[0006]HNBのために位置特定サービスをサポートするための技法が、本明細書において説明される。位置特定サービスは、スタンドアロンGNSSを上回るいくつかの利点を有することができるアシストGNSS(A−GNSS:Assisted GNSS)を含むことができる。
[0007]本開示によるホームノードB(HNB)の測位をサポートする例示的な方法が、アシストデータ(assistance data)を求めて測位計算アプリケーション部(PCAP:Positioning Calculation Application Part)情報交換開始要求を送ることと、PCAP情報交換開始応答およびアシストデータを受信することと、アシストデータを利用して衛星信号情報を取得することと、衛星信号情報に基づいてHNBの位置を決定することとを含む。
[0008]このような方法の実装には、次の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。PCAP情報交換開始要求は、HNB識別値を含むことができる。HNB識別値は、HNBを一意に識別することができる。HNB識別値は、HNBがHNBであることを示すことができる。PCAP情報交換開始要求は、HNBの概ねの位置を含むことができる。HNB識別値は、予約済みの国際モバイル加入者識別番号(IMSI:International Mobile Subscriber Identity)値、または予約済みの国際モバイル装置識別番号値を含むことができる。
[0009]本開示によるホームノードBの測位をサポートする方法の一例が、HNBを用いてGNSS測定情報を取得することと、GNSS測定情報を含んだ測位計算アプリケーション部(PCAP)測位計算要求を送ることと、PCAP測位計算応答を受信することと、PCAP測位計算応答に基づいてHNBの位置を記憶することとを含む。
[0010]このような方法の実装は、次の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。PCAP測位計算要求は、HNB識別値を含むことができる。HNB識別値は、予約済みIMSIまたはIMEI値を含むことができる。HNB識別値は、HNBの測位を示すことができる。
[0011]本開示によるホームノードB(HNB)上で位置を決定する方法の一例は、測位のためにスタンドアロンサービングモバイル位置特定センター(SAS)に向けて、HNB識別値を含んだ測位計算アプリケーション部(PCAP)測位開始要求を送ることと、A−GNSSのためのPCAP測位起動要求を受信することと、HNBでGNSS測定を取得することと、A−GNSSのためのPCAP測位起動応答を送ることと、PCAP測位開始応答を受信することと、PCAP測位開始応答に基づいてHNBの位置を記憶することとを含む。
[0012]このような方法の実装は、次の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。さらなるアシストデータの要求が、SASに向けて送られることがあり、要求に基づいたさらなるアシストデータが受信されることがある。A−GNSSのためのPCAP測位起動要求およびPCAP測位起動応答は、HNBゲートウェイ(GW)から受信され得る。HNB識別値は、クライアントタイプパラメータの値であり得る。HNB識別値は、共通の予約済みIMSIまたはIMEI値を含み得る。HNB識別値は、SASにHNBの位置を示すことができる。HNBの位置の表示に応じて、SASは、HNBによってサポートされない測定を要求しないことが可能である。SASからの拡張セルID(E−CID:Enhanced Cell ID)測定のためのPCAP測位起動要求が、受信されることがあり、HNBの概ねの位置が、PCAP測位起動応答においてSASに返されることがある。
[0013]本開示によるホームノードB(HNB)上で位置を決定するための装置の例は、命令を記憶する記憶媒体と、記憶媒体に通信可能に結合され、測位のためにスタンドアロンサービングモバイル位置特定センター(SAS)に向けて、HNB識別値を含んだ測位計算アプリケーション部(PCAP)測位開始要求を送り、A−GNSSのためのPCAP測位起動要求を受信し、HNBにおいてGNSS測定を取得し、A−GNSSのためのPCAP測位起動応答を送り、PCAP測位開始応答を受信し、PCAP測位開始応答に基づいてHNBの位置を記憶するように構成されたプロセッサとを含む。
[0014]このような装置の実装には、次の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。プロセッサは、SASに向けてさらなるアシストデータの要求を送り、要求に基づいてさらなるアシストデータを受信するようにさらに構成され得る。A−GNSSのためのPCAP測位起動要求およびPCAP測位起動応答は、HNBゲートウェイ(GW)から受信され得る。HNB識別値は、クライアントタイプパラメータのための値を含み得る。HNB識別値は、SASにHNBの測位を示すことができる。HNB識別値は、共通の予約済みIMSIまたはIMEI値を含み得る。HNB測位の表示に応じて、SASは、HNBによってサポートされない測定を要求しないことが可能である。HNB測位の表示に応じて、SASは、HNBの位置を記憶することができる。PCAP測位起動要求を受信することは、SASからのE−CID測定の要求を含むことができ、PCAP測位起動応答は、SASへHNBの概ねの位置を返すことを含むことができる。
[0015]本開示を一致させるホームノードB(HNB)上で位置を決定する命令を備えた非一時的プロセッサ可読記憶媒体の例は、測位のためにスタンドアロンサービングモバイル位置特定センター(SAS)に向けて、HNB識別値を含んだ測位計算アプリケーション部(PCAP)測位開始要求を送り、A−GNSSのためのPCAP測位起動要求を受信し、HNBでGNSS測定を取得し、A−GNSSのためのPCAP測位起動応答を送り、PCAP測位開始応答を受信し、PCAP測位開始応答に基づいてHNBの位置を記憶するためのコードを含む。
[0016]本明細書に記載される項目および/または技法は、次の能力および/または場合によっては言及されない1つもしくは複数の他の能力のうちの1つまたは複数を提供することができる。HNBが、位置特定サービスの要求を開始することができる。HNBは、制御プレーン位置ソリューションによって位置特定サーバと通信することができる。HNBのために位置特定サービスおよびA−GNSSをサポートするために、位置特定サーバが使用され得る。位置特定サーバは、HNBゲートウェイ(HNB GW)と結合されることが可能であり、HNB GWは位置特定サーバによって無線ネットワークコントローラ(RNC)として見られることが可能である。HNBは、HNB GWを介して位置特定サーバと測位計算アプリケーション部(PCAP)メッセージを交換して、HNBのために位置特定サービスをサポートすることができる。PCAPメッセージは、PCAP開始要求中のクライアントタイプパラメータに値を含んで、HNB測位を表示することができる。HNBは、UEと無線リソース制御(RRC)メッセージを交換して、UEのために位置特定サービスをサポートするように構成され得る。さらに、上記の効果が記載した手段以外の手段によって得られる可能性があり、記載した項目/技法は、必ずしも記載した効果を生み出すとは限らない。
[0025]HNBのために位置特定サービスをサポートするための本明細書に記載する技法は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標))および「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と名付けられた団体によって定義されるものを含む、様々なワイヤレスネットワークおよび無線技術に使用され得る。たとえば、この技法は、3GPPによって定義されるユニバーサル地上無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)を実装する広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))ネットワーク、3GPPによって定義される次世代ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA:Evolved Universal Terrestrial Radio Access)を実装するロングタームエボリューション(LTE(登録商標))ネットワークに使用され得る。WCDMAは、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)の一部である。LTEは、3GPP次世代パケットシステム(EPS:Evolved Packet System)の一部である。3GPPからの文書には、WCDMA、LTE、UTRA、E−UTRA、UMTS、およびEPSが記載されている。技法は、他のワイヤレスネットワーク(たとえば、3GPPネットワークおよび3GPP2ネットワーク)ならびに他の無線技法にも使用され得る。本明細書に記載する技法は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている、2011年4月12日に出願された、「Method and Apparatus For Supporting Location Services Via a Home Node B (HNB)」という名称の米国特許出願第13/085,395号に記載される技法の拡張である。
[0026]本明細書に記載する技法は、(i)3GPPによって公に定義されたLTE測位プロトコル(LPP)、無線リソースLCSプロトコル(RRLP)、および無線リソース制御(RRC)、(ii)3GPP2によって公に定義されたC.S0022(IS−801としても知られる)、ならびに(iii)オープンモバイルアライアンス(OMA:Open Mobile Alliance)によって公に定義されたLPP拡張(LPPe)など、様々な測位プロトコルと関連して使用されることもある。測位プロトコルが、デバイスの測位を整合させ、制御するように使用され得る。測位プロトコルは、(i)ロケーションサーバと測位されるデバイスとによって実行され得るプロシージャと、(ii)デバイスとロケーションサーバとの間の通信またはシグナリングとを定義し得る。
[0027]本明細書に記載する技法は、アシストGNSS(A−GNSS)および拡張セルID(E−CID)などの測位方法を使用してUEおよび/またはHNBの測位をサポートするために使用され得る。A−GNSSおよびE−CIDはそれぞれ、一部においてまたは全部において、LPP、RRC.RRLP、IS−801、およびLPPeなどの測位プロトコルによってサポートされることが可能であり、そのような場合、これらの測位プロトコルの3GPP定義、3GPP2定義、およびOMA定義によって定義されるように使用されることが可能である。
[0028]図1は、通信および位置特定サービスをサポートするワイヤレスネットワーク100を示す。HNB102は、HNB102のカバレッジ内の1つまたは複数のUE104のために無線通信をサポートするために配置され得る。UE104は、ワイヤレスネットワーク100などのワイヤレスネットワークにおいてHNB102などの基地局とワイヤレスに通信することができる携帯電話(cell phone)、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、または他のモバイルデバイスであってよい。さらなるHNB局(図示せず)が様々な場所に(たとえば、多階の建物の異なる階に)配置され、複数のUE(図示せず)と通信するように構成され得る。HNB102は、ホーム基地局、フェムトアクセスポイント(FAP)、ホーム発展ノードB(HeNB)、スモールセル基地局、フェムトセルなどと呼ばれることもある。HNB102は、WCDMAまたは何らかの他の無線技術を使用して無線アクセスをサポートすることができる。HNBゲートウェイ(GW)106が、HNB102および他のHNBに結合されることが可能であり、HNBと他のネットワークエンティティとの相互作用をサポートすることができる。他のネットワークエンティティは、ワイヤレスネットワーク100のために様々な機能およびサービスをサポートするエンティティを含むことができる。たとえば、ワイヤレスネットワーク100は、モバイル交換センター(MSC)、サービングGPRSサポートノード(SGSN)(すなわち、MSC/SGSN要素108として表される)、および/または他のネットワークエンティティを含むことができる。MSCが、回線交換(CS)呼のために交換機能を行うことができ、ショートメッセージサービス(SMS)メッセージをルーティングすることもできる。SGSNが、UEのためにパケット交換(PS)接続およびセッションのためのシグナリング、交換、およびルーティング機能を行うことができる。MSC/SGSN要素108は、MSCまたはSGSNのどちらかを表すことができ(たとえば、両方は結合されない)、Iuインターフェースを使用していくつかの他のネットワーク要素(たとえば、HNB GW)と通信することができる。MSC/SGSN108は、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)、インターネット、またはゲートウェイGPRSサポートノードなど、図1に示されない他のエンティティと通信することもある。HNBおよびUEのためにE−CIDおよび/またはA−GNSSを含む位置特定サービスをサポートするために、スタンドアロンサービングモバイル位置特定センター(SAS)110または何らかの他の位置特定サーバが使用され得る。3GPPネットワークでは一般的にSASが使用されることがあり、HNB GW106に、またはSASによってそれぞれ無線ネットワークコントローラ(RNC)として見られ得るいくつかのHNB GWに、接続され得る。SAS110は、1つまたは複数のRNC(図1に示さず)に接続されることもあり、UE104など、ただしこれに限らない、ワイヤレスネットワーク100にアクセスしているUEの位置をサポートするために使用され得る。ワイヤレスネットワーク100は、他のネットワーク、たとえば、他のワイヤレスネットワーク、インターネット、および/またはPSTNに接続され得る。
[0029]動作において、HNB GW106は、(たとえば、直接リンクによって、またはインターネットによって)HNB102に接続されることが可能であり、HNBと、MSC/SGSN108などの他のネットワークエンティティとの相互作用をサポートすることができる。HNB102およびHNB GW106は、3GPP技術仕様書(TS)25.468に定義されているようにIuhインターフェース122を通じてHNB102とHNB GW106との間で、無線アクセスネットワークアプリケーション部(RANAP)プロトコルなどの他のプロトコルのためにメッセージを転送するために、無線アクセスネットワークアプリケーション部(RANAP:Radio Access Network Application Part)ユーザ適応(User Adaption)(RUA)プロトコルを利用することができる。SAS110は、ワイヤレスネットワーク100にアクセスするUE(たとえば、UE104)のために、および/またはワイヤレスネットワーク100内のHNB(たとえば、HNB102)のために、位置特定サービスおよび測位をサポートすることができる。SAS110は、SAS110とHNB GW106との間で、3GPP TS25.453に定義される測位計算アプリケーション部(PCAP)プロトコルなどの測位関連プロトコルをサポートするメッセージの転送を可能にすることができるIupcインターフェース124を介して、HNB GW106と通信することができる。簡単にするために、図1に、ワイヤレスネットワーク100に存在し得るいくつかのネットワークエンティティだけを示す。ワイヤレスネットワーク100は、他のネットワークエンティティを含み得る。HNB102が、ワイヤレスネットワーク100によってサポートされる多くのHNBのうちの1つであり得る。
[0030]HNB102は、スタンドアロンGNSSをサポートすることができ、そのスタンドアロンGNSS能力に基づいてその位置を決定することが可能であり得る。スタンドアロンGNSSは、いくつかの環境では(たとえば、HNB102が屋外にある場合)正確な位置推定を提供することが可能であり得るが、いくつかの欠点を有する可能性がある。たとえば、スタンドアロンGNSSは、衛星信号の測定を使用して受信機で位置を計算するために必要とされ得るGNSS航法データを受信機が復調するために、受信側(たとえば、HNB102)で最良の衛星の信号強度が約−145dBm以上であることを要求し得る。さらに、スタンドアロンGNSSの初期測位計算時間(TTFF:time to first fix)は、受信機が位置推定を取得するのに十分な信号を捕捉し、測定することを可能にするために、低信号強度ではおよそ数分以上である可能性がある。
[0031]アシストGNSS(A−GNSS)は、スタンドアロンGNSSよりも優れた性能を提供することができる、および/またはスタンドアロンGNSSの欠点のいくつかを改善することができる。A−GNSSのために、デバイス(たとえば、UE104またはHNB102)は、ネットワークから(たとえば、SAS110などのSASから)衛星のためのアシストデータを取得することができ、アシストデータを使用して衛星を探し、捕捉することができる。アシストデータは、デバイスが衛星をより速く検出すること、より低い受信信号レベルで衛星を検出すること、および衛星航法データを復調しなければならない状態を回避することなどを可能にすることができる。たとえば、A−GNSSは、最良の衛星の信号強度が約−155dBm以下であるときでさえ、機能することができ、これはスタンドアロンGNSSの場合よりも少なくとも10dB改善され得る。TTFFは、スタンドアロンGNSSの場合の数分以上に代わって、A−GNSSの場合はおよそ数十秒であり得る。A−GNSSの場合の感度の上昇および最小信号強度の低下は、屋内に配置される可能性があるHNBには特に望ましい可能性がある。より短いTTFFは、より優れたユーザ体験を提供することができ、たとえば、HNB102が初期化時にその位置を正確に決定することを可能にし、それによって、HNB102がライセンスを受けたオペレータスペクトルでの操作が許可される位置にいることをHNB102が決定するのに必要とされる時間を削減し得る。
[0032]図2Aは、HNB102とSAS110との情報交換開始のメッセージフロー200Aを示す。PCAP情報交換手順(すなわち、3GPP TS25.453に定義される)は、HNB102がその後のHNBベースの測位のためにSAS110から特定のA−GNSSアシストデータを要求することを可能にするために使用され得る。SAS110からA−GNSSのためのアシストデータを要求するために、HNB102によって、PCAP情報交換開始要求メッセージが送られ得る。一例では、PCAP情報交換開始要求メッセージは、HNB識別値を含むことができる。HNB識別値は、メッセージの送信者をHNBであると識別することがあり、さらに、(たとえば、シリアル番号、デバイス識別情報、IPアドレス、MACアドレス、SSID、サービングセル識別情報、IMSIもしくはIMEIを使用して)特定のHNBを一意に識別することがある、または、HNBを一意に識別せずに、単にPCAP情報交換開始要求メッセージの送信者をHNBとして識別することがある、またはHNB表示を提供しないことがある。一実施形態では、(たとえば、SAS110がHNBのためにGNSS取得アシストデータを計算することを可能にするために)PCAP情報交換開始要求メッセージ中のPCAPプロトコルによって与えられる概ねの初期位置は、他の方法(たとえば、スタンドアロンGNSS、HNB102によって観察される付近のセルIDの利用、またはインターネットサービスプロバイダによってHNB102に割り当てられたIPアドレスに基づく暗黙の位置)から計算される概ねのHNB102位置であることが可能である。HNB102はRNCの代わりに利用されることになり、手順は、UE(たとえば、UE104など)ではなくHNB102を測位するためにHNB102によって呼び出されるという点で、メッセージフロー200Aは、以前の標準とは異なる。メッセージフロー200Aは、HNB102とSAS110との間で中継として働き、PCAPメッセージを転送することができるHNB GW106(図2Aに示さず)を通って流れ得る。SAS110は、PCAP情報交換開始要求メッセージに含まれているいずれかのHNB識別値を(これがHNB102を一意に識別しても、HNB102をHNBであると識別するだけであっても)使用して、あるタイプのアシストデータ、たとえば、HNBにより適したまたは役立つ、SAS110で構成された(たとえば、A−GNSSのための)タイプのアシストデータをHNB102に提供することができる。SAS110は、(たとえば、HNB GW106を介して)PCAP情報交換開始応答メッセージでアシストデータを返すことができる。SAS110からHNB102によって受信されるアシストデータは、HNB102が衛星を捕捉し、衛星信号の測定を行う助けとなるように、HNB102によって使用され得る。HNB102がGNSS衛星の測定を行うと、SAS110から受信されたアシスタントデータは、HNB102の位置を計算する助けとなるように、HNB102によってさらに使用され得る。
[0033]図2Bは、HNB102の位置推定のためにSAS110に問い合わせるための測位計算手順のメッセージフロー200Bを示す。PCAP測位計算手順は(すなわち、3GPP TS25.453に定義されるように)、HNB102が測位計算のためにGNSS測定をSAS110に送ること、およびSAS110が続いてHNB102の計算された位置推定をHNB102に返すことを可能にするために使用され得る。メッセージフロー200Bは、HNB102がGNSS測定を取得した後に呼び出され得る。メッセージフロー200Bは、RNCに左右されず、あるUE(たとえば、UE104)ではなくHNB102の位置を計算するために使用されるという点で、以前の手法とは異なる。HNB102は、PCAP測位計算要求メッセージをSAS110に(たとえば、図2Bに示していないHNB GW106を介して)送ることによってメッセージフロー200Bを開始し、PCAP測位計算要求メッセージに、HNB102によって取得されたGNSS衛星の測定(たとえば、GNSSコード位相測定)を含めることができる。SAS110は、HNB102によって取得され、送られたGNSS測定に基づいてHNB102の位置を計算するように構成され得る。SAS110は、(たとえば、図2Bに示していないHNB GW106を介して転送される)PCAP測位計算応答メッセージで、計算された位置をHNB102に返すことができる。
[0034]いくつかの実施において、メッセージフロー200Bは、メッセージフロー200AがHNB102によって使用されて、SAS110からGNSSアシストデータを取得した後、およびHNB102が、このアシストデータの助けでGNSS衛星信号を捕捉し、測定した後、HNB102によって開始され得る。この場合、メッセージフロー200Bは、HNB102によってHNB102の位置を計算することに代わるものとして、HNB102によって開始され得る。他の実施では、早い時点にHNB102によってメッセージフロー200Aが使用されないことがあり、または呼び出されることがあり、HNB102がいくつかのGNSS測定を行った後、メッセージフロー200BがHNB102によって分離して使用されて、その位置をSAS110から取得することがある。一例では、メッセージフロー200BにおいてHNB102によってSAS110に送られるPCAP測位計算要求メッセージは、HNB識別値を含み得る。HNB識別値は、メッセージの送信者をHNBであると識別することができ、さらに(たとえば、シリアル番号、デバイス識別情報、IPアドレス、MACアドレス、SSID、サービングセル識別情報、IMSI、またはIMEIを使用して)特定のHNBをHNB102であると一意に識別することができる。いくつかの実施において、あるIMSIまたはIMEI値が、HNBを識別するために予約されることがあり、PSAP測位計算要求メッセージに含まれることがある。
[0035]いくつかの実施形態において、HNB102は、両方ともがHNB102をHNBであると識別し、HNB102を一意に識別する(たとえば、HNB102をワイヤレスネットワーク100に属するその他のHNBと区別する)一意のIMSIおよび/またはIMEI値を(たとえば、製造時にまたは初期化中に)有して構成され得る。他の実施形態において、HNB102をHNBであると識別するが、HNB102をワイヤレスネットワーク100に属する他のHNBと区別しない共通の予約済みIMSIまたはIMEI値が、(製造時にまたは初期化中に)HNB102に構成され得る。共通の予約済みIMSIもしくはIMEI値が、ワイヤレスネットワーク100のオペレータによって割り当てられる、またはその他の場合はこれに属することがあり、UE104などのいずれかのUEに割り当てられたIMSIもしくはIMEI値とは異なることがある。いくつかの実施形態では、HNB識別値は、HNB102をHNBであると識別することができるが、HNB102に一意の識別を行うことはできない。HNB識別値が含まれる場合、SASは、HNB識別(たとえば、メッセージフロー200BにおいてPCAP測位計算要求メッセージで、またはメッセージフロー200AにおいてPCAP情報交換開始要求メッセージで、SAS110に提供され得るHNBサービングセルID)と関連してHNBのために計算された位置を記憶することができる。HNB102の記憶された位置は、後にSAS110によって、(たとえば、E−CIDまたはA−GNSS測位を使用して)HNB102の付近にあるまたはこれにアクセスしている可能性のあるUEの位置を特定する助けとする際に使用され得る。
[0036]一実施形態では、HNB102がRNCセントリックモードでUE測位をサポートするために使用されるSAS110と同じPCAP相互作用をサポートすることができるという点において、図2Aおよび図2Bに示されるHNB測位は、3GPP TS25.305に定義されるように、UEのRNCセントリック測位と合致することができる。
[0037]図3は、SAS110を使用してHNB102のために位置特定サービスおよびA−GNSSをサポートするためのメッセージフロー300の設計を示す。HNB102は、たとえば、HNBが初期化されている間に、またはその後しばらくして、HNB102の位置が必要とされていると決定することができる(ステップ1)。HNB102は、HNB GW106へのPCAPユーザ適応(PUA)接続(Connect)メッセージでPCAP測位開始要求メッセージを送って、SAS110との位置特定セッション(location session)を開始することができる(ステップ2)。PUA接続メッセージは、SAS(たとえば、SAS110)の識別情報を含むこともできる。PCAP測位開始要求メッセージは、HNB GW106用のRNC IDおよび/またはHNB102のセルIDを含むことができる。一実施形態では、メッセージは、HNB102の測位能力(たとえば、A−GNSS)などを含むことができる。さらなる実施形態において、メッセージは、HNB識別値を含むことができる。HNB識別値は、UEのためにではなくHNBのために測位が要求されていることを示す値を含んだクライアントタイプパラメータであってよい。HNB識別値は代替的には、HNBを示す予約済みIMSIまたはIMEI値であってよい。この実施形態では、RNC IDが、メッセージ含まれないことがある。HNB GW106は、SAS110へのSCCP接続要求(CR:Connection Request)メッセージでPCAP測位開始要求メッセージを転送することができる(ステップ3)。HNB GW106は、ステップ2で送られたPUA接続メッセージに含まれているいずれかのSASの識別情報から、または他の方法で(たとえば、1つのSASしかHNB GW106に接続されていない場合、デフォルトによって)、SAS110を決定することができる。SAS110は、PCAP測位開始要求メッセージを受信することができ、HNB GWを識別するRNC IDを含むことから、要求がHNBからであることを認識することができる。SAS110は、その上にまたは代わりに、PCAP測位開始要求がクライアントタイプパラメータまたは予約済みIMSIもしくはIMEI値などのHNB識別値を含むので、要求がHNBからであることを認識することができる。一実施形態では、HNB識別値(たとえば、クライアントタイプパラメータまたは予約済みIMSIもしくはIMEI値)あるいはRNC IDは、HNBにアクセスしているUE(たとえば、UE104)を測位するのではなく、HNBを測位するためにHNBによってPCAP測位開始要求が送られたことをSAS110に示すことができる。さらなる実施形態において、HNB識別値は、HNB102を一意に識別することができる(たとえば、HNB102をワイヤレスネットワーク100のためのその他のHNBと区別することができる)。この場合、HNB識別値は、HNB102に固有である(たとえば、製造時にまたは初期化中にHNB102で構成される)IMSIまたはIMEI値を備えることができる。あるいは、HNB識別値は、単にHNB102をHNBであると識別することができる。この場合、HNB識別値は、ワイヤレスネットワーク100のためのいくつかのまたはすべてのHNBで構成される、共通の予約済みIMSIまたはIMEI値であってよい、またはHNBを示す値に設定されたクライアントタイプパラメータであってよい。
[0038]SAS110は、HNB GW106に送られるSCCP接続確認(CC)メッセージで、A−GNSSのためのアシストデータを含むことができるPCAP測位起動要求メッセージを送ることによってA−GNSS測位手順を開始することができる(ステップ4)。HNB GW106は、HNB102へのPUA直接転送(Direct Transfer)メッセージでPCAP測位起動要求メッセージを転送することができる(ステップ5)。SASは、ステップ2およびステップ3で転送されたPCAP測位開始要求メッセージに含まれているHNB102によるA−GNSS測位のためのサポートの表示に応じて、および/またはUEではなくHNBの測位が要求されるというHNB識別値の表示に応じて、ステップ4においてA−GNSS測位手順を開始することができる。
[0039]HNB102は、PCAP測位起動要求メッセージを受信することができ、たとえば、SAS110から受信されたアシストデータに基づいて、GNSS測定を取得することができる(ステップ6)。HNB102は、GNSS測定およびステップ5において受信されたアシストデータに基づいて位置推定を決定することができることがある、またはできないことがある。HNB102は、HNB GW106に送られるPUA直接転送メッセージで、GNSS測定および/または位置推定を含むことができるPCAP測位起動応答メッセージを送ることができる(ステップ7)。HNB GW106は、SAS110へのSCCPデータフォーム1(DT1)メッセージでPCAP測位起動応答メッセージを転送することができる(ステップ8)。
[0040]SAS110は、ステップ8においてPCAP測位起動応答メッセージからGNSS測定および/または位置推定を受信することができる。SAS110は、(提供される場合は)GNSS測定に基づいてHNB102のための位置推定を計算することができる、および/または、たとえばHNB GW106の既知のカバレッジエリアもしくはHNB102のすでに記憶されている位置推定を使用して、HNB102のための位置推定を検証するもしくは一部検証することができる(ステップ9)。SAS110は、その後、HNB GW106に送られるSCCP DT1メッセージにおいて搬送され得るPCAP測位開始応答メッセージで、SAS110によって計算されたおよび/または検証された位置推定を送ることができる(ステップ10)。HNB GW106は、HNB102へのPUA直接転送メッセージでPCAP測位開始応答メッセージを転送することができる(ステップ11)。
[0041]HNB102は、HNB GW106にPUA切断(Disconnect)メッセージを送ることによってSAS110との位置特定セッションを終了することができ(ステップ12)、HNB GW106は、SAS110にSCCP解放(Released)メッセージを送ることができる(ステップ13)。SAS110は、SCCP解放完了(RLC:Release Complete)メッセージを返すことができる(ステップ14)。HNB102は、その位置推定を記憶するおよび/または位置推定を別のネットワークリソースに、もしくはUE104に、提供することができる。
[0042]図3においてSAS110は、ステップ4およびステップ5で、HNB102にA−GNSSのためのアシストデータを送ることができる。HNB102は、たとえば、ステップ5で受信されたアシストデータが、十分な数の正確なGNSS測定が得られることを可能にする、またはHNB102がこれらの測定から位置推定を計算することを可能にするには不十分である場合、ステップ6で新しいアシストデータが必要であると決定することができる。この場合、HNB102は、SAS110にGNSS測定を送る代わりに、ステップ7およびステップ8でSAS110にアシストデータの要求を送ることができる。ステップ4からステップ8は、その後SAS110によって繰り返されて、HNB102に新しいアシストデータを提供することができる。図3において同様に、SAS110は、ステップ9でさらに多くの測定または別の位置推定が必要であると決定することができ、HNB102から測定または位置推定を取得するためにステップ4からステップ8を繰り返すことができる。
[0043]図3は、A−GNSSの利用を示しているが、SAS110は、ステップ4からステップ8において1つまたは複数の追加のまたは代替の測位方法を呼び出すことができる。たとえば、SAS110は、観測到達時間差(OTDOA:Observed Time Difference of Arrival)を呼び出すことができ、ステップ4およびステップ5において送られるPCAP測位起動メッセージにOTDOAのためのアシストデータを含むことができる。HNB102は、その後、ステップ6においてOTDOA測定またはOTDOA測定に基づいた位置推定を取得することができ、ステップ7およびステップ8においてPCAP測位起動応答メッセージでSAS110にOTDOA測定または位置推定を返すことができる。別の例として、SAS110は、ステップ4およびステップ5において送られるPCAP測位起動メッセージでE−CIDを呼び出すことができ、HNB102は、ステップ6においてE−CID測定を取得し、ステップ7およびステップ8においてSAS110に返すことができる。
[0044]ステップ2およびステップ3においてHNB識別値が含まれないことがある実施では、SAS110は、(たとえば、図3のステップ4およびステップ5における)PCAP測位起動要求でE−CID測定の要求を送ることができ、HNB102が測定を取得できない場合、HNB102は、PCAP測位起動失敗(Position Activation Failure)および適切な原因(たとえば、「サポート対象外」など)を返すことができる。この実施については、SAS110は、(たとえば、図3のステップ2およびステップ3において)HNB102によって開始された測位が、UE(たとえば、UE104)のためではなく、HNB102のためであることを知らないことがある。たとえば、図3のステップ2およびステップ3においてHNB102がHNB GW106のためのRNC IDを含んでいても、SAS110は、HNBによって測位が要求されていることしかわからず、測位がUEのためではなく、HNBのために行われていることはわからないことがある。したがって、SAS110は、UEの測位に有効である可能性があるHNB102からE−CID測定を要求する可能性がある。しかしながら、HNB102の測位については、E−CID測定は、基地局(たとえば、WCDMAノードB)によるUEからの信号の測定を想定する可能性があるので、HNB102によって取得可能ではない可能性があり、適用可能ではない可能性がある。したがって、HNB102は、上述のように失敗表示を用いてSAS110によるE−CID測定の要求に応答する必要があることがある。一実施形態では、(たとえば、図3のステップ2において)HNB102によって送られるPCAP測位開始要求メッセージは、(たとえば、クライアントタイプパラメータ中の特定の値または何らかの予約済み値に設定されたIMSIもしくはIMEI値を備えることができるHNB識別値を含めることによって)HNBの測位を示すことができる。SAS110は、その後、測位がHNBのためであることを認識することができ、HNBによってサポートされることが可能ではない要求を送らないように構成され得る(たとえば、SAS110は、HNBによって取得されることが可能ではないE−CID測定の要求を送ることはない)。また、SAS110が(たとえば、図3のステップ9において)HNB102のための位置推定を計算または検証した後、SAS110は、ステップ2およびステップ3において送られたPCAP測位開始要求メッセージに、HNB102によって含められ得るHNB102のサービングセル識別情報など、HNB102のための何らかの提供された識別情報と関連して位置推定を記憶することができる。SAS110は、続いて、HNB102のための記憶された位置推定を使用して、HNB102の付近にあるまたはHNB102にアクセスしている可能性があるUE(たとえば、UE104)の位置を特定する助けとすることができる。たとえば、SAS110は、記憶された位置を使用して、UEのために正確なA−GNSS衛星取得アシストデータを決定し、E−CID測定を使用して、またはUEをさらに測位することなくUEのための概ねの位置推定として、UEの測位を補助することができる。
[0045]一実施形態では、たとえば、3GPP TS25.305に定義されるように、HNB102は、SASセントリックモードでUE測位をサポートするために使用されるSAS110と同じPCAP相互作用をサポートすることができるという点において、図3に示されるHNB測位は、UEのSASセントリック測位と合致することができる。HNB102は、図3のステップ2においてHNB102のSASセントリック測位を呼び出すことができ、その測位能力(たとえば、UEアシストおよび/またはUEベースか、ならびにどのGNSSシステムおよびGNSS信号用であるかを含む、A−GNSSをサポートする能力)、現在のサービングセルID(たとえば、割り当てられたHNBセルID)、および要求されるサービス品質をSASに提供することができる。SAS110は、その後、ステップ4においてPCAP測位起動要求をHNB102に返すことによって測位を呼び出すことができる。A−GNSS測位が呼び出される場合、SAS110は、HNB102のA−GNSS測位能力と互換性があるこの応答にA−GNSSアシストデータを含むことができる。一例では、(たとえば、SAS110がA−GNSS取得アシストデータを計算することを可能にするために)HNBの最初の概ねの位置をSAS110に提供するために、少ないまたは全くない測定の要求とともに、ステップ4においてSAS110によってE−CID方法が呼び出され得る。少ないまたは全くないE−CID測定の要求が、PCAPにおいて可能にされることがあり、たとえば図3のステップ2およびステップ3において送られるPCAP測位開始要求にHNB識別値を含むことにより、SAS110が測位はHNB102のためであることをわかっていることに基づかれ得る。一例では、HNB102は、図3のステップ7においてHNBによって送られるSAS110からのE−CID測位要求に応じて、HNB102の最初の概ねの位置を含むことができる。ステップ8においてSAS110によって受信されるE−CID測定または概ねのHNB位置は、その後SAS110によって使用されて、HNB102のための好適なA−GNSSアシストデータ(たとえば、好適なA−GNSS取得アシストデータ)を決定し、SAS110が図3の、上述したステップ4から8を繰り返すことによって、HNB102のためにA−GNSS測位を呼び出すことを可能にし得る。
[0046]一実施形態では、図2A、図2B、および図3の説明に関連して上記で言及したHNB識別値は、HNBを示す特定のネットワークのための予約済み値に設定されたIMSIまたはIMEIであってよい。すべてのHNB(たとえば、ワイヤレスネットワーク100のすべてのHNB)のHNB識別値に同じ予約済み値を使用することによって、ネットワーク構成が単純化され得る。たとえば、予約済み値は、製造時に各HNBでハードコーディングされ得る、または(たとえば、各HNBの初期化中に)各HNBで運用および保守(Operations and Maintenance)によって構成され得る、または他の方法で(たとえば、HNB GW106によって)構成され得る。予約済み値は、SAS110において同様に構成またはハードコーディングされ得る。予約済み値は、通常の移動局(たとえば、UE104)に割り当てられていない値であってよい、および/またはIMSIもしくはIMEIの標準的な定義により有効である値であってよい(たとえば、IMSIの場合、6から15桁の10進数の数字、またはIMEIの場合15桁の16進数の数字を含むことができる)。予約済み値は、代わりに、IMSIまたはIMEIの通常の定義による無効値、たとえば、IMSIの場合、6桁未満の10進数の数字、15桁より多い10進数の数字、もしくは10から15桁の範囲の16進数の数字、またはIMEIの場合、15桁未満のもしくは15桁よりも多い16進数の数字を含む値であってよい。無効値を含んだ予約済み値が、無効であることにより、または特定のタイプの無効値(たとえば、10進数または16進数の数字にある数の値またはある値を含んだ無効値)であることにより、HNBを示すものとしてSAS110によって認識され得る。いくつかの実施形態では、予約済み値は、正確に定義されないことがあるが、あるルールに正しく従うことができ、たとえば、IMSIの場合、10から15桁の範囲の16進数の数字の文字列を含むことができる。
[0047]図2A、図2B、および図3と関連する方法によってHNBの測位が例示されているが、同じ方法は、HNB GWの測位(たとえば、HNB GW106)、RNC、またはPCAPメッセージを使用してSASと相互に作用することができるその他のネットワーク要素に適用され得ることに注意されたい。測位されるネットワーク要素(たとえば、RNCまたはHNB GW)は、その後、図2A、図2B、および図3のHNB102に取って代わることになるが、図2A、図2B、および図3についてHNB102に対して説明した同じ機能を行うことができる。
[0048]図4は、HNB400およびSAS450の設計のブロック図を示す。HNB400は、HNB102であってよく、SAS450は、図1、図2A、図2B、および図3のSAS110であってよい。簡単にするために、図4は、HNB400のための1つのコントローラ/プロセッサ402、(たとえば、アンテナユニットを含むことができる)1つの送信機/受信機ユニット(TMTR/RCVR)404、1つの通信(Comm)ユニット406、および1つのメモリユニット(Mem)408、ならびにSAS450のためのコントローラ/プロセッサ452、通信ユニット456、および1つのメモリ(Mem)458を示す。一般に、HNB400およびSAS450は、任意の数のコントローラ、プロセッサ、メモリ、トランシーバ、および通信ユニットを含むことができる。
[0049]HNB400は、そのカバレッジ内のUEに、トラフィックデータ、シグナリング、ブロードキャスト情報、および/またはパイロットを送受信することができる。これらの様々なタイプのデータは、プロセッサ402によって処理され、送信機/受信機404によって調整され、ダウンリンクによって送信され得る。メモリ408は、HNB400のプログラムコードおよびデータを格納することができる。プロセッサ402は、図2A、図2B、および図3のメッセージフローでHNB102のための処理を行うこともできる。HNB400は、HNB GW106などのCommユニット406を介して他のネットワークエンティティと通信することができる。
[0050]SAS450内では、コントローラ/プロセッサ452は、位置特定サービスおよび測位をサポートするための処理を行うことができ、メモリ458は、進行処理(procession processing)および通信のためのプログラムコードおよびデータを記憶することができ、通信ユニット456は、SAS450がHNB GW106およびUE104などの他のエンティティと通信することを可能にすることができる。コントローラ/プロセッサ452は、図2A、図2B、図3、および図7において中で説明するようなメッセージストリームの処理を行うことができ、および/または本明細書に記載されるように位置特定サービスをサポートするための処理を行うことができる。
[0051]図5は、HNB400またはHNB102のために位置特定サービスをサポートする処理500を示し、示された段階を含む。しかしながら処理500は例にすぎず、限定するものではない。処理500は、たとえば段階を追加させ、削除させ、再配置させ、結合させ、同時に実施させることによって、および/または段階を複数の段階に分割させることによって、変えられ得る。一実施形態では、HNB400は、メモリ408に記憶されたプロセス500に対応するプロセッサ実行可能命令を含むことができ、コントローラ/プロセッサ402は、命令を実行するように構成され得る。
[0052]段階502において、HNB400は、SAS110にアシストデータを求めてPCAP情報交換開始要求を送るように構成され得る。PCAP情報交換開始要求は、3GPP TS25.453などの業界標準に準拠することができ、HNB識別値を含むまたは含まないことがある。HNB識別値は、含まれる場合は、PCAP情報交換開始要求がHNBによって送られた(たとえば、さらにRNCによって送られなかった)ことを示すことができ、その上にまたは代わりに、測位がHNBに対するものである(たとえば、さらにUEに対するものではない)ことを示すことができ、および/またはHNB400を一意に識別することができる(たとえば、ワイヤレスネットワーク100の他のHNBなど、ワイヤレスオペレータに属するその他のHNBからHNB400を識別し、区別することができる)。他の分類値が使用され得る。Commユニット406は、コントローラ/プロセッサ402で実行される命令に基づいてPCAP情報交換開始要求を送るための手段であることが可能である。
[0053]段階504において、HNB400は、PCAP情報交換開始応答およびアシストデータを受信するように構成され得る。アシストデータは、HNBがより効率的にGNSS衛星を捕捉し、測定することを可能にし、場合によりGNSS測定に基づいてその位置を決定するためのA−GNSS情報であり得る。段階506において、HNB400は、アシストデータを利用して、GNSS衛星信号情報を取得することができる。GNSS衛星信号情報を取得する際にエラーまたは他の問題がある場合、HNB400は、さらなるアシストデータの要求を送るように構成され得る。Commユニット406は、PCAP情報交換開始応答を受信するための手段であることが可能であり、コントローラ/プロセッサ402で実行される命令に基づいて、さらなるアシストデータを受信するための手段であることが可能である。
[0054]段階508において、HNB400のコントローラ/プロセッサ402は、段階506で取得された衛星信号情報および段階504で受信されたアシストデータに基づいた位置であると決定するように構成され得る。HNB400の位置は、ローカルに(たとえば、メモリ408に)記憶されることが可能であり、および/あるいはSAS110または1つもしくは複数のUEに送られ得る。HNB400位置情報は、他のネットワークエンティティに(たとえば、HNB管理システムに)送られることも可能である。
[0055]情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解するであろう。たとえば、上記の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光場または光粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表現され得る。
[0056]図6は、HNB400またはHNB102の位置を決定し、記憶するための処理600を示し、示された段階を含む。しかしながら処理600は例にすぎず、限定するものではない。処理600は、たとえば段階を追加させ、削除させ、再配置させ、結合させ、同時に実施させるとによって、および/または段階を複数の段階に分割させることによって、変えられ得る。一実施形態では、HNB400は、メモリ408に記憶されたプロセス600に対応するプロセッサ実行可能命令を含むことができ、コントローラ/プロセッサ402は、命令を実行するように構成され得る。
[0057]段階602において、プロセッサ402は、通信ユニット406に命令を提供し、測位のためにSAS110に向けて、HNB識別値を含んだPCAP測位開始要求を送るように構成され得る。HNB識別値は、メモリ408に記憶されることが可能であり、(i)SASにメッセージの送信者をHNBである(たとえば、さらにRNCではない)と識別させることができる、(ii)SASに測位がHNBのために(たとえば、さらにUEのためではなく)要求されていることを決定させることができる、および/または(iii)(たとえば、シリアル番号、デバイス識別情報、IPアドレス、MACアドレス、SSID、サービングセル識別情報、IMSIもしくはIMEIを使用して)特定のHNBを一意に識別することができる。動作において、SAS110は、要求がHNBからであることを認識する、および/または要求が、HNB識別値に基づいたHNBの測位を求めるものであることを認識するように構成され得る。一実施形態では、PCAP測位開始要求は、SAS110に到達する前に、HNB GW106を通って流れることができる。
[0058]段階604において、HNB400は、A−GNSSのためのPCAP測位起動要求を受信することができる。PCAP測位起動要求は、SAS110から送られることが可能であり、HNB GW106を通って流れ得る。A−GNSSのためのPCAP測位起動要求は、メモリ408に記憶され、衛星信号の捕捉および測定の助けとなるならびに/または衛星測定から位置を計算する助けとなるように使用されるアシストデータを含むことができる。たとえば、段階606においてHNBは、1つまたは複数の衛星からGNSS測定を取得するように構成され得る。たとえば、送信機/受信機404は、GNSS測定を取得するための手段を含むことができる。他のGNSS受信機もまた使用され得る。アシストデータは、測位計算に使用される1つまたは複数の衛星を選択するために使用され得る。段階606において、HNBは、取得されたGNSS測定および段階604で受信されたアシストデータに基づいて位置推定を計算することもできる。段階608において、HNB400は、A−GNSSのためのPCAP起動応答を送るように構成され得る。応答は、GNSS測定および/または位置推定を含むことができる。SAS110は、PCAP測位起動応答を処理して、HNBの位置を決定するように構成され得る。SASは、HNBの位置を、たとえばセルIDなどのHNBの識別情報と関連して、記憶するように構成され得る。
[0059]段階610において、HNB400は、SAS110(またはHNB GW106)からPCAP測位開始応答を受信するように構成され得る。PCAP測位開始応答は、段階608でHNB400によって提供されるPCAP測位起動応答に含まれるGNSS測定または位置推定に基づいてSAS110によって決定される、または検証されるようにHNB400の位置を含むことができる。段階612において、HNBは、PCAP測位開始応答に基づいてHNBの位置を記憶することができる。たとえば、位置は、メモリ408に記憶され得る。一実施形態では、HNB400の位置は、1つもしくは複数のUEに送られ得る、またはリモートのアルマナック(almanac)(たとえば、測位サーバ)に記憶され得る。
[0060]図7、PCAP情報交換要求からHNB識別情報を決定するためのプロセス700が、示された段階を含む。しかしながら処理700は例にすぎず、限定するものではない。処理700は、たとえば段階を追加させ、削除させ、再配置させ、結合させ、同時に実施させることによって、および/または段階を複数の段階に分割させることによって、変えられ得る。一実施形態では、SAS450は、メモリ458に記憶されたプロセス700に対応するプロセッサ実行可能命令を含むことができ、コントローラ/プロセッサ452は、命令を実行するように構成され得る。
[0061]段階702において、SAS450は、HNB102またはHNB GW106からPCAPメッセージを受信するように構成され得る。SAS450は、コントローラ/プロセッサ452と、メモリ458とを含み、たとえばデータストリームを復号するためにコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。受信されるPCAPメッセージは、たとえば、HNB102またはHNB400から送られたPCAP情報交換開始要求、PCAP測位計算要求、またはPCAP測位開始要求であり得る。PCAPメッセージは、HNB識別値を含むことができる。段階704において、SAS450は、受信されたメッセージに基づいてHNB識別値を決定するように構成され得る。SAS450は、HNB識別値を利用して、メッセージの送信者をHNBであると識別することができる。一実施形態では、SAS450は、HNB識別値に基づいて(たとえば、シリアル番号、デバイス識別情報、IPアドレス、MACアドレス、SSID、サービングセル識別情報、IMSIまたはIMEIを使用して)特定のHNBを一意に識別することができる。さらなる実施形態では、SAS450は、HNB識別値に基づいて、受信されたPCAPメッセージはUEの測位ではなくHNBの測位をサポートするために送られたと決定することができる。
[0062]段階706において、SAS450は、受信されたPCAPメッセージに基づいてPCAP応答を送ることができる。PCAP応答は、PCAP情報交換開始応答、PCAP測位計算応答、PCAP測位起動要求、PCAP測位開始応答、またはその他の応答であり得る。一実施形態では、HNB識別値は、段階702において受信されたPCAPメッセージ中のクライアントタイプパラメータに特定の値を備えることができる、あるいは予約済みIMSIもしくはIMEI値または共通の予約済みIMSIもしくはIMEI値を備えることができる。SAS450は、その後、測位はHNBのためであることを認識することができ、HNBによってサポートされることが可能ではない要求応答を送らないように構成され得る(たとえば、SAS450は、いくつかのE−CID測定の要求を送らないことがある)。図7に破線で示すように一実施形態では、段階702および段階704は、たとえば、SAS450がHNBからGNSS測定またはアシストデータの要求を受信すること、およびそれぞれGNSS測定から位置を計算することまたは要求されたアシストデータをHNBに提供することを可能にするために、1または複数回繰り返されることがある。
[0063]段階708は、破線で示され、オプションのステップと見なされる。SAS450は、位置情報、たとえばHNBのための位置推定を記憶するように構成され得る。たとえば、段階702および段階706が繰り返される場合、SAS450は、ステージ702の繰返しの間にHNBからA−GNSSのためのPCAP測位起動応答を受信することができ、SAS450は、その後HNB102のための位置推定を計算するように構成され得る。SAS450は、続いてローカルに(すなわち、ローカルメモリに)位置推定を記憶することができる、または将来の測位計算で使用するために別のネットワークリソース(たとえば、測位サーバもしくは他のアルマナック)に位置推定を提供することができる。HNBのための位置推定は、HNBによって提供されるセルIDまたはHNBのための一意のIMSIまたはIMEI値など、HNBのための識別情報と関連してSAS450によって記憶および/または提供され得る。
[0064]本明細書で開示と関連して説明した様々な例示的論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることは、当業者にはさらに理解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこのような互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、上記では概してその機能に関して説明した。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の用途およびシステム全体に課される設計の制約によって決まる。当業者は、説明した機能を特定の用途ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じさせると解釈されるべきではない。
[0065]本明細書の開示と関連して説明する様々な例示的論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途用集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field programmable gate array)もしくは他のプログラマブルロジックデバイス(programmable logic device)、個別のゲートもしくはトランジスタロジック、個別のハードウェア構成要素、または、本明細書で説明した機能を行うように設計された、これらの任意の組合せで、実装または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替としてプロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。また、プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実現され得る。
[0066]本明細書の開示と関連して記載した方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで、プロセッサで実行されるソフトウェアモジュールで、またはこの2つの組合せで、具体化されることが可能である。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に存在し得る。例示の記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体(すなわち、プロセッサ可読記憶媒体)から情報を読み取る、および記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに連結され、プロセッサ可読命令を含む。代替として記憶媒体は、プロセッサと一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC内に存在し得る。ASICはユーザ端末中に存在し得る。代替としてプロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内の個別構成要素として存在し得る。
[0067]1つまたは複数の例示的設計では、記載した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組合せに実装され得る。ソフトウェアに実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体に1つもしくは複数の命令またはコードとして記憶され得る。コンピュータ可読媒体は、一時的な伝搬信号を指さない(たとえば、それは非一時的であり得る)。記憶媒体は、汎用または特殊用途用のコンピュータでアクセスされ得る任意の入手可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、もしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、またはその他の媒体を備えることができる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD:compact disc)、レーザーディスク(登録商標)(laser disc)、光ディスク(optical disc)、デジタルバーサタイルディスク(DVD:digital versatile disc)、フロッピー(登録商標)ディスク(floppy disk)、およびブルーレイ(登録商標)ディスク(blu−ray(登録商標) disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)はレーザーを使用して、データを光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0068]本開示の以上の説明は、いかなる当業者も本開示を作成または使用することが可能となるように提供される。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ホームノードB(HNB)の位置を決定する方法であって、
測位のためにスタンドアロンサービングモバイル位置特定センター(SAS)に向けて、HNB識別値を含んだ測位計算アプリケーション部(PCAP)測位開始要求を送ることと、
アシスト全地球航法衛星システム(A−GNSS)のためのPCAP測位起動要求を受信することと、
前記HNBにおいてGNSS測定を取得することと、
A−GNSSのためのPCAP測位起動応答を送ることと、
PCAP測位起動応答を受信することと、
前記PCAP測位開始応答に基づいて前記HNBの前記位置を記憶することとを備える、方法。
[C2]
前記SASに向けてさらなるアシストデータの要求を送ることと、
前記要求に基づいて前記さらなるアシストデータを受信することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
A−GNSSのための前記PCAP測位起動要求および前記PCAP測位開始応答が、HNBゲートウェイ(GW)から受信される、C1に記載の方法。
[C4]
前記HNB識別値が、クライアントタイプパラメータの値を含む、C1に記載の方法。
[C5]
前記HNB識別値が、HNBの位置を前記SASに示す、C4に記載の方法。
[C6]
前記HNBの前記位置の表示に応じて、前記SASが前記HNBの前記位置を記憶する、C5に記載の方法。
[C7]
前記HNB識別値が、共通の予約済み国際モバイル加入者識別番号(IMSI)または国際モバイル装置識別番号(IMEI)値を備える、C1に記載の方法。
[C8]
前記PCAP測位起動要求を受信することが、前記SASからの拡張セルID(E−CID)測定の要求を含み、前記PCAP測位起動応答が、前記SASへ前記HNBの概ねの位置を返すことを含む、C1に記載の方法。
[C9]
ホームノードB(HNB)の位置を決定するための装置であって、
命令を記憶するためのメモリユニットと、
前記メモリユニットに結合され、
測位のためにスタンドアロンサービングモバイル位置特定センター(SAS)に向けて、HNB識別値を含んだ測位計算アプリケーション部(PCAP)測位開始要求を送り、
アシスト全地球航法衛星システム(A−GNSS)のためのPCAP測位起動要求を受信し、
前記HNBにおいてGNSS測定を取得し、
A−GNSSのためのPCAP測位起動応答を送り、
PCAP測位開始応答を受信し、
前記PCAP測位開始応答に基づいて前記メモリユニットに前記HNBの前記位置を記憶する
ように構成された、プロセッサおよび通信ユニットとを備える、装置。
[C10]
前記プロセッサおよび通信ユニットが、
前記SASに向けてさらなるアシストデータの要求を送り、
前記要求に基づいて前記さらなるアシストデータを受信するようにさらに構成される、C9に記載の装置。
[C11]
A−GNSSのための前記PCAP測位起動要求および前記PCAP測位開始応答が、HNBゲートウェイ(GW)から受信される、C9に記載の装置。
[C12]
前記HNB識別値が、クライアントタイプパラメータの値を備える、C9に記載の装置。
[C13]
前記HNB識別値が、前記SASに前記HNBの前記位置を示す、C12に記載の装置。
[C14]
前記HNBの前記位置の表示に応じて、前記SASが前記HNBの前記位置を記憶する、C13に記載の装置。
[C15]
前記HNB識別値が、共通の予約済み国際モバイル加入者識別番号(IMSI)または国際モバイル装置識別番号(IMEI)値を備える、C9に記載の装置。
[C16]
前記PCAP測位起動要求を受信することが、前記SASからの拡張セルID(E−CID)測定の要求を含み、前記PCAP測位起動応答が、前記SASへ前記HNBの概ねの位置を返すことを含む、C9に記載の装置。
[C17]
ホームノードB(HNB)の位置を決定するための命令を備える非一時的プロセッサ可読記憶媒体であって、前記命令が、
測位のためにスタンドアロンサービングモバイル位置特定センター(SAS)に向けて、HNB識別値を含んだ測位計算アプリケーション部(PCAP)測位開始要求を送るためのコードと、
アシスト全地球航法衛星システム(A−GNSS)のためのPCAP測位起動要求を受信するためのコードと、
前記HNBにおいてGNSS測定を取得するためのコードと、
A−GNSSのためのPCAP測位起動応答を送るためのコードと、
PCAP測位開始応答を受信するためのコードと、
前記PCAP測位開始応答に基づいて前記HNBの前記位置を記憶するためのコードとを備える、非一時的プロセッサ可読記憶媒体。
[C18]
前記SASに向けてさらなるアシストデータの要求を送るためのコードと、
前記要求に基づいて前記さらなるアシストデータを受信するためのコードとをさらに備える、C17に記載の非一時的プロセッサ可読記憶媒体。
[C19]
A−GNSSのための前記PCAP測位起動要求および前記PCAP測位開始応答が、HNBゲートウェイ(GW)から受信される、C17に記載の非一時的プロセッサ可読記憶媒体。
[C20]
前記HNB識別値が、クライアントタイプパラメータの値を含む、C17に記載の非一時的プロセッサ可読記憶媒体。
[C21]
前記HNB識別値が、前記SASに前記HNBの前記位置を示す、C20に記載の非一時的プロセッサ可読記憶媒体。
[C22]
前記PCAP測位起動要求を受信するための前記コードが、前記SASから拡張セルID(E−CID)測定の要求を受信するためのコード、および前記PCAP測位起動応答によって前記SASに前記HNBの概ねの位置を返すためのコードを含む、C17に記載の非一時的プロセッサ可読記憶媒体。
[C23]
ホームノードB(HNB)の位置を決定するための装置であって、
測位のためにスタンドアロンサービングモバイル位置特定センター(SAS)に向けて、HNB識別値を含んだ測位計算アプリケーション部(PCAP)測位開始要求を送るための手段と、
アシスト全地球航法衛星システム(A−GNSS)のためのPCAP測位起動要求を受信するための手段と、
前記HNBでGNSS測定を取得するための手段と、
A−GNSSのためのPCAP測位起動応答を送るための手段と、
PCAP測位開始応答を受信するための手段と、
前記PCAP測位開始応答に基づいて前記HNBの前記位置を記憶するための手段とを備える、装置。
[C24]
前記SASに向けてさらなるアシストデータの要求を送るための手段と、
前記要求に基づいて前記さらなるアシストデータを受信するための手段とをさらに備える、C23に記載の装置。
[C25]
A−GNSSのための前記PCAP測位起動要求および前記PCAP測位開始応答が、HNBゲートウェイ(GW)から受信される、C23に記載の装置。
[C26]
前記HNB識別値が、クライアントタイプパラメータの値を備える、C23に記載の装置。
[C27]
前記HNB識別値が、前記SASに前記HNBの前記位置を示す、C26に記載の装置。
[C28]
前記HNBの前記位置の表示に応じて、前記SASが前記HNBの前記位置を記憶する、C27に記載の装置。
[C29]
前記HNB識別値が、共通の予約済み国際モバイル加入者識別番号(IMSI)または国際モバイル装置識別番号(IMEI)値を備える、C23に記載の装置。
[C30]
前記SASから拡張セルID(E−CID)測定の要求を含んだ前記PCAP測位起動要求を受信するための手段と、
前記SASに前記HNBの概ねの位置を含んだ前記PCAP測位起動応答を返すための手段とをさらに備える、C23に記載の装置。