JP6534028B2 - 先見2次ロジック流動数管理システム、プログラム及び方法 - Google Patents
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Description
したがって、過去の一定の需要構造を前提とした需要予測に頼らず、欠品を起こさずに必要最小限の在庫を持つためには、正確な売れ筋情報を得て、在庫の適正量をリアルタイムに求め、そうなるように瞬時に対応し、調整する技術が必要とされている。本発明者等も、このようなICタグ時代の、この古くて新しい問題に対し、オンデマンド環境を実現する技術として、効率的なアプローチを提案している(特許文献1及び非特許文献1参照)。
管理対象における流入量データと流出量データと確定注文データ(先行データ)とを時間に対応するデータとして取得し、次期の確定注文量と今期の確定注文量と今期の流出量、とから次期流出量の予測値を、各期における需要間隔に応じて加速的に変化する平均在庫量の関数として算出する予測値算出手段と、
流入量データと流出量データを基に各期の在庫量を求め、この在庫量の状態に対し各在庫状態の特性に応じたコスト係数を乗じて在庫量に関する総ペナルティー費用を求め、この総ペナルティー費用が最小となる移動基準在庫量を、需要間隔に従って定常的に変化する平均在庫量の関数として算出する移動基準在庫量算出手段と、
算出された移動基準在庫量が管理状態にあるか否かを管理図によりシンボリックに判定する移動基準在庫量管理手段と、
予測値と流出量データの累積とから、流出量に関する総ペナルティー費用が最小となる次期流出量を求め、求めた次期流出量を次期の投入量として算定する投入量算定手段と、
算定された投入量が管理状態にあるか否かを流動数図表の管理限界線により判定する投入量管理手段と、
移動基準在庫量管理手段による判定結果或いは投入量管理手段による判定結果に基づいて、算定された投入量の累積が管理限界線以下になるように改善する投入量改善手段と
を備える。
管理対象における流入量データと流出量データと確定注文データ(先行データ)とを時間に対応するデータとして取得し、次期の確定注文量と今期の確定注文量と今期の流出量、とから次期流出量の予測値を、各期における需要間隔に応じて加速的に変化する平均在庫量の関数として算出する予測値算出手段と、
流入量データと流出量データを基に各期の在庫量を求め、この在庫量の状態に対し各在庫状態の特性に応じたコスト係数を乗じて在庫量に関する総ペナルティー費用を求め、この総ペナルティー費用が最小となる移動基準在庫量を、需要間隔に従って定常的に変化する平均在庫量の関数として算出する移動基準在庫量算出手段と、
算出された移動基準在庫量が管理状態にあるか否かを管理図によりシンボリックに判定する移動基準在庫量管理手段と、
予測値と流出量データの累積とから、流出量に関する総ペナルティー費用が最小となる次期流出量を求め、求めた次期流出量を次期の投入量として算定する投入量算定手段と、
算定された投入量が管理状態にあるか否かを流動数図表の管理限界線により判定する投入量管理手段と、
移動基準在庫量管理手段による判定結果或いは投入量管理手段による判定結果に基づいて、算定された投入量の累積が管理限界線以下になるように改善する投入量改善手段と
して機能させる。
予測値算出手段が、管理対象における流入量データと流出量データと確定注文データ(先行データ)とを時間に対応するデータとして取得し、次期の確定注文量と今期の確定注文量と今期の流出量、とから次期流出量の予測値を、各期における需要間隔に応じて加速的に変化する平均在庫量の関数として算出するステップと、
移動基準在庫量算出手段が、流入量データと流出量データを基に各期の在庫量を求め、この在庫量の状態に対し各在庫状態の特性に応じたコスト係数を乗じて在庫量に関する総ペナルティー費用を求め、この総ペナルティー費用が最小となる移動基準在庫量を、需要間隔に従って定常的に変化する平均在庫量の関数として算出するステップと、
移動基準在庫量管理手段が、算出された移動基準在庫量が管理状態にあるか否かを管理図によりシンボリックに判定するステップと、
投入量算定手段が、予測値と流出量データの累積とから、流出量に関する総ペナルティー費用が最小となる次期流出量を求め、求めた次期流出量を次期の投入量として算定するステップと、
投入量管理手段が、算定された投入量が管理状態にあるか否かを流動数図表の管理限界線により判定するステップと、
投入量改善手段が、移動基準在庫量管理手段による判定結果或いは投入量管理手段による判定結果に基づいて、算定された投入量の累積が管理限界線以下になるように改善するステップとをコンピュータに実行させる。
前記移動基準在庫量算出手段は、前記移動基準在庫量を
SCMにおける流動数管理問題は、流動数管理式(文献1参照)において以下のように書き直すことができる。サプライチェーンの各段階が基準在庫量を保有し、式(1)で表される当期投入量に従って供給(流入)し、各段階の在庫を管理する方法である。
当期投入量=当期流出量+基準在庫量−前期在庫量 (1)
本実施形態における先見2次ロジック流動数管理システムでは、さらに先見適応制御の考えを導入して、基準在庫量を可変化し、式(1)を以下のように次期投入量に発展させて考える。
次期投入量=次期流出量+移動基準在庫量−当期在庫量 (2)
そのとき、流動数管理問題は、移動基準在庫を移動インディケータとしていかに管理して次期投入量を求め、流動数(在庫)を最小化することである。そのための基本ロジックは、移動基準在庫量を当期在庫量に近づけて、次期流出量が次期投入量となることである。このために、移動基準在庫量と次期投入量の策定に「新聞売り子問題」(文献4、文献5参照)を適用し、管理図法の管理限界線で継続的にチェックしてアクション(投入量の決定)をとる。
図1は本実施形態による先見2次ロジック流動数管理システムの機能構成例を示しており、図2は図1に示した先見2次ロジック流動数管理システムのハードウェア構成例を示している。また、図3は先見2次ロジック流動数管理システムによる先見2次ロジック流動数管理方法の処理手順例(基本ロジック例)を示している。
先ず、上述した流動数管理ロジック処理手段10による処理について説明する。流動数管理ロジック処理手段10は、図3に示す処理を実行するにあたって、先ずロジック内で用いる数値(項数r、係数β1、β2、β3、期間数n、カウンタiなど)の初期設定処理を実行する(ステップS101)。
図4に示すように、例えば管理対象とする倉庫のt期における流入量、流出量、在庫量をそれぞれ、(工場から)製品Aが倉庫に流入した量(It)、製品Aが倉庫から(市場に)流出した量(Ot)、製品Aが倉庫に保管されている量(Lt)とする。確定注文量(Xt)は製品Aの需要情報である。
予測値算出手段12は、流動数図表生成手段11により生成された流動数図表データを用いて、確定注文データ22の値を、より実需要量に沿った予測値となるように確定注文量を加工する(ステップS104)。
Ft+1=Xt+1+α(Ot-Xt)+(1-α)Et-1 (ただし、0<α≦1) (3)
ただし、Etはt期の誤差であり、式(4)により求められる。
Et=α(Ot-Xt)+α(1-α)(Ot-1-Xt-1)
+α(1-α)2(Ot-2-Xt-2)+…+α(1-α)t-1(O1-X1) (4)
一方、リードタイムがn週のときの予測値Ft+nは、式(5)により算出できる。
Ft+n=Xt+n+α(Ot-Xt)+(1-α)Et-1 (ただし、0<α≦1) (5)
なお、ここでの各αは、次期の確定注文量と今期の確定注文量と今期の流出量の連続性を平滑化する係数であり、後述する係数生成手段により自動的に発生される。
また、図7に例示するような誤差面積により、各αの値における予測値の評価を行う。誤差面積とは累積予測値と累積流出量との間の面積を指す。
オンデマンドに需要適応するために、移動基準在庫量算出手段13は、インディケータとして基準在庫量Nを図8のようにNtと可変化し、新聞売り子問題を適用して求める(ステップS105)。
C(Nt)=β1Nt+β2(Nt-Lt)++β3(Lt-Nt)+ (6)
ただし、β1〜β3は、各期における在庫量の状態に対するペナルティーを算定するコスト係数であり、各在庫状態の特性に応じて定められ、本実施形態では、後述する係数生成手段により自動的に発生される。具体的に、β1は基準在庫量Ntへのコスト係数(適正在庫)、β2は基準在庫量Ntを下回ったときにかけるコスト係数(過少在庫)、β3は基準在庫量Ntを上回ったときにかけるコスト係数(過剰在庫)である。
図9は、係数β1=5、β2=250、β3=200とし、移動平均の期間数を3週(r=3)として過去のデータのみにより移動基準在庫量を求めた結果を例示している。もちろん、予測在庫データも利用可能である。
Σf(Lt)=(β3-β1)/(β2+β3) (7)
仮に、β3基準在庫量を上回ったときにかけるペナルティー)を大きくすると、在庫量が基準在庫量を上回らないように基準在庫量を大きくしようとする。βlを大きくすれば、右辺の値は大きくなる。β3が大きくなれば基準在庫量も大きくならなければいけないので、右辺は分布の下からとり、式(7)となる。
具体的には、ペナルティー係数の算出、及び次期の基準在庫量の設定にあたり、上記式(2)における次期流出量の予測値を
この式(B)は、謂わばニュートンの運動方程式における第1法則に相当し、慣性によって定常性を維持するような変化を表す。すなわち、リードタイムWは、需要間隔Zと平均在庫量Lとに対して、
W=ZL
の関係にあり、これは、慣性の法則であるW=mv(運動量保存則)の関係に相当し、定常的な変化を表している。
C(Tt)=β1Tt+β2(Tt-Wt)++β3(Wt-Tt)+ (6-1)
これは、特に生産のように遅れを生じるプロセスを持つ場合には有効と考えられる。
在庫の変動をリアルタイムで管理する方法として、品質管理の分野で用いられている累積和管理図のためのVマスク法が有効である。シフト的な変化を検知する能力に長けた累積和管理図を管理状態の有無を確かめるために用いる。打点した点がVマスクと呼ばれる線の範囲内にあれば、その工程は管理状態であり、Vマスクの範囲外にあれば、この工程は管理状態にないという。管理状態(つまり、今の需要変動は予定の範囲内)にないと判断すると、それに対して何らかのアクションをとる必要がある。需要変動は、瞬間的に大きな値を示すこともあるが、基本的には傾向変動となって現れる。それは平均以上の上昇が続く場合もあるし、また、平均を下回る減少が連続的に発生する場合もある。それを認知するためにも品質管理で使われている累積和管理図が有効である。これは傾向線からV字のマスクをかけて目標値からのブレが有意か否かを判断する。
投入量算定手段15は、流動数図表データと予測値算出手段12により算出された予測値を基に投入量を算定する(ステップS111)。
次期F(t)=予測値*γ1+今期流出数*γ2+前期流出数*γ3 (7-1)
の関係を用い、予測値を用いた累積量が過去の重みづけ平均から大きく外れないように平滑化を図っている。なお、ここでの各γも、後述する係数生成手段により自動的に発生される。
Σf(Lt)=1-(β3-β1)/(β2+β3) (8)
仮に、β3(基準在庫量を上回ったときにかけるペナルティー)を大きくすると、在庫量が基準在庫量を上回らないように在庫量を小さく、つまり求める新流入量を小さくしようとする。β3を大きくすれば、右辺の値は大きくなる。β3が大きくなれば新流入量は小さくならなければいけないので、右辺は分布の上からとり、式(8)となる。
次期投入量を管理するため、投入量管理手段16は、流動数図表に新たに上方管理限界線を設定する(ステップS112)。上方管理限界線は累積流入量の上限を示すものであり、流入量の上限を設け過剰流入を防ぐ役割がある。
投入量改善手段17は、図16(a)に例示するように次期の累積流入量が上方管理限界線を超えるとき、図16(b)に例示するように次期の累積流入量を上方管理限界線以下に制限し、それを新累積流入量とする。もし、次期の累積流入量が上方管理限界線を超えていなければ、その流入量を採用する。
利益化手段19は、投入量の改善効果を利益面から検証する(ステップS115)。
ECt=α1・Lt+α3+(α2-α3)ρt (9)
ただし、α1は在庫保管費用係数(円/個)、α2は稼働費用係数(円)、α3は遊休費用係数(円)である。
ERt=P/dt (10)
このとき、t期の利益ENt(円)は、次式(11)により算出できる。
ENt=P/dt-(α1・Lt+α3+(α2-α3)ρt) (11)
式(11)より、利益ENtは、稼働率ρtの関数である。利益ENtを最大化するρt*が存在すると、最適在庫が得られ、ペア戦略図法が展開できる。また、そのリアルタイムな監視が可能となる。
次いで、上述した流動数管理ロジックにおけるパラメータ自動設計処理について説明する。このパラメータ自動設計処理では、流動数管理ロジック処理で用いられるパラメータ(係数α、β及びγ)を自動的に発生させ、それを用いた流動数管理ロジック処理の結果に応じて、係数α、β及びγを変化させて処理を繰り返し、より最適なパラメータを選出する。図19は、パラメータ自動設計処理の手順を示すフローチャート図である。
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明したが、本発明は、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく、他の色々な形で実施することができる。
[文献1] 日本経営工学会編、「生産管理用語辞典」、日本規格協会、p.464、2002年
[文献2] 中村善太郎、「流動数分析の仕事の改善での活用」、日本経営工学会誌、Vol.36、No.2、pp.93-100、1985年
[文献3] 臼杵潤、北岡正敏、松井正之、「流動数管理問題と灰色理論モデルについて」、電気通信大学紀要14巻1号、pp.13-20、2001年
[文献4] 加藤豊、小沢正典、「ORの基礎 AHPから最適化まで」実教出版社、1988年
[文献5] Week, j.K., “Optimizing Planned Lead times and Delivery Dates”, 21st Annual conference Proceedings, APICS, pp.177-188, 1979
[文献6] 渡辺治夫、小幡英二、向井田健一、「逐次検定による逐次抜取検査と累積和管理図」、室蘭工業大学紀要、第50号、pp.71-82、2000年
[文献7] 特開平2002−49449号公報
[文献8] 特開平2002−197261号公報
12…予測値算出手段
13…移動基準在庫量算出手段
14…移動基準在庫量管理手段
15…投入量算定手段
16…投入量管理手段
17…投入量改善手段
18…投入量決定手段
19…利益化手段
21…流入・流出データ
22…確定注文データ
31…入力部
32…制御部
33…表示部
34…外部インタフェース部
35…記憶部
41…アプリケーションプログラム
42…アプリケーションデータ
Claims (9)
- 管理対象における流入量データと流出量データと確定注文データ(先行データ)とを時間に対応するデータとして取得し、次期の確定注文量と今期の確定注文量と今期の流出量、とから次期流出量の予測値を、各期における需要間隔に応じて加速的に変化する平均在庫量の関数として算出する予測値算出手段と、
前記流入量データと流出量データを基に各期の在庫量を求め、この在庫量の状態に対し各在庫状態の特性に応じたコスト係数を乗じて在庫量に関する総ペナルティー費用を求め、この総ペナルティー費用が最小となる移動基準在庫量を、前記需要間隔に従って定常的に変化する平均在庫量の関数として算出する移動基準在庫量算出手段と、
算出された前記移動基準在庫量が管理状態にあるか否かを管理図により判定する移動基準在庫量管理手段と、
前記予測値と前記流出量データの累積とから、流出量に関する総ペナルティー費用が最小となる次期流出量を求め、求めた次期流出量を次期の投入量として算定する投入量算定手段と、
算定された前記投入量が管理状態にあるか否かを流動数図表の管理限界線により判定する投入量管理手段と、
前記移動基準在庫量管理手段による判定結果或いは前記投入量管理手段による判定結果に基づいて、算定された前記投入量の累積が前記管理限界線以下になるように次期の流入量を制限する投入量改善手段と
を備え、
前記加速的に変化する平均在庫量の関数は、平均在庫量と需要間隔の2乗との積で表され、前記需要間隔に従って定常的に変化する平均在庫量の関数は、需要間隔と平均在庫量の積で表される
ことを特徴とする先見2次ロジック流動数管理システム。 - 各期の前記需要間隔をZtとし、各期のコスト計数をβtとしたときに、
前記予測値算出手段は、前記次期流出量の予測値を
前記移動基準在庫量算出手段は、前記移動基準在庫量を
ことを特徴とする請求項1に記載の先見2次ロジック流動数管理システム。 - 前記予測値算出手段及び前記移動基準在庫量算出手段は、
前記次期流出量の予測値が、前記移動基準在庫量と作用・反作用の関係があるとして、前記次期流出量の予測値の所定成分と、前記移動基準在庫量の所定ベクトル成分の方向が正反対であり、且つその絶対値が等しくなるように、前記次期流出量の予測値及び前記移動基準在庫量の算出を行う
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の先見2次ロジック流動数管理システム。 - 管理対象における流動数を管理するためにコンピュータを、
管理対象における流入量データと流出量データと確定注文データ(先行データ)とを時間に対応するデータとして取得し、次期の確定注文量と今期の確定注文量と今期の流出量、とから次期流出量の予測値を、各期における需要間隔に応じて加速的に変化する平均在庫量の関数として算出する予測値算出手段と、
前記流入量データと流出量データを基に各期の在庫量を求め、この在庫量の状態に対し各在庫状態の特性に応じたコスト係数を乗じて在庫量に関する総ペナルティー費用を求め、この総ペナルティー費用が最小となる移動基準在庫量を、前記需要間隔に従って定常的に変化する平均在庫量の関数として算出する移動基準在庫量算出手段と、
算出された前記移動基準在庫量が管理状態にあるか否かを管理図により判定する移動基準在庫量管理手段と、
前記予測値と前記流出量データの累積とから、流出量に関する総ペナルティー費用が最小となる次期流出量を求め、求めた次期流出量を次期の投入量として算定する投入量算定手段と、
算定された前記投入量が管理状態にあるか否かを流動数図表の管理限界線により判定する投入量管理手段と、
前記移動基準在庫量管理手段による判定結果或いは前記投入量管理手段による判定結果に基づいて、算定された前記投入量の累積が前記管理限界線以下になるように次期の流入量を制限する投入量改善手段と
して機能させ、
前記加速的に変化する平均在庫量の関数は、平均在庫量と需要間隔の2乗との積で表され、前記需要間隔に従って定常的に変化する平均在庫量の関数は、需要間隔と平均在庫量の積で表される
ことを特徴とする先見2次ロジック流動数管理プログラム。 - 各期の前記需要間隔をZtとし、各期のコスト計数をβtとしたときに、
前記予測値算出手段は、前記次期流出量の予測値を
前記移動基準在庫量算出手段は、前記移動基準在庫量を
ことを特徴とする請求項4に記載の先見2次ロジック流動数管理プログラム。 - 前記予測値算出手段及び前記移動基準在庫量算出手段は、
前記次期流出量の予測値が、前記移動基準在庫量と作用・反作用の関係があるとして、前記次期流出量の予測値の所定成分と、前記移動基準在庫量の所定ベクトル成分の方向が正反対であり、且つその絶対値が等しくなるように、前記次期流出量の予測値及び前記移動基準在庫量の算出を行う
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の先見2次ロジック流動数管理プログラム。 - 予測値算出手段が、管理対象における流入量データと流出量データと確定注文データ(先行データ)とを時間に対応するデータとして取得し、次期の確定注文量と今期の確定注文量と今期の流出量、とから次期流出量の予測値を、各期における需要間隔に応じて加速的に変化する平均在庫量の関数として算出するステップと、
移動基準在庫量算出手段が、前記流入量データと流出量データを基に各期の在庫量を求め、この在庫量の状態に対し各在庫状態の特性に応じたコスト係数を乗じて在庫量に関する総ペナルティー費用を求め、この総ペナルティー費用が最小となる移動基準在庫量を、前記需要間隔に従って定常的に変化する平均在庫量の関数として算出するステップと、
移動基準在庫量管理手段が、算出された前記移動基準在庫量が管理状態にあるか否かを管理図により判定するステップと、
投入量算定手段が、前記予測値と前記流出量データの累積とから、流出量に関する総ペナルティー費用が最小となる次期流出量を求め、求めた次期流出量を次期の投入量として算定するステップと、
投入量管理手段が、算定された前記投入量が管理状態にあるか否かを流動数図表の管理限界線により判定するステップと、
投入量改善手段が、前記移動基準在庫量管理手段による判定結果或いは前記投入量管理手段による判定結果に基づいて、算定された前記投入量の累積が前記管理限界線以下になるように次期の流入量を制限するステップと
を含み、
前記加速的に変化する平均在庫量の関数は、平均在庫量と需要間隔の2乗との積で表され、前記需要間隔に従って定常的に変化する平均在庫量の関数は、需要間隔と平均在庫量の積で表される
ことを特徴とする先見2次ロジック流動数管理方法。 - 各期の前記需要間隔をZtとし、各期のコスト計数をβtとしたときに、
前記予測値算出手段は、前記次期流出量の予測値を
前記移動基準在庫量算出手段は、前記移動基準在庫量を
ことを特徴とする請求項7に記載の先見2次ロジック流動数管理方法。 - 前記予測値算出手段及び前記移動基準在庫量算出手段は、
前記次期流出量の予測値が、前記移動基準在庫量と作用・反作用の関係があるとして、前記次期流出量の予測値の所定成分と、前記移動基準在庫量の所定ベクトル成分の方向が正反対であり、且つその絶対値が等しくなるように、前記次期流出量の予測値及び前記移動基準在庫量の算出を行う
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の先見2次ロジック流動数管理方法。
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