JP6595809B2 - eNB間キャリアアグリゲーション - Google Patents

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Description

本発明は、一般的に、ワイヤレス通信に関するもので、より詳細には、二重接続のようなeNB間キャリアアグリゲーションに関する。
本章は、以下に開示される発明に対する背景又は状況を与えることを意図している。ここでの説明は、追求できるが必ずしもこれまでに想像、実施又は説明されたものではない概念を含む。それ故、特に指示のない限り、本章での説明は、本出願の説明に対する従来技術でもないし、本章に含ませることで従来技術として認められるものでもない。明細書又は添付図面に使用される頭字語は、以下に定義される。
3GPP Rel−10キャリアアグリゲーション(CA)では、100MHzまでの広い送信帯域巾をサポートするために2つ以上のコンポーネントキャリア(CC)がアグリゲートされる。UEは、その能力に基づき1つ又は複数のCCにおいて同時に受信又は送信することができる。
CAオペレーションは、CCごとに1つ、多数のサービングセルを使用する。一次サービングセル(PCell)は、一次コンポーネントキャリア(PCC)によってサービスされ、そしてUEとの無線リソースコントロール(RRC)接続を取り扱う。1つ以上の二次サービングセル(SCell)は、二次コンポーネントキャリア(SCC)によってサービスされ、そして付加的な送信帯域巾を与える。
CAオペレーションは、二重接続の1つの態様として考えられる。3GPP TR 36.842V12.0.0(2013−12)、セクション7.1によれば、「二重接続(dual connectivity)」という語は、所与のUEが、非理想的バックホールに接続された少なくとも2つの異なるネットワークポイントにより与えられる無線リソースを消費するオペレーションを指すのに使用される。更に、UEの二重接続に含まれる各eNBは、異なる役割を果たす。それらの役割は、必ずしもeNBの能力クラスに依存せず、UEの間で変化し得る。二重接続に関する付加的な説明については3GPP TR36.842のセクション7を参照されたい。
Rel−10 3GPP仕様は、PCell及びScellが同じeNBに共通配置されるシナリオでしかCAオペレーションをサポートしない。このシナリオに関して改善することが有益である。
eNB内ユーザプレーンアーキテクチャーとeNB間ユーザプレーンアーキテクチャーとの間の変化を示す。 規範的な実施形態が具現化される規範的なシステムのブロック図である。 FDD−FDD(Pcell及びScellが両方ともFDD)のeNB間CA SCell DLデータ送信のためのシナリオを示すもので、未使用の10個のTTIのうちの2つと共にeNB間CA Scell DLデータ送信(FDD、8DL HARQプロセス、Tx2=2ms)を示す。 未使用の9個のTTIのうちの1つと共にeNB間CA Scell DLデータ送信(TDDフレームコンフィギュレーション1、7DL HARQプロセス、Tx2=1ms)を示す。 未使用の9個のTTIのうちの1つと共にeNB間CA Scell DLデータ送信(TDDフレームコンフィギュレーション1、7DL HARQプロセス、Tx2=2ms)を示す。 未使用の9個のTTIのうちの1つと共にeNB間CA Scell DLデータ送信(TDDフレームコンフィギュレーション1、7DL HARQプロセス、Tx2=3ms)を示す。 未使用の9個のTTIのうちの2つと共にeNB間CA Scell DLデータ送信(TDDフレームコンフィギュレーション1、7DL HARQプロセス、Tx2=4ms)を示す。 未使用の18個のTTIのうちの1つと共にeNB間CA Scell DLデータ送信(TDDフレームコンフィギュレーション5、15DL HARQプロセス、Tx2=1ms)を示す。 未使用の9個のTTIのうちの1つと共にeNB間CA Scell DLデータ送信(TDDフレームコンフィギュレーション5、15DL HARQプロセス、Tx2=2ms)を示す。 未使用の18個のTTIのうちの3つと共にeNB間CA Scell DLデータ送信(TDDフレームコンフィギュレーション5、15DL HARQプロセス、Tx2=3ms)を示す。 未使用の18個のTTIのうちの3つと共にeNB間CA Scell DLデータ送信(TDDフレームコンフィギュレーション5、15DL HARQプロセス、Tx2=4ms)を示す。 eNB間キャリアアグリゲーションのためにエレメント間に通信される規範的なメッセージを示すシグナリング図である。 RLC STATUS PDUの一例である。 eNB間キャリアアグリゲーションの規範的な論理フローのブロック図で、ここに述べる規範的な実施形態による規範的な方法の動作、コンピュータ読み取り可能なメモリで実施されるコンピュータプログラムインストラクションの実行の結果、及び/又はハードウェアで実施されるロジックにより遂行される機能を示す。
上述したように、PCell及びScellが同じeNBに共通配置されるシナリオでしかCAオペレーションをサポートしないRel−10 3GPP仕様では改善を行うことが有益である。ここに述べる規範的実施形態は、PCell及びScellを異なるeNBに配置できるCAオペレーション解決策を提案する。規範的実施形態の付加的な説明を進める前に、従来技術に関する付加的な細部について述べる。
CAオペレーションでは、eNB及びUEは、単一レイヤ2(L2)プロトコルスタック(PDCP/RLC/MACレイヤを含む)を使用する。PCell及びScellには独立したスケジューラ及びPHYレイヤが使用される。DLでは、eNBの各サービングセルにおけるこれらのスケジューラが、RLC SDUの共通プロトコルから構成されたトランスポートブロック(TB)をスケジュールし、そしてそれらを、PHY(物理的レイヤ)を経てUEへ送信する。従って、PHYのマルチキャリア特性は、MAC及びPHYレイヤに露出されるだけである。
あるサイズのTBを構成するためのRLC PDUは、MACレイヤにより送信機会が通知されたときだけRLCレイヤにより形成される。TBサイズ、ひいては、それに対応するRLC PDUサイズは、UEからの現在CQI情報に基づいてスケジューラにより決定される。RLC PDUサイズは、UEが経験する現在無線状態(例えば、CQI)に基づくものであり、そしてRLC SDUは、共通プールからの全てのセルにより使用されるので、RLC PDU/TBを構成するのに使用されるRLC/MACレイヤは、TBをスケジューリングしてTBをUEへ送信するのに伴う厳密なタイミング要求を満足するように共有され且つ共通配置される。従って、SCell(1つ又は複数)は、単一のL2スタックを伴うeNB内CAアーキテクチャーに対してPCellと共に共通配置される。eNB間CAオペレーションでは(「eNB間CAオペレーション」とは、PCellが1つのeNBに配置され且つSCellが別のeNBに配置されることを意味する)、eNBにおける単一のL2プロトコルスタックを保持すべき場合に、L2スタックは、PCellをホストするeNBに保持され、そしてリモートeNBにおけるSCellスケジューラは、2つのeNBを接続するX2リンクを経てTTIごとにあるサイズのTBをPCellに要求しなければならない。PCell L2は、次いで、TBを構成し、そしてX2リンクを経てSCellへTBを送信し、SCellは、次いで、SCell PHYレイヤを通してTBを送信する。従って、TBのスケジューリングは、リンクを経てTB要求を送信してTBを得るためにX2リンクレイテンシーの2倍の付加的な遅延を経験する。この遅延は、以下に述べるように、スケジューラをストールさせる。ARQ再送信も、この遅延を経験する。
更に、サービングセル当たり1つの独立したHARQエンティティがある。TBに対応するHARQ ACK/NACKは、そのTBを送信した各サービングセルによって取り扱われ、そしてHARQ再送信もそのセルにより遂行される。しかしながら、HARQ ACK/NACKを搬送するのに使用されるPUCCH/PUSCHは、PCellでなければ送信されない。従って、PCell及びSCell(1つ又は複数)により送信されるTBのためのHARQ ACK/NACKは、PCellにより受信されて、SCell(1つ又は複数)へ転送される。eNB内CAでは、PCell及びSCell(1つ又は複数)が共通配置されているので、これは問題にならない。eNB間CAでは、HARQ ACK/NACKは、PCell及びSCell(1つ又は複数)を各々ホストしているeNB間のX2レイテンシーに等しい遅延でSCell(1つ又は複数)に到着する。
SCell(1つ又は複数)におけるHARQ ACK/NACKのこの遅延受信は、2つの潜在的な問題を生じる。その1つは、遅いNACKのためにHARQ再送信が遅延されることである。しかしながら、eNB HARQ再送信は非同期であるから、再送信のためのMCSコード化レートに遅延が影響するほど遅延が大きくないとすれば、これは問題にならない。第2の問題は、固定数のDL HARQ停止・待機プロセスがあることである。SCellがHARQ ACK/NACKを待機するところの未処理TBの最大数は、DL HARQプロセスのこの数に等しい。遅延値に基づいて、スケジューラは、次のTBをスケジューリングすることからストールする。というのは、スケジューラは、HARQ ACK/NACKを待機するからである。大きなX2遅延は、SCellスケジューラを激しくストールし、従って、CAがもたらす高いスループット利益を低下させる。PCellからX2リンクを横切る要求によりTBが得られる場合には、プリ・スケジューラスタートからHARQ ACK/NACKの受信までのスケジューラのための結果遅延は、X2遅延の3倍であり、即ちX2を横切るTB要求に対して1つのX2遅延、X2を横切るTB受信に対する第2のX2遅延、及びX2を横切るHARQ ACK/NACKに対して第3のX2遅延である。
要約すれば、第1に、CAについて仕様書に定義された単一のL2スタックアーキテクチャーは、eNB内CAしかサポートせず、このアーキテクチャーは、SCellがTBを要求しそしてX2リンクを経てPCellから受け取るためにスケジューラ遅延を生じさせる。第2に、PCellにおけるPUCCH/PUSCHの存在は、遠隔位置のSCell(1つ又は複数)へある遅延を伴ってHARQ ACK/NACKを配信させるだけである。これら遅延は、両方とも、スケジューラのストールに貢献する。L2アーキテクチャーは、SCellがTBを要求しそしてX2リンクを経てPCellから受信するのを回避するように変更されてもよく、そしてX2遅延は、有効なSCellスループットでeNB間CAをサポートするために最小にされる。
概略として、本発明の規範的な実施形態は、次のものの1つ以上を含む。
1)以下は、HARQストーリングを減少するための規範的なL2アーキテクチャーの変更である。SCellがRLC PDUを要求しそして受信する(例えば、プリ・スケジューリングのときのPCellからのAMD PDU)ことは、X2レイテンシーの2倍のスケジューラ遅延を排除するために回避されねばならない。PCellからSCell(1つ又は複数)へ指定のRLCシーケンス番号(SN)と共にRLC PDU(例えば、AMD PDU)を送信する。その周波数は、PCellとSCellとの間のフローコントロールで制御される。SCellは、PDUをPDUセグメントに再セグメント化するか、又はスケジューリング時にSCellスケジューラにより決定されたTBサイズに基づいてPDUを連結し、そしてTBは、SCell PHYによりUEへ送信される。
2)PCellとSCellとの間でフローコントロールが遂行される。SCell又はPCellの各々は、次のファクタの1つ以上を使用してUEごとにSCellにおいてキューされるRLCデータの深さを動的に管理する。
・セルの現在負荷(例えば、全てのUEのバッファされたデータの量、及び/又はGBRフローにコミットされるRBのパーセント)。
・SCellにおけるこのUEに対するピーク理論スループット。これは、PCell/SCell間の現在の一方向遅延から導出される。この遅延は、利用可能なHARQチャンネルの限定数及びPCell/SCellメッセージレイテンシーのためにスループットのストールを生じさせる。
・UEが受信できるデータの量を制約するUEの現在CQI。
・UEに対して現在キューされるデータの量。
3)PDU(例えば、AMD PDU)は、GTP−Uプロトコルのような信頼性のないプロトコルを使用してX2リンクを経て送信される。3GPP TS36.222V.11.0.0(2012−09)は、この開示の一部分を形成するアペンディックスAとして提出され、その開示は、参考としてここにそのまま援用されることに注意されたい。3GPP TS36.222は、(図7に示す)STATUS PDUを含めて、PDUに関する情報を含む。GTP−Uプロトコルのようなプロトコルは、信頼性がないので、あるPDUがリンクを経て失われることがある。PCellは、送信のためにSCellへ送られたAMD PDUのみに対してSTATUS PDUにおいてARQ ACK/NACKをSCellに送信する。SCellが、SCellにより受信されていないAMD PDUに対してARQ NACKを受信した場合には、SCellは、PCellがそのAMD PDUをそれ自身で再送信できるようにPCellに通知する。或いは又、SCellは、首尾良く送信されたAMD PDUのリストをPCellに送信する。PCellは、このリスト及びSTATUS PDUを使用して、リンクを経て失われたPDUのリストを決定する。
4)SCellがUEに対してデアクチベートされたときに、SCellは、データをPCellへ返送するのではなく、そのUEに対するキューされたRLCデータを単に破棄する。RLC ACKに対してSTATUS PDUを監視してデータの配信を保証するのは、PCellの役目である。
以上に規範的な概略を述べたが、規範的な実施形態を更に詳細に説明する。参照を容易にするために、本開示の残り部分を幾つかのセクションに分割する。
セクション1.HARQストールを減少するために示唆されるアーキテクチャー変更
CAにおいて、単一ユーザプレーンプロトコルスタックがeNB及びUEにより使用される。SCell及びPCellが共通配置されるeNB内CAでは、UEに対して独立してTBをスケジュールし送信するためにRLC SDUの共通のプールが両セルにより使用される。eNB間CAでは、PCell及びSCellが遠隔配置されるので、L2アーキテクチャーの変更なしに、SCellがプリ・スケジュール時にRLC PDUを要求しそしてPCellからRLC PDU(AMD PDUのみ)を受け取るために、X2レイテンシーの2倍のスケジューラ遅延が生じる。この遅延は、スケジューラストールを減少することにより有効なSCellスループットを達成するために回避される。図1は、規範的な実施形態で行うことが示唆されたL2アーキテクチャー変更を示す。
図1を参照すれば、この図は、eNB内及びeNB間ユーザプレーンアーキテクチャー間の変更を示す。参照番号100は、eNB110のためのeNB内ユーザプレーンアーキテクチャーを示し、eNB110は、PCell及びSCellの両方を実施する。eNB110は、PCell及びSCellの両方を有すると共に、それに対応する物理的(L1)レイヤPHY_PCell170及びPHY_SCell180を有する。又、eNB110は、対応するPCell及びSCellスケジューラ、各々、SCHED_PCell150及びSCHED_SCell160も有する。L2レイヤは、PDCPレイヤ120、RLCレイヤ130、及びMACレイヤ140を含む。参照番号190は、示唆されるeNB間CAユーザプレーンアーキテクチャーを示す。eNB290−1は、PCell及びそれに対応する物理的レイヤPHY_PCell170を、L2レイヤPDCPレイヤ120、RLCレイヤ130、及びMACレイヤ140と共にコントロールする。eNB290−1は、PCellスケジューラSCHED_PCell150を実施する。eNB290−1は、リンク270を経てeNB290−2と通信し、リンク270は、この例では、X2インターフェイスを実施する。eNB290−2は、SCell及びそれに対応する物理的レイヤPHY_SCell180を、L2レイヤRLCレイヤ130、及びMACレイヤ140と共にコントロールする。eNB290−2は、SCellスケジューラSCHED_SCell160を実施する。
規範的実施形態が具現化される規範的システムのブロック図である図2を参照する。図2において、ユーザ装置(UE)210は、ワイヤレスリンク211を経てネットワーク200とワイヤレス通信する。ユーザ装置210は、1つ以上のプロセッサ220、1つ以上のメモリ225、及び1つ以上のトランシーバ230(受信器Rx232及び送信器Tx233を各々含む)を備え、これらは、1つ以上のバス227を通して相互接続される。1つ以上のトランシーバ230は、1つ以上のアンテナ228に接続される。1つ以上のメモリ225は、コンピュータプログラムコード229を含む。
UE210によるネットワーク200へのワイヤレスアクセスを与えるベースステーションであるeNB290−1は、1つ以上のプロセッサ250、1つ以上のメモリ255、1つ以上のネットワークインターフェイス(N/W I/F)261、及び1つ以上のトランシーバ260(受信器Rx267及び送信器Tx266を各々含む)を備え、これらは、1つ以上のバス257を通して相互接続される。eNB290−1は、PCellをコントロールする。1つ以上のトランシーバ260は、アンテナ又なアンテナアレイ212に接続される。1つ以上のメモリ255は、コンピュータプログラムコード253を含む。この例では、eNB290−1の一部分であって且つeNB290−1にここに述べるオペレーションの1つ以上を遂行させるeNB間CAコントロールモジュール292がある。一例において、eNB間CAコントロールモジュール292は、コンピュータプログラムコード253を使用して形成される(例えば、完全に又は部分的に)。即ち、一例において、1つ以上のメモリ255におけるコンピュータプログラムコード253は、eNB290をコントロールするように動作し、1つ以上のメモリ255及びコンピュータプログラムコード253は、1つ以上のプロセッサ250とで、ここに述べる技術の1つ以上をeNB290−1に遂行させるように構成される。別の例において、eNB間CAコントロールモジュール292は、特定用途向け集積回路又はフィールドプログラマブルゲートアレイのようなハードウェアエレメントで実施される(例えば、完全に又は部分的に)。eNB間CAコントロールモジュール292と同様に、PDCPレイヤ120、RLCレイヤ130、MACレイヤ140、PCellスケジューラSCHED_PCell150、及び物理的レイヤPHY_PCell170は、コンピュータプログラムコード253又はハードウェア或いはその両方として実施される。
eNB290−2は、SCellをコントロールし、そして内部エレメントに関してはeNB290−1と同様であると仮定する。しかしながら、eNB290−2は、RLCレイヤ130、MACレイヤ140、SCellスケジューラSCHED_SCell160、及び物理的レイヤPHY_SCell180を備えている。
eNB290−1は、1つ以上のセル297を形成し、その縁は、図2に参照番号293として示されている。eNB290−2は、1つ以上のセル296を形成し、その縁は、図2に参照番号294として示されている。参照の容易さ及び明瞭さのために、eNB290−1は、主としてPCell eNB290−1又はPCellと称され、そしてeNB290−2は、主としてSCell eNB290−2又はSCellと称される。複数のSCell eNB290−2があることに注意されたい。
1つ以上のネットワークインターフェイス261は、リンク270及び231のような1つ以上のネットワークを経て通信する。2つ以上のeNB290は、例えば、リンク270を使用して通信する。リンク270は、ワイヤード又はワイヤレスでもよいし、その両方でもよく、そして例えば、X2インターフェイスを実施する。
ワイヤレスネットワーク200は、ネットワークコントロールエレメント(NCE)240を備え、これは、移動管理エンティティ(MME)又はサービングゲートウェイ(SGW)機能を含み、そして電話ネットワーク及び/又はデータ通信ネットワーク(例えば、インターネット)のような更に別のネットワークとの接続を与える。eNB290は、リンク231を経てNCE240に結合される。リンク231は、例えば、S1インターフェイスとして実施される。又、リンク231は、SCell eNB290−2に接続される。NCE240は、1つ以上のプロセッサ275、1つ以上のメモリ271、及び1つ以上のネットワークインターフェイス(N/W I/F)280を備え、これらは、1つ以上のバス285を通して相互接続される。1つ以上のメモリ271は、コンピュータプログラムコード273を含む。
コンピュータ読み取り可能なメモリ225、255及び271は、ローカル技術環境に適した任意の形式であり、そして適当なデータストレージ技術、例えば、半導体ベースのメモリ装置、フラッシュメモリ、磁気メモリ装置及びシステム、光学的メモリ装置及びシステム、固定メモリ及び取り外し可能なメモリを使用して実施される。プロセッサ220、250及び275は、ローカル技術環境に適した任意の形式であり、そして非限定例として、汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及びマルチコアプロセッサアーキテクチャーに基づくプロセッサの1つ以上を含む。
図1及び2の両方を参照すれば、eNB間CAでは、PCell eNB290−1は、RLC SDUからあるサイズのRLC(AMD)PDUを構成し、そしてそれらを、例えば、リンク270にわたりX2インターフェイスを経てSCell(1つ又は複数)eNB290−2へ送信する。GTP/UDP/IPプロトコルは、典型的に、AMD PDUを搬送するのに使用される。SCellのプロキシーRLCレイヤ130は、PCellから受信されるAMD PDUを取り扱う。
AMD PDUは、RLCシーケンス番号が割り当てられて、PCellにより発生される。UEには1つのL2プロトコルスタック(図示せず)しかなく、そしてeNB(1つ又は複数)における1つのRLCエンティティのみがシーケンス番号を発生する。
送信のためのTBサイズは、現在UE CQI情報に基づいてスケジューラにより決定されるので、SCellにより受信されるAMD PDUは、1つのTBとして送信されない。SCellは、スケジューリング時にSCellスケジューラによって決定されたTBサイズに基づいてAMD PDUをAMD PDUセグメントへ再セグメント化し、そしてTBは、SCell PHYによりUEへ送信される。AMD PDUがセグメント化された場合には、全てのAMD PDUセグメントが、PCellにより発生された同じRLCシーケンス番号を搬送する。
スケジューラにより決定されたTBサイズが、次に送信されるべきAMD PDU又はAMD PDUセグメントより大きい場合には、SCellは、TBサイズに適合する1つ以上のAMD PDU又はAMD PDUセグメントを連結する。従って、連結されるデータユニットの種々の組み合わせは、次の通りである。
・1つのAMD PDUセグメント及び1つ以上のAMD PDU;
・1つのAMD PDUセグメント及び1つ以上のAMD PDU、並びに端におけるもう1つのAMD PDUセグメント;
・2つのAMD PDUセグメント;
・2つ以上のAMD PDU;又は
・2つ以上のAMD PDU及び端における1つのAMD PDUセグメント。
規範的実施形態では、AMDトラフィックしかサポートされない。この制限の理由は、AMD PDUしか再セグメント化できないからである。スケジューラにより決定されるサイズのTBを得るためにはRLC PDUを再セグメント化しなければならないので、AMDトラフィックしかサポートできない。ほとんどの非GBRサービスは、確認されたモードを使用するので、この制限を受け容れねばならない。
プロキシーRLCレイヤ(即ち、SCellのRLCレイヤ130)は、HARQ再送信及びARQ再送信のためにAMD PDU及び構成されたAMD PDUセグメントをバッファする。
セクション2.SCellとPCellとの間のフローコントロール
SCellアクチベーションに応答して、SCellは、初期メッセージ(例えば、AMD_PDU_DATA_REQUEST)をPCellへ送信して、RLC PDUを配信する。このメッセージは、送信すべきRLC PDUのサイズ(RLC PDUは、いかなるサイズでもよい)及び送信すべきPDUの数を指定する。この時点では、PCell−SCell遅延が分からないので、あるデフォールト値が使用されてもよい。その意図は、PCellがUEをスケジュールするためにSCellに対して充分なデータで「ポンプに呼び水を差す」一方、PCellがPCell−SCell遅延を測定しそしてデータを収集してフローコントロールを管理することである。
RLC PDUサイズ及びPDUの数は、SeNBにおいてターゲットバッファ遅延Tをセットすることによっても決定できる。従って、Tを、例えば、10msに限定すべき場合には、以下の式を使用しそしてQPSKのような伝統的なCQIを使用し、且つSCellの現在負荷ファクタに基づいてUEに割り当てられるリソースブロックスペースの伝統的なパーセンテージを仮定することにより、SCellで送信できるデータの量を計算することができる。SCell CQI情報は、SCellアクチベーションの後までUEによって送信されず、従って、CQI情報は利用できない。初期の要求が僅かであっても、SCell送信が開始しそしてフローコントロールが実行すると、引き出しレート及びターゲットバッファ遅延に基づいて、より大きな要求を行うことができる。規範的な計算を以下に示す。
PCellは、要求されたRLC PDUを含む一連のメッセージ(例えば、AMD_PDU_DATA_RESPONSEメッセージ)で応答する。第1のメッセージが受信されると、SCellは、元のPDU要求とこのメッセージとの間の時間遅れを計算する。これは、SCellとPCellとの間のRTT遅延のシード値として使用される。その後、SCellがPCellへの手順を開始しそして応答を待機するたびに、SCellは、測定された遅延を、遅延測定アルゴリズムへの新たな入力として使用することができる。この遅延は、αを重みとすれば、RTT=(α・Old_RTT)+((1−α)New_Round_Trip_Sample)のような単純な測定アルゴリズムを経て時間と共に動的に推定することができる。重みαは、例えば、0.9である。RTTに高い分散がある場合には、大きな値を使用することが有益である。分散が低い場合には、Old_RTTがNew_Round_Trip_Sampleに接近する。PCellからのタイムスタンプもSCellの追加/アクチベーション要求と共に送信することができ、そしてSCellは、そのタイムスタンプを、コントロールメッセージの受信時にSCellのタイムスタンプと比較して、X2リンク270における初期の一方向時間遅延を決定することができる。
SCellがUEのためのデータをキューすると、SCellは、このUEをDLスケジューリングについて考えることができる。(例えば、スケジューラ160による)そのDLスケジューリングアルゴリズムの完了時に、TTIごとに、SCellは、UEのキューされたRLCデータが持続するおおよその時間長さを推定する。ここに提案する規範的な式は、次の通りである。
但し、
(MaxRBsは、実際には、サブフレーム当たりのMaxRBs又はミリ秒当たりのMaxRBsであることに注意されたい)。ここで、UEのスループットを改善できる(例えば、セル負荷の減少又はCQIの増加)ときの条件を考慮するために、β=値<1にセットされた係数である。このファクタは、PCellから得られるデータが過小評価されないように主として使用される。
BufLen=UEに対してキューされるRLCデータの量(ビット)である。
BitsPerRB=このキャリアに対して最も遅くに報告されるCQI値に基づき、UEがスケジュールされるRB当たりのビット数である。
TotalRBs=このキャリアにおけるDLリソースブロックの合計数(例えば、20MHzキャリアではサブフレーム当たり100RB)である。
f=他のUEに対してキューされるデータの合計量及びGBRフローに対して既に予約されたRBのパーセンテージに基づく、このキャリアのための計画将来負荷レベルである。これに関する詳細は、以下を参照されたい。
MaxRBsforUE=デュープレックス(FDD対TDD)、TDDフレーム構成、及びUEに対する現在PCell−SCell遅延に基づき、このキャリアの移動平均としてUEに指定できるRBの最大理論パーセンテージである。HARQチャンネルの限定数のために、eNB間遅延は、スループットストールを生じる。これらのストールは、eNB間レイテンシーと共に増加する。この理論的パーセンテージのための計算は、以下に説明する。
次いで、SCellスケジューラは、この計算された期間(即ち、tdrain)を、最後に推定されたRTT遅延よりある余裕(Tmargin)だけ大きいスレッシュホールド値と比較する。その期間がTmargin以下である場合、SCellは、PCellから付加的なデータを要求する。Tmarginは、遅延が推定RTTより長い場合に、より多くのデータがPCellからフェッチされる間に引き出されるものより多くのデータがSCellにキューされることを保証する。
要求されるデータの量は、満足されるべきターゲットバッファ遅延Tに依存する。リンクレイテンシーをTX2とし、例えば、RTT/2とする。要求されたデータに対して同じ引き出しレートを仮定すれば、要求されるデータの量(Drequest)(単位ビット)は、次の式で与えられる。
request=(BufLen/tdrain)*(T+2*TX2−tdrain
要求されるデータの量が分かると、その要求は、AMD PDUのサイズ及びPDUの数に関して指定される。AMD PDUは、任意のサイズである。SCellにおけるUEスループットの広い範囲について考えると、単一のワン・サイズ・フィット・オールPDU(one-size-fits-all PDU)サイズを定義することは困難である。UE210がSCellの最大スループットを受け取る場合には、PDUサイズが小さ過ぎると、RLC PDUの数が不必要に多くなり、スペクトルの他端において、UE210がセルの縁294にあってSCellの低いスループットを受け取る場合には、RLC PDUが大き過ぎると、多くのセグメントが必要となり、送信に非常に長い時間を要する。
より柔軟性のある解決策は、UEの現在SCellスループットレベルに比例してRLC PDUのサイズを適応的に決める。例えば、TTIごとにUEの平均スループットに一致するようにRLC PDUのサイズを決めることができる。例えば、UEがSCellにおいて10Mbpsを受け取る場合には、RLC PDUは、10Mbps/(1000サブフレーム/秒)/(8ビット/バイト)=1250バイトのサイズにされる。UEが10倍も高いスループット(100Mbps)を受け取る場合には、そのRLC PDUは、12500バイトのサイズにされる。
SCellがN個のPDUを要求しても、PCellは、それ自身の負荷ファクタや、UEに対してキューされるデータの量、等に基づくそのスケジューリング判断に基づいてそれより少数を送信することに注意されたい。
セクション2.1.キャリアのための計画負荷レベル(Lf
キャリアのための計画負荷レベルは、キューされた非GBRデータの量、並びにUEに対してGBRトラフィックにより使用されるRBのパーセンテージに基づいて、各アクティブなUE(非CA UE及びCA UE)により使用されるRBの個々のパーセンテージをアグリゲートすることにより決定される。この考え方は、SCellの全てのアクティブなUEが一度スケジュールされた次の1組のサブフレームわたってこの負荷レベルを推定することである。
従って、Lfは、1組のサブフレームにわたる平均将来負荷レベルである。LfがUExを除く全てのUEの平均合成負荷レベルであると仮定すれば、(1−Lf)は、UExに対して利用できるRBのパーセンテージを平均で表す。
別の可能性は、以前の負荷レベル及び計算される将来の負荷レベルの両方に重みを適用することである。従って、αを重みとすれば、
f=(α・Lf_old)+((1−α)・Lf_new
となる。
重みαは、例えば、0.9である。負荷ファクタは、特に、バースト的トラフィックでは高い分散性を有し、従って、重みとして高い値を使用するのが有益である。
更に、CA UEをスケジュールするのに関連したスケジューリング重みは、TTIにおいてCA UEがサービスされる確率が高くなるように高い値にセットされる。SCellトラフィックは、X2リンクを横切る遅延を経験するので、この重みは、SCellトラフィックがサービスされる高い確率を与える値にセットされる。従って、Lfの計算のために、SCellによりサービスされるCA UEは、この重みを適切にセットすることによりスケジュールされる確率が高くなると仮定する。
セクション2.2.UEのためのRBsの最大理論的パーセンテージ(MaxRBsForUE)
セクション2.2.1.FDD−FDD
上述したように、PCellにおけるPUCCH/PUSCHの存在は、PCellがHARQ ACK/NACK及びRLC STATUS PDUを遠隔配置のSCell(1つ又は複数)に転送することを必要とするだけである。従って、HARQ ACK/NACKは、リンク(例えば、X2)レイテンシーに等しい遅延でSCell(1つ又は複数)に配信される。
図3は、FDD−FDD(PCell及びSCellは両方ともFDD)のためのeNB間CA SCell DLデータ送信のシナリオを示す。FDDでは、DLのためのHARQプロセスが8個ある。TBのためのプリ・スケジューリングは、TBのPHY送信よりもほぼ3つのTTI320だけ前に開始する(SCellに対して;又、PCellに対してTTI310も示されている)(各TTIは、巾が1ミリ秒である)。8個のHARQプロセスがあるので、最大8個のTBを送信することができ、その後、9番目のTBをプリ・スケジューリングする前にHARQ ACKを受信しなければならない。
図3のシナリオにおいて、2ミリ秒のX2レイテンシー(Tx2)が使用される。TTI4において送信されるTB1では、UEは、HARQ ACKをTTI8においてPCellへ送信し、これは、デコーディングの後にTTI9においてPCellにより転送される。HARQ ACKは、2msのTx2のためにTTI11においてSCellにより受信される。TB9のためのプリ・スケジューリング(参照番号330)は、TB1に対してHARQ ACKを受信した後でなければスタートできないので、TB9は、TTI14でなければ送信できず、従って、TTI12及び13は、このUEではDL送信に使用することができない。同様に、TTI14において送信されるTB9では、UEは、HARQ ACKをTTI19においてPCellへ送信し、これは、デコーディングの後にPCellによりTTI19において転送される。HARQ ACKは、2msのTx2のためにTTI21においてSCellにより受信される。TB17のためのプリ・スケジューリング(参照番号340)は、TB9に対してHARQ ACKを受信した後でなければスタートできず、TB17は、TTI24でしか送信できず、従って、TTI22及び23は、このUEのDL送信には使用できない。
同じUEに対して、このパターンを繰り返し、DLデータは、8個のTTIの間にUEへ送信され、その後、送信のない2つのTTIが続き、次いで、データ送信の別の8個のTTIが続く。従って、2msのTx2に対して、UEは、各10個のTTIの中の8個についてデータを受信することができ、従って、80%のスループット効率を招く。従って、スループット効率は、(100*8)/(Tx2+8)パーセントとなる。
MaxRBsForUEは、スループット効率と同じである。Tx2の異なる値に対して端数として表現されるMaxRBsForUEの値がテーブル1に示されており、これは、UE(FDD)のためのRBsの最大理論的パーセンテージであるMaxRBsForUEを示す。

セクション2.2.2.TDD−TDDフレームコンフィギュレーション1
図4Aから4Dは、TDDフレームコンフィギュレーション1を使用するTDD−TDD(PCell及びSCellは両方ともTDD)のためのeNB間CA SCell DLデータ送信のシナリオを示す。これらの図は、次のものを示す。図4Aは、未使用の9個のTTIのうちの1つと共にeNB間CA Scell DLデータ送信(TDDフレームコンフィギュレーション1、7DL HARQプロセス、Tx2=1ms)を示し、図4Bは、未使用の9個のTTIのうちの1つと共にeNB間CA Scell DLデータ送信(TDDフレームコンフィギュレーション1、7DL HARQプロセス、Tx2=2ms)を示し、図4Cは、未使用の9個のTTIのうちの1つと共にeNB間CA Scell DLデータ送信(TDDフレームコンフィギュレーション1、7DL HARQプロセス、Tx2=3ms)を示し、そして図4Dは、未使用の9個のTTIのうちの2つと共にeNB間CA Scell DLデータ送信(TDDフレームコンフィギュレーション1、7DL HARQプロセス、Tx2=4ms)を示す。
PCellのTTI410及びSCellのTTI420が示されている。参照番号430は、TB1のACKが受信された後にTB8のプリ・スケジューリングがTTI15でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI15においてTBが送信されないことを示す。参照番号440は、TB9のACKが受信された後にTB16のプリ・スケジューリングがTTI30でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI30においてTBが送信されないことを示す。参照番号450は、TB17のACKが受信された後にTB24のプリ・スケジューリングがTTI45でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI45においてTBが送信されないことを示す。参照番号430、440及び440は、図4A、4B及び4Cのためのものである。図4Dについては、参照番号460、470及び480が示されている。参照番号460は、TB1のACKが受信された後にTB8のプリ・スケジューリングがTTI16でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI15、18においてTBが送信されないことを示す。参照番号470は、TB8のACKが受信された後にTB15のプリ・スケジューリングがTTI31でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI30、33においてTBが送信されないことを示す。参照番号480は、TB15のACKが受信された後にTB22のプリ・スケジューリングがTTI46でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI45、48においてTBが送信されないことを示す。
TDDフレームコンフィギュレーション1では、DLに対して7つのHARQプロセスがある。最大7つのTBが送信され、その後、第8のTBをプリ・スケジューリングする前にHARQ ACKを受信しなければならない。
TDDフレームコンフィギュレーション1では、10msフレームがコンフィギュレーションD/S/U/U/D/D/S/U/U/Dを有し、Dは、ダウンリンクサブフレームであり、Uは、アップリンクサブフレームであり、そしてSは、特殊なサブフレームである。ダウンリンク送信については特殊なサブフレームも使用できるが、SサブフレームにおけるTB送信のための再送信もSサブフレームとして生じる。
DLに対してTDDフレームの全部のTTIが使用されるのではないので、DLデータが送信されないフレーム内のギャップは、HARQ ACK/NACK転送遅延をある程度打ち消す。このため、TDDのスループット効率は、典型的に、Tx2の同じ値についてはFDDより良好である。例えば、Tx2=2msでは、図4Bから、9つのTTIの1つが未使用で、89%の効率となり、一方、FDDでは効率が80%である。実際に、Tx2=3msでも、図4Cから、9つのTTIの1つだけが未使用である。Tx2=4msでも、図4Dから、スループット効率=78%である。
x2の異なる値に対して、端数として表された、TDDフレームコンフィギュレーション1のためのMaxRBsForUEの値が、以下のテーブル2に示されており、これは、UE(TDDフレームコンフィギュレーション1)のためのRBsの最大理論的パーセンテージであるMaxRBsForUEを示すものである。

セクション2.2.3.TDD−TDDフレームコンフィギュレーション5
TDDフレームコンフィギュレーション5は、その10msフレームに1つのULサブフレームのみを有するコンフィギュレーションである。従って、フレームは、コンフィギュレーションD/S/U/D/D/D/D/D/D/Dを有する。そのようなフレームコンフィギュレーションは、TDDスペクトルを有しそしてDLのみについてCAの使用を希望するオペレータにとって有用である。従って、このフレームコンフィギュレーションは、補足的ダウンリンクを要求するオペレータにとって有用である。
図5Aから5Dは、TDDフレームコンフィギュレーション5を使用するTDD−TDD(PCell及びSCellは両方ともTDD)のためのeNB間CA SCell DLデータ送信のシナリオを示す。これらの図は、次のものを示す。図5Aは、未使用の18個のTTIのうちの1つと共にeNB間CA Scell DLデータ送信(TDDフレームコンフィギュレーション5、15DL HARQプロセス、Tx2=1ms)を示し、図5Bは、未使用の9個のTTIのうちの1つと共にeNB間CA Scell DLデータ送信(TDDフレームコンフィギュレーション5、15DL HARQプロセス、Tx2=2ms)を示し、図5Cは、未使用の18個のTTIのうちの3つと共にeNB間CA Scell DLデータ送信(TDDフレームコンフィギュレーション5、15DL HARQプロセス、Tx2=3ms)を示し、そして図5Dは、未使用の18個のTTIのうちの3つと共にeNB間CA Scell DLデータ送信(TDDフレームコンフィギュレーション5、15DL HARQプロセス、Tx2=4ms)を示す。
図5Aにおいて、参照番号505は、TB9のACKが受信された後にTB24のプリ・スケジューリングがTTI28でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI30においてTBが送信されないことを示し、参照番号510は、TB26のACKが受信された後にTB41のプリ・スケジューリングがTTI48でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI50においてTBが送信されないことを示す。図5Bにおいて、参照番号515は、TB1のACKが受信された後にTB16のプリ・スケジューリングがTTI19でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI21においてTBが送信されないことを示し、参照番号520は、TB9のACKが受信された後にTB24のプリ・スケジューリングがTTI29でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI31においてTBが送信されないことを示し、参照番号525は、TB17のACKが受信された後にTB32のプリ・スケジューリングがTTI39でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI42においてTBが送信されないことを示し、参照番号530は、TB25のACKが受信された後にTB40のプリ・スケジューリングがTTI49でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI51においてTBが送信されないことを示す。図5Cにおいて、参照番号535は、TB1のACKが受信された後にTB16のプリ・スケジューリングがTTI20でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI21、22においてTBが送信されないことを示し、参照番号540は、TB9のACKが受信された後にTB24のプリ・スケジューリングがTTI30でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI32においてTBが送信されないことを示し、参照番号545は、TB16のACKが受信された後にTB31のプリ・スケジューリングがTTI40でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI41、42においてTBが送信されないことを示し、参照番号550は、TB24のACKが受信された後にTB39のプリ・スケジューリングがTTI50でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI52においてTBが送信されないことを示す。図5Dにおいて、参照番号555は、TB1のACKが受信された後にTB16のプリ・スケジューリングがTTI21でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI21、22、23においてTBが送信されないことを示し、参照番号560は、TB9のACKが受信された後にTB24のプリ・スケジューリングがTTI31でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI33においてTBが送信されないことを示し、参照番号565は、TB16のACKが受信された後にTB31のプリ・スケジューリングがTTI41でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI42、43においてTBが送信されないことを示し、そして参照番号570は、TB24のACKが受信された後にTB39のプリ・スケジューリングがTTI51でのみスタートでき、従って、このUEについてはTTI53においてTBが送信されないことを示す。
TDDフレームコンフィギュレーション5では、DLに対して15のHARQプロセスがある。最大15のTBを送信することができ、その後、16番目のTBをプリ・スケジューリングする前にHARQ ACKを受信しなければならない。図5Aないし5Dから明らかなように、TDDフレームコンフィギュレーション5も、高いSCellスループット効率を与える。
x2の異なる値に対して、端数として表された、TDDフレームコンフィギュレーション5のためのMaxRBsForUEの値が、以下のテーブル3に示されており、これは、UE(TDDフレームコンフィギュレーション5)のためのRBsの最大理論的パーセンテージであるMaxRBsForUEを示すものである。

セクション2.3.tdrain及びDrequestの計算例
セクション2.3.1.軽い負荷のかかったSCell
SCellは、若干のGBR非CAユーザで軽い負荷がかけられて、負荷レベルLf=0.1に達すると仮定する。現在MCSコーディングレートは、16QAMである。Tx2=2msとする。Tmargin=1.5msが使用される。従って、新たなデータがPCellから要求されるスレッシュホールド=2*2+1.5=5.5ms、即ちキューされる場合には、データを5.5ms未満で引き出すことができる。
BufLen=284000ビットとし、β=0.9、20MHz、FDDと仮定する。10msのターゲットバッファ遅延を仮定する。更に、次のことを仮定する。
BitsperRB=4ビット/記号*160リソースエレメント/RB=640ビット/RB;
TotalRBs=20MHzの場合に100;
MaxRBsForUE=2msのTx2について0.8。1−Lf=1−0.1=0.9;min(1−Lf、MaxRBsForUE)=min(0.9、0.8)=0.8;及び
MaxRBs=TotalRBs*min(1−Lf、MaxRBsForUE)=100*0.8=80。
次いで、tdrainは、次のように計算される。
drain=(β*BufLen)/(MaxRBs*BitsperRB)=(0.9*284000)/(80*640)=5ms。
drain<Tmarginであるから、より多くのデータを得るための要求がPCellに送られる。次いで、Drequestは、次のように計算される。
request=(BufLen/tdrain)*(T+2*Tx2−tdrain)、
従って、Drequest=(284000/5)*(10+2*2−5)=511200ビット=63900バイト。
3000バイトのAMD PDUサイズ(例えば、データフィールド)を仮定すれば、63900/3000=3000バイトサイズの22AMD PDUがPCellから要求される。
セクション2.3.2.重い負荷のSCell
SCellは、多くのGBR及び非GBRユーザで重い負荷がかかり、負荷レベルLf=0.9に達する。現在MCSコーディングレートは、64QAMである。Tx2=3msとする。Tmargin=1.5msが使用される。従って、PCellから新たなデータが要求されるスレッシュホールド=2*3+1.5=7.5msである。
BufLen=74700ビットとし;β=0.9、20MHz、TDDフレームコンフィギュレーション1を仮定する。10msのターゲットバッファ遅延を仮定する。次のことを仮定する。
BitsperRB=6ビット/記号*160リソースエレメント/RB=960ビット/RB;
TotalRBs=100;
MaxRBsForUE=3msのTx2について0.89。1−Lf=1−0.9=0.1;min(1−Lf、MaxRBsForUE)=min(0.1、0.89)=0.1;及び
MaxRBs=TotalRBs*min(1−Lf、MaxRBsForUE)=100*0.1=10。
次いで、tdrainを、次のように計算する。
drain=(β*BufLen)/(MaxRBs*BitsperRB)=(0.9*747000)/(10*960)=7ms。
drain<Tmarginであるから、より多くのデータを得るための要求がPCellに送られる。Drequestを、次のように計算する。
request=(BufLen/tdrain)*(T+2*Tx2−tdrain)、
従って、Drequest=(74700/7)*(10+2*3−7)=96043ビット=12005バイト。
3000バイトのAMD PDUサイズ(例えば、データフィールド)を仮定すれば、12005/3000=3000バイトサイズの5AMD PDUがPCellから要求される。
セクション2.4.次のコントロールに有用な他のメッセージ
図6を参照すれば、この図は、eNB間キャリアアグリゲーションのためにエレメント間に通信される規範的なメッセージを示すシグナリング図である。この例において、SCell290−2は、UE210へのデータ送信640を遂行し、そしてPCell290−1も、UE210へのデータ送信645を遂行する。SCell290−2及びPCell290−1は、参照番号680及び675で各々示したように、UE210により受信されなかったPDUの再送信を遂行する。フローコントロールに使用される次のメッセージは、既に説明された。
1)AMD_PDU_DATA_REQUEST:このメッセージ610は、AMD PDUを送信するようにPCellに要求するためにSCellからPCellへ送信される。
2)AMD_PDU_DATA_RESPONSE:このメッセージ620は、AMDPDU625を含み、そしてPCellからSCellへ送信される。異なるAMD PDU625を各々含む複数のメッセージ620がある。
更に、次のメッセージは、フローコントロールに有用である。
3)UE_HARQ_ACK_NACK:このメッセージは、UEから受信され且つPCellからSCellへ(メッセージ627として)転送されるHARQ ACK/NACK635に使用される。
4)UE_CQI_INFO:このメッセージ630は、UEから受信され且つPCellからSCellへ(メッセージ635として)転送されるCQI情報に使用されると共に、引き出しレート計算に対してMCSを選択するのに使用される。
5)UE_STATUS_PDU:このメッセージ660は、UEから受信したSTATUS_PDUメッセージ650のサブセットであり、そしてこのメッセージ660は、ARQ再送信を取り扱うためにPCellからSCellへ転送される。1つの実施形態において、STATUS PDUのサブセット(即ち、UE_STATUS_PDUメッセージ660)は、SCellへ送られたPDUに対するARQ ACK/NACK情報のみを有する。
6)RLC_PDUs_TRANSMIT_STATUS:このメッセージ670は、SCellからPCellへ送信され(例えば、周期的に)、首尾良く送信されたPDU及びPDUセグメントのリストと、まだ送信されていないPDUs/PDUセグメントのリストとを与える。このメッセージは、周期的に送信される。このメッセージは、UE_STATUS_PDUに対する別のメッセージである。このメッセージが送信される場合には、PCellは、UE_STATUS_PDUを送信しない。
ここに示すメッセージの名前は、単なる例示に過ぎず、実施において異なるものでもよいことに注意されたい。
セクション3.X2リンクを横切るAMD PDUロスの取り扱い
AMD PDUは、GTP−Uプロトコルのような信頼性のないプロトコルを使用してX2リンク270を経て送信される。プロトコルに信頼性がないので、あるAMD PDUは、リンクを経て失われることがある。SCellがPCellからN個のPDUを要求しても、PCellは、それ自身の負荷ファクタ、UEに対して現在キューされているデータの量、等に基づき、より少数のPDUを送信することがある。従って、SCellは、AMD PDUがリンクを経て実際に失われたかどうか知るすべがない。
図7は、RLC STATUS PDUを示す。STATUS PDUは、NACKを適用できるPDU又はPDUセグメントに対する複数のNACK_SN(失われたとして検出されたAMD PDUのSNを示す)と、NACKを適用できるPDUセグメントに対応するセグメントオフセット(SO)とを含む。これは、PCell及びSCellの両方により送られるPDUs/PDUセグメントに対するNACKを含む。PCellが全STATUS PDUをSCellに転送すべき場合には、SCellは、NACKの幾つかが、PCellによりSCellへ送られそしてX2リンク270を横切って失われたPDUに対するものであるかどうか区別することができない。
この問題を軽減するために、PCellは、送信のためにSCellへ送られたAMDPDU(RLCシーケンスナンバーSNにより識別される)のみに対してARQ ACK/NACKをUE_STATUS_PDUにおいて送信する。SCellが、SCellにより受信されなかったAMD PDUに対してARQ NACKを受信した場合には、SCellはPCellに通知し、PCellは、そのAMD PDUをそれ自身でUEへ再送信することができる。SCellが、SCellにより受信されたAMD PDU(又はPDUのセグメント)に対してARQ NACKを受信した場合には、SCellは、PDU又はPDUセグメントをUEに再送信する。PCellは、SCellに送られた全てのAMD PDUを、ARQ ACKがSTATUS PDUにおいて同じに受信されるまでバッファする。PDUは、ACKが受信されると、解除される。
別の解決策として、SCellは、RLC_PDUs_TRANSMIT_STATUSをPCellへ周期的に送信する。このメッセージは、首尾良く送信されたPDUのリストと、SCellによりまだ送信されていないPDUのリストとを含む。PCellがUEからSTATUS PDUを受信すると、PCellは、STATUS PDU及び最新のRLC PDUs_TRANSMIT_STATUSメッセージを相関させ、そしてリンク(例えば、X2)において何らかのAMD PDUが失われたかどうか決定する。又、この別の解決策では、PCellは、UE_STATUS_PDUをSCellに送信する。むしろ、PCellは、SCellによっても送信されるAMD PDUs/PDUセグメントのARQ再送信を取り扱う。STATUS PDUは、セグメントオフセット情報を有するので、PCellは、SCellにより送信されるAMD PDUセグメントを構成するための全ての情報を有する。
セクション4.SCellがデアクチベートされたときのSCellにおけるキューされたデータの取り扱い
SCellが、例えば、UEに対してPCellからデアクチベーション要求を受け取ると、SCellは、残っているキューされたデータを単に破棄して、デアクチベーションを処理する。しかしながら、SCellは、AMD PDUをセグメント化し、そしてそのセグメントを送信することができる。SCellは、RLC_PDUs_TRANSMIT_STATUSメッセージを、最新の送信状態と共にPCellへ送信する。PCellは、このメッセージを使用して、PCellが初めて又は再送信として送信する必要があるのはどのAMD PDUs/PDUセグメントであるか決定する。SCellがこのメッセージを送信しなくても、PCellは、STATUS PDUがUEから受け取られるまで待機し、次いで、SCellへ送られたどのAMD PDUを再送信又は最初に送信する必要があるか決定する。
図8を参照すれば、この図は、eNB間キャリアアグリゲーションのための規範的論理フローのブロック図である。この図は、ここに述べる規範的な実施形態による規範的な方法の動作、コンピュータ読み取り可能なメモリで実施されるコンピュータプログラムインストラクションの実行の結果、及び/又はハードウェアで実施されるロジックにより遂行される機能を示す。この図のブロックは、更に、ブロック内の機能を遂行するための相互接続された手段であると考えられる。図8のブロックは、シナリオに基づき、PCelleNB290−1又はSCell eNB290−2によって遂行される。
ブロック810において、一次セルが第1ベースステーションによりコントロールされそして二次セルが第2の異なるベースステーションによりコントロールされる通信システムでは、フローコントロールが無線リンクコントロールレイヤのデータに対して一次セルと二次セルとの間で遂行される。ブロック820において、フローコントロールに基づき、無線リンクコントロールレイヤのデータは、第1と第2のベースステーション間のリンクを使用して第1と第2のベースステーション間で通信される。
付加的な例を以下に示す。例1.一次セルが第1ベースステーションによりコントロールされそして二次セルが第2の異なるベースステーションによりコントロールされる通信システムにおいて、無線リンクコントロールレイヤのデータに対して一次セルと二次セルとの間でフローコントロールを遂行し;及び前記フローコントロールに基づき、前記無線リンクコントロールレイヤのデータを、前記第1と第2のベースステーション間のリンクを使用して前記第1と第2のベースステーション間で通信する;ことを含む方法。
例2.一次セルと二次セルとの間でのフローコントロールの遂行は、1つ以上のユーザ装置に対する二次セルにおけるキューされた無線リンクコントロールデータの深さを1つ以上のファクタに基づいて動的にコントロールすることを含む、例1の方法。例3.フローコントロールの遂行は、二次セルにおいて遂行される、例2の方法。例4.フローコントロールの遂行は、一次セルにおいて遂行される、例2の方法。
例5.前記1つ以上のファクタは、二次セルの現在負荷、又は二次セルの計画された将来負荷、又は現在負荷と計画された将来負荷との組み合わせを含む、例2から4のいずれかに記載の方法。例6.前記1つ以上のファクタは、二次セルにおけるユーザ装置のピーク理論的スループットを含む、例2から5のいずれかに記載の方法。例7.前記1つ以上のファクタは、ユーザ装置の現在チャンネルクオリティ情報を含む、例2から6のいずれかに記載の方法。例8.前記1つ以上のファクタは、ユーザ装置に対して現在キューされるデータの量を含む、例2から7のいずれかに記載の方法。
例9.前記二次セルは、リンクを経て送られる元のパケットデータユニット要求と、リンクを経て受け取られる対応する応答メッセージとの間のタイムラグを推定し、その応答メッセージは、パケットデータユニットを含み、そして測定されたタイムラグは、ラウンドトリップタイムの推定値である、例1から8のいずれかに記載の方法。例10.前記二次セルは、無線リンクコントロールレイヤのキューされたデータがあるユーザ装置に対して持続するおおよその時間長さを推定する、例9の方法。例11.前記おおよその時間長さは、次の式を使用して決定され、
但し、
であり、tdrainは、おおよその時間長さであり、βは、あるユーザ装置のスループットを改善できるときの条件を考慮するための値にセットされる係数であり、BufLenは、あるユーザ装置に対してキューされる無線リンクコントロールレイヤのデータの量(ビット)であり、TotalRBsは、二次セルにより使用されるキャリアにおけるダウンリンクリソースブロックの合計数であり、Lfは、キャリアに対して計画される将来負荷レベルであり、そしてMaxRBsforUEは、このキャリアの移動平均としてあるユーザ装置に指定できるリソースブロックの最大理論パーセンテージである、例10の方法。
例12.二次セルが、前記決定されたおおよその時間長さを、前記推定されるラウンドトリップ時間よりある余裕だけ大きなスレッシュホールドと比較し、そして前記決定されたおおよその時間長さが前記スレッシュホールド以下であるかどうかに基づいて前記無線リンクコントロールレイヤに対する付加的なデータの要求を送信することを更に含む、例10又は11のいずれかに記載の方法。例13.前記要求は、要求されるデータの量を示す情報を含むものであり、そして更に、あるユーザ装置に対してキューされる無線リンクコントロールレイヤのためのデータの量(ビット)、無線リンクコントロールレイヤのためのキューされるデータがあるユーザ装置に対して持続するおおよその時間長さ、二次セルにおけるターゲット遅延、及びラウンドトリップタイムに基づいて、前記要求されるデータの量を決定することを更に含む、例12に記載の方法。
例14.前記要求されたデータの量を決定することは、次の式を使用して遂行され、
request=(BufLen/tdrain)*(T+2*TX2−tdrain
但し、Drequestは、決定された要求データ量であり、Tは、ターゲットバッファ遅延であり、そしてTX2は、一次及び二次のベースステーション間のリンクのレイテンシーであり、これは、ラウンドトリップタイムを使用して決定される、例13の方法。
例15.どのパケットデータユニットがユーザ装置により受信されたか示す情報を含むメッセージを一次セルが二次セルに送信することを更に含み、一次セルは、前記情報を、一次セルから二次セルへ以前に送られたパケットデータユニットに制限する、例1から14のいずれかに記載の方法。例16.前記情報は、パケットデータユニットに対応する自動リピート要求確認/否定確認情報を含む、例15の方法。例17.一次セルから二次セルへ送られたパケットデータユニットを、対応するパケットデータユニットが二次セルにより受信されたことを示す確認/否定確認情報が二次セルから受信されるまで、一次セルがバッファすることを更に含む、例15から16のいずれかに記載の方法。
例18.二次セルにより送信されるパケットデータユニットのリストを示すメッセージを二次セルが一次セルへ送信することを更に含む、例1から14のいずれかに記載の方法。
例19.二次セルにより送信されるパケットデータユニットのリストを示すメッセージを一次セルが二次セルから受信し、一次セルは、そのリストを使用して、どのパケットデータユニットが二次セルにより受信されなかったか決定し、そして一次セルは、二次セルにより受信されなかったパケットデータユニットを再送信する、例1から14のいずれかに記載の方法。
例20.二次セルが、あるユーザ装置に対するデアクチベーション要求を受信し、そのユーザ装置に対する無線リンクコントロールレイヤの残りのキューされたデータを破棄し、そしてデアクチベーションを処理することを更に含む、例1から19のいずれかに記載の方法。例21.どのパケットデータユニットが二次セルにより送信されたか及びどのパケットデータユニットが二次セルにより送信されなかったか決定する最新の送信状態を二次セルが送信することを更に含む、例20に記載の方法。
例22.一次セルが、二次セルにデアクチベーション要求を送信し、その後に、二次セルによりあるユーザ装置へどのパケットデータユニットが送信されたか示す情報を受け取り、そして前記二次セルにより前記あるユーザ装置に送信されなかったパケットデータユニットを再送信することを更に含む、例1から19のいずれかに記載の方法。
例23.一次セルが、二次セルにデアクチベーション要求を送信し、その後、あるユーザ装置によりどのパケットデータユニットが受信されたか示す情報を受け取り、そして前記あるユーザ装置により受信されなかったパケットデータユニットを前記あるユーザ装置に再送信することを更に含む、例1から19のいずれかに記載の方法。
例24.前記通信は、確認モードデータパケットデータユニットを送信するように一次セルに要求するためのメッセージを二次セルから一次セルへ送信することを含む、例1から23のいずれかに記載の方法。例25.メッセージは、AMD_PDU_DATA_REQUESTメッセージである、例24の方法。
例26.前記通信は、確認モードデータパケットデータユニットを含むメッセージを一次セルから二次セルへ送信することを更に含む、例1から24のいずれかに記載の方法。例26.前記通信は、ユーザ装置から受信したハイブリッド自動リピート要求確認/否定確認情報を含むメッセージを一次セルから二次セルへ送信することを更に含む、例1から25のいずれかに記載の方法。例27.前記通信は、ユーザ装置から受信したチャンネルクオリティ情報を含むメッセージを一次セルから二次セルへ送信することを更に含む、例1から26のいずれかに記載の方法。例28.前記通信は、あるユーザ装置に対して一次セルから二次セルへ送信されたパケットデータユニットについてのみハイブリッド自動リピート要求確認/否定確認情報を含むメッセージを一次セルから二次セルへ送信することを更に含む、例1から27のいずれかに記載の方法。例29.首尾良く送信されたパケットデータユニット及びパケットデータユニットセグメントのリスト、及び二次セルによりまだ送信されていないパケットデータユニット及びパケットデータユニットセグメントのリストを与えるメッセージを二次セルから一次セルへ周期的に送信することを更に含む、例1から27のいずれかに記載の方法。
例30.例1から29のいずれかに記載の方法を遂行するための手段を備えた装置。
例31.コンピュータプログラムコードを含む1つ以上のメモリと、1つ以上のプロセッサとを備えた装置において、前記1つ以上のメモリ及びコンピュータプログラムコードは、1つ以上のプロセッサとで、例1から29のいずれかに記載の方法を装置に遂行させるよう構成された装置。
例32.装置により使用するためのインストラクションを有するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を備えたコンピュータプログラム製品であって、前記インストラクションは、例1から29のいずれかに記載の方法を装置に遂行させるためのコンピュータプログラムコードを含むものであるコンピュータプログラム製品。
本発明の実施形態(又はその一部分)は、ソフトウェア(1つ以上のプロセッサで実行される)、ハードウェア(例えば、特定用途向け集積回路)、又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせで実施される。規範的な実施形態において、ソフトウェア(例えば、アプリケーションロジック、インストラクションセット)は、従来の種々のコンピュータ読み取り可能な媒体のいずれかに維持される。本書の文脈において、「コンピュータ読み取り可能な媒体」とは、インストラクション実行システム、装置又はデバイス、例えば、図2に一例を示して説明したコンピュータにより、又はそれに関連して、使用されるインストラクションを収容し、記憶し、通信し、伝播し又はトランスポートすることのできる媒体又は手段である。コンピュータ読み取り可能な媒体は、インストラクション実行システム、装置又はデバイス、例えば、コンピュータにより、又はそれに関連して、使用されるインストラクションを収容し又は記憶できる媒体又は手段であるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体(例えば、メモリ225、255又は他のデバイス)を含む。しかしながら、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、伝播信号は含まない。
必要に応じて、ここに述べる異なる機能は、互いに異なる順序で及び/又は同時に遂行されてもよい。更に、必要に応じて、上述した機能の1つ以上は、任意のものでもよく、又は組み合わされてもよい。
本発明の種々の態様を上述したが、本発明の他の態様は、前記で明確に述べた組み合わせだけではなく、前記実施形態からの特徴の他の組み合わせも含む。
又、本発明の規範的な実施形態を上述したが、それらの説明は、それに限定されるものではないことに注意されたい。むしろ、本発明の範囲から逸脱せずに多数の種々の変更や修正がなされ得る。
明細書又は図面に使用される頭字語は、次の通りである。
3GPP 第三世代パートナーシッププロジェクト
ACK 確認
AMD 知識モード(AM)データ
ARQ 自動リピート要求
CA キャリアアグリゲーション
CC コンポーネントキャリア
CQI チャンネルクオリティ情報
DL ダウンリンク(ベースステーションからUEへ)
eNB ワイヤレスネットワークへのアクセスをコントロールするLTEベース
ステーションである進化型NodeB
E−UTRAN 進化型UTRAN
FDD 周波数分割デュープレックス
GBR 保証ビットレート
GPRS 汎用パケット無線サービス
GTP GPRSトンネルプロトコル
HARQ ハイブリッド自動リピート要求
IP インターネットプロトコル
L1 レイヤ1(物理的レイヤ)
K2 レイヤ2
LTE 長期進化
MAC 媒体アクセスコントロール
Mbps メガビット/秒
MHz メガヘルツ
ms ミリ秒
NACK 否定確認
PCC 一次コンポーネントキャリア
PCell 一次サービングセル
PDCP パケットデータ収斂プロトコル
PDU プロトコルデータユニット
PHY 物理的(レイヤ)
PUCCH 物理的アップリンクコントロールチャンネル
PUSCH 物理的アップリンク共有チャンネル
QAM 直角振幅変調
QPSK 直角位相シフトキーイング
RB リソースブロック
Rel リリース
RLC 無線リンクコントロール
RRC 無線リソースコントロール
RTT ラウンドトリップタイム
Rx 受信又は受信器
SCC 二次コンポーネントキャリア
SDU サービスデータユニット
SeNB 二次eNB
SN シーケンス番号
SO セグメントオフセット
TB トランスポートブロック
TDD 時分割デュープレックス
TTI 送信時間インターバル
Tx 送信又は送信器
UDP ユーザデータグラムプロトコル
UE ユーザ装置、例えば、ワイヤレスネットワークにアクセスする
ワイヤレスデバイス
UL アップリンク(UEからベースステーションへ)
UTRAN ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク
100:eNB内CAユーザプレーンアーキテクチャー
120:PDCPレイヤ
130:RLCレイヤ
140:MACレイヤ
150:PCeLLスケジューラ
160:SCellスケジューラ
170:物理的レイヤPHY_PCeLL
180:物理的レイヤPHY_SCell
190:eNB間CAユーザプレーンアーキテクチャー
200:ネットワーク
210:ユーザ装置(UE)
211:ワイヤレスリンク
212:アンテナ
220、250、275:プロセッサ
225、255、271:メモリ
227:バス
228:アンテナ
229、253:コンピュータプログラムコード
230:トランシーバ
232、268:受信器
233、266:送信器
260:トランシーバ
261:ネットワークインターフェイス
270:リンク
290−1:eNB1
290−2:eNB2
292:eNB間CAコントロールモジュール

Claims (20)

  1. 一次セルが第1ベースステーションによりコントロールされそして二次セルが第2の異なるベースステーションによりコントロールされる通信システムにおいて、無線リンクコントロールレイヤのデータに対して前記一次セルと二次セルとの間でフローコントロールを遂行し;及び前記フローコントロールに基づき、前記無線リンクコントロールレイヤのデータを、前記第1と第2のベースステーション間のリンクを使用して前記第1と第2のベースステーション間で通信する;ことを含み、
    前記一次セルと二次セルとの間でのフローコントロールの前記遂行は、1つ以上のユーザ装置に対する二次セルにおけるキューされた無線リンクコントロールデータの深さを1つ以上のファクタに基づき動的にコントロールすることを含み、
    前記二次セルは、リンクを経て送られる元のパケットデータユニット要求と、リンクを経て受け取られる対応する応答メッセージとの間のタイムラグを推定し、その応答メッセージは、パケットデータユニットを含み、そして測定されたタイムラグは、ラウンドトリップタイムの推定値である、方法。
  2. 前記1つ以上のファクタは、(1)前記二次セルの現在負荷、又は前記二次セルの計画された将来負荷、又はそれら現在負荷と計画された将来負荷との組み合わせ;(2)前記二次セルにおけるユーザ装置のピーク理論的スループット;(3)ユーザ装置の現在チャンネルクオリティ情報;及び(4)ユーザ装置に対して現在キューされるデータの量;のうちの少なくとも1つを含む、請求項に記載の方法。
  3. 前記二次セルは、前記無線リンクコントロールレイヤのキューされたデータがあるユーザ装置に対して持続するおおよその時間長さを推定する、請求項に記載の方法。
  4. 前記おおよその時間長さは、次の式を使用して決定され、
    但し、
    であり、tdrainは、おおよその時間長さであり、βは、あるユーザ装置のスループットを改善できるときの条件を考慮するための値にセットされる係数であり、BufLenは、あるユーザ装置に対してキューされる無線リンクコントロールレイヤのデータの量(ビット)であり、TotalRBsは、二次セルにより使用されるキャリアにおけるダウンリンクリソースブロックの合計数であり、Lfは、キャリアに対して計画される将来負荷レベルであり、そしてMaxRBsforUEは、このキャリアの移動平均としてあるユーザ装置に指定できるリソースブロックの最大理論パーセンテージである、請求項に記載の方法。
  5. 前記二次セルが、前記決定されたおおよその時間長さを、前記推定されるラウンドトリップ時間より所定の余裕だけ大きなスレッシュホールドと比較し、そして前記決定されたおおよその時間長さが前記スレッシュホールド以下であることに基づいて前記無線リンクコントロールレイヤに対する付加的なデータの要求を送信することを更に含む、請求項又はのいずれかに記載の方法。
  6. 前記要求されたデータの量を決定することは、次の式を使用して遂行され、
    request=(BufLen/tdrain)*(T+2*TX2−tdrain
    但し、Drequestは、決定された要求データ量であり、Tは、ターゲットバッファ遅延であり、そしてTX2は、一次及び二次のベースステーション間のリンクのレイテンシーであり、これはラウンドトリップタイムを使用して決定される、請求項に記載の方法。
  7. 前記二次セルが、あるユーザ装置に対するデアクチベーション要求を受信し、そのユーザ装置に対する無線リンクコントロールレイヤの残りのキューされたデータを破棄し、そしてデアクチベーションを処理することを更に含む、請求項1からのいずれかに記載の方法。
  8. 前記一次セルが前記二次セルにデアクチベーション要求を送信することを更に含む、請求項1からのいずれかに記載の方法。
  9. 前記一次セルが、前記二次セルにデアクチベーション要求を送信し、その後、あるユーザ装置によりどのパケットデータユニットが受信されたか示す情報を受け取り、そして前記あるユーザ装置により受信されなかったパケットデータユニットを前記あるユーザ装置に再送信することを更に含む、請求項1からのいずれかに記載の方法。
  10. 前記通信は、確認モードデータパケットデータユニットを送信するように前記一次セルに要求するためのメッセージを前記二次セルから前記一次セルへ送信することを含む、請求項1からのいずれかに記載の方法。
  11. 前記通信は、確認モードデータパケットデータユニットを含むメッセージを前記一次セルから前記二次セルへ送信することを更に含む、請求項1から10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記通信は、ユーザ装置から受信したハイブリッド自動リピート要求確認/否定確認情報を含むメッセージを前記一次セルから前記二次セルへ送信することを更に含む、請求項1から11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記通信は、ユーザ装置から受信したチャンネルクオリティ情報を含むメッセージを前記一次セルから前記二次セルへ送信することを更に含む、請求項1から12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記通信は、あるユーザ装置に対して前記一次セルから前記二次セルへ送信されたパケットデータユニットについてのみハイブリッド自動リピート要求確認/否定確認情報を含むメッセージを前記一次セルから前記二次セルへ送信することを更に含む、請求項1から13のいずれかに記載の方法。
  15. 請求項1から14のいずれかに記載の方法を遂行するための手段を備えた装置。
  16. コンピュータプログラムコードを含む1つ以上のメモリと、1つ以上のプロセッサとを備えた装置において、前記1つ以上のメモリ及びコンピュータプログラムコードは、1つ以上のプロセッサとで、請求項1から14のいずれかに記載の方法を装置に遂行させるよう構成された装置。
  17. 装置により使用するためのインストラクションを記憶するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記インストラクションは、請求項1から14のいずれかに記載の方法を装置に遂行させるためのコンピュータプログラムコードを含むものである、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  18. 一次セルが第1ベースステーションによりコントロールされそして二次セルが第2の異なるベースステーションによりコントロールされる通信システムのための装置において、無線リンクコントロールレイヤのデータに対して前記一次セルと二次セルとの間でフローコントロールを遂行するためのフローコントローラを備え、前記フローコントロールに基づき、前記無線リンクコントロールレイヤのデータが、前記第1と第2のベースステーション間のリンクを使用して前記第1と第2のベースステーション間で通信され、前記フローコントローラは、1つ以上のユーザ装置に対する二次セルにおけるキューされた無線リンクコントロールデータの深さを1つ以上のファクタに基づき動的にコントロールするものであり、
    前記二次セルによって、リンクを経て送られる元のパケットデータユニット要求と、リンクを経て受け取られる対応する応答メッセージとの間のタイムラグを推定する手段をさらに備え、その応答メッセージは、パケットデータユニットを含み、そして測定されたタイムラグは、ラウンドトリップタイムの推定値である、装置。
  19. 前記1つ以上のファクタは、前記二次セルの現在負荷、又は前記二次セルの計画された将来負荷、又はそれら現在負荷と計画された将来負荷との組み合わせを含む、請求項18に記載の装置。
  20. 一次セルが第1ベースステーションによりコントロールされそして二次セルが第2の異なるベースステーションによりコントロールされる通信システムにおいて、無線リンクコントロールレイヤのデータに対して前記一次セルと二次セルとの間でフローコントロールを遂行し;及び前記フローコントロールに基づき、前記無線リンクコントロールレイヤのデータを、前記第1と第2のベースステーション間のリンクを使用して前記第1と第2のベースステーション間で通信し;前記一次セルと二次セルとの間でのフローコントロールの前記遂行は、1つ以上のユーザ装置に対する二次セルにおけるキューされた無線リンクコントロールデータの深さを1つ以上のファクタに基づき動的にコントロールすることを含むものであり;前記二次セルにおいて、リンクを経て送られる元のパケットデータユニット要求と、リンクを経て受け取られる対応する応答メッセージとの間のタイムラグを推定し、その応答メッセージは、パケットデータユニットを含み、そして測定されたタイムラグは、ラウンドトリップタイムの推定値である;ステップをプロセッサに遂行させるプログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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