JP6594150B2 - Control device for automatic transmission and control method for automatic transmission - Google Patents
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Description
本発明は、自動変速機の制御装置及び自動変速機の制御方法に関する。 The present invention relates to an automatic transmission control device and an automatic transmission control method.
電動オイルポンプの起動時に電動オイルポンプを一時的に高速回転させる技術が特許文献1に開示されている(例えば、段落0010参照)。 A technique for temporarily rotating the electric oil pump at a high speed when the electric oil pump is activated is disclosed in Patent Document 1 (see, for example, paragraph 0010).
電動オイルポンプ始動の際など、電動オイルポンプの回転が急に立ち上がる際には、電動オイルポンプから吐出されるオイルの流量が急増するので、油圧サージが発生する虞がある。また、電動オイルポンプの回転の急な立ち上がりが、自動変速機における油圧の指示圧上昇と重なると、油圧サージが発生し易くなったり悪化したりする虞がある。 When the rotation of the electric oil pump suddenly starts up, such as when the electric oil pump is started, the flow rate of oil discharged from the electric oil pump increases rapidly, which may cause a hydraulic surge. In addition, if the sudden rise of the rotation of the electric oil pump overlaps with an increase in the hydraulic pressure command pressure in the automatic transmission, a hydraulic surge may easily occur or worsen.
油圧サージは、電動オイルポンプの回転を緩やかに立ち上げることや、電動オイルポンプの回転の立ち上がりと油圧の指示圧上昇とが重なり合わないようにすることで、抑制できるともいえる。しかしながらこの場合には、油圧サージが抑制される代わりに、自動変速機における油圧の立ち上がりが遅れてしまうことになる。 It can be said that the hydraulic surge can be suppressed by slowly starting up the rotation of the electric oil pump or by preventing the rising of the rotation of the electric oil pump from overlapping with the increase in the indicated hydraulic pressure. However, in this case, instead of suppressing the hydraulic surge, the rise of the hydraulic pressure in the automatic transmission is delayed.
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、油圧サージの抑制と油圧の立ち上がりの遅れ抑制とを両立させることが可能な自動変速機の制御装置及び自動変速機の制御方法を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of such problems, and provides an automatic transmission control device and an automatic transmission control method capable of achieving both suppression of hydraulic surge and suppression of delay in rising of hydraulic pressure. For the purpose.
本発明のある態様の自動変速機の制御装置は、電動オイルポンプを備える自動変速機の制御装置であって、前記自動変速機における油圧の指示圧の上昇指示後において、前記油圧の実圧が前記指示圧に到達する前に前記電動オイルポンプの回転速度を設定値よりも高い値まで上昇させた後に、前記実圧と前記指示圧との差の大きさが所定値未満になったタイミングで前記電動オイルポンプの回転速度を前記設定値に向かって下げ始める制御部、を有する。 A control device for an automatic transmission according to an aspect of the present invention is a control device for an automatic transmission including an electric oil pump, and the actual pressure of the hydraulic pressure is increased after an instruction to increase the indicated pressure of the hydraulic pressure in the automatic transmission. After the rotational speed of the electric oil pump is increased to a value higher than a set value before reaching the command pressure, the difference between the actual pressure and the command pressure becomes less than a predetermined value. a control unit, a rotational speed that started down toward the set value of the electric oil pump.
本発明の別の態様によれば、電動オイルポンプを備える自動変速機の制御方法であって、前記自動変速機における油圧の指示圧の上昇指示後において、前記油圧の実圧が前記指示圧に到達する前に前記電動オイルポンプの回転速度を設定値よりも高い値まで上昇させることと、前記電動オイルポンプの回転速度を前記設定値よりも高い値まで上昇させた後、前記実圧と前記指示圧との差の大きさが所定値未満になったタイミングで前記電動オイルポンプの回転速度を前記設定値に向かって下げ始めること、を含む自動変速機の制御方法が提供される。 According to another aspect of the present invention, there is provided a method for controlling an automatic transmission including an electric oil pump, wherein an actual pressure of the hydraulic pressure is changed to the indicated pressure after an instruction to increase the indicated pressure of the hydraulic pressure in the automatic transmission. Increasing the rotational speed of the electric oil pump to a value higher than a set value before reaching, and increasing the rotational speed of the electric oil pump to a value higher than the set value, then the actual pressure and the magnitude of the difference between the command pressure control method for an automatic transmission including a Rukoto started lowered toward the rotational speed of the electric oil pump to the set value at the timing becomes less than a predetermined value is provided.
これらの態様によれば、油圧の実圧が指示圧に到達する前に電動オイルポンプの回転速度を設定値よりも高い値まで上昇させることで、回転速度上昇率を高めることができる。このため、油圧の立ち上がりの遅れを抑制することができる。また、このときは油圧の実圧が指示圧に到達する前なので、仮にこのような回転速度の制御に起因して油圧サージが発生したとしても、実圧を指示圧よりも低く抑制することができる。 According to these aspects, the rotational speed increase rate can be increased by increasing the rotational speed of the electric oil pump to a value higher than the set value before the actual hydraulic pressure reaches the command pressure. For this reason, it is possible to suppress a delay in rising of the hydraulic pressure. Further, at this time, since the actual hydraulic pressure reaches the command pressure, even if a hydraulic surge occurs due to such control of the rotational speed, the actual pressure can be suppressed lower than the command pressure. it can.
さらに、これらの態様によれば、電動オイルポンプの回転速度を設定値よりも高い値まで上昇させた後に、電動オイルポンプの回転速度を設定値まで下げるので、油圧サージのピーク値を抑制することもできる。したがって、これらの態様によれば、油圧サージの抑制と油圧の立ち上がりの遅れ抑制とを両立させることができる。 Furthermore, according to these aspects, after the rotational speed of the electric oil pump is increased to a value higher than the set value, the rotational speed of the electric oil pump is decreased to the set value, so that the peak value of the hydraulic surge is suppressed. You can also. Therefore, according to these aspects, it is possible to achieve both suppression of the hydraulic surge and suppression of the delay in rising of the hydraulic pressure.
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
図1は、車両の概略構成図である。車両は、エンジン1と、トルクコンバータ2と、バリエータ3と、終減速機構4と、駆動輪5と、第1オイルポンプ10と、第2オイルポンプ11と、油圧制御回路12と、コントローラ13と、センサ・スイッチ群14と、を備える。車両では、自動変速機15が、バリエータ3のほか、トルクコンバータ2や、第1オイルポンプ10や、第2オイルポンプ11や、油圧制御回路12や、コントローラ13や、センサ・スイッチ群14を有して構成される。
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a vehicle. The vehicle includes an
エンジン1は、車両の駆動源を構成する。エンジン1の出力は、トルクコンバータ2、バリエータ3及び終減速機構4を介して駆動輪5へと伝達される。換言すれば、トルクコンバータ2やバリエータ3や終減速機構4は、エンジン1から駆動輪5に動力を伝達する動力伝達経路に設けられる。
The
トルクコンバータ2は、流体を介して動力を伝達する。トルクコンバータ2では、ロックアップクラッチ2aを締結することで、動力伝達効率を高めることができる。
The torque converter 2 transmits power through the fluid. In the torque converter 2, the power transmission efficiency can be increased by fastening the
バリエータ3は、プライマリプーリ31と、セカンダリプーリ32と、プライマリプーリ31及びセカンダリプーリ32に巻き掛けられたベルト33と、を有する。以下では、プライマリをPRIとも称し、セカンダリをSECとも称す。バリエータ3は、PRIプーリ31とSECプーリ32との溝幅をそれぞれ変更することでベルト33の巻掛け径を変更して変速を行うベルト式無段変速機構を構成している。
The variator 3 includes a
PRIプーリ31は、固定プーリ31aと、可動プーリ31bと、PRI室31cと、を有する。PRIプーリ31では、PRI室31cに供給されるプライマリ圧を制御することにより、可動プーリ31bが作動し、PRIプーリ31の溝幅が変更される。
The PRI
SECプーリ32は、固定プーリ32aと、可動プーリ32bと、SEC室32cと、を有する。SECプーリ32では、SEC室32cに供給されるセカンダリ圧を制御することにより、可動プーリ32bが作動し、SECプーリ32の溝幅が変更される。
The
ベルト33は、PRIプーリ31の固定プーリ31aと可動プーリ31bとにより形成されるV字形状をなすシーブ面と、SECプーリ32の固定プーリ32aと可動プーリ32bとにより形成されるV字形状をなすシーブ面に巻き掛けられる。
The
終減速機構4は、複数の歯車列やディファレンシャルギアを有して構成される。終減速機構4は、車軸を介して駆動輪5を回転する。
The
第1オイルポンプ10は、電動オイルポンプであり、第2オイルポンプ11は、機械式のオイルポンプである。第1オイルポンプ10及び第2オイルポンプ11はともに、油圧制御回路12に供給する油を吐出する。バリエータ3には、第1オイルポンプ10及び第2オイルポンプ11を油圧源として油圧が供給される。第2オイルポンプ11は、エンジン1の動力で駆動する。
The
油圧制御回路12は、第1オイルポンプ10や第2オイルポンプ11が吐出した油の圧力すなわち油圧を調整してバリエータ3の各部位に伝達する。油圧制御回路12では、ライン圧PLやPRI圧やSEC圧の調整が行われる。ライン圧PLは、自動変速機15における油圧の一例であり、自動変速機15における油圧の元圧を構成する。油圧制御回路12は、トルクコンバータ2にも油圧を供給する。
The
コントローラ13は、電子制御装置であり、コントローラ13には、センサ・スイッチ群14からの信号が入力される。
The
センサ・スイッチ群14は例えば、アクセル開度APOを検出するアクセル開度センサや、ブレーキペダルの踏み込み量BRPに基づくブレーキ踏力を検出するブレーキセンサや、車速Vspを検出する車速センサや、回転速度Neを検出するエンジン回転速度センサや、変速レバーの操作位置を検出するインヒビタスイッチや、自動変速機15の油温OLTを検出する油温センサや、エンジン1の始動、停止を行うためのイグニッションスイッチIGSWや、第1オイルポンプ10の回転速度Nepを検出するポンプ回転速度センサを含む。センサ・スイッチ群14からの信号は例えば、他のコントローラを介してコントローラ13に入力されてもよい。
The
センサ・スイッチ群14はさらに例えば、ライン圧PLを検出するライン圧センサや、PRI圧を検出するPRI圧センサや、SEC圧を検出するSEC圧センサや、PRIプーリ31の入力側回転速度である回転速度Npriを検出するPRI回転速度センサや、SECプーリ32の出力側回転速度である回転速度Nsecを検出するSEC回転速度センサを含む。
The
コントローラ13は、センサ・スイッチ群14からの信号に基づき、油圧制御回路12を制御する。バリエータ3の変速比は、油圧制御回路12及びコントローラ13によって、第1オイルポンプ10や第2オイルポンプ11が吐出するオイルを制御することで変更される。コントローラ13は、第1オイルポンプ10の吐出量も制御する。具体的にはコントローラ13は、回転速度Nepが目標回転速度Neptになるように第1オイルポンプ10を制御することで、第1オイルポンプ10の吐出量を制御する。
The
図2は、油圧制御回路12の要部を示す図である。図2では、第1オイルポンプ10や、PRI室31cや、SEC室32cについても併せて示す。油圧制御回路12は、ライン圧制御弁121と、PRI圧制御弁122と、SEC圧制御弁123と、ライン圧油路124と、チェック弁125と、を有する。
FIG. 2 is a diagram showing a main part of the
ライン圧制御弁121はライン圧PLを制御する。ライン圧制御弁121は、本体121aと、スプール121bと、スプリング121cと、を備える。ライン圧制御弁121は、ポート121dからポート121gを有する。ライン圧制御弁121はライン圧油路124に設けられる。
The line
本体121aは、スプール121b及びスプリング121cを収容する。スプリング121cは、スプール121bをポート121f側に付勢する。ポート121dからポート121gは、本体121aの内外を連通する。
The
ポート121dは入口ポートであり、ライン圧油路124に接続される。ポート121eは出口ポートであり、循環系等に接続される。ポート121fはフィードバックポートであり、ポート121fにはライン圧PLの実圧がフィードバック圧としてオリフィス等を介して入力される。ポート121gはパイロットポートであり、ポート121gには図示しないソレノイド弁によってライン圧PLの指示圧に応じた制御圧Psが入力される。
The
ライン圧制御弁121では、スプール121bに作用する力、具体的にはフィードバック圧に応じた作用力、スプリング121cの付勢力及び制御圧Psに応じた作用力がバランスする位置にスプール121bが移動することで、実圧が指示圧になるようにライン圧PLが制御される。以下では、ライン圧PLの実圧をライン実圧PLrと称し、ライン圧PLの指示圧をライン指示圧PLiと称す。
In the line
PRI圧制御弁122は、PRI圧を制御し、SEC圧制御弁123は、SEC圧を制御する。PRI圧制御弁122及びSEC圧制御弁123は、ライン圧油路124のうちライン圧制御弁121の下流部分に設けられる。PRI圧制御弁122及びSEC圧制御弁123には、ライン圧制御弁121同様、フィードバックポート等を有する制御弁を適用することができる。
The PRI
第1オイルポンプ10は、チェック弁125を介してライン圧油路124に油を供給する。第1オイルポンプ10はさらに、PRI圧制御弁122を介してPRI室31cに油を供給し、SEC圧制御弁123を介してSEC室32cに油を供給する。なお、図示省略しているが、第2オイルポンプ11は、ライン圧油路124に対し、第1オイルポンプ10と並列に接続される。
The
ところで、ライン指示圧PLiを急上昇させると、制御圧Psの上昇に対してフィード
バック圧の上昇が遅れる。このため、スプール121bはポート121f側に移動して、平衡状態よりもポート121eを閉じたオーバーストローク状態になる。結果、フィードバック圧がライン指示圧PLiに達してもすぐには出口ポート121eから油をドレーン
できずに、油圧サージが発生する可能性がある。
By the way, when the line command pressure PLi is rapidly increased, the increase of the feedback pressure is delayed with respect to the increase of the control pressure Ps. For this reason, the
図3は、ライン指示圧PLiの上昇指示に応じて発生する油圧サージの説明図である。
図3では、ライン指示圧PLiの上昇指示はあるが、第1オイルポンプ10の回転の立ち
上がりがない場合を示す。図3において、ポンプ流量は第1オイルポンプ10及び第2オイルポンプ11の供給流量の合計流量を示す。
FIG. 3 is an explanatory diagram of a hydraulic surge that occurs in response to an instruction to increase the line command pressure PLi.
FIG. 3 shows a case where there is an instruction to increase the line instruction pressure PLi but there is no rise in the rotation of the
この例では、ポンプ流量Q1すべてが第2オイルポンプ11によって供給されている状態、したがって第1オイルポンプ10の回転の立ち上がりがない状態で、ライン指示圧PLiの上昇指示が行われている。そして、これに応じて油圧サージが発生すると、油圧サ
ージによって、ライン実圧PLrがライン指示圧PLiを上回るライン圧PLのオーバー
シュートが引き起こされる。
In this example, the instruction to increase the line command pressure PLi is performed in a state where all the pump flow rate Q1 is supplied by the
油圧サージはさらに、第1オイルポンプ10の回転が急に立ち上がった際にも発生する可能性がある。第1オイルポンプ10の回転が急に立ち上がった際には、第1オイルポンプ10から吐出されるオイルの流量が急増するためである。そして、第1オイルポンプ10の回転の急な立ち上がりとライン指示圧PLiの上昇指示とが重なり合った場合、油圧
サージが発生し易くなったり悪化したりする可能性がある。
Further, the hydraulic surge may occur when the rotation of the
このため、本実施形態ではコントローラ13が次に説明するように制御を行う。
For this reason, in this embodiment, the
図4は、コントローラ13が行う制御の一例をフローチャートで示す図である。コントローラ13は、本フローチャートの処理を例えば微小時間毎に繰り返し実行する。
FIG. 4 is a flowchart illustrating an example of the control performed by the
ステップS1で、コントローラ13は、第1オイルポンプ10の回転速度Nepの上昇指示があったか否かを判定する。第1オイルポンプ10の上昇指示があったことは、第1オイルポンプ10の目標回転速度Neptが大きく変更されたことを含む。第1オイルポンプ10の上昇指示があったことは、さらにその後、回転速度Nepが上昇している間の状態を含むことができる。
In step S <b> 1, the
第1オイルポンプ10の上昇指示があったことは例えば、自動変速機15の状態を含む車両の状態に基づき検出することができる。車両の状態は例えば、センサ・スイッチ群14の出力に基づき検出される状態のほか、センサ・スイッチ群14の出力に基づき算出される目標回転速度Neptやライン指示圧PLi等の目標値を含む。
An instruction to raise the
ステップS1で、コントローラ13は具体的には、第1オイルポンプ10の回転速度Nepの急上昇指示があったか否かを判定する。第1オイルポンプ10の急上昇指示があったことは例えば、第1オイルポンプ10の目標回転速度Neptの到達値及び初期値の差の大きさが所定値よりも大きいこと、とすることができる。
In step S <b> 1, the
これは、所定時間内に到達値への回転速度Nepの変更を達成する要請などから、傾向として、差の大きさが大きい場合ほど、第1オイルポンプ10の回転速度上昇率も高く設定されるためである。
This is because, for example, a request to achieve the change of the rotational speed Nep to the reached value within a predetermined time tends to increase the rotational speed increase rate of the
上述の回転速度Nepの急上昇指示に関し、所定値は、ライン圧PLのオーバーシュートが発生し得る程度に第1オイルポンプ10の回転の立ち上がりが急であることを規定するための値として、実験等により予め設定することができる。また、差は、到達値から初期値を引いて得られる値とすることができる。ステップS1で否定判定であれば、本フローチャートは一旦終了する。ステップS1で肯定判定であれば、処理はステップS2に進む。
Regarding the above-mentioned instruction for sudden increase of the rotational speed Nep, the predetermined value is a value for defining that the rise of the rotation of the
ステップS2で、コントローラ13は、ライン指示圧PLiの上昇指示があったか否か
を判定する。ライン指示圧PLiの上昇指示があったことは、ライン指示圧PLiが大き
く変更されたことを含む。ライン指示圧PLiの上昇指示があったことは、さらにその後
、ライン実圧PLrがライン指示圧PLiに到達するまでの状態を含むことができる。ラ
イン指示圧PLiの上昇指示があったことは例えば、車両の状態に基づき検出することが
できる。
In step S2, the
ステップS2で、コントローラ13は具体的には、ライン指示圧PLiの急上昇指示が
あったか否かを判定する。ライン指示圧PLiの急上昇指示があったことは、ライン指示
圧PLiがステップ的に指示される場合には例えば、ライン指示圧PLiの到達値及び初
期値の差の大きさが所定値よりも大きいこと、とすることができる。ライン指示圧PLi
の急上昇指示中であることは例えばさらに、ライン指示圧上昇率が所定上昇率よりも高いこと、とされてもよい。ライン指示圧PLiがステップ的に上昇指示される場合、ライン
指示圧PLiの初期値は具体的には、上昇指示直前のライン指示圧PLiである。
Specifically, in step S2, the
For example, it may be determined that the line instruction pressure increase rate is higher than a predetermined increase rate. When the line instruction pressure PLi is instructed to increase stepwise, the initial value of the line instruction pressure PLi is specifically the line instruction pressure PLi immediately before the increase instruction.
上述のライン指示圧PLiの急上昇指示に関し、所定値は、ライン圧PLのオーバーシ
ュートが発生し得る程度に上昇指示に基づくライン指示圧PLiの上昇が急であることを
規定するための値として、実験等により予め設定することができる。所定上昇率についても同様である。差は、到達値から初期値を引いて得られる値とすることができる。
With respect to the above-described rapid increase instruction of the line command pressure PLi, the predetermined value is a value for defining that the increase of the line command pressure PLi based on the increase command is steep enough to cause an overshoot of the line pressure PL. It can be set in advance by experiments or the like. The same applies to the predetermined rate of increase. The difference can be a value obtained by subtracting the initial value from the reached value.
ステップS2で肯定判定であれば、処理はステップS3に進む。ステップS3で、コントローラ13は、第1オイルポンプ10の目標回転速度Neptを第2目標回転速度Nep2に設定する。第2目標回転速度Nep2は、ステップS1及びステップS2の判定条件が成立する場合、すなわち回転速度Nepの上昇指示とライン指示圧PLiとが重なる
ときに設定される回転速度であり、後述する第1目標回転速度Nep1よりも高く設定される。
If the determination is affirmative in step S2, the process proceeds to step S3. In step S3, the
第2目標回転速度Nep2は具体的には、ライン実圧PLrがライン指示圧PLiに到
達する前に、第1オイルポンプ10の回転速度Nepが第1目標回転速度Nep1よりも高い値まで上昇するように設定される。第2目標回転速度Nep2は例えば、車両の状態や設定時間Tsに応じて予め設定することができる。第2目標回転速度Nep2は、一定値であってもよい。
Specifically, the second target rotational speed Nep2 increases to a value higher than the first target rotational speed Nep1 before the line actual pressure PLr reaches the line command pressure PLi. Is set as follows. The second target rotation speed Nep2 can be set in advance according to the state of the vehicle and the set time Ts, for example. The second target rotation speed Nep2 may be a constant value.
ステップS4で、コントローラ13は、ライン実圧PLrとライン指示圧PLiとの差
ΔPLの大きさが所定値α未満になったか否かを判定する。差ΔPLは具体的には、ライン指示圧PLiからライン実圧PLrを引いて得られる値とすることができる。
In step S4, the
所定値αは、ライン実圧PLrがライン指示圧PLiに到達するタイミングについての
値であり、実験等によって予め設定することができる。所定値αによって、ライン実圧PLrがライン指示圧PLiになるタイミングに対し、制御応答性等を考慮した手前のタイ
ミングを検出することができる。このため、所定値αは例えば、ゼロよりも大きな値に設定することができる。所定値αは、ゼロであってもよい。
The predetermined value α is a value regarding the timing at which the line actual pressure PLr reaches the line command pressure PLi, and can be set in advance by experiments or the like. With the predetermined value α, it is possible to detect the timing before the line actual pressure PLr becomes the line command pressure PLi in consideration of control responsiveness and the like. For this reason, the predetermined value α can be set to a value larger than zero, for example. The predetermined value α may be zero.
ステップS4で、コントローラ13は、ライン指示圧PLiの上昇指示をしてから設定
時間Tsが経過したか否かを判定してもよい。設定時間Tsは、ライン指示圧PLiの上
昇指示をしてから差ΔPLの大きさが所定値α未満になる時間として設定される。設定時間Tsは、実験等により予め設定することができる。設定時間Tsは例えば、生産ラインでワーク毎に測定及び設定されてもよい。
In step S4, the
コントローラ13は、ライン指示圧PLiの上昇指示をしてから差ΔPLの大きさが所
定値α未満になる時間を記憶するとともに、記憶された時間に基づき設定時間Tsを設定してもよい。すなわち、コントローラ13は設定時間Tsを学習してもよい。設定時間Tsは例えば、記憶された時間の最新値や最小値や演算値に設定することができる。設定時間Tsの初期値は予め設定されてもよい。
The
設定時間Tsを学習する場合、コントローラ13は、エンジン1の運転状態である回転速度Ne、自動変速機15の油温OLT、上昇指示時のライン指示圧PLiの初期値、及
び上昇指示時のライン指示圧PLiの到達値のうち少なくともいずれかに応じて、時間の
記憶を行うことができる。これらが変化すると、当該時間も変化し得るためである。ステップS4で否定判定であれば、処理はステップS3に戻る。
When learning the set time Ts, the
これにより、差ΔPLの大きさが所定値α未満になるまでは、ステップS4で否定判定される結果、回転速度Nepは第2目標回転速度Nep2になるように制御される。結果、ライン実圧PLrがライン指示圧PLiに到達する前に、回転速度Nepが第1目標回
転速度Nep1よりも高い値まで上昇するように制御される。
Thus, until the magnitude of the difference ΔPL becomes less than the predetermined value α, as a result of the negative determination in step S4, the rotation speed Nep is controlled to be the second target rotation speed Nep2. As a result, before the line actual pressure PLr reaches the line command pressure PLi, the rotation speed Nep is controlled to rise to a value higher than the first target rotation speed Nep1.
差ΔPLの大きさが所定値α未満になると、ステップS4で肯定判定され、処理はステップS5に進む。ステップS5で、コントローラ13は、第1オイルポンプ10の目標回転速度Neptを第1目標回転速度Nep1に設定する。第1目標回転速度Nep1は設定値であり、具体的には次のような回転速度である。
If the magnitude of the difference ΔPL is less than the predetermined value α, an affirmative determination is made in step S4, and the process proceeds to step S5. In step S5, the
すなわち、油圧制御回路12全体の必要流量から第2オイルポンプ11の流量を引いたものが第1オイルポンプ10の必要流量であり、当該必要流量に応じて第1オイルポンプ10の必要吐出量は決まる。このため、第1目標回転速度Nep1は具体的には、当該必要吐出量に応じた回転速度である。
That is, the required flow rate of the
ステップS4の肯定判定に続き、ステップS5に進んだ場合、回転速度Nepは第1目標回転速度Nep1まで下げられる。なお、ステップS2で否定判定であった場合にも、処理はステップS5に進む。ステップS5の後には、本フローチャートの処理は一旦終了する。 Following the affirmative determination in step S4, when the process proceeds to step S5, the rotational speed Nep is lowered to the first target rotational speed Nep1. In addition, also when it is negative determination by step S2, a process progresses to step S5. After step S5, the process of this flowchart is once ended.
コントローラ13は、第1オイルポンプ10を備える自動変速機15の制御装置であり、ステップS2の肯定判定やステップS4の否定判定に続きステップS3の処理を行うとともに、ステップS4の肯定判定に続きステップS5の処理を行うことで、制御部として機能する。コントローラ13は、制御部として機能することで、制御部を有する。自動変速機15の制御装置は、さらに油圧制御回路12やセンサ・スイッチ群14を有して構成されていると把握されてもよい。
The
次に、コントローラ13の主な作用効果について説明する。
Next, main effects of the
図5Aは、コントローラ13が行う制御に対応するタイミングチャートの一例を示す図である。図5Bは、図5Aの比較例を示す図であり、第1目標回転速度Nep1への回転速度Nepの上昇指示を継続する場合を示す。
FIG. 5A is a diagram illustrating an example of a timing chart corresponding to the control performed by the
図5A及び図5Bでは、ポンプ流量として第1オイルポンプ10の供給流量を示す。また、ポンプ流量につき、実線は回転速度Nepに応じた実ポンプ流量Qepを示し、破線は目標回転速度Neptに応じた目標ポンプ流量Qeptを示す。ポンプ流量Qep1は、第1目標回転速度Nep1に対応する目標ポンプ流量であり、ポンプ流量Qep2は、第2目標回転速度Nep2に対応する目標ポンプ流量である。
5A and 5B show the supply flow rate of the
図5A及び図5Bの場合ともに、目標ポンプ流量Qeptの変化からわかるように、第1オイルポンプ10の回転はタイミングT1で立ち上り始めている。また、ライン指示圧PLiもタイミングT1で上昇指示されている。このようなライン指示圧PLiの上昇指
示は例えば、次のような場合に行われることがある。
5A and 5B, as can be seen from the change in the target pump flow rate Qept, the rotation of the
すなわち、第1オイルポンプ10の供給油量は例えば、アクセルペダルの踏み込み時やエンジン1の始動時に増加される。そして、これらの場合には、エンジントルクの増大に対応したり変速を開始したりするために、ライン指示圧PLiの上昇指示も行われること
がある。
That is, the amount of oil supplied to the
図5A及び図5Bの場合ともに、ライン実圧PLrとライン指示圧PLiとの差ΔPL
の大きさは、タイミングT2で所定値α未満になる。したがって、タイミングT1及びタイミングT2間の時間は、設定時間Tsに相当する。
5A and 5B, the difference ΔPL between the line actual pressure PLr and the line command pressure PLi.
Is less than the predetermined value α at timing T2. Therefore, the time between the timing T1 and the timing T2 corresponds to the set time Ts.
図5Bに示す比較例の場合、目標ポンプ流量Qeptの変化からわかるように、目標回転速度Neptは、タイミングT1から第1目標回転速度Nep1のままとされる。結果、第1オイルポンプ10の回転の立ち上がりとライン指示圧PLiの上昇指示とによって
油圧サージが発生すると、ライン圧PLのオーバーシュートが大きく発生する。また、目標回転速度Neptが第1目標回転速度Nep1のままとされるので、実ポンプ流量Qepの変化の傾きは、タイミングT2後も引き続き正となる。
In the comparative example shown in FIG. 5B, as can be seen from the change in the target pump flow rate Qept, the target rotational speed Nept is kept at the first target rotational speed Nep1 from the timing T1. As a result, when a hydraulic surge occurs due to the rise of the rotation of the
図5Aに示す本実施形態の場合、コントローラ13は、タイミングT1におけるライン指示圧PLiの上昇指示後において、タイミングT1´からわかるように、ライン実圧P
Lrがライン指示圧PLiに到達する前に、回転速度Nepを第1目標回転速度Nep1
よりも高い値まで上昇させる。また、コントローラ13はその後、タイミングT2以降の実ポンプ流量Qepの変化からわかるように、回転速度Nepを第1目標回転速度Nep1まで下げる。
In the case of the present embodiment shown in FIG. 5A, the
Before Lr reaches the line command pressure PLi, the rotation speed Nep is changed to the first target rotation speed Nep1.
To a higher value. Further, the
このような構成のコントローラ13によれば、ライン実圧PLrがライン指示圧PLi
に到達する前に回転速度Nepを第1目標回転速度Nep1よりも高い値まで上昇させることで、回転速度上昇率を高めることができる。このため、ライン圧PLの立ち上がりの遅れを抑制することができる。また、このときにはライン実圧PLrがライン指示圧PLiに到達する前なので、仮にこのような回転速度Nepの制御に起因して、ライン実圧P
Lrの変化に凸状のS部を引き起こすような油圧サージが発生したとしても、ライン実圧PLrをライン指示圧PLiよりも低く抑制することができる。
According to the
By increasing the rotational speed Nep to a value higher than the first target rotational speed Nep1 before reaching, the rotational speed increase rate can be increased. For this reason, a delay in the rise of the line pressure PL can be suppressed. At this time, since the line actual pressure PLr does not reach the line command pressure PLi, the line actual pressure P is temporarily caused by the control of the rotational speed Nep.
Even if a hydraulic surge that causes a convex S portion in the change in Lr occurs, the line actual pressure PLr can be suppressed to be lower than the line command pressure PLi.
さらに、このような構成のコントローラ13によれば、その後、回転速度Nepを第1目標回転速度Nep1まで下げるので、実ポンプ流量Qepの変化の傾きを負にすることができる。したがって、第1オイルポンプ10の供給流量を減少させることができる。結果、次の式1からわかるように、油圧サージのピーク値を抑制することができる。
Furthermore, according to the
[式1]
dP/dt=K(Qin−Qout)/V
式1で、「P」はライン実圧PLrを、「t」は時間を、「K」は体積弾性率を、「Qin」はライン圧油路124へのオイルの供給流量を、「Qout」はライン圧油路124からのオイルの流出流量を、「V」はライン圧油路124の容積をそれぞれ示す。
[Formula 1]
dP / dt = K (Qin−Qout) / V
In
回転速度Nepを第1目標回転速度Nep1まで下げた場合、式1によれば、供給流量Qinが減少することになるので、ライン圧変化率dP/dtが小さくなる。このため、回転速度Nepを第1目標回転速度Nep1まで下げることで、ライン実圧PLrの上昇の勢いが抑えられるので、油圧サージのピーク値を抑制することができる。
When the rotational speed Nep is lowered to the first target rotational speed Nep1, the supply flow rate Qin is reduced according to the
したがって、このような構成のコントローラ13によれば、油圧サージの抑制とライン圧PLの立ち上がりの遅れ抑制とを両立させることができる。コントローラ13は、油圧サージを抑制することで具体的には、部品の耐久性向上や変速ショックの改善を図ることができる(請求項1、6に対応する効果)。
Therefore, according to the
コントローラ13は、タイミングT2で差ΔPLの大きさが所定値α未満になると、回転速度Nepを第1目標回転速度Nep1まで下げる。
When the magnitude of the difference ΔPL becomes less than the predetermined value α at the timing T2, the
このような構成のコントローラ13によれば、油圧サージの抑制とライン圧PLの立ち上がりの遅れ抑制とを両立させるにあたり、適切なタイミングで回転速度Nepを下げることができる(請求項2に対応する効果)。
According to the
コントローラ13は、ライン指示圧PLiの上昇指示をしてから設定時間Tsが経過し
た後に回転速度Nepを第1目標回転速度Nep1まで下げる構成とすることができる。
The
このような構成のコントローラ13によれば、差ΔPLの大きさが所定値α未満になったことをリアルタイムで検出せずに回転速度Nepを制御することができる。このため、第1オイルポンプ10の回転の立ち上がりやライン指示圧PLiの上昇指示に応じて、極
短時間で生じる油圧サージに回転速度Nepの制御が間に合わなくなる事態が発生しないようにすることができる(請求項3に対応する効果)。
According to the
コントローラ13は、ライン指示圧PLiの上昇指示をしてから差ΔPLの大きさが所
定値α未満になる時間を記憶するとともに、記憶された時間に基づき設定時間Tsを設定する構成とすることができる。
The
このような構成のコントローラ13によれば、自動変速機15に個体差のばらつきがあっても、設定時間Tsを適切に設定することができる。したがって、自動変速機15に個体差のばらつきがあっても、回転速度Nepを適切に制御することができる(請求項4に対応する効果)。
According to the
コントローラ13は、回転速度Ne、自動変速機15の油温OLT、ライン指示圧PLiが上昇指示された際の初期値、又はライン指示圧PLiが上昇指示された際の到達値に
応じて、時間の記憶を行う構成とすることができる。
The
このような構成のコントローラ13によれば、これらの要因で設定時間Tsが変動する場合であっても、設定時間Tsを適切に設定することで、回転速度Nepを適切に制御することができる(請求項5に対応する効果)。
According to the
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。 The embodiment of the present invention has been described above. However, the above embodiment only shows a part of application examples of the present invention, and the technical scope of the present invention is limited to the specific configuration of the above embodiment. Absent.
上述した実施形態では、自動変速機15における油圧をライン圧PLとする場合について説明した。しかしながら、自動変速機15における油圧は例えば、PRI圧やSEC圧であってもよい。
In the embodiment described above, the case where the hydraulic pressure in the
上述した実施形態では、自動変速機15が、バリエータ3を有して構成される場合について説明した。しかしながら、自動変速機15は例えば、有段の自動変速機構すなわち所謂オートマチックトランスミッションを有して構成されてもよい。また、バリエータ3は例えば、トロイダル型の無段変速機構であってもよい。
In the embodiment described above, the case where the
上述した実施形態では、エンジン1が駆動源である場合について説明した。しかしながら、駆動源は例えば、モータやエンジン1及びモータであってもよい。
In the above-described embodiment, the case where the
上述した実施形態では、コントローラ13が、制御部を有する場合について説明した。しかしながら、制御部は例えば、複数のコントローラで構成されてもよい。
In the embodiment described above, the case where the
1 エンジン(駆動源)
3 バリエータ
10 第1オイルポンプ(電動オイルポンプ)
11 第2オイルポンプ
12 油圧制御回路
13 コントローラ(制御部)
15 自動変速機
1 Engine (drive source)
3
11
15 Automatic transmission
Claims (6)
前記自動変速機における油圧の指示圧の上昇指示後において、前記油圧の実圧が前記指示圧に到達する前に前記電動オイルポンプの回転速度を設定値よりも高い値まで上昇させた後に、前記実圧と前記指示圧との差の大きさが所定値未満になったタイミングで前記電動オイルポンプの回転速度を前記設定値に向かって下げ始める制御部、
を有することを特徴とする自動変速機の制御装置。 A control device for an automatic transmission comprising an electric oil pump,
Wherein after up indication hydraulic indicated pressure in the automatic transmission, after the actual pressure of the hydraulic pressure is raised to a value higher than the set value the speed of the electric oil pump before reaching the command pressure, the controller magnitude of the difference between the actual pressure and the command pressure is that started down toward the set point rotational speed of the electric oil pump at the timing becomes less than a predetermined value,
A control device for an automatic transmission, comprising:
前記制御部は、前記実圧と前記指示圧との差の大きさが前記所定値未満になったことを検知することにより、前記タイミングになったと判定する、
ことを特徴とする自動変速機の制御装置。 The automatic transmission control device according to claim 1,
Wherein the control unit determines that the magnitude of the difference between the actual pressure and the command pressure is by detecting that less than the predetermined value, becomes the timing,
A control device for an automatic transmission.
前記制御部は、前記指示圧の上昇指示をしてから設定時間が経過したことを検知することにより、前記タイミングになったと判定する、
ことを特徴とする自動変速機の制御装置。 The automatic transmission control device according to claim 1 ,
The control unit determines that the timing has been reached by detecting that a set time has elapsed since the instruction to increase the command pressure.
A control device for an automatic transmission.
前記制御部は、前記指示圧の上昇指示をしてから前記実圧と前記指示圧の差の大きさが前記所定値未満になる時間を記憶するとともに、記憶された前記時間に基づき前記設定時間を設定する、
ことを特徴とする自動変速機の制御装置。 A control device for an automatic transmission according to claim 3,
The control unit stores a time during which the magnitude of the difference between the actual pressure and the command pressure is less than the predetermined value after giving an instruction to increase the command pressure, and sets the set time based on the stored time. Set
A control device for an automatic transmission.
前記制御部は、前記自動変速機を備える車両の駆動源の運転状態、前記自動変速機の油温、前記指示圧が上昇指示された際の初期値、又は前記指示圧が上昇指示された際の到達値に応じて、前記時間の記憶を行う、
ことを特徴とする自動変速機の制御装置。 The automatic transmission control device according to claim 4,
The control unit is configured such that an operating state of a drive source of a vehicle including the automatic transmission, an oil temperature of the automatic transmission, an initial value when the instruction pressure is instructed to increase, or an instruction to increase the instruction pressure. The time is stored according to the reached value of
A control device for an automatic transmission.
前記自動変速機における油圧の指示圧の上昇指示後において、前記油圧の実圧が前記指示圧に到達する前に前記電動オイルポンプの回転速度を設定値よりも高い値まで上昇させることと、
前記電動オイルポンプの回転速度を前記設定値よりも高い値まで上昇させた後、前記実圧と前記指示圧との差の大きさが所定値未満になったタイミングで前記電動オイルポンプの回転速度を前記設定値に向かって下げ始めること、
を含むことを特徴とする自動変速機の制御方法。 A method for controlling an automatic transmission including an electric oil pump,
After the instruction to increase the command pressure of the hydraulic pressure in the automatic transmission, the rotational speed of the electric oil pump is increased to a value higher than a set value before the actual pressure of the hydraulic pressure reaches the command pressure;
After increasing the rotational speed of the electric oil pump to a value higher than the set value, the rotational speed of the electric oil pump at a timing when the magnitude of the difference between the actual pressure and the command pressure becomes less than a predetermined value. the lowered toward the set value, including Rukoto,
A control method for an automatic transmission, comprising:
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