JP6624860B2 - ガス栓用保護カバー - Google Patents
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Description
前記せん収容部は前記上方に向かって拡径するテーパ状内周面を有すると共に、せんは前記テーパ状内周面に沿ったテーパ状外周面を有する逆円錐台形状に形成されているものが一般的である。操作つまみを回動させると、せんは、そのテーパ状外周面を、せん収容部の前記テーパ状内周面に摺接させながらせん収容部内にて回動することとなり、これにより、前記ガス流路が開閉される。
このような状況が、長期に渡って繰り返し行われると、最終的には、せんは操作つまみによって操作することが困難になってしまう不都合がある。
上記カバーをガス栓本体に被覆させることにより、直射日光からの熱等が遮断でき、ガス栓本体の温度上昇が穏やかとなり、ガス栓本体とせんとの間に著しい温度差が生じることがない。よって、上記したような、熱膨張したせん収容部へせんが食い込んで、操作不能状態となる不都合を防止することができる。
前記接続筒部を含むガス栓本体と操作つまみからなるガス栓全体の両側方及び操作つまみの頂面側を覆うように配設される断面略コ字状又は断面略U字状の保護板と、
前記取付部と前記保護板とを連結させる連結部材とからなり、
ガス栓が外部からの熱や衝撃等を受け易い方向に保護板が位置するように、前記保護板は、前記取付部に対して、前記連結部材を介して、ガス流路の方向に、進退移動又は回動自在とした』ことを特徴とする。
既設のガス栓のせん収容部の両側方に突出している一対の接続筒部又はそれに接続されているガス配管に取付部を直接取り付けて固定する。保護板は、前記接続筒部を含むガス栓本体及び操作つまみからなるガス栓全体の両側方と操作つまみの頂面側を覆うように断面略コ字状又は断面略U字状に設けられ、前記取付部に、連結部材を介して連結される。
このとき、ガス栓の設置場所や位置及びガス栓周りの環境を考慮して、ガス栓が外部からの熱や衝撃等を受け易い方向に保護板が位置するように、保護板を取付部に対して、ガス流路に沿って進退移動させたり、または、連結部材との連結部を回動支点としてガス流路の方向に回動させたりすることにより、保護板をガス栓に対して所定位置又は所定姿勢に位置決めすることができる。また、保護板の進退移動又は回動によって操作つまみを外部に露出できるように設定しておけば、ガス栓の操作時に保護板が邪魔になることがない。
連結部材は、取付部と保護板のどちらかに一体的に設けられているから、取付部をガス配管又は接続筒部に取り付ける作業と、連結部材を取付部又は保護板のどちらかに進退移動または回動可能に取り付ける作業とを行うことにより、保護板を既設のガス栓に進退自在又は回動自在に取り付けることができる。
保護板は連結部材を介して取付部に対してガス流路の方向に進退移動又は回動自在であるから、ガス栓に設置後も、保護板の位置や姿勢は調整自在であり、ガス栓の周囲の環境の変化に対応できると共に、ガス栓の操作時に操作つまみを保護カバーから露出させることもできるので、使い勝手の良いガス栓カバーを提供することができる。
さらに、保護板を断面略コ字状又は略U字状の金属板から構成するものでは、ガス栓の両側方及び操作つまみの頂面側が保護板によって包囲される態様で保護されることとなるから、厨房における輻射熱や加熱された油や湯による熱から保護される上に、屋外に設置されるガス栓の場合では、直射日光による熱や、雨や潮風、さらには、外的衝撃からも保護することができる。よって、防錆や損傷に対しても有効となる。
第1番目の実施の形態のガス栓用保護カバーを装着させるガス栓は、図1に示すように、鋳鉄品としてのガス栓本体(3)と操作つまみ(31)とからなり、ガス栓本体(3)は、上方に開放すると共に逆円錐台形状のせん(図示せず)が略密嵌状態に収容されるせん収容部(30)と、その上方開放端に連続する筒状部(32)とを備えた構成となっており、せん収容部(30)の両側方には、ガス配管(4a)(4b)を接続させるための接続筒部(33a)(33b)が同軸上に連設されている。
一方の取付部(11a)に連設されている連結部材(12a)は、図2に示すように、両端が略コ字状に屈曲しており、屈曲端部(13)(13)が、両側板(1a)(1a)の下端近傍に、それぞれ、ガス流路に沿って形成されている長孔(10)(10)に外側から内側に向かって差し込まれる構成となっている。これにより、保護板(1)は取付部(11a)と連結部材(12a)を介して連結される。
なお、ガス栓の左側に保護板(1)を移動させたい場合は、図1又は図4にて、左側のガス配管(4b)に、屈曲端部(13)を備えた連結部材(12a)が連結している取付部(11a)を外嵌装着させて、ガス栓本体(3)の左側にて、屈曲端部(13)を長孔(10)に挿入させれば良い。
第2番目の実施の形態のものでは、取付部(21a)(21b)は、ガス栓本体(3)の接続筒部(33a)(33b)にそれぞれ外嵌させる構成としたもので、六角形の一角が開放する形状に設けられていると共に、その開放部に連続する脚部(24)(24)を固定ネジ(15)でネジ止めして接続筒部(33a)(33b)に固定させている。
これにより、一方の接続筒部(33a)側に取り付けられている取付部(21a)に連続する連結部材(22a)の一方の屈曲部(23)(図5の左側下端、図6の右側下端)のみが、保護板(2)の一方の側板(2a)とネジ止めされる態様となり、他の3つの屈曲部(23)は、側板(2a)の外側に位置して、側板(2a)の下端を連結部材(22a)(22b)で支持する態様となっている。
これにより、この第2番目の実施の形態の保護板(2)は、図8に示すように、ネジ(26)を回動支点として、回動可能となる。
(11a)(11b)・・・取付部
(12a)(12b)・・・連結部材
(3) ・・・・・・ガス栓本体
(30)・・・・・・せん収容部
(31)・・・・・・操作つまみ
(33a)(33b)・・・接続筒部
(4a)(4b)・・・・ガス配管
Claims (5)
- ガス配管が接続される接続筒部がせん収容部の両側に同軸に連通するガス栓本体と、前記せん収容部内に回動自在に収容され且つ一方の接続筒部からせん収容部を介して他方の接続筒部に至るガス流路を開閉するせんと、前記せん収容部の開放端に回動可能に取り付けられて前記せんを回動操作する操作つまみを具備するガス栓を保護するためのガス栓用保護カバーにおいて、
ガス配管又は前記接続筒部に取り付け可能な取付部と、
前記接続筒部を含むガス栓本体と操作つまみからなるガス栓全体の両側方及び操作つまみの頂面側を覆うように配設される断面略コ字状又は断面略U字状の保護板と、
前記取付部と前記保護板とを連結させる連結部材とからなり、
ガス栓が外部からの熱や衝撃等を受け易い方向に保護板が位置するように、前記保護板は、前記取付部に対して、前記連結部材を介して、ガス流路の方向に、進退移動又は回動自在としたガス栓用保護カバー。 - 請求項1に記載のガス栓用保護カバーにおいて、前記連結部材は、前記取付部又は前記保護板のどちらか一方に一体的に設けられ、どちらか他方に進退移動又は回動自在に連結可能としたガス栓用保護カバー。
- 請求項1又は2に記載のガス栓用保護カバーにおいて、前記保護板のガス栓側に面している内面に断熱材が設けられているガス栓用保護カバー。
- 請求項1から3のいずれかに記載のガス栓用保護カバーにおいて、前記保護板の外面に断熱塗装が施されているガス栓用保護カバー。
- 請求項1から4のいずれかに記載の上記ガス栓用保護カバーにおいて、前記保護板は、前記ガス栓の両側方及び操作つまみの頂部側を覆う、断面略コ字状又は略U字状の金属板からなるガス栓用保護カバー。
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JP2015179695A JP6624860B2 (ja) | 2015-09-11 | 2015-09-11 | ガス栓用保護カバー |
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JP2017053474A JP2017053474A (ja) | 2017-03-16 |
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ID=58320634
Family Applications (1)
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JP2015179695A Active JP6624860B2 (ja) | 2015-09-11 | 2015-09-11 | ガス栓用保護カバー |
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JP (1) | JP6624860B2 (ja) |
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2015
- 2015-09-11 JP JP2015179695A patent/JP6624860B2/ja active Active
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JP2017053474A (ja) | 2017-03-16 |
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