JP6519666B2 - 排液バッグおよび吸引システム - Google Patents

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Description

本発明は、排液バッグおよび吸引システムに関する。
人工呼吸中のガスリークの防止と誤嚥防止のために、「カフ付きの気管チューブ」を使用することがある。また、このカフの上部に貯留する分泌物を吸引するために、吸引管(吸引ルーメン)を有する「カフ上部吸引ルーメン付き気管チューブ」を使用する場合がある。
ここで、吸引管に接続する専用の吸引器はなく、医療機関で用いられる汎用の低圧持続吸引器(例えば、特許文献1(特開平11−226115号公報)に開示される医療用低圧吸引排出装置)が使用されている。この低圧持続吸引器の主な構成要素は、排液を溜める容器(主に硬質のプラスチック材料などの成型品)、陰圧を発生させる電動ポンプ、および、それらを接続する複数の接続部である。
なお、軟質のプラスチック材料などからなる可撓性の収納容器として、例えば、特許文献2(特開2013−169414号公報)には、排液を吸収してゲル化する排液吸収材を備える収納容器が開示されている。ただし、この収納容器は、可撓性容器の内部に生体排液を流入させるための流入口(導入口)のみを有するものであり、尿などの体内から自ら排出される生体排液の回収に使用されるものである。この収納容器は、吸引口を有していないため、吸引装置に接続することができず、カフ上部に溜まる分泌物などの自ら排出されない生体排液を吸引するために用いることはできない。
特開平11−226115号公報 特開2013−169414号公報
上述のような低圧持続吸引器に用いられる排液容器は、ポンプによって生じる陰圧で潰れないように、硬質の材料で成形される。また、幅広い用途に使用できるように、通常は大きな容積を有している。さらに、そして、排液容器は、繰り返し使用すると雑菌の繁殖による悪臭などの衛生面の問題が生じるため、一般的にはディスポーザブルなものであり、一回の使用毎に廃棄される。
したがって、このような硬質材料で成形された、大きな容積を有する排液容器を、医療現場において多数在庫しておく必要があり、多くの保管スペースが必要となるという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑み、保管スペースを削減することのできる排液容器(排液バッグ)を提供することを目的とする。
[1]
流入口および排気口を有する可撓性容器と、
吸水材と、
前記吸水材を透過させないフィルタと、
を備える排液バックであって、
前記吸水材および前記フィルタは、前記可撓性容器の内部に収納されており、
前記フィルタは、平面視において、前記流入口と前記排気口との間に配置されていることを特徴とする、排液バッグ。
[2]
平面視において、前記流入口と前記吸水材とが重なるように配置され、
前記フィルタは、前記流入口と前記吸水材との間に配置され、かつ、平面視において、前記流入口と前記吸水材とが重なる部分を含むように配置されている、[1]に記載の排液バッグ。
[3]
平面視において、前記排気口と前記吸水材とが重なるように配置され、
前記フィルタは、前記排気口と前記吸水材との間にも配置され、かつ、平面視において前記排気口と前記吸水材とが重なる部分を含むように配置されている、[1]または[2]に記載の排液バッグ。
[4]
前記吸水材は吸水性ポリマーを含む、[1]〜[3]のいずれかに記載の排液バッグ。
[5]
前記吸水材は、保持部材を含み、前記吸水性ポリマーは前記保持部材に保持されている、[4]に記載の排液バッグ。
[6]
前記排気口を覆う疎水性フィルタをさらに備える、[1]〜[5]のいずれかに記載の排液バッグ。
[7]
前記排気口を吸引装置に接続するため接続部材が前記排気口に設けられており、
前記接続部材は、前記排気口に連通する空間を有している、[1]〜[6]のいずれかに記載の排液バッグ。
[8]
前記接続部材が前記排気口を覆う疎水性フィルタを有している、[7]に記載の排液バッグ。
[9]
前記吸水材の全体が前記フィルタで包まれている、[1]〜[8]のいずれかに記載の排液バッグ。
[10]
[1]〜[9]のいずれかに記載の排液バッグと、
前記排液バッグの前記排気口に接続された、吸引ポンプを有する吸引モジュールと、
を備える吸引システム。
[11]
前記吸引ポンプは圧電ポンプである、[10]に記載の吸引システム。
[12]
前記吸引モジュールは、前記吸引ポンプを間欠的に駆動させるように制御可能な制御部を備える、[10]または[11]に記載の吸引システム。
[13]
さらに、カフと吸引用流路とを有する気管チューブを備える、[10]〜[12]のいずれかに記載の吸引システム。
本発明によれば、保管スペースを削減することのできる排液容器(排液バッグ)を提供することができる。
実施形態1の排液バッグの構成を概略的に示す図である。(a)は上面図であり、(b)は断面図である。 実施形態1の吸引システムの構成を概略的に示す図である。(a)は上面図であり、(b)は断面図である。 (a)は、吸引モジュールの構成を概略的に示す断面拡大図である。(b)は、接続部材の構成を概略的に示す断面拡大図である。 実施形態2の排液バッグおよび吸引システムの構成を概略的に示す断面図である。 実施形態2の排液バッグおよび吸引システムの変形例の構成を概略的に示す図である。(a)は上面図であり、(b)は断面図である。 (a)は、カフ付き気管チューブの一例を示す模式図である。(b)は、(a)に示す気管チューブのA−A断面を拡大して示す模式図である。(c)は、気管チューブが口腔から気管内に挿入された様子を示す模式図である。 実施形態1の吸引システムに用いられる圧電ポンプの構成を示す断面図である。 実施形態1の排液バッグについて、変形例の構成を概略的に示す図である。(a)は上面図であり、(b)は断面図である。 実施形態1の排液バッグについて、別の変形例の構成を概略的に示す図である。(a)は上面図であり、(b)は断面図である。 実施形態2の排液バッグについて、変形例の構成を概略的に示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表すものである。また、長さ、幅、厚さ、深さなどの寸法関係は図面の明瞭化と簡略化のために適宜変更されており、実際の寸法関係を表すものではない。なお、実施形態は例示であり、異なる形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。
[実施形態1]
<排液バッグ>
以下、本実施形態の排液バッグ1の構成について説明する。
図1を参照して、排液バッグ1は、可撓性容器11と、吸水材15と、フィルタ14とを備える。排液(吸引した分泌物等)は、可撓性容器11の内部11aに、吸水材15に保持された状態で貯留される。
可撓性容器11の材質は、特に限定されないが、使用前に内部11aの体積を小さくする(押し潰す)ことができような可撓性を有する材料から形成される。可撓性容器の材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどを使用できる。このように、使用前(排液を吸水する前)の排液バッグは、厚みが薄くほぼ平らになるため、使用前の排液バッグを多数保管する際に、保管スペースを大幅に削減することができる。また、初期の容器内容積が小さいため、容器内が陰圧になるまでに要する時間が短く、また、消費電力も少ないという利点もある。
可撓性容器11の形状も特に限定されないが、例えば図2に示されるような袋状の容器である。袋状の可撓性容器11は、例えば、2枚の柔軟なシートの周縁部を熱溶着するなどして作製することができる。本実施形態の排液バッグは、主に袋状などの可撓性容器11と吸水材とから構成されるシンプルな構造を有しているため、比較的安価で製造でき、使い捨てにし易い。
可撓性容器11は、流入口(第一開口部)12bと排気口(第二開口部)13aとを有している。
本実施形態においては、図2に示されるように、吸引口12aおよび流入口12bを有するチューブ12が、2枚のシートに挟まれた状態で配置されている。チューブ12は、シート同士を溶着する際に同時に溶着することで、このように配置することができる。
チューブ12の一端(吸引口12a)は、可撓性容器11の外部において図6(a)に示されるようなカフ上部吸引ルーメン付き気管チューブの吸引管接続部87に連通する。チューブ12の他端(流入口12b)は、可撓性容器11の内部11aに連通している。これにより、チューブ12を介して、可撓性容器11の内部11aに向けて、生体排液を流入させることが可能となっている。なお、チューブ12の材質としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンなどを使用することが出来る。
排気口13aは、可撓性容器11の片面(一方のシート)に設けられている。また、排気口13aには、排気口13aを通る空気の流路を塞ぐように(排気口13aを覆うように)、疎水性フィルタ13bが設けられている。すなわち、排気口13aは、疎水性フィルタ13bを介して吸引装置に連通する。疎水性フィルタ13bを設けることで、吸引装置内への排液の侵入を抑制または防止することができる。これにより、吸引装置が故障することを防止できる。
なお、排気口13aはこのような態様に限定されず、図9に示されるように、チューブ12と同様に、排気口13aを有するチューブ13dが、可撓性容器11を構成する2枚のシートに挟まれた状態で配置されていてもよい。
可撓性容器11の内部11aには、シート状の吸水材15が少なくとも1枚配置されている。なお、図2においては、2枚の吸水材15が配置されている。
吸水材15は、吸水性ポリマーを含むことが好ましい。また、吸水材15は、保持部材を含み、吸水性ポリマーが保持部材(好ましくは繊維素材。板状部材でもよい。)に保持されていることが好ましい。
吸水性ポリマーは、高い水分保持性能を有するように設計された高分子であり、高吸水性高分子(SAP)とも呼ばれる。吸水性ポリマーとしては、吸水性を有する公知の合成ポリマー、天然物由来ポリマーなどを用いることができる。吸水性を有する合成ポリマーとしては、例えば、ポリアクリル酸系樹脂、ポリエチレンオキシド系樹脂、無水マレイン酸系樹脂、ポリスルホン酸系樹脂、ポリアクリルアミド系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、または、それらの組み合わせが挙げられる。吸水性を有する天然物由来ポリマーとしては、ポリアスパラギン酸系、ポリグルタミン酸系、ポリアルギン酸系、デンプン系、セルロース系、プルラン系、デキストラン系、デキストリン系、その他多糖類の架橋物、または、それらの組み合わせが挙げられる。吸水性ポリマーの平均粒子径(数平均粒子径)は、例えば0.1mm〜4mmである。
なお、吸水材15は、上記の吸水性ポリマーに代えて、あるいは、上記の吸水性ポリマーと共に、増粘多糖類等の各種増粘材、モンモリロナイト等の粘土鉱物などを含んでいてもよい。
保持部材は、例えば、パルプなどの繊維素材から成り、吸水性ポリマーがその繊維素材の隙間にランダムに分散配置された状態で保持されている。なお、保持部材は、例えば、紙、プラスチックなどからなる板状の部材であってもよく、吸水性ポリマーを保持できる部材であれば特に限定されない。
排液容器から排液が漏れると、感染症の増加が懸念されるため、排液容器は液が漏れ難いものであることが好ましい。従来は、このような観点から、破損し難い硬質の樹脂材料等が用いられていたが、本実施形態の排液バッグは、吸水材を備えることにより、排液が吸水材に保持されて外部に漏れにくくなるため、容器の材質として軟質の樹脂材料等を使用しても排液が漏れ難いという利点も有している。これにより、細菌やウイルスの曝露による感染症を抑制することができる。
また、吸水性ポリマーは、吸水前の体積は小さく、吸水することで体積が膨張するという特徴を有している。このように、吸水性ポリマーは、吸水することで自ら膨張するため、使用前に用手で容器を膨らませておく必要はなく、必要な時に簡単に素早く吸引を開始することができる。
フィルタ14は、排液などの液体を通すが、吸水性ポリマーの粒子を通さない部材であればよく、水以外の物質(液体および固体)を通すものであってもよい。フィルタ14の形状は、特に限定されないが、例えば膜状である。フィルタ14としては、具体的には、吸水紙、布材、不織布、脱脂綿、多数の微細な穴を持つプラスチックのシートなどを使用できる。
フィルタ14は、流入口12bと吸水材15との間に配置されており、かつ、平面視(例えば、排液バッグの厚み方向から見た平面視、吸引方向から見た平面視、または、流入口12bの重心と吸水材15とを結ぶ最短の線分と平行な方向から見た平面視)において、流入口12bと吸水材15とが重なる部分を含むように配置されている。
また、フィルタ14は、排気口13aと吸水材15との間に配置され、かつ、平面視(例えば、排液バッグの厚み方向から見た平面視、排気方向から見た平面視、または、排気口13aの重心と吸水材15とを結ぶ最短の線分と平行な方向から見た平面視)において排気口13aと吸水材15とが重なる部分を含むように配置されている。
なお、流入口12bと吸水材15との間に配置されるフィルタ14と、排気口13aと吸水材15との間に配置されるフィルタ14とは、図8に示されるように別のフィルタであってもよく、図1に示されるように繋がった1枚のフィルタであってもよい。
吸水材15は、一般に、吸水して膨張する過程で、保持部材から離脱して自由に動けるようになる。この場合、吸引により可撓性容器11の内部11aが陰圧になり、可撓性容器11が圧縮されると、その押圧力により保持部材から離脱した吸水性ポリマーが流入口12bおよび排気口13aに押し込まれて、流入口12bおよび排気口13aを塞いでしまい、吸引を継続できなくなることが、本発明者らの検討により判明した。
本発明者らは、かかる知見に基づいて、上記のように、流入口12bと吸水材15との間、および、排気口13aと吸水材15との間に、フィルタ14を配置することで、フィルタ14が流入口12bおよび排気口13aへの吸水性ポリマーの流入を遮断するため、流入口12bおよび排気口13aの閉塞を防止できることを見出した。
また、フィルタ14が広い面積で吸水材15を覆い、かつ、チューブ12の流入口12bが平面視した時にフィルタ14を介して吸水材と重なる位置に配置されることにより、(例えば、フィルタ14の毛細管現象などによって、)排液が流入口12bから略放射状に広がり、吸水材15全体に対して、効率よく素早く広がることが出来る。
なお、疎水性フィルターとは、排液などの液体を透過させず、空気などの気体を通過させることが可能なフィルターである。疎水性フィルターの材質としては、疎水性の材質であれば特に限定されないが、例えば、ポリテトラフルオロエチレンなどが挙げられる。
<吸引システム>
次に、上記と同様の排液バッグを備える吸引システムについて説明する。本実施形態の吸引システムは、例えば、気管チューブのカフ上部や口腔内に溜まった唾液等の分泌物を持続的に吸引するために用いられる。なお、本実施形態の吸引システムは、このような気管挿管時の用途だけに限られず、その他の医療用、口腔ケア用などの種々の用途に適用することができる。
吸引システムは、主に、吸引圧を発生させる吸引モジュール2と、排液(吸引した分泌物等)を貯留するための排液バッグ1とを備える(図2参照)。まず、吸引システムの詳細を説明する前に、本実施形態の吸引システムの使用形態について説明する。
図6(c)は、気管チューブ81が口腔94から気管91内に挿入された様子を示す模式図である。人工呼吸器の使用時に気管挿管で気道を確保する場合、被検体の口腔94から気管91へ気管チューブ(気管挿管チューブ、気管内チューブ)8を挿入する。このとき、喉頭蓋93は常に開かれた状態となるため、挿入された気管チューブ81と気管91の内壁91aとの間の隙間から、気管91内に唾液等の分泌物が流入し、被検体が人工呼吸器関連肺炎(VAP)を発症するおそれがある。
このような分泌物の流入を防止するため、気管チューブ81の外周の所定の位置にカフ7が設けられている。このカフ7は、外部からの空気の供給によって膨張させることができる。カフ7を膨張させることにより、カフ7の外周面が気管91の内壁91aに接触して気管チューブ81と気管91の内壁91aとの隙間が閉塞される。このようなカフ付き気管チューブを用いることで、気管チューブ81により気道を確保しつつ、カフ7により気管91への分泌物等の流入を防止することができる。
ただし、カフ7の上部(口腔94側)に溜まった分泌物は、時間とともに気管91の内壁91aとカフ7の僅かな隙間から、カフ7の下部の気道に少しずつ漏れてしまう虞がある。したがって、人工呼吸器関連肺炎(VAP)をより完全に予防するためには、カフ7の上部などに溜った分泌物を持続的に吸引し、除去することが有効であると言われている。
このような分泌物の吸引を容易に行うことを可能とするために、気管チューブ81のカフ7の上部付近に分泌物の吸引用の孔86aが設けられたカフ付き気管チューブ(カフ上部吸引ルーメン付き気管チューブ)が市販されている(図6(a)参照)。
図6(a)に示すカフ付き気管チューブにおいて、気管チューブ81の主流路81aを構成する壁部内には、主流路81aと並列して形成された吸引流路86およびカフ用流路88aが設けられている(図6(b)参照)。吸引流路86は、一方で、カフ7の近傍において気管チューブ81の外側に開口した孔86aに連通し、他方で、吸引管接続部87に連通している。このような構成により、吸引管接続部87を吸引システムに接続して吸引を行うことで、カフ7の上部付近に溜まった分泌物等を吸引することができる。
なお、気管チューブ81の壁部内には、カフ用流路88aも設けられている(図6(b))。カフ用流路88aは、一方で、気管チューブ81の外周側においてカフ7の内部に連通し、他方で、カフ膨張管88に連通している。このような構成により、カフ膨張管88およびカフ用流路88aを介してカフ7に空気等を送ることで、カフを膨張させることができる。なお、図6(a)では、簡略化のためカフ用流路88aは図示していない。
本実施形態の吸引システムは、例えば、図6(a)に示されるようなカフ付き気管チューブ(カフ上部吸引ルーメン付き気管チューブ)8の吸引管接続部87に、接続チューブを介して接続された状態で使用される。なお、接続チューブの他端は、例えば、吸引システムの吸引口12aに接続される(図2(a)参照)。
次に、本実施形態の吸引システムの詳細について説明する。本実施形態の吸引システムは、排液バッグ1と吸引モジュール2とを備える。排液バッグ1は、基本的に前述の図1を用いて説明した排液バッグと同様であるが、排気口13aに接続部材13が設けられている点で異なっている。接続部材13によって、排液バッグ1と吸引モジュール2とが接続される。これにより、排気口13aが吸引モジュール2の内部と連通する。
接続部材13は、接続部材13の下面と疎水性フィルタ13bが設けられた接続部材13の上面との間に、排気口13aに連通する空間を有していることが好ましい。また、この空間が吸引モジュール2を駆動した際に発生する陰圧で変形しないようにするため、接続部材13は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂などの硬質材料からなることが好ましい。なお、接続部材は、排気口周囲のシートに熱溶着されるなどして、空気や液体が漏れないように形成されている。
このように、排気口13aの周囲に空間を確保することで、排液が疎水性フィルタ13bを容易に閉塞することを抑制できるため、安定した吸引を継続することができる。
なお、本実施形態においては、図2に示されるように排液バッグ1と連結される吸引装置として、小型の吸引モジュール2を用いた場合について説明するが、本発明の吸引システムにおいては、吸引モジュール2の代わりに医療機関で汎用される大型の吸引装置(例えば、特許文献1に開示される医療用低圧吸引排出装置)などの他の吸引装置を用いてもよい。
(吸引モジュール)
図3を参照して、吸引モジュール2は、主に、吐出口13dを有する筐体21と、吸引ポンプ22と、それに電気的に接続された制御部(制御回路、駆動回路)23とを含む。吸引モジュール2において、吸引ポンプ22を駆動させることで、排気口13aから吐出口13dの方向(図に示す点線矢印の方向)へ空気を送り、排液バッグ1の可撓性容器11の内部11aの空気を吸引することができる。
吸引モジュールは、簡単な操作で排液バッグに固着できることが操作性の観点から好ましい。本実施形態では、吸引モジュール2を構成する筐体21の排気口13aの内周壁にはネジ溝21aが設けられており(図3(a))、排液バッグ1が備える接続部材13の外周壁にはネジ溝13cが設けられている。これにより、特別なロック機構を必要とせずに、螺合によって容易に吸引モジュール2を排液バッグ1に接続することができる。なお、吸引モジュール2を固着する手段は、特に限定されず、ネジ溝による螺合以外にも、例えば、マジックテープ(登録商標)、ロック機構などによる固着手段であってもよい。
このような手段を用いる場合、吸引モジュール2は、排液バッグ1から取り外し可能である。そのため、吸引モジュール2を排液バッグ1から取り外して、排液バッグ1のみを廃棄すれば、吸引モジュール2は繰り返し使用することができる。
また、排気口13aには、排気口13aを通る空気の流路を塞ぐように(排気口13aを覆うように)、疎水性フィルタ13bが設けられている。すなわち、排気口13aは、疎水性フィルタ13bを介して吸引モジュール2の内部に連通する。疎水性フィルタ13bを設けることで、吸引モジュール2内への排液の侵入を抑制することができる。これにより、吸引モジュール2が故障することを防止できる。
このとき、疎水性フィルタとしてバクテリア等の汚染原を通さないフィルタを用いることで、吸引モジュール2内が排液で汚染されることを防止できる。これにより、吸引モジュール2を別の患者に再使用する際でも、衛生面の問題が生じることを防止できる。
また、吸引モジュール2は吸引ポンプ22を備えることが好ましい。吸引ポンプとしては、例えば、圧電ポンプ、モーターポンプなどが挙げられる。吸引ポンプ22は、圧電ポンプであることが好ましい。図7を参照して、圧電ポンプ22aにおいては、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)セラミックスからなる圧電素子200が、金属製のダイヤフラム201に貼り合わせられている。ダイヤフラム201には、ポンプ室202を形成するように、スペーサ202cを挟んで、中央部に吐出孔202aが設けられた金属板202bが貼り合わせられている。
電圧を加えることにより、圧電素子200を共振させると、ダイヤフラム201は屈曲振動し、ポンプ室202に体積変化が生じる。その結果、吐出孔202aにおいて、断続的にエアの高速流が発生する。このとき、吐出孔202a近傍では圧力が下がるため、吸入流路203にあるエアが吐出孔202aの方向へ吸引され、その結果としてノズル204からエアが吐出される。このように、圧電ポンプ22aは、図7に矢印で示されるように、下側から空気を吸って、上側に吐出する空気ポンプとして作用する。
ここで、圧電ポンプ22aは、電圧(電力)供給を停止し、圧電素子200の屈曲振動を停止させると、直ちに吸引を停止させることができるという特徴を有している。このため、圧電ポンプ22aは、間欠駆動の制御を容易に行うことができる。
また、圧電ポンプ22aはサイズが小さいため、圧電ポンプ22aを用いることで、吸引モジュール2を小型化または薄型化することができる。また、圧電ポンプは軽量であるため、吸引モジュール2を軽量化することができる。従来の一般的な低圧持続吸引器では、排液容器よりも電動ポンプを含む装置本体の方が大きく、また重いため、移動が難しく設置場所の制約も多かった。これに対して、圧電ポンプを用いた吸引装置である吸引モジュール2は、小型軽量(排液容器よりも小さい)であるため、移動が容易であり、医療現場の様々な場所に設置して用いることが可能である。
制御部23は、圧電ポンプ22aの駆動を制御することができ、例えばメモリ制御装置(MCU)から構成される。本実施形態において、制御部23は、圧電ポンプ22aを間欠的に駆動させることが可能である。
圧電ポンプ22a(吸引ポンプ22)を間欠的に動作させることにより、吸引を停止している間に、吸水性ポリマーが十分に排液を吸水する時間を与えることができ、また、吸水性ポリマーに作用する圧縮力を取り除き、吸水性ポリマーが十分に膨張できるようにすることが出来る。
また、圧電ポンプ22aを間欠的に駆動させることで、吸引時に吸引管先端が気管粘膜や口腔粘膜に吸着した状態になることを防止することができる。これにより、そのような吸着状態に起因する粘膜損傷のリスクを回避することができ、吸引システムの安全性を高めることができる。また、圧電ポンプ22aを間欠的に駆動させることで、吸引システムの消費電力を節約し、長時間の使用が可能となる。
1回の吸引時間(吸引ポンプ22の駆動時間)は、カフ上部の分泌物の大部分を吸引し終えるのに十分な時間であることが望ましいが、消費電力を抑えるためには、必要以上に吸引時間を長くしないことが好ましい。吸引の間隔は、カフ上部の分泌物が溜まり過ぎてVAPの危険性が高まらないように、所定時間より短くすることが好ましい。一方、消費電力を抑えるためには、吸引間隔を短くし過ぎないことが好ましい。具体的な1回の吸引時間や吸引の間隔は、吸引の対象患者等に応じて適宜設定すればよい。
なお、吸引モジュール2は、図示しない電源、操作スイッチ、表示部などをさらに有していてもよい。電源は、吸引モジュール2の各部(圧電ポンプ22a、制御部23)に電力(電圧)を供給できるように、それらと電気的に接続される。これにより、外部の電源を必要とせずに、吸引モジュール2の駆動が可能となる。また、吸引モジュール2は、吸引圧力を検出するための圧力センサを有していてもよい。
本実施形態の吸引システムは、さらに、カフと吸引用流路などを有する図6(a)に示されるような気管チューブ(カフ上部吸引ルーメン付き気管チューブ)を備えていてもよい。
[実施形態2]
図4を参照して、本実施形態の排液バッグおよび吸引システムは、フィルタが、シート状の吸水材の片面側だけでなく、両面および側面も含む吸水材15全体を包むように形成されている点で、実施形態1とは異なる。それ以外の点は、実施形態1と同様である。
本実施形態においては、吸水材15全体がフィルタ14で覆われているため、可撓性容器11の内部11aで膨潤した吸水性ポリマーが拡散することを抑制できる。このため、フィルタ14の外側にある流入口12b(図2参照)および排気口13aが高分子ポリマーによって閉塞されることを、より確実に防止できる。なお、本実施形態においては、図10に示されるように、吸引口(チューブ12)と吸水材15とが、平面視において重ならないように配置されていてもよい。
また、流入口12bおよび排気口13aをどのような位置に配置しても、基本的に膨張した吸水性ポリマーによって閉じられることがないため、流入口12bおよび排気口13aの配置の選択の余地が広がり、設計が容易になる。すなわち、実施形態1では、フィルタの端部から流入口12bおよび排気口13aに回り込んでくる可能性があるため、流入口12bおよび排気口13aは平面視においてフィルタの端部から所定の距離を置いて配置することが好ましい。このため実施形態1では、チューブ12によって、流入口12bをフィルタの端部から離すようにしている。これに対して、本実施形態ではそのような制約がなく、配置設計が容易である。
このため、本実施形態では、流入口12bさえあればチューブ12が無くてもよいため、図5に示されるように、流入口16aが、排液バッグの厚み方向に貫通する孔を有する接続ポート16によって形成されていてもよい。なお、図5に示される排液バッグ1の接続ポート16には、カフ付き気管チューブ8の吸引管接続部87に接続された接続チューブが可撓性容器11の内部11a側に向かって挿入される。挿入された接続チューブは接続ポートに固定手段によって接続されていてもよく、特に接続されていなくてもよい。
上記のように、本実施形態において、流入口12bは、可撓性容器11の表面の任意の位置に配置できるが、吸水材全体を排液の吸収に有効利用するためには、排気口13aから離れた位置に配置することが好ましい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 排液バッグ、11 可撓性容器、11a 内部、12 チューブ、12a 吸引口、12b 流入口、13 接続部材、13a 排気口、13b 疎水性フィルタ、13c ネジ溝、13d チューブ、14 フィルタ、15 吸水材、16 接続ポート、16a 流入口、2 吸引モジュール、21 筐体、21a ネジ溝、22 吸引ポンプ、22a 圧電ポンプ、23 制御部、200 圧電素子、201 ダイヤフラム、202 ポンプ室、202a 吐出孔、202b 金属板、203 吸入流路、204 ノズル、7 カフ、8 カフ付き気管チューブ(カフ上部吸引ルーメン付き気管チューブ)、81 気管チューブ、81a 主流路、86 吸引流路、86a 孔、87 吸引管接続部、88 カフ膨張管、88a カフ用流路、91 気管、91a 内壁、92 食道、93 喉頭蓋、94 口腔。

Claims (9)

  1. 流入口および排気口を有する可撓性容器と、
    保持部材、および前記保持部材に保持された吸水性ポリマーを含む吸水材と、
    前記吸水性ポリマーを透過させないフィルタと、
    を備える排液バックであって、
    前記吸水材および前記フィルタは、前記可撓性容器の内部に収納されており、
    前記フィルタは、平面視において、前記流入口と前記排気口との間に配置されており、
    前記排気口と吸引装置とを接続するための接続部材が前記排気口に設けられており、
    前記接続部材の吸引装置側は疎水性フィルタによって覆われ、
    前記接続部材は、前記排気口と前記疎水性フィルタとの間に、前記排気口に連通する空間を有する、
    排液バッグ。
  2. 平面視において、前記流入口と前記吸水材とが重なるように配置され、
    前記フィルタは、前記流入口と前記吸水材との間に配置され、かつ、平面視において、
    前記流入口と前記吸水材とが重なる部分を含むように配置されている、請求項1に記載の排液バッグ。
  3. 平面視において、前記排気口と前記吸水材とが重なるように配置され、
    前記フィルタは、前記排気口と前記吸水材との間にも配置され、かつ、平面視において前記排気口と前記吸水材とが重なる部分を含むように配置されている、請求項1または2に記載の排液バッグ。
  4. 前記接続部材は、ポリエチレン、ポリプロピレンおよびABS樹脂からなる群から選択される1または2以上からなる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の排液バッグ。
  5. 前記吸水材の全体が前記フィルタで包まれている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の排液バッグ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の排液バッグと、
    前記排液バッグの前記排気口に接続された、吸引ポンプを有する吸引モジュールと、
    を備える吸引システム。
  7. 前記吸引ポンプは圧電ポンプである、請求項6に記載の吸引システム。
  8. 前記吸引モジュールは、前記吸引ポンプを間欠的に駆動させるように制御可能な制御部を備える、請求項6または7に記載の吸引システム。
  9. さらに、カフと吸引用流路とを有する気管チューブを備える、請求項6〜8のいずれか1項に記載の吸引システム。
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