JP6527462B2 - 圧縮装置、圧縮方法、記録媒体および伸張装置 - Google Patents

圧縮装置、圧縮方法、記録媒体および伸張装置 Download PDF

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Description

データの圧縮技術または伸張技術の少なくとも一方に関する。
ハフマン符号化や算術圧縮などの可変長圧縮符号を用いた圧縮アルゴリズムによれば、圧縮対象データ内の文字コードに対応する圧縮符号を用いて圧縮データが生成される。また、ハフマン符号化などの圧縮アルゴリズムを利用して、文字コードの組み合わせである単語に対応づけられた圧縮符号を割り当てて圧縮データの生成を行なう圧縮技術がある(例えば、特許文献1など参照)。
特開2010−93414号公報
解決しようとする課題
特定の言語(例えば、英語やドイツ語など)においては、文書を構成する文字列の中に含まれるスペース記号により、文書を構成する単位である単語の区切りが示される。上述の圧縮アルゴリズムでは、複数の文字を含む単語に対して1つの圧縮符号が割り当てられる一方、スペース記号に対しても圧縮符号が割り当てられる。単語と同等にスペース記号にも圧縮符号が割り当てられるため、圧縮に用いられる圧縮符号数が多くなり、圧縮率が低下する要因となる。
本発明の一側面によれば、データを構成する単位間の区切りが記号により示されるデータの圧縮において圧縮率を向上させることを目的とする。
一態様によれば、圧縮装置は、入力データを構成する複数の要素のうちの1つである第1の要素と、前記複数の要素それぞれを区切る区切り記号であって、前記第1の要素と前記入力データにおいて連続する第1の区切り記号との組み合わせに対応する第1の圧縮符号を、前記第1の要素と前記第1の区切り記号との組み合わせに対応付けて記憶する記憶部と、前記入力データからの連続する前記第1の要素および前記第1の区切り記号の読み出しに応じ、前記記憶部から前記第1の圧縮符号を取得する取得部と、前記第1の圧縮符号を、前記入力データの圧縮データを格納する格納領域に書き込む書込部と、を含む。
一態様によれば、伸張装置は、データを構成する要素のうちの1つである第1の要素と、前記データにおいて前記要素間の区切りを示す第1の区切り記号との組み合わせを、1つの圧縮符号と対応付けて記憶する記憶部と、前記データを圧縮して得られる圧縮データから読み出された前記圧縮符号に対応する前記組み合わせを、前記記憶部から取得する取得部と、取得した前記組み合わせに含まれる前記第1の要素及び前記第1の区切り記号の双方を、前記圧縮データを伸張して得られる伸張データの格納領域に書き込む書込部と、を含む。
一態様によれば、情報処理システムは、記憶装置と情報処理装置を含み、情報処理装置は、データを構成する要素のうちの1つである第1の要素と前記データにおいて前記要素間の区切りを示す区切り記号の組み合わせと、1つの圧縮符号とが対応付けられた変換辞書を記憶する記憶部と、前記記憶装置から、データを圧縮して得られる圧縮データを受ける受信部と、前記圧縮データから読み出された前記圧縮符号に対応する前記組み合わせを、前記変換辞書から取得する第1の取得部と、取得した前記組み合わせに含まれる前記第1の要素及び前記区切り記号の双方を、前記圧縮データを伸張して得られる伸張データの第1の格納領域に書き込む第1の書込部と、前記第1の格納領域に書き込まれた前記伸長データに対して情報処理を行なう処理部と、前記情報処理が行なわれた前記伸長データから読み出された前記第1の要素に対応付けて記憶された前記圧縮符号を、前記変換辞書から取得する第2の取得部と、取得した前記圧縮符号を、前記データの圧縮データを格納する第2の格納領域に書き込む第1の書込部と、前記第2の格納領域に書き込まれた圧縮データを、前記記憶部に送信する送信部と、を含む。
一態様によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、データにおいて要素間の区切りを示す区切り記号と、前記区切り記号によって区切られる1つのデータ要素との組み合わせに対応する1つの圧縮符号を前記データ要素に対応づけた圧縮処理用情報を、前記データ要素の種類ごとに含む構造を有する圧縮辞書データであって、コンピュータによる圧縮処理において、前記1つのデータ要素に基づいて前記1つの圧縮符号が参照される前記圧縮辞書データ、を記憶する。
一態様によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、データにおいて要素間の区切りを示す区切り記号と、前記区切り記号によって区切られる1つのデータ要素との組み合わせを、前記組み合わせに対応する1つの圧縮符号と対応づけた伸長処理用情報を、前記データ要素の種類ごとに含む構造を有する伸長辞書データであって、コンピュータによる伸張処理において、前記1つの圧縮符号に基づいて前記組み合わせが参照される前記伸張辞書データ、を記憶する。
一側面によれば、スペース記号が用いられる文書データの圧縮効率を向上できる。
図1は、圧縮辞書の例を示す。 図2は、圧縮符号への変換例を示す。 図3は、伸張データへの変換例を示す。 図4は、機能ブロックの構成例を示す。 図5は、圧縮機能の処理手順例を示す。 図6は、圧縮辞書生成の処理手順例を示す。 図7は、統計処理の処理手順例を示す。 図8は、統計テーブルT1のデータ構造の例を示す。 図9は、圧縮データ生成処理の処理手順例を示す。 図10は、圧縮データ生成処理の処理手順例を示す。 図11は、圧縮辞書のデータ構造例を示す。 図12は、伸張機能の処理手順例を示す。 図13は、伸張辞書生成の処理手順例を示す。 図14は、伸張データ生成処理の処理手順例を示す。 図15は、伸張辞書のデータ構造例を示す。 図16は、コンピュータ1のハードウェア構成例を示す。 図17は、コンピュータ1で動作するプログラム構成例を示す。 図18は、コンピュータ1を用いたシステム構成例を示す。 図19は、コンピュータ1を用いたシステム構成例を示す。 図20は、圧縮辞書のデータ構造例を示す。 図21は、伸張辞書のデータ構造例を示す。 図22は、csv形式のデータ構造の例を示す。 図23は、圧縮辞書のデータ構造例を示す。 図24は、伸張辞書のデータ構造例を示す。
以下に実施の形態が示される。
[圧縮符号の例]
図1は、圧縮辞書の例を示す。圧縮辞書D0は、記号圧縮辞書D01および記号列圧縮辞書D02を含む。記号圧縮辞書D01は、文字や数字などの記号を示す文字コードと圧縮符号との対応関係を示す。記号列圧縮辞書D02は、単語やタグなどの記号列を示す文字コード列と圧縮符号との対応関係を示す。圧縮辞書D1は、記号圧縮辞書D11、記号列圧縮辞書D12および制御記号圧縮辞書D13を含む。記号圧縮辞書D11は、文字や数字などの記号を示す文字コードと、圧縮符号との対応関係を示す。記号列圧縮辞書D12は、単語やタグなどの記号列およびスペース記号の組み合わせを示す文字コード列と圧縮符号との対応関係を示す。制御記号圧縮辞書D13は、直前のスペース記号を削除する旨の制御記号および区切り記号の組み合わせを示す文字コード列と、圧縮符号との対応関係を示す。
図1に例示される圧縮辞書D0および圧縮辞書D1には、圧縮符号と、圧縮符号と対応付けられた記号または記号列とが対応付けて登録されている。圧縮辞書D0や圧縮辞書D1に登録された記号または記号列のうち、圧縮対象のデータから読み出された記号または記号列と一致する記号または記号列に対応する圧縮符号が読み出される。
本実施の形態において、圧縮辞書D0に含まれる圧縮符号は「c´()」で示される。圧縮符号を「c´()」と示す場合には、丸括弧内に圧縮符号に対応する記号または記号列が示される。また、圧縮辞書D1に含まれる圧縮符号は「c()」で示される。圧縮符号c()においても、丸括弧内に圧縮符号に対応する記号または記号列が示される。例えば、「a」に対応する圧縮符号は「圧縮符号c(a)」などと示され、「about△」に対応する圧縮符号は「圧縮符号c(about△)」などと示される。スペース記号は、ASCIIコード系において0x20で示される記号であり、本実施の形態の説明においては「△」と示される。
また、詳細は後述されるが、直前に伸張されたスペース記号を削除する旨の制御記号は、「[−△]」と示される。例えば、制御記号[−△]および区切り記号「;」の組み合わせには、圧縮符号c([−△];)が対応する。
圧縮辞書D0内の記号列圧縮辞書D02は、記号列とスペース記号のそれぞれに対して圧縮符号を対応付けるのに対し、圧縮辞書D1内の記号列圧縮辞書D12は、記号列単体ではなく、記号列とスペース記号との組み合わせに対して1つの圧縮符号を対応付ける。圧縮辞書D1を用いて圧縮が行なわれる場合には、圧縮対象のデータ内に存在する記号列とスペース記号との組み合わせは、記号列圧縮辞書D12に登録された組み合わせに対応する圧縮符号により符号化される。
一方で、記号列と、スペース記号以外の区切り記号(カンマやコロンなど)との組み合わせは、記号列圧縮辞書D11内に登録されていない。圧縮対象のデータ内には、スペース記号が後続する記号列だけでなく、スペース記号以外の区切りが後続する記号列も存在しうる。カンマやコロンなどのスペース記号と異なる区切り記号それぞれについて記号列圧縮辞書D12が設けられると、圧縮符号の種類が増大し、その結果、圧縮辞書のデータサイズが増大する。そこで、スペース記号を削除する旨を示す制御記号が各単語に対して共通で用いられる。圧縮辞書D1内の制御記号圧縮辞書D13において、制御記号と区切り記号との組み合わせが、1つの圧縮符号と対応づけられる。圧縮対象のデータ内の記号列とスペース記号以外の区切り記号との組み合わせに対しては、記号列圧縮辞書D12内の圧縮符号と、制御記号圧縮辞書D13内の圧縮符号とが組み合わされて符号化される。制御記号圧縮辞書D13に登録される圧縮符号が、記号列圧縮辞書D12に登録される各単語に対して共通して用いられており、各区切り記号に対して個別に記号列圧縮辞書D12を設けるよりも圧縮辞書のデータサイズが増大しにくい。
図2は、圧縮符号への変換例を示す。図2には、英語例文E1「He△spent△much△time△for△talking△about△his△invention.」が示される。図2の例において、英語例文E1は、記憶領域A1に格納された状態である。英語例文E1中の「about△」および「invention.」のそれぞれの部分について、圧縮符号の例(1)〜(4)が示される。圧縮符号の例(1)および例(3)は、圧縮辞書D0に含まれる圧縮符号が用いられた例であり、圧縮符号の例(2)および例(4)は、圧縮辞書D1に含まれる圧縮符号が用いられた例である。
図2の例(1)は、英語例文E1中の「about△」の部分が圧縮辞書D0に基づいて圧縮された場合の例を示す。「about△」に含まれる単語「about」および記号「△」のそれぞれに対応する圧縮符号c´(about)および圧縮符号c´(△)が圧縮データに用いられる。すなわち、例(1)において、英語例文E1中の「about△」の部分に対応する圧縮データは、「c´(about)c´(△)」となる。
図2の例(2)は、英語例文E1中の「about△」の部分が圧縮辞書D1に基づいて圧縮された場合の例を示す。記号列圧縮辞書D12に単語「about△」が登録されているので、英語例文E1中の「about△」の部分に対応する圧縮データは、「c(about△)」となる。例(1)においては「about△」の部分の圧縮データが2つの圧縮符号で構成されるのに対し、例(2)においては「about△」の部分の圧縮データを構成する圧縮符号は1つである。
図2の例(3)は、英語例文E1中の「invention.」の部分が圧縮辞書D0に基づいて圧縮された場合の例を示す。「invention.」に含まれる単語「invention」および記号「.」のそれぞれに対応する圧縮符号c´(invention)および圧縮符号c´(.)が圧縮データに用いられる。すなわち、例(3)においては英語例文E1中の「invention.」の部分に対応する圧縮データは、「c´(invention)c´(.)」となる。
図2の例(4)は、英語例文E1中の「invention.」の部分が圧縮辞書D1に基づいて圧縮された場合の例を示す。記号列圧縮辞書D12に、単語「invention△」が登録されている。記号列圧縮辞書D12に登録された記号列の最後のスペース記号「△」が「.」、「,」、「;」および「:」などのスペース記号以外の区切り記号である場合には、スペース記号「△」を含む圧縮符号(「invention△」)が圧縮データに用いられる。すなわち、圧縮対象の部分が「invention.」であっても、圧縮符号c(invention△)が用いられる。この場合には、さらに、制御記号圧縮辞書D13に登録された圧縮符号c([−△].)が用いられる。圧縮符号c([−△].)は、制御記号[−△]と記号「.」との組み合わせに対応する圧縮符号である。制御記号[−△]は、直前のスペースを打ち消す旨を示す制御記号である。制御記号を示すコードには、圧縮対象のデータが使用する文字コード系における空きコードが割り当てられる。
例(4)においては英語例文E1中の「invention.」の部分に対応する圧縮データは、「c(invention△)c([−△].)」となる。例(3)においても例(4)においても「invention.」に対応する圧縮データを構成する圧縮符号の数は2つである。
圧縮対象のデータ内でスペース記号が使用される場合には圧縮辞書D1を用いた方が圧縮辞書D0を用いるよりも圧縮データに含まれる圧縮符号の数は少ない。その一方で、スペース記号以外の区切り記号が存在する場合には、圧縮辞書D0を用いても圧縮辞書D1を用いても圧縮データに含まれる圧縮符号の数は同じである。そのため、記号列圧縮辞書D12に登録された記号列およびスペース記号の組み合わせが圧縮対象のデータ内に存在すれば、圧縮辞書D0よりも圧縮辞書D1を用いた方が圧縮データに使用される圧縮符号の数が少なくなる。
さらに、スペース記号は圧縮対象のデータ内の単語とほぼ同数含まれる。英語などの言語で記述された文書データにおいては、単語と単語との境目がスペース記号で表現されるためである。一方、スペース記号以外の区切り記号は、一文の中に1回か2回程度用いられる。文書データにおいて、スペース記号以外の区切り記号よりもスペース記号の方が用いられる頻度が高い。
一方、圧縮辞書D0と比較して、制御記号圧縮辞書D13内の登録される圧縮符号の数だけ、圧縮辞書D1内の圧縮符号の数が多い。しかしながら、制御記号圧縮辞書D13内の圧縮符号の数は、文字の種類と比較して圧倒的に少ない。例えば、エクスクラメーション、カンマ、ピリオド、コロン、セミコロンおよびクエスチョンに関する圧縮符号の制御記号圧縮辞書D13への登録が行なわれたとしても、取り扱われる圧縮符号の種類の数が6種類増大するだけである。
圧縮符号の種類が6種類増えたとしても、圧縮辞書全体として、圧縮符号長はほぼ変わらない。たとえ、圧縮辞書内に含まれる圧縮符号の種類の数が倍になったとしても、各圧縮符号について圧縮符号長が1ビット増加する程度である。
そのため、単語数と同程度の頻度で存在するスペース記号を単語と組み合わせて圧縮辞書に登録した方が、制御記号圧縮辞書D13が加わることによる圧縮符号長の増大よりも影響が大きい。そのため、圧縮辞書D1を用いた圧縮により圧縮率の向上が見込まれる。
[伸張手順の例]
図3は、伸張データへの変換例を示す。図3には、図2で圧縮辞書D1を用いて生成された圧縮データの例である圧縮符号「c(invention)c([−△].)」に対応する伸張データの生成過程(1)〜(5)が例示されている。記憶領域A3は圧縮データが格納される記憶領域である。記憶領域A5は記憶領域A3に格納された圧縮符号に対応する伸張コードが格納されるバッファ領域である。また、記憶領域A4は、記憶領域A5に格納される伸張コードに基づき生成される伸張データが格納される記憶領域である。
図3の過程(1)は、記憶領域A3に圧縮データが格納されている状態を示す。まず、圧縮符号c(invention△)に対応する伸張コードの生成が行なわれる。図3の過程(2)は、過程(1)で生成された伸張コードが記憶領域A4に書き込まれた状態である。次に、圧縮符号c([−△].)に対応する伸張コードの生成が行なわれる。図3の過程(3)は、過程(2)で生成された伸張コード「[−△]」と「.」とが書き込まれた状態を示す。記憶領域A5に格納されている制御記号[−△]に基づく制御が記憶領域A4に対して行なわれる。図3の過程(4)は、制御記号[−△]に基づく制御が行なわれた状態を示す。過程(3)の状態で「invention」に続いて存在していたスペース記号△が、過程(4)の状態では削除されている。さらに、記憶領域A5に格納されている「.」に基づいて記憶領域A4への書込みが行なわれる。図3の過程(5)は、「invention」に続いて「.」が書き込まれた状態を示す。
図3の過程(3)において、記憶領域A4内のスペース記号△を削除せずに、記憶領域A4への書込み位置をずらすだけでもよい。その場合には、制御記号に後続する記号(この場合には「.」)は、スペース記号が書き込まれていた位置に上書きされる。
上述の過程で制御記号[−△]に応じた変換処理が行なわれる。制御記号[−△]を用いることにより、末尾のスペース記号が一致しない記号列に対しても圧縮辞書D1に登録された記号列に対応する圧縮符号を用いて圧縮データを生成することによる不整合が解消される。
上述の圧縮処理によれば、圧縮符号の種類の増大を少量に抑えつつ、圧縮データに用いられる圧縮符号の数を低減させることができるので、圧縮率が向上する。さらに、上述の圧縮処理で圧縮された圧縮データを伸張する場合には、処理対象となる圧縮符号の数が少なくなるので、伸張速度の向上が見込まれる。
スペース記号に対応する圧縮符号が圧縮データ内に頻出することを抑制するために、例えば、圧縮処理においてそもそもスペース記号に対応する圧縮符号が生成されずに、伸張処理において単語を生成するたびにスペース記号を自動生成することが考えられる。
しかしながら、圧縮辞書に登録されていない単語については文字単位で圧縮符号の生成処理が行なわれる。圧縮データ内には単語を示す圧縮符号と文字などの記号を示す圧縮符号とが含まれるので、圧縮符号に対応する伸張コードが単語であるか記号であるの判定が、伸張コードを生成するたびに行なわれる。また、圧縮符号が単語に対応する圧縮符号であるか文字に対応する圧縮符号であるかを識別するための仕組みが必要となる。
さらに、単語に続いてスペース記号以外の区切り記号が存在することもありうるので、伸張コードが単語と判定された後に、単語の次の伸張コードがスペース記号以外の区切り記号であるか否かの判定が行なわれることとなる。この判定が行なわれると、複数の伸張コードにまたがってスペース記号を配置するかの判定が行なわれるため、判定のアルゴリズムが煩雑になる。その結果、伸張速度が劣化するとともに、すでに存在する伸張プログラムのソースコードに対して大幅な変更が必要となる。
本実施例の伸張処理においては、伸張コードが制御記号であるか否かの判定が行なわれるのみである。例えば、レジスタに書き込まれた制御記号と、伸張辞書から読み出された伸張コードが書き込まれるレジスタとの判定処理を行なうことで実現される。1つの伸張コードに対して多重に判定処理を行なうことや、複雑なアルゴリズムで伸張プログラムを作成することが回避される。また、複数の伸張コードにまたがって処理を行なうことが抑制されるので、使用するレジスタの数も抑制することができる。
[機能・処理手順の説明]
図4は、機能ブロックの構成例を示す。コンピュータ1は、圧縮部11、伸張部12、生成部13、生成部14および記憶部15を含む。記憶部15は、例えば、圧縮対象のファイルF1、圧縮ファイルF2、伸張ファイルF3、圧縮辞書D2や伸張辞書D3などを記憶する。また、記憶部15は、例えば圧縮辞書D2や伸張辞書D3の生成に用いられる単語リストL1を記憶する。単語リストL1は、圧縮符号を割り当てる対象の単語群のリストである。また、記憶部15は、記憶領域A1、A2、A3、A4およびA5などの記憶領域を設け、圧縮部11、伸張部12、生成部13および生成部14の処理のワークエリアとして用いられる。圧縮部11は、記憶部15に記憶されたファイルF1の圧縮処理を実行し、圧縮ファイルF2を生成する。伸張部12は、記憶部15に記憶された圧縮ファイルF2の伸張処理を実行し、伸張ファイルF3を生成する。生成部13は、圧縮部11の圧縮処理で用いられる圧縮辞書D2を生成する。生成部14は、伸張部12の伸張処理で用いられる伸張辞書D3を生成する。
圧縮部11は、制御部111、検索部112、読出部113および書込部114を含む。制御部111は、検索部112、読出部113および書込部114を制御し、ファイルF1の圧縮処理を実行する。制御部111は、ファイルF1を記憶領域A1にロードする。読出部113は、ファイルF1からデータを読み出す。検索部112は、読出部113が読み出したデータについて、圧縮辞書D2の検索を行なう。書込部114は、検索部112の検索結果に応じた圧縮符号を記憶領域A2に書き込む。制御部111は、読出部113の読出し位置や、書込部114の書込み位置などの管理を行ない、例えば、読出部113や書込部114に、ファイルF1に含まれる記号または記号列に対して順次処理を実行させる。また、制御部111は、記憶領域A2に格納された圧縮データに基づいて圧縮ファイルF2を生成し、記憶部15に圧縮ファイルF2を格納する。
伸張部12は、制御部121、検索部122、読出部123および書込部124を含む。制御部121は、検索部122、読出部123および書込部124を制御し、圧縮ファイルF2の伸張処理を実行する。制御部121は、圧縮ファイルF2を記憶領域A3にロードする。読出部123は、圧縮ファイルF2から圧縮符号を読み出す。検索部122は、読出部123が読み出した圧縮符号について、伸張辞書D3の検索を行なう。書込部124は、検索部122の検索結果に応じた伸張コードを記憶領域A4に書き込む。制御部121は、検索部122の検索結果により得られた伸張コードが制御記号を示す場合には、書込部124による書込みが行なわれる書込み位置をスペース記号1つ分(例えば1バイト)戻す調整を行なう。制御部121は、読出部123の読出し位置や、書込部124の書込み位置などの管理を行ない、例えば、読出部123や書込部124に、圧縮ファイルF2に含まれる圧縮符号に対して順次処理を実行させる。また、制御部121は、記憶領域A4に格納された伸張データに基づいて伸張ファイルF3を生成し、記憶部15に伸張ファイルF3を格納する。
生成部13は、制御部131、統計部132、割当部133およびソート部134を含む。生成部13は、圧縮部11からの指示に応じて、圧縮辞書D2を生成する。制御部131は、統計部132、割当部133およびソート部134を制御し、ファイルF1の圧縮に用いられる圧縮辞書D2を生成する。統計部132は、ファイルF1内に含まれる文字や単語の出現回数をカウントするなどにより、各文字や単語の統計情報を生成する。ソート部134は、統計部132が生成した統計情報に基づいて、統計情報を生成された各文字や単語をソートする。割当部133は、統計部132が生成した統計情報に基づいて、各文字や単語に対応する圧縮符号を生成し、生成した圧縮符号を各文字や単語に割り当てる。ソート部134は、さらに、圧縮符号を割り当てられた文字や単語を、文字や単語に対応する文字コードの順序(例えば文字コードの値が小さい順)でソートする。制御部131は、統計部132、割当部133およびソート部134による処理結果に基づいて圧縮辞書D2を生成し、記憶部15に圧縮辞書D2を格納する。また、制御部131は、統計部132が生成した統計情報を記憶部15に格納する。
生成部14は、制御部141、割当部142、複製部143およびソート部144を含む。生成部14は、伸張部12からの指示に応じて、伸張辞書D3を生成する。制御部141は、割当部142、複製部143およびソート部144を制御し、圧縮ファイルF2の伸張に用いられる伸張辞書D3を生成する。割当部142は、記憶部15に格納された統計情報を用いて、各文字や単語に対応する圧縮符号を生成する。ソート部144は、圧縮符号が割り当てられた文字情報を、圧縮符号の値に応じてソートする。複製部143は、ソートされた各圧縮符号の符号長に応じて、圧縮符号に対応する文字や単語を示す文字コードを複製する。制御部141は、複製部143により複製された文字コードを、割当部142により生成された圧縮符号に対応したオフセット位置に配置することにより、伸張辞書D3を生成する。制御部141は、さらに記憶部15に伸張辞書D3を格納する。
圧縮部11および生成部13によりファイルF1の圧縮処理が行なわれる。圧縮処理の処理手順は、図5、図6、図7、図9および図10に示される。また、伸張部12および生成部14により圧縮ファイルF2の伸張処理が行なわれる。伸張処理の処理手順は、図12、図13および図14に示される。
図5は、圧縮機能の処理手順例を示す。圧縮機能が呼び出されると、制御部111は、圧縮処理の前処理を実行する(S101)。圧縮機能の呼出しは、圧縮対象のファイルF1の指定を含む。S101の前処理においては、制御部111は、記憶領域A1および記憶領域A2を確保し、単語リストL1を記憶部15からロードし、統計テーブルT1および圧縮辞書D2の格納領域を確保する。
S101の処理が終了すると、制御部111は、記憶領域A1にファイルF1をロードする(S102)。ファイルF1のサイズが所定のサイズよりも大きい場合には、制御部111は、ファイルF1をブロック分割し、分割して得られたブロックごとに以下の圧縮処理を行なう。続いて、制御部111は、生成部13に圧縮辞書D2の生成指示を行なう(S103)。
図6は、圧縮辞書生成の処理手順例を示す。制御部111から圧縮辞書の生成指示を受けると、制御部131は、統計部132にファイルF1の統計処理を実行させる(S201)。
図7は、統計処理の処理手順例を示す。制御部131により統計処理の指示を受けると、統計部132は、記憶領域A1にロードされたファイルF1について統計処理を開始する。統計処理の開始時において、読出し位置は記憶領域A1にロードされたファイルF1の先頭を示す。統計部132は、記憶領域A1の読出し位置から文字コードを取得する(S301)。S301の処理において、読出し位置はS301で取得された文字コード分進められる。
次に、統計部132は、S301で取得した文字コードが区切り記号であるか否かを判定する(S302)。S302の判定は、区切り記号として処理する文字コードを予め設定しておき、S301で取得した文字コードが予め設定した文字コードのいずれかに該当するか否かに応じって判断される。区切り記号は、例えば、スペース記号(ASCIIコード系で0x20)、エクスクラメーション(ASCIIコード系で0x21)、カンマ(ASCIIコード系で0x2C)、ピリオド(ASCIIコード系で0x2E)、コロン(ASCIIコード系で0x3A)、セミコロン(ASCIIコード系で0x3B)およびクエスチョン(ASCIIコード系で0x3F)などである。もしくは、S302の判定は、S301で取得した文字コードが、予め定めた数値範囲(例えば、0x20〜0x3F)であるか否かに応じて判断されてもよい。
S301で取得した文字コードが区切り記号でない場合(S302:NO)には、統計部132は、S301で取得した文字コードをバッファに格納する(S303)。S303の処理が終了すると、S309の手順に移行する。
S301で取得した文字コードが区切り記号である場合(S302:YES)には、統計部132は、S301で取得した文字コードがスペース記号であるか否かを判定する(S304)。一例として、S304の判定がS302の判定よりも先に行なわれてもよい。その場合には、統計部132は、S304の条件を満たさない場合にS302の判定を行ない、S302の判定条件を満たせばS305の手順に移行し、S302の判定条件を満たさなければ、S303の手順に移行する。
S301で取得した文字コードがスペース記号でない場合(S304:NO)には、統計部132は、単語のカウント処理を行なう(S305)。すなわち、統計部132は、バッファに格納されている文字コード(または文字コード列)とS301で直近に取得した文字コードとをつなげた文字列について、統計テーブルT1に格納された出現回数をインクリメントする。S305の処理において、統計テーブルT1内に対応する文字列が存在しない場合には、バッファ内の文字コードおよびS301で直近に取得した文字コードのそれぞれについて、統計テーブルT1内の出現回数をインクリメントする。
図8は、統計テーブルT1の例を示す。統計テーブルT1には、文字や数字などの各記号、単語リストL1に含まれる各単語、および制御記号と各区切り記号との組み合わせのそれぞれについて、出現回数が格納される。
統計テーブルT1を用いた統計処理の他の一例として、統計部132が、S302の判定条件を満たすことで区切られる文字列を単語として統計テーブルT1に登録してもよい。この他の一例においては、統計テーブルT1内に対応する文字列が存在しない場合に、統計部132は、文字列を単語として統計テーブルT1に新規登録する。これにより単語リストL1内に含まれ、ファイルF1内に含まれない単語に対して圧縮符号を割り当てることが抑制される。また、単語リストL1に含まれず、ファイルF1内に含まれる単語に対しても圧縮符号が割り当てられる。また、単語リストL1に含まれ、ファイルF1内に含まれない単語についても、統計テーブルT1に登録されることで記憶領域を占有してしまうことが抑制される。
S305の処理を終えると、統計部132は、制御記号および区切り記号の組み合わせのカウントを行なう(S306)。S306においては、スペース記号を取り消す旨の制御記号と、S301で取得した区切り記号との組み合わせについての出現回数がインクリメントされる。S306の処理が終了すると、統計部132は、S309の手順に移行する。
S301で取得した文字コードがスペース記号である場合(S304:YES)には、S305と同様に単語のカウントを行なう(S307)。また、S305と同様、統計部132は、統計テーブルT1に対応する単語が存在しない場合には、バッファに格納された文字コードも含めて文字コードごとにカウントを行なう。S307の処理が終了すると、統計部132は、バッファをクリアする(S308)。
S303、S306およびS308のいずれかが行なわれると、統計部132は、読出し位置が、記憶領域A1にロードしたファイルF1の終端であるか否かを判定する(S309)。S309の判定において終端でなければ(S309:NO)、統計部132は、S301の手順に移行する。またS309の判定において終端であれば(S309:YES)、統計部132は統計処理を終了する。
統計部132による統計処理が終了すると、制御部131は、図6の手順に戻り、ソート部134にソート処理を実行させる(S202)。ソート部134は、統計テーブルT1に登録された文字情報(文字などの記号、単語などの記号列、制御記号と区切り記号との組み合わせなど)を、統計部132により生成された統計情報(各文字情報についての出現回数)に基づいて並べ替える。例えば、統計部132は出現回数が多い順か少ない順のいずれか一方で、統計テーブルT1に登録された文字情報を並べ替える。
S202の処理が終了すると、制御部131は、割当部133に圧縮符号の割り当てを実行させる(S203)。割当部133は、S202で頻度順に並べ替えられた文字情報群に対して、ハフマン符号化や算術符号化など、高頻度の文字情報ほど短い圧縮符号を割り当てるアルゴリズムに基づいて圧縮符号を割り当てる。各文字情報に圧縮符号が割り当てられると、制御部131は、ソート部134に、文字情報と、文字情報に割り当てられた圧縮符号との組を、文字情報に基づいてソート処理させる(S204)。ソート部134は、例えば、文字情報の文字コードが小さい順に並べ替える。例えば、ソート部134は、文字情報の1文字目の文字コードの値が小さい順に並べ、1文字目の文字コードが同じ文字情報同士は、2文字目の文字コードの値が小さい順に並べる。S204の処理により並べ替えられた状態が、図11に示す圧縮辞書D2である。
S204の処理が終了すると、制御部131は、インデックスの生成処理を行なう(S205)。制御部131は、文字情報と、その文字情報がS204でソートされた文字情報群内で存在する位置(オフセット)を示す情報とを対応付けてインデックスを生成する。図11に示す圧縮辞書D2に対して、例えば、文字「i」にオフセット「0x126」などが対応付けられる。圧縮符号の生成においてこのインデックスが利用されると、「i」から始まる単語に対応する圧縮符号の検索が「0x126」から開始される。S205の処理が終了すると、生成部13は、圧縮辞書D2の生成処理を終了する。
図11は、圧縮辞書のデータ構造例を示す。図11に示される圧縮辞書D2には、文字情報と圧縮符号とが対応付けられて格納される。文字情報と圧縮符号との組の格納位置は、圧縮辞書D2の格納位置を始点とするオフセットで示される。例えば、文字情報「invent△」の情報は、オフセット0x0140に格納される。S205で生成されるインデックスは、このオフセットを利用して検索範囲の絞り込みを実現する。また、前述の通り、「c()」は、括弧内の文字情報に対応する圧縮符号であることを示す。
圧縮辞書D2は、生成部13により生成されたが、他の一例として、圧縮辞書D2が予め記憶部15に記憶されていることとしてもよい。この場合には、圧縮辞書D2は、複数のファイルにおいて共通で用いられる。例えば、予め記憶部15に記憶される圧縮辞書D2では、例えば、過去に圧縮されたファイルやデータベース内に存在する複数のファイルにおける文字情報の統計情報に基づいて圧縮符号が割り当てられる。
生成部13が圧縮辞書D2の生成処理を終了すると、制御部111は図5の手順に戻り、圧縮データ生成処理を実行する(S104)。
図9は、圧縮データ生成処理の処理手順例を示す。圧縮データ生成処理の開始時点において、読出し位置は記憶領域A1にロードされたファイルF1の始点にセットされ、書込み位置は記憶領域A2の所定の位置にセットされ、バッファはクリアされる。読出部113は、読出し位置から文字コードを取得する(S401)。制御部111は、S401の文字コード取得後、読出し位置を更新する。さらに、制御部111は、読出部113がS401で取得した文字コードをバッファに格納する(S402)。制御部111は、S401で取得した文字コードがスペース記号であるか否かを判定する(S403)。
S401で取得した文字コードがスペース記号でない場合(S403:NO)には、S401の手順に戻り、読出部113は、読出し位置から文字コードを取得する。すなわち、S401およびS402の手順が、スペース記号が読み出されるまで繰り返される。
S401で取得した文字コードがスペース記号である場合(S403:YES)には、検索部112は、圧縮辞書D2をバッファ内に格納された文字コード(または文字コード列)で検索する(S404)。制御部111は、バッファ内に格納された文字コード(または文字コード列)と一致する一致文字情報が圧縮辞書D2内に存在するか否かを判定する(S405)。圧縮辞書D2内に一致文字情報が存在しない場合(S405:NO)の処理は、図10に基づいて後述される。一致文字情報が存在する場合(S405:YES)には、書込部114は、記憶領域A2の書込み位置に、圧縮辞書D2内で一致文字情報に対応付けられた圧縮符号を書き込む(S406)。続いて、制御部111は、書込み位置を更新し、バッファに格納された文字コード(または文字コード列)を削除(クリア)する(S407)。さらに、制御部111は、読出し位置が記憶領域A1にロードされたファイルF1の終端であるか否かを判定する(S408)。
読出し位置がファイルF1の終端でない場合(S408:NO)には、S401の手順に戻り、出部113は、読出し位置から文字コードを取得する。読出し位置がファイルF1の終端である場合(S408:YES)には、制御部111は、圧縮データ生成処理を終了する。
図10は、圧縮データ生成処理の処理手順例を示す。S405の処理で、圧縮辞書D2内に一致文字情報が存在しない場合(S405:NO)には、制御部111は、スペース記号で区切られた文字コード(または文字コード列)の末尾の文字コードが区切り記号であるか否かを判定する(S409)。すなわち、バッファに格納された文字コード列において、スペース記号の直前の文字コードが区切り記号を示すか否かが判定される。区切り記号であるか否かについて、図7のS302と同様の判定条件が用いられる。
S409の判定で、末尾が区切り記号である場合(S409:YES)には、制御部111は、バッファ内の末尾の区切り記号までの文字コード列のうち、末尾の区切り符号をスペース記号に置換した文字コード列を生成する(S410)。検索部112は、S410で生成した文字コード列について、圧縮辞書D2を検索する(S411)。制御部111は、S411の検索結果に基づいて、圧縮辞書D2に、S410で生成した文字コード列と一致する一致文字情報が存在するか否かを判定する(S412)。
一致文字情報が存在する場合(S412:YES)には、書込部114は、圧縮辞書D2内で一致文字情報と対応付けられた圧縮符号を記憶領域A2の書込み位置に書込む(S413)。制御部111は、書込部114の書込みに応じて、書込み位置を更新する。さらに、書込部114は、圧縮辞書D2において、制御記号と区切り記号の組み合わせに対応付けられた圧縮符号(制御符号)およびスペース記号と対応づけられた圧縮符号を、記憶領域A2の書込み位置に書き込む(S414)。制御部111は、書込部114の書込みに応じて、書込み位置を更新する。
一致文字情報が存在しない場合(S412:NO)または末尾の文字コードが区切り記号ではない場合(S409:NO)には、制御部111は、バッファ内の各文字コードに対して処理を行なう(S415〜S418)。制御部111は、各文字コードについて、検索部112に圧縮辞書D2を検索させ(S416)、検索の結果得られた圧縮符号を書込部114に書込み位置に書き込ませる(S417)。S416およびS417の処理が、バッファに格納された各文字コードに対して行なわれると、手順がS407に戻り、制御部111は、バッファに格納された文字コード列をクリアする。
上述の圧縮データ生成処理が終了すると、図5に示すS105に手順が戻る。制御部111は、記憶領域A2内に格納された圧縮データを用いて圧縮ファイルF2を生成し、記憶部15に格納する(S105)。圧縮ファイルF2は、例えば、ヘッダ、記憶領域A2内の圧縮データおよびトレーラ情報で構成される。ヘッダには、例えば、圧縮アルゴリズムを識別する識別情報や、ヘッダ、圧縮データおよびトレーラ情報それぞれのデータサイズなどの情報が含まれる。また、トレーラ情報には、例えば、統計テーブルT1または圧縮辞書D2に対応する伸張辞書D3が含まれる。伸張辞書D3は、図15に基づいて後述される。
S105の処理が終了すると、制御部111は、圧縮機能の呼出し先に圧縮処理が終了した旨の通知を行なう(S106)。S106の通知には、例えば、圧縮ファイルF2の格納先を示す情報が含まれる。S106の処理が終了すると、圧縮部11による圧縮処理が終了する。
図12は、伸張機能の処理手順例を示す。伸張機能が呼び出されると、制御部121は、伸張処理の前処理を実行する(S501)。伸張機能の呼出しは、伸張対象の圧縮ファイルF2の指定を含む。S501の前処理においては、制御部121は、記憶領域A3および記憶領域A4を確保し、統計テーブルT1を圧縮ファイルF2からロードし、さらに、伸張辞書D3の格納領域を確保する。
S501の処理が終了すると、制御部121は、圧縮ファイルF2を記憶領域A3にロードする(S502)。次に、制御部121は生成部14に伸張辞書を生成させる(S503)。
図13は、伸張辞書生成の処理手順例を示す。制御部141は、記憶領域A3にロードされた圧縮ファイルF2のトレーラ情報から統計テーブルT1を取得する(S601)。統計テーブルT1が取得されると、割当部142は、統計テーブルT1内の各文字情報に対して圧縮符号を割り当てる(S602)。S602の処理においては、S203と同様のアルゴリズムにより圧縮符号が割り当てられる。ソート部144は、圧縮符号が割り当てられた文字情報を、圧縮符号の値に応じてソートする(S603)。さらに、制御部141は、圧縮符号が割り当てられた各文字情報に対し、割り当てられた圧縮符号の符号長を関連付ける(S604)。
次に、複製部143は、文字情報に関連付けられた符号長に応じた数に、文字情報および符号長の情報を複製する(S605)。さらに、制御部141は、複製された情報を記憶部15に確保された伸張辞書D3の格納領域内の位置であって、圧縮符号に基づいたオフセット位置に格納する(S606)。S606の結果、伸張辞書D3が生成され、手順は図12のS504に移行する。
図15は、伸張辞書のデータ構造例を示す。伸張辞書D3は、伸張コード(文字情報)と符号長とを示す情報が、対応する圧縮符号に基づくオフセット位置に格納されるデータ構造を有している。図15の伸張辞書D3は、圧縮符号の最大の符号長が12ビットである場合を例示するものである。
伸張辞書D3は、可変長の符号化が行なわれた圧縮データから固定長のデータを読み出して、読み出した固定長のデータに対応する伸張コードを取り出す処理に用いられる。固定長のデータを読み出すことで、1ビットずつ符号の境目を判定するよりも伸張速度の高速化が図られる。12ビットよりも短い圧縮符号については余分に圧縮データからデータを読み出してしまうので、符号長に基づいて圧縮データからの読出し位置の調整が行なわれる。伸張辞書D3はこのような伸張処理に用いられる伸張辞書であるため、伸張コードおよび符号長が同じ情報が重複して登録される。
例えば、伸張辞書D3における制御記号[−△].に対応する圧縮符号c([−△].)は、「0001011」という7ビットのデータであるのに対し、圧縮データから12ビットのデータでまとめて読み出される。読み出した12ビットのうち前半の7ビットが「0001011」であれば、後半の5ビットがどのようなデータであっても制御記号[−△].という伸張コードが取得可能とする必要がある。そのため、後半の5ビットが取り得る値の全通りについて伸張コードおよび符号長を格納しておくことで、12ビットの固定長データのうちの後半5ビットがどのようなデータであっても、7ビットの可変長符号に対応する伸張コードなどの情報が取得される。制御記号[−△].の情報は、後半5ビットの全通り(「00000」〜「11111」)の数(32)に複製されて、圧縮符号が「0001011」に応じたオフセット位置(000101100000(0x160))に格納される。
記号列about△も、制御記号[−△].と同様に、圧縮符号の符号長に応じた数に複製され、圧縮符号に応じたオフセット位置に格納される。伸張辞書D3において、c(about△)は「0110101001」という10ビットのデータである。このため、記号列about△に対応する伸張コードおよび符号長の情報は、2の2乗(12−10=2であるため)通りに複製され、「011010100100(0x6A4)」というオフセット位置に格納される。
図14は、伸張データ生成処理の処理手順例を示す(S504)。伸張辞書D3が生成されると、制御部121は、圧縮ファイルF2に含まれる圧縮データに対応する伸張データを生成する処理を開始する。記憶領域A3からの読出し位置は圧縮ファイルF2の圧縮データの始点にセットされ、記憶領域A4への書込み位置は記憶領域A4内の所定の位置にセットされ、記憶領域A5(バッファ)はクリアされている。
読出部123は記憶領域A3の読出し位置から圧縮データを読み出す(S701)。圧縮データの読出しは、前述の通り固定長で行なわれる。検索部122は、読み出した固定長データに基づいて伸張辞書D3を参照する(S702)。S702の参照により得られた伸張コードは、記憶領域A5(バッファ)に格納される。続いて、記憶領域A5内の伸張コードが、制御記号および区切り記号の組み合わせであるか否か判定する(S703)。S703の処理は、例えば、伸張コードの先頭の文字コードが制御記号であるか否かに応じて判断されてもよい。
記憶領域A5内の伸張コードが制御記号および区切り記号の組み合わせでない場合(S703:NO)には、書込み部124は、S702で得られた伸張コードを記憶領域A4の書込み位置に書き込む(S704)。
記憶領域A5内の伸張コードが制御記号および区切り記号の組み合わせである場合(S703:YES)には、制御部121は、書込み位置の調整を行なう(S705)。S705において、制御部121は、記憶領域A4の書込み位置を文字コード1つ分戻す。S705に続いて、書込み部は、記憶領域A5に格納された区切り記号を記憶領域A4の書込み位置に書き込む(S706)。
S704またはS706の処理が行なわれると、制御部121は、記憶領域A3からの読出し位置を更新する(S707)。記憶領域A3からの読出し位置は、S702の参照により得られた符号長に基づいて更新される。読出し位置は、符号長の情報示されるビット数だけ進められる。さらに、制御部121は、記憶領域A4への書込み位置を更新する(S708)。記憶領域A4への書込み位置は、S702で読みだした伸張コードの長さ(伸張コード長)に基づいて更新される。S707およびS708の処理順序を入れ替えても構わない。
続いて、制御部121は、記憶領域A3からの読出し位置が、圧縮ファイルF2の圧縮データの終端であるか否かを判断する(S709)。記憶領域A3からの読出し位置が圧縮データの終端でない場合(S709:NO)には手順がS701に戻り、再度読出部123が圧縮データの読出しを行なう。記憶領域A3からの読出し位置が圧縮データの終端である場合(S709:YES)には、制御部121は伸張データ生成処理を終了し、手順がS505に移行する。
他の一例として、伸張辞書D3は、伸張コードおよび符号長に加えて、さらに伸張コード長を示す情報を含んでもよい。その場合は、例えば、制御部121は、S708の処理において、それぞれの伸張コードに対応付けられた伸張コード長に基づいて書込み位置を更新する。
さらに、他の一例として、伸張辞書D3は、伸張辞書の一例であり、同じ情報が重複して登録されていない伸張辞書が用いられてもよい。例えば、一般的なハフマン符号化の伸張辞書が用いられてもよい。その場合であっても、伸張辞書から伸張コードが取得された場合には、制御部121は、S703の判定を行ない、その判定結果に応じてS704か、S705およびS706かのいずれかの処理を行なう。
伸張データ生成処理が終了すると、制御部121は、記憶領域A4に格納された伸張データに基づいて伸張ファイルF3を生成し、生成した伸張ファイルF3を記憶部15に格納する(S505)。さらに、制御部121は、伸張機能の呼出し先に伸張処理が終了した旨の通知を行なう(S506)。S506の通知には、例えば、伸張ファイルF3の格納先を示す情報が含まれる。S506の処理が終了すると、伸張部12による伸張処理が終了する。
[構成の説明]
以下に、上述の圧縮処理や伸張処理を実施する構成について説明する。
図16は、コンピュータ1のハードウェア構成例を示す。コンピュータ1は、例えば、プロセッサ301、RAM(Random Access Memory)302、ROM(Read Only Memory)303、ドライブ装置304、記憶媒体305、入力インターフェース(I/F)306、入力デバイス307、出力インターフェース(I/F)308、出力デバイス309、通信インターフェース(I/F)310、SAN(Storage Area Network)インターフェース(I/F)311およびバス312などを含む。それぞれのハードウェアはバス312を介して接続されている。
RAM302は読み書き可能なメモリ装置であって、例えば、SRAM(Static RAM)やDRAM(Dynamic RAM)などの半導体メモリ、またはRAM以外にもフラッシュメモリなどが用いられてもよい。ROM303は、PROM(Programmable ROM)などでもよい。ドライブ装置304は、記憶媒体305に記録された情報の読み出しか書き込みかの少なくともいずれか一方を行なう装置である。記憶媒体305は、ドライブ装置304によって書き込まれた情報を記憶する。記憶媒体305は、例えば、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)などのフラッシュメモリ、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスクなどの記憶媒体である。また、例えば、コンピュータ1は、複数種類の記憶媒体それぞれについて、ドライブ装置304及び記憶媒体305を設ける。
入力インターフェース306は、入力デバイス307と接続されており、入力デバイス307から受信した入力信号をプロセッサ301に伝達する回路である。出力インターフェース308は、出力デバイス309と接続されており、出力デバイス309に、プロセッサ301の指示に応じた出力を実行させる回路である。通信インターフェース310はネットワーク3を介した通信の制御を行なう回路である。通信インターフェース310は、例えばネットワークインターフェースカード(NIC)などである。SANインターフェース311は、ストレージエリアネットワーク4によりコンピュータ1と接続された記憶装置との通信の制御を行なう回路である。SANインターフェース311は、例えばホストバスアダプタ(HBA)などである。
入力デバイス307は、操作に応じて入力信号を送信する装置である。入力デバイスは、例えば、キーボードやコンピュータ1の本体に取り付けられたボタンなどのキー装置や、マウスやタッチパネルなどのポインティングデバイスである。出力デバイス309は、コンピュータ1の制御に応じて情報を出力する装置である。出力デバイス309は、例えば、ディスプレイなどの画像出力装置(表示デバイス)や、スピーカーなどの音声出力装置などである。また、例えば、タッチスクリーンなどの入出力装置が、入力デバイス307及び出力デバイス309として用いられる。また、入力デバイス307及び出力デバイス309は、コンピュータ1と一体になっていてもよいし、コンピュータ1に含まれず、例えば、コンピュータ1に外部から有線または無線で接続する装置であってもよい。
例えば、プロセッサ301は、ROM303や記憶媒体305に記憶されたプログラムをRAM302に読み出し、読み出されたプログラムの手順に従って圧縮部11、伸張部12、生成部13および生成部14の少なくとも1つの処理を行なう。その際にRAM302はプロセッサ301のワークエリアとして用いられる。記憶部15の機能は、ROM303および記憶媒体305がプログラムファイル(後述のアプリケーションプログラム24、ミドルウェア23およびOS22など)やデータファイル(ファイルF1、圧縮ファイルF2および伸張ファイルF3など)を記憶し、RAM302がプロセッサ301のワークエリアとして用いられることによって実現される。プロセッサ301が読み出すプログラムについては、図17を用いて説明する。
図17は、コンピュータ1で動作するプログラム構成例を示す。アプリケーションプログラム24またはミドルウェア23は、本実施形態の圧縮機能または伸張機能の処理手順が定められたプログラムである。もしくは、アプリケーションプログラム24またはミドルウェア23は、本実施形態の圧縮辞書生成または伸張辞書生成の処理手順が定められたプログラムである。
圧縮機能の処理手順が定められた圧縮プログラムと、伸張機能の処理手順が定められた伸張プログラムとが一体のプログラムでもよいし、別体のプログラムでもよい。さらに、圧縮辞書生成の手順が定められた圧縮辞書生成プログラムは、圧縮プログラムに含まれてもよいし、圧縮プログラムにより呼び出される別体のプログラムでもよい。また、伸張辞書生成の手順が定められた伸張辞書生成プログラムは、伸張プログラムに含まれてもよいし、伸張プログラムにより読み出される別体のプログラムでもよい。もしくはOS(オペレーティング・システム)22の一機能として、本実施形態の圧縮機能および伸張機能の少なくとも一方が提供されてもよい。
例えば、上述の圧縮機能および伸張機能の少なくとも一方、圧縮プログラム、伸張プログラム、圧縮辞書生成プログラムならびに伸張辞書生成プログラムの少なくとも1つは、記憶媒体に記憶される。例えば、その記憶媒体がドライブ装置304により読み取られ、インストールされることにより記憶媒体に記憶されたプログラムが実行可能な状態になる。インストールされたプログラムに定められた処理手順の各々は、OS22に基づいてハードウェア群21(301〜312)が制御されることにより実行される。
図4に示すコンピュータ1に含まれる各機能ブロックの機能は、プロセッサ301が、圧縮プログラムまたは伸張プログラムを実行することにより提供される。図5、図6、図7、図9および図10に示される処理手順がプロセッサ301に実行されることにより圧縮部11および生成部13内に含まれる各機能ブロックの機能が提供される。また、図12、図13および図14に示される処理手順がプロセッサ301に実行されることにより伸張部12および生成部14内に含まれる各機能ブロックの機能が提供される。
例えば、圧縮部11内の機能ブロックは、以下のようにハードウェア群21を用いて実行される。制御部111の機能は、プロセッサ301が、RAM302内へのアクセス(記憶領域の確保、ファイルのロードなど)を行ない、また、レジスタ内で処理ステータス(読出し位置や書込み位置など)を管理し、レジスタ内に保持された情報との合致判定を行なうことにより提供される。読出部113の機能は、プロセッサ301がレジスタ内の処理ステータスに応じてRAM302にアクセスすることにより提供される。検索部112の機能は、プロセッサ301がRAM302にアクセスし、アクセス結果に基づく照合判定を行なうことにより提供される。書込部114の機能は、プロセッサ301がレジスタ内の処理ステータスに応じてRAM302にアクセスすることにより提供される。
例えば、伸張部12内の機能ブロックは、以下のようにハードウェア群21を用いて実行される。制御部121の機能は、プロセッサ301が、RAM302内へのアクセス(記憶領域の確保、ファイルのロードなど)を行ない、レジスタ内で処理ステータス(読出し位置や書込み位置など)を管理し、レジスタ内に保持された情報との合致判定を行なうことにより提供される。また、読出部123の機能は、プロセッサ301がレジスタ内の処理ステータスに応じてRAM302にアクセスすることにより提供される。検索部122の機能は、プロセッサ301がRAM302にアクセスし、アクセス結果に基づく照合判定を行なうことにより提供される。書込部124の機能は、プロセッサ301がレジスタ内の処理ステータスに応じてRAM302にアクセスすることにより提供される。
例えば、生成部13内の機能ブロックは、以下のようにハードウェア群21を用いて実行される。制御部131の機能は、プロセッサ301がRAM302の領域管理およびRAM302へのアクセスを行ない、さらに、プロセッサ301がルーチンの処理結果に応じたルーチンの呼出しを行なうことにより提供される。統計部132の機能は、プロセッサ301によるRAM302へのアクセス処理およびアクセス処理の結果に応じた演算処理により提供される。ソート部134の機能は、プロセッサ301によるRAM302へのアクセスとアクセス結果に応じた演算処理により提供される。割当部133の機能は、プロセッサ301がRAM302へのアクセスに基づく演算処理を行なうことにより提供される。
例えば、生成部14内の機能ブロックは、以下のようにハードウェア群21を用いて実行される。制御部141の機能は、プロセッサ301がRAM302の領域管理およびRAM302へのアクセスを行ない、さらに、プロセッサ301がルーチンの処理結果に応じたルーチンの呼出しを行なうことにより提供される。複製部143の機能は、プロセッサ301によるRAM302へのアクセス処理により提供される。ソート部144の機能は、プロセッサ301によるRAM302へのアクセスとアクセス結果に応じた演算処理により提供される。割当部142の機能は、プロセッサ301がRAM302へのアクセスに基づく演算処理を行なうことにより提供される。
本実施形態によれば、記号列とスペース記号とに対し、1つの圧縮符号を割り当てるため、圧縮符号数が抑制される。そのため、圧縮符号の書込みに要するメモリアクセス回数が抑制される。また、圧縮率が向上するため、圧縮ファイルを格納する際のI/Oの回数も抑制される。
図18は、コンピュータ1を用いたシステム構成例を示す。図18に例示する情報処理システムは、基地局2、ネットワーク3、コンピュータ1aおよびコンピュータ1bを含む。コンピュータ1aは、無線または有線の少なくとも一方により、コンピュータ1bと接続されたネットワーク3に接続している。図4に示す圧縮部11、伸張部12、生成部13および生成部14が、コンピュータ1aのみに含まれてもよいし、コンピュータ1aおよびコンピュータ1bの双方に含まれてもよい。コンピュータ1aが圧縮部11および生成部13を含み、コンピュータ1bが伸張部12および生成部14を含んでもよいし、それとは逆に、コンピュータ1bが圧縮部11および生成部13を含み、コンピュータ1aが伸張部12および生成部14を含んでもよい。
例えば、コンピュータ1aで生成された圧縮ファイルF2がネットワーク3を介した通信によりコンピュータ1bに送信され、コンピュータ1bにより圧縮ファイルF2が伸張されて伸張ファイルF3が生成される。圧縮ファイルF2は無線で基地局2に送信され、基地局2からコンピュータ1bに送信されてもよい。
本実施形態の圧縮機能や伸張機能によれば圧縮率が向上するので、通信される圧縮データの量が削減される。それにより通信処理に対する図18に例示されるシステムのハードウェアリソースの使用が抑制される。
図19は、コンピュータ1を用いたシステム構成例を示す。図19に例示する情報処理システムは、コンピュータ1、ネットワーク3、クライアント装置6、ストレージエリアネットワーク(SAN)4およびストレージ装置5を含む。例えば、コンピュータ1は、クライアント装置6からの要求に応じた情報処理を行なう。情報処理対象のデータは、例えばストレージ装置5に圧縮されて記憶されている。コンピュータ1は、クライアント装置6から要求を受けた場合に、圧縮されてストレージ装置5に記憶された情報処理対象のデータを取得して伸張する。コンピュータ1は、伸張したデータに対してクライアント装置6から要求された情報処理を実行し、さらに、情報処理後のデータを圧縮し、ストレージ装置5に格納する。情報処理は、例えば、ストレージ装置5に記憶されたデータの更新処理や、ストレージ装置5に記憶されたデータの分析・解析処理などである。
図19に例示されるシステムにおいては、圧縮処理や伸張処理の度に圧縮辞書や伸張辞書を生成しなくても、一度作成した圧縮辞書や伸張辞書を保持しておき、その圧縮辞書や伸張辞書に基づいて圧縮処理または伸張処理が実行されてもよい。その場合、図5のS103の処理や図12のS503の処理は、単に保持されている圧縮辞書や伸張辞書をロードするのみでもよい。
図19に例示するシステムでは、情報処理の要求を受けるたびにデータの伸張が行なわれる。伸張処理に時間がかかると要求に対する応答までの時間も増大してしまう。本実施形態の圧縮機能により圧縮率が向上すると、圧縮データをストレージ装置5から読み出すI/O回数が削減される。また、圧縮符号数が少ないので伸張処理にかかるメモリアクセスの回数が抑制される。また、圧縮ファイルF2のロードに確保される記憶領域も少なく抑えられる。
[変形例の説明]
以下、上述の実施形態における変形例の一部を説明する。
圧縮処理の対象は、ファイル以外にも、システムから出力される監視メッセージなどでもよい。例えば、バッファに順次格納される監視メッセージを上述の圧縮処理により圧縮し、ログファイルとして格納するなどの処理が行なわれる。また、例えば、データベース内のページ単位に圧縮が行なわれてもよいし、複数のページをまとめた単位で圧縮が行なわれてもよい。また、圧縮辞書は複数の監視メッセージに対して共通の圧縮辞書が用いられてもよいし、複数のページに対して共通の圧縮辞書が用いられてもよい。
文書データにおいて、スペース記号が多く用いられるが、その他の区切り記号も用いられる。圧縮辞書D2を用いた場合、区切り記号が付された記号列、区切り記号およびスペース記号を、記号列とスペース記号の組み合わせに対応する圧縮符号と、制御記号および区切り記号に対応する圧縮符号と、スペース記号に対応する圧縮符号の3つの圧縮符号が用いられる。しかし、スペース記号以外の区切り記号が用いられる際には、その区切り記号に後続してスペース記号が用いられることが多い。制御記号、区切り記号(スペース記号以外)およびスペース記号の組み合わせに対して圧縮符号を割り当てた圧縮辞書D4が圧縮辞書D2の代わりに用いられてもよい。
図20は、圧縮辞書のデータ構造例を示す。圧縮辞書D4には、制御記号と区切り記号(スペース記号以外)との組み合わせが登録されている。一方、図20に示す圧縮辞書D4には、制御記号、区切り記号(スペース記号以外)およびスペース記号の組み合わせが登録されている。図7のS306の制御記号カウント処理において、スペース記号以外の区切り記号にスペース記号が後続するかを確認し、スペース記号が後続する場合には制御記号、区切り記号(スペース記号以外)およびスペース記号の組み合わせが登録されれば、図20の圧縮辞書D4が生成される。
図21は、伸張辞書のデータ構造例を示す。図21においても、制御記号、区切り記号(スペース記号以外)およびスペース記号の組み合わせが登録されている。図20で説明した手順に則って統計テーブルT1が生成されると、その統計テーブルに従って伸張辞書D5が生成される。伸張辞書D5は伸張辞書D3の代わりに用いられる。
文書データにおいては、文書データを構成する要素である単語などの言語単位の境目がスペース記号で示される。一方、csv(comma−separated values)形式のデータにおいては、データ列に含まれるカンマにより、csv形式のデータを構成する要素であるフィールドの区切りが示される。上述の圧縮アルゴリズムがcsv形式のファイルに用いられた場合にも、カンマに対応する圧縮符号がデータ間に繰り返し用いられるため、圧縮率が向上しにくい。
図22は、csv形式のデータ構造の例を示す。図22に例示されるcsv形式のデータE1は、各行に6つのフィールドを含むデータであり、それぞれのフィールドのタイトルがヘッダ行(出願番号,出願日,発明者,国名,ルート,発明の名称)に示される。各行の区切りは改行コードにより示される。また、データE1内の発明者フィールドのデータは、発明者の姓および名が示され、姓と名との間がスペース記号で区切られている。
図23は、圧縮辞書のデータ構造例を示す。図23に示される圧縮辞書D6には、記号列およびカンマの組み合わせが登録される。例えば、「INDEX,」や「INFORMATION,」などのように単語にカンマが付された文字情報が登録される。文字情報の末尾にカンマが含まれる文字情報を登録する圧縮辞書D6を用いる一方で、データE1内に単語の後にカンマ以外の区切り記号が存在するため、直前のカンマ記号を削除する制御記号[−,]が用いられる。例えば、圧縮辞書D6には、制御記号[−,]とスペース記号△との組み合わせが登録される。また、例えば、圧縮辞書D6には、制御記号[−,]と改行コード(改行コードは[改行]と図示される)との組み合わせが登録される。圧縮辞書D6には、登録された文字情報のそれぞれに対応する圧縮符号が、文字情報と対応付けられて格納される。
図24は、伸張辞書のデータ構造例を示す。図24に示される伸張辞書D7に、圧縮辞書D6に登録された各文字情報が、対応する圧縮符号に応じたオフセット位置に、対応する圧縮符号の符号長に応じた数に複製されて格納されている。圧縮符号の符号長を示す情報も各文字情報に対応付けて伸張辞書D7に格納されている。
csv形式のデータにおいては、カンマでデータの各要素が区切られるが、行の境目においては改行コードが用いられる。そのため、例えば、制御記号[−,]と改行コードとの組み合わせは、出現回数が多くなり、圧縮符号の符号長が短くなる傾向にある。
また、フィールド内に複数の単語が含まれる場合に、スペース記号が含まれる場合がある。例えば、図22に示すデータE1の発明者フィールドのデータは「KATAOKA△MASAHIRO,」であるが、このデータに対応する圧縮符号は、c(KATAOKA,)c([−,]△)c(MASAHIRO,)となる。
csv形式のデータを扱う場合には、図7のS304の判定において、区切り記号がカンマであるか否かが判定される。さらに、図9のS403の判定において、S401で読みだした文字コードがカンマであるか否かが判定される。また、図10のS410の処理では、末尾の区切り記号をカンマに置換した文字情報が生成される。
一方、伸張処理においては、制御記号がカンマ以外の区切り記号の箇所に存在するように圧縮データが生成されているので、図14の処理手順で処理可能である。
また、上述の実施形態において、直前のスペース記号の削除を示す制御記号[−△]や直前のカンマの削除を示す制御記号[−,]と説明したが、単に読出し位置を文字コード分(1byte)戻すことを示す制御記号が用いられてもよい。その場合、記号列圧縮辞書D12と同様の記号列に対応する圧縮辞書が、複数種類の区切り記号に対して設けられてもよい。例えば、単語およびスペース記号の組み合わせに対応する記号列圧縮辞書と、カ単語およびカンマの組み合わせに対応する記号列圧縮辞書との双方が用いられる。あ
また、上述の実施形態において、単語などの記号列と、その直前に存在するスペース記号などの区切り記号の組み合わせを圧縮辞書に登録することとしてもよい。その場合には、例えば、後続するスペース記号を削除する旨の制御記号が用いられる。
上述の変形例のみでなく、本発明の本旨を逸脱しない範囲の設計変更は適宜行われうる。
1 コンピュータ
1a コンピュータ
1b コンピュータ
2 基地局
3 ネットワーク
4 ストレージエリアネットワーク
5 ストレージ装置
6 クライアント装置
11 圧縮部
12 伸張部
13 生成部
14 生成部
15 記憶部

Claims (6)

  1. 入力データを構成する複数の要素のうちの1つである第1の要素と、前記複数の要素それぞれを区切る区切り記号であって、前記第1の要素と前記入力データにおいて連続する第1の区切り記号と、の組み合わせに対応する第1の圧縮符号を、前記第1の要素と前記第1の区切り記号との組み合わせに対応付けて記憶する記憶部と、
    前記入力データからの連続する前記第1の要素および前記第1の区切り記号の読み出しに応じ、前記記憶部から前記第1の圧縮符号を取得する取得部と、
    前記第1の圧縮符号を、前記入力データの圧縮データを格納する格納領域に書き込む書込部と、
    を含むことを特徴とする圧縮装置。
  2. 前記記憶部は、前記第1の区切り記号を取り消す指示を示す制御記号と、前記複数の要素それぞれを区切る区切り記号であって、前記第1の区切り記号と異なる第2の区切り記号と、の組み合わせに対応する第2の制御符号を、前記第2の区切り記号と対応付けて記憶し、
    前記取得部は、前記入力データからの連続する前記第1の要素および前記第2の区切り記号の読み出しに応じ、前記記憶部から前記第1の圧縮符号および前記第2の制御符号を取得し、
    前記書込部は、前記第2の制御符号を、前記格納領域の前記第1の圧縮符号に連続する位置に書き込む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮装置。
  3. コンピュータに、
    入力データを構成する複数の要素のうちの1つである第1の要素と、前記複数の要素それぞれを区切る区切り記号であって、前記第1の要素と前記入力データにおいて連続する第1の区切り記号と、の組み合わせに対応する第1の圧縮符号を、前記第1の要素と前記第1の区切り記号との組み合わせに対応付けて記憶する記憶装置から、前記入力データからの連続する前記第1の要素および前記第1の区切り記号の読み出しに応じ、前記第1の圧縮符号を取得し、
    前記第1の圧縮符号を、前記入力データの圧縮データを格納する格納領域に書き込む、
    ことを実行させることを特徴とする圧縮方法。
  4. コンピュータに、
    入力データを構成する複数の要素のうちの1つである第1の要素と、前記複数の要素それぞれを区切る区切り記号であって、前記第1の要素と前記入力データにおいて連続する第1の区切り記号と、の組み合わせに対応する第1の圧縮符号を、前記第1の要素と前記第1の区切り記号との組み合わせに対応付けて記憶する記憶装置から、前記入力データからの連続する前記第1の要素および前記第1の区切り記号の読み出しに応じ、前記第1の圧縮符号を取得し、
    前記第1の圧縮符号を、前記入力データの圧縮データを格納する格納領域に書き込む、
    処理を実行させることを特徴とする圧縮プログラムを格納する記録媒体。
  5. データを構成する要素のうちの1つである第1の要素と、前記データにおいて前記要素間の区切りを示す第1の区切り記号との組み合わせを、1つの圧縮符号と対応付けて記憶する記憶部と、
    前記データを圧縮して得られる圧縮データから読み出された前記圧縮符号に対応する前記組み合わせを、前記記憶部から取得する取得部と、
    取得した前記組み合わせに含まれる前記第1の要素及び前記第1の区切り記号の双方を、前記圧縮データを伸張して得られる伸張データの格納領域に書き込む書込部と、
    を含み、
    前記記憶部は、さらに、前記第1の区切り記号を取り消す指示を示す制御記号と、前記データにおいて前記要素間の区切りを示す区切り記号であって前記第1の区切り記号と種類が異なる第2の区切り記号との組み合わせを、前記圧縮符号と異なる他の圧縮符号と対応付けて記憶し、
    前記取得部は、前記圧縮データから前記圧縮符号に後続する前記他の圧縮符号を読み出した場合に、前記第1の要素および前記第1の区切り記号に続いて、さらに前記制御記号および前記第2の区切り記号を前記記憶部から取得し、
    前記書込部は、さらに、前記制御記号および前記第2の区切り記号を取得すると、取得した前記第2の区切り記号を、前記格納領域内の前記第1の区切り記号の格納位置に書き込むことを特徴とする伸張装置。
  6. 前記他の圧縮符号に対応づけられる組み合わせに、前記制御記号および前記第2の区切り記号に加えて、前記第1の区切り号が含まれる、
    ことを特徴とする請求項に記載の伸張装置。
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