JP6577914B2 - ビジネスプロセス生成プログラム、及びビジネスプロセス生成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のタスクの実行順序を含むシーケンスフローを生成する技術に関連するものである。
ビジネス向けソフトウエアの設計においては、ソフトウェアを実際に使われる環境に適合させることが重要である。そのため、企業等における組織間をまたいで使用されるソフトウェア、例えば、決裁承認ソフトウェアの場合、どのような順番でどの部門のどの役職の方が承認をしていくか、といった企業毎のビジネス環境を解析することが必要である。この解析はヒアリング等で実施されているため、大変な稼働がかかっている。
上記の課題に関連する従来技術として、タスクの実行情報に基づいて、ワークフローのモデル(シーケンスフロー)を生成する技術が存在する(非特許文献1)。
「データ分析による現状業務の可視化」FUJITSU 59.1. p26-32(01.2008)
しかしながら、従来技術では、シーケンスフローの生成に留まり、ロール(例:組織、担当)の情報も付与したモデルであるビジネスプロセスの生成までには至っていない。
また、ソフトウェア開発において開発したソフトウェアの最終的な振る舞いを検証する試験(総合試験)では、業務上想定し得るビジネスプロセスの実行ルートをテストすることは非効率であるため、業務の中でメインストリームを想定したシナリオでテストを行うことが一般的である。ここでメインストリームとは、ビジネスプロセスを構成するタスクの中で実行頻度が高いタスクの繋がり(高頻度実行ルート)を意味する。
一方で、既存のビジネスプロセスの構造を再現・把握するだけでは、どのルートがメインストリームであるかを把握することはできない。同様に、ソフトウェアのプログラムを解析したとしても、メインストリームを決めることはできない。このように単純にビジネスプロセスやプログラムを分析しただけではメインストリームの把握はできない。
通常のソフトウェア開発では、業務に精通した人(重要パーソン)にヒアリングを行い、メインストリームを特定することも実施されている。しかしながら、そもそも誰が当該業務に精通しているのかを特定する(重要パーソンを選定する)ためにも、ヒアリングや現場調査が必要となる。
上記のようにソフトウェア開発における業務上のメインストリーム、及び重要パーソンの特定は、現状は顧客や有識者頼りになっており、実際には大変な稼働がかかっている。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、複数のタスクの実行順序、及び各タスクを実行するロールの情報を含むビジネスプロセスの生成において、業務上のメインストリーム、及び重要パーソンの特定を行うことを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、複数のタスクの実行順序、及び各タスクのロールの情報を含むビジネスプロセスを生成するためのコンピュータに、
タスクの実行順序を示すシーケンスフローを入力するシーケンスフロー入力ステップと、
各アクタが属するロールを示すロール情報を入力するロール情報入力ステップと、
各タスクを実行するアクタの情報を含むシステムの実行ログを入力する実行ログ入力ステップと、
前記ロール情報と前記実行ログとに基づいて、各タスクを実行するロールを特定するロール・タスク情報を生成し、当該ロール・タスク情報と前記シーケンスフローとに基づいて、前記ビジネスプロセスを生成するビジネスプロセス生成ステップと、
前記実行ログに基づいて、タスク実行ルートのパターン毎の実行頻度を抽出する重要プロセス抽出ステップと、
を実行させるためのビジネスプロセス生成プログラムが提供される。
前記ビジネスプロセス生成プログラムは、前記コンピュータに、
前記実行ログに基づき、アクタによるタスクの実行頻度を、タスク毎及びアクタ毎に抽出する重要パーソン抽出ステップ、を更に実行させることとしてもよい。
本発明の実施の形態によれば、複数のタスクの実行順序、及び各タスクを実行するロールの情報を含むビジネスプロセスの生成において、業務上のメインストリーム、及び重要パーソンの特定を行うことが可能となる。
用語の定義を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるビジネスプロセス生成装置100の構成図である。 本発明の実施の形態におけるビジネスプロセス生成装置100の動作手順を示すフローチャートである。 対応関係を識別する処理のフローチャートである。 シーケンスフロー行列(SFM)の例を示す図である。 システムログデータの例を示す図である。 ユーザ・ロール行列の例を示す図である。 ロール・タスク行列の例を示す図である。 出力例を説明するための図である。 シーケンスフローを再構築する処理のフローチャートである。 ロール・タスク行列(RTM)の列の追加・内容の修正を説明するための図である。 シーケンスフロー行列(SFM)の行・列の追加・内容の修正を説明するための図である。 同一タスクの実行ロールが複数存在する場合の出力例を説明するための図である。 ビジネスプロセスに対するシーケンスフロー行列の例を示す図である。 実行ルートのパターンと実行ルート行列の例を示す図である。 重要プロセス抽出処理を説明するための図である。 出力例を説明するための図である。 重要パーソン抽出処理を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)を説明する。以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
(用語定義)
以下では、本実施の形態の説明にあたり、本明細書で使用する主な用語である、シーケンスフロー、ビジネスプロセス、ケース、実行ログについての定義を説明する。
「シーケンスフロー」とは、複数タスクの実行順序を表現した情報である。図1(a)にシーケンスフローの例を示す。図1(a)に示すとおり、シーケンスフローでは、開始イベントから終了イベントまでのタスクの実行順序が、各タスク間をフロー(矢印)でつないだ有向グラフとして表現される。
「ビジネスプロセス」とは、複数のタスクの実行順序、及び各タスクを実行するロール(例:組織、担当)を表現した情報である。ロールには複数のユーザが所属する。
図1(b)に、ビジネスプロセスの例を示す。図1(b)に示すように、ビジネスプロセスでは、ロール数分だけスイムレーンが用意される。各タスクは、当該タスクを実行するロールに対応するスイムレーン上に設置される。図1(b)の例において、例えば、ロールRは、タスクA、Bを実行するので、タスクA、Bは、ロールRに対応するスイムレーンに設置されている。シーケンスフローと同様に、開始イベントから終了イベントまでのタスクの実行順序は、各タスク間をフロー(矢印)でつないだ有向グラフとして表現される。
「ケース(Case)」とは、ビジネスプロセスを実行する上で、意味のある一連のタスクのまとまり(仕事の単位)である。例えば、図1(b)におけるビジネスプロセスでは、ある仕事(ケース1)はA→B→Dとタスクが実行され、他の仕事(ケース2)はA→C→Dとタスクが実行される。また、各ケースにおけるタスクは、当該タスクに対応するロールに属するユーザにより実行される。なお、ユーザを「アクタ」と称してもよい。
「実行ログ」とは、ケースの各タスクが、いつ、誰によって実行されたのかの情報が記録されたログである。本実施の形態では、「実行ログ」の例として「システムログ」を用いている。
(装置構成)
図2は、本実施の形態におけるビジネスプロセス生成装置100の構成図である。図2に示すとおり、本実施の形態におけるビジネスプロセス生成装置100は、シーケンスフローを入力するシーケンスフロー入力部101、システムログを入力するシステムログ入力部102、ユーザ・ロール情報を入力するロール情報入力部103、対応関係の識別を行う対応関係識別部104、シーケンスフロー修正を行うシーケンスフロー修正部114、重要プロセスを抽出する重要プロセス抽出部121、重要パーソンを抽出する重要パーソン抽出部122、ビジネスプロセスを出力するビジネスプロセス出力部105を有する。各機能部の動作の詳細説明は後述する動作説明のところで行う。
本実施の形態におけるビジネスプロセス生成装置100は、コンピュータに、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。すなわち、ビジネスプロセス生成装置100が有する機能は、当該コンピュータに内蔵されるCPUやメモリ等のハードウェア資源を用いて、当該装置で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メール等、ネットワークを通して提供することも可能である。
(ビジネスプロセス生成装置100の動作)
次に、図2に示したビジネスプロセス生成装置100の動作を、図3のフローチャート等を参照しながら詳細に説明する。
図3のステップS110において、シーケンスフロー入力部101は、ユーザ10により入力されるシーケンスフローを読み込み、シーケンスフロー行列(SFM:Sequence Flow Matrix)を対応関係識別部104に出力する。
図5は、シーケンスフロー行列の例を示す図である。図5に示すように、シーケンスフロー行列は、シーケンスフローの情報を行列で表現したものである。図5に示すように、例えば、タスクBからタスクDへのフローは、行列のB‐Dのセルに1が立てられることにより表現される。なお、ユーザ10により入力されるシーケンスフローが、シーケンスフロー行列になっていてもよいし、ユーザ10により入力されるシーケンスフローが図5右側に示すように図で表現されていて、シーケンスフロー入力部101が当該図の情報からシーケンスフロー行列を生成することとしてもよい。また、システムの実行ログの情報をシーケンスフロー入力部101に与えて、シーケンスフロー入力部101が、当該情報からシーケンスフロー行列を生成することとしてもよい。また、ここで入力されるシーケンスフローの一例としては、決裁システムの履歴情報における、だれがどのような順番で決裁をしているかを示す情報がある。
図3のステップS120では、システムログ入力部102が、システムログ20を保持するサーバやクライアント等からシステムログ(実行ログ)を読み込み、システムログデータを対応関係識別部104に出力する。
図6は、システムログデータの例を示す図である。図6に示すように、この例のシステムログデータは、ケース、タスク、該当タスクの実行された時刻、及び、該当タスクを実行したユーザのユーザID(アクタIDと称してもよい)からなるデータである。例えば、図6には、ケースWはタスクA、B、Dからなり、これらのうちのタスクAは時刻TSにIDが001のユーザにより実行されたことが示されている。
図3のステップS130では、ロール情報入力部103が、ロール情報30を保持するサーバやクライアント等からロール情報を読み込み、ユーザ・ロール行列(URM:User Role Matrix)を対応関係識別部104に出力する。
図7は、ユーザ・ロール行列の例を示す図である。図7に示すように、ユーザ・ロール行列は、ユーザIDとロールとの対応関係を行列で表現するものである。図7に示すように、例えば、ID=003のユーザがRに属することが、行列の0003−Rのセルに1が立てられることにより表現されている。なお、ロール情報30を保持するサーバ等から取得されるロール情報が、ユーザ・ロール行列になっていてもよいし、ロール情報入力部103が、ロール情報のサーバ等から取得される任意の形式のロール情報からユーザ・ロール行列を生成してもよい。
図3のステップS140において、対応関係識別部104が、ロールとタスクとの間の対応関係を識別する。具体的には、シーケンスフロー行列(SFM)と、システムログデータと、ユーザ・ロール行列(URM)とから、ロール・タスク行列(RTM:Role Task Matrix)を構築する。
ここでは、対応関係識別部104は、まず、ユーザ・ロール行列(URM)とシーケンスフロー行列(SFM)の内容から、行列の値が全てNullであるロール・タスク行列(RTM)を構築する。そして、システムログデータの内容(各タスクを実行するユーザID)と、ユーザ・ロール行列(URM)の内容(各ユーザIDの属するロール)を対応させ、各タスクを実行するロールを特定し、構築したロール・タスク行列(RTM)に結果を格納する。
ロール・タスク行列(RTM)の例を図8に示す。図8に示す例は、図5、図6、図7に示した入力データから得られたロール・タスク行列(RTM)である。図8に示すように、ロール・タスク行列(RTM)は、ロールとタスクとの対応関係を行列で表現するものである。図8に示すように、例えば、ロールRがタスクDを実行することは、行列のR−Dのセルに1が立てられることにより表現される。
ロールとタスクの対応関係を識別した結果、同一タスクを複数のロールが実行していた場合において、図3のステップS150で、シーケンスフロー修正部114がシーケンスフローを再構築する。この処理の詳細は後述する。また、図3のステップS160において、重要プロセス抽出部121が重要プロセスの抽出を行うとともに、図3のステップS170において、重要パーソン抽出部122が重要パーソンの抽出を行う。これらについても詳細は後述する。なお、重要プロセス抽出部121による重要プロセスの抽出処理、及び、重要パーソン抽出部122による重要パーソンの抽出処理は、図3に示すステップの順番で行う必要はなく、システムログ(実行ログ)の読み込みの後、任意の時点で行うことができる。例えば、ビジネスプロセスの出力の後に、重要プロセスの抽出処理、及び、重要パーソンの抽出処理を行うこととしてもよい。また、重要プロセスの抽出処理と重要パーソンの抽出処理の順番も任意であり、どちらを先に行ってもよいし、同時に行ってもよい。
以下、ビジネスプロセス生成のための基本的な動作を分かり易く説明する観点から、まずは、シーケンスフローの再構築、重要プロセス抽出、重要パーソン抽出を除いた例を示し、その後に、シーケンスフローの再構築、重要プロセス抽出、重要パーソン抽出について、順次詳細に説明する。
図3のステップS180では、ビジネスプロセス出力部105が、シーケンスフロー行列(SFM)の内容とロール・タスク行列(RTM)の内容を統合し、ビジネスプロセスを出力する。図9に出力例を示す。図9の例において、例えば、ロール・タスク行列(RTM)におけるロールRのタスクはAとBであり、シーケンスフロー行列(SFM)において、A→Bのフローが示されているから、これらを統合して、図9に示すビジネスプロセスのRのスイムレーンが得られる。また、ロール・タスク行列(RTM)において、ロールRのタスクがCであり、シーケンスフロー行列(SFM)において、A→Cのフローが示されているから、これらを統合して、図9に示すビジネスプロセスのRのスイムレーンから、Rのスイムレーンへのフローが得られる。
なお、ビジネスプロセス出力部105は、ビジネスプロセスの画面をユーザに表示することとしてもよいし、ビジネスプロセスの画面を表示するために必要な情報(例:HTML情報)を他の装置に送信し、他の装置にビジネスプロセスの画面を表示させることとしてもよい。
<ステップS140の詳細>
図4のフローチャートを参照して、ステップS140において対応関係識別部104が実行する処理内容をより詳細に説明する。
ステップS210では、ロール・タスク行列(RTM)を構築する。ここでは、まず、ユーザ・ロール行列(URM)の列(ロール)の内容を取得し、シーケンスフロー行列(SFM)の内容(タスク)を取得する。例えば、図5、図7の例であれば、ユーザ・ロール行列(URM)からR、R、Rが取得され、シーケンスフロー行列(SFM)からA、B、C、Dが取得される。そして、行がロール、列がタスクに対応した、ロール・タスク行列(RTM)(行列の値は全てNull)を作成する。これは、図8に示した例においては、いずれの行列の値が全て空であるものに相当する。
以下のステップS220、S230の処理は、システムログデータの全てのレコードに対して行われる。
ステップS220では、タスク実施ロールを識別する。具体的には、システムログデータのレコードと、ユーザ・ロール行列(URM)の内容を対応させて、当該レコードのタスクを実施するロールを特定する。例えば、図6のシステムログデータの2番目のレコードに着目すると、タスクBはID=001のユーザが実行することが示されている。また、図7のユーザ・ロール行列(URM)を参照すると、ID=001のユーザは、ロールRに属するから、システムログデータの2番目のレコードにおけるタスクBは、ロールRが実施することがわかる。
ステップS230では、ロール・タスク行列(RTM)に結果を付与する。すなわち、ステップS220で特定したロールとタスクに対応する、ロール・タスク行列(RTM)のセル(行:ロール、列:タスク)に、値1を格納する。既に当該セルに値1が格納されていても上書きする。
例えば、図6、図7について上述したように、システムログデータの2番目のレコードにおけるタスクBを、ロールRが実施する場合、図8に示すように、ロール・タスク行列(RTM)のR−Bのセルに1が入る。
以上、説明したように、対応関係識別部104において、システムログデータを参照し、各タスクを実行したユーザを特定した上で、当該ユーザの属する組織(ロール)を選択し、ロールとタスクの対応関係を識別するので、タスクの実行順序(シーケンスフロー)に対して、ロールの情報を付与した、ビジネスプロセスを生成することができる。
より詳細には、システムの全ての実行ログを参照(全集調査)し、タスクを実行したユーザと、各タスクを実行するロールを特定しているため、出力結果(ロールとタスクの対応関係)は、調査の抜け漏れがなく(=網羅的)、人手によるミスがない(=正しい)ことを保証できる。すなわち、各タスクを実行するロールを完全に(網羅的、且つ正しく)特定することが可能となる。
また、タスクの実行順序の情報(シーケンスフロー)と、組織の情報(ユーザとロールの関係)を対応付けた内容(ロールとタスクの関係)を、システムの実行ログに基づいて、自動生成することができる。これにより、人手による対応付け作業(例:インタビューや現場観察)よりも、ビジネスプロセスの高速な作成が可能となる。
<シーケンスフローの再構築の動作について>
次に、図3のステップS150において、シーケンスフロー修正部114により実行されるシーケンスフローの再構築の動作について説明する。
図3のステップS150におけるシーケンスフローの再構築において、シーケンスフロー修正部114には、まず、対応関係識別部104からシーケンスフロー行列(SFM)とロール・タスク行列(RTM)が入力される。シーケンスフロー修正部114は、ロール・タスク行列(RTM)の内容において、1つのタスクに対して実行するロールが複数存在する場合には、その数分だけ当該タスクの複製を作成する。作成結果を、ロール・タスク行列(RTM)及びシーケンスフロー行列(SFM)に反映し、行列の内容の修正を行う。そして、修正済みのシーケンスフロー行列(SFM)と修正済みのロール・タスク行列(RTM)を出力する。
図10のフローチャートを参照して、ステップS150においてシーケンスフロー修正部114が実行する処理内容をより詳細に説明する。
ステップS310では、ロール・タスク行列(RTM)の内容において、複数のロールが実行しているタスク(群)を選択する。例えば、図11の左側に示すロール・タスク行列(RTM)の場合、ロールRとRがタスクCを実行しているので、この場合はタスクCが選択される。
以下のステップS320〜S370は選択された全てのタスクについて実行される。
ステップS320では、選択されたタスクと、ロール・タスク行列(RTM)とに基づき実行ロールリストを作成する。具体的には、選択されたタスクを実行するロールの情報を、ロール・タスク行列(RTM)から取得し、その内容を実行ロールリストとして作成する。図11の例では、実行ロールリストは{R,R}となる。
ステップS330において、選択されたタスクの複製を、(実行ロールリストの要素総数−1)個分作成し、ロール・タスク行列(RTM)の列として追加する。
図11に示す例では、上述したように選択されたタスクCの実行ロールリストが{R,R}であり、この場合、複製を1個(=2−1)作成する。そして、ロール・タスク行列(RTM)には、複製タスク(名称をC'とする)の列が新規に追加される。
ステップS340では、選択されたタスク及び実行ロールリストに基づいて、シーケンスフロー行列(SFM)の行・列を追加する。具体的には、選択されたタスクの複製を、(実行ロールリストの要素総数−1)個分作成し、シーケンスフロー行列(SFM)の行及び列として追加する。
図11、図12に示す例の場合、選択されたタスクCの実行ロールリストが{R,R}であり、この場合、複製タスクC'を1個(=2−1)作成する。そして、図12に示すとおり、シーケンスフロー行列(RTM)の行と列のそれぞれに複製タスクC'が追加される。
以下のステップS350、S360、S370は、追加された全ての列に対して実行される。
ステップS350では、選択されたタスク、実行ロールリストに基づいて、ロール・タスク行列(RTM)の内容を修正する。すなわち、追加された列において、実行ロールリストの2番目に記載のロールに対応する行のセルに、値1を格納する。次に、選択されたタスクに対応する列において、当該ロールに対応するセルの値を、1から0に修正する。
図11に示す例では、追加されたC'の列において、実行ロールリスト{R,R}の2番目に記載のロールRに対応する行のセルに1が格納される。また、選択されたタスクCに対応する列において、当該ロールRに対応するセルの値を、1から0に修正している。
ステップS360では、選択されたタスク、実行ロールリストに基づいて、シーケンスフロー行列(SFM)の内容を修正する。具体的には、選択されたタスクの列において、値が1と記載のセルに対応する行(シーケンスフローの中で、選択されたタスクの直前に実行されるタスク)を特定する。特定された行において、追加された列に対応するセルに値1を格納する。次に、選択されたタスクの行において、値が1と記載のセルに対応する列(シーケンスフローの中で、選択されたタスクの直後に実行されるタスク)を特定し、特定された列において、追加された行に対応するセルに値1を格納する。
図12に示す例では、選択されたタスクCの列において、値が1と記載のセルに対応する行(タスクAの行)を特定する。特定されたタスクAの行において、追加されたC'の列に対応するセルに値1を格納する。また、選択されたタスクCの行において、値が1と記載のセルに対応する列(タスクDの例)を特定し、特定されたタスクDの列において、追加された行(C')に対応するセルに値1を格納する。
ステップS370では、実行ロールリストの消込をする。具体的には、2番目に記載のロールを実行ロールリストから消去する処理を行う。図11、図12の例では、実行ロールリスト{R,R}の2番目に記載のロールRが消去される。
図13は、シーケンスフローの再構築を行う場合における出力例を示す図である。ここでは、ビジネスプロセス出力部105は、上述した処理により修正されたロール・タスク行列(RTM)と、修正されたシーケンスフロー行列(SFM)とを統合することで、図13の右側に示すように、タスクCが、ロールRとRの双方により実行されていることを表現したビジネスプロセスが生成、出力される。
以上、説明したように、シーケンスフローの再構築により、同一タスクを複数のロールが実行していることを特定することが可能となる。すなわち、システムの全ての実行ログを参照(全数調査)し、同一タスクを過去に一度でも実行したことがあるロールを抽出することで、同一タスクを複数ロールが実行していた場合には、それを確実に検知できる。
また、同一タスクを複数ロールが実行していた場合のシーケンスフローを、自動生成することができる。これにより、同一タスクを複数のロールが実行している場合でも、ビジネスプロセスの高速な作成が可能となる。
<重要プロセス抽出処理>
次に、図3のステップS160において、重要プロセス抽出部121が実行する重要プロセス抽出処理について説明する。以下、図13に示したようなタスクA、B、C、C'、Dから構成されるビジネスプロセスにおいて、メインストリームを特定する実施例を説明する。なお、前述したように、メインストリームとは、ビジネスプロセスを構成するタスクの中で実行頻度が高いタスクの繋がり(高頻度実行ルート)を意味する。
タスクA、B、C、C'、Dから構成される当該ビジネスプロセスにおけるタスクの流れ(シーケンスフロー)の内容は、図14に示すシーケンスフロー行列(SFM)のように表せる。
次に、このビジネスプロセスにおける実行ルートの1つとして、A→B→Dを考える。この実行ルートをパターン(1)とする。当該パターン(1)は、図15(a)において、「パターン(1)」の網掛けしたタスク群として示されている。
また、パターン(1)の実行ルートを表現するための行列(実行ルート行列(ERM:Execution Route Matrix))は、図15(b)において、「パターン(1)の実行ルート行列」として表わすことができる。
なお、図15(b)には、参考として、パターン(1)の他、図15(a)に示すパターン(2)〜(4)のそれぞれについての実行ルート行列も示されている。パターン(1)〜(4)は、後述する図16におけるパターン(1)〜(4)に対応する。
重要プロセスの抽出ステップでは、重要プロセス抽出部121が、システムログ入力部102により入力されたシステムの実行ログから、実行ルートのパターンを識別し、それぞれのパターンの実行回数を測定する。その上で、例えば、最も実行回数が多い実行ルートを、当該業務のメインストリーム(高頻度実行ルート)であると判断する。以下、具体例を説明する。
システムの実行ログは、例えば、図6に示したものであり、1つの仕事(Work)の単位(例:決裁承認ソフトウェアにおける1伝票)について、どのタスクが、いつ、だれが実行されたのかが記録されたログである。
本具体例では、実行ログとして、図16に示す実行ログを使用する。図16に示す実行ログの例では、左から、Work−ID、タスク名、タスクの実行時間が記録されている。実行時間は簡略化のため、全てtimestampと記載しているが、実際にはレコードの上から下に向かって、時刻が進んでいる値となっている。なお本来は実行者の情報であるアクタIDも記録されるが、図16には図示していない。なお、アクタIDをユーザIDと称してもよい。
また、図16に示すように、重要プロセス抽出部121により、実行ルート頻度テーブルが生成され、値の更新等がなされる。実行ルート頻度テーブルは、ビジネスプロセス生成装置100におけるメモリ等の記憶手段に格納されるテーブルである。実行ルート頻度テーブルは、"実行ルートパターン"カラムと"実行頻度"カラムを有する。
図16に示す実行ログの例では、Work‐IDがCase1の場合、タスクがA→B→Dと実行されていることが示されている。重要プロセス抽出部121は、Work‐ID毎に、実行ログの各レコードをtimestampの時刻の順に確認し、このような実行ルートをパターン(A→B→Dはパターン(1))として識別し、実行ルート頻度テーブルの情報を更新する。
より具体的には、重要プロセス抽出部121は、パターン(1)を検出した場合、実行ルート頻度テーブルにおける"実行ルートパターン"カラムが(1)となる新規のレコードを追加し、当該レコードの"実行頻度"カラムに1(=実行回数)を入力する。
このようにして、重要プロセス抽出部121は、Work‐ID毎にタスクの実行状況を確認し、検出したパターンが実行ルート頻度テーブルに存在すれば、当該パターンのレコードにおける"実行頻度"カラムの値をインクリメント(+1)させる。過去にないパターンであれば、実行パターンを増やす。すなわち、実行ルート頻度テーブルにレコードを追加する。
図16に示す例では、Work‐IDがCase1,Case2,Case3,Case4においてそれぞれ新規の実行ルートが識別されたので、都度、実行ルート頻度テーブルにレコードを追加し、実行頻度を1と設定していく。Work‐IDがCase5で初めて過去にあるパターン(実行ルートパターン(1))が識別されたので、当該レコードの"実行頻度"カラムは2にインクリメントされている。
重要プロセス抽出部121は、上記の処理を実行ログ全体に対して行って得られた実行ルート頻度テーブルから、実行頻度が最大のパターンを取得し、当該パターンの実行ルートをメインストリームと判断する。なお、実行頻度が最大のパターンのみを取得することの他、実行頻度の上位N番目(Nは2以上の整数)までのパターンを取得することとしてもよい。
重要プロセス抽出部121は、処理結果(例:実行頻度が最大のパターンの情報)を、ビジネスプロセス生成装置100の外部へ出力してもよいし、処理結果をビジネスプロセス出力部105に渡してもよい。また、重要プロセス抽出部121は、実行ルート頻度テーブル作成までの処理を行って、作成された実行ルート頻度テーブルの情報をビジネスプロセス生成装置100の外部へ出力してもよい。
実行頻度が最大のパターンがパターン(4)(A→C'→D)である場合において、当該パターン(4)をビジネスプロセス出力部105に渡し、ビジネスプロセス出力部105が、ビジネスプロセスの出力を行う場合における出力例を図17(b)に示す。図17(a)には、比較のために、従来技術で想定される出力例を示している。
図17(b)に示すように、パターン(4)(A→C'→D)であるメインストリーム(太線で表示)が、分かり易くビジネスプロセス上に示される。すなわち、ロールを加味したビジネスプロセスの生成結果と、実行ログの分析結果を重ねあわせることで、真のメインストリームの特定を行うことができる。この真のメインストリームは、図17(a)の従来技術では発見できないものである。
また、図17(b)に示すように、タスクCは、ロールRとRの双方が実行しているため、両者は別ルートとして識別される。そして、重要プロセス抽出処理により、真のメインストリームはA→C'→Dであることがわかる。つまり、このメインストリームを試験すべきであることがわかる。
上記のように、重要プロセス抽出処理を行うことで、例えば、タスクCがロールRとRの双方が実行していたというビジネスプロセスであったとしても、それぞれのロール情報を反映させて重要度の高い実行パターン(メインストリーム)を抽出することができるため、網羅的、且つ詳しい(ロールのレベルまで加味した)ビジネスプロセスの分析・把握を実現することができる。
なお、ここで説明した具体例では、同一タスクを複数のロールが実行している場合を例に説明しているが、同一タスクを複数のロールが実行していない場合でも、同様にして、重要プロセス抽出処理を行って、メインストリームの表示を行うことが可能である。
<重要パーソン抽出処理>
次に、図3のステップS170において、重要パーソン抽出部122が実行する重要パーソン抽出処理について説明する。重要パーソン抽出処理においては、図18に示す実行ログを使用するとともに、アクタ実行頻度マトリクスが生成される。
図18に示す実行ログは、図16に示す実行ログと同じものであるが、図18には、アクタIDが示されている。すなわち、図18に示す実行ログでは、左から、Work‐ID、タスク名、タスクの実行時間、実行者の情報であるアクタIDが記録されている。
重要パーソン抽出ステップにおいて、重要パーソン抽出部122は、システムログ入力部102により入力された実行ログから、アクタ実行頻度マトリクスを作成する。アクタ実行頻度マトリクスは、ビジネスプロセス生成装置100におけるメモリ等の記憶手段に格納されるマトリクスである。
図18に示すとおり、アクタ実行頻度マトリクスの行にはアクタIDが並び、列にはタスクが並ぶ。アクタ実行頻度マトリクスの各セルには、セルの行に対応するアクタが、セルの列に対応するタスクを実行した回数が格納される。例えば、図18のアクタ実行頻度マトリクスにおける第1行・第1列のセルは、アクタIDが10001の人物が、タスクAを4回実行している、という意味になる。
重要パーソン抽出部122は、実行ログの各レコードについて、タスクとアクタIDの組を確認し、当該組に対応する、アクタ実行頻度マトリクスのセルにおける値をインクリメントする(+1する)処理を行うことでアクタ実行頻度マトリクスを完成させる。
そして、例えば、重要パーソン抽出部122は、タスク毎に、実行頻度が最大のアクタを取得する。なお、実行頻度が最大のアクタのみを取得することの他、実行頻度の上位N番目(Nは2以上の整数)までのアクタを取得することとしてもよい。
重要パーソン抽出部122は、処理結果(例:タスク毎の実行頻度が最大のアクタの情報)を、ビジネスプロセス生成装置100の外部へ出力してもよいし、処理結果をビジネスプロセス出力部105に渡してもよい。また、重要パーソン抽出部122は、アクタ実行頻度マトリクス作成までの処理を行って、作成されたアクタ実行頻度マトリクスの情報をビジネスプロセス生成装置100の外部へ出力してもよい。
処理結果をビジネスプロセス出力部105に渡す場合、例えば、ビジネスプロセス出力部105は、ビジネスプロセスの各タスク上(あるいはその近傍)に、実行頻度が最大のアクタの情報を表示することができる。
上記のように、アクタ実行頻度マトリクスを完成することで、各タスクを高い頻度で実行している人物、すなわち、当該タスクの経験や知識を多く有する人物(重要パーソン)が特定できるようになる。
例えば、図17(b)に示すビジネスプロセスにおいて、図18のアクタ実行頻度マトリクスが完成した状況を想定する。この場合、タスクC'とDは同じロールRにより実行されるタスクであるが、アクタ10004のみにヒアリングしたとしても、タスクDに関する情報しか聞けない。
重要パーソン抽出処理を行う本実施の形態では、それぞれのタスクについて、タスクC'は10005が全て実施、タスクDは10004が全て実施、ということが分かるようになるため、タスクDに関する情報を取得するには、アクタ10005にも聞く必要がある、と認識できるようになる。このように、タスクの粒度で重要パーソンを特定することができるようになる。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本実施の形態により、複数のタスクの実行順序、及び各タスクのロールの情報を含むビジネスプロセスを生成するためのコンピュータに、タスクの実行順序を示すシーケンスフローを入力するシーケンスフロー入力ステップと、各アクタが属するロールを示すロール情報を入力するロール情報入力ステップと、各タスクを実行するアクタの情報を含むシステムの実行ログを入力する実行ログ入力ステップと、前記ロール情報と前記実行ログとに基づいて、各タスクを実行するロールを特定するロール・タスク情報を生成し、当該ロール・タスク情報と前記シーケンスフローとに基づいて、前記ビジネスプロセスを生成するビジネスプロセス生成ステップと、前記実行ログに基づいて、タスク実行ルートのパターン毎の実行頻度を抽出する重要プロセス抽出ステップと、を実行させるためのビジネスプロセス生成プログラムが提供される。
前記ビジネスプロセス生成ステップは、前記ロール・タスク情報において、あるタスクに複数のロールが対応する場合に、当該タスクが、当該複数のロールにより実行されていることを示す情報を含む前記ビジネスプロセスを生成するステップを有することとしてもよい。
前記ビジネスプロセス生成プログラムは、前記コンピュータに、前記実行ログに基づき、アクタによるタスクの実行頻度を、タスク毎及びアクタ毎に抽出する重要パーソン抽出ステップ、を更に実行させることとしてもよい。
また、本実施の形態により、複数のタスクの実行順序、及び各タスクのロールの情報を含むビジネスプロセスを生成するコンピュータが実行するビジネスプロセス生成方法であって、タスクの実行順序を示すシーケンスフローを入力するシーケンスフロー入力ステップと、各アクタが属するロールを示すロール情報を入力するロール情報入力ステップと、各タスクを実行するアクタの情報を含むシステムの実行ログを入力する実行ログ入力ステップと、前記ロール情報と前記実行ログとに基づいて、各タスクを実行するロールを特定するロール・タスク情報を生成し、当該ロール・タスク情報と前記シーケンスフローとに基づいて、前記ビジネスプロセスを生成するビジネスプロセス生成ステップと、前記実行ログに基づいて、タスク実行ルートのパターン毎の実行頻度を抽出する重要プロセス抽出ステップと、を備えることを特徴とするビジネスプロセス生成方法が提供される。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100 ビジネスプロセス生成装置
101 シーケンスフロー入力部
102 システムログ入力部
103 ロール情報入力部
104 対応関係識別部
105 ビジネスプロセス出力部
114 シーケンスフロー修正部
121 重要プロセス抽出部
122 重要パーソン抽出部

Claims (4)

  1. 複数のタスクの実行順序、及び各タスクのロールの情報を含むビジネスプロセスを生成するためのコンピュータに、
    タスクの実行順序を示すシーケンスフローを入力するシーケンスフロー入力ステップと、
    各アクタが属するロールを示すロール情報を入力するロール情報入力ステップと、
    各タスクを実行するアクタの情報を含むシステムの実行ログを入力する実行ログ入力ステップと、
    前記ロール情報と前記実行ログとに基づいて、各タスクを実行するロールを特定するロール・タスク情報を生成し、当該ロール・タスク情報と前記シーケンスフローとに基づいて、前記ビジネスプロセスを生成するビジネスプロセス生成ステップと、
    前記実行ログに基づいて、タスク実行ルートのパターン毎の実行頻度を抽出する重要プロセス抽出ステップと、
    を実行させるためのビジネスプロセス生成プログラム。
  2. 前記ビジネスプロセス生成ステップは、
    前記ロール・タスク情報において、あるタスクに複数のロールが対応する場合に、当該タスクが、当該複数のロールにより実行されていることを示す情報を含む前記ビジネスプロセスを生成するステップを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のビジネスプロセス生成プログラム。
  3. 前記コンピュータに、
    前記実行ログに基づき、アクタによるタスクの実行頻度を、タスク毎及びアクタ毎に抽出する重要パーソン抽出ステップ、
    を更に実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載のビジネスプロセス生成プログラム。
  4. 複数のタスクの実行順序、及び各タスクのロールの情報を含むビジネスプロセスを生成するコンピュータが実行するビジネスプロセス生成方法であって、
    タスクの実行順序を示すシーケンスフローを入力するシーケンスフロー入力ステップと、
    各アクタが属するロールを示すロール情報を入力するロール情報入力ステップと、
    各タスクを実行するアクタの情報を含むシステムの実行ログを入力する実行ログ入力ステップと、
    前記ロール情報と前記実行ログとに基づいて、各タスクを実行するロールを特定するロール・タスク情報を生成し、当該ロール・タスク情報と前記シーケンスフローとに基づいて、前記ビジネスプロセスを生成するビジネスプロセス生成ステップと、
    前記実行ログに基づいて、タスク実行ルートのパターン毎の実行頻度を抽出する重要プロセス抽出ステップと、
    を備えることを特徴とするビジネスプロセス生成方法。
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