以下の説明および関連する図面において、様々な態様および実施形態が記載される。本明細書に記載される様々な態様および実施形態の範囲から逸脱することなく、代替的な態様および実施形態を考案することができる。加えて、それらの関連する詳細を不明瞭にしないように、本明細書に記載される態様および実施形態のよく知られている要素は、詳細に記載されないか、または省略される。
「例示的」および/または「例」という言葉は、本明細書では「例、事例、または例示として働くこと」を意味するために使用される。「例示的」および/または「例」として本明細書に記載される任意の態様および/または実施形態は、他の態様および/または実施形態と比べて好ましいか、または有利であると必ずしも解釈されるべきではない。同様に、「態様」および/または「実施形態」などの用語は、すべての態様および/または実施形態が、説明される特徴、利点、または動作モードを含むことを必要としない。さらに、本明細書で使用する「グループ通信」、「プッシュツートーク」という用語、および/または他の同様の変形形態は、2つ以上のデバイス間のサーバ調停されたサービスを指すものである。
本明細書で使用する用語は、特定の態様および/または実施形態のみを記載するためであり、いかなる記載される態様および/または実施形態も限定するものではない。本明細書で使用する単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が別段に明確に指示しない限り、複数形も含むものとする。「含む(comprises)」、「含んでいる(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含んでいる(including)」という用語は、本明細書で使用されると、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を明示するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除しないことを、当業者はさらに理解されよう。
さらに、多くの態様および/または実施形態が、たとえばコンピュータデバイスの要素によって実行されるべきアクションの観点から記載される場合がある。本明細書に記載される様々なアクションは、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC)もしくは別の適切な回路)、1つもしくは複数のプロセッサによって実行されているプログラム命令、またはそれらの組合せによって実行され得ることを、当業者は認識されよう。加えて、本明細書に記載されるアクションは、実行時に、本明細書に記載される機能を関連するプロセッサに実行させるコンピュータ命令の対応するセットをその中に記憶した、任意の形式のコンピュータ可読記憶媒体内で完全に具現化されるものと見なすことができる。したがって、本明細書に記載される様々な態様および実施形態は、特許請求される主題の範囲内にすべて入るように企図されている、様々な形式で具現化される場合がある。加えて、本明細書に記載される態様および/または実施形態ごとに、任意のそのような態様および/または実施形態の対応する形式は、たとえば、記載されるアクションを実行する「ように構成された論理」として本明細書に記載される場合がある。
本明細書に記載される技法は、CDMAシステム、TDMAシステム、FDMAシステム、OFDMAシステム、およびSC-FDMAシステムなどの、様々なセルラー通信システムに使用される場合がある。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)、CDMA2000などの無線技術を実装することができる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形形態を含む。CDMA2000は、IS-2000規格、IS-95規格、およびIS-856規格をカバーする。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装することができる。OFDMAシステムは、発展型UTRA(E-UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDM(登録商標)などの無線技術を実装することができる。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、ダウンリンクにOFDMAを採用し、アップリンクにSC-FDMAを採用する、E-UTRAを使用するUMTSのリリースであり、UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、およびGSM(登録商標)は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。明確にするために、本技法のいくつかの態様がLTEに関して以下に記載され、以下の説明の大部分でLTE用語が使用される。
図1は、LTEシステムまたは他の適切なアクセスネットワークであり得るセルラー通信システム100を示す。セルラー通信システム100は、いくつかのノードBおよび他のネットワークエンティティを含む場合がある。簡単にするために、(それらのいずれもノードB110と呼ばれる場合もある)3つのノードB110a、110b、および110cのみが図1に示されている。任意の特定のノードB110は、ユーザ機器(UE)120と通信するために使用される固定局であり得るし、発展型ノードB(eNB)、基地局、アクセスポイントなどと呼ばれる場合もある。各ノードB110は、特定の地理的エリア102のための通信カバレージを提供する。システム容量を改善するために、ノードB110の全体的なカバレージエリアは、複数のより小さいエリア(たとえば、3つのより小さいエリア104a、104b、および104c)に区分化される場合がある。各々のより小さいエリアは、特定のノードB110に関連付けられたそれぞれのシステムによってサービスされる場合がある。3GPPでは、「セル」という用語が、このカバレージエリアをサービスするノードB110および/またはそれに関連付けられたサブシステムの最小カバレージエリアを指すことができる。他のシステムでは、「セクタ」という用語が、このカバレージエリアをサービスする基地局および/または基地局サブシステムの最小カバレージエリアを指すことができる。明確にするために、以下に提供される説明では、セルの3GPP概念が使用される。
図1に示された例では、各ノードB110は、異なる地理的エリアをカバーする3つのセルを有する。簡単にするために、図1は互いに重複しないセルを示している。実際の配置では、隣接するセルは、通常、エッジにおいて互いに重複し、それにより、UE120がシステムを動き回るときにUE120がどの位置でも1つまたは複数のセルからカバレージを受けることが可能になり得る。
UE120はシステム全体にわたって分散される場合があり、各UE120は固定またはモバイルであり得る。UE120は、移動局、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局などと呼ばれる場合もある。UE120は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォンなどであり得る。UE120は、ダウンリンクおよびアップリンク上の送信を介してノードB110と通信することができる。ダウンリンク(または順方向リンク)は、ノードB110からUE120への通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)は、UE120からノードB110への通信リンクを指す。図1において、両矢印の実線は、ノードB110とUE120との間の双方向通信を示す。片矢印の破線は、UE120が(たとえば、ブロードキャストサービスおよび/またはマルチキャストサービスのために)ノードB110からダウンリンク信号を受信していることを示す。「UE」および「ユーザ」という用語は、本明細書では互換的に使用される。
ネットワークコントローラ130は、複数のノードB110に結合して、ネットワークコントローラ130の制御下のノードB110に対する調整および制御を実現し、ネットワークコントローラ130の制御下でノードB110によってサービスされる端末用のデータをルーティングすることができる。図1に示された通信システム100は、図1に示されていない他のネットワークエンティティを含む場合もある。さらに、図示されたように、ネットワークコントローラ130は、通信システム100を介してUE120にグループ通信サービスを提供するために、アプリケーションサーバ150に動作可能に結合される場合がある。UE120とサーバ(たとえば、アプリケーションサーバ150)との間の通信を容易にするために使用され得る多くの他のネットワークエンティティおよびシステムエンティティ、ならびにアクセスネットワークの外部の情報が存在する場合があることを、当業者は諒解されよう。したがって、様々な実施形態は、様々な図の中で詳述される特定の構成または要素に限定されない。
図2は、図1に示された通信システム100においてダウンリンクに使用され得る例示的な送信構造200を示す。図2を参照すると、送信タイムラインは、無線フレームの単位に区分化される場合がある。各無線フレームは、所定の持続時間(たとえば、10ミリ秒)を有する場合があり、10個のサブフレームに区分化される場合がある。各サブフレームは2つのスロットを含む場合があり、各スロットは、固定された数または構成可能な数のシンボル期間(たとえば、6つまたは7つのシンボル期間)を含む場合がある。
システム帯域幅は、直交周波数分割多重化(OFDM)を用いて複数(K個)のサブキャリアに区分化される場合がある。利用可能な時間周波数リソースは、リソースブロックに分割される場合がある。各リソースブロックは、1つのスロットにQ個のサブキャリアを含む場合があり、ここで、Qは12または何らかの他の値に等しい場合がある。利用可能なリソースブロックは、データ、オーバーヘッド情報、パイロットなどを送るために使用される場合がある。
システムは、複数のUE向けの発展型マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(eMBMS)、ならびに個々のUE向けのユニキャストサービスをサポートすることができる。eMBMS用のサービスは、eMBMSサービスまたはeMBMSフローと呼ばれる場合があり、ブロードキャストサービス/フローまたはマルチキャストサービス/フローであり得る。
LTEでは、データおよびオーバーヘッド情報は、無線リンク制御(RLC)レイヤにおいて論理チャネルとして処理される。論理チャネルは、媒体アクセス制御(MAC)レイヤにおいてトランスポートチャネルにマッピングされる。トランスポートチャネルは、物理レイヤ(PHY)において物理チャネルにマッピングされる。Table 1(表1)は、LTEにおいて使用される、(「L」と表記された)いくつかの論理チャネルと、(「T」と表記された)トランスポートチャネルと、(「P」と表記された)物理チャネルとを列挙し、チャネルごとに短い説明を提供する。
Table 1(表1)に示されたように、異なるチャネル上で異なるタイプのオーバーヘッド情報が送られる場合がある。Table 2(表2)は、いくつかのタイプのオーバーヘッド情報を列挙し、タイプごとに短い説明を提供する。Table 2(表2)はまた、1つの設計に従って、各タイプのオーバーヘッド情報が送られ得るチャネルを与える。
異なるタイプのオーバーヘッド情報は、他の名前で呼ばれる場合もある。スケジューリング情報および制御情報は動的であり得るが、システム情報および構成情報は半静的であり得る。
システムは、マルチセルモードおよびシングルセルモードを含む場合がある、eMBMS用の複数の動作モードをサポートすることができる。マルチセルモードは以下の特性を有することができる。
・ブロードキャストサービスまたはマルチキャストサービス用のコンテンツを、複数のセル上で同期して送信することができる。
・ブロードキャストサービスおよびマルチキャストサービス用の無線リソースが、ノードBの上に論理的に配置され得るMBMS協調エンティティ(MCE)によって割り振られる。
・ブロードキャストサービスおよびマルチキャストサービス用のコンテンツが、ノードBにおいてMCH上にマッピングされる。
・ブロードキャストサービス、マルチキャストサービス、およびユニキャストサービス用のデータの(たとえば、サブフレームレベルにおける)時分割多重化。
シングルセルモードは以下の特性を有することができる。
・各セルが、他のセルとの同期なしにブロードキャストサービスおよびマルチキャストサービス用のコンテンツを送信する。
・ブロードキャストサービスおよびマルチキャストサービス用の無線リソースが、ノードBによって割り振られる。
・ブロードキャストサービスおよびマルチキャストサービス用のコンテンツが、DL-SCH上にマッピングされる。
・ブロードキャストサービス、マルチキャストサービス、およびユニキャストサービス用のデータが、DL-SCHの構造によって可能にされる任意の方式で多重化される場合がある。
一般に、eMBMSサービスは、マルチセルモード、シングルセルモード、および/または他のモードでサポートされる場合がある。マルチセルモードは、受信性能を改善するために、複数のセルから受信された信号をUEが合成することを可能にする場合がある、eMBMSマルチキャスト/ブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)送信に使用される場合がある。
図3Aは、マルチセルモードにおけるM個のセル1〜MによるeMBMSサービスおよびユニキャストサービスの例示的な送信を示し、ここで、Mは任意の整数値であり得る。各セルについて、垂直軸は時間を表すことができ、水平軸は周波数を表すことができる。以下の説明の大部分について想定されるeMBMSの1つの設計では、セルごとの送信タイムラインは、サブフレームの時間単位に区分化される場合がある。eMBMSの他の設計では、セルごとの送信タイムラインは、他の持続時間の時間単位に区分化される場合がある。一般に、時間単位は、サブフレーム、スロット、シンボル期間、複数のシンボル期間、複数のスロット、複数のサブフレームなどに対応する場合がある。
図3Aに示された例では、M個のセルは、3つのeMBMSサービス1、2、および3を送信する。すべてのM個のセルは、サブフレーム1および3においてeMBMSサービス1を送信し、サブフレーム4においてeMBMSサービス2を送信し、サブフレーム7および8においてeMBMSサービス3を送信する。M個のセルは、3つのeMBMSサービスの各々について同じコンテンツを送信する。各セルは、サブフレーム2、5、および6においてそれ自体のユニキャストサービスを送信することができる。M個のセルは、それらのユニキャストサービスについて異なるコンテンツを送信することができる。
図3Bは、シングルセルモードにおけるM個のセルによるeMBMSサービスおよびユニキャストサービスの例示的な送信を示す。各セルについて、水平軸は時間を表すことができ、垂直軸は周波数を表すことができる。図3Bに示された例では、M個のセルは、3つのeMBMSサービス1、2、および3を送信する。セル1は、1つの時間周波数ブロック310においてeMBMSサービス1を送信し、時間周波数ブロック312および314においてeMBMSサービス2を送信し、1つの時間周波数ブロック316においてeMBMSサービス3を送信する。同様に、他のセルは、図3Bに示されたようにサービス1、2、および3を送信する。
一般に、eMBMSサービスは任意の数の時間周波数ブロックにおいて送ることができる。サブフレームの数は、送るべきデータの量、および場合によっては他の要因に依存する場合がある。M個のセルは、図3Bに示されたように、時間および周波数において整合されない場合がある時間周波数ブロックにおいて、3つのeMBMSサービス1、2、および3を送信することができる。さらに、M個のセルは、3つのeMBMSサービスについて同じまたは異なるコンテンツを送信することができる。各セルは、3つのeMBMSサービスに使用されない残りの時間周波数リソースにおいて、それ自体のユニキャストサービスを送信することができる。M個のセルは、それらのユニキャストサービスについて異なるコンテンツを送信することができる。
図3Aおよび図3Bは、マルチセルモードおよびシングルセルモードにおいてeMBMSサービスを送信する例示的な設計を示している。しかしながら、マルチセルモードおよびシングルセルモードにおいて、eMBMSサービスが時分割多重化(TDM)および/または他の機構を使用して送信される場合もあることを、当業者は諒解されよう。
上記に示されたように、eMBMSサービスは、グループにマルチキャストデータを配信するために使用され得るし、プッシュツートーク(PTT)呼または他のグループ呼に有用である可能性がある。eMBMS上の従来のアプリケーションは、別個のサービス告知および発見機構を有する。さらに、あらかじめ確立されたeMBMSフロー上の通信は、エアインターフェース上でさえ常時オンである。呼または通信が進行中ではないときにUEをスリープにするために、電力節約機構を適用しなければならず、これは、通常、ユニキャストまたはマルチキャストのユーザプレーンデータ上の帯域外サービス告知を使用して実現される。代替として、UEをスリープにするために、アプリケーションレイヤページングチャネル機構が使用される場合がある。アプリケーションレイヤページング機構はアクティブのままでなければならないので、アプリケーションレイヤページング機構は、アプリケーションレイヤページング機構がない場合に、場合によってはアイドルである可能性があるマルチキャストサブフレーム上の帯域幅を消費する場合がある。加えて、マルチキャストサブフレームは、アプリケーションレイヤページングを使用している間はアクティブであるので、サブフレーム内のリソースブロックの残りは、ユニキャストトラフィックに使用することができない。したがって、合計5MHzの帯域幅は、たとえば、アプリケーションレイヤページングがいかなる他のデータもなしにスケジューリングされるとき、サブフレームのために消費される。
図4を参照すると、システム情報が無線リソース制御(RRC)によって提供され、マスタ情報ブロック(MIB)およびシステム情報ブロック(SIB)の中に構築される。図1〜図4を参照すると、MIB402は固定された位置時間スロットにおいて送信され、DL-SCH上にスケジューリングされたSIBタイプ1(SIB1)メッセージ404を配置する際にUE120を支援するパラメータ(たとえば、DL帯域幅およびシステムフレーム番号)を含む。SIB1メッセージ404は、他のシステム情報をスケジューリングすることに関する情報、およびセルへのアクセスに関する情報を含んでいる。他のSIBは、システム情報メッセージ内で多重化される。SIBタイプ2(SIB2)メッセージ406は、すべてのUE120に共通のリソース構成情報、およびアクセス禁止に関する情報を含んでいる。発展型ユニバーサル地上波RAN(E-UTRAN)400は、SIB2メッセージ406内のアクセスクラス禁止パラメータをブロードキャストすることによってユーザアクセスを制御し、UE120は、そのユニバーサル加入者識別モジュール(USIM)内のアクセスクラスに従ってアクションを実行する。
アクセスクラス1〜10のメンバであるすべてのUE(たとえば、120)は、ランダムに割り振られたモバイル集団であり、アクセスクラス0〜9として定義される。集団番号はSIM/USIMに記憶される。加えて、UEは、同様にSIM/USIMに保持される5つの特別なカテゴリ(アクセスクラス11〜15)のうちの1つまたは複数のメンバであり得る。規格は、これらのアクセスクラスを以下のように定義する(3GPP TS 22.011、セクション4.2)。
・クラス15-公的地域モバイルネットワーク(PLMN)スタッフ
・クラス14-緊急サービス
・クラス13-公益企業(たとえば、水道/ガス供給業者)
・クラス12-セキュリティサービス
・クラス11-PLMN使用
SIB2メッセージは、アクセス制御用の以下のパラメータを含んでいる。
・アクセスクラス0〜9を有する通常ユーザの場合、アクセスは、SIB2メッセージ内のac-BarringFactorおよびac-BarringTimeのパラメータによって制御される。
・緊急通話(AC10)を開始するユーザの場合、アクセスは、アクセス禁止が実施されるか否かを示すac-BarringForEmergencyパラメータによって制御される。
・AC11〜15を有するユーザの場合、アクセスは、アクセス禁止が実施されるか否かを示すac-BarringForSpecialACパラメータによって制御される。
UEがエアインターフェースを介してシグナリングされた許可されたクラスに対応する少なくとも1つのアクセスクラスのメンバであるとき、UEはアクセス手順を実行することを許可される。
UEがアクセスするために、UEは、乱数を発生させて「永続的な」テストを通る。アクセスするために、UEの乱数発生器の結果は、ac-BarringFactor内に設定されたしきい値よりも低い必要がある。ac-BarringFactorをより低い値に設定することによって、通常ユーザからのアクセスが制限される。アクセスクラス11〜15を有するユーザは、いかなる制限もなしにアクセスすることができる。
図5Aは、本明細書で互換的に使用される、発展型マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(eMBMS)またはMBMSサービスを実装することができる、ワイヤレスネットワークの別の例示である。図1〜図5Aを参照すると、MBMSサービスエリア500は、複数のMBSFNエリア(たとえば、MBSFNエリア1 501およびMBSFNエリア2 502)を含むことができる。各MBSFNエリア501、502は、コアネットワーク530に結合される1つまたは複数のeノードB(eNB)510によってサポートされ得る。コアネットワーク530は、(アプリケーションサーバ150などのアプリケーションサーバを含む場合がある)コンテンツサーバ550からのコンテンツを制御し、MBMSサービスエリア500に配信することを容易にすることができる様々な要素(たとえば、モビリティ管理エンティティ(MME)532、eMBMSゲートウェイ(eMBMS-GW)534、およびブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタ(BM-SC)536など)を含むことができる。コアネットワーク530は、eNB510、他のダウンストリームeMBMS-GW534、MME532、および/またはコアネットワーク530内の他の要素(たとえば、MCE)のリスト、ならびにマルチキャストIPアドレスとセッション識別子との間のマッピングを必要とする場合がある。ネットワーク内の特定のUE520(たとえば、UE120)は、それに送られるコンテンツに関連付けられたセッション識別子およびマルチキャストIPアドレスを準備することができる。通常、MME532はLTEアクセスネットワーク用の鍵制御ノードであり、MME532は、アイドルモードUEの追跡、および再送信を含むページング手順に関与する。MME532はまた、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化プロセスに関係し、最初の接続時およびコアネットワーク530のノード再配置を含むLTE内のハンドオーバ時にUE520用のサービングゲートウェイ(S-GW)を選ぶことに関与し、ユーザ認証に関与する。MME532は、サービスプロバイダの公的地域モバイルネットワーク(PLMN)にキャンプオンするためにUE520の認証を確認し、ローミング制限を実施することもできる。MME532は、非アクセス層(NAS)シグナリング用の暗号化および完全性保護のためのネットワーク530内の終端点であり、セキュリティ鍵管理を扱い、LTEとMME532において終端するS3インターフェースを有する2G/3Gアクセスネットワークとの間のモビリティ用の制御プレーン機能も提供する。
図5Bは、本明細書に記載されたマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)を実装することができるワイヤレスネットワークの別の例示である。図1〜図5Bを参照すると、例示されたネットワークでは、アプリケーションサーバ550(たとえば、PTTサーバ)は、コンテンツサーバ550として働くことができる。アプリケーションサーバ550は、ユニキャストパケット552内のメディアをコアネットワーク530に通信することができ、そこでコンテンツはユニキャスト構成で維持され、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)540および/またはサービングゲートウェイ(S-GW)538を介して、ユニキャストパケットとして所与のUE520(たとえば、発信者または送話者)に送信され得る。代替として、アプリケーションサーバ550は、ユニキャストパケット552内のメディアをBM-SC536に通信することができ、次いで、BM-SC536は、ユニキャストパケット552をマルチキャストパケット554に変換することができ、次いで、マルチキャストパケット554は、(たとえば、eMBMS-GW534を介して)ターゲットUE522に搬送され得る。たとえば、PTT呼は、UE520により、ユニキャストチャネル上でユニキャストパケット552を介してアプリケーションサーバ550と通信することによって開始され得る。さらに、呼発信者および/または呼送話者の場合、アプリケーションシグナリングとメディアの両方が、アップリンクまたは逆方向リンク上でユニキャストチャネルを介して通信される場合がある。次いで、アプリケーションサーバ550は、呼告知/呼セットアップ要求を生成し、これらをターゲットUE522に通信することができる。通信は、この具体的な例に示されたように、マルチキャストフロー上でマルチキャストパケット554を介してターゲットUE522に通信され得る。さらに、この例では、アプリケーションシグナリングとメディアの両方が、ダウンリンクまたは順方向リンク内のマルチキャストフロー上で通信され得る。従来のシステムとは異なり、マルチキャストフロー内にアプリケーションシグナリングとメディアの両方を有することにより、アプリケーションシグナリング用の別個のユニキャストチャネルを有する必要が回避される。しかしながら、例示されたシステムのマルチキャストフロー上のアプリケーションシグナリングを可能にするために、発展型パケットシステム(EPS)ベアラは、BM-SC536、eMBMS-GW534、eNB510、およびターゲットUE522の間で確立される(かつ持続的にオンである)。
様々な実施形態によれば、eMBMSに関連するダウンリンクチャネルのうちのいくつかがさらに説明され、これらのチャネルには、
MCCH:マルチキャスト制御チャネル、
MTCH:マルチキャストトラフィックチャネル、
MCH:マルチキャストチャネル、および
PMCH:物理マルチキャストチャネル
が含まれる。
eMBMSフローおよびユニキャストフローの多重化は、時間領域のみにおいて実現されることが諒解されよう。MCHは、物理レイヤ上の特定のサブフレームにおいてMBSFNを介して送信される。MCHは、ダウンリンクのみのチャネルである。単一のトランスポートブロックは、サブフレーム単位で使用される。このトランスポートブロックにおいて、様々なサービス(MTCH)が多重化され得る。
LTEでは、マルチキャスト用の制御およびデータのトラフィックは、それぞれ、MCCHおよびMTCHを介して配信される。UE520、522向けの媒体アクセス制御プロトコルデータユニット(MAC PDU)は、MTCHのマッピングおよびサブフレーム内の特定のMTCHの位置を示す。MCHスケジューリング情報(MSI)のMAC制御要素は、各MTCHの位置およびMCH上の未使用のサブフレームを示すために、MCHスケジューリング期間内にMCHに割り振られる第1のサブフレームに含まれる。MTCH論理チャネルによって搬送されるeMBMSユーザデータの場合、MSIは、下位レイヤにおいて、MTCHを復号することに関する情報(たとえば、MACレイヤ情報)を周期的に提供する。様々な実施形態では、MSIスケジューリングは、MTCHサブフレーム間隔より前に構成され、スケジューリングされ得る。
低レイテンシを実現し、制御シグナリングを低減するために、サービスエリアごとに1つのeMBMSフロー(たとえば、図5Bのフロー562および564)をアクティブ化することができる。データレートに応じて、単一のスロット上で複数のマルチキャストフローを多重化することができる。PTTのUE(たとえば、ターゲットUE522)は、スケジューリングされたサブフレーム間で無視および「スリープ」し、特定のターゲットUE522についてユニキャストデータがスケジューリングされていないときに電力消費を低減することができる。MBSFNサブフレームは、同じMBSFNサービスエリア内のグループによって共有することができる。MACレイヤシグナリングは、ターゲットUE522用のアプリケーションレイヤ(たとえば、PTTアプリケーション)を「起動する」ために活用することができる。
様々な実施形態は、各々がLTEブロードキャストフロー上の別個のeMBMSフローであり、図5AのMBSFNエリア1 501およびMBSFNエリア2 502などの定義されたブロードキャスト領域(たとえば、ネットワーク内のセクタのサブセット)ごとに、それぞれのアプリケーションレベルのブロードキャストストリームおよびマルチキャストIPアドレスを有する、2つのブロードキャストストリームを使用することができる。さらに、MBSFNエリア1 501およびMBSFNエリア2 502に対応するブロードキャスト領域が、別々のブロードキャスト領域として図5Aに示されているが、異なるブロードキャスト領域(たとえば、MBSFNエリア1 501およびMBSFNエリア2 502)が重複する場合があることを、当業者は諒解されよう。
図5Cは、様々な実施形態による、ブロードキャスト/マルチキャストサービスをサポートすることができるワイヤレス通信システムの別の高水準のシステムアーキテクチャを示す。図5Cに示されたワイヤレス通信システムは、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ページャ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータなどを含むことができる、様々なUE1〜Nを含む場合がある。
図1〜図5Cを参照すると、UE1〜N(たとえば、120、520、522)は、エアインターフェース504、505、506、507および/または直接有線接続を含む場合がある物理通信インターフェースまたはレイヤを介して、アクセスネットワーク(たとえば、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)570a、セルラーRAN570b、衛星データネットワーク548、アクセスポイント542など)と通信するように構成される場合がある。エアインターフェース504および506は、所与のセルラー通信プロトコル(たとえば、CDMA、EVDO、eHRPD、GSM(登録商標)、EDGE、WCDMA(登録商標)、LTEなど)に準拠することができ、エアインターフェース507は、ワイヤレスIPプロトコル(たとえば、IEEE 802.11)に準拠することができ、エアインターフェース505は、衛星データネットワークプロトコルに準拠することができる。E-UTRAN570aおよびセルラーRAN570bは、エアインターフェース504および506などのエアインターフェースを介してUEにサービスする様々なアクセスポイントを含むことができる。E-UTRAN570aおよびセルラーRAN570b内のアクセスポイントは、アクセスノードまたはAN、アクセスポイントまたはAP、基地局またはBS、ノードB、eノードBなどと呼ばれ得る。これらのアクセスポイントは、地上波アクセスポイント(もしくは地上局)、または衛星アクセスポイントであり得る。E-UTRAN570aおよびセルラーRAN570bは、それぞれ、発展型パケットコア(EPC)544aおよびセルラーコアネットワーク544bに接続するように構成され、発展型パケットコア(EPC)544aおよびセルラーコアネットワーク544bは、E-UTRAN570aおよびセルラーRAN570bによってサービスされるUEと、E-UTRAN570aおよびセルラーRAN570bまたは完全に異なるRANによってサービスされる他のUEとの間の回線交換(CS)呼をブリッジすることを含む、様々な機能を実行することができる。さらに、EPC544aおよびセルラーコアネットワーク544bは、インターネット546などの外部ネットワークとのパケット交換(PS)データの交換を仲介することもできる。
インターネット546は、(便宜上、図5Cには示されていない)様々なルーティングエージェントおよび処理エージェントを含む。UE Nは、直接(すなわち、EPC544aおよびセルラーコアネットワーク544bから離れて、Ethernet(登録商標)接続またはWiFiもしくは802.11ベースのネットワークなどを介して)インターネット546に接続するように示されている。それにより、インターネット546は、EPC544aおよびセルラーコアネットワーク544bを介して、UE NとUE1〜Nとの間のパケット交換データ通信をブリッジするように機能することができる。
E-UTRAN570aおよびセルラーRAN570bから離れたアクセスポイント542も図示されている。アクセスポイント542は、EPC544aおよびセルラーコアネットワーク544bとは無関係に(たとえば、FiOS、ケーブルモデムなどの光通信システムを介して)、インターネット546に接続される場合がある。エアインターフェース507は、一例では、IEEE 802.11ワイヤレス接続などのローカルワイヤレス接続を介して、UE2、UE4、および/またはUE5にサービスすることができる。UE Nは、一例では(たとえば、有線接続性とワイヤレス接続性の両方を有するWiFiルータの場合)、アクセスポイント542に対応することができる、モデムまたはルータとの直接接続などの、インターネット546への有線接続を有するデスクトップコンピュータとして示されている。
アプリケーションサーバ550は、インターネット546、EPC544a、および/またはセルラーコアネットワーク544bに接続されるように示されている。アプリケーションサーバ550は、複数の構造的に分離されたサーバとして実装され得るか、または代替として単一のサーバに対応する場合がある。アプリケーションサーバ550は、EPC544a、セルラーコアネットワーク544b、および/またはインターネット546を介してアプリケーションサーバ550に接続することができるUE向けの1つまたは複数の通信サービス(たとえば、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)セッション、プッシュツートーク(PTT)セッション、グループ通信セッション、ソーシャルネットワーキングサービスなど)をサポートするように構成される。
図5Dは、様々な実施形態による、ブロードキャスト/マルチキャストサービスをサポートすることができるワイヤレス通信システムの別の高水準のシステムアーキテクチャを示す。図1〜図5Dを参照すると、ワイヤレス通信システムは、ホームPLMN500a内のUEにeMBMSベアラを介してサービスを提供するホームアプリケーションサーバ550a、および1つまたは複数の訪問先PLMN(たとえば、訪問先PLMN1500b、訪問先PLMNN500nなど)を含む場合がある。訪問先PLMN1500bは、ホームアプリケーションサーバ550aを自分のアンカー登録サーバと考える(すなわち、VPLMN1500b内でローミングするUEに関連付けられた加入者情報およびグループ定義が、主にホームアプリケーションサーバ550aに存在する)UE用の訪問先アプリケーションサーバ550bを有する場合がある。訪問先アプリケーションサーバ550bは、UE1がVPLMN1500b内でローミングするとき、ホームアプリケーションサーバ550aからUE1についての情報を取り出すことができる。しかしながら、VPLMNN500nは、VPLMNN500n内でローミングするUE1が関心のあるサービス(たとえば、PTT、VoIPなど)用の訪問先アプリケーションサーバとして働くサーバを有していない場合があり、それにより、UE1は、訪問先アプリケーションサーバがないVPLMNN500n内でローミングしている間、ホームアプリケーションサーバ550aに常に登録している可能性がある。
上記に示されたように、eMBMSサービスは、グループにマルチキャストデータを配信するために使用され得るし、グループ通信システム(たとえば、PTT呼)において有用である可能性がある。加えて、従来のシステムはユニキャストグループ通信を有することができ、ユニキャストグループ通信は、発信者/送話者520および/またはグループ内の他のUE(たとえば、eMBMSサービスエリア内にいないか、またはeMBMSカバレージを失ったUE)のために使用することができる。グループ呼の間、マルチキャストとユニキャストとの間を切り替えるために、いくつかの状況において混合キャスティングを使用することができる。混合キャスティングは、アプリケーションレイヤシグナリングを使用することができる。たとえば、アプリケーションレイヤシグナリングは、マルチキャストカバレージが呼中の間に落ちたとき、ユーザの介入なしにユニキャストサービスに切り替えるために提供され得る。これにより、クライアントおよびアプリケーションサーバ550上のユニキャストリンクの使用量および困難さが増大するが、呼の可用性が増大する。加えて、大きいグループのマルチキャスト呼のために、ユニキャストリンク上の呼の開始時に呼の受信を可能にするために、アプリケーションレイヤシグナリングも使用することができる。アプリケーションサーバは、性能基準を満たし、いかなるメディアクリッピングも回避するように呼がセットアップされる前に、UEの状態を維持して、UEがユニキャスト上でサービスされるべきかどうかを判定するために使用することができる。これにより、そのような目標のためのさらなるユニキャストリンクの使用ももたらされるはずである。
様々な実施形態によれば、図6は、ホームネットワーク内のあらかじめ確立された発展型マルチメディアブロードキャスト/マルチキャスト(eMBMS)ベアラを使用するグループ通信をサポートすることができる、例示的な高水準のシステムアーキテクチャ600を示す。一般に、アーキテクチャ600は、特に図5A〜図5Dを参照して上記でさらに詳細に記載された構成要素と同一か、または実質的に同様の様々な構成要素を含む場合がある。そのため、簡潔にするために、かつ、ブロードキャスト/マルチキャストネットワーク上のグループ呼サービスにシームレスでリソース効率に優れたローミングがどのように提供され得るかに関して本明細書で提供された説明を簡略化するために、いくつかの構成要素、機能性、またはアーキテクチャ600に関連する他の特性に関する様々な詳細は、同じまたは同様の詳細がすでに上記で提供されている限り、本明細書において省略される場合がある。
図1〜図6を参照すると、アーキテクチャ600は、一般に、ホーム公的地域モバイルネットワーク(HPLMN)または他の適切なネットワーク内のあらかじめ確立されたeMBMSベアラを使用するグループ通信サービスを可能にすることができる。より詳細には、アーキテクチャ600の下でサポートされるグループ通信サービスは、一般に、ダウンリンク上でeMBMSベアラを使用し、アップリンク上でユニキャストベアラを使用する。しかしながら、いくつかのケースでは(たとえば、HPLMNがeMBMSサービスをサポートしないとき)、ダウンリンク上でユニキャストベアラが使用される場合がある。さらに、アーキテクチャ600は、あらかじめ確立されたeMBMSベアラを使用してグループ通信を迅速にセットアップし、アプリケーションサーバ650(たとえば、アプリケーションサーバ550)とBM-SC636(たとえば、BM-SC536)との間のインターフェースとしてポリシー課金ルール機能(PCRF)635を使用して、HPLMN内のeMBMS関連制御情報を交換することができる。参照用に、図6に示された様々な構成要素と、(下記でさらに詳細に記載される)図8A〜図8Eに示される様々な構成要素との間のネットワークインターフェースが、Table 3(表3)(下記)において定義される。
特定のHPLMN内で非ローミングシナリオを全体的に示す図1〜図6を再び参照すると、アーキテクチャ600は、特定のUE(たとえば、UE620)用のインターネットプロトコル接続性アクセスネットワーク(IP-CAN)セッションに関連付けられたHPLMN内の単一のPCRF635を含み、PCRF635はRxインターフェースおよびGxnインターフェースを終了することができる。それに応じて、図7は、HPLMN、またはアプリケーションサーバ650とBM-SC636との間のインターフェースとしてPCRF635を使用する他のホームネットワーク内のあらかじめ確立されたeMBMSベアラを使用するグループ通信をサポートするために、(たとえば、アーキテクチャ600において)使用され得る例示的なコールフローを示す。
たとえば、図1〜図7を参照すると、HPLMN内のアプリケーションサーバ650は、コールフロー705において、最初にRxインターフェースを介してPCRF635にHPLMN内のグループに関連付けられた一時的モバイルグループ識別情報(TMGI)または他の適切な識別子を要求することができ、次いで、PCRF635は、コールフロー710において、Gxnインターフェースを介してBM-SC636にTMGIまたは他の適切なネットワークグループ識別子を要求することができる。次いで、BM-SC636は、コールフロー715において、要求されたTMGIを確保し、確保されたTMGIに関する情報をPCRF635に供給することができ、PCRF635は、コールフロー720において、確保されたTMGIに関する情報をアプリケーションサーバ650に中継することができる。様々な実施形態では、次いで、アプリケーションサーバ650は、TMGIからグループ識別子へのマッピングを維持し、コールフロー725において、PCRF635に1つまたは複数のeMBMSベアラを要求することができる。次いで、PCRF635は、コールフロー730において、BM-SC636と通信して、MBSFNエリア内のグループ通信をサポートするためにeMBMSベアラを確立することができる。たとえば、コールフロー735において、BM-SC636は、発展型UMTS地上波RAN(E-UTRAN)670と通信して、対応するMBSFNエリア用のeMBMSベアラを確立することができ、これは、グループ通信用にあらかじめ選択されたeNB610に基づき、BM-SC636に供給される場合がある。eMBMSベアラが確立されたことのE-UTRAN670からの指示を受信することに応答して、BM-SC636は、コールフロー740において、eMBMSベアラが確立されたことをPCRF635に通知することができ、次いで、PCRF635は、コールフロー745において、アプリケーションサーバ650にベアラ応答メッセージを供給する。代替として、アプリケーションサーバ650は、専用インターフェース(たとえば、図6に示されたインターフェース636A)を介してBM-SC636と直接インターフェースして、TMGIを確保し、ベアラをアクティブ化し、BM-SC636から応答を受信し、任意の他のeM
BMSベアラ関連機能を管理することができる。
様々な実施形態では、ある後続の時点で、UE620上で実行中のアプリケーションは、コールフロー750において、アプリケーションサーバと通信してグループ通信サービスを登録することができる。たとえば、様々な実施形態では、コールフロー750においてUE620からアプリケーションサーバ650に送信された登録メッセージは、UE620が関心をもつグループ識別子を含む場合がある。利用可能な場合、次いで、アプリケーションサーバ650は、コールフロー755において、UE620が関心を登録しているグループに関連付けられたTMGIを返信することができ、次いで、UE620は、アプリケーションサーバ650から返信されたTMGIと、UE620が関心を登録しているグループ識別子との間の適切なマッピングを維持することができる。代替として、アプリケーションサーバ650は、帯域外信号内で、関心のあるグループ用のTMGIをUE620に配信することができる。UE620がグループ通信をセットアップしたいとき、UE620は、コールフロー760において、アプリケーションサーバ650にグループ通信セットアップメッセージを送信することができる。たとえば、UE620は、ネットワークを全体的に監視して、UE620が関心を登録しているグループにマッピングされたTMGIに対応するeMBMS送信の可用性を判断し、ユニキャストアップリンクベアラを使用して、コールフロー760において、特定のグループについてのグループ通信セットアップを開始することができる。さらに、コールフロー760において、UE620は、グループセットアップシグナリングにおいて、TMGIに対応するeMBMS送信の可用性を示すことができる。
それに応じて、グループ通信セットアップメッセージを受信することに応答して、アプリケーションサーバ650は、次いで、ダウンリンクにあらかじめ確立されたeMBMSベアラを使用するべきかどうかを判定することができる。詳細には、コールフロー765において、アプリケーションサーバ650がダウンリンクにあらかじめ確立されたeMBMSベアラを使用するように決定した場合、アプリケーションサーバ650は、あらかじめ確立されたeMBMSベアラを介してUE620にグループ通信トラフィックを送ることができる。他の場合には、アプリケーションサーバ650は、ポイントツーポイントサービスまたはポイントツーマルチポイントサービスを使用して、(たとえば、カウント情報に基づく)リソース利用をさらに最適化するためにグループ呼に関連付けられたダウンリンク送信を送り、かつ/または、ユニキャストダウンリンクベアラを介してグループ呼に関連付けられた1つもしくは複数のダウンリンク送信を(たとえば、MBSFNエリアの外側に位置する場合がある任意のグループメンバに)送ることができる。
上述されたように、アーキテクチャ600は、HPLMN内の単一のPCRF635を含む非ローミングアーキテクチャである。しかしながら、ホームルーティングされたトラフィックおよび/またはローカルブレークアウトトラフィックを含む場合がある様々なローミングシナリオを全体的に示す図8A〜図8Eを参照して、本明細書でさらに詳細に掲載されるように、特定のUE820用のIP-CANセッションおよびeMBMSベアラ管理に関連付けられた2つのPCRF、すなわち、HPLMN800a内に存在するホームPCRF835aおよび訪問先PLMN(VPLMN)800b内に存在する訪問先PCRF835bが存在する場合がある。本明細書でさらに詳細に記載されるように、図8A〜図8Eに示されたローミングシナリオは、HPLMN800aからVPLMN800bへのサービス切替えが発生するまで、ユニキャストトランスポートサービスまたはユニキャストトランスポートサービスとマルチキャストトランスポートサービスの組合せ上で、VPLMN800b内の1つまたは複数のUE820bにサービスする場合がある。
より詳細には、図8Aは、eMBMSサービスがVPLMN800bにおいて利用不可能であるとき、ユニキャストトランスポートサービスを使用して、ホームルーティングされたトラフィック(たとえば、HPLMN800aにおいて終端するトラフィック)について、VPLMN800b内のローミングUE820bにサービスするローミングシナリオを示し、図8Bは、eMBMSサービスがVPLMN800bにおいて利用不可能であるとき、ユニキャストトランスポートサービスを使用して、ローカルブレークアウトトラフィック(たとえば、VPLMN800bにおいて終端するトラフィック)について、VPLMN800b内のローミングUE820bにサービスするローミングシナリオを示す。たとえば、図1〜図8Aを参照すると、ローミングUE820bがHPLMN800aからVPLMN800bに移動すると、ローミングUE820bは、HPLMN800aにおいて終端する(たとえば、訪問先S-GW838bからホームP-GW840aへの)ユニキャストベアラを取得することができ、ユニキャストベアラは、ホームP-GW840aと通信しているホームAS850aを介して確立される場合がある。代替として、図8Bでは、HPLMN800aにおけるLTE基盤内の構成要素のうちのどれも、(場合によってはバックドアポリシー検査用のホームPCRF835aを除き)使用されない場合がある。この場合、ローミングUE820bは、訪問先P-GW840bとパケットデータネットワーク(たとえば、インターネット)との間の基準点を提供するSGiインターフェースを介して、VPLMN800bにおいて終端するすべてのグループ通信トラフィックを有する場合がある。そのため、ホームAS850aは、通常のIPルーティングを介してローミングUE820bにダウンリンクトラフィックを送ることができる。
次に図1〜図8Dを参照すると、eMBMSサービスがVPLMN800bにおいて利用可能であるローミングシナリオが図8C〜図8Dに示され、図8Cが(たとえば、訪問先S-GW838bとホームP-GW840aとの間のS8インターフェースを介して交換される)ホームルーティングされたユニキャストトラフィックを有するローミングシナリオを示し、図8Dが訪問先P-GW840bを介してVPLMN800bにおいて終端したローカルブレークアウトユニキャストトラフィックを有するローミングシナリオを示すことを除き、それらの中に示されたローミングシナリオは実質的に同様であり得る。したがって、ローミングUE820bがVPLMN800bに移動すると、ローミングUE820bは、VPLMN800bにおいてユニキャストトラフィックを終端する(たとえば、訪問先P-GW840bおよび/または訪問先BM-SC836bにおいて終端し、次いで、それらはユニキャストトラフィックをHPLMN800a内に位置する構成要素に適切にルーティングする)。これに関連して、ホームAS850aは、VPLMN800b内のeMBMSベアラを確立するか、または場合によってはVPLMN800b内に確立されたeMBMSベアラに関連する情報をローミングUE820bに渡す際に、ローミングUE820bを支援することができる。さらに、訪問先PCRF835bは、S9インターフェースを介してホームPCRF835aと通信し、それにより、ホームAS850aが訪問先AS850bを介してeMBMSベアラを確立することを可能にすることができる。訪問先PCRF835bは、既存の3GPP仕様に従ってユニキャストベアラ情報についてポリシー検査を実施することに関与する場合がある。代替として、ホームAS850aは、(たとえば、図6を参照して)説明されたように、直接インターフェース850cを介して訪問先BM-SC836bと直接通信して、VPLMN800b内のeMBMSベアラを管理することができる。さらなる代替では、ホームAS850aが訪問先BM-SC836bへの直接アクセスを有していない場合、ホームAS850aは、図8C〜図8Dに示されたように、ホームAS850aと訪問先AS850bとの間の直接インターフェース851を使用する訪問先AS850bを介して、訪問先BM-SC83
6bと通信することができる。
次に図1〜図8Eを参照すると、eMBMSサービスがVPLMN800bにおいて利用可能であり、ホームAS850aが通信に使用されないローミングシナリオが示される。詳細には、eMBMSサービスがVPLMN800bにおいて利用可能であり、ホームAS850aが通信に使用されない場合、サービスは、ユニキャストのみ、またはユニキャストサービスとマルチキャストサービスの組合せを介してサポートされる場合がある。そのため、図8Eに示されたローミングシナリオは、訪問先AS850bがシグナリングに使用される場合があり、いくつかのサービスが訪問先AS850bの能力に応じて制限される場合があることを除き、全体的にUE820がHPLMN800a内にいるときと同様の方式で動作することができる。
様々な実施形態によれば、図9Aは、eMBMSサービスがVPLMN800bにおいて利用不可能であるとき、ユニキャストトランスポートサービスを使用してVPLMN800b内のローミングUE820bにサービスするローミングシナリオ(たとえば、図8A、図8B、および図8Eを参照して上記でさらに詳細に図示され記載されたローミングシナリオ)における例示的なコールフローを示す。より詳細には、図1〜図9を参照すると、UE820bは、HPLMN800a内のサービスをホームAS850aに登録した後、910において、グループ通信サービスを訪問先AS850bに事前登録することができる。事前登録は、図8C〜図8Dに示されたホームAS850aから訪問先AS850bへの直接インターフェース851を介して容易にすることができるか、または、UE820bは、訪問先AS850bに関連付けられたIPアドレスを直接検出し、事前登録のために訪問先AS850bと通信することができる。事前登録の間、UE820bは、eMBMSベアラのコンテキストの情報を受信することができる。ローミングの間のサービス中断を低減するために、HPLMN800aおよびVPLMN800bは、LTE事前登録およびHPLMN800aからVPLMN800bについての認証検査を可能にするサービス契約を有することができる。コールフロー912において、UE820bは、ホームAS850aと通信する、HPLMN800a内のeMBMSベアラ上で進行中のグループ呼を有する場合がある。ある時点で、UE820bは、VPLMN800bへの緊急転送が可能であると推定することができる。914において、VPLMN800bへの緊急移動が検出されたときに、UE820bがVPLMNのBM-SC836bにまだ事前登録していない場合、UE820bは、ホームAS850aまたは訪問先AS850bを介してVPLMNのBM-SC836bに事前登録し、利用可能な場合eMBMSセッション情報を取得することができる。ある時点で、UE820bはVPLMN800bへのローミングを検出し、次いで、コールフロー916において、VPLMN800bに関連付けられた訪問先E-UTRAN870bに接続し、訪問先E-UTRAN870bからそれに割り当てられたIPアドレスを受信することができる。
次いで、ローミングUE820bは、コールフロー918において、(UE820bに関連する呼状態に応じて)ホームAS850aへの登録を更新し、更新された位置、ネットワーク情報、および(たとえば、訪問先E-UTRAN870bによって割り当てられたIPアドレスに基づく)IPアドレス結合をホームAS850aに提供し、VPLMN800b内のeMBMSサービスについて確認することができる。コールフロー920において、ホームAS850aは、次いで、VPLMN内のeMBMSサービス用の準備されたマッピングに基づいて、VPLMN800b内のeMBMSサービスについて確認し、eMBMSサービスがVPLMN800bにおいて利用不可能であると判断することができる。そのため、コールフロー922において、ホームAS850aは、ユニキャストサービスがダウンリンクトラフィックに使用されることをローミングUE820bに通知することができ、ローミングUE820bは、次いで、コールフロー924において、eMBMSサービスをサポートするPLMN(たとえば、HPLMN800aまたはeMBMSサービスをサポートする異なるVPLMN800b)に移動するまで、ユニキャストサービス上のグループ呼を続行することができる。それに応じて、グループ呼は、次いで、コールフロー926において、ユニキャストサービス上のローミングUE820bにおいて終了する場合がある。
様々な実施形態によれば、図9Bは、eMBMSサービスがVPLMN800bにおいて利用可能であるとき、適切なeMBMSベアラが利用可能になるまで、ユニキャストサービスおよび/またはマルチキャストサービスを使用して、VPLMN800b内のローミングUE820bにサービスするローミングシナリオにおける例示的なコールフローを示す。より詳細には、図1〜図9Bを参照すると、コールフロー930において、HPLMN800a内のサービスをホームAS850aに登録した後、UE820bは、グループ通信サービスを訪問先AS850bに事前登録することができる。事前登録は、図8C〜図8Dに示されたホームAS850aから訪問先AS850bへの直接インターフェース851を介して容易にすることができるか、または、UE820bは、訪問先AS850bに関連付けられたIPアドレスを直接検出し、事前登録のために訪問先AS850bと通信することができる。事前登録の間、UE820bは、eMBMSベアラのコンテキストの情報を受信することができる。コールフロー932において、UE820bは、最初に、HPLMN800a内のeMBMSベアラ上で進行中のグループ呼を有していない場合がある。934において、UE820bがVPLMNのBM-SC836bにまだ事前登録していない場合、UE820bは、VPLMN800bへの緊急移動を検出すると、ホームAS850aまたは訪問先AS850bを介してVPLMNのBM-SC836bに事前登録し、利用可能な場合eMBMSセッション情報を取得することができる。ある時点で、UE820bは、コールフロー936において、VPLMN800bに接続し、訪問先E-UTRAN870bからIPアドレスを受信することができる。次いで、ローミングUE820bは、コールフロー938において、(たとえば、図8A〜図8Eに示された)適用可能なローミング構成に応じてホームAS850aまたは訪問先AS850bに登録し、位置およびそれに関連付けられた(たとえば、訪問先E-UTRAN870bによって割り当てられたIPアドレスに基づく)IPアドレス結合を更新し、VPLMN800b内のeMBMSサービスについて確認することができる。
コールフロー940において、ホームAS850aは、VPLMN800b内のeMBMSサービスについて確認し、eMBMSサービスがVPLMN800bにおいて利用可能であると判断することができる。さらに、eMBMSサービスがVPLMN800bにおいて利用可能であることに応答して、ホームAS850aは、コールフロー940において、(たとえば、VPLMN800b内の構成要素と通信しMBSFNをセットアップして、ユニキャストサービスがマルチキャストと比較してよりリソース効率に優れるはずの少ない数のユーザにサービスすることに関連するオーバーヘッドを低減するために)eMBMSベアラ上にマッピングされた特定のグループについてVPLMN800b内でサービスされるローミングユーザの数が適切なしきい値を超えた場合のみ、VPLMN800b内のeMBMSベアラを確立する必要を判断することができる。
様々な実施形態によれば、eMBMSサービスがVPLMN800bにおいて利用可能であり、eMBMSベアラ上でMTCHを使用するグループについてVPLMN800b内でサービスされるローミングユーザの数がしきい値を超えたとホームAS850aが判断した場合、ホームAS850aは、コールフロー942において、eMBMSセッション情報をローミングUE820bに提供することができる。その後、コールフロー944において、1つまたは複数のさらなるUE820bがVPLMN800bに参加し、グループ通信サービスを登録しているとホームAS850aが判断したとき、eMBMSベアラが利用可能になるまで、グループ呼は、ユニキャストサービスおよび/またはマルチキャストサービスを介してサポートされる場合があり、それにより、VPLMN800b内のeMBMSベアラを確立するようにホームAS850aを促す。それに応答して、コールフロー946において、ホームAS850aは、訪問先BM-SC836bと通信してVPLMN800b内のeMBMSベアラを確立することができ、訪問先BM-SC836bは、訪問先E-UTRAN870bと通信してeMBMSベアラを確立することができ、訪問先E-UTRAN870bは、次に、それに関連付けられたTMGIをHPLMN800aにブロードキャストすることができる。
次いで、ホームAS850aは、コールフロー948において、eMBMSセッション情報(たとえば、MBSFNエリア、TMGIなど)をローミングUE820bに提供することができる。次いで、ローミングUE820bは、コールフロー950において、ネットワークを監視してeMBMSサービスの可用性を判断し、利用可能な場合グループ呼を開始することができる。それに応じて、グループ呼に関連付けられたトラフィックは、次いで、コールフロー952において、利用可能なeMBMSベアラ上のローミングUE820bにおいて終了する場合がある。呼が終了した後、コールフロー954において、ホームAS850aは、次いで、VPLMN800b内で確立されたeMBMSベアラを維持するべきかどうかを判定するか、または、1つもしくは複数の適切なポリシー(たとえば、VPLMN800b内のローミングユーザの数、呼アクティビティなど)に基づいて、eMBMSベアラを非アクティブ化することができる。
様々な実施形態によれば、図9Cは、eMBMSサービスがVPLMN800bにおいて利用可能であるとき、適切なeMBMSベアラが利用可能になるまで、ユニキャストサービスおよび/またはマルチキャストサービスを使用して、VPLMN800b内のローミングUE820bにサービスするローミングシナリオにおける別の例示的なコールフローを示す。概して、図9Cに示されたコールフローは、ローミングUE820bが、最初に、コールフロー960においてHPLMN800a内のeMBMSベアラ上で進行中のグループ呼を有する場合があることを除き、図9Bに示されたコールフローと実質的に同様であり得る。したがって、図1〜図9Cを参照すると、ローミングUE820bが、コールフロー974において、1つまたは複数のさらなるUE820bがVPLMN800bに参加し、グループ通信サービスを登録しているとホームAS850aが判断したことに起因して、eMBMSベアラが利用可能にされるまで、ユニキャストサービス上で進行中のグループ呼に関連付けられたトラフィックを受信することができ、それにより、VPLMN800b内のeMBMSベアラを確立するようにホームAS850aを促す。そのため、コールフロー980においてホームAS850aからeMBMSセッション情報を受信することに応答して、ローミングUE820bは、ネットワークを監視してeMBMSベアラの可用性を判断し、VPLMN800b内でeMBMSベアラが確立され利用可能にされると、コールフロー982においてeMBMSベアラ上のグループ呼を続行することができる。そうでない場合、図9Cに示されたコールフローは、図9Aおよび/または図9Bに示されたコールフローと実質的に同様または同一であり得るし、簡潔にするために、本明細書ではこれ以上詳細に記載されない。
様々な実施形態によれば、図9Dは、eMBMSサービスがVPLMN800bにおいて利用可能であるとき、マルチキャストサービスを使用して、VPLMN800b内のローミングUE820bにサービスするローミングシナリオにおけるさらなる例示的なコールフローを示す。図1〜図9Dを参照すると、UE820bは、事前登録の結果としてeMBMSベアラ情報をすでに有している場合があり、したがって、より速くeMBMSベアラにチューニングし、それにより、HPLMN800a内のeMBMSベアラからVPLMN800bに切り替える間のサービス中断時間を低減することができる。加えて、ベアラ切替え時間をさらに低減するために、HPLMN800aおよびVPLMN800bの事業者は、LTE事前登録および認証を可能にすることができ、それらは、962においてUE820bがVPLMN800bへの緊急移動を検出すると、または代替として、910および930に示されたように、ホームAS850aもしくは訪問先AS850bを介して訪問先BM-SC836bによって発生する場合がある。したがって、図9Cのコールフローに比べて、UE820bは、eMBMSリソースがVPLMN800bにおいて利用可能にされるまで、ユニキャストサービス上で進行中のグループ呼を続行するのではなく、eMBMSベアラを監視し、事前登録中に受信されたeMBMSベアラ情報を使用してeMBMSベアラ上のサービスを続行することができる。代替として、図1〜図9Eを参照すると、UE820bは、eMBMSリソースがVPLMN800bにおいて利用可能にされるまで、ユニキャストサービス上で進行中のグループ呼を続行することができ、図9Cおよび図9Eに示されたコールフローは、ホームAS850aではなく訪問先AS850bがシグナリングを扱うことを除き、実質的に同様であり得る。
様々な実施形態によれば、図10A〜図10Cは、eMBMSサービスをサポートするホームPLMN(HPLMN)から、eMBMSサービスをサポートする場合もサポートしない場合もある訪問先PLMN(VPLMN)にローミングするUEのためのグループ通信をサポートする、コールフロー全体を表す例示的な方法1000を示す。詳細には、本明細書でさらに詳細に記載されるように、図10Aは、全体的に、HPLMN内でローカルに実行され得る様々な動作を示し、図10Bは、全体的に、1つまたは複数のグループ呼がVPLMN内でアクティブであるときに実行され得る様々な動作を示し、図10Cは、全体的に、VPLMN内に現在アクティブなグループ呼が存在しないとき(たとえば、グループ呼がVPLMN内に現在存在しないとき、1つまたは複数のグループ呼がVPLMN内に現在存在するが、すべて非アクティブであるときなど)に実行され得る様々な動作を示す。
図1〜図10Cを参照すると、方法1000は、最初に、ブロック1010において、HPLMN内の1つまたは複数のベアラをあらかじめ確立することを含む場合があり、ベアラは、高優先度サービスを必要とする場合があるHPLMN内の任意のグループ呼をサポートするために、HPLMNにおいてあらかじめ確立される場合がある。たとえば、ブロック1010は、全体的に、非ローミングアーキテクチャ600(および図7に示された対応するコールフロー)に対応する場合があり、アプリケーションサーバとHPLMN内に位置するBM-SCとの間のインターフェースを提供するためにHPLMN内のPCRFが使用される場合があるか、またはBM-SCとアプリケーションサーバは、直接インターフェースを介して通信する場合がある。そのため、ホームアプリケーションサーバ(ホームAS)は、最初に、(たとえば、ホームPCRFを介して)ホームBM-SCにより、1つもしくは複数のTMGIまたは適切なネットワーク識別子を確保し、受信されたTMGIと1つまたは複数のネットワークグループ識別子との間のマッピングを維持することができる。さらに、ブロック1010において、ホームASは、(たとえば、ホームPCRFを介して)ホームBM-SCにより、HPLMN内のグループ呼をサポートするようにベアラに要求することができ、ホームBM-SCは、HPLMNに関連付けられたE-UTRANと通信して、対応するMBSFNエリア用のベアラをあらかじめ確立し、次いで、ベアラがあらかじめ確立されたことをホームASに適切に通知することができる。
様々な実施形態では、高優先度グループ通信サービスを必要とするアプリケーションをUEが実行することに応答して、UEは、ブロック1012において判定されるように、UEが訪問先ASに登録されているかどうかに応じて、ホームASまたは訪問先ASを介してグループ通信サービスを登録することができる。たとえば、UEが訪問先ASに登録されている場合、ブロック1016において、訪問先ASは、(たとえば、UEに関連するアドレス指定情報または識別情報、事前準備されたポリシーなどに基づいて)UEをホームASにリダイレクトするか、または登録プロセスが訪問先AS内で続くことを許可することができる。そうではなく、UEが訪問先ASに登録されていない場合、ブロック1014において、UEは、UEが関心をもつ場合があるグループ呼に関連付けられた任意のグループ識別子、またはグループ通信サービス用のベアラ登録に関係する場合がある他の情報(たとえば、ネットワークセッション情報、認証データなど)に加えて、UEに関連するネットワーク情報および位置情報をホームASに送信することができる。
様々な実施形態では、ブロック1018において、ホームASは、次いで、UEがHPLMN内で登録された(たとえば、HPLMNに接続された)どうかを確認することができる。たとえば、様々な実施形態では、ホームASは、ブロック1014においてUEから、(たとえば、訪問先ASがUEをホームASにリダイレクトした場合)ブロック1016においてUEから、または、(たとえば、UEが訪問先ASに登録することを訪問先ASが許可した場合)ブロック1016において訪問先ASから受信されている可能性があるネットワークセッション情報に基づいて、UEがHPLMN内で登録されているかどうかを確認することができる。特定のUEがHPLMN内で登録されていないとホームASが判定することに応答して、方法1000は、ブロック1040(図10B)に進むことができる。そうではなく、特定のUEがHPLMN内で登録されているとホームASが判定した場合、ホームASは、ブロック1020において、UEがVPLMNへの境界を横断することが予想され得るかどうかを確認することができる。たとえば、ホームASは、位置情報(たとえば、UEがVPLMN境界の近くに位置しているかどうか)、モビリティ情報(たとえば、UEがVPLMN境界に向かう方向に移動しているかどうか)、使用ポリシー(たとえば、ホームASがVPLMN内でもグループ呼についてのすべての関連情報をUEに提供するように構成されている)、履歴情報(たとえば、UEが頻繁に他のネットワークの中にローミングする傾向を有する)、および/または任意の他の関連要因に基づいて、特定のUEがVPLMN境界を横断することが予想され得るかどうかを判定することができる。
様々な実施形態では、UEがVPLMN境界を横断することが予想され得ると判定することに応答して(ブロック1020:はい)、ホームASは、次いで、ブロック1022において、UEが関心を登録している任意のグループがVPLMNにおいてサポートされるか、実行中か、または場合によってはアクティブであるかを判定することができる。肯定の場合(ブロック1022:はい)、UEは、ブロック1023において、ホームASまたは訪問先ASにグループ通信サービスを事前登録することができ、ホームASは、次いで、ブロック1024において、VPLMNにおいてサポートされるか、実行中か、または場合によってはアクティブである、関心のあるグループについてのベアラ情報をUEに提供することができる。たとえば、VPLMNがeMBMSサービスをサポートする場合、ブロック1024においてUEに提供されたベアラ情報は、VPLMNにおいてアクティブである関心のあるグループに関連付けられたTMGI、VPLMN内のeMBMS用のユーザサービス記述(USD)(たとえば、VPLMN内のセッション鍵、認証要件もしくは識別要件、または他の関連データ要件を指定するセッション記述情報)、あるいは、VPLMNにおいてアクティブである関心のあるグループに関連付けられたベアラに関係する場合がある任意の他の情報を含む場合がある。代替として、VPLMNがeMBMSサービスをサポートしない(たとえば、VPLMNがユニキャストサービスのみをサポートする)場合、ブロック1024においてUEに提供されたベアラ情報は、ユニキャストサービスがVPLMNにおいて使用されることをUEに通知することができる。
様々な実施形態では、ブロック1024において、VPLMNにおいてサポートされるか、実行中か、または場合によってはアクティブである、関心のあるグループについてのベアラ情報をUEに適切に提供することに応答して、ホームASは、次いで、ブロック1026において、HPLMN内の登録およびベアラについてのすべての関連情報をUEに提供することができる。
代替として、ブロック1020および1022に戻ると(ブロック1020:いいえ、またはブロック1022:いいえ)、ホームASは、UEがVPLMN境界を横断することが予想されないか、またはVPLMN内にアクティブグループが存在しないと判定することに応答して、VPLMN内の任意のアクティブグループに関連するベアラ情報をUEに提供することなく、ブロック1026において、関連するHPLMNの登録情報およびベアラ情報をUEに提供することができる。いずれの場合も、HPLMNは、eMBMSサービスをサポートすると想定され得るので、ブロック1026においてUEに提供されたHPLMNの登録情報およびベアラ情報は、TMGIとHPLMNにおいてあらかじめ確立されたeMBMSベアラとの間のマッピング、HPLMN内のデータの最小セット(MSD)、または、UEがHPLMN内のグループ呼を開始または続行することを可能にする場合がある任意の他の情報を含む場合がある。それに応じて、UEは、次いで、HPLMN内のグループ呼を開始または続行するために、すべての関連情報を有する場合があり、UEは、さらに場合によっては、(UEがVPLMN境界を横断することが予想され、UEがVPLMNにおいてアクティブである1つまたは複数のグループへの関心を登録している場合)VPLMN内のグループ呼を開始または続行するために、すべての関連情報を有する場合がある。
それに応じて、ブロック1028において、ホームASは、HPLMN内の呼のサポートおよび監視を続行することができ、その後、ホームASは、ブロック1030において、UEがVPLMNに移動し接続したかどうかを判定することができる。UEがVPLMNに移動し接続したとホームASが判定することに応答して(ブロック1030:はい)、方法1000は、次いで、ブロック1040(図10B)に進むことができる。そうではなく、UEがVPLMNに移動および/または接続しなかった場合(ブロック1030:いいえ)、ホームASは、ブロック1028において、HPLMN内の呼のサポートおよび監視を続行し、(たとえば、周期的もしくはスケジュールされた間隔で、UEがVPLMNに移動し接続したことを示す更新メッセージをUEから受信することに応答して、または任意の他の適切な基準に基づいて)ブロック1030において、UEがVPLMNに移動し接続したかどうかを繰り返し確認することができる。
ブロック1040は、一般に、UEがHPLMN内で登録されていないとの判定をもたらすブロック1018に応答して、または代替として、UEがVPLMNに移動し接続したとの判定をもたらすブロック1030に応答して開始される場合がある。いずれの場合も、ブロック1040において、ホームASは、VPLMNにおいてすでにアクティブである、(ローミング)UEが関心を登録している任意のグループ呼が存在するかどうかを判定することができる。UEが関心を登録しているVPLMN内のアクティブなグループ呼が存在しないと判定することに応答して(ブロック1040:いいえ)、方法1000は、次いで、ブロック1060(図10C)に進むことができる。そうでない場合(ブロック1040:はい)、ローミングUEは、その場合ブロック1042が省略され得る、ローミングUEがすでにアクティブ参加者カウントに加えられていない限り、ブロック1042において、特定のグループ用のVPLMN内のアクティブ参加者カウントに加えられる場合がある。ローミングUEが加えられた特定のグループ用のアクティブ参加者カウントを適切に増分すること(または代替として、ローミングUEがすでにその中に含まれているので、アクティブ参加者カウントが増分される必要がないと判断すること)に応答して、ホームASは、ブロック1044において、マルチキャストベアラがグループ用に確立されているかどうかを判定することができる。
マルチキャストベアラがグループ用に確立されていないと判定することに応答して(ブロック1044:いいえ)、ホームASは、次いで、ブロック1046において、アクティブ参加者カウントまたはグループに関連付けられた(すなわち、参加者ではないが、グループリスト内で定義された)メンバの数が、VPLMN内のマルチキャストベアラを確立することをトリガするのに十分なユーザ密度を示すかどうかを確認することができる。たとえば、ブロック1046において、ホームASは、それぞれのPLMN内のグループ当たりのアクティブ参加者カウントが、対応するMBSFNエリア用のマルチキャストベアラ確立しきい値を満たしているかどうかを判定することができる。それぞれのPLMN内のグループ当たりのアクティブ参加者カウントが、適用可能なマルチキャストベアラ確立しきい値を満たしていると判定することに応答して(ブロック1046:はい)、ホームASは、ブロック1050において、VPLMN内のBM-SCおよび/またはPCRFと通信してマルチキャストベアラを確立し、次いで、ブロック1052において、eMBMSサービスが利用可能であることを対応するPLMN内のすべてのUEに通知することができる。たとえば、ブロック1052において、対応するPLMN内のUEは、適切なTMGIと、グループ呼用のeMBMSサービスをサポートするために確立されたマルチキャストベアラとの間のマッピングを提供される場合がある。
代替として、ブロック1044に戻ると、対応するPLMN内のUEは、マルチキャストベアラがグループ用にすでに確立されている(すなわち、マルチキャストベアラがすでに存在するので、ブロック1050においてマルチキャストベアラを確立することが不要であり得る)と判定することに応答して(ブロック1044:はい)、ブロック1052においてeMBMSサービスが利用可能であることを通知される場合がある。
別の代替では、ブロック1046に戻ると、それぞれのPLMN内のグループ当たりのアクティブ参加者カウントがマルチキャストベアラ確立しきい値を満たしていない場合(またはVPLMNがeMBMSサービスをサポートしない場合)(ブロック1046:いいえ)、ホームASは、ブロック1048において、グループ呼がユニキャストサービスのみを介してサポートされることを対応するPLMN内のUEに通知することができる。
いずれの場合も、ホームASは、グループ呼がユニキャストサービスのみを介してサポートされるかどうか、またはグループ呼用のeMBMSサービスをサポートすることができるマルチキャストベアラの可用性について、対応するPLMN内のUEに適切に通知した後、ブロック1054において、VPLMN内のグループ呼をサポートすることを続行することができ、方法1000は、次いで、ブロック1062(図10C)に進むことができる。
ブロック1060〜1064は、一般に、VPLMN内に現在アクティブなグループ呼が存在しないとき(たとえば、グループ呼がVPLMN内に現在存在しないとき、1つまたは複数のグループ呼がVPLMN内に現在存在するが、すべて非アクティブであるときなど)に実行される場合がある。たとえば、UEが関心を登録しているVPLMN内のアクティブなグループ呼が存在しないとの判定をもたらすブロック1040に応答して、方法1000は、ブロック1060において、任意のVPLMN内の非アクティブなグループ呼に利用可能なマルチキャストベアラが存在するかどうかを判定することを含む場合がある。それに応じて、1つまたは複数の非アクティブなグループ呼が利用可能なマルチキャストベアラを有すると判定することに応答して(ブロック1060:はい)、方法1000は、ブロック1052(図10B)に戻り、記載された実質的に同じ方式で進むことができる(たとえば、対応するPLMN内のすべてのUEは、eMBMSサービスが利用可能であることを通知され、適切なTMGIと、非アクティブなグループ呼用のeMBMSサービスをサポートするために確立された利用可能なマルチキャストベアラとの間のマッピングを提供される場合がある)。
そうではなく、利用可能なマルチキャストベアラを有するVPLMN内の非アクティブなグループ呼が存在しない場合(ブロック1060:いいえ)、ブロック1062において、VPLMN内のグループ呼を監視することが実行される場合がある。さらに、グループ呼がユニキャストサービスのみを介してサポートされるか、eMBMSサービスをサポートすることができるマルチキャストベアラを介してサポートされるかについて、対応するPLMN内のUEが適切に通知すると、ホームASが、ブロック1054(図10B)においてVPLMN内のグループ呼用の続行されるサポートを示した後、VPLMN内のグループ呼を監視することが、ブロック1062において、代替として(または追加として)実行される場合がある。
様々な実施形態では、ブロック1064において、新しいグループ呼の要求がVPLMNにおいて行われたと判定することに応答して(ブロック1064:はい)、方法1000は、ブロック1042(図10B)に戻り、記載された実質的に同じ方式で進むことができる(たとえば、マルチキャストベアラを確立するかどうかを判定するか、または要求されたグループ呼がユニキャストベアラのみを介してサポートされることをUEに通知するために、アクティブ参加者カウントが適切に増分され、マルチキャストベアラ確立しきい値に照らして確認される場合がある)。そうではなく、新しいグループ呼の要求がVPLMNにおいて行われなかった場合(ブロック1064:いいえ)、ブロック1064においてVPLMNにおける新しいグループ呼の要求が検出されるまで、ブロック1062において、VPLMNにおける新しいグループ呼の要求を監視することが続行される場合があり、ブロック1064においてVPLMNにおける新しいグループ呼の要求が検出されると、方法1000は、ブロック1042(図10B)に戻り、記載された方式で進むことができる。
様々な実施形態によれば、図11は、ローミングネットワーク内のグループ通信をサポートするために確立されたeMBMSベアラを非アクティブ化するべきかどうかを制御することができる、例示的な方法1100を示す。図1〜図11を参照すると、ブロック1110において、VPLMN内のグループ呼が終了したか、または場合によっては非アクティブになったと判定することに応答して、グループ呼に参加していたユーザは、ブロック1120において、特定のグループ用の特定のVPLMNにおいて、いつでもユーザがPLMNを離れると、アクティブ参加者カウントから差し引かれる場合がある。ブロック1130においてマルチキャストベアラがグループ用に確立されたと判定することに応答して(ブロック1130:はい)、それぞれのPLMN内のグループ当たりのユーザの数は、ブロック1140において、マルチキャストベアラ確立しきい値に照らして確認される場合がある。それに応じて、それぞれのPLMN内のグループ当たりのユーザの数がしきい値を下回った場合(ブロック1140:はい)、ブロック1150において、マルチキャストベアラが非アクティブ化される場合があり、ユーザは、次いで、ブロック1160において、グループ呼がユニキャストサービスのみを介してサポートされることを通知される場合がある。
代替として、マルチキャストベアラがグループ用に確立されなかったとの判定をもたらすブロック1130に応答して(ブロック1130:いいえ)、アプリケーションサーバは、ブロック1170において、VPLMN内の呼を監視およびサポートすることを続行することができる。さらなる代替では、それぞれのPLMN内のグループ当たりのユーザの数がしきい値を下回らなかった場合(ブロック1140:いいえ)、(たとえば、新しいグループ呼がVPLMNにおいて要求されると、マルチキャストベアラが利用可能にされ得るような、ユーザプレーンデータがない非アクティブ状態で)マルチキャストベアラが維持される場合があり、その場合、マルチキャストベアラを非アクティブ化するブロック1150は省略される場合があり、対応するVPLMN内のグループ呼がユニキャストサービスを介してサポートされることをユーザに通知するブロック1160も同様に省略される場合がある。上述されたシナリオのうちのいずれにおいても、VPLMN内のグループ呼は、上記でさらに詳細に記載された機構と実質的に同様の機構を使用して、ブロック1170において、サポートされることを続行することができる。
図12Aは、様々な実施形態に関して本明細書で説明された、eNBのうちの1つおよびUEのうちの1つであり得る、eノードB110およびUE120の例示的な設計のブロック図を示す。図1〜図12Aを参照すると、この設計では、eノードB110はT個のアンテナ1234a〜1234tを備えており、UE120はR個のアンテナ1252a〜1252rを備えており、TおよびRは一般に1以上である。
ノードB110において、送信プロセッサ1220は、データソース1212から(たとえば、アプリケーションサーバ150から直接的または間接的に)、ユニキャストサービス用データと、ブロードキャストおよび/またはマルチキャストサービス用のデータとを受信することができる。送信プロセッサ1220は、サービスごとのデータを処理してデータシンボルを取得することができる。送信プロセッサ1220はまた、コントローラ/プロセッサ1240および/またはスケジューラ1244から、スケジューリング情報、構成情報、制御情報、システム情報、および/または他のオーバーヘッド情報を受信することができる。送信プロセッサ1220は、受信されたオーバーヘッド情報を処理し、オーバーヘッドシンボルを供給することができる。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ1230は、データおよびオーバーヘッドシンボルをパイロットシンボルと多重化し、多重化シンボルを処理(たとえば、プリコード)し、T個の変調器(MOD)1232a〜1232tにT個の出力シンボルストリームを供給することができる。各変調器1232は、それぞれの出力シンボルストリームを(たとえば、OFDM用に)処理して、出力サンプルストリームを取得することができる。各変調器1232はさらに、出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログへの変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、ダウンリンク信号を取得することができる。変調器1232a〜1232tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれ、T個のアンテナ1234a〜1234tを介して送信され得る。
UE120において、アンテナ1252a〜1252rは、eノードB110からダウンリンク信号を受信し、それぞれ、復調器(DEMOD)1254a〜1254rに受信信号を供給することができる。各復調器1254は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して受信サンプルを取得することができ、受信サンプルを(たとえば、OFDM用に)さらに処理して、受信シンボルを取得することができる。MIMO検出器1260は、R個の復調器1254a〜1254rから受信シンボルを受信し、処理し、検出シンボルを供給することができる。受信プロセッサ1270は、検出シンボルを処理し、UE120および/または所望のサービス用の復号データをデータシンク1272に供給し、復号されたオーバーヘッド情報をコントローラ/プロセッサ1290に供給することができる。一般に、MIMO検出器1260および受信プロセッサ1270による処理は、ノードB110におけるTX MIMOプロセッサ1230および送信プロセッサ1220による処理と相補関係にある。
アップリンク上で、UE120において、データソース1278からのデータ、およびコントローラ/プロセッサ1290からのオーバーヘッド情報は、送信プロセッサ1280によって処理され、(適用可能な場合)TX MIMOプロセッサ1282によってさらに処理され、変調器1254a〜1254rによって調整され、アンテナ1252a〜1252rを介して送信され得る。eノードB110において、UE120からのアップリンク信号は、UE120によって送信されたデータおよびオーバーヘッド情報を取得するために、アンテナ1234によって受信され、復調器1232によって調整され、MIMO検出器1236によって検出され、受信プロセッサ1238によって処理され得る。
コントローラ/プロセッサ1240および1290は、それぞれ、eノードB110およびUE120における動作を指示することができる。スケジューラ1244は、ダウンリンク送信および/またはアップリンク送信についてUE120をスケジューリングし、ブロードキャストサービスおよびマルチキャストサービスの送信をスケジューリングし、スケジューリングされたUE120およびサービスへの無線リソースの割当てを行うことができる。コントローラ/プロセッサ1240および/またはスケジューラ1244は、ブロードキャストサービスおよびマルチキャストサービスについてのスケジューリング情報および/または他のオーバーヘッド情報を生成することができる。
コントローラ/プロセッサ1290は、本明細書に記載された技法のためのプロセスを実施することができる。メモリ1242および1292は、それぞれ、eノードB110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶することができる。したがって、eMBMS環境内のグループ通信は、本明細書に記載された様々な実施形態に従って達成され得るが、依然として既存の規格に準拠したままである。
図12Bは、様々な実施形態によるさらなる例示的なUEを示す。図1〜図12Bを参照すると、UE1200A(たとえば、UE120、UE520、UE522など)は発呼側電話として示され、UE1200Bはタッチスクリーンデバイス(たとえば、スマートフォン、タブレットコンピュータなど)として示されている。図示されたように、UE1200Aの外部筐体は、当技術分野で知られているように、構成要素の中でも、アンテナ1205A、ディスプレイ1210A、少なくとも1つのボタン1215A(たとえば、PTTボタン、電源ボタン、音量調節ボタンなど)、およびキーパッド1222Aによって構成される。また、UE1200Bの外部筐体は、当技術分野で知られているように、構成要素の中でも、タッチスクリーンディスプレイ1205B、周辺ボタン1210B、1215B、1222B、および1225B(たとえば、電力制御ボタン、音量または振動調節ボタン、飛行機モードトグルボタンなど)、および少なくとも1つのフロントパネルボタン1224B(たとえば、ホームボタンなど)によって構成される。UE1200Bの一部として明示的に示されてはいないが、UE1200Bは、限定はしないが、Wi-Fiアンテナ、セルラーアンテナ、衛星位置システム(SPS)アンテナ(たとえば、全地球測位システム(GPS)アンテナ)などを含む、1つもしくは複数の外部アンテナ、および/またはUE1200Bの外部筐体に内蔵される1つもしくは複数の内蔵アンテナを含むことができる。
UE1200AおよびUE1200BなどのUEの内部構成要素は、様々なハードウェア構成によって具現化され得るが、内部ハードウェア構成要素のための基本的な高水準のUE構成は、プラットフォーム1202として示されている。プラットフォーム1202は、最終的にコアネットワーク、インターネット、ならびに/または他のリモートサーバおよびネットワーク(たとえば、アプリケーションサーバ、ウェブURLなど)に由来する場合があるRANから送信された、ソフトウェアアプリケーション、データ、および/またはコマンドを受信し実行することができる。プラットフォーム1202はまた、ローカルに記憶されたアプリケーションをRAN対話なしで独立して実行することができる。プラットフォーム1202は、特定用途向け集積回路(ASIC)1208もしくは他のプロセッサ、マイクロプロセッサ、論理回路、または他のデータ処理デバイスに動作可能に結合されたトランシーバ1206を含むことができる。ASIC1208または他のプロセッサは、ワイヤレスデバイスのメモリ1211内の任意の常駐プログラムとインターフェースするアプリケーションプログラミングインターフェース(API)1209レイヤを実行する。メモリ1211は、読取り専用メモリ(ROM)もしくはランダムアクセスメモリ(RAM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュカード、またはコンピュータプラットフォームに共通する任意のメモリから構成され得る。プラットフォーム1202はまた、メモリ1211内でアクティブに使用されないアプリケーション、ならびに他のデータを記憶することができるローカルデータベース1214を含むことができる。ローカルデータベース1214は、通常、フラッシュメモリセルであるが、磁気媒体、EEPROM、光学媒体、テープ、ソフトディスクまたはハードディスクなどの当技術分野で知られている任意の二次ストレージデバイスであり得る。
したがって、様々な実施形態は、本明細書に記載された機能を実行する能力を含むUE(たとえば、UE120、UE520、UE522、UE1200A、UE1200Bなど)を含むことができる。当業者によって諒解されるように、様々な論理要素は、本明細書に記載された機能を実現するために、個別の要素、プロセッサ上で実行されるソフトウェアモジュール、またはソフトウェアとハードウェアの任意の組合せで具現化され得る。たとえば、ASIC1208、メモリ1211、API1209、およびローカルデータベース1214はすべて、本明細書に記載された様々な機能をロード、記憶、および実行するために協調的に使用される場合があり、したがって、これらの機能を実行する論理は、様々な要素に分散される場合がある。代替として、機能は1つの個別構成要素に組み込むことができる。したがって、図1〜図12BのUEの特徴は例示にすぎないと見なされるべきであり、示された特徴または構成に限定されない。
UE1200Aおよび/またはUE1200BとRAN120との間のワイヤレス通信は、CDMA、WCDMA(登録商標)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多重化(OFDM)、GSM(登録商標)、またはワイヤレス通信ネットワークもしくはデータ通信ネットワークで使用される場合がある他のプロトコルなどの、様々な技術に基づくことができる。上記で説明され、当技術分野で知られているように、音声送信および/またはデータは、様々なネットワークおよび構成を使用してRANからUEに送信することができる。したがって、本明細書で提供された例示は、限定的なものではなく、様々な例示的な実施形態を記載することに役立つために提供されているにすぎない。
図13は、機能を実行するように構成された論理を含む通信デバイス1300を示す。図1〜図13を参照すると、通信デバイス1300は、限定はしないが、UE120、UE1200A、UE1200B、ノードBまたは基地局110、ネットワークコントローラ130(たとえば、無線ネットワークコントローラ(RNC)、基地局コントローラ(BSC)など)、パケットデータネットワークエンドポイント(たとえば、LTE内のSGSN、GGSN、モビリティ管理エンティティ(MME)など)、アプリケーションサーバ150などを含む、上述された通信デバイスのうちのいずれかに対応することができる。したがって、通信デバイス1300は、ネットワークを介して1つまたは複数の他のエンティティと通信する(または通信を容易にする)ように構成された任意の電子デバイスにも対応することができる。
通信デバイス1300は、情報を受信および/または送信するように構成された論理1305を含む。一例では、通信デバイス1300がワイヤレス通信デバイス(たとえば、UE120、UE1200A、UE1200B、ノードB110など)に対応する場合、情報を受信および/または送信するように構成された論理1305は、ワイヤレストランシーバならびに関連ハードウェア(たとえば、RFアンテナ、モデム、変調器および/または復調器など)などのワイヤレス通信インターフェース(たとえば、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi、2G、3G、4G、LTEなど)を含むことができる。別の例では、情報を受信および/または送信するように構成された論理1305は、有線通信インターフェース(たとえば、シリアル接続、USBまたはFirewire接続、それを介してインターネット175がアクセスされ得るEthernet(登録商標)接続など)に対応することができる。したがって、通信デバイス1300が、何らかのタイプのネットワークベースのサーバ(たとえば、アプリケーションサーバ150など)に対応する場合、情報を受信および/または送信するように構成された論理1305は、一例では、Ethernet(登録商標)プロトコルを介してネットワークベースのサーバを他の通信エンティティに接続するEthernet(登録商標)カードに対応することができる。さらなる例では、情報を受信および/または送信するように構成された論理1305は、それにより通信デバイス1300がローカル環境を監視することができる感知または測定ハードウェア(たとえば、加速度計、温度センサ、光センサ、ローカルRF信号を監視するためのアンテナなど)を含むことができる。情報を受信および/または送信するように構成された論理1305はまた、実行されると、情報を受信および/または送信するように構成された論理1305の関連ハードウェアが受信機能および/または送信機能を実行することを可能にするソフトウェアを含むことができる。しかしながら、情報を受信および/または送信するように構成された論理1305は、ソフトウェアのみに対応するのではなく、情報を受信および/または送信するように構成された論理1305は、それに関連する機能性を実現するためにハードウェアに少なくとも部分的に依拠する。
通信デバイス1300は、情報を処理するように構成された論理1310をさらに含む。一例では、情報を処理するように構成された論理1310は、少なくともプロセッサを含むことができる。情報を処理するように構成された論理1310によって実施され得るタイプの処理の例示的な実装形態には、限定はしないが、判断を行うこと、接続を確立すること、異なる情報オプション間で選択を行うこと、データに関係する評価を実施すること、測定動作を実行するために通信デバイス1300に結合されたセンサと対話すること、情報をあるフォーマットから別のフォーマットに(たとえば、.wmvから.aviへなどの異なるプロトコル間で)変換することなどが含まれる。たとえば、情報を処理するように構成された論理1310に含まれるプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書に記載された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せに対応することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえばDSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装される場合もある。情報を処理するように構成された論理1310はまた、実行されると、情報を処理するように構成された論理1310の関連ハードウェアが処理機能を実行することを可能にするソフトウェアを含むことができる。しかしながら、情報を処理するように構成された論理1310は、ソフトウェアのみに対応するのではなく、情報を処理するように構成された論理1310は、それに関連する機能性を実現するためにハードウェアに少なくとも部分的に依拠する。
通信デバイス1300は、情報を記憶するように構成された論理1315をさらに含む。一例では、情報を記憶するように構成された論理1315は、少なくとも非一時的メモリおよび関連ハードウェア(たとえば、メモリコントローラなど)を含むことができる。たとえば、情報を記憶するように構成された論理1315に含まれる非一時的メモリは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体に対応することができる。情報を記憶するように構成された論理1315はまた、実行されると、情報を記憶するように構成された論理1315の関連ハードウェアが記憶機能を実行することを可能にするソフトウェアを含むことができる。しかしながら、情報を記憶するように構成された論理1315は、ソフトウェアのみに対応するのではなく、情報を記憶するように構成された論理1315は、それに関連する機能性を実現するためにハードウェアに少なくとも部分的に依拠する。
通信デバイス1300は、情報を提示するように構成された論理1320をさらにオプションとして含む。一例では、情報を提示するように構成された論理1320は、少なくとも出力デバイスおよび関連ハードウェアを含むことができる。たとえば、出力デバイスは、ビデオ出力デバイス(たとえば、ディスプレイスクリーン、USB、HDMI(登録商標)などのビデオ情報を搬送することができるポートなど)、オーディオ出力デバイス(たとえば、スピーカ、マイクロフォンジャック、USB、HDMI(登録商標)などのオーディオ情報を搬送することができるポートなど)、振動デバイス、および/あるいは、それにより情報が出力用にフォーマットされ得るか、または通信デバイス1300のユーザもしくはオペレータによって実際に出力され得る任意の他のデバイスを含むことができる。たとえば、通信デバイス1300がUE1200AまたはUE1200Bに対応する場合、情報を提示するように構成された論理1320は、UE1200Aのディスプレイ1210AまたはUE1200Bのタッチスクリーンディスプレイ1205Bを含むことができる。さらなる例では、情報を提示するように構成された論理1320は、ローカルユーザをもたないネットワーク通信デバイス(たとえば、ネットワークスイッチまたはルータ、リモートサーバなど)などのいくつかの通信デバイスでは省略され得る。情報を提示するように構成された論理1320はまた、実行されると、情報を提示するように構成された論理1320の関連ハードウェアが提示機能を実行することを可能にするソフトウェアを含むことができる。しかしながら、情報を提示するように構成された論理1320は、ソフトウェアのみに対応するのではなく、情報を提示するように構成された論理1320は、それに関連する機能性を実現するためにハードウェアに少なくとも部分的に依拠する。
通信デバイス1300は、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理1325をさらにオプションとして含む。一例では、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理1325は、少なくともユーザ入力デバイスおよび関連ハードウェアを含むことができる。たとえば、ユーザ入力デバイスは、ボタン、タッチスクリーンディスプレイ、キーボード、カメラ、オーディオ入力デバイス(たとえば、マイクロフォン、もしくはマイクロフォンジャックなどのオーディオ情報を搬送することができるポートなど)、および/または、それにより情報が通信デバイス1300のユーザもしくはオペレータから受信され得る任意の他のデバイスを含むことができる。たとえば、通信デバイス1300がUE1200AまたはUE1200Bに対応する場合、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理1325は、キーパッド1222A、ボタン1215Aまたは1210B〜1225Bのうちのいずれか、タッチスクリーンディスプレイ1205Bなどを含むことができる。さらなる例では、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理1325はローカルユーザをもたないネットワーク通信デバイス、(たとえば、ネットワークスイッチまたはルータ、リモートサーバなど)などのいくつかの通信デバイスでは省略され得る。ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理1325はまた、実行されると、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理1325の関連ハードウェアが入力受信機能を実行することを可能にするソフトウェアを含むことができる。しかしながら、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理1325は、ソフトウェアのみに対応するのではなく、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理1325は、それに関連する機能性を実現するためにハードウェアに少なくとも部分的に依拠する。
1305〜1325の構成された論理は、別々のブロックまたは異なるブロックとして示されているが、それによりそれぞれの構成された論理がそれに関連する機能を実行するハードウェアおよび/またはソフトウェアは部分的に重複できることを、当業者は諒解されよう。たとえば、1305〜1325の構成された論理の機能を容易にするために使用される任意のソフトウェアは、情報を記憶するように構成された論理1315に関連する非一時的メモリに記憶され得るし、その結果、1305〜1325の構成された論理は、各々、情報を記憶するように構成された論理1305によって記憶されたソフトウェアの動作に部分的に基づいて、それらの機能(すなわち、この場合、ソフトウェアの実行)を実行する。同様に、構成された論理のうちの1つに直接関連付けられたハードウェアは、時々、他の構成された論理によって借用または使用することができる。たとえば、情報を処理するように構成された論理1310のプロセッサは、情報を受信および/または送信するように構成された論理1305によって送信される前に、データを適切な形式にフォーマットすることができ、その結果、情報を受信および/または送信するように構成された論理1305は、情報を処理するように構成された論理1310に関連付けられたハードウェア(すなわち、プロセッサ)の動作に部分的に基づいて、それに関連する機能(すなわち、この場合、データの送信)を実行する。
様々なブロックにおける構成された論理または「ように構成された論理」は、特定の論理ゲートまたは論理要素に限定されるのではなく、概して、本明細書に記載された機能を(ハードウェアまたはハードウェアとソフトウェアの組合せのいずれかを介して)実行する能力を指すことが諒解されよう。したがって、様々なブロックに示された構成された論理または「ように構成された論理」は、「論理」という言葉を共有するにもかかわらず、必ずしも論理ゲートまたは論理要素として実装されるわけではない。
様々な実施形態は、図14に示されたサーバ1400などの、様々な市販のサーバデバイスのいずれかに実装される場合がある。図1〜図14を参照すると、一例では、サーバ1400は、上述されたアプリケーションサーバ150の1つの例示的な構成に対応する場合がある。サーバ1400は、揮発性メモリ1402、およびディスクドライブ1403などの大容量の不揮発性メモリに結合された、プロセッサ1401を含む。サーバ1400は、プロセッサ1401に結合された、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)またはDVDのディスクドライブ1406を含む場合もある。サーバ1400は、他のブロードキャストシステムのコンピュータおよびサーバ、またはインターネットに結合されたローカルエリアネットワークなどのネットワーク1407とのデータ接続を確立するための、プロセッサ1401に結合されたネットワークアクセスポート1404を含む場合もある。サーバ1400は通信デバイス1300の1つの例示的な実装形態を示し、それにより、情報を送信および/または受信するように構成された論理1305は、ネットワーク1407と通信するためにサーバ1400によって使用されるネットワークアクセスポイント1404に対応し、情報を処理するように構成された論理1310は、プロセッサ1401に対応し、情報を記憶するように構成された論理1315は、揮発性メモリ1402、ディスク(disk)ドライブ1403、および/またはディスク(disc)ドライブ1406の任意の組合せに対応することを、当業者は諒解されよう。情報を提示するように構成されたオプションの論理1320、およびローカルユーザ入力を受信するように構成されたオプションの論理1325は、明示的に示されておらず、そこに含まれる場合もあり、含まれない場合もある。したがって、図14は、図12Bの1205Aまたは1205BのようなUEの実装形態に加えて、通信デバイス1300がサーバとして実装され得ることを実証する助けになる。
情報および信号は、多種多様な様々な技術および技法のいずれかを使用して表される場合があることを、当業者は諒解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって参照される場合があるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光粒子、またはそれらの任意の組合せによって表される場合がある。
さらに、本明細書に記載された態様および実施形態に関連して記載された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に説明するために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、全体的にそれらの機能性の観点から上述されている。そのような機能性がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、具体的な適用例およびシステム全体に課される設計制約に依存する。当業者は、記載された機能を具体的な適用例ごとに様々な方法で実装することができるが、そのような実装の決定は、本明細書に記載された態様および/または実施形態の範囲から逸脱するものと解釈されるべきではない。
本明細書に記載された実施形態に関連して記載された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書に記載された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて、実装または実行される場合がある。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサなど)として実装される場合もある。
本明細書に記載された実施形態に関連して記載された方法、アクション、および/またはアルゴリズムは、直接ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて、またはその2つの組合せにおいて、具現化される場合がある。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体に存在する場合がある。プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、例示的な記憶媒体がプロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC内に存在する場合がある。ASICはユーザ端末(たとえば、UE)内に存在する場合がある。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内の個別構成要素として存在する場合がある。
1つまたは複数の例示的実施形態では、記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せに実装される場合がある。ソフトウェアに実装された場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信される場合がある。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用され得るし、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含むことができる。また、任意の接続はコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書において使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は、通常、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザを用いて光学的にデータを再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
上記の説明は、様々な例示的な態様および実施形態を示しているが、添付の特許請求の範囲によって定義されるように、本明細書に記載された様々な態様および実施形態の範囲から逸脱することなく、様々な変更および修正が本明細書において行われ得ることを、当業者は諒解されよう。本明細書に記載された様々な態様および実施形態による方法クレームの機能、ステップ、および/またはアクションは、いかなる特定の順序でも実施される必要はない。さらに、いくつかの要素は、単数形で記載または特許請求されている場合があるが、単数形への限定が明確に述べられていない限り、複数形が考えられる。