JP6619938B2 - リソース制御システムおよびリソース制御方法 - Google Patents

リソース制御システムおよびリソース制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、システムのリソースを制御するリソース制御システムおよびリソース制御方法に関する。
従来から、システムのリソースを制御する様々な技術が存在する。例えば、特許文献1では、各仮想マシン処理部13の利用状況に基づいて当該の仮想マシン処理部13のスケールアップやスケールダウン等のオートスケールを行っている。
特開2013−257789号公報
上記特許文献1では、仮想マシンの同時接続数が、許容接続数に対して第1の割合(例えば80%)になった場合には、仮想マシン制御部108は、当該仮想マシン処理部13に割り当てる「CPU」、「メモリ」、「ディスク」のうちの一または複数のハードウェアリソースを所定量だけ増加させ、上記同時接続数が、許容接続数に対して第2の割合(例えば20%)になった場合には、仮想マシン制御部108は、当該の仮想マシン処理部13に割り当てる上記一または複数のハードウェアリソースを所定量だけ減少させることができる。
しかしながら、上記特許文献1では、多数のユーザによるシステムリソースへのアクセスが急増した場合には、リソースの変更処理がその急増に追いつかず、システムのリソースを適切に制御できない場合があった。例えば、Webサイトへのアクセスの急増によりリソースの変更が間に合わずWebページの表示速度の低下が発生したり、他の要因で一時的にCPUの使用率が高い状態を検知してしまう場合があった。これらの主な要因は、クライアントからのリクエスト数の増加に対してリソースを拡張する処理が間に合わないことであるが、上記特許文献1ではその対策が取られていなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、クライアントからのリクエスト数の変化に対して事前にサーバリソースを変更することが可能なリソース制御システムおよびリソース制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるリソース制御システムは、システムのリソースを制御するリソース制御システムであって、ユーザ端末からアクセスが要求されたサイトのページごとに、前記ページへのアクセスログデータを記憶部に蓄積するログ取得部と、前記アクセスログデータに基づいて、前記サイトのページごとに、時間ごとのPV(Page View)数の変動量を予測したPV数予測式を導出するアクセス予測部と、前記PV数予測式により求められる前記PV数の変動量に応じて、前記システムのリソースを変更するリソース変更部と、を備えることを特徴とするリソース制御システムとして構成される。
また、本発明は、上記リソース制御システムで行われるリソース制御方法としても把握される。
本発明によれば、クライアントからのリクエスト数の変化に対して事前にサーバリソースを変更することが可能となる。
本実施の形態におけるリソース制御システムの構成例を示す図である。 記憶部が記憶するデータの例を示す図である。 アクセスログデータの例を示す図である。 アクセス予測式データの例を示す図である。 アクセス表データのうちのグラフデータの例を示す図である。 アクセス表データのうちのプロットデータの例を示す図である。 PV数が急増時のグラフデータの例を示す図である。 PV数の推移とPV数の増加量との関係を示す図である。 アクセス予測式データの他の例を示す図である。 本システムで行われるリソース制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかるリソース制御システムおよびリソース制御方法の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態におけるリソース制御システム1000の構成例を示す図である。図1に示すように、リソース制御システム1000は、1または複数のユーザ端末100とサーバ200とを有し、これらが互いにネットワークNを介して接続されている。なお、ネットワークNは、インターネット等の一般的な通信回線網である。
ユーザ端末100は、インターネット等のサイトにアクセスするユーザが使用する端末である。ユーザ端末100は、例えば、一般的なスマートフォンやタブレット端末等の携帯端末、据置型のPC(Personal Computer)等、広くネットワークへのアクセスが可能な通信端末を含む。
図1に示すように、ユーザ端末100は、入出力表示部101と、端末処理部102と、端末通信部103とを有して構成されている。
入出力表示部101は、例えば、タッチパネル等の一般的な入力表示装置から構成され、ユーザからサーバ200にアクセスする操作等の入出力に関する各種操作を受け付け、その結果を表示する。ユーザ端末100が据置型のPCであれば、入出力表示部101を、キーボード等の入力部とディスプレイ等の出力表示部とにより構成することとしてもよい。
端末処理部102は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置から構成され、サーバ200にアクセスし、その結果を上記入出力表示部101に表示する処理を実行するほか、ユーザ端末100の各部を制御する。
通信部103は、例えば、NIC(Network Interface Card)等の一般的な通信機器から構成され、サーバ200との間で各種情報を送受信する。
サーバ200は、例えば、インターネット上のサイトを運営するサーバであり、一般的なコンピュータから構成される。図1に示すように、サーバ200は、記憶部201と、ログ取得部202と、アクセス予測部203と、リソース変更部204と、制御部205と、通信部206とを有して構成されている。
記憶部201は、例えば、データベース等の記憶装置から構成され、ユーザ端末100からのアクセス履歴を記憶するアクセスログデータ、そのアクセスを予測するための算式を記憶するアクセス予測式データ、サーバ200のサイト上でユーザに提供する商品やサービスに関する各種データ(例えば、商品データ、注文データ、問い合わせデータ)を記憶する。
ログ取得部202は、ユーザ端末100から送信されたサーバ200のサイトに対するリクエスト等のアクセス情報を読み取り、記憶部201にアクセスログデータとして記憶する。
アクセス予測部203は、記憶部201に記憶されたアクセスログデータを参照し、サイト上のページがアクセスされた回数(PV(Page View)数)を所定の座標軸上にプロットまたはグラフ化したアクセス表データを生成する。また、アクセス予測部203は、生成したアクセス表データと上記アクセス予測式データとを用いてそのページのPV数やその変動量を予測する。
リソース変更部204は、上記アクセス予測部203が予測したPV数やその変動量に応じて、必要となるリソース(例えば、メモリやディスクの容量)を変更(拡張や増加、縮小や減少)する。具体的には、リソース変更部204は、上記アクセス予測部203が予測したPV数の値が大きいほど、割り当てるリソースを拡張や増加させる割合を大きくし、より多くのリソースを割り当てる。また、リソース変更部204は、上記アクセス予測部203が予測したPV数の値が小さいほど、割り当てるリソースを縮小や減少させる割合を大きくし、より少ないリソースを割り当てる。
なお、上記ログ取得部202、アクセス予測部203、リソース変更部204は、実際には、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置にインストールされたプログラムを実行することにより、その機能が実現される。
なお、上記各機能を実現するためのプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供されたり、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供したり、配布してもよい。さらには、上記プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供したり、配布してもよい。
通信部205は、例えば、モデム等の一般的な通信機器から構成され、ユーザ端末100との間で各種情報を送受信する。上記サーバ200で行われる処理や入出力情報については、後述する。
図2は、記憶部201が記憶するデータの例を示す図である。図2に示すように、記憶部201は、アクセスログデータ2011と、アクセス予測式データ2012と、アクセス表データ2013と、商品データ2014と、注文データ2015と、問い合わせデータ2016とを記憶する。
図3は、アクセスログデータ2011の例を示す図である。図3に示すように、アクセスログデータ2011には、ユーザ端末100からサーバ200へのアクセス情報が記録されている。図2に示す例では、IPアドレス111.222.3.4によって示されるユーザ端末100が、2014年12月7日の10時10分10秒に、/abc/index.htmlを取得するリクエストを実行し、そのリクエストが成功したことを示している。また、その際にサーバ200からユーザ端末100に引き渡されたデータのバイト数が1000byteであり、上記ページにアクセスする直前にアクセスされていたサイトのurlは、//abc.com/であったことを示している。さらに、ユーザ端末100にインストールされているブラウザの種類は図示したバージョンであることを示している。
このようなアクセスログがログ取得部201により読み取られて記憶部201のアクセスログデータ2011として蓄積されている。したがって、アクセスログデータ2011を参照すれば、どの時点でどのユーザ端末100からどのページへのリクエストがあったのかを把握することができる。なお、上記アクセスログは、ログ取得部201によって時々刻々と記憶部201のアクセスログデータ2011に蓄積され、例えば、年単位、月単位等、ある一定の期間ごとに1つのデータファイルとしてサイクル化して記憶されている。
図4は、アクセス予測式データ2012の例を示す図である。図4に示すように、アクセス予測式データ2012には、通常時PV数予測式と、急増時PV数予測式とが記憶される。通常時PV数予測式は、ある時刻からある時刻までのPV数の増加量の予測式である。急増時PV数予測式は、ある時刻からある時刻までのPV数の増加量の予測誤差が大きい場合におけるPV数の増加量の予測式である。予測誤差が大きい場合とは、例えば、正規分布における標準偏差(誤差)が2σ以上となった場合である。
図4では、通常時PV数予測式として、n時時点でのPVn(PV数)は、1時間前のPV数に、PV数の算出増加量ΔPVn−1を加算した式を用いた場合の例を示している。また、急増時のPV数の予測式として、n時時点でのPVn(PV数)は、1時間前のPV数に、PV数の実測増加量ΔPVaを加算した式を用いた場合の例を示している。算出増加量、実測増加量については後述する。
図5A〜Cは、アクセス表データの例を示す図である。アクセス表データには、アクセス予測部203がアクセスログを参照して時刻ごとのPV数の推移をグラフ化したグラフデータと、PV数の推移から求められたPV数の増加量をプロットしたプロットデータとが含まれる。
図5Aは、アクセス表データのうちのグラフデータの例を示す図である。図5Aに示すように、グラフデータは、縦軸をPV数、横軸を時刻としたPV数の推移を示すものである。アクセス予測部203は、記憶部201に記憶されているアクセスログデータ2011を参照して、サイトのページごとにPV数の推移をグラフ化する。図5Aに示す例では、4時のPV数(PV0)は3941であったが、5時のPV数(PV1)は10000近い数値となっていることがわかる。アクセス予測部203は、このPV数の差(ΔPV0)を、プロットデータにプロットする。図5Aに示したグラフデータは、1年のうちのある1日におけるものであるが、このようなグラフデータが日々生成され、記憶部201には日々のグラフデータが蓄積されている。
図5Bは、アクセス表データのうちのプロットデータの例を示す図である。図5Bに示すように、プロットデータは、縦軸をPV数の増加量、横軸をPV数としたPV数の増加量をプロットしたものである。アクセス予測部203は、記憶部201に記憶されている日々のグラフデータを参照して、サイトのページごとにPV数の増加量をプロットする。図5Bに示す例では、図5Aに示したグラフデータが描かれた日の4時時点のPV数(PV0=3941)に対して、5時時点のPV数(PV1≒10000)であるため、アクセス予測部203は、座標位置Xにプロット点がプロットされる。座標位置Xは、横軸の値が4時時点のPV数(PV0=3941)であり、縦軸の値が上記増加量の値(≒10000−3941)の位置である。アクセス予測部203は、すべての日におけるそのページのPV数のグラフデータを参照し、各時間帯におけるPV数の増加量をプロットデータの平面上にプロット点をプロットする。図5Bでは、あるページの4時から5時にかけてのPV数の増加量が、過去1年365日分プロットされていることを示している。
アクセス予測部203は、このようにプロットデータを生成すると、その平均的な変化率を算出し、算出した変化率と、図4に示した通常時PV数予測式から、その時間帯におけるPV数の予測式を導出する。図5Aに示した例では、4時時点のPV数は3941であるため、5時時点のPV数は、PV1=3941PV+ΔPV0で表すことができる。また、通常PV数予測式を用いて、4時時点のPV数とその増加量は、ΔPV0=0.9226・PV−181.76で表すことができる。ここで、0.9226は、上記平均的な変化率、−181.76は上記通常時PV数予測式の切片であり、算出されたPV数の増加量が算出増加量である。このように、アクセス予測部203は、サイトの各ページについて、日ごと時間帯ごとに通常時PV数予測式を導出し、PV数の増加量を予測する。
図5Cは、PV数が急増時のグラフデータの例を示す図である。図5Cに示す例では、ある日における14時から15にかけてのPV数の増加量は微増であると予測されたにもかかわらず、大きな予測誤差(例えば、正規分布における標準偏差(誤差)が2σ以上)が生じていることを示している。アクセス予測部203は、その予測誤差が閾値2σ以上となったか否かを判定し、2σ以上であると判定した場合には、以降の数時間帯のPV数の増加量は、その時点で測定された増加量分だけPV数が増加すると判断し、図4に示した急増時PV数予測式を参照して、PV数の増加量を予測する。このとき測定されたPV数の増加量が実測増加量である。図5Cでは、15時時点のPV数の予測値は、14時時点のPV数から微増の10591であったのに対し、実際には15時時点では17373であり、予測値と大きく乖離している。したがって、アクセス予測部203は、図5Bのように導出した通常時PV数予測式ではなく、急増時PV数予測式により、PV数の増加量を予測する。
例えば、アクセス予測部203は、15時時点のPV数の予測値10591と、15時時点のPV数の実測値17373との誤差が2σ以上となる6782であると判定し、図4に示した急増時予測式を参照して実測増加量ΔPVaをPV数の増加量とする。具体的には、アクセス予測部203は、図5Aに示したグラフデータを参照し、14時時点のPV数と15時時点のPV数との差を実測増加量ΔPVaとする。そして、アクセス予測部203は、それ以降、あらかじめ定められた時間(例えば、2時間)は、その実測増加量でPV数が増加すると判断する。
続いて、商品データ2014、注文データ2015、問い合わせデータ2016について説明する。これらの各データは、サーバ200が運営するサイトで販売されている商品に関する一般的なデータであり、例えば、商品データ2014には、商品ごとに、サイズ、在庫数、販売店舗等の情報が対応付けて記憶され、注文データ2015には、商品ごとに、注文数、在庫数、仕入れ店舗等の情報が対応付けて記憶され、問い合わせデータ2016には、商品ごとに、顧客名、問い合わせ番号、商品名、問い合わせ内容等の情報が対応付けて記憶されている。
図6は、PV数の推移とPV数の増加量との関係を示す図である。図6上段は、様々なサイトのページについてPV数の時間ごとの推移を示すグラフであり、図6下段は、図5Bに示したプロットデータと同様、それぞれのページについてPV数の増加量とPV数との関係を示すグラフである。図6上段に示すように、PV数が多くなる時間帯ではPV数の増加量も大きくなり、あるいはPV数が少なくなる時間帯ではPV数の減少量も小さくなることがわかる。また、図6下段に示すように、例えば、5時時点では各ページにおけるPV数の増加量はPV数が多いほど大きくなり、10時時点ではPV数の増加量が多いほど減少量が大きいことがわかる。このように、PV数の変動傾向として、PV数とその増加量は比例する傾向にあるといえる。
図4では、時間帯ごと、ページごとに、上記プロットデータの平均的な変化率を算出し、その時間帯におけるページごとの通常時PV数予測式、急増時PV数予測式を記憶している(例えば、図5Aでは平均変化率が0.9226)が、変化率を算出する元となるアクセスログを定期的あるいは任意のタイミングで更新し、現在のPV数の変化をより反映したアクセスログデータ2011に記憶されたアクセスログを用いて、上記変化率を算出してもよい。例えば、アクセス予測部203は、あらかじめ定められた時点(例えば、2014年11月末時点)での直近1年間(2013年12月末〜2014年11月末)のアクセスログを参照して上記変化率を算出し、次のタイミング(例えば、2014年12月末時点)での直近1年間(2014年1月末〜2014年12月末)のアクセスログを参照して上記変化率を算出する。このように、アクセス予測部203は、上記変化率を算出する直近のある期間に取得されたアクセスログを参照することにより、より現状に即したPV数の増加量を予測することができる。
さらに、図4に示した各予測式について、図7に示すように、さらに変数を追加した予測式を用いることも可能である。例えば、PV数の予測対象となるサイトのページに気象に関する情報が含まれている場合には、通常時のPV数予測式にΔPVn−1として気温に関する変数(F(t))を加えた予測式を通常時のPV数予測式とする。また、PV数の予測対象となるサイトのページに株価に関する情報が含まれている場合には、通常時のPV数予測式にΔPVn−1として株価に関する変数(G(t))を加えた予測式を通常時のPV数予測式とする。このように、PV数の予測対象となるサイトのページに示された情報に関連する変数を追加してPV数の予測式とすることにより、汎用性の高い予測式を提供することができる。上記変数は、従来から知られている各種回帰分析を用いて求めることができる。
図8は、本システムで行われるリソース制御処理の処理手順を示すフローチャートである。図8に示すように、ログ取得部202は、ユーザ端末100から送信されたアクセス情報を読み取って記憶部201にアクセスログデータとして記憶するとともに、その中からPV数の予測対象となる期間のアクセスログデータ2011を取得する(S801)。
アクセス予測部203は、取得されたアクセスログデータを参照して上記アクセス表データを生成し、生成したアクセス表データと上記アクセス予測式データとを用いて、予測誤差が閾値以上となっているか否かを判定する(S802、S803)。
そして、アクセス予測部203は、予測誤差が閾値以上となっていると判定した場合(S803;Yes)、急増時のアクセス予測式データを用いてそのサイトのページへのアクセスを予測する(S805)。一方、アクセス予測部203は、予測誤差が閾値以上となっていないと判定した場合(S803;No)、通常時のアクセス予測式データを用いてそのサイトのページへのアクセスを予測する(S804)。
リソース変更部204は、上記アクセス予測部203が予測したPV数やその変動量に応じて、リソースの割り当て量を多くするまたは少なくする等、必要となるリソースを変更する(S806)。
このように、本システムでは、上記通常時予測式または急増時予測式を用いて、ユーザ端末100からのアクセスが増加する前にPV数やその増加率を事前に予測し、その予測にしたがってシステムのリソースを変更するので、従来技術のように、クライアントからのリクエスト数の増加に対してリソースを拡張する処理が間に合わない、という問題を解決することが可能となる。すなわち、従来技術のようにCPU使用率を把握するのではなく、クライアントからの要求を捉えるPV数を監視し、そのPV数の増加を事前に予測することにより、実際に上記要求が増加する前にサーバリソースを拡張することが可能となる。
具体的には、アクセス予測部203は、アクセスログデータ2011を一定間隔で監視し、そのページのPV数を測定し、測定したPV数から平均的な変化率を算出してPV数予測式を導出する。そして、アクセス予測部203は、測定したPV数の増加率が予測した増加率から一定以上に上振れや下振れしている場合には急増時と判定し、両者が一致あるいは一定未満で上振れや下振れしている場合には、通常時と判定する。アクセス予測部203は、上記通常時の場合には、PV数の自己相関から生成されるPV数予測式により、数時間後のPV数の予測値やその変動量を算出する一方、上記急増時の場合には、直近のPV数の変動率から作成される急増時PV数予測式でPV数の予測値やその変動量を算出する。
上記通常時または急増時を判定するための閾値は、サーバ200が許容できる単位時間当たりのPV数の閾値(例えば、正規分布における標準偏差2σ)を、サーバ200で設定しているユーザ端末100からの接続数、1アクセスに要する処理時間などから算出してあらかじめ定めておく。リソース変更部204は、算出されたPV数の予測値やその変動量を参照し、その時間となる前にバッチ処理を実行するなどしてリソースを確保し、ロードバランサ等でユーザ端末100からのリクエストを複数のサーバ200へ分散させたり、拡張したリソースを自動的に縮退させる。
このような処理を実行することにより、PV数の変動量とその時間が事前に把握できるため、例えば、PV数の増加時には適切にリソースを拡張することができる。一方、PV数の閑散時ではPV数予測値を用いて必要なリソースを算出し、余分なリソースを解放することで、サーバ200の運用にかかるコストの抑制や、リソース低減による余剰な消費電力の削減へ繋げることができる。
1000 リソース制御システム
100 ユーザ端末
101 入出力表示部
102 端末処理部
103 端末通信部
200 サーバ
201 記憶部
202 ログ取得部
203 アクセス予測部
204 リソース変更部
205 通信部
2011 アクセスログデータ
2012 アクセス予測式データ
2013 アクセス表データ
2014 商品データ
2015 注文データ
2016 問い合わせデータ
N ネットワーク。

Claims (6)

  1. システムのリソースを制御するリソース制御システムであって、
    ユーザ端末からアクセスが要求されたサイトのページごとに、前記ページへのアクセスログデータを記憶部に蓄積するログ取得部と、
    前記アクセスログデータに基づいて、前記サイトのページごとに、時間ごとのPV(Page View)数の変動量を予測したPV数予測式であって、過去のPV数の変動量とPV数との関係を示すプロットデータから前記PV数の変動量の平均的な変化率を算出し、算出した当該平均的な変化率と、所定時間前のPV数とに基づいて定められる通常時のPV数の予測式、または前記通常時のPV数の予測式により算出されたPV数と実測されたPV数との誤差が所定の閾値以上であるか否かを判定し、前記誤差が所定の閾値以上であると判定した場合、前記所定時間前のPV数と前記実測されたPV数との差を前記PV数の変動量とし、当該PV数の変動量と前記所定時間前のPV数とに基づいて定められる急増時のPV数の予測式により表される比例関係を示すPV数予測式を導出するアクセス予測部と、
    前記通常時のPV数予測式または前記急増時のPV数予測式により求められる前記PV数の変動量に応じて、前記システムのリソースを変更するリソース変更部と、を備え、
    前記アクセス予測部は、前記誤差が所定の閾値以上であるか否かを判定し、前記誤差が所定の閾値以上であると判定した場合、前記PV数が急増したと判断し、前記急増時のPV数の予測式を導出する、
    ことを特徴とするリソース制御システム。
  2. 前記アクセス予測部は、正規分布における標準偏差が2σ以上である場合に、前記誤差が所定の閾値以上であると判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリソース制御システム。
  3. 前記アクセス予測部は、前記記憶部に蓄積されている直近の前記アクセスログデータに基づいて、前記通常時のPV数予測式または前記急増時のPV数予測式を導出する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のリソース制御システム。
  4. システムのリソースを制御するリソース制御方法であって、
    ユーザ端末からアクセスが要求されたサイトのページごとに、前記ページへのアクセスログデータを記憶部に蓄積するログ取得ステップと、
    前記アクセスログデータに基づいて、前記サイトのページごとに、時間ごとのPV数の変動量を予測したPV数予測式であって、過去のPV数の変動量とPV数との関係を示すプロットデータから前記PV数の変動量の平均的な変化率を算出し、算出した当該平均的な変化率と、所定時間前のPV数とに基づいて定められる通常時のPV数の予測式、または前記通常時のPV数の予測式により算出されたPV数と実測されたPV数との誤差が所定の閾値以上であるか否かを判定し、前記誤差が所定の閾値以上であると判定した場合、前記所定時間前のPV数と前記実測されたPV数との差を前記PV数の変動量とし、当該PV数の変動量と前記所定時間前のPV数とに基づいて定められる急増時のPV数の予測式により表される比例関係を示すPV数予測式を導出するアクセス予測ステップと、
    前記通常時のPV数予測式または前記急増時のPV数予測式により求められる前記PV数の変動量に応じて、前記システムのリソースを変更するリソース変更ステップと、を含み、
    前記アクセス予測ステップでは、前記誤差が所定の閾値以上であるか否かを判定し、前記誤差が所定の閾値以上であると判定した場合、前記PV数が急増したと判断し、前記急増時のPV数の予測式を導出する、
    ことを特徴とするリソース制御方法。
  5. 前記アクセス予測ステップでは、正規分布における標準偏差が2σ以上である場合に、前記誤差が所定の閾値以上であると判定する、
    ことを特徴とする請求項に記載のリソース制御方法。
  6. 前記アクセス予測ステップでは、前記記憶部に蓄積されている直近の前記アクセスログデータに基づいて、前記通常時のPV数予測式または前記急増時のPV数予測式を導出する、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のリソース制御方法。
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