JP6521393B2 - 通信システム、通信端末、制御装置、通信制御方法および通信プログラム - Google Patents

通信システム、通信端末、制御装置、通信制御方法および通信プログラム Download PDF

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Description

本発明は通信システム、通信端末、制御装置、通信制御方法および通信プログラムに関する。
現在、複数の事業者が、LTE(Long Term Evolution)などの様々な移動体通信サービスを提供している。LTEは、高速及び大容量の無線通信を実現するために用いられる無線通信方式である。上記事業者は、移動体通信サービスの提供を受けるユーザに対して、サービス内容に応じた契約を行い、当該契約によるサービスの提供先を識別可能な加入者情報が記憶された加入者識別(SIM:Subscriber Identity ModuleまたはUIM:User Identity Module)カードを当該ユーザに提供する。SIMカードには、当該ユーザが契約した通信事業者の接続情報や契約情報が電子的に保存されている。当該SIMカードを装着した通信端末は、SIMカードに記憶された加入者情報を用いることで移動体通信ネットワークに接続可能となる。そのため、移動体通信サービスのユーザは、利用する移動体通信サービスに応じたSIMカードを通信端末に装着して、当該移動体通信サービスの提供を受ける。
ここで、LTEによる通信システムは、パケットによる通信を行うシステムとなっており、LTEによる通信システムでは、パケット通信ネットワーク(PDN:Packet Domain Network)が多重化されている。パケット通信ネットワークは、APN(Access Point Name)という識別子により識別され、LTE対応の通信端末は、複数の分離されたパケット通信ネットワーク(PDN)に同時接続することが可能となっている。
複数の分離されたパケット通信ネットワーク(PDN)として、例えば、Intenet網やIMSネットワークが存在する。IMS(IP Multimedia Subsystem)ネットワークは、音声通話データやSMS(short message service)を扱うネットワークである。音声通話データは秘匿性が求められること、および3Gにおける回線交換型の通話網との共存を目的として、インターネット用のネットワークとは分離した形として、移動体通信事業者がネットワークを構築している。
スマートフォンなどのデータ通信および音声通話の両機能に対応する通信端末は、Internet網用のAPN(Internet-APN)とIMSネットワーク用のAPN(IMS-APN)とを用いて同時に2つのPDNに接続することにより通信および音声通話の分離を実現する。
このように、LTEに対応する通信端末は、複数のパケット通信ネットワーク(PDN)に対して、同時に個別のセッションを確立する手法(Multi PDN Connection)を用いて、複数のパケット通信ネットワークと複数の通信路を確立する。例えば、特許文献1には、外部NW(Network)として、インターネットやIMS(IP Multimedia Subsystem)等のパケットデータの通信を行う通信ネットワーク(PDN)が開示されており、通信端末は、コアネットワークおよび無線LAN通信網と接続された当該ネットワークと通信路を確立することが開示されている。
また、PDNに接続する際には、APNを用いて、接続したいPDNを特定し、ID(Identifier)やパスワードを用いてPDN側の通信ゲートウェイによる接続認証を経て通信を行う。また、これら複数のPDNとの通信路は、LTEの無線通信上では、ベアラ(Bearer)と呼ばれる論理的な伝送経路に分けて通信を分離しており、それぞれのPDN接続は個別に通信路(ベアラ)の管理が行われる。
特開2016−174339号公報
ここで、LTEに対応する通信端末が、パケット通信ネットワーク(PDN)との通信路を確立する際、加入者識別(SIM)カードに記憶された加入者情報を用いる。通信端末が複数のPDNとの通信路を確立する場合、まず、基礎となるPDN(デフォルトPDNまたはDefault PDN)との通信路を確立し、その後、デフォルトPDNとは異なるPDNとの通信路の確立を行う。
通常、1台の通信端末に対して、1つのSIMカードが装着されることから、特許文献1のように、デフォルトPDNを含む複数のPDNと複数の通信路を確立する際、当該SIMカードに記憶された加入者情報が用いられる。言い替えると、複数の通信路を確立する際に使用される加入者情報は、デフォルトPDNとの通信路確立に用いられた加入者情報のみとなってしまう。
そのため、デフォルトPDNとは異なるPDNとの通信路確立において、デフォルトPDNとの通信路確立に用いられた加入者情報とは異なる加入者情報を用いることが出来ない。すなわち、複数の加入者情報を用いて、1つ以上のPDNとの複数の通信路の確立を行うことは出来ない。そのため、複数の加入者情報を用いて、1つ以上のPDNとの複数の通信路の管理が出来ないという問題が生じる。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、複数の加入者情報を用いて、パケット通信ネットワークとの複数の通信路の管理を行うことが可能な通信システム、通信端末、制御装置、通信制御方法および通信プログラムを提供することを目的とする。
本発明にかかる通信システムは、通信端末と、制御装置と、を備える通信システムであって、移動通信ネットワークに接続するための第1の加入者情報を用いて、1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかと第1の通信路を確立しているときに、前記通信端末は、第2の加入者情報を取得する取得部と、前記第2の加入者情報を用いて前記1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかと第2の通信路の確立を要求する場合、前記第2の加入者情報の認証を要求する再認証フラグを含む通信路を設定するための接続要求と、前記第2の加入者情報と、を前記制御装置に送信する第1の通信部と、前記制御装置から通信路確立が完了したことを示す接続完了を受信し、前記第2の加入者情報を用いた前記第2の通信路を確立する通信制御部と、を備え、前記制御装置は、前記接続要求と、前記第2の加入者情報と、を前記通信端末から受信する第2の通信部と、前記接続要求に再認証フラグが含まれているかを判定する判定部と、前記再認証フラグが含まれている場合、前記第2の加入者情報の認証を行い、前記第2の加入者情報を用いて前記第2の通信路に対応するパケット通信ネットワークとの通信路を確立し、前記接続完了を前記通信端末に送信する通信確立部と、を備えるものである。
本発明にかかる通信端末は、移動通信ネットワークに接続するための第1の加入者情報を用いて、1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかと第1の通信路を確立しているときに、第2の加入者情報を取得する取得部と、前記第2の加入者情報を用いて前記1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかパケット通信ネットワークとの第2の通信路の確立を要求する場合、前記第2の加入者情報の認証を要求する再認証フラグを含む通信路を設定するための接続要求と、前記第2の加入者情報と、を制御装置に送信する通信部と、前記制御装置から接続完了を受信することにより、前記第2の加入者情報を用いた前記第2の通信路を確立する通信制御部と、を備えるものである。
本発明にかかる制御装置は、移動通信ネットワークに接続するための第1の加入者情報を用いて1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかのパケット通信ネットワークと第1の通信路を確立しているときに、前記1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかのパケット通信ネットワークと第2の通信路の確立を要求する接続要求と、第2の加入者情報と、を通信端末から受信する通信部と、前記接続要求に再認証フラグが含まれているかを判定する判定部と、前記再認証フラグが含まれている場合、前記第2の加入者情報の認証を行い、前記第2の加入者情報を用いて前記第2の通信路に対応するパケット通信ネットワークとの通信路を確立する通信確立部と、を備えるものである。
本発明にかかる通信制御方法は、通信端末と、制御装置と、を備える通信システムにおける通信制御方法であって、移動通信ネットワークに接続するための第1の加入者情報を用いて、1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかと第1の通信路を確立しているときに、前記通信端末は、第2の加入者情報を用いて、前記第2の加入者情報の認証を要求する再認証フラグを含み、前記1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかと第2の通信路を設定するための接続要求と、前記第2の加入者情報と、を前記制御装置に送信し、前記制御装置は、前記接続要求と、前記第2の加入者情報と、を前記通信端末から受信し、前記接続要求に再認証フラグが含まれている場合、前記第2の加入者情報の認証を行い、前記第2の加入者情報を用いて、前記通信端末と第2の通信路に対応するパケット通信ネットワークとの通信路を確立する。
本発明にかかる通信プログラムは、移動通信ネットワークに接続するための第1の加入者情報を用いて、1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかのパケット通信ネットワークと第1の通信路を確立しているときに、第2の加入者情報を取得するステップと、前記第2の加入者情報を用いて、パケット通信ネットワークとの第2の通信路の確立を要求する場合、前記第2の加入者情報の認証を要求する再認証フラグを含む通信路を設定するための接続要求と、前記第2の加入者情報と、を制御装置に送信するステップと、前記制御装置から接続完了を受信することにより、前記第2の加入者情報を用いた前記第2の通信路を確立するステップと、を通信端末に実行させるものである。
本発明によれば、複数の加入者情報を用いて、パケット通信ネットワークとの複数の通信路の管理を行うことが可能となる。
実施の形態1にかかる通信システムの構成例を示す図である。 実施の形態2にかかる通信システムの構成例を示す図である。 UEとデフォルトPDNとの通信路を確立する手順を示すシーケンス図である。 UEとIMSネットワークとの間で通信路を確立する手順を示すシーケンス図である。 実施の形態2にかかる通信システムの構成例を示す図である。 実施の形態2にかかる通信システムの構成例を示す図である。 実施の形態2にかかる通信システムにおける動作例を示すシーケンス図である。 実施の形態3にかかるUE50の構成例を示す構成図である。 実施の形態3にかかる通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図面においては、同一要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略される。
はじめに、図1を用いて実施の形態1にかかる通信システム1の構成例について説明する。図1は、実施の形態1にかかる通信システム1の構成例を示す図である。図1に示すように、通信システム1は、通信端末10、基地局20、制御装置30、第1のパケット通信ネットワーク(PDN)40および第2のパケット通信ネットワーク(PDN)41を備える。
通信端末10は、携帯電話端末、スマートフォン端末、タブレット型端末、モバイルルータ、パーソナルコンピュータ装置等であってもよい。基地局20は、通信端末10と通信を行い、制御装置30と通信を行う。制御装置30は、例えば、3GPPにおいて規定されているMMEであってもよい。制御装置30は、基地局20を介して通信端末10と通信を行い、通信端末10と第1のPDN40および第2のPDN41との通信路を確立する。
第1のPDN40および第2のPDN41は、例えば、インターネット網、IMSネットワーク等であってもよい。通信端末10と、第1のPDN40および第2のPDN41との通信路は、通信端末10の利用者が移動通信ネットワークに接続するための加入者情報を用いて行われる。加入者情報としては、例えば、ICCID(Integrated Circuit Card ID)、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)、MSISDN(Mobile Station International Subscriber Directory Number)であってもよい。
ICCIDは、SIMカード自身に振られた固有の識別番号であり、19桁の数値からなる。IMSIは移動体通信サービスの提供を受ける利用者を一意に特定するための識別番号であり、15桁から構成される。IMSIは、利用国を示す3桁のMCC(Mobile Country Code)、移動体通信事業者を示す2桁のMNC(Mobile Network Code)、加入者を識別する10桁のMSIN(Mobile Station Identification Number)で構成される。また、MSISDNは、携帯電話用の識別番号として一意に決められた15桁の数値で、MSISDNには一般的にITU−T勧告で定められた国際公衆通信番号計画に基づいた識別番号が付与されており、一般的に国際電話番号として用いられる。
ここで、図1に通信システム1において、通信端末10と第1のPDN40との通信路は、通信端末10の第1の加入者情報を用いて既に確立済みであるとする。言い替えると、第1の加入者情報は既に認証済みであるとする。なお、図1には、第1のPDN40および第2のPDN41の2つが記載されているが、PDNが3つ以上備わっていてもよい。
続いて、通信端末10の構成例について説明する。通信端末10は、取得部11と、通信部12と、通信制御部13と、を備える。
取得部11は、第2のPDN41との通信路の確立を行う際に用いる第2の加入者情報を取得する。なお、上述したように、通信端末10の第1の加入者情報を用いて既に確立済みであることから、取得部11は、第1の加入者情報も取得する。また、取得部11は、2つ以上の加入者情報を取得してもよい。
通信部12は、第2の加入者情報を用いて、通信端末10と第2のPDN41との通信路の確立するための確立要求信号である接続要求と、第2の加入者情報と、を制御装置30に送信する。通信部12は、第2の加入者情報を用いて、第2のPDN41との通信路を確立する場合、再認証フラグを接続要求に含めて制御装置30に送信する。再認証フラグは、通信路を確立する際に用いる加入者情報の認証を要求するためのフラグである。
ここで、通信端末10は、第1の加入者情報を用いて、第1のPDN40との通信路を確立済みである。制御装置30は、通信端末10と第1のPDN40との通信路を確立する際、第1の加入者情報の認証を行い、通信端末10と第1のPDN40との通信路を確立している。そのため、第1の加入者情報は、既に認証されている状態である。一方、第2の加入者情報は認証が行われていない可能性があることから、通信部12は、第2の加入者情報の認証を行い、第2のPDN41との通信路を確立することを要求する再認証フラグを接続要求に設定して(含めて)制御装置30に送信する。
通信制御部13は、制御装置30が第2の加入者情報を用いて、第2のPDN41との通信路の確立が完了したことを示す接続完了を受信することにより、第2のPDN41との通信路を確立する。
制御装置30は、通信部31と、判定部32と、通信確立部33と、を備える。
通信部31は、通信端末10の通信部12から送信されるデータを受信する。具体的には、通信部31は、接続要求と、第2の加入者情報と、を通信部12から受信する。
判定部32は、通信部31が受信した接続要求に再認証フラグが含まれているかを判定する。
通信確立部33は、判定部32が接続要求に再認証フラグが含まれていると判定すると、第2の加入者情報の認証を行い、第2の加入者情報を用いて、第2のPDN41との通信路の確立を行い、通信路の確立が完了したことを通知する接続完了を通信端末10に送信することにより通信端末10と第2のPDN41との通信路が確立される。
以上説明したように、通信端末10は、第1の加入者情報と異なる第2の加入者情報を用いて、第2のPDN41との通信路を確立する場合、接続要求に再認証フラグを含めて送信する。制御装置30は、接続要求に再認証フラグが含まれているかを判定することにより、第1の加入者情報と異なる第2の加入者情報による通信路確立要求がされていることを認識することができる。そして、通信端末10および制御装置30は、第2の加入者情報を用いて、第2のPDN41との通信路を確立することができる。その結果、複数のPDNとの通信路を、それぞれ異なる加入者情報を用いて確立することができる。したがって、通信端末10と、複数の加入者情報を用いて、複数のパケット通信ネットワークとの複数の通信路の管理を行うことが可能となる。
なお、実施の形態1では、第1のPDN40と第2のPDN41とは別々のPDNとして記載をしているが、第1のPDN40と第2のPDN41とは同一であってもよい。すなわち、第1の加入者情報と異なる第2の加入者情報を用いて、同一のPDNである第1のPDN40または第2のPDN41と通信端末10との通信路が確立されてもよい。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2について説明するが、実施の形態2の詳細を説明する前に、課題事項の詳細を説明しながら、課題事項を再度整理する。まず、実施の形態2および課題事項にかかる通信システムの構成例を説明する。図2は、通信システム100の構成例を示す図である。図2に示す通信システム100は、無線通信方式としてLTEをサポートする通信システムである。
図2に示すように、通信システム100は、UE(User Equipment)50、eNodeB(evolved NodeB)51およびLTEコアネットワーク101を備えている。LTEコアネットワーク101は、EPCネットワーク102、IMSネットワーク103、Internet網104、他IP網105、HSS(Home Subscriber Server)55、既存電話網61および他IMS網62を備えている。EPCネットワーク102は、MME(Mobility Management Entity)52、SGW(Serving Gateway)53およびPGW(PDN (Packet Data Network) Gateway)54を備える。IMSネットワーク103は、AS(Application Server)56、S−CSCF(Serving Call/Session Control Function)57、MGCF(Media Gateway Controller Function)58、P−CSCF(Proxy Call/Session Control Function)59、I−CSCF(Interrogating Call/Session Control Function)60を備えている。
UE50は、図1における通信端末10に相当する。UEは、3GPPにおいて通信端末の総称として用いられる用語であり、UEはMS(Mobile Station)と置き換えられてもよい。eNodeB51は、図1における基地局20に相当し、3GPPにおいて規定されている無線基地局である。LTE対応の基地局は、eNodeBまたはeNBと称される。
LTEコアネットワーク101は、LTE通信ネットワークのうち、eNodeB51よりも上位装置を含むネットワークである。EPCネットワーク102は、後述するMME52、SGW53およびPGW54により構成されているネットワークである。IMSネットワーク103は、音声通話およびSMSデータを扱うネットワークである。Internet網104は、ネットワーク同士をさらにネットワークで結ぶネットワークである。他IP網105は、LTEコアネットワーク101を提供する通信事業者とは異なる他の通信事業者が提供するIPネットワークである。
IMSネットワーク(網)103、Internet網104および他IP網105は、それぞれパケット通信ネットワーク(PDN)と呼ばれる。IMSネットワーク103、Internet網104および他IP網105のうちいずれかは、図1における第1のPDN40に対応し、その他のネットワークは第2のPDN41に対応する。本実施の形態を含めて以降の説明では、説明をする上で便宜的にInternet網104が、図1における第1のPDN40に相当するものとし、IMSネットワーク103が、図1における21に相当するものとして説明を行う。
MME52は、図1における制御装置30に相当する。MME52は、UE50、eNodeB51、S−GW53、P−GW54、およびHSS55と通信を行い、制御信号を処理する制御装置である。また、MME52は、UE50に関するモビリティ管理およびセッション管理等を実行するノードである。
SGW53およびPGW54は、UE50と、IMSネットワーク103、Internet網104および他IP網105との間において伝送されるデータを中継するゲートウェイ装置である。HSS55は、UE50に関する加入者情報を管理するノード、すなわち、加入者情報管理装置である。
AS56は、IMSネットワーク103におけるサービス提供用サーバである。S−CSCF57は、ユーザ認証およびセッション管理用SIPサーバと呼ばれ、端末のセッション制御、およびユーザ認証を行うSIPサーバである。MGCF58は、既存電話網61に接続し、既存電話網接続ゲートウェイと呼ばれ、SIPとISUP(ISDN (Integrated Services Digital Network) User Part)間の呼制御プロトコルの変換を行う。P−CSCF59は、EPC−IMS網接続用ゲートウェイSIPサーバと呼ばれ、EPCネットワーク102との接続点に配置されるSIP中継サーバである。I−CSCF60は、別網接続用ゲートウェイSIPサーバと呼ばれ、相互接続・ローミングの際、他網から接続する最初の関門SIPサーバであり、S−CSCFの特定と信号を中継する。
次に、図3および図4を用いて、特許文献1に開示されている様な関連する技術にかかる、UE50と、Internet網104およびIMSネットワーク103との通信路確立手順について説明する。
まず、図3を用いて、UE50に装着されているSIMカードに記憶された加入者情報を用いて、第1のPDN(デフォルトPDN)との通信路確立手順を説明する。図3は、UE50とデフォルトPDNとの通信路確立手順を示すシーケンス図である。本実施の形態では、Internet網104を第1のPDN(デフォルトPDN)とすることから、図3は、UE50とInternet網104との通信路確立手順を示すシーケンス図である。
まず、UE50が通信を始める際には、始めにeNodeB51に対して端末登録(Atacch)を行う。端末登録の際には、UE50はeNodeB51との間でRRC(Radio Resource Control)接続を確立する必要がある。RRC接続はLTE端末(UE50)が、eNodeB51と通信するための基本的な通信レイヤである。具体的には、UE50は、eNodeB51との間でAttach要求手順を行う(ステップS1)。そして、UE50は、eNodeB51に対して、RRC接続処理開始信号を送信し(ステップS2)、eNodeB51は、MME52に対して、アタッチ要求を送信する(ステップS3)。
次に、UE50は、RRCレイヤによりeNodeB51を介して、MME52とNAS(Non Access Stratum)メッセージのやり取りを行う。具体的には、UE50は、eNodeB51を介して、MME52との間で、NASメッセージにより、加入者情報を含むUE50に関する端末情報の受け渡しを行う(ステップS4)。
次に、MME52は、HSS55とUE50から受信したIMSI等を含む加入者情報のやり取りを行い、UE50の接続を認証する。具体的には、MME52は、UE50から受信した、IMSI等の加入者情報を含むUE50に関する端末情報を用いて、HSS55と端末情報の認証を行う(ステップS5)。その後、MME52は、UE50との間で、NAS通信秘匿化を行い(ステップS6)、APN情報の受け渡しを行う(ステップS7)。そして、MME52は、HSS55に対して、UE50の位置登録を行う(ステップS8)。
次に、MME52は、Internet網104(デフォルトPDN)との通信路の設定を行う。具体的には、MME52は、セッション作成要求をSGW53に送信する(Step9)。次に、SGW53、PGW54およびInternet網104との間でセッションを作成する(Step10)。なお、図3では、Internet網104とPGW54とでセッション作成が行われるものとして記載をするが、具体的には、PGW54は、Internet網104に接続されている図示しないGW(Gateway)装置とのセッション作成が行われる。
そして、UE50は、端末登録(Attach)の完了と共に、デフォルトPDNとのパケット通信セッションが確立される。具体的には、SGW53は、Internet網104との通信路が確立されると、MME52に対して、セッション作成完了を通知する(ステップS11)。その後、MME52は、eNodeB51に対して、アタッチ許可を送信する(ステップS12)。そして、eNodeB51は、UE50との間で、例えば、マルチクラスタ通信やキャリアアグリゲーション通信に対応可能か否かについての端末能力確認を行う(ステップS13)。その後、NodeB51は、UE50との間で、RRC通信秘匿化を行い(ステップS14)、RRC再接続処理を行う(ステップS15)。そして、RRC再接続処理が完了すると、UE50は、MME52に対して、アタッチ完了のメッセージを送信する(ステップS16)。その後、UE50とInternet網104との間でパケット通信が開始される。すなわち、UE50と第1のPDN(デフォルトPDN)であるInternet網104との通信路が確立される。
次に、図4を用いて、UE50が第2のPDNとの間で通信路を確立する手順を説明する。なお、第2のPDNは、IMSネットワーク103として説明をする。図4は、UE50とIMSネットワーク103との間で通信路を確立する手順を示すシーケンス図である。
図4は、図3の手順が完了した後に実行される手順である。そのため、図4のシーケンス図における最初の矢印部分に記載している通り、アタッチ済み状態となっている。すなわち、UE50の加入者情報が認証されており、加入者情報を用いて、UE50と第1のPDNとの通信路が確立された状態である。
まず、UE50は、NASメッセージを用いて、IMSネットワーク103との通信路を確立する要求であるPDN接続要求(PDN Connectivity Request)をMME52に送信する(ステップS21)。なお、PDN接続要求は、実施の形態1における接続要求に相当する。MME52は、PDN接続要求に問題がないかを判定し、PDN接続要求が問題ないと判定する場合、MME52はアタッチ処理のときと同様にSGW53およびPGW54に対してセッションの作成を指示する(ステップS22)。その後、SGW53、PGW54およびIMSネットワーク103との間でセッション作成が行われ(ステップS23)、SGW53がMME52に対してセッション作成完了を通知し(ステップS24)、MME52はeNodeB51にPDN接続許可を送信する(ステップS25)。eNodeB51は、UEとの間でRRC再接続処理を行い(ステップS26)、UE50はPDN接続完了をMME52に送信することで(ステップS27)、UE50とIMSネットワーク103との間でパケット通信が開始される。すなわち、最終的にUE50は所望のPDNであるIMSネットワーク103と通信可能になり、UE50とIMSネットワーク103との通信路が確立された状態となる。
図4に示す処理の中でMME52がPDN接続要求を受信する際、MME52はアタッチ処理の一環で知り得たUE50の端末情報を保持しているため、改めて端末(加入者情報)の認証処理を行わない。そして、MME52は、その加入者情報が指定のPDNに接続可能かどうかを判定した上で、問題なければPDNと通信セッションの作成を行う。
これらの接続シーケンスでは、UE50がPDNと通信経路を確立する際は、端末登録(Attach)時にやり取りした加入者情報と、接続したいPDNのAPN情報の2つの情報からPDNの接続認証処理がなされている。これは、PDN側に通知する端末情報は、端末登録時に使用した加入者情報に他ならないことを意味する。つまり、LTE通信により確立できる複数のPDN接続は、1つの加入者情報によって接続可否が判断されており、アタッチにより確立した通信セッションの中で他の加入者情報が介在することはできないという課題が生じる。
なお、1つのUE50に、例えば、2つのSIMカードが装着されることも考えられる。しかし、通常、1つ目のSIMカードは、3G通信用のSIMカード、2つ目のSIMカードは、LTE通信用のSIMカードのように無線通信方式が異なる場合である。または、2つのSIMカードが共にLTE通信用であることも考え得るが、この場合、2つ目のSIMカードを用いる場合は、1つ目のSIMカードの通信を切断する必要がある。つまり、同じ無線通信方式に対応した2つのSIMカードを用いて同時に複数の通信路を確立することはできない。すなわち、上述の課題事項が生じる。
ここで、近年、モバイルルータは可搬型の通信端末として、現在広く普及されている通信端末である。モバイルルータ(無線通信中継装置)は、LTEなどの移動体無線通信網などを通してインターネット網に接続する機能を有し、これを上位通信回線として、無線LANアクセスポイント機能をインタフェースとした可搬型のインターネットゲートウェイ装置である。モバイルルータは、本来、移動体無線通信機能を有さない情報処理端末(通信端末)に対して、場所を選ばずネットワークと通信する手段を提供することが本来の趣旨であった。しかし、近年はスマートフォン、携帯電話などの移動体無線通信機能を有した通信端末も無線LAN等、WAN(Wide Area Network)接続用インタフェースとは別の無線インタフェースを通してインターネットに接続できるようになっている。そのため、モバイルルータの目的はむしろ、携帯電話等のデータ通信も含む複数台の情報処理端末の通信を1台の移動体無線通信端末に集約できるという側面が濃くなってきている。また、基地局運営側の利点としては、収容数の削減、通話用の無線通信リソースとデータ通信用リソースの分離による通話用帯域消費の抑制が期待できる。
携帯電話等のデータ通信も含む複数台の情報処理端末の通信を1台の移動体無線通信端末に集約しようとする場合、複数の加入者情報を用いて、複数のPDNとの複数の通信路を管理したい。しかし、上述したように、UE50が複数のPDNとの通信路を確立する際、複数の加入者情報を介在させることができない。そこで、本実施の形態では、このように、例えば、複数台の通信端末の通信を1台のモバイルルータに集約しようとする場合における上記課題事項を解決することを目的とする。
それでは、実施の形態2について説明を行う。実施の形態2にかかる通信システム100の構成例を説明する。図5は、本実施の形態にかかる通信システム100の構成例の概要を示す構成図である。本実施の形態にかかる通信システム100のネットワーク側の構成例については、図2を用いて説明した通りである。図5は、本実施の形態にかかる通信システム100の通信端末(UE)側の構成を具体化した構成図である。そのため、図5に示す通信システム100は、ネットワーク側の構成が省略された記載となっている。
図5に示すように、本実施の形態にかかる通信システム100は、複数のUE70_1、70_2、50、eNodeB51、EPCネットワーク102、IMSネットワーク103、Internet網104および他IP網105を備える。
UE50、UE70_1および70_2は、携帯電話端末、スマートフォン端末、タブレット型端末、モバイルルータ、パーソナルコンピュータ装置、モバイルルータ(通信中継装置)等であってもよい。UE50は、図1の通信端末10に相当する。本実施の形態では、UE50は、モバイルルータ(無線通信中継装置)として記載をする。また、本実施の形態では、UE50はLTE対応のモバイルルータとして記載をする。しかしながら、UE50は、モバイルルータに限られず、モバイルルータが具備する通信回線は、例えばLTEアドバンス、5Gなどの将来的な無線通信方式に対応した通信回線通信機器であってもよい。
UE70_1および70_2は、上記で挙げた通信端末であればよいが、本実施の形態では、UE70_1および70_2は、無線LANおよびLTE通信に対応した通信端末として記載をする。なお、UE70_1およびUE70_2は、UE50と事前に無線LAN接続を可能とするための設定がされているものとする。また、UE70_1およびUE70_2は、既にUE50に接続されており、UE50に帰属した状態となっているものとする。
eNodeB51、EPCネットワーク102、IMSネットワーク103、Internet網104および他IP網105については、図2と同様の構成であることから記載を省略する。
次に、図6を用いて、通信システム100における各装置の構成例について説明する。図6は、本実施の形態にかかる通信システム100の構成例を示す構成図である。図6に示すように、通信システム100は、UE70、UE50、eNodeB51、MME52、SGW53、PGW54、HSS55、Internet網104およびIMSネットワーク103を備える。なお、上記で説明をした内容と重複する内容については適宜記載を省略して説明を行う。
図2では、通信システム100は、eNodeB51を複数備える構成としているが、説明をする上で、便宜的に1台のeNodeBとして説明を行う。また、図2では、通信システム100は、LTEコアネットワーク101は、複数の装置(ノード)を備えるように記載をしたが、本実施の形態に関連する装置(ノード)のみを記載している。さらに、図2および図5では、PDNを3つ備える構成として記載をしていたが、説明をする上で、便宜的に2つのPDNとして記載をしている。具体的には、Internet網104およびIMSネットワーク103を備える構成として記載をしている。なお、説明をする上で、Internet網104を図1における第1のPDN、つまりデフォルトPDNとし、IMSネットワーク103を図1における第2のPDNとする。またさらに、図5では、複数のUE70(UE70_1およびUE70_2)を記載したが、説明をする上で、便宜的に図5では1台として説明をする。しかしながら、この構成に限られず、UE、eNodeBなど各装置が複数台備わっても当然よい。
次に、UE50の構成例について説明を行う。UE50は、通信部12、制御部502、通信部14、装着部15、アンテナANT1およびアンテナANT2を備える。
通信部12は、実施の形態1における通信部12に相当する。通信部12は、LTE通信インタフェースであり、通信部12は、信号の変復調処理を行い、アンテナANT1を介して、eNodeB51と無線通信を行う。また、通信部12は、eNodeB51を介して、MME52などのLTEコアネットワーク101との通信を行う。実施の形態1では、通信部12は、接続要求の際に、第2の加入者情報を送信する形態として記載をしたが、本実施の形態では、通信部12は、MME52に対して、接続要求を送信する。そして、通信部12は、MME52から加入者情報の要求信号である加入者情報要求を受信し、加入者情報要求に応答する際に、第2の加入者情報を送信する。つまり、加入者情報要求の応答信号である加入者情報送信において、第2の加入者情報を送信する。
制御部502は、第1のPDNおよび第2のPDNとの通信路を確立する制御を行う。制御部502は、装置内のパケット通信の通信路を提供し、制御部502は、通信部12および通信部14から送受信される通信パケットの内容を判断し、パケットの宛先を適切に判断して別ネットワークへのパケット中継を行う制御を行う。また、制御部502は、後述する装着部15に装着されたSIMカードに記憶された加入者情報を取得し、LTE通信インタフェース501がLTEネットワークに接続する際に必要な認証処理や無線制御などの動作を行うための処理を行う。
通信部14は、アンテナANT2を介して、後述するUE70と通信を行うためのインタフェースである。上述したようにUE70は、本実施の形態では無線LAN対応端末であるものとしているため、通信部14は、IEEE802.11で規定される無線通信規格に基づいて通信データの変調および復調を行う。また、通信部14は、アンテナANT2を通じて、UE70のような他のIEEE802.11準拠の通信装置と電波の送受信を行うことで無線LAN親機(AP:Access Point)として振る舞う通信部である。通信部14は、UE70から第2の加入者情報を用いて、パケット通信ネットワークとの通信路の確立を要求する接続要求を受信する。通信部14は、MME52からの加入者情報要求を、UE70に送信し、加入者情報要求の応答信号である加入者情報送信を受信する。
制御部502は、取得部11と、通信制御部13と、を備える。取得部11は、後述する装着部15に装着されたSIMカードに記憶されている第1の加入者情報を取得する。また、取得部11は、後述するUE70から受信する加入者情報送信から、UE70に装着されたSIMカードに記憶される第2の加入者情報を取得する。
通信制御部13は、取得部11が取得した加入者情報を用いて、LTE通信インタフェース501がLTEネットワークに接続する際に必要な認証処理や無線制御などの動作を行うための処理を行う。通信制御部13は、無線LANインタフェース(AP)503とLTE通信インタフェース501から送信される通信パケットの内容を判断し、パケットの宛先を適切に判断して別ネットワークへのパケット中継を行う制御を行う。また、通信制御部13は、UE50とIMSネットワーク103との通信路を確立し、UE70に対して、PDN接続完了を送信することにより、UE70に、IMSネットワーク103との通信路を確立させる制御を行う。
装着部15は、SIM接続インタフェースの機能を有し、移動通信ネットワークに接続するための加入者識別(SIM)カードを装着する機能を備える。装着部15は、装着されたSIMカードと通信を行う機能を備える。装着部15により、SIMカードと通信を行い、後述する取得部11が、SIMカードに記憶された加入者情報を取得する。本実施の形態では、装着部15には、SIMカードが挿入されているものとして説明を行う。また、当該SIMカードに記憶された加入者情報を第1の加入者情報として説明する。なお、図6では装着部15は1つのみが備わっているように記載されているが、装着部15は複数であってもよい。すなわち、複数のSIMカードを装着でき、当該SIMカードに記憶された加入者情報を読み込むことができてもよい。
次に、MME52の構成例について説明を行う。MME52は、通信部31と、判定部32と、通信確立部33と、を備える。
通信部31は、実施の形態1では、通信端末10から接続要求を受信する際に、接続要求と、第2の加入者情報とを受信する構成であったが、本実施の形態では、UE50からまず接続要求を受信する。そして、判定部32が接続要求に再認証フラグが含まれているかを判定し、再認証フラグが含まれている場合、通信部31は、UE50に対して第2の加入者情報を要求する加入者情報要求を送信する。その後、UE50から加入者情報送信を受信することで、第2の加入者情報を取得する。
判定部32および通信確立部33は、実施の形態1と同様の構成であるため説明を省略する。
続いて、UE70の構成例について説明を行う。UE70は、アンテナANT3、装着部71、通信部72、制御部702、データ処理部76および通話処理部77を備える。
装着部71は、移動通信ネットワークに接続するための加入者識別(SIM)カードを装着し、装着されたSIMカードと通信を行う機能を有し、後述する取得部74が当該SIMカードに記憶された加入者情報を取得する。本実施の形態では、装着部71には、SIMカードが挿入されているものとして説明を行う。また、当該SIMカードに記憶された加入者情報を第2の加入者情報として説明する。なお、図6では、装着部71は1つのみが備わっているように記載されているが、装着部71は複数であってもよい。すなわち、複数のSIMカードを装着でき、当該SIMカードに記憶された加入者情報を読み込むことができてもよい。
通信部72は、IEEE802.11で規定される無線通信規格に基づいて通信データの変調および復調を行い、アンテナANT3を通じて他IEEE802.11準拠装置であるUE50の通信部14と無線信号の送受信を行うことで無線LAN子機(STA:Station)として振る舞う。つまり、通信部72は、無線LANインタフェース(STA)とも言える。
通信部72は、後述する取得部74で取得した第2の加入者情報と、第2の加入者情報を用いて、データ通信ネットワークの確立を要求する確立要求信号をUE50に送信する。通信部72は、UE70に装着された加入者情報の送信を要求する加入者情報要求信号をUE50から受信する。また、通信部72は、UE50との通信に必要な信号を送受信する。
制御部702は、装置内のパケット通信としての通信路を提供する。また、制御部702は、通信部72が通信した通信パケットを、後述するデータ処理部76と通話処理部77との間の通信路を選択する。また、制御部702は、装着部71に装着されたSIMカードに記憶された加入者情報を取得する。また、制御部702は、取得した加入者情報を、他取得部または通信部72を介して、UE50に送信するための制御を行う。データ処理部76は、通信したいデータパケットを処理する。通話処理部77は、通話を行うための通話に関するデータパケットを処理する。
制御部702は、取得部74と、通信制御部75と、を備える。取得部74は、装着部71に装着されたSIMカードに記憶されている第2の加入者情報を取得する。
通信制御部75は、装置内のパケット通信としての通信路を提供する。また、通信制御部75は、通信部72が通信した通信パケットを、データ処理部76と通話処理部77との間の通信路を選択する。また、通信制御部75は、取得部74が取得した第2の加入者情報を、他取得部または通信部72を介して、UE50に送信するための制御を行う。
続いて、図7を用いて、本実施の形態にかかる通信システム100における動作例について説明する。図7は、本実施の形態にかかる通信システム100における動作例を示すシーケンス図である。具体的には、図7は、第2の加入者情報を用いて、UE50およびUE70と、第2のPDNである、IMSネットワーク103との通信路を確立する手順を示すシーケンス図である。
まず、前提として、UE70は、通信部72を用いて、UE50が備えている通信部14に帰属している。すなわち、図7に示すように、UE70はUE50に無線LAN帰属中の状態である。
また、UE50は、取得部11が、装着部15に装着された加入者識別(SIM)カードから第1の加入者情報を取得している。そして、UE50は、第1の加入者情報を用いて、LTEコアネットワーク101に端末登録が既に行われており、インターネットに接続可能であり(つまり、Internet網104との通信路が確立済みである)、かつLTEコアネットワーク101との制御用の通信が可能な状態であるとする。すなわち、図7に示すように、UE50は、アタッチ済みの状態であり、デフォルトPDNである、Internet網104と接続状態(通信路を確立済みの状態)である。なお、第1の加入者情報を用いた端末登録の手順については、図3に示す手順により行われることから、詳細な説明は省略する。すなわち、図7は、図3の手順を行った後のシーケンス図とも言える。
図7に戻り、第2の加入者情報を用いて、UE50およびUE70と、第2のPDNである、IMSネットワーク103との通信路を確立する手順を説明する。UE70は、通話を行うために通話処理部77とIMSネットワーク103との間で通信路を確立する際、通信制御部75が通話処理部77からの通信路確立の要求を受信し、通信部72に送信要求を行う。まず、通信部72は、UE50に対してIMS接続要求を送信する(ステップS31)。UE50は、通信部14で、IMS接続要求を受信する。そして、UE50の通信制御部13は、例えば、IPsec(Security Architecture for the Internet Protocol)などにより、UE70との通信の秘匿化処理を行い、通信に使用する通信セッションを確立する(ステップS32)。
次に、UE70は、通信部72からPDN接続要求を送信し、UE50は、通信部14でPDN接続要求を受信する(ステップS33)。UE50は、受信したPDN接続要求を通信制御部13が中継し、通信部12からeNodeB51を介してMME52に送信する(ステップS34)。この際、UE50の通信部12は、PDN Connectivity RequestというNASメッセージを用いて、MME52にPDN接続要求のメッセージを送るが、当該NASメッセージ内に再認証の必要性を示すフラグである再認証フラグを設定して(含めて)送信する。MME52の通信部31は、当該メッセージを受信する。なお、本実施の形態におけるPDN接続要求およびPDN Connectivity Requestは、実施の形態1における接続要求に相当する。また、UE50からMME52へのPDN接続要求およびPDN Connectivity Requestは、第1の接続要求とも言え、UE70からUE50へのPDN接続要求およびPDN Connectivity Requestは第2の接続要求とも言える。
MME52は、PDN Connectivity Requestに再認証フラグが設定されているかを判定し、再認証が必要な場合にはUE50に対して加入者情報の要求を行う(ステップS35)。具体的には、MME52の判定部32が、受信したPDN Connectivity Requestに再認証フラグが設定されているかを判定する。判定部32が、PDN Connectivity Requestに再認証フラグが設定されていると判定すると、通信部31から、加入者情報の要求信号である、加入者情報要求信号を送信する。
UE50は、通信部12で当該信号を受信し、通信制御部13を介して、通信部14からUE70に送信する(ステップS36)。この際、通信部14から送信される信号は、通信制御部13が予め作成した通信セッションを通してUE70に送信される。
UE70は、通信部72で加入者情報要求信号を受信すると、取得部74は、装着部71に装着されたSIMカードと通信を行い、当該SIMカードに記憶されている第2の加入者情報を取得する。そして、UE70は、通信部72から取得した第2の加入者情報を加入者情報送信信号として、UE50に返送する(ステップS37)。
UE50は、UE70から送信された第2の加入者情報を通信部14で受信し、取得部11が第2の加入者情報を加入者情報送信信号から取得する。そして、UE50は、通信部12から、取得した第2の加入者情報をMME52に送信する(ステップS38)。
MME52は、UE50の通信部12から送信された第2の加入者情報を通信部31で受信し、通信確立部33が、受信した第2の加入者情報を用いて、HSS55との間で認証を行い(ステップS39)、問題なければ位置登録を行う(ステップS40)。
その後、図5に示す通信路確立手順のうち、ステップS22〜ステップS27の手順を行い、通信確立部33は、UE50とIMSネットワーク103(IMS−PDN)との間で通信セッションが確立する。その結果、UE50は、UE70に装着されたSIMカードに記憶された第2の加入者情報を用いて、IMSネットワーク103とのPDN接続が完了する。
そして、UE50の通信制御部13は、IMSネットワーク103との通信路(セッション)確立を受けて、IMSネットワーク103の図示しないゲートウェイの識別情報と共に、PDNへの接続完了をUE70に通知し、UE70とIMSネットワーク103との通信路を確立させる制御を行う(ステップS41)。具体的には、UE70が、UE50が通知したIPアドレスに対して秘匿化のため指定のトンネリング処理を行い、UE70とIMSネットワーク103との通信路が確立する。
実施の形態2にかかる通信システム100によれば、上記で説明したシーケンスを実行することにより、UE50は、UE70に装着された加入者識別(SIM)カードに記憶された第2の加入者情報を用いて、UE70とIMSネットワーク103との通信路を確立することができる。また、UE70は、UE50を介することにより、UE50のLTE通信により、移動体通信事業者の定めた回線品質を維持した通信セッションを通じて、IMSネットワーク103と通信が可能になり、通話やSMSなどのIMS機能の利用が可能になる。すなわち、1台のLTE端末(UE50)が複数の加入者情報を用いて、それぞれ必要な認証情報が異なるPDNへの通信経路を確立できるようになり、UE50は、パケット通信ネットワークとの複数の通信路の管理を行うことが可能となる。
また、実施の形態2にかかるUE50は、上述したように、例えばモバイルルータである。そのため、例えば、UE50およびUE70の利用者が、UE50を用いてデータ通信を行い、自らのLTE通信で通話を行っていたスマートフォン等のUE70は、通話用の通信路もUE50側で行えるようになる。したがって、UE70側が通話待ち受けに必要としていた消費電力の削減を図れるという効果も期待できる。
なお、図8では、既に確立済みのInternet網104と異なるPDNであるIMSネットワーク103と、UE50およびUE70との通信路の確立手順について説明を行ったが、同一のPDNに対して、UE70に装着されたSIMカードに記憶された第2の加入者情報を用いた通信路の確立手順であってもよい。すなわち、例えば、既に、IMSネットワーク103と、UE50との通信路が確立されている場合に、UE70の第2の加入者情報を用いてIMSネットワーク103との通信路を確立する手順に上記手順が適用されてもよい。その結果、1台のLTE端末が複数の加入者情報を用いて、1つのPDNに対して、それぞれ異なる認証情報を用いたPDN接続を確立できるようになる。したがって、実施の形態2にかかる通信システム100によれば、例えばVoLTEなどの音声通話を行った際にPDN接続の通信路(ベアラ)を分けられるようになり、それぞれの通話を個別に品質管理、契約管理ができるようになるという効果も期待できる。さらに、それぞれの通話を個別に品質管理、契約管理ができることから、データ通信よりも音声通信の通信路の優先度を上げる等の帯域管理だけでなく、音声通話同士の通信路の管理も行え、より一層効率的な管理が可能となる。
なお、本実施の形態では、UE50とUE70との通信は、無線LANによる通信として説明をしたが、当然ながらこれに限定されない。UE50とUE70との通信は、IP通信が可能であればよく、例えば、Bluetooth(登録商標)やEthernet(登録商標)等であってもよい。また、図7において、UE70は、LTE通信を行うための通信インタフェースの記載がされていないが、この構成に限定することを意図している訳では無く、説明をするために便宜的に記載を省略している。したがって、UE70は、LTE通信を、UE50を介さずに直接行える構成であってもよい。
(実施の形態3)
続いて、実施の形態3について説明する。実施の形態3では、UE50が装着部15を備え、UE70が装着部71を備える構成であったが、実施の形態4では、1つのUEが複数の装着部を備える構成とする。つまり、UE70は存在しない構成である。なお、本実施の形態では、UEの構成以外は実施の形態3と同様であることから、UEの構成例のみ説明することとする。
次に、本実施の形態にかかるUE50の構成例について説明する。図8は、本実施の形態にかかるUE50の構成例を示す構成図である。まず、UE50の構成例について、実施の形態3にかかるUE50との差分について説明する。実施の形態3にかかるUE50は、通信部14を備えていたが、実施の形態4にかかるUE50は、通信部14を有さない構成である。それに伴って、アンテナANT2も有さない構成である。その代わりに、本実施の形態にかかるUE50は、データ処理部22と、通話処理部23と、を備える。また、実施の形態3では、UE50は、装着部15の1つを備える構成であったが、本実施の形態では、UE50は、装着部(第1の装着部)15と、装着部(第2の装着部)21の2つ備える構成である。なお、図8では、UE50は、装着部を2つ備える構成として記載をするが、3つ以上を備える構成であってもよい。
図8を参照しつつ、UE50の構成例について説明する。UE50は、第1の装着部15、第2の装着部21、通信部12、制御部502、データ処理部22および通話処理部23を備える。
第1の装着部15は、実施の形態2における装着部15に相当し、SIMカードを装着する機能を有し、第1の装着部15に装着されたSIMカードと通信を行う。
第2の装着部21は、SIMカードを装着する機能を有し、第2の装着部21に装着されたSIMカードと通信を行う。
通信部12は、実施の形態2における通信部12と同様の構成であるため、説明を省略する。
制御部502は、装置内のパケット通信としての通信路を提供する。また、制御部502は、LTE通信インタフェース501が通信した通信パケットを、後述するデータ処理部22と通話処理部23との間の通信路を選択する。また、制御部502は、第1の装着部15および第2の装着部21に装着されたSIMカードに記憶された加入者情報を取得し、通信部12がLTEコアネットワーク101に接続する際に必要な認証処理や無線制御などの動作を行うための処理を行う。また、制御部502は、取得した加入者情報を、他取得部または通信部12およびeNodeB51を介して、MME52に送信するための制御を行う。データ処理部22は、通信したいデータを処理する。通話処理部23は、通話を行うための通話に関するデータを処理する。
制御部502は、取得部11と、通信制御部13と、を備える。取得部11は、第1の装着部15および第2の装着部21に装着されたSIMカードに記憶された加入者情報を取得する。なお、第1の装着部15に装着されたSIMカードから取得する加入者情報を第1の加入者情報とし、第2の装着部21に装着されたSIMカードから取得する加入者情報を第2の加入者情報とする。取得部11は、第2の加入者情報を取得すると、取得した第2の加入者情報を用いて、パケット通信ネットワークとの第2の通信路の確立を通信部12に要求する。
通信制御部13は、UE50とIMSネットワーク103との通信路を確立する。また、通信制御部13は、装置内のパケット通信としての通信路を提供する。また、通信制御部13は、通信部12がeNodeB51を介してMME52と送受信した通信パケットを、後述するデータ処理部22と後述する通話処理部23との通信路を選択して、通信パケットが適切に処理できる処理部に送信する。また、通信制御部13は、取得した第1の加入者情報および第2の加入者情報を用いて、通信部12がLTEコアネットワーク101に接続する際に必要な認証処理や無線制御などの動作を行うための処理を行う。また、通信制御部13は、取得した加入者情報を、他取得部またはLTE無線通信インタフェース510およびeNodeB51を介して、MME52に送信するための制御を行う。
続いて、図9を用いて、実施の形態3にかかる通信システム100の動作例について説明する。図9は、実施の形態3にかかる通信システム100の動作例を示すシーケンス図である。前提として、UE50は、取得部11が、第1の装着部15に装着されたSIMカードから第1の加入者情報を取得している。そして、UE50は、第1の加入者情報を用いて、LTEコアネットワーク101に端末登録が既に行われており、インターネットに接続可能であり、かつLTEコアネットワーク101との制御用の通信が可能な状態であるとする。すなわち、図3に示す通信路確立手順は実施済みであり、図9に示すように、UE50は、アタッチ済みの状態であり、デフォルトPDNである、Internet網104と接続状態(通信路を確立済みの状態)である。
UE50は、通信部12からPDN Connectivity RequestというNASメッセージを用いて、MME52にPDN接続要求のメッセージを、eNodeB51を介してMME52に送信する(ステップS34)。この際、UE50の通信部12は、PDN接続要求であるPDN Connectivity RequestというNASメッセージを用いて、MME52にPDN接続要求のメッセージを送るが、当該NASメッセージ内に再認証の必要性を示すフラグである再認証フラグを設定して(含めて)送信する。MME52の通信部31は、当該メッセージを受信する。
MME52は、PDN Connectivity Requestに再認証フラグが設定されているかを判定し、再認証が必要な場合にはUE50に対して加入者情報の要求を行う(ステップS35)。具体的には、MME52の判定部32が、受信したPDN Connectivity Requestに再認証フラグが設定されているかを判定する。判定部32が、PDN Connectivity Requestに再認証フラグが設定されていると判定すると、通信部31から、加入者情報の要求信号である、加入者情報要求信号を送信する。
UE50の通信部12が、加入者情報要求信号を受信すると、取得部11は、第2の加入者情報を取得する。そして、UE50は、通信部12から取得した第2の加入者情報をMME52に送信する(ステップS38)。
MME52は、UE50の通信部12から送信された第2の加入者情報を通信部31で受信し、通信確立部33が、受信した第2の加入者情報を用いて、HSS55との間で認証を行い(ステップS39)、問題なければ位置登録を行う(ステップS40)。
その後、図5に示す通信路確立手順のうち、ステップS22〜ステップS27の手順を行い、UE50とIMSネットワーク103(IMS−PDN)との間で通信路が確立する。その結果、UE50は、UE50の第2の装着部21に装着されたSIMカードに記憶された第2の加入者情報を用いて、IMSネットワーク103とのPDN接続が完了する。
実施の形態3にかかる通信システム100によれば、上記で説明したシーケンスを実行することにより、UE50は、第2の装着部21に装着されたSIMカードに記憶された第2の加入者情報を用いて、第2のPDNとの通信路を確立することができる。そのため、1台のLTE端末が複数の加入者情報を用いて、それぞれ必要な認証情報が異なるPDNへの通信経路を確立できるようになり、UE50は、複数のパケット通信ネットワークとの複数の通信路の管理を行うことが可能となる。
なお、図9では、既に確立済みのInternet網104と異なるPDNであるIMSネットワーク103と、UE50およびUE70との通信路の確立手順について説明を行ったが、同一のPDNに対して、UE50の第2の装着部21に装着されたSIMカードに記憶された第2の加入者情報を用いた通信路の確立手順であってもよい。すなわち、例えば、既に、IMSネットワーク103と、UE50との通信路が確立されている場合に、UE50は、第2の加入者情報を用いてIMSネットワーク103との通信路を確立する手順に上記手順が適用されてもよい。その結果、1台のLTE端末が複数の加入者情報を用いて、1つのPDNに対して、それぞれ異なる認証情報を用いたPDN接続を確立できるようになる。したがって、実施の形態4にかかる通信システム100によれば、例えばVoLTEなどの音声通話を行った際にPDN接続の通信路(ベアラ)を分けられるようになり、それぞれの通話を個別に品質管理、契約管理ができるようになるという効果も期待できる。さらに、それぞれの通話を個別に品質管理、契約管理ができることから、データ通信よりも音声通信の通信路(ベアラ)の優先度を上げる等の帯域管理だけでなく、音声通話同士の通信路(ベアラ)の管理も行え、より一層効率的な管理が可能となる。
上述の実施の形態では、各構成をハードウェアの構成として説明したが、これに限定されるものではない。通信端末10、制御装置30、UE50、UE70、MME52の各構成は、各処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施の形態1〜3では、第2の加入者情報を用いて、第2のPDNとの通信路を確立する手順は、第1のPDNとの通信路が確立した後としているが、当然ながらこれに限られない。第1の加入者情報を用いて、全てのPDNとの通信路が確立した後に、第2の加入者情報を用いた第2のPDNとの通信路を確立する手順であってもよい。また、第1の加入者情報を用いて、第1のPDNとの通信路が確立し、その後、第2の加入者情報を用いて第2のPDNとの通信路を確立した後に、再度、第1の加入者情報を用いた第2のPDNとの通信路を確立する手順であってもよい。また、本開示は、それぞれの実施の形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
通信端末と、制御装置と、を備える通信システムであって、
移動通信ネットワークに接続するための第1の加入者情報を用いて、1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかと第1の通信路を確立しているときに、
前記通信端末は、
第2の加入者情報を取得する取得部と、
前記第2の加入者情報を用いて前記1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかと第2の通信路の確立を要求する場合、前記第2の加入者情報の認証を要求する再認証フラグを含む通信路を設定するための接続要求と、前記第2の加入者情報と、を前記制御装置に送信する第1の通信部と、
前記制御装置から通信路確立が完了したことを示す接続完了を受信し、前記第2の加入者情報を用いた前記第2の通信路を確立する通信制御部と、
を備え、
前記制御装置は、
前記接続要求と、前記第2の加入者情報と、を前記通信端末から受信する第2の通信部と、
前記接続要求に再認証フラグが含まれているかを判定する判定部と、
前記再認証フラグが含まれている場合、前記第2の加入者情報の認証を行い、前記第2の加入者情報を用いて前記第2の通信路に対応するパケット通信ネットワークとの通信路を確立し、前記接続完了を前記通信端末に送信する通信確立部と、
を備える、通信システム。
(付記2)
前記第1の通信部は、
前記第2の通信路を確立する際に使用する第2の加入者情報を要求する加入者情報要求を前記制御装置から受信し、
前記加入者情報要求に応じて、前記取得部が取得した第2の加入者情報を前記制御装置に送信し、
前記第2の通信部は、
前記接続要求に前記再認証フラグが含まれている場合、第2の加入者情報を要求する加入者情報要求を前記通信端末に送信し、
前記加入者情報要求に応じて、前記第2の加入者情報を前記通信端末から受信する、
付記1に記載の通信システム。
(付記3)
前記接続要求は第1の接続要求であって、
前記通信端末は、
前記第2の通信路の確立を要求する第2の接続要求を他の通信端末から受信し、前記制御装置から受信した前記加入者情報要求を前記他の通信端末に送信する第3の通信部をさらに備え、
前記取得部は、
前記他の通信端末からの前記加入者情報要求の応答信号から第2の加入者情報を取得し、
前記通信制御部は、
前記制御装置から接続完了を受信することにより、前記第2の通信路に対応するパケット通信ネットワークと、前記他の通信端末との間で通信路を確立させる、
付記2に記載の通信システム。
(付記4)
前記通信端末は、
加入者情報が記憶された加入者識別カードを装着する装着部をさらに備え、
前記取得部は、
前記装着部に装着された加入者識別カードから第2の加入者情報を取得する、
付記1または2に記載の通信システム。
(付記5)
前記通信確立部は、
前記接続要求に前記再認証フラグが含まれている場合、移動通信ネットワークに接続可能な加入者情報を記憶する加入者情報管理装置との間で、前記第2の加入者情報の認証と、前記第2の加入者情報の位置登録とを行う、
付記1〜4のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記6)
移動通信ネットワークに接続するための第1の加入者情報を用いて、1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかと第1の通信路を確立しているときに、
第2の加入者情報を取得する取得部と、
前記第2の加入者情報を用いて前記1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかパケット通信ネットワークとの第2の通信路の確立を要求する場合、前記第2の加入者情報の認証を要求する再認証フラグを含む通信路を設定するための接続要求と、前記第2の加入者情報と、を制御装置に送信する通信部と、
前記制御装置から接続完了を受信することにより、前記第2の加入者情報を用いた前記第2の通信路を確立する通信制御部と、
を備える通信端末。
(付記7)
前記通信部は、
前記第2の通信路を確立する際に使用する第2の加入者情報を要求する加入者情報要求を前記制御装置から受信し、
前記制御装置からの前記加入者情報要求に応じて、前記取得部が取得した第2の加入者情報を前記制御装置に送信する、
付記6に記載の通信端末。
(付記8)
移動通信ネットワークに接続するための第1の加入者情報を用いて1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかのパケット通信ネットワークと第1の通信路を確立しているときに、
前記1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかのパケット通信ネットワークと第2の通信路の確立を要求する接続要求と、第2の加入者情報と、を通信端末から受信する通信部と、
前記接続要求に再認証フラグが含まれているかを判定する判定部と、
前記再認証フラグが含まれている場合、前記第2の加入者情報の認証を行い、前記第2の加入者情報を用いて前記第2の通信路に対応するパケット通信ネットワークとの通信路を確立する通信確立部と、
を備える制御装置。
(付記9)
通信端末と、制御装置と、を備える通信システムにおける通信制御方法であって、
移動通信ネットワークに接続するための第1の加入者情報を用いて、1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかと第1の通信路を確立しているときに、
前記通信端末は、
第2の加入者情報を用いて、前記第2の加入者情報の認証を要求する再認証フラグを含み、前記1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかと第2の通信路を設定するための接続要求と、前記第2の加入者情報と、を前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、
前記接続要求と、前記第2の加入者情報と、を前記通信端末から受信し、
前記接続要求に再認証フラグが含まれている場合、前記第2の加入者情報の認証を行い、
前記第2の加入者情報を用いて、前記通信端末と第2の通信路に対応するパケット通信ネットワークとの通信路を確立する、
通信制御方法。
(付記10)
移動通信ネットワークに接続するための第1の加入者情報を用いて、1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかのパケット通信ネットワークと第1の通信路を確立しているときに、
第2の加入者情報を取得するステップと、
前記第2の加入者情報を用いて、パケット通信ネットワークとの第2の通信路の確立を要求する場合、前記第2の加入者情報の認証を要求する再認証フラグを含む通信路を設定するための接続要求と、前記第2の加入者情報と、を制御装置に送信するステップと、
前記制御装置から接続完了を受信することにより、前記第2の加入者情報を用いた前記第2の通信路を確立するステップと、
を通信端末に実行させる通信プログラム。
(付記11)
前記通信部は第1の通信部であり、
前記接続要求は第1の接続要求であって、
前記第2の通信路の確立を要求する第2の接続要求を他の通信端末から受信し、前記制御装置からの前記加入者情報要求を前記他の通信端末に送信する第2の通信部、をさらに備え、
前記取得部は、
前記他の通信端末から、前記加入者情報要求の応答信号から第2の加入者情報を取得し、
前記通信制御部は、
前記制御装置から接続完了を受信することにより、前記第2の通信路に対応するパケット通信ネットワークと、前記他の通信端末との間で通信路を確立させる、
付記7に記載の通信端末。
(付記12)
加入者情報が記憶された加入者識別カードを装着する装着部をさらに備え、
前記取得部は、
前記装着部に装着された加入者識別カードから第2の加入者情報を取得し、
取得した前記第2の加入者情報を用いて、パケット通信ネットワークとの第2の通信路の確立を前記通信部に要求する、
付記6または7に記載の通信端末。
(付記13)
前記通信部は、
前記接続要求に前記再認証フラグが含まれている場合、第2の加入者情報を要求する加入者情報要求を前記通信端末に送信し、
前記加入者情報要求の応答信号により前記第2の加入者情報を受信する、
付記8に記載の制御装置。
(付記14)
前記通信確立部は、
前記接続要求に前記再認証フラグが含まれている場合、移動通信ネットワークに接続可能な加入者情報を記憶する加入者情報管理装置との間で前記第2の加入者情報の認証と、前記第2の加入者情報の位置登録と、を行う、
付記8または13に記載の制御装置。
1、100 通信システム
10 通信端末
11、74 取得部
12、14、31、72 通信部
13、75 通信制御部
15、21、71 装着部
20 基地局
22、76 データ処理部
23、77 通話処理部
30 制御装置
32 判定部
33 通信確立部
40 第1のPDN
41 第2のPDN
51 eNodeB
52 MME
53 SGW
54 PGW
55 HSS
56 AS
57 S−CSCF
58 MGCF
59 P−CSCF
60 I−CSCF
61 既存電話網
62 他IMS網
50、70、70_1、70_2 UE
101 LTEコアネットワーク
102 EPCネットワーク
103 IMSネットワーク
104 Internet網
105 他IP網
502、702 制御部

Claims (10)

  1. 通信端末と、制御装置と、を備える通信システムであって、
    移動通信ネットワークに接続するための第1の加入者情報を用いて、1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかと第1の通信路を確立しているときに、
    前記通信端末は、
    第2の加入者情報を取得する取得部と、
    前記第2の加入者情報を用いて前記1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかと第2の通信路の確立を要求する場合、前記第2の加入者情報の認証を要求する再認証フラグを含む通信路を設定するための接続要求と、前記第2の加入者情報と、を前記制御装置に送信する第1の通信部と、
    前記制御装置から通信路確立が完了したことを示す接続完了を受信し、前記第2の加入者情報を用いた前記第2の通信路を確立する通信制御部と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記接続要求と、前記第2の加入者情報と、を前記通信端末から受信する第2の通信部と、
    前記接続要求に再認証フラグが含まれているかを判定する判定部と、
    前記再認証フラグが含まれている場合、前記第2の加入者情報の認証を行い、前記第2の加入者情報を用いて前記第2の通信路に対応するパケット通信ネットワークとの通信路を確立し、前記接続完了を前記通信端末に送信する通信確立部と、
    を備える、通信システム。
  2. 前記第1の通信部は、
    前記第2の通信路を確立する際に使用する第2の加入者情報を要求する加入者情報要求を前記制御装置から受信し、
    前記加入者情報要求に応じて、前記取得部が取得した第2の加入者情報を前記制御装置に送信し、
    前記第2の通信部は、
    前記接続要求に前記再認証フラグが含まれている場合、第2の加入者情報を要求する加入者情報要求を前記通信端末に送信し、
    前記加入者情報要求に応じて、前記第2の加入者情報を前記通信端末から受信する、
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記接続要求は第1の接続要求であって、
    前記通信端末は、
    前記第2の通信路の確立を要求する第2の接続要求を他の通信端末から受信し、前記制御装置から受信した前記加入者情報要求を前記他の通信端末に送信する第3の通信部をさらに備え、
    前記取得部は、
    前記他の通信端末からの前記加入者情報要求の応答信号から第2の加入者情報を取得し、
    前記通信制御部は、
    前記制御装置から接続完了を受信することにより、前記第2の通信路に対応するパケット通信ネットワークと、前記他の通信端末との間で通信路を確立させる、
    請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記通信端末は、
    加入者情報が記憶された加入者識別カードを装着する装着部をさらに備え、
    前記取得部は、
    前記装着部に装着された加入者識別カードから第2の加入者情報を取得する、
    請求項1または2に記載の通信システム。
  5. 前記通信確立部は、
    前記接続要求に前記再認証フラグが含まれている場合、移動通信ネットワークに接続可能な加入者情報を記憶する加入者情報管理装置との間で、前記第2の加入者情報の認証と、前記第2の加入者情報の位置登録とを行う、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 移動通信ネットワークに接続するための第1の加入者情報を用いて、1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかと第1の通信路を確立しているときに、
    第2の加入者情報を取得する取得部と、
    前記第2の加入者情報を用いて前記1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかパケット通信ネットワークとの第2の通信路の確立を要求する場合、前記第2の加入者情報の認証を要求する再認証フラグを含む通信路を設定するための接続要求と、前記第2の加入者情報と、を制御装置に送信する通信部と、
    前記制御装置から接続完了を受信することにより、前記第2の加入者情報を用いた前記第2の通信路を確立する通信制御部と、
    を備える通信端末。
  7. 前記通信部は、
    前記第2の通信路を確立する際に使用する第2の加入者情報を要求する加入者情報要求を前記制御装置から受信し、
    前記制御装置からの前記加入者情報要求に応じて、前記取得部が取得した第2の加入者情報を前記制御装置に送信する、
    請求項6に記載の通信端末。
  8. 移動通信ネットワークに接続するための第1の加入者情報を用いて1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかのパケット通信ネットワークと第1の通信路を確立しているときに、
    前記1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかのパケット通信ネットワークと第2の通信路の確立を要求する接続要求と、第2の加入者情報と、を通信端末から受信する通信部と、
    前記接続要求に再認証フラグが含まれているかを判定する判定部と、
    前記再認証フラグが含まれている場合、前記第2の加入者情報の認証を行い、前記第2の加入者情報を用いて前記第2の通信路に対応するパケット通信ネットワークとの通信路を確立する通信確立部と、
    を備える制御装置。
  9. 通信端末と、制御装置と、を備える通信システムにおける通信制御方法であって、
    移動通信ネットワークに接続するための第1の加入者情報を用いて、1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかと第1の通信路を確立しているときに、
    前記通信端末は、
    第2の加入者情報を用いて、前記第2の加入者情報の認証を要求する再認証フラグを含み、前記1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかと第2の通信路を設定するための接続要求と、前記第2の加入者情報と、を前記制御装置に送信し、
    前記制御装置は、
    前記接続要求と、前記第2の加入者情報と、を前記通信端末から受信し、
    前記接続要求に再認証フラグが含まれている場合、前記第2の加入者情報の認証を行い、
    前記第2の加入者情報を用いて、前記通信端末と第2の通信路に対応するパケット通信ネットワークとの通信路を確立する、
    通信制御方法。
  10. 移動通信ネットワークに接続するための第1の加入者情報を用いて、1つ以上のパケット通信ネットワークのいずれかのパケット通信ネットワークと第1の通信路を確立しているときに、
    第2の加入者情報を取得するステップと、
    前記第2の加入者情報を用いて、パケット通信ネットワークとの第2の通信路の確立を要求する場合、前記第2の加入者情報の認証を要求する再認証フラグを含む通信路を設定するための接続要求と、前記第2の加入者情報と、を制御装置に送信するステップと、
    前記制御装置から接続完了を受信することにより、前記第2の加入者情報を用いた前記第2の通信路を確立するステップと、
    を通信端末に実行させる通信プログラム。
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