JP6632935B2 - 環境負荷量算出システム、及び環境負荷量算出方法 - Google Patents

環境負荷量算出システム、及び環境負荷量算出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6632935B2
JP6632935B2 JP2016112229A JP2016112229A JP6632935B2 JP 6632935 B2 JP6632935 B2 JP 6632935B2 JP 2016112229 A JP2016112229 A JP 2016112229A JP 2016112229 A JP2016112229 A JP 2016112229A JP 6632935 B2 JP6632935 B2 JP 6632935B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
environmental load
movement
transportation
person
cost
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016112229A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017219938A (ja
Inventor
暁曦 張
暁曦 張
真輔 飯橋
真輔 飯橋
真智子 篠塚
真智子 篠塚
美永子 原
美永子 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2016112229A priority Critical patent/JP6632935B2/ja
Publication of JP2017219938A publication Critical patent/JP2017219938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6632935B2 publication Critical patent/JP6632935B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、CO排出量等の環境負荷量を算出するための技術に関連するものである。
ICT(Information and Communication technology:情報通信技術)サービスの導入効果として「人や物の移動の削減」や「物の電子化」等がある。移動が削減されれば、交通機関の燃料やエネルギー使用に伴うCO(二酸化炭素)排出が抑えられ、また物が電子化されれば、物の製造や廃棄、物の利用に伴うCO排出が抑えられる。
これらのことに着目し、ICTサービス導入によるCO削減量をICTサービスの環境貢献量として評価することが行われている。例えば非特許文献1に記載されているように、ICTの導入前と導入後で、各環境負荷要因によるCO排出量がどのくらい削減されるのかを評価することが行われている。評価結果は、製品(ICTサービス)の環境面のアピールに利用できることから営業ツールとして活用されたり、また環境経営の取組に利用される。
非特許文献2に示されたテレワークによるCO削減量の評価事例のように、人の移動に関わるICTによるCO排出量削減効果は大きなものとなることが多い。このようなCO排出量削減の評価を行うためには、人の移動に伴うCO排出量を適切に算出することが必要である。
既存の算出方法においては、人の移動に伴うCO排出量は、各交通手段の排出係数に移動距離と人数を掛けて算出される。例えば非特許文献3には、従業員の出張(人の移動)によるCO排出量の算出例が示されている。
IT社会を環境で測る(2007年 松野,近藤 編,社)産業環境管理協会) 地球温暖化問題への対応に向けたICT政策に関する研究会(2007年総務省)http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/policyreports/chousa/ict_globalwarming/ サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量算定に関する基本ガイドライン (2014年3月 環境省,経済産業省) 平成22年度全国都市交通特性調査 (2010年 国土交通省)http://www.mlit.go.jp/toshi/city_plan/toshi_city_plan_tk_000007.html サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位について」の別紙)(2014年環境省)http://www.env.go.jp/earth/ondanka/supply_chain/comm.html JR東日本(登録商標)HP 運賃、https://www.jreast.co.jp/consumption-tax/pdf/usually_main.pdf 関東バス(登録商標)HP 運賃、http://www.kanto-bus.co.jp/guide/fare.html 資源エネルギー庁 ガソリン価格、http://www.enecho.meti.go.jp/statistics/petroleum_and_lpgas/pl007/results.html#headline1 国土交通省 自動車の平均燃費、http://www.mlit.go.jp/jidosha/sesaku/environment/ondan/leaflet.pdf ホンダ(登録商標)HP 排出量400cc-750ccバイクの平均燃費、http://www.honda.co.jp/motor-lineup/?from=top_pulldown 環境省HP ガソリンのCO2排出原単位、https://www.env.go.jp/council/16pol-ear/y164-04/mat04.pdf
上述した既存の算出方法を用いる場合、公共交通機関による人の移動のCO排出量は例えば以下のようにして算出される。
公共交通機関による移動のCO排出量=
バスの排出係数(kg−CO/(人・km))×バスによる移動距離×人数
+鉄道の排出係数(kg−CO/(人・km))×鉄道による移動距離×人数
+航空機の排出係数(kg−CO/(人・km))×航空機による移動距離×人数
上記のように、既存の算出方法において、人の移動に伴うCO排出量を算出するためには、交通手段毎の人の移動距離が必要である。しかし、交通手段毎の人の移動距離を調査することは容易ではなく、大きな稼働・コストがかかる。
そのため、評価に稼働・コストを掛けられない状況では、各人の交通手段毎の移動距離をその都度調査することは困難である。例えば、前述したICTサービスの営業活動のような状況では、お客様から事前に情報を得ることは難しく、また評価にコストをかけることができない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、人の移動に伴う環境負荷量を容易に算出することを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、人の移動に伴う環境負荷量を算出する環境負荷量算出システムであって、
移動に利用される交通手段の分担を示す交通手段分担率と、交通手段別の距離当たりの移動コストとに基づいて、距離当たりの人の移動に伴う移動コストを算出して記憶部に格納する移動コスト算出手段と、
前記交通手段分担率と、交通手段別の距離当たりの排出係数とに基づいて、距離当たりの人の移動に伴う環境負荷の原単位を算出して前記記憶部に格納する原単位算出手段と、
人の移動に伴う費用の入力を受け、当該費用と、前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストと、前記距離当たりの人の移動に伴う環境負荷の原単位とを用いて、人の移動に伴う環境負荷量を算出する環境負荷量算出手段とを備え
前記環境負荷量算出手段は、前記人の移動に伴う費用を前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストで割り、得られた値に前記環境負荷の原単位を掛けることにより前記環境負荷量を算出する
ことを特徴とする環境負荷量算出システムが提供される。

本発明の実施の形態によれば、人の移動に伴う環境負荷量を容易に算出することを可能とする技術が提供される。
本発明の実施の形態に係る環境負荷量算定システム100の構成図である。 環境負荷量算出手順を示すフローチャートである。 距離当たりの人の移動に伴う移動コストの算出方法を説明するための図である。 距離当たりの人の移動に伴うCO排出原単位の算出方法を説明するための図である。 評価式DB150に格納されている評価式を説明するための図である。 実施例を説明するための図である。 実施例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態では、環境負荷量としてCO排出量を対象としているが、本発明は、CO排出量以外の環境負荷量の算出にも適用可能である。また、以下の説明では、非特許文献4〜11から抽出した情報を利用するが、非特許文献4〜11は一例であり、その他の文献等から抽出した情報を利用してもよい。
(実施の形態の概要)
本実施の形態では、入手が容易な調査資料や統計資料から、距離当たりの人の移動に伴う移動コスト、及び、距離当たりの人の移動のCO排出原単位を算出することとしている。そして、入手が容易な旅費、及び、算出した移動コスト、算出したCO排出原単位から、目的とする人の移動に伴うCO排出量を算出する。
本実施の形態において算出するCO排出原単位とは、単位距離当たりの一人の移動に伴うCO排出量であり、その単位は「kg−CO/人・km」である。なお、原単位とは、特定の単位当たりの環境負荷量を示す値である。
本実施の形態において算出するCO排出原単位は特定の交通手段に対応するものではなく、調査資料等から得られた交通手段毎の分担率が加味されたものである。また、移動コストについても、特定の交通手段に対応するものではなく、調査資料等から得られた交通手段毎の分担率が加味されたものである。
これにより、交通手段毎の移動距離を調査することなく容易に人の移動に伴うCO排出量を算出することを可能としている。また、旅費と距離当たりの人の移動に伴う移動コストとを使用することで、移動距離を調査することも必要がなく、容易に人の移動に伴うCO排出量を算出することを可能としている。
以下、本実施の形態をより詳細に説明する。
(システム構成)
図1に、本発明の実施の形態に係る環境負荷量算出システム100の構成例を示す。図1に示すように、本実施の形態に係る環境負荷量算出システム100は、操作入力部110、画面表示部120、演算処理部130、数値DB(データベース)140、評価式DB150、通信I/F部160を備える。
操作入力部110は、ユーザによる操作や情報入力を受け付ける機能部である。画面表示部120は、演算処理部130による演算結果を表示する機能部である。演算処理部130は、種々の演算を行う機能部である。
本実施の形態における演算処理部130は、データ管理部131と評価計算部132を備えている。データ管理部131は、後述するステップ1−1により取得され、数値DB140に格納されている各種のデータを管理する。
また、データ管理部131は、後述するステップ1−2により「距離当たりの人の移動に伴う移動コスト」を算出し、数値DB140に格納するとともに、後述するステップ1−3により「距離当たりの人の移動に伴うCO排出原単位」を算出し、数値DB140に格納する。
評価式DB150には、目的とする人の移動に伴うCO排出量を算出するための評価式が格納されており、評価計算部132は、数値DB140から「距離当たりの人の移動に伴う移動コスト」及び「距離当たりの人の移動に伴うCO排出原単位」を読み出し、評価式DB150から評価式を読み出し、これらと、操作入力部110から入力された旅費のデータとを用いて人の移動に伴うCO排出量を算出する。
通信I/F部160は、ネットワークを介して通信を行う機能部であり、例えば、ネットワーク上のウェブサーバ等から情報を取得することができる。
本実施の形態に係る環境負荷量算出システム100は、例えば、コンピュータに、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。すなわち、環境負荷量算出システム100が有する機能は、当該コンピュータに内蔵されるCPUやメモリなどのハードウェア資源を用いて、環境負荷量算出システム100で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
(環境負荷量算出手順の概要)
図2は、本実施の形態における環境負荷量算出システム100により実行される環境負荷量算出手順を示すフローチャートである。以下、図2のフローチャートのステップに沿って、環境負荷量算出手順の例を説明する。
図2に示すように、環境負荷量算出手順は、ステップ1とステップ2を有する。ステップ1では、統計資料や調査資料等から得られたデータに基づいて、データ管理部131が距離当たりの人の移動に伴う移動コスト、及び、距離当たりの人の移動に伴うCO排出原単位を算出する。ステップ2では、ステップ1で算出した値と、ユーザにより入力される旅費データとに基づいて、実際の評価が繰り返しで行われる。なお、統計資料等の更新があれば、ステップ1を行いデータを最新化することが望ましい。
(環境負荷量算出手順の詳細:ステップ1)
図2に示すように、ステップ1は、ステップ1−1〜1−4からなる。以下、各ステップについて説明する。
<ステップ1−1>
ステップ1−1において、例えば統計資料等から、目的別の代表交通手段の分担率、交通手段別の距離当たりの移動コスト、及び交通手段別の排出係数を抽出し、抽出したデータを数値DB140に格納する。なお、「代表交通手段」とは、1つのトリップがいくつかの交通手段で成り立っているとき、このトリップで利用した主な交通手段のことである。「トリップ」とは、人がある目的をもってある地点からある地点へ移動した単位である。また、分担率は、移動に利用される交通手段の分担の割合を示す。
目的別代表交通手段の分担率、交通手段別距離当たりの移動コスト、及び交通手段別の排出係数等のデータについては、例えば、人が統計資料等からデータを抽出して、操作入力110から入力することとしてもよいし、環境負荷量算出システム100の通信I/F部160が、インターネット上のウェブサーバにアクセスして、取得することとしてもよいし、これら以外の方法で取得してもよい。
<ステップ1−2>
ステップ1−2において、データ管理部131が、数値DB140から読み出した交通手段毎の分担率と移動コストとに基づいて、「距離当たりの人の移動に伴う移動コスト」を算出する。
一例を図3を参照して説明する。図3に示す例では、ステップ1−1において、予め非特許文献4から目的別代表交通手段分担率が抽出され、数値DB140に格納される。本実施の形態では、「業務」目的の最新の分担率を抽出する。また、交通手段別距離当たりの移動コストについては、例えば、通信I/F部160により、各交通機関のウェブサイト等から収集する。
そして、データ管理部131は、分担率に移動コストを乗じる計算を交通手段毎に行って、得られた値を合計することで、「距離当たりの人の移動に伴う移動コスト」を算出する。
<ステップ1−3>
ステップ1−3において、データ管理部131が、数値DB140から読み出した交通手段毎の分担率と排出係数とに基づいて、「距離当たりの人の移動に伴うCO排出原単位」を算出する。
一例を図4を参照して説明する。図4に示す例では、ステップ1−1において、予め非特許文献4から目的別代表交通手段分担率が抽出されるとともに、非特許文献5から交通手段毎の排出係数が抽出され、これらが数値DB140に格納される。
そして、データ管理部131は、分担率に排出係数を乗じる計算を交通手段毎に行って、得られた値を合計することで、「距離当たりの人の移動に伴うCO排出原単位」を算出する。
<ステップ1−4>
ステップ1−4において、データ管理部131は、ステップ1−2で算出した「距離当たりの人の移動に伴う移動コスト」、ステップ1−3で算出した「距離当たりの人の移動に伴うCO排出原単位」を数値DB140に保管(格納)する。なお、数値DB140への保管は、「距離当たりの人の移動に伴う移動コスト」についてはステップ1−2で行い、「距離当たりの人の移動に伴うCO排出原単位」についてはステップ1−3で行ってもよい。
(環境負荷量算出手順の詳細:ステップ2)
図2に示すように、ステップ2は、ステップ2−1〜2−3からなる。以下、各ステップについて説明する。
<ステップ2−1>
まず、ユーザが、操作入力部110を介して、評価対象企業の「人の移動に伴う費用」("旅費"と呼んでもよい)を入力する。この「人の移動に伴う費用」は、例えば、評価対象企業における1年間の従業員全員の旅費の合計である。
<ステップ2−2>
次に、ステップ2−2において、評価計算部132が、数値DB140から「距離当たりの人の移動に伴う移動コスト」、及び「距離当たりの人の移動に伴うCO排出原単位」を取得するとともに、評価式DB150から評価式を取得し、評価式を用いて、「人の移動に伴う費用」、「距離当たりの人の移動に伴う移動コスト」、「距離当たりの人の移動に伴うCO排出原単位」から人の移動に伴うCO排出量を算出する。
図5に、本実施の形態における評価式を示す。なお、評価式DB150に格納される評価式の形式は特定の形式に限定されないが、例えば、図5に示す式に相当するプログラムやスクリプト等であってもよい。
図5に示すとおり、ユーザにより入力された旅費(人の移動に伴う費用)を「距離当たりの人の移動に伴う移動コスト」で割り、その結果に、「距離当たりの人の移動に伴うCO排出原単位」を掛けることにより、目的とする「人の移動に伴うCO排出量(kg−CO)」が算出される。
<ステップ2−3>
ステップ2−3において、画面表示部120が、ステップ2−2で得られた「人の移動に伴うCO排出量(kg−CO)」を表示する。
(実施例)
次に、環境負荷量算出システム100の処理の実施例を説明する。本実施例では、A企業の1年間の旅費(出張時の交通移動に関連する部分のみ)から、出張のための人の移動に伴う環境負荷を算出する。以下の説明において、図6、図7を適宜参照する。また、以下の説明においても、図2に示すフローチャートにおけるステップ番号を使用する。
ステップ1−1)予め、調査資料「平成22年度全国都市交通特性調査(非特許文献4)」から「目的別(平日・業務)代表交通手段分担率」を抽出し、交通手段毎の移動距離当たりにかかる移動コストを非特許文献6〜11から抽出し、更に、交通手段毎の排出係数を非特許文献5から抽出し、これらを数値DB140に格納する。
上記の移動コストに関し、本実施例では、図6に示すように、「鉄道」については、鉄道会社HP(非特許文献6)から一例として平均運賃を「320円/20km=16円/km」として算出する。
「バス」については、バス会社HP(非特許文献7)から対キロ区間の運賃より一例として平均運賃を「三鷹〜武蔵小金井 250円/6.7km=37.3円/km」として算出する。
「自動車」については、資源エネルギー庁のガソリン価格(非特許文献8)及び国土交通省の自動車平均燃費(非特許文献9)から移動コストを以下のようにして算出する。
レギュラー 2015年12月平均(126円/L)/(16.8km/L)=7.5円/km
「二輪車」については、ガソリン価格(非特許文献8)及び自動車会社HPから取得した排出量400cc−750ccバイクの平均燃費(非特許文献10)から以下のようにして移動コストを算出する。
レギュラー 2015年12月平均(126円/L)/(38.7km/L)=3.3円/km
また、上記の「排出係数」に関して、二輪車の排出係数は、非特許文献5には記載がないため、ガソリンのCO排出原単位(非特許文献11)と二輪車の平均燃費(非特許文献10)とから下記のようにして算出する。
(2.322kgCO/L)/(38.7km/L)=0.06kgCO/km
なお、上記の各算出処理については、環境負荷量算出システム100の外部で行ってもよいし、環境負荷量算出システム100の内部(例:データ管理部131)で行ってもよい。
ステップ1−2)データ管理部131は、ステップ1−1で得られた「目的別(平日・業務)代表交通手段分担率」に交通手段毎の移動コストを乗じて、その結果を各交通手段について加算(合計)することにより、「距離当たりの人の移動に伴う移動コスト」を算出する。図6に示す例では、当該移動コストが7.819円/人・kmとして得られている。
ステップ1−3)データ管理部131は、ステップ1−1で得られた「目的別(平日・業務)代表交通手段分担率」に交通手段毎の排出係数を乗じて、その結果を各交通手段について加算(合計)することにより、「距離当たりの人の移動の伴うCO排出原単位」を算出する。図6に示す例では、当該CO排出原単位が0.150として得られている。
ステップ2−1)次に、ユーザは、操作入力部110を介して、A企業の1年間の旅費(出張による交通移動に関連する部分のみ)として100万円を入力する。
ステップ2−2)評価計算部132は、ステップ2−1で入力された旅費と、ステップ1−2で算出された「距離当たりの人の移動に伴う移動コスト」、及びステップ1−3で算出された「距離当たりの人の移動に伴うCO排出原単位」に基づいて、図7に示すように、評価式から、A企業の出張による人の移動に伴うCO排出量(kg−CO)として「19184kg−CO」を算出する。
以上、説明したように、本実施の形態では、移動距離や交通手段等の調査を行うことなく、入手が容易であり直観的でわかりやすい指標である旅費(移動費用)のみで人の移動に伴う環境負荷量を容易に算出することができ、評価稼働を削減できる。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本実施の形態により、人の移動に伴う環境負荷量を算出する環境負荷量算出システムであって、移動に利用される交通手段の分担を示す交通手段分担率と、交通手段別の距離当たりの移動コストとに基づいて、距離当たりの人の移動に伴う移動コストを算出して記憶部に格納する移動コスト算出手段と、前記交通手段分担率と、交通手段別の排出係数とに基づいて、距離当たりの人の移動に伴う環境負荷の原単位を算出して前記記憶部に格納する原単位算出手段と、人の移動に伴う費用の入力を受け、当該費用と、前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストと、前記距離当たりの人の移動に伴う環境負荷の原単位とを用いて、人の移動に伴う環境負荷量を算出する環境負荷量算出手段とを備えることを特徴とする環境負荷量算出システムが提供される。
実施の形態で説明した数値DB140は、上記の記憶部の例である。また、データ管理部131は、移動コスト算出手段及び原単位算出手段の例である。また、評価計算部132は、環境負荷量算出手段の例である。
前記移動コスト算出手段は、例えば、前記交通手段分担率と、前記交通手段別の距離当たりの移動コストとを掛けた値を交通手段毎に算出し、当該算出された値を合計することにより前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストを算出する。
前記原単位算出手段は、例えば、前記交通手段分担率と、前記排出係数とを掛けた値を交通手段毎に算出し、当該算出された値を合計することにより前記環境負荷の原単位を算出する。
前記環境負荷量算出手段は、例えば、前記人の移動に伴う費用を前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストで割り、得られた値に前記環境負荷の原単位を掛けることにより前記環境負荷量を算出する。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
100 環境負荷量算定システム
110 操作入力部
120 画面表示部
130 演算処理部
131 データ管理部
132 評価計算部
140 数値DB
150 評価式DB
160 通信I/F部

Claims (6)

  1. 人の移動に伴う環境負荷量を算出する環境負荷量算出システムであって、
    移動に利用される交通手段の分担を示す交通手段分担率と、交通手段別の距離当たりの移動コストとに基づいて、距離当たりの人の移動に伴う移動コストを算出して記憶部に格納する移動コスト算出手段と、
    前記交通手段分担率と、交通手段別の距離当たりの排出係数とに基づいて、距離当たりの人の移動に伴う環境負荷の原単位を算出して前記記憶部に格納する原単位算出手段と、
    人の移動に伴う費用の入力を受け、当該費用と、前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストと、前記距離当たりの人の移動に伴う環境負荷の原単位とを用いて、人の移動に伴う環境負荷量を算出する環境負荷量算出手段とを備え
    前記環境負荷量算出手段は、前記人の移動に伴う費用を前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストで割り、得られた値に前記環境負荷の原単位を掛けることにより前記環境負荷量を算出する
    ことを特徴とする環境負荷量算出システム。
  2. 前記移動コスト算出手段は、前記交通手段分担率と、前記交通手段別の距離当たりの移動コストとを掛けた値を交通手段毎に算出し、当該算出された値を合計することにより前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストを算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の環境負荷量算出システム。
  3. 前記原単位算出手段は、前記交通手段分担率と、前記距離当たりの排出係数とを掛けた値を交通手段毎に算出し、当該算出された値を合計することにより前記環境負荷の原単位を算出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の環境負荷量算出システム。
  4. 人の移動に伴う環境負荷量を算出する環境負荷量算出システムにより実行される環境負荷量算出方法であって、
    移動に利用される交通手段の分担を示す交通手段分担率と、交通手段別の距離当たりの移動コストとに基づいて、距離当たりの人の移動に伴う移動コストを算出して記憶部に格納する移動コスト算出ステップと、
    前記交通手段分担率と、交通手段別の距離当たりの排出係数とに基づいて、距離当たりの人の移動に伴う環境負荷の原単位を算出して前記記憶部に格納する原単位算出ステップと、
    人の移動に伴う費用の入力を受け、当該費用と、前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストと、前記距離当たりの人の移動に伴う環境負荷の原単位とを用いて、人の移動に伴う環境負荷量を算出する環境負荷量算出ステップとを備え
    前記環境負荷量算出ステップにおいて、前記環境負荷量算出システムは、前記人の移動に伴う費用を前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストで割り、得られた値に前記環境負荷の原単位を掛けることにより前記環境負荷量を算出する
    ことを特徴とする環境負荷量算出方法。
  5. 前記移動コスト算出ステップにおいて、前記環境負荷量算出システムは、前記交通手段分担率と、前記交通手段別の距離当たりの移動コストとを掛けた値を交通手段毎に算出し、当該算出された値を合計することにより前記距離当たりの人の移動に伴う移動コストを算出する
    ことを特徴とする請求項に記載の環境負荷量算出方法。
  6. 前記原単位算出ステップにおいて、前記環境負荷量算出システムは、前記交通手段分担率と、前記距離当たりの排出係数とを掛けた値を交通手段毎に算出し、当該算出された値を合計することにより前記環境負荷の原単位を算出する
    ことを特徴とする請求項又はに記載の環境負荷量算出方法。
JP2016112229A 2016-06-03 2016-06-03 環境負荷量算出システム、及び環境負荷量算出方法 Active JP6632935B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016112229A JP6632935B2 (ja) 2016-06-03 2016-06-03 環境負荷量算出システム、及び環境負荷量算出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016112229A JP6632935B2 (ja) 2016-06-03 2016-06-03 環境負荷量算出システム、及び環境負荷量算出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017219938A JP2017219938A (ja) 2017-12-14
JP6632935B2 true JP6632935B2 (ja) 2020-01-22

Family

ID=60658005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016112229A Active JP6632935B2 (ja) 2016-06-03 2016-06-03 環境負荷量算出システム、及び環境負荷量算出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6632935B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7045601B1 (ja) * 2021-08-10 2022-04-01 株式会社ゼロボード 情報処理装置
JP7553994B1 (ja) 2023-05-25 2024-09-19 株式会社ゼロボード 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010021059A1 (ja) * 2008-08-22 2010-02-25 株式会社ナビタイムジャパン 交通費精算装置および交通費精算方法
CN102054222A (zh) * 2010-12-10 2011-05-11 吉林大学 基于居民出行分析的城市机动车排放量化方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017219938A (ja) 2017-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Xu et al. Identifying key factors associated with ridesplitting adoption rate and modeling their nonlinear relationships
Bandeira et al. A fuzzy multi-criteria model for evaluating sustainable urban freight transportation operations
Tongwane et al. Greenhouse gas emissions from road transport in South Africa and Lesotho between 2000 and 2009
Maoh et al. A tool for evaluating urban sustainability via integrated transportation and land use simulation models
Liu et al. A generalized framework for measuring pedestrian accessibility around the world using open data
Gan et al. The identification of truck-related greenhouse gas emissions and critical impact factors in an urban logistics network
Sazu et al. High efficiency public transportation system: role of big data in making recommendations
Allen et al. Data collection for understanding urban goods movement: comparison of collection methods and approaches in European countries
JP2020003216A (ja) 貨物輸送シミュレーション装置及びプログラム
Kinigadner et al. Planning for low carbon mobility: Impacts of transport interventions and location on carbon-based accessibility
Loder et al. Mobility tools and use
Hassan et al. Exploring the existence of aviation Kuznets curve in the context of environmental pollution for OECD nations
Holden et al. Trip energy estimation methodology and model based on real-world driving data for green-routing applications
Yeow et al. Using spatially explicit commodity flow and truck activity data to map urban material flows
Mohapatra et al. Examining the impacts of logistics sprawl on freight transportation in Indian cities: implications for planning and sustainable development
Hensher A systematic assessment of the environmental impacts of transport policy
JP6632935B2 (ja) 環境負荷量算出システム、及び環境負荷量算出方法
Asborno et al. GIS-based identification and visualization of multimodal freight transportation catchment areas
Duan et al. Comprehending and analyzing multiday trip-chaining patterns of freight vehicles using a multiscale method with prolonged trajectory data
Menon et al. Assessing the effectiveness of alternative policies in conjunction with energy efficiency improvement policy in India
Tu et al. Reducing transportation greenhouse gas emissions through the development of policies targeting high-emitting trips
McMullen et al. Determinants of VMT in urban areas: A panel study of 87 US Urban Areas 1982-2009
Gonzalez-Feliu A joint freight catchment and cost benefit analysis to assess rail urban logistics scenarios
WO2019113022A1 (en) Method to measure road roughness characteristics and pavement induced vehicle fuel consumption
Kiko et al. Evaluation of Direct and Indirect Effects of Teleworking on Mobility: The Case of Paris

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6632935

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150