JP6548480B2 - ガスセンサキット、及びガス測定システム - Google Patents

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Description

本発明はガスセンサキット及びガス測定システムに関する。
医療現場等において呼吸管理を要する患者(被測定者)の呼吸をモニタするための様々な機器や方法が提案されている。例えばカプノメトリ(capnometry)と呼ばれる方法は、被測定者の呼気に含まれる二酸化炭素の分圧、すなわち呼気中の二酸化炭素濃度の経時的な変化を測定することにより、被測定者の呼吸状態を把握するものである(例えば特許文献1)。カプノメトリを実現するシステムは、サイドストリーム方式とメインストリーム方式に大別される。
メインストリーム方式のCO2センサキットは、二酸化炭素濃度(または分圧)に関する信号を取得するセンサと、センサとコネクタを接続するケーブルと、ケーブルとホスト装置(例えば生体情報モニタ)を接続するコネクタと、を有する。
実開平2−131410号公報 特開2013−68456号公報
メインストリーム方式のCO2センサキットを用いた測定では、センサが取得したアナログ信号を処理して二酸化炭素濃度(または分圧)に換算する信号処理部が必要となる。この信号処理部は、例えば以下の(1)〜(3)に設けられる。
(1)ホスト装置
(2)コネクタとホスト装置を結ぶケーブル
(3)センサ本体(エアウェイアダプタに着脱するセンサ)
信号処理部をホスト装置に配置する場合(上記(1))、ホスト装置の設計の自由度が下がってしまう。また信号処理部をケーブル内に配置する場合(上記(2))、ユーザ(医師等)がシステムを操作する際の邪魔となってしまう可能性がある。信号処理部をセンサ本体内に配置する場合(上記(3))、センサ本体の重さが大きくなってしまうために挿管チューブに負荷がかかってしまう。
またカプノメトリによる測定値は、大気圧の変動の影響を受けて変化することが知られている。これに対して特許文献2は、測定した気圧を用いて対象ガスの測定値を補正するガス測定装置を開示している。しかしながら当該ガス測定装置は、気圧センサや大気圧値を用いた補正処理部をホスト装置の内部に有するため、装置の複雑性が増加する(換言するとホスト装置の設計の自由度が下がってしまう)という問題があった。
上記の信号処理部及び大気圧センサの配置の問題は、対象ガスが二酸化炭素ガスである場合のみならず、揮発性麻酔ガス、笑気ガス等である場合であっても同様である。そこで、上記の信号処理部及び大気圧センサの配置の問題を解決したガスセンサキット及びガス測定システムを提供することを主たる目的とする。
本発明にかかるガスセンサキットの一態様は、
センサとコネクタを備え、
前記センサは、対象ガスの測定対象範囲に所定の光を照射すると共に、透過光を受光し、
前記コネクタは、
大気圧の測定をする大気圧センサと、
前記センサからの透過光量を示す測定信号を受信し、前記測定信号に基づいて前記対象ガスの濃度又は分圧の測定値を得るとともに、前記大気圧センサが測定した大気圧値を用いて前記測定値を補正する信号処理部と、を備えるものである。
また本発明にかかるガス測定システムの一態様は、
センサ及びコネクタを備えるガスセンサキットと、ホスト装置と、を備え、
前記センサは、対象ガスの測定対象範囲に所定の光を照射すると共に、透過光を受光し、
前記コネクタは、前記センサから透過光量を示す測定信号を受信し、前記測定信号に基づいて前記対象ガスの濃度又は分圧の測定値を得るとともに、前記コネクタの内部で測定した大気圧値を用いて前記測定値を補正し、
前記ホスト装置は、前記コネクタから受信した補正済みの前記測定値を表示する、ものである。
上述の構成では、コネクタ内に信号処理部及び大気圧センサが実装されている。これによりセンサの装置の巨大化を回避することができる。また信号処理部が補正済みの対象ガスの濃度又は分圧の測定値を算出するため、ホスト装置でのガス測定に関する処理が不要となり、ホスト装置の構成の簡略化が図れる。
本発明は、信号処理部及び大気圧センサの配置によって生じるセンサ本体の大型化や装置の複雑化の問題を回避することができるガスセンサキット及びガス測定システムを提供することができる。
実施の形態1にかかるガスセンサキット10の外観を示す図である。 実施の形態1にかかる測定システムを示すブロック図である。 実施の形態1にかかるコネクタ30の外観構成を示す図である。 実施の形態1にかかるコネクタ30の断面図である。 実施の形態1にかかる固定部材302の斜視図である。 実施の形態1にかかるコネクタ30の断面図である。 実施の形態1にかかるコネクタ30の断面図である。
<実施の形態1>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかるガスセンサキット10の外観構成を示す概念図である。ガスセンサキット10は、センサ20、コネクタ30、及びケーブル40を備える。
ガスセンサキット10は、主に医療現場においてガス計測に用いられるメインストリーム方式のセンシングユニットである。ガスセンサキット10は、コネクタ30をホスト装置50(図1には図示せず)に接続することによって使用される。ガスセンサキット10が測定対象とする対象ガスは、例えば二酸化炭素ガス、酸素ガス、揮発性麻酔ガス、笑気ガスである。
センサ20は、生体の呼吸気に含まれる所定の対象ガス(二酸化炭素ガス、酸素ガス、麻酔ガス、笑気ガス等)を検出可能なセンサである。以下の説明では、検出対象となる対象ガスが二酸化炭素ガスであるものとする。
エアウェイアダプタには被検者の呼吸気が通過可能な通路が形成されている。被検者の呼吸気に含まれる二酸化炭素ガスの濃度を測定する場合、センサ20に設けられた発光部(後述の赤外光源27)と受光部(後述の受光素子21、受光素子24)を結ぶ光軸がこの通路(測定対象範囲)を横切るように配置される。発光部から出射された赤外光は受光部において受光され、受光強度に応じた測定値がセンサ20からコネクタ30を介して出力される(二酸化炭素の検出)。二酸化炭素は特定の波長の赤外線を強く吸収する性質があるため、呼吸気中の二酸化炭素濃度が高いほど赤外光が強く吸収され、透過光量が弱まる。よってセンサ20より出力される信号強度(透過光量)をモニタすることにより被検者の呼吸気に含まれる二酸化炭素ガスの濃度(または分圧)を測定可能となる。
ケーブル40は、センサ20とコネクタ30を物理的に接続し、センサ20の出力デジタル信号をコネクタ30に伝達する。すなわちケーブル40は、センサ20から延伸し、コネクタ30に信号を伝達する。
コネクタ30は、後述するホスト装置50(図2)と接続するための接続部を構成する。コネクタ30は、例えば物理的なコネクタピンを介してホスト装置50(図2)と接続する。コネクタ30は、算出した二酸化炭素濃度(または分圧)を補正するための大気圧測定用の大気圧センサを有する。これに伴いコネクタ30は、当該大気圧センサと外気を連通する連通部を有する。当該構成の詳細については、図4〜図7等を参照して後述する。
続いて図2を参照してガスセンサキット10を含むガス測定システム1の概要について説明する。ガス測定システム1は、ガスセンサキット10とホスト装置50を有する。ホスト装置50は、いわゆるカプノメータであってもよく、カプノメータの機能と共に他のモニタリング機能を有する生体情報モニタ等であってもよい。
ガスセンサキット10は、上述のようにセンサ20とコネクタ30を有する。センサ20は、受光素子21、アンプ22、サーミスタ23、受光素子24、アンプ25、A/D(analog/digital)変換器26、及び赤外光源27を有する。
赤外光源27は、赤外光源電源32からの電源供給により駆動する。赤外光源27は、エアウィアダプタ(図示せず)に2種類の異なる波長の赤外線(以下、第1赤外線、第2赤外線と呼称する。)を照射する。第1赤外線は被験者の呼吸気に含まれる二酸化炭素ガス濃度の測定用の光線であり、第2赤外線はガス測定の際に参照される参照用光線である。赤外光源27は、例えば赤外線を発光可能なLED(Light Emitting Diode)、フィラメントランプ等から構成される。
受光素子21は、第1赤外線がエアウェイアダプタを透過した透過光を受光する。被検者の呼吸気に含まれる二酸化炭素ガスの濃度に応じて吸収される第1赤外光の量に変化が生じ、受光素子21において受光される赤外光の強度に反映される。受光素子21は、受光面により受光された光の強度に応じた電圧の信号(透過光量を示す測定信号)をアンプ22を介してA/D変換器26に出力する。
受光素子24は、第2赤外線がエアウェイアダプタを透過した透過光を受光する。第2赤外線は二酸化炭素が吸収しない波長の赤外線であり、被検者の呼吸気に含まれる二酸化炭素ガスの濃度に関わらず、受光素子24において受光される赤外光の強度がほぼ一定である。受光素子24は、受光面により受光された光の強度に応じた電圧の信号(透過光量を示す測定信号)をアンプ25を介してA/D変換器26に出力する。
赤外線の受光素子21や受光素子24は一般的に温度によって感度が変化するため、サーミスタ23を用いて受光素子21や受光素子24の感度を温度補正する。或いは更にヒーター等を備え、受光素子21や受光素子24の周辺温度を一定にコントロールしても良い。
A/D変換器26は、受光素子21の検出した測定信号(透過光量を示す電圧信号)、及び受光素子24の検出した測定信号(透過光量を示す電圧信号)をデジタル形式の測定信号に変換する。A/D変換器26は、ケーブル40(図1)を介して変換後の測定信号をコネクタ30に供給する。
コネクタ30は、大気圧センサ31、赤外光源電源32、制御部33、及び信号処理部34を有する。なおコネクタ30は、図示しないものの各種の記憶装置や演算回路等も備えている。
大気圧センサ31は、例えば感圧素子を内部に有することによって周囲の気圧を測定するセンサである。大気圧センサ31は、取得した大気圧値を信号処理部34に出力する。赤外光源電源32は、センサ20内の赤外光源27に対して電源を供給する。
制御部33は、コネクタ30内の各処理部の制御を行うものであり、各種の回路やプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)により構成される。信号処理部34は、制御部33の一部を構成し、被験者の呼吸気に含まれる二酸化炭酸ガスの濃度(または分圧)を算出する。
信号処理部34には、上述のように受光素子21及び受光素子24の検出した測定信号がデジタル値として入力される。信号処理部34は、この2つの測定信号の比に基づいて二酸化炭素ガスの濃度(または分圧)を算出する。例えば信号処理部34は、記憶装置(図示せず)から予め定義されたテーブルを読み出す。当該テーブルは、受光素子21及び受光素子24が検出した測定信号の比と、被験者の呼吸気に含まれる二酸化炭素ガスの濃度(または分圧)と、の関係を定義するものである。信号処理部34は、実際の測定信号の値とテーブルを比較することによって被験者の呼吸気に含まれる二酸化炭素ガスの濃度(または分圧)の測定値を算出する。
なお信号処理部34は、上記のテーブルを用いた処理に限られず、受光素子21の受光量(透過光量)と、受光素子24の受光量(透過光量)と、の関係(光の減衰率)を用いて二酸化炭素ガスの濃度(または分圧)を算出するものであればよい。なおセンサ20内において1つの波長光のみを用いた測定を行い(すなわち受光素子24、アンプ25が存在しない構成)、信号処理部34が発光量及び受光素子21の受光量(透過光量)のみを用いて二酸化炭素ガスの濃度(または分圧)を算出することも理論的には可能である。
すなわち信号処理部34による二酸化炭素濃度(または分圧)の算出処理は、メインストリーム方式のカプノメトリにおいて用いられる一般的なものであれば良く、対象ガスの透過光量を用いた処理であればどのようなものであってもよい。
また信号処理部34には、上述のように大気圧センサ31が計測した大気圧値が入力される。信号処理部34は、算出した二酸化炭素ガスの濃度(または分圧)の測定値を、大気圧値を用いて補正する。濃度又は分圧の測定値を気圧によって補正する方法は対象ガス及び測定方法(原理や構造)により様々であるため、従来から採用されている手法を用いればよく、詳細な説明は省略する。
以上が本実施の形態にかかるガス測定システム1の電気的処理に着目した構成である。ここで上記構成による効果について説明する。上述のように対象ガスの濃度又は分圧の測定値(例えば上述の二酸化炭素ガスの濃度や分圧)を算出する場合、大気圧値を用いて補正を行う必要がある。ここで大気圧センサ31を仮にセンサ20内に設置した場合、センサ20の構成が大型化してしまうため好ましくない。特にセンサ20は小児等に装着されることも想定されているため、内部構成を最小限にすることが好ましい。また仮に対象ガスの計測に関する処理部や大気圧センサ31をホスト装置50に実装する場合、ホスト装置50内の設計の自由度が大幅に下がってしまう。特にホスト装置50が多くのパラメータを測定する生体情報モニタである場合、対象ガスの測定のみに用いるセンサ等が生体情報モニタの内部に実装されることによって装置の複雑性が大幅に上がってしまう。
一方、図2に示す構成は、コネクタ30内に信号処理部34及び大気圧センサ31が実装されている。これによりセンサ20の巨大化を回避することができる。また信号処理部34は、対象ガスの濃度又は分圧の測定値を算出してホスト装置50に送信する。換言するとホスト装置50は、受信した対象ガスの濃度又は分圧の測定値をそのまま使用(例えばディスプレイ上への表示、測定値を用いたアラームの鳴動制御)することができる。例えばホスト装置50は、受信した対象ガスの濃度又は分圧の測定値を用いて呼吸波形等をディスプレイ上に表示する。これによりホスト装置50の構成の複雑化を回避することができる。更にホスト装置50が大気圧による補正処理能力を持たない旧型の装置等であっても、ホスト装置50は補正済みの正確な測定値を使用(表示等)することができる。
続いて、コネクタ30の筐体構造について説明する。コネクタ30の筐体は、図1に示すようにホスト装置50の雌コネクタに差し込む雄コネクタの形状である。なおコネクタ30は必ずしも雄コネクタに限られず、この他の方式のコネクタであってもよい。
図3は、本実施の形態にかかるコネクタ30の拡大図である。図3に示すように、コネクタピンの挿入方向を+X方向とし、逆方向を−X方向とする。また+Y方向、−Y方向、+Z方向、−Z方向をそれぞれ図3に示す方向とする。すなわちホスト装置50との挿入口(コネクタピンが設けられている面)の長軸方向をY方向とし、短軸方向をZ方向とする。
図4は、コネクタ30のX−Y断面図である。なお図4の断面図は、理解の容易化のためコネクタピンの本数等をはじめとして一部の構成を単純化して記載している。コネクタ30の筐体は、外装筐体部材301及び接続面筐体部材305から構成される。なお外装筐体部材301と接続面筐体部材305が一体となった構成も可能である。
固定部材302は、コネクタ30にケーブル40を固定するための部材である。本例では固定部材302が外装筐体部材301の凹凸に係止されることにより、ケーブル40をコネクタ30に固定している。
コネクタ30の筐体には、コネクタ30内部への外気の流入を確保するための連通部が設けられる。図4の例での連通部は、固定部材302上に設けられた溝307により構成される。溝307は、コネクタ30の内部とケーブル40との間の隙間を構成するものである。この溝307を有する固定部材302の外観構成について図5を参照して説明する。
図5は、固定部材302及びケーブル40の一部を拡大して表示した斜視図である。図示するように固定部材302の表面に、防水性を保ちつつ外気の流入経路となり得る程度の幅及び深さを持つ溝307が形成されている。この溝307は、幅及び深さが0.3mm〜0.7mm程度の大きさである。この溝307が形成されていることによりコネクタ30の内部に外気を取り込むことができる。またサイズが十分に小さいために防水性を保つことができる。なお上述の溝307のサイズ(幅及び深さが0.3mm〜0.7mm程度)はあくまでも一例であり、外気を取り込みつつ防水性が保たれるサイズであればこの他のものであってもよい。
再び図4を参照する。コネクタ30の内部には、プリント回路基板303が配置される。プリント回路基板303には、大気圧センサ304(図2における大気圧センサ31に相当)が設けられている。プリント回路基板303上には、上述した制御部33の各機能を実現するための回路、CPU、記憶装置等が実装されている。プリント回路基板303は、コネクタピン306を介して接続先であるホスト装置50に対して信号送信を行う。
上述のように溝307は、コネクタ30内への外気の流入経路となる。そのため大気圧センサ304は、溝307を介して流入した外気の気圧を測定することができる。なお溝307の設けられる箇所は、図4や図5に示した箇所に限られない。すなわちケーブル40とコネクタ30内部との間に隙間を構成するような箇所であれば、溝307が設けられる箇所は特に限定されない。またコネクタ30に固定部材302が存在せず、ケーブル40自体に溝307相当が設けられている構成も理屈上は可能である。すなわちケーブル40とコネクタ30が接する箇所に溝307相当を設け、この溝307相当が設けられた箇所(ケーブル40の隙間)から外気をコネクタ30内部に取り入れる。当該構成であっても外気をコネクタ30内部に取り入れて正確な大気圧を測定することができる。また、ケーブル40とコネクタ30との間に限定されず、例えば外装筐体部材301と接続面筐体部材305の接する箇所に溝307相当を設けてもよい。
図4及び図5に示すコネクタ30の構成はコネクタ30内への外気の流入経路を確保する連通部を有する構成の一例にすぎず、連通部を形成する変形例は種々のものがある。以下、当該変形例について説明する。
図6は、コネクタ30の第1の変形例を示す断面図である。本例では、固定部材302と外装筐体部材301との間に溝307が設けられていない。換言すると固定部材302は外装筐体部材301に嵌合されており、固定部材302と外装筐体部材301の間は封止されている。
本変形例では、コネクタ30内部への外気の流入経路を確保する連通部を通気性防水シート308と貫通穴309により構成する。貫通穴309は、例えば外装筐体部材301上に設けられた穴であり、外気の流入経路となり得る程度の大きさであればよい。通気性防水シート308は、通気性は確保するものの防水を実現するための素材である。通気性防水シート308は、例えばポリエチレンの極細長繊維をランダムに積層させて結合することによって形成したシート素材であればよい。通気性防水シート308は、貫通穴309を完全に覆うような箇所に配置される。当該構成では、通気性防水シート308及び貫通穴309によりコネクタ30内部への外気の流入経路が確保される。すなわち大気圧センサ304は、通気性防水シート308及び貫通穴309を介して流入した外気の気圧を測定する。
なお図6に示す構成はあくまでも一例にすぎず、貫通穴309を設ける箇所は、−Y側の外装筐体部材301側でもよい。
続いて図7を参照してコネクタ30の第2の変形例を説明する。図7は、コネクタ30の第2の変形例を示す断面図である。本例では、図6と同様に固定部材302と外装筐体部材301との間に溝307が設けられていない。
本例では接続面筐体部材305にコネクタピン306に加え、貫通穴310が設けられている。すなわちコネクタピン306の設置面に対して貫通穴310が設けられている。貫通穴310は、コネクタピン306を挿通するための穴と同等の大きさであればよい。貫通穴310は、コネクタ30をホスト装置50に接続した際に、ホスト装置50の筐体側から外気を取り込む流入経路となり得る。これにより大気圧センサ304は、貫通穴310を介して流入された外気の気圧を測定する。
なお図示しないものの、この他の変形例も可能である。例えばコネクタ30は、2つの外装筐体部材301をいわゆる接着剤によって接着することにより構成する。この際に一部の箇所にのみ接着剤を塗布しない(または接着剤の使用量を他の部分よりも少なくする)。すなわち筐体の一部の箇所を密封せず、その他の部分を密封する。これにより当該箇所が外気をコネクタ30内部に取り込むための連通部となる。
続いて本実施の形態にかかるガスセンサキット10の効果について説明する。上述したようにコネクタ30は、内部に大気圧センサ31及び信号処理部34を有する。これによりガスセンサキット10は、センサ20の巨大化を回避した上で補正済みの対象ガスの濃度又は分圧の測定値(例えば二酸化炭素濃度や分圧)を算出することができる。信号処理部34は、この対象ガスの濃度又は分圧の測定値をホスト装置50に送信する。換言するとホスト装置50は、受信した対象ガスの濃度又は分圧の測定値(例えば二酸化炭素濃度や分圧)に対して演算等を行うことなく、そのまま使用(例えばディスプレイ上への表示、測定値を用いたアラームの鳴動)することができる。
またコネクタ30は、上述のように内部に大気圧センサ31(大気圧センサ304)を備えているため、外気をコネクタ30内部に取り込むための連通部(図4〜図7)を備えている。これによりコネクタ30は大気圧を正確に取得することができ、正確に対象ガスの測定値を補正することができる。
コネクタ30の筐体内部に大気圧センサ31を設けることにより、コネクタ30内部の空きスペースを有効活用することができると共に、センサ20やホスト装置50の小型化や簡素化を図ることができる。そしてコネクタ30の筐体に大気圧センサ31に対して外気を取り込む連通部を設けることにより、大気圧センサ31は大気圧値を正確に取得することができる。換言するとコネクタ30が密閉状態とならないため、正確な大気圧値が取得できる。
図4や図5に示すように溝307により連通部を形成する場合、一般的な部品構成を変えることなく、溝307を設けることのみにより正確な測定値の補正を実現することができる。
また図6に示すように通気性防水シート308及び貫通穴309によって連通部を構成する場合、高い防水性を実現しつつコネクタ30内部への通気が確保される。
図7に示すようにコネクタピン306の設置面に貫通穴310を設ける構成は、製造工程においてコネクタピン306用の貫通穴を一つ余分に設けるだけで実現できる。すなわちコネクタ30の製造コストの上昇を抑えつつ、コネクタ30内部への通気を確保することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 測定システム
10 ガスセンサキット
20 センサ
21、24 受光素子
22、25 アンプ
23 サーミスタ
26 A/D(analog/digital)変換器
27 赤外光源
30 コネクタ
+31 大気圧センサ
32 赤外光源電源
33 制御部
34 信号処理部
40 ケーブル
50 ホスト装置
301 外装筐体部材
302 固定部材
303 プリント回路基板
304 大気圧センサ
305 接続面筐体部材
306 コネクタピン
307 溝
308 通気性防水シート
309 貫通穴
310 貫通穴

Claims (8)

  1. センサと、医療機器と着脱可能な医療用コネクタと、前記センサと前記医療用コネクタを物理的に接続して前記センサから前記医療用コネクタに信号を伝達するケーブルと、を備え、
    前記センサは、生体の呼吸気に含まれる対象ガスの測定対象範囲に所定の光を照射すると共に、前記測定対象範囲を透過した透過光を受光し、
    前記医療用コネクタは、
    大気圧の測定をする大気圧センサと、
    前記センサからの透過光量を示す測定信号を受信し、前記測定信号に基づいて前記対象ガスの濃度又は分圧の測定値を得るとともに、前記大気圧センサが測定した大気圧値を用いて前記測定値を補正し、補正済みの前記測定値を前記医療機器に供給する信号処理部と、
    筐体内に内蔵し、前記筐体に前記大気圧センサと外気を連通する連通部を有する、
    ガスセンサキット。
  2. 前記連通部は、前記ケーブルを前記医療用コネクタに固定する部材に設けられた溝である、ことを特徴とする請求項に記載のガスセンサキット。
  3. 前記溝は、0.3mm〜0.7mmの大きさである、ことを特徴とする請求項に記載のガスセンサキット。
  4. 前記連通部は、前記筐体上に設けられた貫通穴に通気性防水シートを覆って構成される、ことを特徴とする請求項に記載のガスセンサキット。
  5. 前記連通部は、コネクタピンの設置面に対して設けられた貫通穴である、ことを特徴とする請求項に記載のガスセンサキット。
  6. 前記連通部は、前記筐体の一部の箇所を密封しないことにより構成する、ことを特徴とする請求項に記載のガスセンサキット。
  7. 前記ケーブルには、前記大気圧センサと外気を連通するための溝が設けられている、ことを特徴とする、請求項に記載のガスセンサキット。
  8. ガスセンサキットと、医療機器と、を備え、
    前記ガスセンサキットは、センサと、前記医療機器と着脱可能な医療用コネクタと、前記センサと前記医療用コネクタを物理的に接続して前記センサから前記医療用コネクタに信号を伝達するケーブルと、を備え、
    前記センサは、生体の呼吸気に含まれる対象ガスの測定対象範囲に所定の光を照射すると共に、前記測定対象範囲を透過した透過光を受光し、
    前記医療用コネクタは、
    大気圧の測定をする大気圧センサと、
    前記センサからの透過光量を示す測定信号を受信し、前記測定信号に基づいて前記対象ガスの濃度又は分圧の測定値を得るとともに、前記大気圧センサが測定した大気圧値を用いて前記測定値を補正し、補正済みの前記測定値を前記医療機器に供給する信号処理部と、
    筐体内に内蔵し、前記筐体に前記大気圧センサと外気を連通する連通部を有し、
    前記医療機器は、前記医療用コネクタから受信した補正済みの前記測定値を表示する、
    ガス測定システム。
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