JP6542739B2 - 永続的マイグレーションが可能な放送用信号の送信方法、送信用信号の処理方法及び送信装置 - Google Patents

永続的マイグレーションが可能な放送用信号の送信方法、送信用信号の処理方法及び送信装置 Download PDF

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本発明は、主に地上デジタル放送において、現行放送から次世代放送に移行(マイグレーション)する際に、円滑な移行を可能とする放送用信号の送信方法、送信用信号の処理方法及び送信装置に関する。
我が国においては、2003年に地上デジタル放送が開始されたが、視聴者側の受像器の準備に時間がかかることを考慮し、アナログ放送の停波は2011年(一部を除く)とされた。このように、現行放送から次世代放送への移行の際には、長期に亘って両方式を併存させることが必要となる。
アナログ放送から地上デジタル放送への移行の際には、各テレビ局がアナログ用のチャンネルと地上デジタル放送用のチャンネルを確保することができた。従って、両放送の併存時期には、アナログ用チャンネルでのアナログ放送を継続しつつ、地上デジタル放送用のチャンネルで地上デジタル放送を開始した。
現時点では、現行のISDB−T方式による地上デジタル放送に代わる放送として、いわゆる4K又は8Kと呼ばれる超高精細な画質を有するテレビ放送への移行が検討さている。海外においても、DVB−T2やATSC3.0といった規格も提案されており、これらはUHDTV(Ultra High Definition Television、超高精細テレビ)を意識したものとなっている。
一方で、現在の我が国のテレビ放送用のチャンネルは、アナログ放送の停波の後、アナログ放送用のチャンネルを国に返還したことにより、各テレビ局毎に次世代放送用のチャンネルを確保できない状況となっている。また、現時点では数年前にアナログ放送を終了した状態であり、さらに次世代の放送に移行するとなれば、現行放送の視聴者の保護が必要となる。
このような状況において、特許文献1では、テレビ局数よりも少ないチャンネルに、画質を落として高度に圧縮した次世代放送を割り当て、次世代TVパーキングチャンネルとして放送する技術が開示されている。当該方式によれば、現行の地上デジタル放送と同時に次世代テレビ放送も送信することができるため、少ないチャンネルで現行放送と次世代放送の移行期間に対応することができるとされている。
また、特許文献2には、テレビ信号を第1の偏波の信号と第2の偏波の信号として偏波MIMO(Multiple Input Multiple Output)伝送を行うシステムが開示されている。具体的には、テレビジョン放送システムの送信装置が、水平偏波のアンテナと垂直偏波のアンテナとを使用し、偏波MIMO方式を用いて放送波を送信し、受信装置が、水平偏波のアンテナと垂直偏波のアンテナとを使用し、固定用サービスの信号を受信および復号する受信装置となっている。
当該システムを用いて、一つ前の世代の放送を水平偏波で発信し、次世代の放送を垂直偏波で発信することにより、放送の世代の交代がアンテナの設置されている向きを変更するのみで対応できるため、アンテナを置き換えるのに比較すれば容易であり、移行期間を短くすることができるとしている。
特開2016−163273号公報 特開2016−076789号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術における次世代TVパーキングチャンネルでは、次世代放送、即ち4K或いは8K放送用の信号であっても、現状の放送と同等かそれ以下の画質に変換されるため、次世代の放送であるにもかかわらず、超高精細な画質で視聴することができないという不都合がある。
また、特許文献2に記載の技術では、視聴者に垂直偏波と水平偏波が受信可能なアンテナを設置させる必要がある。アンテナの設置は、受像器の買い換えのように、機器を買い換えればよいというものではなく、専門の業者に工事を依頼しなければならないため、視聴者にとっては負担が大きい。
本発明は、上記不都合を解消するために、放送者側が新たにチャンネルを増やす必要がなく、視聴者に極力負担をかけない移行を可能とする放送用信号の送信方法、送信用信号の処理方法及び送信装置を提供することを目的とする。また、本発明の目的は、永続的なマイグレーションが可能な放送用信号の送信方法、送信用信号の処理方法及び送信装置を提供することにある。
本発明の放送用信号の送信方法は、複数の放送チャンネル毎に特定の周波数帯域が割り当てられ、前記複数の放送チャンネルの内の1の放送チャンネルにおいて放送用の信号を送信する方法において、前記1の放送チャンネルに割り当てられた周波数帯域で送信される放送信号を少なくとも2つの出力レベルに分け、第1出力レベルにおいて第1の放送信号を送信し、前記第1出力レベルと分離可能な第2出力レベルであって前記第1の放送信号とは異なる方式の第2の放送信号を送信するものであり、前記第1の放送信号が現行の受像器で受信可能な放送信号であり、前記第1の放送信号が停波となり、次世代の放送信号に切り替わるときは、前記第1の放送信号に前記次世代の放送信号を割り当て、前記第2の放送信号にさらに次世代の放送信号を割り当てることにより、永続的なマイグレーションを可能とする放送用信号の送信方法である
当該方法によれば、第1の放送信号と第2の放送信号が,特定の周波数帯域で同時に送信されるため、第2の放送信号を送信するために、別個に周波数帯域(チャンネル)を用意する必要がない。ここで、現行とは、本発明の実施時点において、標準の放送方式となっている放送であり、現時点ではISDB−T方式が該当する。なお、本発明においては、後述するように、第2の放送信号の他に第n(nは3以上の整数)の放送信号を含んでいてもよい。
また、第1の放送信号が現行の受像器で受信可能であるため、現行の受像器を所有している視聴者は、新規にアンテナ等を購入することなく放送を視聴することが可能となる。一方で、第2の放送信号も同時に送信されているため、第2の放送信号を受信可能な受像器を所有している視聴者であれば、この第2の放送信号により送信される放送内容を見ることが可能となる。
また、本発明の放送用信号の送信方法においては、前記第1出力レベルが、現行の放送信号の出力レベルと同一或いは高出力であり、且つ、前記第2の放送信号がノイズレベルとなるように、前記第2出力レベルに対して所定の搬送波対ノイズ比を満たす高い出力であることが好ましい。
当該送信方法によれば、第1出力レベルを現行の放送信号と同一或いは高出力としているので、現行の受像器を所有している受信者が、確実に第1の放送信号を受信することができる。なお、搬送波対ノイズ比は、必要に応じてC/Nと省略する。
また、本発明の放送用信号の送信方法においては、前記第2出力レベルの前記第2の放送信号に加えて、第n(nは3以上の整数)出力レベルの第nの放送信号を送信するものであり、前記第n出力レベルは、前記第1出力レベル及び前記第2出力レベルと分離可能であることが好ましい。
当該方法によれば、第nの放送信号、即ち、第2の放送以降の第3又は第4等の放送信号も同時に送信することが可能となるため、例えば、現行放送に替えて放送される次世代の放送方式が複数ある場合にも対応することが可能となる。
また、本発明の放送用信号の送信方法においては、前記第1の放送信号が停波となり、次世代の放送信号に切り替わるときは、前記第1の放送信号に前記次世代の放送信号を割り当て、前記第2の放送信号にさらに次世代の放送信号を割り当てることにより、永続的なマイグレーションを可能としている。このように、本発明の放送用信号の送信方法によれば、現行の放送信号用の周波数帯を増やすことなく、簡易且つ円滑に永続的マイグレーションを行うことが可能となる。
また、本発明の放送用信号の処理方法は、放送用信号を受信して、表示手段に画像を供給する信号処理方法であって、前記第1の放送信号及び前記第2の放送信号とを受信し、前記表示手段が前記第2の放送信号が表示可能か否かを判定し、前記第2の放送信号が表示可能であれば、前記第2の放送信号を前記表示手段に送信し、前記第2の放送信号が表示不可能であれば、前記第1の放送信号を前記表示手段に送信することを特徴とする。
当該信号の処理方法によれば、第2の放送信号が受信可能であれば、第2の放送信号を表示手段に表示させることができ、表示不可能であれば、第1の放送信号を表示手段に表示させることができる。これにより、第2の放送信号が受信可能になった際に、速やかに第nの放送信号を視聴することができる。また、第2の放送信号が受信不可能な間は、第1の放送信号を視聴することができるので、視聴者は確実に放送内容を視聴することができる。
また、本発明の放送用信号の処理方法においては、前記第2の放送信号が表示可能であれば、前記第1の放送信号をキャンセルし、前記第2の放送信号を前記表示手段に送信するが好ましい。また、前記第1の放送信号のキャンセルは、前記第1の放送信号に対して、出力レベルを相殺する信号を合成することで実現可能である。当該信号処理により、確実に第2の放送信号を視聴することが可能となる。
本実施形態の放送用信号の送信装置を含む放送システムの概要を示す説明図。 送信所内の機能的構成を示す説明図。 合成装置によって合成された放送信号の模式図。 4K放送対応の受像器の機能的構成を示す説明図。 2K放送用受像器の機能的構成を示す説明図。 第2の実施形態の放送システムの概要を示す説明図。 送信所及び中継局からの信号の状態を示す説明図。 第3の実施形態の放送システムの概要を示す説明図。 第3の実施形態における送信所内の機能的構成を示す説明図。 第3の実施形態における合成装置によって合成された放送信号の模式図。 4K及び8K放送対応の受像器の機能的構成を示す説明図。
次に、図1〜図11を参照して、本発明の実施形態である放送用信号の送信方法、送信用信号の処理方法及び送信装置について説明する。
図1は、本実施形態の放送用信号の送信方法、送信用信号の処理方法及び送信装置を実現する放送システム1の概要を示す説明図である。図1に示すように、テレビ放送用の電波は、送信所2からサービスエリア3に向けて送信される。
本実施形態では、本発明の第1の放送信号として、現行のISDB−T方式の地上デジタル放送(以下必要に応じて「2K放送」と省略する。)の信号と、第n(n=2)の放送信号として、次世代方式のテレビ放送である4Kと呼ばれる超高精細な画質を有するテレビ放送(以下必要に応じて「4K放送」と省略する。)が送信されている。
送信所2においては、図2に示すように、2K放送の2K信号処理装置6と、4K放送の4K信号処理装置7と、これらの放送信号を合成する合成装置8と、合成装置8で合成された放送信号を送信する送信装置9が設けられている。送信装置9からは、アンテナ10を介してサービスエリア3に放送用信号が送信される。
図3は、合成装置8によって合成された放送信号の模式図である。図3において、縦軸は信号レベルであり、横軸は周波数又は時間を示している。横軸が周波数の場合、信号の幅は放送チャンネル毎に割り当てられた周波数帯域を示すものとなる。横軸が時間の場合、放送信号が送信装置9によって送信される状態を時系列で示すものとなる。
本実施形態では、図3に示すように、第1の放送信号として、2K放送信号11が第1出力レベル(図中「1st」)で送信されている。本実施形態において、第1出力レベルは1MWに設定されている。なお、現行のISDB−T方式の地上デジタル放送は、出力レベルが10kWであるので、2K放送信号11は現行放送の出力レベルに対して20dB(デシベル)高い出力となっている。
一方、4K放送信号12は、図3に示すように、第1出力レベルよりも低い出力である第2出力レベル(図中「2nd」)で送信されている。この第2出力レベルは、第1出力レベルよりも所定の搬送波対ノイズ比(C/N)を満たす低い出力となるように10kWに設定されている。即ち、本実施形態では、搬送波対ノイズ比を満たすレベル差を20dBに設定している。
また、図1に示すように、サービスエリア3には、視聴者が所有するテレビジョン受像器が存在する。受像器4aは2K放送のみを受信可能な受像器であり、受像器4bは2K放送及び4K放送を受信可能な受像器である。
次に、図4を参照して、次世代の4K放送対応の受像器4bについて説明する。受像器4bは、2K放送及び4K放送を受信可能な受像器である。本実施形態のように、既に4K放送もなされている場合、受像器4b側で4K放送を選択して後述するディスプレイ19に映像を映すように設定されている。
図4に示すように、受像器4bは、アンテナ14から送られる信号を復調する高周波復調装置15と、2K信号復号装置16と、信号相殺装置17と、4K信号復号装置18とを備えている。高周波復調装置15と、2K信号復号装置16は、現行の受像器において用いられている装置であるため、詳細な説明は省略する。
4K信号復号装置18は、高周波復調装置15及び信号相殺装置17から送られる4K信号をディスプレイ19に表示可能に復号する装置である。この4K信号復号装置18は、本実施形態ではATSC3.0方式を採用しており、変調方式は256QAM、符号化率は10/15となっている。
信号相殺装置17は、受像器側で4K放送を選択する設定になっている場合、高周波復調装置15から送られる信号に対して、2K信号復号装置16によって復号された信号の位相を反転させて高周波復調装置15から出力された信号から2K放送用の信号を相殺する装置である。
これらの各装置は、図示しないCPU(中央演算処理装置)及び各種画像処理用プロセッサ等の演算装置、メモリ及びハードディスク等の記憶装置、各種インターフェース等のハードウエアとこれらのハードウエアで実行されるソフトウエアを有している。本発明の表示手段であるディスプレイ19は、液晶パネル等で形成され映像を映し出すディスプレイパネルと、音声を出力するスピーカ(いずれも図示省略)等を有している。
次に、本実施形態における放送システム1における放送用信号の送信方法について説明する。テレビ放送では、公共放送及び民放の各テレビ局が番組製作を行い、その番組及びCM等を放送している。各テレビ局にはそれぞれ放送用電波を送信する際の周波数帯域が設定されている。
各テレビ局で製作された番組は、送信所2において、放送用信号13として信号処理装置に送られる。本実施形態では、図2に示すように、信号処理装置が2K信号処理装置6と4K信号処理装置7の2台の装置から構成されている。
2K信号処理装置6においては、放送用信号13が2K放送用の信号として処理される。この2K放送信号11は、図3に示すように、出力レベルを第1出力レベルとしている。一方、4K信号処理装置7では、放送用信号13が4K放送用の信号として処理される。この4K放送信号12は、図3に示すように、出力レベルを第2出力レベルとしている。
このように、2K信号処理装置6及び4K信号処理装置7において処理された放送用信号は、合成装置8で合成される。具体的には、図3に示すように、各テレビ局に割り当てられた周波数帯域(チャンネル)において、各放送用信号の出力レベルに応じて生成された2K放送信号11及び4K放送信号12を重畳する。ここで、各放送用信号のスペックは以下の表1の通りとなる。
Figure 0006542739
2K放送においては、変調方式を64QAMとしており、この場合一般的には所要C/Nは20.1dBであるが、本実施形態では近似値の20.0dBとしている。4K放送においては、ここでは例としてATSC3.0方式で変調方式を256QAMとしており、所要C/Nは17.5dBとなるが、本実施形態では20.0dBとしている。
合成装置8によって合成された信号は、図2に示すように、送信装置9によって送信所2のアンテナ10から送信される。図1に示すように、出力レベルの高い第1出力レベルの信号は、サービスエリア3及び図1に点線で示す領域3’まで送信される。一方、現行放送の出力レベルと同一の出力レベルで送信される第2出力レベルの信号は、現行放送と同一のエリアに送信される。
上述のように、放送用信号を出力レベルで分けた上で重畳して送信する方式は、一般にLDM(Layer Division Multiplexing)方式と呼ばれている。本実施形態では、このLDM方式を利用して、2K放送信号11と4K放送信号12を同一の周波数帯域で送信することにより、チャンネル数を増やすことなく現行の放送と次世代の放送を同時に送信している。
次に、受像器4a及び4bを用いて放送用信号を受信して視聴者が放送内容を視聴する際の作動について図4及び図5を参照して説明する。図5に示すように、受像器4aは、現時点で標準の放送形態となっている2K放送のみを受信可能な受像器である。
受像器4aは、図5に示すように、アンテナ14と、高周波復調装置15と、2K信号復号装置16と、ディスプレイ19とを備えている。高周波復調装置15及び2K信号復号装置16は、受像器4bと同様に、現状の受像器において用いられている装置であるため、詳細な説明は省略する。
受像器4aにおいては、送信所2から送信された信号をアンテナ14で受信すると、高周波復調装置15によって、受信された信号を2K信号復号装置16で復号可能な信号に変換する。
このとき、図3に示すように、高周波復調装置15で復調された信号には、第1出力レベルの2K放送信号11と、第2出力レベルの4K放送信号12が含まれている。しかしながら、4K放送信号12は、2K放送信号11と比較すると、出力レベルで20dB以上の差がある。
このため、受像器4aの2K信号復号装置16においては、第2出力レベルの4K放送信号12はノイズレベルと判断される。従って、2K信号復号装置16においては、高周波復調装置15から送信されてきた信号には2K放送信号11のみがあるものと判断され、2K放送信号11のみが復号されてディスプレイ19に送信される。
このように、現状の2K放送用信号のみを処理可能な受像器4aであっても、本実施形態の放送システム1において、現行の放送方法と同様に、継続してテレビ放送を受信することができる。
受像器4bは、2K放送及び4K放送を受信可能な受像器である。しかしながら、既に4K放送がいわゆる地上デジタル放送の枠内で送信されている場合、受像器4bでは4K放送を視聴するように設定される。これは、受像器4bが自動的に設定してもよく、視聴者が設定できるようにしてもよい。
受像器4bにおいては、図4に示すように、送信所2から送信された信号をアンテナ14で受信すると、高周波復調装置15により信号が復調される。復調された信号は、2K信号復号装置16に送信され、2K放送信号11に復号化される。
ここで、受像器4bは、4K放送を視聴するように設定されているため、2K信号復号装置16で復号化された信号はディスプレイ19には送信されず、信号相殺装置17に送信される。信号相殺装置17では、2K信号復号装置16で復号された2K放送用信号の位相を反転させ、高周波復調装置15から出力された信号から2K放送用の信号を相殺する。
当該処理により、信号相殺装置17から出力される信号には、4K放送用信号13のみが残ることになる。4K信号復号装置18は、信号相殺装置17から出力された信号を受け取り、受け取った信号を表示手段であるディスプレイ19で表示可能な信号に復号する。これにより、受像器4bで4K放送が視聴可能となる。
ところで、本実施形態の放送システム1の運用下においては、一定期間の運用がなされると、現行の2K放送から次世代の4K放送への移行が行われることになる。その際には、第1出力レベルで送信されている信号を、2K放送信号11から4K放送用信号13に変更する。また、第2出力レベルで送信されている信号については、その時点で次世代の放送方式が決まっていれば、その次世代の放送方式の信号に変更する。
このように、本実施形態の放送用信号の送信方法及び送信装置によれば、従来のように放送用信号の世代交代の度毎にテレビ局数のチャンネルを増加させることなく、次世代の放送方式への移行、即ちマイグレーションが可能となる。また、当該放送システム1によれば、さらに次世代の放送方式に移行する際にも同様の方法で移行が可能であるので、永続的なマイグレーションが実現できる。
また、視聴者は、現行の受像器を使い続ける場合であっても、アンテナの交換等を必要とすることなく、現行の放送が停波となるまでその受像器を使い続けることができる。また、移行期間中に受像器を買い換える際には、アンテナの設定変更等を必要とすることなく、次世代放送対応の受像器を購入すればよいだけので、視聴者に過度の負担を強いることがない。
なお、上記実施形態においては、2K放送信号11の第1出力レベルは、現行の地上デジタル放送の出力レベルよりも高い。このため、現行の受像器において受信信号が飽和となる場合があるが、この場合は、受像器側で入力レベルの調節を行うか、受像器の信号入力端子とアンテナ線との間に、信号を減衰させるアダプタ等の機器を介在させてもよい。
また、2K放送信号11の電波が、本来送信されるべきエリアであるサービスエリア3を超えて、図1におけるエリア3’まで送信されないように2K放送信号11に強い指向性を持たせてもよい。
また、上記実施形態においては、送信所2について、地上波放送局の送信所を例にして説明したが、これに限らず、いわゆるケーブルテレビを利用してもよい。また、送信所2を、インターネット等のネットワークを利用した番組配信技術を用いて実現してもよい。
また、例えば放送用信号を演奏が行われている場所から送信所に送信する際に用いられるSTL(Studio to Transmitter Link)や、FPU(Field Pickup Unit)と呼ばれる無線中継伝送装置において、上記送信方法を用いてもよい。さらに、3.9Gや5Gと呼ばれる時代通信モバイル伝送路や、WiFi等の無線LANの伝送路、さらには400Gbps級の次世代光伝送路においても上記送信方法を用いることができる。
次に、本発明の第2の実施形態である放送用信号の送信方法、送信用信号の処理方法及び送信装置を実現する放送システム21について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、第2の実施形態の放送用信号の送信方法、送信用信号の処理方法及び送信装置を実現する放送システム21の概要を示す説明図である。
図6に示すように、テレビ放送用の電波は、送信所22からサービスエリア3及び3aに向けて送信される。本実施形態においても、本発明の第1の放送信号は2K放送信号11であり、第2の放送信号は4K放送信号12である。
本実施形態において、第1出力レベルは10kWに設定されている。この第1出力レベルで送信される2K放送信号11は、図6において、現行放送のサービスエリアと同じサービスエリア3に送信されている。
一方で、第2出力レベルは0.1kWに設定されている。この第2出力レベルで送信される4K放送信号12は、図6に示すように、送信所22から送信されるサービスエリアが、2K放送のサービスエリア3よりも狭いサービスエリア3aとなっている。
また、第2の実施形態では、サービスエリア3とサービスエリア3aとの格差を解消するために、サービスエリア3の外側に複数の中継局23a〜23hを配置している。各中継局23a〜23hのサービスエリアは、中継局23a〜23hの設置されている位置に応じて、サービスエリア3とサービスエリア3aとの間のエリアがカバーできるような信号の種類及び出力となるように調整されている。
送信所22には、図2に示すように、上記実施形態と同様の2K放送の2K信号処理装置6と、4K放送の4K信号処理装置7と、これらの放送信号を合成する合成装置8と、合成装置8で合成された放送信号を送信する送信装置9と、アンテナ10とを備えている。また、信号の重畳の状態も、図3に示す模式図と同様となっている。
また、図6に示すように、各サービスエリアには、視聴者が所有するテレビジョン受像器が存在する。中継局23cのエリアに存在する受像器4aは、2K放送のみを受信可能な受像器である。中継局23eのエリアに存在する受像器4bは、2K放送及び4K放送を受信可能な受像器である。
次に、第2の実施形態の放送システム21における放送用信号の送信方法について説明する。各テレビ局で製作された番組は、図2に示すように、送信所22において放送用信号13として信号処理装置に送られる。
2K信号処理装置6においては放送用信号13が2K放送用の信号として処理され、4K信号処理装置7では放送用信号13が4K放送用の信号として処理され、合成装置8で合成される。
合成装置8によって合成された信号は、図2に示すように、送信装置9によって送信所22のアンテナ10からサービスエリアに送信される。出力レベルの高い第1出力レベルの信号は、図6に示すように、広域のサービスエリア3まで送信される。一方、出力レベルの低い第2出力レベルの信号は、狭いサービスエリア3aに送信されるに止まる。
本実施形態においては、中継局23a〜23hによって、サービスエリア3aの外側のエリアに放送用信号を送信している。中継局23a〜23hにおいては、図7に示すように、各中継局23a〜23hの距離における2K放送信号11と4K放送信号12との所要C/Nを確保できないため(図中の点線で示す「NG」)、2K放送信号11と4K放送信号12の両方の信号の増幅を行っている。中継局23a〜23hでは、このように2K放送信号11も増幅を行うことで、サービスエリア内のすべての領域において、2K放送信号11と4K放送信号12とのC/Nを20dB以上としている。
次に、受像器4a,4bを用いて放送用信号を受信して視聴者が放送内容を視聴する際の作動について説明する。図5に示すように、受像器4aは、現時点で標準の放送形態となっている2K放送のみを受信可能な受像器である。また、図4に示すように、受像器4bは、2K放送に加えて4K放送も受信可能な受像器である。
受像器4aは、図6に示すように、サービスエリア3aの外側で、中継局23cのサービスエリア内のエリアにある。受像器4aにおいては、中継局23cから送信された信号をアンテナ14で受信すると、高周波復調装置15によって、受信された信号を2K信号復号装置16で復号可能な信号に変換する。
このとき、図7に示すように、高周波復調装置15で復調された信号には、第1出力レベルの2K放送信号11と、第2出力レベルの4K放送信号12が含まれている。しかしながら、4K放送信号12は、2K放送信号11と比較すると、ノイズレベルと判断される。従って、2K信号復号装置16においては、高周波復調装置15から送信されてきた信号には2K放送信号11のみがあるものと判断され、2K放送信号11のみが復号されてディスプレイ19に送信される。
このように、現状の2K放送用信号のみを処理可能な受像器4aであっても、本実施形態の放送システム21において、現行の放送方法と同様に、継続してテレビ放送を受信することができる。
受像器4bは、2K放送及び4K放送を受信可能な受像器である。受像器4bは、図6に示すように、サービスエリア3aの外側で、中継局23eのサービスエリア内にある。この受像器4bにおいては、図4に示すように、送信所2から送信された信号をアンテナ14で受信すると、高周波復調装置15により信号が復調され、信号相殺装置17に送信されて、高周波復調装置15から出力された信号から2K放送用の信号が相殺される。また、4K信号復号装置18で、信号相殺装置17から出力された信号をディスプレイ19で表示可能な信号に復号する。これにより、受像器4bで4K放送が視聴可能となる。
このように、第2の実施形態の放送用信号の送信方法及び送信装置によれば、第1出力レベルを、現行の地上デジタル放送と同一にした場合であっても、次世代の放送方式へのマイグレーションが可能となる。
なお、第2の実施形態においては、中継局23a〜23hについて、地上波放送局の送信所を例にして説明したが、これに限らず、衛星を利用してサービスエリア3及び3a間の格差を解消してもよく、いわゆるケーブルテレビを利用した番組配信ネットワークとしてもよい。また、インターネット等のネットワークを利用した番組配信技術を用いて上記送信方法を実現してもよい。
次に、本発明の第3の実施形態の放送システム31について、図8〜図11を参照して説明する。第3の実施形態は、現行の放送としての2K放送と、次世代の放送としての4K放送に加えて、さらに8K放送を同時に送信する放送用信号の送信方法、送信装置及び受信装置である。即ち、本発明における第nが第3の場合である。
図8は、第3の実施形態における送信所32及び中継局33a〜33hを示す概要図である。図8に示すように、テレビ放送用の電波は、送信所32からサービスエリア3及び3aに向けて送信される。このサービスエリア3及び3aは、上記各実施形態と同様の広さとなっている。
各テレビ局で製作された番組は、送信所32において、放送用信号13として信号処理装置に送られる。本実施形態では、図8に示すように、信号処理装置が2K信号処理装置6と4K信号処理装置7、さらに8K信号処理装置34の3台の装置から構成されている。
2K信号処理装置6及び4K信号処理装置7は、上記実施形態と同様の構成である。8K信号処理装置34は、例えば多重化方式等の次世代の信号処理方式を用いることができる。
第3の実施形態における放送方式と出力レベルを表に表すと以下の通りとなる。本実施形態では、2K放送信号41が、第1出力レベル(図10中「1st」)であり、現行の放送レベルよりも20.0dB高い1MWに設定されている。また、4K放送信号42が、第2出力レベル(図10中「2nd」)であり、現行の放送レベルと同じ10kWに設定されている。さらに、8K放送信号43が、第3出力レベル(図10中「3rd」)であり、0.1kWに設定されている。
Figure 0006542739
このように、本実施形態では、第1出力レベルの2K放送信号41が、現状の2K放送用信号よりも20.0dB出力が高いため、2K放送信号41が送信される範囲は、図8において点線で示す範囲のエリア3’となる。
次に、第3の実施形態の受信装置である受像器4cについて、図11を参照して説明する。受像器4cにおいて、上記実施形態の受像器4bと同様の構成は、上記実施形態と同様の符号を付して詳細な説明は省略する。
受像器4cは、アンテナ14からの放送用信号を受信する高周波復調装置15と、2K信号復号装置16と、信号相殺装置17と、4K信号復号装置18と、ディスプレイ19を有している。また、受像器4cは、これらの構成に加えて、信号相殺装置35と、8K信号復号装置36とを有している。
受像器4cは、図示しない制御装置によって、ディスプレイ19が2K放送対応か、4K放送対応か、8K放送対応かを識別し、これらの放送のうち、どの放送を受信するか決定する手段を有している。
第3の実施形態の放送システム31は、上記構成であるので、送信所32から図8に示す放送用信号41〜43が送信されると、2K放送信号41は、出力レベルが高いため、図8におけるエリア3’まで送信される。この場合も、サービスエリア3の外側の視聴者の所有する受像器に混信を起こさせないよう対処する。
第3の実施形態によれば、現行の2K放送信号41の他に、4K放送信号42及び8K放送信号43も送信されている。従って、視聴者は、放送システム31に対応した4K放送信号42又は8K放送信号43を受信可能な受像器を購入すれば、直ちに次世代の放送を視聴することができる。
ここで、受像器4cが8K放送信号43を受信する場合について説明する。高周波復調装置15によって、放送用信号が受信されると、受像器4cは、2K信号復号装置16によって復号された放送用信号を用いて、信号相殺装置17によって2K放送信号をキャンセルする。次に、4K信号復号装置18によって復号された放送用信号を用いて、信号相殺装置35によって4K放送信号をキャンセルする。
当該信号処理により、信号相殺装置35から送信される信号には、8K放送信号43のみが残っている。受像器4cは、当該信号について、8K信号復号装置36を用いて8K放送信号43を復号し、ディスプレイ19に表示させる。上記一連の作動により、受像器4cで次世代放送である8K放送を視聴することができる。
なお、上記各実施形態においては、所定のC/Nを20dBに設定したが、これに限らず、重畳された信号を分離できるのであれば、他の値としてもよい。また、出力レベルについては、上記実施形態では第1出力レベルを1MW、第2出力レベルを10kW等としているが、第1出力レベルを100kW、第2出力レベルを1kWにする等、任意の出力とすることができる。
また、上記各実施形態において、信号相殺手段として信号相殺装置17を例に挙げて説明したが、信号相殺手段としては、これに限らず、例えば2K放送信号11に含まれるコードから、第1出力レベルの信号が2K放送信号11であることを認識し、第1出力レベルにある信号を消去するようにしてもよい。また、上記実施形態では、受像器内に信号相殺装置17等の装置を内蔵している例について説明したが、これに限らず、信号相殺装置17等を有するチューナーという形式でもよい。
1,21,31…放送システム、2,22,32…送信所、3,3a…サービスエリア、23a〜23h,33a〜33h…中継局、6…2K信号処理装置、7…4K信号処理装置、8…合成装置、9…送信装置、10…アンテナ、11…2K放送信号、12…4K放送信号、13…放送用信号、4a〜4c…受像器、14…アンテナ、15…高周波復調装置、16…2K信号復号装置、17,35…信号相殺装置、18…4K信号復号装置、19…ディスプレイ、36…8K信号復号装置。


Claims (6)

  1. 複数の放送チャンネル毎に特定の周波数帯域が割り当てられ、前記複数の放送チャンネルの内の1の放送チャンネルにおいて放送用の信号を送信する方法において、
    前記1の放送チャンネルに割り当てられた周波数帯域で送信される放送信号を少なくとも2つの出力レベルに分け、
    第1出力レベルにおいて第1の放送信号を送信し、前記第1出力レベルと分離可能な第2出力レベルであって前記第1の放送信号とは異なる方式の第2の放送信号を送信するものであり、
    前記第1の放送信号が現行の受像器で受信可能な放送信号であり、
    前記第1の放送信号が停波となり、次世代の放送信号に切り替わるときは、前記第1の放送信号に前記次世代の放送信号を割り当て、前記第2の放送信号にさらに次世代の放送信号を割り当てることにより、永続的なマイグレーションを可能とする放送用信号の送信方法。
  2. 請求項1に記載の放送用信号の送信方法であって、
    前記第1出力レベルが、現行の放送信号の出力レベルと同一或いは高出力であり、且つ、前記第2の放送信号がノイズレベルとなるように、前記第2出力レベルに対して所定の搬送波対ノイズ比を満たす高い出力であることを特徴とする放送用信号の送信方法。
  3. 請求項1又は2に記載の放送用信号の送信方法であって、
    前記第2出力レベルの前記第2の放送信号に加えて、第n(nは3以上の整数)出力レベルの第nの放送信号を送信するものであり、
    前記第n出力レベルは、前記第1出力レベル及び前記第2出力レベルと分離可能であることを特徴とする放送用信号の送信方法。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の送信方法で送信された放送用信号を受信して、表示手段に画像を供給する信号処理方法であって、
    前記第1の放送信号及び前記第2の放送信号とを受信し、
    前記表示手段が前記第2の放送信号が表示可能か否かを判定し、前記第2の放送信号が表示可能であれば、前記第2の放送信号を前記表示手段に送信し、前記第2の放送信号が表示不可能であれば、前記第1の放送信号を前記表示手段に送信することを特徴とする放送用信号の処理方法。
  5. 請求項に記載の信号処理方法であって、
    前記第2の放送信号が表示可能であれば、前記第1の放送信号をキャンセルし、前記第2の放送信号を前記表示手段に送信することを特徴とする放送用信号の処理方法。
  6. 請求項に記載の信号処理方法であって、
    前記第1の放送信号のキャンセルは、前記第1の放送信号に対して、出力レベルを相殺する信号を合成することを特徴とする放送用信号の処理方法。
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