JP6617142B2 - 改善されたビデオおよび画像符号化プロセス - Google Patents

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Description

本発明は、ビデオおよび画像のための符号化および復号化方法を改善する方法に関する。
特に、本発明は、高ダイナミックレンジビデオおよび画像データを符号化および復号化するための方法、コンピュータプログラム、および装置に関する。
ハードドライブ、フラッシュドライブ、CD、DVD、BLU−RAY(登録商標)などのようなコンピュータ記憶装置上にビデオおよび画像を格納するための様々な方法が存在する。特に、より多くのデータを含む傾向のある、高精細または高解像度の場合、特定のビデオセグメントまたは1つまたは複数の写真あるいはそれらグラフィック画像を格納するためにあまりにも多くの記憶スペースを使用することを避けるために、格納する前にビデオまたは画像を構成するデータを圧縮することは、通常好ましい。
特許文献1は、HDR画像をクランプすることによって低ダイナミックレンジ(LDR)画像を生成する、高ダイナミックレンジ(HDR)画像を処理する方法を開示している。特許文献1の”第5の方法”として開示されている方法は、また、オリジナルのHDR画像のそれぞれのRGB成分で、LDR画像の各RGB成分を除算することによって、LDR画像の部分色表現(FCフレームと呼ばれる)を生成している。LDR画像とFCフレームの両方は、別々に圧縮される。このようにして、LDR画像およびFCフレームを伝送するデータファイルは、(LDR画像のみを復号する)レガシーデコーダによって、また、FCフレームを使用して、HDR画像を再構成可能な新しいデコーダによって、復号化することができる。特許文献1は、またFCフレームを修正するためのスケーリングおよび/またはガンマを開示している。これらのスケーリングおよびガンマ補正の詳細は、与えられていない。例えば、特許文献1は、スケーリングが、定義されていない”f”係数を乗じて得られることを開示している。
実際上ではあるが、特許文献1から知られる方法は、LDR画像がHDR画像をクランプすることによって得られる場合のみうまく動作する。別の方法でLDR画像が得られる場合、その方法は正しく動作しない。
米国特許8,462,194号明細書
F. Drago, K. Myszkowski, T. Annen, and N. Chiba, "Adaptive Logarithmic Mapping For Displaying High Contrast Scenes," Computer Graphics Forum, vol. 22, no. 3, pp. 419-426, Sept. 2003. E. Reinhard, M. Stark, P. Shirley, and J. Ferwerda, "Photographic tone reproduction for digital images," ACM Trans. on Graph., vol. 21, no. 3, p. 267, July 2002. Z. Mai, H. Mansour, R. Mantiuk, P. Nasiopoulos, R. Ward, and W. Heidrich, "Optimizing a tone curve for backward-compatible high dynamic range image and video compression," IEEE Trans. Image Processing, vol. 20, no. 6, pp. 1558-1571, June 2011. R. Mantiuk, K. Myszkowski, and H. Seidel, "A perceptual framework for contrast processing of high dynamic range images," ACM Trans. Applied Perception, vol. 3, no. 3, pp. 286-308, July 2006.
本発明は、上記の従来の符号化方法および復号化方法の問題点を解決するためになされたものである。
本発明は、圧縮および記憶を可能にするビデオおよび画像を符号化するための方法を提供する。本発明は、またJPEG,PNG,MPEG,HEVC,H264などに限定されるものではないが、既存のまたはレガシーのデコーダを使用して、格納されたビデオまたは画像を再現する復号化のための方法を提供する。
本発明は、高ダイナミックレンジ(HDR)ビデオまたは画像を、符号化、格納および復号化するための方法の一実施形態では、HDRビデオまたは画像およびその低ダイナミックレンジバージョン(LDR)を提供すること、ビデオまたは画像データをベースレイヤおよびHDR残余レイヤに分離すること、ベースレイヤおよびHDR残余レイヤをエンコーダで符号化することを含む。復号化処理も含まれている。
一実施形態では、本発明は、高ダイナミックレンジビデオまたは画像データ(HDR)および高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)の低ダイナミックレンジビデオまたは画像データ(LDR)提供することを含む、ビデオまたは画像データを処理するための方法を提供する。低ダイナミックレンジ画像データは、好ましくは、JPEGまたはMPEGのようなレガシーのビデオまたは画像エンコーダを用いて、第1の符号ストリームに符号化される。その方法は、また画像データの成分および低ダイナミックレンジ画像データの対応する成分を選択し、低ダイナミックレンジデータの成分を高ダイナミックレンジ画像データの成分で除算することによって選択された成分の残余データを計算することを提供する。その後、残余データは、0と1との間に含まれる値の範囲でスケーリングされ、残余符号ストリームに符号化される。
符号化の前に0−1の範囲に残余データをスケーリングすることは、HDR画像からLDR画像を得るため使用される方法から独立して適切に動作する符号化方法を可能にする。LDR画像は、HDR画像をクランプするか、またはそれをトーンマッピングすることによって得ることができる。両方の方法において、スケーリングの提供は、復号化フェーズにおける適切なHDR再構成のための残余データのよりよい符号化を可能にする。
一実施形態では、低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)は、高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)をトーンマッピングすることによって、また、LDRディスプレイ上での視覚化の準備ができている適切な下位互換性LDR画像データを得るために、トーンマップ画像データにガンマ曲線を適用することによって得られる。本実施形態では、残余データを計算するために、低ダイナミックレンジ画像データは、線形化される。これは、トーンマップ画像データに適用されたガンマ曲線の逆数で補正されることを意味する。
この解決策は、線形空間で表現される2つのビデオフレームまたは画像を処理することによって、残余データの計算を可能にする。
好ましくは、符号化方法は、余りにもゼロに近い残余データを増加させるさらなるガンマ曲線、例えば、べき乗関数を適用することによって、スケーリングされた残余データを補正することも提供する。
この解決法は、残余データの大部分がダイナミックレンジ(ゼロに近い値)のダークサイドに落ち、HDR画像を正しく再構成することが困難になるのでなければ、符号化を改善する。
他の実施形態では、低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)および高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)は、異なる色空間で表される。本実施形態では、さらに、本方法は、高ダイナミックレンジ画像データの色空間における低ダイナミックレンジ画像データを変換し、高ダイナミックレンジ画像データの成分により変換された低ダイナミックレンジ画像データの成分を除算することにより選択された成分の残余データを計算することを提供する。
空間変換が残余データを計算するために実施された場合、残余データは、スケーリングされてガンマ補正される前に低ダイナミックレンジ画像データの色空間で変換されてもよいし、変換されなくてもよい。
一実施形態では、さらに、本方法は、残余データを計算する前に、高ダイナミックレンジ画像データを露光し、残余データの計算のために露光された高ダイナミックレンジ画像データを使用することを提供する。
高ダイナミックレンジ画像データを露光することにより、そのダイナミックレンジの低い部分における残余データの符号化は、改善される。
本発明は、また、上述し、かつ以下の説明によりよく開示された方法に従い、レガシー符号ストリームおよび残余符号ストリームにそれぞれLDRおよびHDR画像を符号化するエンコーダを含む。
本発明は、また、レガシー符号ストリームおよび残余符号ストリームからHDR画像を再構成するのに適した復号化方法およびデコーダを含む。
本発明のさらなる特徴および利点は、添付の図面と併せて、その好ましい実施形態の以下の詳細な説明を検討することから明らかになるであろう。
本発明の符号化処理の概略図である。 図1の代わりの符号化処理の概略図である。 ブロックE4を省略した、図1の符号化処理の概略図である。 本発明の復号化処理の他の実施形態の概略図である。 図1の代わりの符号化処理の概略図である。 画像を処理するシステムを示す。
本発明は、様々な変更および代替形態が可能であるが、いくつかの好ましい実施形態が図面に示されており、以下に詳細に説明する。しかしながら、本発明開示された特定の実施形態に限定する意図はなく、逆に、本発明の意図は、請求項に定義される本発明の範囲内に入る全ての修正形態、代替形態、および均等物を含むことを理解すべきである。
”例えば”、”例”、”または”、および”のような”の使用は、他に定義されていない限り制限なく非排他的な選択肢を示す。”含む”の使用は、他に定義されていない限り”含む、がこれに限定されない”ことを意味する。
高ダイナミックレンジ(略語、HDR)画像という用語は、色チャネルごとに8ビット以上を使用して成分が表される画像または画像データを識別するために使用される。
低ダイナミックレンジ(略語、LDR)画像という用語は、対応するHDR画像と比較して、色チャネルあたりのビット数を少なくして、成分が表される画像または画像データを識別するために使用される。
ここで、図6を参照して、本発明による画像処理システムを説明する。
処理システム600は、HDR画像602を符号化するためのエンコーダ601を備える。
エンコーダ601は、HDR画像602およびHDR画像602をトーンマッピングまたは露光およびクランプすることによって得られた低ダイナミックレンジ(LDR)画像データ602aを入力として受け取る。
一実施形態では、エンコーダ601は、入力としてHDR画像602のみを受け取り、HDR画像602からLDR画像602aを生成するように構成される。
エンコーダ601は、HDRおよびHDR画像(602,602a)を処理し、符号化されたLDR画像(好ましくはLDR画像602aに対応する)を含むレガシー符号ストリーム603、および、符号化されたLDR画像と組み合わせて、HDR画像を再構成するために、使用することができる残余データを含む残余符号ストリーム604を出力する。
HDR画像をレガシー符号ストリームおよび残余符号ストリームに処理するために、エンコーダ601は、図1から3および5の非限定的な例に関して以下に説明する符号化方法を実施するための電子回路を備える。
処理システム600は、また、例えば、図4を参照して、以下の説明において説明されるような復号処理を実施するように構成されたデコーダ605を備える。
デコーダ605は、レガシー符号ストリーム603および残余符号ストリーム604を入力として受け取り、オリジナルのHDR画像602に対応するHDR画像606を出力する。
符号化
本発明の符号化処理は、HDR画像をベースレイヤおよびHDR残余レイヤに分解する。ベースレイヤは、露光されクランプされたバージョンまたはオリジナルの浮動小数点HDR画像から導かれたトーンマップバージョンのいずれかである低ダイナミックレンジ(LDR)画像である。
LDR画像は、符号化されたHDR画像の下位互換性のある部分であり、全てのレガシーデコーダによりアクセス可能となる、レガシー符号ストリームに符号化される。レガシーデコーダは、JPEG,PNG,MPEG,HEVC,H264などに限定されるものではないが、既存の標準のデコーダ処理である。一例として、レガシーデコーダは、8ビット拡張またはベースライン、拡張またはプログレッシブハフマンモードをサポートするISO/IEC18477−1でありうる。
HDR残余レイヤは、RGB空間でチャネル毎に実行されたオリジナルのHDR画像(露光ステップE10の後)により除算されたトーンマッピングされたLDR画像の端数部分を含む。HDR残余レイヤは、残余データ符号ストリームに符号化される。
残余符号ストリームのヘッダーにシグナリングされる成分の数(Nc)は、レガシー符号ストリームにおける成分の数と同一でなければならない。
Nc=3は、3つの色成分を有する画像を示し、Nc=1は、簡略化のために、文書全体を通じてYとして示される、グレー画像を示す。
符号化処理は、図1に示される。この処理は、独立した画像(例えば、ピクチャー)またはビデオのフレームであり得る画像または画像データに適用することができる。
図1の実施形態では、符号化処理は、線形HDR画像(ブロックE9)およびそのLDR対応物(ブロックE1)の2つの画像を入力とする。
一実施形態では、LDR画像は、HDR画像のトーンマッピングによって生成される。すなわち、LDR画像は、本明細書に載せてある非特許文献1−4に記述されてあるような周知のトーンマッピングアルゴリズム適用することによって得られる。あるいは、LDR画像は、他の方法(例えば、HDR画像を露光しクランプすることによって、またはカラーグレーディングおよびトーン調整処理によって)でHDR画像から得ることができ、LDR画像のダイナミックレンジがHDR画像のダイナミックレンジより低いことが提供される。
図1の実施形態では、LDR画像が入力として取られるが、一実施形態では、LDR画像の生成(トーンマッピングまたはクランプまたは他の方法による)は、符号化方法のステップでありうる。したがって、LDR画像の生成は、ただのHDR画像から始まり、その後、入力HDR画像から関係のあるLDR画像を生成する。
符号化処理は、デコーダによりHDR画像の再構成に必要となるLDR画像および残余データを符号化するために提供される。
図1では、E1からE18のブロックを備える上側のパスは、LDR画像の符号化処理である。
以下でよりよく説明するように、1つの好ましい実施形態では、(ブロックE2,E2a,およびE3を備える)処理ブロック11および(ブロックE4,E5,およびE6を備える)処理ブロック12は、逆動作を実行するので、LDR画像を符号化する唯一の目的のために、図2を省略することができ、LDR画像は、レガシーエンコーダ10に直接入力として渡される。処理ブロック11は、残余データを計算する目的で、図2に残される。
レガシーエンコーダ10は、JPEG,PNG,MPEG,HEVC,H246または他のタイプのレガシーエンコーダであってもよい。図1の例では、レガシーエンコーダ10は、入力RGB画像がRGBからYCbCrへの色空間変換を受け、次いでクロマダウンサンプリングを受ける処理を備える。この処理の後、LDR画像は、例えば、JPEG,PNG,MPEG,HEVC,H246または他のコーデックなどのレガシーコーデック(ブロックE18)に入力として渡される。入力画像およびレガシーコーデックのタイプに基づいて、レガシーデコーダ内の前処理ステップが異なる可能性がある。
以下の例示的な実施形態では、LDR画像は、Nc=3の場合、
Figure 0006617142
または、
グレースケール画像(Nc=1)の場合に、Idr_Yとして、表示される。
したがって、Idr_RGBは、Idr_R(赤),Idr_G(緑),およびIdr_B(青)の3つの色成分を備える。
図1に戻ると、LDR画像は、圧縮されていない画像であり、例えば、8ビットチャネルで表される、例えば、.png,.ppmまたは.bmp画像であり、各成分(例えば、赤、緑および青または輝度成分Y)が0から255の範囲の値で表すことができることを意味する。
ブロックE2は、RGBトーンマッピング画像Idr_RGB(または、Nc=1の場合、Idr_Y)を[0,1]の浮動小数点型にするために変換する。これは、各成分を255で除算することを意味する。したがって、ブロックE2の出力は、
Nc=3の場合、
Figure 0006617142
(1a)
または、
Nc=1の場合、
Figure 0006617142
(1b)
である。
これは以下のコードで得られる。

Figure 0006617142
他のレンジマッピング方法を用いることができる。
ブロックE2aは、オプションであり、入力LDR画像が線形でない場合に用いられる。この場合、LDR画像信号を線形化する必要がある。これは、例えば、これに限定されるものではないが、単純なべき乗関数またはsRGBガンマまたはルックアップテーブルを使用して、ガンマ演算で実行される。ガンマ曲線は、LDR画像の生成処理中に適用されるガンマ曲線の逆数でなければならない。一例として、LDR画像がHDR画像にトーンマッピングアルゴリズムを適用して得られる場合、またトーンマッピングアルゴリズムが非線形ガンマ曲線、例えば、xがR,GまたはB成分および1/2.2がガンマ補正であるΓ=x1/2.2を適用する場合、ブロックE2aは、各成分に対して逆ガンマ曲線Γ-1=x2.2を適用する。
ブロックE3は、LDR画像をHDR画像の色空間に変換するために使用される。これは、LDR入力画像のより小さな色空間をHDR入力画像のより広い色空間に変換する3×3行列を含む。
したがって、数学的な観点から、空間変換は次の式で表される。
Nc=3に対して、
wide_Idr_RGB=H・base_Idr_RGB
(2)
ここで、空間変換行列は、
Figure 0006617142
これは、以下のコードで得られる。
Figure 0006617142
係数a_i(a_1からa_9)は、色空間変換のための行列要素である。
このステップE3は、もし2つの入力画像(LDRおよびHDR)が2つの異なる色空間で、例えば、これに限定されるものではないが、表現されるのであれば、必要とされ、LDR画像は、sRGB色空間で表現され、HDR画像は、XYZ色空間で表現される。他の色空間は、BT2020,BT709など、これに限定されるものではないが、HDR画像を表すために使用することができる。
両方の画像が同じ色空間で表現される場合、この行列は、同一行列であるか、またはステップE3はスキップされる。
残余データ(以下、Nc=1の場合、行列res_Yにより、またはNc=3の場合、res_RGBにより表される)は、ブロックE3(LDR*)の出力をブロックE10(HDR*)の出力で除算することにより得られる。ブロックE10の出力(Nc=1の場合、exp_Y、またはNc=3の場合、exp_RGB)は、露光ステップ後の入力HDR画像である。
したがって、残余データは、HDRおよびLDR画像と同じ数の成分を有する残余画像として構成される。残余画像の各成分の値は、LDR画像成分の値を、対応するHDR画像成分のそれぞれの値で除算することにより得られる。上記の表記を使用して、次の式が適用される。
Nc=3に対して、
Res_RGB=wide_Idr_RGB/exp_RGB (3a)
Nc=1に対して、
Res_Y=wide_Idr_Y/exp_Y (3b)
残余データは、以下のコードにより得られる。
Figure 0006617142
入力HDR画像に適用される露光は、入力HDR画像情報に基づいて計算される。特に、ブロックE10において、入力HDR画像の各成分は、以下の式に従って計算されたスカラー値”exposure”によって乗算される。
Figure 0006617142
(4)
ここで、out_averageは、入力HDR画像の全ピクセルの平均値であり、scale_factorは、露光の大きさを定義し、以下の式に従って計算される。
Figure 0006617142
(5)
HDR_maxおよびHDR_minは、入力HDR画像の最大値および最小値である。ソフトフェアの観点から、演算(2)が不確定な値(例えば、Mathlab言語のNot−A−Number値)になった場合、scale_factorは、1になる。好ましくは、”exposure”の最大値は、8に設定される。したがって、演算(4)の値が8より大きい値である場合、”exposure”は、8に設定される。
一実施形態では、さらに本方法は、LDR*画像のピクセル値がゼロまたはHDR*画像の値が0以下である場合に、残余データの値を1に設定することを提供する。
入力HDR画像のカラーピクセルの負の値は、全てのHDR画像ピクセル値、またはHDR画像を取得するカメラにリンクされている他の現象を正しく表現できない色空間が原因である可能性がある。いずれにしても、残余を1にすることは、復号化フェーズにおけるHDR画像のより良好な再構成を可能にする。
他の実施形態では、HDR画像が0以下の色値を有するピクセルを含む場合、この方法は、HDR画像が全て0より大きいか等しい値を有する、より大きな色空間へのHDR画像のさらなる空間変換を提供する。
2つの入力画像(LDRおよびHDR)が2つの異なる色空間で表される場合、一実施形態では、残余データは、LDR画像の色空間で計算される。
図1を参照すると、ブロックE3は、HDR画像の色空間でLDR画像を変換するために使用されているので、残余データは、HDR画像の色空間で計算される。ゆえに、ブロックE11は、LDR画像およびレガシーエンコーダ10の色空間へ残余データを変換するために使用される。
したがって、ブロックE11の出力は、
Nc=3に対して、
Figure 0006617142
(6a)
Nc=1に対して、
Figure 0006617142
(6b)
このブロックのオプションの使用は、圧縮処理の品質性能にわずかに影響する。
ブロックE11は、以下のコードにより実施することができる。
Figure 0006617142
ここで、係数inva_iは、ブロックE3で使用される行列Hの逆行列である行列要素H-1である。このブロックを使用しない場合、同一の3×3行列が使用されるか、このステップはスキップされる。後者の場合、ブロックE11への入力は、Nc=3の場合、res_RGBであり、Nc=1の場合、res_Yである。
ブロックE11の出力は、ブロックE12を介して範囲[0,1]の間にスケーリングされる。したがって、ブロックE12の出力は、0から1の範囲の値を有する残余データ(Nc=3に対して、res_RGBにスケーリングされ、Nc=1に対して、res_Yにスケーリングされる)である。
範囲[0,1]の間の残余データのスケーリングは、各成分からその成分の最小値を減算し、減算の結果を、成分の最大値と最小値との差で除算することにより得られる。例えば、次の通りである。
scaled_Y=(res_Y’−minY’)/(maxY’−minY’)(7)
スケーリングの例は、以下のコードにより実施できる。
Figure 0006617142
ここで、scaled_R,scaled_G,およびscaled_Bは、scaled_res_RGBの成分であり、scaled_Yは、scaled_res_Yの成分であり、maxRGB’およびminRGB’は、res_RGB’画像の最大値および最小値R,G,およびBの値である。Nc=1の場合、maxY’およびminY’は、res_Y’画像の最大値および最小値である。他のタイプのスケーリングも使用できる。
残余データがブロックE12でスケーリングされた後、次のブロックE13においてガンマ補正が適用される。
ブロックE13は、0と1との間で残余データをより良く分配し、また符号化中にゼロに近い小さな値が、ゼロに量子化されないようにガンマ演算を記述する。
一実施形態では、ブロックE13では、入力スケーリングされた残余データの各成分は、以下の式に従ってべき乗によって乗算される。
Figure 0006617142
(8)
ここで、gamma_resiは、残余データ画像gamma_res_Y(Nc=1の場合)、またはgamma_res_RGB(Nc=3の場合)の出力成分である。ここで、scalediは、ブロックE12によりスケーリングされた残余データの成分を示し、ここで、hdr_gammaは、好ましくは、1より大きい。そのため、値
Figure 0006617142
を計算する際に、より低い値が増加する。
一実施形態では、hdr_gammaは、以下の式に従って計算される。
Figure 0006617142

(9)
ここで、
Figure 0006617142
(10)

ここで、max_HDRは、入力HDR画像の最大ピクセル値である。
ブロックE13の出力(Nc=1に対する、gamma_res_Y、Nc=3に対する、gamma_res_RGB)は、以下のコードにより得られる。
Figure 0006617142
ここで、gamma_R,gamma_G,gamma_Bは、gamma_res_RGBの成分である。gamma_Yは、gamma_res_Yの成分である。power(x,y)は、xyの値を出力する関数であり、hdr_gammaは、例えば、式(10)に従って、入力HDR画像に含まれる情報に基づいて計算される。
ブロックE14は、例えば、浮動小数点を255で乗算した後整数に丸めることにより、浮動小数点[0,1]残余データを[0,255]に変換する。これはまさにブロックE2の逆であり以下のコードにより得られる。

Figure 0006617142
ここで、int_B,int_G,int_R,int_Yは、整数を含む。
この場合にも、異なる逆レンジマッピングが使用できる。好ましくは、ブロックE14の逆レンジマッピングは、ブロックE2に適用されたレンジマッピングの逆である。
ブロックE14の後、残余データは、ブロックE15およびE16で処理され、データは、レガシーエンコーダ、例えば、JPEGコーデック、または非レガシーコーデックのいずれかでありうる、エンコーダブロックE17により要求されるフォーマットに整えられる。
図1の例では、ブロックE17で使用されるコーデックは、メモリを節約し符号化処理を単純化するためにブロックE18で使用されるコーデックと同じである。以下では、ブロックE17の出力は、HDR画像を再構成するのに必要な残余データ(または”残余画像”)を含むことを示すために”残余符号ストリーム”と名付けられる。
ブロックE15は、残余データの色空間からレガシーエンコーダに特定されたYCbCrへの色空間変換を実行する。その出力は、Nc=1の場合は、rc_Yの1つの値、Nc=3の場合は、rc_R,rc_G,rc_Bの3つの値のいずれかである。
ブロックE16は、Nc=1の場合、データrc_Y、Nc=3の場合、データrc_Rrc_Grc_Bに、レガシーエンコーダE17で特定されるようにクロマダウンサンプリングを実行する。その出力は、Nc=1の場合、1つの値rd_Y、またはNc=3の場合、rd_R,rd_G,rd_B3つの値のいずれかである。最後に、ブロックE16の出力は、ブロックE17のコーデックを使用して圧縮され、残余符号化データを出力に与える。
上記のように、LDRベース画像は、レガシーエンコーダ10を使用して符号化される。
図1の実施形態では、ブロック処理ブロック11においてLDR画像が処理されているので、レガシー符号ストリームを出力するために、LDR*からLDRに戻る必要がある。したがって、符号化されたトーンマッピングされた後方互換性のある画像LDRは、ブロックE4からブロックE18へ設計されたステップに従ってLDR*から得られる。
ブロックE3が存在する場合、ブロックE4は存在する。その範囲は、これに限定されるものではないが、LDR*がXYZ色空間でありLDRがRGBである場合、E3がXYZからRGBへ変換するように、トーンマッピングされた(LDR)画像をそのオリジナルの色空間へ再変換することである。ブロックE4は、図3の方式が使用される場合、ブロックE4はスキップすることができる。この場合、図3に示すように、ブロックE2およびE2aの後に、ブロックE5の入力として、トーンマッピングされた(LDR)入力画像を直接与える。
したがって、ブロックE4の出力は、以下の画像である。
Nc=3の場合、linbase_RGB=LDR*H-1、または
Nc=1の場合、linbase_Y=LDR*、または
ここで、H-1は、ブロックE3で使用される色空間変換行列Hの逆行列である。
linbase_RGBまたはlinbase_Y画像は、以下のコードにより得られる。
Figure 0006617142
3×3行列は、係数inva_iを有するブロックE11で使用される逆行列H-1が使用される。
ブロックE5は、LDR画像に対してガンマ演算を実行する。この動作は、LDR画像信号の視覚化の目的のためのみである。好ましい実施形態では、ブロックE5は、ブロックE2aの逆動作を実行する。ブロックE5の出力は、その後、浮動小数点[0,1]から整数[0,255]に変換される。この動作(ブロックE6)は、ブロックE2の逆である。

ブロックE7およびE8の最終ステップは、ブロックE15およびE16のものと同一であるが、ブロックE6の出力に適用される。最後に、ブロックE8の出力は、ブロックE18でレガシーコーデックにより符号化され、符号化された後方互換性のあるLDR画像(トーンマッピングされた)を出力に与える。
本発明の一実施形態によれば、HDR画像の正しい再構成を可能にするために、レガシー符号ストリームは、以下のメタデータを含む。
・ブロックE13の残余データのガンマ補正のために使用されたhdr_gamma値およびガンマ曲線のタイプ
・残余データのスケーリングのために使用されたminRGBおよびmaxRGB(または、Nc=1の場合のminYおよびmaxY)
・符号化に使用される空間変換を表すデータ(すなわち、ブロックE3およびE11が使用される場合、表すデータ)
・露光パラメータ”param_expval”
・HDR画像の再構成のために使用されるパラメータ”ε”。このパラメータは、好ましくは、10-7に設定される。
・Idr_gamma値およびブロックE2aで画像LDRガンマ補正のために使用されるガンマ曲線のタイプ
復号化
復号化処理は、HDR画像を復元するために、レガシー符号ストリーム(ベース画像、LDRを含む)および残余符号ストリームのデータを組み合わせる。このマージ処理の詳細は、ビデオまたは単純なピクチャーのフレームであり得る画像の復号化を参照して以下に概説される。
図4では、ブロックD1,D2,D3を含む上側の経路は、レガシー符号ストリームを入力として受け取り、特定の色空間、すなわち、図4の実施形態であるsRGB色空間で、後方互換性のあるLDR画像を出力するレガシーデコーダの標準的なフローである。
次に、データは、ブロックD4により処理され、続いて浮動小数点にマッピング(ブロックD4a)が、逆ガンマ動作(ブロックD4b)および場合によって空間変換(ブロックD4c)により実行される。したがって、ブロックD4は、ベース画像を線形浮動小数点空間にマッピングし、線形RreRGB値を出力する。

残余画像の成分数Ncは、レガシー画像においてシグナリングされた成分の数と等しくなければならない。
ブロックE2について説明したのと同じ方法で、LDR画像の各ピクセル値を255で除算することによって、浮動小数点[0,1]へのレンジマッピングは得られる。これは、以下のコードにより実施することができる。

Figure 0006617142
他のタイプのスケーリングも使用できる。
ブロックD4aにより出力された浮動小数点画像を線形化するために、ブロックD4aにおいて逆ガンマ補正は、ブロックD4aの出力に適用される。ブロックD4aにおいて適用される逆ガンマ補正は、ブロックE5の逆である。ブロックD4bの出力は、Nc==1の場合、1つの値LP_Y、またはNc==3の場合、3つの値LP_R,LP_G,LP_Bのいずれかを提供する。
ブロックE3が符号化に存在する場合、ブロックD13で処理される前のLDRストリームは、色空間変換を記述する3×3行列(ブロックD4c)により乗算される。この行列の係数は、符号化ステップE3において使用されるものと同一である。したがって、ブロックD4cを実施するためのコードは、以下のようになる。
Figure 0006617142
ブロックE3が符号化において存在しない場合、この3×3行列は、単位行列であるか、または、このステップは、復号化において省略される。
図4では、D6から始まる下側の経路は、残余データの処理に関連する。ブロックD6では、ブロックE17により生成された残余符号ストリームのデータは、それらを復号する標準コーデック(例えば、MPEGまたはJPEGまたはH246など)により処理される。復号化された後、残余データは、ブロックD7におけるクロマアップサンプリングを受ける。クロマアップサンプリングは、レガシーデコーダ(ブロックD2)において実行されるアップサンプリング処理同じである。
ブロックD8は、その後、レガシーデコーダ(ブロックD3)において特定される残余データの色空間へYCbCr変換を実行する。図4の実施形態では、残余データは、RGBへ変換される。その出力は、Nc==1の場合、1つの値rc_Y、または、Nc==3の場合、3つの値rc_R,rc_G,rc_Bのいずれかを提供する。
ブロックD9は、ブロックD8のRGB出力を、浮動小数点[0,1]にマッピングする。ブロックD9によって実行される動作は、ブロックD4において実行されるレンジマッピング動作に相当する。ブロックD9の出力は、Nc==1の場合、1つの値rs_Y、または、Nc==3の場合、3つの値rs_R,rs_G,rs_Bのいずれかを提供する。
ブロックD9の出力は、ブロックD10における逆ガンマ関数を受ける。ブロックD10は、ブロックD9の出力に、符号化中ブロックE13において使用されるガンマ関数の逆であるガンマ関数を適用する。
ブロックE13のべき乗ガンマ関数を参照すると、逆ガンマ関数は、ブロックD9により実行される逆ガンマ関数が以下のコードにより実施される。
Figure 0006617142
パラメータparam_hdr_gammaは、符号化に使用され、残余符号ストリームのメタデータ(hdr_gamma)に格納されているものと同じである。
ブロックD11の目的は、オリジナルの残余画像を復元するためにあたいを再拡大することである。したがって、ブロックD11は、ブロックE12の逆関数を実行する。
ブロックD11により実行される関数は、以下のコードにより実施することができる。
Figure 0006617142
ここで、minRGBおよびmaxRGB(または、Nc=1の場合、minYおよびmaxY)は、メタデータに格納され、ブロックE12の符号化において使用されるものと同じパラメータである。スケーリングの他のタイプが使用することができる。
ブロックD12は、オプションであり、符号化におけるブロックE11が実行された場合のみ実行される。ここで、残余データに対しても広い色域をサポートするために、色行列変換は適用される。この動作が符号化で行われていない場合、それはスキップされる。この行列は、符号化処理の標準色空間をHDR入力画像のオリジナルの色空間へ変換する。
上記の符号化の例を参照すると、空間変換は空間変換行列H-1を使用してブロックE11で実行される。ブロックD12の出力で線形残余画像は、
Nc=3に対して、
LR_RGB=scaled_RGB・H
Nc=1に対して、
LR_Y=scaled_Y
一実施形態によれば、ブロックD12は、以下のコードにより実施することができる。
Figure 0006617142
ブロックD12の3×3行列は、ブロックE11における符号化処理において使用される一つ(H-1)の逆行列である。
LDRベース画像および残余画像がブロックD4−D12により処理された後、HDR再構成はブロックD13およびD14において実行される。D13とD14の両方は、除算である。
ブロックD13は、線形PreRGBを引き、それを浮動小数点でオリジナルHDRを与える線形残余RGBにより除算する。好ましい実施形態によれば、小さな値εは、ゼロをによる除算を回避するために母数に加えられる。
ブロックD14は、オリジナルの露光に値を再構成するためにブロックD13の出力に逆露光を実行する。
一実施形態によれば、ブロックD13は、以下のコードにより実施される。
Figure 0006617142
εの値は、残余符号ストリームメタデータから引かれる。
一実施形態によれば、ブロックD14は、以下のコードにより実施される。
Figure 0006617142
ここで、param_expvalは、符号化ステップE10において使用され残余符号ストリームのメタデータに含まれる露光値である。
ブロックD13の除算は、ブロックD4およびD12の出力が対数スケールで表現される場合、指数演算により続く減算であることができる。この場合、対応するコードは、以下に示すことができる。
Figure 0006617142
値εは、0の対数演算を回避するために加えられる。
ブロックD14の機能は、符号化処理のブロックE10において適用される露光要素を除去することである。したがって、ブロックD13の出力は、符号化において用いられる”exposure”要素により除算する。ブロックD14の機能は、露光値が残余符号ストリームのメタデータ(param_expval)に格納される露光値が”exposure”の逆数に等しい場合、すなわち、param_expvalが1.0/露光に等しい場合、乗算できることである。この場合、ブロックD14の機能は、以下のコードにより実施することができる。
Figure 0006617142
ここで、exposureは、符号化において計算され、ブロックE10に対して使用される露光値である。param_expvalは、常にゼロより大きい。
ブロックD14の出力は、最終的なHDR浮動小数点出力である。
代替的な実施形態
本発明は、HDR画像およびビデオの効率的な符号化および復号化を可能にすることであり、上記好ましいが限定されるものではない実施形態から明らかになる。
本発明は、いくつかの有利な特徴を提供する。それは、高い計算上の複雑さを必要とせずに、レガシーエンコーダとの下位互換性を提供するHDR画像の符号化を可能にする。HDR画像は、HDRの一方から後方互換性のLDR画像を得るために使用されるトーンマッピングのタイプに依存せず正しく再構成できる。
本発明は、ある特定の実施形態を参照して説明したが、説明は限定的に解釈されるべきではない。説明した実施形態のいくつかの変更、ならびに代替的な実施形態は、本説明を読んだ当業者によって実施できる。アイディアと開示された特定の実施形態が、わずかに変更または修正あるいは他の構造を設計するための基礎として使用することのできることが、当業者によって理解されるべきである。論理ブロックが異なるグループ化または構成することができるように、論理ブロックへの分割は、限定して解釈されるべきでない。
代替的な解決策の例は、残余データの計算に使用される線形化LDR画像(LDR*)を求める方法であってもよい。一例として、図5に、処理ブロック11の入力は、図1−3のように、ブロックE1から直接得られない。入力LDR画像(ブロックE1)は、図2を参照して上記したようにレガシーエンコーダ10において符号化され、その後、処理ブロック11の入力を得るためにレガシーデコーダ13において復号化される。
この解決策は、符号化されたLDR画像の復号化(ブロック13)のための追加の計算コストを必要とするが、この解決策は、残余データが符号化されたLDR画像から開始して計算されるために、符号化性能を向上させることができる。
加えて、ブロックE14において上記実施例で残余データがRGBストリームに変換されるので、浮動小数点[0,1]から[0,225]ピクセル値をマッピングする逆レンジマッピング動作があることに留意すべきである。それにもかかわらず、残余データは、例えば、12ビットJPEGまたはJPEGロスレスエンコーダのような非レガシーエンコーダを用いて符号化することができる。したがって、より一般的には、ブロックE14は、Nが各色成分を符号化するために使用されるビット数であることを用いて、[0,1]から[0,2N−1]のピクセル値をマッピングすべきである。
上記実施形態では、レガシーエンコーダ10は、入力としてRGB画像/ビデオを必要とし、したがって、ブロックE6において入力ピクセル値が255により乗算される。レガシーエンコーダ10が10ビットMPEGエンコーダである場合、ブロックE6においてピクセル値は、Nが各色成分を符号化するために使用されるビット数であることを用いて、2N−1により乗算されるべきである。
[0,2N−1]から[0,1]への逆マッピングは、第1および残余符号ストリームがそれぞれ復号化されるブロックD4aおよびD9に適用される。

Claims (16)

  1. 画像データを処理する方法であって、前記方法は、
    高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)を提供することと、
    前記高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)の低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)を提供することと、
    第1の符号ストリームにおける低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)を符号化する(E7-E18)ことと、
    処理された画像(LDR*)を得るために低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)を処理することと、
    前記高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)の成分および処理された低ダイナミックレンジ画像データ(LDR*)の対応する成分を選択することと、
    前記処理された低ダイナミックレンジ画像データ(LDR*)の選択された成分の各ピクセル値を、前記高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)の対応する成分の対応する値で除算することにより、選択された成分の残余データを計算することと、
    前記選択された成分の残余データを、0と1との間に含まれる値の範囲にスケーリングする(E12)ことと、
    前記スケーリングされた残余データをガンマ補正する(E13)ことと、
    残余符号ストリームにおける選択された成分の前記スケーリングされた残余データを符号化する(E15-E17)ことと、を含み、
    前記処理するステップは、前記低ダイナミックレンジ画像データを範囲[0,1]における値および浮動小数点表示を有するデータに変換することを含み、
    前記残余データをガンマ補正するステップは、入力スケーリングされた残余データの各成分を、1/hdr_gammaのべき乗にることを含み、hdr_gammaは以下の式に従って計算され、
    Figure 0006617142
    ここで、
    Figure 0006617142
    ここで、max_HDRは、入力高ダイナミックレンジ画像データの最大ピクセル値である方法。
  2. 前記選択された成分の残余データの範囲[0,1]でのスケーリングは、残余データから選択された成分の最小値を減算した後、選択された成分の最大値と最小値との間の差で、減算した結果を除算することによって得られる請求項1の方法。
  3. 前記スケーリングされた残余データをガンマ補正した(E13)後に、前記方法は、残余符号ストリームにおける符号化前に、2N−1によりガンマ補正された前記スケーリングされた残余データを乗算するステップ(E14)をさらに含み、Nが、選択された成分を符号化するために使用されるビット数である請求項1または2の方法。
  4. 前記低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)は、前記低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)のピクセルの値を0から1の値の範囲にマッピングすることを含む請求項1から3のうちいずれか1つの方法。
  5. 前記低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)は、前記高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)をトーンマッピングし、トーンマッピングされた画像データにガンマ曲線を適用することにより得られ、ここで、前記低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)の処理は、前記高ダイナミック画像データ(HDR)から前記低ダイナミック画像データ(LDR)を得るために使用されるガンマ曲線の逆数であるガンマ曲線を用いて前記低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)を補正する(E2)ことを含む請求項1から4のうちいずれか1つの方法。
  6. 前記低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)および前記高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)は、異なる色空間で表現され、ここで、前記低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)の処理(11)は、前記低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)を前記高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)の色空間に変換する(E3)ことを含み、前記残余データは、スケーリングされかつガンマ補正される前に前記低ダイナミックレンジ画像データ(E11)の色空間に変換される請求項2から5のうちいずれか1つの方法。
  7. 前記低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)は、符号化された(10)低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)を符号化する(13)ことを含む請求項1から6のうちいずれか1つの方法。
  8. 前記残余データを計算する前に前記高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)を露光する(E10)ステップをさらに含み、前記残余データを計算するために前記露光された高ダイナミックレンジ画像データを使用し、前記高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)を露光する(E10)ステップは、以下の式により計算される“exposure”のスカラー値により前記高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)を乗算することを含み、
    Figure 0006617142
    ここで、out_averageは、入力高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)の全てのピクセルの平均値であり、scale_factorは、以下の式に従って計算され、
    Figure 0006617142
    ここで、HDR_maxおよびHDR_minはそれぞれ、高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)の最大値および最小値である請求項1から7のうちいずれか1つの方法。
  9. 前記符号化された残余データと前記高ダイナミックレンジ画像データの再構成のステップにおいて復号化された低ダイナミック画像とに付加するために、前記第1の符号ストリームにおいて、10-5より低いパラメータ“ε”を符号化するステップをさらに含む請求項1から8のうちいずれか1つの方法。
  10. 前記残余データは、対応する低ダイナミックレンジ画像データ(LDR*)がゼロに等しい場合、または対応する高ダイナミックレンジ画像データ(HDR*)がゼロに等しいかあるいはより小さい場合、1に設定され、前記低ダイナミックレンジ(LDR)画像データおよび修正された残余データの符号化は、同一の符号化手順を用いて実施される請求項1から9のうちいずれか1つの方法。
  11. 画像データを処理するための方法であって、前記方法は、
    低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)を含む第1の符号ストリームを受信することと、
    高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)の再構成のために残余データを含む残余符号ストリーム、第1の符号ストリームと同じ成分の数を含む残余符号ストリームを受信することと、
    前記低ダイナミックレンジ画像データを復号化することと、
    前記復号化された低ダイナミックレンジ画像データを範囲[0,1]にレンジマッピングする(D4a)ことと、
    前記残余符号ストリームを復号化し、かつ残余データを抽出することと、
    前記復号化された残余データを範囲[0,1]にレンジマッピングする(D9)ことと、
    前記第1の符号ストリームにおいて含まれたパラメータにより定義されたガンマ曲線を使用して、前記レンジマッピングされ復号された残余データに、ガンマ補正(D10)を適用することと、
    mincおよびmaxc前記第1の符号ストリームにおいて含まれる成分に依存するパラメータであって、前記ガンマ補正され復号化された残余データの各成分をmaxcとmincとの差により乗算すること、またさらに、mincをシフト加算することにより、前記ガンマ補正され復号化された残余データの各成分を範囲[minc,maxc]にスケーリングする(D11)ことと、
    前記レンジマッピングされた低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)を、前記スケーリングされた残余データにより除算して、前記高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)を再構成する(D13)こととを含む方法。
  12. 前記高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)の再構成は、前記レンジマッピングされた低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)を、前記スケーリングされた残余データと前記第1の符号ストリームで提供されたεパラメータとの和により除算することにより得られる請求項11の方法。
  13. 前記高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)の再構成は、
    前記第1の符号ストリームからεパラメータを読み取ることと、
    前記スケーリングされた残余データおよびεパラメータの合計の第1の対数を計算することと、
    前記レンジマッピングされた低ダイナミックレンジ画像データおよびεパラメータの合計の第2の対数を計算することと、
    前記第2の対数から前記第1の対数を減算することと、
    前記第2の対数から前記第1の対数の減算の指数を計算することを含む請求項11の方法。
  14. 前記復号化された低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)を線形化するためにガンマ曲線を適用することによって、前記レンジマッピングされた低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)をガンマ補正する(D4b)ステップをさらに含む請求項11または12または13の方法。
  15. 前記高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)の再構成の前に、前記レンジマッピングされガンマ変換された低ダイナミックレンジ画像データ(LDR)を空間変換する(D4c)ステップをさらに含む請求項14の方法。
  16. 前記再構成された高ダイナミックレンジ画像データ(HDR)を前記第1の符号ストリームに含まれる露光パラメータにより乗算または除算する(D14)ステップをさらに含む請求項11から15のうちいずれか1つの方法。
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