JP6601133B2 - Indirect hot line construction cotter - Google Patents
Indirect hot line construction cotter Download PDFInfo
- Publication number
- JP6601133B2 JP6601133B2 JP2015202190A JP2015202190A JP6601133B2 JP 6601133 B2 JP6601133 B2 JP 6601133B2 JP 2015202190 A JP2015202190 A JP 2015202190A JP 2015202190 A JP2015202190 A JP 2015202190A JP 6601133 B2 JP6601133 B2 JP 6601133B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cotter
- ring member
- pin
- indirect hot
- shaft portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
- Insulators (AREA)
Description
本発明は、間接活線工事用コッターに関する。特に、絶縁操作棒を用いて、無停電状態で電気工事を実施する間接活線工事に適した間接活線工事用コッターであって、耐張碍子のクレビス形支持部などに取り付けできる間接活線工事用コッターの構造に関する。 The present invention relates to a cotter for indirect hot wire construction. In particular, it is an indirect hot wire cotter suitable for indirect hot wire work that uses an insulating operation rod to carry out electrical work in an uninterrupted state, and can be attached to a clevis-type support part of a tension insulator. It relates to the construction of construction cotters.
架空配電線を電柱に架設する場合には、いわゆる、引通し装柱と引留め装柱の二通りの装柱方法があることが知られている。一般に、引通し装柱は、電柱に支持された腕金に固定された碍子の溝部に架空配電線が当接され、碍子及び架空配電線にバインド線を巻回して、架空配電線を電柱に支持している。一方、引留め装柱は、架空配電線を挟持する引留クランプに連結した耐張碍子を電柱に支持した腕金に取り付けて、架空配電線を電柱に支持している。 In the case of installing an overhead distribution line on a utility pole, it is known that there are two so-called so-called pulling columns and retaining columns. Generally, an overhead distribution line comes into contact with a groove portion of an insulator fixed to an arm supported by a power pole, and a binding wire is wound around the insulator and the overhead distribution line so that the overhead distribution line is used as a power pole. I support it. On the other hand, the retaining column supports the overhead distribution line on the utility pole by attaching a tension insulator coupled to a retention clamp that sandwiches the overhead distribution line to a brace supported on the utility pole.
図15は、引留め装柱による装柱の一例を示す正面図である。図15を参照すると、電柱Pには、その上部に腕金Aを水平状態で固定している。腕金Aの両側には、一組の耐張碍子7・7を配置している。一組の耐張碍子7・7は、揺動自在に互いに連結している。一方の耐張碍子7は、一組のねじりストラップSt・Stを介して、腕金Aに連結している。他方の耐張碍子7は、引留クランプCiを揺動自在に連結している。
FIG. 15 is a front view showing an example of a pillar with a retaining pillar. Referring to FIG. 15, the armor A is fixed to the upper portion of the utility pole P in a horizontal state. A pair of
図15を参照すると、引留クランプCiは、絶縁カバーで覆われている。引留クランプCiは、その内部で架空配電線(以下、電線という)Wを挟持している。このように、引留め装柱は、電線Wを挟持する引留クランプCiに連結した耐張碍子7を電柱Pに支持した腕金Aに取り付けて、電線Wを電柱Pに支持している。一対の引留クランプCi・Ciの間には、張力を要することなく電線Wを架設している。電柱Pを迂回する電線Wの部位は、例えば、縁線Weと呼ばれている。
Referring to FIG. 15, the retaining clamp Ci is covered with an insulating cover. The retention clamp Ci holds an aerial distribution line (hereinafter referred to as an electric wire) W inside thereof. As described above, the tensioning pillar supports the electric wire W on the electric pole P by attaching the
図16は、図15の部分拡大図であり、引留クランプから絶縁カバーを外した状態図である。図17は、図16の部分拡大図であり、図17(A)は、引留クランプの正面図、図17(B)は、図17(A)のB矢視図である。 FIG. 16 is a partially enlarged view of FIG. 15 and is a state diagram in which the insulating cover is removed from the retention clamp. 17 is a partially enlarged view of FIG. 16, FIG. 17 (A) is a front view of the retaining clamp, and FIG. 17 (B) is a view as seen from the arrow B of FIG. 17 (A).
又、図18は、耐張碍子の構成を示す図であり、図18(A)は、一部を断面で示した耐張碍子の正面図、図18(B)は、耐張碍子の右側面図である。図19は、従来技術によるコッターの構成を示す斜視図である。図20は、従来技術によるセルフロック形の割ピンの構成を示す図であり、図20(A)は、セルフロック形の割ピンの正面図、図20(B)は、図20(A)のA−A矢視断面図である。 18 is a diagram showing the structure of the tension insulator. FIG. 18 (A) is a front view of the tension insulator partially shown in cross section, and FIG. 18 (B) is the right side of the tension insulator. FIG. FIG. 19 is a perspective view showing a configuration of a cotter according to the prior art. 20A and 20B are diagrams showing the configuration of a self-locking split pin according to the prior art. FIG. 20A is a front view of the self-locking split pin, and FIG. 20B is a plan view of FIG. It is AA arrow sectional drawing.
図18を参照すると、耐張碍子7は、磁器で形成された筒状の本体70を備えている。又、耐張碍子7は、二山クレビス形の第1支持部71と、一山クレビス形の第2支持部72を備えている。第1支持部71は、本体70の一端部側に突出している。第2支持部72は、本体70の他端部側に突出している。第1支持部71は、第1貫通穴71hを端部に貫通している。第2支持部72は、第2貫通穴72hを端部に貫通している。
Referring to FIG. 18, the
図16又は図18を参照して、第1貫通穴71hと、第2貫通穴72hを一致させて、円柱状のコッター7cを挿入することにより、コッター7cを中心として一組の耐張碍子7・7を揺動自在に互いに連結できる。
Referring to FIG. 16 or FIG. 18, a pair of
又、図16又は図18を参照して、ねじりストラップStの端部に設けた開口と第1貫通穴71hを一致させて、コッター7cを挿入することにより、コッター7cを中心として、一組のねじりストラップSt・Stと一方の耐張碍子7を揺動自在に連結できる。
Referring to FIG. 16 or FIG. 18, a set of the
図16又は図18を参照して、引留クランプCiの端部に設けた開口と第2貫通穴72hを一致させて、コッター7cを挿入することにより、コッター7cを中心として、他方の耐張碍子7と引留クランプCiを揺動自在に連結できる。
Referring to FIG. 16 or FIG. 18, by inserting the
図17を参照すると、引留クランプCiは、クランプ本体C1、三角体状のくさび体C2、及び押え金具C3で構成している。クランプ本体C1は、くさび体C2とスライド可能に連結している。又、クランプ本体C1は、耐張碍子7と揺動自在に連結できる円環部Caを一端部に有し、受け部Cbを他端部に有している。受け部Cbには、電線Wの被覆が部分的に剥離された剥離部Wiと共に、くさび体C2の端部が押し込まれている。
Referring to FIG. 17, the retaining clamp Ci is composed of a clamp body C1, a triangular wedge body C2, and a presser fitting C3. The clamp body C1 is slidably connected to the wedge body C2. The clamp body C1 has an annular portion Ca that can be slidably connected to the
図17を参照すると、くさび体C2の斜面には、剥離部Wiの外周を受ける円弧状の溝が形成されている。そして、くさび体C2と押え金具C3とがボルトで締結され、電線Wの剥離部Wiを挟持(クランプ)している。 Referring to FIG. 17, an arc-shaped groove that receives the outer periphery of the peeling portion Wi is formed on the slope of the wedge body C2. The wedge body C2 and the presser fitting C3 are fastened with bolts to clamp (clamp) the peeling portion Wi of the electric wire W.
図19を参照すると、従来技術によるコッター7cは、円柱状の軸部71cと鍔部72cで構成している。軸部71cは、鍔部72cと反対側に孔7chを開口している。一組の耐張碍子7・7をコッター7cで連結後に(図16参照)、割ピン71pを孔7chに挿入することで、コッター7cの脱落を防止できる。更に、割ピン71pを孔7chに挿入後に、割ピン71pの先端部を拡げることで、割ピン71pの脱落を防止できる。
Referring to FIG. 19, the
図19に示した割ピン71pは、松葉形と呼ばれる黄銅製の割ピンである。黄銅製の割ピン71pは、先端部の変形が容易である。一方、図20に示した割ピン72pは、セルフロック形と呼ばれるステンレス鋼製の割ピンである。図20を参照して、割ピン72pをコッター7cの孔7chに強制的に挿入すると、割ピン72pの先端部が弾性復帰して、割ピン72pをコッター7cにロックできる。セルフロック形の割ピン72pは、操作性に優れている。
The
図16又は図17を参照して、耐張碍子7をコッター7cで連結する、又は、耐張碍子7からコッター7cを引き抜くなどの配電工事は、一般に、無停電状態で実施している。無停電状態で配電工事する、いわゆる活線工事には、直接活線工法と間接活線工法の二通りがあることが知られている。
Referring to FIG. 16 or FIG. 17, power distribution work such as connecting the
絶縁手袋などを用いる直接活線工法は、作業性に優れているが、高圧電線を取り扱う活線工事には、作業員の安全確保の観点から、長尺の絶縁操作棒を用いる間接活線工法に移行している。 The direct hot-wire method using insulating gloves is excellent in workability, but the indirect hot-wire method using a long insulated operation rod is used for hot-wire work that handles high-voltage wires from the viewpoint of ensuring the safety of workers. Has moved to.
図15を参照して、耐張碍子7を交換する場合には、図16に示すように、電線Wを腕金A側に引き寄せて、コッター7cへの負荷を解除する必要がある。このような電線の引き寄せには、ストレインロッドと呼ばれる間接活線工事用の張線器を使用している。
Referring to FIG. 15, when exchanging the
図21は、電線を引き寄せるための張線器の一例による構成を示す正面図である。図22は、張線器の使用状態を示す正面図である。図21又は図22を参照すると、張線器8は、内部に空洞を有する円筒状の本体81と伸縮ロッド82で構成している。伸縮ロッド82は、本体81に対して、その軸方向に移動自在に連結している。
FIG. 21 is a front view showing a configuration of an example of a wire drawing device for drawing electric wires. FIG. 22 is a front view showing a usage state of the wire tensioner. Referring to FIG. 21 or FIG. 22, the
図21又は図22を参照して、本体81は、送りねじ(図示せず)を内部に配置している。一方、伸縮ロッド82は、前記送りねじと螺合したナット部材(図示せず)を内部に配置している。
Referring to FIG. 21 or FIG. 22, the
又、図21又は図22を参照すると、本体81は、円筒状のジョイント金具83を一端部側に備えている。ジョイント金具83には、間接活線工事用の共用操作棒(図示せず)の先端部と連結できる。共用操作棒の先端部とジョイント金具83を連結し、共用操作棒を軸回りに回転すると、本体81の内部に配置された歯車装置(図示せず)を介して、ジョイント金具83の回転運動を前記送りねじに伝動できる。そして、本体81に対して、伸縮ロッド82をその軸方向に移動できる。
Referring to FIG. 21 or FIG. 22, the
図21又は図22を参照すると、本体81は、カムラ―と呼ばれる掴持器84を一端部に連結している。掴持器84は、複数のリンク部材で構成している。掴持器84には、電線Wをその外周方向から導入できる。掴持器84の下端側に設けた操作レバー841を引っ張ると、掴持器84は、電線Wをその外周方向から掴持できる(図22参照)。
Referring to FIG. 21 or FIG. 22, the
図21又は図22を参照すると、本体81は、電線支持部85を中間部に設けている。電線支持部85は、U字状に開口している。図22に示すように、電線支持部85は、電線Wを上部から導入できる。電線支持部85の上部に設けた図示しない開閉部材で、電線支持部85の開口を閉じることで、電線支持部85は、電線Wを遊動自在に支持できる。
Referring to FIG. 21 or FIG. 22, the
図21又は図22を参照すると、伸縮ロッド82は、フック部材86を他端部に連結している。フック部材86は、リング部材86rを設けている。リング部材86rは、一対の開閉腕を先端部に有する絶縁操作棒(いわゆる、絶縁ヤットコ)で把持できる。図示しない前記絶縁操作棒を用いて、フック部材86を上方に移動できる。
Referring to FIG. 21 or FIG. 22, the
次に、図22を参照して、張線器8の使用方法を説明する。なお、図22に示した装柱例では、縁線Weがピン碍子7pに支持されている点が図15及び図16と異なっているが、その他の構成は同じである。
Next, with reference to FIG. 22, the usage method of the
最初に、図22を参照して、ねじりストラップStに隣接配置した環状のロープRにフック部材86を係留する。そして、フック部材86を先頭に、張線器8が垂れ下がった状態で、フック部材86側を防護シートPsで防護する。フック部材86が充電部に接触して、地絡することを防止するためである。同様に、縁線We及び引留クランプCiにも、それらの充電部が露出しないように、防護シートPsで防護する。
First, referring to FIG. 22, the
次に、図22を参照して、ジョイント金具83に共用操作棒(図示せず)を連結し、共用操作棒を操作して、張線器8の一端部側を電線Wに向かって持ち上げる。次に、電線支持部85の内部に電線Wを導入した後に、掴持器84を電線Wに取り付ける。次に、共用操作棒をその軸回りに一方の方向に回転すると、伸縮ロッド82を本体81に向かって移動でき、相対的に、電線Wを腕金Aに向かって引き寄せることができる。そして、図16に示したように、コッター7cへの負荷を解除できる。
Next, with reference to FIG. 22, a common operation rod (not shown) is connected to the
以上の準備が整った後に、ラジオペンチ状のアダプタ(図示せず)を一対の開閉腕に連結した絶縁操作棒を用いて、コッター7cから割ピン71pを引き抜く(図19参照)。
After the above preparation is completed, the
次に、図18(B)又は図19を参照して、タイスティックハンマー(図示せず)で鍔部72cと反対側からコッター7cを叩き、鍔部72cを突出させる。この場合、タイスティックハンマー(図示せず)は、共用操作棒の先端部に接続されている。次に、ラジオペンチ状のアダプタ(図示せず)を用いて、耐張碍子7からコッター7cを引き抜く。これらの一連の工事を経て、耐張碍子7を交換できる。
Next, referring to FIG. 18B or FIG. 19, the
以上説明した、従来技術によるコッター又は従来技術による割ピンを絶縁操作棒で把持して、耐張碍子にコッターを装着する作業、又はコッターから割ピンを取り外す作業が容易でないという不具合があった。特に、耐張碍子にコッターを着脱するときに、割ピンを落下させ易いという不具合があった。 As described above, there has been a problem that it is not easy to attach the cotter to the tension insulator or remove the cotter pin from the cotter by holding the cotter according to the prior art or the split pin according to the prior art with the insulating operation rod. In particular, when attaching and detaching the cotter to the tension insulator, there was a problem that the split pin was easily dropped.
上述した不具合を解消するため、割ピンの脱落が困難であり、間接活線工法で着脱が容易な間接活線工事用コッターが開示されている(例えば、特許文献1参照)。 In order to solve the above-described problems, a cotter for indirect hot wire construction is disclosed in which it is difficult to drop off the split pin and is easy to attach and detach with the indirect hot wire method (for example, see Patent Document 1).
図23は、従来技術による間接活線工事用コッターに備わるコッター本体の構成を示す斜視図であり、一部を断面で示している。図24は、従来技術による間接活線工事用コッターに備わる中子部材の構成を示す斜視図である。図25は、従来技術による間接活線工事用コッターに備わる板ばね部材の構成を示す斜視図である。 FIG. 23 is a perspective view showing a configuration of a cotter body included in a cotter for indirect hot wire construction according to the prior art, and a part thereof is shown in cross section. FIG. 24 is a perspective view showing a configuration of a core member provided in a cotter for indirect hot wire construction according to a conventional technique. FIG. 25 is a perspective view showing a configuration of a leaf spring member provided in a cotter for indirect hot wire construction according to the prior art.
図26は、従来技術による間接活線工事用コッターの構成を示す斜視図であり、一部を断面で示している。図27は、従来技術による間接活線工事用コッターの構成を示す縦断面図である。 FIG. 26 is a perspective view showing a configuration of a cotter for indirect hot wire construction according to the prior art, and a part thereof is shown in cross section. FIG. 27 is a longitudinal sectional view showing a configuration of a cotter for indirect hot wire construction according to the prior art.
図28は、従来技術による間接活線工事用コッターの構成を示す縦断面図であり、コッター本体に対して中子部材を内部に押し込んだ状態図である。図29は、従来技術による間接活線工事用コッターの使用例を示す斜視図である。 FIG. 28 is a longitudinal sectional view showing the configuration of a cotter for indirect hot wire construction according to the prior art, in which a core member is pushed into the cotter body. FIG. 29 is a perspective view showing an example of use of a cotter for indirect hot wire construction according to the prior art.
なお、本願の図23から図27は、特許文献1の図1から図5に相当している。又、本願の図28と図29は、特許文献1の図6と図7に相当している。 Note that FIG. 23 to FIG. 27 of the present application correspond to FIG. 1 to FIG. 28 and 29 of the present application correspond to FIGS. 6 and 7 of Patent Document 1.
図23から図27を参照すると、従来技術による間接活線工事用コッター(以下、コッターと略称する)6は、内部が中空の円筒状のコッター本体61、円柱状の中子部材62、及び、抜け止め用の板ばね部材63を備えている。
Referring to FIGS. 23 to 27, an indirect hot wire cotter (hereinafter abbreviated as cotter) 6 according to the prior art includes a
図23又は図26及び図27を参照すると、コッター本体61は、円筒部61aと鍔部61bで構成している。円筒部61aは、一対の矩形の窓61w・61wを相反する向きに開口している。鍔部61bは、その内径及び外径を円筒部61aの内径及び外径より大きく形成している。
Referring to FIG. 23 or FIG. 26 and FIG. 27, the
図24又は図26及び図27を参照すると、中子部材62は、平板状の突部62a、円柱状の軸部62b、及び、円盤状の頭部62cを備えている。突部62aは、後述する板ばね部材63の連結部63aを先端部621に係合できる(図25参照)。軸部62bは、円筒部61aの内部をスライド自在に移動できる。頭部62cは、その外径が軸部62bの外径より大きくなっている。又、頭部62cは、その外径が鍔部61bの内径より小さくなっている。
Referring to FIG. 24 or FIG. 26 and FIG. 27, the
図25から図27を参照すると、板ばね部材63は、ばね性を有する金属板を成形している。そして、板ばね部材63は、C字状に形成した連結部63aと、相反する向きに向かう一対の突出部63b・63bを有している(図25参照)。一対の突出部63b・63bは、連結部63aから開角するように上り傾斜する傾斜面631を形成している。又、一対の突出部63b・63bは、それらの頂き部から互いに向かい合うように延出する延出部632を有している。
Referring to FIGS. 25 to 27, the
図29を参照して、例えば、腕金Aに連結した一組のねじりストラップSt・Stと耐張碍子7を連結する場合には、最初に、ねじりストラップStの端部に設けた開口と第1貫通穴71hを一致させて(図18参照)、コッター本体61を挿入する。
Referring to FIG. 29, for example, when connecting a set of torsion straps St and St connected to armrest A and
次に、図27を参照して、板ばね部材63を中子部材62の先端部に取り付けた状態で、板ばね部材63を先頭にして、中子部材62をコッター本体61の鍔部61b側から挿入する。そして、一対の突出部63b・63bの頂き部がコッター本体61の内壁をスライドし、突出部63bが窓61wに到達すると、一対の突出部63b・63bがこれらの窓61w・61wから突出する(図25又は図27参照)。これにより、コッター6を抜け止めできる。
Next, referring to FIG. 27, with the
一方、図27に示した状態から、コッター6を引き抜く場合には、図27に示した状態から、中子部材62をコッター本体61の奥側に更に押し込む。そして、特許文献1によるコッター6は、突出部63bの傾斜面631が窓61wの縁にスライドして、一対の突出部63b・63bの頂き部がコッター本体61の外壁から引っ込むことで、コッター6を引き抜くことができる、としている。
On the other hand, when the
図23から図27を参照すると、特許文献1によるコッター6は、耐張碍子に着脱するときに、割ピンに相当する板ばね部材63を落下させる心配がないという利点がある。しかし、特許文献1によるコッター6は、間接活線工事用の先端工具を用いて、中子部材62を操作することが容易でないという問題がある。
23 to 27, the
割ピンを使用することなく、少なくとも一組の耐張碍子からコッターを抜け止めでき、かつ、間接活線工事用の絶縁操作棒を用いて、操作が容易な間接活線工事用コッターが求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。 There is a need for an indirect hot-wire construction cotter that can prevent the cotter from coming out of at least one pair of tension insulators without using a split pin, and that is easy to operate using an insulating operation rod for indirect hot-wire construction. ing. The above can be said to be the subject of the present invention.
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、割ピンを使用することなく、少なくとも一組の耐張碍子からコッターを抜け止めでき、かつ、間接活線工事用の絶縁操作棒を用いて、操作が容易な間接活線工事用コッターを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of such a problem, and can prevent a cotter from being detached from at least one pair of tension insulators without using a split pin, and is an insulating operation rod for indirect hot wire construction. An object of the present invention is to provide a cotter for indirect hot wire construction that is easy to operate.
本発明者は、コッター本体の軸部に鍔部と反対側に貫通した抜け止め穴を設け、内周から先端部が出没自在なピンを内在したリング部材を軸部に嵌合し、ピンが抜け止め穴に没入することで、少なくとも一組の耐張碍子からコッター本体を抜け止めできると考え、これに基づいて、以下のような新たな間接活線工事用コッターを発明するに至った。 The inventor has provided a retaining hole penetrating the cotter body on the opposite side to the collar portion, and fitted a ring member containing a pin whose tip portion can be projected and retracted from the inner periphery to the shaft portion. It was considered that the cotter body could be retained from at least one pair of tension insulators by immersing it in the retaining holes, and based on this, the following new indirect hot-wire construction cotters were invented.
(1)本発明による間接活線工事用コッターは、少なくとも、二山クレビス形の第1支持部に貫通した第1貫通穴を有する一方の耐張碍子と、一山クレビス形の第2支持部に貫通した第2貫通穴を有する他方の耐張碍子を揺動自在に連結するための間接活線工事用コッターであって、前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿通自在な円柱状の第1軸部、及び、前記第1軸部の基端部に形成し、前記第1軸部の外径より大きい外径を形成した第1鍔部を有する第1コッター本体と、前記第1軸部に嵌合自在な内周を形成し、一対の開閉する把持腕を先端部に有する長尺の絶縁操作棒を用いて、外周を把持自在な抜け止め用の第1リング部材と、を備え、前記第1軸部は、その軸中心を貫通する第1抜け止め穴を前記第1鍔部と反対側に有し、前記第1リング部材は、内部に収容し、先端部が前記第1リング部材の内周から出没自在な一つ以上の円柱状の第1ピンと、前記第1ピンの先端部が前記第1リング部材の内周から突出する力を前記第1ピンに付勢する第1付勢部材と、を有し、前記第1ピンの先端部が前記第1抜け止め穴に没入した状態では、前記第1コッター本体に対して前記第1リング部材の移動を規制している。 (1) The cotter for indirect hot-wire construction according to the present invention includes at least one tension insulator having a first through hole penetrating the first support portion having a double clevis shape and a second support portion having a single clevis shape. A cotter for indirect hot wire construction for oscillatingly connecting the other tension insulator having a second through hole penetrating through a cylindrical shape that can be inserted into the first through hole and the second through hole. A first cotter body having a first shaft portion and a first flange portion formed at a proximal end portion of the first shaft portion and having an outer diameter larger than an outer diameter of the first shaft portion; A first ring member for retaining the outer periphery, which forms an inner periphery that can be fitted to one shaft portion, and has a long insulating operation rod having a pair of opening and closing gripping arms at the tip portion; The first shaft portion has a first retaining hole penetrating the shaft center on the side opposite to the first flange portion, The first ring member is housed therein, and has one or more cylindrical first pins whose front end portions can protrude and retract from the inner periphery of the first ring member, and the front end portion of the first pin is the first ring member. A first urging member for urging the first pin with a force protruding from the inner periphery of the first pin, and in a state where the tip of the first pin is immersed in the first retaining hole, the first urging member The movement of the first ring member is restricted with respect to the cotter body.
(2)前記第1リング部材は、複数の前記第1ピンを等間隔に配置していることが好ましい。 (2) It is preferable that the first ring member has a plurality of the first pins arranged at equal intervals.
(3)前記第1ピンは、その先端部を半球状に形成していることが好ましい。 (3) It is preferable that the first pin has a hemispherical tip.
(4)本発明による間接活線工事用コッターは、少なくとも、二山クレビス形の第1支持部に貫通した第1貫通穴を有する一方の耐張碍子と、一山クレビス形の第2支持部に貫通した第2貫通穴を有する他方の耐張碍子を揺動自在に連結するため間接活線工事用コッターであって、前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿通自在な円柱状の第2軸部、及び、前記第2軸部の基端部に形成し、前記第2軸部の外径より大きい外径を形成した第2鍔部を有する第2コッター本体と、前記第2軸部に嵌合自在な内周を形成し、一対の開閉する把持腕を先端部に有する長尺の絶縁操作棒を用いて、外周を把持自在な抜け止め用の第2リング部材と、を備え、前記第2軸部は、前記第2鍔部と反対側に形成し、軸中心を貫通する第2抜け止め穴と、前記第2鍔部と前記第2抜け止め穴の間に配置され、相反する向きに前記第2軸部の外周から突出した一対のロックピンと、を有し、前記第2リング部材は、内部に収容し、先端部が前記第2リング部材の内周から出没自在な一つ以上の円柱状の第2ピンと、前記第2ピンの先端部が前記第2リング部材の内周から突出する力を前記第2ピンに付勢する第2付勢部材と、前記ロックピンを導入自在に、前記第2リング部材の端面から切り欠いたL字状の係合溝と、を有し、前記ロックピンを前記係合溝の終端に導入した状態では、前記第2ピンの先端部が前記第2抜け止め穴に没入し、前記第2コッター本体に対して前記第2リング部材の移動を規制している。 (4) The cotter for indirect hot wire construction according to the present invention includes at least one tension insulator having a first through hole penetrating the first support portion having a double clevis shape and a second support portion having a single clevis shape. A cotter for indirect hot-wire construction for connecting the other tension insulator having the second through hole penetrating to the first and second through holes so as to be swingable, and having a cylindrical shape that can be inserted into the first through hole and the second through hole. A second cotter body having a second shaft portion and a second flange portion formed at a proximal end portion of the second shaft portion and having an outer diameter larger than an outer diameter of the second shaft portion; A second ring member for retaining the outer periphery, the inner periphery of which can be fitted to the shaft portion, and a long insulating operation rod having a pair of opening and closing gripping arms at the distal end portion; The second shaft portion is formed on a side opposite to the second flange portion, and a second retaining hole penetrating the shaft center; A pair of lock pins that are disposed between the second flange portion and the second retaining hole and project from the outer periphery of the second shaft portion in opposite directions, and the second ring member is housed inside. , One or more cylindrical second pins whose front end portions can be projected and retracted from the inner periphery of the second ring member, and a force by which the front end portion of the second pin projects from the inner periphery of the second ring member. A second urging member for urging the two pins, and an L-shaped engagement groove cut out from an end surface of the second ring member so that the lock pin can be introduced freely. In the state where it is introduced at the end of the engaging groove, the tip of the second pin is immersed in the second retaining hole, and the movement of the second ring member is restricted with respect to the second cotter body.
(5)一つ以上の前記第2ピンは、先端部が前記第2抜け止め穴の両端部に嵌合する一対の第2ピンで構成していることが好ましい。 (5) It is preferable that the one or more second pins include a pair of second pins whose front ends are fitted to both ends of the second retaining hole.
(6)前記第2ピンは、その先端部を半球状に形成していることが好ましい。 (6) It is preferable that the tip of the second pin is formed in a hemispherical shape.
本発明による間接活線工事用コッターは、割ピンを用いることなく、間接活線工事用の絶縁操作棒を用いて、抜け止め用のリング部材をコッター本体の軸部に嵌合することで、容易に抜け止めできる。 The cotter for indirect hot-wire construction according to the present invention uses an insulating operation rod for indirect hot-wire work without using a split pin, by fitting a ring member for retaining to the shaft portion of the cotter body, Can be easily retained.
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。 Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings.
(絶縁操作棒の構成)
最初に、本発明の実施形態による間接活線工事用コッターの構成を説明する前に、間接活線工事用コッターを操作するための絶縁操作棒の一例による構成を説明する。
(Configuration of insulation operation rod)
First, before describing the configuration of an indirect hot-wire construction cotter according to an embodiment of the present invention, a configuration of an example of an insulating operation rod for operating the indirect hot-wire construction cotter will be described.
図12は、本発明に係る絶縁操作棒の一例による構成を示す正面図である。図13は、図12の要部を拡大した正面図である。図14は、図13の左側面図である。 FIG. 12 is a front view showing a configuration of an example of the insulating operation rod according to the present invention. FIG. 13 is an enlarged front view of the main part of FIG. FIG. 14 is a left side view of FIG.
図12から図14を参照すると、絶縁操作棒5は、長尺の操作棒51と把持工具52で構成している。又、絶縁操作棒5は、作動棒53を備えている。把持工具52は、操作棒51の先端部に取り付けている。
Referring to FIGS. 12 to 14, the insulating
図12又は図13を参照すると、把持工具52は、開閉する一対の湾曲した把持腕5a・5bで構成している。そして、一方の把持腕5aは、基端部が固定された固定腕であり、他方の把持腕5bは、一方の把持腕5aの基端部に設けた回動軸5cを中心に回動する可動腕となっている。
Referring to FIG. 12 or FIG. 13, the gripping
図12を参照すると、作動棒53は、操作棒51に沿って保持されている。作動棒53の先端部は、他方の把持腕5bに回動自在に連結している。そして、作動棒53の基端部に設けた操作レバー54を操作すると、一方の把持腕5aに対して、他方の把持腕5bを開閉できる。絶縁操作棒5は、操作棒51及び作動棒53の中間部が絶縁性を有するプラスチックパイプなどで構成され、間接活線工法に好適なように、絶縁性を確保している。
Referring to FIG. 12, the
図12を参照して、操作レバー54を握って、操作レバー54を操作棒51に近づけると、一方の把持腕5aに対して、他方の把持腕5bを閉じることができる。操作レバー54を解放すると、操作レバー54に連結したばね(図示せず)の力で、一方の把持腕5aに対して、他方の把持腕5bを開くことができる。図12又は図13は、一方の把持腕5aに対して、他方の把持腕5bが最大に開いた状態を示している。
Referring to FIG. 12, when the
図13又は図14を参照して、一方の把持腕5aは、先細り状の把持爪51aを突出している。把持爪51aは、把持面50aを形成している。把持面50aは、回動軸5cの回転中心から遠心方向に沿って略平行に形成されている。同様に、他方の把持腕5bは、先細り状の把持爪51bを突出している。把持爪51bは、把持面50bを形成している。把持面50bは、把持面50aと所定の開角を設けて配置されている。図12又は図13を参照して、操作レバー54を握ると、把持面50bを把持面50aに近づけることができる。
Referring to FIG. 13 or FIG. 14, one gripping
図12から図16に示した絶縁操作棒5は、高所に配置された高圧配電線などを一対の把持爪51a・51bで把持できる、いわゆる「絶縁ヤットコ」になっている。
The
[第1実施形態]
(間接活線工事用コッターの構成)
次に、本発明の第1実施形態による間接活線工事用コッターの構成を説明する。図1は、本発明の第1実施形態による間接活線工事用コッターの構成を示す斜視図である。図2は、第1実施形態による間接活線工事用コッターに備わる第1リング部材の構成を示す斜視分解組立図である。
[First Embodiment]
(Composition of cotter for indirect hot line construction)
Next, the structure of the cotter for indirect hot wire construction according to the first embodiment of the present invention will be described. FIG. 1 is a perspective view showing a configuration of a cotter for indirect hot wire construction according to a first embodiment of the present invention. FIG. 2 is an exploded perspective view showing the configuration of the first ring member provided in the cotter for indirect hot wire construction according to the first embodiment.
図3は、第1実施形態による間接活線工事用コッターに備わるリテーナの構成を示す図であり、図3(A)は、リテーナの正面図、図3(B)は、リテーナの側面図、図3(C)は、リテーナの背面図である。 FIG. 3 is a diagram illustrating a configuration of a retainer provided in the cotter for indirect hot wire construction according to the first embodiment, FIG. 3 (A) is a front view of the retainer, and FIG. 3 (B) is a side view of the retainer. FIG. 3C is a rear view of the retainer.
図4は、第1実施形態による間接活線工事用コッターに備わる内輪の構成を示す図であり、図4(A)は、内輪の正面図、図4(B)は、内輪の側面図、図4(C)は、図4(A)のA−A矢視断面図である。 FIG. 4 is a diagram illustrating a configuration of an inner ring provided in the cotter for indirect hot wire construction according to the first embodiment, FIG. 4 (A) is a front view of the inner ring, FIG. 4 (B) is a side view of the inner ring, FIG. 4C is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
図5は、第1実施形態による間接活線工事用コッターに備わる第1リング部材の構成を示す図であり、図5(A)は、第1リング部材の正面図、図5(B)は、第1リング部材の縦断面図である。 FIG. 5 is a view showing a configuration of a first ring member provided in the cotter for indirect hot wire construction according to the first embodiment, FIG. 5 (A) is a front view of the first ring member, and FIG. FIG. 3 is a longitudinal sectional view of a first ring member.
図6は、第1実施形態による間接活線工事用コッターの構成を示す正面図であり、第1リング部材を第1コッター本体の第1軸部に係止した状態図である。 FIG. 6 is a front view showing the configuration of the cotter for indirect hot wire construction according to the first embodiment, and is a state diagram in which the first ring member is locked to the first shaft portion of the first cotter body.
(全体構成)
図1から図6を参照すると、本発明の第1実施形態による間接活線工事用コッター(以下、コッターと略称する)10は、第1コッター本体1と抜け止め用の第1リング部材3を備えている。
(overall structure)
Referring to FIGS. 1 to 6, a cotter (hereinafter abbreviated as “cotter”) 10 for indirect hot wire construction according to a first embodiment of the present invention includes a first cotter body 1 and a
図1又は図6を参照すると、第1コッター本体1は、円柱状の第1軸部1aと第1鍔部1bを有している。第1軸部1aは、第1貫通穴71h及び第2貫通穴72hに挿通できる(図18(A)参照)。又、第1軸部1aは、その軸中心を貫通する第1抜け止め穴11hを第1鍔部1bと反対側に開口している。
Referring to FIG. 1 or FIG. 6, the first cotter body 1 has a columnar
図1又は図6を参照すると、第1鍔部1bは、第1軸部1aの基端部に形成している。第1鍔部1bは、第1軸部1aの外径より大きい外径を形成している。第1鍔部1bは、一対の開閉する把持腕5a・5bを先端部に有する絶縁操作棒5を用いて(図12から図14参照)、外周を把持できる。
With reference to FIG. 1 or FIG. 6, the
図1又は図2及び図5又は図6を参照すると、第1リング部材3は、第1軸部1aに嵌合自在な内周を形成している。又、第1リング部材3は、一対の開閉する把持腕5a・5bを先端部に有する絶縁操作棒5を用いて(図12から図14参照)、外周を把持できる。
Referring to FIG. 1 or FIG. 2 and FIG. 5 or FIG. 6, the
図1又は図2及び図5又は図6を参照すると、第1リング部材3は、複数の円柱状の第1ピン31と第1付勢部材32を有している。第1ピン31は、第1リング部材3の内部に収容している。そして、第1ピン31は、その先端部を第1リング部材3の内周から出没できる。第1リング部材3は、複数の第1ピン31を等間隔に配置することが好ましい。又、第1ピン31は、その先端部を半球状に形成することが好ましい。
Referring to FIG. 1 or FIG. 2 and FIG. 5 or FIG. 6, the
図2又は図5及び図6を参照すると、第1付勢部材32は、第1ピン31の先端部が第1リング部材3の内周から突出する力を第1ピン31に付勢している。第1付勢部材32は、円筒部材の外周に螺旋溝を形成した「ヘリカルばね」で構成することが好ましい。
Referring to FIG. 2, FIG. 5, and FIG. 6, the first urging
図6を参照して、第1ピン31の先端部が第1抜け止め穴11hに没入した状態では、第1コッター本体1に対して第1リング部材3の移動を規制している。
Referring to FIG. 6, the movement of the
以上の構成により、第1実施形態によるコッター10は、二山クレビス形の第1支持部71に貫通した第1貫通穴71hを有する一方の耐張碍子7と、一山クレビス形の第2支持部72に貫通した第2貫通穴72hを有する他方の耐張碍子7を揺動自在に連結できる(図16又は図18参照)。そして、一組の耐張碍子7・7からコッター10を抜け止めできる。
With the above configuration, the
第1実施形態によるコッター10は、割ピンを用いることなく、間接活線工事用の絶縁操作棒5を用いて、抜け止め用の第1リング部材3を第1コッター本体1の第1軸部1aに嵌合することで、容易に抜け止めできる。
The
(第1リング部材の構成)
次に、第1実施形態による第1リング部材3の構成を説明する。図2から図5を参照すると、第1リング部材3は、内輪3a、外輪3b、及び一対のリテーナ3r・3rで外殻を構成している。
(Configuration of first ring member)
Next, the configuration of the
図2又は図4を参照すると、内輪3aは、遠心方向に突出する複数のフランジ3afを有している。これらのフランジ3afは、内輪3aの外周に断続して配置されている。又、これらのフランジ3afは、その端縁を外輪3bの内壁に圧入できる。
Referring to FIG. 2 or FIG. 4, the
図2又は図5を参照して、フランジ3afとフランジ3afの間の空間には、第1ピン31及び第1付勢部材32を収容できる。フランジ3afとフランジ3afの間の空間に対応して、内輪3aには、第1ピン31の先端部が突出する穴31ahを開口している。
Referring to FIG. 2 or FIG. 5, the
図2又は図3を参照すると、リテーナ3rは、凸部31rと凹部32rを円周方向に交互に形成している。凸部31rには、第1ピン31及び第1付勢部材32を外周方向から導入できる。凹部32rには、リベット用の細孔を開口している。
Referring to FIG. 2 or FIG. 3, the
図2を参照して、リテーナ3rの凹部32rの底面が対向するように、一対のリテーナ3r・3rを配置し、フランジ3afを介して、一対のリテーナ3r・3rをリベット(図示せず)で結合することで、複数の第1ピン31及び第1付勢部材32を内輪3aと外輪3bに収容できる(図5参照)。
Referring to FIG. 2, the pair of
(間接活線工事用コッターの作用)
次に、第1実施形態によるコッター10の操作方法を説明しながら、コッター10の作用及び効果を説明する。
(Operation of cotter for indirect hot wire construction)
Next, the operation and effect of the
最初に、図16又は図18を参照して、一方の耐張碍子7に設けた第1支持部71に貫通した第1貫通穴71hと、他方の耐張碍子7に設けた第2支持部72に貫通した第2貫通穴72hを一致させ、第1軸部1aを挿通することで(図1参照)、一対の耐張碍子7・7を揺動自在に連結できる。この場合、一対の開閉する把持腕5a・5b(図12又は図13参照)で、第1鍔部1bを把持することで、第1貫通穴71h及び第2貫通穴72hに第1軸部1aを容易に挿通できる。
First, referring to FIG. 16 or FIG. 18, the first through
次に、図1を参照して、複数の第1ピン31の付勢力に抗して、第1リング部材3を第1軸部1aに挿入する。この場合、一対の開閉する把持腕5a・5b(図12又は図13参照)で、第1リング部材3の外周を把持することで、第1リング部材3を第1軸部1aに容易に挿入できる。
Next, referring to FIG. 1, the
図6を参照して、第1ピン31の先端部が第1軸部1aの外周をスライド後に、第1ピン31の先端部が第1抜け止め穴11hに没入した状態では、第1コッター本体1に対して第1リング部材3の移動を規制している。これにより、第1実施形態によるコッター10は、一組の耐張碍子7・7からコッター10を抜け止めできる。
Referring to FIG. 6, after the tip of
第1実施形態によるコッター10は、割ピンを用いることなく、間接活線工事用の絶縁操作棒5を用いて、抜け止め用の第1リング部材3を第1コッター本体1の第1軸部1aに嵌合することで、容易に抜け止めできる。
The
第1実施形態によるコッター10は、複数の第1ピン31を第1リング部材3の内部に配置しているので、第1ピン31の先端部が第1抜け止め穴11hに没入することが容易である、という特有の効果がある。
Since the
[第2実施形態]
(間接活線工事用コッターの構成)
次に、本発明の第2実施形態による間接活線工事用コッターの構成を説明する。図7は、本発明の第2実施形態による間接活線工事用コッターの構成を示す斜視図である。図8は、第2実施形態による間接活線工事用コッターに備わる第2リング部材の構成を示す斜視分解組立図である。
[Second Embodiment]
(Composition of cotter for indirect hot line construction)
Next, the structure of the cotter for indirect hot wire construction according to the second embodiment of the present invention will be described. FIG. 7 is a perspective view showing a configuration of a cotter for indirect hot wire construction according to a second embodiment of the present invention. FIG. 8 is an exploded perspective view showing a configuration of a second ring member provided in the cotter for indirect hot wire construction according to the second embodiment.
図9は、第2実施形態による間接活線工事用コッターの構成を示す図であり、図9(A)は、第2軸部に備わるロックピンが第2リング部材に形成した係合溝に導入される直前の状態を示す正面図、図9(B)は、図9(A)のA−A矢視断面図、図9(C)は、図9(A)の右側面図である。 FIG. 9 is a diagram showing the configuration of the cotter for indirect hot wire construction according to the second embodiment, and FIG. 9A shows an engagement groove formed on the second ring member by the lock pin provided on the second shaft portion. FIG. 9B is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG. 9A, and FIG. 9C is a right side view of FIG. 9A. .
図10は、第2実施形態による間接活線工事用コッターの構成を示す正面図であり、第2軸部に備わるロックピンが第2リング部材に形成した係合溝の終端に導入された状態図である。 FIG. 10 is a front view showing the configuration of the cotter for indirect hot wire construction according to the second embodiment, in which the lock pin provided on the second shaft portion is introduced at the end of the engagement groove formed in the second ring member. FIG.
図11は、第2実施形態による間接活線工事用コッターの構成を示す正面図であり、第2リング部材を第2コッター本体の第2軸部に係止した状態図である。 FIG. 11 is a front view showing the configuration of the cotter for indirect hot wire construction according to the second embodiment, and is a state diagram in which the second ring member is locked to the second shaft portion of the second cotter body.
(全体構成)
図7から図11を参照すると、本発明の第2実施形態による間接活線工事用コッター(以下、コッターと略称する)20は、第2コッター本体2と抜け止め用の第2リング部材4を備えている。
(overall structure)
Referring to FIGS. 7 to 11, an indirect hot wire cotter (hereinafter abbreviated as “cotter”) 20 according to a second embodiment of the present invention includes a
図7から図11を参照すると、第2コッター本体2は、円柱状の第2軸部2aと第2鍔部2bを有している。第2軸部2aは、第1貫通穴71h及び第2貫通穴72hに挿通できる(図18(A)参照)。
Referring to FIGS. 7 to 11, the
図7又は図8を参照すると、第2軸部2aは、第2抜け止め穴21hと一対のロックピン21p・21pを有している。第2抜け止め穴21hは、第2鍔部2bと反対側に開口している。又、第2抜け止め穴21hは、第2軸部2aの軸中心を貫通している(図11参照)。
Referring to FIG. 7 or FIG. 8, the
図7から図11を参照すると、一対のロックピン21p・21pは、第2鍔部2bと第2抜け止め穴21hの間に配置されている。又、一対のロックピン21p・21pは、相反する向きに第2軸部2aの外周から突出している。
Referring to FIGS. 7 to 11, the pair of lock pins 21p and 21p are disposed between the
図7から図11を参照すると、第2鍔部2bは、第2軸部2aの基端部に形成している。第2鍔部2bは、第2軸部2aの外径より大きい外径を形成している。第2鍔部2bは、一対の開閉する把持腕5a・5bを先端部に有する絶縁操作棒5を用いて(図12から図14参照)、外周を把持できる。
Referring to FIGS. 7 to 11, the
図7又は図8を参照すると、第2リング部材4は、第2軸部2aに嵌合自在な内周を形成している。又、第2リング部材4は、一対の開閉する把持腕5a・5bを先端部に有する絶縁操作棒5を用いて(図12から図14参照)、外周を把持できる。
Referring to FIG. 7 or FIG. 8, the
図8又は図11を参照すると、第2リング部材4は、一対の円柱状の第2ピン41・41と第2付勢部材42・42を有している。第2ピン41は、第2リング部材4の内部に収容している。そして、第2ピン41は、その先端部を第2リング部材4の内周から出没できる。一対の第2ピン41・41は、対向配置している。又、第2ピン41は、その先端部を半球状に形成することが好ましい。
Referring to FIG. 8 or FIG. 11, the
図8又は図11を参照すると、第2付勢部材42は、第2ピン41の先端部が第2リング部材4の内周から突出する力を第1ピン31に付勢している。第2ピン41は、円筒部材の外周に螺旋溝を形成した「ヘリカルばね」で構成することが好ましい。
Referring to FIG. 8 or FIG. 11, the second urging
図2と図8を参照すると、第1ピン31と第2ピン41は、同じものであるが、説明の便宜上、符号を変えて区別した。同様に、第1付勢部材32と第2付勢部材42は、同じものであるが、説明の便宜上、符号を変えて区別した。
Referring to FIG. 2 and FIG. 8, the
図7から図10を参照すると、第2リング部材4は、一対のL字状の係合溝4d・4dを有している。係合溝4dは、第2リング部材4の端面から切り欠いている。そして、一対のL字状の係合溝4d・4dには、一対のロックピン21p・21pを導入できる。
Referring to FIGS. 7 to 10, the
図10を参照して、ロックピン21pを係合溝4dの終端に導入した状態では、第2ピン41の先端部が第2抜け止め穴21に没入している(図11参照)。そして、第2コッター本体2に対して第2リング部材4の軸方向及び外周方向の移動を規制している。
Referring to FIG. 10, in a state where
以上の構成により、第2実施形態によるコッター20は、二山クレビス形の第1支持部71に貫通した第1貫通穴71hを有する一方の耐張碍子7と、一山クレビス形の第2支持部72に貫通した第2貫通穴72hを有する他方の耐張碍子7を揺動自在に連結できる(図16又は図18参照)。そして、一組の耐張碍子7・7からコッター20を抜け止めできる。
With the above configuration, the
第2実施形態によるコッター20は、割ピンを用いることなく、間接活線工事用の絶縁操作棒5を用いて、抜け止め用の第2リング部材4を第2コッター本体2の第2軸部2aに嵌合することで、容易に抜け止めできる。
The
(第2リング部材の構成)
次に、第2実施形態による第2リング部材4の構成を説明する。図8を参照すると、第2リング部材4は、その軸中心に向かって開口した一対の保持穴4h・4hを有している。保持穴4hには、第2ピン41及び第2付勢部材42を収容できる。
(Configuration of second ring member)
Next, the structure of the
図8を参照して、保持穴4hは、第2ピン41の先端部を突出できるが、第2ピン41が脱落しないように、第2リング部材4の内周側が縮径している。又、保持穴4hは、第2リング部材4の外周側が拡径している。円板状の蓋体43を保持穴4hの外周側に圧入することで、第2ピン41及び第2付勢部材42を脱落困難に収容できる。
Referring to FIG. 8, the holding
(間接活線工事用コッターの作用)
次に、第2実施形態によるコッター20の操作方法を説明しながら、コッター20の作用及び効果を説明する。
(Operation of cotter for indirect hot wire construction)
Next, the operation and effect of the
最初に、図16又は図18を参照して、一方の耐張碍子7に設けた第1支持部71に貫通した第1貫通穴71hと、他方の耐張碍子7に設けた第2支持部72に貫通した第2貫通穴72hを一致させ、第2軸部2aを挿通することで(図7又は図8参照)、一対の耐張碍子7・7を揺動自在に連結できる。この場合、一対の開閉する把持腕5a・5b(図12又は図13参照)で、第2鍔部2bを把持することで、第1貫通穴71h及び第2貫通穴72hに第2軸部2aを容易に挿通できる。
First, referring to FIG. 16 or FIG. 18, the first through
次に、図7を参照して、一対の第2ピン41の付勢力に抗して、第2リング部材4を第2軸部2aに挿入する。この場合、一対の開閉する把持腕5a・5b(図12又は図13参照)で、第2リング部材4の外周を把持することで、第2リング部材4を第2軸部2aに容易に挿入できる。
Next, referring to FIG. 7, the
図9を参照して、第2リング部材4を第2鍔部2bに向かって移動する過程では、係合溝4dの始端をロックピン21pに対向配置しておくことが好ましい。第2リング部材4を第2鍔部2bに向かって更に移動し、ロックピン21pを係合溝4dに導入する。次に、第2リング部材4を所定角度回動することで、ロックピン21pを係合溝4dの終端に導入できる(図10参照)。
Referring to FIG. 9, in the process of moving the
図9から図10に示したロック方式は、第2軸部2aに対して、第2リング部材4を捩って接続することから、例えば、「ツイストロック」と呼ばれている。
The lock method shown in FIGS. 9 to 10 is called, for example, “twist lock” because the
図10に示した状態では、一対の第2ピン41・41は、それらの先端部が第2抜け止め穴21hの両端部に嵌合している(図11参照)。図11を参照して、第2ピン41の先端部が第2抜け止め穴21hに没入した状態では、第2コッター本体2に対して第2リング部材4の軸方向及び外周方向の移動を規制している。これにより、第2実施形態によるコッター20は、一組の耐張碍子7・7からコッター20を抜け止めできる。
In the state shown in FIG. 10, the pair of
第2実施形態によるコッター20は、割ピンを用いることなく、間接活線工事用の絶縁操作棒5を用いて、抜け止め用の第2リング部材4を第2コッター本体2の第2軸部2aに嵌合することで、容易に抜け止めできる。
The
第2実施形態によるコッター20は、一対の第2ピン41・41を第2リング部材4の内部に配置すると共に、第2軸部2aに設けたロックピン21pに係止自在な係合溝4dを有しているので、第2コッター本体2に対して、第2リング部材4の軸方向の移動を確実に規制できる、という特有の効果がある。
In the
本発明による間接活線工事用コッターは、次のような効果が期待される。
(1)間接活線作業で耐張碍子を容易に交換できる。
(2)小さい割ピンを取り扱う必要が無くなる。
(3)割ピンを落下させる心配が無くなる。
(4)絶縁操作棒を用いて、コッターを容易に取り付けできる。
The cotter for indirect hot wire construction according to the present invention is expected to have the following effects.
(1) The tension insulator can be easily replaced by indirect hot wire work.
(2) There is no need to handle small split pins.
(3) No worry about dropping the split pin.
(4) The cotter can be easily attached using an insulating operation rod.
本発明は、耐張碍子の連結に好適な間接活線工事用コッターを開示したが、本発明の間接活線工事用コッターは、耐張碍子以外に適用することが期待される。 Although this invention disclosed the cotter for indirect hot wire construction suitable for the connection of a tension insulator, it is anticipated that the cotter for indirect hot wire construction of this invention is applied besides a tension insulator.
1 第1コッター本体
1a 第1軸部
1b 第1鍔部
3 第1リング部材
5 絶縁操作棒
5a・5b 一対の把持腕
7 耐張碍子
10 コッター(間接活線工事用コッター)
11h 第1抜け止め穴
31 第1ピン
32 第1付勢部材
71 第1支持部
71h 第1貫通穴
72 第2支持部
72h 第2貫通穴
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 1st cotter
11h
Claims (6)
前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿通自在な円柱状の第1軸部、及び、前記第1軸部の基端部に形成し、前記第1軸部の外径より大きい外径を形成した第1鍔部を有する第1コッター本体と、
前記第1軸部に嵌合自在な内周を形成し、一対の開閉する把持腕を先端部に有する長尺の絶縁操作棒を用いて、外周を把持自在な抜け止め用の第1リング部材と、を備え、
前記第1軸部は、その軸中心を貫通する第1抜け止め穴を前記第1鍔部と反対側に有し、
前記第1リング部材は、
内部に収容し、先端部が前記第1リング部材の内周から出没自在な一つ以上の円柱状の第1ピンと、
前記第1ピンの先端部が前記第1リング部材の内周から突出する力を前記第1ピンに付勢する第1付勢部材と、を有し、
前記第1ピンの先端部が前記第1抜け止め穴に没入した状態では、前記第1コッター本体に対して前記第1リング部材の移動を規制している、間接活線工事用コッター。 At least one tension insulator having a first through-hole penetrating the first support portion having a double clevis shape and the other tension insulator having a second through-hole penetrating the second support portion having a single clevis shape. A cotter for indirect hot wire construction for connecting the
A cylindrical first shaft portion that can be inserted through the first through hole and the second through hole, and an outer diameter larger than the outer diameter of the first shaft portion, formed at the base end portion of the first shaft portion. A first cotter body having a first collar portion formed with
A first ring member for retaining the outer periphery of which the outer periphery can be gripped by using a long insulating operation rod having an inner periphery which can be fitted to the first shaft portion and having a pair of opening and closing gripping arms at the distal end portion. And comprising
The first shaft portion has a first retaining hole penetrating the shaft center on the side opposite to the first flange portion,
The first ring member is
One or more cylindrical first pins that are housed inside and whose tip is freely projecting and retracting from the inner periphery of the first ring member;
A first urging member for urging the first pin with a force at which a tip portion of the first pin protrudes from an inner periphery of the first ring member;
A cotter for indirect hot wire construction that restricts movement of the first ring member relative to the first cotter body when the tip of the first pin is immersed in the first retaining hole.
前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴に挿通自在な円柱状の第2軸部、及び、前記第2軸部の基端部に形成し、前記第2軸部の外径より大きい外径を形成した第2鍔部を有する第2コッター本体と、
前記第2軸部に嵌合自在な内周を形成し、一対の開閉する把持腕を先端部に有する長尺の絶縁操作棒を用いて、外周を把持自在な抜け止め用の第2リング部材と、を備え、
前記第2軸部は、
前記第2鍔部と反対側に形成し、軸中心を貫通する第2抜け止め穴と、
前記第2鍔部と前記第2抜け止め穴の間に配置され、相反する向きに前記第2軸部の外周から突出した一対のロックピンと、を有し、
前記第2リング部材は、
内部に収容し、先端部が前記第2リング部材の内周から出没自在な一つ以上の円柱状の第2ピンと、
前記第2ピンの先端部が前記第2リング部材の内周から突出する力を前記第2ピンに付勢する第2付勢部材と、
前記ロックピンを導入自在に、前記第2リング部材の端面から切り欠いたL字状の係合溝と、を有し、
前記ロックピンを前記係合溝の終端に導入した状態では、前記第2ピンの先端部が前記第2抜け止め穴に没入し、前記第2コッター本体に対して前記第2リング部材の移動を規制している、間接活線工事用コッター。 At least one tension insulator having a first through-hole penetrating the first support portion having a double clevis shape and the other tension insulator having a second through-hole penetrating the second support portion having a single clevis shape. Is a cotter for indirect hot wire construction,
A cylindrical second shaft portion that can be inserted into the first through hole and the second through hole, and an outer diameter larger than the outer diameter of the second shaft portion, formed at the base end portion of the second shaft portion. A second cotter body having a second collar portion formed with;
A second ring member for retaining the outer periphery, which has an inner periphery that can be fitted to the second shaft portion and has a long insulating operation rod having a pair of opening and closing gripping arms at the tip. And comprising
The second shaft portion is
A second retaining hole formed on the opposite side of the second flange and penetrating the shaft center;
A pair of lock pins disposed between the second flange portion and the second retaining hole and projecting from the outer periphery of the second shaft portion in opposite directions;
The second ring member is
One or more cylindrical second pins that are housed inside and whose tip is freely projecting and retracting from the inner periphery of the second ring member;
A second urging member that urges the second pin with a force that a tip of the second pin projects from an inner periphery of the second ring member;
An L-shaped engagement groove cut out from an end surface of the second ring member so that the lock pin can be introduced freely;
In a state where the lock pin is introduced into the end of the engagement groove, the tip of the second pin is immersed in the second retaining hole, and the second ring member is moved with respect to the second cotter body. Regulated cotter for indirect hot wire construction.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015202190A JP6601133B2 (en) | 2015-10-13 | 2015-10-13 | Indirect hot line construction cotter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015202190A JP6601133B2 (en) | 2015-10-13 | 2015-10-13 | Indirect hot line construction cotter |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017076477A JP2017076477A (en) | 2017-04-20 |
JP6601133B2 true JP6601133B2 (en) | 2019-11-06 |
Family
ID=58551422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015202190A Active JP6601133B2 (en) | 2015-10-13 | 2015-10-13 | Indirect hot line construction cotter |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6601133B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101911507B1 (en) * | 2018-05-03 | 2018-10-24 | 주식회사 다성테크 | Connection device and apparatus for press-connecting pipes using the same |
WO2024048617A1 (en) * | 2022-08-31 | 2024-03-07 | 株式会社共立ダイカスト加工所 | Coupling structure and coupling device |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6119013A (en) * | 1984-07-04 | 1986-01-27 | 日本碍子株式会社 | Nut for preventing corona |
GB2180028B (en) * | 1985-09-09 | 1989-09-06 | United Technologies Corp | Fastener |
JPH0716096Y2 (en) * | 1988-12-05 | 1995-04-12 | 住友重機械工業株式会社 | Forming roll retaining device |
-
2015
- 2015-10-13 JP JP2015202190A patent/JP6601133B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017076477A (en) | 2017-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8893591B2 (en) | Fastener attachment system and methods of use | |
JP5980844B2 (en) | Electric wire temporary connection device and electric wire temporary connection method | |
JP4546949B2 (en) | Insulator attachment method, insulator removal method and split pin attachment used therefor | |
JP5295209B2 (en) | Work equipment | |
JP6601133B2 (en) | Indirect hot line construction cotter | |
JP6610155B2 (en) | Insulator hotline binding for indirect hotline construction | |
JP5848410B1 (en) | Indirect hot wire tip tool for cotter pin | |
US11664634B2 (en) | Wire operating tool and component for wire operating tool | |
JP2012028053A (en) | Wound bind for electric wire and binding method | |
JP5960233B2 (en) | Indirect hot line cotter and indirect hot wire adapter | |
JP2018098067A (en) | Cotter for indirect live line construction | |
JP5897628B2 (en) | Adapter for indirect hot-wire construction | |
JP6536225B2 (en) | Indirect live line construction cotter | |
JP5925838B2 (en) | Advanced tools for indirect hot-wire construction | |
JP2009167630A (en) | Anchor tensioning method and anchor tensioning implement | |
JP2018117420A (en) | Cotter for indirect hot wire construction | |
JP6572723B2 (en) | Electric wire fixing device | |
JP5770226B2 (en) | Adapter for indirect hot-wire construction | |
JP2018196170A (en) | Insulation operation rod for indirect hot-line work | |
JP2018116785A (en) | Cotter for indirect live line construction | |
JP2018088733A (en) | Wire coating peeling tool | |
JP5911902B2 (en) | Advanced tools for indirect hot-wire construction | |
JP5968935B2 (en) | Clamp cover for electric wire | |
JP5813724B2 (en) | Adapter for indirect hot-wire construction | |
JP2014230395A (en) | Work supporting tool |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180913 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190820 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190910 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190923 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6601133 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |