JP6632939B2 - 転倒模擬装置および転倒模擬装置の動作方法 - Google Patents

転倒模擬装置および転倒模擬装置の動作方法 Download PDF

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Description

本発明は、転倒模擬装置および転倒模擬装置の動作方法に関する。
人の転倒に関する様々な研究が行なわれている。これらの研究は、例えば、医療の向上や職場での安全対策に役立つ。また、防災訓練で意図的に転倒を体験する試みもある。人がどのような状況で転倒するかを知ることは、例えば、怪我の防止に役立つ。
例えば、非特許文献1は、人がどのように転倒するかについて議論している。人を後ろ向きに転倒させる方法に関して、非特許文献1は、次の実験を開示している。図1Aは、非特許文献1の実験を説明するための図である。図1Aに示すように、床に台1aが置かれ、台1aの隣にマット1bが置かれている。被験者1cは、マット1bを背にして台1aの上に立っている。被験者1cの前に立っている検者1dは、被験者1cをマット1bの方へゆっくり押す。すると、被験者1cは、後ろ向きに転倒する。本願明細書では、図1Aに示すように、人が後ろ向きに転倒することを「後方転倒」と呼ぶ。
人の転倒に関する研究に用いられる装置の例として、非特許文献2は、高齢者のバランス能力を測る計測装置を開示している。非特許文献2によれば、2本のガイドレールの上に支持台が置かれている。支持台の上には、動揺計が置かれている。また、支持台から離れた位置にソレノイドが設けられている。ソレノイドは、5kgの吸引力を持ち、支持台を引くように構成されている。ソレノイドが2本のガイドレール上の支持台を引くと、動揺計が支持台がとともに水平方向に動く。支持台の動きは、加速度を生む。したがって、動揺計に立った被験者は、生じた加速度による力を受ける。
他の例として、非特許文献3は、人が傾斜したときの姿勢を調べる傾斜刺激装置を開示している。図1Bは、非特許文献3の傾斜刺激装置を示す図である。図1Bの傾斜刺激装置は、重心動揺計2aと、傾斜板2bと、鋼線2cと、ストッパ2dと、ローラ部2eと、バネ2fと、リミットスイッチ2gと、コンピュータ2hと、傾斜角設定板2iとを備える。傾斜板2bが傾くと、傾斜板2bに立った人の重心が移動する。
井上馨、渡辺明日香、浅賀忠義、齋藤展士、笠原敏文、坪亜希子、久留利浩代、「前方および後方への模擬転倒時に出現する防御動作とその性差」、北海道大学医療技術短期大学部紀要、北海道大学、2002年12月、第15、p.1−7 辛承憲、赤松幹之、林喜男、「加速度外乱に対する重心動揺を用いた高齢者のバランス能力の評価」、バイオメカニズム学会誌、1990年、Vol.14、No.2、p.107−115 木山喬博、室賀辰夫、岩月宏泰、猪田邦雄、「足底面急傾斜刺激が立位姿勢反応に及ぼす影響」、理学療法学、1992年、第19巻第4号、p.399−404
本願発明者は、被験者の後方転倒を可能にする装置を求めていた。非特許文献1から3について検討したところ、本願発明者は、次の点を認識した。非特許文献1は、同じ条件を再現することが難しいという課題を抱える。なぜなら、被験者に与えられる力にばらつきがあるためである。非特許文献2では、支持台が水平方向に動く。しかしながら、実際には、支持台が水平方向に動くだけでは、支持台の上に立つ被験者は転倒しにくい。一方、非特許文献3では、傾斜板が傾く。しかしながら、実際には、傾斜板が傾くだけでは、傾斜板の上に立つ被験者は、転倒しにくい。
本願発明の目的は、被験者の後方転倒を可能にする転倒模擬装置および転倒模擬装置の使用方法を提供することである。本願発明の他の目的は、本願明細書および図面から明らかになるであろう。
以下に、「発明を実施するための形態」で使用される符号を付しながら、課題を解決するための手段を説明する。これらの符号は、「特許請求の範囲」の記載と「発明を実施するための形態」との対応関係の一例を示すために付加されたものである。
本発明の一の観点では、転倒模擬装置(10)が、台座(20)と、特定の移動方向に移動可能であるように台座(20)に連結された移動部材(30)と、第1端(401)において移動部材(30)に連結された踏み板(40)とを備えている。踏み板(40)は、移動部材(30)から離れた第2端(402)が台座(20)に向かって移動可能であるように、移動部材(30)に回動可能に連結されている。
一実施形態では、転倒模擬装置(10)が移動部材(30)を前記移動方向に向けて付勢する付勢機構(70)を更に備える。
この場合、移動部材(30)を所定の初期位置(P)に仮に固定するストッパ機構(80)を更に備えていてもよい。ストッパ機構(80)による仮の固定が解除されると、移動部材(30)が、付勢機構(70)から受ける力によって該移動方向に移動する。
一実施形態では、転倒模擬装置(10)が、第1端(401)から離れた位置において踏み板(40)と台座(20)とを連結する連結機構(50)を更に備えている。連結機構(50)は、台座(20)に回動可能に連結された第1アーム(51、51)と、踏み板(40)に回動可能に連結された第2アーム(52、52)とを備えている。第1アーム(51、51)と第2アーム(52、52)とは、回動可能に連結されている。
連結機構(50)、第1アーム(51、51)と第2アーム(52、52)とがなす角を一時的に固定する仮止め機構を備えていることが好ましい。
また、転倒模擬装置(10)は、移動部材(30)が該移動方向に移動する速度を計測する速度計(120)を更に備えることが好ましい。
また、転倒模擬装置(10)は、踏み板(40)の回動によって踏み板(40)が傾斜する速さを減速するように構成された緩衝機構(90)を更に備えることが好ましい。
一実施形態では、転倒模擬装置(10)が、台座(20)に結合された壁部材(72)と、移動部材(30)に結合されたアブソーバ(112)とを具備していてもよい。アブソーバ(112)は、移動部材(30)が移動すると壁部材(72)に衝突するように移動部材(30)に配置されており、アブソーバ(112)は、壁部材(72)と衝突したときに生じる衝撃を吸収するように構成されている。
上記の転倒模擬装置(10)は、被験者が踏み板(40)の上面に乗った状態で動作されて使用され得る。
本発明によれば、被験者の後方転倒を可能にする転倒模擬装置を提供することができる。
非特許文献1における後方転倒の実験を説明するための図である。 非特許文献3の傾斜刺激装置を示す図である。 一実施形態における転倒模擬装置の構成を概略的に示す斜視図である。 図2Aの転倒模擬装置の動作終了状態を示す斜視図である。 本実施形態における転倒模擬装置の構成を示す斜視図である。 本実施形態の転倒模擬装置の構成を示す正面図である。 本実施形態の転倒模擬装置の構成を示す左側面図である。 本実施形態の転倒模擬装置の構成を示す上面図である。 本実施形態の転倒模擬装置の構成を示す右側面図である。 本実施形態におけるスライド機構、付勢機構及びストッパ機構の構成を示す上面図である。 本実施形態における連結機構の動作を示す部分正面図である。 本実施形態におけるストッパ機構及び緩衝機構の構成を示す正面図である。 本実施形態における転倒模擬装置の動作における初期状態を示す正面図である。 本実施形態における転倒模擬装置の動作における動作終了状態を示す正面図である。 他の実施形態における転倒模擬装置の構成を示す斜視図である。 図9Aの転倒模擬装置の速度計の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態において、同一又は対応する部材には同一又は対応する参照符号を付す。参照符号の添字は、同種の部材を区別するために用いられている。
図2Aは、一実施形態における転倒模擬装置10の構成を概略的に示す斜視図である。なお、以下の説明では、方向を示すために、X軸、Y軸、Z軸が互いに直交するXYZ直交座標系が用いられる。図2Aにおいては、X軸の正方向が左方向として定義されており、Z軸の正方向が上方向として定義されている。
転倒模擬装置10は、台座20と、移動部材30と、踏み板40とを備える。移動部材30は、台座20にX軸方向に移動可能に連結されている。踏み板40は、前端401において移動部材30に連結されている。踏み板40は、その後端402が台座20に向かって移動可能であるように移動部材30に回動可能に連結されている。
以下において詳細に説明するように、本実施形態の転倒模擬装置10は、踏み板40の上に立っている被験者Bを後方に転倒させるように構成されている。図2Aに図示されているように、初期状態では、踏み板40の上面403が水平面と平行になるように踏み板40が保持される。転倒される被験者Bは、つま先を移動部材30に向けて踏み板40の上面403に乗る。この状態で転倒模擬装置10の動作が開始されると、図2Bに図示されているように、移動部材30がX軸の正方向(第1方向)に移動すると共に(図2Bの矢印A参照)、踏み板40の後端402が台座20に近づくように踏み板40が傾く(矢印A参照)。このような動作によれば、被験者Bの後方転倒(矢印Aの方向の転倒)を有効に模擬できる。以後、説明の便宜を図るため、転倒模擬装置10の状態に関して、図2Aに示す状態を「初期状態」と呼ぶ。図2Bに示す状態を「動作終了状態」と呼ぶ。以下では、本実施形態の転倒模擬装置10の構成を詳細に説明する。
図3は、一実施形態における転倒模擬装置10の構成を示す斜視図である。また、図4Aは、転倒模擬装置10の正面図であり、図4Bは、転倒模擬装置10の左側面図であり、図4Cは、転倒模擬装置10の上面図であり、図4Dは、転倒模擬装置の右側面図である。
図3を参照して、転倒模擬装置10は、台座20と、移動部材30と、踏み板40と、連結機構50と、スライド機構60と、付勢機構70と、ストッパ機構80とを備える。付加的に、転倒模擬装置10は、緩衝機構90と、ロープ100と、クッション機構110とを備える。
本実施形態では、台座20が矩形の金属板として構成されている。台座20の材質は、例えば、スチールである。本実施形態では、台座20は、前端面201及び後端面202がX軸に垂直であり、その上面203がZ軸に垂直であり、側面204がY軸に垂直であるように配置されている。なお、台座20の形状は矩形に限定されず様々に変更可能である。
移動部材30は、台座20の上方で踏み板40を支持する役割を持ち、スライド機構60により、X軸方向に移動可能であるように台座20に連結されている。
図4Bに図示されているように、移動部材30は、床部材31と、第1壁部32と、第2壁部32と、天板33とを備えている。床部材31は、スライド機構60を介して台座20の上面203に連結されている。床部材31は、更に、後述の付勢機構70を連結するための固定部材312を備えている。なお、固定部材312は、床部材31と一体に形成されていてもよい。第1壁部32および第2壁部32は、互いに対向するように床部材31の上側に接合されている。第1壁部32および第2壁部32は、天板33の下面に接合され、天板33を支持する。
図4Aに図示されているように、天板33は、踏み板40に連結されて踏み板40を支持する。踏み板40は、ヒンジ36によって天板33に回動可能に連結されている。図4Cに図示されているように、本実施形態では、2つのヒンジ36が設けられている。
図4Bに図示されているように、移動部材30は、更に、第1連結部材34と、第2連結部材34と、第1傾斜部材35と、第2傾斜部材35とを備える。
第1連結部材34は、床部材31の上方で、第1壁部32および第2壁部32を互いに連結する。第1連結部材34は、更に、緩衝機構90を取り付けるための固定部343を有している。第2連結部材34は、第1連結部材34の上方で、第1壁部32および第2壁部32を接続する。
第1傾斜部材35は、第1壁部32の内壁321に接合されており、第2傾斜部材35は、第2壁部32の内壁321に接合されている。第1傾斜部材35は、第1壁部32と一体に形成されていてもよく、第2傾斜部材35は、第2壁部32と一体に形成されていてもよい。
第1傾斜部材35及び第2傾斜部材35は、動作終了状態において、傾いた踏み板40を支える役割を持つ。詳細には、図4Aに図示されているように、第1傾斜部材35が傾斜面351を有しており、第2傾斜部材35が傾斜面351を有している。動作終了状態では、踏み板40の下面404が第1傾斜部材35、第2傾斜部材35の傾斜面351、351に当接し、これにより、踏み板40が傾斜した状態で支持される(仮想線40A参照)。
図4Aの傾斜角θ(theta)は、水平面を基準とした踏み板40の下面404の角度を示しており、踏み板40の傾斜角θの範囲は、例えば、0度以上30度以下である(0°≦θ≦30°)。傾斜角θの最大値は、第1傾斜部材35及び第2傾斜部材35の形状、つまり、第1傾斜部材35及び第2傾斜部材35の傾斜面351、351が水平面となす角度で決まる。このため、傾斜角θの最大値は30°以上の任意の角度で決めることもでき、構造を修正すれば、45°でも90°でも設定可能である。
図4A、図4Cに図示されているように、天板33には、ロープ通し具37が接合されている。ロープ通し具37は、ロープ100を通すための部材であって、リング状の形状を有する。
図3を参照して、スライド機構60は、移動部材30がX軸方向に移動可能であるように移動部材30を台座20に連結する。本実施形態では、スライド機構60は、X軸方向に沿って設けられたリニアガイドで構成されている。
具体的には、図4A、図4Bに図示されているように、スライド機構60(リニアガイド)は、レール61と、可動ブロック62と、終端部63とを備える。図5に図示されているように、レール61は、台座20の上面203にX軸方向に延伸するように接合されている。可動ブロック62は、レール61の上をスライド可能に設けられている。図4Aに図示されているように、終端部63は、レール61のX軸の正方向の端に設けられている。図4A、図4Bに図示されているように、可動ブロック62の上面に移動部材30の床部材31が固定されており、このような構成により、スライド機構60は、移動部材30をX軸方向に移動可能に保持する。なお、スライド機構60自体は、移動部材30を、X軸の正方向だけではなく、X軸の負方向にも移動可能に構成されていることに留意されたい。また、スライド機構60の構成は、様々に変更され得ることにも留意されたい。例えば、スライド機構60は、2本のレールを含んでいてもよい。この場合、例えば、2本のレールの各々に可動ブロックが設けられ、移動部材30の床部材31は、該可動ブロックに接合される。
図4A、図4B、図5を参照して、付勢機構70は、移動部材30をX軸の正方向に付勢する(即ち、移動部材30にX軸の正方向の付勢力を作用する)ように構成されている。後述されるように、転倒模擬装置10の動作が開始されると、付勢機構70の作用により、移動部材30がX軸の正方向に速やかに移動する。
より具体的には、本実施形態では、図5に図示されているように、付勢機構70が、バネ71、71と、壁部材72とを備えている。バネ71、71は、移動部材30の固定部材312と壁部材72との間に設けられている。壁部材72は、移動部材30の初期位置P1に対してX軸の負方向の位置において台座20に固定されている。バネ71の内周側には、移動部材30の固定部材312に固定された第1棒部材113が通されており、バネ71の内周側には、該固定部材312に固定された第2棒部材113が通されている。壁部材72には第1棒部材113、第2棒部材113をそれぞれ通すための貫通孔721、721が設けられている。第1棒部材113、第2棒部材113は、移動部材30に連結されている一方で、壁部材72には固定されておらず、壁部材72に対してX軸方向に沿って移動可能であることに留意されたい。
転倒模擬装置10の初期状態では、付勢機構70のバネ71、71は、十分な弾性力を蓄えるように、移動部材30の固定部材312と壁部材72との間に挟まれて圧縮される。転倒模擬装置10の動作が開始されると、移動部材30は、バネ71、71の弾性力によってレール61の上をX軸の正方向に移動する。
図5に図示されているように、移動部材30のX軸の正方向への移動が完了したときにおける移動部材30の停止をスムーズにするためにクッション機構110が設けられている。クッション機構110は、連結部材111と、アブソーバ112とを備えている。連結部材111は、第1棒部材113、第2棒部材113のX軸の負方向の端に結合されており、アブソーバ112は、連結部材111に固定されている。移動部材30がX軸の正方向に移動したとき、第1棒部材113、第2棒部材113、連結部材111及びアブソーバ112が、いずれも、移動部材30と共に移動することに留意されたい。
移動部材30がX軸の正方向に移動したとき、移動部材30がレール61の終端にある終端部63に衝突する前に、アブソーバ112のX軸の正方向の先端が壁部材72に衝突する。アブソーバ112は、壁部材72に衝突して発生する衝撃を吸収するように構成されており、これにより、移動部材30が終端部63に直接衝突せずに滑らかに停止する。移動部材30がX軸の正方向に動く距離は、図5の距離Dではなく、図5の距離Dである。
図4Aを再度に参照して、連結機構50は、踏み板40の後端402の近傍において、踏み板40と台座20と連結するように構成されている。連結機構50は、初期状態において、踏み板40が台座20に対して平行となるように踏み板40の仮止めをするために用いられる。転倒模擬装置10の動作が開始されると、踏み板40の仮止めが解除され、踏み板40が台座20に対して傾斜する(仮想線40A参照)。
本実施形態では、連結機構50は、図4Dに図示されているように、第1下アーム51と、第2下アーム51と、第1上アーム52と、第2上アーム52と、第1パイプ57と、第2パイプ58と、第3パイプ59とを備えている。第1下アーム51、第2下アーム51、第1上アーム52及び第2上アーム52は、いずれも、磁性材料、例えばスチールで形成される。第1下アーム51、第1上アーム52、下側固定部54、上側固定部55、第1パイプ57、第2パイプ58及び第3パイプ59は、第1リンク機構50Aを構成している。同様に、第2下アーム51、第2上アーム52、下側固定部54、上側固定部55、第1パイプ57、第2パイプ58及び第3パイプ59は、第2リンク機構50Bを構成している。
第1リンク機構50Aは、下記のように構成されている。台座20には下側固定部54が設けられており、踏み板40の下面404には上側固定部55が設けられている。下側固定部54と第1下アーム51とが第1パイプ57によって軸支され、これにより、第1下アーム51が、台座20に回動可能に連結されている。更に、第1下アーム51と第1上アーム52とが第2パイプ58によって軸支され、これにより、第1上アーム52が、第1下アーム51に回動可能に連結されている。また、踏み板40に設けられた上側固定部55と第1上アーム52とが第3パイプ59によって軸支され、これにより、第1上アーム52が踏み板40に回動可能に連結されている。
第2リンク機構50Bも同様に構成されている。台座20には下側固定部54が設けられ、踏み板40の下面404には上側固定部55が設けられている。下側固定部54と第2下アーム51とが第1パイプ57によって軸支され、これにより、第2下アーム51が、台座20に回動可能に連結されている。更に、第2下アーム51と第2上アーム52とが第2パイプ58によって軸支され、これにより、第2上アーム52が、第2下アーム51に回動可能に連結されている。また、第2上アーム52と上側固定部55とが第3パイプ59によって軸支され、これにより、第2上アーム52が踏み板40に回動可能に連結されている。
図6に図示されているように、連結機構50は、踏み板40を傾斜させる際に第1リンク機構50A及び第2リンク機構50Bが折り曲げられるように構成されている(図6には、第1リンク機構50Aのみが図示されている)。初期状態では、第1リンク機構50Aの第1下アーム51と第1上アーム52とがなす角が180°であり、第2リンク機構50Bの第2下アーム51と第2上アーム52とがなす角が180°である。図6においては、第1下アーム51と第1上アーム52とがなす角が、α(alpha)として図示されている。踏み板40を傾斜させる場合、第1下アーム51と第1上アーム52とがなす角及び第2下アーム51と第2上アーム52とがなす角が、180°よりも小さい角(典型的には、30°〜50°)になるように第1リンク機構50A及び第2リンク機構50Bが折り曲げられる。
連結機構50は、第1下アーム51と第1上アーム52とがなす角、及び、第1下アーム51と第1上アーム52とがなす角を、一時的に180°に固定する仮止め機構を備えている。
本実施形態では、第1リンク機構50Aの第1下アーム51と第1上アーム52とがなす角を仮に固定する仮止め機構として、図4D及び図6に図示されているように、第1下アーム51の上端(第1上アーム52に連結される端)に第1上アーム52の第1下アーム51に対する回動を制約するロック部材56が接合される。ロック部材56は、第1下アーム51のX軸の正方向の側の面に接合されている。ロック部材56により、第1下アーム51と第1上アーム52となす角αが、180°を超えないように制約される。更に、ロック部材56の第1上アーム52に対向する位置に永久磁石57が埋め込まれる。永久磁石57が第1上アーム52に吸引力を作用することにより、第1下アーム51と第1上アーム52とがなす角が一時的に180°に仮止めされる。
同様に、第2リンク機構50Bの第2下アーム51と第2上アーム52とがなす角を仮に固定する仮止め機構として、第2下アーム51の上端(第2上アーム52に連結される端)に第2上アーム52の第2下アーム51に対する回動を制約するロック部材56が接合される。ロック部材56は、第2下アーム51のX軸の正方向の側の面に接合されている。ロック部材56により、第2下アーム51と第2上アーム52となす角が、180°を超えないように制約される。更に、ロック部材56の第2上アーム52に対向する位置に永久磁石57が埋め込まれる。永久磁石57が第2上アーム52に吸引力を作用することにより、第2下アーム51と第2上アーム52とがなす角が一時的に180°に仮止めされる。
本実施形態の転倒模擬装置10は、上記されているような仮止め機構が設けられていることで、被験者が踏み板40の上に乗った直後に踏み板40が傾斜することを抑制することができる。
図7を参照して、ストッパ機構80は、被験者が踏み板40の上に乗った直後に移動部材30がX軸の正方向に動き出すことを抑制し、移動部材30の初期位置Pに移動部材30を仮に固定する役割を持つ。本実施形態では、ストッパ機構80は、ロッド81と、リンクピン82と、ローラ83と、ループ部材84とを備えている。
ロッド81の一端は、スライド機構60のレール61の端に取り付けられた終端部63にリンクピン82によって回動可能に連結されている。ロッド81の他端には、ローラ83とループ部材84とが結合されている。
ローラ83は、移動部材30を仮に固定する際に移動部材30に押し当てられる。ローラ83は、ストッパ機構80による移動部材30の仮の固定を滑らかに解除するために用いられる。
ループ部材84は、ロープ100をロッド81に結合するために用いられる。本実施形態では、ループ部材84にロープ100の端が固定される。
ストッパ機構80は、下記のように動作する。初期状態では、ロッド81が略水平方向に向けられ、ロッド81のローラ83が移動部材30に押し当てられる。この状態では、付勢機構70によって移動部材30にX軸の正方向に与えられる付勢力がロッド81によって支持され、移動部材30が初期位置Pに仮に固定される。ロープ100が引かれると(矢印AまたはAを参照)、移動部材30に接するロッド81がリンクピン82の周りに回動する。これにより、ロッド81が移動部材30から外れ、移動部材30の仮の固定が解除される。このとき、ロッド81の先端にローラ83が取り付けられているので、ロッド81を移動部材30から滑らかに外すことができる。
図7を参照して、緩衝機構90は、踏み板40を移動部材30と連結し、踏み板40が傾斜する速度(即ち、踏み板40の後端402が台座20に向かって動く速度)を減速する機能を有している。言い換えれば、緩衝機構90は、踏み板40の動きを滑らかにする機能を有している。
一例としては、緩衝機構90としては、ロッド91とシリンダ92とを備える流体式の(即ち、液体の粘性抵抗を利用して減衰力を生じさせる)ショックアブソーバが用いられる。ロッド91の一端は、踏み板40の下面404に設けられた固定部405に回動可能に連結されている。ロッド91の他端は、シリンダ92に挿入されてシリンダ92の内部のピストン(図示されない)に連結されている。シリンダ92のロッド91が挿入されている端と反対の端は、移動部材30の固定部343に回動可能に連結されている。
続いて、転倒模擬装置10の動作について説明する。
図8Aは、転倒模擬装置10の動作における初期状態を示す正面図である。図8Aに図示されているように、本実施形態の転倒模擬装置10は、被験者が、踏み板40の上面403に、つま先をX軸の正方向に向けて乗って使用する。初期状態では、移動部材30がストッパ機構80によって初期位置Pに仮に固定されると共に、連結機構50の第1リンク機構50A及び第2リンク機構50Bが伸展された状態で仮止めされる。これにより、踏み板40の上面403が水平面に実質的に平行に保持される。なお、被験者の安全を考慮して、転倒模擬装置10の後方(X軸の負方向)にマットが配置されることが望ましい。
このとき、付勢機構70は、バネ711、712に蓄積された弾性力によって移動部材30をX軸の正方向に付勢しているが、ストッパ機構80によって移動部材30がX軸の負方向に支持されているので、移動部材30は移動しない。
図8Bは、転倒模擬装置10の動作における動作完了状態を示す正面図である。図8Bに図示されているように、ロープ100が図8Aの矢印A又はAの方向に引かれると、転倒模擬装置10の動作が開始される。詳細には、ロープ100が引かれると、図8Bに図示されているように、ストッパ機構80のロッド81がリンクピン82の周りに回動し、ストッパ機構80による移動部材30の仮の固定が解除される。移動部材30は、付勢機構70によってX軸の正方向に付勢されているので、移動部材30の仮の固定が解除されると、移動部材30は、X軸の正方向に移動する。
移動部材30がX軸の正方向に移動すると、被験者Bの体重により踏み板40に作用する重力と移動部材30が緩衝機構90を介して踏み板40を引っ張る力とにより、第1リンク機構50A、第2リンク機構50Bの仮止めが外れ、第1リンク機構50A、第2リンク機構50Bが折り曲げられる。これにより、踏み板40の後端402が台座20に向けて近づくように踏み板40が傾斜する。移動部材30がX軸の正方向に移動すると同時に踏み板40が傾斜するので、踏み板40に乗っている被験者Bは、後方に(即ち、X軸の負方向に向けて)転倒する。
移動部材30が移動してクッション機構110のアブソーバ112が壁部材72に接触すると、移動部材30は停止する(例えば、図5を参照)。このとき、アブソーバ112が衝撃を吸収するので、移動部材30の停止がスムーズに行われる。更に、踏み板40が移動部材30の第1傾斜部材35及び第2傾斜部材35に当接することで、踏み板40の傾斜も停止する。このとき、踏み板40に緩衝機構90が連結されているので、踏み板40の傾斜及び停止はスムーズに行われる。
上記のように動作する転倒模擬装置10は、繰り返しの使用が可能である。例えば、移動部材30を初期位置に戻し、踏み板40の上面403を水平面に実質的に平行に戻し、更に、ストッパ機構80で移動部材30を仮に固定することで、転倒模擬装置10を初期状態に戻すことができる。転倒模擬装置10を初期状態に戻した後は、再度に使用可能である。
以上に説明されているように、本実施形態の転倒模擬装置10は、移動部材30がX軸の正方向に移動すると共に、踏み板40が傾斜することで、被験者Bの後方転倒(X軸の負方向への転倒)を有効に模擬することができる。
上述された転倒模擬装置10の動作によって被験者Bを転倒させるためには、移動部材30の移動速度が速いことが重要である。移動部材30の移動速度が遅いと、被験者Bは転倒しない。
ここで、転倒模擬装置10を繰り返し使用すると、スライド機構60(リニアガイド)の可動ブロック62の内部機構(例えば、ベアリング)が劣化し、レール61上を移動する速度が徐々に低下していき、被験者Bを転倒させることができなくなることがあり得る。
このような問題に対応するために、図9Aに図示されているように、転倒模擬装置10が、移動部材30の速度を計測する速度計120を付加的に備えることが好ましい。図9Aの例では、速度計120は、角U字状(squared U-shape)の形状を有しており、速度計120は、移動部材30の初期位置Pに対してX軸の負方向に位置している。速度計120は、クッション機構110の第1棒部材113および第2棒部材113を覆うように配置されている。
図8Bは、速度計120の構成の一例を示す図である。図8Bの例では、速度計120は、赤外線センサ部121と、表示部122と、第1壁部123と、第2壁部124とを備える。赤外線センサ部121は、赤外線を第1壁部123と第2壁部124との間の空間125に出力している。速度計120は、赤外線を用いて、空間125を通過する物体の速度を計測する。図8Aの例では、空間125を通過する物体は、連結部材111である。速度計120は、連結部材111の速度、言い換えれば移動部材30の速度を計測して表示部122に表示する。例えば、使用者は、表示部122に表示された速度から転倒模擬装置10のメンテナンスの必要性を認識することができる。メンテナンスの内容としては、例えば、スライド機構60の可動ブロック62の内部機構の調整、及び、付勢機構70のバネ71、71の調整が挙げられる。
なお、速度計120の構成や配置は、移動部材30の速度を計測可能である限り、上述の例に限定されない。
以上には、本発明の実施形態が具体的に記述されているが、本発明は、上記の実施形態に限定されない。本発明が種々の変更と共に実施され得ることは、当業者には理解されよう。
10 :転倒模擬装置
20 :台座
30 :移動部材
31 :床部材
32 :第1壁部
32 :第2壁部
33 :天板
34 :第1連結部材
34 :第2連結部材
35 :第1傾斜部材
35 :第2傾斜部材
36 :ヒンジ
37 :ロープ通し具
40 :踏み板
40A :仮想線
50 :連結機構
50A :第1リンク機構
50B :第2リンク機構
51 :第1下アーム
51 :第2下アーム
52 :第1上アーム
52 :第2上アーム
54、54:下側固定部
55、55:上側固定部
56、56、57、57:永久磁石
57 :第1パイプ
58 :第2パイプ
59 :第3パイプ
60 :スライド機構
61 :レール
62 :可動ブロック
63 :終端部
70 :付勢機構
71、71:バネ
72 :壁部材
80 :ストッパ機構
81 :ロッド
82 :リンクピン
83 :ローラ
84 :ループ部材
90 :緩衝機構
91 :ロッド
92 :シリンダ
100 :ロープ
110 :クッション機構
111 :連結部材
112 :アブソーバ
113 :第1棒部材
113 :第2棒部材
120 :速度計
121 :赤外線センサ部
122 :表示部
123 :第1壁部
124 :第2壁部
125 :空間
201 :前端面
202 :後端面
203 :上面
204 :側面
312 :固定部材
343 :固定部
401 :前端
402 :後端
403 :上面
404 :下面
405 :固定部
321 :内壁
321 :内壁
351 :傾斜面
351 :傾斜面
721 :貫通孔
721 :貫通孔

Claims (9)

  1. 台座と、
    特定の移動方向に移動可能であるように前記台座に連結された移動部材と、
    第1端において前記移動部材に連結された踏み板
    とを備え、
    前記踏み板は、前記移動部材から離れた第2端が前記台座に向かって移動可能であるように、前記移動部材に回動可能に連結されている
    転倒模擬装置。
  2. 請求項1に記載の転倒模擬装置であって、
    前記移動部材を前記移動方向に向けて付勢する付勢機構を更に備える
    転倒模擬装置。
  3. 請求項2に記載の転倒模擬装置であって、
    前記移動部材を所定の初期位置に仮に固定するストッパ機構を更に備えており、
    前記ストッパ機構による仮の固定が解除されると、前記移動部材が、前記付勢機構から受ける力によって前記移動方向に移動する
    転倒模擬装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の転倒模擬装置であって、
    更に、
    前記第1端から離れた位置において前記踏み板と前記台座とを連結する連結機構を備え、
    前記連結機構は、
    前記台座に回動可能に連結された第1アームと、
    前記踏み板に回動可能に連結された第2アーム
    とを備え、
    前記第1アームと前記第2アームとが回動可能に連結された
    転倒模擬装置。
  5. 請求項4に記載の転倒模擬装置であって、
    前記連結機構が、前記第1アームと前記第2アームとがなす角を一時的に固定する仮止め機構を備えている
    転倒模擬装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の転倒模擬装置であって、
    前記移動部材が前記移動方向に移動する速度を計測する速度計を更に備える
    転倒模擬装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の転倒模擬装置であって、
    前記踏み板の回動によって前記踏み板が傾斜する速さを減速するように構成された緩衝機構を更に備える
    転倒模擬装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の転倒模擬装置であって、
    前記台座に結合された壁部材と、
    前記移動部材に結合されたアブソーバ
    とを具備し、
    前記アブソーバは、前記移動部材が移動すると前記壁部材に衝突するように前記移動部材に配置されており、
    前記アブソーバは、前記壁部材と衝突したときに生じる衝撃を吸収するように構成されている
    転倒模擬装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の転倒模擬装置の動作方法であって、
    被験者が前記踏み板の上面に載った状態で前記移動部材を前記移動方向に移動させることと、
    前記移動部材の前記移動方向への移動と同時に、前記踏み板の前記第2端が前記台座に近づくように前記踏み板を回動させること
    とを備える
    転倒模擬装置の動作方法。
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