JP6632935B2 - 環境負荷量算出システム、及び環境負荷量算出方法 - Google Patents
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Description
バスの排出係数(kg−CO2/(人・km))×バスによる移動距離×人数
+鉄道の排出係数(kg−CO2/(人・km))×鉄道による移動距離×人数
+航空機の排出係数(kg−CO2/(人・km))×航空機による移動距離×人数
上記のように、既存の算出方法において、人の移動に伴うCO2排出量を算出するためには、交通手段毎の人の移動距離が必要である。しかし、交通手段毎の人の移動距離を調査することは容易ではなく、大きな稼働・コストがかかる。
移動に利用される交通手段の分担を示す交通手段分担率と、交通手段別の距離当たりの移動コストとに基づいて、距離当たりの人の移動に伴う移動コストを算出して記憶部に格納する移動コスト算出手段と、
前記交通手段分担率と、交通手段別の距離当たりの排出係数とに基づいて、距離当たりの人の移動に伴う環境負荷の原単位を算出して前記記憶部に格納する原単位算出手段と、
人の移動に伴う費用の入力を受け、当該費用と、前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストと、前記距離当たりの人の移動に伴う環境負荷の原単位とを用いて、人の移動に伴う環境負荷量を算出する環境負荷量算出手段とを備え、
前記環境負荷量算出手段は、前記人の移動に伴う費用を前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストで割り、得られた値に前記環境負荷の原単位を掛けることにより前記環境負荷量を算出する
ことを特徴とする環境負荷量算出システムが提供される。
本実施の形態では、入手が容易な調査資料や統計資料から、距離当たりの人の移動に伴う移動コスト、及び、距離当たりの人の移動のCO2排出原単位を算出することとしている。そして、入手が容易な旅費、及び、算出した移動コスト、算出したCO2排出原単位から、目的とする人の移動に伴うCO2排出量を算出する。
図1に、本発明の実施の形態に係る環境負荷量算出システム100の構成例を示す。図1に示すように、本実施の形態に係る環境負荷量算出システム100は、操作入力部110、画面表示部120、演算処理部130、数値DB(データベース)140、評価式DB150、通信I/F部160を備える。
図2は、本実施の形態における環境負荷量算出システム100により実行される環境負荷量算出手順を示すフローチャートである。以下、図2のフローチャートのステップに沿って、環境負荷量算出手順の例を説明する。
図2に示すように、ステップ1は、ステップ1−1〜1−4からなる。以下、各ステップについて説明する。
ステップ1−1において、例えば統計資料等から、目的別の代表交通手段の分担率、交通手段別の距離当たりの移動コスト、及び交通手段別の排出係数を抽出し、抽出したデータを数値DB140に格納する。なお、「代表交通手段」とは、1つのトリップがいくつかの交通手段で成り立っているとき、このトリップで利用した主な交通手段のことである。「トリップ」とは、人がある目的をもってある地点からある地点へ移動した単位である。また、分担率は、移動に利用される交通手段の分担の割合を示す。
ステップ1−2において、データ管理部131が、数値DB140から読み出した交通手段毎の分担率と移動コストとに基づいて、「距離当たりの人の移動に伴う移動コスト」を算出する。
ステップ1−3において、データ管理部131が、数値DB140から読み出した交通手段毎の分担率と排出係数とに基づいて、「距離当たりの人の移動に伴うCO2排出原単位」を算出する。
ステップ1−4において、データ管理部131は、ステップ1−2で算出した「距離当たりの人の移動に伴う移動コスト」、ステップ1−3で算出した「距離当たりの人の移動に伴うCO2排出原単位」を数値DB140に保管(格納)する。なお、数値DB140への保管は、「距離当たりの人の移動に伴う移動コスト」についてはステップ1−2で行い、「距離当たりの人の移動に伴うCO2排出原単位」についてはステップ1−3で行ってもよい。
図2に示すように、ステップ2は、ステップ2−1〜2−3からなる。以下、各ステップについて説明する。
まず、ユーザが、操作入力部110を介して、評価対象企業の「人の移動に伴う費用」("旅費"と呼んでもよい)を入力する。この「人の移動に伴う費用」は、例えば、評価対象企業における1年間の従業員全員の旅費の合計である。
次に、ステップ2−2において、評価計算部132が、数値DB140から「距離当たりの人の移動に伴う移動コスト」、及び「距離当たりの人の移動に伴うCO2排出原単位」を取得するとともに、評価式DB150から評価式を取得し、評価式を用いて、「人の移動に伴う費用」、「距離当たりの人の移動に伴う移動コスト」、「距離当たりの人の移動に伴うCO2排出原単位」から人の移動に伴うCO2排出量を算出する。
ステップ2−3において、画面表示部120が、ステップ2−2で得られた「人の移動に伴うCO2排出量(kg−CO2)」を表示する。
次に、環境負荷量算出システム100の処理の実施例を説明する。本実施例では、A企業の1年間の旅費(出張時の交通移動に関連する部分のみ)から、出張のための人の移動に伴う環境負荷を算出する。以下の説明において、図6、図7を適宜参照する。また、以下の説明においても、図2に示すフローチャートにおけるステップ番号を使用する。
「二輪車」については、ガソリン価格(非特許文献8)及び自動車会社HPから取得した排出量400cc−750ccバイクの平均燃費(非特許文献10)から以下のようにして移動コストを算出する。
また、上記の「排出係数」に関して、二輪車の排出係数は、非特許文献5には記載がないため、ガソリンのCO2排出原単位(非特許文献11)と二輪車の平均燃費(非特許文献10)とから下記のようにして算出する。
なお、上記の各算出処理については、環境負荷量算出システム100の外部で行ってもよいし、環境負荷量算出システム100の内部(例:データ管理部131)で行ってもよい。
以上、説明したように、本実施の形態により、人の移動に伴う環境負荷量を算出する環境負荷量算出システムであって、移動に利用される交通手段の分担を示す交通手段分担率と、交通手段別の距離当たりの移動コストとに基づいて、距離当たりの人の移動に伴う移動コストを算出して記憶部に格納する移動コスト算出手段と、前記交通手段分担率と、交通手段別の排出係数とに基づいて、距離当たりの人の移動に伴う環境負荷の原単位を算出して前記記憶部に格納する原単位算出手段と、人の移動に伴う費用の入力を受け、当該費用と、前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストと、前記距離当たりの人の移動に伴う環境負荷の原単位とを用いて、人の移動に伴う環境負荷量を算出する環境負荷量算出手段とを備えることを特徴とする環境負荷量算出システムが提供される。
110 操作入力部
120 画面表示部
130 演算処理部
131 データ管理部
132 評価計算部
140 数値DB
150 評価式DB
160 通信I/F部
Claims (6)
- 人の移動に伴う環境負荷量を算出する環境負荷量算出システムであって、
移動に利用される交通手段の分担を示す交通手段分担率と、交通手段別の距離当たりの移動コストとに基づいて、距離当たりの人の移動に伴う移動コストを算出して記憶部に格納する移動コスト算出手段と、
前記交通手段分担率と、交通手段別の距離当たりの排出係数とに基づいて、距離当たりの人の移動に伴う環境負荷の原単位を算出して前記記憶部に格納する原単位算出手段と、
人の移動に伴う費用の入力を受け、当該費用と、前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストと、前記距離当たりの人の移動に伴う環境負荷の原単位とを用いて、人の移動に伴う環境負荷量を算出する環境負荷量算出手段とを備え、
前記環境負荷量算出手段は、前記人の移動に伴う費用を前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストで割り、得られた値に前記環境負荷の原単位を掛けることにより前記環境負荷量を算出する
ことを特徴とする環境負荷量算出システム。 - 前記移動コスト算出手段は、前記交通手段分担率と、前記交通手段別の距離当たりの移動コストとを掛けた値を交通手段毎に算出し、当該算出された値を合計することにより前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストを算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の環境負荷量算出システム。 - 前記原単位算出手段は、前記交通手段分担率と、前記距離当たりの排出係数とを掛けた値を交通手段毎に算出し、当該算出された値を合計することにより前記環境負荷の原単位を算出する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の環境負荷量算出システム。 - 人の移動に伴う環境負荷量を算出する環境負荷量算出システムにより実行される環境負荷量算出方法であって、
移動に利用される交通手段の分担を示す交通手段分担率と、交通手段別の距離当たりの移動コストとに基づいて、距離当たりの人の移動に伴う移動コストを算出して記憶部に格納する移動コスト算出ステップと、
前記交通手段分担率と、交通手段別の距離当たりの排出係数とに基づいて、距離当たりの人の移動に伴う環境負荷の原単位を算出して前記記憶部に格納する原単位算出ステップと、
人の移動に伴う費用の入力を受け、当該費用と、前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストと、前記距離当たりの人の移動に伴う環境負荷の原単位とを用いて、人の移動に伴う環境負荷量を算出する環境負荷量算出ステップとを備え、
前記環境負荷量算出ステップにおいて、前記環境負荷量算出システムは、前記人の移動に伴う費用を前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストで割り、得られた値に前記環境負荷の原単位を掛けることにより前記環境負荷量を算出する
ことを特徴とする環境負荷量算出方法。 - 前記移動コスト算出ステップにおいて、前記環境負荷量算出システムは、前記交通手段分担率と、前記交通手段別の距離当たりの移動コストとを掛けた値を交通手段毎に算出し、当該算出された値を合計することにより前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストを算出する
ことを特徴とする請求項4に記載の環境負荷量算出方法。 - 前記原単位算出ステップにおいて、前記環境負荷量算出システムは、前記交通手段分担率と、前記距離当たりの排出係数とを掛けた値を交通手段毎に算出し、当該算出された値を合計することにより前記環境負荷の原単位を算出する
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の環境負荷量算出方法。
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