JP6580446B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
画像処理を行うことによって、病理診断を行う発明が提案されている(例えば、特許文献1〜4参照。)。しかし、食道、胃、小腸、大腸などの消化管の病理診断は、専門的な知識と経験を要するため、消化管の一部組織を切除し、体外にて顕微鏡による診断を行っている。
一方で、近年、超拡大機能(380倍〜450倍)の高倍率機能により、リアルタイムに体内(消化管内)で病理組織を予測できる内視鏡endocytoscopyが開発されており、病理診断の代替になることが期待されているが、画像解読に専門的トレーニングが必要である。(非特許文献1)。そのため、先行研究によりendocytoscopy画像に対するコンピュータ診断支援システムが開発され(非特許文献2)、非腫瘍・腺腫・癌の鑑別に有用性があることがわかった。
特開2006−153742号公報 WO2012/011579号公報 WO2012/157201号公報 WO01/022741号公報
Kudo S, Wakamura K, Ikehara N, Mori Y, Inoue H, Hamatani S. Diagnosis of colorectal lesions with a novel endocytoscopic classification−a pilot study−. Endoscopy 2011;43:869−875 Mori Y,Kudo SE,Wakamura K,"Novel computer−aided diagnostic system for colorectal lesions by using endocytoscopy (with videos).",Gastrointestinal Endosc. 2014 Epub Sato, Y. et. al.;"Tissue classification based on 3D local intensity structures for volume rendering",Visualization and Computer Graphics, IEEE Transactions on ,Vol.6,No.2,2000 T. Schultz, "Topological Features in 2D Symmetric Higher−Order Tensor Fields",Computer Graphics Forum,Vol.30,No.3,2011 RM Haralick,"Textural Features for Image Classification",IEEE TRANSACTIONS ON SYSTEMS, MAN AND CYBERNETICS. Vol.SMC−3,No.6,1973
本発明は、病変の診断をコンピュータ診断支援システムを用いて客観的に行うことで、専門的な知識と経験を有する者でなくとも、病変の診断を可能にすることを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、
病変表面が撮像されている撮像画像の全体の濃淡について2階テンソル以上の高階解析画像を作成し、作成した高階解析画像ごとにテクスチャ解析を行うことで複数のテクスチャ特徴量を求める解析機能と、
前記複数のテクスチャ特徴量の組合せに基づいて、病理診断に対応した分類を行う分類機能と、
を備える。
本発明に係る画像処理方法は、
画像処理装置が、
病変表面が撮像されている撮像画像の全体の濃淡について2階テンソル以上の高階解析画像を作成し、作成した高階解析画像ごとにテクスチャ解析を行うことで複数のテクスチャ特徴量を求める解析手順と、
前記複数のテクスチャ特徴量の組合せに基づいて、病理診断に対応した分類を行う分類手順と、
を行う。
本発明に係る画像処理方法では、前記解析手順において、
前記撮像画像を用いてマルチスケール線状度画像を生成し、前記マルチスケール線状度画像のなかから線状度が予め定められた第1の閾値以上の領域を血管候補領域として抽出し、前記マルチスケール線状度画像のなかから線状度が前記第1の閾値よりも小さな第2の閾値以上の領域でありかつ前記血管候補領域と重複する部分を持つ領域を抽出して前記血管候補領域へ加えて血管候補領域画像を生成し、前記血管候補領域画像から血管領域を抽出して撮像画像の全体の血管特徴量を求め、
前記分類手順において、前記複数のテクスチャ特徴量の組合せ及び前記血管特徴量に基づいて、病理診断に対応した分類を行ってもよい。
本発明に係る画像処理方法では、前記解析手順において、
マルチスケール線状度画像を生成するに際し、平滑化に用いるガウシアンフィルタの標準偏差として、複数の値を用いてもよい。
本発明に係る画像処理方法では、前記解析手順において、
前記高階解析画像における複数の方向に対してテクスチャ特徴量の算出を行い、前記複数の方向のテクスチャ特徴量を平均化することで、前記高階解析画像のテクスチャ特徴量の算出を行ってもよい。
本発明に係るプログラムは、コンピュータに、本発明に係る画像処理方法の有する各手順を実行させるためのプログラムである。本発明に係るプログラムは、記録媒体に格納されていてもよい。
本発明によれば、病変の診断をコンピュータ診断支援システムを用いて客観的に行うことで、専門的な知識と経験を有する者でなくとも、病変の診断が可能となる。
実施形態に係る画像処理システムの一例を示す。 実施形態に係る画像処理方法の一例を示す。 実施形態に係るテクスチャ解析手順の一例を示す。 グレースケール化後の撮像画像の一例を示す。 ノイズ除去後の撮像画像の一例を示す。 コントラスト正規化後の撮像画像の一例を示す。 撮像画像の2階テンソルで求められる最小固有値を用いた画像の一例を示す。 撮像画像の2階テンソルの最大値で求められる最大固有値を用いた画像の一例を示す。 撮像画像の0階テンソルで求められる画像の一例を示す。 撮像画像の1階テンソルで求められる画像の一例を示す。 撮像画像の3階テンソルで求められる最小固有値を用いた画像の一例を示す。 撮像画像の3階テンソルで求められる最大固有値を用いた画像の一例を示す。 撮像画像の4階テンソルで求められる最小固有値を用いた画像の一例を示す。 撮像画像の4階テンソルで求められる最大固有値を用いた画像の一例を示す。 実施形態に係る血管領域抽出手順の一例を示す。 線状度画像の一例を示す。 2段階しきい値処理後の血管候補領域画像一例を示す。 小成分除去後の血管領域画像の一例を示す。 実施形態に係る血管特徴導出手順の一例を示す。 最大面積領域抽出画像の一例を示す。 細線化画像の一例を示す。 距離画像の一例を示す。 表示装置への表示例を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。これらの実施の例は例示に過ぎず、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
図1に、実施形態に係る画像処理システムの一例を示す。実施形態に係る画像処理システムは、撮像装置91、画像処理装置92、及び、表示装置93を備える。
撮像装置91は、例えばEndocytoscopyなどの超拡大内視鏡、共焦点内視鏡又は光学顕微鏡であり、血管を検出可能な画像を撮像可能な任意の構成を含む。撮像装置91は、粘膜上皮の血管が撮像可能であることが好ましく、例えば、endocytoscopy系又は共焦点系の内視鏡であることが好ましい。共焦点系は、対物レンズの焦点位置と共役な位置(像位置)に開口を配置したものである。本実施形態では、内視鏡に光学顕微鏡を搭載したendocytoscopyを用いることが好ましく、これにより共焦点系に比べて鮮明なカラー画像を取得することができる。
血管を強調し観察する方法は任意であり、例えば、Narrow band imaging(NBI)(登録商標)、Infra Red Imaging(IRI)、Dual Red Imaging、FICE(Flexible spectral Imaging Color Enhancement)、BLI(Blue Laser Imaging)(登録商標)、LCI(Linked Color Imaging)、i−scan(登録商標)、i−scan optical enhancement(OE)(登録商標)が挙げられる。
図2に、本実施形態に係る画像処理方法の一例を示す。本実施形態に係る画像処理方法は、画像処理装置92が、画像取得手順S101と、テクスチャ解析手順S102と、血管特徴量算出手順S103と、分類手順S104と、を順に実行する。画像処理装置92は、CPU(Central Processing Unit)11と、記憶部12と、を備えるコンピュータである。本実施形態に係る画像処理装置92は、記憶部12に記憶されたコンピュータプログラムを実行することで、各手順を行う。コンピュータプログラムは、コンピュータから読み出し可能な任意の記録媒体に記憶され得る。
画像取得手順S101では、CPU11が、撮像装置91の撮像画像を取得する。
テクスチャ解析手順S102では、CPU11が、撮像画像の全体の濃淡についてテクスチャ解析を行う。
血管特徴量算出手順S103では、CPU11が、血管領域を抽出し、抽出した血管領域を用いて血管特徴量を求める。
分類手順S104では、CPU11が、テクスチャ解析の結果及び血管特徴量を用いて、病理診断に対応した分類を行う。
図3を参照しながら、テクスチャ解析手順S102について説明する。
テクスチャ解析手順S102では、解析部111が、撮像画像について、縮小(S201)、グレースケール化(S202)、ノイズ除去(S203)、局所コントラスト正規化(S204)、濃淡構造解析(S205)、テクスチャ特徴量算出(S206)を行う。
ステップS201では、撮像画像を所定の画像サイズに縮小する。
撮像画像がカラー画像である場合、ステップS202を実行する。ステップS202では、カラー画像をグレースケール画像に変換する。図4に、グレースケール化後の画像の一例を示す。
ステップS203では、撮像画像に含まれるノイズを除去する。ノイズの除去方法は任意であり、例えば、メディアンフィルタを用いることができる。図5に、ノイズ除去後の画像の一例を示す。
ステップS204では、光源ムラを除去するため、画像全体のコントラストを均一にする局所コントラスト正規化を行う。図6に、局所コントラスト正規化後の画像の一例を示す。
ステップS205では、撮像画像の濃淡構造解析を行い、撮像画像に含まれる濃淡変化を画素ごとに解析した解析画像を作成する。濃淡構造解析は任意であるが、2次元の局所濃淡構造解析を行うことが好ましい(例えば、非特許文献3及び4参照。)。この場合、各画素について、2階テンソルの固有値を求める。2階テンソルは、濃度値の2階微分に相当し、局所的な濃度値構造を表す。2階テンソルの場合は2つの固有値が求められる。この場合、最小の固有値を用いた解析画像と最大の固有値を用いた解析画像を作成する。これにより、解析画像を作成することができる。図7及び図8に、2階テンソルの固有値を用いた解析画像を示す。
濃淡構造解析は、2階テンソル以外の階数も用いることが好ましい。例えば、0階テンソル、1階テンソル、3階テンソル及び4階テンソルを用いることが好ましい。0階テンソルは濃度値を表し、1階テンソルは勾配強度すなわちエッジの強さを表す。図9に0階テンソルの解析画像を示し、図10に1階テンソルの解析画像を示す。なお、1階テンソルは、勾配強度であるため、固有値はない。
3階テンソル及び4階テンソルの場合も、2階テンソルと同様に、最小の固有値を用いた解析画像と最大の固有値を用いた解析画像を作成することが好ましい。図11及び図12に3階テンソルの固有値を用いた解析画像を示し、図13及び図14に4階テンソルの固有値を用いた解析画像を示す。
なお、解析画像の作成方法は局所濃淡構造解析に限定しない。例えば、一様重みフィルタ、ソーベルフィルタ、プレウィットフィルタ、ラプラシアンフィルタ、ガウシアンフィルタ、メディアンフィルタなどの画像フィルタ、あるいは、しきい値処理による二値化などの任意の画像処理方法を用いることができる。
ステップS206では、解析画像のテクスチャ特徴量を求める。テクスチャ特徴量は、例えば、Haralickテクスチャ特徴量(例えば、非特許文献5参照。)である。Haralickテクスチャ特徴量は、1から14までの特徴量があるが、1から14の任意の特徴量を用いることができる。特に1から13までのHaralickテクスチャ特徴量を組み合わせることで、分類手順S104における精度を高めることができた。
なお、テクスチャ特徴量は、Haralickテクスチャ特徴量に依存しない。例えば、ランレングス行列に基づく解析手法、フラクタル次元、などの任意のテクスチャ特徴量、あるいは事前にパラメータ調整されたニューラルネットワークの出力をテクスチャ特徴量として用いることができる。
ここで、血管は、画像内でランダムな方向に走行している。そこで、血管の走行方向の違いによるテクスチャ特徴量の変化を避けるため、基準となる方向を複数用意した後、各方向に対してテクスチャ特徴量を算出し、それらを平均化して利用することが好ましい。基準となる方向は、例えば、90度ずつ異なる4つの方向、45度ずつ異なる8つの方向である。
図15を参照しながら、血管特徴量算出手順S103に用いる血管領域画像の作成方法について説明する。本実施形態は、血管領域画像の作成するために、解析部111が、撮像画像について、縮小(S301)、グレースケール化(S302)、ノイズ除去(S303)、線状度画像作成(S304)、2段階閾値処理(S305)、小成分除去(S306)を行う。ステップS301の縮小、ステップS302のグレースケール化及びステップS303のノイズ除去は、テクスチャ解析手順S102と同様である。
ステップS304では、線状度画像を作成する。線状度画像は、撮像画像に含まれる線構造を強調した画像であり、例えば、一般的にヘッセ行列解析と呼ばれる2次元の局所濃淡構造解析を用いて作成することができる。2次元の局所濃淡構造解析を用いる場合、各画素について2階テンソルの2つの固有値を求め、最小の固有値を用いた画像と最大の固有値を用いた画像を作成する。2階テンソルはヘッセ行列とも呼ばれる。これにより、図16に示すような線状度画像を得ることができる。
ここで、線状度画像を作成するに際しては、平滑化に用いるガウシアンフィルタの標準偏差σとして、複数の値を用いることが好ましい。複数のσを用いることで、太さや曲率の異なる血管であっても線構造として認識できるようになる。特に癌化した細胞核の周囲に存在する血管は太くなる傾向にあるため、複数のσを用いることで、癌化した細胞核の周囲に存在する血管についても線構造として認識できるようになる。
ステップS305では、ステップS304で作成した複数の線状度画像に含まれている血管の画像を合成する。具体的には、全ての画素位置について、複数の線状度画像のなかから線状度の最も高い値を選択することで、マルチスケール線状度画像を作成する。そして、マルチスケール線状度画像のなかから線状度が所定の閾値A以上の領域を血管候補領域として抽出する。その後、マルチスケール線状度画像のなかから線状度が所定の閾値B(<A)以上の領域で、なおかつ、血管候補領域と重複する部分を持つ領域を抽出し、これらを血管候補領域へ加える。これにより、図17に示すような血管候補領域画像を得ることができる。
ステップS305で血管候補領域画像には、血管でない領域が含まれている。そこで、ステップS306を実行する。ステップS306では、血管ではない領域を除去する。血管であるか否かは、例えば、予め定めた小さな領域であれば血管でないと判定する。このように、血管候補領域画像から血管でない領域を除去することで、図18に示すような、血管領域を抽出した血管領域画像を得ることができる。
図19を参照しながら、血管特徴量算出手順S103における血管特徴量の導出方法について説明する。本実施形態は、血管特徴量を導出するために、解析部111が、血管領域画像について、最大面積領域抽出(S311)、細線化(S312)、距離変換(S313)、最大血管の最大径の算出(S314)、最大血管の最小最大径比の算出(S315)、血管面積の全体に占める割合の算出(S316)を行う。本実施形態では、図18に示す血管領域画像を用いて説明する。
ステップS311では、血管領域をラベリングし、最大面積をもつ領域を抽出する。これにより、図20に示すような、最大面積領域抽出画像が得られる。
ステップS312では、画像領域を細線化し芯線画素を抽出する。これにより、図21のような、細線化画像が得られる。
ステップS313では、血管領域画像を距離変換し、距離画像を作成する。距離変換は、例えば、血管領域に含まれる各画素について、最も近い背景画素への距離、すなわち血管領域以外の画素への距離を求め、この距離を値として持つ画像へと変換する。これにより、図22のような、距離画像が得られる。
ステップS314では、最大面積領域抽出画像、細線化画像及び距離画像を重ねて、最大面積領域の芯線画素上の最大距離を求める。これにより、最大血管の最大径を算出することができる。
ステップS315では、最大面積領域抽出画像及び細線化画像を重ね合わせた最大面積領域の芯線画素上に配置されている距離画像の最大距離値と最小距離値を用いて、最大血管の最小最大径比を求める。
ステップS316では、血管領域画像に含まれる血管領域の面積を求め、全体画像中に占める血管領域の割合を求める。
このように、血管特徴量算出手順S103では、血管領域画像を用いて、血管特徴量を求める。なお、血管特徴量は、最大血管の最大径、最大血管の最小最大径比及び全体画像中に占める血管領域の割合に限定されない。
分類手順S104では、CPU11が、テクスチャ解析の結果及び血管特徴量を用いて、病理診断に対応した分類を行う。本実施形態では、テクスチャ解析手順S102で求めたテクスチャ特徴量及び血管特徴量算出手順S103で求めた血管特徴量を用いて、病理診断に対応した分類を行う。病理診断に対応した分類は、例えば、非腫瘍、腺腫、癌、SSA/Pである。分類は、例えば、SVM(Support Vector Machine)を用いる。ここで、分類を行うに際し、非腫瘍、腺腫、癌、SSA/Pのそれぞれについて、学習用サンプルとなるデータを画像処理装置92に与える。
分類手順S104では、画像処理装置92が、分類手順S104の分類結果を出力する。例えば、画像処理装置92が、非腫瘍、腺腫、癌、SSA/Pのうちのいずれかを診断結果として出力する。出力は、例えば、表示装置93に表示する。また、分類結果を撮像画像とともに記憶部12に格納する。
図23に、表示装置93への表示例を示す。表示装置93は、撮像装置91の撮像画像と血管領域画像を同一画面上に表示することが好ましい。さらに、非腫瘍などの病理診断に対応した分類を確率とともに表示することが好ましい。図23には、一例として、非腫瘍である可能が2%であり、腺腫である可能性が30%であり、癌である可能性が68%である例を示した。表示装置93は、確率が最も高い分類を、他の分類に比較して大きく表示することが好ましい。
以上のテクスチャ解析手順S102、血管特徴量算出手順S103及び分類手順S104を、撮像画像ごとに行う。これによって、専門的な知識と経験を有する者でなくとも、病理診断を行いたい各部位が、非腫瘍、腺腫、癌、SSA/Pのいずれであるか判断することができる。特に、消化管などの体内での粘膜の内視鏡画像を内視鏡を用いて撮像することで、リアルタイム自動診断が可能となり、内視鏡検査のクオリティを向上することができる。
なお、本実施形態に係る発明は、内視鏡画像だけでなく、生体から採取した組織を顕微鏡で撮像した顕微鏡画像など生体の微細構造を撮影した画像全般に適用することができる。
また、本実施形態では、SVMを用いて分類を行う例を示したが、分類方法はSVMに限定されるものではなく、例えば、ニューラルネットワーク、単純ベイズ分類器、決定木、クラスター解析、線形回帰分析及びロジスティック回帰分析、ランダムフォレストなどの分類手法が利用可能である。
11:CPU
111:解析部
112:分類部
12:記憶部
91:撮像装置
92:画像処理装置
93:表示装置

Claims (6)

  1. 病変表面が撮像されている撮像画像の全体の濃淡について2階テンソル以上の高階解析画像を作成し、作成した高階解析画像ごとにテクスチャ解析を行うことで複数のテクスチャ特徴量を求める解析機能と、
    前記複数のテクスチャ特徴量の組合せに基づいて、病理診断に対応した分類を行う分類機能と、
    を備える画像処理装置。
  2. 画像処理装置が、
    病変表面が撮像されている撮像画像の全体の濃淡について2階テンソル以上の高階解析画像を作成し、作成した高階解析画像ごとにテクスチャ解析を行うことで複数のテクスチャ特徴量を求める解析手順と、
    前記複数のテクスチャ特徴量の組合せに基づいて、病理診断に対応した分類を行う分類手順と、
    を行う画像処理方法。
  3. 前記解析手順において、前記撮像画像を用いてマルチスケール線状度画像を生成し、前記マルチスケール線状度画像のなかから線状度が予め定められた第1の閾値以上の領域を血管候補領域として抽出し、前記マルチスケール線状度画像のなかから線状度が前記第1の閾値よりも小さな第2の閾値以上の領域でありかつ前記血管候補領域と重複する部分を持つ領域を抽出して前記血管候補領域へ加えて血管候補領域画像を生成し、前記血管候補領域画像から血管領域を抽出して撮像画像の全体の血管特徴量を求め、
    前記分類手順において、前記複数のテクスチャ特徴量の組合せ及び前記血管特徴量に基づいて、病理診断に対応した分類を行う、
    請求項2に記載の画像処理方法。
  4. 前記解析手順において、マルチスケール線状度画像を生成するに際し、平滑化に用いるガウシアンフィルタの標準偏差として、複数の値を用いる、
    請求項3に記載の画像処理方法。
  5. 前記解析手順において、前記高階解析画像における複数の方向に対してテクスチャ特徴量の算出を行い、前記複数の方向のテクスチャ特徴量を平均化することで、前記高階解析画像のテクスチャ特徴量の算出を行う、
    請求項2から4のいずれかに記載の画像処理方法。
  6. コンピュータに、請求項2から5のいずれかに記載の各手順を実行させるためのプログラム。
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