JP6518369B2 - Analog amplification vacuum tube, vacuum tube - Google Patents
Analog amplification vacuum tube, vacuum tube Download PDFInfo
- Publication number
- JP6518369B2 JP6518369B2 JP2018125986A JP2018125986A JP6518369B2 JP 6518369 B2 JP6518369 B2 JP 6518369B2 JP 2018125986 A JP2018125986 A JP 2018125986A JP 2018125986 A JP2018125986 A JP 2018125986A JP 6518369 B2 JP6518369 B2 JP 6518369B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filament
- vacuum tube
- anode
- anodes
- analog amplification
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000003321 amplification Effects 0.000 title claims description 25
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 title claims description 25
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 21
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 13
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 8
- 238000005247 gettering Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 241000282414 Homo sapiens Species 0.000 description 4
- QVQLCTNNEUAWMS-UHFFFAOYSA-N barium oxide Chemical compound [Ba]=O QVQLCTNNEUAWMS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 2
- 241000282412 Homo Species 0.000 description 1
- 206010047571 Visual impairment Diseases 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052788 barium Inorganic materials 0.000 description 1
- DSAJWYNOEDNPEQ-UHFFFAOYSA-N barium atom Chemical compound [Ba] DSAJWYNOEDNPEQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 1
- 239000010408 film Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Amplifiers (AREA)
Description
本発明は、アナログ増幅器として動作する真空管に関する。 The present invention relates to a vacuum tube operating as an analog amplifier.
真空管に関する技術として蛍光表示管が知られており、例えば特許文献1,2に示された構造が知られている。特許文献1では、所定以上の温度で熱電子を放出する直線状に張られたフィラメントを「ヒータH」と呼んでいる。そして、フィラメントと平行に配置されたアノード(特許文献1の「陽極4」)と、フィラメントとアノードの間に、アノードと対向するように配置されたグリッドを備えている(特許文献1の第1図、第2図参照)。特許文献2も基本的な構造は特許文献1と同じである。また、特許文献1,2に示された蛍光表示管の制御方法として非特許文献1に示された駆動方式が知られている。
A fluorescent display tube is known as a technique related to a vacuum tube, and for example, the structures shown in
音楽業界を中心に真空管の特性を好むユーザからの要望があるので、アナログ増幅器として使用する真空管の需要はあり、アナログ増幅器として使用できる真空管は存在する。しかし、製造量が減っており、価格の上昇や入手が困難という課題がある。一方、真空管の一種であり、安価で普及している蛍光表示管は、非特許文献1に示された駆動方式からも分かるようにデジタルの制御であり、アナログ増幅器として使用するものではないので、アナログ増幅用には使用できない。
Due to demands from users who prefer vacuum tube characteristics, mainly in the music industry, there is a demand for vacuum tubes to be used as analog amplifiers, and there are vacuum tubes that can be used as analog amplifiers. However, there is a problem that production volume is decreasing and it is difficult to raise prices and obtain them. On the other hand, a cheap and popular fluorescent display tube, which is a kind of vacuum tube, is digital control as can be seen from the driving method shown in Non-Patent
本発明は、安価で入手しやすい蛍光表示管に近い構造であって、音響信号用のアナログ増幅器として使用しやすい真空管を提供することを目的とする。 It is an object of the present invention to provide a vacuum tube which is similar in structure to a cheap and easily obtainable fluorescent display tube and is easy to use as an analog amplifier for acoustic signals.
本発明の真空管は、熱電子を放出する直線状に張られたフィラメントと、2組のグリッドとアノードを有する。アノードの両方は、平面基板上の同一の面に形成される。フィラメントは、平面基板と平行に、アノードの両方と対向する位置に配置される。グリッドのそれぞれは、同じ組のアノードと第1所定間隔を有して対向し、フィラメントと第2所定間隔を有するように、アノードとフィラメントとの間に配置される。フィラメントを、2組のアノード同士の中間点に対応する位置で固定するフィラメント中間固定部を備える。 The vacuum tube of the present invention has a linearly stretched filament which emits thermal electrons, and two sets of grids and an anode. Both of the anodes are formed in the same plane on a planar substrate. The filament is disposed parallel to the planar substrate and at a position facing both of the anodes. Each of the grids is disposed between the anode and the filament so as to face the same set of anodes with a first predetermined spacing and have a filament and a second predetermined spacing. A filament intermediate fixing portion is provided which fixes the filament at a position corresponding to an intermediate point between the two sets of anodes.
本発明の真空管によれば、フィラメントを中間で固定するのでフィラメントの振動の基本周波数を高くしやすい。つまり、人間が感知しにくい周波数にしやすいので、音響信号用のアナログ増幅器として使用しやすい。 According to the vacuum tube of the present invention, since the filament is fixed in the middle, the fundamental frequency of the vibration of the filament can be easily increased. In other words, it is easy to use as an analog amplifier for acoustic signals because it is easy to make the frequency difficult to be detected by human beings.
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail. Note that components having the same function will be assigned the same reference numerals and redundant description will be omitted.
図1に本発明の真空管の平面図、図2に正面図、図3に側面図、図4に図1のA−A線での断面図を示す。真空管100は、所定以上の温度で熱電子を放出する直線状に張られたフィラメント110と、2組のグリッド130−1,130−2とアノード120−1,120−2を有する。アノード120−1,120−2の両方は、平面基板上(ガラス基板125)の同一の面に形成される。フィラメント110は、平面基板(ガラス基板125)と平行に、アノード120−1,120−2の両方と対向する位置に配置される。グリッド130−1,130−2のそれぞれは、同じ組のアノード120−1,120−2と第1所定間隔を有して対向し、フィラメント110と第2所定間隔を有するように、アノード120−1,120−2とフィラメント110との間に配置される。フィラメント110を、2組のアノード120−1,120−2同士の中間点に対応する位置で固定するフィラメント中間固定部113を備える。さらに、第1所定間隔を0.15mm以上0.35mm以下、第2所定間隔を0.2mm以上0.6mm以下にすればアナログ増幅用として利用しやすくできる。なお、図1ではアノード120−1,120−2の位置が分かるようにグリッド130−1,130−2の一部を記載していない。実際の真空管100では、アノード120−1,120−2の上にメッシュ状のグリッド130−1,130−2(図9参照)が存在するので、アノード120−1,120−2は見えにくい状態である。
FIG. 1 is a plan view of the vacuum tube of the present invention, FIG. 2 is a front view, FIG. 3 is a side view, and FIG. 4 is a cross-sectional view taken along line A-A of FIG. The
次に、上記の特徴を実現するための構造の具体例を説明する。図5にアノード120−1,120−2と絶縁層をガラス基板上に形成した様子を示す。図6はアノード120−1,120−2がガラス基板上に形成された様子を示す図、図7は絶縁層の形状を示す図である。ガラス基板125は排気穴151を有しており、アノード120−1,120−2はガラス基板125の一方の面上に形成される。アノード120−1,120−2には、アノード端子121−1,121−2が接続されている。アノード120−1,120−2は、例えばアルミニウムの薄膜で形成すればよい。絶縁層126は、例えば低融点ガラスを用いればよく、アノード用開口部127−1,127−2と端子用開口部128−1,128−2を有している。真空管100は、ケース180とガラス基板125とを封着し、排気穴151から空気を抜くことで内部を真空にする。そして、排気穴151には、排気孔栓150がはめられる。図5には示していないが、ガラス基板125のケース180と接触する部分に、封着用の低融点ガラスをさらに配置してもよい。また、外部との電気的な接触は端子190により行う。
Next, a specific example of a structure for realizing the above features will be described. FIG. 5 shows the anodes 120-1 and 120-2 and the insulating layer formed on a glass substrate. FIG. 6 is a view showing the anodes 120-1 and 120-2 formed on a glass substrate, and FIG. 7 is a view showing the shape of the insulating layer. The
フィラメント110は直接型のカソードである。例えば、フィラメント110は、直流電流を流すことで650度程度に加熱すると熱電子を放出するように、酸化バリウムのコーティングを施せばよい。この例では、上記の「所定以上の温度」が650度であるが、650度に限定するものではない。図8にフィラメント110に張力を与えるためのアンカー115の三面図(平面図、正面図、側面図)を示す。アンカー本体116の一部には板バネ117の一端が配置されており、板バネ117の他端がフィラメント固定部118である。アンカー115にはSUS(ステンレス鋼材)などを用いればよい。アンカー115はフィラメント支持部材111に取り付けられ、フィラメント110がアンカー115のフィラメント固定部118に溶接などによって固定される。図4中の112は、溶接点を示している。2組のアノード同士の中間点に対応する位置にはフィラメント中間支持部材119が取り付けられる。フィラメント中間支持部材119にフィラメント110を溶接などによって固定することで、フィラメント中間固定部113が形成される。フィラメント110とアノード120−1,120−2との間隔はフィラメント支持部材111とフィラメント中間支持部材119の長さで決定され、フィラメント110の張力はアンカー115の板バネ117によって調整できる。
The
フィラメント110は、直流電流が流れることで加熱され熱電子を放出できる所定の温度以上まで加熱される。しかし、溶接点112とフィラメント中間固定部113では、フィラメント支持部材111,フィラメント中間支持部材119への伝熱があるので、その近傍ではフィラメント110の温度は熱電子を放出できる所定以上の温度まで加熱できない。そこで、グリッド130−1,130−2のそれぞれの中心は、フィラメント110の片端(溶接点112の一方)から1/4の位置と対向しており、フィラメント中間固定部113は、フィラメント110を2分する位置(2つの溶接点112の中点)にすればよい。このような配置にすれば、アノード120−1,120−2と対向する位置のフィラメント110は、フィラメント支持部材111,フィラメント中間支持部材119から最も離れた位置にできるので、フィラメント110から十分な熱電子を放出させることができる。
The
図9にグリッドの形状の例を示す。グリッド130はメッシュ状であり、SUSなどで形成すればよい。上述のとおり、図1ではアノード120−1,120−2を分かりやすく示すためにグリッド130の一部の記載を省略している。実際のグリッド130−1,130−2は、図9に示したグリッド130である。また、グリッド130−1,130−2はグリッド支持部材132−1,132−2に固定されている。グリッド支持部材132−1,132−2の板厚によって、アノード120−1,120−2とグリッド130−1,130−2との間隔、フィラメント110とグリッド130−1,130−2との間隔が決められている。
FIG. 9 shows an example of the shape of the grid. The
つまり、真空管100では、アノード120−1,120−2とグリッド130−1,130−2の間隔(第1所定間隔)が0.15mm以上0.35mm以下であることは、グリッド支持部材132−1,132−2で実現している。そして、フィラメント110とグリッド130−1,130−2の間隔(第2所定間隔)が0.2mm以上0.6mm以下であることは、フィラメント支持部材111,フィラメント中間支持部材119とグリッド支持部材132−1,132−2で実現している。
That is, in the
図10にゲッターリング140を示す。ゲッターリング140は、高周波誘導加熱によりフラッシュし、ケース180内の一部に金属バリウム膜を蒸着させることで、真空度を高めるもしくは真空度を保つ役割を果たす。ゲッターシールド142は、ゲッターリング140を、フィラメント110、グリッド130−1,130−2、アノード120−1,120−2に対して遮蔽するため部材である。蛍光表示管の場合には、ゲッターリングはケース内のどこに配置しても表示器の特性への影響は無視できるので、ゲッターリングの位置を特性の面から考慮する必要はなかった。しかし、2組のアノード120−1,120−2とグリッド130−1,130−2を、ステレオ信号用のアンプとして使用する場合、2組のアンプの特性を揃えるためにはゲッターリング140の影響を無視できないことが分かった。したがって、2組のアンプの特性をそろえるために、ゲッターリング140は、グリッド130−1,130−2のそれぞれから等距離に配置することが望ましい。
The
図11に真空管100を用いた増幅回路の例を示す。フィラメント110は直流電圧源310(例えば0.7V)が接続され、熱電子を放出する所定の温度(例えば650度)まで加熱される。アノード120−1,120−2にはアノード電圧源320が抵抗330−1,330−2を介して印加される。そして、例えば、所定のバイアスが付加されたステレオの左チャンネルの信号vLがグリッド130−1に入力され、同じバイアスが付加されたステレオの右チャンネルの信号vRがグリッド130−2に入力される。この場合、アノード端子121−1の電圧VLが左チャンネルの出力、アノード端子121−2の電圧VRが右チャンネルの出力である。
An example of an amplification circuit using a
次に、本発明の第1所定間隔と第2所定間隔の必要性について説明する。一般的な蛍光表示管も、所定以上の温度で熱電子を放出する直線状に張られたフィラメントと、フィラメントと平行に配置されたアノードと、フィラメントとアノードの間にアノードと対向するように配置されたグリッドとを備える。ただし、一般的な蛍光表示管であれば、アノードとグリッドの間隔は0.5mm程度以上であり、フィラメントとグリッドの間隔は1.0mm程度以上である。また、フィラメントの固有振動の基本周波数は考慮しない。蛍光表示管の場合、ON,OFFの制御を行うので、グリッドの電圧を変化させたときに中途半端に電流が流れることを避けなければならない。そこで、上記のような寸法となっている。図12に、蛍光表示管でのアノード電圧Vaと電流Ipとの関係をグリッドの電圧ごとに示す。図12の線の横に示された数値がグリッドの電圧(ボルト)である。この実験に用いた蛍光表示管は、アノードとグリッドの間隔は0.5mm程度、フィラメントとグリッドの間隔は1.0mm程度である。アノード電圧Vaが10Vの場合、グリッドの電圧が4V付近では中途半端な電流が流れるが、グリッドの電圧が3V以下ならばOFF、5V以上ならばONである。また、グリッドの電圧を4V付近で変化させるとしても、線形性を得られる範囲が狭いと考えられ、アナログ増幅用には利用しにくいことが分かる。なお、アノード電圧Vaを30Vよりも高い領域に線形性が得られる領域が存在する可能性はある。しかし、アナログ増幅器として利用するためにはアノード電圧を常時印加しておく必要があるので、熱膨張の影響を考慮するとアノード電圧Vaを高くできない。補足すると、蛍光表示管として使用する場合は、人間の残像も利用するのでアノード電圧を常時印加しておく必要がない。つまり、アノード電圧を高くできないことも、蛍光表示管としての利用と対比してアナログ増幅器としての利用が難しい原因である。 Next, the necessity of the first predetermined interval and the second predetermined interval of the present invention will be described. A typical fluorescent display tube is also arranged so as to face the anode between the filament and the anode, a linear filament stretched to emit thermoelectrons at a predetermined temperature or more, an anode disposed parallel to the filament, and And a grid. However, in a general fluorescent display tube, the distance between the anode and the grid is about 0.5 mm or more, and the distance between the filament and the grid is about 1.0 mm or more. Also, the fundamental frequency of the natural vibration of the filament is not considered. In the case of a fluorescent display tube, since ON / OFF control is performed, it is necessary to avoid that current flows halfway when changing the voltage of the grid. Therefore, the dimensions are as described above. FIG. 12 shows the relationship between the anode voltage V a and the current I p in the fluorescent display tube for each voltage of the grid. The numbers shown beside the lines in FIG. 12 are grid voltages (volts). The distance between the anode and the grid is about 0.5 mm, and the distance between the filament and the grid is about 1.0 mm. When the anode voltage Va is 10 V, a halfway current flows when the grid voltage is around 4 V, but it is OFF when the grid voltage is 3 V or less, and ON when it is 5 V or more. Also, even if the voltage of the grid is changed around 4 V, the range in which the linearity can be obtained is considered to be narrow, and it can be seen that it is difficult to use for analog amplification. Incidentally, some possibly region linearity is obtained an anode voltage V a to a higher region than 30V is present. However, in order to use as an analog amplifier, it is necessary to always apply the anode voltage, so the anode voltage V a can not be increased in consideration of the influence of thermal expansion. Supplementally, when used as a fluorescent display tube, it is not necessary to always apply an anode voltage since human afterimage is also used. In other words, the fact that the anode voltage can not be increased is also the reason that it is difficult to use as an analog amplifier in contrast to the use as a fluorescent display tube.
図13に、アノードとグリッドの間隔を0.3mm程度、フィラメントとグリッドの間隔は0.4mm程度にした場合のアノード電圧Vaと電流Ipとの関係をグリッドの電圧ごとに示す。この図から、バイアス電圧を3V、入力信号の振幅の最大値を1Vとすれば、アノード電圧Vaが4V程度以上の範囲でほぼ線形な増幅特性が得られることが分かる。したがって、アナログ増幅用の真空管として利用できる。本願で示す実験例は図13だけであるが、フィラメント110とグリッド130−1,130−2の間隔が0.2mm以上0.6mm以下であれば、図12を用いて説明した一般的な蛍光表示管に比べ、アナログ増幅用として利用しやすい真空管にできる。つまり、本発明の真空管の第2所定間隔を0.2mm以上0.6mm以下にすれば、フィラメントからアノードへの電子の流れを、グリッドの電位によってアナログ的に変化させることができるのでアナログ増幅器として使用しやすい。
13, about 0.3mm spacing of the anode and the grid spacing of the filament and the grid showing the relationship between the anode voltage V a and current I p in the case of the order of 0.4mm for each voltage of the grid. From this figure, if the bias voltage 3V, and 1V maximum value of the amplitude of the input signal, it can be seen that the anode voltage V a is obtained substantially linear amplification characteristics in a range of more than about 4V. Therefore, it can be used as a vacuum tube for analog amplification. Although the experimental example shown in this application is only FIG. 13, if the distance between the
また、アノード120−1,120−2とグリッド130−1,130−2の間隔(第1所定間隔)が0.35mmを超える場合は、グリッド支持部材132−1,132−2を折り曲げ成形する必要がある。一方、アノードとグリッドの間隔(第1所定間隔)が0.15mm以上0.35mm以下であれば、グリッド支持部材132−1,132−2は平板を抜き加工しただけで構成可能である。この場合はアノードとグリッドの間隔が、グリッド支持部材の板厚だけで決定されるため、高精度の間隔を維持できる。またグリッド支持部材132−1,132−2を折り曲げ成形した場合は、グリッドも振動やすくなりノイズの原因となる。グリッド支持部材132−1,132−2を平板打ち抜き加工とした場合は、グリッドの振動を抑えることができ、アナログ増幅用として利用しやすい真空管にできる。 Further, when the distance (first predetermined distance) between the anodes 120-1 and 120-2 and the grids 130-1 and 130-2 exceeds 0.35 mm, the grid support members 132-1 and 132-2 are bent and formed. There is a need. On the other hand, if the distance between the anode and the grid (first predetermined distance) is 0.15 mm or more and 0.35 mm or less, the grid support members 132-1 and 132-2 can be configured simply by punching out a flat plate. In this case, since the distance between the anode and the grid is determined only by the thickness of the grid support member, a highly accurate distance can be maintained. Further, when the grid support members 132-1 and 132-2 are bent and formed, the grids also easily vibrate and cause noise. When the grid support members 132-1 and 132-2 are formed by flat plate punching, the vibration of the grid can be suppressed, and the vacuum tube can be easily used for analog amplification.
また、上述のとおり、フィラメントを中間で固定すればフィラメントの振動において波長を短くできるので、基本周波数を高くしやすい。つまり、人間が感知しにくい周波数にしやすいので、音響信号用のアナログ増幅器として使用しやすい。そして、フィラメント110の固有振動の基本周波数を3kHz以上にすれば、フィラメント110の振動による影響を人が聞き取りにくい周波数にできる。このような周波数の調整は、フィラメント110の材質、太さ、溶接点112からフィラメント中間固定部113までの長さ、アンカー115によって与えられる張力の調整で実現すればよい。なお、基本周波数は高い方が望ましく、10kHz以上に調整できればフィラメントの振動による雑音を人には聞こえなくできる。
Further, as described above, if the filament is fixed in the middle, the wavelength can be shortened in the vibration of the filament, so it is easy to increase the fundamental frequency. In other words, it is easy to use as an analog amplifier for acoustic signals because it is easy to make the frequency difficult to be detected by human beings. Then, if the fundamental frequency of the natural vibration of the
100 真空管 110 フィラメント
111 フィラメント支持部材 112 溶接点
113 フィラメント中間固定部 115 アンカー
116 アンカー本体 117 板バネ
118 フィラメント固定部 119 フィラメント中間支持部材
120 アノード 121 アノード端子
125 ガラス基板 126 絶縁層
127 アノード用開口部 128 端子用開口部
130 グリッド 132 グリッド支持部材
140 ゲッターリング 142 ゲッターシールド
150 排気孔栓 151 排気穴
180 ケース 190 端子
310 直流電圧源 320 アノード電圧源
330 抵抗
Claims (9)
前記アノードの両方は、平面基板上の同一の面に形成され、
前記フィラメントは、前記平面基板と平行に、前記アノードの両方と対向する位置に配置され、
前記グリッドのそれぞれは、同じ組の前記アノードと第1所定間隔を有して対向し、前記フィラメントと第2所定間隔を有するように、前記アノードと前記フィラメントとの間に配置され、
前記フィラメントを、2組の前記アノード同士の中間点に対応する位置で固定するフィラメント中間固定部を備える
ことを特徴とするアナログ増幅用真空管。 A linear amplification filament emitting thermoelectrons, and an analog amplification vacuum tube having two sets of grids and an anode,
Both of the anodes are formed on the same surface on a planar substrate,
The filament is disposed parallel to the planar substrate and at a position facing both of the anodes,
Each of the grids is disposed between the anode and the filament so as to face the same set of the anode with a first predetermined spacing and to have the filament and a second predetermined spacing,
A vacuum tube for analog amplification, comprising a filament intermediate fixing portion for fixing the filament at a position corresponding to an intermediate point between the two sets of the anodes.
前記第2所定間隔は、0.2mm以上0.6mm以下である
ことを特徴とするアナログ増幅用真空管。 The vacuum tube for analog amplification according to claim 1, wherein
The second predetermined interval is 0.2 mm or more and 0.6 mm or less. A vacuum tube for analog amplification.
前記第1所定間隔は、0.15mm以上0.35mm以下である
ことを特徴とするアナログ増幅用真空管。 The vacuum tube for analog amplification according to claim 1 or 2, wherein
The vacuum tube for analog amplification, wherein the first predetermined interval is 0.15 mm or more and 0.35 mm or less.
前記フィラメントは、固有振動の基本周波数が3kHz以上である
ことを特徴とするアナログ増幅用真空管。 The vacuum tube for analog amplification according to any one of claims 1 to 3, wherein
The vacuum tube for analog amplification, wherein the filament has a fundamental frequency of natural vibration of 3 kHz or more.
前記グリッドのそれぞれの中心は、前記フィラメントの片端から1/4の位置と対向しており、前記フィラメント中間固定部は、前記フィラメントを2分する位置である
ことを特徴とするアナログ増幅用真空管。 A vacuum tube for analog amplification according to any one of claims 1 to 4, wherein
The center of each of the grids is opposed to a position 1/4 from one end of the filament, and the filament intermediate fixing portion is a position bisecting the filament. A vacuum tube for analog amplification.
前記アノードの両方は、互いに同じ大きさである
ことを特徴とするアナログ増幅用真空管。 The vacuum tube for analog amplification according to any one of claims 1 to 5, wherein
A vacuum tube for analog amplification, wherein both of the anodes have the same size.
前記グリッドと前記アノードの組は、どちらも1つのグリッドに対して1つのアノードである
ことを特徴とするアナログ増幅用真空管。 The vacuum tube for analog amplification according to any one of claims 1 to 6, wherein
The analog amplification vacuum tube, wherein the grid and the set of anodes are both one anode for one grid.
前記アノードの両方は、平面基板上の同一の面に同じ大きさで形成され、
前記フィラメントは、前記平面基板と平行に、前記アノードの両方と対向する位置に配置され、
前記グリッドのそれぞれは、同じ組の前記アノードと第1所定間隔を有して対向し、前記フィラメントと第2所定間隔を有するように、前記アノードと前記フィラメントとの間に配置され、
前記フィラメントを、2組の前記アノード同士の中間点に対応する位置で固定するフィラメント中間固定部を備える
ことを特徴とする真空管。 A linear filament which emits thermoelectrons, and a vacuum tube having two sets of grids and an anode,
Both of the anodes are formed in the same size on the same surface on a planar substrate,
The filament is disposed parallel to the planar substrate and at a position facing both of the anodes,
Each of the grids is disposed between the anode and the filament so as to face the same set of the anode with a first predetermined spacing and to have the filament and a second predetermined spacing,
A vacuum tube comprising a filament intermediate fixing portion for fixing the filament at a position corresponding to an intermediate point between two sets of the anodes.
前記アノードの両方は、平面基板上の同一の面に形成され、
前記フィラメントは、前記平面基板と平行に、前記アノードの両方と対向する位置に配置され、
前記グリッドのそれぞれは、同じ組の前記アノードと第1所定間隔を有して対向し、前記フィラメントと第2所定間隔を有するように、前記アノードと前記フィラメントとの間に配置され、
前記フィラメントを、2組の前記アノード同士の中間点に対応する位置で固定するフィラメント中間固定部を備え、
前記グリッドと前記アノードの組は、どちらも1つのグリッドに対して1つのアノードである
ことを特徴とする真空管。 A linear filament which emits thermoelectrons, and a vacuum tube having two sets of grids and an anode,
Both of the anodes are formed on the same surface on a planar substrate,
The filament is disposed parallel to the planar substrate and at a position facing both of the anodes,
Each of the grids is disposed between the anode and the filament so as to face the same set of the anode with a first predetermined spacing and to have the filament and a second predetermined spacing,
A filament intermediate fixing portion for fixing the filament at a position corresponding to an intermediate point between the two sets of the anodes;
A vacuum tube, wherein the grid and the set of anodes are both one anode for one grid.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018125986A JP6518369B2 (en) | 2018-07-02 | 2018-07-02 | Analog amplification vacuum tube, vacuum tube |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018125986A JP6518369B2 (en) | 2018-07-02 | 2018-07-02 | Analog amplification vacuum tube, vacuum tube |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015008346A Division JP6393197B2 (en) | 2015-01-20 | 2015-01-20 | Vacuum tube |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018147905A JP2018147905A (en) | 2018-09-20 |
JP6518369B2 true JP6518369B2 (en) | 2019-05-22 |
Family
ID=63592340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018125986A Active JP6518369B2 (en) | 2018-07-02 | 2018-07-02 | Analog amplification vacuum tube, vacuum tube |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6518369B2 (en) |
-
2018
- 2018-07-02 JP JP2018125986A patent/JP6518369B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018147905A (en) | 2018-09-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6248055B2 (en) | Vacuum tube | |
JP5201596B2 (en) | Microphone impedance converter and microphone | |
JP6393197B2 (en) | Vacuum tube | |
JP6518369B2 (en) | Analog amplification vacuum tube, vacuum tube | |
JP2005294262A (en) | Electron emitting element and electron emission display device using the same | |
JP6393391B2 (en) | Analog amplification vacuum tube, vacuum tube | |
JP2000268704A (en) | Field emission display element and its manufacture | |
CN111557039B (en) | Vacuum tube for analog amplification | |
JP4860520B2 (en) | headphone | |
JP6377027B2 (en) | Vacuum tube | |
RU2782346C2 (en) | Vacuum lamp for analogue amplification | |
JP6473258B2 (en) | Vacuum tube for analog amplification | |
KR100193971B1 (en) | Current Modulation Circuit of Electron Beam with Cold Emission Cathode and Display Device Using Same | |
WO2005066999A1 (en) | Photomultiplier tube | |
JP2004259662A (en) | Image display device | |
US2038360A (en) | Electric discharge tube | |
JP2018181416A (en) | Image tube device | |
JPH09199067A (en) | Fluorescent display panel | |
KR20060060485A (en) | Electron emission device | |
KR20060095325A (en) | Electron emission device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180702 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190410 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190416 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190419 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6518369 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |