JP6545068B2 - 入力デバイスおよび入力デバイスの制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、外部の出力デバイスに制御命令を出力するための入力デバイスおよび入力デバイスの制御方法に関する。
近年、身体に装着してハンズフリー操作を可能とするウェアラブルコンピュータの開発が様々な方面で行われている。このようなウェアラブルコンピュータにおいては、昨今の半導体技術、及び通信技術の進歩により、演算能力や記憶能力をネットワーク側に持たせることが可能となってきた。このため、今後、ウェアラブルコンピュータ側に求められる主要な機能は、ヒューマンインタフェース(すなわち、入力デバイス等)である。
この点で、特開2014−112450号公報においては、身体の部位を動かして、その形状変化を検知して、検知結果に基づいて信号を生成する入力デバイスが提案されている。
しかしながら、身体の形状変化を検知させるために通常とは異なる動作が求められる場合があり、大勢の人がいる状況では当該動作を実行することが難しいという問題がある。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、周囲の状況に応じた態様による動作を可能とする入力デバイスおよび入力デバイスの制御方法を提供することを目的とする。
ある局面に従う入力デバイスは、外部機器に制御命令を出力するための入力デバイスであって、外耳道を含む外耳に装着され、外耳道の形状変化を距離の変化として検知する光学式センサと、光学式センサからの検知信号に基づいて、外部機器を制御する制御部と、入力デバイスの周囲情報を取得する周囲情報取得部とを備える。制御部は、光学式センサから受信した検知信号に基づく距離と、閾値とを比較する比較部と、比較部の比較結果に基づいて、外部機器を制御する制御信号を生成する信号生成部とを含む。制御部は、周囲情報取得部で取得した周囲情報に基づいて閾値を調整する。
周囲の状況に応じた態様による動作を可能とする入力デバイスを提供する。
本発明は、以下に説明する実施形態や図面に記載される構成に限定されることを意図せず、それらと均等な構成も含む。
図1は、実施形態に基づく入力デバイス1および外部機器100を概略的に示したブロック図である。
入力デバイス1は、センサ部10と、制御部2と、メモリ6と、無線通信部12と、周囲情報取得部14とを含む。
外部機器100は、入力デバイス1と通信可能に設けられている。本例においては、無線通信可能に設けられている場合について説明するが、特に無線に限られず、有線通信としても良い。
センサ部10は、発光素子7と、受光素子8とを含む。発光素子7が発光し、受光素子8が反射光を受信すると、センサ部10は検知強度に応じた検知信号αを生成し、これを制御部2に出力する。
制御部2は、比較部3と、信号生成部4と、調整部5とを含む。制御部2は、主にCPU(Central Processing Unit)により実現することが可能である。
比較部3は、センサ部10から検知信号αを受信すると、受信した検知信号αに基づき算出された距離と閾値との比較処理を実行する。なお、当該閾値は、メモリ6に予め格納されているものを利用することが可能である。
メモリ6としては、フラッシュメモリ、ハードディスク等が挙げられる。なお、無線通信部12を介して外部の装置より、閾値に関する情報を取得するようにしても良い。また、メモリ6には、入力デバイス1が動作するために必要な各種制御プログラムが格納されている。
信号生成部4は、比較部3による比較結果に基づいて、外部機器100を制御する制御命令(制御信号γ)を生成する。この制御命令(制御信号γ)は、例えば、外部機器100の電源のON/OFF操作、所定機能の動作/停止操作、機能切替操作など、通常、使用者がスイッチの入力によって実行する機器操作の命令として利用することができる。
外部機器100としては、例えば、音楽再生プレーヤー等の音響機器、DVDプレーヤー等の映像機器、携帯電話等の通信機器、補聴器等の医療器具などが挙げられる。
調整部5は、周囲情報取得部14で取得した周囲情報に基づいて一例として閾値を調整する。
周囲情報取得部14は、入力デバイス1の周辺の状況に関する周囲情報を取得する。具体的には、マイクあるいはカメラ等を利用することが可能である。周囲情報取得部14は、入力デバイス1の周辺の状況に関して、周囲に多数の人がいる状況であるか否かを判断するための情報を取得する。たとえば、マイクを利用してマイクに入力される音響信号を周囲情報として取得する。一例として、マイクで集音した音響信号に対し、音声帯域の周波数(概ね300kHz〜3,400kHz)を持った信号を振幅レベルで識別することで、周囲に多数の人がいるか否かを判断してもよい。当該周囲情報に基づいて周囲に多数の人がいる状況であるか否かを判断するようにしても良い。あるいは、カメラを利用して、周囲の状況を撮像することにより撮像データを周囲情報として取得する。当該周囲情報に基づいて周囲に多数の人がいる状況であるか否かを判断するようにしても良い。一例として、カメラでの撮像画像に対し、人の顔の輪郭、目鼻口を検知することで人を検知する顔認識技術を使い、周囲に多数の人がいるか否かを判断してもよい。
あるいは、GPS(Global Positioning System)の情報や、無線LANのSSID(Service Set Identifier)を周囲情報として利用することも可能である。たとえば、GPSの情報を利用して現在位置が自宅として登録している位置か否かを判断するようにしても良い。あるいは無線LANのSSIDを利用して現在位置が自宅として無線LANのSSIDと一致するか否かを判断して、現在位置が自宅であるか否かを判断するようにしても良い。現在位置が自宅である判断する場合には、多数の人がいる状況ではないと判断するようにしても良い。なお、SSIDで判断する場合、自宅のSSIDと同じSSIDが、公衆無線LANのアクセスポイント(AP)で出力している可能性もあるので、SSIDが検知できない場合は、自宅でないと判断することが望ましい。本例においては、GPSの情報や無線LANのSSIDを周囲情報として利用する場合について説明したが、特にこれらの情報に限られず、周囲に多数の人がいる状況であるか否かを判断することが可能な情報であればどのような情報を利用しても良い。
無線通信部12は、制御部2からの指示に従って外部機器100を制御する制御命令(制御信号γ)を外部機器100に送信する。
図2は、実施形態に基づくセンサ部10を説明する図である。
図2(a)に示されるように、一例として耳掛けタイプのセンサ部10の斜視図が示されている。本例においてはセンサ部10を外耳に装着可能な状態が示されている。耳掛けタイプの場合、センサ部10は、実質的に外耳道に挿入されることなく外耳を外側から覆うように装着されるので、一旦装着されると、外耳道に対するセンサ部10の相対位置は略固定されることになる。
図2(a)に示されるように、一例として耳掛けタイプのセンサ部10の斜視図が示されている。本例においてはセンサ部10を外耳に装着可能な状態が示されている。耳掛けタイプの場合、センサ部10は、実質的に外耳道に挿入されることなく外耳を外側から覆うように装着されるので、一旦装着されると、外耳道に対するセンサ部10の相対位置は略固定されることになる。
センサ部10は、検知素子としての発光素子7および受光素子8を有している。発光素子7から発光された測定光は、図2(b)に示されるように耳穴から入射されて鼓膜で反射されて受光素子8に戻る。入力デバイス1の装着者の外耳が動くことにより鼓膜までの距離dが変化する。これにより、受光素子8に入射する反射光の強度が変化する。そこで、この反射光の強度変化をモニタリングすることで、外耳道の形状変化を検知することができる。
なお、発光素子7として、例えばLEDや電球などの発光素子が挙げられ、受光素子8として、例えばフォトトランジスタ、フォトダイオード、CCDなどの受光素子が挙げられる。特に、発光素子7としてLEDを採用し、受光素子8としてフォトトランジスタ又はフォトダイオードを採用する場合は、検知信号のノイズを低減することができるので、高品質の検知信号を得ることができる。
<処理の概要>
装着者が外部機器100の操作を行いたい(すなわち、外部機器100に対して入力を行いたい)と考えた場合、装着者は所定の動作を実行する。この所定の動作は、日常生活では通常あまり行わない故意的な動作であり、例えば、瞼を強く開閉する瞬き動作が挙げられる。
装着者が外部機器100の操作を行いたい(すなわち、外部機器100に対して入力を行いたい)と考えた場合、装着者は所定の動作を実行する。この所定の動作は、日常生活では通常あまり行わない故意的な動作であり、例えば、瞼を強く開閉する瞬き動作が挙げられる。
図3は、装着者の所定の動作に伴う検知信号αに基づく距離dを説明する図である。
図3(a)においては、装着者が瞼を強く開いた状態(両目を大きく開く)が示されている。そして、装着者が瞼を元に戻した状態が示されている。
図3(a)においては、装着者が瞼を強く開いた状態(両目を大きく開く)が示されている。そして、装着者が瞼を元に戻した状態が示されている。
図3(b)においては、当該瞼の開閉に従って、検知信号αに基づく距離dが変化する場合が示されている。具体的には、装着者が瞼を強く開いた場合に距離dが長くなり検知信号αは大きくなる。一方、装着者が瞼を元に戻した場合に距離dは通常の距離になる。本例においては、一例として通常の距離が略0となる場合が示されている。
また、本例においては、閾値βMが設定されている。比較部3は、距離dと、閾値βMとを比較して、距離dが閾値βM以上となるか否かを判断する。比較部3の比較結果として距離dが閾値βM以上となると判断した場合には、信号生成部4は、外部機器100を制御する制御命令(制御信号γ)を生成する。
なお、本例においては、距離dが閾値βM以上である期間も判定対象とすることが可能である。具体的には、距離dが閾値βM以上である期間が所定期間以上である場合に条件が成立したと判断することが可能である。
一方で、周囲に人が多数いるような状況の場合には、所定の動作として瞼を強く開閉する瞬き動作をすることには躊躇する場合が考えられる。周囲に人が多数いるような状況の場合には人との距離間が近いため周囲に不快な印象を与えてしまう可能性がある。したがって、状況に応じて所定の動作の態様を変更することが好ましい。
本例においては、周囲に人が多数いるような状況の場合には、距離dと比較する閾値βの値を調整する。
図4は、装着者の別の所定の動作に伴う検知信号αに基づく距離dを説明する図である。
図4(a)においては、装着者が瞼をやや強く開いた状態(両目をやや大きく開く)が示されている。そして、装着者が瞼を元に戻した状態が示されている。
図4(b)においては、当該瞼の開閉に従って、検知信号αに基づく距離dが変化する場合が示されている。具体的には、装着者が瞼をやや強く開いた場合に距離dが長くなり検知信号αは大きくなる。一方、装着者が瞼を元に戻した場合に距離dは通常の距離になる。本例においては、一例として通常の距離が略0となる場合が示されている。
また、本例においては、閾値βLが設定されている。閾値βLは、閾値βMよりも小さい値である。比較部3は、距離dと、閾値βLとを比較して、距離dが閾値βL以上となるか否かを判断する。比較部3の比較結果として距離dが閾値βL以上となると判断した場合には、信号生成部4は、外部機器100を制御する制御命令(制御信号γ)を生成する。
なお、本例においては、距離dが閾値βL以上である期間も判定対象とすることが可能である。具体的には、距離dが閾値βL以上である期間が所定期間以上である場合に条件が成立したと判断することが可能である。
したがって、周囲に人が多数いるような状況の場合には、距離dと比較する閾値βの値を調整して、小さくすることにより所定の動作の態様を大きくしなくても良い。これにより周囲に不快な印象を与える可能性を低くし、所定の動作を実行し易くなる。
<処理フロー>
図5は、実施形態に基づく処理のフローを説明する図である。
図5は、実施形態に基づく処理のフローを説明する図である。
図5を参照して、入力デバイス1は、周囲情報を取得する(ステップS2)。具体的には、周囲情報取得部14は、周囲情報を取得する。
次に、入力デバイス1は、周囲に人が多数いるか否かを判断する(ステップS3)。具体的には、制御部2は、周囲情報取得部14で取得した周囲情報に基づいて周囲に人が多数いるか否かを判断する。
次に、入力デバイス1は、ステップS3において、周囲に人が多数いると判断した場合(ステップS3においてYES)には、閾値を調整する(ステップS4)。具体的には、調整部5は、閾値βMを閾値βLに設定する。
一方、入力デバイス1は、ステップS3において、周囲に人が多数いないと判断した場合(ステップS3においてNO)には、ステップS4をスキップしてステップS6に進む。
次に、入力デバイス1は、検知信号を検知する(ステップS6)。具体的には、センサ部10により検知信号αを検知する。
そして、入力デバイス1は、検知信号に基づく距離と閾値とを比較する(ステップS8)。比較部3は、検知信号αに基づく距離dを算出して、閾値βMあるいは閾値βLと比較する。
次に、入力デバイス1は、検知信号に基づく距離は、閾値以上であるか否かを判断する(ステップS10)。比較部3は、距離dが閾値以上であるか否かを判断する。
次に、入力デバイス1は、ステップS10において、検知信号に基づく距離は閾値以上であると判断した場合(ステップS10においてYES)には、当該状態が所定期間以上経過しているか否かを判断する(ステップS11)。比較部3は、距離dが閾値以上であると判断した場合には、当該状態の期間が所定期間以上経過しているか否かを判断する。
次に、入力デバイス1は、当該状態が所定期間以上経過していると判断した場合(ステップS11においてYES)には、制御信号を生成する(ステップS12)。比較部3は、比較結果に基づいて信号生成部4に指示する。信号生成部4は、当該指示を受けて外部機器100を制御する制御命令(制御信号γ)を生成する。
そして、処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS10において、入力デバイス1は、検知信号に基づく距離は閾値未満であると判断した場合(ステップS10においてNO)には、処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS10において、入力デバイス1は、検知信号に基づく距離は閾値未満であると判断した場合(ステップS10においてNO)には、処理を終了する(エンド)。
また、ステップS11において、入力デバイス1は、当該状態が所定期間以上経過していないと判断した場合(ステップS11においてNO)には、処理を終了する(エンド)。
当該処理により、周囲情報に基づいて周囲に人が多数いる場合には、閾値を調整することにより所定の動作の態様を大きくしなくても良い。これにより周囲に不快な印象を与える可能性を低くし、所定の動作を実行し易くなる。
(変形例)
上記の実施形態においては、周囲に人が多数いる場合に閾値を調整する方式について説明した。
上記の実施形態においては、周囲に人が多数いる場合に閾値を調整する方式について説明した。
一方、閾値のみを調整するだけでは、誤検知する場合も考えられる。
本変形例においては、閾値の調整とともに、所定の動作の態様も変更する方式について説明する。
本変形例においては、閾値の調整とともに、所定の動作の態様も変更する方式について説明する。
図6は、変形例に基づく装着者の所定の動作に伴う検知信号αに基づく距離dを説明する図である。
図6(a)においては、装着者が瞼をやや強く開いた状態(両目をやや大きく開く)が示されている。そして、装着者が片目の瞼を閉じた状態(片目を閉じる)が示されている。その後、装着者が瞼を元の状態に戻した場合が示されている。
図6(b)においては、当該瞼の開閉に従って、検知信号αに基づく距離dが変化する場合が示されている。具体的には、装着者が瞼をやや強く開いた場合に距離dが長くなり検知信号αは大きくなる。一方、装着者が片目の瞼を閉じた場合には距離dは、通常の距離よりも短くなる。本例においては、一例として距離dが負の値となっている場合が示されている。なお、本例においては、一例として通常の距離が略0となる場合が示されている。
本例においては、閾値βL,閾値βNが設定されている。閾値βLは、閾値βMよりも小さい値である。また、閾値βNは、0よりも小さい値である。比較部3は、距離dと、閾値βLとを比較して、距離dが閾値βL以上となるか否かを判断する。比較部3の比較結果として距離dが閾値βL以上となると判断した場合には、距離dが閾値βN以下であるか否かを判断する。比較部3の比較結果として距離dが閾値βN以下であると判断した場合には、信号生成部4は、外部機器100を制御する制御命令(制御信号γ)を生成する。
なお、本例においては、距離dが閾値βL以上である期間も判定対象とすることが可能である。具体的には、距離dが閾値βL以上である期間および距離dが閾値βN以下であるが所定期間以上である場合に条件が成立したと判断することが可能である。
したがって、周囲に人が多数いるような状況の場合には、距離dと比較する閾値βの値を調整して、小さくすることにより所定の動作の態様を大きくしなくても良い。これにより周囲に不快な印象を与える可能性を低くし、所定の動作を実行し易くなる。また、誤検知を防止するために、1つの所定の動作だけでなく、別の所定の動作が実行されたかどうかを判断する。本例においては、装着者が片目の瞼を閉じた状態(片目を閉じる)となっかたかどうかを判断する。
<処理フロー>
図7は、実施形態の変形例に基づく処理のフローを説明する図である。
図7は、実施形態の変形例に基づく処理のフローを説明する図である。
図7を参照して、入力デバイス1は、周囲情報を取得する(ステップS20)。具体的には、周囲情報取得部14は、周囲情報を取得する。
次に、入力デバイス1は、周囲に人が多数いるか否かを判断する(ステップ22)。具体的には、制御部2は、周囲情報取得部14で取得した周囲情報に基づいて周囲に人が多数いるか否かを判断する。
次に、入力デバイス1は、ステップS22において、周囲に人が多数いると判断した場合(ステップS22においてYES)には、閾値を調整する(ステップS23)。具体的には、調整部5は、閾値βMを閾値βLに設定する。
次に、入力デバイス1は、第1の検知信号を検知する(ステップS24)。具体的には、センサ部10により第1の検知信号αを検知する。
そして、入力デバイス1は、第1の検知信号に基づく距離と第1の閾値(閾値βL)とを比較する(ステップS26)。比較部3は、検知信号αに基づく距離dを算出して、第1の閾値(閾値βL)と比較する。
次に、入力デバイス1は、第1の検知信号に基づく距離は、第1の閾値以上であるか否かを判断する(ステップS28)。比較部3は、距離dが第1の閾値以上であるか否かを判断する。
次に、入力デバイス1は、ステップS28において、第1の検知信号に基づく距離は第1の閾値以上であると判断した場合(ステップS28においてYES)には、当該状態が所定期間以上経過しているか否かを判断する(ステップS30)。比較部3は、距離dが第1の閾値以上であると判断した場合には、当該状態の期間が所定期間以上経過しているか否かを判断する。
次に、入力デバイス1は、当該状態が所定期間以上経過していると判断した場合(ステップS30においてYES)には、第2の検知信号を検知する(ステップS32)。具体的には、センサ部10により第2の検知信号αを検知する。
そして、入力デバイス1は、第2の検知信号に基づく距離と第2の閾値(閾値βN)とを比較する(ステップS34)。比較部3は、検知信号αに基づく距離dを算出して、第2の閾値(閾値βN)と比較する。
次に、入力デバイス1は、第2の検知信号に基づく距離は、第2の閾値以下であるか否かを判断する(ステップS36)。比較部3は、距離dが第2の閾値以下であるか否かを判断する。
次に、入力デバイス1は、ステップS36において、第2の検知信号に基づく距離は第2の閾値以下であると判断した場合(ステップS36においてYES)には、当該状態が所定期間以上経過しているか否かを判断する(ステップS38)。比較部3は、距離dが第2の閾値以下であると判断した場合には、当該状態の期間が所定期間以上経過しているか否かを判断する。
次に、入力デバイス1は、当該状態が所定期間以上経過していると判断した場合(ステップS38においてYES)には、制御信号を生成する(ステップS40)。比較部3は、比較結果に基づいて信号生成部4に指示する。信号生成部4は、当該指示を受けて外部機器100を制御する制御命令(制御信号γ)を生成する。
そして、処理を終了する(エンド)。
一方、入力デバイス1は、ステップS22において、周囲に人が多数いないと判断した場合(ステップS22においてNO)には、第3の検知信号を検知する(ステップS42)。具体的には、センサ部10により第3の検知信号αを検知する。
一方、入力デバイス1は、ステップS22において、周囲に人が多数いないと判断した場合(ステップS22においてNO)には、第3の検知信号を検知する(ステップS42)。具体的には、センサ部10により第3の検知信号αを検知する。
そして、入力デバイス1は、第3の検知信号に基づく距離と第3の閾値(閾値βM)とを比較する(ステップS44)。比較部3は、検知信号αに基づく距離dを算出して、第3の閾値(閾値βM)と比較する。
次に、入力デバイス1は、第3の検知信号に基づく距離は、第3の閾値(閾値βM)以上であるか否かを判断する(ステップS46)。比較部3は、距離dが第3の閾値以上であるか否かを判断する。
次に、入力デバイス1は、ステップS46において、第3の検知信号に基づく距離は第3の閾値以上であると判断した場合(ステップS46においてYES)には、当該状態が所定期間以上経過しているか否かを判断する(ステップS48)。比較部3は、距離dが第3の閾値以上であると判断した場合には、当該状態の期間が所定期間以上経過しているか否かを判断する。
次に、入力デバイス1は、当該状態が所定期間以上経過していると判断した場合(ステップS48においてYES)には、制御信号を生成する(ステップS40)。比較部3は、比較結果に基づいて信号生成部4に指示する。信号生成部4は、当該指示を受けて外部機器100を制御する制御命令(制御信号γ)を生成する。
そして、処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS46において、入力デバイス1は、第3の検知信号に基づく距離は第3の閾値未満であると判断した場合(ステップS46においてNO)には、処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS46において、入力デバイス1は、第3の検知信号に基づく距離は第3の閾値未満であると判断した場合(ステップS46においてNO)には、処理を終了する(エンド)。
また、ステップS48において、入力デバイス1は、当該状態が所定期間以上経過していないと判断した場合(ステップS48においてNO)には、処理を終了する(エンド)。
当該処理により、周囲情報に基づいて周囲に人が多数いる場合には、閾値を調整することにより所定の動作の態様を大きくしなくても良い。これにより周囲に不快な印象を与える可能性を低くし、所定の動作を実行し易くなる。また、周囲情報に基づいて周囲に人が多数いる場合には、別の所定の動作が実行されたか否かを判断する。そして、当該別の所定の動作も実行された場合に制御信号を生成する。すなわち、制御信号を生成する条件として、複数の所定の動作の組み合わせが実行された場合を条件とすることにより誤検知を防止することが可能となる。
なお、本例においては、所定の動作として、これに限られず、眼球を左右に移動させる動作、舌を左右に振る動作、顎を大きく動かして口を開閉する咀嚼動作、顔面の筋肉を動かす伸縮動作等を行うことも可能である。これらの動作は単独で実行してもよいし、あるいは複数の動作を組み合わせて実行しても構わない。上記所定の動作を実行すると、それに伴って装着者の外耳道(外耳)の形状が変化する。センサ部10は、この外耳道(外耳)の形状変化を検知する。センサ部10は、外耳道(外耳)の形状変化に応じた検知信号αを生成する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 入力デバイス、2 制御部、3 比較部、4 信号生成部、5 調整部、6 メモリ、7 発光素子、8 受光素子、10 センサ部、12 無線通信部、14 周囲情報取得部。
Claims (5)
- 外部機器に制御命令を出力するための入力デバイスであって、
外耳道を含む外耳に装着され、前記外耳道の形状変化を距離の変化として検知する光学式センサと、
前記光学式センサからの検知信号に基づいて、前記外部機器を制御する制御部と、
前記入力デバイスの周囲情報を取得する周囲情報取得部とを備え、
前記制御部は、
前記光学式センサから受信した検知信号に基づく距離と、閾値とを比較する比較部と、
前記比較部の比較結果に基づいて、前記外部機器を制御する制御信号を生成する信号生成部とを含み、
前記制御部は、前記周囲情報取得部で取得した周囲情報に基づいて前記閾値を調整する、入力デバイス。 - 前記外耳道の形状変化は、瞼の瞬き動作、眼球の動作、舌の動作、咀嚼動作、顔面の伸縮動作、及びこれら動作の組み合わせからなる群から選択される少なくとも一つに起因するものである、請求項1記載の入力デバイス。
- 前記外部機器は音響機器である、請求項1記載の入力デバイス。
- 外部機器に制御命令を出力するための入力デバイスであって、
外耳道を含む外耳に装着され、前記外耳道の形状変化を距離の変化として検知する光学式センサと、
前記入力デバイスの周囲情報を取得する周囲情報取得部と、
前記光学式センサからの検知信号および前記周囲情報に基づいて、前記外部機器を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記周囲情報取得部で取得した前記周囲情報に基づいて周囲に人が多数いるか否かを判断し、
前記周囲情報取得部で取得した前記周囲情報に基づいて周囲に人が多数いると判断した場合には、前記光学式センサからの第1の検知信号に基づく距離と第1の閾値とを比較し、
前記比較結果に基づいて前記光学式センサからの第2の検知信号に基づく距離と第2の閾値との比較に基づいて前記外部機器を制御する制御信号を生成し、
前記周囲情報取得部で取得した前記周囲情報に基づいて周囲に人が多数いないと判断した場合には、前記光学式センサからの第3の検知信号に基づく距離と第3の閾値との比較に基づいて前記外部機器を制御する制御信号を生成する、入力デバイス。 - 外部機器に制御命令を出力するための入力デバイスの制御方法であって、
外耳道を含む外耳に装着され、前記外耳道の形状変化を距離の変化として検知信号を検知するステップと、
検知信号に基づいて、前記外部機器を制御するステップと、
前記入力デバイスの周囲情報を取得するステップとを備え、
前記制御するステップは、
検知した検知信号と、閾値とを比較するステップと、
比較結果に基づいて、前記外部機器を制御する制御信号を生成するステップと、
取得した周囲情報に基づいて前記閾値を調整するステップとを含む、入力デバイスの制御方法。
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