JP6548798B2 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム - Google Patents
情報処理装置、情報処理方法、プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6548798B2 JP6548798B2 JP2018165937A JP2018165937A JP6548798B2 JP 6548798 B2 JP6548798 B2 JP 6548798B2 JP 2018165937 A JP2018165937 A JP 2018165937A JP 2018165937 A JP2018165937 A JP 2018165937A JP 6548798 B2 JP6548798 B2 JP 6548798B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- coordinate system
- information
- dimensional
- error
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
- Image Processing (AREA)
Description
しかしながら、上記特許文献1及び2で開示されている距離と方向に基づく指示には上記位置ずれは考慮されていない。このため、上記指示を考慮しても位置ずれの程度によっては、ユーザは実際の対応病変部を同定できない(見つけられない)可能性がある。この場合、結局、ユーザが超音波断層画像全体から実際の対応病変部を探索することになり、探索の効率が悪い。
本実施形態に係る情報処理装置は、被検体の二次元画像(例えば、超音波画像。)を含む平面上に三次元画像(例えば、MRI画像やX線CT画像。)の所定の領域(例えば、注目領域や注目病変部。)を投影することができ、該投影した投影領域を含む該投影による誤差範囲(注目領域に対応する二次元画像上の対応領域の存在し得る範囲、探索範囲とも呼ぶ。)を該二次元画像上に重ねて表示手段に表示させることができる。これにより、ユーザは、二次元画像上の実際の対応領域を探索する探索範囲が分かるので、実際の対応領域を効率良く探索して同定することができる。
本実施形態に係る情報処理システムは、三次元画像データ中の注目領域(例えば、注目病変部)が存在し得る領域を、実時間で撮影している超音波断層画像中に表示する。そうすることで、三次元画像データ中の注目領域に対応する対応領域(対応病変部)を、操作者(医師や技師)が超音波断層画像上で容易に描出できるようにする。なお、本実施形態では、被検体内部の三次元的な情報を表す断層画像群を三次元画像データとして取り扱う場合について説明する。以下、本実施形態に係る情報処理システムについて説明する。
データサーバ190が保持する三次元画像データは、第1医用画像収集装置170としてのMRI装置やX線CT装置などによって被検体を予め撮像して得られた参照断層画像群である。なお、以下では第1医用画像収集装置170としてMRI装置を用いる場合を例とし、被検体としては人体の乳房を撮影対象として説明する。
また、データサーバ190は、三次元画像データ中の病変部の位置の誤差を算出するための情報を保持している。ここで、誤差を算出するための情報とは、三次元画像データ中の注目病変部に対応する対応領域(対応病変部)の位置が、超音波断層画像上においてどの程度の誤差を含んで射影されるかを算出するための情報である。言い換えれば、三次元画像データと超音波断層画像の間の位置合わせの誤差(対応病変部の存在範囲)を算出するための情報である。なお、本実施形態では、MRI装置座標系における超音波断層画像の位置姿勢を位置姿勢取得部112が算出することで、三次元画像データと超音波断層画像の間の位置合わせが実施される。以下の説明では、この誤差推定値を算出するための情報を誤差要因情報(詳細は後述する)と呼ぶ。データサーバ190が保持する誤差要因情報は、誤差取得部123を介して情報処理装置100に入力される。また、誤差取得部123は、誤差要因情報に基づいて三次元画像データと超音波断層画像との間の位置合わせの誤差推定値(対応病変部の存在範囲)を算出する。そして、算出した誤差推定値を存在範囲算出部135へと出力する。このとき、存在範囲算出部135は、注目病変部の位置を中心として半径が誤差である球を超音波断面で切り取ることによって得られる円を算出して、対応病変部の存在範囲を示す情報として画像合成部140へと出力する。
第2医用画像収集装置180としての超音波画像診断装置は、被検体の超音波断層画像を実時間で撮像する。超音波断層画像は、断層画像取得部110により取得され、情報処理装置100に逐次入力される。また、断層画像取得部110は、取得された超音波断層画像を必要に応じてデジタルデータに変換して、位置姿勢取得部112から取得した位置姿勢に対応付けて保持する。そして、画像合成部140からの要求にしたがって、保持している超音波断層画像を画像合成部140へと出力する。
断面画像生成部130は、三次元画像データ取得部120の出力である三次元ボリュームデータと、位置姿勢取得部112の出力である超音波断層画像の位置姿勢と、注目領域取得部122の出力である注目病変部の位置を入力する。そして、これらのデータに基づいて、断面画像(第二の二次元断面画像)を三次元ボリュームデータから生成して、画像合成部140へと出力する。なお、断面画像生成部130は、後述する二つの操作モードに応じて異なる処理を行う。このとき、画像合成部140は、対応病変部の存在範囲(第二の領域)を示す情報を存在範囲算出部135から取得して、断層画像取得部110から取得した超音波断層画像上に重畳して描画する。さらに、その画像と、断面画像生成部130から取得した断面画像とを合成した合成画像を表示制御部150あるいは外部へと出力する。なお、対応病変部の存在範囲を超音波断層画像上に重ねた画像と、断面画像上に所定の領域(第一の領域)を重ねた画像とを並べて表示手段に表示させても良い。また、表示制御部150は、画像合成部140の出力である合成画像を取得し、これを表示部160に表示する。
図17は、断層画像取得部110、位置姿勢取得部112、三次元画像データ取得部120、注目領域取得部122、誤差取得部123、断面画像生成部130、存在範囲算出部135、画像合成部140、表示制御部150の夫々の機能を、ソフトウェアを実行することで実現するためのコンピュータの基本構成を示す図である。
RAM1002は、外部記憶装置1007や記憶媒体ドライブ1008からロードされたプログラムやデータを一時的に記憶するエリアを備えると共に、CPU1001が各種の処理を行うために必要とするワークエリアを備える。
上述の情報処理システムは、操作モードとして探索モード(対応病変部を探索するモード)と連動モード(対応付けた病変部を観察して確認するモード)の二つのモードを有する。超音波断層画像の位置姿勢と注目病変部の位置が与えられると、これらの情報に基づいてMRIの三次元画像データからモードに応じた断面画像が生成(取得)される。探索モードで生成される断面画像は、先述の超音波断層画像を含む平面と平行な断面画像であって、かつ、注目病変部を通る断面画像である。このような断面画像を生成することで、超音波探触子がどのような姿勢であっても、二つの断面画像(超音波断層画像とMRIの断面画像)の被検体に対する傾き(姿勢)を常に揃えて表示できる。その結果、操作者は超音波探触子を押し当てる位置のみをMRIデータと合わせればよい。傾きを揃える手間を省くことができるため、操作者による位置合わせを容易にさせることができる。探索モードと連動モードの切り替えは、超音波断層画像中で対応病変部を特定し、その位置を指摘することで行われる。連動モードでは、超音波断層画像と同じ断面をMRIの三次元画像データから切り出した画像が、MRIの断面画像として表示される。このモードでは、超音波探触子の位置姿勢に連動した注目病変周辺のMRI断面画像と、超音波断層画像とを同時に見ながら、病変の拡がりなどを観察することが可能となる。
ステップS3000において、情報処理装置100は、三次元画像データ取得部120の処理として、データサーバ190から三次元画像データとして参照断層画像群を取得する。そして、参照断層画像群から、各断層画像の各画素を三次元的に配置・補間することで、三次元のボクセルに輝度値を格納した三次元ボリュームデータを生成する。また、注目領域取得部122の処理として、データサーバ190から注目病変部の位置を取得する。
ステップS3005において、情報処理装置100は、誤差取得部123の処理として、誤差推定値の算出に用いる各種の誤差要因情報(後述)をデータサーバ190から取得する。
ステップS3010において、情報処理装置100は、断層画像取得部110の処理として、第2医用画像収集装置180から超音波断層画像を取得する。また、位置姿勢取得部112の処理として、上記超音波断層画像を撮像した際の超音波探触子の位置姿勢を第2医用画像収集装置180から取得する。そして、既知の値として予め記憶している前述の校正データを利用して、基準座標系における超音波探触子の位置姿勢から、MRI装置座標系における超音波断層画像の位置姿勢を算出する。さらに、位置合わせの補正パラメータを保持している場合には、超音波断層画像の位置の算出値を補正パラメータ分だけ補正することによって、注目病変部と対応病変部を正確に位置合わせする。なお、ステップS3000における注目病変部の位置の取得と、本ステップにおける超音波断層画像の位置姿勢の算出によって、注目病変部(注目領域)と断層画像との相対関係の推定が実現される。
ステップS3015において、情報処理装置100は、誤差取得部123の処理として、ステップS3005で取得した誤差の算出に用いる各種データに基づいて、誤差推定値を算出する。
ステップS3020において、情報処理装置100は現在の操作モードが探索モードであるか、連動モードであるかの判定を行う。操作モードが探索モードの場合はステップS3030へと処理が進み、連動モードの場合はステップS3070へと処理が進む。なお、本実施形態の初期状態における操作モードは、探索モードであるものとする。
ステップS3030において、情報処理装置100は、探索モードにおける画像の生成及び表示を行う。本ステップの処理の詳細は、図4に示すフローチャートを用いて後に詳しく説明する。
ステップS3040において、情報処理装置100は、位置姿勢取得部112の処理として、超音波断層画像上の対応病変部の位置が指定されたか否かの判定を行う。対応病変部の位置は、例えば、表示部160に表示された超音波断層画像上の対応病変部の位置を、操作者がマウス1005でクリックすることによって指定する。対応病変部の位置が指定された場合には、超音波断層画像上における対応病変部の位置と、超音波断層画像の位置姿勢に基づいて、MRI装置座標系における対応病変部の位置を算出する。そして、ステップS3050へと処理を進める。一方、位置が指定されていない場合には、ステップS3100へと処理を進める。例えば、超音波断層画像上に対応病変部が表示されていない場合には、ユーザは位置を指定せずに、S3010で再度超音波断層画像を取得する。
ステップS3050において、情報処理装置100は、位置姿勢取得部112の処理として、ステップS3040で取得した対応病変部の位置と、ステップS3000で取得した注目病変部の位置との間のオフセット(補正値)を算出する。そして、この値を位置合わせの補正パラメータとしてメモリに保持する。なお、位置姿勢取得部112は、補正パラメータを保持している場合には、S3010で新たに取得した超音波断層画像をMRI装置座標系に変換し、該変換した座標系における超音波断層画像の位置を補正パラメータ(オフセット)分だけ補正する(差し引く)。これにより、位置姿勢センサの計測誤差や被検体の変形などの影響を補正することができる。
ステップS3060において、情報処理装置100は、システムの操作モードを探索モードから連動モードに切り替え、ステップS3100へと処理を進める。このモードの場合、超音波断層画像から位置を指定する工程を経ずに、上記補正された超音波断層画像を取得し続けることができる。例えば、ユーザが手術で切除する病変の大きさを知る必要がある場合に、病変の広がり具合を観察したいことがある。この場合、補正された超音波断層画像により対応病変部の周辺を観察することができるので、便利である。
ステップS3070において、情報処理装置100は、連動モードにおける画像の生成及び表示を行う。具体的には、断面画像生成部130の処理として、ステップS3010で得た超音波断層画像の位置姿勢に基づき、当該断層画像と同じ断面を三次元ボリュームデータから切り出した断面画像を生成する。そして、画像合成部140の処理として、ステップS3010で得た超音波断層画像と、ステップS6030で得た断面画像とを合成する。例えば、これらの画像を左右に並べた画像を生成する。このとき、断面画像の平面内に注目病変部の位置が含まれる場合には、超音波断層画像と断面画像の夫々の対応する位置に、注目病変部を表す矩形マーク等を重畳して描画する。また、表示制御部150の処理として、合成した画像を表示部160に表示する。
ステップS3080において、情報処理装置100は、システムの操作モードを連動モードから探索モードに切り替えるか否かの判定を行う。例えば、操作者がキーボード1004の所定のキー(操作モード切替キー)を押すなどして入力した切り替えの指示を取得する。そして、操作モードを切り替えると判定した場合にはステップS3090へと処理を進め、切り替えないと判定した場合にはS3100へと処理を進める。例えば、対応病変部の画像と類似する画像が表示されている場合、ユーザがS3040で実際の対応病変部とは異なる領域を指定している可能性がある。このような場合、ユーザは、連動モードで再度取得した超音波断層画像により対応病変部の周辺を観察して、もし実際の対応病変部に気がついた場合には、S3080で探索モードに切り替えて、対応病変部の位置を取得し直すことができる。
ステップS3090において、情報処理装置100は、システムの操作モードを連動モードから探索モードに切り替え、ステップS3100へと処理を進める。
ステップS3100において、情報処理装置100は、全体の処理を終了するか否かの判定を行う。例えば、キーボード1004の所定のキー(終了キー)を操作者が押すなどして入力した終了の指示を取得する。終了すると判定した場合には、情報処理装置100の処理の全体を終了させる。一方、終了すると判定しなかった場合には、ステップS3010へと処理を戻し、新たに撮像される超音波断層画像に対して、ステップS3010以降の処理を再度実行する。
次に、ステップS3030において情報処理装置100が行う、探索モードにおける表示画像の生成処理の詳細を、図4のフローチャートを用いて説明する。
ステップS4000において、情報処理装置100は、断面画像生成部130の処理として、ステップS3000で得た三次元ボリュームデータおよび注目病変部の位置と、ステップS3010で得た超音波断層画像の位置姿勢とに基づき、探索モードにおける断面画像を生成する。
ステップS4010において、情報処理装置100は、存在範囲算出部135の処理として、ステップS3010で得た超音波断層画像上における対応病変部の存在範囲を算出する。本実施形態において、3次元空間中における対応病変部の存在範囲は、ステップS3000で得た注目病変の位置が中心で、S3015で得た誤差推定値が半径である球として定義される。また、超音波断層画像上における対応病変部の存在範囲は、3次元空間中における対応病変部の存在範囲を表わす球と当該断層画像とが交差する領域(球の断面)である円として定義される。したがって、画像合成部140は、超音波断層画像上におけるこの円の中心位置と半径を算出する。なお、3次元空間中で定義される球と平面との交差領域の算出方法は周知のものであるので、その説明は省略する。なお、存在範囲を表す球と超音波断層画像が交差しない場合には、「断面上に存在範囲はない」という情報が保存される。
ステップS4020において、情報処理装置100は、画像合成部140の処理として、ステップS4010で算出した超音波断層画像上における対応病変部の存在範囲を表す情報を、当該超音波画像上に重畳して描画する。このとき、対応病変部の存在し得る範囲を円で表示し、その円の外側に半透明のマスクをかけ、内側の超音波断層画像を通常通りに表示させることが好ましい。これにより、実際の対応病変部を探索する探索領域が明確になる。また、ユーザが実際の対応病変部を探索し易いので、効率良く探索できる。また、対応病変部の存在し得る範囲を円のラインのみで描画しても良い。また、対応病変部の存在し得る範囲の内側に色を付ける場合には、探索できる程度に透明な色を付けることが好ましい。本ステップの処理の結果として、図5(a)に示すような、対応病変部501の存在範囲502が断層画像上に重畳された超音波断層画像503が生成される。なお、ステップS4010において「断面上に存在範囲はない」と判定され場合には、本ステップの処理は実行されない。
ステップS4030において、情報処理装置100は、画像合成部140の処理として、ステップS4000で得た断面画像と、ステップS4020で得た超音波断層画像(正確には、対応病変部の存在範囲が断層画像上に重畳された画像)を合成した画像を生成する。例えば、これらの画像を左右に並べた画像を生成する。そして、表示制御部150の処理として、合成した画像を表示部160に表示する。また、必要に応じて、I/F1009を介してこれを外部へと出力し、さらに、他のアプリケーションから利用可能な状態としてRAM1002上に格納する。
本実施形態に係る情報処理システムは、三次元画像データ(参照画像)中の注目領域(例えば、注目病変部)に対応する対応領域(対応病変部)が存在し得る領域を、実時間で撮影している超音波断層画像(対象画像)中に表示する。そうすることで、操作者(医師や技師)が超音波断層画像上で対応領域を容易に探索して同定できるようにする。以下、本実施形態に係る情報処理システムについて説明する。
データサーバ990が保持する三次元画像データは、第1医用画像収集装置970としてのMRI装置やX線CT装置などによって被検体を予め撮像して得られた画像である。なお、以下では第1医用画像収集装置970としてMRI装置を用いる場合を例として説明する。本実施例では、三次元画像データは、三次元のボクセルに輝度値を格納した三次元ボリュームデータとして表現されているものとする。また、各ボクセルの座標はMRI装置座標系で表現されているものとする。データサーバ990が保持する三次元画像データは、三次元画像データ取得部920により取得され、情報処理装置900に入力される。
さらに、データサーバ990は、三次元画像データ中の注目領域を表す情報(詳細は後述する)を保持している。データサーバ990が保持する注目領域を表す情報は、注目領域取得部922により取得され、情報処理装置900に入力される。なお、以下の説明では、注目領域を表す情報も、三次元画像データと同様にMRI装置座標系で表されているものとする。
第2医用画像収集装置980としての超音波画像診断装置は、被検体の超音波断層画像を実時間で撮像する。超音波断層画像は、断層画像取得部910により取得され、情報処理装置900に逐次入力される。また、超音波探触子の位置姿勢は不図示の位置姿勢センサで計測され、位置姿勢取得部912により取得されて、情報処理装置900に入力される。ここで、超音波探触子の位置姿勢は、例えば被検体を基準とした基準座標系における位置姿勢で表されている。また、位置姿勢取得部912は、基準座標系における超音波探触子の位置姿勢を取得して、これに基づいてMRI装置座標系における超音波断層画像の位置姿勢を算出する。
存在範囲算出部935は、注目領域取得部922が取得した注目領域を表す情報と、位置姿勢取得部912が取得した超音波断層画像の位置姿勢とに基づいて、注目領域に対応する領域(対応領域)を超音波座標系上で推定する。ここで超音波座標系とは、超音波断層画像を基準とした3次元座標系であり、例えば、該断層画像上の1点を原点として、該断層画像の平面上にx軸とy軸を設定し、該平面に直交する方向にz軸を設定した座標系として定義できる。そして、この推定した対応領域と、後述する誤差取得部923で取得する誤差推定値とに基づいて、超音波断層画像上における対応領域の存在範囲(第二の領域)を算出する。
データサーバ990は、前述した情報に加えて、対応領域の誤差推定値を算出するための情報(誤差要因情報。詳細は後述する。)を保持している。ここで、誤差要因情報とは、言い換えれば、超音波断層画像上における対応領域の存在範囲を算出するための情報である。データサーバ990が保持する誤差要因情報は、誤差取得部923を介して情報処理装置900に入力される。誤差取得部923は、取得した誤差要因情報に基づいて対応領域の誤差推定値を算出する。そして、算出した誤差推定値を存在範囲算出部935へと出力する。
断面画像生成部930は、三次元画像データ取得部920の出力である三次元ボリュームデータと、位置姿勢取得部912の出力である超音波断層画像の位置姿勢を入力する。そして、これらのデータに基づいて、超音波断層画像に対応する断面画像を三次元ボリュームデータから生成して、画像合成部940へと出力する。画像合成部940は、対応病変部の存在範囲(第二の領域)を示す情報を存在範囲算出部935から取得して、断層画像取得部910から取得した超音波断層画像上に重畳して描画する。さらに、その画像と、断面画像生成部930から取得した断面画像とを合成した(例えば左右に並べた)合成画像を生成して、これを表示制御部950あるいは外部へと出力する。表示制御部950は、画像合成部940の出力である合成画像を取得し、これを表示部960に表示する。
図17は、断層画像取得部910、位置姿勢取得部912、三次元画像データ取得部920、注目領域取得部922、誤差取得部923、断面画像生成部930、存在範囲算出部935、画像合成部940、表示制御部950の夫々の機能を、ソフトウェアを実行することで実現するためのコンピュータの基本構成を示す図である。
ステップS11000において、情報処理装置900は、三次元画像データ取得部920の処理として、データサーバ990から三次元画像データを取得する。また、注目領域取得部922の処理として、データサーバ990から注目領域を表す情報を取得する。ここで、注目領域を表す情報とは、例えば、注目病変部の位置(領域の重心位置)や、注目病変部の領域境界に位置する点群の座標である。
ステップS11010において、情報処理装置900は、誤差取得部923の処理として、誤差推定値の算出に用いる各種の誤差要因情報(後述)をデータサーバ990から取得する。
ステップS11020において、情報処理装置900は、断層画像取得部910の処理として、第2医用画像収集装置980から超音波断層画像を取得する。また、位置姿勢取得部912の処理として、上記超音波断層画像を撮像した際の超音波探触子の位置姿勢を第2医用画像収集装置980から取得する。そして、既知の値として予め記憶している校正データを利用して、基準座標系における超音波探触子の位置姿勢から、MRI装置座標系における超音波断層画像の位置姿勢を算出する。
ステップS11030において、情報処理装置900は、誤差取得部923の処理として、ステップS11010で取得した各種の誤差要因情報(誤差の算出に用いる各種データ)に基づいて、誤差推定値を算出する。
ステップS11040において、情報処理装置900は、断面画像生成部930の処理として、ステップS11020で得た超音波断層画像に対応する参照画像の断面画像を生成する。具体的には、ステップS11020で得た超音波断層画像の位置姿勢に基づき、ステップS11000で得た三次元ボリュームデータから該超音波断層画像と同じ断面を切り出した断面画像を生成する。
ステップS11050において、情報処理装置900は、存在範囲算出部935の処理として、ステップS11020で得た超音波断層画像上における対応領域の存在範囲を算出する。
ステップS11060において、情報処理装置900は、画像合成部940の処理として、ステップS11050で算出した超音波断層画像上における対応病変部の存在範囲を表す情報を、当該超音波画像上に重畳して描画する。このとき、対応病変部の存在し得る範囲を閉曲線で表示し、その閉曲線の外側に半透明のマスクをかけ、内側の超音波断層画像を通常通りに表示させることが好ましい。これにより、実際の対応病変部を探索する探索領域が明確になる。また、ユーザが実際の対応病変部を探索し易いので、効率良く探索できる。また、対応病変部の存在し得る範囲を閉曲線のラインのみで描画しても良い。また、対応病変部の存在し得る範囲の内側に色を付ける場合には、探索できる程度に透明な色を付けることが好ましい。本ステップの処理の結果として、図5(a)に示すような、対応病変部501の存在範囲502が断層画像上に重畳された超音波断層画像503が生成される。なお、ステップS11050において「断面上に存在範囲はない」と判定され場合には、本ステップの処理は実行されない。
ステップS11070において、情報処理装置900は、画像合成部940の処理として、ステップS11040で得た断面画像と、ステップS11060で得た超音波断層画像に対応病変部の存在範囲を重畳した画像を生成する。例えば、これらの画像を左右に並べた画像を生成する。そして、表示制御部950の処理として、合成した画像を表示部960に表示する。また、必要に応じて、I/F1009を介してこれを外部へと出力し、さらに、他のアプリケーションから利用可能な状態としてRAM1002上に格納する。
ステップS11080において、情報処理装置900は、全体の処理を終了するか否かの判定を行う。例えば、キーボード1004の所定のキー(終了キー)を操作者が押すなどして入力した終了の指示を取得する。終了すると判定した場合には、情報処理装置900の処理の全体を終了させる。一方、終了すると判定しなかった場合には、ステップS11010へと処理を戻し、新たに撮像される超音波断層画像に対して、ステップS11010以降の処理を再度実行する。
第3の実施形態に係る情報処理システムは、三次元画像データ撮影時の被検体の形状と、超音波撮影時の被検体の形状は変化していない(剛体である)と仮定していた。そして、被検体に対する超音波探触子の位置姿勢を計測することで、超音波座標系における注目領域の対応領域(及びその存在範囲)を推定していた。これに対し、本実施形態では、三次元画像データ撮影時の被検体の形状から超音波撮影時の被検体の形状への変形を推定して対応領域を求める場合に、その変形推定の曖昧さを考慮することによって、対応領域の存在範囲を推定する場合について説明する。以下、本実施形態に係る情報処理システムについて、第3の実施形態との相違部分についてのみ説明する。
ステップS12000において、情報処理装置1000は、第3の実施形態におけるステップS11000と同様の処理を行い、三次元画像データと注目領域を表す情報を取得する。また、形状取得部1027の処理として、形状計測装置1085から被検体の表面形状データを取得する。
ステップS12005において、情報処理装置1000は、変形推定部1028の処理として、ステップS12000で取得した表面形状データに基づいて被検体の変形状態を推定する。例えば、特開2011−092263に記載の変形推定方法を用いて、三次元画像データから被検体の変形モデルを生成し、これを該形状データにあてはめることでその変形パラメータを推定する。また、推定した変形パラメータに基づいて、三次元画像データを超音波撮影時の被検体の形状へと変形させた変形三次元画像を生成する。
ステップS12010において、情報処理装置1000は、変形推定部1028の処理として、変形パラメータの変動範囲を算出する。ここで、変形パラメータの変動範囲とは、変形パラメータの値を推定値の近傍で変動させた場合に、形状データと変形形状との一致度の評価値が一定の範囲内におさまるようなパラメータの範囲である。この変動範囲は、変形パラメータの推定値の曖昧さを表している。
ステップS12015において、情報処理装置1000は、存在範囲算出部1035の処理として、変形推定における解の曖昧さに基づいて、3次元空間中における対応領域の存在範囲を算出する。具体的には、ステップS12010で求めた変動範囲で変形パラメータを変動させ、夫々の変形パラメータによる対応領域の変位を算出する。そして、その変位後の全ての領域を内包する領域を3次元空間中における対応領域の存在範囲とする。例えば、変位後の全ての領域を内包する最小の楕円体を導出して、これを対応領域の存在範囲とする。
ステップS12020において、情報処理装置1000は、第3の実施形態におけるステップS11020と同様の処理を行い、超音波断層画像とその位置姿勢を取得する。
ステップS12040において、情報処理装置1000は、断面画像生成部1030の処理として、ステップS12020で得た超音波断層画像に対応する変形三次元画像の断面画像を生成する。
ステップS12050において、情報処理装置1000は、存在範囲算出部1035の処理として、超音波断層画像上における対応領域の存在範囲を算出する。具体的には、ステップS12015で算出した3次元空間中における対応領域の存在範囲を超音波断面で切り取ることによって、2次元平面上における対応領域の存在範囲を算出する。
本実施形態では、変形推定の曖昧さを考慮することで対応領域の存在範囲を算出する方法の一例として、変形パラメータ推定時の解周辺のパラメータの変動範囲に基づく方法を説明したが、本発明の実施はこれに限らない。
また、第4の実施形態のように変形を考慮する場合においても、第3の実施形態と同様に、誤差推定値を取得してそれに基づいて対応領域の存在範囲を算出しても良い。
上述した実施形態によれば、三次元画像(参照画像)データ中の所定の箇所(注目領域、注目病変部)に対応する箇所(対応領域、対応病変部)を含む三次元存在範囲のうち、超音波断層画像における対応病変部が存在し得る範囲(二次元領域)を、位置推定の誤差を考慮することで算出することができる。ここで、3次元存在範囲とは、対応病変部が存在し得る三次元領域のことであり、超音波断層画像(対象画像)と同じ空間(座標系)で表したものである。そして、ユーザが対応病変部を探索する際の目安として、該存在範囲が超音波断層画像上に提示される。これにより、ユーザは、対応病変部の探索を行うべき範囲(探索範囲)が分かるので、対応病変部を効率良く探索して同定することができる。
データサーバ990が保持する3次元画像データは、第1医用画像収集装置970としてのMRI装置やX線CT装置などによって被検体を予め撮像して得られた画像である。なお、以下では第1医用画像収集装置970としてMRI装置を用いる場合を例として説明する。本実施例では、3次元画像データは、3次元のボクセルに輝度値を格納した三次元ボリュームデータとして表現されているものとする。また、各ボクセルの座標はMRI装置座標系で表現されているものとする。データサーバ990が保持する3次元画像データは、三次元画像データ取得部920により取得され、情報処理装置900に入力される。
さらに、データサーバ990は、3次元画像データ中の注目領域を表す情報(詳細は後述する)を保持している。データサーバ990が保持する注目領域を表す情報は、注目領域取得部922により取得され、情報処理装置900に入力される。なお、以下の説明では、注目領域を表す情報も、3次元画像データと同様にMRI装置座標系で表されているものとする。
第2医用画像収集装置980としての超音波画像診断装置は、被検体の超音波断層画像を実時間で撮像する。超音波断層画像は、断層画像取得部910により取得され、情報処理装置900に逐次入力される。また、超音波探触子の位置姿勢は不図示の位置姿勢センサで計測され、位置姿勢取得部912により取得されて、情報処理装置900に入力される。ここで、超音波探触子の位置姿勢は、例えば被検体を基準とした基準座標系における位置姿勢で表されている。また、位置姿勢取得部912は、基準座標系における超音波探触子の位置姿勢を取得して、これに基づいてMRI装置座標系における超音波断層画像の位置姿勢を算出する。
三次元存在範囲算出部935は、注目領域取得部922が取得した注目領域を表す情報と、位置姿勢取得部912が取得した超音波断層画像の位置姿勢とに基づいて、注目領域に対応する領域(対応領域)を超音波座標系上で推定する。ここで超音波座標系とは、超音波断層画像を基準とした三次元座標系であり、例えば、該断層画像上の1点を原点として、該断層画像の平面上にx軸とy軸を設定し、該平面に直交する方向にz軸を設定した座標系として定義できる。そして、この推定した対応領域と、後述する誤差取得部923で取得する誤差推定値とに基づいて、超音波座標系における対応領域の三次元存在範囲(本実施形態における3次元領域)を算出する。
二次元存在範囲取得部934は、三次元存在範囲算出部935が算出した三次元存在範囲に基づいて、超音波断層画像と三次元存在範囲との交差領域を求め、これを超音波断層画像上における対応領域の二次元存在範囲として表示情報生成部937へと出力する。
位置情報算出部936は、三次元存在範囲算出部935から取得した超音波座標系における対応領域の3次元存在範囲を表す情報と、超音波断層画像の位置姿勢の情報とに基づいて、三次元存在範囲に対する超音波断層画像の相対的な位置情報を算出する。そして、算出した相対的な位置情報を表示情報生成部937へと出力する。
表示情報生成部937は、二次元存在範囲取得部934から取得した二次元存在範囲の情報と、位置情報算出部936から取得した超音波断層画像の相対的な位置情報とに基づいて、相対的な位置情報を付加した二次元存在範囲の表示情報を生成する。
データサーバ990は、前述した情報に加えて、対応領域の誤差推定値を算出するための情報(誤差要因情報。詳細は後述する。)を保持している。ここで、誤差要因情報とは、言い換えれば、超音波断層画像上における対応領域の三次元存在範囲を算出するための情報である。データサーバ990が保持する誤差要因情報は、誤差取得部923を介して情報処理装置900に入力される。誤差取得部923は、取得した誤差要因情報に基づいて対応領域の誤差推定値を算出する。そして、算出した誤差推定値を3次元存在範囲算出部935へと出力する。
断面画像生成部930は、三次元画像データ取得部920の出力である三次元ボリュームデータと、位置姿勢取得部912の出力である超音波断層画像の位置姿勢を入力する。そして、これらのデータに基づいて、超音波断層画像に対応する断面画像を三次元ボリュームデータから生成して、画像合成部940へと出力する。画像合成部940は、二次元存在範囲の表示情報を表示情報生成部936から取得して、断層画像取得部910から取得した超音波断層画像上に重畳して描画する。さらに、その画像と、断面画像生成部930から取得した断面画像とを合成した(例えば左右に並べた)合成画像を生成して、これを表示制御部950あるいは外部へと出力する。表示制御部950は、画像合成部940の出力である合成画像を取得し、これを表示部960に表示する。
図17は、断層画像取得部910、位置姿勢取得部912、三次元画像データ取得部920、注目領域取得部922、誤差取得部923、断面画像生成部930、三次元存在範囲算出部935、二次元存在範囲取得部934、位置情報算出部936、表示情報生成部937、画像合成部940、表示制御部950の夫々の機能を、ソフトウェアを実行することで実現するためのコンピュータの基本構成を示す図である。
上述した各構成要素は、バス1010によって相互に接続される。
ステップS11000において、情報処理装置900は、三次元画像データ取得部920の処理として、データサーバ990から3次元画像データを取得する。また、注目領域取得部922の処理として、データサーバ990から注目領域を表す情報を取得する。ここで、注目領域を表す情報とは、例えば、注目病変部の位置(領域の重心位置)や、注目病変部の領域境界に位置する点群の座標である。
ステップS11010において、情報処理装置900は、誤差取得部923の処理として、誤差推定値の算出に用いる各種の誤差要因情報をデータサーバ990から取得する。ここで、誤差要因情報とは、超音波断層画像上における対応領域の存在領域を算出するための情報である。例えば、超音波探触子の位置姿勢を計測する位置姿勢センサの種別(例えば、センサA,センサBなど)を表す情報を、誤差要因情報としてデータサーバ990から取得する。
ステップS11020において、情報処理装置900は、断層画像取得部910の処理として、第2医用画像収集装置980から超音波断層画像を取得する。また、位置姿勢取得部912の処理として、上記超音波断層画像を撮像した際の超音波探触子の位置姿勢を第2医用画像収集装置980から取得する。そして、既知の値として予め記憶している校正データを利用して、基準座標系における超音波探触子の位置姿勢から、MRI装置座標系における超音波断層画像の位置姿勢を算出する。
ステップS11030において、情報処理装置900は、誤差取得部923の処理として、ステップS11010で取得した各種の誤差要因情報(誤差の算出に用いる各種データ)に基づいて、誤差推定値を算出し、三次元存在領域算出部935に出力する。
ステップS11040において、情報処理装置900は、断面画像生成部930の処理として、ステップS11020で得た超音波断層画像に対応する参照画像の断面画像を生成する。具体的には、ステップS11020で得た超音波断層画像の位置姿勢に基づき、ステップS11000で得た3次元ボリュームデータから該超音波断層画像と同じ断面を切り出した断面画像を生成する。
ステップS11050において、情報処理装置900は、三次元存在範囲算出部935の処理として、ステップS11020で得た超音波断層画像の超音波座標系における対応領域の三次元存在範囲(3次元領域)を算出する。
ステップS11051において、情報処理装置900は、2次元存在範囲取得部934の処理として、3次元存在範囲算出部935が算出した3次元存在範囲に基づいて、超音波断層画像と3次元存在範囲との交差領域(2次元存在範囲)を求め、これを表示情報生成部937へと出力する。3次元存在範囲が球の場合、2次元存在範囲は当該球と当該断層画像とが交差する領域(球の断面)である円として定義される。したがって、2次元存在範囲取得部934は、超音波断層画像上におけるこの円の中心位置と半径を2次元存在範囲として算出する。なお、3次元空間中で定義される球と平面との交差領域の算出方法は周知のものであるので、その説明は省略する。なお、当該球と当該断層画像が交差しない場合には、「断面上に存在範囲はない」という情報が保存される。
ステップS11052において、情報処理装置900は、位置情報算出部936の処理として、3次元存在範囲算出部935から3次元存在範囲と超音波断層画像の位置情報を取得し、3次元存在範囲における超音波断層画像の相対的位置情報を算出する。ただし、ステップS11051において「断面上に存在範囲はない」と判定された場合には、本ステップの処理は実行されない。以下に、具体的な算出方法を示す。
ステップS11054において、情報処理装置900は、表示情報生成部937の処理として、2次元存在範囲取得部934から取得した2次元存在範囲の輪郭を表す形状情報と、位置情報算出部936から取得した超音波断層画像の相対的位置情報とに基づいて、2次元存在範囲に相対的位置情報を付与した表示情報を生成する。ただし、ステップS11051において「断面上に存在範囲はない」と判定され場合には、本ステップの処理は実行されない。以下に、具体的な生成方法を示す。
ステップS11060において、情報処理装置900は、画像合成部940の処理として、表示情報生成部937から取得した、対応病変部の2次元存在範囲に超音波断層画像の相対的位置情報を付加させた存在範囲表示情報を、当該超音波画像上に重畳して描画する。ただし、ステップS11051において「断面上に存在範囲はない」と判定され場合には、本ステップの処理は実行されない。
ステップS11070において、情報処理装置900は、画像合成部940の処理として、ステップS11040で得た断面画像と、ステップS11060で得た超音波断層画像に対応病変部の存在範囲を重畳した画像を合成する。例えば、これらの画像を左右に並べた画像を生成する。そして、表示制御部950の処理として、合成した画像を表示部960に表示する。また、必要に応じて、I/F1009を介してこれを外部へと出力し、さらに、他のアプリケーションから利用可能な状態としてRAM1002上に格納する。
ステップS11080において、情報処理装置900は、全体の処理を終了するか否かの判定を行う。例えば、キーボード1004の所定のキー(終了キー)をユーザが押すなどして入力した終了の指示を取得する。終了すると判定した場合には、情報処理装置900の処理の全体を終了させる。一方、終了すると判定しなかった場合には、ステップS11020へと処理を戻し、新たに撮像される超音波断層画像に対して、ステップS11020以降の処理を再度実行する。以上によって、情報処理装置900の処理が実行される。
第5の実施形態に係る情報処理システムでは、超音波断層画像の位置情報のカラーテーブルへのマッピングは、3次元存在範囲の開始位置と終了位置とに基づいて行っていた。これに対し、本実施形態では、上記開始位置や終了位置の他に、3次元存在範囲を代表する位置情報(代表位置とも言う、所定の位置の一例)に基づいてカラーテーブルへのマッピングを行う。本実施形態に係る情報処理システムの構成は図11と同様であるが、表示情報生成部937の処理の一部のみが第5の実施形態とは異なっている。また、本実施形態に係る情報処理システムの処理のフローは図12と同様であるが、ステップS11054の処理の一部のみが第5の実施形態とは異なっている。以下、本実施形態に係る情報処理システムについて、第5の実施形態との相違部分についてのみ説明する。
上記第5の実施形態および第6の実施形態では、対応病変部が存在しうる3次元存在範囲を3次元領域とする例を説明したが、実施形態はこれに限られるものではない。例えば、X線CT画像やMRI画像における病変部や臓器などの注目部位を表す領域を3次元領域としても良い。これは、上記実施形態におけるステップS11020で取得される超音波断層画像を、現在表示しているスライス画像に置き換え、さらに、ステップS11050で取得される3次元存在範囲を、注目部位の3次元領域に置き換えることにより、実現することができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
110 断層画像取得部
112 位置姿勢取得部
120 三次元画像データ取得部
122 注目領域取得部
123 誤差取得部
130 断面画像生成部
135 存在範囲算出部
140 画像合成部
150 表示制御部
Claims (19)
- 第1の座標系における被検体の画像を取得する医用画像取得手段と、
前記第1の座標系とは異なる第2の座標系における注目領域を表す情報を取得する注目領域取得手段と、
前記第2の座標系における注目領域を表す情報に基づいて、前記第2の座標系における注目領域に対応する前記第1の座標系における注目領域に、前記第2の座標系から前記第1の座標系への座標変換の誤差を含めた誤差範囲を表す情報を取得する誤差範囲取得手段と、
前記誤差範囲を表す情報と前記医用画像とを表示手段に表示させる表示制御手段と、
を有することを特徴とする装置。 - 前記医用画像は超音波画像である
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 前記第2の座標系における前記被検体の三次元画像を取得する三次元画像取得手段を更に有し、
前記注目領域取得手段は、前記三次元画像中の注目領域を表す情報を取得する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の装置。 - 前記第2の座標系における前記被検体の三次元画像を取得する三次元画像取得手段を更に有し、
前記医用画像は、超音波探触子を用いて前記被検体を撮影することにより生成された超音波画像であり、
前記表示制御手段は、前記超音波探触子の位置及び姿勢に基づいて、前記医用画像に対応する前記三次元画像の断面画像を前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。 - 前記三次元画像はMRI画像またはX線CT画像である
ことを特徴とする請求項3または4に記載の装置。 - 前記第1の座標系および前記第2の座標系は、三次元の座標系である
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の装置。 - 前記誤差範囲取得手段は、
前記第2の座標系から前記第1の座標系へと座標変換することにより、前記第2の座標系における注目領域を表す情報から前記第1の座標系における注目領域を表す情報を取得し、
前記第2の座標系から前記第1の座標系への座標変換の前記誤差を表す情報を取得し、
前記第1の座標系における注目領域を表す情報と前記誤差を表す情報とに基づいて、前記第1の座標系における注目領域に当該誤差を含めた前記誤差範囲を表す情報を取得する
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の装置。 - 前記医用画像は、超音波探触子を用いて前記被検体を撮影することにより生成された超音波画像であり、
前記誤差範囲取得手段は、前記超音波探触子の位置及び姿勢に基づいて前記誤差範囲を表す情報を取得する
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の装置。 - 前記誤差範囲取得手段は、前記注目領域の部位に基づいて前記誤差範囲を表す情報を取得する
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の装置。 - 第1の座標系における被検体の医用画像を取得し、
前記第1の座標系とは異なる第2の座標系における注目領域を表す情報を取得し、
前記第2の座標系における注目領域を表す情報に基づいて、前記第2の座標系における注目領域に対応する前記第1の座標系における注目領域に、前記第2の座標系から前記第1の座標系への座標変換の誤差を含めた誤差範囲を表す情報を取得し、
前記誤差範囲を表す情報と前記医用画像とを表示手段に表示させる
ことを特徴とする情報処理方法。 - 前記医用画像は超音波画像である
ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理方法。 - 前記第2の座標系における前記被検体の三次元画像を取得し、
前記三次元画像中の前記注目領域を表す情報を取得する
ことを特徴とする請求項10または11に記載の情報処理方法。 - 前記第2の座標系における前記被検体の三次元画像を取得し、
前記医用画像は、超音波探触子を用いて前記被検体を撮影することにより生成された超音波画像であり、
前記超音波探触子の位置及び姿勢に基づいて、前記医用画像に対応する前記三次元画像の断面画像を前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載の情報処理方法。 - 前記三次元画像はMRI画像またはX線CT画像である
ことを特徴とする請求項12または13に記載の情報処理方法。 - 前記第1の座標系および前記第2の座標系は、三次元の座標系である
ことを特徴とする請求項10から14のいずれか1項に記載の情報処理方法。 - 前記第2の座標系から前記第1の座標系へと座標変換することにより、前記第2の座標系における注目領域を表す情報から前記第1の座標系における注目領域を表す情報を取得し、
前記第2の座標系から前記第1の座標系への座標変換の前記誤差を表す情報を取得し、
前記第1の座標系における注目領域を表す情報と前記誤差を表す情報とに基づいて、前記第1の座標系における注目領域に当該誤差を含めた前記誤差範囲を表す情報を取得する
ことを特徴とする請求項10から15のいずれか1項に記載の情報処理方法。 - 前記医用画像は、超音波探触子を用いて前記被検体を撮影することにより生成された超音波画像であり、
前記超音波探触子の位置及び姿勢に基づいて前記誤差範囲を表す情報を取得する
ことを特徴とする請求項10から16のいずれか1項に記載の情報処理方法。 - 前記注目領域の部位に基づいて前記誤差範囲を表す情報を取得する
ことを特徴とする請求項10から17のいずれか1項に記載の情報処理方法。 - 請求項10から18のいずれか1項に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011084495 | 2011-04-06 | ||
JP2011084495 | 2011-04-06 | ||
JP2012008205 | 2012-01-18 | ||
JP2012008205 | 2012-01-18 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017149946A Division JP6400160B2 (ja) | 2011-04-06 | 2017-08-02 | 情報処理装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018192306A JP2018192306A (ja) | 2018-12-06 |
JP2018192306A5 JP2018192306A5 (ja) | 2019-03-14 |
JP6548798B2 true JP6548798B2 (ja) | 2019-07-24 |
Family
ID=56824539
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016114650A Expired - Fee Related JP6188874B2 (ja) | 2011-04-06 | 2016-06-08 | 情報処理装置、方法及びプログラム |
JP2017149946A Expired - Fee Related JP6400160B2 (ja) | 2011-04-06 | 2017-08-02 | 情報処理装置 |
JP2018165937A Active JP6548798B2 (ja) | 2011-04-06 | 2018-09-05 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム |
Family Applications Before (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016114650A Expired - Fee Related JP6188874B2 (ja) | 2011-04-06 | 2016-06-08 | 情報処理装置、方法及びプログラム |
JP2017149946A Expired - Fee Related JP6400160B2 (ja) | 2011-04-06 | 2017-08-02 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (3) | JP6188874B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3485816A1 (en) * | 2017-11-21 | 2019-05-22 | Koninklijke Philips N.V. | Method and apparatus for guiding an ultrasound probe |
CN110916707B (zh) * | 2019-12-18 | 2023-06-27 | 上海皓桦科技股份有限公司 | 二维骨骼图像获取方法、系统及装置 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9289153B2 (en) * | 1998-09-14 | 2016-03-22 | The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University | Joint and cartilage diagnosis, assessment and modeling |
EP2460474B1 (en) * | 2003-05-08 | 2015-12-16 | Hitachi Medical Corporation | Reference image display method for ultrasonography and ultrasonic diagnosis apparatus |
JP4699062B2 (ja) * | 2005-03-29 | 2011-06-08 | 株式会社日立メディコ | 超音波装置 |
US20080123910A1 (en) * | 2006-09-19 | 2008-05-29 | Bracco Imaging Spa | Method and system for providing accuracy evaluation of image guided surgery |
US8303502B2 (en) * | 2007-03-06 | 2012-11-06 | General Electric Company | Method and apparatus for tracking points in an ultrasound image |
US8771188B2 (en) * | 2007-06-20 | 2014-07-08 | Perception Raisonnement Action En Medecine | Ultrasonic bone motion tracking system |
US20090129650A1 (en) * | 2007-11-19 | 2009-05-21 | Carestream Health, Inc. | System for presenting projection image information |
JP5486182B2 (ja) * | 2008-12-05 | 2014-05-07 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置および情報処理方法 |
JP5689591B2 (ja) * | 2009-06-01 | 2015-03-25 | 株式会社東芝 | 超音波診断装置及び超音波画像処理プログラム |
JP5513790B2 (ja) * | 2009-07-06 | 2014-06-04 | 株式会社東芝 | 超音波診断装置 |
-
2016
- 2016-06-08 JP JP2016114650A patent/JP6188874B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2017
- 2017-08-02 JP JP2017149946A patent/JP6400160B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2018
- 2018-09-05 JP JP2018165937A patent/JP6548798B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018192306A (ja) | 2018-12-06 |
JP6400160B2 (ja) | 2018-10-03 |
JP2017200619A (ja) | 2017-11-09 |
JP2016154998A (ja) | 2016-09-01 |
JP6188874B2 (ja) | 2017-08-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5950619B2 (ja) | 情報処理装置 | |
JP6312898B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム | |
JP5430203B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法 | |
JP5651600B2 (ja) | 再パラメータ化されたブルズアイ表示 | |
CN102727258B (zh) | 图像处理装置、超声波摄影系统及图像处理方法 | |
JP6039903B2 (ja) | 画像処理装置、及びその作動方法 | |
US9123096B2 (en) | Information processing apparatus and control method thereof | |
JP5631453B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法 | |
JP6071282B2 (ja) | 情報処理装置、超音波撮影装置および情報処理方法 | |
JP2011125570A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム | |
JP6548798B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム | |
WO2016054775A1 (zh) | 超声虚拟内窥成像系统和方法及其装置 | |
JP6487999B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム | |
JP5991731B2 (ja) | 情報処理装置及び情報処理方法 | |
JP6263248B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム | |
JP6251002B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法、コンピュータプログラム | |
JP6336025B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理装置の作動方法およびプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181001 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190129 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190528 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190531 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190625 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6548798 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |