異なる図面において、同じ参照符号は、同じ要素又は類似の要素を指定している。
図1A、図2A、図3A、図4A、図5A及び図9Aは、カミソリハンドル12、シェービングカートリッジ14、アダプター16を備える、本願発明のウェット式カミソリ10を図示しており、このアダプター16は、シェービングアセンブリ18を形成するために、そのような図面に図示されるようにシェービングカートリッジ14に接続されることができる。
もっと正確に言えば、図1A〜図1K及び図2A〜図2Fは、一のシェービングカートリッジ14に対するスナップフィットによって、シェービングカートリッジ14に接続されたアダプターを図示し、図3A〜図3B及び図4A〜図4Hは、一のシェービングカートリッジ14に対してスライド可能に装着されたアダプターを図示し、図5A〜図5Bは、一のシェービングカートリッジ14を包囲することによって装着されたアダプターを図示し、及び、図9A〜図9Cは、フレームに対して反転可能に装着されたシェービング補助部を有するアダプターを図示する。
複数の図面に開示されたアダプターは、この後にさらに開示されるように、反転可能であるか又はそうではなくてもよい。
図面に記載されるように、シェービングカートリッジ14は、1つ又は複数のシェービングブレード20を有し、シェービングブレード20のそれぞれには、刃先22が設けられている。もっと正確に言えば、シェービングカートリッジ14はハウジング24を備え、当該ハウジング24は、前方縁24A及び後方縁24B、並びに上面24C及び反対側の下面24Dを有し、ハウジング24の中に1つ以上のシェービングブレード20が位置する(前方縁と後方縁との間に位置する)。シェービングブレード20は、ハウジングに設けられた弾性フィンガに対して移動可能に装着されてもよく、又は固定されてもよい。シェービングブレード20の数は、例えば1つと5つの間で備えてられてもよく、好ましくは3つ又は4つである。
ハウジング24は、好ましくは細長く、長手方向軸X−Xに沿って延在している。ガードバー26及びルブラ(lubra)28はそれぞれ、ハウジング24の上面24cに設けられてもよく、それぞれシェービングブレード20の前方及び後方に設けられてもよい。
各シェービングブレード20の刃先22は好ましくは、長手方向軸X−Xに沿って長手方向に延在する。
シェービングアセンブリには、シェービングアセンブリ18をカミソリハンドル12に接続するための接続手段が設けられている。もっと正確に言えば、シェービングカートリッジ14又はアダプター16のいずれかには、シェービングアセンブリ18をカミソリハンドル12に接続するための接続手段が設けられることができる。接続手段によれば、カミソリハンドル12とシェービングアセンブリ18との間の接続は固定されるか、又は回動可能である。
図面に記載された例において、接続手段30(図4H、図6及び図7に最も良く示される)は、カミソリハンドル12に関するシェービングアセンブリ18の回動(細長い軸X−Xまわりでの回動)を可能にするが、本願発明は、回動可能なシェービングアセンブリに限定されない。図示されるように、接続手段30は好ましくは、特にアダプター16が以下に詳細に記載されるように反転可能である場合に、シェービングカートリッジ14に(ハウジング24の下面24Dに)設けられる。
本願発明に開示された反転性は、2つの種類に関心がある。
− 長手方向軸X−Xまわりの反転性。
− 長手方向軸X−Xに対して感覚的に垂直である反転性。
接続手段30は、特にシェービングアセンブリ18がカミソリハンドル12に関して回動可能である場合に、軸受胴(shell bearing)を備えることができるが、本願発明は、この種類の接続手段に限定されない。加えて、ハンドル12は、シェービングカートリッジ14から分離可能であってもよく、又は、カミソリに従って分離不可能であってもよい。もっと正確に言えば、ハンドル12は、カミソリがシステムである場合に分離可能である(ブレードが鈍くなった場合にシェービングカートリッジ14が新しいものに交換されるが、ハンドルはそのままであることを意味する)。それに対して、カミソリが使い捨てのものである場合に、ハンドルは分離不可能である(ブレードが鈍くなった場合に、シェービングカートリッジ14及びハンドルの両方が新しいものに交換されることを意味する)。
本願発明のアダプター16には、少なくとも1つのシェービング補助部が設けられており、好ましくは、2つのシェービング補助部又は4つのシェービング補助部(図示せず)が設けられている。図面に記載された例において、アダプター16には、1つ又は2つのシェービング補助部32が設けられている(アダプター16がシェービングカートリッジ14に装着された場合に、それらのシェービング補助部32のうちの1つが最も前方のブレードの前方に位置しており、他の1つが最も後方のブレードの後方に位置する。)。シェービング補助部32は、長手方向軸X−Xに沿って長手方向に延在する。加えて、少なくとも1つの又は2つの他のシェービング補助部は、刃先に関して斜めにアダプターにさらに設けられてもよく、もっと正確に言えばその側面に設けられてもよい(記載されていない)。
図1A、図2A、図3A、図4A及び5Aに最も良く示されるように、アダプター16は好ましくはフレーム34を備え、当該フレーム34は、第1の壁36(上面)、第1の壁36に対して反対側の第2の壁38(下面)、第1の壁36から第2の壁38まで延在する側壁40、第1の端42、及び、第1の端42に対して反対側の第2の端44を有する。
第1の壁36は、第1の開口部36Aを有し、フレームの第2の壁38は、図1C、図2C、図3B、図4B〜図4F、図5B、図6及び図7に最も良く視認可能であるように第2の開口部38Aを有する。図1A、図2A、図3A、図4A及び図5Aを参照すると、フレーム34がシェービングカートリッジ14に装着された場合に、シェービングブレード20の刃先22は、アダプターによって少なくとも部分的に覆われておらず、好ましくは全体的に覆われておらず(図2A、図4A及び図5A)、シェービングを可能にするために、第1の開口部36Aを通じてアクセス可能である。それに対して、第2の開口部38Aは、接続手段30がカミソリハンドルへアクセス可能であり、且つカミソリハンドルに接続されることを可能にする。
アダプターが軸X−Xまわりで反転可能である場合に、第2の開口部38Aはまた、後で詳細に記載されるように設計される。それ故に、1つ以上のシェービングブレードの刃先は、少なくとも部分的に覆われておらず、アダプターが(軸X−Xまわりの回転によって)シェービングカートリッジ14に対して反転された場合に、第2の開口部38Aを通じてアクセス可能である。
図1A〜図1C及び図1H〜図1K、図2A〜図2F、図4A〜図4G並びに図5A〜図5Bを参照すると、アダプター16がシェービングカートリッジ14に対して反転可能に装着できる場合に、フレーム34は、シェービングカートリッジ14に対して反転可能に装着できてもよい。後者の場合において、シェービングブレード20の刃先22は、アダプター16によって少なくとも部分的に覆われておらず、好ましくは全体的に覆われておらず、且つ、シェービングを可能にするために、第2の開口部38Aを通じてアクセス可能である。それに対して、第1の開口部36Aは、接続手段30がアクセス可能であり、且つカミソリハンドルに接続されることを可能にする。それ故に、この場合において、アダプター16のフレーム34は、刃先22が第1の開口部36A又は第2の開口部38Aのいずれかを通じてアクセス可能であるように、シェービングカートリッジ14に対して装着されることができる。図1A〜図1C及び図1H〜図1K及び図2A〜図2F(スナップフィット)に記載された実施形態にとって、第1の開口部36A及び第2の開口部38Aの形状及び寸法に従って、シェービングカートリッジ14への接続は、第1の開口部36Aから得られてもよく、且つ/又は、第2の開口部38Aから得られてもよい(図1H及び図2E)。
アダプター16は、少なくとも1つのシェービング補助部を保持するように構成された少なくとも1つのシェービング補助部ホルダーをさらに備えることができる。もっと正確に言えば、(シェービングカートリッジ及びハンドルを有していない)アダプターのみを図示している図8に最も良く示されるように、アダプター16は、2つのシェービング補助部ホルダー46を備え、各シェービング補助部ホルダー46には、一のシェービング補助部32が設けられている。
アダプターが一のシェービング補助部32のみを有し、アダプターがシェービングカートリッジに取り付けられる(図1Aに示される)場合に、一のシェービング補助部ホルダー46のみが設けられており、アダプター16がシェービングカートリッジ14に対して装着される場合に、アダプター16がシェービングカートリッジ14に関して外側に延在している。シェービング補助部ホルダー46は、最も前方のブレードの前方部に(ガードバー26が存在する場合にガードバー26の前方に)位置することができ、又は、図1Aに記載されるように、最も後方のブレードの後方部に(ルブラ28が存在する場合にルブラ28の後方に)位置することができる。
一のシェービングカートリッジに取り付けられる(図2A、図3A、図4A及び図5Aに示される)場合に、シェービング補助部ホルダー46の一方は、アダプター16がシェービングカートリッジ14に対して装着された場合に、シェービングカートリッジ14に関して外側に延在しており、最も前方のブレードの前方部に(ガードバー26が存在する場合にガードバー26の前方に)位置することができる。シェービング補助部ホルダー46の他方は最も後方のブレードの後方部に(ルブラ28が存在する場合にルブラ28の後方に)位置することができる。
シェービング補助部32のそれぞれは、シェービング補助部本体32を有し、当該シェービング補助部本体32は好ましくは中実であり、潤滑剤、保湿剤、調整剤、及び/又は剥離剤(exfoliant)を備えることができる。
シェービング補助部32は、シェービング補助部32には2つの対向面が設けられるように設計されることができる。もっと正確に言えば、各シェービング補助部32は、第1面32Aと、反対側の第2面32Bとを有する。シェービング補助部の形状は、それらがシェービング中に肌と接触状態になる一の面32A又は32Bを提供する限り、様々な種類であってもよく、例えば、第1面32A及び第2面32Bの形状は正方形状の表面、矩形状の表面、又は卵形状の表面等であってもよい。各シェービング補助部32の厚さT32は、アダプターの高さ及びシェービングカートリッジ14の高さに適合されており、それによって、アダプターがシェービングカートリッジ14に装着された場合に、対応する面32A(又は32B)は、シェービング中に使用者の肌と接触状態になる(及び、刃先の少なくとも1つも、シェービング中に使用者の肌と接触状態になる)。
シェービング補助部ホルダーは、シェービング中に、第1面32A及び第2面32Bの1つのみが各シェービング補助部32のために使用されるように、シェービング補助部32を保持するように構成される。このことは、図1Aに記載されるように、シェービング補助部32の第1面32Aがシェービング中に使用されることができる場合に、反対側の面32Bがシェービンングのために使用されるようにアクセス不可能であることを意味する。このことは、図2A、図3A、図4A及び図5Aに記載されるように、アダプターには2つのシェービング補助部が設けられる場合に、シェービング補助部32の2つの第1面32Aがシェービング中に使用されることができるのに対して、2つの反対側の面32Bは、シェービングのために使用されるようにアクセス不可能であることを意味する。
アダプター16が軸X−Xまわりに反転可能である場合に、各シェービング補助部32の両面は、連続して使用されることができる。実際には、各シェービング補助部32の第1面32Aは、刃先22が第1の開口部36Aを通じてアクセス可能である場合に有益であるのに対して、各シェービング補助部32の第2面32Bは、(アダプターをシェービングカートリッジに対して反転させた後で)刃先22が第2の開口部38Aを通じてアクセス可能である場合に有益である。それ故に、シェービング補助部32の第1面32Aが使い古された場合に、アダプター16は(図1G、図2F及び図4Gに記載されるように)、各シェービング補助部32の第2面32Bがさらなるシェービング中に使用されることができるように使用者によって反転されることができる。
既に述べたように、本願発明のアダプターは、スナップフィットによって及び/又は包囲することによって、シェービングカートリッジに対してスライド可能に装着されることができる。加えて、本願発明のアダプターは、反転可能であってもよく、又は反転不可能であってもよい。(反転又は新しいアダプターのいずれかによって)交換させるために、アダプターは好ましくは、シェービングカートリッジから分離可能である。加えて、本願発明のアダプターは、長手方向軸X−Xまわりで反転可能であってもよく、且つ/又は長手方向軸X−Xに対して横断方向で反転可能でもよい。
アダプター16は好ましくは、シェービングカートリッジ14に装着されることができ、且つシェービングカートリッジ14に自然に維持されることができるようにシェービングカートリッジ14を摩擦で受容する。このことは、アダプター16のフレーム34がシェービングカートリッジ14のハウジング24と摩擦によって協働するように設計されることを意味する。
アダプターはまた、シェービングカートリッジに弾性的に装着可能であってもよい。もっと正確に言えば、アダプターのフレーム34は、シェービングカートリッジ14に対するその接続中に弾性的に変形してもよい。このことは、フレーム34の弾性がシェービングハウジング24の弾性よりも高くなることを意味する。
摩擦力及びアダプターの弾性によれば、装着後に、アダプター16は、シェービングカートリッジ14に最終的に接続されることができ、又は、好ましくはシェービングカートリッジ14に解放可能に(つまり、分離可能に)接続されることができる。アダプター16がシェービングカートリッジ14に解放可能に接続された場合に、アダプター16とシェービングカートリッジ14との間の摩擦により、アダプター16がシェービングカートリッジ14に対して維持されるようになり、それによって、分離のリスクなしにシェービングを可能にする。加えて、シェービングカートリッジ14からのアダプター16の自発的な解放/分離は、(子供がシェービングカートリッジからのアダプターの分離を得る)かなりの力の使用なしに、及び任意の道具の手助けなしに実現されることができる。
アダプター16がシェービングカートリッジ14に解放可能に(分離可能に)接続された場合に、使用者は、アダプターによってシェービングすることができ、又はアダプターなしでシェービングすることができる。加えて、シェービング補助部32が使い古された場合に、使用者は新しいアダプターとアダプターを交換することができるとともに、同じシェービングカートリッジ14及び同じカミソリハンドル12を維持する。
要約すると、上述したように、アダプターとカートリッジとの間の様々な種類の接続(スナップフィット、スライド、包囲)に関連して、本願発明のアダプター16は、シェービングカートリッジ14に反転可能に装着されることができる。
アダプター16の反転性は、(図1A−11C及び図1F〜図1K、図2A〜図2F及び図4A〜図4H、並びに図5A〜図5Bを参照すると)上記のような反転可能なフレーム34によって、及び/又は、この後に図9A−9C及び10を参照して記載されるような反転可能なシェービング補助部32によって、得られることができる。シェービング補助部32が使い古された場合に、使用者はそれ故に、シェービングカートリッジ14に対してアダプター16のフレーム34を反転させることができ、又は、シェービングカートリッジに対してシェービング補助部を反転させることができ、もっと正確に言えば、それらが反転可能に取り付けられるフレームに対してシェービング補助部を反転させることができる。加えて、シェービング補助部は、使い古された場合に他のものと交換できるように、又は、その第2面が使用されることを可能にするために、フレームに対して反転された状態を維持されることができるようにフレームに関して解放可能とされることができる。
シェービング補助部32がシェービング補助部ホルダー46に対して解放不可能に(分離不可能に又は分離不能に)維持された場合に、それらのシェービング補助部32は好ましくは、シェービング補助部ホルダー46に成形される。図8に最も良く示されるように、この場合には、シェービング補助部ホルダー46には好ましくは、製造中にシェービング補助部32が広がることができる孔48が設けられてもよい。製造後に、シェービング補助部32は、シェービング補助部ホルダー46に固定されるように、シェービング補助部ホルダー46から分離不可能である。
シェービング補助部ホルダー46は、アダプター16のフレーム34と一体とされることができ、図6に記載されるように、シェービング補助部ホルダー46がフレーム34に解放不可能に(分離不可能に)接続されるように、側壁40から延在することができる。
シェービング補助部32が使い古された場合に、使用者は、それが反転可能でない限り、アダプター16全体を新しいものと交換する必要がある。
図9A〜図9Cを参照すると、シェービング補助部32は、シェービング補助部ホルダー46に取り付けられ、好ましくは解放不可能に取り付けられるのに対して、シェービング補助部ホルダー46のそれぞれは、フレーム34に反転可能に装着され、例えば、フレーム34に回転可能に装着される。図9A〜図9Cに記載されるように、シェービング補助部ホルダー46は、フレーム34に対して回転させることができ、それによって、使い古された場合に、第1面32Aは、シェービングカートリッジ14からアダプター16を分離することなく、さらなるシェービングのための反対側の第2面32Bと置換されることができる。もっと正確に言えば、図9Aは、シェービング中に使用されるべき両方の第1面32Aを有するアダプターを図示しており、図9Bは、例えばシェービング補助部を回転させることによって面(第1面から第2面へ)を反転させる方法を図示しており、図9Cは、シェービング中に使用されるべき一の第2面32Bを有するアダプター(他のシェービング補助部32は、その第1面32Aと共に既に使用される)を図示する。アダプター16はそれ故に、シェービング中に両方の第1面32A、両方の第2面32B、又は、第1面32A及び第2面32Bの混合のいずれかで使用されることができる。シェービング補助部ホルダー46は、フレーム34に対して反転させた場合に、シェービング補助部32の機能を避けるために、フレーム34に対してわずかにスライド可能に装着されてもよい。
図10を参照すると、シェービング補助部32は、シェービング補助部ホルダー46に取り付けられるのに対して、シェービング補助部ホルダー46のそれぞれがフレーム34に対して解放可能に装着される。シェービング補助部ホルダー46は、フレーム34に対して取り付けられることができ、且つフレーム32から分離されることができる。それによって、使い古された場合に、アダプター16をシェービングカートリッジ14から分離することなくさらなるシェービングのために、第1面32Aは、反対側の第2面32Bと置換されることができる。フレーム34は、スライドすることによって、(図10に図示されるような)スナップフィットによって、又は包囲することによって、シェービングカートリッジに対する取付を可能にしてもよい。
我々は、(図1A〜図1Kに示されるように)スナップフィットによってシェービングカートリッジに取り付けられたアダプターを使用する方法を記載する。図1A〜図1Cは、反転可能であるアダプター及び反転可能ではないアダプターを示す。図1D及び図1Eは、新しいものとのアダプターの交換を示す。図1F及び図1Gは、軸X−Xに対して少なくとも垂直に反転したアダプターを示しており、図1H及び図1Jは、軸X−Xまわりで少なくとも反転したアダプターを示しており、図1Kは軸X−Xに対して垂直に反転し、且つ軸X−Xまわりで反転したアダプターを示す。
図1B〜図1D、図1F、及び図1Hに最も良く示されるように、1つ以上の突起50は、取付を可能にするために、フレーム34に設けられることができ、スナップフィットが起こった後でシェービングカートリッジ14に対してアダプター16をしっかりと維持することができる。実際に、アダプターは、例えばその幾何学形状(第1の開口部36A、第2の開口部36B、突起50等)及びシェービングカートリッジ14の幾何学形状に従って、反転可能であってもよい。
図1A〜図1Eを参照すると、アダプター16が反転可能ではない場合に、シェービング補助部の第1面32Aのみがシェービング中に使用される。それ故に、シェービング補助部32の第1面32Aが使い古された場合に、使用者は、アダプター16を新しいものと交換する。図1Bに最も良く記載されるように、使用者は、シェービングカートリッジ14からアダプター16を分離しており、もっと正確に言えば例えば方向D1において、シェービングカートリッジ14からアダプター16を外すことによって、フレーム34を分離する。アダプターが図1Cに示されるようにシェービングカートリッジ14から完全に分離した場合に、使用者は、例えば(方向D1に対して反対である)方向D2において、図1Dに示されるようなスナップフィットによって新しいアダプター16を取り付けることができ、(新しいアダプターが設けられた)図1Eに記載されるようなカミソリによってシェービングすることができる。シェービング補助部32は図1Aに記載されるように、例えば刃先の前方へ位置することができ、アダプターの交換後には、シェービング補助部32は再び、図1Eに記載されるように刃先の前方に位置することができる。
図1A〜図1Cを参照すると、且つ図1F〜図1G又は図1Kにさらに参照すると、アダプター16が軸X−Xに対して垂直に反転可能である場合に、使用者は、使用者が刃先22に関してシェービング補助部32の位置を変更するように、フレーム34を反転させることができる。実際に、使用者は、例えば方向D1において、(図1Bに示されるように)シェービングカートリッジ14からフレーム34を外すことによって、フレーム34をシェービングカートリッジ14から分離する。アダプター16が(図1Cに示されるように)シェービングカートリッジ14から完全に分離した場合に、使用者は、(図1Fに示されるように)シェービングカートリッジ14に対するその位置を変更するために、アダプター16を回転させることができ、(図1Gに示されるように)アダプター16をシェービングカートリッジ14に接続するためにアダプター16をスナップフィットすることができる。図1Aに記載されるように、分離前に、アダプター16は、上から見た場合に(又は図1Aのような上面斜視図から見た場合に)、シェービングカートリッジ14の左側に設けられたその第1の端42を有し、その第2の端44が右側に位置する。それに対して、アダプター16が軸X−Xに対して垂直に反転した後では、その第1の端42は、上から見た場合に(又は図1Gのような上面斜視図から見た場合に)、シェービングカートリッジ14の右側に設けられ、その第2の端44は、左側に位置する。加えて、本願に開示された反転性が軸X−Xに対して垂直に起こるものに関わるので、分離前に、(図1Aに示されるように)第1の壁36(アダプター16の上面)がシェービングカートリッジ14の上面24Cに位置しており、第2の壁38(アダプター16の下面)がシェービングカートリッジ14の下面24Dに位置している。アダプター16が軸X−Xに対して垂直に反転した後では、(図1Gに示されるように)第1の壁36(アダプター16の上面)は依然としてシェービングカートリッジ14の上面24Cに位置しており、第2の壁38(アダプター16の下面)は依然としてシェービングカートリッジ14の下面24Dに位置する。カミソリは再び、シェービングするための準備ができている。
図1A〜図1Cを参照すると、及び図1H〜図1J又は図1Kにさらに参照すると、アダプター16が軸X−Xに関して反転可能である場合に、使用者は、例えばシェービング補助部32の第1面32Aが使い古された場合に、シェービング補助部32の第2面32Bがシェービング中に使用されることができるように、フレーム34を反転させることができる。実際には、使用者は、例えば方向D1において、(図1Bに示されるように)シェービングカートリッジ14からフレーム34を外すことによって、フレーム34をシェービングカートリッジ14から分離する。アダプター16が(図1Cに示されるように)シェービングカートリッジ14から完全に分離した場合に、使用者は、(上記に開示されるように、且つ図1Dを参照すると)アダプターを新しいアダプターと交換することができるか、又は、例えば以下に記載されるように、使用者は、アダプターを反転させてシェービングカートリッジ14にアダプターを取り付けることができる。
図1Aに記載されるように、刃先22を覆っていたフレームの第1の開口部36Aは、シェービングカートリッジ14に対してフレーム34を反転させた後で、ハウジング24の下面24D(図示せず)を覆っている。それに対して、(図6に示されるように)ハウジング24の下面24Dを覆っていた第2の開口部38Aは次いで、シェービングカートリッジ14に対してフレーム34を反転させた後で、(図1J及び図1Kに示されるように)シェービングブレード20を覆っている。上面24Cでシェービングカートリッジ14に接続されたアダプター16の第1の開口部36Aは、反転後に、ハウジングの下面24Dに接続される。それに対して、下面24Dでシェービングカートリッジ14に接続されたアダプター16の第2の開口部36Bは、軸X−Xまわりの反転後に、ハウジングの上面24Cに接続される。次いで、使用者は、例えばハウジング24Dの下側から、アダプター16をシェービングカートリッジ14に近づけることができる(図1Hに示される)。使用者は次いで、(図1Jに示される)完全な取付まで、シェービングカートリッジ14に対してアダプター16をスナップフィットすることができる(図1Iに示される)。その後、カミソリは、さらなるシェービングのためにシェービング補助部32とともに再び使用される準備ができている。もっと正確に言えば、カミソリのシェービング補助部32は、その第2面32Bでシェービングするために使用される。刃先22に関するシェービング補助部32の位置も変更される。例えば(図1Aに示される)刃先22の後方に位置したシェービング補助部32は現在、刃先22の前に位置している(図1Jに示される)。言い換えると、分離前に、アダプター16は、上から見た場合(又は図1Aのような上面斜視図から見た場合)にシェービングカートリッジ14の左側に設けられたその第1の端42を有し、その第2の端44が右側に位置する。アダプターが軸X−Xまわりで反転した後で、上から見た場合に(又は図1Jのような上面斜視図から見た場合に)、その第1の端42は、シェービングカートリッジ14の左側に依然として設けられており、その第2の端44は依然として右側に位置する。加えて、本願に開示された反転性が軸X−Xまわりで起こることに関心があるので、分離前に、第1の壁36(アダプター16の上面)がシェービングカートリッジ14の上面24Cに位置し、第2の壁38(アダプター16の下面)がシェービングカートリッジ14の下面24Dに位置する(図1Aに示す)。アダプター16が軸X−Xに対して垂直に反転した後で、第1の壁36(アダプター16の上面)は現在、シェービングカートリッジ14の下面24Dに位置しており、第2の壁38(アダプター16の下面)は現在、シェービングカートリッジ14の上面24Cに位置する(図1J又は図1Kに示す)。カミソリは、再びシェービングするための準備ができている。
使用者が(刃先22に関して)シェービング補助部の位置も変更したい場合に、使用者は、アダプターを軸X−Xに対して垂直にさらに反転させなければならない。この場合において、アダプターは、上から見た場合に(又は図1Aのような上面斜視図から見た場合に)、シェービングカートリッジ14の左側に設けられたその第1の端42を有し、その第2の端44は、右側に位置する。それに対して、アダプター14が軸X−Xに対して垂直に反転し且つ軸X−Xまわりで反転した後で、その第1の端42は、上から見た場合に(又は、図1Kのような上面斜視図から見た場合に)シェービングカートリッジ14の右側に設けられており、その第2の端44は、左側に位置する。カミソリは、再びシェービングするための準備ができている。
図1A〜図1Kに記載されたこの実施形態から離れて、他の図面に記載された実施形態には、2つのシェービング補助部32が設けられているが、それらには、上記に開示したように1つのシェービング補助部32が設けられてもよい。加えて、この後に開示された反転性は、軸X−Xまわりで行われたものである。この反転性は、上記に開示されたように、軸X−Xに対して垂直に起こる反転性と置き換わることができ、且つ/又は組み合わされて起こることができる。
我々は次いで、図2A〜図2Fに記載された実施形態のアダプターを使用する方法を記載しており、この方法において、アダプターは、スナップフィットによってシェービングカートリッジに対して取り付けられる。
図1A〜図1Kに開示されたアダプターのように、図2A〜図2Dに開示されたアダプターは、反転可能であってもよく、又は反転可能ではなくてもよい。それに対して、図2E〜図2Fは、反転可能なアダプターのみを示す。図2B〜図2Eに最も良く示されるように、1つ以上の突起50は、その取付を可能にするためにフレーム34に設けられており、スナップフィットが起こった後で、シェービングカートリッジ14に対してアダプター16をしっかりと維持することができる。実際に、アダプターは、例えばその幾何学形状(第1の開口部36A、第2の開口部36B、突起50等)及びシェービングカートリッジ14の幾何学形状に従って、反転可能であってもよい。
図2A〜図2Dを参照すると、アダプター16が反転可能ではない場合に、シェービング補助部の第1面32Aのみがシェービング中に使用される。それ故に、シェービング補助部32の第1面32Aが使い古された場合に、使用者は、アダプター16を新しいアダプターと交換する。図2Bに最も良く記載されるように、使用者は、シェービングカートリッジ14からアダプター16を分離し、もっと正確に言えば、例えば方向D1においてアダプターをシェービングカートリッジから外すことによって、フレーム34を分離する。図2Cに示されるように、アダプターがシェービングカートリッジ14から完全に分離した場合に、使用者は、例えば(方向D1と反対方向である)方向D2において、図2Dに示されるようなスナップフィットによって新しいアダプター16を取り付けることができ、図2Aに示されるように、(新しいアダプターが設けられた)カミソリによってシェービングすることができる。
図1A〜図1Dを参照すると、且つ図1E〜図1Fをさらに参照すると、アダプター16が反転可能である場合に、使用者は、シェービング補助部32の第1面32Aが使い古された場合にフレーム34を反転させることができる。それによって、シェービング補助部32の第2面32Bはシェービング中に使用されることができる。実際に、使用者は、例えば方向D1において、アダプターをシェービングカートリッジから外すことによって、フレーム34をシェービングカートリッジ14から分離する(図2Bに示される)。(図2Cに示されるように)前記アダプター16がシェービングカートリッジ14から完全に分離した場合に、使用者は、(上記に開示されるように、且つ図2Dを参照して)そのアダプターを新しいアダプターと交換することができるか、又は、使用者は例えば以下に開示されるように、アダプターを反転させて、シェービングカートリッジ14に対してアダプターを取り付けることができる。
図2Aに記載されるように刃先22を覆っていたフレームの第1の開口部36Aは、フレーム34をシェービングカートリッジ14に対して反転させた後で、ハウジング24の下面24Dを覆っている(図示せず)。それに対して、(図6に示されるように)ハウジング24の下面24Dを覆っていた第2の開口部38Aは、(図2Fに示されるように)フレーム34をシェービングカートリッジ14に対して反転させた後で、シェービングブレード20を覆っている。上面24C上でシェービングカートリッジ14に接続されるアダプター16の第1の開口部36Aは、反転後に、ハウジングの下面24Dに接続される。それに対して、下面24D上でシェービングカートリッジ14に接続されるアダプター16の第2の開口部36Bは、反転後に、ハウジングの上面24Cに接続される。次いで、使用者は、例えば(図2Eに示されるように)ハウジング24Dの上側から、アダプター16をシェービングカートリッジ14に近づけることができる。使用者は次いで、(図2Fに示されるような)完全な取付まで、アダプター16をシェービングカートリッジ14に対してスナップフィットさせることができる。その後、カミソリは、さらなるシェービングのために、シェービング補助部32とともに再び使用される準備ができている。もっと正確に言えば、現在シェービングのために使用されるカミソリのシェービング補助部32はそれらの第2面32Bである。
我々は、図3A及び図3Bを参照してスライドによってシェービングカートリッジに対して取り付けられたアダプターの使用方法を記載する。この実施形態のアダプターは反転可能ではない。
アダプター16が反転可能ではない場合に、シェービング補助部の第1面32Aのみがシェービング中に使用される。それ故に、シェービング補助部32の第1の面32Aが使い古された場合に、使用者は、アダプター16を新しいアダプターと交換する。図3Bに最も良く示されるように、使用者は、特に矢印F1に沿ってアダプターをシェービングカートリッジからスライドさせ、シェービングカートリッジ14をフレーム34の第1の端42に設けられた第1の端開口部42A内に通過させることによって、もっと正確に言えば軸X−Xに沿ってアダプターをスライドさせることによって、シェービングカートリッジ14からアダプター16を分離し、もっと正確に言えばフレーム34を分離する。当然ながら、使用者は、(矢印F1と反対向きである)矢印F2に沿ってアダプター16に関してシェービングカートリッジ14をスライドさせることによって、シェービングカートリッジ14からアダプター16を分離することもできる。つまり、使用者は、両方の動き(矢印F1に沿ってアダプターをスライドさせ、且つ矢印F2に沿ってシェービングカートリッジをスライドさせる)を組み合わせることもできる。第1の端開口部42Aは、シェービングカートリッジ14がハンドル本体12に接続された場合でさえ、シェービングカートリッジ14に関してアダプター16のスライドを可能にするために図面に示されるように設計されてもよい。このことは、シェービングカートリッジ14からアダプター16をスライドさせる場合に、シェービングカートリッジ14をハンドル本体12から分離する必要性が存在しないこと意味する。アダプター16には好ましくは、その第2の端44に第2の端開口部44Aが設けられてもよく、それによって、シェービングカートリッジ14に対するアダプターのスライドは真空効果を生み出すことなく容易に行うことができる。
図3Bに記載されるように、アダプターがシェービングカートリッジ14から完全に分離した場合に、使用者は、シェービングカートリッジ14をフレーム34の第1の端開口部42A内に通過させることによって、例えばアダプター16を(矢印F1と反対向きである)矢印F2に沿ってスライドさせることによって、新しいアダプター16を取り付けることができる。その後、使用者は、図3Aに図示されるようにカミソリによってシェービングすることができる。当然ながら、シェービングカートリッジからのアダプターの分離に関して繰り返し言うが、使用者はまた、矢印F1に沿ってアダプター16に関してシェービングカートリッジ14をスライドさせ、シェービングカートリッジ14をフレーム34の第1の端開口部42A内に通過させることによって、アダプター16をシェービングカートリッジ14に対して取り付けることもできる。使用者はまた、両方の動き(矢印F2に沿ってアダプターをスライドさせ、矢印F1に沿ってシェービングカートリッジをスライドさせる)を組み合わせることができる。図3Bに最も良く示されるように、1つ以上の突起50は、その取付を可能にするためにフレーム34に設けられており、安全なシェービングの準備ができているために、スライドが起こった後で、シェービングカートリッジ14に対してアダプター16をしっかりと維持することができる。
私たちは、図4A〜図4Hを参照して、スライドによってシェービングカートリッジに取り付けられたアダプターの他の実施形態の使用方法を記載する。
スライドするアダプターのこの実施形態において、アダプター14には、第1の端42及び第1の端42と反対側である第2の端44が設けられることができ、第1の端42及び第2の端44は図4A〜図4Hに記載されるように、U字形状を有する。この場合において、U字形状に起因して第1の端42及び第2の端44には、(スライドによる)シェービングカートリッジの通過を可能にする開口部42A及び44Aが設けられているので、真空効果を避けるために以前に記載されたような第2の端孔の必要性が存在しない。アダプター16をシェービングカートリッジ14に対して取り付けるために、アダプター16は、シェービング補助部32の第1面32A(図4A)を使用する場合にその第2の端44(図示せず)によって、又は、例えば、シェービング補助部32の第2面32Bを使用する場合に図4Fに図示されるようなその第1の端42によって、シェービングカートリッジ14に対してスライドする。
アダプター16が反転可能ではない場合に、シェービング補助部の第1面32Aのみがシェービングのために使用される。それ故に、シェービング補助部32の第1面32Aが使い古された場合に、使用者は、アダプター16を新しいアダプターと交換する。図4Bに最も良く記載されるように、使用者は、特に矢印F1に沿ってアダプター16をシェービングカートリッジ14からスライドさせ、且つシェービングカートリッジ14をフレーム34の第1の端42に設けられた第1の端開口部42A内に通過させることによって、もっと正確に言えば軸X−Xに沿ってアダプター16をスライドさせることによって、シェービングカートリッジ14からアダプター16を分離し、もっと正確に言えばフレーム34を分離する。当然ながら、使用者は、(矢印F1と反対側である)矢印F2に沿ってアダプター16に関してシェービングカートリッジ14をスライドすることによって、アダプター16をシェービングカートリッジ14から分離することができる。また、使用者はまた、両方の動き(矢印F1に沿ってアダプターをスライドさせ、矢印F2に沿ってシェービングカートリッジをスライドさせる)を組み合わせることができる。第1の端開口部42Aは、シェービングカートリッジ14がハンドル本体12に接続された場合でさえ、シェービングカートリッジ14に関するアダプター16のスライドを可能にするために図面に図示されるように設計されてもよい。このことは、アダプター16をシェービングカートリッジ14からスライドさせる場合に、ハンドル本体12からシェービングカートリッジ14を分離する必要がないことを意味する。図4Bに記載されるように、アダプターがシェービングカートリッジ14から完全に分離した場合に、使用者は、シェービングカートリッジ14をフレーム34の第1の端開口部42A内に通過させることによって、例えば(矢印F1と反対向きである)矢印F2に沿ってスライドすることによって、新しいアダプター16を取り付けることができる。その後、使用者は、図4Aに記載されるようなカミソリによってシェービングすることができる。当然ながら、シェービングカートリッジからのアダプターの分離に関して繰り返して言うが、使用者はまた、矢印F1に沿ってアダプター16に関してシェービングカートリッジ14をスライドさせ、シェービングカートリッジ14をフレーム34の第1の端開口部42A内に通過させることによって、アダプター16をシェービングカートリッジ14に取り付けることができる。使用者は、両方の動き(矢印F2に沿ってアダプターをスライドさせ、矢印F1に沿ってシェービングカートリッジをスライドさせる)を組み合わせることもできる。
図4B及び図4Fに最も良く示されるように、1つ以上の突起50は、取付を可能にするために、フレーム34に設けられることができ、シェービングのためにスライドが起こった後で、シェービングカートリッジ14に対してアダプター16をしっかり維持することができる。
そのようなアダプターが反転可能である場合に、使用者は、シェービング補助部32の第1面32Aが使い古された場合にフレーム34を反転させることができる。それによって、シェービング補助部32の第2面32Bがシェービング中に使用されることができる。実際に、使用者は、(図4Bに示されるように)矢印F1に沿ってフレーム34をシェービングカートリッジ14からスライドさせ、シェービングカートリッジ14をフレーム34の第1の端開口部42A内に通過させることによって、もっと正確に言えば軸X−Xに沿ってフレーム34をスライドさせることによって、フレーム34をシェービングカートリッジ14から分離する。(図4Bに示されるように)アダプターがシェービングカートリッジ14から完全に分離した場合に、使用者は、(図4C〜図4Eに示されるように)例えば軸X−Xまわりで回転する/回すことによってアダプターを反転させることができる。図4Aに示されるように、刃先22を覆っていたフレームの第1の開口部36Aは、シェービングカートリッジ14に対してフレーム34を反転させた後で、(図4Hに示されるように)ハウジング24Dの下部分を覆っている。それに対して、(図7に図示されるように)ハウジング24Cの上面を覆っていた第2の開口部38Aは、(図4Gに示されるように)シェービングカートリッジ14に対してフレーム34を反転させた後で、シェービングブレード20を覆っている。上面24Cでシェービングカートリッジ14に接続されていたアダプター16の第1の開口部36Aは、反転後に、ハウジングの下面24Dに接続される。それに対して、下面24Dでシェービングカートリッジ14に接続されていたアダプター16の第2の開口部36Bは、反転後に、ハウジングの上面24Cに接続される。使用者は次いで、(図4Gに図示されるような)完全な取付まで、(図4Fに図示されるように)シェービングカートリッジ14に対してアダプター16をスライドさせることができる。その後、カミソリは、さらなるシェービングのために、シェービング補助部32とともに再び使用される準備ができている。
我々は、(図5A及び図5Bに示されるように)包囲することによってシェービングカートリッジに取り付けられたアダプターを使用する方法を記載する。
アダプター16が反転可能ではない場合に、このことは、シェービング補助部の第1面32Aのみがシェービング中に使用されることができることを意味する。それ故に、シェービング補助部32の第1面32Aが使い古された場合に、使用者は、アダプター16を新しいものと交換する。シェービング補助部32のそれぞれには第1面32A及び第2面32Bが設けられており、且つそれらの面のそれぞれがシェービング中に肌と接触することができる場合には、図5A及び図5Bに記載されるように、アダプターは反転可能である。アダプター14のフレーム34は、例えばヒンジ35によって互いに回動可能に接続された2つの部品34A及び35Bを備える。このヒンジ35の反対側には、いくつかのタブ33が、図5Aに図示されるように、アダプター14の閉鎖を確実にするために、フレーム34に設けられることができる。
アダプター16が反転可能ではない場合に、シェービング補助部の第1面32Aはシェービング中に使用される。それ故に、シェービング補助部32の第1面32Aが使い古された場合に、使用者は、アダプター16を新しいものと交換する。図5Bに最も良く記載されるように、使用者は、ヒンジ35まわりでフレームの一方の部品を他方の部品に関して回動させることでアダプター16を開く。使用者は次いで、アダプター16内にシェービングカートリッジを包囲することによって新しいアダプター16を取り付けることができ、図5Aに図示されるように、カミソリ10によってシェービングすることができる。
そのようなアダプターが反転可能である場合に、使用者は、シェービング補助部32の第1面32Aが使い古された場合にフレーム34を反転させることができ、それによって、シェービング補助部32の第2面32Bがシェービング中に使用されることができる。実際に、使用者は、(図5Bに図示されるように)ヒンジ34を開くことによって、シェービングカートリッジ14からフレーム34を分離する。(図5Bに示されるように)アダプターがシェービングカートリッジ14から完全に分離された場合に、使用者は例えば、軸X−Xまわりでアダプターを回すことによってアダプターを反転させることができる。図5Aに記載されるように、刃先22を覆っていたフレームの第1の開口部36Aは、シェービングカートリッジ14に対してフレーム34を反転させた後で、ハウジング24Dの下部分を覆っている(図示せず)。それに対して、ハウジングの下面を覆っていた第2の開口部38Aは、シェービングカートリッジ14に対してフレーム34を反転させた後でシェービングブレード20を覆っている(図示せず)。上面24Cでシェービングカートリッジ14に接続されたアダプター16の第1の開口部36Aは、反転後に、ハウジングの下面24Dに接続される。それに対して、その下面24Dにおいてシェービングカートリッジ14に接続されたアダプター16の第2の開口部36Bは、反転後に、ハウジングの上面24Cに接続される。その後、カミソリは、さらなるシェービングのために、シェービング補助部とともに再び使用される準備ができている。
上記に開示されたアダプターのそれぞれには、シェービング補助部ホルダー46が設けられていることができる。このシェービング補助部ホルダー46は、フレーム34と一体であり、又は、例えば図8に記載されるように、アダプター16のフレーム34から切り離されるように、フレームに取り外し可能に取り付けられる。この場合において、シェービング補助部32が使い古された場合に、フレーム16は、シェービングカートリッジ14に対して維持されることができ、使用者は、シェービング補助部32を新しいものと交換するために、シェービング補助部ホルダー46を取り外すことができ、或いは、使用者は、シェービング補助部ホルダー46を反転させることができる。
反転性に関して議論する場合に、フレームに設けられたシェービング補助部のうちの少なくとも1つが2つの対向面を有し、前記2つの対向面のそれぞれがその面を反転させることによってシェービング中に連続して使用されることができることを意味することは理解されるべきである。一のシェービング補助部32の対向する面32A及び32Bのこの反転は、シェービングカートリッジ14に対して完成したアダプター16(もっと正確に言えばフレーム34)を反転させることによって、及び/又は、フレーム34に関してシェービング補助部32のホルダー46を反転させることによって、得られてもよい。アダプター(フレーム及び/又は各シェービング補助部)の反転性は、特に回すことによって又は反転によって得られる。
シェービング補助部32は好ましくは、フレーム34に関して静止している。このことは、シェービング補助部32のホルダー46が特にシェービング中にフレーム34に関して移動することができないことを意味する。しかしながら、本願発明は、この種の実施形態に限定されない。シェービング補助部32は、フレーム34に関して移動可能とされてもよく、例えば、シェービング補助部32のホルダー46がフレーム34に関して曲げることができ、又は平行移動することができる。
アダプターは好ましくは、プラスチック、例えばPP、PS及び/又はABSなどの熱可塑性物質の中から選択された材料を備える。
本願発明のアダプターには、(アダプターの都合が悪い分離のリスクを避ける)安全なシェービングのために、シェービングカートリッジ14に対するアダプター16の取付を可能にし、且つ、スライドが起こった後でシェービングカートリッジ14に対してアダプター16をしっかりと維持することを可能にするように、フレーム34に1つ以上の突起50が設けられることができる。他の手段がシェービングの際にアダプターの都合が悪い分離のリスクを避けるために、シェービングカートリッジに対してアダプターをしっかりと保持するように設けられることができる。
本願発明のアダプターの反転性は、上記に開示したように、シェービングカートリッジに対してアダプターを回動する/回す/旋回することによって得られる。