JP6565453B2 - 塩化ニトロシルの製造方法 - Google Patents
塩化ニトロシルの製造方法Info
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Description
また、特許文献8には、塩化カリウム以外の塩化物と二酸化窒素との反応を、塩化ニトロシルの製造に利用する可能性について示唆されている。しかし、特許文献8には、上記の反応を塩化ニトロシルの製造に利用することを、実際に検討した報告はない。
また、塩化ナトリウムまたは塩化カリウムと、二酸化窒素とを反応させて塩化ニトロシルを得る手法では、反応速度が非常に遅いため、二酸化窒素と塩化物との接触時間を長時間にする必要があった。
塩化ナトリウムと二酸化窒素との反応は、以下の(反応式1)で示すことができる。
NaCl+2NO2→NaNO3+NOCl(反応式1)
そこで、本発明者は、(反応式1)で示される反応における原料ガス以外の不純物ガスが混入しない利点を利用しつつ、反応速度を速くして二酸化窒素のほぼ全量を塩化ニトロシルへと変化させる製造方法を検討した。
本発明は、上記の知見に基づいてなされたものであり、その要旨は以下の通りである。
(2)前記塩化物の無水物と前記二酸化窒素とを21℃未満の温度で接触させて反応させることを特徴とする(1)に記載の塩化ニトロシルの製造方法。
(3)塩化カルシウム、塩化ストロンチウム、塩化コバルト(II)、及び塩化鉄(III)からなる群より選択される1種以上の塩化物の水和物を風解して前記塩化物の無水物を得る工程を有し、前記工程で得られた、塩化カルシウム、塩化ストロンチウム、塩化コバルト(II)、及び塩化鉄(III)からなる群より選択される1種以上の塩化物の無水物と、二酸化窒素とを、−11℃以上10℃以下の反応温度で反応させて製造することを特徴とする塩化ニトロシルの製造方法。
(4)前記塩化物が、塩化ストロンチウムを含むことを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の塩化ニトロシルの製造方法。
(5)前記塩化物が、塩化コバルト(II)を含むことを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の塩化ニトロシルの製造方法。
(6)前記塩化物の無水物を充填して形成した充填層を有する反応管と、前記反応管内に二酸化窒素を供給する供給装置とを有する反応装置を用い、前記充填層に前記二酸化窒素を流通させることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の塩化ニトロシルの製造方法。
本発明者は、まず初めに、上記の(反応式1)で示される反応において、塩化ナトリウムおよび塩化カリウムと、二酸化窒素との反応速度が遅い理由を検証した。そして、反応速度が遅い主な理由は、以下に示す第一の理由〜第三の理由であると推定した。
まず、二酸化窒素との反応に用いる原料である塩化物を選択する際の基準について述べる。そして、選択した塩化物と二酸化窒素とを反応させる手順について説明を行う。最後に、発生したガス中に含まれる塩化ニトロシルの濃度を決定する手順について述べる。
ACln+2nNO2→A(NO3)n+nNOCl(反応式2)
およそあらゆる塩化物が(反応式2)に適用可能である。実際に本実施形態の反応に用いる塩化物の選択にあたっては、(反応式2)の反応のエンタルピー変化が負に大きく、より発熱であるものを選ぶと好ましく、また、反応の際のギブスの自由エネルギー変化が負に大きいほど生成物が有利となり好ましい。
表1に示すように、周期表の第1族元素(アルカリ金属)では、塩化リチウムを用いた場合に発熱量が大きく(−ΔHおよび−ΔGが大きく)、(反応式2)の反応において塩化ニトロシル生成の反応速度が速くなることが期待される。同様に、周期表の第2族元素では、塩化カルシウム、塩化ストロンチウムが有利であると予想できる。また、遷移金属元素では塩化コバルト(II)が好ましいと考えられる。
実際に塩化ニトロシルを生成した際の転化率が、概ね上記の予想通りの序列となることは、後の実施例に示す通りである。したがって、熱力学的に(反応式2)の反応が有利となる塩化物を選択することは、塩化ニトロシル生成の反応速度を速くするには、有効である。
本発明者らが、塩化カルシウムの水和物と塩化リチウムの水和物とを、それぞれ200℃で加熱する風解処理を行って得た無水物では、塩化カルシウムの比表面積は、塩化リチウムの比表面積と比較して10倍以上大きい値であった。
本実施形態では、前記群より選択される1種以上の塩化物の水和物を風解して前記塩化物の無水物を得る工程を有することが好ましい。
特に、塩化ニトロシルの生成速度が大きく、塩化ニトロシルを効率よく生成できるため、塩化カルシウムの水和物または塩化ストロンチウムの水和物を風解して得た無水物を用いることが好ましい。
そこで本発明者らは、コバルト塩の持つ特徴的な色変化に着目した。無水塩化コバルト(II)と無水硝酸コバルト(III)とでは、大きく色が異なる。無水塩化コバルト(II)は青色であり、無水硝酸コバルト(III)は淡い赤色である。よって、塩化コバルト(II)を用いて充填層を形成すれば、塩化コバルト(II)と二酸化窒素とが反応して硝酸コバルト(III)に変化したことを、色の変化で確認できる。
本実施形態においては、塩化物を充填して形成した充填層を有する反応管と、反応管内の充填層に二酸化窒素を供給する供給装置とを有する反応装置を用いて、塩化ニトロシルを製造する場合を例に挙げて説明する。本実施形態では、反応装置の充填層に供給装置を用いて二酸化窒素を供給し、充填層に二酸化窒素を流通させて、塩化物と二酸化窒素とを接触させることにより、塩化ニトロシルを製造する。
また、市販品として塩化物の無水物が入手可能である場合には、それを利用することにより、塩化物の水和物の風解処理を省略でき、製造工程を簡略化できる。
また、反応装置の反応管内に充填した塩化物の充填密度にむらがあり、充填層の一部の塩化物が反応に寄与しにくい状態であると、反応効率が低下してしまう。このため、塩化物として、必要に応じて粒子を整粒したものを用いることが好ましい。整粒した塩化物の粒子を用いると、反応管内に充填した塩化物の充填密度が均一になるため、充填された塩化物全体が反応に寄与するようになり、良好な反応効率が得られる。
例えば、反応管に、希釈された二酸化窒素の収容されたガスボンベが接続されている場合、二酸化窒素濃度の異なる複数のガスボンベを用意し、ガスボンベを適時選択する方法を用いることができる。また、所定の割合で窒素などの希釈ガスと二酸化窒素(または希釈ガスで希釈された二酸化窒素)とを所定の流量で反応管に供給することにより、希釈ガスと二酸化窒素との混合ガスを反応管に供給する方法を用いてもよい。
本実施形態の製造方法では、塩化物の無水物と二酸化窒素とを、90℃未満、好ましくは23℃(室温)以下の温度で接触させて反応させることが好ましい。反応温度を23℃以下とすることで、塩化ニトロシルの生成効率が著しく向上する。
また、塩化物の無水物と二酸化窒素とを5℃以下の温度で接触させて反応させることがさらに好ましい。この場合、塩化物表面への二酸化窒素の吸着がさらに促進され、より一層、塩化ニトロシルの生成効率が向上する。
また、塩化物の無水物と二酸化窒素とを接触させる温度を0℃以上とすることにより、冷却に必要なコストを抑制でき、好ましい。
しかしながら、赤外分光測定にて発生させた塩化ニトロシルの濃度を決定するにはいくつかの課題がある。すなわち、同じ濃度の塩化ニトロシル含有ガスを測定する場合でも、用いる赤外分光装置や、ガス分析用セルの種類によって、その検出値は大きく変動する。さらに、同じ装置を用いた場合でも、測定を実施する日毎に検出値が変動してしまう。このため、一度作成した検量線が必ずしも信頼できないという問題がある。
一つ目の方法は、塩化物と反応させる直前に二酸化窒素濃度に対する赤外スペクトルのピーク強度の検量線を作成し、反応前後で減少した二酸化窒素濃度が塩化ニトロシルに変化したと見積もるものである。
二つ目の方法は、導入した二酸化窒素ガスの濃度と、赤外分光測定結果における二酸化窒素と塩化ニトロシルの検出ピーク強度の相対値とを用いて、発生した塩化ニトロシルの濃度の計算を行うものである。以下でそれぞれについてその詳細を述べる。
よって、反応管通過後の塩化ニトロシル含有ガス中に含まれる塩化ニトロシルと二酸化窒素の濃度の相対比が分かれば、各ガスの濃度を決定することが可能である。
また、本実施形態の塩化ニトロシルの製造方法では、二酸化窒素の使用量(モル数)を制御することによって、簡便に、任意の生成量(モル数)で塩化ニトロシルを発生させることができる。また、塩化物の無水物と反応させる二酸化窒素の濃度を希釈ガスで制御することによって、任意の濃度で塩化ニトロシルを含有する塩化ニトロシル含有ガスが得られる。
(i)ニトロシル硫酸と塩化水素を反応させて塩化ニトロシルを得る従来手法では、副生物として塩素と窒素酸化物を多量に含む濃硫酸が発生してしまう他、原料のニトロシル硫酸が湿度に対して不安定であり、高い腐食性を持つために保存が困難であるという問題点。
(ii)塩化ナトリウムと硝酸を反応させる従来手法では、塩化ニトロシルと等モル量の塩素が発生してしまう他、水溶液として反応を進行させるために、不純物として水が混入し、塩化ニトロシルが一部加水分解してしまうという問題点。
(iii)塩化ナトリウムや塩化カリウムと二酸化窒素を反応させる従来手法は、反応速度が非常に遅く、二酸化窒素と塩化物との接触時間を長くする必要があるほか、未反応の二酸化窒素が多量に残存してしまうために精製を行う必要があるという問題点。
(iv)従来の方法で製造された塩化ニトロシルは、製造の段階で濃度を制御することが困難であるという問題点。
(v)(iv)のため、高い毒性と高い腐食性を持つ塩化ニトロシルガスを、ドライアイス温度などに冷却して液体状態にて保存する必要が生じてしまいコストがかかり、安全面でも対策にコストがかかったという問題点。
また、本実施形態によれば、窒素酸化物や塩化水素、塩素などの反応性を有する不純物の含有量が少ない高純度な塩化ニトロシルガスを、任意の濃度で、必要な量だけ簡便に製造することも可能となる。
(実施例1〜4、比較例1〜4)
表2および以下に示す実施例1〜4、比較例1〜4の塩化物を、以下に示す質量で秤取り、それぞれ反応用の石英ガラス管(反応管)に充填し、塩化物の上下をシリカウールで固定した。
(実施例2)塩化ストロンチウム・6水和物(関東化学、特級、純度99.0%)0.40g
(実施例3)塩化コバルト(II)・6水和物(関東化学、高純度試薬、純度99.95%以上)0.40g
(実施例4)塩化鉄(III)無水物(和光純薬)0.40g
(比較例2)塩化ナトリウム(関東化学、容量分析用、純度99.95%以上)0.30g
(比較例3)塩化カリウム(関東化学、特級、純度99.5%以上)0.30g
(比較例4)塩化鉄(II)・4水和物(関東化学、特級、純度99.0−102.0%)0.40g
純度(%)=A/(B+A)×100
転化率および純度を示す上記式において、Aは反応試験により石英ガラス管(反応管)通過後のガス中の塩化ニトロシルの濃度(モル%)を示し、Bは反応試験により石英ガラス管(反応管)を通過後のガス中の二酸化窒素の濃度(モル%)を示す。
また、塩化ストロンチウムを用いた実施例2は、塩化カルシウムを用いた実施例1と比較して、転化率および純度が高く、塩化ニトロシルの生成効率が高いことが確認された。
塩化カルシウムを用いた場合と塩化ストロンチウムを用いた場合の反応のエンタルピーは、表1に示す通りほぼ同程度であるにも関わらず、表2に示すように塩化ニトロシルの生成効率に非常に大きな違いが現れている。このことから、塩化ストロンチウムが特異的に高い塩化ニトロシル発生効率を示すことが確認された。
また、いずれの反応試験においても、反応後に得られたガスから塩素ガスは検出されなかった。
(実施例5)
塩化カルシウム・2水和物(関東化学、特級、純度99.0−103.0%)を3.0g秤取り、塩化物として用いたこと以外は、実施例1と同様にして反応試験を行ない、転化率および純度を求めた。実施例5の試験結果を表3に示す。
表3には、比較のために、塩化カルシウム・2水和物の量を0.3gとして実施した実施例1の結果も併せて示す。
(実施例6)
石英ガラス管を恒温水槽に入れて反応温度を10℃としたこと以外は、実施例5と同様にして反応試験を行ない、転化率および純度を求めた。
(実施例7)
石英ガラス管を氷冷して反応温度を0℃としたこと以外は、実施例5と同様にして反応試験を行ない、転化率および純度を求めた。
石英ガラス管をチラーで冷却し、反応温度を−11℃としたこと以外は、実施例5と同様にして反応試験を行ない、転化率および純度を求めた。
(実施例9)
石英ガラス管をヒーター加熱して反応温度を80℃としたこと以外は、実施例5と同様にして反応試験を行ない、転化率および純度を求めた。
石英ガラス管をヒーター加熱して反応温度を90℃としたこと以外は、実施例5と同様にして反応試験を行ない、転化率および純度を求めた。
表4には、比較のために、反応温度が室温(23℃)である実施例5の結果も併せて示す。
石英ガラス管を恒温水槽に入れて反応温度を10℃としたこと以外は、実施例2と同様にして反応試験を行ない、転化率および純度を求めた。
(実施例11)
石英ガラス管を氷冷して反応温度を0℃としたこと以外は、実施例2と同様にして反応試験を行ない、転化率および純度を求めた。
表4には、比較のために、反応温度が室温(23℃)である実施例2の結果も併せて示す。
(実施例12)
塩化ストロンチウム・6水和物(関東化学、特級、純度99.0%)を1.0g秤取り、塩化物として用いたことと、石英ガラス管を氷冷して反応温度を0℃としたこと以外は、実施例1と同様にして反応試験を行ない、転化率および純度を求めた。
(実施例13)
200ppmの二酸化窒素を含む窒素ガス(反応ガス)を石英ガラス管に10cm3/分で流通させたこと以外は、実施例12と同様にして反応試験を行ない、転化率および純度を求めた。
表5には、比較のために、塩化ストロンチウム・6水和物を0.40g用いた実施例11の結果も併せて示す。
また、実施例12と実施例13の結果から、二酸化窒素の濃度を増大させることによって、転化率および純度が高くなり、効率よく塩化ニトロシルが生成したことが確認された。これは、二酸化窒素の濃度が高まることで、二酸化窒素の飽和蒸気圧に対する相対圧が上昇し、塩化ストロンチウム表面に付着する二酸化窒素の量が増大したことや、より反応性の高い四酸化二窒素の生成が促進されたことによって、反応速度が向上したことによるものと予想される。
表5、図2、図3より、実施例12および実施例13では、二酸化窒素の残存量が低く、高純度であることが確認された。
(実施例14)
塩化物として、塩化ストロンチウム・6水和物(関東化学、特級、純度99.0%)1.0gと、塩化コバルト・6水和物(関東化学、高純度試薬、純度99.95%以上)0.1gとを混合して用いたことと、石英ガラス管を氷冷して反応温度を0℃とし、200ppmの二酸化窒素を含む窒素ガス(反応ガス)を石英ガラス管に10cm3/分で流通させたこと以外は、実施例1と同様にして反応試験を行ない、転化率および純度を求めた。試験結果を表5に示す。
即ち、塩化コバルトの色が赤から青に変化したことを以て、乾燥処理の完了が確認できた。さらに、塩化ニトロシルの反応試験後、充填した塩化コバルトのうち、反応ガス上流側の一部が淡い赤色に変化していた。この色の変化をみることで、充填した塩化物のうち塩化ニトロシル発生の為に消費された塩化物の割合を見積もることができた。
塩化コバルトを除く塩化物では、このような明瞭な色変化を示すものは少なく、特に塩化コバルトを混合することで、反応の進行程度を見積もることが容易になると考えられる。
Claims (6)
- 塩化ストロンチウム、塩化コバルト(II)、及び塩化鉄(III)からなる群より選択される1種以上の塩化物の水和物を風解して前記塩化物の無水物を得る工程を有し、
前記工程で得られた、塩化ストロンチウム、塩化コバルト(II)、及び塩化鉄(III)からなる群より選択される1種以上の塩化物の無水物と、二酸化窒素とを、−11℃以上90℃未満の反応温度で反応させて製造することを特徴とする塩化ニトロシルの製造方法。 - 前記塩化物の無水物と前記二酸化窒素とを21℃未満の温度で接触させて反応させることを特徴とする請求項1に記載の塩化ニトロシルの製造方法。
- 塩化カルシウム、塩化ストロンチウム、塩化コバルト(II)、及び塩化鉄(III)からなる群より選択される1種以上の塩化物の水和物を風解して前記塩化物の無水物を得る工程を有し、
前記工程で得られた、塩化カルシウム、塩化ストロンチウム、塩化コバルト(II)、及び塩化鉄(III)からなる群より選択される1種以上の塩化物の無水物と、二酸化窒素とを、−11℃以上10℃以下の反応温度で反応させて製造することを特徴とする塩化ニトロシルの製造方法。 - 前記塩化物が、塩化ストロンチウムを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の塩化ニトロシルの製造方法。
- 前記塩化物が、塩化コバルト(II)を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の塩化ニトロシルの製造方法。
- 前記塩化物の無水物を充填して形成した充填層を有する反応管と、前記反応管内に二酸化窒素を供給する供給装置とを有する反応装置を用い、前記充填層に前記二酸化窒素を流通させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の塩化ニトロシルの製造方法。
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