JP6596971B2 - 耐食性に優れたボイラー用曲げ電縫鋼管 - Google Patents

耐食性に優れたボイラー用曲げ電縫鋼管 Download PDF

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本発明は、耐食性、特に、耐応力腐食割れ性に優れたボイラー用曲げ電縫鋼管に関するものである。
従来、ボイラー配管に要求される特性の1つに耐食性がある(例えば、特許文献1、参照)。しかし、近年、不純物の少ない石炭は高価であるため、硫黄などの不純物の多い安価な石炭を使用するが、ボイラー配管が、このような安価な石炭の燃焼ガスに曝され、水と混在すると、ボイラー配管の外表面から応力腐食割れが発生する。
対策の1つとして、熱間圧延で製造したボイラー用鋼管の表層部のみを焼入れする手法があるが、鋼管表層部の硬度が限界硬度を超えて、応力腐食割れが発生することがある。
ボイラー配管には曲げ部が多く存在し、曲げ部にも所要の耐食性が求められる。例えば、特許文献2には、ボイラー配管の曲げ部に熱処理を施し、耐高温腐食性の劣化を抑制する方法が開示されている。しかし、応力腐食割れの抑制については開示されていない。
特開平06−287678号公報 特開2002−363710号公報
近年、ボイラー曲げ配管に応力腐食割れが発生し、ボイラー配管が噴破することが大きな課題となっている。それ故、ボイラー曲げ配管には、優れた耐食性、特に、優れた耐応力腐食割れ性が要求されている。
そこで、本発明は、ボイラー用電縫鋼管(直管)を冷間加工又は熱間加工で所定の形状に曲げて製造したボイラー用曲げ電縫鋼管において、耐食性、特に、耐応力腐食割れ性を高めることを課題とし、該課題を解決するボイラー用曲げ電縫鋼管とその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決する手法について鋭意研究した。その結果、所要の成分組成のボイラー用電縫鋼管において、鋼管の厚さ方向の断面における硬さを所要の範囲に調整すれば、優れた耐食性、特に、優れた耐応力腐食割れ性を確保できることを見いだした。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、その要旨は次の通りである。
(1)成分組成が、質量%で、C:0.10〜0.50%、Si:0.35%以下、Mn:0.30〜1.50%、Ca:0.0001〜0.0050%、S:0.005%以下、P:0.02%以下、Al:0.05%以下、N:0.01%以下、O:0.01%以下、残部:Fe及び不可避的不純物からなり、
鋼管の厚さ方向の断面全域において硬さが250Hv以下であり、
上記鋼管の厚さ方向において、外表面側の硬さと内表面側の硬さの差が50Hv以下である
ことを特徴とする耐食性に優れたボイラー用曲げ電縫鋼管。
(2)前記成分組成が、更に、質量%で、Cr:0.05〜1.00%、Mo:0.05〜1.00%、Ni:0.10〜2.00%、Cu:0.10〜2.00%、Nb:0.005〜0.10%、V:0.005〜0.10%、Ti:0.01〜0.20%、B:0.0005〜0.0030%、及び、Mg:0.0050%以下の一種又は二種以上を含むことを特徴とする前記(1)に記載の耐食性に優れたボイラー用曲げ電縫鋼管。
)前記(1)又は(2)に記載の成分組成を有するボイラー用電縫鋼管を、冷間加工又は熱間加工によって所定の形状に曲げ、鋼管の厚さ方向の断面全域において硬さが250Hv以下で、ボイラー用曲げ電縫鋼管の厚さ方向において、外表面側の硬さと内表面側の硬さの差が50Hv以下であるボイラー用曲げ電縫鋼管を製造することを特徴とする耐食性に優れたボイラー用曲げ電縫鋼管の製造方法。
本発明によれば、耐食性、特に、耐応力腐食割れ性に優れたボイラー用曲げ鋼管とその製造方法を提供することができる。
本発明の耐食性に優れたボイラー用曲げ電縫鋼管(以下「本発明鋼管」ということがある。)は、成分組成が、質量%で、C:0.10〜0.50%、Si:0.35%以下、Mn:0.30〜1.50%、Ca:0.0001〜0.0050%、S:0.005%以下、P:0.02%以下、Al:0.05%以下、N:0.01%以下、O:0.01%以下、残部:Fe及び不可避的不純物からなり、
鋼管の厚さ方向の断面全域において硬さが250Hv以下であり、
上記鋼管の厚さ方向において、外表面側の硬さと内表面側の硬さの差が50Hv以下である
ことを特徴とする。
本発明の耐食性に優れたボイラー用曲げ電縫鋼管の製造方法(以下「本発明製造方法」ということがある。)は、本発明鋼管の成分組成を有するボイラー用電縫鋼管を、冷間加工又は熱間加工によって所定の形状に曲げ、鋼管の厚さ方向の断面全域において硬さが250Hv以下で、ボイラー用曲げ電縫鋼管の厚さ方向において、外表面側の硬さと内表面側の硬さの差が50Hv以下であるボイラー用曲げ電縫鋼管を製造する
ことを特徴とする。
以下、本発明鋼管及び本発明製造方法について説明する。
本発明鋼管について説明する。まず、本発明鋼管の成分組成の限定理由について説明する。以下、%は、質量%である。
C:0.10〜0.50%
Cは、鋼管としての強度を確保するとともに、高周波焼入れ性を確保するのに必要な元素である。0.10%未満では、最終製品の強度が不足し、また、高周波焼入れ性も確保できないので、Cは0.10%以上とする。好ましくは0.15%以上である。一方、0.50%を超えると、造管時の冷間加工性の低下、さらに、溶接性の低下を招くので、Cは0.50%以下とする。好ましくは0.45%以下である。
Si:0.35%以下
Siは、固溶強化により強度の向上に寄与する元素である。しかし、0.35%を超えると、冷間加工性が低下するので、Siは0.35%以下とする。好ましくは0.25%以下である。下限は0%を含むが、Siを極力低減すると、製造コストが上昇するので、実用鋼上、0.01%程度が実質的な下限である。
Mn:0.30〜1.50%
Mnは、高周波焼入れ性の確保に有効な元素である。0.30%未満では、添加効果が十分に発現しないので、Mnは0.30%以上とする。好ましくは0.50%以上である。一方、1.50%を超えると、造管時の冷間加工性の低下を招くので、Mnは1.50%以下とする。好ましくは1.40%以下である。
Ca:0.0001〜0.0050%
Caは、母材及び電縫溶接部における介在物の形態を制御し、冷間加工性の向上に寄与する元素である。0.0001%未満では、添加効果が発現しないので、Caは0.0001%以上とする。好ましくは0.0005%以上である。一方、0.0050%を超えると、介在物が増加し冷間加工性が低下するので、Caは0.0050%以下とする。好ましくは0.0040%以下である。
S:0.005%以下
Sは、Mnと結合して、冷間加工時、割れの起点となり得るMnSを形成する元素である。このため、Sは、少ない程好ましく、0.005%以下とする。好ましくは0.003%以下である。下限は0%を含むが、Sを極力低減すると、製造コストが上昇するので、実用鋼上、0.0001%程度が実質的な下限である。
P:0.02%以下
Pは、鋼中に不可避的に残留する元素である。0.02%を超えると、粒界偏析や中心偏析を起こし、延性の低下を招くので、Pは0.02%以下とする。好ましくは0.015%以下である。下限は0%を含むが、Pを極力低減すると、製造コストが上昇するので、実用鋼上、0.001%程度が実質的な下限である。
Al:0.05%以下
Alは、脱酸元素である。脱酸後0.05%を超えて残留すると、アルミナ系酸化物が粗大化し、冷間加工性の低下を招くので、Alは0.05%以下とする。好ましくは0.03%以下である。下限は0%を含むが、Alを極力低減すると、製造コストが上昇するので、実用鋼上、0.001%程度が実質的な下限である。
N:0.01%以下
Nは、鋼中に不可避的に残留し、窒化物を形成する元素である。0.01%を超えて残留すると、粗大な窒化物が生成し冷間加工性が低下する可能性があるので、Nは0.01%以下とする。好ましくは0.005%以下である。下限は0%を含むが、Nを極力低減すると、製造コストが上昇するので、実用鋼上、0.001%程度が実質的な下限である。
O:0.01%以下
Oは、脱酸後も鋼中に不可避的に残留する元素である。0.01%を超えて残留すると、粗大な酸化物が生成し冷間加工性が低下する可能性があるので、Oは0.01%以下とする。好ましくは0.003%以下である。下限は0%を含むが、Oを極力低減すると、製造コストが上昇するので、実用鋼上、0.001%程度が実質的な下限である。
本発明鋼管は、上記元素の他、Cr:0.05〜1.00%、Mo:0.05〜1.00%、Ni:0.10〜2.00%、Cu:0.10〜2.00%、Nb:0.005〜0.10%、V:0.005〜0.10%、Ti:0.01〜0.20%、B:0.0005〜0.0030%、Mg:0.0050%以下の一種又は二種以上を含有してもよい。
Cr:0.05〜1.00%
Crは、高周波焼入れ性の確保に有効な元素である。0.05%未満では、添加効果が十分に発現しないので、0.05%以上とする。好ましくは0.10%以上である。一方、1.00%を超えると、硬さが上昇し、冷間加工性の低下を招くので、1.00%以下とする。好ましくは0.50%以下である。
Mo:0.05〜1.00%
Moは、高周波焼入れ性の確保に有効な元素である。0.05%未満では、添加効果が十分に発現しないので、0.05%以上とする。好ましくは0.10%以上である。一方、1.00%を超えると、硬さが上昇し、冷間加工性の低下を招くので、1.00%以下とする。好ましくは0.50%以下である。
Ni:0.10〜2.00%
Niは、高周波焼入れ性の確保に有効な元素である。0.10%未満では、添加効果が十分に発現しないので、0.10%以上とする。好ましくは0.15%以上である。一方、2.00%を超えると、硬さが上昇し、冷間加工性の劣化を招くので、2.00%以下とする。好ましくは1.50%以下である。
Cu:0.10〜2.00%
Cuは、高周波焼入れ性の確保に有効な元素である。0.10%未満では、添加効果が十分に発現しないので、0.10%以上とする。好ましくは0.12%以上である。一方、2.00%を超えると、硬さが上昇し、冷間加工性の劣化を招くので、2.00%以下とする。好ましくは1.50%以下である。
Ti:0.01〜0.20%
Tiは、Nとの親和力が強いので、B添加によるBNの析出を防止し、固溶Bの確保に寄与する元素である。Tiは、B添加の場合に必要に応じて添加するが、0.01%未満では、添加効果が十分に発現しないので、0.01%以上とする。好ましくは0.015%以上である。一方、0.20%を超えると、TiCの析出硬化が顕著となり、冷間加工性の劣化を招くので、0.20%以下とする。好ましくは0.05%以下である。
Nb:0.005〜0.10%
Nbは、焼入れ性の確保に必要な元素である。0.005%未満では、添加効果が十分に発現しないので、0.005%以上とする。好ましくは0.010%以上である。一方、0.10%を超えると、NbCNによる析出硬化が顕著となり、冷間加工性や靭性の劣化を招くので、0.10%以下とする。好ましくは0.05%以下である。
V:0.005〜0.10%
Vは、焼入れ性の確保に必要な元素である。0.005%未満では、添加効果が十分に発現しないので、0.005%以上とする。好ましくは0.010%以上である。一方、0.10%を超えると、VCNによる析出硬化が顕著となり、冷間加工性や靭性の劣化を招くので、0.10%以下とする。好ましくは0.05%以下である。
B:0.0005〜0.0030%
Bは、高周波焼入れ性の確保に有効な元素である。0.0005%未満では、添加効果が十分に発現しないので、0.0005%以上とする。好ましくは0.0010%以上である。一方、0.0030%を超えると、粒界脆化を招く場合があるので、0.0030%以下とする。好ましくは0.0020%以下である。
Mg:0.0050%以下
Mgは、脱酸元素であり、MnSの析出核になり、MnSの微細均一分散に寄与する酸化物を生成する元素である。しかし、0.0050%を超えると、歩留りが悪くなるばかりで添加効果は飽和するので、0.0050%以下とする。好ましくは0.0030%以下である。下限は0%を含むが、添加効果を確実に得る点で、0.0005%以上が好ましい。
本発明鋼管においては、優れた耐食性、特に、優れた耐応力腐食割れ性を確保するため、成分組成を前述のように規定する他、鋼管の厚さ方向の断面全域における硬さを250Hv以下とする。
電縫鋼管(直管)を冷間加工又は熱間加工によって所定の形状に曲げ、曲げ電縫鋼管を製造する。このとき、曲げ電縫鋼管において、外表面の硬度が250Hvを超えると、外表面から応力腐食割れが発生することがある。それ故、鋼管の外表面に限らず、鋼管の厚さ方向の断面全域における硬さを250Hv以下とする。好ましくは240Hv以下である。
曲げ電縫鋼管において応力腐食割れの発生をより抑制するため、曲げ電縫鋼管の厚さ方向において、外表面側の硬さと内表面側の硬さの差を50Hv以下とする。
電縫鋼管(直管)を所定の形状に曲げた後、曲げ電縫鋼管を焼入れる場合があるが、外表面の硬さが250Hv以下であっても、外表面の硬さと内表面の硬さの差が50Hv以上であると、この硬さの差によって、鋼管の厚さ方向に歪が生じ、応力腐食割れが発生し易くなる。
次に、本発明製造方法について説明する。
基本的には、電縫鋼管(直管)を冷間加工又は熱間加工で所定の形状に曲げ、鋼管の厚さ方向の断面全域において硬さが250Hv以下の曲げ電縫鋼管を製造する。
電縫鋼管(直管)は、本発明鋼管の成分組成を有する鋼板を用い、常法に従って製造したものでよい。また、冷間加工及び熱間加工は、常法に従って行えばよい。
ただし、熱間加工で所定の形状に曲げた後、冷却する際、鋼管の外表面の硬さが250Hvを超えて上昇せず、かつ、鋼管の厚さ方向において外表面側の硬さと内表面側の硬さの差が50Hvを超えない冷却条件を選択して冷却することが好ましい。
なお、鋼管の断面における厚さ方向の硬さは、内表面から外表面までを、荷重1kg、0.5mmピッチで測定する。
次に、本発明の実施例について説明するが、実施例での条件は、本発明の実施可能性及び効果を確認するために採用した一条件例であり、本発明は、この一条件例に限定されるものではない。本発明は、本発明の要旨を逸脱せず、本発明の目的を達成する限りにおいて、種々の条件を採用し得るものである。
(実施例1)
鋼帯を連続的に管状に成形し、管状鋼帯の端部を高周波溶接によって溶接し、その後、Ac3変態点以上に再加熱して電縫鋼管を製造した。表1に、製造した電縫鋼管の成分組成を示す。表1において、発明鋼管は、成分組成が、本発明鋼管の成分組成の範囲内の鋼管で、比較鋼管は、成分組成が、本発明鋼管の成分組成の範囲外の鋼管である。
表1に成分組成を示す電縫鋼管を、冷間加工又は熱間加工で所定の形状に曲げて製造したボイラー用曲げ鋼管の外表面と内表面の硬さを、表2に示す。硬さは、ビッカ−ス硬度計で、荷重9.8Nで測定した。
また、発明鋼管を所定形状に曲げて製造したボイラー用曲げ鋼管(鋼管1〜12)、及び、比較鋼管を所定形状に曲げて製造したボイラー用曲げ鋼管(鋼管13〜16)の応力腐食割れの発生有無を調査した。その結果を、表2に併せて示す。
表2から、本発明のボイラー用曲げ鋼管においては、応力腐食割れが発生せず、優れた耐食性を有していることが解る。
Figure 0006596971
Figure 0006596971
前述したように、本発明によれば、耐食性、特に、耐応力腐食割れ性に優れたボイラー用曲げ鋼管とその製造方法を提供することができる。よって、本発明は、鋼管製造産業において利用可能性が高いものである。

Claims (3)

  1. 成分組成が、質量%で、
    C :0.10〜0.50%、
    Si:0.35%以下、
    Mn:0.30〜1.50%、
    Ca:0.0001〜0.0050%、
    S :0.005%以下、
    P :0.02%以下、
    Al:0.05%以下、
    N :0.01%以下、
    O :0.01%以下、
    残部:Fe及び不可避的不純物からなり、
    鋼管の厚さ方向の断面全域において硬さが250Hv以下であり、
    上記鋼管の厚さ方向において、外表面側の硬さと内表面側の硬さの差が50Hv以下である
    ことを特徴とする耐食性に優れたボイラー用曲げ電縫鋼管。
  2. 前記成分組成が、更に、質量%で、
    Cr:0.05〜1.00%、
    Mo:0.05〜1.00%、
    Ni:0.10〜2.00%、
    Cu:0.10〜2.00%、
    Nb:0.005〜0.10%
    V :0.005〜0.10%
    Ti:0.01〜0.20%、
    B :0.0005〜0.0030%、及び、
    Mg:0.0050%以下の一種又は二種以上を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の耐食性に優れたボイラー用曲げ電縫鋼管。
  3. 請求項1又は2に記載の成分組成を有するボイラー用電縫鋼管を、冷間加又は熱間加工によって所定の形状に曲げ、鋼管の厚さ方向の断面全域において硬さが250Hv以下で、ボイラー用曲げ電縫鋼管の厚さ方向において、外表面側の硬さと内表面側の硬さの差が50Hv以下であるボイラー用曲げ電縫鋼管を製造することを特徴とする耐食性に優れたボイラー用曲げ電縫鋼管の製造方法。
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