JP6620652B2 - Coil winding method - Google Patents
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Description
本発明は、コイルの巻き捻り方法に関する。 The present invention relates to a coil winding method.
従来、このような分野の技術として、特開2011−061099号公報がある。この公報に記載された角線の巻線装置は、角線を長手方向に繰り出す送り機構と、角線の側面に接触するシャフトと、角線をシャフトの周囲に掛けまわすように折り曲げるベンダと、角線の折り曲げ自にシャフトに掛け回される角線をシャフトの軸方向に押さえるフランジとを備える。これにより、ベンダがシャフトまわりで旋回動作を行うことで、角線を折り曲げ、エッジワイズコイルを形成することができる。 Conventionally, as a technology in such a field, there is JP 2011-061099 A. The wire winding device described in this publication includes a feed mechanism that feeds the wire in the longitudinal direction, a shaft that contacts the side surface of the wire, a vendor that bends the wire around the shaft, And a flange that holds the square line that is wound around the shaft in the axial direction of the shaft. As a result, when the vendor performs a turning operation around the shaft, the square line can be bent and an edgewise coil can be formed.
しかしながら、前述した従来の角線の巻線装置では、バネ状に巻き線にしたコイルの捻り具合のバラツキが大きく、形状寸法が製品に用いる規定値を満たさない場合や、巻線中に巻き崩れて巻線不可になる場合がある。そのため、角線の表面に油を供給しておくことにより、コイルを捻り形成する際の角線と治具の摩擦抵抗を低減し、捻り具合のバラツキを低減させることが考えられる。例えば、図6に示すように、角線に油の塗布を行うことで、油を塗布しない場合に比べて、巻き捻り角度のバラツキが小さくなる。ここで、巻き捻り角度とは、バネ状に巻線したコイルの捻り具合の上段と下段の差を角度で表したものである。このとき、角線の表面に塗布する油量が安定しているほど、コイルの捻り具合のバラツキは小さくなる。しかし、あらかじめボビン状態の角線の表面に油を塗布しておく場合、保存状態や梱包状態等によって油量が変化するため、一定量の油膜を維持管理することが難しいという問題がある。
本発明は、捻り具合のバラツキを低減したコイルの巻き捻り方法を提供するものである。
However, in the conventional rectangular wire winding device described above, there is a large variation in the twisted state of the coil wound in a spring shape, and the shape dimension does not meet the specified value used for the product, or the winding is collapsed during the winding Winding may become impossible. Therefore, by supplying oil to the surface of the square wire, it is conceivable to reduce the frictional resistance between the square wire and the jig when the coil is twisted and to reduce the variation in the twist condition. For example, as shown in FIG. 6, when the oil is applied to the square line, the variation in the winding and twisting angle becomes smaller than when oil is not applied. Here, the winding and twisting angle represents the difference between the upper and lower stages of the degree of twisting of the coil wound in a spring shape. At this time, as the amount of oil applied to the surface of the square line is more stable, the variation in the twisted state of the coil becomes smaller. However, when oil is applied to the surface of the square line in the bobbin state in advance, there is a problem that it is difficult to maintain and manage a certain amount of oil film because the amount of oil changes depending on the storage state, packing state, and the like.
The present invention provides a coil winding method that reduces variations in twisting.
本発明にかかるコイルの巻き捻り方法は、シャフトの本体部に角線の側面を当接させ、エッジワイズコイルを形成するコイルの巻き捻り方法であって、前記シャフトは、上下方向に延在する前記本体部と、上下方向に沿って油を伝送する溝部と、を有し、前記本体部の外周に角線が巻き回される際に、前記溝部から前記角線に対して油を供給する。
これにより、角線の表面に安定して油を供給しながら、シャフトの本体部まわりで角線の曲げを実行することができる。
A coil winding and twisting method according to the present invention is a coil winding and twisting method in which an edgewise coil is formed by bringing a side surface of a square line into contact with a main body of a shaft, and the shaft extends in the vertical direction. The main body and a groove that transmits oil along the vertical direction, and when the square wire is wound around the outer periphery of the main body, the oil is supplied from the groove to the square wire. .
Accordingly, the bending of the square line can be performed around the main body portion of the shaft while stably supplying oil to the surface of the square line.
これにより、捻り具合のバラツキを低減したコイルの巻き捻り方法を提供することができる。 Thereby, the winding method of the coil which reduced the variation in the twist condition can be provided.
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示すように、巻線装置1は、角線10の側面が当接されるシャフト11と、シャフト11の外周近傍に配置された曲げコマ12と、を備える。図示しないが、図1の右側にはボビン状に巻かれた角線10が配置されており、図1の右側からシャフト11に向けて、上下方向に薄く形成された角線が送られている。
Embodiment 1
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. As shown in FIG. 1, the winding device 1 includes a
図2に示すように、シャフト11は、上下方向に延在し、ピストン状に動作可能な本体部21と、本体部21の上端部に連結されたフランジ22と、本体部21の外周側に設けられ、本体部21が内部に配置されるシリンダー部23と、を備える。
As shown in FIG. 2, the
本体部21は、上下方向に延在する略円柱状である。本体部21の上部は、シリンダー部23の上端より上方に突出している。本体部21の外周面には、上下方向に沿って溝部31が延在して設けられている。本体部21のうち、シリンダー部23の上端より上方、かつフランジ22の下方であり、角線10の側面が当接して曲げが実行される箇所を角線当接部21aとする。
The
後述する油供給口23bに対して、外部から油が供給されると、油は溝部31において伝送され、溝部31の上端に設けられた油吐出部31aから吐出される。図3に示すように、油吐出部31aは、角線当接部21aがシリンダー部23の上端より上方に配置されていることにより、シリンダー部23の内周と対向していない箇所である。したがって、油吐出部31aでは、溝部31を伝った油が本体部21の外周側に吐出される。
When oil is supplied from the outside to an
図2に示すように、フランジ22は、本体部21の上端部に連結され外周方向に突出している。フランジ22の下面は、本体部21が上方に移動した状態で、角線当接部21aに角線10が当接した後に、本体部21を下方に移動させることにより、角線10の上面に当接したクランプ状態になる。なお、フランジ22は、後述するように油吐出部31aから角線10の表面に油が塗布されている場合に、塗布された油を介して角線の上面に当接する。なお、本体部21が上方に移動した状態で、フランジ22の下面が角線10の上面に当接していない状態をアンクランプ状態とする。
As shown in FIG. 2, the
シリンダー部23は、上下方向に延在する筒状である。シリンダー部23の内周面は、本体部21の外周面に対向している。シリンダー部23の下部寄りの位置に、内外を貫通する油供給口23bが形成されている。また、油供給口23bには、本体部21の溝部31に対向する位置に形成されている。したがって、油供給口23bは、外部から油が供給された場合に、溝部31に油が供給される。例えば、シリンダー部23は、上部近傍の一部が円周方向に突出しており、この突出部が台座等に固定される。これにより、シリンダー部23が台座に固定される。
The
曲げコマ12は、本体部21の角線当接部21aの外周近傍に配置されている。曲げコマ12は、角線10に当接した状態で、本体部21の外周近傍を旋回することにより、角線10を折り曲げる。これにより曲げコマ12は、角線10がコイルを形成するように、角線10を本体部21の角線当接部21aに当接させた状態で曲げを実行する。
The
次に、図4を参照して、巻線装置1によりコイルを形成する際の手順について説明する。 Next, with reference to FIG. 4, the procedure at the time of forming a coil with the coil | winding apparatus 1 is demonstrated.
最初に、本体部21を上方に移動させたアンクランプ状態であるとともに、角線10は本体部21の角線当接部21aに当接した状態である。
Initially, the
油供給口23bに油を供給する。ここで、本体部21の外径とシリンダー部23の内径は略同一であって、本体部21の外周面とシリンダー部23の内周面の間には、溝部31の箇所を除いて、ほとんど隙間を生じないように形成されている。したがって、油供給口23bに供給された油は、溝部31を上方に向かって伝わり、角線当接部21aに設けられた油吐出部31aから、角線10に向かって吐出される(S11)。これにより、図4に示すように、角線10の上下面に油膜41を形成するように油が塗布される。
Oil is supplied to the
フランジ22を用いて角線10のクランプを行う(S12)。すなわち図3に示すように、フランジ22は、本体部21を下方に移動させることにより、油膜41を介して、角線10の上面に当接する。角線10は、上下面に油膜41が形成された状態で、シリンダー部23の上端23aとフランジ22の下端の間において挟まれて、クランプ状態となる。
The
曲げコマ12は、角線10の側面を本体部21の角線当接部21aに当接させながら、本体部21まわりを旋回する(S13)。これにより、曲げコマ12に当接している角線10を、本体部21まわりにエッジワイズコイルを形成するように掛け回す。このとき、角線10の上下面に油が塗布されていることにより、角線10の上下面に発生する摩擦が減るため、狙いの角度まで角線10を曲げやすくなる。すなわち、油が塗布されない場合に比べて、角線10を巻く際の角度のバラツキが小さくなる。
The
曲げコマ12は、角線10の曲げが終了した後に、元の位置に戻る(S14)。
The
フランジ22は、角線10に対してアンクランプの状態にする(S15)。すなわち、本体部21が上方に移動することで、フランジ22の下面と角線10の上面が離間したアンロック状態になる。その後、ボビン状にまかれた角線10の送り出しを行い、S11に戻り、巻き線完了まで繰り返す。このようにして、油吐出部31aから、角線10に対して継続的に一定量の油の塗布を実行しながら、コイルの形成を行う。
The
これにより、角線をコイル曲げする直前に油を塗布することで、角線に塗布される油の量の調整が容易であるとともに、油膜の厚さの安定化を図ることができる。その結果、単に油を塗布する場合に比べて、巻き取り角度のバラツキの低減を図ることができる。したがって、巻線中の巻き崩れを防止し、巻線形状の安定化が期待できる。また、コイルの巻き捻りに際して、ボビン状態の角線に塗布されている油量の影響が少ないため、巻線設備をロバスト化することができる。さらに、ボビン状態の角線について、保存状態や梱包などの油量の管理を簡素化できるため、物流コストの低減を図ることができる。 Thus, by applying oil immediately before coiling the square wire, it is easy to adjust the amount of oil applied to the square wire, and it is possible to stabilize the thickness of the oil film. As a result, it is possible to reduce the variation in the winding angle as compared with the case of simply applying oil. Therefore, collapse of the winding can be prevented and the winding shape can be stabilized. Further, since the influence of the amount of oil applied to the square wire in the bobbin state is small when winding the coil, the winding equipment can be made robust. Furthermore, since the management of the amount of oil such as the storage state and packing can be simplified for the square line in the bobbin state, the distribution cost can be reduced.
実施の形態2
次に、図5を用いて、シリンダー部63の内周側に溝部が設けられた巻線装置2について説明する。なお、巻線装置2の構成物品のうち、実施の形態1で示した巻線装置1の構成物品と同様の機能を奏するものについては、同一の符号を付し、説明を省略する。
Next, the winding
巻線装置2は、角線10の側面が当接されるシャフト51と、シャフト51の外周近傍に配置された曲げコマ12と、を備える。
The winding
図5に示すように、シャフト51は、上下方向に延在し、ピストン状に動作可能な本体部61と、本体部61の上端部に連結されたフランジ62と、本体部61の外周側に設けられ、本体部61が内部に配置されるシリンダー部63と、を備える。
As shown in FIG. 5, the
本体部61は、上下方向に延在する略円柱状である。本体部61の上部は、シリンダー部63の上端より上方に突出している。本体部61のうち、シリンダー部63の上端より上方、かつフランジ62の下方であり、角線10の側面が当接して曲げが実行される箇所を角線当接部61aとする。
The
フランジ62は、本体部61の上端部に連結され外周方向に突出している。フランジ62の下面は、本体部61が上方に移動した状態で、角線当接部61aに角線10が当接した後に、本体部61を下方に移動させることにより、角線10の上面に当接したクランプ状態になる。
The
シリンダー部63は、上下方向に延在する筒状である。シリンダー部63の内周面は、本体部61の外周面に対向している。シリンダー部63の下部寄りの位置に、内外を貫通する油供給口63bが形成されている。また、シリンダー部63の内周面には、上下方向に延在する溝部71が形成されている。ここで溝部71の下端は、シリンダー部63において内外を貫通するように設けられた油供給口63bの内径側に連結されている。また、溝部71は、シリンダー部63の上端63aまで延びるように形成されている。
The
次に、巻線装置2を用いて、コイルを形成する際の動作について説明する。
Next, the operation | movement at the time of forming a coil using the winding
角線10が本体部61の角線当接部61aに当接するように配置される。その後、油供給口63bに油が供給されることで、シリンダー部63の内周側に油が供給される。
The
その後、油は、シリンダー部63の内周面に設けられた溝部71を伝って上昇し、シリンダー部63の上端63aに設けられた油吐出口71aから吐出される。すなわち、シリンダー部63の上端63aから、角線10に向かって油が吐出される。
Thereafter, the oil rises along the
その後、フランジ62により角線10をクランプし、曲げコマ12により角線10の曲げを行った後に、フランジ62は角線10をアンクランプ状態にする。そして、シャフト51から離間して配置されているボビン状に巻かれた角線10の送り出しを行うとともに、油供給口63bに油を供給する。このようにして、角線10への油の塗布を継続的に行いながら、角線10の加工を繰り返すことで、コイル形成を行う。
Then, after the
このようにして、シリンダー部63に設けられた溝部71を用いて、角線10に塗布するための油を伝送することができる。角線10をコイル曲げする直前に油を塗布することで、角線10に塗布される油の量の調整が容易であるとともに、油膜の厚さの安定化を図ることができる。また、本体部61を外周側に溝部を設ける場合に比べ、シリンダー部63の内周側に溝部71を設ける方が容易である場合に、コストの削減を図ることができる。
In this way, oil for application to the
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施の形態1において、上記では溝部31は本体部21に1つだけ設けられているものとして説明したが、複数の溝部31が設けられていてもよい。実施の形態2において、シリンダー部63は、複数の溝部71が設けられていてもよい。また、本体部とシリンダー部の両方にそれぞれ溝部を設けるようにしても形成しても良い。
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be changed as appropriate without departing from the spirit of the present invention. For example, in the first embodiment, the above description has been made assuming that only one
1 巻線装置
2 巻線装置
10 角線
11 シャフト
12 曲げコマ
21 本体部
21a 角線当接部
22 フランジ
23 シリンダー部
23a 上端
23b 油供給口
31 溝部
31a 油吐出部
41 油膜
51 シャフト
61 本体部
61a 角線当接部
62 フランジ
63 シリンダー部
63a 上端
63b 油供給口
71 溝部
71a 油吐出口
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (1)
前記シャフトは、
上下方向に延在する前記本体部と、
上下方向に沿って油を伝送する溝部と、を有し、
前記本体部の外周に角線が巻き回される際に、前記溝部から前記角線に対して油を供給する
コイルの巻き捻り方法。 A coil winding method for forming an edgewise coil by bringing a side surface of a square line into contact with a main body of a shaft,
The shaft is
The main body extending in the vertical direction;
A groove that transmits oil along the vertical direction,
A method of winding and twisting a coil that supplies oil from the groove to the square wire when the square wire is wound around the outer periphery of the main body.
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