JP6626689B2 - 加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被加工材に対して切断、溶接、加熱等の加工を行う加工装置であって、電磁石を利用して走行台車が走行するレールを被加工材に吸着させる際に、段取り時、加工時、加工終了時に対応させて異なる磁力を生じさせるようにした加工装置に関するものである。
造船や橋梁或いは建物等の構造物を製造する場合、被加工材としての鋼板を、切断する切断加工や溶接する溶接加工、或いは線状に加熱する線状加熱加工等の種々の加工が行われている。このような加工は、ガス切断トーチやプラズマ切断トーチ、或いは炭酸ガス溶接トーチやプラズマ溶接トーチ、或いはガス加熱トーチ等のトーチの中から目的の加工に対して最適なトーチを選択し、選択されたトーチを走行台車に搭載して行うのが一般的である。
目的の加工が、鋼板に対する切断加工や溶接加工、或いは線状加熱加工のような場合、目的の加工線に沿ってレールを配置し、このレールに選択されたトーチを搭載した走行台車を載置して走行させるように構成されるのが一般的である。鋼板上に目的の加工線に沿ってレールを配置する場合、加工中にこのレールが位置ずれしてはならない。このため、レールに複数の永久磁石を取り付けておき、レールを目的の加工線に沿って配置した後、永久磁石を作動状態にして磁力を作用させてレールを強固に固定することが行われている。
そして、目的の加工が終了した後は、永久磁石を非作動状態にしてレールを鋼板から引き剥がして次の加工位置に移動させている。このとき、トーチを搭載した走行台車も次の加工位置に移動させている。
永久磁石の作動、非作動は、作業員が永久磁石の側面に配置されたレバーを回動操作することで行うため、この操作が煩雑になるという問題が生じている。即ち、加工位置の変更を行う際には、目的の加工に最適なトーチを搭載した走行台車の移動と、レールの移動を行う必要がある。走行台車に搭載したトーチには複数のホース類が接続されており、走行台車にもコード類が接続されているため、これらのホース類やコード類を捌きながらレールも移動することとなり、この作業を行う際に永久磁石の操作を行うことが煩雑となる。
また、レールを目的の加工線に沿って配置する際に、レールの位置や方向を微調整することがある。しかし、永久磁石が作動している状態では吸着力が強すぎて僅かな力でレールを動かすことができず、永久磁石が非作動状態ではレールが動きすぎてしまい、微調整を行うことが困難であるという問題もある。
本発明の目的は、レールを移動する際の操作を簡単にし、レールの位置を調整する作業を容易に行うことができる加工装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る加工装置は、被加工材に配置されたレールと、前記レールを被加工材に吸着させる電磁石と、駆動モータによって駆動され前記レールに沿って走行する走行台車と、前記走行台車に搭載された加工トーチと、前記走行台車の前記レールに沿った走行限界を検出して信号を発生する走行限検出センサと、電源スイッチ及び前記走行台車の走行を開始させる走行開始スイッチと、を有する操作部と、前記電磁石を、前記電源スイッチの投入に応じて第1の磁力を生じさせ、前記走行開始スイッチの投入に応じて第2の磁力を生じさせ、前記走行限検出センサからの信号に応じて前記走行台車の走行を停止させると共に磁力の発生を停止させ、所定時間が経過する間磁力の発生を停止させた後、前記第1の磁力を生じさせるように制御する制御部と、を有して構成されるものである。
上記加工装置に於いて、前記制御部は、前記電磁石を、前記第1の磁力は定格出力の磁力よりも小さく、前記第2の磁力は略定格出力の磁力であり、前記電磁石が第1の磁力で被加工材に吸着しているときは小さい引き剥がし力を作用させて引き剥がし可能で、前記第2の磁力で被加工材に吸着しているときは小さい剥がし力を作用させて引き剥がし不能であるように制御することが好ましい。
また、上記何れかの加工装置に於いて、前記被加工材は、略直角に配置された被加工材の内の一方の被加工材であり、前記レールは該一方の被加工材に配置されていることが好ましい。
本発明に係る加工装置は、レールを鋼板からなる被加工材に吸着させる際に、電磁石の吸着力を、走行台車に設けた電源スイッチを投入したとき、走行台車の走行を開始させる走行開始スイッチが投入されたとき、走行台車が走行限検出センサによって走行限を検出したとき、に対応させて変化させることができる。即ち、目的の加工の段取りを行っている間は比較的小さい第1の磁力を作用させ、目的の加工を実施する際には大きい第2の磁力を作用させ、目的の加工が終了したときには磁力の発生を停止させることができる。
このため、目的の加工を実施しているとき、レールは第2の磁力で被加工材に対し強固に吸着して位置がずれるようなことがなく、目的の加工が終了すると磁力の発生を停止されてレールの被加工材に対する吸着が解除され、作業員は加工装置の重量程度の力によって移動させることができる。このため、加工線に沿った正確な加工を行うことができ、且つレールを移動させる際の作業を容易に行うことができる。
また、電源が投入されたとき、レールは比較的小さい第1の磁力を作用させて被加工材に吸着する。このときの吸着力は、加工を実施する際の吸着力よりも小さく、作業員が引きはがそうとしたとき、小さい力で引き剥がすことが可能な程度に設定されている。このため、目的の加工を行うためにレールを目的の加工線に沿って配置する際に、作業員は小さい力で容易に配置位置の調整を行うことができる。
特に、加工装置が、2枚の被加工材が略直角に配置され、水平面に対し略垂直方向に配置された交差部に対する隅肉上進溶接する溶接装置である場合、レールを一方の被加工材の表面に吸着させて目的の加工を実施するのに有利である。即ち、加工装置を略垂直に自立させた状態で段取りを行う必要があるが、このとき、比較的小さい第1の磁力が作用して被加工材に吸着しているため、吸着した位置で自己保持することができ、且つレールの配置位置を調整する際にも小さい力で容易に行うことができる。
加工装置の実施例としての溶接装置の全体構成を説明する斜視図である。 溶接装置の正面図である。 溶接装置の左側面図である。 溶接装置の背面図である。 溶接装置の平面図である。 溶接を実施している状態を説明する図である。 制御系のブロック図である。 タイミングチャートである。
以下、本発明に係る加工装置について説明する。本発明に係る加工装置は走行台車が走行するレールを電磁石によって被加工材に吸着させている。このため、被加工材としては電磁石が吸着し得る鋼板や一部のステンレス鋼板等に限定される(以下単に「鋼板」という)。本発明に於いて、電磁石はレールを鋼板に吸着させるものであるが、この電磁石が加工装置のどの部位に取り付けられるかを限定するものではなく、レールに直接取り付けても良く、またレールに固定したブラケット状の部材に取り付けても良い。
また、本発明に於いて、加工装置に於ける電磁石の取り付け位置を限定するものではない。即ち、加工装置が目的とする加工条件に対応してレールの形状、鋼板に対する配置位置等の配置条件も異なるため、電磁石は夫々の条件に対応させて最適な位置に取り付けることが好ましい。例えば、加工装置が走行台車を水平方向に走行させる過程で目的の加工を行う場合、レールは水平方向に配置されることとなり、該レールの長手方向を適宜の間隔で分割した位置に夫々電磁石を配置することが好ましい。また、加工装置が走行台車を垂直方向に走行させる過程で目的の加工を行う場合、レールは垂直方向に配置されることとなり、該レールの下方の端部側に電磁石を配置することで良い。
また、本発明に於いて、電磁石の吸着力の大きさを限定するものではない。即ち、電磁石の定格出力の磁力の大きさ(第2の磁力)は、加工装置が目的とする加工条件(例えばレールを略垂直に起立させて走行台車を上下方向に移動させる過程で目的の加工を行うのか、レールを略水平方向に配置して行うのか)、走行台車及び搭載するトーチの重量、或いは重心の位置等の条件に応じて適宜設定すべきである。
また、第2の磁力よりも小さい第1の磁力の大きさも、第2の磁力の大きさと同様に、目的の加工条件や、加工装置の重量等に応じて適宜設定すべき値である。しかし、目的の作業のために加工装置の移動や段取りを行う際に、作業員が小さい力で鋼板からレールを引き剥がすことが可能で、且つ鋼板に沿ってずらすことが可能な程度の大きさであることが好ましい。
以下説明する本実施例に於いて、加工装置は、互いに直角に交差し且つ略垂直方向に配置された2枚の鋼板1、2の隅部3を、下方から上方に向けて上進溶接するための溶接装置Aとして構成されている。
しかし、本発明に係る加工装置は、本実施例の上進溶接するための溶接装置Aにのみ限定するものではなく、水平方向に配置された被加工材に対して溶接する溶接装置として構成することが可能である。更に、水平方向に配置された被加工材に対して切断する切断装置として、或いは水平方向に配置された被加工材に対して線状に加熱する線状加熱装置として構成することも可能である。
図6に示すように、溶接装置Aは、略直角に配置された一方の鋼板1の表面を走行面1aとし、他方の鋼板2の表面を案内面2aとし、案内面2aに案内されて走行面1aを走行しつつ、鋼板1、2の隅部3に溶接を行うように構成されている。しかし、必ずしも隅肉溶接のみを行うものではなく、鋼板1又は鋼板2に更に他の鋼板を突き合わせる突合せ部に対する溶接することも可能である。
鋼板1、2は共に略垂直方向に起立した状態で互いに略直交して配置されており、隅部3は縦方向に構成され且つ略直角に配置されている。そして、溶接装置Aは、隅部3に対し下方から上方に向かって溶接する上進溶接を行うように構成されている。また、走行台車11は走行面1aに直接接触することなく走行し得るように構成されている。
溶接装置Aは、一方の鋼板1の走行面1aに配置したレール10に沿って(矢印a、b方向)に走行する走行台車11を有している。この走行台車11には、他方の鋼板2の案内面2aに対し接近又は離隔する方向(矢印c、d方向)に摺動する摺動部材12が配置されている。摺動部材12には、先端に案内面2aと当接する当接部材13が配置され、所定位置に溶接トーチ14を支持するトーチホルダー15が配置されており、摺動部材付勢部材16によって当接部材13を案内面2aに当接させる方向に付勢されている。
レール10は板状のレール本体10aを有しており、該レール本体10aの表面10b(レール10を走行面1aに配置したとき、走行面1aと対向する面の反対側の面、以下同じ)には略全長にわたってラック20bが取り付けられている。また、レール10の裏面10c(レール10を走行面1aに配置したとき、走行面1aと対向する面、以下同じ)には全長にわたって溝形鋼からなる補強部材10dが固着されている。また、レール本体10aの幅方向の両側は表裏面ともにテーパ状に形成されたレール部10eが形成されている。
走行台車11は板状の台車本体11aを有しており、表面側に摺動部材12、レール10に取り付けたラック20bと噛合するピニオン20aを有するモータ20、が夫々移動可能に配置されている。また裏面には、レール本体10aの幅方向の両端部に形成されたレール部10eを挟持し得るように複数(本実施例では4個)のローラ11bが配置されている。従って、走行台車11は、台車本体11aのローラ11bによってレール本体10aのレール部10eを挟持することで、レール10に沿って矢印a、b方向に走行することが可能である。
台車本体11aの表面には、レール10に設けたラック20bの配置方向(矢印a、b方向)とは略直交する方向(矢印c、d方向)に直線移動用のガイド部材22が配置されており、このガイド部材22に摺動部材12が取り付けられている。摺動部材12は、固定片12aと、該固定片12aから起立した起立片12bを有しており、固定片12aがガイド部材22に固定されている。
また、起立片12bには台車本体11aの表面に対して直交する方向に調整ねじ12dが配置されており、調整ねじ12dに対して直交する方向(矢印c、d方向)に配置され該調整ねじ12dの操作に伴って台車本体11aに離隔又は接近するように構成された調整ねじ12eが配置されている。そして、調整ねじ12eに取り付けたブラケット15aにトーチホルダー15が取り付けられている。従って、調整ねじ12d、12eを操作することによってトーチホルダー15の台車本体11aに対する位置を調整することが可能である。
また、摺動部材12からレール10に沿って一方の方向側(矢印b方向側)にアーム12cが突設され、該アーム12cの先端に当接部材13が配置されている。摺動部材12は摺動部材付勢部材16によって、アーム12cの先端に配置した当接部材13が案内面2aに対して圧接する方向(本実施例では矢印c方向)に付勢されている。摺動部材付勢部材16の構造は特に限定するものではなく、引張ばねや圧縮ばね或いはエアシリンダー等の付勢機能を有するものを利用することが可能である。
本実施例では、摺動部材付勢部材16として引張ばねを用いている。このため、摺動部材12と走行台車11の台車本体11aに夫々フックが形成されており、これらのフックの間に摺動部材付勢部材16を構成する引張ばねを張り渡すことで、摺動部材12を矢印c方向に付勢し得るように構成されている。
トーチホルダー15は、溶接トーチ14を目的の溶接部位に対し最適な姿勢に調整して保持するものである。このトーチホルダー15は、ブラケット15aを介して調整ねじ12eに取り付けられると共に、該ブラケット15aに対し回動可能に且つ所望の回動位置で固定し得るように構成されている。
従って、溶接トーチ14を保持したトーチホルダー15を所望の角度に回動して固定すると共に、調整ねじ12d、12eを操作して矢印c、d方向、及び台車本体11aに対して離隔又は接近する方向の寸法を調整することで、目的の溶接部位に対する溶接トーチ14の角度や離隔距離を含む姿勢を最適な状態に調整して保持することが可能である。
アーム12cは先端に配置された当接部材13を保持する機能を有するものである。そして、溶接作業を行う際には、当接部材13が案内面2aに当接した状態を保持することで、溶接トーチ14と目的の溶接部位との位置関係を保持することが可能である。溶接を行っている間、当接部材13は案内面2aと当接した状態を保持して移動することとなるため、移動に際しての抵抗の小さいものであることが好ましい。このような当接部材13として、回転可能なローラや、摩擦係数の小さいブロック状のものを用いることが可能である。
本実施例では、アーム12cの先端に回転可能に取り付けたローラによって当接部材13を構成している。また、当接部材13の周囲にはカバー13aが設けられており、該カバー13aによって、溶接トーチ14による溶接時に発生する熱の影響を避けるように構成されている。
前述したように、溶接トーチ14の姿勢はトーチホルダー15の回動によって調整し得るものであり、溶接部位に対応させる位置は摺動部材12を構成する調整ねじ12d、12eの操作、によって調整し得るものである。そして、走行台車11のレール10に沿った矢印b方向への移動限界は、姿勢を調整した溶接トーチ14によって目的の溶接部位(例えば隅部3)の最端部(最下端部)に対し確実な溶接を行える位置に設定されている。
このため、アーム12cは形状を限定するものではないが、目的の溶接部位に対して溶接トーチ14による溶接を行う際に支障を来すことのない形状を有している。即ち、アーム12cは、溶接トーチ14による溶接時の熱影響を可及的に回避し得るように、棒状の部材を屈折させた形状を有している。そして、走行台車11が矢印b方向への走行限界に到達したとき、アーム12cは加工装置Aの設置面(後述する支持部材25を構成する支持片25bの底面)よりも上方にあり、溶接トーチ14の先端部分の位置と当接部材13の位置とが、図4に示す側面視で略重なり、且つ図5に示す平面視で互いに離隔するような形状と寸法に設定されている。
上記の如く構成された摺動部材12では、トーチホルダー15とアーム12cが共に摺動部材12に配置されている。そして、トーチホルダー15は調整ねじ12d、12eの操作に応じて摺動部材12からの出入り寸法が調整可能であるものの、アーム12cは摺動部材12に固定されている。このため、溶接トーチ14の姿勢や出入り寸法を調整した場合、この調整によって溶接トーチ14は当接部材13に対する姿勢や出入り寸法が変動することになる。従って、溶接トーチ14と当接部材13は調整後の関係位置を変更することなく、両者が共に矢印c、d方向に移動することが可能である。
摺動部材12が摺動部材付勢部材16によって矢印c方向に付勢されているため、当接部材13は常に案内面2aに圧接することとなる。このため、走行面1aにレール10を配置したとき、該レール10が案内面2aに対し僅かに角度を有するような場合(レール10と隅部3が平行でない場合)でも、溶接トーチ14を案内面2aに沿って案内することが可能である。即ち、走行台車11がレール10に沿って走行するのに伴って案内面2aから離隔又は接近するような場合でも、当接部材13が案内面2aに圧接した状態を保持するため、溶接トーチ14は当接部材13との位置関係を保持することが可能となる。
従って、鋼板1、2に対する溶接を行うに際し、走行台車11がレール10に沿って走行したとき、該レール10が案内面2aに対し平行に設置されているか否かに関わらず、溶接トーチ14を案内面2aに沿って平行に移動させることが可能である。
走行台車11の表面には、摺動部材12用のガイド部材22と平行に、モータ20の直線移動用のガイド部材23が配置されている。このガイド部材23にはモータベース20cが取り付けられ、該モータベース20cにモータ20が固定されている。また、走行台車11の台車本体11aに於けるモータベース20cと対応する位置には、モータ20の軸を貫通させると共に、モータ20の移動に伴う軸の移動を許容するための穴11c(図6参照)が形成されている。
上記の如く、モータ20は矢印c、d方向に移動可能に構成されており、矢印d方向への移動に伴ってピニオン20aをラック20bに対して噛合させ、矢印c方向への移動に伴ってピニオン20aのラック20bに対する噛合を解除することが可能である。本実施例では、モータ20は通常はピニオン付勢部材21によって矢印d方向に付勢され、ピニオン20aはラック20bに噛合した状態を保持している。
ピニオン付勢部材21はピニオン20aをラック20bに付勢することが可能なものであれば良いが、本実施例では、摺動部材12の摺動部材付勢部材16と同様に、引張ばねを用いている。このため、モータベース20cと台車本体11aに夫々フックが形成されており、これらのフックの間に引張ばねが張り渡されて、モータベース20cを矢印d方向に付勢している。
また、走行台車11の台車本体11aであって、モータ20から所定寸法離隔した位置にバー24が起立している。このバー24は、ピニオン20aのラック20bに対する噛合を解除する際に、モータ20を矢印c方向に移動させるときに作業員が利用するためのものである。このため、バー24は、例えば、手でバー24を支持すると共にモータ20を支持し、該モータ20をバー24側に引き寄せることが容易に行える程度の位置に配置されている。本実施例では、作業員が右手のみでモータ20をバー24に引き寄せることが可能な程度の寸法に設定している。
上記の如く、モータ20の近傍にバー24を配置しておくことで、ピニオン付勢部材21の付勢力に抗してモータ20をモータベース20cごとバー24側に移動させるという簡単な操作でピニオン20aのラック20bに対する噛合を解除することが可能となる。このため、目的の溶接部位に対する溶接作業が終了した後、走行台車11を溶接終了位置から退避位置に移動させたり、初期位置に復帰させる作業を容易に行うことが可能である。
溶接装置Aは、レール10を起立した鋼板1の走行面1aに沿って配置され、このレール10に沿って走行台車11が上方に向けて走行して上進溶接を行うように構成されている。従って、走行台車11に配置された溶接トーチ14やモータ20は片持ち状に突出することとなり、溶接装置Aの姿勢の安定性を確保することが必要となる。
このため、レール10の一方の端部側(矢印b方向の下端側)には、溶接装置Aを安定した状態で支持するための支持部材25が設けられている。この支持部材25は、溶接装置A全体を安定して支持し得るものであれば良いが、溶接を実行する際に溶接トーチ14の移動を邪魔してはならない。このため、溶接装置Aの安定性を実現すると共に溶接トーチ14による作業に支障のない限り、支持部材25の構造や形状を限定するものではない。
本実施例に於いて、支持部材25は、図3に示すように、レール10の裏面10cに固着した補強部材10dに固定された固定片25aと、該固定片25aに対し直交する方向に形成された支持片25bとを有するL字状に形成されている。特に、支持片25bは、溶接トーチ14、モータ20を搭載した走行台車11の重心のレール10からの寸法よりも充分に大きい寸法を有している。
支持部材25の固定片25aには、レール10を鋼板1の走行面1aに吸着させるために複数(本実施例では上下方向に2個)の電磁石30が設けられている。即ち、固定片25aには、取付座26が設けられており、該取付座26に電磁石30が固定されている。各電磁石30には夫々ターミナル30aが設けられており、該ターミナル30aと後述する操作盤35に設けたターミナル35gが電気的に接続されると共に図示しない出力アンプを介して後述する制御装置36の出力部と接続されている。
また、電磁石30の溶接トーチ14側の側面にはカバー31が設けられており、該カバー31によって溶接トーチ14から放射される熱を遮断し得るように構成されている。
レール10の他方側の端部(矢印a方向の上端部)には、ハンドル27が配置されている。このハンドル27は、溶接装置Aを移動させる際に作業員が把持するためのものである。
また、走行台車11の台車本体11aの矢印a方向の端部には走行限検出センサ33aが配置されている。走行限検出センサ33aは走行台車11の上方への走行限界を検知するものである。特に、走行限検出センサ33aはラック20bの矢印a方向に配置したストッパー20dと接触して上昇限に到達した信号を発生する。
ストッパー20dはラック20bに於ける所望の位置に固定し得るように構成されている。このため、溶接トーチ14が目的の溶接部に於ける上端部に到達した位置に対応させてストッパー20dをラック20bに固定することで、走行台車11の上昇限を設定することが可能である。
走行台車11の台車本体には操作盤35が設けられている。操作盤35の表面には、電源スイッチ35a、走行開始スイッチとなる押ボタンスイッチ35b、走行台車11の走行方向を指示する方向指示スイッチ35c、速度設定ダイヤル35d、溶接トーチ14に対する制御信号を授受するためのコネクタ35e、工場電源と接続するためのコネクタ35f、電磁石30のターミナル30aと接続するためのターミナル35gが夫々配置されている。
また、操作盤35の内部には、加工装置Aを構成する走行台車11の走行、溶接トーチ14の作動、電磁石30の作動を制御する制御装置36が配置されている。この制御装置36は、図7に示すように、CPU36aと、記憶部36bと、入力部36cと、出力部36dを有して構成されている。
記憶部36bには図8に示すタイムチャート、及び電磁石30、駆動モータ20、溶接トーチ14の夫々の動作プログラムが記憶されている。そして、入力部36cを介してCPU36aに電源スイッチ35a、押釦スイッチ35b、走行限検出センサ33a、タイマーからの信号が入力したとき、入力した信号に応じて、電磁石30、駆動モータ20、溶接トーチ14の動作を制御することが可能である。
入力部36cには電源スイッチ35a、押ボタンスイッチ35b、走行限検出センサ33aが接続され、発生した信号をCPU36aに伝達する。また、出力部36dには電磁石30、駆動モータ20、溶接トーチ14が接続され、入力信号に対応した動作信号が伝達される。
記憶部36bに記憶されたタイムチャートについて説明する。即ち、電源スイッチ35aがoffのときには電磁石30は磁力の発生を停止しており、吸着力は発生していない。この状態では、作業員は加工装置Aを容易に所望の位置に移動させることが可能である。
電源スイッチ35aが操作されると、この操作に伴ってon信号が発生する。電源スイッチ35aがonになると、電磁石30は第1の磁力が生じる。前述したように第1の磁力の大きさを限定するものではないが、本実施例では定格出力の磁力の約65%の磁力を生じさせるようにしている。このとき、加工装置Aは鋼板1に対し定格出力の磁力での吸着力よりも小さい力で吸着し、作業員が小さい力で引き剥がすことが可能である。
押ボタンスイッチ35bが押し操作されると、この操作に伴ってon信号が発生する。押ボタンスイッチがonになると、電磁石30は第2の磁力が生じる。この第2の磁力は電磁石30の定格出力である100%の磁力が生じ、レール10(加工装置A)は強固に鋼板1に吸着する。このように、電磁石30が100%の磁力を生じて鋼板1に吸着したとき、作業員が簡単に引き剥がすことは困難となり、レール10或いは走行台車11に外力が作用しても簡単に位置ずれを生じることがない。このため、正確な加工を行うことが可能である。
押ボタンスイッチ35bのon信号による電磁石30の作動と同時に、溶接トーチ14に対する溶接開始指令がされる。予め記憶部36bには溶接開始指令を起点とする溶接プログラムが記憶されており、この溶接プログラムに基づいて溶接トーチ14に対し、通電が開始されると共に必要なガス(例えば炭酸ガス或いは窒素ガス)の供給が開始される。
押ボタンスイッチ35bのon信号による電磁石30,溶接トーチ14の作動と同時に、駆動モータ20に対する回転開始指令がされる。この回転開始指令に基づいて駆動モータ20の回転が開始し、走行台車11はレール10に沿って上昇する。
走行限検出センサ33aがストッパー20dに接触すると、この接触に伴ってon信号が発生する。走行限検出センサ33aがonになると、駆動モータ20の回転が停止し、溶接トーチ14はon振動と同時に或いは所定のクレーター処理を行った後停止し、電磁石30は磁力の発生を停止する。このため、加工装置Aは鋼板1の走行面1aに吸着することなく、支持部材25の支持片25bに支持される。従って、作業員は加工装置Aの重量を負担するのみで運搬することが可能である。
上記の如く構成された溶接装置Aによって図1に示すように、略直角に配置された鋼板1、2の隅部3に対する溶接を行う際の手順について簡単に説明する。先ず、電源スイッチ35aをoffの状態にし、ハンドル27を把持して溶接装置Aを目的の溶接部位である隅部3の近傍まで運搬し、支持部材25を支持面に接触させて当接部材13を案内面2aに当接させる。
電源スイッチ35aをonとして電磁石30に第1の磁力を生じさせ、鋼板1の走行面1aに小さい力で吸着させる。そして、当接部材13の案内面2aに対する当接状態を保持しつつ、摺動部材12が矢印c、d方向の摺動範囲の略中間に位置するようにレール10の位置を調整すると共に、目的の加工線となる隅部3に可及的に平行となるように調整する。このとき、電磁石30が第1の磁力で鋼板1の走行面1aに吸着しているので、レール10の位置を調整する際に小さい力で微調整することが可能である。
溶接装置Aを固定した後、調整ねじ12d、12e及び保持部15bを操作して溶接トーチ14を隅部3を溶接するのに適した姿勢に設定する。このとき、当接部材13は案内面2aに対する当接状態を保持しているので、当接部材13と溶接トーチ14の位置関係が設定されることとなる。また、隅部3に対する溶接の上端部に対応させて、ストッパー20dの位置を調整し、ラック20bに固定する。
次いで、モータ20をバー24側に引き寄せることで、ピニオン20aのラック20bに対する噛合を解除し、走行台車11を下降させて溶接トーチ14を溶接開始位置である隅部3の下端部に対向させ、この位置でピニオン20aをラック20bに噛合させる。以上の操作で加工装置Aによる隅部3に対する溶接の段取りが終了する。
次に、押ボタンスイッチ35bを押し操作すると、この操作に応じて電磁石30が定格出力の磁力の100%である第2の磁力を生じ、走行面1aに強固に吸着する。電磁石30が第2の磁力で走行面1aに吸着することで加工装置Aに外力が作用した場合でも簡単に位置ずれすることがなく、当初の設定位置を保持することが可能である。
また、押ボタンスイッチ35bの押し操作に伴って、溶接トーチ14が作動を開始すると共に駆動モータ20が回転を開始する。これにより、溶接トーチ14による隅部3に対する溶接が開始し、走行台車11が所定の溶接速度で矢印a方向に走行(上昇)し、この過程で隅部3に対する溶接が行われる。
走行台車11が上昇して走行限検出センサ33aがストッパー20dに接触すると、走行限検出センサ33aから走行台車11が上昇限に到達した旨の信号が発生する。この信号に基づいて、電磁石30が磁力の発生を停止し、駆動モータ20の回転が停止して走行台車11の矢印a方向への走行が停止する。溶接トーチ14は、走行限検出センサ33aから発生した信号と同時に、或いは予め設定されたクレーター処理を行った後、作動が停止する。
上記の如くして、隅部3に対する溶接が終了する。電磁石30は走行限検出センサ33aから発生した信号を起点とする時間tが経過する間磁力の発生を停止した状態を保持する。従って、作業員による溶接終了箇所から加工装置Aを運搬する際に電磁石30による負荷が生じることがなく、加工装置Aの重量分の負担で容易に運搬することが可能となる。
電源スイッチ35aがonを保持した状態で、走行限検出センサ33aからの信号を起点とする時間tが経過した後、電磁石30には第1の磁力が生じる。従って、加工装置Aの運搬が終了して新たな溶接位置にある場合には、対応する鋼板1の走行面1aに対し、第1の磁力で吸着することとなる。
走行限検出センサ33aから発生した信号を起点とする時間tの長さは限定するものではなく、加工装置Aによる目的の可能の段取り作業の内容などの条件に対応させて適宜設定することが好ましい。
上記した一連の作業を行うことで、目的の溶接を行うことが可能である。そして、溶接装置Aを次の溶接部位に運搬して新たな溶接を行う場合、既に行った溶接と同じ条件の隅部で当接部材13と溶接トーチ14との位置関係が同じであれば、改めて調整する必要がなく、直ちに溶接を行うことが可能である。
尚、鋼板2の端部に他の鋼板を突合せ溶接する場合には、トーチホルダー15を操作して溶接トーチ14を案内面2aに対し略垂直になるように姿勢を調整することで良い。
本発明に係る加工装置Aは、必ずしも上進溶接にのみ適用されるものではなく、目的の加工部位が水平面内に存在する場合でも利用することが可能である。
A 溶接装置
1、2 鋼板
1a 走行面
2a 案内面
3 隅部
10 レール
10a レール本体
10b 表面
10c 裏面
10d 補強部材
10e レール部
11 走行台車
11a 台車本体
11b ローラ
11c 穴
12 摺動部材
12a 固定片
12b 起立片
12c アーム
12d、12e 調整ねじ
13 当接部材
13a カバー
14 溶接トーチ
15 トーチホルダー
15a ブラケット
16 摺動部材付勢部材
20 モータ
20a ピニオン
20b ラック
20c モータベース
20d ストッパー
21 ピニオン付勢部材
22、23 ガイド部材
24 バー
25 支持部材
25a 固定片
25b 支持片
26 取付座
27 ハンドル
30 電磁石
30a、35g ターミナル
31 カバー
33a 走行限検出センサ
35 操作盤
35a 電源スイッチ
35b 押ボタンスイッチ
35c 方向指示スイッチ
35d 速度設定ダイヤル
35e、35f コネクタ
36 制御装置
36a CPU
36b 記憶部
36c 入力部
36d 出力部

Claims (3)

  1. 被加工材に配置されたレールと、
    前記レールを被加工材に吸着させる電磁石と、
    駆動モータによって駆動され前記レールに沿って走行する走行台車と、
    前記走行台車に搭載され被加工材に対して目的の加工を行うトーチと、
    前記走行台車の前記レールに沿った走行限界を検出して信号を発生する走行限検出センサと、
    電源スイッチ及び前記走行台車の走行を開始させる走行開始スイッチと、を有する操作部と、
    前記電磁石を、前記電源スイッチの投入に応じて第1の磁力を生じさせ、前記走行開始スイッチの投入に応じて第2の磁力を生じさせ、前記走行限検出センサからの信号に応じて前記走行台車の走行を停止させると共に磁力の発生を停止させ、所定時間が経過する間磁力の発生を停止させた後、前記第1の磁力を生じさせるように制御する制御部と、
    を有することを特徴とする加工装置。
  2. 前記制御部は、前記電磁石を、前記第1の磁力は定格出力の磁力よりも小さく、前記第2の磁力は略定格出力の磁力であり、前記電磁石が第1の磁力で被加工材に吸着しているときは小さい引き剥がし力を作用させて引き剥がし可能で、前記第2の磁力で被加工材に吸着しているときは小さい引き剥がし力を作用させて引き剥がし不能であるように制御することを特徴とする請求項1に記載した加工装置。
  3. 前記被加工材は、略直角に配置された被加工材の内の一方の被加工材であり、前記レールは該一方の被加工材に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載した加工装置。
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