本実施の形態の消弧方法は、固定接触子25に接触している可動接触子30を、固定接触子25から離すことを備える。図2及び図3に示されるように、本実施の形態の消弧方法は、可動接触子30が固定接触子25から離れる前から可動接触子30が固定接触子25から離れた後までの間、固定接触子25及び固定接触子25側の可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに、消弧ガスを吹き付け続けることをさらに備える。本実施の形態の消弧方法では、可動接触子30が固定接触子25から離れてアーク60が発生する瞬間に、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが既に吹き付けられている。本実施の形態の消弧方法によれば、アーク60は速やかに消され得る。
As shown in FIGS. 1 to 3, the arc extinguishing method of the present embodiment includes separating the
本実施の形態のガス遮断器1及び消弧方法の効果を説明する。
本実施の形態のガス遮断器1は、固定接触子25と、固定接触子25側の第1端部31を有する可動接触子30と、固定接触子25及び第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスを吹き付けるガス吹付部(13,16,20,22,26,55)とを備える。ガス吹付部(13,16,20,22,26,55)は、可動接触子30が固定接触子25から離れる前から可動接触子30が固定接触子25から離れた後までの間、固定接触子25及び第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスを吹き付け続けるように構成されている。The effects of the gas circuit breaker 1 and the arc extinguishing method of the present embodiment will be described.
The gas circuit breaker 1 of the present embodiment includes a fixed
本実施の形態のガス遮断器1では、可動接触子30が固定接触子25から離れてアーク60が発生する瞬間に、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが既に吹き付けられている。本実施の形態のガス遮断器1は、アーク60を速やかに消すことができる。本実施の形態のガス遮断器1は、高い消弧性能を有する。
In the gas circuit breaker 1 of the present embodiment, at the moment when the
本実施の形態のガス遮断器1では、ガス吹付部(13,16,20,22,26,55)は、第1の圧力を有する消弧ガスが封入される第1のガス室20と、第1の圧力よりも高い第2の圧力を有する消弧ガスが封入される第2のガス室22と、弁55とを含む。弁55は、弁55が第2のガス室22を第1のガス室20から流体的に遮断する閉状態と、弁55が第2のガス室22を第1のガス室20に流体的に連通させる開状態との間で切換可能に構成されている。固定接触子25及び第1端部31の少なくとも1つは、弁55の開状態において形成される消弧ガスの流路内に配置されている。弁55は、可動接触子30が固定接触子25から離れる前に、閉状態から開状態に切り換わるように構成されている。
In the gas circuit breaker 1 according to the present embodiment, the gas blowing units (13, 16, 20, 22, 26, and 55) include a
本実施の形態のガス遮断器1では、可動接触子30が固定接触子25から離れる前に、弁55は閉状態から開状態に切り換わる。そのため、可動接触子30が固定接触子25から離れてアーク60が発生する瞬間に、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが既に吹き付けられている。本実施の形態のガス遮断器1は、アーク60を速やかに消すことができる。本実施の形態のガス遮断器1は、高い消弧性能を有する。
In the gas circuit breaker 1 of the present embodiment, the
本実施の形態のガス遮断器1は、可動接触子30をガイドするガイド部材(第1ガイド部材37)をさらに備える。ガイド部材(第1ガイド部材37)は、消弧ガスの流路の少なくとも一部を規定する。ガイド部材(第1ガイド部材37)は、第2のガス室22から第1のガス室20に向けて流れる消弧ガスを、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに集中させる。本実施の形態のガス遮断器1は、さらに高い消弧性能を有する。
The gas circuit breaker 1 of the present embodiment further includes a guide member (first guide member 37) for guiding the
本実施の形態のガス遮断器1では、ガス吹付部(13,16,20,22,26,55)は、第1のガス室20と第2のガス室22とを仕切る仕切板(第2仕切板16)を含む。仕切板(第2仕切板16)は、第1のガス室20と第2のガス室22との間を流体的に接続する第1貫通孔19と、端子板(第2端子板17)とを有する。弁55は、弁55の閉状態において貫通孔(第1貫通孔19)を閉塞し、弁55の開状態において貫通孔(第1貫通孔19)を開放する。可動接触子30は、ガイド部材(第1ガイド部材37)を介して、端子板(第2端子板17)に電気的に接続されている。
In the gas circuit breaker 1 according to the present embodiment, the gas blowing units (13, 16, 20, 22, 26, 55) are provided with a partition plate (the second plate) that separates the
本実施の形態のガス遮断器1は、ガス遮断器1の外部から可動接触子30に電流が供給されるように構成されるとともに、第2のガス室22から第1のガス室20に向けて流れる消弧ガスが、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに集中的に吹き付けられるように構成されている。本実施の形態のガス遮断器1は、さらに高い消弧性能を有する。
The gas circuit breaker 1 of the present embodiment is configured so that a current is supplied to the
本実施の形態のガス遮断器1は、可動接触子30と弁55とを接続する弾性部材40をさらに備える。弁55の閉状態において、弾性部材40は圧縮されている。弾性部材40は、可動接触子30が固定接触子25から離れる前に、弁55が閉状態から開状態に切り換わることを可能にする。弾性部材40は、可動接触子30が固定接触子25から離れてアーク60が発生する瞬間に、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが既に吹き付けられることを可能にする。本実施の形態のガス遮断器1は、高い消弧性能を有する。
The gas circuit breaker 1 of the present embodiment further includes an
本実施の形態のガス遮断器1は、駆動部53と、駆動部53によって駆動される可動部材(第1可動部材50)とを備える。弁55は、可動部材(第1可動部材50)に取り付けられている。可動接触子30は、弾性部材40を介して、可動部材(第1可動部材50)に接続されている。本実施の形態のガス遮断器1では、可動接触子30が固定接触子25から離れる前に、弁55が閉状態から開状態に切り換わる。可動接触子30が固定接触子25から離れてアーク60が発生する瞬間に、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが既に吹き付けられている。本実施の形態のガス遮断器1は、高い消弧性能を有する。
The gas circuit breaker 1 according to the present embodiment includes a driving
本実施の形態のガス遮断器1では、可動接触子30は、第1端部31とは反対側の第2端部32を有する。可動接触子30は、第1端部31に開口部31pを有し、第2端部32に孔(第2貫通孔36)を有する筒状導電部材である。開口部31pと孔(第2貫通孔36)とを有する可動接触子30は、第2のガス室22から第1のガス室20に向けて消弧ガスが円滑に流れることを可能にする。本実施の形態のガス遮断器1は、さらに高い消弧性能を有する。
In the gas circuit breaker 1 of the present embodiment, the
本実施の形態のガス遮断器1では、可動接触子30は、第1端部31とは反対側の第2端部32を有する。可動接触子30は、第1端部31に開口部31pを有し、第2端部32に孔(第2貫通孔36)を有する筒状導電部材である。可動接触子30は、ガイド部材(第1ガイド部材37)を摺動する。開口部31pと孔(第2貫通孔36)とを有する可動接触子30は、第2のガス室22から第1のガス室20に向けて消弧ガスが円滑に流れることを可能にする。ガイド部材(第1ガイド部材37)は、第2のガス室22から第1のガス室20に向けて流れる消弧ガスを、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに集中させる。本実施の形態のガス遮断器1は、さらに高い消弧性能を有する。可動接触子30は、ガイド部材(第1ガイド部材37)を介して、ガス遮断器1の外部から電流が供給され得る。
In the gas circuit breaker 1 of the present embodiment, the
本実施の形態のガス遮断器1では、ガス吹付部(13,16,20,22,26,55)は、消弧ガスを、固定接触子25及び第1端部31の少なくとも1つに向けてガイドするノズル26を含む。ノズル26は、第2のガス室22から第1のガス室20に向けて流れる消弧ガスを、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに集中させる。本実施の形態のガス遮断器1は、さらに高い消弧性能を有する。
In the gas circuit breaker 1 according to the present embodiment, the gas blowing units (13, 16, 20, 22, 26, 55) direct the arc-extinguishing gas to at least one of the fixed
本実施の形態の消弧方法は、固定接触子25に接触している可動接触子30を、固定接触子25から離すことを備える。本実施の形態の消弧方法は、可動接触子30が固定接触子25から離れる前から可動接触子30が固定接触子25から離れた後までの間、固定接触子25及び固定接触子25側の可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに、消弧ガスを吹き付け続けることをさらに備える。本実施の形態の消弧方法では、可動接触子30が固定接触子25から離れてアーク60が発生する瞬間に、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが既に吹き付けられている。本実施の形態の消弧方法によれば、アーク60は速やかに消され得る。本実施の形態の消弧方法は、高い消弧性能を有する。
The arc extinguishing method of the present embodiment includes separating the
実施の形態2.
図4から図6を参照して、実施の形態2に係るガス遮断器1aを説明する。本実施の形態のガス遮断器1aは、実施の形態1のガス遮断器1と同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。Embodiment 2 FIG.
The
本実施の形態では、ガス吹付部(13,16,20,22,26,55a)は、第1の圧力を有する消弧ガスが封入される第1のガス室20と、第1の圧力よりも高い第2の圧力を有する消弧ガスが封入される第2のガス室22と、弁55aとを含む。ガス吹付部(13,16,20,22,26,55a)は、第1のガス室23と第2のガス室22とを仕切る第1仕切板13と、第1のガス室20と第2のガス室22とを仕切る第2仕切板16と、ノズル26とを含んでもよい。
In the present embodiment, the gas blowing section (13, 16, 20, 22, 26, 55a) is provided with a
弁55aは、可動接触子30側に開口するカップの形状を有する。弁55aの閉状態において、弁55aは、第2のガス室22及び弁55aの内部56を第1のガス室20から流体的に遮断する。弁55aの閉状態において、弁55aの内部56は、第2のガス室22に流体的に連通している。弁55aは、弁55aの閉状態において、第1貫通孔19を閉塞する。具体的には、弁55aの閉状態において、弁55は、封止部材57を介して第2仕切板16(第2端子板17)に密着して、第1貫通孔19を閉塞する。弁55aの閉状態において、弁55aの内部56に第2の圧力を有する消弧ガスが封入されている。弁55aの開状態において、弁55aは、第2のガス室22及び弁55aの内部56を第1のガス室20に流体的に連通させる。弁55aの開状態において、弁55は、第2仕切板16(第2端子板17)から離れて、第1貫通孔19を開放する。
The
弾性部材40は、弁55aの内部56に収容されている。弁55aの閉状態において、弾性部材40は圧縮されている。弁55aが閉状態にあるとき、弾性部材40は、弾性部材40の自然長よりも短い長さを有している。
The
本実施の形態のガス遮断器1aは、第2可動部材51をさらに備えてもよい。第2可動部材51は、可動接触子30と弾性部材40とを接続する。第2可動部材51は、可動接触子30の第2端部32に取り付けられている。第2可動部材51は、可動接触子30と一体的に動く。第2可動部材51は、絶縁ロッドであってもよい。弁55aが閉状態にあるとき、第2可動部材51は、第1貫通孔19及び第1ガイド部材37の第2内周部39内に配置されてもよい。
The
本実施の形態のガス遮断器1aの動作を説明する。
ガス遮断器1aの閉路状態(図4)において、可動接触子30は固定接触子25に接触しており、弁55aは、弁55aが第2のガス室22及び弁55aの内部56を第1のガス室20から流体的に遮断する閉状態にある。弁55aの閉状態において、弾性部材40は圧縮されており、可動接触子30を固定接触子25に向けて付勢する。固定接触子25は、可動接触子30の第1端部31に接触してもよい。弁55aの閉状態において、弁55aの内部56は、第2のガス室22に流体的に連通している。弁55aの内部56の消弧ガスの圧力は、第2のガス室22に封入されている消弧ガスの第2の圧力に等しい。弁55aの内部56に第2の圧力を有する消弧ガスが封入されている。弁55aは、第2仕切板16(第2端子板17)に密着している。弁55aは、第2のガス室22及び弁55aの内部56から第1のガス室20へ消弧ガスが流れることを阻止する。The operation of the
In the closed state of the
ガス遮断器1aの開路過程(図5)において、駆動部53は第1可動部材50を駆動して、弁55aは閉状態から開状態に切り換わる。弁55aは第2仕切板16(第2端子板17)から離れる。ガス遮断器1aの開路過程においても、弾性部材40は圧縮されており、弾性部材40は可動接触子30及び第2可動部材51を固定接触子25に向けて付勢し続ける。ガス遮断器1aの開路過程においても、可動接触子30は固定接触子25に接触し続ける。
In the course of opening the
第2のガス室22は、第1のガス室20よりも高い消弧ガス圧力を有している。可動接触子30及び固定接触子25の少なくとも1つは、可動接触子30が固定接触子25に接触していても、可動接触子30の第1内周部38が可動接触子30の第1端部31の外側の第2のガス室22に流体的に連通するように構成されている。弁55aが閉状態から開状態に切り換わると、消弧ガスは第2のガス室22から第1のガス室20に流れる。固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つは、弁55aの開状態において形成される消弧ガスの流路内に配置されている。可動接触子30が固定接触子25から離れる前から、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが吹き付けられる。
The
弁55aの内部56は、第1のガス室20よりも高い消弧ガス圧力を有している。弁55aが閉状態から開状態に切り換わると、消弧ガスは弁55aの内部56から第1のガス室20に流れる。
The interior 56 of the
図6に示されるように、駆動部53が第1可動部材50をさらに駆動して弁55aがさらに移動すると、弾性部材40は、弾性部材40の自然長よりも長くなる。可動接触子30及び第2可動部材51は、弾性部材40に引っ張られて、移動を開始する。可動接触子30は固定接触子25から離れて、ガス遮断器1aは開路状態になる。第2のガス室22は、第1のガス室20よりも高い消弧ガス圧力を有しているため、ガス遮断器1aの開路状態(図6)においても、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが依然として吹き付けられる。
As shown in FIG. 6, when the
このように、可動接触子30が固定接触子25から離れる前から可動接触子30が固定接触子25から離れた後までの間、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが吹き付け続けられる。本実施の形態のガス遮断器1aは、可動接触子30が固定接触子25から離れてアーク60が発生する瞬間に、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが既に吹き付けられているように構成されている。本実施の形態のガス遮断器1aは、アーク60を速やかに消すことができる。
As described above, from the time before the
弁55aの内部56は、第1のガス室20よりも高い消弧ガス圧力を有している。ガス遮断器1aの開路状態(図6)においても、消弧ガスは弁55aの内部56から第1のガス室20に流れ続ける。弁55aの内部56から第1のガス室20に向けて流れる消弧ガスは、アーク60により加熱された高温の消弧ガスが弾性部材40に吹き付けられることを阻止する。弁55aの内部56から第1のガス室20に向けて流れる消弧ガスは、アーク60により加熱された高温の消弧ガスが弾性部材40を損傷すること及び弾性部材40の弾性特性を変化させることを防ぐことができる。
The interior 56 of the
本実施の形態のガス遮断器1aの効果は、実施の形態1のガス遮断器1の効果に加えて、以下の効果を奏する。
The effects of the
本実施の形態のガス遮断器1aでは、弁55aは、可動接触子30側に開口するカップの形状を有する。弾性部材40は、弁55aの内部56に収容されている。弁55aの閉状態において、弁55aの内部56に第2の圧力を有する消弧ガスが封入されている。
In the
本実施の形態のガス遮断器1aでは、可動接触子30が固定接触子25から離れてアーク60が発生するとき、消弧ガスは弁55aの内部56から第1のガス室20に流れている。弁55aの内部56から第1のガス室20に向けて流れる消弧ガスは、アーク60により加熱された高温の消弧ガスが弾性部材40に吹き付けられることを阻止する。弁55aの内部56から第1のガス室20に向けて流れる消弧ガスは、アーク60により加熱された高温の消弧ガスが弾性部材40を損傷すること及び弾性部材40の弾性特性を変化させることを防ぐことができる。本実施の形態のガス遮断器1aは、高い消弧性能と長い寿命とを有する。
In the
実施の形態3.
図7から図12を参照して、実施の形態3に係るガス遮断器1bを説明する。本実施の形態のガス遮断器1bは、実施の形態1のガス遮断器1と同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。
Third Embodiment A
本実施の形態のガス遮断器1bは、弾性部材40の長さを弾性部材40の自然長以下に制限する制限部材70をさらに備える。制限部材70は、ガス遮断器1bの閉路状態(図7及び図8)、開路過程(図9及び図10)及び開路状態(図11及び図12)において弾性部材40の長さが弾性部材40の自然長以下に制限されるように、弾性部材40の伸びを制限する。本実施の形態のガス遮断器1bは、第2可動部材51をさらに備えてもよい。
The
制限部材70は、第1プレート71と、第2プレート72と、第2ガイド部材75と、ストッパ76とを含んでもよい。第1プレート71は、第1可動部材50に取り付けられてもよい。第1プレート71は、第1可動部材50と一体的に動いてもよい。第2プレート72は、第2可動部材51に取り付けられてもよい。第2プレート72は、第2可動部材51と一体的に動いてもよい。弁55の閉状態(図7)において、制限部材70は、第1ガイド部材37の第2内周部39内に配置されてもよい。
The
第2ガイド部材75は、第1プレート71及び第2プレート72をガイドする。第1プレート71及び第2プレート72は、第2ガイド部材75を摺動する。第2ガイド部材75は棒状の部材であってもよい。第2ガイド部材75は、第1プレート71及び第2プレート72のそれぞれに設けられた孔(図示せず)に差し込まれてもよい。
The
ストッパ76は、第1プレート71及び第2プレート72の可動範囲を制限する。ストッパ76は、第2ガイド部材75よりも大きな径を有する部材であってもよい。ストッパ76は、第2ガイド部材75の両端に設けられてもよい。
The
第2可動部材51は、可動接触子30と制限部材70とを接続する。第2可動部材51は、可動接触子30の第2端部32と制限部材70(第2プレート72)とに取り付けられている。第2可動部材51は、可動接触子30及び第2プレート72と一体的に動いてもよい。第2可動部材51は、絶縁ロッドであってもよい。弁55の閉状態(図7)において、第2可動部材51は、第1ガイド部材37の第2内周部39内に配置されてもよい。
The second
本実施の形態のガス遮断器1bの動作を説明する。
ガス遮断器1bの閉路状態(図7及び図8)において、可動接触子30は、可動接触子30が固定接触子25に接触しており、弁55は、弁55が第2のガス室22を第1のガス室20から流体的に遮断する閉状態にある。弁55の閉状態において、弾性部材40は圧縮されており、可動接触子30を固定接触子25に向けて付勢する。固定接触子25は、可動接触子30の第1端部31に接触してもよい。弁55は、第2仕切板16(第2端子板17)に密着している。弁55は、第2のガス室22から第1のガス室20へ消弧ガスが流れることを阻止する。The operation of the
In the closed state (FIGS. 7 and 8) of the
ガス遮断器1bの開路過程(図9及び図10)において、駆動部53は第1可動部材50を駆動して、弁55が閉状態から開状態に切り換わる。弁55は、第2仕切板16(第2端子板17)から離れる。ガス遮断器1bの開路過程においても、制限部材70によって、弾性部材40の長さは弾性部材40の自然長以下に制限される。ガス遮断器1bの開路過程(図9及び図10)においても、弾性部材40は可動接触子30及び第2可動部材51を固定接触子25に向けて付勢し続ける。ガス遮断器1bの開路過程においても、可動接触子30は固定接触子25に接触し続ける。
In the course of opening the
第2のガス室22は、第1のガス室20よりも高い消弧ガス圧力を有している。可動接触子30及び固定接触子25の少なくとも1つは、可動接触子30が固定接触子25に接触していても、可動接触子30の第1内周部38が可動接触子30の第1端部31の外側の第2のガス室22に流体的に連通するように構成されている。弁55が閉状態から開状態に切り換わると、消弧ガスは第2のガス室22から第1のガス室20に流れる。固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つは、弁55の開状態において形成される消弧ガスの流路内に配置されている。可動接触子30が固定接触子25から離れる前から、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが吹き付けられる。
The
図11及び図12に示されるように、駆動部53が第1可動部材50をさらに駆動して弁55がさらに移動すると、第1プレート71及び第2プレート72がストッパ76に接触して、第2可動部材51は、制限部材70及び第1可動部材50と一体的に動き始める。可動接触子30は、第2可動部材51、制限部材70及び第1可動部材50とともに移動する。可動接触子30は固定接触子25から離れる。こうして、ガス遮断器1bは開路状態になる。第2のガス室22は、第1のガス室20よりも高い消弧ガス圧力を有しているため、ガス遮断器1bの開路状態(図11及び図12)においても、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが依然として吹き付けられる。ガス遮断器1bの開路状態(図11及び図12)においても、制限部材70によって、弾性部材40の長さは弾性部材40の自然長以下に制限される。
As shown in FIGS. 11 and 12, when the
このように、可動接触子30が固定接触子25から離れる前から可動接触子30が固定接触子25から離れた後までの間、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが吹き付け続けられる。本実施の形態のガス遮断器1bは、可動接触子30が固定接触子25から離れてアーク60が発生する瞬間に、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが既に吹き付けられているように構成されている。本実施の形態のガス遮断器1bは、アーク60を速やかに消すことができる。
As described above, from the time before the
本実施の形態のガス遮断器1bの効果は、実施の形態1のガス遮断器1の効果に加えて、以下の効果を奏する。
The effects of the
本実施の形態のガス遮断器1bは、弾性部材40の長さを弾性部材40の自然長以下に制限する制限部材70をさらに備える。制限部材70は、弾性部材40が弾性部材40の自然長よりも伸びてそれから大きく縮むことを阻止する。本実施の形態のガス遮断器1bは、ガス遮断器1bの開路過程(図9及び図10)及び開路状態(図11及び図12)において、伸縮する弾性部材40によって可動接触子30が固定接触子25に再び接触することを防ぐことができる。本実施の形態のガス遮断器1bは、ガス遮断器1bの開路過程(図9及び図10)及び開路状態(図11及び図12)において、電流遮断性能が低下することを防止することができる。
The
実施の形態4.
図13から図15を参照して、実施の形態4に係るガス遮断器1cを説明する。本実施の形態のガス遮断器1cは、実施の形態1のガス遮断器1と同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。
Fourth Embodiment A
本実施の形態のガス遮断器1cでは、可動接触子30cは、導電棒部材33を含む。可動接触子30c(導電棒部材33)は、固定接触子25c側の第1端部31cと、第1端部31cとは反対側の第2端部32cとを有する。可動接触子30c(導電棒部材33)の第2端部32cは、第1可動部材50に取り付けられている。弁55及び可動接触子30c(導電棒部材33)は、第1可動部材50に取り付けられている。弁55及び可動接触子30c(導電棒部材33)は、第1可動部材50と一体的に動く。
In the
本実施の形態のガス遮断器1cでは、可動接触子30cは、導電摺動部材34をさらに含んでもよい。導電摺動部材34は、導電棒部材33に取り付けられている。導電摺動部材34は、導電棒部材33と一体的に動く。導電摺動部材34は、第1ガイド部材37を摺動する。可動接触子30は、第1ガイド部材37の内周部(第3内周部38c、第2内周部39c)を摺動してもよい。可動接触子30cは、第2導体6に電気的に接続されている。具体的には、可動接触子30cは、第2導電部材8、第2端子板17、第1ガイド部材37及び導電摺動部材34を介して、第2導体6に電気的に接続されている。
In the
導電摺動部材34は、導電摺動部材34の第1端部31c側に隣接する第1ガイド部材37の第3内周部38cと、導電摺動部材34の弁55側に隣接する第1ガイド部材37の第2内周部39cとを流体的に連通させるように構成されている。例えば、導電摺動部材34は、導電摺動部材34の第1端部31c側に隣接する第1ガイド部材37の第3内周部38cと、導電摺動部材34の弁55側に隣接する第1ガイド部材37の第2内周部39cとに連通する第2貫通孔36cを有してもよい。
The conductive sliding
弁55の閉状態において、固定接触子25cは、第1端部31cから離れた導電棒部材33の側面に接触している。固定接触子25cは、フィンガ接触子であってもよい。
In the closed state of the
本実施の形態では、ガス吹付部(13,16,20,22,26c,55)は、第1の圧力を有する消弧ガスが封入される第1のガス室20と、第1の圧力よりも高い第2の圧力を有する消弧ガスが封入される第2のガス室22と、弁55とを含む。ガス吹付部(13,16,20,22,26c,55)は、第1のガス室23と第2のガス室22とを仕切る第1仕切板13と、第1のガス室20と第2のガス室22とを仕切る第2仕切板16と、ノズル26cとを含んでもよい。
In the present embodiment, the gas blowing unit (13, 16, 20, 22, 26c, 55) is provided with a
ノズル26cは、第1ガイド部材37に取り付けられてもよい。特定的には、ノズル26cの基部27cは、第1ガイド部材37の固定接触子25c側の端部に取り付けられてもよい。突出部28cは、固定接触子25cの可動接触子30c側の端部を囲んでもよい。ガス遮断器1cの閉路状態(図13)及び開路過程(図14)において、突出部28cは、可動接触子30cの第1端部31cを囲んでもよい。ガス遮断器1cの閉路状態(図13)及び開路過程(図14)において、突出部28cは、固定接触子25cと可動接触子30cとの接触部を囲んでもよい。
The
突出部28cは、固定接触子25cから隙間を空けて配置されている。図14及び図15に示される弁55の開状態において、消弧ガスは、突出部28cと固定接触子25cとの隙間を、固定接触子25c及び可動接触子30cの第1端部31cの少なくとも1つに向けて流れる。ノズル26cは、第2のガス室22から第1のガス室20に向けて流れる消弧ガスを、固定接触子25c及び可動接触子30cの第1端部31cの少なくとも1つに集中させる。
The protruding
本実施の形態のガス遮断器1cの動作を説明する。
ガス遮断器1cの閉路状態(図13)において、可動接触子30cは、可動接触子30cが固定接触子25cに接触しており、弁55は、弁55が第2のガス室22を第1のガス室20から流体的に遮断する閉状態にある。弁55の閉状態において、固定接触子25cは、第1端部31cから離れた可動接触子30c(導電棒部材33)の側面に接触している。弁55は、第2仕切板16(第2端子板17)に密着している。弁55は、第2のガス室22から第1のガス室20へ消弧ガスが流れることを阻止する。The operation of the
In the closed state (FIG. 13) of the
ガス遮断器1cの開路過程(図14)において、駆動部53は第1可動部材50を駆動して、弁55は閉状態から開状態に切り換わる。弁55は、第2仕切板16(第2端子板17)から離れる。第1可動部材50が移動すると、可動接触子30c(導電棒部材33)も移動する。ガス遮断器1cの開路過程においても、固定接触子25cは、可動接触子30c(導電棒部材33)の側面に接触し続ける。ガス遮断器1cの開路過程においても、可動接触子30cは固定接触子25cに接触し続ける。
In the course of opening the
第2のガス室22は、第1のガス室20よりも高い消弧ガス圧力を有している。可動接触子30c及び固定接触子25cの少なくとも1つは、可動接触子30cが固定接触子25cに接触していても、可動接触子30cの第1内周部38が第1端部31側の可動接触子30cの外部の第2のガス室22に流体的に連通するように構成されている。弁55が閉状態から開状態に切り換わると、消弧ガスは第2のガス室22から第1のガス室20に流れる。固定接触子25c及び可動接触子30cの第1端部31cの少なくとも1つは、弁55の開状態において形成される消弧ガスの流路内に配置されている。可動接触子30cが固定接触子25cから離れる前から、固定接触子25c及び可動接触子30cの第1端部31cの少なくとも1つに消弧ガスが吹き付けられる。
The
図15に示されるように、駆動部53が第1可動部材50をさらに駆動して、弁55及び可動接触子30cがさらに移動すると、可動接触子30cは固定接触子25cから離れる。こうして、ガス遮断器1cは開路状態になる。第2のガス室22は、第1のガス室20よりも高い消弧ガス圧力を有しているため、ガス遮断器1cの開路状態(図15)においても、固定接触子25c及び可動接触子30cの第1端部31cの少なくとも1つに消弧ガスが依然として吹き付けられる。
As shown in FIG. 15, when the
このように、可動接触子30cが固定接触子25cから離れる前から可動接触子30cが固定接触子25cから離れた後までの間、固定接触子25c及び可動接触子30cの第1端部31cの少なくとも1つに消弧ガスが吹き付け続けられる。本実施の形態のガス遮断器1cは、可動接触子30cが固定接触子25cから離れてアーク60が発生する瞬間に、固定接触子25c及び可動接触子30cの第1端部31cの少なくとも1つに消弧ガスが既に吹き付けられているように構成されている。本実施の形態のガス遮断器1cは、アーク60を速やかに消すことができる。
As described above, from before the
本実施の形態のガス遮断器1cの効果は、実施の形態1のガス遮断器1の効果に加えて、以下の効果を奏する。
The effects of the
本実施の形態のガス遮断器1cでは、可動接触子30cは、導電棒部材33を含む。弁55の閉状態において、固定接触子25cは、第1端部31cから離れた導電棒部材33の側面に接触している。そのため、可動接触子30cが固定接触子25cから離れる前に、弁55が閉状態から開状態に切り換わる。本実施の形態のガス遮断器1cは、可動接触子30cが固定接触子25cから離れてアーク60が発生する瞬間に、固定接触子25c及び可動接触子30cの第1端部31cの少なくとも1つに消弧ガスが既に吹き付けられるように構成されている。本実施の形態のガス遮断器1cは、高い消弧性能を有する。
In the
本実施の形態のガス遮断器1cでは、可動接触子30cは、ガイド部材(第1ガイド部材37)を摺動する導電摺動部材34と、導電摺動部材34に取り付けられた導電棒部材33とを含む。弁55の閉状態において、固定接触子25cは、第1端部31cから離れた導電棒部材33の側面に接触する。導電摺動部材34は、導電摺動部材34の第1端部31c側に隣接するガイド部材(第1ガイド部材37)の第1内周部(第3内周部38c)と導電摺動部材34の弁55側に隣接するガイド部材(第1ガイド部材37)の第2内周部39cとを流体的に連通させるように構成されている。
In the
可動接触子30cが固定接触子25cから離れる前に、弁55が閉状態から開状態に切り換わる。本実施の形態のガス遮断器1cは、可動接触子30cが固定接触子25cから離れてアーク60が発生する瞬間に、固定接触子25c及び可動接触子30cの第1端部31cの少なくとも1つに消弧ガスが既に吹き付けられるように構成されている。ガイド部材(第1ガイド部材37)は、第2のガス室22から第1のガス室20に向けて流れる消弧ガスを、固定接触子25c及び可動接触子30cの第1端部31cの少なくとも1つに集中させる。本実施の形態のガス遮断器1cは、さらに高い消弧性能を有する。導電摺動部材34を含む可動接触子30cは、第2のガス室22から第1のガス室20に向けて消弧ガスを円滑に流すことができる。導電棒部材33は、ガイド部材(第1ガイド部材37)及び導電摺動部材34を介して、ガス遮断器1cの外部から電流が供給され得る。
Before the
本実施の形態のガス遮断器1cは、駆動部53と、駆動部53によって駆動される可動部材とを備える。弁55及び可動接触子30cは、可動部材に取り付けられている。本実施の形態のガス遮断器1cでは、可動接触子30cが固定接触子25cから離れる前に、弁55が閉状態から開状態に切り換わる。可動接触子30cが固定接触子25cから離れてアーク60が発生する瞬間に、固定接触子25c及び可動接触子30cの第1端部31cの少なくとも1つに消弧ガスが既に吹き付けられている。本実施の形態のガス遮断器1cは、高い消弧性能を有する。
The
実施の形態5.
図16を参照して、実施の形態5に係るガス遮断器1dを説明する。本実施の形態のガス遮断器1dは、実施の形態1のガス遮断器1と同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。
A
本実施の形態では、ガス吹付部(13d,16d,20,22,23,24,26,55)は、第1の圧力を有する消弧ガスが封入される第1のガス室20,24と、第1の圧力よりも高い第2の圧力を有する消弧ガスが封入される第2のガス室22と、弁55とを含む。ガス吹付部(13d,16d,20,22,23,24,26,55)は、第1のガス室23と、第1のガス室23と第2のガス室22とを仕切る第1仕切板13dと、第1のガス室20と第2のガス室22とを仕切る第2仕切板16dと、ノズル26とを含んでもよい。
In the present embodiment, the gas blowing units (13d, 16d, 20, 22, 23, 24, 26, 55) are provided with
本実施の形態のガス遮断器1dでは、第1のガス室20,23,24と第2のガス室22とは、ガスタンク9dの内部空間を仕切ることによって形成されてもよい。具体的には、第1のガス室20,23,24と第2のガス室22とは、第1仕切板13dと第2仕切板16dと第1の筒部材12とによりガスタンク9dの内部空間を仕切ることによって形成されてもよい。
In the
ガスタンク9dの外壁(10,11d)は、第1の外壁10と第2の外壁11dとを含んでいる。第1の外壁10は、第1仕切板13d側の第1のガス室23と、第2仕切板16d側の第1のガス室20とに接している。第2の外壁11dは、第1のガス室24に接している。第2の外壁11dは、第1のガス室23に接する第1の外壁10と、第1のガス室20に接する第1の外壁10とを接続してもよい。
The outer wall (10, 11d) of the
第2のガス室22は、ガスタンク9dの外壁(10,11d)から隔離されている。第2のガス室22は、ガスタンク9dの外壁(10,11d)に接していない。具体的には、第2のガス室22は、第1仕切板13d、第2仕切板16d及び第1の筒部材12によって、ガスタンク9dの外壁(10,11d)から隔離されている。第2のガス室22は、第1仕切板13d、第2仕切板16d及び第1の筒部材12によって区画されている。第1の筒部材12は、第1仕切板13d(第1端子板14)及び第2仕切板16d(第1端子板14)に密着している。弁55が第2のガス室22を第1のガス室20から流体的に遮断する閉状態にあるとき(図16)、第2のガス室22は、第1仕切板13d、第2仕切板16d、弁55及び第1の筒部材12によって密閉されている。第1の筒部材12は、電気的絶縁性を有してもよい。
The
第1の筒部材12とガスタンク9dの第2の外壁11dとの間の第1のガス室24は、第2仕切板16d側の第1のガス室20に流体的に連通してもよい。第2絶縁スペーサ18dは、第1の筒部材12とガスタンク9dの第2の外壁11dとの間の第1のガス室24が、第2仕切板16d側の第1のガス室20に流体的に連通するように構成されてもよい。例えば、第2絶縁スペーサ18dは、第1の筒部材12とガスタンク9dの第2の外壁11dとの間の第1のガス室24と第2仕切板16d側の第1のガス室20とを接続する貫通孔(図示せず)を有してもよい。
The
第1の筒部材12とガスタンク9dの第2の外壁11dとの間の第1のガス室24は、第1仕切板13d側の第1のガス室23に流体的に連通してもよい。第1絶縁スペーサ15dは、第1の筒部材12とガスタンク9dの第2の外壁11dとの間の第1のガス室24が、第1仕切板13d側の第1のガス室23に流体的に連通するように構成されてもよい。例えば、第1絶縁スペーサ15dは、第1の筒部材12とガスタンク9dの第2の外壁11dとの間の第1のガス室24と第1仕切板13d側の第1のガス室23とを接続する貫通孔(図示せず)を有してもよい。
The
第2のガス室22は、第1のガス室20,23,24によって囲まれてもよい。第1のガス室24に接するガスタンク9dの第2の外壁11dは、第1のガス室23及び第1のガス室20に接するガスタンク9dの第1の外壁10と、同じ厚さを有してもよい。
The
本実施の形態のガス遮断器1dの効果は、実施の形態1のガス遮断器1の効果に加えて、以下の効果を奏する。
The effects of the
本実施の形態のガス遮断器1dでは、第1のガス室20,23,24と第2のガス室22とは、ガスタンク9dの内部空間を仕切ることによって形成されている。第2のガス室22は、ガスタンク9dの外壁(10,11d)から隔離されている。そのため、本実施の形態のガス遮断器1dでは、従来と同様の、薄い外壁(10,11d)を有するガスタンク9dを用いることができる。本実施の形態のガス遮断器1dによれば、ガスタンク9dの構造設計が簡単化され得る。
In the
実施の形態6.
図17から図20を参照して、実施の形態6に係るガス遮断器1eを説明する。本実施の形態のガス遮断器1eは、実施の形態2のガス遮断器1aと同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。
Embodiment 6 A
本実施の形態のガス遮断器1eは、第1の筒部材12と、第2の筒部材12eとをさらに備える。本実施の形態における第1の筒部材12は、実施の形態5における第1の筒部材12と同様に構成されている。本実施の形態では、実施の形態2の第2の外壁11を含むガスタンク9に代えて、実施の形態5の第2の外壁11dを含むガスタンク9dが用いられている。本実施の形態では、実施の形態2の第1仕切板13、第1絶縁スペーサ15、第2仕切板16及び第2絶縁スペーサ18に代えて、実施の形態5の第1仕切板13d、第1絶縁スペーサ15d、第2仕切板16d及び第2絶縁スペーサ18dが用いられている。実施の形態5と同様に、第1仕切板13dは、第1のガス室23と第2のガス室22とを仕切る。実施の形態5と同様に、第1のガス室20,23,24と第2のガス室22とは、第1仕切板13dと第2仕切板16dと第1の筒部材12とによりガスタンク9dの内部空間を仕切ることによって形成されている。
The
第1のガス室20は、第1のサブガス室20fと第2のサブガス室20gとを含んでいる。第1のサブガス室20fは、第2のガス室22と第2のサブガス室20gとの間にある。第2の筒部材12eは、第1のガス室20を第1のサブガス室20fと第2のサブガス室20gとに分ける。第1の筒部材12と第2の筒部材12eとは一体化されてもよい。第2の筒部材12eは、電気的絶縁性を有してもよい。第2の筒部材12eは、第3貫通孔19fを有している。第1可動部材50は、第3貫通孔19fを貫通している。第2の筒部材12eは、弁55aに面する第2の筒部材12eの表面に、Oリングのような封止部材58を含んでもよい。図20に示されるように、弁55aが第1のサブガス室20fを第2のサブガス室20gから流体的に遮断する第2の開状態にあるときに、封止部材58は、弁55aと第2の筒部材12eとの間から消弧ガスが漏れることを防ぐ。封止部材58は、弁55aに面する第2の筒部材12eの表面に設けられた凹部内に配置されてもよい。
The
弁55aは、弁55aが第2のガス室22を第1のサブガス室20fから流体的に遮断する閉状態(図17)と、弁55aが第2のガス室22を第1のサブガス室20fに流体的に連通させる開状態(図18から図20)との間で切換可能に構成されている。開状態は、弁55aが第2のガス室22を第1のサブガス室20fに流体的に連通させ、かつ、第1のサブガス室20fを第2のサブガス室20gに流体的に連通させる第1の開状態(図18及び図19)と、弁55aが第2のガス室22を第1のサブガス室20fに流体的に連通させ、かつ、第1のサブガス室20fを第2のサブガス室20gから流体的に遮断する第2の開状態(図20)とを含む。弁55aは、第1の開状態と第2の開状態との間で切換可能に構成されている。すなわち、弁55aは、閉状態と第1の開状態と第2の開状態との間で切換可能に構成されている。
The
具体的には、弁55aは、弁55aの閉状態(図17)において、封止部材57を介して第2仕切板16(第2端子板17)に密着して、第1貫通孔19を閉塞する。弁55aは、弁55aの閉状態において、第2の筒部材12eから離れており、第3貫通孔19fを開放している。
Specifically, when the
弁55aは、弁55aの第1の開状態(図18及び図19)において、第2仕切板16(第2端子板17)から離れて、第1貫通孔19を開放する。弁55aは、弁55aの第1の開状態において、第2の筒部材12eから離れており、第3貫通孔19fを開放している。固定接触子25及び第1端部31の少なくとも1つは、弁55aの第1の開状態において形成される消弧ガスの流路内に配置されている。図18に示されるように、弁55aは、可動接触子30が固定接触子25から離れる前に、閉状態から第1の開状態に切り換わるように構成されている。図18及び図19に示されるように、ガス吹付部(13,16,20,22,23,24,26,55a)は、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスを吹き付ける。ガス吹付部(13,16,20,22,23,24,26,55a)は、可動接触子30が固定接触子25から離れる前から可動接触子30が固定接触子25から離れた後までの間、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスを吹き付け続けるように構成されている。
The
弁55aは、弁55aの第2の開状態(図20)において、封止部材58を介して第2の筒部材12eに密着して、第3貫通孔19fを閉塞する。弁55aは、弁55aの第2の開状態において、第2仕切板16(第2端子板17)から離れており、第1貫通孔19を開放している。図20に示されるように、弁55aは、可動接触子30が固定接触子25から離れた後に、第1の開状態から第2の開状態に切り換わるように構成されている。そのため、アーク60が消弧された後に、高い圧力を有する消弧ガスが、第2のガス室22から第2のサブガス室20gに流出し続けることが防止される。
When the
本実施の形態のガス遮断器1eの動作を説明する。
実施の形態2のガス遮断器1aと同様に、本実施の形態のガス遮断器1eの閉路状態(図17)において、可動接触子30は固定接触子25に接触しており、弁55aは、弁55aが第2のガス室22及び弁55aの内部56を第1のサブガス室20fから流体的に遮断する閉状態にある。弁55aは、第2のガス室22及び弁55aの内部56から第1のガス室20(第1のサブガス室20f及び第2のサブガス室20g)へ消弧ガスが流れることを阻止する。ガス遮断器1eの閉路状態(図17)において、弁55aは、第2の筒部材12eから離れており、第3貫通孔19fを開放している。The operation of the
Similarly to the
実施の形態2のガス遮断器1aと同様に、本実施の形態のガス遮断器1eの開路過程(図18)において、弁55aは閉状態から開状態に切り換わる。特定的には、弁55aは閉状態から第1の開状態に切り換わる。弁55aは、第2仕切板16(第2端子板17)から離れて、第1貫通孔19を開放する。弁55aは、第2の筒部材12eから離れており、第3貫通孔19fを開放している。ガス遮断器1eの開路過程(図18)においても、可動接触子30は固定接触子25に接触し続ける。弁55aが閉状態から第1の開状態に切り換わると、消弧ガスは第2のガス室22及び弁55aの内部56から第1のガス室20(第1のサブガス室20f及び第2のサブガス室20g)に流れる。固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つは、弁55aの第1の開状態において形成される消弧ガスの流路内に配置されている。可動接触子30が固定接触子25から離れる前から、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが吹き付けられる。
Similarly to the
図19に示されるように、駆動部53が第1可動部材50をさらに駆動して弁55aがさらに移動すると、弾性部材40は、弾性部材40の自然長よりも長くなる。可動接触子30及び第2可動部材51は、弾性部材40に引っ張られて、移動を開始する。可動接触子30は固定接触子25から離れて、ガス遮断器1eは開路状態になる。第2のガス室22は、第1のガス室20(第1のサブガス室20f及び第2のサブガス室20g)よりも高い消弧ガス圧力を有しているため、ガス遮断器1eの開路状態(図19)においても、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが依然として吹き付けられる。
As shown in FIG. 19, when the
このように、可動接触子30が固定接触子25から離れる前から可動接触子30が固定接触子25から離れた後までの間、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが吹き付け続けられる。本実施の形態のガス遮断器1eは、可動接触子30が固定接触子25から離れてアーク60が発生する瞬間に、固定接触子25及び可動接触子30の第1端部31の少なくとも1つに消弧ガスが既に吹き付けられているように構成されている。本実施の形態のガス遮断器1eは、アーク60を速やかに消すことができる。
As described above, from the time before the
図20に示されるように、駆動部53が第1可動部材50をさらに駆動して弁55aがさらに移動すると、弁55aは第1の開状態から第2の開状態に切り換わる。弁55aは、封止部材58を介して第2の筒部材12eに密着して、第3貫通孔19fを閉塞する。そのため、アーク60が消弧された後に、高い圧力を有する消弧ガスが、第2のガス室22から第2のサブガス室20gに流出し続けることが防止される。弁55aは、弁55aの第2の開状態において、第2仕切板16(第2端子板17)から離れており、第1貫通孔19を開放している。
As shown in FIG. 20, when the
ガス遮断器1eが図20に示される開路状態から図17に示される閉路状態に遷移するガス遮断器1eの閉路過程では、まず、弁55aは第2の開状態(図20)から第1の開状態(図19)に切り換わる。それから、図18に示されるように、可動接触子30は固定接触子25に接触する。次に、弁55aは第1の開状態から閉状態(図17)に切り換わって、第2のガス室22を第1のガス室20(第1のサブガス室20f及び第2のサブガス室20g)から流体的に遮断する。それから、ポンプ63は、第1のガス室20(第1のサブガス室20f及び第2のサブガス室20g)に封入されている消弧ガスを第2のガス室22に送る。ガス遮断器1eが図17に示される閉路状態から図18及び図19に示される開路状態に遷移するときに第2のガス室22から第2のサブガス室20gに向けて流出した消弧ガスを、ポンプ63は第2のガス室22へ戻す。ポンプ63は、第1のガス室20の消弧ガスの圧力を減少させるとともに、第2のガス室22の消弧ガスの圧力を増加させる。
In the closing process of the
本実施の形態のガス遮断器1eの効果は、実施の形態2のガス遮断器1aの効果に加えて、以下の効果を奏する。
The effects of the
本実施の形態のガス遮断器1eでは、ガス吹付部(13,16,20,22,23,24,26,55a)は、第1の圧力を有する消弧ガスが封入される第1のガス室20と、第1の圧力よりも高い第2の圧力を有する消弧ガスが封入される第2のガス室22と、弁55aとを含む。第1のガス室20は、第1のサブガス室20fと第2のサブガス室20gとを含む。第1のサブガス室20fは、第2のガス室22と第2のサブガス室20gとの間にある。弁55aは、弁55aが第2のガス室22を第1のサブガス室20fから流体的に遮断する閉状態と、弁55aが第2のガス室22を第1のサブガス室20fに流体的に連通させる開状態との間で切換可能に構成されている。
In the
開状態は、弁55aが第2のガス室22を第1のサブガス室20fに流体的に連通させ、かつ、第1のサブガス室20fを第2のサブガス室20gに流体的に連通させる第1の開状態と、弁55aが第2のガス室22を第1のサブガス室20fに流体的に連通させ、かつ、第1のサブガス室20fを第2のサブガス室20gから流体的に遮断する第2の開状態とを含む。弁55aは、第1の開状態と第2の開状態との間で切換可能に構成されている。固定接触子25及び第1端部31の少なくとも1つは、弁55aの第1の開状態において形成される消弧ガスの流路内に配置されている。弁55aは、可動接触子30が固定接触子25から離れる前に、閉状態から第1の開状態に切り換わるように構成されている。弁55aは、可動接触子30が固定接触子25から離れた後に、第1の開状態から第2の開状態に切り換わるように構成されている。
The open state is the first state in which the
本実施の形態のガス遮断器1eでは、アーク60が消弧された後に、高い圧力を有する消弧ガスが、第2のガス室22から第2のサブガス室20gに流出し続けることが防止される。本実施の形態のガス遮断器1eによれば、ポンプ63を用いて消弧ガスを第1のガス室20から第2のガス室22へ戻すために要する時間が短縮され得る。ガス遮断器1eは、第1の遮断動作を終えてから第1の遮断動作の次の第2の遮断動作を開始するまでの間の時間が短縮され得る。
In the
今回開示された実施の形態1から実施の形態6はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。矛盾のない限り、今回開示された実施の形態1から実施の形態6の少なくとも2つを組み合わせてもよい。例えば、実施の形態2から実施の形態4において、実施の形態5のように第1の筒部材12を設けてもよい。実施の形態1、実施の形態3及び実施の形態4において、実施の形態6のように、弁55a、第1の筒部材12及び第2の筒部材12eが用いられてもよい。実施の形態5において、実施の形態6のように、弁55a及び第2の筒部材12eが用いられてもよい。本発明の範囲は、上記した説明ではなく請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
The first to sixth embodiments disclosed this time are to be considered in all respects as illustrative and not restrictive. As long as there is no contradiction, at least two of the first to sixth embodiments disclosed this time may be combined. For example, in the second to fourth embodiments, the first
1,1a,1b,1c,1d,1e ガス遮断器、3 第1ブッシング、4 第2ブッシング、5 第1導体、6 第2導体、7 第1導電部材、8 第2導電部材、9,9d ガスタンク、10 第1の外壁、11,11d 第2の外壁、12 第1の筒部材、12e 第2の筒部材、13,13d 第1仕切板、14 第1端子板、15,15d 第1絶縁スペーサ、16,16d 第2仕切板、17 第2端子板、18,18d 第2絶縁スペーサ、19 第1貫通孔、19f 第3貫通孔、20,23,24 第1のガス室、20f 第1のサブガス室、20g 第2のサブガス室、22 第2のガス室、25 固定接触子、26,26c ノズル、27,27c 基部、28,28c 突出部、30,30c 可動接触子、31,31c 第1端部、31p 開口部、32,32c 第2端部、33 導電棒部材、34 導電摺動部材、36,36c 第2貫通孔、37 第1ガイド部材、38 第1内周部、38c 第3内周部、39,39c 第2内周部、40 ばね、50 第1可動部材、51 第2可動部材、53 駆動部、55,55a 弁、56 内部、57,58 封止部材、60 アーク、63 ポンプ、64 第1配管、65 第2配管、70 制限部材、71 第1プレート、72 第2プレート、75 第2ガイド部材、76 ストッパ。 1, 1a, 1b, 1c, 1d, 1e Gas circuit breaker, 3 first bushing, 4 second bushing, 5 first conductor, 6 second conductor, 7 first conductive member, 8 second conductive member, 9, 9d Gas tank, 10 first outer wall, 11, 11d second outer wall, 12 first cylindrical member, 12e second cylindrical member, 13, 13d first partition plate, 14 first terminal plate, 15, 15d first insulation Spacer, 16, 16d Second partition plate, 17 Second terminal plate, 18, 18d Second insulating spacer, 19 First through hole, 19f Third through hole, 20, 23, 24 First gas chamber, 20f First Sub gas chamber, 20 g second sub gas chamber, 22 second gas chamber, 25 stationary contact, 26, 26 c nozzle, 27, 27 c base, 28, 28 c projection, 30, 30 c movable contact, 31, 31 c 1 end, 3 p opening, 32, 32c second end, 33 conductive rod member, 34 conductive sliding member, 36, 36c second through hole, 37 first guide member, 38 first inner peripheral part, 38c third inner peripheral part , 39, 39c second inner peripheral portion, 40 spring, 50 first movable member, 51 second movable member, 53 drive portion, 55, 55a valve, 56 inside, 57, 58 sealing member, 60 arc, 63 pump, 64 first piping, 65 second piping, 70 limiting member, 71 first plate, 72 second plate, 75 second guide member, 76 stopper.
Claims (13)
前記固定接触子側の第1端部を有する可動接触子と、
前記固定接触子及び前記第1端部の少なくとも1つに消弧ガスを吹き付けるガス吹付部とを備え、
前記ガス吹付部は、前記可動接触子が前記固定接触子から離れる前から前記可動接触子が前記固定接触子から離れた後までの間、前記固定接触子及び前記第1端部の前記少なくとも1つに前記消弧ガスを吹き付け続けるように構成されており、
前記ガス吹付部は、第1の圧力を有する前記消弧ガスが封入される第1のガス室と、前記第1の圧力よりも高い第2の圧力を有する前記消弧ガスが封入される第2のガス室と、弁とを含み、前記第1のガス室は第1のサブガス室と第2のサブガス室とを含み、前記第1のサブガス室は、前記第2のガス室と前記第2のサブガス室との間にあり、
前記弁は、前記弁が前記第2のガス室を前記第1のサブガス室から流体的に遮断する閉状態と、前記弁が前記第2のガス室を前記第1のサブガス室に流体的に連通させる開状態との間で切換可能に構成されており、
前記開状態は、前記弁が前記第2のガス室を前記第1のサブガス室に流体的に連通させ、かつ、前記第1のサブガス室を前記第2のサブガス室に流体的に連通させる第1の開状態と、前記弁が前記第2のガス室を前記第1のサブガス室に流体的に連通させ、かつ、前記第1のサブガス室を前記第2のサブガス室から流体的に遮断する第2の開状態とを含み、前記弁は、前記第1の開状態と前記第2の開状態との間で切換可能に構成されており、
前記固定接触子及び前記第1端部の前記少なくとも1つは、前記弁の前記第1の開状態において形成される前記消弧ガスの流路内に配置されており、
前記弁は、前記可動接触子が前記固定接触子から離れる前に、前記閉状態から前記第1の開状態に切り換わるように構成されており、
前記弁は、前記可動接触子が前記固定接触子から離れた後に、前記第1の開状態から前記第2の開状態に切り換わるように構成されている、ガス遮断器。 Fixed contacts,
A movable contact having a first end on the fixed contact side;
A gas blowing unit for blowing an arc-extinguishing gas to at least one of the fixed contact and the first end,
The gas blowing unit may be configured to perform the at least one of the fixed contact and the first end from before the movable contact separates from the fixed contact until after the movable contact separates from the fixed contact. is configured to continue spraying the extinguishing gas to One,
The gas blowing section includes a first gas chamber in which the arc-extinguishing gas having a first pressure is filled, and a first gas chamber in which the arc-extinguishing gas having a second pressure higher than the first pressure is filled. A second gas chamber and a valve, wherein the first gas chamber includes a first sub-gas chamber and a second sub-gas chamber, and wherein the first sub-gas chamber includes the second gas chamber and the second gas chamber. Between the two sub-gas chambers,
A closed state in which the valve fluidly shuts off the second gas chamber from the first sub-gas chamber; and a valve in which the valve fluidly connects the second gas chamber to the first sub-gas chamber. It is configured to be switchable between the open state to communicate,
The open state is such that the valve fluidly communicates the second gas chamber with the first sub-gas chamber and fluidly communicates the first sub-gas chamber with the second sub-gas chamber. 1 open, the valve fluidly connects the second gas chamber to the first sub-gas chamber and fluidly shuts off the first sub-gas chamber from the second sub-gas chamber A second open state, wherein the valve is configured to be switchable between the first open state and the second open state,
The fixed contact and the at least one of the first end are disposed in a flow path of the arc-extinguishing gas formed in the first open state of the valve;
The valve is configured to switch from the closed state to the first open state before the movable contact moves away from the fixed contact,
The gas circuit breaker, wherein the valve is configured to switch from the first open state to the second open state after the movable contact moves away from the fixed contact .
前記ガイド部材は、前記流路の少なくとも一部を規定する、請求項1に記載のガス遮断器。 Further comprising a guide member for guiding the movable contact,
The gas circuit breaker according to claim 1, wherein the guide member defines at least a part of the flow path .
前記仕切板は、前記第1のガス室と前記第2のガス室との間を流体的に接続する貫通孔と、端子板とを有し、
前記弁は、前記弁の前記閉状態において前記貫通孔を閉塞し、前記弁の前記開状態において前記貫通孔を開放し、
前記可動接触子は、前記ガイド部材を介して、前記端子板に電気的に接続されている、請求項2に記載のガス遮断器。 The gas blowing unit includes a partition plate that separates the first gas chamber and the second gas chamber,
The partition plate has a through hole that fluidly connects the first gas chamber and the second gas chamber, and a terminal plate,
The valve closes the through hole in the closed state of the valve, and opens the through hole in the open state of the valve,
The gas circuit breaker according to claim 2 , wherein the movable contact is electrically connected to the terminal plate via the guide member .
前記固定接触子側の第1端部を有する可動接触子と、
前記固定接触子及び前記第1端部の少なくとも1つに消弧ガスを吹き付けるガス吹付部と、
前記可動接触子をガイドするガイド部材とを備え、
前記ガス吹付部は、前記可動接触子が前記固定接触子から離れる前から前記可動接触子が前記固定接触子から離れた後までの間、前記固定接触子及び前記第1端部の前記少なくとも1つに前記消弧ガスを吹き付け続けるように構成されており、
前記ガス吹付部は、第1の圧力を有する前記消弧ガスが封入される第1のガス室と、前記第1の圧力よりも高い第2の圧力を有する前記消弧ガスが封入される第2のガス室と、弁とを含み、
前記弁は、前記弁が前記第2のガス室を前記第1のガス室から流体的に遮断する閉状態と、前記弁が前記第2のガス室を前記第1のガス室に流体的に連通させる開状態との間で切換可能に構成されており、
前記固定接触子及び前記第1端部の前記少なくとも1つは、前記弁の前記開状態において形成される前記消弧ガスの流路内に配置されており、
前記弁は、前記可動接触子が前記固定接触子から離れる前に、前記閉状態から前記開状態に切り換わるように構成されており、
前記ガイド部材は、前記流路の少なくとも一部を規定し、
前記ガス吹付部は、前記第1のガス室と前記第2のガス室とを仕切る仕切板を含み、
前記仕切板は、前記第1のガス室と前記第2のガス室との間を流体的に接続する貫通孔と、端子板とを有し、
前記弁は、前記弁の前記閉状態において前記貫通孔を閉塞し、前記弁の前記開状態において前記貫通孔を開放し、
前記可動接触子は、前記ガイド部材を介して、前記端子板に電気的に接続されている、ガス遮断器。 Fixed contacts,
A movable contact having a first end on the fixed contact side;
A gas blowing unit for blowing an arc-extinguishing gas to at least one of the fixed contact and the first end;
A guide member for guiding the movable contact,
The gas blowing unit may be configured to perform the at least one of the fixed contact and the first end from before the movable contact separates from the fixed contact until after the movable contact separates from the fixed contact. And is configured to continuously blow the arc-extinguishing gas,
The gas blowing section includes a first gas chamber in which the arc-extinguishing gas having a first pressure is filled, and a first gas chamber in which the arc-extinguishing gas having a second pressure higher than the first pressure is filled. Two gas chambers and a valve,
A closed state in which the valve fluidly shuts off the second gas chamber from the first gas chamber; and a valve in which the valve fluidly connects the second gas chamber to the first gas chamber. It is configured to be switchable between the open state to communicate,
The fixed contact and the at least one of the first end are disposed in a flow path of the arc-extinguishing gas formed in the open state of the valve;
The valve is configured to switch from the closed state to the open state before the movable contact moves away from the fixed contact,
The guide member defines at least a part of the flow path,
The gas blowing unit includes a partition plate that partitions the first gas chamber and the second gas chamber,
The partition plate has a through hole that fluidly connects the first gas chamber and the second gas chamber, and a terminal plate,
The valve closes the through hole in the closed state of the valve, and opens the through hole in the open state of the valve,
A gas circuit breaker, wherein the movable contact is electrically connected to the terminal plate via the guide member .
前記弾性体の長さを前記弾性体の自然長以下に制限する制限部材とをさらに備え、
前記弁の前記閉状態において、前記弾性体は圧縮されている、請求項4に記載のガス遮断器。 An elastic body that connects the movable contact and the valve;
A limiting member that limits the length of the elastic body to a natural length or less of the elastic body,
The gas circuit breaker according to claim 4 , wherein the elastic body is compressed in the closed state of the valve .
前記弁の前記閉状態において、前記弾性体は圧縮されている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のガス遮断器。 Further comprising an elastic body that connects the movable contact and the valve,
In the closed state of the valve, the elastic body is compressed, the gas circuit breaker according to any one of claims 1 to 4.
前記固定接触子側の第1端部を有する可動接触子と、
前記固定接触子及び前記第1端部の少なくとも1つに消弧ガスを吹き付けるガス吹付部と、
弾性体とを備え、
前記ガス吹付部は、前記可動接触子が前記固定接触子から離れる前から前記可動接触子が前記固定接触子から離れた後までの間、前記固定接触子及び前記第1端部の前記少なくとも1つに前記消弧ガスを吹き付け続けるように構成されており、
前記ガス吹付部は、第1の圧力を有する前記消弧ガスが封入される第1のガス室と、前記第1の圧力よりも高い第2の圧力を有する前記消弧ガスが封入される第2のガス室と、弁とを含み、
前記弁は、前記弁が前記第2のガス室を前記第1のガス室から流体的に遮断する閉状態と、前記弁が前記第2のガス室を前記第1のガス室に流体的に連通させる開状態との間で切換可能に構成されており、
前記固定接触子及び前記第1端部の前記少なくとも1つは、前記弁の前記開状態において形成される前記消弧ガスの流路内に配置されており、
前記弁は、前記可動接触子が前記固定接触子から離れる前に、前記閉状態から前記開状態に切り換わるように構成されており、
前記弾性体は、前記可動接触子と前記弁とを接続しており、
前記弁の前記閉状態において、前記弾性体は圧縮されている、ガス遮断器。 Fixed contacts,
A movable contact having a first end on the fixed contact side;
A gas blowing unit for blowing an arc-extinguishing gas to at least one of the fixed contact and the first end;
With an elastic body,
The gas blowing unit may be configured to perform the at least one of the fixed contact and the first end from before the movable contact separates from the fixed contact until after the movable contact separates from the fixed contact. And is configured to continuously blow the arc-extinguishing gas,
The gas blowing section includes a first gas chamber in which the arc-extinguishing gas having a first pressure is filled, and a first gas chamber in which the arc-extinguishing gas having a second pressure higher than the first pressure is filled. Two gas chambers and a valve,
A closed state in which the valve fluidly blocks the second gas chamber from the first gas chamber; and a valve in which the valve fluidly connects the second gas chamber to the first gas chamber. It is configured to be switchable between the open state to communicate,
The fixed contact and the at least one of the first end are disposed in a flow path of the arc-extinguishing gas formed in the open state of the valve;
The valve is configured to switch from the closed state to the open state before the movable contact moves away from the fixed contact,
The elastic body connects the movable contact and the valve,
The gas circuit breaker , wherein the elastic body is compressed in the closed state of the valve .
前記弾性体は、前記弁の内部に収容されており、
前記弁の前記閉状態において、前記弁の前記内部は前記第2のガス室に流体的に連通し、かつ、前記第1のガス室から流体的に遮断されている、請求項6または請求項7に記載のガス遮断器。 The valve has a shape of a cup that opens to the movable contact side,
The elastic body is housed inside the valve,
7. The valve of claim 6, wherein in the closed state of the valve, the interior of the valve is in fluid communication with the second gas chamber and is fluidly isolated from the first gas chamber. 8. The gas circuit breaker according to 7 .
前記駆動部によって駆動される可動部材とを備え、
前記弁は、前記可動部材に取り付けられており、
前記可動接触子は、前記弾性体を介して、前記可動部材に接続されている、請求項5から請求項9のいずれか1項に記載のガス遮断器。 A drive unit;
A movable member driven by the driving unit,
The valve is attached to the movable member,
The gas circuit breaker according to any one of claims 5 to 9 , wherein the movable contact is connected to the movable member via the elastic body .
前記固定接触子側の第1端部を有する可動接触子と、
前記固定接触子及び前記第1端部の少なくとも1つに消弧ガスを吹き付けるガス吹付部とを備え、
前記ガス吹付部は、前記可動接触子が前記固定接触子から離れる前から前記可動接触子が前記固定接触子から離れた後までの間、前記固定接触子及び前記第1端部の前記少なくとも1つに前記消弧ガスを吹き付け続けるように構成されており、
前記ガス吹付部は、第1の圧力を有する前記消弧ガスが封入される第1のガス室と、前記第1の圧力よりも高い第2の圧力を有する前記消弧ガスが封入される第2のガス室と、弁とを含み、
前記弁は、前記弁が前記第2のガス室を前記第1のガス室から流体的に遮断する閉状態と、前記弁が前記第2のガス室を前記第1のガス室に流体的に連通させる開状態との間で切換可能に構成されており、
前記固定接触子及び前記第1端部の前記少なくとも1つは、前記弁の前記開状態において形成される前記消弧ガスの流路内に配置されており、
前記弁は、前記可動接触子が前記固定接触子から離れる前に、前記閉状態から前記開状態に切り換わるように構成されており、
前記可動接触子は、導電棒部材を含み、
前記弁の前記閉状態において、前記固定接触子は、前記第1端部から離れた前記導電棒部材の側面に接触している、ガス遮断器。 Fixed contacts,
A movable contact having a first end on the fixed contact side;
A gas blowing unit for blowing an arc-extinguishing gas to at least one of the fixed contact and the first end,
The gas blowing unit may be configured to perform the at least one of the fixed contact and the first end from before the movable contact separates from the fixed contact until after the movable contact separates from the fixed contact. And is configured to continuously blow the arc-extinguishing gas,
The gas blowing section includes a first gas chamber in which the arc-extinguishing gas having a first pressure is filled, and a first gas chamber in which the arc-extinguishing gas having a second pressure higher than the first pressure is filled. Two gas chambers and a valve,
A closed state in which the valve fluidly blocks the second gas chamber from the first gas chamber; and a valve in which the valve fluidly connects the second gas chamber to the first gas chamber. It is configured to be switchable between the open state to communicate,
The fixed contact and the at least one of the first end are disposed in a flow path of the arc-extinguishing gas formed in the open state of the valve;
The valve is configured to switch from the closed state to the open state before the movable contact moves away from the fixed contact,
The movable contact includes a conductive rod member,
In the closed state of the valve, the fixed contact is in contact with a side surface of the conductive rod member away from the first end .
前記固定接触子側の第1端部を有する可動接触子と、
前記固定接触子及び前記第1端部の少なくとも1つに消弧ガスを吹き付けるガス吹付部と、
前記可動接触子をガイドするガイド部材とを備え、
前記ガス吹付部は、前記可動接触子が前記固定接触子から離れる前から前記可動接触子が前記固定接触子から離れた後までの間、前記固定接触子及び前記第1端部の前記少なくとも1つに前記消弧ガスを吹き付け続けるように構成されており、
前記ガス吹付部は、第1の圧力を有する前記消弧ガスが封入される第1のガス室と、前記第1の圧力よりも高い第2の圧力を有する前記消弧ガスが封入される第2のガス室と、弁とを含み、
前記弁は、前記弁が前記第2のガス室を前記第1のガス室から流体的に遮断する閉状態と、前記弁が前記第2のガス室を前記第1のガス室に流体的に連通させる開状態との間で切換可能に構成されており、
前記固定接触子及び前記第1端部の前記少なくとも1つは、前記弁の前記開状態において形成される前記消弧ガスの流路内に配置されており、
前記弁は、前記可動接触子が前記固定接触子から離れる前に、前記閉状態から前記開状態に切り換わるように構成されており、
前記ガイド部材は、前記流路の少なくとも一部を規定し、
前記可動接触子は、前記ガイド部材を摺動する導電摺動部材と、前記導電摺動部材に取り付けられた導電棒部材とを含み、
前記弁の前記閉状態において、前記固定接触子は、前記第1端部から離れた前記導電棒部材の側面に接触しており、
前記導電摺動部材は、前記導電摺動部材の前記第1端部側に隣接する前記ガイド部材の第1内周部と前記導電摺動部材の前記弁側に隣接する前記ガイド部材の第2内周部とを流体的に連通させるように構成されている、ガス遮断器。 Fixed contacts,
A movable contact having a first end on the fixed contact side;
A gas blowing unit for blowing an arc-extinguishing gas to at least one of the fixed contact and the first end;
A guide member for guiding the movable contact,
The gas blowing unit may be configured to perform the at least one of the fixed contact and the first end from before the movable contact separates from the fixed contact until after the movable contact separates from the fixed contact. And is configured to continuously blow the arc-extinguishing gas,
The gas blowing section includes a first gas chamber in which the arc-extinguishing gas having a first pressure is filled, and a first gas chamber in which the arc-extinguishing gas having a second pressure higher than the first pressure is filled. Two gas chambers and a valve,
A closed state in which the valve fluidly blocks the second gas chamber from the first gas chamber; and a valve in which the valve fluidly connects the second gas chamber to the first gas chamber. It is configured to be switchable between the open state to communicate,
The fixed contact and the at least one of the first end are disposed in a flow path of the arc-extinguishing gas formed in the open state of the valve;
The valve is configured to switch from the closed state to the open state before the movable contact moves away from the fixed contact,
The guide member defines at least a part of the flow path,
The movable contact includes a conductive sliding member that slides on the guide member, and a conductive rod member attached to the conductive sliding member,
In the closed state of the valve, the fixed contact is in contact with a side surface of the conductive rod member away from the first end,
The conductive sliding member includes a first inner peripheral portion of the guide member adjacent to the first end side of the conductive sliding member and a second inner peripheral portion of the guide member adjacent to the valve side of the conductive sliding member. A gas circuit breaker configured to fluidly communicate with an inner peripheral portion .
前記駆動部によって駆動される可動部材とをさらに備え、
前記弁及び前記可動接触子は、前記可動部材に取り付けられている、請求項11または請求項12に記載のガス遮断器。 A drive unit;
A movable member driven by the driving unit,
The valve and the movable contact is attached to the movable member, the gas breaker according to claim 11 or claim 12.
Applications Claiming Priority (3)
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