JP6542941B1 - ブロックチェーンを活用した現実通貨の貸借方法、システム、およびプログラム - Google Patents

ブロックチェーンを活用した現実通貨の貸借方法、システム、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】手軽かつ確実なブロックチェーンを活用した現実通貨の貸借方法、システムおよびプログラムを提供する。【解決手段】本発明のブロックチェーンを活用した現実通貨の貸借方法は、コンピューティングシステムを用いて、契約内容をBC−NW上に記録するS301とともに、当該契約内容に基づいて金融機関が提供するシステム上にトランザクションデータを作成しS305、トランザクションデータに対する貸し手、借り手および金融機関の署名が揃ったら口座間の資金移動を実行しS311、その取引実行をBC−NW上に記録するS314。【選択図】図3

Description

本発明は、ブロックチェーン(以下「BC」という)を活用した現実通貨の貸借方法、システム、およびプログラムに関する。
現実通貨の貸借を行う一般的な方法として、貸し手と借り手との間で契約書を取り交わす方法がある。書面(紙ベース)の契約書では、貸し手と借り手、両者の押印および署名により法的効力を持つことになる。一方、電子ファイルの契約書による電子契約では、電子契約書に両者の電子署名とタイムスタンプを付与することにより、書面と同等の法的効力を持つことができる。
また、近年では、仲介会社による融資仲介サービス(ソーシャルレンディング)として、運営会社がWebサイト上で資産運用したい貸し手から資金を集め、借り手に融資するサービスもある。
しかしながら、契約書を取り交わす場合、契約書の作成から締結までに多くの工数を要する。さらに、契約不履行の場合に契約書の法的効力を発揮させるには、裁判によって契約書の有効性を立証することが必要となる。また、貸し付けにおいては、返済遅延や回収不能などのトラブルが発生した場合、貸し手が督促および回収などの法的手続きを執る必要がある。
このように、現実通貨の貸借において法的効力を発生させるためには、貸し手と借り手などの間で多くの手間が発生しており、より手軽かつ確実な契約を結ぶ仕組みが望まれている。
一方で、取引の信頼性を第三者に担保させることにより取引データの改ざんが困難であるBCは、その安全性の高さから、金融分野での利用が活発化している。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンピューティングシステムを用いて、契約内容をBCネットワーク(以下、「BC−NW」という)に記録するとともに、当該契約内容に基づいて金融機関が提供するシステム上にトランザクションデータを作成し、トランザクションデータに対する貸し手および借り手の署名が揃ったら口座間の資金移動を実行し、その取引実行をBC−NW上に記録することにより、より手軽かつ確実な現実通貨の貸借方法、システム、およびプログラムを提供することである。
本発明の一態様は、ブロックチェーン(BC)を活用した現実通貨の貸借方法であって、前記方法は、
コンピュータが、前記現実通貨の貸し手と借り手との貸借契約に関する契約データを、前記貸し手が使用し、BCネットワーク(BC−NW)に参加している第1のコンピュータから受信するステップと、
前記コンピュータが、前記貸借契約に対する前記貸し手の署名を前記第1のコンピュータから受信するステップと、
前記コンピュータが、前記貸借契約に対する前記借り手の署名を、前記借り手が使用し、前記BC−NWに参加している第2のコンピュータから受信するステップと、
前記コンピュータが、前記貸借契約に対する、前記貸し手および前記借り手の署名が揃ったことを条件として、前記契約データに基づいて、前記貸し手の契約口座から前記借り手の契約口座に対する送金処理を実行するステップと、
前記コンピュータが、前記送金処理に対する金融機関の署名を作成するステップと、
前記コンピュータが、前記契約データ、ならびに前記貸し手、前記借り手、および前記金融機関の各署名に少なくとも基づいて、前記実行された送金処理に関する第1のBC用データを作成するステップと、
前記コンピュータが、前記第1のBC用データを前記BC−NW上の各端末に記録するステップであって、前記第1のBC用データは、前記貸し手のアセットの所定数または仮想通貨を前記借り手に移転させるためのデータであり、前記アセットは、前記金融機関によって発行される金銭的価値を有さない前記BC−NW上で使用される数値である、ステップと
を備えたことを特徴とする。
また、前記方法は、
前記コンピュータが、前記貸借契約における返済に関する第2の契約データを前記第2のコンピュータから受信するステップと、
前記コンピュータが、前記返済に対する前記借り手の署名を前記第2のコンピュータから受信するステップと、
前記コンピュータが、前記返済に対する前記貸し手の署名を前記第1のコンピュータから受信するステップと、
前記コンピュータが、前記返済に対する、前記貸し手および前記借り手の署名が揃ったことを条件として、前記第2の契約データに基づいて、前記借り手の契約口座から前記貸し手の契約口座に対する第2の送金処理を実行するステップと、
前記コンピュータが、前記第2の送金処理に対する前記金融機関の署名を作成するステップと、
前記コンピュータが、前記第2の契約データ、ならびに前記貸し手、前記借り手、および前記金融機関の前記返済に対する各署名に少なくとも基づいて、前記実行された送金処理に関する第2のBC用データを作成するステップと、
前記コンピュータが、前記第2のBC用データを前記各端末に記録するステップであって、前記第2のBC用データは、前記借り手の前記アセットの所定数または前記仮想通貨を前記貸し手に移転させるためのデータである、ステップと
をさらに備えたことを特徴とする。
さらに、前記方法は、前記貸し手を第1のグループ会社、および前記借り手を、前記第1のグループ会社および第2のグループ会社の統括会社として、前記方法を実行し、ならびに
前記貸し手を前記統括会社、および前記借り手を前記第2のグループ会社として、前記方法を実行することを特徴とする。
また、前記方法は、
前記第1のコンピュータが、前記貸借契約に関する第3のBC用データを前記各端末に記録するステップであって、前記第3のBC用データは、前記貸し手、前記借り手、および前記金融機関の署名を条件として前記貸し手の前記アセットの所定数または前記仮想通貨を前記借り手に移転させるためのデータである、ステップと、
前記第2のコンピュータが、前記返済に関する第4のBC用データを前記各端末に記録するステップであって、前記第4のBC用データは、前記貸し手、前記借り手、および前記金融機関の署名を条件として前記借り手の前記アセットの所定数または前記仮想通貨を前記貸し手に移転させるためのデータである、ステップと
をさらに備え、前記第1のBC用データおよび前記第2のBC用データは、前記第3のBC用データおよび前記第4のBC用データにそれぞれ対応することを特徴とする。
また、本発明の別の態様は、ブロックチェーン(BC)を活用した現実通貨の貸借方法を実行するコンピュータであって、前記コンピュータは、
前記現実通貨の貸し手と借り手との貸借契約に関する契約データを、前記貸し手が使用し、BCネットワーク(BC−NW)に参加している第1のコンピュータから受信し、
前記貸借契約に対する前記貸し手の署名を前記第1のコンピュータから受信し、
前記貸借契約に対する前記借り手の署名を、前記借り手が使用し、前記BC−NWに参加している第2のコンピュータから受信し、
前記貸借契約に対する、前記貸し手および前記借り手の署名が揃ったことを条件として、前記契約データに基づいて、前記貸し手の契約口座から前記借り手の契約口座に対する送金処理を実行し、
前記送金処理に対する金融機関の署名を作成し、
前記契約データ、ならびに前記貸し手、前記借り手、および前記金融機関の各署名に少なくとも基づいて、前記実行された送金処理に関する第1のBC用データを作成し、
前記第1のBC用データを前記BC−NW上の各端末に記録し、前記第1のBC用データは、前記貸し手のアセットの所定数または仮想通貨を前記借り手に移転させるためのデータであり、前記アセットは、前記金融機関によって発行される金銭的価値を有さない前記BC−NW上で使用される数値である
ように構成されたことを特徴とする。
本発明のさらに別の態様は、前記方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムである。
本発明によれば、コンピューティングシステムを用いて、契約内容をBC−NW上に記録するとともに、当該契約内容に基づいて金融機関が提供するシステム上にトランザクションデータを作成し、トランザクションデータに対する貸し手および借り手の署名が揃ったら口座間の資金移動を実行し、その取引の実行内容をBC−NW上に記録する。これにより、より手軽かつ確実な現実通貨の貸借方法、システム、およびプログラムを構築することができる。
本発明の一実施形態に係るシステムの全体構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るサーバの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る全体的な処理を示すフローチャートである。 本発明の別の実施形態に係る全体的な処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る契約データ記憶部に格納されたデータを示す図である。 本発明の一実施形態に係る口座データ記憶部に格納されたデータを示す図である。 本発明の一実施形態に係る送金履歴データ記憶部に格納されたデータを示す図である。 本発明の一実施形態に係るBC−NW上に記録される契約データBCを示す図である。 本発明の一実施形態に係るBC−NW上に記録される送金データBCを示す図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態に係るシステムを詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るシステムの全体構成を示す図である。図1において、サーバ100は、ネットワーク104(例えば、インターネット)を介して、貸し手端末101、借り手端末102、グループ会社A端末106、統括会社端末107、およびグループ会社B端末108と通信を行うように構成される。また、サーバ100は、ネットワーク105(例えば、イントラネット)を介して、担当者端末103と通信を行うように構成される。なお、図1では、サーバ100を1つのサーバコンピュータとして表しているが、複数のサーバコンピュータによる分散型コンピューティングシステムとして構築することもできる。
サーバ100は、貸し手および借り手が口座を開設している金融機関によって管理されるサーバコンピュータである。金融機関は、サーバ100を介してBC−NWに参加している。サーバ100の機能については後述する。
貸し手端末101および借り手端末102はそれぞれ、CPU、メモリ、入出力装置、および表示装置を含んでおり、現実通貨の貸借を行う貸し手および借り手がそれぞれ使用するコンピュータ端末である。貸し手端末101および借り手端末102は、据え置き型のPC端末であっても、スマートフォンなどのモバイル端末であってもよい。貸し手および借り手は、貸し手端末101および借り手端末102を介してBC−NWに参加している。また、貸し手および借り手は、貸し手端末101および借り手端末102を介して、サーバ100が提供する専用のWebサイトにアクセスする。貸し手端末101および借り手端末102の機能の詳細については後述する。
担当者端末103は、CPU、メモリ、入出力装置、および表示装置を含んでおり、金融機関の担当者が使用するコンピュータ端末である。担当者端末103もBC−NWに参加している。担当者は、担当者端末103を介して、貸し手と借り手との取引内容やそれぞれの署名、および貸し手の口座の残高などを確認し、当該取引内容に対する署名を行う。担当者端末103の機能の詳細については後述する。
グループ会社A端末106、統括会社端末107、およびグループ会社B端末108はそれぞれ、CPU、メモリ、入出力装置、および表示装置を含んでおり、企業グループ内のグループ会社Aおよびグループ会社B、ならびに当該企業グループの統括会社の各担当者が使用するコンピュータ端末である。グループ会社A端末106、統括会社端末107、およびグループ会社B端末108もBC−NWに参加している。グループ会社A端末106、統括会社端末107、およびグループ会社B端末108の機能については後述する。
次に、図1におけるサーバ100の構成を詳細に説明する。図2は、サーバ100の構成を示す図である。図2において、サーバ100は、システムバス115を介して相互に接続された、CPU110、RAM111、入力装置112、出力装置113、通信制御装置114、および記憶装置116を備えている。記憶装置116は不揮発性記憶媒体(ROMやHDDなど)で構成され、本発明の処理などに関連するソフトウェアプログラムを格納したプログラム格納領域と、当該ソフトウェアプログラムで取り扱うデータを格納したデータ格納領域とを備えている。プログラム格納領域の各処理部120〜122は、独立したソフトウェアプログラム、そのルーチンやコンポーネントなどで実現され、記憶装置116に格納されている。各処理部120〜122は、プログラムの実行時にCPU110によって記憶装置116から呼び出されRAM111のワークエリアに展開されることで、データベースなどに適宜アクセスしながら各機能を実現する。
図2では、各処理部120〜122として、署名処理部120、取引処理部121、および送金履歴処理部122が例示されている。なお、これらの処理部120〜122の機能については後述する。
図2の記憶装置116におけるデータ格納領域は、契約データ記憶部130、口座データ記憶部131、および送金履歴データ記憶部132を備える。
次に、サーバ100の全体的な処理例について、図3のフローチャートおよび図5〜9のデータを参照して説明する。まず、記憶装置116の各記憶部130〜132に記憶されるデータ(図5〜7)について説明する。図5は、契約データd500を示す図である。契約データd500は、現実通貨の貸借の契約内容に関するデータであり、契約データ記憶部130に格納される。
契約データd500には、契約を一意に示す「契約ID」d501、BC−NW上の送金元ユーザおよび送金先ユーザをそれぞれ一意に示す「送金元アドレス」d502および「送金先アドレス」d503、取引される金額を示す「取引額」d504、契約の発生した日付を示す「発生日」d505、契約の有効期間を示す「有効期間」d506、送金される現実通貨の返済期限を示す「返済期限」d507、各契約者の電子署名をそれぞれ示す「送金元署名」d508および「送金先署名」d509、ならびに以下で詳述する「元契約ID」d510などを格納することができる。以下、詳述する。
契約データd500は、貸し手と借り手との契約時に、貸し手が貸し手端末101を使用して(返済の場合は、借り手が借り手端末102を使用して)サーバ100が提供する専用のWebサイトにアクセスし、データ入力などを行うことによって作成されるトランザクションデータである。なお、本データは、貸し手から借り手への送金のための契約のみならず、借り手から貸し手への送金(すなわち、返済)のための契約に関するデータも含む。「契約ID」d501は、例えば、本データのレコードが作成される度に採番されるシーケンス番号である。「有効期間」d506は、例えば、日数などを格納し、「発生日」d505によって示される契約発生日からの契約の有効期間を示す。「元契約ID」d510には、本データが返済時に作成される場合に、その元となる貸し手から借り手への送金のための契約データd500の「契約ID」d501を格納し、両データを紐付けることができる。
契約データd500は、後述する契約データBC d800に基づいて作成される。借り手などは、契約データd500の内容と、BC−NW上に記録される契約データBC d800の内容とを比較するなどし、契約内容に問題がなければ署名を行う。これにより、BCによる安全性を担保した現実通貨での貸借契約を行うことができる。
次に、口座データd600について説明する。図6は、口座データd600を示す図である。口座データd600は、金融機関における顧客の契約口座に関するデータであり、口座データ記憶部131に格納される。
口座データd600には、契約口座の提供元である金融機関を一意に示す「金融機関コード」d601およびその名称を示す「金融機関名」d602、当該金融機関の支店を一意に示す「支店コード」d603およびその名称を示す「支店名」d604、契約口座の口座種別(科目)を示す「口座種別」d605、契約口座の口座番号および名義をそれぞれ示す「口座番号」d606および「口座名義」d607、ならびに契約口座の現在の預金額を示す「預金額」d608などを格納することができる。以下、詳述する。
口座データd600は、顧客の口座開設時に作成され、金融機関によって管理されるマスタデータである。契約口座は、「金融機関コード」d601、「支店コード」d603、「口座種別」d605、および「口座番号」d606の組み合わせで一意に示すことができる。なお、本発明を実現するにあたり、サーバ100は、口座を一意に識別させる当該組み合わせと、BC−NW上のユーザ(例えば、契約データd500の「送金元アドレス」d502および「送金先アドレス」d503)とをマッピングするためのマスタデータ(図示せず)を記憶部に格納しておく。これにより、BC−NW上の貸し手ユーザおよび借り手ユーザと、金融機関における各ユーザの口座とをそれぞれ紐付けることができる。また、「口座種別」d605には、契約口座の科目を示すコード、例えば、1:普通、2:当座、3:貯蓄・・・などを格納することができる。
次に、送金履歴データd700について説明する。図7は、送金履歴データd700を示す図である。送金履歴データd700は、実行された送金処理の内容に関するデータであり、送金履歴データ記憶部132に格納される。
送金履歴データd700には、契約を一意に示す「契約ID」d701、BC−NW上の送金元ユーザおよび送金先ユーザをそれぞれ一意に示す「送金元アドレス」d702および「送金先アドレス」703、取引された金額を示す「取引額」d704、取引が実行された日付を示す「実行日」d705、送金された現実通貨の返済期限を示す「返済期限」d706、ならびに以下で詳述する「元契約ID」d707などを格納することができる。以下、詳述する。
送金履歴データd700は、現実通貨の送金処理が実行された後に作成されるトランザクションデータである。なお、本データは、貸し手から借り手への送金のみならず、借り手から貸し手への送金(すなわち、返済)に関するデータも含む。「契約ID」d701には、契約データd500の「契約ID」d501を格納することにより、両データを紐づけることができる。また、「元契約ID」d707には、本データが返済時に作成される場合にその元となる貸し手から借り手への送金のための契約の契約データd500の「契約ID」d501を格納し、両データを紐付けることができる。
次に、BC−NW上に記録されるデータ(図8および9)について説明する。本発明では一実施形態として、BC−NW上の貸し手および借り手のユーザに対し、それぞれの契約口座の預金額、または預金額未満の金額を示す数値(アセット)が金融機関によって発行される。当該アセットが示す数値は仮想通貨と異なり金銭的価値はないが、現実通貨の資金移動に連動して移転することにより、BC−NW上にその移転内容が記録され、取引の安全性を担保することができる。また、別の実施形態では、現実通貨の資金移動に連動してBC−NW上の貸し手および借り手のユーザ間で、アセットの代わりに仮想通貨を移転させることもできる。なお、本発明で取り扱う仮想通貨は、カレンシータイプの仮想通貨であってもよいし、金融機関を発行者とするアセットタイプの仮想通貨であってもよい。
図8は、契約データBC d800を示す図である。契約データBC d800は、貸し手と借り手との現実通貨の貸借の契約内容に関するデータであり、BC−NW上に記録される。契約データBC d800は、以下で詳述する「Input」d801および「Output」d802を含む。なお、「Input」および「Output」というデータ項目名は、仮想通貨BitCoin(登録商標)での表現を用いて一実施形態を示したものであり、他の仮想通貨で用いられる「From」および「To」や、その他の表現であってもよい。
契約データBC d800の「Input」d801には、例えば、貸し手であるBC−NW上のユーザAから借り手であるユーザBに対し100万円を貸す契約をした場合を想定し、貸し手Aに対して発行されたアセットまたは仮想通貨“100万円”が格納される。なお、このアセットまたは仮想通貨“100万円”は、「Input」d801に格納されることにより契約者A、B、Cの共有状態となり、貸し手A単独では移転できなくなる。なお、ユーザCは、貸し手および借り手が口座を開設している金融機関である。
契約データBC d800の「Output」d802には、「Input」d801に格納されたアセットまたは仮想通貨の移転条件が格納される。なお、「Output」d802によって示されるように、ユーザAのアセットまたは仮想通貨“100万円”は、ユーザA、B、Cの署名により、ユーザBのアセットに移転される。また、1週間経過してもユーザA、B、Cの署名が集まらずユーザBに移転されない場合、「Input」d801に格納されたアセットまたは仮想通貨“100万円”の共有状態が解除され、ユーザA単独で移転することが可能となる(すなわち、自分のアセットまたは仮想通貨として取り戻すことができる)。
図9は、送金データBC d900を示す図である。送金データBC d900は、実行された送金処理の内容に関するデータであり、BC−NW上に記録される。
送金データBC d900の「Input」d901には、契約データBC d800の「Output」d802の移転条件と、各契約者の署名が格納される。また、対応する契約データBC d800の「Output」d802を示すポインタが格納される。
送金データBC d900の「Output」d902には、「Input」d901によって示される移転条件および署名に基づいて移転された貸し手Aから借り手Bへのアセットまたは仮想通貨“100万円”が格納される。また、「Output」d902には、アセットまたは仮想通貨“100万円”の返済期限を格納することもできる。当該返済期限もBC−NW上に記録されることにより、取引の安全性をさらに高めることができる。例えば、返済期限までに返済されない場合は、「Output」d902の記録に基づいて、借り手であるユーザBに対し差し押さえなどの法的措置を執ることができる。
次に、図3のフローチャートの処理を流れに沿って説明する。本処理は、貸し手が貸し手端末101を介して契約内容をBC−NW上に記録するところから始まり、サーバ100が貸し手および借り手の署名を集め、署名が揃ったら口座間の資金移動を実行し、その取引の実行内容を金融機関の署名を添えてBC−NW上に記録するものである。なお、図3におけるBC−NW端末とはBC−NWに参加している端末の総称であり、「BC−NW上に記録する」とは、厳密には、BC−NWに参加している各端末が有する記録台帳に記録することを意味する。なお、図3では便宜上、BC−NW端末を、サーバ100、貸し手端末101、および借り手端末102の各コンピュータとは別に示しているが、これらのコンピュータもBC−NWに参加しているBC−NW端末である。
まず、貸し手(BC−NW上のユーザAとする)は、貸し手端末101を介してBC−NWにアクセスし、借り手(BC−NW上のユーザBとする)との間の契約内容に基づいて、契約データBC d800(図8)を作成し(ステップ300)、BC−NW上に記録する(ステップ301)。なお、図8における“A”、“B”、“C”は、BC−NW上のユーザを示し、ユーザCは、貸し手および借り手が口座を開設している金融機関である。
次に、貸し手は、貸し手端末101を介して、サーバ100が提供する専用のWebサイトにアクセスし、サイト上の入力フォームにデータ入力を行うなどし、借り手との間の契約内容に基づいた契約データd500(図5)を作成する(ステップ302)。作成された契約データは、例えば、貸し手端末101を介して貸し手によってサイト上の「登録」ボタンなどを押下されることにより、サーバ100に送信される(ステップ303)。なお、図5では、契約データd500の作成時に貸し手の署名も行うことを想定し、送金元署名d508に貸し手の署名が格納されている。しかしながら、契約データd500の送信(ステップ303)後に別途、貸し手の署名をサーバ100に送信することもできる。この場合、ステップ302および303のタイミングでは、送金元署名d508には貸し手の署名は格納されない。
次に、サーバ100の署名処理部120は、貸し手端末101から送信された契約データd500を受信し(ステップ304)、契約データ記憶部130に格納する(ステップ305)。
次に、署名処理部120は、借り手端末102に契約内容の確認のための通知を送信する(ステップ306)。これは、予め登録された貸し手のメールアドレス宛てにメール送信することなどにより行われる。
借り手は、ステップ306で送信された通知を、借り手端末102などを介して受信すると、契約内容を確認する(ステップ307)。より具体的には、借り手は、借り手端末102を介して、BC−NWや、サーバ100が提供する専用のWebサイトにアクセスし、契約データBC d800や、契約データ d500などを確認する。なお、ステップ306における借り手への通知は必ずしも行われる必要はなく、当該通知を受信しなくても、借り手は、借り手端末102を介して契約内容を確認することができる。契約内容に問題なければ、借り手は、借り手端末102を介して専用のWebサイトから署名を行い、当該署名はサーバ100に送信される(ステップ308)。
次に、署名処理部120は、借り手端末102から借り手の署名を受信し(ステップ309)、契約データd500の「送金先署名」d509に、受信した署名を格納することにより契約データd500を更新する(ステップ310)。
貸し手および借り手の署名が揃ったら(契約データd500の「送金元署名」d508および「送金先署名」d509に署名が格納されたら)、サーバ100の取引処理部121は、契約データd500に基づいて送金処理を実行する(ステップ311)。より具体的には、取引処理部121は、口座データ記憶部131に格納された口座データd600にアクセスし、貸し手の口座から借り手の口座に、契約データd500の「取引額」d504に格納された金額分の送金を行う。なお、送金処理の実行前に、取引処理部121は、契約データd500の「発生日」d505および「有効期間」d506に基づいて、現在が契約の有効期間内であるか否かを判定し、有効期間内の場合のみ送金処理を実行することもできる。また、前述のとおり、契約データd500の「送金元アドレス」d502および「送金先アドレス」d503は、それぞれ、口座データd600における貸し手および借り手の口座とマッピングされているため、取引処理部121は、契約データd500に基づいて各口座にアクセスすることができる。
ステップ316の送金処理が正常に実行されると、署名処理部120は、金融機関の署名を作成する(ステップ312)。なお、金融機関の署名は、金融機関の担当者により行わせることもできる。この場合、担当者は、担当者端末103を介して、BC−NWや、サーバ100が提供する専用サイトにアクセスし、契約データBC d800や契約データ d500などを確認する。また、担当者は、担当者端末103を介して、専用サイトにアクセスし、貸し手口座に係る口座データd600(図6)の「預金額」d608、すなわち貸し手口座の残高を確認する。契約内容や残高に問題なければ、担当者は、担当者端末103を介して、専用サイトから金融機関としての署名を行う。
次に、取引処理部121は、貸し手および借り手の署名(それぞれ「送金元署名」d508および「送金先署名」d509)を含む契約データd500、ならびにステップ312で作成した金融機関の署名などをハッシュ化し、送金データBC d900(図9)を作成し(ステップ313)、BC−NW上に記録する(ステップ314)。
次に、サーバ100の送金履歴処理部122は、契約データd500や契約データBC d800などに基づいて、送金履歴データd700を作成し(ステップ315)、送金履歴データ記憶部132に格納する(ステップ316)。ステップ316の後、本処理は終了する。
以上、図3のフローチャートを用いて、貸し手から借り手への送金処理について説明したが、図3における貸し手端末101と借り手端末102とを置換することにより、借り手から貸し手への送金処理(すなわち、返済処理)を行うこともできる。この場合、ステップ302における契約データd500の作成において、「元契約ID」d510に、返済の元となる契約(すなわち、貸し手から借り手への送金のための契約)の「契約ID」d501を格納する。また、送金履歴データd700の「元契約ID」d707にも「契約ID」d501を格納する。これにより、データ上の元契約の消込み処理を行うことができる。当該消込み処理は、物理的にデータを削除するという意味ではなく、データ上、貸借に関する元契約の借金は返済されたと判断することができるようになるという意味である。また、各契約者が署名を行うために契約内容を確認する際、データ上紐づけられた元契約の内容を参照することもできる。
また、図4のフローチャートを参照して、本発明の別の実施形態について説明する。図4は、グループ会社間で資金移動を行う場合のフローチャートを示している。グループ会社間の資金移動は、統括会社を経由して行われる。そのため、図3のフローチャートに従って、送金元をグループ会社A、送金先を統括会社として資金移動を行い、次に、送金元を統括会社、送金先をグループ会社Bとして資金移動を行う。これにより、グループ会社A→統括会社→グループ会社Bと資金が移動し、グループ会社Aからグループ会社Bへの資金移動が行われる。以下、詳述する。
まず、送金元をグループ会社A、送金先を統括会社として、図3のステップ300〜310における署名処理を実行する(ステップ400)。この場合、図3における貸し手端末101はグループ会社A端末106に置換され、借り手端末102は統括会社端末107に置換される。
次に、送金元を統括会社、送金先をグループ会社Bとして、図3のステップ300〜315における署名処理を実行する(ステップ401)。この場合、図3における貸し手端末101は統括会社端末107に置換され、借り手端末102はグループ会社B端末108に置換される。
ステップ400および401を経て、グループ会社A、グループ会社B、および統括会社のすべての署名が揃ったら、送金元をグループ会社A、送金先を統括会社として図3のステップ316〜320における送金処理を実行する(ステップ402)。
最後に、送金元を統括会社、送金先をグループ会社Bとして図3のステップ316〜320における送金処理を実行する(ステップ403)。ステップ403の後、本処理は終了する。
また、別の実施形態では、ステップ400→402→401→403の順に処理を実行することもできる。これは、図4のフローチャートの処理が、必要な署名のすべてが揃った後にグループ会社A→統括会社→グループ会社Bの資金移動を一括して行うのに対し、グループ会社A→統括会社の署名および資金移動を先に行った後、統括会社→グループ会社Bの署名および資金移動を行うものである。
なお、グループ会社間の返済処理は、図3のフローチャートを用いて前述したように、図3における貸し手端末101と借り手端末102とを置換し、グループ会社B→統括会社→グループ会社Aと資金移動を行うことで実現することができる。
以上により、本発明によれば、コンピューティングシステムを用いて、契約内容をBC−NWに記録するとともに、当該契約内容に基づいて金融機関が提供するシステム上にトランザクションデータを作成し、トランザクションデータに対する貸し手および借り手の署名が揃ったら口座間の資金移動を実行し、その取引の実行内容をBC−NW上に記録する。

Claims (6)

  1. ブロックチェーン(BC)を活用した現実通貨の貸借方法であって、前記方法は、
    コンピュータが、前記現実通貨の貸し手と借り手との貸借契約に関する契約データを、前記貸し手が使用し、BCネットワーク(BC−NW)に参加している第1のコンピュータから受信するステップと、
    前記コンピュータが、前記貸借契約に対する前記貸し手の署名を前記第1のコンピュータから受信するステップと、
    前記コンピュータが、前記貸借契約に対する前記借り手の署名を、前記借り手が使用し、前記BC−NWに参加している第2のコンピュータから受信するステップと、
    前記コンピュータが、前記貸借契約に対する、前記貸し手および前記借り手の署名が揃ったことを条件として、前記契約データに基づいて、前記貸し手の契約口座から前記借り手の契約口座に対する送金処理を実行するステップと、
    前記コンピュータが、前記送金処理に対する金融機関の署名を作成するステップと、
    前記コンピュータが、前記契約データ、ならびに前記貸し手、前記借り手、および前記金融機関の各署名に少なくとも基づいて、前記実行された送金処理に関する第1のBC用データを作成するステップと、
    前記コンピュータが、前記第1のBC用データを前記BC−NW上の各端末に記録するステップであって、前記第1のBC用データは、前記貸し手のアセットの所定数または仮想通貨を前記借り手に移転させるためのデータであり、前記アセットは、前記金融機関によって発行される金銭的価値を有さない前記BC−NW上で使用される数値である、ステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  2. 前記コンピュータが、前記貸借契約における返済に関する第2の契約データを前記第2のコンピュータから受信するステップと、
    前記コンピュータが、前記返済に対する前記借り手の署名を前記第2のコンピュータから受信するステップと、
    前記コンピュータが、前記返済に対する前記貸し手の署名を前記第1のコンピュータから受信するステップと、
    前記コンピュータが、前記返済に対する、前記貸し手および前記借り手の署名が揃ったことを条件として、前記第2の契約データに基づいて、前記借り手の契約口座から前記貸し手の契約口座に対する第2の送金処理を実行するステップと、
    前記コンピュータが、前記第2の送金処理に対する前記金融機関の署名を作成するステップと、
    前記コンピュータが、前記第2の契約データ、ならびに前記貸し手、前記借り手、および前記金融機関の前記返済に対する各署名に少なくとも基づいて、前記実行された送金処理に関する第2のBC用データを作成するステップと、
    前記コンピュータが、前記第2のBC用データを前記各端末に記録するステップであって、前記第2のBC用データは、前記借り手の前記アセットの所定数または前記仮想通貨を前記貸し手に移転させるためのデータである、ステップと
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記貸し手を第1のグループ会社、および前記借り手を、前記第1のグループ会社および第2のグループ会社の統括会社として、前記方法を実行し、ならびに
    前記貸し手を前記統括会社、および前記借り手を前記第2のグループ会社として、前記方法を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1のコンピュータが、前記貸借契約に関する第3のBC用データを前記各端末に記録するステップであって、前記第3のBC用データは、前記貸し手、前記借り手、および前記金融機関の署名を条件として前記貸し手の前記アセットの所定数または前記仮想通貨を前記借り手に移転させるためのデータである、ステップと、
    前記第2のコンピュータが、前記返済に関する第4のBC用データを前記各端末に記録するステップであって、前記第4のBC用データは、前記貸し手、前記借り手、および前記金融機関の署名を条件として前記借り手の前記アセットの所定数または前記仮想通貨を前記貸し手に移転させるためのデータである、ステップと
    をさらに備え、前記第1のBC用データおよび前記第2のBC用データは、前記第3のBC用データおよび前記第4のBC用データにそれぞれ対応することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. ブロックチェーン(BC)を活用した現実通貨の貸借方法を実行するコンピュータであって、前記コンピュータは、
    前記現実通貨の貸し手と借り手との貸借契約に関する契約データを、前記貸し手が使用し、BCネットワーク(BC−NW)に参加している第1のコンピュータから受信し、
    前記貸借契約に対する前記貸し手の署名を前記第1のコンピュータから受信し、
    前記貸借契約に対する前記借り手の署名を、前記借り手が使用し、前記BC−NWに参加している第2のコンピュータから受信し、
    前記貸借契約に対する、前記貸し手および前記借り手の署名が揃ったことを条件として、前記契約データに基づいて、前記貸し手の契約口座から前記借り手の契約口座に対する送金処理を実行し、
    前記送金処理に対する金融機関の署名を作成し、
    前記契約データ、ならびに前記貸し手、前記借り手、および前記金融機関の各署名に少なくとも基づいて、前記実行された送金処理に関する第1のBC用データを作成し、
    前記第1のBC用データを前記BC−NW上の各端末に記録し、前記第1のBC用データは、前記貸し手のアセットの所定数または仮想通貨を前記借り手に移転させるためのデータであり、前記アセットは、前記金融機関によって発行される金銭的価値を有さない前記BC−NW上で使用される数値である
    ように構成されたことを特徴とするコンピュータ。
  6. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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